JP2001246217A - 酸素濃縮装置 - Google Patents

酸素濃縮装置

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JP2001246217A
JP2001246217A JP2000061368A JP2000061368A JP2001246217A JP 2001246217 A JP2001246217 A JP 2001246217A JP 2000061368 A JP2000061368 A JP 2000061368A JP 2000061368 A JP2000061368 A JP 2000061368A JP 2001246217 A JP2001246217 A JP 2001246217A
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adsorption tower
product tank
air
oxygen
pipe
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Hirobumi Watanabe
博文 渡辺
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Ikiken Co Ltd
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Ikiken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減し、機器の信頼性の向上、騒
音の低減、性能向上を可能とする酸素濃縮装置を提供す
る。 【解決手段】 窒素ガスを優先的に吸着する吸着剤2を
充填する吸着塔1と、吸着塔1に空気を供給する空気供
給手段と、吸着塔1の空気を排出する空気排出手段と、
吸着塔1で製造した酸素濃縮空気を貯留する製品タンク
11とを有する酸素濃縮装置であって、円筒型の製品タ
ンク11の内部に円筒型の吸着塔1を内蔵した二重管構
造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素濃縮装置(圧
力変動吸着型酸素濃縮器)の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、酸素濃縮装置としては、酸素選択
透過膜を用いた膜式酸素濃縮器と、窒素ガスを優先的に
吸着する吸着剤を使用した圧力変動吸着型酸素濃縮器が
ある。後者の圧力変動吸着型酸素濃縮器は、窒素ガスを
優先的に吸着する吸着剤を充填した吸着塔にコンプレッ
サで加圧した空気を導入して、吸着剤に窒素ガスを吸着
させて酸素濃縮空気を得るものである(吸着工程).そ
して、この吸着塔で製造した酸素濃縮空気は製品タンク
(バッファタンク)内に貯留される。
【0003】ところで、従来は、このような窒素ガスを
吸着する目的の吸着塔と濃縮された酸素を貯留するため
の製品タンクはそれぞれ別体の独立した構造であるた
め、濃縮装置の筐体に固定する際の固定用のブラケッ
ト、固定バンド、上下の蓋などがそれぞれに必要であ
り、部品点数が多いこと、それに対応して故障も多く発
生しやすいこと等の不具合があった。また、吸着塔内部
では吸着時にコンプレッサからの脈動音がしており、こ
れが騒音の増加につながっていたこと、吸着塔内部の温
度上昇により窒素ガス吸着量が減少し、酸素濃度の低下
を招いていたこと等の不具合もみられた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解決するためになされたものであって、その目的
とするところは、部品点数を削減し、機器の信頼性の向
上、騒音の低減、性能向上を可能とする酸素濃縮装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の酸素濃縮装置は次のように構成してい
る。すなわち、請求項1の発明は、窒素ガスを優先的に
吸着する吸着剤を充填する吸着塔と、該吸着塔に空気を
供給する空気供給手段と、該吸着塔の空気を排出する空
気排出手段と、該吸着塔で製造した酸素濃縮空気を貯留
する製品タンクとを有する酸素濃縮装置において、前記
吸着塔と製品タンクのいずれか一方の内部に他方を内蔵
する。たとえば、製品タンクの内部に吸着塔を内蔵した
り、その反対に吸着塔の内部に製品タンクを内臓する構
成とすることができ、全体としては製品タンクと吸着塔
が二重管構造をなしている。そして、製品タンク及び吸
着塔の外観形状はそれぞれ円筒型とすることも角型(例
えば矩形)とすることもできる。
【0006】また、請求項2の発明は、窒素ガスを優先
的に吸着する吸着剤を充填する吸着塔と、該吸着塔に空
気を供給する空気供給手段と、該吸着塔の空気を排出す
る空気排出手段と、該吸着塔で製造した酸素濃縮空気を
貯留する製品タンクとを有する酸素濃縮装置において、
