JP2001242764A - 画像形成装置及びリサイクル方法 - Google Patents

画像形成装置及びリサイクル方法

Info

Publication number
JP2001242764A
JP2001242764A JP2000050001A JP2000050001A JP2001242764A JP 2001242764 A JP2001242764 A JP 2001242764A JP 2000050001 A JP2000050001 A JP 2000050001A JP 2000050001 A JP2000050001 A JP 2000050001A JP 2001242764 A JP2001242764 A JP 2001242764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recycling
image forming
data
unit
recycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000050001A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Hino
秀樹 日野
Takashi Ito
孝 伊藤
Yoshikazu Takesada
義和 武貞
Naohiro Yonezu
直洋 米津
Shinichi Asai
伸一 浅井
Hiroyuki Hanamoto
裕之 花本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2000050001A priority Critical patent/JP2001242764A/ja
Publication of JP2001242764A publication Critical patent/JP2001242764A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーの品質要求レベルに応じて、ユニッ
トのリサイクル内容を選択できるようにした画像形成装
置及びリサイクル方法の提供を課題とする。 【解決手段】 画像形成装置1に装着され、使用が終了
したユニット61の状態から、複数のリサイクル内容が
抽出され、この中から品質要求レベルに応じて1つのリ
サイクル内容が選択されるから、ユーザーの品質要求レ
ベルに応じた内容のリサイクルを行わせることができ、
リサイクル内容の選択自由性を拡大することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば複写機、
プリンタ等の画像形成装置に用いられるリサイクル可能
な部品ユニット、すなわちリサイクルユニットのリサイ
クル方法及びこのリサイクル方法に用いられる画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置に用いられるプロセ
スカートリッジ等のリサイクルユニットやユニット内の
消耗品の寿命情報、消費量情報、故障情報、属性情報、
識別情報等を、画像形成装置や、該画像形成装置と接続
された管理装置や、ユニット等に設けられた不揮発性メ
モリに記憶し、これをユニットや消耗品を管理するため
の情報として用いることが行われている(例えば、特開
平11−1577174号、特開平11−119606
号、特開平10−239979号、特開平10−133
529号、特開平9−120247号、特開平9−80
987号、特開平6−75442号、特開平10−19
8236号等)。
【0003】また、消耗品の寿命情報、消費量情報を用
いて、消耗品の交換、補充、清掃、修理等のユニットの
リサイクル内容を設定するシステムが知られている(例
えば特開平10−216689号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行例においては、ユニットに実行されるリサイクル内容
は、消耗品の寿命情報、消費量情報を用いて一義的に設
定されていた。
【0005】このため、ユーザーが例えば画質を優先し
てリサイクルを行ってほしい場合や、コストを優先して
リサイクルを行ってほしい場合であっても、このような
リサイクル内容の変更に対応できず、リサイクル内容の
選択自由性の点で問題があった。
【0006】この発明は、このような技術的背景に鑑み
てなされたものであって、ユーザーの品質要求レベルに
応じて、ユニットのリサイクル内容を選択できるように
した画像形成装置及びリサイクル方法の提供を課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、使用が終了
したユニットの状態から、そのユニットに実行すべきリ
サイクルの内容を複数抽出する手段と、前記抽出した複
数のリサイクル内容の中から、品質要求レベルに応じ
て、1つのリサイクル内容を選択する手段と、前記ユニ
ットに搭載され、前記選択したリサイクル内容を記憶す
る記憶手段と、を備えていることを特徴とする画像形成
装置によって解決される。
【0008】この画像形成装置によれば、画像形成装置
に装着され、使用が終了したユニットの状態から、複数
のリサイクル内容が抽出され、この中から品質要求レベ
ルに応じて1つのリサイクル内容が選択されるから、ユ
ーザーの品質要求レベルに応じた内容のリサイクルを行
わせることができ、リサイクル内容の選択自由性が拡大
する。
【0009】前記品質要求レベルとしては、画質、コス
ト、耐久性、正規のリサイクルか否かのいずれかに関す
るレベルを挙げることができる。これにより、画質、コ
スト、耐久性、正規のリサイクルか否かの観点からリサ
イクルを行わせることができる。
【0010】また、前記リサイクル内容は、補充した特
定消耗品の補充量、特定消耗品の補充の有無、特定部品
の交換の有無、交換した場合は交換した部品の種類、特
定部品の清掃の有無の少なくとも1つを含むものである
のがよい。これにより、実効性のあるリサイクルが行わ
れることになる。
【0011】また、前記課題は、画像形成装置に装着さ
れ、使用が終了したユニットの状態から、そのユニット
に実行すべきリサイクルの内容を複数抽出し、前記抽出
した複数のリサイクル内容の中から、品質要求レベルに
応じて、1つのリサイクル内容を選択することを特徴と
するリサイクル方法によっても解決される。
【0012】このリサイクル方法によっても、画像形成
装置に装着され、使用が終了したユニットの状態から、
複数のリサイクル内容が抽出され、この中から品質要求
レベルに応じて1つのリサイクル内容が選択されるか
ら、やはりユーザーの品質要求レベルに応じた内容のリ
サイクルを行わせることができ、リサイクル内容の選択
自由性が拡大する。
【0013】このリサイクル方法において、画像形成装
置に装着されたユニットの状態を、該ユニットに搭載さ
れた記憶手段に記憶し、リサイクル時に前記記憶手段に
記憶されたユニットの状態を読み出し、その内容に応じ
て複数のリサイクル内容を抽出するものとしてもよい。
この場合には、記憶手段の記憶に基づいて、確実なリサ
イクル内容の抽出が可能となる。
【0014】また、このリサイクル方法においても、前
記品質要求レベルが、画質、コスト、耐久性、正規のリ
サイクルか否かのいずれかに関するレベルである場合に
は、画質、コスト、耐久性、正規のリサイクルか否かの
