JP2001240588A - アルキルベンゼンスルホン化物の製造方法 - Google Patents

アルキルベンゼンスルホン化物の製造方法

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JP2001240588A
JP2001240588A JP2000380625A JP2000380625A JP2001240588A JP 2001240588 A JP2001240588 A JP 2001240588A JP 2000380625 A JP2000380625 A JP 2000380625A JP 2000380625 A JP2000380625 A JP 2000380625A JP 2001240588 A JP2001240588 A JP 2001240588A
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alkylbenzene
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sulfonating agent
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So Shigematsu
創 重松
Yoshiyuki Matsumoto
善行 松本
Takeshi Yamada
剛 山田
Tetsuo Tano
哲雄 田野
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副生成物の生成を抑制して容易にアルキルベ
ンゼンスルホン化物を製造できる製造方法を提供する。 【解決手段】 液状アルキルベンゼンとスルホン化剤と
を、攪拌羽根を有する反応装置に連続的に供給し、この
反応装置おいて、溶媒が存在せずかつ剪断力10〜40
00N/cm2の条件で攪拌混合して前記両者を連続的
に反応させる。この製造方法によれば、副生成物の生成
が抑制され、アルキル基が一つの場合、パラ(p−)配
位のアルキルベンゼンスルホン化物を高い選択性で容易
に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルキルベンゼン
スルホン化物(酸の形態および塩の形態の双方を含む、
以下同じ)の製造方法に関する。本発明の製造方法で得
られる比較的長鎖長(例えばドデシル基)のアルキルベ
ンゼンスルホン酸塩は、例えば、有用な界面活性剤とし
て知られている。また本発明の製造方法で得られる比較
的短鎖長(例えばイソプロピル基)のアルキルベンゼン
のスルホン酸塩は、例えば、合成洗剤の可溶化剤、台所
及び住居用洗剤等のハイドロトロープ剤として利用する
のに好適であることが知られている。
【0002】
【従来の技術】アルキルベンゼンスルホン化物は、有用
な化合物であることが知られている。例えば、側鎖炭素
数が1かつ立体配置がp−位であるトルエンスルホン酸
は、エステル化反応の触媒等に広く利用されている。
【0003】従来のアルキルベンゼンスルホン化物の製
造方法として、例えば、アルキルベンゼンに過剰の(約
4倍モル)濃硫酸を添加してバッチ反応方式で製造する
方法がある。この場合、製品を単離するには、反応後、
得られたアルキルベンゼンスルホン酸の結晶を濾過で集
め、さらに洗浄、晶析などの煩雑な精製が必要である。
このため、アルキルベンゼンスルホン化物のより簡便な
製造方法が研究されている。
【0004】例えば、特開昭54−93738号公報、
特開昭55−371号公報には、反応性の高いスルホン
化剤を使用する方法が開示されている。この方法では、
スルホン化剤として反応性の高い三酸化硫黄を不活性化
させる処理をして、副反応を起こし難くさせてからスル
ホン化反応を行っている。しかしながら、この方法で
は、スルホン化剤の前処理、及び反応後の分離精製作業
が煩雑である。
【0005】また、特開平1−250342号公報に
は、触媒を使用してスルホン化を容易にする方法が開示
されている。この方法では、触媒を用いてより穏和な条
件で反応を進行させている。しかしながら、この方法で
は、反応後の触媒の分離精製作業が煩雑である。
【0006】特開昭57−81451号公報には、高剪
断力を有する反応装置を使用してアルキルベンゼンスル
ホン化物を製造する方法が開示されている。この方法で
は、高剪断力を有する装置内で、アルキルベンゼンと、
