JP2001242010A - 分光装置 - Google Patents

分光装置

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JP2001242010A
JP2001242010A JP2000050574A JP2000050574A JP2001242010A JP 2001242010 A JP2001242010 A JP 2001242010A JP 2000050574 A JP2000050574 A JP 2000050574A JP 2000050574 A JP2000050574 A JP 2000050574A JP 2001242010 A JP2001242010 A JP 2001242010A
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grating
spectroscopic device
holographic grating
angle
echelle
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JP2000050574A
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English (en)
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Toru Suzuki
徹 鈴木
Osamu Wakabayashi
理 若林
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化を伴うことなくより高い分解能
を実現できる分光装置を提供する。 【解決手段】 分光装置10は、スリット11、ミラー
12、13、コリメータレンズ14、ホログラフィック
グレーティング15、エシェルグレーティング16、拡
大レンズ17、ラインセンサ18を備えている。ホログ
ラフィックグレーティング15は、コリメータレンズ1
4から入射される平行光線をエシェルグレーディング1
6に向けて回折するように配置されている。エシェルグ
レーティング16は、ホログラフィックグレーティング
15から入射される平行光線をホログラフィックグレー
ティング15に向けて回折するように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から供給され
る光に含まれる特定の波長成分のスペクトルを測定する
ために用いられる分光装置に関し、装置の大型化を伴う
ことなくより高い分解能を実現できる分光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光源から供給される光に含まれる特定の
波長成分のスペクトルを測定するために用いられる光学
機器として、日本国特許出願公開公報(特開)平11−
132848号に開示された分光装置が知られている。
図21は、この分光装置の概略構成を示す側面図であ
る。
【0003】図21に示すように、この分光装置200
は、スリット201、コリメータレンズ202、ビーム
スプリッタ203、グレーティング204、ミラー20
5、拡大レンズ206、ラインセンサ207を備えてい
る。
【0004】この分光装置200においては、光源から
供給される光線がスリット201を通過した後に、コリ
メータレンズ202により平行光線とされる。この平行
光線は、ビームスプリッタ203を透過した後にグレー
ティング204に入射する。グレーティング204に入
射した平行光線は、1回目の回折光線(シングルパス)
としてグレーティング204からビームスプリッタ20
3に向けて回折される。
【0005】このシングルパスの一部は、ビームスプリ
ッタ203によりコリメータレンズ202の光軸から微
小角度ずれた方向に向けて反射される。一方、残り全部
は、ビームスプリッタ203を透過した後にコリメータ
レンズ202、ミラー205、拡大レンズ206を経
て、そのスペクトル像をラインセンサ207の所定範囲
のチャンネル上に結像する。
【0006】ビームスプリッタ203から反射されたシ
ングルパスは、再びグレーティング204に入射するこ
とにより、2回目の回折光線(ダブルパス)としてグレ
ーティング204からビームスプリッタ203に向けて
回折される。
【0007】そして、このダブルパスの一部がビームス
プリッタ203によりコリメータレンズ202の光軸か
ら微小角度ずれた方向に反射される一方、残り全部がビ
ームスプリッタ203を透過した後に、コリメータレン
ズ202、ミラー205、拡大レンズ206を経て、そ
のスペクトル像をラインセンサ207の所定範囲のチャ
ンネル上(シングルパスが結像した範囲のチャンネルと
一致しない)に結像する。
【0008】ところで、上記公報においては、図21に
示すような大きな回折角を実現するグレーティング20
4の具体例が言及されていないが、同図のような大きな
回折角を実現するにはエシェルグレーティングが適して
いる。
【0009】近年は、より高い分解能を有する小型の分
光装置の実現が強く望まれている。しかしながら、上記
公報に開示された分光装置においては、装置の大型化を
伴うことなくより高い分解能を実現することは事実上困
難であった。
【0010】即ち、分光装置200の分解能は、ライン
センサ207における分散値が小さくなるに伴い向上す
る性質を有する。この分散値は、ラインセンサ207の
チャンネル間隔に相当する波長であって、次式により定
義される。 disp=sw/(f・angDisp)…(1) ここで、 disp:分散値 sw(=swd/mag):ラインセンサの1倍換算サ
イズ swd:ラインセンサのサイズ mag: 拡大レンズの拡大率 f:コリメータレンズの焦点距離 angDisp:角分散値 を表わしている。
