JP2001244092A - 放電灯点灯装置 - Google Patents
放電灯点灯装置Info
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- JP2001244092A JP2001244092A JP2000054571A JP2000054571A JP2001244092A JP 2001244092 A JP2001244092 A JP 2001244092A JP 2000054571 A JP2000054571 A JP 2000054571A JP 2000054571 A JP2000054571 A JP 2000054571A JP 2001244092 A JP2001244092 A JP 2001244092A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な回路構成でスイッチング素子に加わるス
トレスやその発熱を抑制した放電灯点灯装置を提供す
る。 【解決手段】インバータ回路2は、整流平滑回路1の直
流電圧を高周波に変換して負荷回路3に供給する。負荷
回路3はインバータ回路2の出力端子間に直流カット用
のコンデンサC2を介して接続されたインダクタL1及
びコンデンサC1の直列回路と、コンデンサC1に並列
接続された放電灯Laとを具備する。電流位相検出回路
6は、第1及び第2のインピーダンス検出部4,5がそ
れぞれ検出したコンデンサC1及びインダクタL1のイ
ンピーダンス変化に基づいて、ランプ電流の位相を検出
しており、インバータ制御回路2aは電流位相検出回路
6の検出結果からインバータ回路2が同相又は遅相領域
で動作するようにインバータ回路2の発振周波数を制御
する。
トレスやその発熱を抑制した放電灯点灯装置を提供す
る。 【解決手段】インバータ回路2は、整流平滑回路1の直
流電圧を高周波に変換して負荷回路3に供給する。負荷
回路3はインバータ回路2の出力端子間に直流カット用
のコンデンサC2を介して接続されたインダクタL1及
びコンデンサC1の直列回路と、コンデンサC1に並列
接続された放電灯Laとを具備する。電流位相検出回路
6は、第1及び第2のインピーダンス検出部4,5がそ
れぞれ検出したコンデンサC1及びインダクタL1のイ
ンピーダンス変化に基づいて、ランプ電流の位相を検出
しており、インバータ制御回路2aは電流位相検出回路
6の検出結果からインバータ回路2が同相又は遅相領域
で動作するようにインバータ回路2の発振周波数を制御
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯点灯装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図15及び図16に示すよう
に、商用電源ACの交流電圧を整流、平滑する整流平滑
回路1と、整流平滑回路1の直流電圧を高周波に変換し
て負荷回路3に供給するインバータ回路2とを具備した
放電灯点灯装置が提供されている(例えば、特開平11
−111476号公報参照)。
に、商用電源ACの交流電圧を整流、平滑する整流平滑
回路1と、整流平滑回路1の直流電圧を高周波に変換し
て負荷回路3に供給するインバータ回路2とを具備した
放電灯点灯装置が提供されている(例えば、特開平11
−111476号公報参照)。
【0003】整流平滑回路1は、フィルター回路Fを介
して入力される商用電源ACの交流電圧を整流するダイ
オードブリッジよりなる整流器DBと、整流器DBの直
流出力端子間に接続されたインダクタL2及びスイッチ
ング素子Q3の直列回路と、インダクタL2及びスイッ
チング素子Q3の接続点にアノードが接続されたダイオ
ードD1と、ダイオードD1を介してスイッチング素子
Q3の両端間に接続された平滑コンデンサC3とで構成
される。ここで、インダクタL2、スイッチング素子Q
3、ダイオードD1及び平滑コンデンサC3から昇圧チ
ョッパが構成され、スイッチング素子Q3はチョッパ制
御回路1aによりオン/オフが制御される。またフィル
ター回路FはラインフィルターLF1とコンデンサC8
とで構成され、電源ラインに帰還するノイズを低減する
ために設けられている。
して入力される商用電源ACの交流電圧を整流するダイ
オードブリッジよりなる整流器DBと、整流器DBの直
流出力端子間に接続されたインダクタL2及びスイッチ
ング素子Q3の直列回路と、インダクタL2及びスイッ
チング素子Q3の接続点にアノードが接続されたダイオ
ードD1と、ダイオードD1を介してスイッチング素子
Q3の両端間に接続された平滑コンデンサC3とで構成
される。ここで、インダクタL2、スイッチング素子Q
3、ダイオードD1及び平滑コンデンサC3から昇圧チ
ョッパが構成され、スイッチング素子Q3はチョッパ制
御回路1aによりオン/オフが制御される。またフィル
ター回路FはラインフィルターLF1とコンデンサC8
とで構成され、電源ラインに帰還するノイズを低減する
ために設けられている。
【0004】インバータ回路2はハーフブリッジ型の回
路構成を有し、平滑コンデンサC3の両端間に接続され
た一対のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路から構
成され、スイッチング素子Q1,Q2はインバータ制御
回路2aにより交互にオン/オフされる。なお、スイッ
チング素子Q1,Q2はオン時には双方向に電流を流す
ことができ、オフ時には逆方向に電流を流すことができ
るものを用いており、例えば、トランジスタのコレクタ
−エミッタにダイオードを逆並列に接続してダイオード
がオフ時の電流経路を形成するものやMOSFETを用
いることができる。MOSFETであればその構造上か
ら形成されるボディダイオードがオフ時の電流経路にな
る。
路構成を有し、平滑コンデンサC3の両端間に接続され
た一対のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路から構
成され、スイッチング素子Q1,Q2はインバータ制御
回路2aにより交互にオン/オフされる。なお、スイッ
チング素子Q1,Q2はオン時には双方向に電流を流す
ことができ、オフ時には逆方向に電流を流すことができ
るものを用いており、例えば、トランジスタのコレクタ
−エミッタにダイオードを逆並列に接続してダイオード
がオフ時の電流経路を形成するものやMOSFETを用
いることができる。MOSFETであればその構造上か
ら形成されるボディダイオードがオフ時の電流経路にな
る。
【0005】また負荷回路3は、インバータ回路2の出
力端子X,Y間に直流カット用のコンデンサC2を介し
て接続されたインダクタL1及びコンデンサC1のLC
直列共振回路と、コンデンサC1に並列接続された放電
灯Laとで構成される。尚、コンデンサC1は放電灯L
aの両フィラメントF1,F2の非電源側に接続されて
いる。
力端子X,Y間に直流カット用のコンデンサC2を介し
て接続されたインダクタL1及びコンデンサC1のLC
直列共振回路と、コンデンサC1に並列接続された放電
灯Laとで構成される。尚、コンデンサC1は放電灯L
aの両フィラメントF1,F2の非電源側に接続されて
いる。
【0006】ここで、図17はインバータ回路2の発振
周波数fとコンデンサC1の両端電圧VC1との関係を
示す図であり、図17のイは放電灯Laが点灯していな
い状態の共振カーブを示し、図17のロは放電灯Laが
点灯している状態の共振カーブを示している。
周波数fとコンデンサC1の両端電圧VC1との関係を
示す図であり、図17のイは放電灯Laが点灯していな
い状態の共振カーブを示し、図17のロは放電灯Laが
点灯している状態の共振カーブを示している。
【0007】次に本回路の動作について説明する。商用
電源ACが投入され、整流平滑回路1が動作を開始する
と、平滑コンデンサC3が商用電源ACの電源電圧を昇
圧した一定電圧まで充電される。一方、インバータ回路
2では、スイッチング素子Q1,Q2のオン/オフに応
じて、放電灯Laの両フィラメントF1,F2を介して
コンデンサC1に電流が流れ、両フィラメントF1,F
2を予熱すると共に、放電灯Laの両端に共振電圧が印
加される。
電源ACが投入され、整流平滑回路1が動作を開始する
と、平滑コンデンサC3が商用電源ACの電源電圧を昇
圧した一定電圧まで充電される。一方、インバータ回路
2では、スイッチング素子Q1,Q2のオン/オフに応
じて、放電灯Laの両フィラメントF1,F2を介して
コンデンサC1に電流が流れ、両フィラメントF1,F
2を予熱すると共に、放電灯Laの両端に共振電圧が印
加される。
【0008】放電灯Laの予熱時において、インバータ
制御回路2aはインバータ回路2の発振周波数fをコン
デンサC1及びインダクタL1からなる共振周波数f0
1よりも十分高い周波数に制御し、コンデンサC1の両
端電圧VC1を低くして、放電灯LaのフィラメントF
1,F2に予熱電流を供給している。そして、放電灯L
aの始動点灯時に、インバータ制御回路2aは、インバ
ータ回路2の発振周波数fをf2まで低下させて共振周
波数f01に近づけており(f01<f2)、コンデン
サC1の両端電圧VC1を増加させることによって、放
電灯LaのフィラメントF1,F2を充分予熱してから
点灯させている。
制御回路2aはインバータ回路2の発振周波数fをコン
デンサC1及びインダクタL1からなる共振周波数f0
1よりも十分高い周波数に制御し、コンデンサC1の両
端電圧VC1を低くして、放電灯LaのフィラメントF
1,F2に予熱電流を供給している。そして、放電灯L
aの始動点灯時に、インバータ制御回路2aは、インバ
ータ回路2の発振周波数fをf2まで低下させて共振周
波数f01に近づけており(f01<f2)、コンデン
サC1の両端電圧VC1を増加させることによって、放
電灯LaのフィラメントF1,F2を充分予熱してから
点灯させている。
【0009】放電灯Laが点灯すると、放電灯Laのラ
ンプインピーダンスによって、コンデンサC1及び放電
灯Laからなる並列回路とこの並列回路に直列接続され
たインダクタL1とで共振回路が構成され、共振回路の
共振周波数がf01からf02に変化し(f02<f0
1)、コンデンサC1の両端電圧VC1の共振カーブが
図17のイに示す共振カーブから図17のロに示す共振
カーブに変化する。この時、インバータ制御回路2a
は、コンデンサC1の両端電圧VC1が所定の電圧値と
なるようにインバータ回路2の発振周波数fを例えばf
1(f1>f02)に制御し、放電灯Laの点灯状態を
維持する。
ンプインピーダンスによって、コンデンサC1及び放電
灯Laからなる並列回路とこの並列回路に直列接続され
たインダクタL1とで共振回路が構成され、共振回路の
共振周波数がf01からf02に変化し(f02<f0
1)、コンデンサC1の両端電圧VC1の共振カーブが
図17のイに示す共振カーブから図17のロに示す共振
カーブに変化する。この時、インバータ制御回路2a
は、コンデンサC1の両端電圧VC1が所定の電圧値と
なるようにインバータ回路2の発振周波数fを例えばf
1(f1>f02)に制御し、放電灯Laの点灯状態を
維持する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の放電灯点灯
装置では、定常点灯時においてインバータ制御回路2a
がインバータ回路2の発振周波数fをf1として、コン
デンサC1の両端電圧VC1を所定の電圧に制御してい
る。インバータ回路2の発振周波数fがf1の場合に、
スイッチング素子Q1,Q2に流れる電流Idの電流波
形を図18(a)に、スイッチング素子Q1の両端間に
印加される両端電圧Vdsの電圧波形を図18(c)に
夫々示す。尚、図18(a)中の実線はスイッチング素
子Q1に流れる電流を示し、同図中の破線はスイッチン
グ素子Q2に流れる電流を示している。
装置では、定常点灯時においてインバータ制御回路2a
がインバータ回路2の発振周波数fをf1として、コン
デンサC1の両端電圧VC1を所定の電圧に制御してい
る。インバータ回路2の発振周波数fがf1の場合に、
スイッチング素子Q1,Q2に流れる電流Idの電流波
形を図18(a)に、スイッチング素子Q1の両端間に
印加される両端電圧Vdsの電圧波形を図18(c)に
夫々示す。尚、図18(a)中の実線はスイッチング素
子Q1に流れる電流を示し、同図中の破線はスイッチン
グ素子Q2に流れる電流を示している。
【0011】ここで、周波数f1はインバータ回路2の
共振周波数f02よりも高い周波数に設定されており、
インバータ回路2は電流Idの位相が電圧Vdsの位相
よりも遅れている領域(遅相領域)で動作する。すなわ
ち、スイッチング素子Q1,Q2は、逆並列に接続され
たダイオードに電流が流れる期間(すなわち負の電流が
流れる期間)にオンし、順方向に電流が流れる期間にオ
フしているので、スイッチング素子Q1,Q2に加わる
ストレスは少なく、一般的な放電灯点灯装置では遅相領
域でインバータ回路2を動作させている。
共振周波数f02よりも高い周波数に設定されており、
インバータ回路2は電流Idの位相が電圧Vdsの位相
よりも遅れている領域(遅相領域)で動作する。すなわ
ち、スイッチング素子Q1,Q2は、逆並列に接続され
たダイオードに電流が流れる期間(すなわち負の電流が
流れる期間)にオンし、順方向に電流が流れる期間にオ
フしているので、スイッチング素子Q1,Q2に加わる
ストレスは少なく、一般的な放電灯点灯装置では遅相領
域でインバータ回路2を動作させている。
【0012】しかしながら、例えば時刻t1においてス
イッチング素子Q1がオフする際に、図18(b)
(d)に示すようにスイッチング素子Q1に流れる電流
Idの立ち下がりと、両端電圧Vdsの立ち上がりとが
交差することによって、電力損失が発生し、スイッチン
グ素子Q1,Q2が発熱するという問題があった。尚、
図18(b)(d)の波形図は、それぞれ、図18
(a)(c)の波形図の時間軸を拡大した図である。
イッチング素子Q1がオフする際に、図18(b)
(d)に示すようにスイッチング素子Q1に流れる電流
Idの立ち下がりと、両端電圧Vdsの立ち上がりとが
交差することによって、電力損失が発生し、スイッチン
グ素子Q1,Q2が発熱するという問題があった。尚、
図18(b)(d)の波形図は、それぞれ、図18
(a)(c)の波形図の時間軸を拡大した図である。
