JP2001240355A - 乗客コンベア - Google Patents

乗客コンベア

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JP2001240355A
JP2001240355A JP2000060373A JP2000060373A JP2001240355A JP 2001240355 A JP2001240355 A JP 2001240355A JP 2000060373 A JP2000060373 A JP 2000060373A JP 2000060373 A JP2000060373 A JP 2000060373A JP 2001240355 A JP2001240355 A JP 2001240355A
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JP
Japan
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passenger
passenger conveyor
steps
floor
comb plate
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JP2000060373A
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English (en)
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Kenji Takemori
建而 竹盛
Chuichi Saito
忠一 斉藤
Makoto Kawagoe
誠 川越
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乗降時の踏切足の負担を少なくして、転倒防止
に寄与する乗客コンベアを提供すること。 【解決手段】先端部から無端状に連結された多数の踏段
3が出入りする乗降床2とこの乗降床2に取付けられ、
前記踏段3の表面に形成された多数の凹溝3Bと非接触
状態に噛み合う多数の歯先部4Aを有するくし板4を備
えた乗客コンベアにおいて、前記くし板歯先部4Aから
前記乗降床2側の所定距離Lの位置に、二つの電極間の
電位差により電界発光する複数の電界発光ファイバー6
bでなり、乗客が踏段上に踏込むための立位位置を表示
する導光体6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレーターな
どの乗客コンベアに係り、特に乗降床先端部から出入り
する踏段の水平走行範囲が踏段2個分程度の乗降部を有
するものに最適で、それに適用される表示手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、乗客コンベアにおいて、踏段の表
面に異色体を設けるものとしては、特公昭57−512
64号公報に示すものが知られており、また、乗降床の
先端部に設けられるくし板を黄色等に着色し踏切りのた
めの境界線とするものが知られている。さらに、実開平
3−72581号公報に示す光ファイバーを応用した注
意体も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のもの
は、乗降床から踏段に乗り移る際、乗降床と踏段の境界
を分かり易くし、踏切足を間違って踏段に乗せてしまう
ことを防止し、踏段の端に乗込んで転倒してしまうこと
を防止する効果はある。しかし、乗客が大股で、くし板
から離れて上昇あるいは下降して段差がつき始めた踏段
に乗り込んだ際に、転倒してしまうようなトラブルを誘
発してしまう場合があり、それへの対策が望まれてい
た。また、上記のような単なる黄色表示や単線の光ファ
イバーでは訴及力が弱く、それの強化が望まれていた。
【0004】この種の転倒防止策としては、乗降床先端
部から出入する踏段の水平走行範囲を大きくする、例え
ば、水平走行する踏段を3〜4個設ける方法があるが、
この方法では水平踏段を増すことにより乗客コンベアの
設置面積が増大して建築床面積の有効活用を阻害し、さ
らには、製造コストが上がり乗客コンベア導入の経済的
制約になる等の問題があった。また、上記光ファイバー
方式の構成は、電球の球切れやそれの収納スペース確保
という保全と寸法上の問題もあった。
【0005】本発明の目的は、乗降床先端部から出入り
する踏段の水平走行範囲が踏段1個〜2個のごく一般的
な乗客コンベアを主対象とし、乗客が踏段に乗り込む際
の踏切位置や歩幅を矯正して、適切に乗り込ませること
により、乗降時の転倒防止に寄与することのできる乗客
コンベアを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、下記のような手段を採用した。
【0007】先端部から無端状に連結された多数の踏段
が出入りする乗降床を備えた乗客コンベアにおいて、前
