JP2001240330A - エレベータ位置検出装置およびエレベータ位置検出装置の取付調整方法 - Google Patents

エレベータ位置検出装置およびエレベータ位置検出装置の取付調整方法

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JP2001240330A
JP2001240330A JP2000055541A JP2000055541A JP2001240330A JP 2001240330 A JP2001240330 A JP 2001240330A JP 2000055541 A JP2000055541 A JP 2000055541A JP 2000055541 A JP2000055541 A JP 2000055541A JP 2001240330 A JP2001240330 A JP 2001240330A
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Koji Koseki
幸司 小関
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降路に同一列に配設した被検出板で、異な
る2つの位置範囲の信号パターンを得ることができると
ともに、検出器と被検出板の取付位置調整作業が容易に
できるエレベータ位置検出装置を提供する。 【解決手段】 エレベータかごが運転される昇降路内の
階床に、前記かごの昇降方向と同一列に配設した、少な
くとも2以上の被検出部6a、6bと、取付位置調整穴
7とを有する被検出板6と、前記かごに配設され、前記
被検出板6に非接触で係合して、少なくとも2以上の検
出スイッチ12、13と、取付位置調整用の光検出スイ
ッチ14とを有する検出器とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータ位置
検出装置およびエレベータ位置検出装置用取付調整装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータ位置検出装置の1例
は、実開昭63−197251号公報に掲載されてい
る。図17は従来の位置検出装置の検出器と被検出板の
配置構成を、昇降路を側面図で、かごを平面図で示す図
である。図において、31a、31bは昇降路内の複数
位置に設置された、エレベータの位置検出用の被検出
板、8は前記昇降路内を昇降するエレベータのかご、3
2は、前記かご8に設置されて各フロアーの位置(F
L)を検出する床位置検出器、33は、前記床位置検出
器32と同様に、前記かご8に設置されて、前記かご8
が停止するフロアーのドア開きゾーン(DZ)を検出す
るドア開きゾーン検出器である。
【0003】床位置検出器32およびドア開きゾーン検
出器33は、被検出板31a、31bと非接触で係合し
た時に検出信号を発生する。図17は、昇降路の1階か
ら6階までに取付けられた被検出板31a、31bの配
置を側面図で表し、かご8とかごに取付けられた検出器
32、33の配置を平面図で表している。
【0004】ここで、床位置検出器32とドア開きゾー
ン検出器33は、同一フロアーで異なる範囲(ゾーン)
の信号パターンを得る必要があるため、かご8に各々の
検出器を昇降方向に2列となるように配設し、被検出板
31a、31bは、その昇降方向の長さを、床位置検出
器32に対向する被検出板31aとドア開きゾーン検出
器33に対向する被検出板31bとでは異なる長さとし
て、被検出板31a、31bを床位置検出器32とドア
開きゾーン検出器33に対向するように、昇降路に2列
となるように配設している。また、かご8が停止しない
フロアーつまり非停止ゾーンには、床位置検出器32と
非接触で係合する被検出板31aだけを配設し、ドア開
きゾーン検出器33と非接触で係合する被検出板31b
は配設しない。
【0005】次に位置検出装置の取付位置調整方法につ
いて述べると、各フロアーに被検出板31a、31bを
取付け、床位置検出器32とドア開きゾーン検出器33
それぞれの基準となる動作点の位置調整を行う場合に
は、調整作業者がかご上に乗り込んだ状態で、あらかじ
め、床位置検出器32とドア開きゾーン検出器33それ
ぞれに対応する被検出板31a、31bにマーキングさ
れた基準線を目視して位置合わせを行い取付調整してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベータ位置検出装置では、前述したように構成されて
おり、検出器を2列に配置する場合、他の昇降路に配置
される機器とのレイアウトの関係で、配置スペースが制
限されて昇降路の省スペース化の実現が困難となった
り、他の機器との設置領域の干渉を防止するために、多
大な設計検討時間を費やしていた。また、検出器と被検
出板の取付位置調整作業は、かご上の限られたスペース
で行うため、目視可能な空間が制限され、調整作業に多
大な時間を費やしていた。
【0007】この発明の目的は、昇降路内にかごの昇降
方向と同一列に配設した被検出板と、それに非接触で係
合する検出器とで構成される位置検出装置で、異なる2
つの位置範囲(ゾーン)の信号パターンを得ることがで
きるとともに、検出器と被検出板の取付位置調整作業が
容易にできるエレベータ位置検出装置およびエレベータ
位置検出装置用取付調整装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タ位置検出装置は、エレベータかごが運転される昇降路
内の階床に、かごの昇降方向と同一列でかつ昇降路との
離間距離が異なるように配設した、少なくとも2以上の
被検出部を有する被検出板と、前記かごに配設され、前
記被検出板に非接触で係合する少なくとも2以上の検出
スイッチを有する検出器と、を備えたものである。
【0009】また、投光部と受光部からなる少なくとも
1以上の光検出スイッチを有する検出器を備えたもので
ある。
【0010】また、光検出スイッチに非接触で係合して
光を遮蔽する被検出部を有する被検出板を備えたもので
