JP4701064B2 - 羽子板ボート - Google Patents

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Description

本発明は羽子板ボートに関するものである。
図1は、従来の在来タイプの羽子板ボート1の取り付け状態を示している。図1(A)に示すように、柱2の上端には軒桁3が架設され、同図(B)に示すように、軒桁3の内側面には桁4の端部が、あり継ぎ部5を介して接合されている。軒桁3の外面にはナット収容用の凹部6が座掘りされ、凹部6には、軒桁3の内面から羽子板ボート1のボート部1Aを挿通させる貫通孔7が開口している。一方、桁4の幅方向には、羽子板ボート1の羽子板部1Bを桁4の側面に固定する固定用ボート8を挿通させる貫通孔9が貫通している。
羽子板ボート1は、図1(A)(B)に示すように、ボート部1Aが軒桁3の貫通孔7に挿通された状態で、凹部6内でボート部1Aの先端に座金10およびナット11が装着され、また、羽子板ボート1の羽子板部1Bのボート孔12から桁4の貫通孔9内に固定用ボート8が挿通されてその先端に座金10およびナット11が装着され、それぞれのナット11,11が緊結されることで、羽子板ボート1を介して、軒桁3と桁4を強く接合することができる。
そして、その後、柱2から軒桁3にかけて外面に外壁材13が取り付け施工されるとともに、軒桁3の上に屋根の垂木14が架設されて、垂木14の上に野地板15、ルーフィング材(防水紙)16を介して、屋根葺き材17が取り付けられる。
従来の在来タイプの羽子板ボート1は、外壁材13が施工されると、図1に示すように、凹部6内が外壁材13により覆われるため、凹部6内のナット11は外から回すことができず、このため、住宅完成後に木材の収縮で羽子板ボート1が緩くなっても、張力を調整することができなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、住宅完成後木材の収縮で羽子板ボートが緩くなった場合でも、建物の内側から羽子板ボートを引っぱり、ナットを締めたのと同じように張力を持たすことのできる、羽子板ボートを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る羽子板ボートは、
軒桁等の一方の接合部材に取り付けられるボート部と、桁等の他方の接合部材に取り付けられる羽子板部とが一体に設けられ、
羽子板部は、他方の接合部材の表面に当接される内側板と、内側板と所定間隔を隔てて対向する外側板と、内側板および外側板を互いに連結する左右の連結板と、左右の連結板の中間に位置する中間板とから構成され、
外側板と内側板には、ボート部寄りの連結板と中間板との間に位置して、前記他方の接合部材に設けられた貫通孔に挿通される固定ボートを挿通させるボート孔がそれぞれ設けられ、
ボート部から遠い方の連結板と中間板には、羽子板ボート全体を建物の内側へ向けて可動させる可動ボートを挿通させるボート孔がそれぞれ設けられ、
中間板のボート孔の周囲には、ネジが切られて、ボート孔に挿通した可動ボートを回して前進させる固定ナットが取り付けられ、
前記外側板と内側板の各ボート孔は、羽子板ボート全体を建物の内側へ向けて可動できるように左右に延びる長孔に形成され、
ボート部の先端を一方の接合部材の貫通孔に挿通させて建物の外面側に設けられた凹部内に突出させてその先端にナットを装着し、羽子板部の外側板と内側板の各ボート孔を介して固定ボートの先端を他方の接合部材の貫通孔に挿通させ突出させてその先端にナットを装着した状態で、ボート部から遠い方の連結板と中間板の各ボート孔に挿通され中間板の固定ナットにネジ結合された可動ボートを回して前進させて、固定ボートの側面を押圧し、固定ボートからの反発力によって、羽子板ボート全体を建物の内部側へ向けて引っ張り、羽子板ボートに一方の接合部材を他方の接合部材に向けて押圧する張力を発生させるように構成されていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の羽子板ボートによると、住宅完成後木材の収縮で羽子板ボートが緩くなった場合でも、建物の内側から羽子板ボート全体を建物の内側へ向けて引っ張り、ナットを締めたのと同じように羽子板ボートに張力を持たすことができ、建物の内側から羽子板ボートの緩みを調整することができるという優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図2は本発明の一実施形態を示すもので、図2において、符号20は本発明に係る羽子板ボートを示している。なお、図1に示す部材と同一部材には同一符号を付して、その説明は省略する。
羽子板ボート20は、図2(A)に示すように、軒桁3に取り付けられるボート部21と、桁4に取り付けられる羽子板部22とが一体に設けられている。
羽子板部22は、図2(B)(C)に示すように、桁4の表面に当接される内側板23と、内側板23と所定間隔を隔てて対向する外側板24と、内側板23および外側板24を互いに連結する左右の連結板25,26と、左右の連結板25,26の中間に位置する中間板27とから構成されている。
外側板24と内側板23には、ボート部21寄りの図2(C)の右側の連結板26と中間板27との間に位置して、桁4に幅方向に設けられた貫通孔9に挿通される固定ボート8を挿通させるボート孔24a,23aがそれぞれ設けられている。ボート部21から遠い方の図2(C)の左側の連結板25と中間板27には、羽子板ボート20全体を建物の内側へ向けて図2(C)の左側へ可動させる可動ボート28を挿通させるボート孔25a,27aがそれぞれ設けられている。ボート孔25a,27aは、羽子板ボート20全体を建物Tの内側へ向けて図2(C)の左側へ可動できるように、図2(A)に示すように左右に細く延びる長孔に形成されている。
中間板27のボート孔27aの周囲には、図2(C)に示すように、ネジが切られ、ボート孔27aに挿通した可動ボート28を回して前進させる固定ナット29が取り付けられている。
そして、ボート部21の先端を軒桁3の貫通孔7に挿通させて軒桁3の外面側に設けられた凹部6内に突出させてその先端に座金10およびナット11を装着し、羽子板部22の外側板24と内側板23の各ボート孔24a,23aを介して固定ボート8の先端を桁4の貫通孔9に挿通させ突出させてその先端に座金10およびナット11を装着した状態で、ボート部21から遠い方の図2(C)の左側の連結板25と中間板27の各ボート孔25a,27aに挿通され中間板27の固定ナット29にネジ結合された可動ボート28を回して前進させて、固定ボート8の側面を押圧し、固定ボート8からの反発力によって、羽子板ボート20全体を建物Tの内側へ向けて可動させて引っ張り、羽子板ボート20全体に軒桁3を桁4に向けて押圧する張力を発生させるようになっている。
これにより、建物完成後に木材の収縮で羽子板ボート20が緩くなった場合でも、建物Tの内側から可動ボート28を回して前進させて、固定ボート8の側面を押圧し、固定ボート8からの反発力によって、羽子板ボート20全体を引っ張り、凹部6内のナット11を締めたのと同じように軒桁3を桁4に向けて押圧する張力を持たせることができ、羽子板ボート20の緩みを調整して、軒桁3と桁4の接合状態をしっかりと緊結することができる。
本発明に係る羽子板ボートは、建物の接合部材どうしを接合する羽子板ボートとして、利用可能である。
(A)は従来の在来タイプの羽子板ボートの取り付け状態を示す建物の要部断面図、(B)はその平面図である。 (A)は本発明の羽子板ボートの取り付け状態を示す建物の要部断面図、(B)は(A)におけるB−B線矢視図、(C)は(A)の平面図である。
1,20 羽子板ボート
1A,21 ボート部
1B,22 羽子板部
2 柱
3 軒桁
4 桁
5 あり継ぎ部
6 凹部
7,9 貫通孔
8 固定用ボート
10 座金
11,29 ナット
12,23a,24a,25a,27a ボート孔
13 外壁材
14 垂木
15 野地板
16 ルーフィング材
17 屋根葺き材
23 内側板
24 外側板
25,26 連結板
27 中間板
28 可動ボート
T 建物

Claims (1)

  1. 軒桁等の一方の接合部材(3)に取り付けられるボート部(21)と、桁等の他方の接合部材(4)に取り付けられる羽子板部(22)とが一体に設けられ、
    羽子板部(22)は、他方の接合部材(4)の表面に当接される内側板(23)と、内側板(23)と所定間隔を隔てて対向する外側板(24)と、内側板(23)および外側板(24)を互いに連結する左右の連結板(25,26)と、左右の連結板(25,26)の中間に位置する中間板(27)とから構成され、
    外側板(24)と内側板(23)には、ボート部(21)寄りの連結板(26)と中間板(27)との間に位置して、前記他方の接合部材(4)に設けられた貫通孔(9)に挿通される固定ボート(8)を挿通させるボート孔(24a,23a)がそれぞれ設けられ、
    ボート部(21)から遠い方の連結板(25)と中間板(27)には、羽子板ボート(20)全体を建物(T)の内側へ向けて可動させる可動ボート(28)を挿通させるボート孔(25a,27a)がそれぞれ設けられ、
    中間板(27)のボート孔(27a)の周囲には、ネジが切られて、ボート孔(27a)に挿通した可動ボート(28)を回して前進させる固定ナット(29)が取り付けられ、
    前記外側板(24)と内側板(23)の各ボート孔(24a,23a)は、羽子板ボート(20)全体を建物(T)の内側へ向けて可動できるように左右に延びる長孔に形成され、
    ボート部(21)の先端を一方の接合部材(3)の貫通孔(7)に挿通させて建物(T)の外面側に設けられた凹部(6)内に突出させてその先端にナット(11)を装着し、羽子板部(22)の外側板(24)と内側板(23)の各ボート孔(24a,23a)を介して固定ボート(8)の先端を他方の接合部材(4)の貫通孔(9)に挿通させ突出させてその先端にナット(11)を装着した状態で、ボート部(21)から遠い方の連結板(25)と中間板(27)の各ボート孔(25a,27a)に挿通され中間板(27)の固定ナット(29)にネジ結合された可動ボート(28)を回して前進させて、固定ボート(28)の側面を押圧し、固定ボート(28)からの反発力によって、羽子板ボート(20)全体を建物(T)の内側へ向けて引っ張り、羽子板ボート(20)に一方の接合部材(3)を他方の接合部材(4)に向けて押圧する張力を発生させるように構成されていることを特徴とする羽子板ボート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07259193A (ja) * 1994-03-24 1995-10-09 Kawada:Kk 建築用ネジ締め装置
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