JP2001244415A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JP2001244415A
JP2001244415A JP2000053511A JP2000053511A JP2001244415A JP 2001244415 A JP2001244415 A JP 2001244415A JP 2000053511 A JP2000053511 A JP 2000053511A JP 2000053511 A JP2000053511 A JP 2000053511A JP 2001244415 A JP2001244415 A JP 2001244415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
current
abnormal
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000053511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4262856B2 (ja
Inventor
Toshinori Iwata
俊典 岩田
Manabu Ota
学 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pacific Engineering Corp
Original Assignee
Pacific Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pacific Engineering Corp filed Critical Pacific Engineering Corp
Priority to JP2000053511A priority Critical patent/JP4262856B2/ja
Publication of JP2001244415A publication Critical patent/JP2001244415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4262856B2 publication Critical patent/JP4262856B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電流の異常な外部回路に対する通電を遮断する
ことができる半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】外部スイッチ入力回路25に外部からの入
力信号が入力されると、所定の入力信号に基づいて、所
定の外部回路に対する通電が許容或いは通電が遮断さ
れ、その外部回路に流れる電流が電流モニタ回路22に
て検出される。そして、その電流の異常が異常検出判断
回路23にて検出されると、その電流の異常な外部回路
に対する通電がMOSドライバ・チャージポンプ回路2
4にて遮断される。各回路21〜26を含めた全体がワ
ンチップ化(カスタムIC)されて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車には回路の短絡時等に
流れる異常電流からヘッドランプ等の負荷や回路素子等
を保護するために、電源と負荷との間にヒューズ等の異
常電流保護装置が設けられている。この自動車用のヒュ
ーズの例として、米国特許第4023264号明細書に
て開示された形態のブレード型ヒューズがある。ブレー
ド型ヒューズは自動車の電気系統中に多数使用されてお
り、多くの場合、スローブロー特性(瞬間的な異常電流
によってはヒューズの溶断は起こらないが、異常電流が
所定時間以上継続して流れると溶断する特性)を備えて
いる。従って、回路上で連続的に大電流が流れる所謂デ
ッドショートが発生した場合、ブレード型ヒューズが溶
断することによって負荷等を保護できる。
【0003】図5は、ブレード型ヒューズを備えた自動
車のヘッドライト駆動装置の一例である。ヘッドライト
駆動装置71において、ライトコントロールスイッチ部
72がOFFモードである場合には、図5に示すよう
に、ヘッドスイッチ73及びフラッシュスイッチ75が
いずれも「開」状態となる。従って、ヘッドランプリレ
ー81のコイル82は励磁されず、ヘッドライト85の
ランプ86、87及びヘッドライト88のランプ89、
90はいずれも点灯しない。
【0004】一方、ライトコントロールスイッチ部72
をLOモードにすると、ヘッドスイッチ73が「閉」状
態、且つ、切替スイッチ74の可動接点74aがLO側
固定接点74bに接続される。従って、コイル82が励
磁され、ランプ86、89が点灯する。又、ライトコン
トロールスイッチ部72をHIモードにすると、ヘッド
スイッチ73が「閉」状態、且つ、切替スイッチ74の
可動接点74aがHI側固定接点74cに接続される。
従って、コイル82が励磁され、ランプ87、90が点
灯する。
【0005】さらに、ライトコントロールスイッチ部7
2をFLSHモードにすると、フラッシュスイッチ75
が「閉」状態、且つ、切替スイッチ74の可動接点74
aがHI側固定接点74cに接続される。従って、フラ
ッシュスイッチ75が「閉」状態となっている間、コイ
ル82が励磁され、その間、ランプ87、90が点灯す
る。
【0006】尚、何らかの理由により、装置71内でデ
ッドショートが発生すると、ブレード型ヒューズ83、
84が溶断するため、電線等が保護される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ヘッドライ
ト駆動装置71内でデッドショートが発生した場合に
は、ヒューズ83、84が溶断して同装置71内の電線
等を保護することができるが、デッドショートではな
く、断続的に異常電流が流れる所謂レアショートが発生
した場合には、ヒューズ83、84が溶断しないことが
ある。即ち、レアショートの場合、断続的に流れる異常
電流によるジュール熱によってヒューズの溶断部の温度
が上昇するするものの、電流は断続的にしか流れないた
め、溶断部が溶断に至らない状態で温度が飽和してしま
う。このような場合、装置71内の電線等に断続的では
あるが許容値を超える短絡電流が流れることになる。
【0008】本発明の目的は、電流の異常な外部回路に
対する通電を遮断することができる半導体集積回路装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、外部からの入力信号が入力され
る入力手段と、所定の入力信号に基づいて通電が許容或
いは通電が遮断される所定の外部回路に流れる電流を検
出する電流検出手段と、前記電流検出手段にて検出され
た電流が異常か否かを検出する異常検出手段と、前記異
常検出手段にて電流の異常が検出された際に、その電流
の異常な外部回路に対する通電を遮断するとともに、異
常が検出されない場合には、対応する外部回路の通電を
許容する通電制御手段とを備え、全体がワンチップ化さ
れて構成されていることを要旨としている。従って、請
求項1の発明では、外部からの入力信号が入力手段に入
力されると、所定の入力信号に基づいて所定の外部回路
に対して通電が許容或いは通電が遮断され、その外部回
路に流れる電流が電流検出手段にて検出される。そし
て、その電流の異常が異常検出手段にて検出されると、
その電流の異常な外部回路に対する通電が通電制御手段
にて遮断される。一方、異常が検出されない場合には、
対応する外部回路の通電が許容される。前記各手段を含
めた当該半導体集積回路装置全体がワンチップ化されて
構成されている。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の発明
において、前記入力手段に入力される外部からの入力信
号は、前記異常検出手段の検出動作をリセットし得るリ
セットトリガ信号を含み、前記リセットトリガ信号に基
づいて、前記異常検出手段の検出動作をリセットするリ
セット手段を備えたことを要旨としている。従って、請
求項2の発明では、前記請求項1の発明の作用に加え
て、入力手段にリセットトリガ信号が入力されると、リ
セット手段によって異常検出手段の検出動作がリセット
