JP2001238789A - 遮光装置 - Google Patents

遮光装置

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JP2001238789A
JP2001238789A JP2000057953A JP2000057953A JP2001238789A JP 2001238789 A JP2001238789 A JP 2001238789A JP 2000057953 A JP2000057953 A JP 2000057953A JP 2000057953 A JP2000057953 A JP 2000057953A JP 2001238789 A JP2001238789 A JP 2001238789A
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light
fragrance
screen
shielding
wound
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JP2000057953A
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Tamotsu Kishimoto
保 岸本
Eizo Otsubo
栄三 大坪
Masakatsu Yoshida
正勝 吉田
Noriteru Furukawa
紀輝 古川
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Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮光面を表出させたときに芳香させるととも
に、遮光面を退避若しくは巻き取られたときに芳香を規
制して、香りの放散を長期に亘って継続させることがで
きるロールスクリーン等の遮光装置を提供すること。 【解決手段】 面状のスクリーン11と、このスクリー
ン11を巻き取り可能に設けられた巻き取り装置12
と、これらスクリーン11及び巻き取り装置12を収容
可能に設けられたケース14とを備えてロールカーテン
10が構成されている。スクリーン11の少なくとも一
方の面には、所定の芳香剤が塗布されているとともに、
スクリーン11を引き出したときに、芳香剤の香りを放
散することができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遮光装置に係り、更
に詳しくは、所定の芳香効果を発揮することのできる遮
光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、室内の空間内に配置すること
のできる各種の芳香剤が市販されている。この芳香剤
は、所定の容器体に充填されており、含浸性を備えた部
材の表出量を変化させること等によって芳香量が適宜調
整可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
芳香剤は、専用の容器に充填されていることから、室内
空間に存在する家具等に乗せて利用するより他はなく、
これがため、家具類との質感や、色彩等の調度を図るこ
とが困難となり、両者の装飾的バランスが不釣り合いと
なって外観上の体裁を損なう虞がある。
【0004】また、前記芳香剤にあっては、含浸性を備
えた部材の表出量を設定した後、当該表出量の調整を行
うことが面倒になったり、忘れてしまったりする傾向が
強い。これにより、気温や湿度に対応することなく前記
表出量が一定となるため、無用な芳香成分の放出が行わ
れてしまい、比較的短期間で芳香効果が薄れてしまうと
いう不都合を生じる。
【0005】ところで、香料の種類には様々なものが存
在するが、最近では、自然界に存在する香りを居室空間
内に漂わせるという試みがなされるようになっている。
例えば、森林でほのかに漂う香りは、多くの人に対し
て、ストレスを解消させて安らぎを与える精神的作用が
見られることから、人には心地よいものに感じられるも
のと了解されている。ここに、森林樹木が放散する匂い
の主成分は、テルペン若しくはフィトンチッドと称され
る物質とされ、人に対して疲労感を和らげ、また、血行
をよくするなどの作用をもっているとされている。
【0006】そこで、このようなテルペンを接着剤に含
有させて当該接着剤で室内の壁面をクロス貼りする施工
例が提案されている。
【0007】しかしながら、クロスの接着に際してテル
ペン含有の接着剤を用いた場合には、空気中にさらされ
る面積が大きいため、クロスの通気性と相俟って香りの
放出速度が早くなる傾向があり、長期に亘って森林の香
りを継続させることには必ずしも適していないという不
都合がある。これは、クロス自体が閉塞性を有しないこ
とに起因しているものと考えられる。特に、室内換気を
定期的に行う場合には、このような不都合が一層顕著と
なる。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、特別な専用容
器を用いることなく芳香剤による芳香効果を確保するこ
とができるとともに、遮光面の上げ下げ等によって香り
の放散及びその規制を行い、当該香りの放散をできるだ
け長期に亘って継続させることができる遮光装置を提供
することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、芳香剤として
テルペンを用い、当該テルペンの放散が人にもたらす前
述の環境下で利用することのできる遮光装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、相互に重なり合った状態で所定位置に退
