JP2001239796A - 転写シート - Google Patents

転写シート

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JP2001239796A
JP2001239796A JP2000050723A JP2000050723A JP2001239796A JP 2001239796 A JP2001239796 A JP 2001239796A JP 2000050723 A JP2000050723 A JP 2000050723A JP 2000050723 A JP2000050723 A JP 2000050723A JP 2001239796 A JP2001239796 A JP 2001239796A
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sheet
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JP2000050723A
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Yuji Kuwabara
祐司 桑原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐摩耗性を良くし且つ転写層の色変化も少な
くする。 【解決手段】 転写シートSは、離型性を有する支持体
シート1上の転写層2のうち、支持体シートに近い少な
くとも1層が、支持体シートに近い少なくとも1層が、
樹脂バインダー中にその樹脂バインダーより高硬度の無
機物粒子Aを含有する硬質膜層3であり、しかも無機物
粒子は、形状が多角形であり且つ形状及び粒径が異なる
2種以上の粒子を混合して成る構成とする。例えば、硬
質膜層3として表面保護層4を設ける。この他、転写層
として装飾層5、接着剤層6等を設けても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐摩耗性に優れる
上、転写層の色変化も少ない転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、内装材、建具、家具、キャビ
ネット、雑貨等の各種物品の表面加飾の為に、転写シー
トが使用されている。その際、表面の耐摩耗性が要求さ
れる場合、転写シートとしては、転写層に硬化性樹脂を
用いたり、粉末充填剤を添加したりする事が行われてき
た。
【0003】例えば、特開平5−69698号公報、特
開平5−139093号公報に開示される転写シートで
は、その転写層のうち転写後に表面或いは表面に近い層
を、シリカ等の金属酸化物の球粒体なる粉末粒子を含有
させた硬質膜層とする事を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様に、球粒体の金属酸化物粒子を使用した場合、確かに
スチールウールテストで評価する耐摩耗性は向上する
が、今度は別の問題として、何故か転写層の色が変化し
てしまう事があった。この為、絵柄の発色が当初想定し
ていたものと異なり、品質管理上問題であった。
【0005】そこで、本発明の課題は、耐摩耗性と共に
転写層の色変化も少ない転写シートを提供する事であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明の転写シートは、離型性を有する支持体
シート上に設けられた転写層のうち、支持体シートに近
い少なくとも1層が、樹脂バインダー中に該樹脂バイン
ダーより高硬度の無機物粒子を含有する硬質膜層であ
り、該無機物粒子は、形状が多角形であり且つ形状及び
粒径が異なる2種以上の粒子を混合して成る、構成とし
た。
【0007】この様に、転写後に最表面又は最表面に近
くなる少なくとも1層を、樹脂バインダー中に無機物粒
子を含有させた硬質塗膜層とし、なお且つ該無機物粒子
を、形状が多角形であり且つ形状及び粒径が異なる2種
以上の粒子を混合したものとすることで、耐摩耗性と共
に転写層の色変化を抑える事ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の転写シートについて実施の形態を説明する。
【0009】〔概要〕先ず、図1は本発明の転写シート
の一形態を示す断面図であり、同図の転写シートSの層
構成は、離型性を有する支持体シート1と該支持体シー
ト上に設けられた転写層2とからなり、該転写層2は、
硬質膜層3として支持体シート1に近い層であり且つ支
持体シート1に接する表面保護層4を有し、更に転写層
2としてはこの表面保護層4の上に更に装飾層5、接着
剤層6をこの順に有する構成である。そして、同図に示
す転写シートSでは、硬質膜層とする表面保護層4を、
樹脂バインダー中に該樹脂バインダーより高硬度の無機
物粒子Aを分散させて成る硬質膜層としてある。そし
て、該無機物粒子Aとして、その形状が多角形であり且
つ形状及び粒径が異なる2種以上の粒子を混合した構成
としてある。
【0010】なお、図1で例示する構成において、転写