観点からリサイクルを行わせることができるし、前記リ
サイクル内容が、補充した特定消耗品の補充量、特定消
耗品の補充の有無、特定部品の交換の有無、交換した場
合は交換した部品の種類、特定部品の清掃の有無の少な
くとも1つを含むものである場合には、実効性のあるリ
サイクルが行われることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明が適用されるレ
ーザプリンタの断面図である。
【0016】プリンタ本体1は、キャビネット一体型の
フロントローディングカセットタイプの構成をとってお
り、そのほぼ中央部には感光体ドラム10が矢印aの方
向に回転駆動可能に設置されている。感光体ドラムの周
囲には、第1帯電チャージャ11、磁気ブラシ式の第1
現像装置12、第2帯電チャージャ13、同じく磁気ブ
ラシ式の第2現像装置14、転写ローラ15、残留トナ
ーのクリーニング装置16、残留電荷のイレーサランプ
17等が設置されている。画像データは第1レーザ素子
2、第2レーザ素子3より発光し、レーザビーム走査系
4にて走査された後、fθ レンズ5にて調整され、第
1露光は反射ミラー6,7で反射され、感光体ドラム1
0上の第1帯電処理の直後に露光される。また、第2露
光は反射ミラー8,9で反射され、感光体ドラム上の第
2帯電処理の直後に露光される。なお、これらのエレメ
ントによるプリント処理は周知であるので、その説明は
省略する。
【0017】一方、プリンタ本体1の下部には自動給紙
カセット21、22,23,24が4段設けられ、また
キャビネットサイドにはオプションとしてのエレベータ
方式の自動給紙ユニット25が設置されている。各カセ
ットおよび給紙ユニット内に装填されている用紙のサイ
ズおよび容量はそれぞれセンサSE11〜SE15の各
々にて検出される。用紙は各カセットおよびそれそれの
給紙ユ二ットからそれぞれの給紙ローラ26〜30によ
って選択的に1枚ずつ給紙される。図中、各カセットか
ら延出した線は、通紙経路を示し、カセット1段目、2段
目および自動給紙ユ二ットからの用紙は、搬送ローラ3
1,32によりタイミングローラ34まで搬送されてそ
こで―旦保持される。また、カセット3段目および4段
目ならびに自動給紙ユ二ット25からの用紙は、搬送ロ
―ラ30,31,32によりタイミングローラ34まで
搬送されてそこで―旦保持される。さらに、手差しモー
ドによって給紙される用紙は給紙ローラ42によりタイ
ミングローラ34まで搬送されてそこで―旦保持され
る。それぞれのカセット等より給紙された用紙は感光体
ドラム10上に形成された画像と同期をとって転写部へ
送り込まれまる。トナー画像が転写された後の用紙は、
搬送べルト35にて定着装置36へ搬送され、ここでト
ナーが加熱定着された後、排出ローラ37から本体外へ
排出され、用紙反転ユ二ット50に導入される。
【0018】用紙反転ユ二ット50は、片面プリント済
み用紙の他の―面にもプリントする両面プリントまたは
同―面に重ねてプリントする合成プリントの実行のた
め、ローラ39,40,41等で構成される再給紙通路
38へ用紙を送り込む機能、用紙排出トレー59へ用紙
を直接搬送するフェースアップ排紙(非反転モード)と表
裏反転させるフェースダウン排紙(反転モード)を選択的
に処理する機能を併せ持っている。以上の機能を達成す
る上で、用紙反転ユニット50は受入れローラ51、送
り出しローラ52、正逆転切換ローラ53,54および
スイッチバック通路58を有している。切換爪56,5
7は図示しないソレノイドで回転角度を2つの位置に切
換可能とされている。
【0019】非反転モードにおいて、用紙は受入れロー
ラ51から切換爪56の上面でガイドされ、送り出しロ
ーラ52から用紙トレー59にフェースアップ状態で送
り出される。反転モードにおいて、用紙は受人れローラ
51から切換爪56の左側面でガイドされ、さらにロー
ラ54の正転にて用紙先端部がスイッチバック通路58
まで達する。用紙の後端が反転ポイントPへ達すると、
ローラ53,54が逆転に切換えられる。ここで、用紙
はそれまでの後端を先端にして切換爪56の右側面でガ
イドされ、送り出しローラ52から用紙トレー59にフ
ェースダウンの状態で送り出される。
【0020】一方、両面プリントモードにおいて、用紙
は前記反転モードと同様にスイッチバック通路58へ搬
送され、用紙の後端が反転ポイントPへ到達すると、ロ
ーラ54が逆転に切換えられる。ここで、用紙はそれま
での後端を先端にして、切換爪57の左下面でガイドさ
れ、再給紙ローラ55から再給紙通路38へ送り込まれ
る。合成プリントモードにおいては、用紙はローラ53
から切換爪57の左上面でガイドされ、再給紙ローラ5
5から再給紙通路38へ送り込まれる。
【0021】レーザプリンタ本体1の前面には、図2に
示されているようにフロントカバー62が設けられてお
り、少なくとも後述するプロセスカートリッジはフロン
トカバー62により外部のユーザーと遮断されている。
また、センサSE16によりフロントカバー62の開閉
状況を検知することができる。
【0022】図3は図lのレーザプリンタ本体に設置さ
れるリサイクルユニットとしてのプロセスカートリッジ
61の外観斜視図である。プロセスカートリッジ61は
図1で示した感光体ドラム10、第1帯電チャージャ1
1、第2現像装置14、転写ローラ15およびクリーニ
ング装置16を一体にしてユニット化したものであり、
その内部には不揮発性メモリ(以下単にメモリという)
であるEEPROMが内蔵されている。図4は図3のプ
ロセスカートリッジ61がレーザプリンタ本体1に設置
されるときの状態を表わした斜視図である。センサSE
17によってプロセスカートリッジ61の本体1へのマ
ウント状況を検知することができる。なおガイド部材6
3は、プロセスカートリッジ61の本体への着脱用のガ
イドに用いられるものである。
【0023】図3および図4に示されているように、本
体1に1対のセンサとしてのマイクロスイッチSE17が
設けられ、これに対向するようにプロセスカートリッジ
61に突起117a、117bが設けられている。そし
て、プロセスカートリッジ61を本体1に装着したと
き、突起117a、117bのマイクロスイッチSE1
7への押圧によってその装着の有無が判別できるように
なっている。また、データ転送用のコネクタ60aおよ
び60bはそれぞれ本体1とプロセスカートリッジ61
に設けられ、プロセスカートリッジ61が本体1に装着
されたときに相互に結合する。
【0024】図5はこの発明の第1の実施例によるレーザ
プリンタのシステム全体の制御回路を示すブロック図で
ある。
【0025】プリンタ側には本体を制御する制御プロセ
ッサ100、レーザビーム光学系を制御する制御プロセ
ッサ101、給紙オプションがある場合はそれを制御す
る制御プロセッサ102、および排紙オプションがある
場合にはそれを制御する制御プロセッサ103が含まれ
る。印字情報はホストコンピュータ110からホストイ
ンターフェイス111を経由して画像作成コントローラ
112へ送信される。画像作成コントローラ112はプ
リントすべき画像情報をビデオライン113を経由して
光学系制御プロセッサ101へ送信するとともに、制御
ライン114を介してプリントモードをインターフェイ
ス制御プロセッサ115へ送信する。このインターフェ