【0013】また定常点灯時において、インバータ制御
回路2aがインバータ回路2を共振周波数f02よりも
低い周波数f3で動作させると、図20(a)(c)に
示すように、インバータ回路2は電流Idの位相が電圧
Vdsの位相よりも進んでいる領域(進相領域)で動作
する。すなわち、スイッチング素子Q1,Q2は、逆並
列に接続されたダイオードに逆向きの電流が流れる期間
(すなわち負の電流が流れる期間)にオフし、順方向に
電流が流れる期間にオンしているので、スイッチング素
子Q1,Q2がオン/オフする瞬間にスイッチング素子
Q1,Q2に逆並列に接続されたダイオードに貫通電流
が流れ、スイッチング素子Q1,Q2に過大なストレス
を与えるため、一般的な放電灯点灯装置ではスイッチン
グ素子Q1,Q2が進相領域で動作するのを避けてい
た。尚、図20(b)中の実線はスイッチング素子Q1
に流れる電流を示し、同図中の破線はスイッチング素子
Q2に流れる電流を示している。また、図20(b)
(d)の波形図は、それぞれ、図20(a)(c)の波
形図の時間軸を拡大した図である。
回路2aがインバータ回路2を共振周波数f02よりも
低い周波数f3で動作させると、図20(a)(c)に
示すように、インバータ回路2は電流Idの位相が電圧
Vdsの位相よりも進んでいる領域(進相領域)で動作
する。すなわち、スイッチング素子Q1,Q2は、逆並
列に接続されたダイオードに逆向きの電流が流れる期間
(すなわち負の電流が流れる期間)にオフし、順方向に
電流が流れる期間にオンしているので、スイッチング素
子Q1,Q2がオン/オフする瞬間にスイッチング素子
Q1,Q2に逆並列に接続されたダイオードに貫通電流
が流れ、スイッチング素子Q1,Q2に過大なストレス
を与えるため、一般的な放電灯点灯装置ではスイッチン
グ素子Q1,Q2が進相領域で動作するのを避けてい
た。尚、図20(b)中の実線はスイッチング素子Q1
に流れる電流を示し、同図中の破線はスイッチング素子
Q2に流れる電流を示している。また、図20(b)
(d)の波形図は、それぞれ、図20(a)(c)の波
形図の時間軸を拡大した図である。
【0014】また定常点灯時において、インバータ制御
回路2aがインバータ回路2の発振周波数fを共振回路
の共振周波数f02とすると、図19(a)(c)に示
すように、電流Idの位相と電圧Vdsの位相とが略等
しくなり、スイッチング素子Q1,Q2に流れる電流が
略ゼロの時にスイッチング素子Q1,Q2がそれぞれオ
ンするので、スイッチング素子Q1,Q2にかかるスト
レスが少なくなる。しかも、図19(b)(d)に示す
ように、例えば時刻t2においてスイッチング素子Q1
がオフする際に、スイッチング素子Q1に流れる電流I
dの立ち下がりと、両端電圧Vdsの立ち上がりとが交
差しないため、電力損失が少なく、スイッチング素子Q
1,Q2の発熱を抑制することができる。尚、図19
(a)中の実線はスイッチング素子Q1に流れる電流を
示し、同図中の破線はスイッチング素子Q2に流れる電
流を示している。また、図19(b)(d)の波形図
は、それぞれ、図19(a)(c)の波形図の時間軸を
拡大した図である。
回路2aがインバータ回路2の発振周波数fを共振回路
の共振周波数f02とすると、図19(a)(c)に示
すように、電流Idの位相と電圧Vdsの位相とが略等
しくなり、スイッチング素子Q1,Q2に流れる電流が
略ゼロの時にスイッチング素子Q1,Q2がそれぞれオ
ンするので、スイッチング素子Q1,Q2にかかるスト
レスが少なくなる。しかも、図19(b)(d)に示す
ように、例えば時刻t2においてスイッチング素子Q1
がオフする際に、スイッチング素子Q1に流れる電流I
dの立ち下がりと、両端電圧Vdsの立ち上がりとが交
差しないため、電力損失が少なく、スイッチング素子Q
1,Q2の発熱を抑制することができる。尚、図19
(a)中の実線はスイッチング素子Q1に流れる電流を
示し、同図中の破線はスイッチング素子Q2に流れる電
流を示している。また、図19(b)(d)の波形図
は、それぞれ、図19(a)(c)の波形図の時間軸を
拡大した図である。
【0015】しかしながら、インダクタL1やコンデン
サC1などの素子のばらつきや負荷インピーダンスの変
動によって、共振回路の共振周波数f02が変化するた
め、スイッチング素子Q1,Q2に流れる電流Idと両
端電圧Vdsの位相が同位相となるように、インバータ
回路2の発振周波数fを制御するためには、複雑な制御
回路が必要になるという問題があった。
サC1などの素子のばらつきや負荷インピーダンスの変
動によって、共振回路の共振周波数f02が変化するた
め、スイッチング素子Q1,Q2に流れる電流Idと両
端電圧Vdsの位相が同位相となるように、インバータ
回路2の発振周波数fを制御するためには、複雑な制御
回路が必要になるという問題があった。
【0016】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、回路構成が複雑にな
ることなく、スイッチング素子に加わるストレスやその
発熱を抑制した放電灯点灯装置を提供することにある。
であり、その目的とするところは、回路構成が複雑にな
ることなく、スイッチング素子に加わるストレスやその
発熱を抑制した放電灯点灯装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、直流電源の出力をスイッチン
グ素子でスイッチングすることによって高周波に変換す
るインバータ回路と、共振用インダクタ及び共振用コン
デンサの直列回路からなりインバータ回路の出力端子間
に接続された共振回路と、共振用コンデンサに並列接続
された放電灯と、インバータ回路の出力を制御するイン
バータ制御回路と、共振用コンデンサのインピーダンス
変化を検出する第1のインピーダンス検出手段と、共振
用インダクタのインピーダンス変化を検出する第2のイ
ンピーダンス検出手段と、第1及び第2のインピーダン
ス検出手段の検出結果からランプ電流の位相を検出する
電流位相検出手段と、電流位相検出手段の検出結果に基
づいてインバータ回路を同相又は遅相領域の何れかで動
作させる制御手段とを備えたことを特徴とし、発振周波
数が共振周波数よりも高い遅相領域では共振用インダク
タのインピーダンスが支配的になり、発振周波数が共振
周波数よりも低い進相領域では共振用コンデンサ及び放
電灯のインピーダンスが支配的になるので、電流位相検
出手段では、第1及び第2のインピーダンス検出手段の
検出結果からインバータ回路が遅相領域、同相領域、進
相領域の何れの領域で動作しているかを検出することが
でき、且つ、制御手段は電流位相検出手段の検出結果に
基づいてインバータ回路を同相又は遅相領域の何れかの
領域で動作させているから、インバータ回路が進相領域
で動作して、スイッチング素子に過大なストレスが加わ
ったりその発熱が増加するのを防止することができる。
さらに、電流位相検出手段は、第1のインピーダンス検
出手段が検出した共振用コンデンサのインピーダンス
と、第2のインピーダンス検出手段が検出した共振用イ
ンダクタのインピーダンスとを比較することによってラ
ンプ電流の位相を検出しているので、電流位相検出手段
の構成が複雑化することはなく、全体として回路構成を
簡単にして、部品点数の少ない放電灯点灯装置を実現で
きる。
に、請求項1の発明では、直流電源の出力をスイッチン
グ素子でスイッチングすることによって高周波に変換す
るインバータ回路と、共振用インダクタ及び共振用コン
デンサの直列回路からなりインバータ回路の出力端子間
に接続された共振回路と、共振用コンデンサに並列接続
された放電灯と、インバータ回路の出力を制御するイン
バータ制御回路と、共振用コンデンサのインピーダンス
変化を検出する第1のインピーダンス検出手段と、共振
用インダクタのインピーダンス変化を検出する第2のイ
ンピーダンス検出手段と、第1及び第2のインピーダン
ス検出手段の検出結果からランプ電流の位相を検出する
電流位相検出手段と、電流位相検出手段の検出結果に基
づいてインバータ回路を同相又は遅相領域の何れかで動
作させる制御手段とを備えたことを特徴とし、発振周波
数が共振周波数よりも高い遅相領域では共振用インダク
タのインピーダンスが支配的になり、発振周波数が共振
周波数よりも低い進相領域では共振用コンデンサ及び放
電灯のインピーダンスが支配的になるので、電流位相検
出手段では、第1及び第2のインピーダンス検出手段の
検出結果からインバータ回路が遅相領域、同相領域、進
相領域の何れの領域で動作しているかを検出することが
でき、且つ、制御手段は電流位相検出手段の検出結果に
基づいてインバータ回路を同相又は遅相領域の何れかの
領域で動作させているから、インバータ回路が進相領域
で動作して、スイッチング素子に過大なストレスが加わ
ったりその発熱が増加するのを防止することができる。
さらに、電流位相検出手段は、第1のインピーダンス検
出手段が検出した共振用コンデンサのインピーダンス
と、第2のインピーダンス検出手段が検出した共振用イ
ンダクタのインピーダンスとを比較することによってラ
ンプ電流の位相を検出しているので、電流位相検出手段
の構成が複雑化することはなく、全体として回路構成を
簡単にして、部品点数の少ない放電灯点灯装置を実現で
きる。
【0018】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、インバータ回路の発振周波数が放電灯点灯時に放
電灯と共振用インダクタと共振用コンデンサとで構成さ
れる共振回路の共振周波数以上になるよう、放電灯の点
灯時において制御手段がインバータ回路の出力を制御す
ることを特徴とし、制御手段はインバータ回路の発振周
波数を共振周波数以上としているので、請求項1の発明
と同様に、インバータ回路を同相或いは遅相領域で動作
させることができ、インバータ回路が進相領域で動作し
てスイッチング素子に過大なストレスが加わったりその
発熱が増加するのを防止することができる。
いて、インバータ回路の発振周波数が放電灯点灯時に放
電灯と共振用インダクタと共振用コンデンサとで構成さ
れる共振回路の共振周波数以上になるよう、放電灯の点
灯時において制御手段がインバータ回路の出力を制御す
ることを特徴とし、制御手段はインバータ回路の発振周
波数を共振周波数以上としているので、請求項1の発明
と同様に、インバータ回路を同相或いは遅相領域で動作
させることができ、インバータ回路が進相領域で動作し
てスイッチング素子に過大なストレスが加わったりその
発熱が増加するのを防止することができる。
【0019】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、インバータ回路の発振周波数が、放電灯点灯時に
おいて放電灯と共振用インダクタと共振用コンデンサと
で構成される共振回路の共振周波数以上で、且つ、無負
荷時において共振用インダクタ及び共振用コンデンサか
ら構成される共振回路の共振出力と放電灯点灯時におけ
る共振回路の共振出力とが略等しくなる周波数よりも低
くなるように、放電灯の点灯時において制御手段がイン
バータ回路の出力を制御することを特徴とし、制御手段
は、インバータ回路の発振周波数を放電灯点灯時におけ
る共振回路の共振周波数以上に制御しているので、イン
バータ回路を同相或いは遅相領域で動作させることがで
き、且つ、インバータ回路の発振周波数を、無負荷時に
おける共振回路の共振出力と放電灯点灯時における共振
回路の共振出力とが略等しくなる周波数よりも低くして
いるので、放電灯の立ち消えが発生して共振回路の共振
周波数が変化したとしても、過大な共振出力が発生する
ことはなく、スイッチング素子に過大なストレスが加わ
ったり発熱が増加するのを防止できる。
いて、インバータ回路の発振周波数が、放電灯点灯時に
おいて放電灯と共振用インダクタと共振用コンデンサと
で構成される共振回路の共振周波数以上で、且つ、無負
荷時において共振用インダクタ及び共振用コンデンサか
ら構成される共振回路の共振出力と放電灯点灯時におけ
る共振回路の共振出力とが略等しくなる周波数よりも低
くなるように、放電灯の点灯時において制御手段がイン
バータ回路の出力を制御することを特徴とし、制御手段
は、インバータ回路の発振周波数を放電灯点灯時におけ
る共振回路の共振周波数以上に制御しているので、イン
バータ回路を同相或いは遅相領域で動作させることがで
き、且つ、インバータ回路の発振周波数を、無負荷時に
おける共振回路の共振出力と放電灯点灯時における共振
回路の共振出力とが略等しくなる周波数よりも低くして
いるので、放電灯の立ち消えが発生して共振回路の共振
周波数が変化したとしても、過大な共振出力が発生する
ことはなく、スイッチング素子に過大なストレスが加わ
ったり発熱が増加するのを防止できる。
【0020】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、放電灯点灯時に放電灯と共振用インダクタと共振
用コンデンサとで構成される共振回路の共振周波数にお
ける共振出力以下となり、且つ、無負荷時において共振
用インダクタ及び共振用コンデンサから構成される共振
回路の共振出力と放電灯点灯時における共振回路の共振
出力とが略等しくなるような発振周波数における共振出
力よりも高くなるよう、放電灯の点灯時において制御手
段がインバータ回路の出力を制御することを特徴とし、
無負荷時における共振回路の共振出力と放電灯点灯時に
おける共振回路の共振出力とが略等しくなるような発振
周波数における共振出力よりもインバータ回路の出力が
高くなるように制御しているので、インバータ回路の発
振周波数を共振周波数前後の周波数とし、インバータ回
路を略同位相にて動作させることができ、スイッチング
素子に加わるストレスやその発熱を低減することができ
る。
いて、放電灯点灯時に放電灯と共振用インダクタと共振
用コンデンサとで構成される共振回路の共振周波数にお
ける共振出力以下となり、且つ、無負荷時において共振
用インダクタ及び共振用コンデンサから構成される共振
回路の共振出力と放電灯点灯時における共振回路の共振
出力とが略等しくなるような発振周波数における共振出
力よりも高くなるよう、放電灯の点灯時において制御手
段がインバータ回路の出力を制御することを特徴とし、
無負荷時における共振回路の共振出力と放電灯点灯時に
おける共振回路の共振出力とが略等しくなるような発振
周波数における共振出力よりもインバータ回路の出力が