これとほぼ等量のスルホン化剤とを反応させている。し
かしながら、この方法では、反応中に固体状の副生成物
が生成した場合、反応装置の構造上目詰まりを起こし、
装置が停止するという問題がある。
【0007】以上の方法の他に、アルキルベンゼンの種
類を特にトルエンに限定した場合のスルホン化技術も開
発されている。
【0008】特開昭52−139042号公報、特開昭
53−21142号公報には、トルエンに対しスルホン
化剤を過剰量使用する方法が開示されている。この方法
では、硫酸を過剰量使用して、生成するトルエンスルホ
ン酸の立体配置の選択性を向上させている。しかしなが
ら、この方法では、余剰の硫酸廃液の処理に莫大なコス
トを必要とし、更に反応後も、濾過、洗浄、晶析と多く
の煩雑な精製工程を必要とする。
【0009】特開平2−1457号公報には、トルエン
に対しスルホン化剤を少量使用する方法が開示されてい
る。この方法では、濃硫酸を0.5当量以下使用してお
り、その為硫酸廃液が出ないという利点がある。また溶
媒トルエン中から析出するトルエンスルホン酸−水和物
の立体配置は、ほぼp−体のみと、選択性も高い。しか
し、残留トルエン中に、大量のm−、及びo−トルエン
スルホン酸が残留しており、それの廃棄処理が問題にな
ってくる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、副
生成物の生成を抑制して容易にアルキルベンゼンスルホ
ン化物を製造できる製造方法を提供することを目的と
し、特に、アルキル基が一つの場合、パラ(p−)配位
のアルキルベンゼンスルホン化物を高い選択性で容易に
製造できる製造方法を提供することを目的にする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のアルキルベンゼンスルホン化物の製造方法
は、液状アルキルベンゼンとスルホン化剤とを、攪拌羽
根を有する反応装置に連続的に供給し、この反応装置に
おいて、溶媒が存在せずかつ剪断力10〜4000N/
cm2の条件で攪拌混合して前記両者を連続的に反応さ
せる方法である。
【0012】本発明の製造方法によれば、副生成物の生
成を抑制して容易にアルキルベンゼンスルホン化物を製
造できる。また、アルキル基が一つの場合、パラ(p
−)配位のアルキルベンゼンスルホン化物を高い選択性
で容易に製造できる。そして、攪拌羽根による混合攪拌
を行うから、目詰まりによる装置の停止が防止される。
なお、本発明において、アルキルベンゼンスルホン化物
は、酸の形態および塩の形態のいずれであってもよい。
【0013】本発明の製造方法において、液状アルキル
ベンゼンに、液状アルキルベンゼン100質量部当たり
0.1〜20質量部のエーテル化合物及び/又はカルボ
ニル基含有化合物を添加することが好ましい。この方法
により、さらに副生成物の生成が抑制でき、パラ(p
−)配位のアルキルベンゼンスルホン化物を高い選択性
で容易に製造できる。
【0014】本発明の製造方法において、前記反応装置
の反応部から出る未反応原料を再度反応部へ返送して循
環させると共に、前記反応部へ導入される単位時間当た
りの原料供給量(q)と、前記反応部から出る未反応原
料および反応生成物の単位時間当たりの量(Q)との比
(Q/q)が200〜20000の範囲の条件でスルホ
ン化反応を行うことが好ましい。前記循環において、未
反応原料に反応生成物が混在してもよい。
【0015】本発明の製造方法において、前記液状アル
キルベンゼンのアルキル基の炭素数が1〜14の範囲で
あることが好ましい。また、前記液状アルキルベンゼン
に対し、0.6〜1.5倍モルのスルホン化剤を供給す
ることが好ましい。前記スルホン化剤としては、無水硫
酸、発煙硫酸および濃硫酸等が好ましく、特に好ましく
は液状の無水硫酸である。
【0016】本発明において、攪拌羽根の回転数は、1
000〜7000rpmが好ましい。また、前記反応装
置は、縦型ホモミキサーまたは横型パイプラインホモミ
キサーが好ましく、また、スルホン化反応の温度を制御
する手段を有することが好ましい。
【0017】本発明の製造方法において、さらに、スル
ホン化反応後の反応生成物の中和と副生成物の分離を同
時に行うことが好ましい。この精製工程により、さらに
品質に優れたアルキルベンゼンスルホン化物が得られ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法の一例を、以下