イス制御プロセッサ115はシリアルインターフェイス
116を介して各プロセッサ100〜103と種々のモ
ードを通信し合う。さらに、インターフェイス制御プロ
セッサ115は、プリンタ本体上の操作パネル表示部1
17をオン・オフ制御する。操作パネル表示部117は
各プロセッサからの指示に基づいて外部にその指示内容
を表示する。すなわち、図示しない操作パネル表示部1
17上にはプロセスカートリッジ61の使用回数をEE
PROMからなるメモリ200から読出して表示させる
ように指示することができるキーが設けられており、こ
のキーを使用することによって、使用者はプロセスカー
トリッジ61の使用回数すなわちその寿命等を知ること
ができる。
【0026】図6は、上記プリンタ本体1を制御するた
めのプリンタ本体制御プロセッサ100への入出力デー
タを示す図である。
【0027】プリンタ本体制御プロセッサ100への入
力データは、「カバー入力」、「プロセスカートリッジ
装着検出」、「プロセスカートリッジ新品検出」、「プ
ロセスカートリッジデータ読み込み」、「各プロセス入
力」、「その他の入力」であり、出力データは「プロセ
スカートリッジ新品解除出力」、「プロセスカートリッ
ジのデータ書き込み」、「各プロセス出力」、「その他
の出力」である。
【0028】「カバー入力」は、カバー62の開閉検出
信号であるカバー開閉時にプロセスカートリッジ61が
交換可能であるため、カバーの開閉を検出することでプ
ロセスカートリッジ61が交換されたかどうかをチェッ
クすることができる。「プロセスカートリッジ61装着
検出」は、プロセスカートリッジ61が装着されている
ことを検出する。
【0029】「プロセスカートリッジ新品検出」は、装
着されたプロセスカートリッジ61が新品かどうかを検
出する。例えば、プロセスカートリッジ61にヒューズ
が装着されている状態を新品として検出する。
【0030】「プロセスカートリッジデータ読み込み」
は、プロセスカートリッジ61に搭載されているメモリ
200の内容を読み込む。
【0031】「各プロセス入力」は、画像形成プロセス
の制御に必要な様々な入力であり、例えば、温度セン
サ、湿度センサ、感光体表面電位、画像濃度、白黒比
(BW比)等の入力である。
【0032】「その他の入力」は、カセット21〜23
の用紙のサイズや用紙有無を検出するセンサ、通紙搬送
に用いる各部用紙センサなどからの入力である。
【0033】一方、出力データとしての「プロセスカー
トリッジ新品解除出力」は、例えばプロセスカートリッ
ジ61にヒューズが装着されている状態を新品として、
この出力によりヒューズを切断する。
【0034】「プロセスカートリッジのデータ書き込
み」は、プロセスカートリッジ61に搭載されている前
記メモリ200に内容を書き込むための出力である。
【0035】「各プロセス出力」は、画像形成プロセス
の制御に必要な様々な出力であり、例えば帯電電圧V
g、現像バイアスVbの設定などの作像プロセス制御の
ための出力、トナー補給制御のための出力等である。
【0036】「その他の出力」は、通紙搬送に用いるモ
ータ出力や各クラッチの出力などである。
【0037】図7は、プロセスカートリッジ61のリサ
イクル処理の流れを示す図である。
【0038】同図に示すように、リサイクル処理は、ま
ずプリンタ側でリサイクルのための処理が行われる(ス
テップI)。次に、プリンタから取り外されたプロセス
カートリッジ61に対して、リサイクル工場で、第1の
リサイクル工程あるいは第2のリサイクル工程が実施さ
れる(ステップII)。そして、リサイクルされたプロ
セスカートリッジ61は、プリンタに装着され、該プリ
ンタでのリサイクル後の処理が行われる(ステップII
I)。以下、それぞれのステップについて説明する。
[ステップI:プリンタでのリサイクル前処理]ここで
は、リサイクルのためのデータをプロセスカートリッジ
61のメモリ200に書き込む動作が行われる。メモリ
200には、使用環境データ、消耗品状態データ、リサ
イクル時の品質要求レベルデータ、プロセスパラメータ
のデータ、リサイクル管理データ、リサイクル工程デー
タ、リサイクル完了データ等が書き込まれる。
【0039】前記使用環境データは、プロセスパラメー
タのカスタマイズの判断に用いる(これについては後述
する)。使用環境データの一例としては、湿度/温度、
白黒比(BW比)、トラブル発生状況、トータルカウン
ト値、使用用紙の種類、印字モードなどのデータであ
る。これらのデータは、ユーザごとに特有の傾向を示す
ものである。従って、これらのデータを解析・把握する
ことによって、リサイクル後に画像形成条件をユーザの
傾向に合致させるためのプロセスパラメータの設定を、
リサイクル工場で行わせることができる。
【0040】前記消耗品データは、各部品の使用枚数や
動作時間など消耗状況を表すカウンタ値(例えば現像槽
内のトナー消耗度合い、感光体ドラムの走行距離な
ど)、各部品の使用開始日等のデータである。これらの
データはリサイクル工場でのリサイクル工程の抽出、選
択(この点については後述する)などに用いられる。
【0041】リサイクル時の品質要求レベルデータは、
画質優先、コスト優先、耐久性優先等のデータであり、
これらのデータもリサイクル工場でのリサイクル工程の
抽出、選択などに用いられる。
【0042】プロセスパラメータは、電子写真のプロセ
ス制御のために用いられる1個または2個以上のパラメ
ータであり、例えば、感光体ドラムの表面電位、帯電電
圧Vg、現像バイアスVb、転写電圧Vtr、印字種類
によるトナー補給値、自動画像濃度制御(AIDCとも
いう)のセンサ補正値、AIDCしきい値、ATDC制
御パラメータ、γ(ガンマ)データ補正値、クリーニン
グしきい値、かぶりマージンに関するパラメータがあ
る。これらのパラメータに関するデータは、プロセスカ
ートリッジ61がカスタマイズされてリサイクルされる
場合には、書き換えられる。
【0043】リサイクル管理データは、リサイクル工場
にて様々な管理用に用いられるもので、ユーザーID、
プリンタID、場所ID、メーカーID、消耗品ID、
トナーの製品情報等のデータである。
【0044】リサイクル工程データは、各部品に対する
リサイクルすべき内容を指示するデータであり、リサイ
クル完了データは各部品に対するリサイクルされた内容
を示すデータである。
【0045】前記リサイクル工程データは、プリンタ本
体1においてリサイクル工程(リサイクル内容)を決定
したときのみ書き込まれ、リサイクル工場でリサイクル
工程を決定するときは書き込まれない。
【0046】プリンタ本体1でのリサイクル工程の決定
は、次のようにして行われる。
【0047】すなわち、リサイクル対象であるプロセス
カートリッジ61が、トナーエンプティ、感光体寿命等
によって寿命と判断された場合、プリンタ本体制御プロ
セッサ100は、プロセスカートリッジ61の状態デー
タに応じて事前に想定されている複数のリサイクル工程
から実施可能なリサイクル工程を複数個抽出する。
【0048】具体例を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】表1において、感光体ドラム10のカウン
タ値について、画質の劣化が発生するレベルであるA1
〜B1と、画質の劣化が発生し、かつ装置へダメージを
与える恐れがあるレベルであるB1〜とに分け、一方、