ある。
【0011】また、光検出スイッチに非接触で係合して
光を反射する被検出部を有する被検出板を備えたもので
ある。
【0012】また、少なくとも1以上の磁気近接スイッ
チを有する検出器と、磁気近接スイッチに非接触で係合
して磁気を遮蔽する被検出部を有する被検出板と、を備
えたものである。
【0013】また、検出スイッチに非接触で係合し、か
ごの昇降方向の長さが異なる2以上の被検出部を有する
被検出板を備えたものである。
【0014】また、エレベータかごが運転される昇降路
内の階床に、前記かごの昇降方向と同一列に配設した被
検出板と、前記かごに配設され、前記被検出板に非接触
で係合する検出器と、を備えたエレベータ位置検出装置
において、前記被検出板は、かごの昇降方向と同一列で
かつ昇降路との離間距離が異なるように配設した、少な
くとも2以上の被検出部を有し、前記検出器は前記被検
出板の昇降路側に位置する被検出部と非接触で係合する
少なくとも1以上の検出スイッチを有する主検出器、及
びこの主検出器に重合され、前記被検出板のかご側に位
置する被検出部と非接触で係合する少なくとも1以上の
検出スイッチを有する従検出器、を組合せて構成したも
のである。
【0015】また、主検出器に従検出器を重ねて嵌合す
るため、下面部に凹条部を有し、上面部に凸条部を有す
る検出器を備えたものである。
【0016】また、主検出器に従検出器を所定の位置に
嵌合するため、下面部に一端が開放され他端が閉塞され
た所定長さの凹条部を有する検出器を備えたものであ
る。
【0017】また、この発明に係るエレベータ位置検出
装置用取付調整装置は、エレベータかごが運転される昇
降路内の階床に、前記かごの昇降方向に同一列に配設し
た被検出板と、前記かごに配設され、前記被検出板の被
検出部に非接触で係合する検出器と、を備えたエレベー
タ位置検出装置において、前記被検出板は被検出部と干
渉しない位置に取付位置調整穴を有し、前記検出器は取
付位置調整穴を非接触で係合し検出する取付位置調整用
の光検出スイッチと、取付位置調整用の光検出スイッチ
の動作確認手段と、を備えたものである。
【0018】また、取付位置調整用の光検出スイッチの
動作確認手段として、前記光検出スイッチの出力段に接
続する調整用出力端子を有する検出器を備えたものであ
る。
【0019】また、検出器は、被検出板の各被検出部と
非接触で係合する検出スイッチを有する位置検出用検出
器、及びこの位置検出用検出器に重合され、前記被検出
板の取付位置調整穴と非接触で係合する取付位置調整用
の光検出スイッチを有する調整用検出器、を組合せて構
成したものである。
【0020】また、主たる検出器に従となる検出器を重
ねて嵌合するため、下面部に凹条部を有し、上面部に凸
条部を有する検出器を備えたものである。
【0021】また、主たる検出器に従となる検出器を所
定の位置に嵌合するため、下面部に一端が開放され他端
が閉塞された所定長さの凹条部を有する検出器を備えた
ものである。
【0022】また、エレベータかごが運転される昇降路
内の階床に、前記かごの昇降方向に同一列に配設した取
付位置調整穴を有する被検出板と、前記かごに配設さ
れ、前記取付位置調整穴を非接触で係合し検出する取付
位置調整用の光検出スイッチと、前記光検出スイッチの
動作確認手段とを有する検出器と、を備えたエレベータ
位置検出装置用取付調整装置を使用するものにおいて、
かごを昇降させながら、前記被検出板の取付位置調整穴
を、前記取付位置調整用の光検出スイッチで検出し、前
記光検出スイッチの動作確認手段の動作を確認してか
ら、被検出板の取付位置を調整するエレベータ位置検出
装置の取付調整方法を備えたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明に
よる実施の形態1.を示すエレベータ位置検出装置の検
出器の外観構造図である。図において、11は下面部と
上面部にそれぞれ凹条部17、凸条部18を形成したコ
字形ケース構造を有する検出器であり、コ字形の連結部
側がかごに取り付けられる。12aは磁気近接スイッチ
の磁石部、12bは磁気近接スイッチの接点部、13a
は光検出スイッチの投光部、13bは光検出スイッチの
受光部であって、磁気近接スイッチの磁石部12aと磁
気近接スイッチの接点部12bおよび、光検出スイッチ
の投光部13aと光検出スイッチの受光部13bがそれ
ぞれ対向するように、検出器11に内蔵されている。
【0024】また、磁気近接スイッチ12a、12b
は、光検出スイッチ13a、13bよりもかご側に位置
するように設けられている。ここで、検出器11に内蔵
されている、光検出スイッチ13a、13bは床位置
(FL)を検出し、磁気検出スイッチ12a、12bは
ドア開きゾーン(DZ)をそれぞれ検出する。
【0025】15は、光検出スイッチの受光部13bの
出力段(図示せず)に接続された光検出スイッチの動作
を確認するための調整用出力端子である。16は、この
検出器11の磁気近接スイッチの接点部12b、および
光検出スイッチの受光部13bの出力段から出力される
信号を、エレベータの制御装置(図示せず)に入力する
ために接続する検出信号出力ケーブルである。
【0026】図2はこの発明による実施の形態1.を示
すエレベータ位置検出装置の被検出板の外観構造図であ
る。6は、かごが昇降する昇降路の階床に、かごの昇降
方向と同一列に配設されて、かごに取り付けられた検出
器11と非接触で係合する被検出板であり、6aは検出
器11に内蔵された磁気近接スイッチ12a、12bの
間に非接触で係合して磁気を遮蔽する磁気近接スイッチ
用被検出部、6bは検出器11に内蔵された光検出スイ
ッチ13a、13bの間に非接触で係合して光を遮蔽す
る光検出スイッチ用被検出部である。また、光検出スイ
ッチ用被検出部6bを磁気近接スイッチ用被検出部6a
よりも昇降路側に位置するように設けることにより、光
検出スイッチ用被検出部6bと磁気近接スイッチ用被検
出部6aの昇降路との離間距離が異なるように配設され
ている。
