JP2001242395A - デジタル・マイクロミラー・デバイスと非接触の端部結合型隠れヒンジ構造のための方法 - Google Patents

デジタル・マイクロミラー・デバイスと非接触の端部結合型隠れヒンジ構造のための方法

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JP2001242395A
JP2001242395A JP2000398010A JP2000398010A JP2001242395A JP 2001242395 A JP2001242395 A JP 2001242395A JP 2000398010 A JP2000398010 A JP 2000398010A JP 2000398010 A JP2000398010 A JP 2000398010A JP 2001242395 A JP2001242395 A JP 2001242395A
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E Nelson William
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    • B81B2201/042Micromirrors, not used as optical switches

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の素子に見られていたミラーの“固着”
問題が解決され、結果として、絶妙な非活性化コーティ
ングと高コストの密閉パッケージへの要求を緩和するこ
とにより、製造過程が簡素化される。 【解決手段】 新たなDMD素子および非接触、端部結
合、隠れヒンジ構造の方法が開示されている。この新技
術により、ミラーあるいは下部のヨークと、CMOS基
板表面上の着地パッドとの間の物理的な接触が不要とな
る。この新たなDMD構造では、素子表面上の適度な高
さ位置に、ミラーが所望の角度の領域に回転した際に、
ミラー20またはヨーク22の連続した端部と近接する
ように、捕獲電極24が設けられる。この捕獲電極24
とミラーアセンブリは、これらの間に極めて高い静電引
力を生み出し、ミラーがほか区電極の平面に近づいた際
にはミラーを止めるように、バイアスされる。ミラーア
センブリのパルス波形を調整することにより、ミラーは
確実に減衰され、ミラーアセンブリが所望の回転角で停
止した際のDMDミラーの振動を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間光変調器に関
し、特に、新しい非接触の端部結合型隠れヒンジ構造を
用いたデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)
空間光変調器に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の隠れヒンジデジタル・マ
イクロミラー・デバイス(DMD)を、3つの金属層に
分けて示すものであり、これら3層は、どちらかといえ
ば標準的なSRAMメモリセル上に構成されている。図
1aは、メモリセル上にあり、ヨークアドレスパッド
1、バイアス/リセットバス2、着地位置3X、および
下部のSRAMメモリセルへの接続部13からなる第一
金属層200を示す。図1bは、ミラーアドレス電極
4、電極支持ポスト5、トーションヒンジ6、ヒンジ支
持ポスト、ヨーク8、およびヨーク接触チップ9からな
る金属構造の第2層300を示す。この第2金属層30
0アセンブリは、第1金属層200の上に位置し、電極
支持ポスト5とヒンジポスト7によって支持されてい
る。図1Cは、高反射率ミラー10とその支持ポスト1
1からなる第3金属層400を示す。上記と同様に、ミ
ラーアセンブリ400は、第2金属層300の上に位置
し、ヨーク8の中央にある電極支持ポスト11によって
支持されている。動作の際には、ヒンジ支持ポスト7に
よりヨークアセンブリ8に一体化するバイアス/リセッ
トバス2に対し、バイアス電圧が印加される。ヨークア
ドレスパッド1とミラーアドレス電極4が、パルス稼働
され、アドレスパッドとミラーアセンブリ間に電場を形