現像部のカウンタ値についても、画質の劣化が発生する
レベルであるA2〜B2と、画質の劣化が発生し、かつ
装置へダメージを与える恐れがあるレベルであるB2〜
とに分ける。
【0051】そして、それぞれのカウンタ値の組み合わ
せに応じた4つの状態を考える。そして、それぞれの状
態について、画質を優先的に考慮したリサイクル工程、
コストを優先的に考慮したリサイクル工程、耐久性を優
先的に考慮したリサイクル工程、管理を行わない場合の
4つのリサイクル工程を、プリンタのプリンタ本体制御
プロセッサ100が自動的に抽出する。
【0052】例えば、リサイクルに供されるプロセスカ
ートリッジ61の感光体ドラムのカウンタ値がA1〜B
1であり、現像部のカウンタ値がA2〜B2である状態
において、画質を優先的に考慮すると、画質の劣化が起
きないように早めに交換等を行い、感光体ドラムは通常
品と交換する、現像槽は清掃する、現像スリーブは通常
品と交換する、トナーは通常量を補給する、というリサ
イクル工程S1が抽出される。また、コストを優先的に
考慮すると、画質の劣化レベルでは交換等を行わず、従
って感光体ドラムは交換せず、現像槽は清掃せず、現像
スリーブは交換せず、トナーは通常量を補給する、とい
うリサイクル工程S2が抽出される。また、耐久性を優
先的に考慮すると、感光体ドラムは交換せず、現像槽は
清掃せず、現像スリーブは交換せず、トナーは多く補給
する、というリサイクル工程S3が抽出される。管理し
ない場合は、何も行わないリサイクル工程S10が抽出
される。
【0053】また、感光体ドラムのカウンタ値がA1〜
B1であり、現像部のカウンタ値が消耗度合の激しいB
2〜である状態においては、画質優先の場合のリサイク
ル工程S1、何も行わないリサイクル工程S10に加え
て、コスト優先の場合のリサイクル工程S4(感光体ド
ラムは交換せず、現像槽は清掃する、現像スリーブは通
常品と交換する、トナーは通常量を補給する)、耐久性
優先の場合のリサイクル工程S5(感光体ドラムは交換
せず、現像槽は清掃する、現像スリーブは高耐久品と交
換する、トナーは多く補給する)がそれぞれ抽出され
る。
【0054】また、感光体ドラム10のカウンタ値が消
耗度の激しいB1〜であり、現像部のカウンタ値がA2
〜B2である状態においては、画質優先の場合のリサイ
クル工程S1、何も行わないリサイクル工程S10に加
えて、コスト優先の場合のリサイクル工程S6(感光体
ドラムは通常品と交換する、現像槽は清掃せず、現像ス
リーブは交換せず、トナーは通常量を補給する)、耐久
性優先の場合のリサイクル工程S7(感光体は高耐久品
と交換する、現像槽は清掃せず、現像スリーブは交換せ
ず、トナーは多く補給する)がそれぞれ抽出される。
【0055】また、感光体ドラム10のカウンタ値が消
耗度の激しいB1〜であり、現像部のカウンタ値も消耗
度合いのより激しいB2〜である状態においては、画質
優先の場合のリサイクル工程S1、何も行わないリサイ
クル工程S10に加えて、コスト優先の場合のリサイク
ル工程S8(感光体ドラムは通常品と交換する、現像槽
は清掃する、現像スリーブは通常品と交換する、トナー
は通常量を補給する)、耐久性優先の場合のリサイクル
工程S9(感光体ドラムは高耐久品と交換する、現像槽
は清掃する、現像スリーブは高耐久品と交換する、トナ
ーは多く補給する)がそれぞれ抽出される。
【0056】なお、表1の例では、高耐久品への切り換
えは、通常品の使用終了時にのみ行うものとした。ま
た、カウンタ値は、通常品と高耐久品とでは劣化やダメ
ージ発生のレベルとなる値が等しくなるように重み付け
をして判断し、表1の値は、メモリのカウンタ値を重み
付けしたものである。
【0057】このように、各カウンタ値で分けられた4
個の状態のそれぞれについて、それぞれ4個のリサイク
ル工程が抽出される。
【0058】なお、前記S1〜S10のリサイクル工程
は、予め設定しておいてROM(図示せず)などの記憶
媒体に記憶させておけばよい。
【0059】次に、プリンタ本体1の操作パネル表示部
117やホストコンピュータの画面上にて、ユーザやサ
ービスマンに、品質要求レベル、つまり画質優先かコス
ト優先か、耐久性優先か、管理しないかを選択させる。
例えば、「リサイクル時の品質要求レベルを以下より選
択して下さい。
【0060】1.画質優先 2.コスト優先 3.耐久性優先 4.管理せず 」 というような表示を行い、選択させる。なお、この品質
要求レベルの選択は、予め行っても良いし、寿命判断直
後に行っても良い。
【0061】品質要求レベルが選択されると、プリンタ
本体1のプリンタ本体制御プロセッサ100は、4種類
の中から選択された対応するリサイクル工程(S1〜S
10の中の1つ)の内容を、プロセスカートリッジ61
のメモリにリサイクル工程データとして書き込む。ま
た、「管理せず」が選択された場合には、リサイクル工
程データとして、不正規品(管理しないとする)を表す
データ値を記録する。どのようにリサイクルされるかを
リサイクル業者に任せる場合等にこれを選択すればよ
い。
【0062】なお、品質要求レベルは上記に限定される
ことはなく、例えば「省エネ優先」などを設定しても良
い。また、交換する部品の種類(例えば高画質専用部
品、低価格部品等)を書き込むようにしても良い。
【0063】その後、各部品に対して、リサイクル準備
動作として、誤ったリサイクルを防止するために寿命対
象部品の強制消費動作処理を行う。強制消費動作処理
は、例えばトナーエンプティの場合には、残留するすべ
てのトナーを廃トナーボックスに移動させる。感光体ド
ラム10を交換することが確定している場合には、感光
体ドラム10の表面に傷を付けたり、感光体ドラム10
の回転停止状態で感光体ドラムをレーザー光により疲労
させたり、停止状態で感光体ドラムに転写プラスの最大
出力を出して感光層を破壊する。現像スリーブを交換す
ることが確定している場合には、回転状態で現像ブレー
ド電圧をOFFのままにして現像スリーブにフィルミン
グを起こさせたり、現像スリーブに傷を付ける。
【0064】このような寿命対象部品の強制消費動作処
理を完了した後、「プロセスカートリッジをリサイクル
に回して下さい。」とパネル上に表示し、ユーザーにリ
サイクル処理を促す。
【0065】また、リサイクル工程データの他に、これ
までの間に前述した使用環境データ、消耗品状態デー
タ、リサイクル時の品質要求レベルデータ、プロセスパ
ラメータのデータ、リサイクル管理データ等をメモリに
書き込んでおく。
【0066】図8は、以上説明したプロセスカートリッ
ジ61の強制消費動作制御までの動作を示すフローチャ
ートである。なお、以下の説明及び図面において、ステ
ップを#と省略することもある。
【0067】まず、#1で、プロセスカートリッジ61
の寿命検知制御を行った後、#2で寿命かどうかを判断
する。寿命でなければ(#2にてNO)、#1に戻る。
寿命と判断されれば(#2にてYES)、#3で使用環
境データなどの情報書き込み制御を行う。
【0068】次に、#4でリサイクル工程の選択処理を
行ったのち、#5でカートリッジ強制消費動作制御を行
い、処理を終了する。
【0069】図9はカートリッジ寿命検知制御#1の処
理内容を示すフローチャートである。
【0070】#11でトナーエンプティを検知したかど
うか、あるいはカウンタ値が所定値以上になったかどう