に示す。
【0019】本発明で使用されるアルキルベンゼンは、
常温で液状であり、前述のように、アルキル基の炭素数
が1〜14のものが好ましく、特に好ましくはアルキル
基の炭素数1〜12の範囲である。最も好ましくはアル
キル基の炭素数1〜6である。アルキル基は、直鎖であ
っても分岐鎖であってもよいが、直鎖が好ましい。ま
た、アルキル基の数も、特に制限されず、例えば、1〜
3個のアルキル基を有していてもよい。液状アルキルベ
ンゼンとしては、例えば、トルエン、キシレン、メシチ
レン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、n−プロピ
ルベンゼン、クメン、ブチルベンゼン、オクチルベンゼ
ン、ドデシルベンゼンなどを挙げることができる。この
なかで、トルエン、キシレン、クメン、オクチルベンゼ
ン、ドデシルベンゼン等が好ましく、特に好ましくは、
トルエン、クメン等である。
【0020】前記スルホン化剤としては、特に制限され
ず、前述のように、無水硫酸、発煙硫酸、濃硫酸等を挙
げることができ、なかでも無水硫酸を単独で使用するこ
とが好ましい。スルホン化剤の使用量は、副生成物及び
廃棄硫酸の量を少なくするなどの観点から、前述のよう
に、アルキルベンゼンに対し、0.6〜1.5倍モルの
量が好ましく、特に好ましくは0.8〜1.2倍モルの
量である。
【0021】本発明のスルホン化物の製造方法において
は、副生成物の生成を抑制し、パラ(p−)配位のアル
キルベンゼンスルホン化物を高い選択性で容易に製造で
きるなどの観点から、アルキルベンゼンに、エーテル化
合物及び/又はカルボニル基含有化合物を添加すること
が好ましい。エーテル化合物及び/又はカルボニル基含
有化合物の添加量は、液状アルキルベンゼン100質量
部当たり0.1〜20質量部が好ましく、特に好ましく
は1〜10質量部である。0.1質量部未満であると副
生物の生成抑制効果が不十分であり、また、20質量部
を越えると経済上不利益となる。エーテル化合物及び/
又はカルボニル基含有化合物は、アルキルベンゼンと混
合した後にスルホン化剤と反応させてもよく、アルキル
ベンゼンとは別個に反応装置に供給してもよい。
【0022】前記エーテル化合物及び/又はカルボニル
基含有化合物としては、種々の有機化合物を用いること
ができる。このうちエーテル化合物としては、炭素数が
3〜21のアルキルエーテル、アルキルアリールエーテ
ル、アリールエーテル、ジオキサンやフランなどがあげ
られ、また、ポリアルキレングリコール、そのモノ又は
ジエーテル若しくはエステル、そのサルフェートなどが
あげられる。これらのうち、好ましいエーテル化合物と
しては、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
ジブチルエーテル、アニソール、ジフェニルエーテル、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、ポリエチレングリコ
ール類、ポリプロピレングリコール類、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル類、ポリエチレングリコールジサルフ
ェート類があげられる。
【0023】また、カルボニル基含有化合物としては、
炭素数が3〜21のアルキルケトン、アルキルアリール
ケトン、アリールケトンなどのケトン化合物、及び炭素
数が2〜11の脂肪族カルボン酸、アリールカルボン酸
などのカルボン酸化合物、これらのエステルなどのエス
テル化合物があげられる。また、アルデヒド類も使用す
ることができるが、ケトン化合物、カルボン酸化合物や
エステル化合物を用いることが好ましい。これらのう
ち、好ましいカルボニル基含有化合物としては、アセト
ン、アセトフェノン、アセチルアセトン、ジフェニルケ
トン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、メ
チルエチルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチル
イソブチルケトン、安息香酸、安息香酸エステル類、イ
ソフタル酸、無水フタル酸、酢酸、無水酢酸、酢酸エス
テル類、プロピオン酸、無水プロピオン酸、プロピオン
酸エステル類、酪酸、無水酪酸、酪酸エステル類、吉草
