JP2001241113A - L型接合金具及び接合部構造 - Google Patents

L型接合金具及び接合部構造

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JP2001241113A
JP2001241113A JP2000054866A JP2000054866A JP2001241113A JP 2001241113 A JP2001241113 A JP 2001241113A JP 2000054866 A JP2000054866 A JP 2000054866A JP 2000054866 A JP2000054866 A JP 2000054866A JP 2001241113 A JP2001241113 A JP 2001241113A
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Mikiya Takamasu
幹弥 高増
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Sumitomo Forestry Co Ltd
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Sumitomo Forestry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥収縮等により接合される軸組部材が収縮
する場合でも、掛け側軸組部材を受け側軸組部材側に引
き寄せる力を容易に保持することのできるL型接合金具
を提供する。 【解決手段】 木造建築物の軸組部材11,12が交差
接合される箇所において、これらの接合部を補強するた
めに用いるL型接合金具10であって、長辺部16と垂
直に折れ曲がった短辺部17とからなるL字型板部18
と、長辺部16に形成された第1締結孔19に締結され
る第1締結部材20と、短辺部17に形成された長孔か
らなる第2締結孔21に締結される第2締結部材22と
からなり、短辺部17の内側には、長辺部16に向かっ
て高さが低くなる傾斜面を有すると共に長孔が形成され
た固定くさび座金23が固定されており、固定くさび座
金23の傾斜面にくさび座金24の傾斜面を密着させた
状態で重ね合わせて、第2締結部材22を第2締結孔2
1に締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建築物の軸組
部材が交差接合される箇所において、これらの接合部を
補強するために用いるL型接合金具、及び該L型接合金
具を用いた軸組部材の接合部構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】木造建
築物は、柱、梁、桁、筋違等の軸組部材に壁部材等の二
次部材を取り付けて形成されることになるが、これらの
軸組部材は、一般に各種の仕口を介して接合一体化さ
れ、強固な骨組構造となるように組み立てられる。
【0003】また、これらの軸組部材の接合部は、より
強固な接合構造を得るべく、各種の補強金物を用いて補
強することが好ましく、かかる補強金物により軸組部材
の接合部を補強する方法としては、一般に、図5に示す
ような羽子板ボルト50を使用したものが知られてい
る。
【0004】この羽子板ボルト50を用いた軸組部材の
接合部の補強構造は、例えば仕口59を介して十字に交
差接合される主梁51(受け側軸組部材)と横架材52
(掛け側軸組部材)との接合部を補強するものである。
すなわちこの補強構造は、横架材52の側面に羽子板ボ
ルト50の羽子板部53を当接させ、羽子板ボルト50
のロッド部54は、主梁51を貫通させて、その先端雄
ネジ部55を座金及びナット60を介して反対側の側面
に締結する。横架材52の側面に当接する羽子板部53
には、ボルト孔56が形成されていて、このボルト孔5
6を介して横架材52を貫通するかんざしボルト部材5
7を配置し、これの先端雄ネジ部58を座金及びナット
61を介して反対側の側面に締結する。そして、羽子板
ボルト50及びかんざしボルト部材57をナット60,
61をによって締め上げることにより、横架材52と主
梁51との仕口59による接合部を補強する。
【0005】しかしながら、従来の羽子板ボルト50に
よって補強された接合部の構造によれば、横架材52や
主梁51の長期間にわたっての乾燥等による収縮によっ
ては、接合部に微少なゆるみやがたつきが発生する場合
があった。すなわち、羽子板ボルト50のロッド部54
及びかんざしボルト部材57は、横架材52や主梁51