【0011】さらに、分光装置200を用いた場合、数
式(1)における角分散値は次式により与えられる。 angDisp1=m/(d・cosβ)…(2) angDisp2=2m/(d・cosβ)…(3) ここで、 angDisp1:シングルパスの角分散値 angDisp2:ダブルパスの角分散値 m:回折次数 d:グレーティングの溝線の間隔 β:グレーティングからの出射角 を表わしている。数式(1)から分かるように、少なく
とも、角分散値を大きくするか、或いは、コリメータレ
ンズ202の焦点距離を長くすることにより、分散値を
小さくすることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】エシェルグレーティン
グは、入射角と出射角とがほぼ同一の角度(ブレーズ
角)において、回折効率が大きくなるように作られてい
る。角分散値を大きくするためには、ブレーズ角を大き
くする必要がある。現在の技術レベルにおいては約80
°までのブレーズ角を有するエシェルグレーティングが
製作されているが、これ以上ブレーズ角を大きくするこ
とは非常に難しい。従って、数式(2)、(3)から分
かるように、グレーティング204としてエシェルグレ
ーティングを用いる場合には、シングルパスの角分散値
やダブルパスの角分散値を変更することにより分解装置
200の分解能を高めることは期待できない。
【0013】一方、分散値を小さくするためには、コリ
メータレンズ202の焦点距離を長くすれば良い。しか
しながら、コリメータレンズ202の焦点距離を長くす
ることにより、少なくとも、スリット201からコリメ
ータレンズ202に至る空間を広げる必要が生じる。こ
のため、コリメータレンズ202の焦点距離を長くする
ことにより分光装置200の分解能を高くすることがで
きる代わりに、装置の大型化を伴ってしまう。
【0014】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、装置の大型化を伴うことなくより高い分解能を実
現できる分光装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の分光装置は、光源から供給される光に含ま
れる特定の波長成分のスペクトルを測定するために用い
られる分光装置であって、光を平行光線にするコリメー
ト手段と、平行光線に含まれる特定の波長成分を所定の
方向に回折する第1の回折手段と、第1の回折手段から
出射される特定の波長成分から成る平行光線を前記第1
の回折手段に向けて回折して、第1の回折手段との間で
所定の回数往復させる第2の回折手段と、第1の回折手
段と第2の回折手段との間を所定の回数往復した平行光
線を光度検出手段に結像する結像手段とを具備している
ことを特徴とする。
【0016】本発明の分光装置においては、第1の回折
手段は、ホログラフィックグレーティングを含み、第2
の回折手段は、エシェルグレーティングを含む構造とす
ることができる。
【0017】このとき、エシェルグレーティングは、入
射角αと出射角βとが等しくなるリトロ配置から微小角
度δだけ回転させて配置されており、微小角度δは、少
なくとも、特定の波長成分から成る平行光線がホログラ
フィックグレーティングとエシェルグレーティングとの
間を往復する回数と、光度検出手段の配置位置とに基づ
いて決定されることが好ましい。同時に、ホログラフィ
ックグレーティングは、コリメート手段から入射される
平行光線を0°の出射角で出射するように配置されるこ
とが好ましい。
【0018】このような場合には、ホログラフィックグ
レーティングの正反射を利用することにより、ホログラ
フィックグレーティングとエシェルグレーティングとの
間で平行光線を容易に往復させることができる。
【0019】このように本発明の分光装置においては、
光源が供給する光に含まれる特定の波長成分から成る平
行光線を第1の回折手段及び第2の回折手段の各々によ
り所定の回数回折させて、その特定の波長成分のスペク
トル像を得るようになっている。
【0020】一方、従来の分光装置においては、1つの
回折手段が具備されており、光源が供給する光に含まれ
る特定の波長成分から成る平行光線をこの回折手段によ
り所定の回数回折させて、その特定の波長成分のスペク
トル像を得るようになっていた。
【0021】このため、本発明の分光装置は、光源が供
給する光に含まれる特定の波長成分から成る平行光線を
回折させる回数が従来の分光装置よりも多いために、従
来よりも大きな角分散値を得ることができる。即ち、コ
リメート手段の焦点距離を長くすることなく分散値を小
さくすることができる。従って、装置の大型化を伴うこ
となくより高い分解能を実現できる。
【0022】特に、第1の回折手段が少なくとも1つの
ホログラフィックグレーティングを含んでおり、このホ
ログラフィックグレーティングをコリメート手段から入
射される平行光線を0°の出射角で出射するように配置
する場合には、ホログラフィックグレーティングにより
回折される際に平行光線の光線幅が拡大される。このた
め、角分散値を一層大きくすることができ、より一層高
い分解能を実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の実施形態について説明する。先ず、図1から図8を
参照しつつ本発明の第1の実施形態について説明する。
この分光装置10は、図1に示すように、光源19から
光ファイバー20を介して供給されるエキシマレーザ光
(例えば、波長λ=248.3nm)のスペクトルを測
定するために用いる光学機器であり、スリット11と、
ミラー12、13と、コリメータレンズ14と、ホログ
ラフィックグレーティング15と、エシェルグレーティ