される。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の発明において、前記電流検出手段にて検出され
た電流に応じた電流検出信号を外部に出力可能に構成さ
れてなることを要旨としている。従って、請求項3の発
明では、前記請求項1又は請求項2の発明の作用に加え
て、所定の外部回路に流れる電流が電流検出手段にて検
出され、その検出された電流の異常或いは正常に関わら
ず、その電流に応じた電流検出信号が外部に出力され
る。
【0012】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
うち何れか一項に記載の発明において、前記異常検出手
段にて電流の異常が検出された際に、その電流の異常な
外部回路における回路情報信号と異常情報信号とを出力
する出力手段を備えたことを要旨としている。従って、
請求項4の発明では、前記請求項1〜請求項3のうち何
れか一項の発明の作用に加えて、異常検出手段にて電流
の異常が検出されると、その電流の異常な外部回路にお
ける回路情報信号と異常情報信号とが出力手段から出力
される。
【0013】請求項5の発明は、請求項1〜請求項4の
うち何れか一項に記載の発明において、外部からの報知
信号の有無に基づいて、当該半導体集積回路装置の機能
を強制的に停止させる強制停止手段を備えたことを要旨
としている。従って、請求項5の発明では、前記請求項
1〜請求項4のうち何れか一項の発明の作用に加えて、
外部からの報知信号の有無に基づいて、強制停止手段に
て当該半導体集積回路装置の機能が強制的に停止され
る。
【0014】請求項6の発明は、請求項1〜請求項5の
うち何れか一項に記載の発明において、当該半導体集積
回路装置内の内部回路の作動状態を監視し、異常である
と判断したとき、同装置の機能を強制的に停止させる内
部監視手段を備えたことを要旨としている。従って、請
求項6の発明では、前記請求項1〜請求項5のうち何れ
か一項の発明の作用に加えて、当該半導体集積回路装置
内の内部回路の作動状態が内部監視手段にて監視され、
その作動状態が異常である場合には、内部監視手段にて
同装置の機能が強制的に停止される。
【0015】請求項7の発明は、請求項1〜請求項6の
うち何れか一項に記載の発明において、外部からの制御
信号を入力し、前記通電制御手段にその制御信号に基づ
く出力信号を出力する外部制御信号入力手段を備えたこ
とを要旨としている。従って、請求項7の発明では、前
記請求項1〜請求項6のうち何れか一項の発明の作用に
加えて、外部からの制御信号が外部制御信号入力手段に
入力されると、その制御信号に基づく出力信号が外部制
御信号入力手段から通電制御手段に出力される。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明の
第1実施形態を図面に従って説明する。図1は自動車用
のヘッドライトを点灯又は消灯させるヘッドライト駆動
制御装置の電気的構成を示す電気回路図である。
【0017】図1において、ヘッドライト駆動制御装置
1のレアショート検出器2は、検出部3、判断部4、制
御部5を備え、イグニッション(IG)スイッチ6、ラ
イトコントロールスイッチ部7、右側ヘッドライト8、
左側ヘッドライト9に対して設けられている。IGスイ
ッチ6は、可動接点6aが接地され、固定接点6bが判
断部4の「IG1」端子に接続されている。そして、I
Gスイッチ6は、図1に示す可動接点6aが固定接点6
bに接続されていないとき(例えば、降車に伴うオフ操
作を行ったとき)には、Hレベルの「IG1 IN」信
号(オフ信号)を、又、可動接点6aが固定接点6bに
接続される(例えば、乗車に伴うオン操作を行ったと
き)と、Lレベルの「IG1 IN」信号(オン信号)
を「IG1」端子に出力する。
【0018】ライトコントロールスイッチ部7は、複数
のスイッチ(ヘッドスイッチ11、切替スイッチ12、
フラッシュスイッチ13)を備えている。ヘッドスイッ
チ11は、可動接点11aが接地され、固定接点11b
が判断部4の「SW1」端子に接続されている。そし
て、ヘッドスイッチ11は、図1に示す可動接点11a
が固定接点11bに接続されていないときには、Hレベ
ルの「HEAD」信号を、又、可動接点11aが固定接
点11bに接続されると、Lレベルの「HEAD」信号
を「SW1」端子に出力する。
【0019】切替スイッチ12は、可動接点12aが接
地され、LO側固定接点12bが判断部4の「SW2」
端子に接続され、HI側固定接点12cが判断部4の
「SW3」端子に接続されている。そして、切替スイッ
チ12は、図1に示す可動接点12aがLO側固定接点
12bに接続されているときには、Lレベルの「LO」
信号を「SW2」端子に出力し、Hレベルの「HI」信
号を「SW3」端子に出力する。一方、切替スイッチ1
2は、可動接点12aがHI側固定接点12cに接続さ
れると、Hレベルの「LO」信号を「SW2」端子に出
力し、Lレベルの「HI」信号を「SW3」端子に出力
する。
【0020】フラッシュスイッチ13は、可動接点13
aが接地され、第1固定接点13bが判断部4の「SW
4」端子に接続され、第2固定接点13cが前記切替ス
イッチ12のHI側固定接点12cに接続されている。
そして、フラッシュスイッチ13は、図1に示す可動接
点13aが第1及び第2固定接点13b、13cのどち
らにも接続されていないときには、Hレベルの「HI」
信号を「SW3」端子に出力し、Hレベルの「FLS
H」信号を「SW4」端子に出力する。一方、フラッシ
ュスイッチ13は、可動接点13aが第1及び第2固定
接点13b、13cの両方に接続されると、Lレベルの
「HI」信号を「SW3」端子に出力し、Lレベルの
「FLSH」信号を「SW4」端子に出力する。
【0021】前記ライトコントロールスイッチ部7は、
OFFモード、LOモード、HIモード、FLSHモー
ドの各モードに設定変更可能となっている。ライトコン
トロールスイッチ部7がOFFモードに設定されている
ときには、図1に示すように、可動接点11aが固定接
点11bに対して開放され、可動接点12aがLO側固
定接点12b又はHI側固定接点12cのどちらかに接
続され、可動接点13aが第1及び第2固定接点13
b、13cのどちらに対しても開放されている。尚、図
1においては、可動接点12aがLO側固定接点12b
に接続された状態を図示している。従って、図1に示す
OFFモード時には、判断部4の「SW1」端子〜「S
W4」端子に、それぞれHレベルの「HEAD」信号
(オフ信号)、Lレベルの「LO」信号(オン信号)、
Hレベルの「HI」信号(オフ信号)、Hレベルの「F
LSH」信号(オフ信号)が入力される。
【0022】一方、ライトコントロールスイッチ部7が
LOモードに設定変更されると、可動接点11aが固定
接点11bに接続され、可動接点12aがLO側固定接
点12bに接続され、可動接点13aが第1及び第2固
定接点13b、13cのどちらに対しても開放される。
従って、LOモード時には、「SW1」端子〜「SW
4」端子に、それぞれLレベルの「HEAD」信号(オ
ン信号)、Lレベルの「LO」信号(オン信号)、Hレ
ベルの「HI」信号(オフ信号)、Hレベルの「FLS
H」信号(オフ信号)が入力される。
【0023】又、ライトコントロールスイッチ部7がH
Iモードに設定変更されると、可動接点11aが固定接
点11bに接続され、可動接点12aがHI側固定接点
12cに接続され、可動接点13aが第1及び第2固定
接点13b、13cのどちらに対しても開放される。従
って、HIモード時には、「SW1」端子〜「SW4」
端子に、それぞれLレベルの「HEAD」信号(オン信
号)、Hレベルの「LO」信号(オフ信号)、Lレベル
の「HI」信号(オン信号)、Hレベルの「FLSH」
信号(オフ信号)が入力される。
【0024】さらに、ライトコントロールスイッチ部7
がFLSHモードに設定変更されると、可動接点11a
が固定接点11bに対して開放され、可動接点12aが
LO側固定接点12b又はHI側固定接点12cのどち
らかに接続され、可動接点13aが第1及び第2固定接
点13b、13cの両方に接続される。従って、FLS
Hモード時には、「SW1」端子〜「SW4」端子に、
それぞれHレベルの「HEAD」信号(オフ信号)、L