【0027】7は、検出器11と被検出板6の取付位置
を調整するために、光検出スイッチ13a、13bに非
接触で係合する光検出スイッチ用被検出部6bと干渉し
ない位置に、被検出板6を貫通するように配設された取
付位置調整穴である。ここで、取付位置調整穴7は、磁
気近接スイッチ12a、12bおよびは光検出スイッチ
13a、13bには検出されない形状で、被検出板6を
貫通するように配設されている。
【0028】図3はこの発明による実施の形態1.を示
すエレベータ位置検出装置の被検出板の側面図である。
図において、1はかごが昇降する昇降路である。図3に
示すように、被検出板6は、昇降路1の階床位置に、か
ごに取り付けられた検出器11と非接触で係合し、かご
の昇降方向に同一列となるように配設される。また、光
検出スイッチ用被検出部6bの方を磁気近接スイッチ用
被検出部6aよりも昇降路側に位置するように設けるこ
とにより、光検出スイッチ用被検出部6bと磁気近接ス
イッチ用被検出部6aの昇降路との離間距離が異なるよ
うに配設されている。
【0029】さらに、被検出板6は、磁気近接スイッチ
12a、12bに非接触で係合して磁気を遮蔽する磁気
近接スイッチ用被検出部6aの昇降路方向の長さと、光
検出スイッチ13a、13bに非接触で係合して光を遮
蔽する光検出スイッチ用被検出部6bの昇降路方向の長
さが互いに異なる長さとなるような形状としている。
【0030】図4はこの発明による実施の形態1.を示
す非停止ゾーン用被検出板の側面図である。図におい
て、1はかごが昇降する昇降路である。図4に示すよう
に、非停止ゾーン用被検出板6hは、昇降路側に位置す
る光検出スイッチ用被検出部6bと、検出器11と被検
出板6dの取付基準位置を調整するために、光検出スイ
ッチ13a、13bに非接触で係合する光検出スイッチ
用被検出部6bと干渉しない位置に、被検出板6を貫通
するように配設された取付位置調整穴7とを備えてい
る。
【0031】すなわち、昇降路側に位置する光検出スイ
ッチ用被検出部6bは床位置(FL)を検出するために
必要であるが、かご側に位置する磁気近接スイッチ用被
検出部6aはドア開きゾーン(DZ)の位置を検出する
ものであり、非停止ゾーンの階床には必要がないため不
要である。なお、非停止ゾーン用被検出板6hは、かご
が停止しない所謂非停止ゾーンの階床に、通常の停止ゾ
ーン用被検出板6と同様に、エレベータのかごが昇降運
転される昇降路内の階床に、かごの昇降方向に同一列と
なるように配設される。
【0032】図5はこの発明による実施の形態1.を示
す検出器の取付け状態の側面図である。図において、8
はかごである。図5に示すように、検出器11は、かご
8の上部外側に取付けられている。すなわち、昇降路内
の階床にかごの昇降方向に同一列となるように配設され
た被検出板6と非接触で係合するように、磁気近接スイ
ッチ12a、12bおよび光検出スイッチ13a、13
bがかごの側面より突出して、さらに磁気近接スイッチ
12a、12bが、光検出スイッチ13a、13bより
もかご側に位置するように検出器11のコ字形の連結部
側をかご8の所定の位置に配設されている。
【0033】図6はこの発明による実施の形態1.を示
す被検出板と検出器の位置関係を説明する平面図であ
る。図6に示すように、かご8の上部外側に配設した検
出器11は、コ字形ケースに、磁気近接スイッチの磁石
部12aと磁気近接スイッチの接点部12bおよび、光
検出スイッチの投光部13aと光検出スイッチの受光部
13bをそれぞれ対向するように内蔵している。また、
磁気近接スイッチ12a、12bは、光検出スイッチ1
3a、13bよりもかご側に位置するように配設されて
いる。
【0034】昇降路1に配設された被検出板6は、磁気
近接スイッチ用被検出部6aと光検出スイッチ用被検出
部6bが、光検出スイッチ用被検出部6bの方を磁気近
接スイッチ用被検出部6aよりも昇降路側に位置するよ
うに設けることにより、昇降路との離間距離が異なるよ
うに配設されている。磁気近接スイッチ用被検出部6a
が、磁気近接スイッチの磁石部12aと磁気近接スイッ
チの接点部12bを遮蔽し非接触で係合する。また、光
検出スイッチ用被検出部6bが、光検出スイッチの投光
部13aと光検出スイッチの受光部13bを遮蔽し非接
触で係合する。ここで、検出器11に内蔵されている、
光検出スイッチ13a、13bは床位置(FL)を検出
し、磁気検出スイッチ12a、12bはドア開きゾーン
(DZ)をそれぞれ検出する。
【0035】次に動作について述べると、エレベータの
かご8が昇降して、かごの外側上部に配設された検出器
11に内蔵した磁気検出スイッチ12a、12bが、昇
降路内に1列に配設された、被検出板6の磁気を遮蔽す
る磁気近接スイッチ用被検出部6aを非接触で係合して
検出するとドア開きゾーン(DZ)の検出信号を発生す
る。さらに、検出器11に内蔵した光検出スイッチ13
a、13bが、被検出板6の光を遮蔽する光検出スイッ
チ用被検出部6bを非接触で係合して検出すると床位置
(FL)の検出信号を発生する。
【0036】ここで、被検出板6は、磁気近接スイッチ
12a、12bに非接触で係合して磁気を遮蔽する磁気
近接スイッチ用被検出部6aの昇降路方向の長さと、光
検出スイッチ13a、13bに非接触で係合して光を遮
蔽する光検出スイッチ用被検出部6bの昇降路方向の長
さが互いに異なる長さの形状としてあるため、磁気近接
スイッチ12a、12bと光検出スイッチ13a、13
bとで異なる検出信号のパターンを出力することができ
る。また、かごが停止しない所謂非停止ゾーンでは、被
検出板6の磁気を遮蔽する磁気検出スイッチ用被検出部
6aが存在しない非停止ゾーン用被検出板6hが配設さ
れているため、ドア開きゾーン(DZ)の検出信号を発
生しない。
【0037】実施の形態2.次に、この発明によるエレ
ベータ位置検出装置用取付調整装置及び取付調整方法を
説明する。図7はこの発明による実施の形態2.を示す
位置検出装置用取付調整装置の外観構造図である。図に
おいて、11aは調整用検出器であり、実施の形態1.
