JP2001239771A - カレンダー - Google Patents

カレンダー

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JP2001239771A
JP2001239771A JP2000057954A JP2000057954A JP2001239771A JP 2001239771 A JP2001239771 A JP 2001239771A JP 2000057954 A JP2000057954 A JP 2000057954A JP 2000057954 A JP2000057954 A JP 2000057954A JP 2001239771 A JP2001239771 A JP 2001239771A
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JP
Japan
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paper
fragrance
impregnated
calendar
piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000057954A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Kishimoto
保 岸本
Eizo Otsubo
栄三 大坪
Masakatsu Yoshida
正勝 吉田
Noriteru Furukawa
紀輝 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定期的に芳香させることにより、芳香剤の芳
香効果を長期に亘って継続させること。 【解決手段】 複数枚の紙片11と、これら紙片11の
裏面11Aにそれぞれ貼付されるとともに、所定の芳香
剤を含浸する含浸紙13と、これら含浸紙13の表面1
3A上にそれぞれ貼付された剥離材14とを備えてカレ
ンダー10が構成されている。先頭に位置する紙片11
の含浸紙13に貼付された剥離材14を剥がすことによ
り、芳香剤の香りを定期的に放散することができるよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカレンダーに係り、
更に詳しくは、所定の芳香効果を発揮することのできる
カレンダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、室内の空間内に配置すること
のできる各種の芳香剤が市販されている。この芳香剤
は、所定の容器体に充填されており、含浸性を備えた部
材の表出量を変化させること等によって芳香量が適宜調
整可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
芳香剤は、専用の容器に充填されていることから、室内
空間に存在する家具等に乗せて利用するより他はなく、
これがため、家具類との質感や、色彩等の調度を図るこ
とが困難となり、両者の装飾的バランスが不釣り合いと
なって外観上の体裁を損なう虞がある。
【0004】また、前記芳香剤にあっては、含浸性を備
えた部材の表出量を設定した後、当該表出量の調整を行
うことが面倒になったり、忘れてしまったりする傾向が
強い。これにより、気温や湿度に対応することなく前記
表出量が一定となるため、無用な芳香成分の放出が行わ
れてしまい、比較的短期間で芳香効果が薄れてしまうと
いう不都合を生じる。
【0005】ところで、香料の種類には様々なものが存
在するが、最近では、自然界に存在する香りを居室空間
内に漂わせるという試みがなされるようになっている。
例えば、森林でほのかに漂う香りは、多くの人に対し
て、ストレスを解消させて安らぎを与える精神的作用が
見られることから、人には心地よいものに感じられるも
のと了解されている。ここに、森林樹木が放散する匂い
の主成分は、テルペン若しくはフィトンチッドと称され
る物質とされ、人に対して疲労感を和らげ、また、血行
をよくするなどの作用をもっているとされている。
【0006】そこで、このようなテルペンを接着剤に含
有させて当該接着剤で室内の壁面をクロス貼りする施工
例が提案されている。
【0007】しかしながら、クロスの接着に際してテル
ペン含有の接着剤を用いた場合には、空気中にさらされ
る面積が大きいため、クロスの通気性と相俟って香りの
放出速度が早くなる傾向があり、長期に亘って森林の香
りを継続させることには必ずしも適していないという不
都合がある。これは、クロス自体が閉塞性を有しないこ
とに起因しているものと考えられる。特に、室内換気を
定期的に行う場合には、このような不都合が一層顕著と