かを判断する。トナーエンプティを検知した場合、ある
いはカウンタ値が所定値以上になった場合は(#11に
てYES)、#12でプロセスカートリッジ61は寿命
と判断したのち、リターンする。それ以外(#11にて
NO)はそのままリターンする。
【0071】図10は、図8のリサイクル工程選択制御
処理#4の処理内容を示すフローチャートである。
【0072】#41において、各カウンタ値に基づい
て、カウンタ値に応じた状態におけるリサイクル工程を
複数個抽出する。ここでは、表1の感光体のカウンタ値
がA1〜B1、現像部のカウンタ値がA2〜B2のとき
のリサイクル工程S1,S2,S3,S10の4個を抽
出したものとする。
【0073】次に、#42で、品質要求レベルを判断す
る。まず#43で「画質優先」か否かを判断し、「画質
優先」であれば(#43にてYES)、#44でリサイ
クル工程データS1を決定する。「画質優先」でなけれ
ば(#43にてNO)、#45で「コスト優先」か否か
を判断する。「コスト優先」であれば(#45にてYE
S)、#46でリサイクル工程データS2を決定する。
「コスト優先」でなければ(#45にてNO)、#47
で「耐久性優先」か否かを判断する。「耐久性優先」で
あれば(#47にてYES)、#48でリサイクル工程
データS3を決定する。「耐久性優先」でなければ(#
47にてNO)、#49でリサイクル工程データS10
を決定する。
【0074】こうして、S1〜S10のいずれかのリサ
イクル工程を決定した後、#50で、プロセスカートリ
ッジ61のメモリ200にリサイクル工程の内容を書き
込み、リターンする。
【0075】なお、リサイクル工程データやその他のデ
ータを書き込むタイミングとして、カバーを開けたとき
や電源をオフした時点で書き込んでも良い。このときの
リサイクル工程の抽出や選択は、その時点の状態で判断
して書き込めばよい。こうすることで、寿命に達する前
にリサイクルに出された場合でも最適のリサイクルを行
うことができる。
【0076】以上により、プリンタ側での処理を終了す
る。 [ステップII:リサイクル工場でのリサイクル工程]
前記寿命に達したプロセスカートリッジ61は、プリン
タから取り出されたのちリサイクル工場に送られる。
【0077】リサイクル工場では、回収されてきたプロ
セスカートリッジ61に対して以下の処理を行う。
【0078】まず、回収されてきたプロセスカートリッ
ジ61内部のメモリ200に記憶されているデータの収
集を行う。記憶されているデータの収集は、プロセスカ
ートリッジ61のデータ転送用のコネクタ60bを利用
して、内部のメモリ200と再生部品管理装置を有線に
よって接続して行う。
【0079】まず、プロセスカートリッジ61のメモリ
200に不正規品情報が記録されていた場合は、以下の
(1)の処理を行う。 (1)プロセスカートリッジ61のメモリ200に記憶
されているデータ内容がリサイクルに使用できるデータ
でないため、実際にプリントを行ってプリントされたも
のの画質を作業者が目視により判断し、部品の交換/清
掃を行う。この場合は、リサイクル工程データをプロセ
スカートリッジ61に書き込まないでリサイクル処理を
終了とする。
【0080】一方、プロセスカートリッジ61のメモリ
200に不正規品情報が記録されていなかった場合は、
以下の(2)または(3)の処理を行う。 (2)第1のリサイクル工程処理 この処理は、プリンタ側でリサイクル工程が選択されて
いる場合の処理である。前記のプロセスカートリッジ6
1のメモリ200に書き込まれているS1〜S10のう
ちのいずれかのリサイクル工程データに従って、感光体
ドラム及び現像槽及びその他の部品の交換/清掃作業を
部品再生管理装置の画面に表示して確認する。
【0081】そして、リサイクル工程データに従うリサ
イクル処理を実行する。つまり、プロセスカートリッジ
61をある程度分解し、感光体ドラム10の交換、現像
槽の清掃、現像スリーブの交換、トナーの補充が書き込
まれていれば、それらの交換、清掃、充填量に応じたト
ナー補充などを行い、メモリ200に実際に行ったリサ
イクル工程を書き込んで、完了する。書き込まれたリサ
イクル工程は、基本的に、表1に示したS1〜S10の
リサイクル工程の内容と一致しているはずである。もし
一致しなかった場合には、後述するように、プロセスカ
ートリッジ61のプリンタへの再装着時に印字が禁止さ
れるようになっている。 (3)第2のリサイクル工程処理 この処理は、プリンタ側でのリサイクル工程の抽出、選
択が行われておらず、リサイクル工場側でリサイクル工
程の抽出、選択を行う場合の処理である。まず、プロセ
スカートリッジ61のメモリ200に書き込まれている
消耗品データによって、複数のリサイクル工程を抽出す
る。
【0082】例えば、表1に示した前述と同じような抽
出をすればよい。感光体ドラム10の走行距離のデータ
を用いて部品の残り寿命を判断し、部品の清掃/交換の
リサイクル行程を抽出したり、トナー消耗度合いのデー
タからトナーの補充のリサイクル工程を抽出したりす
る。これらの抽出したリサイクル工程を、プロセスカー
トリッジ61のメモリ200に書き込まれているユーザ
ーの品質要求レベルデータを基に選択する。もし、ユー
ザーの品質要求レベルデータがプロセスカートリッジ6
1のメモリ200に書かれていなかった場合は、ユーザ
ーの発注伝票や再生部品管理装置からユーザーの品質要
求レべルデータを得ても良い。
【0083】そして選択されたリサイクル工程に応じ
て、感光体ドラム200の交換、現像槽の清掃、現像ス
リーブの交換、トナーの補充を行い、メモリ200に実
際に行ったリサイクル工程を書き込んで、完了する。
【0084】前記の(2)及び(3)の処理が完了した
ときは、完了したことを再生部品管理装置にも入力す
る。
【0085】そして最後に、新品あるいはリサイクル完
了であることを示す手段を設ける作業を行ってリサイク
ル処理を終了とする。この手段は、新品時には切れてい
ない状態であるヒューズを取り付ける方法でも良いし、
またプロセスカートリッジ61内部のメモリに新品であ
る項目を書き込む方法でも良い。
【0086】ところで、プロセスカートリッジ61のメ
モリ200に書き込まれている使用環境データ、品質要
求レベルデータから、プロセスパラメータについてユー
ザー個々に応じた設定(カスタマイズ)が必要と判断さ
れた場合は、使用環境データに応じてリサイクル内容を
一部変えたり、プロセスパラメータの値を変化させてプ
ロセスカートリッジ61のメモリ200に書き込む。
【0087】具体例を表2を用いて説明する。
【0088】
【表2】
【0089】例えば、表2のように、メモリ200に書
き込まれている使用環境データから、高画質の要求が存
在するときは(状態EX1)、トナーの充填に関して高
画質用トナーBを用いるリサイクル工程を実施し、Vb
/Vg、Vtr、AIDC、ATDC、γカーブ、定着
条件の各プロセスパラメータについて、高画質用トナー
Bについてのパラメータとすべきことをメモリ200に
書き込んでおく。平均のBW比が高いときは(状態EX
2)、トナーの消耗が激しいと推測されることから、リ
サイクル工程でトナー充填量を増し、中間調の画質とな
るようにγカーブを緩く設定すべきことをメモリ200
に書き込んでおく。平均のBW比が低く、間欠印字が多
いときは(状態EX3)、リサイクル工程で劣化の少な