を貫通して設けたボルト挿通孔に挿入配置されて、その
両端が、横架材52や主梁51を挟んだ両側に各々締結
固定されることになるため、横架材52や主梁51の収
縮による影響を受ける場合があり、横架材52を主梁5
1側に引き寄せる力が不足し、接合部に隙間が生じて締
結力や応力を十分に伝達できない場合が予想された。
【0006】また、かんざしボルト部材57は、横架材
52と強固に一体化させて、羽子板ボルト50の締結力
によって横架材52を主梁51側に効果的に引き寄せる
ことができるようにすることが望まれる。
【0007】本発明は、上記従来の課題に着目してなさ
れたもので、乾燥収縮等により接合される軸組部材が収
縮する場合でも、掛け側軸組部材を受け側軸組部材側に
引き寄せる力を容易に保持することのできるL型接合金
具、及び該L型接合金具を用いた軸組部材の接合部構造
を提供することを目的とするものである。
【0008】また、本発明は、掛け側軸組部材とこれに
締結されるボルト部材とを強固に一体化させて、掛け側
軸組部材を受け側軸組部材側に引き寄せる力を安定して
保持することのできるL型接合金具、及び該L型接合金
具を用いた軸組部材の接合部構造を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、木造建築物の
軸組部材が交差接合される箇所において、これらの接合
部を補強するために用いるL型接合金具であって、長辺
部と該長辺部から垂直に折れ曲がった短辺部とからなる
L字型板部と、前記長辺部に形成された第1締結孔に締
結される第1締結部材と、前記短辺部に形成された長孔
からなる第2締結孔に締結される第2締結部材とからな
り、前記短辺部の内側には、前記長辺部に向かって高さ
が低くなる傾斜面を有すると共に長孔が形成された固定
くさび座金が前記第2締結孔を囲んで固定されており、
前記固定くさび座金の傾斜面にくさび座金の傾斜面を密
着させた状態で、重ね合わせた前記固定くさび座金及び
くさび座金を介して第2締結部材を第2締結孔に締結す
ることを特徴とするL型接合金具を提供することによ
り、上記目的を達成したものである(請求項1記載の発
明)。
【0010】本発明のL型接合金具は、前記第1締結部
材を、螺旋状に連続して外側に突出するスクリュー状突
起を有し、前記軸組部材に前記スクリュー状突起を食い
込ませつつねじ込むことにより前記軸組部材に埋設固定
されるスクリューボルトとすることが好ましい(請求項
2記載の発明)。
【0011】また、本発明は、上記L型接合金具を用い
て補強される、受け側軸組部材に掛け側軸組部材を接合
させる軸組部材の接合部構造であって、前記短辺部の外
側面を受け側軸組部材の周面に、前記長辺部の外側面を
掛け側軸組部材の周面に各々密着させた状態で前記L字
型板部をこれらの軸組部材の接合部に配設し、前記受け
側軸組部材に固定される第2締結部材の一端を重ね合わ
せた前記固定くさび座金及びくさび座金を介して前記第
2締結孔に締結固定し、前記掛け側軸組部材に固定され
る第1締結部材の一端を前記第1締結孔に締結固定する
ことを特徴とする軸組部材の接合部構造を提供すること
により、上記目的を達成したものである(請求項3記載
の発明)。
【0012】本発明の軸組部材の接合部構造は、前記第
1締結部材を、螺旋状に連続して外側に突出するスクリ
ュー状突起を有するスクリューボルトとし、該スクリュ
ーボルトは、前記第1締結孔から前記掛け側軸組部材に
ネジ込んでスクリュー状突起を食い込ませつつ、前記掛
け側軸組部材に埋設固定されることが好ましい(請求項
4記載の発明)。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を添付
図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態に係るL
型接合金具10は、図1及び図2に示すように、例えば
木製の軸組部材である主梁11に対して、同じく木製の
軸組部材である横架材12を、直交方向に交差させるよ
うにして接合する際に、当該接合部を補強するために用
いられる。なお、本実施形態において、主梁11は横架
材12が架設される受け側軸組部材を、横架材12は主
梁11に端部を支持される掛け側軸組部材を各々構成す
るものである。
【0014】主梁11と横架材12との接合部は、主梁
11の側面に切り欠き加工した鳩尾状の断面部分を備え
る蟻掛け溝13に、横架材12の先端に突出加工した鳩
尾状の断面部分を備える蟻掛け突起14を嵌合して形成
される仕口による接合部であって、この接合部を本実施
形態のL型接合金具10を用いて補強して、強固な接合