成するバイアス電圧が印加される。この電場は、下のメ
モリセルの2値状態に応じて、ヨーク/ミラーアセンブ
リを一方向または他方向に傾けさせる静電力を発生させ
るものである。図示したように、ヨークとミラーアセン
ブリは一緒に回転するが、静電力は、2つの領域12
(斜線で網掛けで図示)、すなわち、第1層のヨークアド
レスパッド1と第2層のヨーク8の間と、第2層のミラ
ーアドレス電極4と第3層のミラー10との間に確立さ
れる。ヨーク8は、その着地チップ9が下部の金属層2
00の着地点3に接触するまで回転する。その回転角
は、ヨーク構造と、下部の金属層200上の第2金属層
300の高さの関数である。長くて、薄く、狭幅のトー
ションヒンジ6は、ヨーク8とミラー10をヒンジサポ
ートポスト7から支持し、より厚みのあるヨーク8が平
坦となるように、これらに働くトルクを有する。最後
に、着地点3からミラー/ヨークアセンブリをはずし自
由にするために、リセットパルスがバイアス/リセット
バス2に印加される。
【0003】図2は、上記のSRAMメモリを含む従来
のDMDの4層の3次元構造を示す。これらは、CMO
S SRAMメモリ層100、アドレスおよび着地パッ
ド層200、ヨークおよびヒンジ層300、およびミラ
ー層400からなる。図によると、この従来のDMD素
子は、ヒンジに平行な対角軸に関して対照となっている
ため、動作中は、ミラーアセンブリはSRAMメモリセ
ル14の2値状態(0または1)によって、順方向また
は逆方向に傾くことが分かる。通常のDMDの構造で
は、ミラーは、±10°の範囲で傾くようになってい
る。
【0004】図3は、従来の隠れヒンジDMDの3つの
ミラーのピクセル配列と、その他のピクセルの下部構造
の3次元切断図である。本図に含まれるのは、以下の、
ヨークアドレスパッド1、バイアス/リセットバス2、
ヨーク着地点3、ミラーアドレス電極4、電極支持ポス
ト5、トーションヒンジ6、ヒンジ支持ポスト7、ヨー
ク8、ヨーク着地チップ9、反射ミラー10、ミラー支
持ポスト11、SRAMメモリセル14への接続点13
である。正方形状ミラーは、±10°のオーダーで傾
き、400から600ナノメータの色波長をもつ可視光
に対して高反射率をもっている。ミラー相互間の間隔
は、通常、1ミクロンより小さい幅である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4は、ミラー10を
有する2つのDMDセルを示すものであり、下部の構造
が見通せるようにミラーは透明にして示す。一方のミラ
ーは、−10°回転するように示され、他方のミラー
は、+10°回転するように示され、各々は下部のメモ
リセル14での“0”と“1”の2値状態を表している
。本図は、付属する反射ミラー10をもつヨーク8が
トーションヒンジ6を中心にしてどのように回転し、ヨ
ーク着地チップ9が下部の着地パッド3に接触(着地)
するに到るか明確に示している。このヨーク着地チップ
9と着地パッド部3との間の機械的な接触が、本発明を
特徴付けるものとなっている。従来のDMDの問題は、
ミラーの固着問題であり、着地チップが素子の応答に伴
いパッドから上昇するのが遅れ、ある場合に着地パッド
に恒久的にくっついてしまう状態である。この固着問題
には、いくつかの原因が考えられるが、パッケージ中の
湿分や、着地チップの金属性着地パッドへのこすり付き
や、素子のパッケージへの取り付けと光学ガラスカバー
のパッケージへの取り付けのための製造過程で用いられ
るエポキシシール材の成分気化が挙げられる。この“固
着”問題は、金属表面が滑りやすくなるように表面に潤
滑あるいは不活性化層を設け、また、拘束表面接触から
開放するように、共鳴解除手法を用いてピクセルにエネ
ルギーを与えることが行われてきた。最近は、スプリン
グチップをミラーのチップに加え、この固着問題の解決
を図ろうとしている。また、ゲッター材料を加え、パッ
ケージ中の湿分を吸収することもよく行われる。これら
の解決策は、確かに効果的ではあるものの、保護膜の長
期的な劣化という問題がつきまとっており、これによ
り、密封パッケージと、窓取り付けに先立つ複雑な製造
工程を必要とする技術が採用されていた。しかし、この
技術は、高い製品コスト、複雑な製品構造、および製品