高くなるように制御しているので、インバータ回路の発
振周波数を共振周波数前後の周波数とし、インバータ回
路を略同位相にて動作させることができ、スイッチング
素子に加わるストレスやその発熱を低減することができ
る。
【0021】請求項5の発明では、請求項1乃至4の発
明において、制御手段は、インバータ回路の発振周波数
を変化させることによってインバータ回路の出力を制御
することを特徴とし、請求項1乃至4の発明と同様の作
用を奏する。
明において、制御手段は、インバータ回路の発振周波数
を変化させることによってインバータ回路の出力を制御
することを特徴とし、請求項1乃至4の発明と同様の作
用を奏する。
【0022】請求項6の発明では、請求項1乃至4の発
明において、制御手段は、直流電源の出力を変化させる
ことによってインバータ回路の出力を制御することを特
徴とし、直流電源の出力を変化させるとインバータ回路
の出力が変化して放電灯に流れる電流が変化するので、
放電灯のランプインピーダンスが変化して共振回路の共
振周波数を変化させることができ、請求項1乃至4の発
明と同様の作用を奏する。
明において、制御手段は、直流電源の出力を変化させる
ことによってインバータ回路の出力を制御することを特
徴とし、直流電源の出力を変化させるとインバータ回路
の出力が変化して放電灯に流れる電流が変化するので、
放電灯のランプインピーダンスが変化して共振回路の共
振周波数を変化させることができ、請求項1乃至4の発
明と同様の作用を奏する。
【0023】請求項7の発明では、請求項1乃至4の発
明において、制御手段は、インバータ回路の発振周波数
を変化させると共に、直流電源の出力を変化させること
によって、インバータ回路の出力を制御することを特徴
とし、直流電源の出力を変化させるとインバータ回路の
出力が変化して放電灯に流れる電流が変化するので、放
電灯のランプインピーダンスが変化して共振回路の共振
周波数を変化させることができ、請求項1乃至4の発明
と同様の作用を奏する。
明において、制御手段は、インバータ回路の発振周波数
を変化させると共に、直流電源の出力を変化させること
によって、インバータ回路の出力を制御することを特徴
とし、直流電源の出力を変化させるとインバータ回路の
出力が変化して放電灯に流れる電流が変化するので、放
電灯のランプインピーダンスが変化して共振回路の共振
周波数を変化させることができ、請求項1乃至4の発明
と同様の作用を奏する。
【0024】請求項8の発明では、請求項2乃至7の発
明において、制御手段は、放電灯が点灯するまでの間、
電流位相検出手段の検出結果に基づくインバータ回路の
出力制御を停止することを特徴とし、電流位相検出手段
の誤検出などの影響を無くして、放電灯を確実に点灯さ
せることができる。
明において、制御手段は、放電灯が点灯するまでの間、
電流位相検出手段の検出結果に基づくインバータ回路の
出力制御を停止することを特徴とし、電流位相検出手段
の誤検出などの影響を無くして、放電灯を確実に点灯さ
せることができる。
【0025】請求項9の発明では、請求項2乃至8の発
明において、第1のインピーダンス検出手段の検出信
号、又は、第2のインピーダンス検出手段の検出信号の
内、何れかの検出信号から放電灯の寿命末期状態を検出
する寿命末期検出手段を具備することを特徴とし、放電
灯の寿命末期時にはランプ電圧が異常に上昇するので、
第1又は第2のインピーダンス検出手段の検出信号から
放電灯の寿命末期状態を検出することができ、且つ、第
1又は第2のインピーダンス検出手段の検出信号を寿命
末期状態の検出信号に兼用しているので、寿命末期状態
を検出する回路を別途設ける場合に比べて部品点数を削
減することができる。
明において、第1のインピーダンス検出手段の検出信
号、又は、第2のインピーダンス検出手段の検出信号の
内、何れかの検出信号から放電灯の寿命末期状態を検出
する寿命末期検出手段を具備することを特徴とし、放電
灯の寿命末期時にはランプ電圧が異常に上昇するので、
第1又は第2のインピーダンス検出手段の検出信号から
放電灯の寿命末期状態を検出することができ、且つ、第
1又は第2のインピーダンス検出手段の検出信号を寿命
末期状態の検出信号に兼用しているので、寿命末期状態
を検出する回路を別途設ける場合に比べて部品点数を削
減することができる。
【0026】請求項10の発明では、請求項9の発明に
おいて、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期状態や異
常放電などを検出すると、制御手段は電流位相検出手段
の検出結果に基づくインバータ回路の出力制御を停止す
ることを特徴とし、異常発生時には制御手段によるイン
バータ回路の出力制御を停止しているので、寿命末期検
出手段によって放電灯Laの寿命末期状態を確実に検出
することができる。
おいて、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期状態や異
常放電などを検出すると、制御手段は電流位相検出手段
の検出結果に基づくインバータ回路の出力制御を停止す
ることを特徴とし、異常発生時には制御手段によるイン
バータ回路の出力制御を停止しているので、寿命末期検
出手段によって放電灯Laの寿命末期状態を確実に検出
することができる。
【0027】請求項11の発明では、請求項9の発明に
おいて、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期状態を検
出すると、制御手段は、インバータ回路の出力を低下さ
せる保護動作を行うことを特徴とし、寿命末期時にはイ
ンバータ回路の出力を低下させることにより、回路素子
にストレスが加わるのを防止できる。
おいて、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期状態を検
出すると、制御手段は、インバータ回路の出力を低下さ
せる保護動作を行うことを特徴とし、寿命末期時にはイ
ンバータ回路の出力を低下させることにより、回路素子
にストレスが加わるのを防止できる。
【0028】請求項12の発明では、請求項11の発明
において、上記保護動作は、インバータ回路のスイッチ
ング動作を停止させる動作か、スイッチング動作を行う
期間とスイッチング動作を停止させる期間とを交互に設
ける動作か、或いは、スイッチング素子の発振周波数を
高くして共振回路の共振を弱くする動作のいずれかであ
ることを特徴とし、請求項11の発明と同様の作用を奏
する。
において、上記保護動作は、インバータ回路のスイッチ
ング動作を停止させる動作か、スイッチング動作を行う
期間とスイッチング動作を停止させる期間とを交互に設
ける動作か、或いは、スイッチング素子の発振周波数を
高くして共振回路の共振を弱くする動作のいずれかであ
ることを特徴とし、請求項11の発明と同様の作用を奏
する。
【0029】請求項13の発明では、請求項11の発明
において、制御手段は、電流位相検出手段の検出結果に
基づくインバータ回路の出力制御よりも上記保護動作を
優先して行うことを特徴とし、インバータ回路の出力制
御よりも保護動作を優先させているので、寿命末期検出
手段が誤動作するのを防止できる。
において、制御手段は、電流位相検出手段の検出結果に
基づくインバータ回路の出力制御よりも上記保護動作を
優先して行うことを特徴とし、インバータ回路の出力制
御よりも保護動作を優先させているので、寿命末期検出
手段が誤動作するのを防止できる。
【0030】請求項14の発明では、請求項1乃至13
の発明において、上記第2のインピーダンス検出手段
は、共振用インダクタに磁気結合された二次巻線から共
振用インダクタに発生した電圧を検出し、この電圧から
共振用インダクタのインピーダンスを検出することを特
徴とし、簡単な回路構成で共振用インダクタのインピー
ダンスを検出することができる。
の発明において、上記第2のインピーダンス検出手段
は、共振用インダクタに磁気結合された二次巻線から共
振用インダクタに発生した電圧を検出し、この電圧から
共振用インダクタのインピーダンスを検出することを特
徴とし、簡単な回路構成で共振用インダクタのインピー
ダンスを検出することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0032】(実施形態1)図1に本実施形態の放電灯
点灯装置の概略の回路図を示す。尚、本回路の基本的な
構成は、上述した図15の回路と同様であるので、同一
の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略す
る。
点灯装置の概略の回路図を示す。尚、本回路の基本的な
構成は、上述した図15の回路と同様であるので、同一
の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略す
る。
【0033】本実施形態では、上述した図15の回路に
おいて、共振用コンデンサC1及び放電灯Laからなる
並列回路のインピーダンス変化を電圧変化として検出す
る第1のインピーダンス検出部(第1のインピーダンス
検出手段)4と、共振用インダクタL1のインピーダン
ス変化を電圧変化として検出する第2のインピーダンス
検出部(第2のインピーダンス検出手段)5と、第1及
び第2のインピーダンス検出部4,5の検出結果に基づ
いてランプ電流の位相を検出する電流位相検出回路(電
流位相検出手段)6とを設けており、インバータ制御回
路2aは電流位相検出回路6の検出結果に基づいてイン
バータ回路2の発振周波数fを制御している。
おいて、共振用コンデンサC1及び放電灯Laからなる
並列回路のインピーダンス変化を電圧変化として検出す
る第1のインピーダンス検出部(第1のインピーダンス
検出手段)4と、共振用インダクタL1のインピーダン
ス変化を電圧変化として検出する第2のインピーダンス
検出部(第2のインピーダンス検出手段)5と、第1及
び第2のインピーダンス検出部4,5の検出結果に基づ
いてランプ電流の位相を検出する電流位相検出回路(電
流位相検出手段)6とを設けており、インバータ制御回
路2aは電流位相検出回路6の検出結果に基づいてイン
バータ回路2の発振周波数fを制御している。
【0034】第1のインピーダンス検出部4は、コンデ
ンサC1の高電位側の端子と回路のグランドとの間に接
続された抵抗R1,R2の直列回路からなり、コンデン
サC1の両端電圧VC1を抵抗R1,R2により分圧し
た電圧Vaを電流位相検出回路6に出力する。また第2
のインピーダンス検出部5は、インダクタL1に磁気結
合された二次巻線n1の一端と回路のグランドとの間に
接続された抵抗R3,R4の直列回路からなり、二次巻
線n1の他端は回路のグランドに接続されており、第2
のインピーダンス検出部5は二次巻線n1の両端電圧を
抵抗R3,R4により分圧した電圧Vbを電流位相検出
回路6に出力する。
ンサC1の高電位側の端子と回路のグランドとの間に接
続された抵抗R1,R2の直列回路からなり、コンデン
サC1の両端電圧VC1を抵抗R1,R2により分圧し
た電圧Vaを電流位相検出回路6に出力する。また第2
のインピーダンス検出部5は、インダクタL1に磁気結
合された二次巻線n1の一端と回路のグランドとの間に
接続された抵抗R3,R4の直列回路からなり、二次巻
線n1の他端は回路のグランドに接続されており、第2
のインピーダンス検出部5は二次巻線n1の両端電圧を
抵抗R3,R4により分圧した電圧Vbを電流位相検出
回路6に出力する。
【0035】図2は、放電灯Laの定常点灯時における
インバータ回路2の発振周波数fと電圧Va,Vbとの
関係を示している。ここで、本回路では、コンデンサC
1及び放電灯Laからなる並列回路のインピーダンスと
インダクタL1のインピーダンスとが略等しくなる周波
数(すなわち共振周波数f02)において、第1及び第
2のインピーダンス検出部4,5の出力Va,Vbが互
いに等しくなるように、抵抗R1〜R4の抵抗値を設定
してある。したがって、発振周波数fが共振周波数f0
2よりも高い領域(遅相領域)では、インダクタL1の
インピーダンスがコンデンサC1及び放電灯Laからな
る並列回路のインピーダンスよりも支配的になるため、
電圧Vaよりも電圧Vbの方が高くなる(Va<V
b)。一方、発振周波数fが共振周波数f02よりも低
い領域(進相領域)では、コンデンサC1及び放電灯L
aからなる並列回路のインピーダンスがインダクタL1
のインピーダンスよりも支配的になるため、電圧Vbよ
りも電圧Vaの方が高くなる(Va>Vb)。
インバータ回路2の発振周波数fと電圧Va,Vbとの
関係を示している。ここで、本回路では、コンデンサC
1及び放電灯Laからなる並列回路のインピーダンスと
インダクタL1のインピーダンスとが略等しくなる周波
数(すなわち共振周波数f02)において、第1及び第
2のインピーダンス検出部4,5の出力Va,Vbが互
いに等しくなるように、抵抗R1〜R4の抵抗値を設定
してある。したがって、発振周波数fが共振周波数f0
2よりも高い領域(遅相領域)では、インダクタL1の
インピーダンスがコンデンサC1及び放電灯Laからな
る並列回路のインピーダンスよりも支配的になるため、
電圧Vaよりも電圧Vbの方が高くなる(Va<V
b)。一方、発振周波数fが共振周波数f02よりも低
い領域(進相領域)では、コンデンサC1及び放電灯L
aからなる並列回路のインピーダンスがインダクタL1
のインピーダンスよりも支配的になるため、電圧Vbよ
りも電圧Vaの方が高くなる(Va>Vb)。
【0036】すなわち、発振周波数fと共振周波数f0
2との高低に応じて、第1及び第2のインピーダンス検
出部4,5の出力Va,Vbの高低が変化するので、電
流位相検出回路6では、第1及び第2のインピーダンス
検出部4,5の出力Va,Vbからランプ電流の位相を
検出することができ、ランプ電流の位相を示す信号Vc
をインバータ制御回路2aに出力する。そして、インバ
ータ制御回路2aでは、電流位相検出回路6の出力信号
Vcに基づいて、インバータ回路2が略同相領域で動作
し、第1及び第2のインピーダンス検出部4,5の出力
Va,Vbが略等しくなるようにインバータ回路2の発
振周波数fを制御しているので、スイッチング素子Q
1,Q2に流れる電流Idの位相と両端電圧Vdsの位
相とを略同位相とすることができ、スイッチング素子Q
1,Q2に加わるストレスを低減することができる。