層2のうち装飾層5及び接着剤層6は必要に応じ適宜設
けられる層であり、転写層2は硬質膜層3とする表面保
護層4のみの構成の場合もあり得る。また、装飾層5
を、装飾目的の他に耐摩耗性向上目的も兼ねて硬質膜層
3とする事もある。
【0011】以下、さらに本発明の転写シートについ
て、各層順に詳述する。
【0012】〔支持体シート〕転写層に対して離型性を
有する支持体シート1としては、特に制限は無く、樹脂
シート、紙、金属箔等の従来公知のもので良い。なかで
も、樹脂シートは代表的である。樹脂シートとしては、
例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、エチレン・
イソフタレート・テレフタレート共重合体、ポリエステ
ル系熱可塑性エラストマー等の熱可塑性ポリエステル、
ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−プロピレン
共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリ
オレフィン系樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂、塩化
ビニル樹脂等の樹脂の単層体又は積層体が使用される。
なお、支持体シートの厚さは特に制限は無いが、通常2
0〜100μm程度である。
【0013】なお、上記の樹脂シートや紙等で転写層と
の離型性が不足する場合には、更にその転写層側に離型
層を設けた構成の支持体シートとしても良い。離型層と
しては、例えば、フッ素系樹脂、ワックス、シリコーン
等の離型剤を、アクリル系樹脂、繊維素系樹脂、ビニル
系樹脂等からなる公知のビヒクルに添加した塗料で塗工
形成したり、離型性の樹脂、例えばフッ素系樹脂、シリ
コーン、メラミン系樹脂、ポリオレフィン樹脂、電離放
射線架橋型の多官能のアクリレート、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂等の樹脂を塗工、或いは熔融押出塗工
等で塗工形成したもの等を用いれば良い。
【0014】〔硬質膜層〕硬質膜層3は、耐摩耗性向上
の為に、支持体シートに近い層として少なくとも1層以
上設ける層である。硬質膜層は、耐摩耗性が得られる様
な硬質の層ではあるが、製造時や転写時の転写シートの
変形に耐え得る程度の可撓性は有している層である。そ
して、本発明では、この硬質膜層3を特定粒子が樹脂バ
インダー中に含有する層とする事によって、耐摩耗性を
付与すると共に無機物粒子を添加した事による転写層の
色変化を抑える。該特定粒子とは、バインダーの樹脂よ
りも高硬度であると共に、形状が多角形であり且つ形状
及び粒径が異なる点で2種以上となる無機物粒子Aであ
る。
【0015】なお、本発明に於いて、支持体シートに近
い層とは、転写後に於いて転写層の表面に近い層の事で
ある。すなわち、耐摩耗性を向上させるには、転写後に
於いて転写層の最表面となって露出する層(図1の表面
保護層4等)、或いは表面に露出はしないが表面に近い
層であれば、耐摩耗性向上効果が得られるからでる。従
って、支持体シートに近いとは、支持体シートに必ずし
も接していなくても良い。例えば、上述図1の構成に対
して更に、支持体シート1と転写層2との剥離性を調整
する層として、支持体シート1と表面保護層4(硬質膜
層3)との間に、支持体シート1に接する層として上記
特定の無機物粒子を含まない剥離層を転写層の構成要素
として設けた構成である。この場合、剥離層が支持体シ
ートに最も近いが、表面保護層4は剥離層の次に支持体
シートに近い層となる。剥離性調整を主目的として設け
た場合の剥離層は、支持体シート剥離時にその剥離性調
整の目的を達成すれば、転写後は摩耗してもそれを容認
できるからである。
【0016】なお、当然であるが、装飾層は硬質膜層よ
りも支持体シートから遠い層として設ける。或いは、装
飾層自体を硬質膜層とする。その理由は、もし絵柄を表
現する装飾層を支持体シートに接する層(最も近い層)
として設け、該装飾層の次に支持体シートに近い層とし
て硬質膜層を設けた場合には、硬質膜層による耐摩耗性
向上効果は装飾層には波及しない。それでは耐摩耗性の
機能を十分に果たしたことにならない為である。
【0017】図2は、本発明で使用する無機物粒子Aの
形状及び粒径を概念的に示した斜視図である。同図の様
に、樹脂バインダー中に含ませる無機物粒子Aとして
は、形状が多角形であり、しかもその形状及び粒径は全
ての無機物粒子Aで同一では無く、形状及び粒径が異な
る2種以上の粒子を使用する。
【0018】無機物粒子Aの硬度は、樹脂バインダーよ
りも、モース硬度で1以上高硬度のもの(すなわち、樹
脂バインダーと無機物粒子とを擦り合わせたとき、樹脂
バインダーの方が傷付く)を選ぶ事が耐擦傷性、耐摩耗
性向上の点で好ましい。硬度の値としては、具体的に
は、ヌープ硬度で、13(GPa)(旧慣用単位表記の
1300(kgf/mm2 )からの換算)以上のものが
特に好ましい。
【0019】無機物粒子Aの材質は、ケイ(珪)素、ア