レベル又はHレベルの「LO」信号(オン信号又はオフ
信号)、Lレベルの「HI」信号(オン信号)、Lレベ
ルの「FLSH」信号(オン信号)が入力される。
【0025】右側ヘッドライト8は、通電されると所定
の明るさで点灯するLO側ランプ8aとHI側ランプ8
bとを備えている。LO側ランプ8aとHI側ランプ8
bとは、ワット数は同じであるが、各々の光軸を調整す
ることにより、LO側ランプ8aよりもHI側ランプ8
bの方が明るく点灯しているように見えるようになって
いる。LO側ランプ8aの一方の端子は制御部5の第1
半導体リレーTR1のソースSに接続され、他方の端子
は接地されている。HI側ランプ8bの一方の端子は第
2半導体リレーTR2のソースSに接続され、他方の端
子は接地されている。
【0026】一方、左側ヘッドライト9は、通電される
と所定の明るさで点灯するLO側ランプ9aとHI側ラ
ンプ9bとを備えている。LO側ランプ9aとHI側ラ
ンプ9bとは、ワット数は同じであるが、各々の光軸を
調整することにより、LO側ランプ9aよりもHI側ラ
ンプ9bの方が明るく点灯しているように見えるように
なっている。又、LO側ランプ9aと前記LO側ランプ
8aとは、ワット数が同じであり、且つ、同じ明るさで
点灯しているように見えるようになっている。又、HI
側ランプ9bと前記HI側ランプ8bとは、ワット数が
同じであり、且つ、同じ明るさで点灯しているように見
えるようになっている。LO側ランプ9aの一方の端子
は第3半導体リレーTR3のソースSに接続され、他方
の端子は接地されている。HI側ランプ9bの一方の端
子は第4半導体リレーTR4に接続され、他方の端子は
接地されている。
【0027】レアショート検出器2の検出部3は第1〜
第4電流センサ(本実施形態ではいずれもヒューズ機能
付センサ)F1〜F4を備えている。半導体集積回路装
置としての判断部4は、図2に示すように、電源回路2
1、電流モニタ回路22、異常検出判断回路23、MO
Sドライバ・チャージポンプ回路24、外部スイッチ入
力回路25、リセット回路26を備え、各回路21〜2
6を含めた全体がワンチップ化(カスタムIC)されて
構成されている。制御部5は第1〜第4半導体リレー
(本実施形態ではいずれもFET)TR1〜TR4を備
えている。
【0028】バッテリ電源の+端子とLO側ランプ8a
との間には第1電流センサF1及び第1半導体リレーT
R1のドレインD・ソースSが直列に接続され、前記+
端子とHI側ランプ8bとの間には第2電流センサF2
及び第2半導体リレーTR2のドレインD・ソースSが
直列に接続されている。又、前記+端子とLO側ランプ
9aとの間には第3電流センサF3及び第3半導体リレ
ーTR3のドレインD・ソースSが直列に接続され、前
記+端子とHI側ランプ9bとの間には第4電流センサ
F4及び第4半導体リレーTR4のドレインD・ソース
Sが直列に接続されている。
【0029】各電流センサF1〜F4の+側端子はそれ
ぞれ判断部4の「+S1」端子〜「+S4」端子に接続
され、各−側端子はそれぞれ「−S1」端子〜「−S
4」端子に接続されている。一方、各半導体リレーTR
1〜TR4のゲートGはそれぞれ判断部4の「MOS
1」端子〜「MOS4」端子に接続されている。尚、バ
ッテリ電源の+端子は判断部4の「+B」端子に接続さ
れ、バッテリ電源の−端子(図1ではグラウンドの図記
号で図示)は判断部4の「GND」端子に接続されてい
る。
【0030】次に図2を用いて判断部4について説明す
る。電源回路21は「+B」端子に接続され、バッテリ
からの電力を各回路22〜26に供給し、その電力に基
づいて各回路22〜26を作動させるためのものであ
る。
【0031】電流検出手段としての電流モニタ回路22
は、「+S1」端子〜「+S4」端子、「−S1」端子
〜「−S4」端子に接続され、回路毎(前記各電流セン
サF1〜F4毎)に差動増幅回路(全部で4つ)を備え
ている。各差動増幅回路は、それぞれに対応する各電流
センサF1〜F4の両端(F1の場合、その+側端子と
−側端子)からそれぞれの部位の電位を入力し、それら
の差、即ち、電流センサ両端電圧を増幅し、それを電圧
信号として回路毎に異常検出判断回路23に出力する。
尚、各電圧信号は、電流センサ自身のインピーダンスと
電流センサに流れる電流の電流値、及び差動増幅回路の
増幅率により決定され、詳しくは電流値と比例関係にあ
るため、この電圧信号の大きさを知ることで電流値の大
きさを知ることができる。
【0032】異常検出手段としての異常検出判断回路2
3は、CPU、ROM、RAM、さらに回路毎に比較回
路(全部で4つ)を備えている。各比較回路は、それぞ
れに対応する回路の電圧信号が、レアショート判定を行
うための所定の電圧閾値よりも大きいか否かを比較し、
その比較結果をCPUに出力する。CPUは、ROMに
格納された「異常検出判断制御プログラム」に従って、
各電流センサに流れる電流の特性値が、予めROMに記
憶した基準特性値よりも大きいか否かの判定を行い、回
路毎の判定結果をMOSドライバ・チャージポンプ回路
24に出力する。
【0033】即ち、電流センサに流れる電流の特性値
が、前記基準特性値以下の場合(正常時)には、CPU
は、MOSドライバ・チャージポンプ回路24におけ
る、正常回路に対応する半導体リレー駆動回路(後述す
る)に電流正常信号を出力する。一方、電流センサに流
れる電流の特性値が、前記基準特性値よりも大きい場合
(異常時)には、CPUは、MOSドライバ・チャージ
ポンプ回路24における、異常回路に対応する半導体リ
レー駆動回路に電流異常信号を出力する。
【0034】本実施形態における特性値とは、各電流セ
ンサF1〜F4に流れる電流の電流値の大きさ、その電
流値の大きさが異常レベルである場合における異常レベ
ル継続時間、電流値の大きさが異常レベルである場合に
おける所定時間当たりのオン時間の割合(DUTY
比)、電流値の大きさが異常レベルである場合における
所定時間当たりの異常レベル通過回数をいう。
【0035】入力手段としての外部スイッチ入力回路2
5は、「IG1」端子、「SW1」端子〜「SW4」端
子に接続され、IGスイッチ6が乗車に伴ってオン操作
されて、「IG1 IN」信号がHレベルからLレベル
に切り替わると、リセット回路26に「IG1」信号を
出力する。リセット手段としてのリセット回路26は
「IG1」信号を入力すると、異常検出判断回路23に
リセット信号を出力することで、異常検出判断回路23
の上記判定処理(検出動作)をリセットする。
【0036】一方、外部スイッチ入力回路25は、ライ
トコントロールスイッチ部7が操作されて、各スイッチ
11〜13から「HEAD」信号、「LO」信号、「H
I」信号、「FLSH」信号を入力すると、各信号のレ
ベル(Hレベル又はLレベル)の組み合わせに応じて、
ライトコントロールスイッチ部7のモード(OFFモー
ド等)を判定する。そして、そのモードに応じて、MO
Sドライバ・チャージポンプ回路24の各半導体リレー
駆動回路(後述する)に、スイッチオン信号又はスイッ
チオフ信号を出力する。
【0037】通電制御手段としてのMOSドライバ・チ
ャージポンプ回路24は、「MOS1」端子〜「MOS
4」端子に接続され、回路毎に半導体リレー駆動回路
(全部で4つ)を備えている。各半導体リレー駆動回路
は、それぞれに対応する各半導体リレーTR1〜TR4
のゲートGに駆動許可信号或いは駆動停止信号を出力す
る。即ち、外部スイッチ入力回路25からスイッチオフ
信号を入力した場合には、異常検出判断回路23からの
電流正常信号或いは電流異常信号に関係なく、半導体リ
レー駆動回路は、それに対応する半導体リレーのゲート
Gに駆動停止信号を出力する。この駆動停止信号は、図
示しないチャージポンプによる昇圧が停止されている際
の電圧(略0V)であり、ゲートGに駆動停止信号が入
力されると、その半導体リレーはオフ作動する。
【0038】一方、外部スイッチ入力回路25からスイ
ッチオン信号を入力し、且つ、異常検出判断回路23か
ら電流正常信号を入力した場合には、半導体リレー駆動
回路は、それに対応する半導体リレーのゲートGに駆動
許可信号を出力する。この駆動許可信号は、前記チャー
ジポンプにより昇圧された所定電圧であり、ゲートGに
駆動許可信号が入力されると、その半導体リレーはオン