なる。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、特別な専用容
器を用いることなく芳香剤による芳香効果を確保するこ
とができるとともに、定期的に芳香させて香りの放散を
できるだけ長期に亘って継続させることができるカレン
ダーを提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、芳香剤として
テルペンを用い、当該テルペンの放散が人にもたらす前
述の環境下で利用することのできるカレンダーを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、複数枚の紙片を束ねてなるカレンダーに
おいて、前記紙片に所定の芳香剤を直接又は間接的に塗
布するとともに、この塗布面に剥離材を貼付する、とい
う構成を採っている。このような構成によれば、芳香剤
を収納するための特別な容器等を用いることなく、芳香
剤の有する効果を十分に発揮することができる。また、
カレンダーは、いわゆる月捲り若しくは日捲りして使用
するものであるため、それと同時に最も外側に表れる紙
片に貼付された剥離材を一枚ずつ剥がして使用すること
により、定期的且つ必然的に芳香剤の塗布面を常に新た
なものとすることができ、一定の芳香効果を長期に亘っ
て確保することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における前記芳香剤を含浸
紙に含浸させて、当該含浸紙を前記紙片の裏面に貼付す
る、という構成も採用することができる。このような構
成を採れば、外部より見えない位置で香りを放散するこ
とができる。また、含浸紙は常に紙片と紙片との間に位
置することとなるから、含浸紙の表面における閉塞性を
適度に保つことができ、芳香成分の放出を一定量に抑制
することが可能となる。
【0012】また、前記含浸紙は、前記紙片の下端部に
貼付するとよく、これにより、束ねられた紙片同士の間
に含浸紙及び剥離材の厚さ分の僅かな隙間が生じ、この
隙間を利用することで、紙片の捲り作業も容易に行うこ
とができる。
【0013】更に、前記芳香剤は、森林樹木が放散する
匂いの主体となるテルペンを用いることが好ましい。こ
れにより、テルペンがもたらす人への精神的作用をカレ
ンダーを取り付けた室内空間内にいる者に広く付与する
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0015】図1には、本実施例に係るカレンダーの使
用状態の概略斜視図が示され、図2には、図1の剥離材
を剥がす前の左側面図が示されている。これらの図にお
いて、カレンダー10は、平面紙略方形の複数枚の紙片
11と、これら紙片11の各裏面11A側にそれぞれ貼
付された含浸紙13と、これら含浸紙13の表面(裏面
側)13A上に貼付された剥離材14と、各紙片11の
上部側を束ねる保持部材16とを備えて構成されてい
る。ここで、保持部材16は、一枚の紙片11を意図的
な外力を付与して引っ張ることにより、当該紙片11を
切り取り或いは取り外し可能に束ねている。
【0016】前記各紙面11の表面11B側には、公知
のカレンダーと略同様に、年月日の記載やデザイン処理
等が施されている。なお、本発明における紙片11は、
図示される枚数に限定されるものでなく、例えば、日捲
りカレンダーのように、一年分の総日数と略同じ枚数に
より構成されるものであってもよい。
【0017】前記含浸紙13は、図2に示されるよう
に、各紙片11の裏面11Aにおける下端側に貼付され
ており、これにより、下部領域での各紙片11間に隙間
Sが生じるようになっている。なお、図示の状態では、
紙片11の上部相互間にも隙間が表れているが、実際に
は、紙片11の上部相互間は密着した状態となる。ま
た、含浸紙13には芳香剤が含浸されおり、当該含浸紙
13の表面13Aから香りが放散可能となっている。
【0018】前記剥離紙14は、含浸紙13の表面13
A全ての領域を覆うように設けられているとともに、所
定の表面処理が施されたシートによって構成され、これ
により、含浸紙13の表面13Aに弱い接着力をもって
接着する一方、両者の容易なる分離を許容してこの捲り
取り作業をスムースに行えるようになっている。
【0019】本実施例における芳香剤は、樹木が放散す
る匂い成分であるテルペンをデンプン糊及び希釈用水に
含有したものによって構成されている。この芳香剤は、
テルペンの微粒子表面に当該テルペンの発散量を抑制す
る作用をなす表皮樹脂層でコーティングした二重構造の
微粒子を、前記希釈用水に分散させたエマルジョンによ
って構成するとよく、これにより、匂いの放散期間を長