ルミニウム、チタニウム、マグネシウム、ジルコニウ
ム、インジウム、錫、亜鉛等の金属の酸化物が代表的で
あるが、この他、ダイヤモンド、炭化ケイ(珪)素、炭
化ホウ素、窒化ホウ素、セラミックス等の中から、用途
等に応じて適宜選択すれば良い。これらのものの中で
も、特に、高硬度、透明性、価格の適正の点で、シリカ
(酸化ケイ素)、アルミナ(α−、βー、γ−、ζ−等
のアルミナの1種又は2種以上の混合系)、アルミノシ
リケート等の無機物粒子を用いることが好ましい。な
お、無機物粒子Aとしては、材質が異なる粒子を併用し
ても良い。
【0020】なお、無機物粒子の形状である多角形とし
ては、凸部分を有する凸多角形の他、図2の無機物粒子
Aaで例示する如く、凹部分を有する凹多角形でも良
い。
【0021】無機物粒子の粒径は、通常、粒径範囲が
0.1μm〜15μmの範囲内として、この範囲内か
ら、樹脂バインダー中に含有させる個々の無機物粒子の
粒径が2種以上となる様にするのが良い。粒径を2種以
上とする事によって、粒径大なる粒子同士の隙間を粒径
小なる粒子で埋める事ができるので、より最密充填に近
い状態で無機物粒子を樹脂バインダー中に含ませる事が
でき、その結果、硬質膜層の耐摩耗性をより良くでき
る。また、無機物粒子の粒子形状も、単一の形状とはせ
ずに2種以上の異なる形状のものを使用する事によって
も、より最密充填に近い状態で無機物粒子を樹脂バイン
ダー中に含ませる事ができる様になる。なお、多角形粒
子の粒径としては、多角形の外接球の直径、或いは、最
大の対角線長として定義される。
【0022】なお、無機物粒子の含有量は、要求物性、
使用する粒子材料等にもよるが、樹脂バインダーと無機
物粒子との合計量に対して、1〜30質量%の場合で使
用すると良い。含有量がこれより多すぎると、硬質膜層
の透明性や可撓性が低下し、また逆に含有量がこれより
少なすぎると耐摩耗性が不十分となる。
【0023】なお、金属酸化物の粒子は、必要に応じ適
宜、その粒子表面を表面処理剤で公知の表面処理を行っ
ても良い。表面処理剤としては、例えば、シランカップ
リング剤、チタネート系カップリング剤、アルミニウム
系カップリング剤、チタニウム系キレート剤、アルミニ
ウム系キレート剤、チタニウム系アルコラート、アルミ
ニウム系アルコラート等である。表面処理によって、硬
質膜層を形成する為の塗液又はインキに於ける無機物粒
子の分散性等を向上させる事ができる。
【0024】例えば、シランカップリング剤としては、
アルコキシ基の他に更に、アミノ基、ビニル基、エポキ
シ基、メルカプト基、クロル基等を有する公知のシラン
カップリング剤を用いれば良い。具体的には、例えば、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルジメチルメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプ
ロピルジメチルエトキシシラン、γ−アクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルジメ
チルメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエ
トキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジエト
キシシラン、γ−アクリロキシプロピルジメチルエトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシランなどである。
【0025】また、チタネート系カップリング剤として
はイソプロピルトリイソステアロイルチタネート等があ
り、アルミニウム系カップリング剤としてはアセトアル
コキシアルミニウムジイソプロピレート等があり、チタ
ニウム系キレート剤としてはジイソプロポキシビス(ア
セチルアセトナト)チタン等があり、アルミニウム系キ
レート剤としてはエチルエセトアセテートアルミニウム
ジイソプロピレート等がある。
【0026】上記無機物粒子を含有させるバインダー樹
脂としては、特に制限は無く公知の樹脂から用途に応じ
て適宜選択すれば良い。例えば、熱可塑性樹脂、或いは
熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂等の硬化性樹脂等
を、1種又は2種以上の混合樹脂として使用すれば良
い。例えば、上記熱可塑性樹脂としては、アクリル樹
脂、セルロース系樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、或い
は、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
等のビニル重合体等を使用する。また、上記熱硬化性樹
脂としては、メラミン樹脂、熱硬化性(乃至は2液硬化
型)ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等を使用する。また、
上記電離放射線硬化性樹脂としては、アクリレート系、