ング16と、拡大レンズ17と、ラインセンサ18とを
備えている。
【0024】光源19から光ファイバー20を介して供
給されるエキシマレーザ光の一部は、スリット11を通
過する。このスリット11を通過したエキシマレーザ光
は、ミラー12、13を経てコリメータレンズ14に入
射する。ミラー13のサイズは、ミラー12のサイズよ
りも大きくなるように決められる。
【0025】コリメータレンズ14は、光線をコリメー
トする光学素子の一種である。このコリメータレンズ1
4により、ミラー12、13を経てきたエキシマレーザ
光が平行光線とされる。コリメータレンズ14から出射
される平行光線は、ホログラフィックグレーティング1
5に入射する。
【0026】ホログラフィックグレーティング15は、
溝線の本数が多く低い回折次数の回折光線を得るのに適
した分散光学素子の一種であり、その一面15aには、
紙面を貫くように延びる多数の溝線が刻まれている。こ
のホログラフィックグレーティング15は、コリメータ
レンズ14から入射される平行光線をエシェルグレーデ
ィング16に向けて所定の回折次数(例えば、回折次数
1=1)で回折するように配置されている。尚、ホロ
グラフィックグレーティングにおける入射角及び出射角
は、以下、平行光線が入射される角度方向を正とする。
【0027】詳細には、ホログラフィックグレーティン
グ15は、入射角α1で入射される平行光線を出射角β1
=0°で回折するように配置されている。このホログラ
フィックグレーティング15により、回折前後において
平行光線の光線幅を拡大することができる。このため、
ホログラフィックグレーティング15における回折式
は、 m1・λ=d1(sinα1+sinβ1(=0))…(4) で与えられる。ここで、d1はホログラフィックグレー
ティング15の溝線の間隔を表し、λは入射光の波長を
表している。
【0028】エシェルグレーティング16は、出射角の
大きい回折光線を得るのに適した分散光学素子の一種で
あり、その一面16aには、紙面を貫くように延びる多
数の溝線(ホログラフィックグレーティング15の溝線
の本数よりも少ない)が刻まれている。即ち、分光装置
10を図1中の矢印Aで示す方向から見た場合に、図2
に示すように、ホログラフィックグレーティング15の
溝線とエシェルグレーティング16の溝線とが空間的に
平行となっている。
【0029】このエシェルグレーティング16は、ホロ
グラフィックグレーティング15から入射される平行光
線をホログラフィックグレーティング15に向けて所定
の回折次数(例えば、回折次数m2=84)で回折する
ように配置されている。このため、エシェルグレーティ
ング16における回折式は、 m2・λ=d2(sinα2+sinβ2)…(5) で与えられる。ここで、d2はエシェルグレーティング
16の溝線の間隔を表し、エシェルグレーティング16
における入射角α2及び出射角β2は、平行光線が入射さ
れる角度方向を正とする。
【0030】ここで、図3乃至図7を参照しつつエシェ
ルグレーティング16の配置について説明する。図3
は、エシェルグレーティング16をリトロ配置(入射角
=出射角=φとなる配置)にした場合を示している。こ
の場合、ホログラフィックグレーティング15から出射
角0°で出射された平行光線は、エシェルグレーティン
グ16に入射角φで入射して出射角φで回折される。
【0031】このため、エシェルグレーティング16か
ら出射角φで出射された平行光線はの一部がホログラフ
ィックグレーティング15から出射角α1で回折されて
シングルパスを得ると共に、他の一部がホログラフィッ
クグレーティング15から出射角0°で正反射される。
従って、図1において、シングルパスがラインセンサ1
8に達することはなく、光源19が放射するエキシマレ
ーザ光のスペクトル像を得ることはできない。
【0032】図4は、エシェルグレーティング16をリ
トロ配置から反時計回りに微小な角度δだけ回転させて
配置した場合を示している。この場合、ホログラフィッ
クグレーティング15から出射角0°で出射された平行
光線は、エシェルグレーティング16に入射角(φ+
δ)で入射して出射角(φ−δ)で回折される。
【0033】図5に示すように、エシェルグレーティン
グ16から出射角(φ−δ)で出射された平行光線は、
ホログラフィックグレーティング15に入射角2δで入
射する。このため、この入射により得られた平行光線の
一部がホログラフィックグレーティング15から出射角
(α1−2δ/cosα1)、即ち、リトロ配置時よりも
2δ/cosα1だけ小さい角度で回折されてシングル
パスを得ると共に、他の一部がホログラフィックグレー
ティング15から出射角(−2δ)で正反射される。
【0034】一方、図6に示すように、ホログラフィッ
クグレーティング15から出射角(−2δ)で出射され
た平行光線は、エシェルグレーティング16に入射角
(φ+3δ)で入射して出射角(φ−3δ)で回折され
る。
【0035】図7に示すように、エシェルグレーティン
グ16から出射角(φ−3δ)で出射された平行光線
は、ホログラフィックグレーティング15に入射角4δ
で入射する。このため、この入射により得られた平行光
線の一部がホログラフィックグレーティング15から出
射角(α1−4δ/cosα1)で回折されてダブルパス
を得ると共に、他の一部がホログラフィックグレーティ
ング15から出射角(−4δ)で正反射される。
【0036】このため、図1に示すように、ラインセン
サ18に至る光路とコリメータレンズ14の光軸とが角
度θを為す場合には、エシェルグレーティング16をリ
トロ配置から反時計回りに角度δ=(θ/2)cosα
1だけ回転させて配置すると、シングルパスがラインセ
ンサ18に達することができる。また、エシェルグレー