部構造15が構成される(図2参照)。なお、かかる仕
口加工は、プレカット加工の他、手加工によって行われ
るものであっても良い。
【0015】本実施形態のL型接合金具10は、図1及
び図3にも示すように、長辺部16とこの長辺部から垂
直に折れ曲がった短辺部17とからなる縦断面がL字状
のL字型板部18と、長辺部16に形成された第1締結
孔19に締結される第1締結部材としての第1締結ボル
ト20と、短辺部17に形成された長孔からなる第2締
結孔21に締結される第2締結部材としての第2締結ボ
ルト22とからなる。また、L字型板部18の短辺部1
7の内側には、長辺部16に向かって高さが低くなる傾
斜面を有すると共に長孔28が形成された固定くさび座
金23が第2締結孔21を囲んで固定されている。この
固定くさび座金23の長孔28は第2締結孔21と同様
の形状を有し、傾斜面にくさび座金24の傾斜面を密着
させた状態で、固定くさび座金23とくさび座金24と
を重ね合わせ、重ね合わせた固定くさび座金23とくさ
び座金24とを介して、ナット25により第2締結ボル
ト22は第2締結孔21に締結される。
【0016】L字型板部18は、厚さ2〜10mm程
度、幅15〜50mm程度、長さ150〜300mm程
度の帯状の金属製プレートの一端部50〜100mmの
部分を、短辺部17として垂直に折り曲げることによっ
て、L字状に形成されたものである。そして、長辺部1
6の先端部分には直径12〜20mm程度の第1締結孔
19が、短辺部17の略中央部分には長さ17〜20m
m、幅13〜14mm程度の長円形状ないしは楕円形状
の長孔からなる第2締結孔21が、各々開口形成されて
いる。また、長辺部16の中央部分には、L字型板部1
8を接合部に位置決めしておくための、釘26が挿通さ
れる釘孔27が設けられている。
【0017】L字型板部18の短辺部17の内側に固定
される固定くさび座金23は、直角三角形状の断面を有
し、その底辺相当部分を短辺部17の内側面に密着させ
た状態で当該短辺部17に溶着固定され、その傾斜面が
長辺部16に向かって下り勾配となるように配設され
る。この固定くさび座金23には、その中央を貫通して
第2締結孔21と同じ形状及び大きさのいボルト挿通開
口28が長孔として開口形成されており、このボルト挿
通開口28を第2締結孔21と合致させて配置しつつ固
定くさび座金23が固定されることにより、固定くさび
座金23は、第2締結孔21を囲んで短辺部17の内側
に取り付けられる。
【0018】固定くさび座金23と重ね合わせて配置さ
れるくさび座金24は、固定くさび座金23の傾斜面と
同じ勾配の傾斜面を有する直角三角形状の断面を有し、
固定くさび座金23と向きを反対にして傾斜面同士を密
着させつつ当該固定くさび座金23に重ね合せることに
より、重ね合わされた一組の固定くさび座金23及びく
さび座金24は全体として矩形断面を有することにな
り、くさび座金24の外側端面が短辺部17と平行とな
って、この外側端面に、第2締結ボルト部材22を締め
付けるナット25が安定した状態で当接することにな
る。なお、くさび座金24には、その中央を貫通して、
第2締結孔21の径に見合ってこれを貫通させることが
可能なボルト挿通開口29が開口形成されており、この
ボルト挿通開口29を固定くさび座金23のボルト挿通
開口28の内側略中央に配設した状態で、固定くさび座
金23とくさび座金24とが重ね合される。
【0019】そして、固定くさび座金23とくさび座金
24とは、これらの傾斜面を互いに密着させた状態で重
ね合わされているので、固定くさび座金23に対してく
さび座金24が図2のX方向に相対移動し、固定くさび
座金23の傾斜面に沿ってくさび座金24の傾斜面が乗
り上げて行くと、重ね合わされた固定くさび座金23及
びくさび座金24の全体の高さが増すことになる。一
方、固定くさび座金23の傾斜面に沿ってくさび座金2
4の傾斜面が滑り降りて行くと、重ね合わされた固定く
さび座金23及びくさび座金24の全体の高さが低くな
る。
【0020】L字型板部18の長辺部16に形成された
第1締結孔19に締結される第1締結ボルト20は、螺
旋状に連続して外側に突出する外径が12〜20mm程
度のスクリュー状突起30を有する、長さ100mm程
度のスクリューボルトである。この第1締結ボルト20
は、横架材12に予め形成された内径が6〜10mm程
度の先行孔31に向かって、第1締結孔19を介して横
架材12にねじ込まれ、スクリュー状突起30が先行孔
31の内壁面に食い込むことにより、横架材12に強固
に埋設固定されて横架材12と一体化した状態で第1締
結孔19に締結される。