出荷の困難さを増す結果となる恐れがあった。
【0006】従って、下部のメモリ基板表面と物理的に
接触することなく、素子あるいはピクセル配列の長さに
渡って、信頼性高く、予期したように与えられた角度に
回転し、以って、この接触・固着を打ち破る際のすべて
の障害を回避するDMDを実装することが望ましい。固
着問題を解決することにより、ミラー配列の性能をより
予測可能とし、また、頻発する素子不良、すなわち、ミ
ラー固着を減らすことができる。 接触をなくすことに
より、第1電極レベル上の粒子状物質により高い不活性
状態を与えることができ、特殊な光吸収黒色金属層を可
能にし、また、二酸化珪素(SiO2)のような従来の
CMOSの電気的な不活性層の利用を可能とする。本発
明は、このニーズに応じたものである。
【0007】一般的な種類の従来技術による代表的な構
造は、米国特許番号5,535,047(発明者ホーン
ベック)に開示されており、また、出版物として(1)
ラリー ジェイ ホーンベック著、“高輝度、高解像度
応用のためのデジタル光処理” 電子画像処理、EI
‘97、プロジェクションディスプレイIII、IS&
TおよびSPIE共催、1997年2月10日〜12
日、カリフォルニア州サンノゼ開催と、(2)ラリー
ジェイ ホーンベック著、“デジタル光処理およびME
MS:明るい未来への時宜を得た集約”マイクロマシン
およびマイクロ製造’95、SPIE 応用科学および
工業シリーズ、1995年10月23日〜24日、テキ
サス州オースチン開催の講演論文集がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】新しいDMD素子と非接
触端結合隠れヒンジ構造の方法を開示する。この手法
は、ミラーあるいは下部ヨークと、CMOS基板表面上
の着地パッド間の物理的な接触を必要としないものであ
る。その結果、従来の素子での固着ミラーの問題を解決
し、微妙な不活性化層コーティングと高価な密封パッケ
ージに対する要求を緩和することができる。
【0009】本方式は、多かれ少なかれ、デジタル動作
を依然として維持する従来のDMD構造を用いるが、所
望の回転位置のおよその位置にピクセルを偏向させ、D
MDミラーを所望の回転角度で止める端結合容量性静電
力を用いて、ピクセルを捕獲するために、対角あるいは
直交軸に沿って回転するように改造された構造を用いる
ものである。
【0010】従来のDMDでは、回転角は、DMDの上
部構造を形成するために用いられる有機材料層の厚みに
よって、単純に決定されていた。素子の製造過程では、
捕獲(位置決め)電極は、素子表面上の適度な高さ位置に
形成され、それが所望の角度の領域に回転した際に、回
転するミラーあるいはヨークの連続した端部に概ね接近
するようになっている。この停止電極は、ミラーアセン
ブリが捕獲電極の平面に入った際に、ミラーアセンブリ
に対して極めて高い静電引力を及ぼすようにパルス駆動
される。捕獲電極のパルス波形を調整することにより、
安定した動作を提供し、所望の回転角の周りでDMDミ
ラーが振動しないようにするため、ミラーを確実に押さ
えつけることができる。この方式は、接触または着地D
MDピクセル構造によって、固着を防ぎ、製造工程での
着地面の不活性化を不要とし、着地面接触および/また
は不活性化劣化に起因する長期間に及ぶ劣化を防ぎ、湿
分への感度を下げ、以って密閉パッケージを不要とし、
回転角を決定するための機械的な停止機構ではなく静電
力の捕獲により固定回転角度を与えるものである。ま
た、平坦状態に解除・復帰する際に、ミラーを均一にリ
ースする特性を提供し、単一の電圧変化によりすべての
ミラーを平坦状態にする“高速解除”機能を可能とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、DMDミラーまたはヨ
ークの端部に印加される、強力な静電場領域の高い引力
を用いて、下部の素子基板と物理的に接触することな
く、ミラーアセンブリの回転を止め、結果として、ミラ
ーの固着を防ぎ、固着したミラーの接触の解除について
の、従来技術で説明した問題を解決する。この手法は、
基板床面との接触を避けて、ピクセル配列全体にわた
り、信頼性高く予期したように与えられた角度にミラー