エポキシ系等の電離放射線硬化性樹脂等を使用する。な
お、より優れた耐摩耗性が必要な場合は、熱可塑性樹脂
よりは硬化性樹脂を使用するのが好ましい。なお、硬化
性樹脂の場合、転写シートの状態では部分硬化等の不完
全硬化状態として、転写後に完全硬化させても良い。
【0027】なお、前記アクリル樹脂としては、例え
ば、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アク
リル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸プロピル、ポリ
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル
−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリ
ル酸エチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、エチ
レン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、スチレン−
(メタ)アクリル酸メチル共重合体、(メタ)アクリル
酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル−(メタ)アクリ
ル酸−2−ヒドロキシエチル−スチレン共重合体、(メ
タ)アクリル酸エチル−(メタ)アクリル酸ブチル−
(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル共重合体等
の、(メタ)アクリル酸エステルを含む単独又は共重合
体からなる樹脂を1種又は2種以上使用する。なお、
(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタクリル酸
を意味する。
【0028】また、上記電離放射線硬化性樹脂は、電離
放射線により硬化可能な組成物であり、具体的には、分
子中にラジカル重合性不飽和結合、又はカチオン重合性
官能基を有する、プレポリマー(所謂オリゴマーも包含
する)及び/又はモノマーを適宜混合した電離放射線に
より硬化可能な組成物が好ましくは用いられる。これら
プレポリマー又はモノマーは単体又は複数種を混合して
用いる。
【0029】上記プレポリマー又はモノマーは、具体的
には、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アク
リロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキ
シ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物からな
る。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによ
るポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましくは用
いられる。なお、例えば(メタ)アクリロイル基とは、
アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。ラ
ジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーの例として
は、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メ
タ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メ
ラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アク
リレート、シリコーン(メタ)アクリレート等が使用で
きる。分子量としては、通常250〜100,000程
度のものが用いられる。
【0030】ラジカル重合性不飽和基を有するモノマー
の例としては、単官能モノマーとして、メチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等がある。
また、多官能モノマーとして、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチールプロパントリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサ
イドトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート等もある。カチオン重合
性官能基を有するプレポリマーの例としては、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ化合物等
のエポキシ系樹脂、脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系
ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂のプレポリマ
ーがある。チオールとしては、トリメチロールプロパン
トリチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチ
オグリコレート等のポリチオールがある。また、ポリエ
ンとしては、ジオールとジイソシアネートによるポリウ
レタンの両端にアリルアルコールを付加したもの等があ
る。
【0031】なお、紫外線又は可視光線にて硬化させる
場合には、上記電離放射線硬化性樹脂に、さらに光重合
開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹
脂系の場合は、光重合開始剤として、アセトフェノン
類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル類を単独又は混合して用
いることができる。また、カチオン重合性官能基を有す
る樹脂系の場合は、光重合開始剤として、芳香族ジアゾ
ニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム
塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル
等を単独又は混合物として用いることができる。なお、
これらの光重合開始剤の添加量としては、電離放射線硬
化性樹脂100質量部に対して、0.1〜10質量部程
度である。
【0032】なお、電離放射線としては、分子を架橋さ
せ得るエネルギーを有する電磁波又は荷電粒子が用いら
れる。通常用いられるものは、紫外線又は電子線である
が、この他、可視光線、X線、イオン線等を用いる事も
可能である。紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水
銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライ
ト、メタルハライドランプ等の光源が使用される。紫外
線の波長としては通常190〜380nmの波長域が主
として用いられる。電子線源としては、コッククロフト
ワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コ
ア変圧器型、或いは、直線型、ダイナミトロン型、高周
波型等の各種電子線加速器を用い、100〜1000k
eV、好ましくは、100〜300keVのエネルギー
をもつ電子を照射するものが使用される。
【0033】なお、上記電離放射線硬化性樹脂には、更
に必要に応じて適宜、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、熱可塑性ウレタン
樹脂、ブチラール樹脂、セルロース系樹脂等の熱可塑性
樹脂を添加しても良い。
【0034】硬質膜層の形成は、樹脂バインダーを含む
ビヒクル中に上述特定の無機物粒子を添加した塗液(或
いはインキ)を、ロールコート等の塗工法(或いはグラ
ビア印刷等の印刷法)等の公知の形成方法で形成すれば
良い。なお、硬質膜層の厚さは特に制限は無いが、通常
1〜30μm程度である。
【0035】なお、硬質膜層には、必要に応じ適宜、ワ
ックス等の滑剤(特に支持体シートに接する層とする場
合)、紫外線吸収剤、光安定剤、着色剤等の公知の添加
剤を含有させても良い。
【0036】ところで、硬質膜層3は、支持体シートに
近い層として少なくとも1層を設けるのであり、転写層
のうち2層以上を硬質膜層としても良い。例えば、図1
で例示の転写シートSでは、支持体シートに接する層と
しての表面保護層4を硬質膜層3としたが、更に同図の
装飾層5を硬質膜層3としても良い。
【0037】〔装飾層〕装飾層5は必要に応じて設け
る。例えば、被転写体自体の表面強度を向上させるべく
被転写体に耐摩耗性を付与する目的等で、表面保護層4
等として硬質膜層3のみを転写すれば足りる用途では、
転写シートの転写層は硬質膜層のみでも良い場合もある
が、更に被転写体を絵柄等により装飾する必要がある場
合には、この装飾層5を設けると良い。なお、装飾層の
位置は、通常は転写後に硬質膜層の下側となる位置に設
ける。また、この装飾層に、上述特定の無機物粒子を含
有させれば、装飾層は硬質膜層となる。
【0038】装飾層はグラビア印刷、シルクスクリーン
印刷、オフセット印刷、グラビアオフセット印刷、イン
キジェットプリント等の従来公知の方法、材料で絵柄等
を印刷した絵柄印刷層、アルミニウム、クロム、金、銀
等の金属を公知の蒸着法等を用いて部分的或いは全面に
形成した金属薄膜層等であり、用途に合わせたものを用
いる。絵柄は、例えば、木目模様、石目模様、皮絞模
様、布目模様、タイル貼り模様、煉瓦積層模様、文字、
幾何学模様、抽象模様、全面ベタ等である。
【0039】なお、絵柄印刷層用インキは、樹脂バイン
ダー等からなるビヒクル、顔料や染料等の着色剤、これ
に適宜加える各種添加剤からなるが、樹脂バインダーと
する樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、セルロース
系樹脂、ウレタン樹脂、等の単体又はこれらの混合物が
用いられる。また、着色剤としては、チタン白、カーボ