前記吸着塔と製品タンクとを外接させて一体化構造とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明の酸素濃縮
装置における吸着塔と製品タンクを二重管構造とする構
成を示す概略平面図、図2は本発明の酸素濃縮装置の全
体構成を模式的に示した図、図3は図2における吸着塔
及び製品タンク部分の平面図である。
【0008】本発明の酸素濃縮装置は、円筒型の製品タ
ンク11の内部に同じく円筒型の吸着塔1を内蔵した二
重管構造を構成している。そして、吸着塔1内には吸着
剤2を充填し、配管3〜7を介してコンプレッサ(圧縮
機)8と接続するとともに、第1配管9、第2配管10
を介して製品タンク11に接続している。上記吸着剤2
は、窒素ガスを選択的に吸着するものであればよく、こ
こではゼオライトを使用する。また、製品タンク11内
には、上記吸着剤2とは違う種類の酸素を吸着可能なゼ
オライト14を充填する。
【0009】配管3は、一端を吸着塔1の底部に接続
し、他端を分岐した配管4、7に接続する。配管4は吸
気用の配管5に接続し、配管7は排気用の配管6に接続
する。そして、配管5はコンプレッサ8の吸気側、配管
7はコンプレッサ8の排気側に接続する。さらに、配管
4、7の途中にはそれぞれ自動開閉弁SV4,SV2を
接続する。また、配管5と配管4の接続部より吸気口1
2側に自動開閉弁5を接続し、配管6と配管7の接続部
より排気口13側に自動開閉弁SV1を接続する。
【0010】また、第1配管9は途中に第1自動開閉弁
SV3を接続し、第2配管10は途中に第2自動開閉弁
SV6を接続し、第1配管9を第2配管10に比べて製
品タンク11内に深く挿入している。このような装置に
おいて、自動開閉弁SV2,SV5を開き、自動開閉弁
SV1,SV4を閉じて、コンプレッサ8を作動する
と、配管3を介して吸着塔1内に空気(原料ガス)を供
給する空気供給手段が作動する。また、自動開閉弁SV
2,SV5を閉じ、自動開閉弁SV1,SV4を開い
て、コンプレッサ8を作動すると、配管3を介して吸着
塔1内のガスが排出する空気排出手段が作動する。
【0011】次に、上記酸素濃縮装置の動作について説
明する。まず、自動開閉弁SV2,SV3,SV5を開
き、SV1,SV4,SV6を閉じて空気供給手段を形
成し、運転を開始すると、配管3を通り空気が吸着塔1
に供給され、ここで窒素ガスが吸着剤2に吸着され、吸
着塔1で製造された酸素濃縮空気が第1配管9を通じて
製品タンク11に供給される(酸素濃縮空気供給第一工
程)。この酸素濃縮空気が自動開閉弁SV7を接続した
配管15より排出される。
【0012】しかし、この状態が続くと吸着塔1内の圧
力スピードが鈍くなり、次第に吸着剤2は窒素ガスを吸
着しなくなり、酸素濃度が低下することになるため、こ
の低下する前に、次の窒素ガス吸着工程に移行する。す
なわち、第1自動開閉弁SV3を閉じて(SV2,SV
5は開、SV1,SV4、SV6は閉のままである)、
配管3を通じて供給される空気を吸着塔1内の吸着剤2
と充分に接触させる。この窒素ガス吸着工程では、配管
3より吸着塔1に空気が供給されるが、吸着塔1から製
品タンク11に向けて酸素濃縮空気は排出されないの
で、空気が充分吸着剤2と接触し窒素ガスを吸着でき
る。
【0013】次いで、第2自動開閉弁SV6を開き(S
V2,SV5は開、SV1,SV3、SV4は閉のまま
である)、第2配管10を通じて吸着塔1で製造された
酸素濃縮空気が製品タンク11に供給される(酸素濃縮
空気供給第二工程)。第2配管10は、製品タンク11
内の吸着剤14の上部に開口しているので、製品タンク
11に供給されたばかりの酸素濃縮空気が配管15より
排出されることになる。その後、自動開閉弁SV5を閉
じる(SV2,SV6は開、SV1,SV3,SV4は
閉のままである)。
【0014】上記工程が終わると、自動開閉弁SV1,
SV4を開き、SV2,SV3,SV5,SV6を閉じ
て、脱着工程に移行する。吸着塔1内のガスが配管3、
5、6を通り排気口13より排出される。そして、吸着
塔1内の吸着剤2に吸着されていた窒素ガスが排出さ
れ、吸着剤2の窒素ガス吸着能が回復する。以上、吸着
工程、脱着工程を繰り返して酸素濃縮空気を製造する。
【0015】本発明の酸素濃縮装置は、上述したよう
に、製品タンク11の内部に吸着塔1を内蔵した二重管
構造としているため、装置筐体に固定する際に必要な部
品点数を減らすことができ、それに対応して故障も少な
くでき、信頼性を向上させることができる。また、この
ような二重管構造とすることにより、吸着塔1内部で起
こるコンプレッサからの脈動音による騒音を低減するこ
とができる。さらに、二重管構造とすることで、放熱効
果が高まり、吸着塔1内部の温度上昇による窒素ガス吸
着能の低下を抑え、性能の向上を図ることができる。
【0016】なお、上述の実施形態では、吸着塔1及び
製品タンク11のいずれも円筒型に構成されているが、
勿論これに限定する必要はなく、たとえば図4に示すよ
うに、両者を角型(矩形)に構成しても構わない。ま