を回転できるようにしながら、デジタル動作を保持す
る。
【0012】図5は、本発明の新たな端部結合DMDの
構成の図である。従来の隠れヒンジDMDと同様に、本
素子は、ミラー支持ポスト21によりヨーク22に取り
付けられたミラー20と、ミラーアドレス電極23とヨ
ークアドレス電極25からなる。しかし、ミラーアドレ
ス電極23と同じ製造プロセス位置に、新たに捕獲電極
24が付け加えられている。動作中はミラー20とミラ
ーアドレス電極23の間と、ヨーク22とヨークアドレ
ス電極25の間に働く静電力により発生する引力のため
に、ミラーが回転し、ヨーク22の端部と付け加えられ
た捕獲電極24の間の強い引力をもつ静電力によって所
望の角度で止まる。これは、素子の下部基板レベルにあ
る固定着地パッドにヨーク22が接触するまでミラーア
センブリが回転を続ける、従来の隠れヒンジDMDとは
異なるものである。回転角は、従来のDMDの場合と同
様に、DMD構造を形成するために用いられる有機材の
スペーサ層の一つの厚みによって単純に定められる。本
実施例では、捕獲電極24は、ヨーク22に隣接して示
されているが、他の構成では、捕獲電極24は、ミラー
20に隣接して設けることも可能である。
【0013】図6は、ミラー20を透明に(破線で示す
ように)描いた、新たな端部結合DMD構造の透視図で
ある。本図では、また、トーションヒンジ26も合わせ
て示している。これは、回転するミラーの上端部(右
側)での弱い引力に比べ、回転するミラーの下端部(左
側)での強い引力を図示するものであり、ここでは、ヨ
ーク22と捕獲電極24は極めて近接している。この引
力は、ヨークの端部と捕獲電極の端部との間の静電容量
と距離の関数となる。これは、ヨークと捕獲電極の端面
の面積と、両者間の距離に大いに依存しており、この距
離は、二次関数的にf=1/d2として表わされる。本
構成では、ミラーは、捕獲電極24に隣接し極めて近く
にあるミラーまたはヨークの端部全体に位置する直交軸
に沿って回転する。
【0014】図7aは、新たな端部結合DMD構造の典
型的な寸法を示す。公称寸法は、新たな端部結合技術を
良好に実現し、従来のDMDの製造に用いられる寸法の
典型例である。また、回転するミラー構造を停止させる
動作を与えるために必要な典型的な電圧も示されてい
る。この場合は、素子の側部にある捕獲電極24では、
ミラー停止は+5Vにバイアスされることが望ましく、
一方、素子の反対側にある捕獲電極は0Vに維持され
る。そして、図7bに示すように、波高が0Vから−1
0Vへ、次に−5Vへステップ状に変化するパルス波形
がミラーアセンブリに与えられる。動作中は、より低い
電圧―5Vを用いて、所望の回転角度での安定状態にミ
ラーアセンブリを維持する一方、下方向への回転を阻止
または停止させるために、より高い−10Vの電圧が必
要となる。これらは、モデルデータに基づき、最適なパ
ルス波形が決定されるような典型的な電圧範囲を示すも
のである。
【0015】図7cは、捕獲電極24に対するミラーア
センブリの回転動作を図示するものである。回転軸は、
ヨーク22の重心に位置する。ミラーアセンブリは、不
図示のミラーアドレス電極とヨークアドレス電極のバイ
アス条件に依存して、正方向または反対方向の所望の角
度に回転する。近接して整列したヨーク22と捕獲電極
24との間には、2μ以下の物理的な空隙が存在し、本
参考例は、捕獲電極とアドレス電極の適度なバイアスを
もったこの空隙が、必要な停止動作を提供することを示
している。動作中は、ヨーク22と捕獲電極24の端部
は、互いに極めて近接しあうため、これら二者間で引き
合う力はヒンジ力を上回り、回転が停止し、鋭利な端部
に沿った強い電場集中によって生じる静電留め動作によ
って所望の角度に固定される。
【0016】図8aおよび8bは、各々、ヨークと捕獲
電極で作る平面でのピクセル構造についての、対角配置
および直交配置を示す。両図は、ヨーク22、2つのミ
ラーアドレス電極23(回転軸の両側に一つづつ)、2
つの捕獲電極24(回転軸の両側に一つづつ)、および
トーションヒンジ26からなる各配置を示す。ミラー2
0は、(破線で)対角配置および直交配置でのミラー位
置を示す。2つのヨークアドレス電極25は図示してい