2との高低に応じて、第1及び第2のインピーダンス検
出部4,5の出力Va,Vbの高低が変化するので、電
流位相検出回路6では、第1及び第2のインピーダンス
検出部4,5の出力Va,Vbからランプ電流の位相を
検出することができ、ランプ電流の位相を示す信号Vc
をインバータ制御回路2aに出力する。そして、インバ
ータ制御回路2aでは、電流位相検出回路6の出力信号
Vcに基づいて、インバータ回路2が略同相領域で動作
し、第1及び第2のインピーダンス検出部4,5の出力
Va,Vbが略等しくなるようにインバータ回路2の発
振周波数fを制御しているので、スイッチング素子Q
1,Q2に流れる電流Idの位相と両端電圧Vdsの位
相とを略同位相とすることができ、スイッチング素子Q
1,Q2に加わるストレスを低減することができる。
【0037】以下に電流位相検出回路6の構成について
図3に示す具体回路図を参照して説明する。電流位相検
出回路6は、第1及び第2のインピーダンス検出部4,
5から入力された電圧Va,Vbをそれぞれ整流、平滑
した電圧Va’,Vb’を発生する整流平滑部6a,6
bと、整流平滑部6a,6bの出力電圧Va’,Vb’
の高低を比較するコンパレータCP1とで構成され、コ
ンパレータCP1の出力信号Vcがインバータ制御回路
2aに入力される。
図3に示す具体回路図を参照して説明する。電流位相検
出回路6は、第1及び第2のインピーダンス検出部4,
5から入力された電圧Va,Vbをそれぞれ整流、平滑
した電圧Va’,Vb’を発生する整流平滑部6a,6
bと、整流平滑部6a,6bの出力電圧Va’,Vb’
の高低を比較するコンパレータCP1とで構成され、コ
ンパレータCP1の出力信号Vcがインバータ制御回路
2aに入力される。
【0038】整流平滑部6aでは、第1のインピーダン
ス検出部4から入力された電圧Vaを分圧抵抗R5,R
6により分圧し、直流成分をコンデンサC4でカットし
た後、ダイオードD2,D3で整流して、コンデンサC
5で平滑しており、コンデンサC5の平滑電圧Va’が
コンパレータCP1の一方の入力端子に入力される。な
お、コンデンサC5には放電経路を構成する抵抗R7
と、ツェナーダイオードZD1とがそれぞれ並列接続さ
れており、ツェナーダイオードZD1によってコンパレ
ータCP1に過電圧が入力されるのを防止している。
ス検出部4から入力された電圧Vaを分圧抵抗R5,R
6により分圧し、直流成分をコンデンサC4でカットし
た後、ダイオードD2,D3で整流して、コンデンサC
5で平滑しており、コンデンサC5の平滑電圧Va’が
コンパレータCP1の一方の入力端子に入力される。な
お、コンデンサC5には放電経路を構成する抵抗R7
と、ツェナーダイオードZD1とがそれぞれ並列接続さ
れており、ツェナーダイオードZD1によってコンパレ
ータCP1に過電圧が入力されるのを防止している。
【0039】また、整流平滑部6bは整流平滑部6aと
同様の回路構成を有しており、電圧Vbを分圧抵抗R
8,R9により分圧し、直流成分をコンデンサC6でカ
ットした後、ダイオードD4,D5で整流して、コンデ
ンサC7で平滑しており、コンデンサC7の平滑電圧V
b’がコンパレータCP1の他方の入力端子に入力され
る。なお、コンデンサC7には放電経路を構成する抵抗
R10と、ツェナーダイオードZD2とがそれぞれ並列
接続されており、ツェナーダイオードZD2によってコ
ンパレータCP1に過電圧が入力されるのを防止してい
る。
同様の回路構成を有しており、電圧Vbを分圧抵抗R
8,R9により分圧し、直流成分をコンデンサC6でカ
ットした後、ダイオードD4,D5で整流して、コンデ
ンサC7で平滑しており、コンデンサC7の平滑電圧V
b’がコンパレータCP1の他方の入力端子に入力され
る。なお、コンデンサC7には放電経路を構成する抵抗
R10と、ツェナーダイオードZD2とがそれぞれ並列
接続されており、ツェナーダイオードZD2によってコ
ンパレータCP1に過電圧が入力されるのを防止してい
る。
【0040】本回路では、上述した図1の回路と同様、
コンデンサC1及び放電灯Laからなる並列回路のイン
ピーダンスと、インダクタL1のインピーダンスとが略
等しくなる周波数(すなわち共振周波数f02)におい
て、整流平滑部6a,6bの出力Va’,Vb’が略等
しくなるように、抵抗R5〜R10の抵抗値を設定して
ある(図4参照)。したがって、インバータ回路2が遅
相領域(f>f02)でスイッチング動作を行うと、イ
ンダクタL1のインピーダンスがコンデンサC1及び放
電灯Laからなる並列回路のインピーダンスよりも支配
的になるため、電圧Va’よりも電圧Vb’の方が高く
なり(Va’<Vb’)、コンパレータCP1の出力信
号Vcの電圧レベルはLレベルになる。一方、インバー
タ回路2が進相領域(f<f02)でスイッチング動作
を行うと、コンデンサC1及び放電灯Laからなる並列
回路のインピーダンスがインダクタL1のインピーダン
スよりも支配的になるため、電圧Vb’よりも電圧V
a’の方が高くなり(Va’>Vb’)、出力信号Vc
の電圧レベルはHレベルになる。
コンデンサC1及び放電灯Laからなる並列回路のイン
ピーダンスと、インダクタL1のインピーダンスとが略
等しくなる周波数(すなわち共振周波数f02)におい
て、整流平滑部6a,6bの出力Va’,Vb’が略等
しくなるように、抵抗R5〜R10の抵抗値を設定して
ある(図4参照)。したがって、インバータ回路2が遅
相領域(f>f02)でスイッチング動作を行うと、イ
ンダクタL1のインピーダンスがコンデンサC1及び放
電灯Laからなる並列回路のインピーダンスよりも支配
的になるため、電圧Va’よりも電圧Vb’の方が高く
なり(Va’<Vb’)、コンパレータCP1の出力信
号Vcの電圧レベルはLレベルになる。一方、インバー
タ回路2が進相領域(f<f02)でスイッチング動作
を行うと、コンデンサC1及び放電灯Laからなる並列
回路のインピーダンスがインダクタL1のインピーダン
スよりも支配的になるため、電圧Vb’よりも電圧V
a’の方が高くなり(Va’>Vb’)、出力信号Vc
の電圧レベルはHレベルになる。
【0041】ここで、インバータ制御回路2aは、電流
位相検出回路6の出力信号Vcに基づいてインバータ回
路2の発振周波数fを制御しており、出力信号Vcの電
圧レベルがLレベルであれば、インバータ回路2が遅相
領域で動作していると判断し、インバータ回路2をその
ままの発振周波数fで動作させる。一方、出力信号Vc
の電圧レベルがHレベルであれば、インバータ制御回路
2aは、インバータ回路2が進相領域で動作していると
判断し、インバータ回路2の発振周波数fを高くするよ
うに制御する。そして、インバータ回路2の発振周波数
fが徐々に高くなり、インバータ回路2のスイッチング
動作が進相領域から遅相領域に移行すると、整流平滑部
6aの出力Va’よりも整流平滑部6bの出力Vb’の
方が高くなるので(Va’<Vb’)、出力信号Vcの
電圧レベルがHレベルからLレベルに反転し、インバー
タ制御回路2aは、出力信号Vcの電圧レベルがHレベ
ルからLレベルに反転した時点で、インバータ回路2の
発振周波数fを高くする動作を停止する。
位相検出回路6の出力信号Vcに基づいてインバータ回
路2の発振周波数fを制御しており、出力信号Vcの電
圧レベルがLレベルであれば、インバータ回路2が遅相
領域で動作していると判断し、インバータ回路2をその
ままの発振周波数fで動作させる。一方、出力信号Vc
の電圧レベルがHレベルであれば、インバータ制御回路
2aは、インバータ回路2が進相領域で動作していると
判断し、インバータ回路2の発振周波数fを高くするよ
うに制御する。そして、インバータ回路2の発振周波数
fが徐々に高くなり、インバータ回路2のスイッチング
動作が進相領域から遅相領域に移行すると、整流平滑部
6aの出力Va’よりも整流平滑部6bの出力Vb’の
方が高くなるので(Va’<Vb’)、出力信号Vcの
電圧レベルがHレベルからLレベルに反転し、インバー
タ制御回路2aは、出力信号Vcの電圧レベルがHレベ
ルからLレベルに反転した時点で、インバータ回路2の
発振周波数fを高くする動作を停止する。
【0042】而して、インバータ回路2の発振周波数f
が放電灯点灯時の共振周波数f02よりも高い周波数と
なるように、インバータ制御回路2aはインバータ回路
2の発振周波数fを制御しており、インバータ制御回路
2aはインバータ回路2を同相或いは遅相領域で動作さ
せているので、スイッチング素子Q1,Q2に発生する
ストレスや発熱を低減できる。また、第1及び第2のイ
ンピーダンス検出部4,5は、コンデンサC1及びイン
ダクタL1のインピーダンス変化を電圧変化として検出
しており、電流位相検出回路6では第1及び第2のイン
ピーダンス検出部4,5の出力Va,Vbの高低を比較
することによって電流の位相を検出しているので、回路
構成が複雑化することなく、簡単な回路構成で第1及び
第2のインピーダンス検出部4,5や電流位相検出部6
を実現できる。
が放電灯点灯時の共振周波数f02よりも高い周波数と
なるように、インバータ制御回路2aはインバータ回路
2の発振周波数fを制御しており、インバータ制御回路
2aはインバータ回路2を同相或いは遅相領域で動作さ
せているので、スイッチング素子Q1,Q2に発生する
ストレスや発熱を低減できる。また、第1及び第2のイ
ンピーダンス検出部4,5は、コンデンサC1及びイン
ダクタL1のインピーダンス変化を電圧変化として検出
しており、電流位相検出回路6では第1及び第2のイン
ピーダンス検出部4,5の出力Va,Vbの高低を比較
することによって電流の位相を検出しているので、回路
構成が複雑化することなく、簡単な回路構成で第1及び
第2のインピーダンス検出部4,5や電流位相検出部6
を実現できる。
【0043】ところで、インバータ制御回路2aは、イ
ンバータ回路2の発振周波数fが共振周波数f02より
も高くなるようにインバータ回路2の動作を制御してい
るが、放電灯Laが点灯するまでの間(すなわち、放電
灯Laの予熱、始動時)、インバータ制御回路2aが電
流位相検出回路6の出力信号Vcと無関係にインバータ
回路2の発振周波数fを制御するようにしても良く、第
1及び第2のインピーダンス検出部4,5や電流位相検
出回路6の誤動作に影響されることなく、放電灯Laを
確実に点灯させることができる。
ンバータ回路2の発振周波数fが共振周波数f02より
も高くなるようにインバータ回路2の動作を制御してい
るが、放電灯Laが点灯するまでの間(すなわち、放電
灯Laの予熱、始動時)、インバータ制御回路2aが電
流位相検出回路6の出力信号Vcと無関係にインバータ
回路2の発振周波数fを制御するようにしても良く、第
1及び第2のインピーダンス検出部4,5や電流位相検
出回路6の誤動作に影響されることなく、放電灯Laを
確実に点灯させることができる。
【0044】尚、本実施形態ではハーフブリッジ型のイ
ンバータ回路2を例として説明したが、インバータ回路
2を上記の構成に限定する趣旨のものではなく、インバ
ータ回路2にフルブリッジ型など他の回路形式のものを
用いても良いことは言うまでもない。また、直流電源と
しての整流平滑回路1や負荷回路3の回路構成も上記の
構成に限定する趣旨のものではなく、例えばインバータ
回路2の出力端に複数の負荷回路3を並列接続しても良
いし、負荷回路3を複数の放電灯Laが直列或いは並列
に接続されたような回路構成としても良い。
ンバータ回路2を例として説明したが、インバータ回路
2を上記の構成に限定する趣旨のものではなく、インバ
ータ回路2にフルブリッジ型など他の回路形式のものを
用いても良いことは言うまでもない。また、直流電源と
しての整流平滑回路1や負荷回路3の回路構成も上記の
構成に限定する趣旨のものではなく、例えばインバータ
回路2の出力端に複数の負荷回路3を並列接続しても良
いし、負荷回路3を複数の放電灯Laが直列或いは並列
に接続されたような回路構成としても良い。
【0045】(実施形態2)図5に本実施形態の放電灯
点灯装置の回路図を示す。尚、図5では主回路を省略し
て図示してある。また、電流位相検出回路6以外の構成
は、上述した実施形態1の放電灯点灯装置と同様である
ので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説
明を省略する。
点灯装置の回路図を示す。尚、図5では主回路を省略し
て図示してある。また、電流位相検出回路6以外の構成
は、上述した実施形態1の放電灯点灯装置と同様である
ので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説
明を省略する。
【0046】上述した実施形態1の放電灯点灯装置で
は、インバータ回路2を共振周波数以上の周波数範囲で
動作させているが、本実施形態では、共振周波数f02
よりも高く、且つ、所定の周波数f4よりも低い周波数
範囲(図6の範囲A)をインバータ回路2を動作させる
周波数範囲としている。尚、周波数f4とは共振周波数
f02よりも高い所定の周波数であり、図17に示すよ
うに放電灯Laの点灯時における共振出力VC1と無負
荷時(放電灯Laの立ち消え時)における共振出力VC
1とが略等しい電圧V1になるような周波数である。
は、インバータ回路2を共振周波数以上の周波数範囲で
動作させているが、本実施形態では、共振周波数f02
よりも高く、且つ、所定の周波数f4よりも低い周波数
範囲(図6の範囲A)をインバータ回路2を動作させる
周波数範囲としている。尚、周波数f4とは共振周波数
f02よりも高い所定の周波数であり、図17に示すよ
うに放電灯Laの点灯時における共振出力VC1と無負
荷時(放電灯Laの立ち消え時)における共振出力VC
1とが略等しい電圧V1になるような周波数である。
【0047】本回路では、実施形態1の放電灯点灯装置
において、整流平滑部6aの出力端にアノードが夫々接
続されたダイオードD10,D11と、整流平滑部6b
の出力端にアノードが夫々接続されたダイオードD1
2,D13と、ダイオードD10のカソードに負極が接
続された基準電源Vref1と、ダイオードD12のカソー
ドに負極が接続された基準電源Vref2と、一方の入力端
子に基準電源Vref1の正極が接続されると共に、他方の
入力端子にダイオードD13のカソードが接続されたコ
ンパレータCP1と、一方の入力端子にダイオードD1
1のカソードが接続されると共に、他方の入力端子に基