【0021】L字型板部18の短辺部17に形成された
第2締結孔21に締結される第2締結ボルト22は、先
端に雄ネジ部35を有する直径12〜20mm程度、長
さ150〜200mm程度のボルト部材であって、主梁
11に予め貫通形成された内径が12〜25mm程度の
先行孔32に挿通され、その一端の頭部33が座金34
を介して主梁11の外側の側面に当接すると共に、他端
の雄ネジ部35は、第2締結孔21及び合致したボルト
挿通開口28,29を介して重ね合された固定くさび座
金23及び座金24の外側に突出し、この雄ネジ部35
にナット29を螺合して締め付けることにより、第2締
結ボルト22が第2締結孔21に締結固定される。
【0022】本実施形態によれば、L型接合金具10
は、主梁11と横架材12との接合部に以下ようにして
取り付けられて、強固な接合部構造15を構成する。す
なわち、図2に示すように、当該接合部において、L字
型板部18の短辺部17の外側面を主梁の11の側面
に、L字型板部18の長辺部16の外側面を横架材12
の側面に各々密着させた状態でL字型板部18を配設
し、釘26を用いて仮固定する。次に、第1締結ボルト
20を、第1締結孔19から横架材12に形成された先
行孔31に向かってねじ込んで、その一端の頭部を第1
締結孔19に締結固定すると共に、スクリュー状突起3
0を先行孔31の内壁面に食い込ませて横架材12と一
体として埋設固定する。さらに、第2締結ボルト22を
主梁11に形成された先行孔32に挿通し、その頭部3
3を円形座金34を介して主梁11の外側の側面に当接
させた状態とし、その一端の雄ネジ部35を、重ね合さ
れた固定くさび座金23及び座金24を介して、ナット
29によりL型接合金具10が固定された横架材12を
引き寄せるようにしつつ締め上げて、第2締結孔21に
締結固定する。
【0023】そして、L型接合金具10を用いて構成さ
れた本実施形態の接合部構造15によれば、乾燥収縮等
によって接合される主梁11や横架材12が収縮する場
合でも、横架材12を主梁11側に引き寄せる力を容易
に保持することができる。すなわち、図4に示すよう
に、横架材12が収縮すると、長辺部16を介して横架
材12に固定されたL字型板部18は、その全体が図4
のX方向に移動し、固定くさび座金23がくさび座金2
4の下側に食い込むようにして相対移動することによ
り、固定くさび座金23の傾斜面に沿ってくさび座金2
4の傾斜面が乗り上げて行くので、重ね合わされた固定
くさび座金23及びくさび座金24の全体の高さが増す
ことになる。したがって、主梁11が収縮して第2締結
ボルト22に遊びが生じかけても、重ね合わされた固定
くさび座金23及びくさび座金24の高さの増加が、こ
のような主梁11の収縮による遊びを補完するので、第
2締結ボルト22は、緩むことなく横架材12を主梁1
1側に引き寄せる力を引き続き容易に保持すると共に、
主梁11の収縮量が小さい場合には、第2締結ボルト2
2による締結力のアップを図ることも可能になる。
【0024】また、本実施形態によれば、横架材12に
締結される第1締結ボルト20は、スクリュー状突起3
0を横架材12に食い込ませて当該横架材12に埋設固
定され、横架材12と強固に一体化されているので、横
架材12が収縮しても緩むことなく引き続き横架材12
と一体化された状態を保持して、横架材12を主梁11
側に引き寄せる力を安定して保持することが可能にな
る。
【0025】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく種々の変更が可能である。例えば、固定くさび
座金とくさび座金が接する傾斜面には、重ね合わせたこ
れらのくさびの高さが高くなる方向にのみスライド移動
させる刻みを設けることもできる。また、第1締結部材
は必ずしもスクリューボルトである必要はなく、軸組部
材に形成されたボルト孔に挿通して用いるその他のボル
ト部材であっても良い。さらに、第1締結孔を長円形状
とし、長辺部に固定された固定くさび座金及びくさび座
金を介して第1締結孔に第1締結部材を締結しても良
い。さらにまた、本発明のL型接合金具及び接合部構造
は、主梁と横架材との接合部のみならず、その他の軸組
部材の接合部において採用することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のL
型接合金具及び軸組部材の接合部構造によれば、乾燥収
縮等により接合される軸組部材が収縮する場合でも、掛
け側軸組部材を受け側軸組部材側に引き寄せる力を容易
に保持することができる。また、第1締結部材として軸