作動する。即ち、前記所定電圧は半導体リレーの閾値電
圧(オン電圧)よりも高い電圧とされている。又、外部
スイッチ入力回路25からスイッチオン信号を入力し、
且つ、異常検出判断回路23から電流異常信号を入力し
た場合には、半導体リレー駆動回路は、それに対応する
半導体リレーのゲートGに駆動停止信号を出力する。こ
の場合、前記チャージポンプによる昇圧が停止されて、
半導体リレーのゲートGに駆動停止信号が入力され、そ
の半導体リレーはオフ作動する。
【0039】尚、以下の説明において、第1電流センサ
F1、第1半導体リレーTR1、右側ヘッドライト8の
LO側ランプ8aや、それらに対応する電流モニタ回路
22の差動増幅回路、異常検出判断回路23の比較回
路、MOSドライバ・チャージポンプ回路24の半導体
リレー駆動回路等を含めて第1回路という。一方、第2
電流センサF2、第2半導体リレーTR2、HI側ラン
プ8bや、それらに対応する差動増幅回路、比較回路、
半導体リレー駆動回路等を含めて第2回路という。
【0040】又、第3電流センサF3、第3半導体リレ
ーTR3、左側ヘッドライト9のLO側ランプ9aや、
それらに対応する差動増幅回路、比較回路、半導体リレ
ー駆動回路等を含めて第3回路という。さらに、第4電
流センサF4、第4半導体リレーTR4、HI側ランプ
9bや、それらに対応する差動増幅回路、比較回路、半
導体リレー駆動回路等を含めて第4回路という。
【0041】本実施形態では、「HEAD」信号、「L
O」信号、「HI」信号、「FLSH」信号、「IG1
IN」信号は、それぞれ外部からの入力信号に相当
し、特に「HEAD」信号、「LO」信号、「HI」信
号、「FLSH」信号は、それぞれ所定の入力信号に相
当し、「IG1 IN」信号はリセットトリガ信号に相
当している。一方、第1〜第4回路はそれぞれ所定の外
部回路に相当している。
【0042】次に、上記のように構成したヘッドライト
駆動制御装置1の作用について説明する。まず、ライト
コントロールスイッチ部7がOFFモードに設定されて
いる場合には、例えば、各スイッチ11〜13から判断
部4の「SW1」端子〜「SW4」端子に、それぞれオ
フの「HEAD」信号、オンの「LO」信号、オフの
「HI」信号、オフの「FLSH」信号が出力される。
すると、判断部4の外部スイッチ入力回路25は、各信
号のレベルの組み合わせ(「HEAD」信号から順にH
レベル、Lレベル、Hレベル、Hレベル)から、ライト
コントロールスイッチ部7がOFFモードであると判定
し、MOSドライバ・チャージポンプ回路24における
第1〜第4回路全ての半導体リレー駆動回路にスイッチ
オフ信号を出力する。
【0043】各半導体リレー駆動回路は、それぞれに対
応する各半導体リレーTR1〜TR4のゲートGに駆動
停止信号を出力することでそれらをオフする。従って、
OFFモードにおいては、ランプ8a、8b、9a、9
bがいずれも消灯された状態となる。
【0044】次に、ライトコントロールスイッチ部7が
LOモードに設定された場合には、各スイッチ11〜1
3から「SW1」端子〜「SW4」端子に、それぞれオ
ンの「HEAD」信号、オンの「LO」信号、オフの
「HI」信号、オフの「FLSH」信号が出力される。
外部スイッチ入力回路25は、各信号のレベルの組み合
わせ(「HEAD」信号から順にLレベル、Lレベル、
Hレベル、Hレベル)から、LOモードであると判定
し、第1及び第3回路の半導体リレー駆動回路にスイッ
チオン信号を出力するとともに、第2及び第4回路の半
導体リレー駆動回路にスイッチオフ信号を出力する。
【0045】第1及び第3回路の半導体リレー駆動回路
は、それぞれ第1及び第3半導体リレーTR1、TR3
のゲートGに駆動許可信号を出力することでそれらをオ
ンする。一方、第2及び第4回路の半導体リレー駆動回
路は、それぞれ第2及び第4半導体リレーTR2、TR
4のゲートGに駆動停止信号を出力することでそれらを
オフする。従って、LOモードにおいては、ランプ8
a、9aが通電されて点灯され、且つ、ランプ8b、9
bが消灯された状態となる。
【0046】次に、ライトコントロールスイッチ部7が
HIモードに設定された場合には、各スイッチ11〜1
3から「SW1」端子〜「SW4」端子に、それぞれオ
ンの「HEAD」信号、オフの「LO」信号、オンの
「HI」信号、オフの「FLSH」信号が出力される。
外部スイッチ入力回路25は、各信号のレベルの組み合
わせ(「HEAD」信号から順にLレベル、Hレベル、
Lレベル、Hレベル)から、HIモードであると判定
し、第2及び第4回路の半導体リレー駆動回路にスイッ
チオン信号を出力するとともに、第1及び第3回路の半
導体リレー駆動回路にスイッチオフ信号を出力する。
【0047】第2及び第4回路の半導体リレー駆動回路
は、それぞれ第2及び第4半導体リレーTR2、TR4
のゲートGに駆動許可信号を出力することでそれらをオ
ンする。一方、第1及び第3回路の半導体リレー駆動回
路は、それぞれ第1及び第3半導体リレーTR1、TR
3のゲートGに駆動停止信号を出力することでそれらを
オフする。従って、HIモードにおいては、ランプ8
b、9bが通電されて点灯され、且つ、ランプ8a、9
aが消灯された状態となる。
【0048】次に、ライトコントロールスイッチ部7が
FLSHモードに設定された場合には、例えば、各スイ
ッチ11〜13から「SW1」端子〜「SW4」端子
に、それぞれオフの「HEAD」信号、オンの「LO」
信号、オンの「HI」信号、オンの「FLSH」信号が
出力される。外部スイッチ入力回路25は、各信号のレ
ベルの組み合わせ(「HEAD」信号から順にHレベ
ル、Lレベル、Lレベル、Lレベル)から、FLSHモ
ードであると判定する。そして、オンの「FLSH」信
号が出力されている間(可動接点13aが第1固定接点
13bに接続されている間)、第1〜第4回路全ての半
導体リレー駆動回路にスイッチオン信号を出力する。
【0049】各半導体リレー駆動回路は、可動接点13
aが第1固定接点13bに接続されている間、それぞれ
第1〜第4半導体リレーTR1〜TR4のゲートGに駆
動許可信号を出力することでそれらをオンする。従っ
て、FLSHモードにおいては、可動接点13aが第1
固定接点13bに接続されている間、ランプ8a、8
b、9a、9bがいずれも点灯された状態となる。
【0050】次に異常検出判断回路23がレアショート
判定を行うことに伴う作用について説明する。上記した
ように、ライトコントロールスイッチ部7が前記各モー
ドに設定されると、そのモード毎に第1〜第4回路のう
ち所定の回路に対する通電が許容され、他の回路に対す
る通電が遮断される。尚、ここではライトコントロール
スイッチ部7がLOモードに設定され、第1及び第3回
路に対する通電が許容され、第2及び第4回路に対する
通電が遮断されていることとする。
【0051】すると、各回路の電流センサに電流が流れ
る。即ち、第1及び第3回路の電流センサには、例え
ば、ランプ8a、9aの負荷電流に相当する電流が流
れ、第2及び第4回路の電流センサには電流が流れない
(即ち、電流値ゼロとなる)。すると、その電流に応じ
た電流センサ両端電圧が電流モニタ回路22に入力さ
れ、さらにその電流の特性値が正常であるかそれとも異
常であるかの判定が異常検出判断回路23にて行われ
る。尚、ここでは第1回路に流れる電流の特性値が異常
であり、それ以外の回路に流れる電流の特性値が正常で
あることとする。
【0052】異常検出判断回路23にて第1回路に流れ
る電流の特性値が異常であると判定されると、即ち、第
1回路に流れる電流がレアショートの異常電流であると
判定されると、異常検出判断回路23のCPUから、M
OSドライバ・チャージポンプ回路24における第1回
路の半導体リレー駆動回路に、電流異常信号が出力され
る。すると、第1回路の半導体リレー駆動回路から第1
半導体リレーTR1のゲートGに駆動停止信号が出力さ
れ、今まで点灯されていたランプ8aが消灯される。即
ち、レアショートの異常電流が流れている第1回路に対
する通電が遮断される。
【0053】一方、異常検出判断回路23にて第2〜第
4回路に流れる電流の特性値が正常であると判定される
と、即ち、それらの回路に流れる電流がレアショートの
異常電流ではないと判定されると、異常検出判断回路2