ないが、これらは、図5に示したように、下部基板面上
に位置している。ヨーク22および捕獲電極24の端部
に沿った長さは、互いに極めて等しく、ミラーアセンブ
リの回転中に最大の停止力を及ぼすようになっている。
結果として、この非接触、端部結合技術は、図8aの対
角配置でのヨークレベルでのみ利用に限定されるもので
はあるが、図8bの直交配置でのヨークもしくはミラー
レベルの両方に利用可能である。対角配置では、ミラー
の端部は、捕獲電極の面に対して傾くため、これは正し
いものとなる。多くのDMDでは、多様な隠れヒンジの
形があり、そこでは、できるだけ高いミラー充てん比を
もたらすように、全ての下部構造がミラーによって覆わ
れ、ミラー相互間の空隙は極めて狭くして、以って、ヨ
ーク配列を有効活用するものとなっている。図8aの対
角配置は、従来のDMDで用いられる既存の暗視野シュ
ミット系を最大限利用できる。一方、図8bの直交配置
は、光学系に対して何らかの変更を求めるものとなる
が、図示したように、ヨーク22と捕獲電極24との間
の相互作用の及ぶ相対的な面積あるいは体積を大きく増
加させるという利点をもたらすものであり、トルク特性
および停止能力の改善につながるものである。
【0017】図9aは、新たな端部結合DMDのモデリ
ングデータを示し、回転ミラーの強い電場集中領域での
高い引力の様子を、ミラーの他端の捕獲電極の領域周辺
での弱い引力と対比させて図示したものである。このモ
デリングデータは、ヨーク22と捕獲電極24が互いに
近接した際に成立する静的条件を図示したものである。
このモデリングの結果、ミラー/ヨーク電圧が切られた
(0V)際には、時には、ミラーおよびヨークアドレス
電極23および25によって、ミラーが回転を始めるこ
とを示している。これは、着地パッドからミラーとヨー
クを解除するきっかけを与えるために、高エネルギーの
共鳴パルスを必要とした従来のDMDに大きな改善をも
たらすことを表している。ミラーは、所望の回転位置の
近傍に偏向すると端部結合容量性静電ポテンシャルは累
積し、モデリングデータの電界力線で示される力成分
は、垂直方向(回転トルク)から水平方向(ラッチトル
ク)に移行し、ある時点で、ミラー回転力に関するこれ
らの力は、所望の角度でミラーが固定されるようにな
る。
【0018】図9bは、捕獲電極とヨーク周辺の高強度
領域の拡大図である。本図は、ミラーアセンブリは、最
終的には、静的に所望の角度に留まり固定されることを
示しているが、動作に適度な制動を必要とする動的な動
きが含まれている。
【0019】図10は、モデリングデータに基づき、復
帰トルクとミラートルクの関係をグラフ化したものであ
る。この図は、本モデルでは12°である所望の角度に
対して、ミラー上のトルクが迅速に反転させられること
を示している。結果として、適切なバイアスを捕獲電極
に与え、ミラーパルス波形を調整することにより、ミラ
ー回転を所望の傾き角度で停止させ、さらに、確実に減
衰させた状態で動作させ、所望の角度に固定させるまで
にミラーの振動を最小限にとどめることができる。
【0020】図11は、ミラーアセンブリの回転動作
と、それがどのように捕獲電極の近傍に停止するかの状
況を表す図である。ミラーアセンブリの回転および捕獲
を起こす様々なベクトル力を示してある。図11aは、
0°回転でのミラーアセンブリの状態を示し、各静電力
は以下の通りである。F1は、ミラー20とミラーアド
レス電極23との間の力、F2は、ヨーク22とヨーク
アドレス電極25との間の力、F3は、ヨーク22と捕
獲電極24との間の力である。
【0021】図11bは、6°回転を例として、様々な
電極に印加される電圧波形が、ミラーアセンブリを回転
開始させるようなものである際の条件を示したものであ
る。ここで、力F1、F2およびF3は、ミラーアセンブ
リの動的状態を設定できるように全て十分大きなもので
ある。
【0022】図11cは、本例では12°とした所望の
角度にミラーアセンブリが回転した状態を示す。この場
合は、ヨーク22と捕獲電極24の間の極めて大きな接
線方向の静電力F3が、全ての力が平衡状態となってミ
ラーアセンブリを捕獲し保持しているような状態を示し
ている。実際には、幾分かのオーバーシュートが発生す