酸、吉草酸エステル類、シクロヘキシルカルボン酸等が
あげられる。これらの中でも、分子中に芳香族炭化水素
基を有するカルボン酸類、ケトン類及びエステル類が特
に好ましい。
【0024】本発明の製造方法において使用する反応装
置は、攪拌羽根を有し、高剪断力のものである。また、
この反応装置は、その反応部の導入口および導出口を連
結する循環流路を有し、未反応原料を反応部へ返送する
ことが好ましい。前記循環流路は、装置内部に設けても
良いし、装置外部に設けても良い。この循環では、未反
応原料とともに、反応生成物も循環してよい。また、前
記反応装置は、反応温度を制御する手段を有することが
好ましい。例えば、装置内に循環流路および反応温度コ
ントロールのための熱交換部を有する高剪断力縦型ホモ
ミキサーや、装置外に循環流路を有し、この循環流路部
分に反応温度コントロールのための熱交換部を有する横
型パイプラインホモミキサー等を使用することが好まし
い。また、攪拌中心部に原料を供給することが好ましい
ので、原料供給ノズルは、攪拌羽根の近くに配置するこ
とが好ましい。
【0025】原料の混合攪拌の際の剪断力は、10〜4
000N/cm2の範囲であり、好ましくは20〜20
00N/cm2の範囲であり、特に好ましくは10〜1
000N/cm2の範囲である。また、攪拌羽根の回転
数は、例えば、1000〜7000rpmであり、好ま
しくは1000〜6000rpmであり、特に好ましく
は1000〜5000rpmである。前述のように、前
記反応部へ導入される単位時間当たりの原料供給量
(q)と、前記反応部から出る未反応原料および反応生
成物の単位時間当たりの量(Q)との比(Q/q)が、
200〜20000の範囲の条件でスルホン化反応を行
うことが好ましい。この比は、通常、パス回数といい、
特に好ましくはパス回数が1000〜10000の範囲
である。反応部における原料の滞留時間は、反応温度等
により適宜決定されるが、例えば、1〜30分間であ
り、好ましくは3〜25分間であり、特に好ましくは5
〜20分間である。なお、前記滞留時間とは、未反応原
料が反応装置内に導入され、反応生成物となって反応装
置外に排出されるまでの時間をいい、循環している場合
は、循環時間も含む。反応温度は、20〜60℃の範囲
が好ましい。この範囲を外れると、副反応が起こるおそ
れがある。反応温度の特に好ましい範囲は、40〜55
℃である。
【0026】このスルホン化反応では、仮に、少量の副
生成物の結晶が析出してきたとしても、攪拌羽根により
攪拌混合しているから、目詰まりによる装置の停止のお
それもない。本発明におけるスルホン化反応では、原料
であるアルキルベンゼンおよびスルホン化剤は、ほぼ完
全に反応するため、スルホン化反応後、残存原料の分離
工程の必要がなく、工程が簡単である。また、本発明の
製造方法によれば、アルキル基が一つの液状アルキルベ
ンゼンを用いた場合、生成するアルキルベンゼンスルホ
ン酸の立体配置は、選択的にp−配位が優先する。ま
た、本発明において得られるアルキルベンゼンスルホン
化物は、常温において、液状である。
【0027】本発明の製造方法は、副生成物の生成が抑
制されるが、副生成物が生成した場合は、スルホン化の
後、副生成物を分離することが好ましく、特に好ましく
は反応生成物の中和と副生成物の分離を同時に行うこと
である。
【0028】副生成物は、アルキルベンゼンスルホン酸
の二量体である。これは、固体であり、反応液中に析出
する。また、この副生成物は、有機溶媒に可溶であり、
一部液状アルキルベンゼンスルホン酸に溶けている場合
がある。この状態では、アルキルベンゼンスルホン酸の
一量体と二量体の分離は困難であるから、まずアルカリ
水溶液で、反応液を中和する。副生成物である二量体は
水に溶けず、析出する。これに対し、アルキルベンゼン
スルホン酸の単量体は、中和されて水に溶ける。中和
後、固体のアルキルベンゼンスルホン酸二量体と、アル
キルベンゼンスルホン酸塩水溶液は、濾過で、簡単に分
離できる。濾過されたアルキルベンゼンスルホン酸塩の
水溶液を濃縮することによって、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩の結晶を単離できる。
【0029】
【実施例】つぎに、本発明の実施例について比較例と併
せて説明する。
【0030】(実施例1)熱交換用ジャケットの付いた
100mLのガラス容器に、ホモミキサー(登録商標:T.