いトナーCを充填し、トナーCについてのパラメータと
すべきことをメモリ200に書き込んでおく。高抵抗の
用紙を多く使用するときは(状態EX4)、通常のリサ
イクル工程を行ったうえで、Vtrを高抵抗テーブルに
設定し高抵抗の紙用の数値を使用する。低温低湿環境下
での使用が多いときは(状態EX5)、Vb/Vg、V
tr、AIDC、γカーブを低湿低温設定にすべきこと
をメモリ200に書き込んでおく。リサイクル回数が5
回を超えたがまだ使用可能で延長するときは(状態EX
6)、Vb/Vg、AIDCを延長設定すべきことをメ
モリ200に書き込んでおく。 [ステップIII:プリンタでのリサイクル後処理]ス
テップIIにて説明した手順でリサイクル工場でリサイ
クルされたプロセスカートリッジ61は、プリンタ本体
200に再装着される。
【0090】プリンタのプリンタ本体制御プロセッサ1
00は、再装着されたプロセスカートリッジ61のメモ
リ200に書き込まれた実行済みのリサイクル工程デー
タに基づき、あるいはメモリ200に書き込まれたプロ
セスパラメータに基づき、画像形成のための条件を設定
する。具体的な手順は次の通りである。
【0091】図11は、プロセスカートリッジ61のメ
モリ200にリサイクル工場で書き込まれたデータを読
み取るための処理を示すフローチャートである。
【0092】まず、#61において、データの読み取り
要求があるかどうかをチェックする。データ読み取り要
求は、プロセスカートリッジ61の新品装着検出時、プ
リンタ本体1のカバー62の開閉検出時、プリンタの電
源オン時等のタイミングで発行される。
【0093】データ読み取り要求があれば(#61にて
YES)、S62で、プロセスカートリッジ61のメモ
リ200にアクセスしてそれに記憶されている各種デー
タを内部RAM(図示せず)に取り込む。
【0094】図12は、内部RAMに取り込んだデータ
に基づいて、プリンタの画像形成条件を判定し決定する
処理を示すフローチャートである。
【0095】#71で、プロセスカートリッジ61が新
品か否か判断する。新品であれば(#71にてYE
S)、#72で各部品に応じた制御パラメータを設定す
る。新品でなければ(#71にてNO)、#72で正規
リサイクル品かどうか判断する。正規リサイクル品であ
れば(#72にてYES)、#75に進む。正規リサイ
クル品でなければ(#73にてNO)、#74で、画像
形成条件CにC1を適用する。
【0096】#75では、プリンタにて選択したリサイ
クル工程と実際に行われたリサイクル工程が一致してい
るか否かを調べ、一致していなければ(#75にてN
O)、#76で印字動作を禁止する。なお、リサイクル
工場でリサイクル工程が抽出され選択されたものについ
ては、この判断は行わない。
【0097】一致していれば(#75にてYES)、#
77で部品A(例えば感光体ドラム)が交換されている
かどうかを判断する。交換されていれば(#77にてY
ES)、#78で画像形成条件AとしてA1を適用した
のち、#81に進む。。交換されていなければ(#77
にてNO)、#79で、部品B(例えば現像槽)が清掃
済みかどうか調べる。清掃済みでなければ(#79にて
NO)、#78に進む。 清掃済みであれば(#79に
てYES)、#80で画像形成条件AとしてA2を適用
したのち、#81に進む。
【0098】#81では、消耗品B(例えばトナー)が
補充されたかどうかを調べる。補充済みであれば(#8
1にてYES)、#82で画像形成条件BとしてB1を
適用する。補充済みでなければ(#81にてNO)、#
83で画像形成条件BとしてB2を適用する。
【0099】上記処理の基本的な考え方は、プロセスカ
ートリッジ61内の各部品の交換/清掃等により、プリ
ンタの画像形成制御のどの条件(パラメータ)に影響を
与えるかを基本として、画像形成条件AやBを設定する
ことにある。例えば画像形成条件Aが感光体ドラムの帯
電電圧値とした場合、帯電電圧値は、プロセスカートリ
ッジ61内の感光体ドラム10が交換されたかどうかと
いうデータと、プロセスカートリッジ61内の現像槽が
清掃されたかどうかというデータによって決定される。
なお、図12に示したフローチャートでは、現像スリー
ブの交換の有無については述べていないが、図12に示
したフローチャートは例示であって、同様の考え方で画
像形成条件を決定すればよい。
【0100】こうして決定された画像形成条件の一例を
表3に示す。
【0101】
【表3】
【0102】表3において、プリンタで選択決定したリ
サイクル工程と、リサイクル工場で実際に行われたリサ
イクル工程とが一致していなかった場合は、S1〜S9
のいずれのリサイクル工程についても、印字が禁止され
ている。なお、S10の管理を行わないリサイクル工程
については、印字が許可される。また、S1〜S10の
リサイクル工程において、各部品の交換の有無、清掃の
有無、トナー補充の有無に対応して、プロセスパラメー
タ、クリーニング実行頻度、画像安定化実行頻度、カー
トリッジ寿命のしきい値の各画像形成条件が、最適なも
のに設定されている。
【0103】なお、プロセスパラメータにおいて、延長
設定とは、画質がある程度落ちても機械ダメージを起こ
さないように印字を行う設定であり、プロテクト設定
(S10)とは画質を割り切り、機械ダメージの発生を
最小限に押さえる設定をいう。
【0104】また、クリーニング実行頻度において、画
質が劣化する状態では感光体ドラム周りが汚れるため、
クリーニングを度々行う。いかなるリサイクルか管理で
きない場合(S10)では、クリーニングの頻度を大き
くして機械ダメージを防いでいる。
【0105】画像安定化実行頻度において、画像が劣化
しやすい状態では、寿命を短めにして機械ダメージを防
いでいる。いかなるリサイクルか管理できない場合(S
10)では、画像安定化実行の頻度を大きくして機械ダ
メージを防いでいる。
【0106】カートリッジ寿命しきい値において、画像
が劣化しやすい状態では寿命を短めにして機械ダメージ
を防いでいる。いかなるリサイクルか管理できない場合
(S10)では、機械ダメージを確実に防ぐことができ
るように寿命を短くしている。
【0107】また、プロセスカートリッジ61が新品の
場合には、搭載されている感光体ドラムや現像スリーブ
の種類、トナー量に応じて、表3のように画像形成条件
が決定されている。
【0108】こうして、実行されたリサイクル工程の内
容に応じて、プリンタの画像形成条件が変更設定され
る。
【0109】また、リサイクル内容が、カスタマイズさ
れたプロセスパラメータを含む場合には、プリンタは再
装着されたプロセスカートリッジ61のメモリ200に
直接書き込まれている表2のようなプロセスパラメータ
のデータを読み取って、そのパラメータに優先的に設定
する。
【0110】なお、プロセスパラメータがカスタマイズ
されていない場合であっても、リサイクル工場側で、S
1〜S10のリサイクル工程に対応する表3に示すよう
な画像形成条件を直接書き込んでおき、再装着時にプリ
ンタがこの画像形成条件を読み込んでそのままこれを設
定するようにしても良い。例えば、特性の良いトナーが
新たに開発され、そのトナーをリサイクル工程で補充し
たとする。この場合、プリンタはこのトナーに適合した
画像形成条件に変更しなければならないが、リサイクル
終了後にプロセスカートリッジ61のメモリにその画像