る恐れがあるものの、最終目的は、回転させすぎること
なく、確実に減衰させる形でこの状態に到らしめること
である。
【0023】図11dは、ミラーアセンブリがわずかに
減衰不足で、所望の回転角度を超えてしまった場合を示
している。この場合は、図示したように、水平方向ベク
トルF3xと垂直方向ベクトルF3yを生成するように、
ヨーク22と捕獲電極24との間の力F3は、負の方向
に回転する。図10で説明したように、F1+F2=F3
の条件が成立した時に、これらの逆方向の力は、ミラー
アセンブリを反転させ反対方向に動かし、そこでヨーク
22は捕獲電極24によって捕獲される。
【0024】最後に、不適切なタイミングもしくは不適
切な大きさの駆動電圧によってミラーが停止できないよ
うなミラー回転力が働く突発的な事象の場合には、ミラ
ーは、回転を続け、ミラーは従来の非破壊的な方法で着
地することになる。
【0025】DMD投影ディスプレイは、本発明の非接
触、端部結合、隠れヒンジDMD構造の恩恵を、いわゆ
る高性能、高信頼および低コストという課題について大
きく受ける。これは、基本的には、DMDの長寿命化と
素子のパッケージ化の低コスト化に拠るところである。
【0026】本発明の非接触、端部結合、隠れヒンジD
MD構造の恩恵を受けるプロジェクタの2つの実施例
を、図12に示す。図12aは、単一DMDの実施例の
概要図であり、光源30、第1および第2の集光光学系
31および32、回転色ホイールおよびモータ33、お
よび本発明のDMD34、投影レンズ35及び投影スク
リーン36から構成される。本構成は、カラーフィール
ド順次モードでDMDを動作させ、これにより、カラー
フィルタ分割回転ホイール33により、白光源31から
赤緑青の光線が順次生成され、DMD34の表面のミラ
ー配列に投影される。この構成は、単一の16.7m秒
のTVフィールド時間中に3つの(赤、緑、青)フィー
ルドを順次読み込むために、1カラーフィールド当り
5.6m秒の高速度でDMD34を駆動する。この種類
のプロジェクタは、通常、会議室やホームシアターなど
の中間輝度の応用に用いられる。
【0027】図12bは、本発明の非接触、端部結合、
隠れヒンジDMD構造を用いた3次元DMDプロジェク
タの第2の実施例を示す。本実施例は、各々が赤、緑、
青の3原色に専用に割り当てられた3つのDMD34を
用いている。本例では、フィールド時間は16.7m秒
であり、これは、DMDが長時間セル中に電荷を保持す
るのに必要な時間である。本実施例のプロジェクタは、
白光源/リフレクタ30、集光レンズ32、全反射(T
IR)プリズム36、色分割/合成プリズム37、本発
明の3つのDMD34、投影レンズ35及び投影スクリ
ーン(図示せず)から構成されている。この種類のプロ
ジェクタは、通常、大規模な会議施設や映画館などの高
輝度応用に用いられる。
【0028】
【発明の効果】従来の隠れヒンジDMD構成に対する、
本方式から受ける恩恵には次のようなものがある。 1.基本的に従来の隠れヒンジ構造を用いたDMDの製
造とアドレスの両者を可能とするが、回転角を定義する
ための、ミラーあるいはヨークを着地する必要が避けら
れる。 2.所望の回転角にピクセルの中心位置決めを行うため
の静電的に結合した端部結合ポテンシャル井戸方式によ
り、回転角についてDMDの回転を限定するための方法
および構造を提供できる。 3.硬い着地表面と接触しないことにより起こる、DM
Dミラーの回転振動を減衰させる方式を、本質的に提供
できる。 4.DMD表面の不活性化を必要としない。 5.固着したミラーを解除する共鳴解除パルスを必要と
しない。 6.湿分に対して影響を全く受けないようにでき、DM
Dのための密封パッケージを不要とし、これにより製造
工程全体の簡略化が可能となる。 7.静電力の影響や、不適切な電圧駆動時間、あるいは
不適切な駆動電圧値による、過度のストレスが素子に与
えらた場合にも、非破壊の着地方式を提供できる。 8.従来のDMDでは起こりがちだった、着地チップと
ミラーの支点の間のねじりによるミラーの歪を防止でき
る。 9.同期したアドレスを可能とする固定機構が提供でき
る。
【0029】これらの恩恵は、下記の非接触、端部結
合、隠れヒンジDMDの主要な利点から得られるもので