ティング16をリトロ配置から反時計回りに角度δ=
(θ/4)cosα1だけ回転させて配置すると、ダブ
ルパスがラインセンサ18に達することができる。同様
の考察により、エシェルグレーティング16をリトロ配
置から反時計回りに角度δ=(θ/6)cosα1だけ
回転させて配置すると、トリプルパスの出力光がライン
センサ18に達することができる。
【0037】この角度θは、角度α1、β1に比べて無視
できる値である。従って、数式(4)、(5)を考慮す
ることにより、シングルパスを検出した場合の角分散値
を求める式は、以下の諸数式で与えられる。 angDisp1=X1+X2+X3…(6) X1=m1/(d1・cosα1)…(7) X2=(m2・cosβ1)/(d2・cosα1・cosβ2)…(8) X3=(m1・cosβ1・cosα2)/(d1・cosβ1・cosβ2・ cosα1)…(9)
【0038】また、同様に数式(4)、(5)を考慮に
より、ダブルパスを検出した場合の角分散値を求める式
は、以下の諸数式で与えられる。 angDisp2=Y1+Y2+Y3…(10) Y1=m1/(d1・cosα1)…(11) Y2=(2m2・cosβ1)/(d2・cosα1・cosβ2)…(12) Y3=(m1・cosβ1・cosα2)/(d1・cosβ1・cosβ2・ cosα1)…(13)
【0039】さらに、同様に数式(4)、(5)を考慮
することにより、トリプルパスを検出した場合の角分散
値を求める式は、以下の諸数式で与えられる。 angDisp3=Z1+Z2+Z3…(14) Z1=m1/(d1・cosα1)…(15) Z2=(3m2・cosβ1)/(d2・cosα1・cosβ2)…(16) Z3=(m1・cosβ1・cosα2)/(d1・cosβ1・cosβ2・ cosα1)…(17)
【0040】図8は、エシェルグレーティング16をリ
トロ配置から反時計回りに回転させる角度δと、得られ
るシングルパス、ダブルパス、トリプルパスのスペクト
ルとの関係を示す図である。シングルパス、ダブルパ
ス、トリプルパスとなるにつれて回折回数が多くなるの
で、その分解能が高くなる。一方、図8に示すように、
シングルパス、ダブルパス、トリプルパスとなるにつれ
て回折時に失うエネルギーが増すので、その強度が低下
する。
【0041】このため、本実施形態においては、比較的
大きな強度と高い分解能を有するダブルパスがラインセ
ンサ18に達することができるように、エシェルグレー
ティング16をリトロ配置から反時計回りに角度δ=
(θ/4)cosα1だけ回転させて配置している。
尚、ラインセンサ18がトリプルパスの強度に十分に対
応できる性能を有する際には、エシェルグレーティング
16をリトロ配置から反時計回りに角度δ=(θ/6)
cosα1だけ回転させて配置することにより、トリプ
ルパスを検出することができる。
【0042】再び、図1を参照しつつ説明する。ライン
センサ18は、1次元のイメージセンサやダイオードア
レイ等を用いて構成される光学素子である。このライン
センサ18は、1次元的に配列された複数のチャンネル
を備えており、各チャンネルは受光した光の強度に応じ
た応答を出力するようになっている。このため、各チャ
ンネルからの出力応答に基づいて、光源19が放射する
エキシマレーザ光のスペクトル像を得ることができる。
尚、センサを2次元的に配列し、各列において複数行の
センサ出力を足し合わせても良い。
【0043】次に、分光装置10により得られる分散値
の具体的な数値について、従来の分光装置200(図2
1参照)により得られる分散値の具体的な数値と比較し
て説明する。
【0044】分光装置10における諸数値を以下のよう
に設定する。 エキシマレーザ光の波長:λ=248.3nm コリメータレンズの焦点距離:f=1500mm ホログラフィックグレーティング 溝間隔:d1=1/3600mm 回折次数:m1=1 入射角:α1=63.4° 出射角:β1=0° エシェルグレーティング 溝間隔:d2=1/94.13mm 回折次数:m2=84 入射角:α2=79.0° 出射角:β2=79.0° ラインセンサのサイズ:swd=24μm 拡大レンズの拡大率:mag=5
【0045】数式(1)及び数式(6)〜(9)によ
り、シングルパスの分散値disp1は以下の値として
与えられる。 disp1=0.029pm/ch…(18) また、数式(1)及び数式(10)〜(13)により、
ダブルパスの分散値disp2は以下の値として与えら
れる。 disp2=0.016pm/ch…(19) 尚、数式(1)及び数式(14)〜(17)により、ト
リプルパスの分散値disp3は以下の値として与えら
れる。 disp3=0.011pm/ch…(20)
【0046】一方、分光装置200(従来装置)におけ
る諸数値を以下のように設定する。 エキシマレーザ光の波長:λ=248.3nm コリメータレンズの焦点距離:f=1500mm エシェルグレーティング 溝間隔:d=1/94.13mm 回折次数:m=84 入射角:α=79.0° 出射角:β=79.0° ラインセンサのサイズ:swd=24μm 拡大レンズの拡大率:mag=5
【0047】数式(1)〜(3)により、シングルパス
及びダブルパスのそれぞれの分散値disp1、dis
p2は以下の値として与えられる。 disp1=0.077pm/ch…(21) disp2=0.039pm/ch…(22)
【0048】数値(18)と数値(21)、及び、数値
(19)と数値(22)を比較することにより、本実施
形態により従来よりも分散値が小さくなっている。この
ように分散値の低減化を図ることができたのは、以下の
理由によるものと考えられる。 (1)エシェルグレーティングに加えてホログラフィッ
クグレーティングによっても回折されるため、エシェル