た、両者の形状がそれぞれ異なっていても構わない。ま
た、上述の実施形態では、製品タンク11の内部に吸着
塔1を内蔵する構成としているが、これとは反対に、吸
着塔1の内部に製品タンク11を内蔵する構成とするこ
とも可能である。
【0017】図5は本発明の別の実施形態を示すもの
で、上述の製品タンク11と吸着塔1を外接させて一体
化構造とする構成を示す概略平面図である。このような
一体化構造とする方法としては、製品タンク11と吸着
塔1を最初から一体で成形する方法と、製品タンク11
と吸着塔1を溶接する方法などがある。この場合、製品
タンク11と吸着塔1の形状はそれぞれ円筒型でも角型
でも構わない。
【0018】このように製品タンク11と吸着塔1を一
体化構造とすることにより、前述の実施形態と同様に、
装置筐体に固定する際の必要な部品点数を減らすことが
でき、それに対応して故障も少なくでき、信頼性を向上
させることができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の酸
素濃縮装置によれば、製品タンクと吸着塔のいずれか一
方の内部に他方を内蔵した二重管構造としているため、
装置筐体に固定する際に必要な部品点数を減らすことが
でき、それに対応して故障も少なくでき、その結果装置
の信頼性を向上させることができる。
【0020】また、このような二重管構造とすることに
より、吸着塔内部で起こるコンプレッサからの脈動音に
よる騒音を低減することができる。また、二重管構造と
することにより、放熱効果が高まり、吸着塔内部の温度
上昇による窒素ガス吸着能の低下を抑え、性能の維持向
上を図ることが可能になる。さらには、使用部品点数削
減に伴う作業工数の低減によるコストダウンと機器スペ
ースの有効活用による小型化を達成することができる。
【0021】また一方、製品タンクと吸着塔を外接させ
て一体化構造とすることにより、装置筐体に固定する際
に必要な部品点数を減らすことができ、それに対応して
故障も少なくでき、装置の信頼性を向上させることが可
能になるとともに、作業工数の低減によるコストダウン
を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酸素濃縮装置における吸着塔と製品タ
ンクを二重管構造とする構成を示す概略平面図である。
【図2】本発明の酸素濃縮装置の全体構成を模式的に示
した図である。
【図3】図2における吸着塔及び製品タンク部分の平面
図である。
【図4】吸着塔と製品タンクの形状を矩形とし、なお且
つ二重管構造とする構成を示す概略平面図である。
【図5】本発明の別の実施形態を示す概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1 吸着塔 2 窒素ガス吸着剤 3〜7、9、10、15 配管 8 コンプレッサ 11 製品タンク 12 吸気口 13 排気口 14 酸素ガス吸着剤 SV1〜SV2 自動開閉弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素ガスを優先的に吸着する吸着剤を充
    填する吸着塔と、該吸着塔に空気を供給する空気供給手
    段と、該吸着塔の空気を排出する空気排出手段と、該吸
    着塔で製造した酸素濃縮空気を貯留する製品タンクとを
    有する酸素濃縮装置において、前記吸着塔と製品タンク
    のいずれか一方の内部に他方を内蔵したことを特徴とす
    る酸素濃縮装置。
  2. 【請求項2】 窒素ガスを優先的に吸着する吸着剤を充
    填する吸着塔と、該吸着塔に空気を供給する空気供給手
    段と、該吸着塔の空気を排出する空気排出手段と、該吸
    着塔で製造した酸素濃縮空気を貯留する製品タンクとを
    有する酸素濃縮装置において、前記吸着塔と製品タンク
    とを外接させて一体化構造としたことを特徴とする酸素
    濃縮装置。
JP2000061368A 2000-03-07 2000-03-07 酸素濃縮装置 Withdrawn JP2001246217A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006166998A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Fukuda Denshi Co Ltd 吸着式ガス生成装置
JP2010110466A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Fukuda Denshi Co Ltd 酸素濃縮器

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JP4579666B2 (ja) * 2004-12-13 2010-11-10 フクダ電子株式会社 吸着式ガス生成装置
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