ある。 1.接触あるいは着地DMDピクセル構成により、固着
を防げる。 2.製造工程中での着地面の不活性化を必要としない。 3.着地面の接触もしくは不活性化の劣化による、長期
間の劣化が防げる。 4.湿分への感度を緩和し、以って、密封パッケージを
必要としない。 5.力学的な手段ではなく、静電気によって回転角度を
固定させる。 6.ミラーの解除についてより一様な応答を提供する。 7.素子バイアスのオン/オフにより、より高速な解除
機能を提供する。 8.コントラストを犠牲にしやすいDMD内部構造によ
る光散乱効果を緩和させるために不活性化された暗色金
属によって、下部構造を構成できる。
【0030】本発明は、2つの実施例、すなわち、i)
ヨークの端部固定およびii)ミラーの固定に沿って説
明してきたが、本発明は様々な方法で変形が可能であ
り、上記で詳説したもの以外の実施例を想定すること
も、当業者にとって明白である。このように、添付のク
レームによって、本発明の趣旨とその範囲に含まれる本
発明のすべての変形をカバーしようとするものである。
【0031】以上の説明に関して、さらに以下の項を開
示する。 (1)基板と、前記基板により支持されたミラーアセン
ブリであり、ヨークと、ミラーと、前記ヨークとミラー
に接続したミラー支持ポストとからなるミラーアセンブ
リと、前記基板上に実装されたアドレス回路と、前記ア
ドレス回路に電気的に接続され、前記基板により支持さ
れた少なくとも2つのミラーアドレス電極であり、前記
ミラーアセンブリを偏向させることが可能なミラーアド
レス電極と、前記アドレス回路に電気的に接続され、前
記基板により支持された少なくとも2つのヨークアドレ
ス電極であり、前記ミラーアセンブリを偏向させること
が可能なヨークアドレス電極と、前記基板によって支持
され、前記ミラーアセンブリと接触せずに前記ミラーア
センブリの偏向を停止することが可能な少なくとも2つ
の捕獲電極とからなることを特徴とするマイクロミラ
ー。 (2)第1項記載のマイクロミラーにおいて、前記少な
くとも2つのアドレス電極は、前記アドレス回路に電気
的に接続され、前記基板により支持された少なくとも2
つのミラーアドレス電極であり、前記ミラーアセンブリ
を偏向させることが可能なミラーアドレス電極からなる
ことを特徴とするマイクロミラー。 (3)第1項記載のマイクロミラーにおいて、前記少な
くとも2つのアドレス電極は、前記アドレス回路に電気
的に接続され、前記基板により支持された少なくとも2
つのヨークアドレス電極であり、前記ミラーアセンブリ
を偏向させることが可能なヨークアドレス電極からなる
ことを特徴とするマイクロミラー。 (4)第1項記載のマイクロミラーにおいて、前記少な
くとも2つのアドレス電極は、前記アドレス回路に電気
的に接続され、前記基板により支持された少なくとも2
つのミラーアドレス電極であり、前記ミラーアセンブリ
を偏向させることが可能なミラーアドレス電極と、前記
アドレス回路に電気的に接続され、前記基板により支持
された少なくとも2つのヨークアドレス電極であり、前
記ミラーアセンブリを偏向させることが可能なヨークア
ドレス電極からなることを特徴とするマイクロミラー。
【0032】(5)第1項記載のマイクロミラーにおい
て、前記捕獲電極は、dcレベルにバイアスされ、前記
ミラーアセンブリは、パルス波形によってバイアスさ
れ、前記ミラーアセンブリは、前記メモリセルの2値状
態によって、正方向または負方向に傾斜し、前記ミラー
アセンブリの回転は、前記捕獲電極に近接して配置され
た時に、停止し、前記ミラーアセンブリは、バイアス条
件が変化するまで、所望の傾斜角度に固定され続けるこ
とを特徴とするマイクロミラー。 (6)第1項記載のマイクロミラーにおいて、前記ミラ
ーアセンブリの回転振動は、前記バイアスされたパルス
波形によって減衰されることを特徴とするマイクロミラ
ー。 (7)第1項記載のマイクロミラーにおいて、前記ミラ
ーアセンブリの端部は、前記ミラーアセンブリの回転を
所望の角度で停止するために、前期捕獲電極の端部と整
列することを特徴とするマイクロミラー。 (8)第1項記載のマイクロミラーにおいて、前記ヨー
クの端部は、前記ミラーアセンブリの回転を所望の角度