グレーティングによる回折回数が等しい場合でも、従来
装置に比べて角分散値が大きくなる。 (2)ホログラフィックグレーティングは、コリメート
レンズから入射される平行光線を0°の出射角で出射す
るように配置されている。このため、このホログラフィ
ックグレーティングにより回折される際に平行光線の光
線幅が拡大される。 従って、本実施形態により、装置の大型化を伴うことな
くより高い分解能を実現できる。
【0049】次に、図9を参照しつつ、本発明の第2の
実施形態について説明する。尚、第1の実施形態と共通
する要素に同じ符号を付すことにより、本実施形態以降
では共通要素の説明を省略する。
【0050】本実施形態の分光装置30は、図1に示し
た分光装置10の構成において、ミラー12、13及び
拡大レンズ17を削除する代わりにレンズ31を追加し
た構成となっている。この分光装置30においては、ス
リット11とコリメータレンズ14が一列に配置調整さ
れている。このコリメータレンズ14から出射された平
行光線は、ホログラフィックグレーティング15に入射
する。
【0051】ホログラフィックグレーティング15は、
コリメータレンズ14から入射される平行光線を0°の
出射角で回折し、この回折により得られる平行光線をエ
シェルグレーティング16との間で2往復させると共
に、この2往復により得られる平行光線を負の出射角で
回折するように配置されている。このため、第1の実施
形態と同様にして得られるダブルパスは、ホログラフィ
ックグレーティング15から、この負の出射角で出射さ
れる。
【0052】レンズ31は、ホログラフィックグレーテ
ィング15から負の角度を為す光路上に配置されてい
る。このため、ホログラフィックグレーティング15か
ら出射されるダブルパスは、レンズ31の光軸に沿って
伝播する。
【0053】この分光装置30の最も顕著な特徴は、ダ
ブルパスの出力光をレンズ31の光軸に沿って伝播させ
てラインセンサ18のチャンネル上に結像させる点であ
る。このため、レンズ系の収差による影響を抑えること
ができる。従って、本実施形態により第1の実施形態と
同様の効果を得ることができると共に、レンズ系の収差
の影響による分解能の低下を防止することができる。
【0054】次に、図10を参照しつつ、本発明の第3
の実施形態について説明する。本実施形態の分光装置4
0は、図1に示した分光装置10の構成にホログラフィ
ックグレーティング41を追加した構成となっている。
【0055】ホログラフィックグレーティング15は、
コリメータレンズ14から入射される平行光線を負の出
射角で回折するように配置調整されている。ホログラフ
ィックグレーティング41は、ホログラフィックグレー
ティング15から入射される平行光線を0°の出射角で
回折すると共に、エシェルグレーティング16との間で
2往復した平行光線をホログラフィックグレーティング
15に向けて回折するように配置されている。
【0056】エシェルグレーティング16は、ホログラ
フィックグレーティング41から入射される平行光線を
ホログラフィックグレーティング41との間で2往復さ
せるように配置されている。即ち、エシェルグレーティ
ング16は、ホログラフィックグレーティング41から
入射される平行光線に対してリトロ配置と見做せる配置
に調整されている。
【0057】この分光装置40の最も顕著な特徴は、第
1の実施形態の分光装置10よりも平行光線の回折回数
を稼いでいる点である。即ち、本実施形態においては、
ホログラフィックグレーティング41による回折回数の
分だけ第1の実施形態よりも平行光線の回折回数が多く
なっている。従って、本実施形態により第1の実施形態
よりも更に分散値を小さくすることができ、一層高い分
解能を実現することができる。
【0058】次に、図11及び図12を参照しつつ、本
発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態の
分光装置50は、図9に示した分光装置30の構成にお
いて、レンズ31を削除した構成となっている。
【0059】スリット11とラインセンサ18は、図1
2に示すように、分光装置25の側面方向に並んで配置
されている。即ち、図11に示すように、分光装置25
の側面方向からは、スリット11とラインセンサ18と
が重なって見えるようになっている。このため、第1の
実施形態と同様にして得られるダブルパスは、スリット
11からコリメータレンズ14、ホログラフィックグレ
ーティング15に至る光路と異なる光路に沿って伝播
し、ラインセンサ18のチャンネル上に結像する。
【0060】この分光装置50の最も顕著な特徴は、上
述したように、スリット11とラインセンサ18が分光
装置25の側面方向に並んで配置されている点である。
従って、本実施形態により第1の実施形態と同様の効果
を得ることができると共に、装置のコンパクト化を図る
ことができる。
【0061】次に、図13を参照しつつ、本発明の第5
の実施形態について説明する。本実施形態の分光装置6
0は、図11に示した分光装置50の構成において、コ
リメータレンズ14を削除する代わりに凹面鏡61とミ
ラー62を追加した構成となっている。
【0062】凹面鏡61は、スリット11を通過した光
を平行光線としホログラフィックグレーティング15に
向けて反射すると共に、第1の実施形態と同様にして得
られるダブルパスをミラー62に向けて反射するように
配置されている。このダブルパスは、ミラー62により
反射されてその光路を変更させられる。ラインセンサ1
8は、そのチャンネル上にミラー62により反射された
光線を結像するように配置されている。
【0063】この分光装置60の最も顕著な特徴は、図
11に示した分光装置50の構成において、コリメータ
レンズ14の代わりに凹面鏡61を利用している点であ