3のCPUから、MOSドライバ・チャージポンプ回路
24における第2〜第4回路の半導体リレー駆動回路
に、電流正常信号が出力される。すると、第2〜第4回
路の半導体リレー駆動回路から第2〜第4半導体リレー
TR2〜TR4のゲートGにそれぞれ駆動許可信号が出
力され、ランプ8b、9a、9bはそのまま継続して点
灯される。
【0054】尚、何らかの理由により第1〜第4回路の
うち少なくともいずれか1つの回路にデッドショートが
発生した場合には、各電流センサF1〜F4にヒューズ
機能付センサを用いているため、デッドショートの異常
電流が流れた異常回路の電流センサが、自身が有するヒ
ューズ機能により溶断し、その回路に対する通電が遮断
される。
【0055】次に、リセット回路26の作用を説明す
る。IGスイッチ6が一旦オフ操作されて降車され、次
回の乗車時にIGスイッチ6がオン操作されると、オン
の「IG1 IN」信号が「IG1」端子を介して外部
スイッチ入力回路25に入力される。すると、外部スイ
ッチ入力回路25からリセット回路26に「IG1」信
号が出力され、それに伴ってリセット回路26から異常
検出判断回路23にリセット信号が出力されることで、
前回の降車に伴うIGスイッチ6のオフ操作前に行われ
た異常検出判断回路23の処理(検出動作)がリセット
される。
【0056】又、上記のように、第1〜第4回路のうち
のいずれか1つ以上の回路に流れる電流の特性値が異常
(レアショートの発生)であったり、デッドショートが
発生した場合には、その異常に対する所定の処置(例え
ば、レアショート発生箇所の電線交換、デッドショート
発生箇所の電線交換、電流センサ(ヒューズ)の交換
等)が施される。
【0057】そして、その処置後、次回自動車に乗車す
る際に、IGスイッチ6がオン操作されると、オンの
「IG1 IN」信号が「IG1」端子を介して外部ス
イッチ入力回路25に入力される。すると、外部スイッ
チ入力回路25からリセット回路26に「IG1」信号
が出力され、それに伴ってリセット回路26から異常検
出判断回路23にリセット信号が出力されることで、前
回の降車(この場合、異常に対する処置を行うための降
車)に伴うIGスイッチ6のオフ操作前に行われた異常
検出判断回路23の処理(検出動作)がリセットされ
る。
【0058】そして、ライトコントロールスイッチ部7
がLOモード等に設定されると、上記と同様にして、再
び異常検出判断回路23にて検出動作が行われる。ここ
で、リセット回路26による異常検出判断回路23のリ
セット動作が行われる前の状態が継続されている場合、
即ち、異常が改善されていない場合には、上記と同様に
して、その回路に対する通電が遮断される。
【0059】従って、本実施形態によれば、以下のよう
な効果を得ることができる。 (1)本実施形態では、外部スイッチ入力回路25、電
流モニタ回路22、異常検出判断回路23、MOSドラ
イバ・チャージポンプ回路24を始めとして他の回路も
含めた全体(本実施形態では電源回路21、リセット回
路26も含まれる)がワンチップ化されて小型化された
カスタムIC(判断部4)によって、電流の異常な回路
に対する通電を遮断することができる。
【0060】(2)本実施形態では、IGスイッチ6か
ら外部スイッチ入力回路25に「IG1 IN」信号が
入力されると、リセット回路26によって異常検出判断
回路23の検出動作がリセットされる。従って、異常検
出判断回路23の検出動作をリセットした後、再度異常
検出判断回路23を検出動作させることで、電流の異常
が改善されたか否かを知ることができる。
【0061】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図3及び図4を参照して説明する。図3は前記第
1実施形態の判断部4に付加機能を追加したヘッドライ
ト駆動制御装置の電気的構成を示す電気回路図である。
【0062】図3において、ヘッドライト駆動制御装置
1のレアショート検出器2は、検出部3、判断部4、制
御部5を備え、マイコン51に対して設けられている。
このマイコン51は、例えば、自動車のジャンクション
ボックス等に設けられ、バッテリ電源から電力が供給さ
れると、発振子52から所定周波数の発振信号を入力す
る。そして、その発振信号に基づく所定の周期で、外部
に「TxD」信号(送信信号)を出力するとともに、外
部から「RxD」信号(受信信号)を入力し、さらに図
示しないタイマから「SCK」信号(クロック信号)を
得る等、公知のマイコン構成とされている。
【0063】尚、本実施形態のヘッドライト駆動制御装
置1は、前記第1実施形態に比較して、判断部4の構
成、判断部4とマイコン51との間で各種信号のやりと
りが可能とされているところが異なっている。従って、
前記第1実施形態の構成と同一又は相当する構成につい
ては同一符号を付して説明を省略する。
【0064】又、図3においては説明の便宜上、以下の
点が省略されている。即ち、各電流センサF1〜F4の
上流に設けられたレアショート検出器2の「CH1 I
N」端子〜「CH4 IN」端子に、それぞれバッテリ
電源の+端子が接続されている点、各半導体リレーTR
1〜TR4のソースSの下流に設けられた「CH1OU
T」端子〜「CH4 OUT」端子に、それぞれランプ
8a、8b、9a、9bが接続されている点が省略され
ている。一方、判断部4の「IG1」端子、「SW1」
端子〜「SW4」端子に、それぞれ各スイッチ6、11
〜13が接続されている点が省略されている。
【0065】図4に示すように、本実施形態の判断部4
(半導体集積回路装置)は、各回路21〜26の他に、
DIAG出力回路27、IC強制停止回路28、外部信
号入力回路29、内部監視回路30を備え、各回路21
〜30を含めた全体がワンチップ化(カスタムIC)さ
れて構成されている。電流モニタ回路22は「OUT
1」端子〜「OUT4」端子に接続され、第1〜第4回
路毎の差動増幅回路にて増幅した電流センサ両端電圧で
ある電圧信号をそれぞれ「I1 OUT」信号〜「I4
OUT」信号として、前記各端子を介してマイコン5
1に出力する。本実施形態では、「I1 OUT」信号
〜「I4 OUT」信号はそれぞれ電流検出信号に相当
している。
【0066】異常検出判断回路23はDIAG出力回路
27と接続され、CPUが第1〜第4回路毎にレアショ
ート判定を行った結果、それが異常であった場合には、
DIAG出力回路27における、異常回路に対応する入
力端子に電流異常信号を出力する。尚、異常検出判断回
路23は、CPUが第1〜第4回路毎にレアショート判
定を行った結果、それが正常であった場合には、DIA
G出力回路27における、正常回路に対応する入力端子
には電流異常信号を出力しない。
【0067】出力手段としてのDIAG出力回路27は
マルチプレックスからなり、「DIAG A」端子、
「DIAG B」端子に接続され、第1〜第4回路毎に
入力端子(全部で4つ)を備えている。DIAG出力回
路27は入力端子を介して電流異常信号を入力すると、
どの回路が異常であるかを示す「DIAG A OU
T」信号を「DIAG A」端子を介して、又、その回
路が異常であることを示す「DIAG B OUT」信
号を「DIAG B」端子を介して、それぞれマイコン
51に出力する。本実施形態では、「DIAG A O
UT」信号は回路情報信号に相当し、「DIAG B
OUT」信号は異常情報信号に相当している。
【0068】マイコン51は、「DIAG A OU
T」信号及び「DIAG B OUT」信号から、どの
回路が異常となっているのかを判断し、どの回路(上記
した異常回路ではなく、異常回路の代替となる正常回
路)であるかを示す「CPU AIN」信号を判断部4
の「SIG A」端子に、又、その回路に適したDUT
Y比を示す「CPU B IN」信号を「SIG B」
端子に出力する。本実施形態では、「CPU A I
N」信号及び「CPU B IN」信号はそれぞれ外部
からの制御信号に相当している。
【0069】外部制御信号入力手段としての外部信号入
力回路29はマルチプレックスからなり、「SIG
A」端子、「SIG B」端子に接続され、第1〜第4
回路毎に出力端子(全部で4つ)を備えている。外部信
号入力回路29は「CPU AIN」信号及び「CPU
B IN」信号を入力すると、異常回路の代替となる