準電源Vref2の正極が接続されたコンパレータCP2と
を設けている。
において、整流平滑部6aの出力端にアノードが夫々接
続されたダイオードD10,D11と、整流平滑部6b
の出力端にアノードが夫々接続されたダイオードD1
2,D13と、ダイオードD10のカソードに負極が接
続された基準電源Vref1と、ダイオードD12のカソー
ドに負極が接続された基準電源Vref2と、一方の入力端
子に基準電源Vref1の正極が接続されると共に、他方の
入力端子にダイオードD13のカソードが接続されたコ
ンパレータCP1と、一方の入力端子にダイオードD1
1のカソードが接続されると共に、他方の入力端子に基
準電源Vref2の正極が接続されたコンパレータCP2と
を設けている。
【0048】而して、コンパレータCP1では、整流平
滑部6aの出力Va’に基準電源Vref1の電圧αを加算
した電圧(Va’+α)と、整流平滑部6bの出力V
b’との高低を比較し、コンパレータCP2では、整流
平滑部6aの出力Va’と、整流平滑部6bの出力V
b’に基準電源Vref2の電圧βを加算した電圧(Vb’
+β)との高低を比較しており、コンパレータCP1,
CP2の出力Vc,Vdがインバータ制御回路2aにそ
れぞれ入力されている。
滑部6aの出力Va’に基準電源Vref1の電圧αを加算
した電圧(Va’+α)と、整流平滑部6bの出力V
b’との高低を比較し、コンパレータCP2では、整流
平滑部6aの出力Va’と、整流平滑部6bの出力V
b’に基準電源Vref2の電圧βを加算した電圧(Vb’
+β)との高低を比較しており、コンパレータCP1,
CP2の出力Vc,Vdがインバータ制御回路2aにそ
れぞれ入力されている。
【0049】ここで、基準電源Vref2の電圧βは、放電
灯点灯時の共振周波数f02においてコンパレータCP
2の出力信号Vdが反転するような電圧値に設定されて
おり、共振周波数f02以下の周波数範囲では出力信号
VdはHレベルとなり、共振周波数f02よりも高い周
波数範囲では出力信号VdはLレベルとなる。また、基
準電源Vref1の電圧αは、共振周波数f02よりも高い
所定の周波数f4においてコンパレータCP1の出力信
号Vcが反転するような電圧値に設定されており、周波
数f4よりも低い周波数範囲では出力信号VcはHレベ
ルとなり、周波数f4以上の周波数範囲では出力信号V
C1はLレベルとなる。
灯点灯時の共振周波数f02においてコンパレータCP
2の出力信号Vdが反転するような電圧値に設定されて
おり、共振周波数f02以下の周波数範囲では出力信号
VdはHレベルとなり、共振周波数f02よりも高い周
波数範囲では出力信号VdはLレベルとなる。また、基
準電源Vref1の電圧αは、共振周波数f02よりも高い
所定の周波数f4においてコンパレータCP1の出力信
号Vcが反転するような電圧値に設定されており、周波
数f4よりも低い周波数範囲では出力信号VcはHレベ
ルとなり、周波数f4以上の周波数範囲では出力信号V
C1はLレベルとなる。
【0050】インバータ制御回路2aでは、コンパレー
タCP1,CP2の出力信号Vc,Vdに基づいてイン
バータ回路2の発振周波数fを制御しており、コンパレ
ータCP2の出力信号VdがHレベルの場合(すなわち
発振周波数fが周波数f04以下の場合)は、インバー
タ回路2の発振周波数fを徐々に高くして、出力信号V
dがHレベルからLレベルに反転すると、発振周波数f
を高くする動作を停止する。また、コンパレータCP1
の出力信号VcがLレベルの場合(すなわち発振周波数
fが周波数f04以上の場合)は、インバータ制御回路
2aはインバータ回路2の発振周波数fを徐々に低く
し、出力信号VcがLレベルからHレベルに反転する
と、発振周波数fを低くする動作を停止する。而して、
インバータ制御回路2aは、電流位相検出回路6の検出
結果に基づいて、共振周波数f02よりも高く且つ所定
の周波数f4よりも低い周波数範囲でインバータ回路2
を動作させている。
タCP1,CP2の出力信号Vc,Vdに基づいてイン
バータ回路2の発振周波数fを制御しており、コンパレ
ータCP2の出力信号VdがHレベルの場合(すなわち
発振周波数fが周波数f04以下の場合)は、インバー
タ回路2の発振周波数fを徐々に高くして、出力信号V
dがHレベルからLレベルに反転すると、発振周波数f
を高くする動作を停止する。また、コンパレータCP1
の出力信号VcがLレベルの場合(すなわち発振周波数
fが周波数f04以上の場合)は、インバータ制御回路
2aはインバータ回路2の発振周波数fを徐々に低く
し、出力信号VcがLレベルからHレベルに反転する
と、発振周波数fを低くする動作を停止する。而して、
インバータ制御回路2aは、電流位相検出回路6の検出
結果に基づいて、共振周波数f02よりも高く且つ所定
の周波数f4よりも低い周波数範囲でインバータ回路2
を動作させている。
【0051】ところで、インバータ回路2が周波数f4
よりも高い発振周波数fで動作している際に、放電灯L
aの立ち消えが発生すると、共振出力VC1の共振カー
ブが、点灯時の共振カーブ(図17のロ)から無負荷時
の共振カーブ(図17のイ)へ移行するため、立ち消え
時の発振周波数fが無負荷時の共振周波数f01に近い
場合は、コンデンサC1の両端に過大な電圧が発生する
虞がある。それに対して本実施形態では、インバータ制
御回路2aが、インバータ回路2の発振周波数fを共振
周波数f02よりも高く且つ周波数f4よりも低い周波
数範囲に制御しているので、放電灯Laの立ち消えが発
生したとしても、コンデンサC1の両端に過大な電圧が
発生することはなく、スイッチング素子Q1,Q2に過
大なストレスが発生するのを防止できる。尚、インバー
タ回路2の発振周波数fの上限値及び下限値は基準電源
Vref1,Vref2の電圧値α,βを適宜設定することによ
り、任意の値に設定することができる。
よりも高い発振周波数fで動作している際に、放電灯L
aの立ち消えが発生すると、共振出力VC1の共振カー
ブが、点灯時の共振カーブ(図17のロ)から無負荷時
の共振カーブ(図17のイ)へ移行するため、立ち消え
時の発振周波数fが無負荷時の共振周波数f01に近い
場合は、コンデンサC1の両端に過大な電圧が発生する
虞がある。それに対して本実施形態では、インバータ制
御回路2aが、インバータ回路2の発振周波数fを共振
周波数f02よりも高く且つ周波数f4よりも低い周波
数範囲に制御しているので、放電灯Laの立ち消えが発
生したとしても、コンデンサC1の両端に過大な電圧が
発生することはなく、スイッチング素子Q1,Q2に過
大なストレスが発生するのを防止できる。尚、インバー
タ回路2の発振周波数fの上限値及び下限値は基準電源
Vref1,Vref2の電圧値α,βを適宜設定することによ
り、任意の値に設定することができる。
【0052】(実施形態3)本実施形態の放電灯点灯装
置の回路構成は、上述した実施形態2の放電灯点灯装置
と同様であるので、図示及び説明は省略する。
置の回路構成は、上述した実施形態2の放電灯点灯装置
と同様であるので、図示及び説明は省略する。
【0053】実施形態2の放電灯点灯装置では、インバ
ータ制御回路2aが、電流位相検出回路6の出力Vc,
Vdに基づいて、インバータ回路2の発振周波数fを共
振周波数f02よりも高く且つ所定の周波数f4よりも
低い周波数範囲に制御しているが、本実施形態では共振
周波数f02前後の周波数範囲に発振周波数fを制御し
ている。すなわち、インバータ制御回路2aでは、発振
周波数fの下限値が共振周波数f02よりも低い所定の
周波数f5となり、発振周波数fの上限値が共振周波数
f02よりも高い所定の周波数f4となるように、基準
電源Vref1,Vref2の電圧値α,βをそれぞれ設定して
いる(図7参照)。
ータ制御回路2aが、電流位相検出回路6の出力Vc,
Vdに基づいて、インバータ回路2の発振周波数fを共
振周波数f02よりも高く且つ所定の周波数f4よりも
低い周波数範囲に制御しているが、本実施形態では共振
周波数f02前後の周波数範囲に発振周波数fを制御し
ている。すなわち、インバータ制御回路2aでは、発振
周波数fの下限値が共振周波数f02よりも低い所定の
周波数f5となり、発振周波数fの上限値が共振周波数
f02よりも高い所定の周波数f4となるように、基準
電源Vref1,Vref2の電圧値α,βをそれぞれ設定して
いる(図7参照)。
【0054】ここで、周波数f5,f4とは、図8に示
すように、点灯時における共振出力VC1と無負荷時に
おける共振出力VC1とが共に等しい電圧V1となるよ
うな発振周波数であり、インバータ回路2の動作が略同
相となるように発振周波数fの周波数範囲f5<f<f
4は十分狭い周波数範囲に設定されている。尚、図8中
のイは無負荷時における共振出力VC1の共振カーブを
示し、図8中のロは放電灯Laの点灯時における共振出
力VC1の共振カーブを示している。
すように、点灯時における共振出力VC1と無負荷時に
おける共振出力VC1とが共に等しい電圧V1となるよ
うな発振周波数であり、インバータ回路2の動作が略同
相となるように発振周波数fの周波数範囲f5<f<f
4は十分狭い周波数範囲に設定されている。尚、図8中
のイは無負荷時における共振出力VC1の共振カーブを
示し、図8中のロは放電灯Laの点灯時における共振出
力VC1の共振カーブを示している。
【0055】而して、インバータ制御回路2aは、電流
位相検出回路6の出力に基づいて、周波数f5よりも高
く且つ周波数f4よりも低い周波数範囲でインバータ回
路2の発振周波数fを制御しており、この周波数範囲を
所望の範囲に設定することによって、インバータ回路2
の発振周波数fを共振周波数f02付近とし、スイッチ
ング動作を略同相で行うことができ、スイッチング素子
に加わるストレスやその発熱を低減することができる。
位相検出回路6の出力に基づいて、周波数f5よりも高
く且つ周波数f4よりも低い周波数範囲でインバータ回
路2の発振周波数fを制御しており、この周波数範囲を
所望の範囲に設定することによって、インバータ回路2
の発振周波数fを共振周波数f02付近とし、スイッチ
ング動作を略同相で行うことができ、スイッチング素子
に加わるストレスやその発熱を低減することができる。
【0056】ところで、本実施形態では電流位相検出回
路6を実施形態2と同様の回路で構成しているが、図9
に示すように、第1及び第2のインピーダンス検出部
4,5の出力Va,Vbをそれぞれ整流、平滑する整流
平滑部6a,6bと、整流平滑部6a,6bの出力V
a’,Vb’の差を増幅するオペアンプOP1とで電流
位相検出回路6を構成しても良く、インバータ制御回路
2aは、電流位相検出回路6の出力Veに応じてインバ
ータ回路2の動作を制御している。尚、図9では主回路
を省略して図示してある。また、電流位相検出回路6以
外の回路構成は実施形態2と同様であるので、同一の構
成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
路6を実施形態2と同様の回路で構成しているが、図9
に示すように、第1及び第2のインピーダンス検出部
4,5の出力Va,Vbをそれぞれ整流、平滑する整流
平滑部6a,6bと、整流平滑部6a,6bの出力V
a’,Vb’の差を増幅するオペアンプOP1とで電流
位相検出回路6を構成しても良く、インバータ制御回路
2aは、電流位相検出回路6の出力Veに応じてインバ
ータ回路2の動作を制御している。尚、図9では主回路
を省略して図示してある。また、電流位相検出回路6以
外の回路構成は実施形態2と同様であるので、同一の構
成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0057】ここで、放電灯点灯時の共振周波数f02
において整流平滑部6aの出力Va’と整流平滑部6b
の出力Vb’が略等しくなるように、抵抗R5〜R10
の抵抗値を設定しているので、インバータ回路2の発振
周波数fが共振周波数f02に近付くほど、出力Va’
と出力Vb’との差が小さくなり、オペアンプOP1の
出力の絶対値は小さくなる。また、発振周波数fが共振
周波数f02よりも低い周波数範囲では、電圧Vb’に
比べて電圧Va’が大きくなるので、オペアンプOP1
の出力は正になり、発振周波数fが共振周波数f02よ
りも高い周波数範囲では、電圧Va’に比べて電圧V
b’が大きくなるので、オペアンプOP1の出力は負に
なる。
において整流平滑部6aの出力Va’と整流平滑部6b
の出力Vb’が略等しくなるように、抵抗R5〜R10
の抵抗値を設定しているので、インバータ回路2の発振
周波数fが共振周波数f02に近付くほど、出力Va’
と出力Vb’との差が小さくなり、オペアンプOP1の
出力の絶対値は小さくなる。また、発振周波数fが共振
周波数f02よりも低い周波数範囲では、電圧Vb’に
比べて電圧Va’が大きくなるので、オペアンプOP1
の出力は正になり、発振周波数fが共振周波数f02よ
りも高い周波数範囲では、電圧Va’に比べて電圧V
b’が大きくなるので、オペアンプOP1の出力は負に
なる。
【0058】したがって、インバータ制御回路2aで
は、オペアンプOP1の出力Veが負のしきい値よりも
低い場合、インバータ回路2の発振周波数fを徐々に低
くし、オペアンプOP1の出力Veが負のしきい値を超
えると、発振周波数fを低くする動作を停止する。ま
た、インバータ制御回路2aでは、オペアンプOP1の
出力Veが正のしきい値よりも大きい場合、インバータ
回路2の発振周波数fを徐々に高くし、オペアンプOP
1の出力が正のしきい値を下回ると、発振周波数fを高
くする動作を停止する。ここで、正負のしきい値を任意
に設定することにより、インバータ回路2の発振周波数
fを周波数f5よりも高く且つ周波数f4よりも低い周
波数範囲にすることができ、電流位相検出回路6を簡単
な回路で実現できる。
は、オペアンプOP1の出力Veが負のしきい値よりも
低い場合、インバータ回路2の発振周波数fを徐々に低
くし、オペアンプOP1の出力Veが負のしきい値を超
えると、発振周波数fを低くする動作を停止する。ま
た、インバータ制御回路2aでは、オペアンプOP1の
出力Veが正のしきい値よりも大きい場合、インバータ
回路2の発振周波数fを徐々に高くし、オペアンプOP
1の出力が正のしきい値を下回ると、発振周波数fを高
くする動作を停止する。ここで、正負のしきい値を任意