る。この凹面鏡61はコリメータレンズ14と異なり色
収差がない。従って、本実施形態により第1の実施形態
と同様の効果を得ることができると共に、異なる波長に
対応できる多様性を実現することができる。
【0064】次に、図14を参照しつつ、本発明の第6
の実施形態について説明する。本実施形態の分光装置7
0は、図13に示した分光装置60の構成において、ミ
ラー62を削除する代わりに凹面鏡71を追加した構成
となっている。本実施形態においては、凹面鏡61は、
スリット11を通過した光を平行光線としてホログラフ
ィックグレーティング15に向けて反射させるのに用い
られている。
【0065】ホログラフィックグレーティング15は、
コリメータレンズ14から入射される平行光線を0°の
出射角で回折し、この回折により得られる平行光線をエ
シェルグレーティング16との間で2往復させると共
に、この2往復により得られる平行光線を負の出射角で
回折するように配置されている。このため、第1の実施
形態と同様にして得られるダブルパスは、ホログラフィ
ックグレーティング15からこの負の出射角で出射され
る。
【0066】凹面鏡71は、ホログラフィックグレーテ
ィング15から入射される平行光線をラインセンサ18
に向けて反射するように配置されている。この凹面鏡7
1により反射された光線は、ラインセンサ18のチャン
ネル上に結像する。
【0067】この分光装置70の最も顕著な特徴は、第
5の実施形態の分光装置60と同様の構成に凹面鏡71
を追加している点である。従って、本実施形態により第
5の実施形態と同様の効果を得ることができると共に、
2枚の凹面鏡により互いの収差をキャンセルさせ、より
高い分解能を得ることができる。
【0068】次に、図15を参照しつつ、本発明の第7
の実施形態について説明する。本実施形態の分光装置8
0は、図11に示した分光装置50の構成において、ミ
ラー81を追加した構成となっている。
【0069】ホログラフィックグレーティング15は、
コリメータレンズ14から入射角α1 で入射する平行
光線を0°の出射角で回折すると共に、エシェルグレー
ティング16との間で2往復させた平行光線を出射角α
1′(<α1)で回折するように配置調整されている。
【0070】エシェルグレーティング16は、ホログラ
フィックグレーティング15から入射される平行光線を
回折次数m2で回折した後に、この回折により得られた
平行光線を回折次数m2′(≠m2)で回折しホログラフ
ィックグレーティング15との間で1往復させるように
配置されている。即ち、エシェルグレーティング16に
おける1回目回折時の回折次数m2と2回目回折時の回
折次数m2′とが異なって選択されている。
【0071】この分光装置80の最も顕著な特徴は、エ
シェルグレーティング16における1回目回折時の回折
次数と2回目回折時の回折次数とを異なるように選択し
ている点である。従って、本実施形態により第1の実施
形態と同様の効果を得ることができると共に、スリット
11からホログラフィックグレーティング15に向かう
光と出力光とを異なる角度にすることができ、スリット
11とラインセンサ18の配置関係が重なり合うことが
ない。
【0072】次に、図16を参照しつつ、本発明の第8
の実施形態について説明する。本実施形態の分光装置9
0は、図1に示した分光装置10の構成において、蛍光
硝子板91を追加した構成となっている。
【0073】蛍光硝子板91は、紫外光が照射された部
位のみから所定の波長(例えば、緑色の波長)の可視光
を発光する光学素子の一種である。この蛍光硝子板91
は、ミラー13により反射されるダブルパスの焦点位置
に配置されている。
【0074】この分光装置90の最も顕著な特徴は、第
1の実施形態の分光装置10と同様の構成に蛍光硝子板
91を追加している点である。このため、拡大レンズ1
7として可視光用のレンズを使用できるので、より大き
な拡大率を有するレンズを利用できると共に、ラインセ
ンサ18も可視光用の素子を使用できるので、サイズが
より小さいものを選択することができる。従って、本実
施形態により第1の実施形態よりも更に分散値を小さく
することができ、一層高い分解能を実現することができ
る。
【0075】次に、図17を参照しつつ、本発明の第9
の実施形態について説明する。本実施形態の分光装置1
00は、図1に示した分光装置10の構成において、ミ
ラー101を追加した構成となっている。
【0076】ホログラフィックグレーティング15は、
コリメータレンズ14から入射される平行光線を0°の
出射角で回折し、この回折により得られる平行光線をミ
ラー101で反射し、ホログラフィックグレーティング
15により負の出射角で回折し、この回折により得られ
る平行光線をエシェルグレーティング16で回折し、再
度ホログラフィックグレーティング15で平行光線を0
°の出射角で回折し、ミラー101で反射後ホログラフ
ィックグレーティング15により負の出射角で回折し、
この回折により得られる平行光線をエシェルグレーティ
ング16で回折し、ホログラフィックグレーティング1
5によりコリメータレンズ14に向けて平行光線を正の
出射角で回折するように配置調整されている。
【0077】ミラー101は、ホログラフィックグレー
ティング15から入射される平行光線をホログラフィッ
クグレーティング15に向けて反射するように配置され
ている。エシェルグレーティング16は、ミラー101
で反射した後にホログラフィックグレーティング15か
ら入射される平行光線をホログラフィックグレーティン
グ15に向けて回折し、この回折により得られる平行光
線をホログラフィックグレーティング15及びミラー1
01との間で2往復させるように配置されている。
【0078】この分光装置100の最も顕著な特徴は、
第1の実施形態の分光装置10よりも平行光線の回折回