で説明した検出器11と同様の検出器である。図7に示
すように、検出器11のコ字形ケースの上面部に配設し
た凸条部18と、調整用検出器11aのコ字形ケースの
下面部に配設した凹条部17とを嵌合し、調整用検出器
11aを検出器11に重ね合せて、エレベータ位置検出
装置用取付調整装置を構成する。
【0038】図8はこの発明による実施の形態2.を示
す被検出板と検出器の取付調整方法説明図である。図8
において、14bは調整用光検出スイッチの受光部であ
り、実施の形態1.で説明した、検出器11の光検出ス
イッチの受光部13bと同様のものである。21は位置
調整確認手段である。また、22は電池であり、一方を
調整用検出器11aの調整用出力端子15に接続してあ
る。23は、電池22と調整用検出器11aの調整用出
力端子15に接続した動作確認用ランプである。調整用
出力端子15は、調整用検出器11aに内蔵された調整
用光検出スイッチの受光部14bの出力段(図示せず)
に接続されており、調整用光検出スイッチ14bが光を
検出し動作すると閉成するように構成している。
【0039】従って、図8のように、調整用検出器11
aに内蔵された調整用光検出スイッチ14bと、被検出
板6に配設された取付位置調整穴7が同一位置となった
時に、調整用光検出スイッチ14bが、取付位置調整穴
7を透過した光を非接触で係合して検出すると、調整用
出力端子15が閉成する。調整用出力端子15が閉成す
ると、電池22と動作確認用ランプ23が接続されて、
直列回路を構成して動作確認用ランプ23が点灯する。
【0040】ここで、調整用検出器11aを検出器11
に重ねて嵌合した時に、調整用検出器11aの調整用光
検出スイッチ14bの位置を、取付位置の基準となる位
置に配設するために、かごの上部外側で所定の取付位置
に配設された検出器11のかご側から、図8に示す所定
の長さ(L)となる位置に調整用検出器11aを嵌合す
るように、調整用検出器11aのコ字形ケースの下面部
に一端が開放され他端が閉塞された所定の長さ(L)の
凹条部17を配設している。
【0041】次に動作について述べる。エレベータ位置
検出装置の取付調整は、昇降路に被検出板6を仮設した
状態で、かごの所定の位置に検出器11を配設する。さ
らに、調整用検出器11aの下面部の凹条部17と検出
器11の上面部の凸条部18を嵌合し、検出器11に調
整用検出器11aが重なるように組合せて配設する。こ
の時、調整用検出器11aの下面部に配設された凹条部
17は、被検出板6に設けられた取付位置調整穴7を非
接触で係合し検出するように、所定の長さ(L)として
あるため、検出器11に調整用検出器11aを重ねて嵌
合した場合に、調整用検出器11aに内蔵した調整用光
検出スイッチ14bの位置は、被検出板6に設けられた
取付位置調整穴7を検出し取付調整する場合の取付基準
位置となる。さらに、位置調整確認手段21を調整用検
出器11aの調整用出力端子15に接続する。
【0042】次に、かごを昇降させて各階床の所定の位
置に移動し、仮設した被検出板6を所定の取付位置とな
るように調整する。図8に示すように、調整用検出器1
1aの光検出スイッチ14bと、被検出板6に配設され
た取付位置調整穴7が同一位置となるように、仮設した
被検出板6の取付位置を移動して調整する。ここで、被
検出板6が所定の取付基準位置となったことを、動作確
認用ランプ23が点灯することにより確認して、被検出
板6の取付位置が所定の位置となるように調整する。こ
の作業を全ての階床で繰り返して位置検出装置の取付調
整を完了する。また、エレベータ位置検出装置の取付調
整に使用した調整用検出器11aは、本来の検出器11
と同じものであるため、調整完了後は嵌合した検出器1
1から取り外して、保守用の予備品として使用できる。
【0043】実施の形態3.図9はこの発明による実施
の形態3.を示す被検出板の側面図である。図9に示す
ように、被検出板6は、実施の形態1.と同様に昇降路
1の階床位置に、かごに取り付けられた検出器11と非
接触で係合し、かごの昇降方向に同一列となるように配
設されている。ここで、6bは、実施の形態1.と同様
に、床位置(FL)を検出するために、光を遮蔽する光
検出スイッチ用被検出部であり、6cは、ドア開きゾー
ン(DZ)を検出するために、光を遮蔽する光検出スイ
ッチ用被検出部である。図9に示すように、昇降路側に
床位置(FL)検出用の光検出スイッチ用被検出部6
b、かご側にドア開きゾーン(DZ)検出用の光検出ス
イッチ用被検出部6cを配設している。さらに、被検出
板6は、床位置(FL)検出用被検出部6bの昇降路方
向の長さと、ドア開きゾーン(DZ)検出用被検出部6
cの昇降路方向の長さが互いに異なる長さとなるような
形状としている。
【0044】7は、実施の形態1.と同様に、検出器1
1と被検出板6の取付基準位置を調整するために、被検
出板6を貫通するように配設された取付位置調整穴であ
る。ここで、取付位置調整穴7は、床位置(FL)検出
用の光検出スイッチ用被検出部6b、およびドア開きゾ
ーン(DZ)検出用の光検出スイッチ用被検出部6cと
干渉しない位置に、被検出板6を貫通するように配設し
ている。
【0045】図10はこの発明による実施の形態3.を
示す検出器の側面図であり、図11はこの発明による実
施の形態3.を示す被検出板と検出器の位置関係説明図
である。図において、1は昇降路、8はかごである。図
に示すように、11はかご8の所定の位置に配設した位
置検出装置の検出器である。13aは、検出器11に内
蔵された光検出スイッチの投光部であり、13bは光検
出スイッチの受光部である。この光検出スイッチ13
a、13bは床位置(FL)を検出するものである。ま
た、13cは、検出器11に内蔵された光検出スイッチ
の投光部であり、13dは光検出スイッチの受光部であ
る。この光検出スイッチ13c、13dはドア開きゾー
ン(DZ)を検出するものである。
【0046】さらに、14aは、検出器11に内蔵され
た調整用光検出スイッチの投光部であり、14bは調整
用光検出スイッチの受光部である。ここで、光検出スイ
ッチ13c、13dおよび調整用光検出スイッチ14
a、14bは光検出スイッチ13a、13bと同様のも
のである。
【0047】ここで、かご8の上部外側に配設した検出
器11のコ字形ケースに、床位置(FL)検出用光検出