に設定することにより、インバータ回路2の発振周波数
fを周波数f5よりも高く且つ周波数f4よりも低い周
波数範囲にすることができ、電流位相検出回路6を簡単
な回路で実現できる。
【0059】(実施形態4)図10に本実施形態の放電
灯点灯装置の一部省略せる回路図を示す。尚、図10で
は主回路を省略して図示してある。また、放電灯点灯装
置の基本的な構成は実施形態2の放電灯点灯装置と同様
であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、
その説明を省略する。実施形態2の放電灯点灯装置で
は、電流位相検出回路6の出力に基づいてインバータ制
御回路2aがインバータ回路2の発振周波数fを制御し
ていたが、本実施形態では、電流位相検出回路6の出力
に基づいてチョッパ制御回路1aが整流平滑回路1の出
力を制御することにより、インバータ回路2の出力を変
化させている。
灯点灯装置の一部省略せる回路図を示す。尚、図10で
は主回路を省略して図示してある。また、放電灯点灯装
置の基本的な構成は実施形態2の放電灯点灯装置と同様
であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、
その説明を省略する。実施形態2の放電灯点灯装置で
は、電流位相検出回路6の出力に基づいてインバータ制
御回路2aがインバータ回路2の発振周波数fを制御し
ていたが、本実施形態では、電流位相検出回路6の出力
に基づいてチョッパ制御回路1aが整流平滑回路1の出
力を制御することにより、インバータ回路2の出力を変
化させている。
【0060】ここで、図11はインバータ回路2の発振
周波数fとコンデンサC1の両端電圧VC1との関係を
示す図であり、図11のイは無負荷時の共振カーブを示
し、図11のロ、ハは放電灯Laの点灯時における共振
カーブを示している。
周波数fとコンデンサC1の両端電圧VC1との関係を
示す図であり、図11のイは無負荷時の共振カーブを示
し、図11のロ、ハは放電灯Laの点灯時における共振
カーブを示している。
【0061】次に本回路の動作を簡単に説明する。本回
路では、放電灯Laの点灯時において、インバータ回路
2の発振周波数fを所定の周波数f7に固定している。
なお、周波数f7とは、チョッパ制御回路1aが整流平
滑回路1の出力を変化させる前の状態において、放電灯
点灯時にインバータ回路2が遅相領域でスイッチング動
作を行う周波数である。ここで、チョッパ制御回路1a
がスイッチング素子Q3のオンデューティや発振周波数
を制御して、整流平滑回路1の出力を低下させると、イ
ンバータ回路2の出力が低下し、放電灯Laに流れるラ
ンプ電流が低下する。そのため、ランプインピーダンス
が高くなり、共振回路の共振周波数は無負荷時の共振周
波数f01に近付く向きに変化し、共振出力VC1の共
振カーブが図11のロに示す共振カーブから図11のハ
に示す共振カーブに移行する。
路では、放電灯Laの点灯時において、インバータ回路
2の発振周波数fを所定の周波数f7に固定している。
なお、周波数f7とは、チョッパ制御回路1aが整流平
滑回路1の出力を変化させる前の状態において、放電灯
点灯時にインバータ回路2が遅相領域でスイッチング動
作を行う周波数である。ここで、チョッパ制御回路1a
がスイッチング素子Q3のオンデューティや発振周波数
を制御して、整流平滑回路1の出力を低下させると、イ
ンバータ回路2の出力が低下し、放電灯Laに流れるラ
ンプ電流が低下する。そのため、ランプインピーダンス
が高くなり、共振回路の共振周波数は無負荷時の共振周
波数f01に近付く向きに変化し、共振出力VC1の共
振カーブが図11のロに示す共振カーブから図11のハ
に示す共振カーブに移行する。
【0062】このように、整流平滑回路1の出力を変化
させることによって、放電灯Laのランプインピーダン
スが変化し、その共振周波数が変化するので、チョッパ
制御回路1aが整流平滑回路1の出力を変化させること
によって、ランプ電流の位相を任意の位相に調整するこ
とができる。而して、チョッパ制御回路1aでは、電流
位相検出回路6の出力に基づいて、インバータ回路2が
同相或いは遅相領域で動作するように、整流平滑回路1
の出力を変化させ、共振回路の共振周波数f02を変化
させており、簡単な回路構成でスイッチング素子にかか
るストレスやその発熱を低減できる。
させることによって、放電灯Laのランプインピーダン
スが変化し、その共振周波数が変化するので、チョッパ
制御回路1aが整流平滑回路1の出力を変化させること
によって、ランプ電流の位相を任意の位相に調整するこ
とができる。而して、チョッパ制御回路1aでは、電流
位相検出回路6の出力に基づいて、インバータ回路2が
同相或いは遅相領域で動作するように、整流平滑回路1
の出力を変化させ、共振回路の共振周波数f02を変化
させており、簡単な回路構成でスイッチング素子にかか
るストレスやその発熱を低減できる。
【0063】(実施形態5)図12に本実施形態の放電
灯点灯装置の一部省略せる回路図を示す。尚、図12で
は主回路を省略して図示してある。また、放電灯点灯装
置の基本的な構成は実施形態2又は4の放電灯点灯装置
と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付
してその説明を省略する。
灯点灯装置の一部省略せる回路図を示す。尚、図12で
は主回路を省略して図示してある。また、放電灯点灯装
置の基本的な構成は実施形態2又は4の放電灯点灯装置
と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0064】電流位相検出回路6は実施形態2又は4の
放電灯点灯装置と同様の構成を有しており、コンパレー
タCP1では、整流平滑部6aの出力Va’に基準電源
Vref1の電圧αを加算した電圧(Va’+α)と、整流
平滑部6bの出力Vb’との高低を比較し、コンパレー
タCP2では、整流平滑部6aの出力Va’と、整流平
滑部6bの出力Vb’に基準電源Vref2の電圧βを加算
した電圧(Vb’+β)との高低を比較している。
放電灯点灯装置と同様の構成を有しており、コンパレー
タCP1では、整流平滑部6aの出力Va’に基準電源
Vref1の電圧αを加算した電圧(Va’+α)と、整流
平滑部6bの出力Vb’との高低を比較し、コンパレー
タCP2では、整流平滑部6aの出力Va’と、整流平
滑部6bの出力Vb’に基準電源Vref2の電圧βを加算
した電圧(Vb’+β)との高低を比較している。
【0065】上述した実施形態2又は4の放電灯点灯装
置では、電流位相検出回路6の出力信号に応じてインバ
ータ制御回路2a又はチョッパ制御回路1aがそれぞれ
インバータ回路2、整流平滑回路1の出力を変化させて
いるが、本実施形態の放電灯点灯装置では、電流位相検
出回路6の出力信号に応じて、インバータ回路2が同相
又は遅相領域で動作するように、チョッパ制御回路1a
が整流平滑回路1の出力電圧を変化させるとともに、イ
ンバータ制御回路2aがインバータ回路2の発振周波数
を変化させている。
置では、電流位相検出回路6の出力信号に応じてインバ
ータ制御回路2a又はチョッパ制御回路1aがそれぞれ
インバータ回路2、整流平滑回路1の出力を変化させて
いるが、本実施形態の放電灯点灯装置では、電流位相検
出回路6の出力信号に応じて、インバータ回路2が同相
又は遅相領域で動作するように、チョッパ制御回路1a
が整流平滑回路1の出力電圧を変化させるとともに、イ
ンバータ制御回路2aがインバータ回路2の発振周波数
を変化させている。
【0066】ここで、図13はインバータ回路2の発振
周波数fとコンデンサC1の両端電圧VC1との関係を
示す図であり、図13のイは無負荷時の共振カーブを示
している。また、図13のロは、放電灯点灯時において
整流平滑回路1及びインバータ回路2の出力を変化させ
る前の状態の共振カーブ、図13のハは放電灯点灯時に
おいてインバータ回路2の発振周波数のみを変化させた
状態の共振カーブ、図13のニは放電灯点灯時において
整流平滑回路1の出力とインバータ回路2の発振周波数
を共に変化させた状態の共振カーブである。
周波数fとコンデンサC1の両端電圧VC1との関係を
示す図であり、図13のイは無負荷時の共振カーブを示
している。また、図13のロは、放電灯点灯時において
整流平滑回路1及びインバータ回路2の出力を変化させ
る前の状態の共振カーブ、図13のハは放電灯点灯時に
おいてインバータ回路2の発振周波数のみを変化させた
状態の共振カーブ、図13のニは放電灯点灯時において
整流平滑回路1の出力とインバータ回路2の発振周波数
を共に変化させた状態の共振カーブである。
【0067】放電灯が点灯すると、共振回路の共振カー
ブは図13のイから図13のロへ移行する。ここで、電
流位相検出回路6の出力信号Vc,Vdに応じて、イン
バータ制御回路2aがインバータ回路2の発振周波数f
を変化させると共に、チョッパ制御回路1aが整流平滑
回路1の出力を変化させ、共振回路の共振周波数を変化
させることによって、インバータ回路2を略同位相で動
作させることができ、スイッチング素子にかかるストレ
スやその発熱を低減することができる。
ブは図13のイから図13のロへ移行する。ここで、電
流位相検出回路6の出力信号Vc,Vdに応じて、イン
バータ制御回路2aがインバータ回路2の発振周波数f
を変化させると共に、チョッパ制御回路1aが整流平滑
回路1の出力を変化させ、共振回路の共振周波数を変化
させることによって、インバータ回路2を略同位相で動
作させることができ、スイッチング素子にかかるストレ
スやその発熱を低減することができる。
【0068】(実施形態6)図14に本実施形態の放電
灯点灯装置の一部省略せる回路図を示す。尚、図14で
は主回路を省略して図示してある。また、放電灯点灯装
置の基本的な構成は実施形態1の放電灯点灯装置と同様
であるので、同一の構成要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
灯点灯装置の一部省略せる回路図を示す。尚、図14で
は主回路を省略して図示してある。また、放電灯点灯装
置の基本的な構成は実施形態1の放電灯点灯装置と同様
であるので、同一の構成要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0069】本回路では、整流平滑部6aの出力Va’
と所定の基準電圧Vref3との高低を比較するコンパレー
タCP3からなる寿命検出回路7を設けており、電圧V
a’を放電灯Laの寿命末期信号として兼用している。
すなわち、放電灯Laの寿命末期時には放電灯Laのラ
ンプ電圧が正常点灯時に比べて異常に上昇するので、寿
命検出回路7では電圧Va’の異常上昇から放電灯La
の寿命末期を検出し、異常検出信号をインバータ制御回
路2aに出力している。尚、放電灯Laの寿命末期時に
は電圧Va’が基準電圧Vref3よりも大きくなり、コン
パレータCP3の出力(異常検出信号)はHレベルとな
る。一方、放電灯Laの正常点灯時には電圧Va’が基
準電圧Vref3以下になるから、コンパレータCP3の出
力(異常検出信号)はLレベルとなる。
と所定の基準電圧Vref3との高低を比較するコンパレー
タCP3からなる寿命検出回路7を設けており、電圧V
a’を放電灯Laの寿命末期信号として兼用している。
すなわち、放電灯Laの寿命末期時には放電灯Laのラ
ンプ電圧が正常点灯時に比べて異常に上昇するので、寿
命検出回路7では電圧Va’の異常上昇から放電灯La
の寿命末期を検出し、異常検出信号をインバータ制御回
路2aに出力している。尚、放電灯Laの寿命末期時に
は電圧Va’が基準電圧Vref3よりも大きくなり、コン
パレータCP3の出力(異常検出信号)はHレベルとな
る。一方、放電灯Laの正常点灯時には電圧Va’が基
準電圧Vref3以下になるから、コンパレータCP3の出
力(異常検出信号)はLレベルとなる。
【0070】インバータ制御回路2aでは、実施形態1
と同様、電流位相検出回路3の出力Vcに基づいてイン
バータ回路2を同相或いは遅相領域で動作させると共
に、寿命検出回路7の出力(異常検出信号)VfがHレ
ベルになった場合は、放電灯Laの寿命末期状態と判断
して、インバータ回路2のスイッチング動作を保護動作
に移行させる。ここで、保護動作とは、スイッチング動
作を停止させる状態、スイッチング動作を行う期間とス
イッチング動作を停止させる期間とを交互に設ける状態
(つまりスイッチング動作を間欠的に行う状態)、或い
は、スイッチング素子Q1,Q2の発振周波数を高くし
て共振回路の共振を弱くした状態のいずれかにインバー
タ回路2の動作を移行させることを言う。
と同様、電流位相検出回路3の出力Vcに基づいてイン
バータ回路2を同相或いは遅相領域で動作させると共
に、寿命検出回路7の出力(異常検出信号)VfがHレ
ベルになった場合は、放電灯Laの寿命末期状態と判断
して、インバータ回路2のスイッチング動作を保護動作
に移行させる。ここで、保護動作とは、スイッチング動
作を停止させる状態、スイッチング動作を行う期間とス
イッチング動作を停止させる期間とを交互に設ける状態
(つまりスイッチング動作を間欠的に行う状態)、或い
は、スイッチング素子Q1,Q2の発振周波数を高くし
て共振回路の共振を弱くした状態のいずれかにインバー
タ回路2の動作を移行させることを言う。
【0071】尚、本実施形態では放電灯Laの寿命末期
信号として電圧Va’を用いているが、電圧Vb’を用
いても良く、寿命末期時にランプ電圧が異常上昇すると
電圧Vb’も上昇するので、電圧Vb’の昇圧から放電
灯Laの寿命末期状態を検出することができる。また、
本回路では電圧Va’又はVb’から放電灯Laの寿命
末期状態を検出しているが、放電灯Laが外れた状態や
放電灯Laの異常放電などの異常状態を検出しても良
い。また、インバータ制御回路2aは、電流位相検出回
路3の出力Vcに応じてインバータ回路2が同相或いは
遅相領域で動作するようにインバータ回路2の発振周波
数fを制御しているが、寿命検出回路7が放電灯Laの
異常状態を検出した場合、電流位相検出回路3の出力V
cによるインバータ回路2の動作制御よりも、寿命検出
回路7の出力Vfによる保護動作を優先させ、インバー
タ制御回路2aがコンパレータCP1の出力に応じた発
振周波数fの制御を停止するようにしても良く、放電灯
Laの異常状態を確実に検出することができる。