形成条件を書き込んでおき、プリンタはこれを読み込む
ことで、新たな画像形成条件が簡単に設定される。
【0111】また、画像形成条件は表3に示したものに
限定されることはなく、他にもレーザ強度変調による画
質濃度や、γテーブルの変更による画質や、トナーセー
ブモード等を画像形成条件に加えても良い。また、クリ
ーニング実行頻度や画像安定化の実行頻度ではなく、単
にクリーニングの実行の有無や画像安定化の有無につい
ての設定としても良い。さらに、画像形成条件は複数個
でなく1個でも良い。さらには、画像形成条件として、
プロセスパラメータなどの画像形成のための制御条件だ
けでなく、リサイクル内容に応じて画像形成条件として
画像形成モードを設定するようにしても良い。例えば、
帯電量が少ないトナーを交換した場合は、画質モードを
2値モードに設定する等が考えられる。
【0112】図13は、プリンタの画像形成動作制御を
示すフローチャートである。
【0113】#91で、プリントボタン等が押されるこ
とにより、画像形成要求の受付が発生したかどうか判断
する。発生していなければ(#91にてNO)、そのま
まリターンする。発生していれば(#91にてYE
S)、#92のVb・Vg出力制御処理、#93のトナ
ー補給制御処理、#94のクリーニング動作制御処理、
#95の部品寿命検出制御処理、#96の作像プロセス
制御処理、#97の画像安定化制御処理の各処理を実行
する。
【0114】#92のVb・Vg出力制御処理は、図1
2の画像形成条件判定制御処理で設定された画像形成条
件を、プリンタ本体制御プロセッサ100を介して出力
する処理である。#93のトナー補給制御処理は、画像
形成(プリント)が行われるときに消費されるトナーを
現像ローラへ供給する処理である。
【0115】#94のクリーニング動作制御処理は、画
像形成が行われるサイズと実際の用紙のサイズとの差
で、感光体ドラム10または転写ローラ15にトナーが
残ってしまい、そのトナーが次の用紙に転写してしまわ
ないよう、用紙と用紙の間隔をあけてその間に、あるい
は印刷のあい間にクリーニング処理を行う制御である。
このクリーニング動作制御処理については、リサイクル
データ検出にて読み込んだリサイクル工程データ等か
ら、クリーニング動作の周期を決定することも想定され
る。例えば、現像スリーブを交換しなかったカートリッ
ジを用いた場合、トナーこぼれあるいはかぶりが新品カ
ートリッジより多いため、新品カートリッジがクリーニ
ング動作周期100枚印字毎のところを、クリーニング
動作の周期を30枚印字毎に行うことなどが考えられ
る。この間隔は、リサイクル工程データによって変える
ことも考えられる。例えば、新品時のクリーニング動作
周期を100枚印字毎とすると、リサイクル工程が正規
でない場合、動作周期を10枚毎にて行う等である。
【0116】#95の部品寿命検出制御処理では、例え
ば感光体ドラムなら該ドラムの回転時間、現像ローラな
ら印字枚数などをカウントすることにより、カウント値
がXXXとなったら寿命と判断する。寿命と判断した
ら、カウンタの値やそのときの環境データ(平均温度、
平均湿度)や上記画像形成条件である現像バイアス、帯
電電圧値などをプロセスカートリッジ61のメモリに書
き込む。
【0117】#96の作像プロセス制御処理では、電子
写真の作像プロセスを制御する。帯電、露光、現像、転
写、除電等の各プロセスを必要に応じて制御する。この
とき、画像形成条件判定処理にて設定された画像形成条
件を用いて作像処理を行う。
【0118】#97の画像安定化制御処理は、通紙中な
ど機内温度等の環境変化がある場合でも、安定した画像
を提供するための制御で、一例として、感光体ドラム上
にパッチ画像を作成し、その濃度を検出することにより
各種プロセスパラメータを調整するものである。例え
ば、感光体ドラム10を交換しなかったプロセスカート
リッジ61を用いた場合、プリント中でも環境変化によ
り異常画像を作成するおそれがあるので、通常はプリン
ト前に画像安定化制御を行うところをプリント中の像間
でも行うようにするなどが考えられる。また、プリント
中に画像安定化制御を行う場合でも、その頻度を大きく
すること等も考えられる。
【0119】以上の実施形態では、画像形成装置として
プリンタを用いたが、複写機その他の画像形成装置に適
用しても良い。
【0120】
【発明の効果】この発明に係る画像形成装置及びリサイ
クル方法によれば、画像形成装置に装着され、使用が終
了したユニットの状態から、複数のリサイクル内容が抽
出され、この中から品質要求レベルに応じて1つのリサ
イクル内容が選択されるから、ユーザーの品質要求レベ
ルに応じた内容のリサイクルを行わせることができ、リ
サイクル内容の選択自由性を拡大することができ、実用
上便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るレーザプリンタの
構成を示す断面図である。
【図2】図1のレーザプリンタにおける、フロントカバ
ーの開閉状態を示した図である。
【図3】図1のレーザプリンタに格納されるプロセスカ
ートリッジの構造を示す外観斜視図である。
【図4】図3のプロセスカートリッジを本体に着脱する
ときの状態を示した外観斜視図である。
【図5】図1のレーザプリンタの制御回路の構成を示す
システムブロック図である。
【図6】プリンタ本体制御プロセッサへの入出力データ
を示す図である。
【図7】プロセスカートリッジのリサイクル処理の流れ
を示す図である。
【図8】プロセスカートリッジの寿命検知制御から強制
消費動作制御までの動作を示すフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートの中のプロセスカートリ
ッジの寿命検知制御処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【図10】図8のフローチャートの中のリサイクル工程
選択制御処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図11】プロセスカートリッジのメモリにリサイクル
工場で書き込まれたデータを読み取るための処理を示す
フローチャートである。
【図12】内部RAMに取り込んだデータに基づいて、
プリンタの画像形成条件を判定し決定する処理を示すフ
ローチャートである。
【図13】プリンタの画像形成動作制御を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1・・・・・・・プリンタ本体(画像形成装置) 10・・・・・・・感光体ドラム 61・・・・・・・プロセスカートリッジ 100・・・・・・・プリンタ本体制御プロセッサ 200・・・・・・・不揮発性メモリ
フロントページの続き (72)発明者 武貞 義和 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 米津 直洋 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 浅井 伸一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 花本 裕之 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA26 DA27 DE03 EE08 HB04 HB15 HB17 2H071 BA13 BA17 BA20 BA33 DA06 DA08 DA09 DA13 DA15 DA32 4E360 AB03 AB12 AB22 BA03 ED03 ED17 ED27 FA02 FA20 GA04 GA06 GA60 GB48 9A001 JJ45 LL05 LL09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用が終了したユニットの状態から、そ