スイッチの投光部13aと受光部13bおよび、ドア開
きゾーン(DZ)検出用光検出スイッチの投光部13c
と受光部13dをそれぞれ対向するように内蔵してい
る。また、ドア開きゾーン(DZ)検出用光検出スイッ
チ13c、13dを、床位置(FL)検出用光検出スイ
ッチ13a、13bよりもかご側に位置するように配設
している。
【0048】さらに、検出器11の、床位置(FL)検
出用光検出スイッチ13a、13bとドア開きゾーン
(DZ)検出用光検出スイッチ13c、13dの中間付
近に、調整用光検出スイッチの投光部14aと受光部1
4bを対向するように内蔵している。また、15は、調
整用光検出スイッチの受光部14bの出力段(図示せ
ず)に接続された調整用光検出スイッチの動作を確認す
るための調整用出力端子である。
【0049】実施の形態3.は検出器11に、床位置
(FL)検出用とドア開きゾーン(DZ)検出用の光検
出スイッチ13a、13b、13c、13dと調整用光
検出スイッチ14a、14bを内蔵したものである。従
って、床位置(FL)検出用の光検出スイッチ13a、
13bが、被検出板6の床位置(FL)検出用の被検出
部6bと非接触で係合して床位置(FL)を検出し、ド
ア開きゾーン(DZ)検出用の光検出スイッチ13c、
13dが、被検出板6のドア開きゾーン(DZ)検出用
の被検出部6cと非接触で係合してドア開きゾーン(D
Z)を検出する。さらに、取付調整する場合には、調整
用光検出スイッチ14a、14bが、被検出板6の取付
位置調整穴7と非接触で係合して被検出板6の取付基準
位置を検出する。
【0050】動作については、実施の形態1.および実
施の形態2.と同様である。
【0051】実施の形態4.図12はこの発明による実
施の形態4.を示す被検出板の側面図である。図12に
示すように、被検出板6は、実施の形態1.と同様に昇
降路1の階床位置に、かごに取り付けられた検出器11
と非接触で係合し、かごの昇降方向に同一列となるよう
に配設されている。ここで、6bは、実施の形態3.と
同様に、床位置(FL)を検出するために、光を遮蔽す
る光検出スイッチ用被検出部であり、6cは、ドア開き
ゾーン(DZ)を検出するために、光を遮蔽する光検出
スイッチ用被検出部である。図12に示すように、昇降
路側に床位置(FL)検出用の光検出スイッチ用被検出
部6b、かご側にドア開きゾーン(DZ)検出用の光検
出スイッチ用被検出部6cを配設している。さらに、被
検出板6は、床位置(FL)検出用被検出部6bの昇降
路方向の長さと、ドア開きゾーン(DZ)検出用被検出
部6cの昇降路方向の長さが互いに異なる長さとなるよ
うな形状としている。
【0052】7は、検出器11と被検出板6の取付基準
位置を調整するために、被検出板6を貫通するように配
設された取付位置調整穴である。ここで、取付位置調整
穴7は、床位置(FL)検出用の光検出スイッチ用被検
出部6b、およびドア開きゾーン(DZ)検出用の光検
出スイッチ用被検出部6cに干渉しない位置に、被検出
板6を貫通するように配設している。
【0053】図13はこの発明による実施の形態4.を
示す検出器の使用状況説明図であり、図14はこの発明
による実施の形態4.を示す被検出板と検出器の位置関
係説明図である。図において、11はかご8の所定の位
置に配設した床位置(FL)検出用の主検出器である。
13aは、主検出器11に内蔵された光検出スイッチの
投光部であり、13bは光検出スイッチの受光部であ
る。この光検出スイッチ13a、13bは床位置(F
L)を検出するものである。また、実施の形態1.と同
様にコ字形ケースの下面部に凹条部(図示せず)上面部
に凸条部18を備えたものである。
【0054】また、11bは、主検出器11の上に重ね
合せた、ドア開きゾーン(DZ)検出用の従検出器であ
る。従検出器11bは主検出器11と同様のものであ
り、主検出器11のコ字形ケース上面部に設けられた凸
条部18に、従検出器11bのコ字形ケース下面部の凹
条部17を嵌合して、主検出器11の上に重ね合せて位
置検出装置を構成したものである。
【0055】13cは、従検出器11に内蔵された光検
出スイッチの投光部であり、13dは光検出スイッチの
受光部である。この光検出スイッチ13c、13dはド
ア開きゾーン(DZ)を検出するものである。さらに、
ドア開きゾーン(DZ)検出用光検出スイッチ13c、
13dが、床位置(FL)検出用光検出スイッチ13
a、13bよりかご側に位置するように、従検出器11
bを主検出器11よりかご側に位置するように配設して
いる。
【0056】さらに、11aは、従検出器11bの上に
重ね合せた、調整用検出器である。調整用検出器11a
は主検出器11と同様のものであり、従検出器11bの
コ字形ケース上面部に設けられた凸条部18に、調整用
検出器11aのコ字形ケース下面部の凹条部17を嵌合
して、従検出器11bの上に重ね合せて位置検出装置用
取付位置調整装置を構成したものである。
【0057】14aは、調整用検出器11aに内蔵され
た調整用光検出スイッチの投光部であり、14bは調整
用光検出スイッチの受光部である。この調整用光検出ス
イッチ14a、14bは取付位置調整穴7を検出するも
のである。また、15は、調整用光検出スイッチの受光
部14bの出力段(図示せず)に接続された調整用光検
出スイッチの動作を確認するための調整用出力端子であ
る。さらに、調整用光検出スイッチ14a、14bが、
ドア開きゾーン(DZ)検出用光検出スイッチ13c、
13dよりかご側に位置するように、調整用検出器11
aを従検出器11bよりかご側に位置するように配設し
ている。
【0058】実施の形態4.では、被検出板6の昇降路
側に配設された床位置(FL)検出用の被検出部6b
と、非接触で係合する光検出スイッチ13a、13bを
内蔵した、主検出器11をかご8の外側上部の所定位置
に配設し、この主検出器11の上に、被検出板6のかご
側に配設されたドア開きゾーン(DZ)検出用の被検出
部6cと、非接触で係合する光検出スイッチ13c、1
3dを内蔵した、従検出器11bを重ねて嵌合して配設
している。つまり、主検出器11の上に従検出器11b
を重ねて嵌合して、被検出板6に配設した、ドア開きゾ
ーン(DZ)検出用の被検出部6aおよび床位置(F
L)検出用の被検出部6bを、非接触で検出するように
構成したエレベータ位置検出装置である。