信号として電圧Va’を用いているが、電圧Vb’を用
いても良く、寿命末期時にランプ電圧が異常上昇すると
電圧Vb’も上昇するので、電圧Vb’の昇圧から放電
灯Laの寿命末期状態を検出することができる。また、
本回路では電圧Va’又はVb’から放電灯Laの寿命
末期状態を検出しているが、放電灯Laが外れた状態や
放電灯Laの異常放電などの異常状態を検出しても良
い。また、インバータ制御回路2aは、電流位相検出回
路3の出力Vcに応じてインバータ回路2が同相或いは
遅相領域で動作するようにインバータ回路2の発振周波
数fを制御しているが、寿命検出回路7が放電灯Laの
異常状態を検出した場合、電流位相検出回路3の出力V
cによるインバータ回路2の動作制御よりも、寿命検出
回路7の出力Vfによる保護動作を優先させ、インバー
タ制御回路2aがコンパレータCP1の出力に応じた発
振周波数fの制御を停止するようにしても良く、放電灯
Laの異常状態を確実に検出することができる。
【0072】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、直流
電源の出力をスイッチング素子でスイッチングすること
によって高周波に変換するインバータ回路と、共振用イ
ンダクタ及び共振用コンデンサの直列回路からなりイン
バータ回路の出力端子間に接続された共振回路と、共振
用コンデンサに並列接続された放電灯と、インバータ回
路の出力を制御するインバータ制御回路と、共振用コン
デンサのインピーダンス変化を検出する第1のインピー
ダンス検出手段と、共振用インダクタのインピーダンス
変化を検出する第2のインピーダンス検出手段と、第1
及び第2のインピーダンス検出手段の検出結果からラン
プ電流の位相を検出する電流位相検出手段と、電流位相
検出手段の検出結果に基づいてインバータ回路を同相又
は遅相領域の何れかで動作させる制御手段とを備えたこ
とを特徴とし、発振周波数が共振周波数よりも高い遅相
領域では共振用インダクタのインピーダンスが支配的に
なり、発振周波数が共振周波数よりも低い進相領域では
共振用コンデンサ及び放電灯のインピーダンスが支配的
になるので、電流位相検出手段では、第1及び第2のイ
ンピーダンス検出手段の検出結果からインバータ回路が
遅相領域、同相領域、進相領域の何れの領域で動作して
いるかを検出することができ、且つ、制御手段は電流位
相検出手段の検出結果に基づいてインバータ回路を同相
又は遅相領域の何れかの領域で動作させているから、イ
ンバータ回路が進相領域で動作して、スイッチング素子
に過大なストレスが加わったりその発熱が増加するのを
防止できるという効果がある。さらに、電流位相検出手
段は、第1のインピーダンス検出手段が検出した共振用
コンデンサのインピーダンスと、第2のインピーダンス
検出手段が検出した共振用インダクタのインピーダンス
とを比較することによってランプ電流の位相を検出して
いるので、電流位相検出手段の構成が複雑化することは
なく、全体として回路構成を簡単にして、部品点数の少
ない放電灯点灯装置を実現できるという効果もある。
電源の出力をスイッチング素子でスイッチングすること
によって高周波に変換するインバータ回路と、共振用イ
ンダクタ及び共振用コンデンサの直列回路からなりイン
バータ回路の出力端子間に接続された共振回路と、共振
用コンデンサに並列接続された放電灯と、インバータ回
路の出力を制御するインバータ制御回路と、共振用コン
デンサのインピーダンス変化を検出する第1のインピー
ダンス検出手段と、共振用インダクタのインピーダンス
変化を検出する第2のインピーダンス検出手段と、第1
及び第2のインピーダンス検出手段の検出結果からラン
プ電流の位相を検出する電流位相検出手段と、電流位相
検出手段の検出結果に基づいてインバータ回路を同相又
は遅相領域の何れかで動作させる制御手段とを備えたこ
とを特徴とし、発振周波数が共振周波数よりも高い遅相
領域では共振用インダクタのインピーダンスが支配的に
なり、発振周波数が共振周波数よりも低い進相領域では
共振用コンデンサ及び放電灯のインピーダンスが支配的
になるので、電流位相検出手段では、第1及び第2のイ
ンピーダンス検出手段の検出結果からインバータ回路が
遅相領域、同相領域、進相領域の何れの領域で動作して
いるかを検出することができ、且つ、制御手段は電流位
相検出手段の検出結果に基づいてインバータ回路を同相
又は遅相領域の何れかの領域で動作させているから、イ
ンバータ回路が進相領域で動作して、スイッチング素子
に過大なストレスが加わったりその発熱が増加するのを
防止できるという効果がある。さらに、電流位相検出手
段は、第1のインピーダンス検出手段が検出した共振用
コンデンサのインピーダンスと、第2のインピーダンス
検出手段が検出した共振用インダクタのインピーダンス
とを比較することによってランプ電流の位相を検出して
いるので、電流位相検出手段の構成が複雑化することは
なく、全体として回路構成を簡単にして、部品点数の少
ない放電灯点灯装置を実現できるという効果もある。
【0073】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、インバータ回路の発振周波数が放電灯点灯時に放電
灯と共振用インダクタと共振用コンデンサとで構成され
る共振回路の共振周波数以上になるよう、放電灯の点灯
時において制御手段がインバータ回路の出力を制御する
ことを特徴とし、制御手段はインバータ回路の発振周波
数を共振周波数以上としているので、請求項1の発明と
同様に、インバータ回路を同相或いは遅相領域で動作さ
せることができ、インバータ回路が進相領域で動作して
スイッチング素子に過大なストレスが加わったりその発
熱が増加するのを防止できるという効果がある。
て、インバータ回路の発振周波数が放電灯点灯時に放電
灯と共振用インダクタと共振用コンデンサとで構成され
る共振回路の共振周波数以上になるよう、放電灯の点灯
時において制御手段がインバータ回路の出力を制御する
ことを特徴とし、制御手段はインバータ回路の発振周波
数を共振周波数以上としているので、請求項1の発明と
同様に、インバータ回路を同相或いは遅相領域で動作さ
せることができ、インバータ回路が進相領域で動作して
スイッチング素子に過大なストレスが加わったりその発
熱が増加するのを防止できるという効果がある。
【0074】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、インバータ回路の発振周波数が、放電灯点灯時にお
いて放電灯と共振用インダクタと共振用コンデンサとで
構成される共振回路の共振周波数以上で、且つ、無負荷
時において共振用インダクタ及び共振用コンデンサから
構成される共振回路の共振出力と放電灯点灯時における
共振回路の共振出力とが略等しくなる周波数よりも低く
なるように、放電灯の点灯時において制御手段がインバ
ータ回路の出力を制御することを特徴とし、制御手段
は、インバータ回路の発振周波数を放電灯点灯時におけ
る共振回路の共振周波数以上に制御しているので、イン
バータ回路を同相或いは遅相領域で動作させることがで
き、且つ、インバータ回路の発振周波数を、無負荷時に
おける共振回路の共振出力と放電灯点灯時における共振
回路の共振出力とが略等しくなる周波数よりも低くして
いるので、放電灯の立ち消えが発生して共振回路の共振
周波数が変化したとしても、過大な共振出力が発生する
ことはなく、スイッチング素子に過大なストレスが加わ
ったり発熱が増加するのを防止できるという効果があ
る。
て、インバータ回路の発振周波数が、放電灯点灯時にお
いて放電灯と共振用インダクタと共振用コンデンサとで
構成される共振回路の共振周波数以上で、且つ、無負荷
時において共振用インダクタ及び共振用コンデンサから
構成される共振回路の共振出力と放電灯点灯時における
共振回路の共振出力とが略等しくなる周波数よりも低く
なるように、放電灯の点灯時において制御手段がインバ
ータ回路の出力を制御することを特徴とし、制御手段
は、インバータ回路の発振周波数を放電灯点灯時におけ
る共振回路の共振周波数以上に制御しているので、イン
バータ回路を同相或いは遅相領域で動作させることがで
き、且つ、インバータ回路の発振周波数を、無負荷時に
おける共振回路の共振出力と放電灯点灯時における共振
回路の共振出力とが略等しくなる周波数よりも低くして
いるので、放電灯の立ち消えが発生して共振回路の共振
周波数が変化したとしても、過大な共振出力が発生する
ことはなく、スイッチング素子に過大なストレスが加わ
ったり発熱が増加するのを防止できるという効果があ
る。
【0075】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、放電灯点灯時に放電灯と共振用インダクタと共振用
コンデンサとで構成される共振回路の共振周波数におけ
る共振出力以下となり、且つ、無負荷時において共振用
インダクタ及び共振用コンデンサから構成される共振回
路の共振出力と放電灯点灯時における共振回路の共振出
力とが略等しくなるような発振周波数における共振出力
よりも高くなるよう、放電灯の点灯時において制御手段
がインバータ回路の出力を制御することを特徴とし、無
負荷時における共振回路の共振出力と放電灯点灯時にお
ける共振回路の共振出力とが略等しくなるような発振周
波数における共振出力よりもインバータ回路の出力が高
くなるように制御しているので、インバータ回路の発振
周波数を共振周波数前後の周波数とし、インバータ回路
を略同位相にて動作させることができ、スイッチング素
子に加わるストレスやその発熱を低減できるという効果
がある。
て、放電灯点灯時に放電灯と共振用インダクタと共振用
コンデンサとで構成される共振回路の共振周波数におけ
る共振出力以下となり、且つ、無負荷時において共振用
インダクタ及び共振用コンデンサから構成される共振回
路の共振出力と放電灯点灯時における共振回路の共振出
力とが略等しくなるような発振周波数における共振出力
よりも高くなるよう、放電灯の点灯時において制御手段
がインバータ回路の出力を制御することを特徴とし、無
負荷時における共振回路の共振出力と放電灯点灯時にお
ける共振回路の共振出力とが略等しくなるような発振周
波数における共振出力よりもインバータ回路の出力が高
くなるように制御しているので、インバータ回路の発振
周波数を共振周波数前後の周波数とし、インバータ回路
を略同位相にて動作させることができ、スイッチング素
子に加わるストレスやその発熱を低減できるという効果
がある。
【0076】請求項5の発明は、請求項1乃至4の発明
において、制御手段は、インバータ回路の発振周波数を
変化させることによってインバータ回路の出力を制御す
ることを特徴とし、請求項1乃至4の発明と同様の効果
を奏する。
において、制御手段は、インバータ回路の発振周波数を
変化させることによってインバータ回路の出力を制御す
ることを特徴とし、請求項1乃至4の発明と同様の効果
を奏する。
【0077】請求項6の発明は、請求項1乃至4の発明
において、制御手段は、直流電源の出力を変化させるこ
とによってインバータ回路の出力を制御することを特徴
とし、直流電源の出力を変化させるとインバータ回路の
出力が変化して放電灯に流れる電流が変化するので、放
電灯のランプインピーダンスが変化して共振回路の共振
周波数を変化させることができ、請求項1乃至4の発明
と同様の効果を奏する。
において、制御手段は、直流電源の出力を変化させるこ
とによってインバータ回路の出力を制御することを特徴
とし、直流電源の出力を変化させるとインバータ回路の
出力が変化して放電灯に流れる電流が変化するので、放
電灯のランプインピーダンスが変化して共振回路の共振
周波数を変化させることができ、請求項1乃至4の発明
と同様の効果を奏する。
【0078】請求項7の発明は、請求項1乃至4の発明
において、制御手段は、インバータ回路の発振周波数を
変化させると共に、直流電源の出力を変化させることに
よって、インバータ回路の出力を制御することを特徴と
し、直流電源の出力を変化させるとインバータ回路の出
力が変化して放電灯に流れる電流が変化するので、放電
灯のランプインピーダンスが変化して共振回路の共振周
波数を変化させることができ、請求項1乃至4の発明と
同様の効果を奏する。
において、制御手段は、インバータ回路の発振周波数を
変化させると共に、直流電源の出力を変化させることに
よって、インバータ回路の出力を制御することを特徴と
し、直流電源の出力を変化させるとインバータ回路の出
力が変化して放電灯に流れる電流が変化するので、放電
灯のランプインピーダンスが変化して共振回路の共振周
波数を変化させることができ、請求項1乃至4の発明と
同様の効果を奏する。
【0079】請求項8の発明は、請求項2乃至7の発明
において、制御手段は、放電灯が点灯するまでの間、電
流位相検出手段の検出結果に基づくインバータ回路の出
力制御を停止することを特徴とし、電流位相検出手段の
誤検出などの影響を無くして、放電灯を確実に点灯させ
ることができるという効果がある。
において、制御手段は、放電灯が点灯するまでの間、電
流位相検出手段の検出結果に基づくインバータ回路の出
力制御を停止することを特徴とし、電流位相検出手段の
誤検出などの影響を無くして、放電灯を確実に点灯させ
ることができるという効果がある。
【0080】請求項9の発明は、請求項2乃至8の発明
において、第1のインピーダンス検出手段の検出信号、
又は、第2のインピーダンス検出手段の検出信号の内、
何れかの検出信号から放電灯の寿命末期状態を検出する
寿命末期検出手段を具備することを特徴とし、放電灯の
寿命末期時にはランプ電圧が異常に上昇するので、第1
又は第2のインピーダンス検出手段の検出信号から放電
灯の寿命末期状態を検出することができ、且つ、第1又
は第2のインピーダンス検出手段の検出信号を寿命末期
状態の検出信号に兼用しているので、寿命末期状態を検
出する回路を別途設ける場合に比べて部品点数を削減で
きるという効果がある。
において、第1のインピーダンス検出手段の検出信号、
又は、第2のインピーダンス検出手段の検出信号の内、
何れかの検出信号から放電灯の寿命末期状態を検出する
寿命末期検出手段を具備することを特徴とし、放電灯の
寿命末期時にはランプ電圧が異常に上昇するので、第1
又は第2のインピーダンス検出手段の検出信号から放電
灯の寿命末期状態を検出することができ、且つ、第1又