期に亘って確保することができる。
【0020】以上の構成において、図3に示されるよう
に、最も表側に表れる紙片11における含浸紙13に貼
付された剥離材14を剥がすことにより、当該含浸紙1
3の表面13Aが表出され、これにより、図4に示され
るように、含浸紙13に含浸された芳香剤の香り成分の
放出を許容することとなる。そして、月或いは日が替わ
って前記紙片11を取り外すと同時に、次に表れる紙片
11にある剥離材14を剥がすことにより、新しい含浸
紙13の表面13Aが表出されて新たな香りが放散され
るようになっている。
【0021】従って、このような実施例によれば、紙片
11を取り外すという日常作業の中で、定期的に新しい
含浸紙13の表面13Aが表出されるから、芳香成分の
放散速度を一定に保ちながら長期に亘る芳香を達成する
ことができる。また、特別な容器等に芳香剤を収容する
ことなく、一般に広く利用されているカレンダーに芳香
効果をもたせたから、室内のデザイン性を損ねる虞を一
掃することができる。
【0022】なお、前記実施例では、芳香剤が含浸され
た含浸紙13を紙片11に貼付した場合を説明したが、
本発明は、これに限定されるものでなく、芳香剤を紙片
11の表面11B或いは裏面11Aに直接塗布するもの
であってもよい。これにより、含浸紙13の貼付を省略
してカレンダー10全体の製造コストの削減を図ること
が可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、紙片に
芳香剤を塗布するとともに、その塗布面に剥離材を貼付
したから、毎月或いは毎日紙片を取り外すと同時に、先
頭に位置する紙片に貼付された剥離材を剥がすことによ
り、一定量の芳香成分の放香を長期に亘って継続させる
ことが可能となる。
【0024】また、芳香剤を含浸させた含浸紙を紙片の
裏面に貼付したから、紙片の外観上の体裁を良好に保持
することができ、且つ、含浸紙からの香りの放散を一定
量に保つことが可能となる。
【0025】更に、含浸紙を紙片の下端部に貼付した場
合には、各紙片間に隙間が生じることとなり、紙片の下
端側を掴んで捲り上げる操作を簡易且つ迅速に行うこと
ができる。
【0026】また、芳香剤にテルペンを用いた構成で
は、テルペンがもたらす人への精神的作用をカレンダー
を掲示した室内空間にいる者に広く与えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るカレンダーの使用状態を示す概
略斜視図。
【図2】図1の剥離材を剥がす前の左側面図。
【図3】図2の剥離材を剥がす作業要領を示す説明図。
【図4】図1の左側面図。
【符号の説明】
10 筆記具 11 紙片 11A 裏面 13 含浸紙 14 剥離材
フロントページの続き (72)発明者 吉田 正勝 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 (72)発明者 古川 紀輝 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 Fターム(参考) 4C080 AA03 BB03 HH09 JJ06 KK03 LL09 LL10 MM16 MM31 NN24 QQ16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の紙片を束ねてなるカレンダーに
    おいて、 前記紙片に所定の芳香剤を直接又は間接的に塗布すると
    ともに、この塗布面に剥離材を貼付したことを特徴とす
    るカレンダー。
  2. 【請求項2】 前記芳香剤を含浸紙に含浸させて、当該
    含浸紙を前記紙片の裏面に貼付したことを特徴とする請
    求項1記載のカレンダー。
  3. 【請求項3】 前記含浸紙は、前記紙片の下端部に貼付
    されていることを特徴とする請求項2記載のカレンダ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記芳香剤は、森林樹木が放散する匂い
    の主体となるテルペンであることを特徴とする請求項
    1,2又は3記載のカレンダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220166486A (ko) * 2021-06-10 2022-12-19 주식회사 영진노트 방향성 속지 및 이를 이용한 방향성 노트
KR102504084B1 (ko) * 2021-06-10 2023-02-28 주식회사 영진노트 방향성 속지 및 이를 이용한 방향성 노트

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