正常回路に対応する出力端子を介して、MOSドライバ
・チャージポンプ回路24における、正常回路に対応す
る半導体リレー駆動回路にMOS制御信号を出力する。
このMOS制御信号は、異常回路の代替となる正常回路
の半導体リレーに対してそれに適したDUTY制御を行
うためのものであり、外部からの制御信号に基づく出力
信号に相当している。
【0070】MOSドライバ・チャージポンプ回路24
の各半導体リレー駆動回路は、第1〜第4回路毎に入力
端子(全部で4つ)を備えている。MOSドライバ・チ
ャージポンプ回路24は入力端子を介してMOS制御信
号を入力すると、そのMOS制御信号を入力した正常回
路に対応する半導体リレー駆動回路から、その正常回路
の半導体リレーのゲートGに、所定のDUTY比で駆動
許可信号を出力する。
【0071】内部監視手段としての内部監視回路30
は、チャージポンプ(図示しない)、第1〜第4半導体
リレーTR1〜TR4、電源回路21等に接続され、そ
れらの出力電圧を入力して、各出力電圧が正常であるか
否かを判断する。詳しくは、各半導体リレーのゲートG
に印加されるべき所定電圧が印加されているか(チャー
ジポンプ出力監視)、各半導体リレーがオン作動される
べきときにオン作動され、オフ作動されるべきときにオ
フ作動されているか(半導体リレーのオープン監視やシ
ョート監視)、所定の電圧が各回路22〜30に印加さ
れているか(電源電圧監視)等、判断部4が正常に機能
すべき状態にあるか否かを判断する。そして、少なくと
もそのいずれか1つ以上が満たされていない場合、即
ち、内部回路の作動状態を監視して、異常であると判断
したとき、カスタムICの機能を強制的に所定時間停止
する。
【0072】強制停止手段としてのIC強制停止回路2
8は「RES」端子に接続され、マイコン51が正常に
作動しているときにマイコン51から入力される「RE
SIN」信号が、マイコン51に異常が発生することで
入力されなくなると、カスタムICの機能を強制的に停
止する。「RES IN」信号は、外部からの報知信号
に相当している。
【0073】次に、上記のように構成したヘッドライト
駆動制御装置1の作用について説明する。尚、ライトコ
ントロールスイッチ部7がOFFモード、LOモード、
HIモード、FLSHモードの各モードに設定された際
のランプ8a、8b、9a、9bの点灯、消灯の状態
は、前記第1実施形態と同様であるため、その説明を省
略する。
【0074】さて、ライトコントロールスイッチ部7が
前記各モードに設定されると、前記第1実施形態と同様
に、そのモード毎に各回路に流れる電流に応じた電流セ
ンサ両端電圧が電流モニタ回路22に入力される。する
と、各回路の差動増幅回路から「OUT1」端子〜「O
UT4」端子を介して、それぞれ「I1 OUT」信号
〜「I4 OUT」信号がマイコン51に出力される。
すると、マイコン51によって「I1 OUT」信号〜
「I4 OUT」信号に基づく各種制御、例えば、異常
検出判断回路23が行うレアショート判定と同様の処理
等が行われる。
【0075】次に異常検出判断回路23によるレアショ
ート判定に伴う作用を説明する。ライトコントロールス
イッチ部7が前記各モードに設定され、そのモード毎に
各回路に流れる電流に応じた電流センサ両端電圧が電流
モニタ回路22から異常検出判断回路23に出力される
と、前記第1実施形態と同様に、各回路に流れる電流の
特性値が正常であるかそれとも異常であるかの判定が異
常検出判断回路23にて行われる。尚、ここでは第1回
路に流れる電流の特性値が異常であり、それ以外の回路
に流れる電流の特性値が正常であることとする。従っ
て、MOSドライバ・チャージポンプ回路24における
第1回路の半導体リレー駆動回路から、第1半導体リレ
ーTR1のゲートGに駆動停止信号が出力され、ランプ
8aは消灯され、又、ランプ9aはそのまま継続して点
灯される。
【0076】本実施形態では、第1回路に流れる電流の
特性値が異常であることに伴い、異常検出判断回路23
からDIAG出力回路27における第1回路の入力端子
に電流異常信号が出力される。尚、それ以外の回路は正
常であるため、DIAG出力回路27における第2〜第
4回路の入力端子には電流異常信号は出力されない。す
ると、DIAG出力回路27(マルチプレックス)か
ら、「DIAG A」端子を介して第1回路であること
を示す「DIAG A OUT」信号が、又、「DIA
G B」端子を介してその第1回路が異常であることを
示す「DIAGB OUT」信号が、それぞれマイコン
51に出力される。
【0077】すると、マイコン51によって第1回路が
異常となっていると判断され、同マイコン51から、異
常である第1回路の代替となる正常な第2回路であるこ
とを示す「CPU A IN」信号が、又、その第2回
路に適したDUTY比を示す「CPU B IN」信号
が、それぞれ外部信号入力回路29の「SIG A」端
子、「SIG B」端子に出力される。
【0078】この第2回路に適したDUTY比は、次の
ようにして設定される。即ち、第1回路が異常となって
LO側ランプ8aが消灯される代わりに、正常な第2回
路のHI側ランプ8bが点灯されるようにする。ここ
で、LO側ランプ8aとHI側ランプ8bとを同じDU
TY比で点灯させた場合、光軸の関係でHI側ランプ8
bの方が明るく点灯しているように見えるため、LO側
ランプ8aの代替としてHI側ランプ8bを点灯させる
場合には、LO側ランプ8aよりも小さなDUTY比で
HI側ランプ8bを点灯させる必要がある。本実施形態
では、LO側ランプ8aの代替としてHI側ランプ8b
を点灯させる場合には、LO側ランプ8aのDUTY比
を100%とすると、HI側ランプ8bのDUTY比は
それより小さい値(例えば、50%)に設定される。
【0079】上記のように、外部信号入力回路29(マ
ルチプレックス)に「CPU AIN」信号、「CPU
B IN」信号が入力されると、外部信号入力回路2
9における第2回路の出力端子から、MOSドライバ・
チャージポンプ回路24における第2回路の半導体リレ
ー駆動回路に、MOS制御信号が出力される。すると、
第2回路の半導体リレー駆動回路から第2半導体リレー
TR2のゲートGに、所定のDUTY比、即ち、上記し
た第2回路に適したDUTY比で駆動許可信号が出力さ
れる。
【0080】従って、LOモードであって、第1回路が
異常、且つ、それ以外の回路が正常である場合には、ラ
ンプ8b(ランプ8aの代替)、ランプ9aが通電され
て点灯され、且つ、ランプ8a(第1回路が異常である
ため消灯)、ランプ9bが消灯された状態となる。この
場合、ランプ8aの代替であるランプ8bは、第1回路
が正常であってランプ8aが点灯されているときと略同
じ明るさで点灯しているように見えることになる。
【0081】次に、第1〜第4回路のいずれかが断線し
ている場合の作用を説明する。尚、ここではライトコン
トロールスイッチ部7がLOモードに設定され、且つ、
第1回路が断線(本実施形態では、ランプ8aの球切
れ)していることとする。
【0082】この場合、ランプ8aの球切れにより第1
回路が断線しているため、第1電流センサF1には電流
が流れない(電流値はゼロ)ことになり、第1電流セン
サF1の両端電圧(ゼロである電流値×第1電流センサ
F1のインピーダンス)はゼロになる。このように、所
定の電流が流れるべき第1電流センサF1に電流が流れ
ていない場合、異常検出判断回路23にて第1回路が断
線していると判断され、DIAG出力回路27における
第1回路の入力端子に電流異常信号が出力される。
【0083】すると、上記したレアショート判定に伴う
作用と同様に、第1回路が異常(レアショート判定の場
合には、第1回路に流れる電流の特性値が異常であるの
に対し、ここでは断線という異常)であることから、ラ
ンプ8aの代替としてランプ8bが点灯される。
【0084】次に、リセット回路26の作用を説明す
る。上記のように、回路にレアショートやデッドショー
トが発生していたり、或いは、回路が断線していたりし
て、その回路が異常である場合には、その異常に対する
所定の処置(例えば、レアショート発生箇所やデッドシ
ョート発生箇所の電線交換、電流センサ(ヒューズ)の
交換、ランプの交換等)が施される。
【0085】そして、その処置後、次回自動車に乗車す