数を稼いでいる点である。即ち、本実施形態において
は、平行光線がホログラフィックグレーティング15と
ミラー101との間を2往復する際のホログラフィック
グレーティング15による回折回数の分だけ第1の実施
形態よりも平行光線の回折回数が多くなっている。従っ
て、本実施形態により第1の実施形態よりも更に分散値
を小さくすることができ、一層高い分解能を実現するこ
とができる。
【0079】次に、図18を参照しつつ、本発明の第1
0の実施形態について説明する。本実施形態の分光装置
110は、図17に示した分光装置100の構成におい
て、ミラー101を削除する代わりにエシェルグレーテ
ィング111を追加した構成となっている。
【0080】ホログラフィックグレーティング15は、
コリメータレンズ14から入射される平行光線を0°の
出射角で回折し、この回折により得られる平行光線をエ
シェルグレーティング111との間で2往復させると共
に、エシェルグレーティング111との間での2往復に
より得られる平行光線を負の出射角で回折し、この回折
により得られる平行光線をエシェルグレーティング16
との間で2往復させ、さらに、エシェルグレーティング
16との間で2往復により得られる平行光線をコリメー
タレンズ14に向けて回折するように配置調整されてい
る。
【0081】エシェルグレーティング111は、ホログ
ラフィックグレーティング15から入射される平行光線
をホログラフィックグレーティング15に向けて反射す
るように配置されている。
【0082】エシェルグレーティング16は、エシェル
グレーティング111との間での2往復した後にホログ
ラフィックグレーティング15から入射される平行光線
をホログラフィックグレーティング15に向けて回折
し、この回折により得られる平行光線をホログラフィッ
クグレーティング15との間で2往復させるように配置
されている。
【0083】この分光装置110の最も顕著な特徴は、
第8の実施形態の分光装置100よりも平行光線の回折
回数を稼いでいる点である。即ち、本実施形態において
は、エシェルグレーティング111による回折回数の分
だけ第8の実施形態よりも平行光線の回折回数が多くな
っている。従って、本実施形態により第8の実施形態よ
りも更に分散値を小さくすることができ、より一層高い
分解能を実現することができる。
【0084】次に、図19を参照しつつ、本発明の第1
1の実施形態について説明する。本実施形態の分光装置
120は、図1に示した分光装置10の構成において、
エシェルグレーティング16を削除する代わりに、プリ
ズム121とミラー122を追加した構成となってい
る。
【0085】プリズム121は、ホログラフィックグレ
ーティング15から入射される平行光線を面121A及
び面121Bにより2回屈折し、ミラー122に向けて
伝播するように配置されている。一方、ミラー122
は、プリズム121から入射される平行光線をその光路
に向けて反射するように配置されている。
【0086】このため、ホログラフィックグレーティン
グ15から0°の出射角で出射される平行光線は、プリ
ズム121を介してホログラフィックグレーティング1
5とミラー122との間を2往復した後に、ダブルパス
としてホログラフィックグレーティング15からコリメ
ータレンズ14に向けて回折される。
【0087】この分光装置120の最も顕著な特徴は、
プリズム121及びミラー122がエシェルグレーティ
ング16(第1の実施形態)の代用品の役目を果たして
いる点である。従って、本実施形態によっても第1の実
施形態と同様の効果を得ることができると共に、プリズ
ム対グレーティングよりも光量損失が小さいため、より
SN比の高い計測が可能となる。
【0088】次に、図20を参照しつつ、本発明の第1
2の実施形態について説明する。本実施形態の分光装置
130は、図1に示した分光装置10の構成において、
エシェルグレーティング16と拡大レンズ17を削除す
る代わりに、反射膜131が一面に貼り付けられたプリ
ズム132を追加した構成となっている。
【0089】プリズム132は、面132Aに反射膜1
31が貼り付けられている。このプリズム132は、ホ
ログラフィックグレーティング15から入射される平行
光線を面132Bにより屈折し、反射膜131により9
0°で反射するように配置されている。
【0090】このため、ホログラフィックグレーティン
グ15から0°の出射角で出射される平行光線は、プリ
ズム132を介してホログラフィックグレーティング1
5と反射膜131との間を2往復した後に、ダブルパス
としてホログラフィックグレーティング15からコリメ
ータレンズ14に向けて回折される。
【0091】この分光装置130の最も顕著な特徴は、
反射膜131が貼り付けられたプリズム132がエシェ
ルグレーティング16(第1の実施形態)の代用品の役
目を果たしている点である。従って、本実施形態によっ
ても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コリメート手段の焦点距離を長くすることなく分散値を
小さくすることができる。従って、装置の大型化を伴う
ことなくより高い分解能を実現できる。特に、第1の回
折手段が少なくとも1つのホログラフィックグレーティ
ングを含んでおり、このホログラフィックグレーティン
グをコリメート手段から入射される平行光線を出射角0
°で出射するように配置する場合には、より一層高い分
解能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の分光装置の概略構成
を示す側面図である。
【図2】図1の分光装置の一部を示す平面図である。
【図3】エシェルグレ−ティングの配置設定を説明する
ために用いられる側面図である。
【図4】エシェルグレ−ティングの配置設定を説明する
ために用いられる側面図である。
【図5】エシェルグレ−ティングの配置設定を説明する
ために用いられる側面図である。
【図6】エシェルグレ−ティングの配置設定を説明する
ために用いられる側面図である。
【図7】エシェルグレ−ティングの配置設定を説明する
ために用いられる側面図である。
【図8】図1の分光装置により得られるシングルパス、
ダブルパス、トリプルパスのスペクトルを示す図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施形態の分光装置の概略構成
を示す側面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態の分光装置の概略構
成を示す側面図である。
【図11】本発明の第4の実施形態の分光装置の概略構
成を示す側面図である。
【図12】図11の分光装置の平面図である。
【図13】本発明の第5の実施形態の分光装置の概略構
成を示す側面図である。
【図14】本発明の第6の実施形態の分光装置の概略構
成を示す側面図である。
【図15】本発明の第7の実施形態の分光装置の概略構
成を示す側面図である。
【図16】本発明の第8の実施形態の分光装置の概略構
成を示す側面図である。
【図17】本発明の第9の実施形態の分光装置の概略構
成を示す側面図である。
【図18】本発明の第10の実施形態の分光装置の概略
構成を示す側面図である。
【図19】本発明の第11の実施形態の分光装置の概略
構成を示す側面図である。
【図20】本発明の第12の実施形態の分光装置の概略
構成を示す側面図である。
【図21】従来の分光装置の概略構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
10 分光装置 11 スリット 12 ミラー 13 ミラー 14 コリメータレンズ 15 ホログラフィックグレーティング 16 エシェルグレーティング 17 拡大レン
ズ 18 ラインセンサ 19 光源 20 光ファイバー 30 分光装置 31 レンズ 40 分光装置 41 ホログラフィックグレーティング 50 分光装置 60 分光装置 61 凹面鏡 62 ミラー 70 分光装置 71 凹面鏡 80 分光装置 81 ミラー 90 分光装置 91 蛍光硝子
板 100 分光装置 101 ミラー 110 分光装置 111 エシェ
ルグレーティング 120 分光装置 121 プリズ
ム 122 ミラー 130 分光装
置 131 反射膜 132 プリズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 AA05 CC04 CC13 CC42 CD04 CD11 CD24 2H049 AA25 AA50 AA53 AA58 CA01 CA05 CA15 CA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から供給される光に含まれる特定の
    波長成分のスペクトルを測定するために用いられる分光
    装置であって、 前記光を平行光線にするコリメート手段と、 前記平行光線に含まれる特定の波長成分を所定の方向に
    回折する第1の回折手段と、 前記第1の回折手段から出射される前記特定の波長成分
    から成る平行光線を前記第1の回折手段に向けて回折し
    て、前記第1の回折手段との間で所定の回数往復させる
    第2の回折手段と、 前記第1の回折手段と前記第2の回折手段との間を所定
    の回数往復した平行光線を光度検出手段に結像する結像
    手段と、を具備していることを特徴とする分光装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の回折手段は、ホログラフィッ
    クグレーティングを含み、 前記第2の回折手段は、エシェルグレーティングを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の分光装置。
  3. 【請求項3】 前記エシェルグレーティングは、入射角
    αと出射角βとが等しくなるリトロ配置から微小角度δ
    だけ回転させて配置されており、 前記微小角度δは、少なくとも、前記特定の波長成分か
    ら成る平行光線が前記ホログラフィックグレーティング
    と前記エシェルグレーティングとの間を往復する回数
    と、前記光度検出手段の配置位置とに基づいて決定され
    ることを特徴とする請求項2記載の分光装置。
  4. 【請求項4】 前記ホログラフィックグレーティング
    は、前記コリメート手段から入射される平行光線を0°
    の出射角で出射するように配置されることを特徴とする
    請求項2記載の分光装置。
  5. 【請求項5】 前記ホログラフィックグレーティングの
    正反射を利用することにより、前記ホログラフィックグ
    レーティングと前記エシェルグレーティングとの間で平
    行光線を往復させることを特徴とする請求項3又は請求
    項4記載の分光装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021524597A (ja) * 2018-08-10 2021-09-13 ペルキネルマー ヘルス サイエンシーズ, インコーポレイテッド 再帰反射性表面を有する分光計及び関連する器具
JP2022500655A (ja) * 2018-09-13 2022-01-04 リガク ラマン テクノロジーズ インコーポレイテッド プラズマスペクトル分析を介してサンプルの材料組成を分析するための装置

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