組部材に埋設固定されるスクリューボルトを用いれば、
掛け側軸組部材を受け側軸組部材側に引き寄せる力を安
定して保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る接合部構造の分解斜
視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る接合部構造の斜視図
である。
【図3】本発明の一実施形態に係るL型接合金具の分解
斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る接合部構造による作
用効果を説明する平面図である。
【図5】従来の羽子板ボルトを用いた接合部の補強構造
を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 L型接合金具 11 主梁(受け側軸組部材) 12 横架材(掛け側軸組部材) 15 接合部構造 16 長辺部 17 短辺部 18 L字型板部 19 第1締結孔 20 第1締結ボルト(第1締結部材) 21 第2締結孔 22 第2締結ボルト(第2締結部材) 23 固定くさび座金 24 くさび座金 25 ナット 28 ボルト挿通開口 29 ボルト挿通開口 30 スクリュー状突起 35 雄ネジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E125 AA13 AA14 AB12 AC23 AG03 AG04 AG12 AG24 AG26 AG56 BA53 BA54 BA55 BB03 BB11 BB22 BB31 BB37 BC02 BD01 BE02 BE08 BF06 CA02 CA05 CA09 CA14 CA33 CA44 EA06 EA14 EA17 EB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造建築物の軸組部材が交差接合される
    箇所において、これらの接合部を補強するために用いる
    L型接合金具であって、 長辺部と該長辺部から垂直に折れ曲がった短辺部とから
    なるL字型板部と、前記長辺部に形成された第1締結孔
    に締結される第1締結部材と、前記短辺部に形成された
    長孔からなる第2締結孔に締結される第2締結部材とか
    らなり、 前記短辺部の内側には、前記長辺部に向かって高さが低
    くなる傾斜面を有すると共に長孔が形成された固定くさ
    び座金が前記第2締結孔を囲んで固定されており、前記
    固定くさび座金の傾斜面にくさび座金の傾斜面を密着さ
    せた状態で、重ね合わせた前記固定くさび座金及びくさ
    び座金を介して第2締結部材を第2締結孔に締結するこ
    とを特徴とするL型接合金具。
  2. 【請求項2】 前記第1締結部材は、螺旋状に連続して
    外側に突出するスクリュー状突起を有し、前記軸組部材
    に前記スクリュー状突起を食い込ませつつねじ込むこと
    により前記軸組部材に埋設固定されるスクリューボルト
    であることを特徴とする請求項1記載のL型接合金具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のL型接合金具を用いて
    補強される、受け側軸組部材に掛け側軸組部材を接合さ
    せる軸組部材の接合部構造であって、 前記短辺部の外側面を受け側軸組部材の周面に、前記長
    辺部の外側面を掛け側軸組部材の周面に各々密着させた
    状態で前記L字型板部をこれらの軸組部材の接合部に配
    設し、 前記受け側軸組部材に固定される第2締結部材の一端を
    重ね合わせた前記固定くさび座金及びくさび座金を介し
    て前記第2締結孔に締結固定し、前記掛け側軸組部材に
    固定される第1締結部材の一端を前記第1締結孔に締結
    固定することを特徴とする軸組部材の接合部構造。
  4. 【請求項4】 前記第1締結部材は、螺旋状に連続して
    外側に突出するスクリュー状突起を有するスクリューボ
    ルトからなり、該スクリューボルトは、前記第1締結孔
    から前記掛け側軸組部材にネジ込んでスクリュー状突起
    を食い込ませつつ、前記掛け側軸組部材に埋設固定され
    ることを特徴とする請求項3記載の軸組部材の接合部構
    造。
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Cited By (4)

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