る際に、IGスイッチ6がオン操作されると、前記第1
実施形態と同様に、リセット回路26にて異常検出判断
回路23の検出動作がリセットされる。そして、ライト
コントロールスイッチ部7が前記各モードに設定される
と、上記と同様にして、そのモード毎に再び異常検出判
断回路23にて検出動作が行われる。ここで、リセット
回路26による異常検出判断回路23のリセット動作が
行われる前の状態が継続されている場合、即ち、異常が
改善されていない場合には、上記と同様にして、ランプ
の代替等が行われる。
【0086】次に、内部監視回路30の作用を説明す
る。何らかの理由で、各半導体リレーのゲートGに印加
されるべき所定電圧、各半導体リレーのオン作動又はオ
フ作動の状態、各回路22〜30に印加されている電圧
等に不具合がある等のように、判断部4が正常に機能す
べき状態にはない場合、内部監視回路30によってカス
タムICの機能が強制的に所定時間停止される。
【0087】次に、IC強制停止回路28の作用を説明
する。何らかの理由で、マイコン51が故障した場合に
は、マイコン51から入力される「RES IN」信号
が入力されなくなる。この場合、IC強制停止回路28
によってカスタムICの機能が強制的に停止される。
【0088】従って、本実施形態によれば、以下のよう
な効果を得ることができる。 (1)本実施形態では、各回路21〜30を含めた全体
がワンチップ化されて小型化されたカスタムIC(判断
部4)によって、電流の異常な回路に対する通電を遮断
することができる。
【0089】(2)本実施形態では、第1〜第4回路に
流れる電流が電流モニタ回路22にて検出され、その検
出された電流の異常或いは正常に関わらず、その電流に
応じた「I1 OUT」信号〜「I4 OUT」信号が
マイコン51に出力される。すると、マイコン51によ
って「I1 OUT」信号〜「I4 OUT」信号に基
づく各種制御、例えば、異常検出判断回路23が行うレ
アショート判定と同様の処理等が行われる。従って、異
常検出判断回路23により電流の異常を検出できるばか
りか、マイコン51によっても「I1 OUT」信号〜
「I4 OUT」信号に基づく各種制御、例えば、異常
検出判断回路23が行うレアショート判定と同様の処理
等を行うことができる。
【0090】(3)本実施形態では、異常検出判断回路
23にて電流の異常が検出されると、その電流の異常な
回路における「DIAG A OUT」信号と「DIA
GB OUT」信号とがDIAG出力回路27からマイ
コン51に出力される。すると、マイコン51によって
「DIAG A OUT」信号と「DIAG BOU
T」信号とに基づく各種制御、例えば、電流の異常な回
路(異常回路)以外の回路(正常回路)を異常回路の代
替として用いるための制御(代替制御)等が行われる。
従って、MOSドライバ・チャージポンプ回路24によ
り電流の異常な回路に対する通電を遮断できるばかり
か、「DIAG A OUT」信号と「DIAG B
OUT」信号とに基づく前記代替制御等の各種制御を外
部(マイコン51)で行うことができる。
【0091】(4)本実施形態では、マイコン51から
入力されるべき「RES IN」信号が入力されなくな
ることで、IC強制停止回路28にてマイコン51に異
常が発生したと判断され、同IC強制停止回路28にて
カスタムICの機能が強制的に停止される。従って、
「RES IN」信号の有無に基づいて、カスタムIC
の機能を強制的に停止することができる。その結果、カ
スタムIC外(マイコン51)のトラブルによるカスタ
ムIC内外の誤動作を回避できる。
【0092】(5)本実施形態では、内部監視回路30
によってチャージポンプ出力監視、半導体リレーのオー
プン監視やショート監視、電源電圧監視等が行われ、そ
れらの監視の結果、判断部4が正常に機能すべき状態に
はなく、それらのいずれか1つ以上に異常がある場合に
は、内部監視回路30にてカスタムICの機能が強制的
に所定時間停止される。従って、カスタムIC内の内部
回路の作動状態が異常である場合に、カスタムICの機
能を強制的に停止することができる。その結果、カスタ
ムIC内のトラブルによるカスタムIC内外の誤動作を
回避できる。
【0093】(6)本実施形態では、「CPU A I
N」信号、「CPU B IN」信号がマイコン51か
ら外部信号入力回路29に入力されると、それらに基づ
くMOS制御信号が外部信号入力回路29からMOSド
ライバ・チャージポンプ回路24に出力され、そのMO
S制御信号に基づいて、所定の回路に対して通電が許容
或いは通電が遮断される。従って、「HEAD」信号、
「LO」信号、「HI」信号、「FLSH」信号だけで
はなく、「CPU A IN」信号、「CPUB I
N」信号に基づいても、所定の回路に対する通電を許容
或いは通電を遮断することができる。
【0094】なお、前記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・前記各実施形態に代えて、外部信号入力回路29、内
部監視回路30、IC強制停止回路28、DIAG出力
回路27、「OUT1」端子〜「OUT4」端子、リセ
ット回路26のうち少なくともいずれか1つ以上の回路
又は端子を省略した構成としてもよい。
【0095】・前記第2実施形態のDIAG出力回路2
7にさらに「DIAG C」端子を接続し、その「DI
AG C」端子にLEDを接続した構成としてもよい。
この場合、異常検出判断回路23にてレアショートや断
線が検出されると、DIAG出力回路27から「DIA
G C」端子を介してLEDに点灯信号が出力され、L
EDが点灯されることとする。このようにした場合に
は、第1〜第4回路のうち少なくともいずれか1つ以上
の回路が異常である場合には、LEDが点灯されるた
め、異常に対する迅速な対応を可能にすることができ
る。
【0096】・前記第2実施形態では、DIAG出力回
路27や外部信号入力回路29にそれぞれマルチプレッ
クスを用いたが、それらの代わりに第1〜第4回路毎に
入力端子や出力端子を有する構成の回路27、29とし
てもよい。
【0097】
【発明の効果】請求項1乃至請求項7に記載の発明によ
れば、入力手段、電流検出手段、異常検出手段、通電制
御手段を含めた全体がワンチップ化されて小型化された
半導体集積回路装置によって、電流の異常な外部回路に
対する通電を遮断することができる。
【0098】請求項2に記載の発明によれば、異常検出
手段の検出動作をリセットした後、再度異常検出手段を
検出動作させることで、電流の異常が改善されたか否か
を知ることができる。
【0099】請求項3に記載の発明によれば、異常検出
手段により電流の異常を検出できるばかりか、電流検出
信号に基づく各種制御を外部で行うことができる。請求
項4に記載の発明によれば、通電制御手段により電流の
異常な外部回路に対する通電を遮断できるばかりか、回
路情報信号と異常情報信号とに基づく各種制御を外部で
行うことができる。
【0100】請求項5に記載の発明によれば、外部から
の報知信号の有無に基づいて、当該半導体集積回路装置
の機能を強制的に停止することができる。請求項6に記
載の発明によれば、当該半導体集積回路装置内の内部回
路の作動状態が異常である場合に、同装置の機能を強制
的に停止することができる。
【0101】請求項7に記載の発明によれば、所定の入
力信号だけではなく、外部からの制御信号に基づいて
も、所定の外部回路に対する通電を許容或いは通電を遮
断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の判断部を有するヘッドライト
駆動制御装置の電気的構成を示す電気回路図。
【図2】 第1実施形態の判断部の電気的構成を示す電
気ブロック回路図。
【図3】 第2実施形態の判断部を有するヘッドライト
駆動制御装置の電気的構成を示す電気回路図。
【図4】 第2実施形態の判断部の電気的構成を示す電
気ブロック回路図。
【図5】 従来のヘッドライト駆動装置の電気的構成を
示す電気回路図。
【符号の説明】
4…半導体集積回路装置としての判断部、 22…電流検出手段としての電流モニタ回路、 23…異常検出手段としての異常検出判断回路、 24…通電制御手段としてのMOSドライバ・チャージ