ンブラック、弁柄、黄鉛、群青等の無機顔料、アニリン
ブラック、キナクリドンイエロー、イソインドリノンレ
ッド、フタロシアニンブルー等の有機顔料、アルミニウ
ム箔粉、二酸化チタン被覆雲母の箔粉等の光輝性顔料、
或いはその他染料等を用いる。
【0040】〔接着剤層〕接着剤層6は、該接着剤層無
しでは転写層2が被転写体に接着し転移し難い場合に設
ける。従って、接着剤層は転写シートの最裏面層として
適宜設ける。転写シートの最裏面層となる層(硬質膜
層、装飾層、その他の層)が接着剤層の役割を有した
り、被転写体側に接着剤層を設けたりすれば、転写シー
ト側の接着剤層は省略する事もできる。
【0041】接着剤層としては、従来公知の樹脂を用い
れば良い。例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
アクリル樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、熱可塑性ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂、熱硬化
性ウレタン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬
化性樹脂、或いは、ゴム系やアクリル系等の粘着剤から
なる接着剤を使用する。接着剤層は、上記接着剤の塗液
(或いはインキ)をロールコート等の公知の塗工法(或
いは印刷法)等で形成すれば良い。接着剤層の厚さは特
に制限は無いが、通常は1〜100μm程度である。
【0042】〔その他の層〕図示はしないが、例えば、
硬質膜層3とする表面保護層4と装飾層5との間、装飾
層5と接着剤層との間等に、これら両層間の密着性を強
化するプライマー層等を設けても良い。プライマー層に
は、通常、上述特定の無機物粒子は含有させない。プラ
イマー層は、上述表面保護層、装飾層、接着剤層等で列
記した如き樹脂等が使用され、塗工法或いは印刷法の公
知の形成法で形成する。
【0043】〔転写方法〕なお、本発明の転写シートに
よりその転写層を被転写体に転写する方法としては特に
制限は無く、用途に応じて、例えば次の様な従来公知の
転写方法を採用すれば良い。
【0044】(1)弾性体ローラによる転写方法:弾性
体ローラは、例えば、特開平6−99550号公報、特
開平8−286599号公報等に記載の様な従来公知の
ローラ転写法で用いる弾性体ローラで良い。弾性体ロー
ラは、通常、鉄等の剛体の軸芯の周囲を弾性体で被覆し
たローラを用いる。弾性体としては、シリコーンゴム、
フッ素ゴム、バイトンゴム、ブタジエンゴム、天然ゴム
等を用いる。弾性体ローラのゴム硬度は、基材表面の凹
凸形状の凹部まで転写シートを追従させるには、ゴム硬
度を65°以下とすると良い。ローラの直径は、通常、
5〜20cm程度である。また、通常、弾性体ローラは
内部の電熱ヒータや外部の赤外線輻射ヒータ等の加熱源
により加熱して加熱ローラとしても使用する。
【0045】(2)真空成形転写方法:特公昭56−4
5768号公報(オーバーレイ法)、特公昭60−58
014号公報(真空プレス法)等に記載されるように、
立体形状の被転写体上に転写シートを対向又は載置し、
少なくとも被転写体側からの真空吸引による圧力差によ
り転写シートの転写層を基材に転写する、所謂真空成形
積層法を利用した転写方法。
【0046】(3)射出成形同時絵付け転写方法:特開
平6−315950号公報に記載されるように、転写シ
ートをその転写層側が射出樹脂側を向く様にして、射出
成形の雌雄両金型間に配置した後、加熱溶融し流動状態
の樹脂を型内に射出充填し、被転写体である樹脂成型品
の成形と同時にその被転写体表面に転写シートから転写
層を転写させる転写方法。
【0047】(4)ラッピング転写方法:特公昭61−
5895号公報、特開平5−330013号公報等に記
載されるように、円柱、多角柱等の柱状の被転写体の長
軸方向に、転写シートを供給しつつ、複数の向きの異な
るローラーにより、被転写体を構成する複数の側面に順
次転写シートを加圧接着して転写層を転写してゆく、所
謂ラッピング加工方法による転写方法。
【0048】(5)固体粒子衝突圧を利用する転写方
法:特許第2844524号公報、特開平10−193
893号公報等に開示された新規な転写方法である。す
なわち、被転写体の被転写面側に、支持体シートと転写
層とからなる転写シートの転写層側を対向させ、該転写
シートの支持体シート側に多数の固体粒子を衝突させ、
その衝突圧を利用して、被転写体の被転写面への転写シ
ートの圧接を行う。そして、転写層を被転写体側に移行
させて転写する場合は、転写層が被転写体に接着後、転
写シートの支持体シートを剥離除去すれば、転写が完了
する。
【0049】なお、固体粒子としては、セラミックビー
ズ、ガラスビーズ等の非金属無機粒子、亜鉛、鉄等の金
属粒子、ナイロンビーズや架橋ゴムビーズ等の樹脂ビー
ズ等の有機粒子等を使用する。粒径は通常10〜100
0μm程度である。固体粒子は噴出器から転写シートに
向かって噴出させ、転写シートに衝突したその衝突圧が
