JP2020045197A - エレベータの段差検出装置及び段差検出システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】板検出装置により、着検板を検出することで、乗りかご2の位置を検出し、乗りかご2の床面と各階の乗場の床面を合わせるエレベータにおける段差検出装置であって、乗りかご2の床面及び乗場12の床面を撮像対象に含めて、当該乗りかご2の出入口付近を撮像する撮像部41と、撮像部41によって撮像された乗りかご2の床面及び乗場12の床面を含む画像情報に基づき、乗りかご2の床面と乗場12の床面とがずれているか否かを判定する判定部42,43と、判定部42,43による段差に応じた判定結果を外部に報知する報知部44と、を具備する。
【選択図】図3
Description
本発明の第1実施形態によるエレベータの段差検出装置を含むエレベータシステムの構成について、図1を参照して説明する。
第1実施形態の段差検出装置16によれば、報知部44が段差状態を報知することができる。このため、乗りかご2の上で板17の取り付け作業をする作業員は、乗りかご2の床面と乗場12の床面の高さが一致していることを直接目で見て確認する必要がない。このため、作業員は連続して各階の板17を、適切な高さで昇降路1内に設置することができ、作業時間を短縮することができる。さらに、作業員は、段差確認のために乗りかご2の上から乗りかご2の室内へ移動する必要が無いため、作業性が向上する。
本発明の第2実施形態による段差検出装置16とエレベータ制御装置6とからなる段差検出システムの構成について、図9を参照して説明する。
エレベータ制御装置6は、エレベータ制御部201と、エレベータ制御装置通信部202と、着床誤差検出テーブル203と、各階の着床残距離テーブル204と、着床誤差修正部205とを備えている。
以上の第2実施形態のエレベータの段差検出システムによれば、経年劣化や建物の伸縮により、板17と乗りかご2の床面と乗場12の床面の位置がずれた場合においても、着床毎に板検出からの残距離データを修正することで、毎回最適な位置で着床することが可能となり、安全性が向上する。
Claims (8)
- 板検出装置により、着検板を検出することで、乗りかごの位置を検出し、前記乗りかごの床面と各階の乗場の床面を合わせるエレベータにおける段差検出装置であって、
前記乗りかごの床面及び乗場の床面を撮像対象に含めて、当該乗りかごの出入口付近を撮像する撮像部と、
前記撮像部によって撮像された前記乗りかごの床面及び乗場の床面を含む画像情報に基づき、前記乗りかごの床面と乗場の床面とがずれているか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果を外部に報知する報知部と、
を具備することを特徴とする段差検出装置。 - 前記判定部は、前記乗りかごの扉付近に設定された乗りかご側基準点と、乗場側に設定された乗場側基準点とを抽出して、両者の相対位置関係に基づき、乗りかごの床面と乗場の床面とがずれているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の段差検出装置。
- 前記乗りかご側基準点は、乗りかごの出入口に設置されたリターンパネルであり、前記乗場側基準点は、乗場に設置された乗場ドアであり、
前記リターンパネルと乗りかごの床面とが接触する線の延長したリターンパネル延長線と、乗場ドアを案内する乗場シルが接触する線を延長した乗場ドア延長線とを認識し、リターンパネル延長線と乗場ドア延長線との位置関係から段差を検出することを特徴とする請求項2に記載の段差検出装置。 - 前記撮像部は、かごドアの天井付近に設置されたカメラで構成され、当該カメラ、前記判定部及び前記報知部は同一の筐体に内蔵され、該筐体はかごドア側の幕板の下面に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の段差検出装置。
- 前記判定部によって乗りかごの床面と乗場の床面とがずれていると判定された場合には、そのずれ量を乗りかご内に設定された表示装置に表示することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の段差検出装置。
- 前記エレベータのエレベータ制御装置と、請求項3から5の何れか1項に記載の段差検出装置とが接続された段差検出システムであって、
前記板検出装置の板検出情報から前記乗りかごの床面と各階の乗場の床面とが一致する残距離を記憶する残距離テーブルと、
前記残距離テーブルの値を修正する着床誤差修正部と、
前記判定部が検出したリターンパネル延長線と乗場ドア延長線の画像上のずれ幅から前記乗りかごの床面と各階の乗場の床面のずれ量を記憶する着床誤差検出テーブルとを有し、
前記着床誤差検出テーブルより検出したずれ量に応じて、前記着床誤差修正部は該当する階の残距離テーブルの値を修正し、
次回の着床時以降は、前記エレベータの乗りかごが乗場に着床した際に、前記ずれ量を軽減するよう制御することを特徴とするエレベータの段差検出システム。 - 前記エレベータ制御装置は、前記着床誤差修正部による前記残距離テーブルの値を修正するか否かを判定する誤差修正条件をさらに有し、
前記誤差修正条件を満たした場合に、前記着床誤差修正部による前記残距離テーブルの値を修正することを特徴とする請求項6に記載のエレベータの段差検出システム。 - 前記エレベータ制御装置は、前記乗りかごの出入口に設置されたかごドアが全戸開したことを確認する全戸開検出装置と接続し、
前記エレベータ制御装置が全戸開情報を確認した際の検出したずれ量に応じて、前記着床誤差修正部は該当する階の残距離テーブルの値を修正することで、誤認識を軽減することを特徴とする請求項6又は7に記載のエレベータの段差検出システム。
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