K.ホモミキサー、特殊機化工業社製、卓上タイプM
型)を取り付けた。このガラス容器の下部に、トルエン
と三酸化硫黄(無水硫酸)とを供給するためのノズルを
取り付け、このノズルの出口は、ホモミキサーの攪拌羽
根の直近にセットした。このガラス容器の上部に、反応
物をオーバーフローさせて取り出す取り出し口を取り付
けた。
【0031】予め、前記ガラス容器にトルエンを満た
し、ホモミキサーの回転数4000〜5000rpm
(剪断力:20〜30N/cm2)の条件で攪拌を開始
した。また、前記ガラス容器の熱交換ジャケットに冷水
を供給した。この状態で、前記ノズルから、三酸化硫黄
とトルエンを攪拌中心部に同時に供給した。トルエンの
供給速度は、4.4g/min(0.048mol/m
in)であり、三酸化硫黄の供給速度は、4.0g/m
in(0.050mol/min)である。トルエンと
三酸化硫黄のモル比は、1.04であり、パス回数は1
300〜1700であり、滞留時間は14分間であり、
スルホン化反応温度は50〜55℃であった。
【0032】反応開始後、間もなくして反応液が濁り茶
色になった。反応開始10分後で液の色は黒色になっ
た。また、反応中に、液面に、白い粒状物が微量析出し
てきた。この白い析出物は、分析の結果、トルエンスル
ホン酸の二量体であった。なお、前記分析は、NMRお
よびガスクロマトグラフィー質量分析(GC−MS)計
により行った。
【0033】反応開始30分後、反応溶液の温度及び反
応液の状況が安定してから、生成物の採取を開始した。
採取開始から20分間で160gの生成物が得られた。
これを、50℃の恒温で20分間の熟成操作を行った
後、水1.6gを添加して未反応の三酸化硫黄を硫酸に
し、それから更に50℃の恒温で20分間の熟成操作を
行った。
【0034】この後、得られた生成物のうち50gを分
離し、これに2重量%水酸化ナトリウム水溶液465g
を添加して中和した。中和溶液の色は黄色で、微量の白
色の固体が析出した。
【0035】この中和溶液のうち、50.12gをろ過
し、ろ液49.03gとろ過残物1.09gを得た。こ
のろ過残物を分析した結果、これはアルキルベンゼンス
ルホン酸の二量体であり、その組成は、p配置体とp配
置体の二量体/p配置体とo配置体の二量体=72/2
8であった。なお、前記分析は、NMRにより行った。
【0036】前記濾液を乾燥して目的のトルエンスルホ
ン酸3.86gと、Na2SO4 0.52gの混合物で
ある白色固体を得た。この白色固体を分析した結果、そ
の組成は、p配置体/o配置体=87/13であった。
なお、前記分析は、NMRにより行った。
【0037】(実施例2)ホモミキサーの回転数を40
00〜5000rpm(剪断力20〜30N/cm2
とした。トルエンの供給速度を、4.6g/min
(0.050mol/min)とし、三酸化硫黄の供給
速度を、3.8g/min(0.048mol/mi
n)とした。この場合のトルエンと三酸化硫黄のモル比
は、0.96である。これらの条件以外は、実施例1と
同じ条件でスルホン化反応を行った。
【0038】反応開始後、間もなくして反応液が濁り茶
色になった。反応開始10分後で液の色は黒色になっ
た。また、反応中に、液面に、白い粒状物が微量析出し
てきた。この白い析出物を前記と同じ方法で分析した結
果、トルエンスルホン酸の二量体であった。
【0039】反応開始から5分経過後、生成物の採取を
開始した。採取開始から20分間で155gの生成物が
得られた。これを、50℃の恒温で20分間の熟成操作
を行った後、水1.5gを添加して未反応の三酸化硫黄
を硫酸にし、それから更に50℃の恒温で20分間の熟
成操作を行った。
【0040】この後、得られた生成物のうち75gを分
離し、これに2重量%水酸化ナトリウム水溶液690g
を添加して中和した。中和溶液の色は黄色で、微量の白
色の固体が析出した。
【0041】この中和溶液のうち、315.40gをろ
過し、ろ液309.62gとろ過残物5.78gを得
た。このろ過残物を前記と同じ方法で分析した結果、こ