【0059】さらに、従検出器11bに重ねて調整用検
出器11aを嵌合し、エレベータ位置検出装置用取付調
整装置として構成している。なお、それぞれの光検出ス
イッチが、かごの昇降方向に重なって干渉しないような
位置となるように3台の検出器を嵌合して重ね合せてい
る。
【0060】動作については、実施の形態1.および実
施の形態2.と同様である。また、実施の形態2.と同
様に、調整用検出器11aは、取付調整完了後に嵌合し
た検出器11bから取り外して、保守用の予備品として
使用できる。
【0061】実施の形態5.図15はこの発明による実
施の形態5.を示す被検出板の側面図である。図におい
て、被検出板6は、実施の形態1.と同様に昇降路1の
階床位置に、かごに取り付けられた検出器11と非接触
で係合し、かごの昇降方向に同一列となるように配設さ
れている。ここで、6dは床位置(FL)を検出するた
めに、光を反射する光検出スイッチ用被検出部であり、
6eは、ドア開きゾーン(DZ)を検出するために、光
を反射する光検出スイッチ用被検出部である。
【0062】図15に示すように、昇降路側に床位置
(FL)検出用の光検出スイッチ用被検出部6d、かご
側にドア開きゾーン(DZ)検出用の光検出スイッチ用
被検出部6eを配設している。さらに、被検出板6は、
床位置(FL)検出用被検出部6dの昇降路方向の長さ
と、ドア開きゾーン(DZ)検出用被検出部6eの昇降
路方向の長さが互いに異なる長さとなるような形状とし
ている。
【0063】図16はこの発明による実施の形態5.を
示す被検出板と検出器の位置関係説明図である。図にお
いて、1は昇降路、8はかごである。図に示すように、
11はかご8の所定の位置に配設した位置検出装置の検
出器である。13aは、検出器11に内蔵された光検出
スイッチの投光部であり、13bは光検出スイッチの受
光部である。また、13cは、検出器11に内蔵された
光検出スイッチの投光部であり、13dは光検出スイッ
チの受光部である。
【0064】ここで、光検出スイッチ13a、13bと
13c、13dは同様のものであり、光検出スイッチの
投光部13aから出力された光は、被検出板6の光を反
射する光検出スイッチ用被検出部6dによって反射し、
光検出スイッチの受光部13bでその反射された光を検
出する。同様に、光検出スイッチの投光部13cから出
力された光は、被検出板6の光を反射する光検出スイッ
チ用被検出部6eによって反射し、光検出スイッチの受
光部13dでその反射された光を検出する。この光検出
スイッチ13a、13bは、床位置(FL)の被検出部
6dを非接触で係合し検出するものであり、光検出スイ
ッチ13c、13dは、ドア開きゾーン(DZ)の被検
出部6eを非接触で係合し検出するものである。
【0065】ここで、かご8の上部外側に配設した検出
器11のケースに、床位置(FL)検出用光検出スイッ
チの投光部13aと受光部13bおよび、ドア開きゾー
ン(DZ)検出用光検出スイッチの投光部13cと受光
部13dを内蔵した。また、ドア開きゾーン(DZ)検
出用光検出スイッチ13c、13dを、床位置(FL)
検出用光検出スイッチ13a、13bよりもかご側に位
置するように配設している。
【0066】実施の形態5.は被検出板6に、床位置
(FL)検出用の光検出スイッチ13a、13bと非接
触で係合して、光を反射する光検出スイッチ用被検出部
6dと、ドア開きゾーン(DZ)検出用の光検出スイッ
チ13c、13dと非接触で係合して、光を反射する光
検出スイッチ用被検出部6eを配設し、検出器11に、
床位置(FL)検出用とドア開きゾーン(DZ)検出用
の光検出スイッチ13a、13b、13c、13dを内
蔵したものである。
【0067】動作については、実施の形態1.と同様で
ある。また、調整用検出器を組合せたり、調整用光検出
スイッチを内蔵して、取付調整に使用できることは言う
までもない。
【0068】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果がある。
【0069】エレベータかごが運転される昇降路内の階
床に、かごの昇降方向と同一列でかつ昇降路との離間距
離が異なるように配設した、少なくとも2以上の被検出
部を有する被検出板と、前記かごに配設され、前記被検
出板に非接触で係合する少なくとも2以上の検出スイッ
チを有する検出器と、を備えたことにより、昇降路内に
かごの昇降方向と同一列に配設した被検出板と、それに
非接触で係合する検出器とで構成される位置検出装置
で、異なる2つの位置範囲(ゾーン)の信号パターンを
得ることができるエレベータ位置検出装置を提供でき
る。
【0070】また、投光部と受光部からなる少なくとも
1以上の光検出スイッチを有する検出器を備えたことに
より、被検出板の信号パターンを得ることができるエレ
ベータ位置検出装置を提供できる。
【0071】また、光検出スイッチに非接触で係合して
光を遮蔽する被検出部を有する被検出板を備えたことに
より、光検出スイッチにより非接触で、被検出板が光を
遮蔽する信号パターンを得ることができるエレベータ位
置検出装置を提供できる。
【0072】また、光検出スイッチに非接触で係合して
光を反射する被検出部を有する被検出板を備えたことに
より、光検出スイッチにより非接触で、被検出板の光の
反射を検出して信号パターンを得ることができるエレベ
ータ位置検出装置を提供できる。
【0073】また、少なくとも1以上の磁気近接スイッ
チを有する検出器と、磁気近接スイッチに非接触で係合
して磁気を遮蔽する被検出部を有する被検出板と、を備
えたことにより、磁気近接スイッチにより非接触で、被
検出板の信号パターンを得ることができるエレベータ位
置検出装置を提供できる。
【0074】また、検出スイッチに非接触で係合し、か
ごの昇降方向の長さが異なる2以上の被検出部を有する
被検出板を備えたことにより、異なる2つの位置範囲
(ゾーン)の信号パターンを得ることができるエレベー
タ位置検出装置を提供できる。
【0075】また、エレベータかごが運転される昇降路
内の階床に、前記かごの昇降方向と同一列に配設した被
検出板と、前記かごに配設され、前記被検出板に非接触
で係合する検出器と、を備えたエレベータ位置検出装置
において、前記被検出板は、かごの昇降方向と同一列で
かつ昇降路との離間距離が異なるように配設した、少な
くとも2以上の被検出部を有し、前記検出器は前記被検