転写圧となる。噴出器には、代表的には羽根車や吹出ノ
ズルを用いる。羽根車はその回転により固体粒子を加速
し、吹出ノズルは高速の流体流で固体粒子を加速する。
羽根車や吹出ノズルには、サンドブラスト或いはショッ
トブラスト、ショットピーニング等とブラスト分野にて
使用されているものを流用できる。例えば羽根車には遠
心式ブラスト装置、吹出ノズルには加圧式や吸引式ブラ
スト装置、ウェットブラスト装置等である。遠心式ブラ
スト装置は羽根車の回転力で固体粒子を加速し噴出す
る。加圧式ブラスト装置は、圧縮空気に混合しておいて
固体粒子を、空気と共に噴出する。吸引式ブラスト装置
は、圧縮空気の高速流で生ずる負圧部に固体粒子を吸い
込み、空気と共に噴出する。ウェットブラスト装置は、
固体粒子を液体と混合して噴出する。
【0050】〔被転写体〕本発明の転写シートで転写層
を転写する被転写体としては、特に制限は無い。例え
ば、被転写体の材質は、木質系、プラスチック系、金属
系、無機非金属系等である。例えば、木質系では、木質
合板、木質単板、パーティクルボード、繊維板、集成材
等である。プラスチック系では、ポリプロピレン、AB
S樹脂、フェノール樹脂等である。金属系では、鉄、ア
ルミニウム、銅等である。無機非金属系では、押出セメ
ント、スラグセメント、ALC(軽量気泡コンクリー
ト)、GRC(硝子繊維強化コンクリート)、パルプセ
メント、木片セメント、石綿セメント、ケイ酸カルシウ
ム、石膏、石膏スラグ等の非陶磁器窯業系材料、土器、
陶器、磁器、セッ器、硝子、琺瑯等のセラミックス等の
無機質材料等である。これらの形状は材質にもよるが、
平板、曲面板、柱状物、シート、三次元立体物等であ
る。
【0051】〔転写物の用途〕本発明の転写シートを用
いた転写で得られる転写物の用途は特に制限は無い。例
えば、建具、家具、キャビネット、雑貨、或いは建築物
の内装材や外装材、乗物内装材等の用途に用いられる。
【0052】ここで、図3の断面図によって転写物の一
例を示す。同図の転写物Pは、図1に例示の転写シート
Sを用いて得られる様なもので、被転写体7上に、接着
剤層6、装飾層5、硬質膜層3となる表面保護層4が積
層された構成である。
【0053】
【実施例】次に実施例及び比較例により本発明を更に説
明する。
【0054】〔実施例1〕図1の如き、転写シートを次
の様にして作製した。支持体シート1として、厚さ25
μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
(厚み25μmの透明フィルム)を用い、この片面に転
写層2として、硬質膜層3とする表面保護層4、装飾層
5、接着剤層6をこの順にグラビア印刷で形成した。
【0055】硬質膜層3とする表面保護層4には、形状
が多角形で且つ形状及び粒径が異なる2種以上の無機物
粒子Aとして、α−アルミナの粉砕物で、ヌープ硬度が
28,000N/mm2 であり、また、粒径が平均粒径
2μmの粉砕物と、平均粒径が7μmの粉砕物とを1対
1質量比で混合して、最終的な累積粒度分布が、最大粒
径が11μm、個数の度数で粒径の上位から3%目が8
μm、上位から50%目が3.0μm、上位から94%
目が1.3μmの分布を持ち、形状は図2の概念図で示
す如き異なる多角形形状からなる無機物粒子を用いた。
そして、この無機物粒子を、熱可塑性アクリル樹脂を樹
脂バインダーとするビヒクル中に、樹脂バインダー80
質量部当たり20質量部添加したインキを、グラビア印
刷で全面に形成して表面保護層(厚さ2μm)とした。
【0056】また、装飾層5としては、熱可塑性アクリ
ル樹脂を樹脂バインダーとするビヒクル中に、着色剤と
してフタロシアニンブルーを添加した青色インキをグラ
ビア印刷して青色の第1の全ベタ層(厚さ2μm)と、
引き続き、着色剤をチタン色に変更した白色インキをグ
ラビア印刷して白色の第2の全ベタ層(厚さ2μm)と
の2層を形成した。
【0057】また、接着剤層としては、ポリアミド樹脂
からなる接着剤を全面にグラビア塗工して厚さ6μmの
層を形成した。
【0058】〔比較例1〕実施例1に於いて、硬質膜層
3とする表面保護層4の樹脂バインダーへの無機物粒子
の添加を省き無添加とした他は、実施例1と同様にして
転写シートを作製した。
【0059】〔比較例2〕実施例1に於いて、硬質膜層
3とする表面保護層4の樹脂バインダーに添加した無機
物粒子として、材質は同じα−アルミナだが、形状が球
形、平均粒径を3とした粒子を添加(添加量は同じ)し
た他は、実施例1と同様にして転写シートを作製した。
【0060】〔性能評価〕上記各転写シートを、厚さ3
mmのMDF(中密度繊維板)の被転写体(基材)にロ
ーラ転写法で転写して得た化粧板(システムキッチン扉
部材)によって、耐摩耗性と色変化を次の様にして評価
した。なお、転写は、表面温度で180℃に加熱したシ
リコーンゴムローラ(鉄芯の表面をシリコーンゴムで被
覆した弾性体ローラ)で転写圧を与えた。表1に評価結
果を示す。
【0061】(1)耐摩耗性:スチールウール(日本ス
チールウール株式会社製、商品名「サンライズ No.