は第2のインピーダンス検出手段の検出信号を寿命末期
状態の検出信号に兼用しているので、寿命末期状態を検
出する回路を別途設ける場合に比べて部品点数を削減で
きるという効果がある。
【0081】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期状態や異常
放電などを検出すると、制御手段は電流位相検出手段の
検出結果に基づくインバータ回路の出力制御を停止する
ことを特徴とし、異常発生時には制御手段によるインバ
ータ回路の出力制御を停止しているので、寿命末期検出
手段によって放電灯Laの寿命末期状態を確実に検出で
きるという効果がある。
いて、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期状態や異常
放電などを検出すると、制御手段は電流位相検出手段の
検出結果に基づくインバータ回路の出力制御を停止する
ことを特徴とし、異常発生時には制御手段によるインバ
ータ回路の出力制御を停止しているので、寿命末期検出
手段によって放電灯Laの寿命末期状態を確実に検出で
きるという効果がある。
【0082】請求項11の発明は、請求項9の発明にお
いて、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期状態を検出
すると、制御手段は、インバータ回路の出力を低下させ
る保護動作を行うことを特徴とし、寿命末期時にはイン
バータ回路の出力を低下させることにより、回路素子に
ストレスが加わるのを防止できるという効果がある。
いて、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期状態を検出
すると、制御手段は、インバータ回路の出力を低下させ
る保護動作を行うことを特徴とし、寿命末期時にはイン
バータ回路の出力を低下させることにより、回路素子に
ストレスが加わるのを防止できるという効果がある。
【0083】請求項12の発明は、請求項11の発明に
おいて、上記保護動作は、インバータ回路のスイッチン
グ動作を停止させる動作か、スイッチング動作を行う期
間とスイッチング動作を停止させる期間とを交互に設け
る動作か、或いは、スイッチング素子の発振周波数を高
くして共振回路の共振を弱くする動作のいずれかである
ことを特徴とし、請求項11の発明と同様の効果を奏す
る。
おいて、上記保護動作は、インバータ回路のスイッチン
グ動作を停止させる動作か、スイッチング動作を行う期
間とスイッチング動作を停止させる期間とを交互に設け
る動作か、或いは、スイッチング素子の発振周波数を高
くして共振回路の共振を弱くする動作のいずれかである
ことを特徴とし、請求項11の発明と同様の効果を奏す
る。
【0084】請求項13の発明は、請求項11の発明に
おいて、制御手段は、電流位相検出手段の検出結果に基
づくインバータ回路の出力制御よりも上記保護動作を優
先して行うことを特徴とし、インバータ回路の出力制御
よりも保護動作を優先させているので、寿命末期検出手
段が誤動作するのを防止できるという効果がある。
おいて、制御手段は、電流位相検出手段の検出結果に基
づくインバータ回路の出力制御よりも上記保護動作を優
先して行うことを特徴とし、インバータ回路の出力制御
よりも保護動作を優先させているので、寿命末期検出手
段が誤動作するのを防止できるという効果がある。
【0085】請求項14の発明は、請求項1乃至13の
発明において、上記第2のインピーダンス検出手段は、
共振用インダクタに磁気結合された二次巻線から共振用
インダクタに発生した電圧を検出し、この電圧から共振
用インダクタのインピーダンスを検出することを特徴と
し、簡単な回路構成で共振用インダクタのインピーダン
スを検出できるという効果がある。
発明において、上記第2のインピーダンス検出手段は、
共振用インダクタに磁気結合された二次巻線から共振用
インダクタに発生した電圧を検出し、この電圧から共振
用インダクタのインピーダンスを検出することを特徴と
し、簡単な回路構成で共振用インダクタのインピーダン
スを検出できるという効果がある。
【図1】実施形態1の放電灯点灯装置を示す回路図であ
る。
る。
【図2】同上の発振周波数と第1及び第2のインピーダ
ンス検出部の出力電圧との関係を示す図である。
ンス検出部の出力電圧との関係を示す図である。
【図3】同上の具体回路図である。
【図4】同上の発振周波数と第1及び第2のインピーダ
ンス検出部の出力電圧との関係を示す図である。
ンス検出部の出力電圧との関係を示す図である。
【図5】実施形態2の放電灯点灯装置の一部省略せる回
路図である。
路図である。
【図6】同上の発振周波数と第1及び第2のインピーダ
ンス検出部の出力電圧との関係を示す図である。
ンス検出部の出力電圧との関係を示す図である。
【図7】実施形態3の放電灯点灯装置の発振周波数と第
1及び第2のインピーダンス検出部の出力電圧との関係
を示す図である。
1及び第2のインピーダンス検出部の出力電圧との関係
を示す図である。
【図8】同上の共振回路に発生する共振電圧の周波数特
性を示す図である。
性を示す図である。
【図9】同上の別の放電灯点灯装置を示す一部省略せる
回路図である。
回路図である。
【図10】実施形態4の放電灯点灯装置の一部省略せる
回路図である。
回路図である。
【図11】同上の共振回路に発生する共振電圧の周波数
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図12】実施形態5の放電灯点灯装置の一部省略せる
回路図である。
回路図である。
【図13】同上の共振回路に発生する共振電圧の周波数
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図14】実施形態6の放電灯点灯装置の一部省略せる
回路図である。
回路図である。
【図15】従来の放電灯点灯装置のブロック図である。
【図16】同上の具体回路図である。
【図17】同上の共振回路に発生する共振電圧の周波数
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図18】(a)(b)はスイッチング素子に流れる電
流の波形図であり、(c)(d)はスイッチング素子の
両端電圧の波形図である。
流の波形図であり、(c)(d)はスイッチング素子の
両端電圧の波形図である。
【図19】(a)(b)はスイッチング素子に流れる電
流の波形図であり、(c)(d)はスイッチング素子の
両端電圧の波形図である。
流の波形図であり、(c)(d)はスイッチング素子の
両端電圧の波形図である。
【図20】(a)(b)はスイッチング素子に流れる電
流の波形図であり、(c)(d)はスイッチング素子の
両端電圧の波形図である。
流の波形図であり、(c)(d)はスイッチング素子の
両端電圧の波形図である。
1 整流平滑回路 2 インバータ回路 2a インバータ制御回路 3 負荷回路 4 第1のインピーダンス検出部 5 第2のインピーダンス検出部 6 電流位相検出回路 C1,C2 コンデンサ L1 インダクタ La 放電灯
Claims (14)
- 【請求項1】直流電源の出力をスイッチング素子でスイ
ッチングすることによって高周波に変換するインバータ
回路と、共振用インダクタ及び共振用コンデンサの直列
回路からなりインバータ回路の出力端子間に接続された
共振回路と、共振用コンデンサに並列接続された放電灯
と、インバータ回路の出力を制御するインバータ制御回
路と、共振用コンデンサのインピーダンス変化を検出す
る第1のインピーダンス検出手段と、共振用インダクタ
のインピーダンス変化を検出する第2のインピーダンス
検出手段と、第1及び第2のインピーダンス検出手段の
検出結果からランプ電流の位相を検出する電流位相検出
手段と、電流位相検出手段の検出結果に基づいてインバ
ータ回路を同相又は遅相領域の何れかで動作させる制御
手段とを備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。 - 【請求項2】インバータ回路の発振周波数が放電灯点灯
時に放電灯と共振用インダクタと共振用コンデンサとで
構成される共振回路の共振周波数以上になるよう、放電
灯の点灯時において制御手段がインバータ回路の出力を
制御することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装
置。 - 【請求項3】インバータ回路の発振周波数が、放電灯点
灯時において放電灯と共振用インダクタと共振用コンデ
ンサとで構成される共振回路の共振周波数以上で、且
つ、無負荷時において共振用インダクタ及び共振用コン
デンサから構成される共振回路の共振出力と放電灯点灯
時における共振回路の共振出力とが略等しくなる周波数
よりも低くなるように、放電灯の点灯時において制御手
段がインバータ回路の出力を制御することを特徴とする
請求項1記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項4】放電灯点灯時に放電灯と共振用インダクタ
と共振用コンデンサとで構成される共振回路の共振周波
数における共振出力以下となり、且つ、無負荷時におい
て共振用インダクタ及び共振用コンデンサから構成され
る共振回路の共振出力と放電灯点灯時における共振回路
の共振出力とが略等しくなるような発振周波数における
共振出力よりも高くなるよう、放電灯の点灯時において
制御手段がインバータ回路の出力を制御することを特徴
とする請求項1記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項5】制御手段は、インバータ回路の発振周波数
を変化させることによってインバータ回路の出力を制御
することを特徴とする請求項1乃至4記載の放電灯点灯
装置。 - 【請求項6】制御手段は、直流電源の出力を変化させる
ことによってインバータ回路の出力を制御することを特
徴とする請求項1乃至4記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項7】制御手段は、インバータ回路の発振周波数
を変化させると共に、直流電源の出力を変化させること
によって、インバータ回路の出力を制御することを特徴
とする請求項1乃至4記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項8】制御手段は、放電灯が点灯するまでの間、
電流位相検出手段の検出結果に基づくインバータ回路の
出力制御を停止することを特徴とする請求項2乃至7記
載の放電灯点灯装置。 - 【請求項9】第1のインピーダンス検出手段の検出信
号、又は、第2のインピーダンス検出手段の検出信号の
内、何れかの検出信号から放電灯の寿命末期状態を検出
する寿命末期検出手段を具備することを特徴とする請求
項2乃至8記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項10】寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期状
態や異常放電などを検出すると、制御手段は電流位相検
出手段の検出結果に基づくインバータ回路の出力制御を
停止することを特徴とする請求項9記載の放電灯点灯装
置。 - 【請求項11】寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期状
態を検出すると、制御手段は、インバータ回路の出力を
低下させる保護動作を行うことを特徴とする請求項9記
載の放電灯点灯装置。 - 【請求項12】上記保護動作は、インバータ回路のスイ
ッチング動作を停止させる動作か、スイッチング動作を
行う期間とスイッチング動作を停止させる期間とを交互
に設ける動作か、或いは、スイッチング素子の発振周波
数を高くして共振回路の共振を弱くする動作のいずれか
であることを特徴とする請求項11記載の放電灯点灯装
置。 - 【請求項13】制御手段は、電流位相検出手段の検出結
果に基づくインバータ回路の出力制御よりも上記保護動
作を優先して行うことを特徴とする請求項11記載の放
電灯点灯装置。 - 【請求項14】上記第2のインピーダンス検出手段は、
共振用インダクタに磁気結合された二次巻線から共振用
インダクタに発生した電圧を検出し、この電圧から共振
用インダクタのインピーダンスを検出することを特徴と
する請求項1乃至13記載の放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000054571A JP2001244092A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000054571A JP2001244092A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 放電灯点灯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001244092A true JP2001244092A (ja) | 2001-09-07 |
Family
ID=18575806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000054571A Pending JP2001244092A (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001244092A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015012366A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | クラリオン株式会社 | 伝搬遅延補正装置及び伝搬遅延補正方法 |
-
2000
- 2000-02-29 JP JP2000054571A patent/JP2001244092A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015012366A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | クラリオン株式会社 | 伝搬遅延補正装置及び伝搬遅延補正方法 |
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