で停止するために、前期捕獲電極の端部と整列すること
を特徴とするマイクロミラー。 (9)第1項記載のマイクロミラーにおいて、前記ミラ
ーの端部は、前記ミラーアセンブリの回転を所望の角度
で停止するために、前期捕獲電極の端部と整列すること
を特徴とするマイクロミラー。
【0033】(10)新たなDMD素子および非接触、
端部結合、隠れヒンジ構造の方法が開示され、これによ
り、ミラーあるいは下部のヨークと、CMOS基板表面
上の着地パッドとの間の物理的な接触が不要となる。こ
れにより、従来の素子に見られていたミラーの“固着”
問題が解決され、結果として、微妙な非活性化コーティ
ングと高コストの密閉パッケージへの要求を緩和するこ
とにより、製造過程が簡素化される。この新たなDMD
構造では、素子表面上の適度な高さ位置に、ミラーが所
望の角度の領域に回転した際に、ミラー20またはヨー
ク22の連続した端部と近接するように、捕獲電極24
が設けられる。この捕獲電極24とミラーアセンブリ
は、これらの間に極めて高い静電引力を生み出し、ミラ
ーがほか区電極の平面に近づいた際にはミラーを止める
ように、バイアスされる。ミラーアセンブリのパルス波
形を調整することにより、ミラーは確実に減衰され、ミ
ラーアセンブリが所望の回転角で停止した際のDMDミ
ラーの振動を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来の隠れヒンジデジタル・マイクロ
ミラー・デバイス(DMD)の層構造を示す。
【図2】図2は、SRAMメモリ層の上部の従来の隠れ
ヒンジデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)
の層構造の分解図である。
【図3】図3は、3つのミラーと下部構造を示す、従来
の隠れヒンジDMDピクセル配列の三次元切断図であ
る。
【図4】図4は、着地したヨークチップをもつ2つの
(±10°)傾斜したDMDミラーの動作を示す。
【図5】図5は、本発明の新しい端部結合DMDミラー
構造の図解である。
【図6】図6は、本発明の新しい端部結合DMDミラー
構造の透視図である。
【図7】図7aは、参考例に用いられる新たな端部結合
DMDミラー構造の典型的な寸法を示し、図7bは、パ
ルス波形を示し、そして図7cは、新たな端部結合DM
Dミラーの回転動作を示す。
【図8】図8aおよび図8bは、非接触端部結合構造の
対角状および直交状配置を示す。
【図9】図9aは、回転ミラーの電場集中領域での、高
いひきつけ力を示す、新たな端部結合DMDのモデリン
グデータを示し、図9bは、図8aの電場集中領域の拡
大図を示す。
【図10】図10は、復帰トルクと、新たな端部結合D
MDのミラートルクの関係を示すモデリングデータであ
る。
【図11】図11aから図11dは、ミラーアセンブリ
の回転と捕獲に作用するベクトル力を示す図である。
【図12】図12aは、本発明の非接触、端部結合DM
Dを用いたデジタル投影ディスプレイの概略図であり、
図12bは、本発明の非接触、端部結合DMDを用い
た、高輝度デジタル投影ディスプレイの概略図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板により支持されたミラーアセンブリであり、ヨ
    ークと、ミラーと、前記ヨークとミラーに接続したミラ
    ー支持ポストとからなるミラーアセンブリと、 前記基板上に実装されたアドレス回路と、 前記アドレス回路に電気的に接続され、前記基板により
    支持された少なくとも2つのミラーアドレス電極であ
    り、前記ミラーアセンブリを偏向させることが可能なミ
    ラーアドレス電極と、 前記アドレス回路に電気的に接続され、前記基板により
    支持された少なくとも2つのヨークアドレス電極であ
    り、前記ミラーアセンブリを偏向させることが可能なヨ
    ークアドレス電極と、 前記基板によって支持され、前記ミラーアセンブリと接
    触せずに前記ミラーアセンブリの偏向を停止することが
    可能な少なくとも2つの捕獲電極とからなることを特徴
    とするマイクロミラー。
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