0」)で表面を50往復、及び100往復擦り、それぞ
れの時の、表面の摩耗状態を目視観察して評価した。
【0062】(2)色変化:測色計による色差の機械測
定評価と、目視観察による評価とを行った。色変化の基
準は、無機物粒子無添加の比較例1の転写シートを転写
した後の転写物の色を基準色とした。機械測定評価は、
測色計(ミノルタ株式会社製、CM−1000)にて、
標準の光D65を用いて、視野角度2°の条件で測色し
た。色差は、ハンターのLab表色系におけるΔbの値
で評価した。Δbは、今回の評価では装飾層5は青色な
ので、基準色に対する青色の(色相の)変化量となり、
値がプラスとなれば黄色側に変色した事になり、値がマ
イナスとなれば青色側に変色した事になる。
【0063】
【表1】
【0064】表1の如く、耐摩耗性は、無機物粒子が無
添加の比較例1に対して、添加した比較例2及び実施例
1では向上する。スチールウールで50往復擦った段階
では、無添加の比較例1が基材が部分的に露出するが、
比較例2及び実施例1では表面の艶が変化したのみであ
り、比較例2及び実施例1は100往復擦った段階で基
材が部分的に露出するレベルまで達する。これに対し
て、比較例1では、100往復の段階では基材が全面的
に露出する。
【0065】以上の様に、無機物粒子を添加した比較例
2は、実施例1と共に耐摩耗性は向上するが、無機物粒
子を添加した事によって、基準の比較例1に対して装飾
層による青色が黄白色気味となり、色変化が実施例1よ
りも大きい。従って、耐摩耗性の他に更に転写層の色変
化も少ないのは、実施例1のみであった。
【0066】
【発明の効果】以上の様に、本発明の転写シートによれ
ば、耐摩耗性と共に転写層の色変化を抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写シートの一形態を例示する断面
図。
【図2】本発明で用いる無機物粒子を概念的に説明する
斜視図。
【図3】本発明の転写シートで得られる転写物の一例を
示す断面図。
【符号の説明】 1 支持体シート 2 転写層 3 硬質膜層 4 表面保護層 5 装飾層 6 接着剤層 7 被転写体 A 無機物粒子 Aa 凹多角形の無機物粒子 P 転写物 S 転写シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型性を有する支持体シート上に設けら
    れた転写層のうち、支持体シートに近い少なくとも1層
    が、樹脂バインダー中に該樹脂バインダーより高硬度の
    無機物粒子を含有する硬質膜層であり、該無機物粒子
    は、形状が多角形であり且つ形状及び粒径が異なる2種
    以上の粒子を混合して成る、転写シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113479A (ja) * 2007-10-16 2009-05-28 Mitsubishi Chemicals Corp 転写シート及びその利用
JP2010505659A (ja) * 2006-10-03 2010-02-25 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 表面に色を塗布するための物品及び方法
JP2012106398A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Dainippon Printing Co Ltd 加飾シート、およびそれを用いた加飾成形品の製造方法

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