出板の昇降路側に位置する被検出部と非接触で係合する
少なくとも1以上の検出スイッチを有する主検出器、及
びこの主検出器に重合され、前記被検出板のかご側に位
置する被検出部と非接触で係合する少なくとも1以上の
検出スイッチを有する従検出器、を組合せて構成したこ
とにより、昇降路内にかごの昇降方向と同一列に配設し
た被検出板と、それに非接触で係合する検出器とで構成
される位置検出装置で、異なる2つの位置範囲(ゾー
ン)の信号パターンを得ることができるエレベータ位置
検出装置を提供できる。
【0076】また、主検出器に従検出器を重ねて嵌合す
るため、下面部に凹条部を有し、上面部に凸条部を有す
る検出器を備えたことにより、1組の検出スイッチを内
蔵する検出器を重ねて組合せて、昇降路内にかごの昇降
方向と同一列に配設した被検出板から、異なる2つの位
置範囲(ゾーン)の信号パターンを得ることができるエ
レベータ位置検出装置を提供できる。
【0077】また、主検出器に従検出器を所定の位置に
嵌合するため、下面部に一端が開放され他端が閉塞され
た所定長さの凹条部を有する検出器を備えたことによ
り、1組の検出スイッチを内蔵する検出器を重ねて組合
せて、昇降路内にかごの昇降方向と同一列に配設した被
検出板から、異なる2つの位置範囲(ゾーン)の信号パ
ターンを得ることができるエレベータ位置検出装置を提
供できる。
【0078】また、この発明に係るエレベータ位置検出
装置用取付調整装置は、エレベータかごが運転される昇
降路内の階床に、前記かごの昇降方向に同一列に配設し
た被検出板と、前記かごに配設され、前記被検出板の被
検出部に非接触で係合する検出器と、を備えたエレベー
タ位置検出装置において、前記被検出板は被検出部と干
渉しない位置に取付位置調整穴を有し、前記検出器は取
付位置調整穴を非接触で係合し検出する取付位置調整用
の光検出スイッチと、取付位置調整用の光検出スイッチ
の動作確認手段と、を備えたことにより、検出器と被検
出板の取付位置調整作業が容易にできるエレベータ位置
検出装置用取付調整装置を提供できる。
【0079】また、取付位置調整用の光検出スイッチの
動作確認手段として、前記光検出スイッチの出力段に接
続す調整用出力端子を有する検出器を備えたことによ
り、取付位置調整用の光検出スイッチの動作を確認でき
るエレベータ位置検出装置用取付調整装置を提供でき
る。
【0080】また、検出器は、被検出板の各被検出部と
非接触で係合する検出スイッチを有する位置検出用検出
器、及びこの位置検出用検出器に重合され、前記被検出
板の取付位置調整穴と非接触で係合する取付位置調整用
の光検出スイッチを有する調整用検出器、を組合せて構
成したことにより、検出器を取付位置調整時に調整用検
出器として使用できるエレベータ位置検出装置用取付調
整装置を提供できる。
【0081】また、主たる検出器に従となる検出器を重
ねて嵌合するため、下面部に凹条部を有し、上面部に凸
条部を有する検出器を備えたことにより、検出器を取付
位置調整時に調整用検出器として、主検出器に重ね合せ
て取付調整できるエレベータ位置検出装置用取付調整装
置を提供できる。
【0082】また、主たる検出器に従となる検出器を所
定の位置に嵌合するため、下面部に一端が開放され他端
が閉塞された所定長さの凹条部を有する検出器を備えた
ことにより、取付調整完了後に調整用検出器を取り外し
て、保守用検出器として使用できるエレベータ位置検出
装置用取付調整装置を提供できる。
【0083】また、エレベータかごが運転される昇降路
内の階床に、前記かごの昇降方向に同一列に配設した取
付位置調整穴を有する被検出板と、前記かごに配設さ
れ、前記取付位置調整穴を非接触で係合し検出する取付
位置調整用の光検出スイッチと、前記光検出スイッチの
動作確認手段とを有する検出器と、を備えたエレベータ
位置検出装置用取付調整装置を使用するものにおいて、
かごを昇降させながら、前記被検出板の取付位置調整穴
を、前記取付位置調整用の光検出スイッチで検出し、前
記光検出スイッチの動作確認手段の動作を確認してか
ら、被検出板の取付位置を調整するエレベータ位置検出
装置の取付調整方法を備えたことにより、検出器と被検
出板の取付位置調整作業が容易にできるエレベータ位置
検出装置用取付調整装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1を示す検出器の
外観構造図。
【図2】 この発明による実施の形態1を示す被検出板
の外観構造図。
【図3】 この発明による実施の形態1を示す被検出板
の側面図。
【図4】 この発明による実施の形態1を示す非停止ゾ
ーン用被検出板の側面図。
【図5】 この発明による実施の形態1を示す検出器の
側面図。
【図6】 この発明による実施の形態1を示す被検出板
と検出器の位置関係説明図。
【図7】 この発明による実施の形態2を示す取付調整
装置の外観構成図。
【図8】 この発明による実施の形態2を示す被検出板
と検出器の取付調整方法説明図。
【図9】 この発明による実施の形態3を示す被検出板
の側面図。
【図10】 この発明による実施の形態3を示す検出器
の側面図。
【図11】 この発明による実施の形態3を示す被検出
板と検出器の位置関係説明図。
【図12】 この発明による実施の形態4を示す被検出
板の側面図。
【図13】 この発明による実施の形態4を示す検出器
の使用状況説明図。
【図14】 この発明による実施の形態4を示す被検出
板と検出器の位置関係説明図。
【図15】 この発明による実施の形態5を示す被検出
板の側面図。
【図16】 この発明による実施の形態5を示す被検出
板と検出器の位置関係説明図。
【図17】 従来のエレベータ位置検出装置。
【符号の説明】
1 昇降路、6 被検出板、6a 磁気近接スイッチ用
被検出部、6b、6c、6d、6e 光検出スイッチ用
被検出部、6h 非停止ゾーン用被検出板、7取付位置
調整穴、8 かご、11 検出器、11a 調整用検出
器、12 磁気近接スイッチ、12a 磁気近接スイッ
チ磁石部、12b 磁気近接スイッチ接点部、13 光
検出スイッチ、13a、13c 光検出スイッチ投光
部、13b、13d 光検出スイッチ受光部、14 調
整用光検出スイッチ、14a 調整用光検出スイッチ投
光部、14b 調整用光検出スイッチ受光部、15 調
整用出力端子、16 検出信号出力ケーブル、17 嵌