記先端部から前記乗降床側の所定距離の位置に、二つの
電極間の電位差により、電界発光する複数の電界発光フ
ァイバーでなり、乗客が前記踏段上に踏込むための立位
位置を表示する踏切マークを形成する導光体を設けて、
その存在を強く訴及する構成としたことを特徴とする。
【0008】また、前記の乗客コンベアにおいて、前記
くし板歯先部と導光体間の踏切距離を7〜20cmとした
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図5を用いて説明する。
【0010】図1は、本実施形態に係る乗客コンベアの
一方の乗降口付近の構成を示す断面斜視図である。
【0011】同図において、1は乗客コンベア、2は乗
客が踏段へまたは踏段から乗降する乗降床、2Aは乗降
床2の平坦面、2Bは乗降床2の平坦面2Aが後述する
踏面3Aに向って傾斜する傾斜面、3は乗降床2から図
示されていない地方の乗降床にかけて無端状に連結され
た踏段、3Aは踏段3の踏面、3Bは踏面3Aに設けら
れた多数の凹溝、4は乗降床2の踏段側の先端部に設け
られたくし板、4Aは乗降床2の傾斜面2Bの先端部に
取付けられ踏段3の凹溝3Bと非接触状態で噛み合う多
数の歯先部、4Bは乗降床2の傾斜面2Bの先端部に取
付けられるくし板4の根元部、5は乗降床2とくし板4
とで構成される乗降部、6はくし板4の歯先部4Bの先
端から所定の踏切距離Lを隔てた位置に設けられ、乗客
コンベア1の中の電源から電気を引く一対のリード線6
aと、これに接続され、その存在を強く訴及するために
複数の電界発光ファイバー6bからなり、踏切マークを
形成する導光体である。
【0012】ここで、複数の電界発光ファイバー6b
は、上図のI−I線に沿う断面図である図2に示すよう
に、各々がファイバー6cと、これの表層を被う透明材
6dからなり、乗降床2の上面の凹溝2Cの中に埋め込
まれ、これの表面部を逆U字形で幅Wの透光可能な保護
カバー7により、保護、固定されている。また、電界フ
ァイバー6bは、図3に電気系統を概念的に示すように
一対のリード線6aを交流電極(例えばAC100V)
として、この電極をアダプター61で直流変換及び降圧
(例えばDC12V)した上でインバータ装置62によ
り昇圧及び極数変換(例えば200V,800HZ)
し、さらにケーブル線63を通じて電界発光式のファイ
バー6cとこのファイバー6cの表層6dの透明な電極
(図示せず)との間に電位差を生ぜしめ、電界発光の燐
光層を色彩発光させる仕組みであり、この方式の電界フ
ァイバー6bが乗降床2に複数配設されて導光体6を形
成している。このため、従来の光ファイバー方式のよう
な電球が不要で、省スペースから保全対応面での効果を
発揮することができる。
【0013】次に、上昇運転時の乗客コンベアを利用す
る乗客の動作を図1、図2、図4、図5を用いて説明す
る。
【0014】図4は、くし板4が着色されている従来技
術に係る乗客コンベアの乗客の動作を表す図であり、図
5は、くし板4の手前に踏切距離Lを隔てた位置に踏切
マークを形成する複数の電界ファイバー6bと保護カバ
ー7で形成される導光体6を設けた場合の本実施形態に
係る乗客コンベアの乗客の動作を表す図である。
【0015】図1および図2において、乗客が乗降床2
上を歩行して踏段3に乗り込むとき、導光体6の色彩光
線を意識して踏切マークである導光体6付近に踏切足を
置いて乗り込む。その際、乗客の反対側の着地足は踏段
3の踏面3Aに着床する。
【0016】しかし、図4に示す従来技術のものでは、
乗り込み時の歩幅がやや大きい場合には、水平な踏段3
A1の次の、上昇して段差がつき始めた踏面3A2に乗
込むことになり、モニタテストの結果によれば体重心G
と着地足のなす角度がこの例では24度と大きくなり、
踏切足での踏切りに大きな力が必要になる。一方、図5
に示す本実施形態のものでは、踏切マークである導光体
6を設けているので、着地足は水平な踏段3A1に乗込
むことになり、体重心Gと着地のなす角度が、この例で
は19度と小さくなり、踏切足で踏切りに必要な力が比
較的小さくて済み、安定した乗込みが可能となる。
【0017】踏切足の腓腹筋の筋電図測定、踏切足の足
の裏の加重測定、力学解析などから得られた結果によれ
ば、本実施形態のものでは、上記の従来技術のものに比
べて体重比で10〜20%足の負担が小さかった。即
ち、体重50Kgの人では約5〜10Kg負担が少なくて済
み、特に高齢者の場合の転倒防止に寄与することができ
ることが判った。
【0018】図6は、乗客が乗客コンベアに乗り込む際
の、くし板4の先端からの踏切距離Lとくし板4の先端
からの着地距離LLとの関係を表す測定結果を示す図で
ある。
【0019】この測定結果によれば、測定値にバラツキ
はあるが、人の歩幅には限界があるため、踏切距離Lが
大きくなると、着地距離LLの最大値のラインは小さく
なっていることが分かる。また、この測定結果では、踏