れはアルキルベンゼンスルホン酸の二量体であり、その
組成は、p配置体とp配置体の二量体/p配置体とo配
置体の二量体=76/24であった。
【0042】前記濾液を乾燥して目的のトルエンスルホ
ン酸24.56gと、Na2SO42.87gの混合物で
ある白色固体を得た。この白色固体を前記と同じ方法で
分析した結果、その組成は、p配置体/o配置体=84
/16であった。
【0043】(実施例3)パイプラインホモミキサー
(登録商標:T.K.パイプラインホモミクサー、特殊
機化工業社製、LM−S型)に、外部循環用パイプ、外
部熱交換用二重管および循環用ポンプ(商品名:バイキ
ングポンプ、東興産業社製)を取り付けた。前記循環用
ポンプの導入口上部に、反応物をオーバーフローさせて
取り出す取り出し口を取り付けた。前記パイプラインホ
モミキサーの横の部分に、クメンと三酸化硫黄とを供給
するためのノズルを取り付け、このノズルの出口は、ホ
モミキサーの攪拌羽根の直近にセットした。
【0044】予め、前記パイプラインホモミキサーにク
メンを満たし、ホモミキサーの回転数4000〜500
0rpm(剪断力:50〜90N/cm2)の条件で攪
拌を開始した。また、前記外部熱交換用二重管に前記ポ
ンプを作動させて冷水を供給した。この状態で、前記ノ
ズルから、三酸化硫黄とクメンを攪拌中心部に同時に供
給した。クメンの供給速度は、30.0g/min
(0.250mol/min)であり、三酸化硫黄の供
給速度は、21.0g/min(0.262mol/m
in)である。クメンと三酸化硫黄のモル比は、1.0
5であり、パス回数は1400〜1800であり、滞留
時間は17分間であり、スルホン化反応温度は45〜5
5℃であった。
【0045】反応開始後、間もなくして反応液が濁り茶
色になった。反応開始10分後で液の色は黒色になっ
た。また、反応中に、液面に、白い粒状物が微量析出し
てきた。この白い析出物を前記と同じ方法で分析した結
果、これはクメンスルホン酸の二量体であった。
【0046】反応開始30分後、反応溶液の温度及び反
応液の状況が安定してから、生成物の採取を開始した。
採取開始から20分間で1025gの生成物が得られ
た。これを、50℃の恒温で20分間の熟成操作を行っ
た後、水10.3gを添加して未反応の三酸化硫黄を硫
酸にし、それから更に50℃の恒温で20分間の熟成操
作を行った。
【0047】この後、得られた生成物のうち358gを
分離し、これに2重量%水酸化ナトリウム水溶液366
0gを添加して中和した。中和溶液の色はオレンジ色
で、微量の白色の固体が析出した。
【0048】この中和溶液のうち、1338.9gをろ
過し、ろ液1326.3gとろ過残物13.6gを得
た。このろ過残物を前記と同じ方法で分析した結果、こ
れはクメンスルホン酸の二量体であり、その組成は、p
配置体とp配置体の二量体のみであった。
【0049】前記ろ液を乾燥して目的のクメンスルホン
酸104.8gと、Na2SO49.5gの混合物である
白色固体を得た。この白色固体を前記方法で分析した結
果、その組成は、p配置体/o配置体=95/5であっ
た。
【0050】(実施例4)実施例1と同じ熱交換ジャケ
ットの付いた100mLガラス容器を使用した反応装置
を組み立て、前記ガラス容器に予めトルエン100重量
部とアセトフェノン5重量部の混合液を満たした。ホモ
ミキサーの回転数4000〜5000rpm(剪断力2
0〜30N/cm2)の条件で撹拌を開始した。また前
記ガラス容器の熱交換ジャケットに冷水を供給した。こ
の状態で、前記ノズルから三酸化硫黄とトルエン100
重量部とアセトフェノン5重量部の混合液を攪拌中心部
に同時に供給した。トルエンとアセトフェノン混合液の
供給速度は4.6g/min(0.048mol/mi
n)であり、三酸化硫黄の供給速度は、4.0g/mi
n(0.050mol/min)である。トルエンと三
酸化硫黄のモル比は、1.04であり、パス回数は13
00〜1700であり、滞留時間は14分間であり、ス
ルホン化反応温度は50〜55℃であった。