ポンプ回路、 25…入力手段としての外部スイッチ入力回路、 26…リセット手段としてのリセット回路、 27…出力手段としてのDIAG出力回路、 28…強制停止手段としてのIC強制停止回路、 29…外部制御信号入力手段としての外部信号入力回
路、 30…内部監視手段としての内部監視回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの入力信号が入力される入力手
    段と、 所定の入力信号に基づいて通電が許容或いは通電が遮断
    される所定の外部回路に流れる電流を検出する電流検出
    手段と、 前記電流検出手段にて検出された電流が異常か否かを検
    出する異常検出手段と、 前記異常検出手段にて電流の異常が検出された際に、そ
    の電流の異常な外部回路に対する通電を遮断するととも
    に、異常が検出されない場合には、対応する外部回路の
    通電を許容する通電制御手段とを備え、 全体がワンチップ化されて構成されている半導体集積回
    路装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段に入力される外部からの入
    力信号は、前記異常検出手段の検出動作をリセットし得
    るリセットトリガ信号を含み、 前記リセットトリガ信号に基づいて、前記異常検出手段
    の検出動作をリセットするリセット手段を備えた請求項
    1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記電流検出手段にて検出された電流に
    応じた電流検出信号を外部に出力可能に構成されてなる
    請求項1又は請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記異常検出手段にて電流の異常が検出
    された際に、その電流の異常な外部回路における回路情
    報信号と異常情報信号とを出力する出力手段を備えた請
    求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の半導体集積
    回路装置。
  5. 【請求項5】 外部からの報知信号の有無に基づいて、
    当該半導体集積回路装置の機能を強制的に停止させる強
    制停止手段を備えた請求項1〜請求項4のうち何れか一
    項に記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 当該半導体集積回路装置内の内部回路の
    作動状態を監視し、異常であると判断したとき、同装置
    の機能を強制的に停止させる内部監視手段を備えた請求
    項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の半導体集積回
    路装置。
  7. 【請求項7】 外部からの制御信号を入力し、前記通電
    制御手段にその制御信号に基づく出力信号を出力する外
    部制御信号入力手段を備えた請求項1〜請求項6のうち
    何れか一項に記載の半導体集積回路装置。
JP2000053511A 2000-02-29 2000-02-29 制御装置 Expired - Fee Related JP4262856B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000053511A JP4262856B2 (ja) 2000-02-29 2000-02-29 制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000053511A JP4262856B2 (ja) 2000-02-29 2000-02-29 制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001244415A true JP2001244415A (ja) 2001-09-07
JP4262856B2 JP4262856B2 (ja) 2009-05-13

Family

ID=18574887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000053511A Expired - Fee Related JP4262856B2 (ja) 2000-02-29 2000-02-29 制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4262856B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009048052A1 (ja) * 2007-10-09 2009-04-16 Autonetworks Technologies, Ltd. 回路保護装置及び電気接続箱

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009048052A1 (ja) * 2007-10-09 2009-04-16 Autonetworks Technologies, Ltd. 回路保護装置及び電気接続箱
US8305724B2 (en) 2007-10-09 2012-11-06 Autonetworks Technologies, Ltd Circuit protector and electric connection box
JP5370156B2 (ja) * 2007-10-09 2013-12-18 株式会社オートネットワーク技術研究所 回路保護装置及び電気接続箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP4262856B2 (ja) 2009-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6459167B1 (en) System for controlling electromotive force of motor of electric vehicle
US5936317A (en) Power supply device for vehicle
JP5037414B2 (ja) 電力供給制御装置
US5428967A (en) Electric car air-conditioning apparatus
JP3997736B2 (ja) 断線検出装置
JP2001244415A (ja) 半導体集積回路装置
JP5644560B2 (ja) 車両用電源制御装置
JP2000194403A (ja) 車両用負荷診断装置
EP1535798B1 (en) A vehicle lamp controlling device and vehicle lamp controlling method
JP2001119850A (ja) 過電流時の負荷電流制御装置、負荷の断芯検出装置、及び負荷電流検出供給制御装置
JP2000245055A (ja) 車載電源の電力供給制御システム
JP3285120B2 (ja) インテリジェントパワースイッチ及びスイッチング装置
JP3713408B2 (ja) 過電流制御方法
JP2001091385A (ja) 断線検出機能付きブリッジセンサ
KR0140203Y1 (ko) 암전류 제한 및 배터리방전 제한장치
JP2002125310A (ja) 放電監視装置
JPH11108969A (ja) 過電流検知回路
JP3801395B2 (ja) 半導体リレーシステムを用いた電圧供給制御方法
JPH1155847A (ja) 車両負荷制御装置
JP2019160487A (ja) 電源供給回路
JP3236773B2 (ja) 給電機能付制御装置
JP2543826Y2 (ja) 自動車用ブレーカ
JPH0999778A (ja) 自動車の灯火故障検出装置
JP2012016094A (ja) 給電制御装置及び給電制御方法
JP2002067792A (ja) ヘッドランプHi制御における負荷ラインショート検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4262856

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees