JP2001241186A - 鉄筋コンクリート構造物の構築方法 - Google Patents

鉄筋コンクリート構造物の構築方法

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JP2001241186A
JP2001241186A JP2000054308A JP2000054308A JP2001241186A JP 2001241186 A JP2001241186 A JP 2001241186A JP 2000054308 A JP2000054308 A JP 2000054308A JP 2000054308 A JP2000054308 A JP 2000054308A JP 2001241186 A JP2001241186 A JP 2001241186A
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JP
Japan
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concrete
cover
formwork
construction method
concrete structure
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Pending
Application number
JP2000054308A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Chikamatsu
竜一 近松
Takayoshi Hirata
隆祥 平田
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かぶり厚さを精度よく制御することができ、
コンクリート施工の信頼性を高めることができる鉄筋コ
ンクリート構造物の構築方法を提供する。 【解決手段】 型枠2内に建て込まれた鉄筋1を貫通し
て型枠間をセパレータ3で連結し、型枠3間にコンクリ
ートを打設して鉄筋2に一体化する鉄筋コンクリート構
造物において、前記鉄筋1に接して型枠2を配置するこ
とによりコンクリートのかぶり寸法をゼロとした状態で
内側コンクリートC1を打設する工程、前記内側コンク
リートC1が自立する程度まで硬化した状態で、前記型
枠2を移動させ、セパレータ3端部に連結することで、
所定のかぶり寸法に調整する工程、内側コンクリートC
1と型枠2間に外側コンクリートC2を打設して前記内
側コンクリートC1及び鉄筋1に一体化する工程からな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、かぶり部を高品質
にすることができる鉄筋コンクリート構造物を構築する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の場所打ちコンクリート方法では、
鉄筋より内側に位置するコンクリートに比べて、鉄筋よ
り外側に位置するかぶり部のコンクリートの方が風雨等
の気象作用等の影響を受けやすく、かぶり部の養生が十
分でない場合には乾燥等により品質が低下する傾向にあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、品質を向上
させるべく、養生期間を十分とるために型枠の存置期間
が長くすると、施工サイクルに影響をきたすという課題
があった。また、型枠をプレキャスト化することによ
り、かぶりコンクリートの一部である表層を高品質化す
ることもできるが、この場合、コストアップするという
課題となる。
【0004】本発明は、以上の課題を解決するものであ
って、その目的は、かぶり厚さを精度よく制御すること
ができ、コンクリート施工の信頼性を高めることができ
る鉄筋コンクリート構造物の構築方法を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明方法は、多数の鉄筋が建て込まれた型枠間に
コンクリートを打設してなる鉄筋コンクリート構造物に
おいて、前記鉄筋に接して型枠を配置することによりコ
ンクリートのかぶり寸法をゼロとした状態で内側コンク
リートを打設する工程、内側コンクリートが自立する程
度まで硬化した状態で、前記型枠を移動させ、セパレー
タ端部に連結することで、所定のかぶり寸法に調整する
工程、内側コンクリートと型枠間に外側コンクリートを
打設して前記内側コンクリート及び鉄筋に一体化する工
程からなるものである。従って、本発明方法によれば、
鉄筋の内外におけるコンクリートの成形を二段に行って
いるため、かぶり位置におけるコンクリートの打設寸
法、すなわちかぶり厚さを確認しつつ精度良く成形を行
うことができる。
【0006】また、前記外側コンクリートとして、前記
内側コンクリートと比較して高品質なものを用いること
により、さらに耐久性に富んだ高品質なかぶり部を作成
することができる。ここで、高品質なコンクリートと
は、例えば、骨材を少な目にする一方、セメントを多く
したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1
(a),(b)は発明方法にかかる成形手順を示すもの
である。
【0008】先ず(a)は最初の鉄筋及び型枠組立か
ら、コンクリート打設までの手順を示すものである。
(a)において、1はコンクリート打設位置に配筋され
た格子状の一対の鉄筋、2は鉄筋1の外側面に沿って配
置された一対の型枠、3は型枠2及び鉄筋1を横に貫通
して配置されたセパレータであり、このセパレータ3は
その両端がかぶり寸法分の余長を持った十分な長さに形
成されており、その両側を各型枠2の外側面にナット4
を介して緊結されている。
【0009】以上のごとく、最初の工程では、鉄筋1の
外側部に型枠2を直接配置することで、かぶり厚みを取
ることなく型枠2間に内側コンクリートC1が打設され
る。
【0010】次に、(b)に示すように、内側コンクリ
ートC1が自立できる程度の養生期間を経た後(例えば
強度10kg、すなわち内側コンクリートC1を朝に打
設した場合における夕方)、前記型枠2を撤去し、かぶ
り寸法D分だけ鉄筋1から離した位置に移動して再度建
て込む。この場合、例えば、セパレータ3のナット4を
外し、セパレータ4の端部における型枠2の内、外側面
突出端に再度ナット4を締付けることで、型枠2は同位
置に保持される。
【0011】以上の調整作業後は、鉄筋1及び内側コン
クリートC1の外側面と型枠2の内面との間に外側コン
クリートC2を打設することで、外側コンクリートC2
は内側コンクリートC1及び鉄筋1に一体化し、養生
後、型枠2の撤去によりコンクリート構造物が完成す
る。得られたコンクリート構造物のかぶり寸法Dは、前
記型枠2の調整作業により、各部が精度良く一定とな
り、かぶり部のみを後で施工するので、その耐久性を当
初設計通りに得ることが出来る。
【0012】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による鉄筋コンクリート構造物の構築方法にあって
は、鉄筋の内外コンクリートの打設作業を二段階とする
ことで、かぶり厚さを精度良く制御することができ、コ
ンクリート施工の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、本発明方法の手順を示す断
面説明図である。
【符号の説明】
1 鉄筋 2 型枠 3 セパレータ C1 内側コンクリート C2 外側コンクリート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の鉄筋が建て込まれた型枠間にコン
    クリートを打設してなる鉄筋コンクリート構造物におい
    て、 前記鉄筋に接して型枠を配置することによりコンクリー
    トのかぶり寸法をゼロとした状態で内側コンクリートを
    打設する工程、前記内側コンクリートが自立する程度ま
    で硬化した状態で、前記型枠を移動させ、セパレータ端
    部に連結することで、所定のかぶり寸法に調整する工
    程、内側コンクリートと型枠間に外側コンクリートを打
    設して前記内側コンクリート及び鉄筋に一体化する工程
    からなることを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の構
    築方法。
  2. 【請求項2】 前記外側コンクリートとして、前記内側
    コンクリートと比較して高品質なものを用いることを特
    徴とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート構造物の構
    築方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017137738A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 株式会社大林組 鉄筋コンクリート造柱の構築方法、鉄筋コンクリート造壁の構築方法、鉄筋コンクリート造外壁の構築方法及び鉄筋コンクリート造梁の構築方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017137738A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 株式会社大林組 鉄筋コンクリート造柱の構築方法、鉄筋コンクリート造壁の構築方法、鉄筋コンクリート造外壁の構築方法及び鉄筋コンクリート造梁の構築方法

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