【0051】反応開始後、間もなくして反応液が濁り茶
色になった。反応開始10分間で液の色は黒色になっ
た。この時、反応液に析出物は存在していなかった。反
応開始30分後、反応溶液の温度及び反応液の状況が安
定してから、生成物の採取を開始した。採取開始から2
0分間で173gの生成物が得られた。そして50℃で
20分間の熟成操作を行った。水1.6gを添加して未
反応の三酸化硫黄を硫酸にし、それから更に、50℃の
恒温で20分間の熟成操作を行った。これに5重量%水
酸化ナトリウム水溶液831gを添加して中和した。中
和溶液の色は黄色で、極微量の白色固体が析出した。こ
の中和溶液1006gをろ過し、ろ液1003gとろ過
残物2.6g(反応生成物の1.5%に相当)を得た。
【0052】このろ過残物を分析した結果、これはトル
エンスルホン酸の二量体であった。前記濾液を乾燥して
目的のトルエンスルホン酸159.2g(生成物の92
%)と、Na2SO4 6.2g(生成物の3.6%)の
混合物である白色固体を得た。この白色固体を前記と同
じ方法で分析した結果その組成は、p配置体/o配置体
=98.1/1.9であった。
【0053】(実施例5)実施例3と同じパプラインホ
モミキサーに外部循環パイプ、外部熱交換用二重管およ
び循環用ポンプからなる反応装置を組み立て、前記パイ
プラインホモミキサーに予めクメン100重量部とアセ
トフェノン5重量部の混合液を満たした。ホモミキサー
の回転数4000〜5000rpm(剪断力:50〜9
0N/cm 2)の条件で攪拌を開始した。また、前記外
部熱交換用二重管に前記ポンプを作動させて冷水を供給
した。この状態で、前記ノズルから、三酸化硫黄とクメ
ン100重量部とアセトフェノン5重量部の混合液を攪
拌中心部に同時に供給した。クメンとアセトフェノン混
合液の供給速度は33.6g/min(クメン:0.2
66mol/min)であり、三酸化硫黄の供給速度
は、21.6g/min(0.270mol/min)
である。クメンと三酸化硫黄のモル比は、1.02であ
り、パス回数は1400〜1800であり、滞留時間は
17分間であり、スルホン化反応温度は45〜55℃で
あった。
【0054】反応開始後、間もなくして反応液が濁り茶
色になった。反応開始10分間で液の色は黒色になっ
た。この時、反応液に析出物は存在していなかった。反
応開始30分後、反応溶液の温度及び反応液の状況が安
定してから、生成物の採取を開始した。採取開始から2
0分間で1104gの生成物が得られた。これを50℃
で20分間の熟成操作を行った後、水2gを添加して未
反応の三酸化硫黄を硫酸にし、それから更に、50℃の
恒温で20分間の熟成操作を行った。これに5重量%水
酸化ナトリウム水溶液4288gを添加して中和した。
中和溶液の色はオレンジ色で、極微量の白色の固体が析
出した。この中和溶液5392gをろ過し、ろ液537
8gとろ過残物13.6g(反応生成物の1.3%に相
当)を得た。
【0055】このろ過残物を前記と同じ方法で分析した
結果、これはクメンスルホン酸の二量体であり、その組
成は、p配置体とp配置体の二量体のみであった。前記
ろ液を乾燥して目的のクメンスルホン酸990.4g
(反応生成物の93.1%)と、Na2SO436g(反
応生成物の3.4%)の混合物である白色固体を得た。
この白色固体を前記方法で分析した結果、その組成は、
p配置体/o配置体=98.6/1.4であった。
【0056】(比較例1)トルエン161gを加熱環流
状態に維持し、これに98%硫酸50gを攪拌しなが
ら、1時間にわたって滴下した。その後も、攪拌、環流
を続け、反応により生成した水をトルエンとの共沸によ
り除去し、水分離器で分離回収した。これにより、約4
時間で計10gの水が留出し、反応が完結した。反応物
は、約180gトルエンを含んでおり、得られたトルエ
ンスルホン酸の組成を、前記方法で分析した結果、それ
はp配置体/o配置体/m配置体=80%/15%/5
%であった。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明の製造方法によれ