合用下面凹条部、18 嵌合用上面凸条部、21 位置
調整確認手段、22 電池、23 ランプ。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータかごが運転される昇降路内の
    階床に、前記かごの昇降方向と同一列に配設した被検出
    板と、前記かごに配設され、前記被検出板に非接触で係
    合する検出器と、を備えたエレベータ位置検出装置にお
    いて、前記被検出板はかごの昇降方向と同一列でかつ昇
    降路壁との離間距離が異なるように配設した、少なくと
    も2以上の被検出部を有し、前記検出器は前記被検出板
    の各被検出部と非接触で係合する少なくとも2以上の検
    出スイッチを有することを特徴とするエレベータ位置検
    出装置。
  2. 【請求項2】 検出器は投光部と受光部からなる少なく
    とも1以上の光検出スイッチを有することを特徴とする
    請求項1に記載のエレベータ位置検出装置。
  3. 【請求項3】 被検出板は光検出スイッチに非接触で係
    合して光を遮蔽する被検出部を有することを特徴とする
    請求項2に記載のエレベータ位置検出装置。
  4. 【請求項4】 被検出板は光検出スイッチに非接触で係
    合して光を反射する被検出部を有することを特徴とする
    請求項2に記載のエレベータ位置検出装置。
  5. 【請求項5】 検出器は少なくとも1以上の磁気近接ス
    イッチを有し、被検出板は磁気近接スイッチに非接触で
    係合して磁気を遮蔽する被検出部を有する、ことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のエレベータ位置
    検出装置。
  6. 【請求項6】 被検出板は検出スイッチに非接触で係合
    し、かごの昇降方向の長さが異なる2以上の被検出部を
    有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ位
    置検出装置。
  7. 【請求項7】 エレベータかごが運転される昇降路内の
    階床に、前記かごの昇降方向と同一列に配設した被検出
    板と、前記かごに配設され、前記被検出板に非接触で係
    合する検出器と、を備えたエレベータ位置検出装置にお
    いて、前記被検出板は、かごの昇降方向と同一列でかつ
    昇降路壁との離間距離が異なるように配設した、少なく
    とも2以上の被検出部を有し、前記検出器は前記被検出
    板の昇降路側に位置する被検出部と非接触で係合する少
    なくとも1以上の検出スイッチを有する主検出器、及び
    この主検出器に重合され、前記被検出板のかご側に位置
    する被検出部と非接触で係合する少なくとも1以上の検
    出スイッチを有する従検出器、を組合せて構成したこと
    を特徴とするエレベータ位置検出装置。
  8. 【請求項8】 検出器は、主検出器に従検出器を重ねて
    嵌合するため、下面部に凹条部を有し、上面部に凸条部
    を有することを特徴とする請求項7に記載のエレベータ
    位置検出装置。
  9. 【請求項9】 検出器は、主検出器に従検出器を所定の
    位置に嵌合するため、下面部に一端が開放され他端が閉
    塞された所定長さの凹条部を有することを特徴とする請
    求項8に記載のエレベータ位置検出装置。
  10. 【請求項10】 エレベータかごが運転される昇降路内
    の階床に、前記かごの昇降方向に同一列に配設した被検
    出板と、前記かごに配設され、前記被検出板の被検出部
    に非接触で係合する検出器と、を備えたエレベータ位置
    検出装置において、前記被検出板は被検出部と干渉しな
    い位置に取付位置調整穴を有し、前記検出器は取付位置
    調整穴を非接触で係合し検出する取付位置調整用の光検
    出スイッチと、取付位置調整用の光検出スイッチの動作
    確認手段と、を有することを特徴とするエレベータ位置
    検出装置用取付調整装置。
  11. 【請求項11】 検出器は、取付位置調整用の光検出ス
    イッチの動作確認手段として、前記光検出スイッチの出
    力段に接続する調整用出力端子を有することを特徴とす
    る請求項10に記載のエレベータ位置検出装置用取付調
    整装置。
  12. 【請求項12】 検出器は、被検出板の各被検出部と非
    接触で係合する検出スイッチを有する位置検出用検出
    器、及びこの位置検出用検出器に重合され、前記被検出
    板の取付位置調整穴と非接触で係合する取付位置調整用
    の光検出スイッチを有する調整用検出器、を組合せて構
    成したことを特徴とする請求項10または請求項11に
    記載のエレベータ位置検出装置用取付調整装置。
  13. 【請求項13】 検出器は、位置検出用検出器に調整用
    検出器を重ねて嵌合するため、下面部に凹条部を有し、
    上面部に凸条部を有することを特徴とする請求項12に
    記載のエレベータ位置検出装置用取付調整装置。
  14. 【請求項14】 検出器は、位置検出用検出器に調整用
    検出器を所定の位置に嵌合するため、下面部に一端が開
    放され他端が閉塞された所定長さの凹条部を有すること
    を特徴とする請求項13に記載のエレベータ位置検出装
    置用取付調整装置。
  15. 【請求項15】 エレベータかごが運転される昇降路内
    の階床に、前記かごの昇降方向に同一列に配設した取付
    位置調整穴を有する被検出板と、前記かごに配設され、
    前記取付位置調整穴を非接触で係合し検出する取付位置
    調整用の光検出スイッチと、前記光検出スイッチの動作
    確認手段とを有する検出器と、を備えたエレベータ位置
    検出装置用取付調整装置を使用するものにおいて、かご
    を昇降させながら、前記被検出板の取付位置調整穴を、
    前記取付位置調整用の光検出スイッチで検出し、前記光
    検出スイッチの動作確認手段の動作を確認してから、被
    検出板の取付位置を調整することを特徴とするエレベー
    タ位置検出装置の取付調整方法。
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