    のユニットに実行すべきリサイクルの内容を複数抽出す
    る手段と、 前記抽出した複数のリサイクル内容の中から、品質要求
    レベルに応じて、1つのリサイクル内容を選択する手段
    と、 前記ユニットに搭載され、前記選択したリサイクル内容
    を記憶する記憶手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記品質要求レベルは、画質、コスト、
    耐久性、正規のリサイクルか否かのいずれかに関するレ
    ベルである請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記リサイクル内容は、補充した特定消
    耗品の補充量、特定消耗品の補充の有無、特定部品の交
    換の有無、交換した場合は交換した部品の種類、特定部
    品の清掃の有無の少なくとも1つを含む請求項1に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置に装着され、使用が終了し
    たユニットの状態から、そのユニットに実行すべきリサ
    イクルの内容を複数抽出し、 前記抽出した複数のリサイクル内容の中から、品質要求
    レベルに応じて、1つのリサイクル内容を選択すること
    を特徴とするリサイクル方法。
  5. 【請求項5】 画像形成装置に装着されたユニットの状
    態を、該ユニットに搭載された記憶手段に記憶し、リサ
    イクル時に前記記憶手段に記憶されたユニットの状態を
    読み出し、その内容に応じて複数のリサイクル内容を抽
    出する請求項4に記載のリサイクル方法。
  6. 【請求項6】 前記品質要求レベルは、画質、コスト、
    耐久性、正規のリサイクルか否かのいずれかに関するレ
    ベルである請求項4に記載のリサイクル方法。
  7. 【請求項7】 前記リサイクル内容は、補充した特定消
    耗品の補充量、特定消耗品の補充の有無、特定部品の交
    換の有無、交換した場合は交換した部品の種類、特定部
    品の清掃の有無の少なくとも1つを含む請求項4に記載
    のリサイクル方法。
JP2000050001A 2000-02-25 2000-02-25 画像形成装置及びリサイクル方法 Pending JP2001242764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000050001A JP2001242764A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 画像形成装置及びリサイクル方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000050001A JP2001242764A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 画像形成装置及びリサイクル方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001242764A true JP2001242764A (ja) 2001-09-07

Family

ID=18571845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000050001A Pending JP2001242764A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 画像形成装置及びリサイクル方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001242764A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013047840A (ja) * 2012-10-31 2013-03-07 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013047840A (ja) * 2012-10-31 2013-03-07 Canon Inc 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3476704B2 (ja) 画像形成装置
US8948622B2 (en) Self-monitoring image forming apparatus
JP2008129056A (ja) 画像形成装置
JPH1039717A (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP3133314B2 (ja) 画像形成装置
JP3818221B2 (ja) 画像形成装置、その消耗部材の交換方法および交換システム
JP2010032947A (ja) 画像形成装置
JP3639923B2 (ja) 画像形成装置
JP2002169431A (ja) 画像形成装置、画像形成装置に用いる交換部品及びicチップ
JP2001242752A (ja) リサイクル方法及び画像形成装置
US8543014B2 (en) Image forming apparatus and method
JP4108065B2 (ja) 画像形成装置
JP5802099B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2009198675A (ja) 画像形成装置
JP2001242764A (ja) 画像形成装置及びリサイクル方法
JP2018036306A (ja) 画像形成装置
JP2000098826A (ja) 画像形成装置
JP2010281885A (ja) 画像形成装置
JPH0635309A (ja) 画像形成装置
JP2002182532A (ja) 画像形成装置、画像形成装置用交換部品及びicチップ
JP7275753B2 (ja) 画像形成装置
JP2001222197A (ja) 現像剤補給装置
JP2002174993A (ja) 画像形成装置
JP2000098825A (ja) 画像形成装置
JP2001117442A (ja) 画像形成装置、この画像形成装置に着脱可能なカートリッジ、カートリッジ放置期間判別システム及びカートリッジ構成要素の放置期間判別システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040308

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050823

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050823