ば、副生成物の生成を抑制して容易にアルキルベンゼン
スルホン化物を製造できる。また、アルキル基が一つの
場合、パラ(p−)配位のアルキルベンゼンスルホン化
物を高い選択性で容易に製造できる。そして、攪拌羽根
による混合攪拌を行うから、目詰まりによる装置の停止
が防止される。本発明により製造されたアルキルベンゼ
ンスルホン化物は、品質が優れているから、例えば、界
面活性剤、合成洗剤の可溶化剤、台所及び住居用洗剤等
のハイドロトロープ剤として好ましく使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 剛 東京都墨田区本所一丁目3番7号ライオン 株式会社内 (72)発明者 田野 哲雄 東京都墨田区本所一丁目3番7号ライオン 株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC61 BA50 BB70 BC31 BC40 BD20 BD33 BD52 BD80 BE03 BE43

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状アルキルベンゼンとスルホン化剤と
    を、攪拌羽根を有する反応装置に連続的に供給し、この
    反応装置において、溶媒が存在せずかつ剪断力10〜4
    000N/cm2の条件で攪拌混合して前記両者を連続
    的に反応させるアルキルベンゼンスルホン化物の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 液状アルキルベンゼンに、液状アルキル
    ベンゼン100質量部当たり0.1〜20質量部のエー
    テル化合物及び/又はカルボニル基含有化合物を添加す
    る請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 反応装置の反応部から出る未反応原料を
    再度反応部へ返送して循環させると共に、前記反応部へ
    導入される単位時間当たりの原料供給量(q)と、前記
    反応部から出る未反応原料および反応生成物の単位時間
    当たりの量(Q)との比(Q/q)が200〜2000
    0の範囲の条件でスルホン化反応を行う請求項1または
    2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 液状アルキルベンゼンのアルキル基の炭
    素数が1〜14の範囲である請求項1〜3のいずれか一
    項に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 液状アルキルベンゼンに対し、0.6〜
    1.5倍モルのスルホン化剤を供給する請求項1〜4の
    いずれか一項に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 スルホン化剤が、無水硫酸、発煙硫酸お
    よび濃硫酸からなる群から選択された少なくとも一つの
    スルホン化剤である請求項1〜5のいずれか一項に記載
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 攪拌羽根の回転数が1000〜7000
    rpmの範囲である請求項1〜6のいずれか一項に記載
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 反応装置が、縦型ホモミキサーまたは横
    型パイプラインホモミキサーであり、スルホン化反応の
    温度を制御する手段を有する請求項1〜7のいずれか一
    項に記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 さらに、スルホン化反応後の反応生成物
    の中和と副生成物の分離を同時に行う請求項1〜8のい
    ずれか一項に記載の製造方法。
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