切距離Lを7cm以上にすること着地距離LLの最大値
が、踏切距離Lが7cm以下の場合に比べて、15cm程度
小さくなることが分かる。
【0020】従って、踏切距離Lは7cm以上が望まし
く、また、踏切距離Lをあまり大きくすると乗込みづら
くなり、20cmが限界となることが判った。
【0021】なお、本実施形態では、踏切距離Lを隔て
て複数の電界ファイバー6bで構成される導光体6を設
けるように説明したが、くし板4を含めて乗降床2に設
けられる導光体6までを、多数の電界ファイバー6bの
集合体として広い面積の連続する導光体6の踏切マーク
として構成しても同様の効果が得られる。
【0022】また、本実施形態は、下降運転の場合に適
用しても同様な効果が得られる。
【0023】この導光体6は、視力が弱まっている乗
客、さらには環境照度が暗い場合でも容易に識別できる
ように、乗降床2やくし板4とは異色で明るめの色彩光
線のものを使用するとよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
踏切マークとなる導光体により、乗客が乗客コンベアに
乗り込む際、上昇あるいは下降し段差がつく前の水平な
踏段に乗込ませることができ、踏切足の負担の増加を少
なくして、転倒防止に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る乗客コンベアの一方の
乗降口付近の構成を示す断面斜視図である。
【図2】図1のI−I線に沿う断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る電気系統の概念図であ
る。
【図4】従来技術に係る乗客コンベアの乗客の動作を表
す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る乗客コンベアの乗客の
動作を表す図である。
【図6】乗客コンベアに乗客が乗り込む際の、くし板4
の先端からの踏切距離Lとくし板4の先端からの着地距
離LLとの関係を表す測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1…乗客コンベア、2…乗降床、2A…平坦面、2B…
傾斜面、2C…凹溝、3…踏段、3A…踏面、3B…凹
溝、3A1…水平な踏段、3A2…段差が付き始めた踏
段、4…くし板、5…乗降部、6…導光体、6a…電
極、6b…電界発光ファイバー、6c…ファイバー、6
d…表層、7…保護カバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 忠一 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 川越 誠 茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日 立エレベータエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3F321 AA04 AA11 CD14 GA00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部から無端状に連結された多数の踏
    段が出入りする乗降口と、この乗降床に取付けられ、前
    記踏段の表面に形成された多数の凹溝と非接触状態に噛
    み合う多数の歯先部を有するくし板とを備えた乗客コン
    ベアにおいて、前記くし板歯先部から前記乗降床側の所
    定距離の位置に、二つの電極間の電位差により電界発光
    する複数の電界ファイバーでなり、乗客が踏段上に踏込
    むための立位位置を表示する踏切マークを形成する導光
    体を設けたことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記くし板歯先部と
    導光体間の踏切距離を7〜20cmとしたことを特徴とす
    る乗客コンベア。
JP2000060373A 2000-03-01 2000-03-01 乗客コンベア Pending JP2001240355A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10152583A1 (de) * 2001-10-24 2003-05-15 Kone Corp Beleuchtungseinrichtung für Personenförderanlagen
DE102005023512A1 (de) * 2005-05-21 2006-11-23 Kone Corp. Verfahren zur Beleuchtung einer Rolltreppenstufe sowie mit einer beleuchteten Rolltreppenstufe versehene Rolltreppe

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