避可能に設けられた複数の遮光面を有する遮光装置にお
いて、前記遮光面の少なくとも一方の面に所定の芳香剤
が塗布される、という構成を採っている。このような構
成によれば、芳香剤を収納するための特別な容器等を用
いることなく、芳香剤の有する効果を十分に発揮するこ
とができる。また、遮光面が大きな広がりをもって芳香
し易くなる一方、遮光面を退避させたときに、芳香し難
くすることができ、これにより、目立たない所から長期
に亘る芳香効果を確保することが可能となる。
【0011】また、本発明は、所定位置に巻き取り可能
に設けられた一枚の遮光面からなる遮光装置において、
前記遮光面の少なくとも一方の面に所定の芳香剤が塗布
される、という構成も採用される。このような構成を採
れば、遮光面の巻き取り及び引き出し操作を行うことに
より、前述と同様の効果を得ることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において、前記遮光面が退
避若しくは巻き取られたときに、当該遮光面を収容可能
なケースを備える、という構成も採用することができ
る。このような構成によれば、遮光面が退避若しくは巻
き取られた状態における無用な芳香をより確実に規制す
ることができ、これによっても、長期に亘る芳香を実現
することが可能となる。
【0013】また、前記芳香剤は、森林樹木が放散する
匂いの主体となるテルペンを用いることが好ましい。こ
れにより、テルペンがもたらす人への精神的作用を遮光
装置を取り付けた室内空間内にいる者に広く付与するこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0015】図1には、本発明の遮光装置がロールカー
テンに適用された実施例に係る概略斜視図が示され、図
2には、図1の縦断面図が示されている。これらの図に
おいて、遮光装置としてのロールカーテン10は、特に
限定されるものでないが、本実施例では、窓やドア等の
開口部13における上部に取り付けられている。このロ
ールカーテン10は、布又は樹脂シート等により形成さ
れるとともに、上下方向に延びる面状の遮光面としての
一枚のスクリーン11と、このスクリーン11の図2中
上端側を保持するとともに、当該スクリーン11を巻き
取り可能に設けられた巻き取り装置12と、これらスク
リーン11及び巻き取り装置12の外周側に位置すると
ともに、これらを収容可能に設けられたケース14とを
備えて構成されている。
【0016】前記スクリーン11は、本実施例では、前
記開口部13を全体的に覆うことができる程度の平面積
に設けられている。スクリーン11の表面(図2中右側
面)11Aには芳香剤が塗布されており、当該表面11
Aから香りが放散可能に設けられている。また、スクリ
ーン11の下端側には把持用棒15が設けられており、
この把持用棒15を持つことにより、スクリーン11の
巻き取り及び引き出し操作を行い易いようになってい
る。
【0017】前記巻き取り装置12は、図2に示される
ように、ロール状に巻き取られたスクリーン11の軸中
心位置に配置されるとともに、その両端側をケース14
に回転可能に支持されている。この巻き取り装置12
は、スクリーン11を自動的に巻き上げ可能に設けられ
ているとともに、当該スクリーン11を所望の引き出し
位置でスクリーン11の上下移動を規制可能に設けられ
ている。なお、この巻き取り装置12の構造は、一般に
広く利用される公知の構造となっているため、当該構造
に関する詳細な図示及び説明を省略する。
【0018】前記ケース14は、図1及び図2に示され
るように、図2中紙面直交方向に延びる略直方体状に形
成されるとともに、内部に巻き取り装置12と巻き上げ
られたスクリーン11とを収納可能な中空箱状に設けら
れている。また、ケース14の下面部14Aには、スク
リーン11の幅方向に延びるスリット穴16が設けられ
ており、このスリット穴16を通じてスクリーン11の
出し入れを許容可能となっている。なお、スリット穴1
6の幅は、把持用棒15の直径よりも小さく設定され、
これにより、把持用棒15がケース14内に入り込まな
いように設けられている。
【0019】本実施例における芳香剤は、樹木が放散す
る匂い成分であるテルペンをデンプン糊及び希釈用水に
含有したものによって構成されている。この芳香剤は、
テルペンの微粒子表面に当該テルペンの発散量を抑制す
る作用をなす表皮樹脂層でコーティングした二重構造の
微粒子を、前記希釈用水に分散させたエマルジョンによ
って構成するとよく、これにより、匂いの放散期間を長
期に亘って確保することができる。
【0020】以上の構成において、図3に示された位置
から把持用棒15を引き下げることにより、図2に示さ
れるように、スクリーン11における芳香剤の塗布面が
表出されて当該芳香剤の香り成分の放散を許容すること
となる。また、スクリーン11が巻き取り装置12に巻
き取られた場合、図3に示されるように、前記塗布面が
ロール状に巻かれたスクリーン11の内側に位置すると
ともに、ケース14内に配置されて芳香剤の放散を抑制
することが可能となっている。
【0021】従って、このような実施例によれば、スク
リーン11を日除けとして利用した場合、日差しが差し
込むときにだけ芳香剤の塗布面が表出されることとな
り、芳香成分の放出を効果的に抑制して香りの継続性を
長期に亘って確保することができる。また、上下移動す
るスクリーン11に芳香剤を塗布したから、当該移動時
に塗布面上において空気の流れが発生することにより、
香り成分を強く発散させて広範囲に芳香効果を付与する
ことが可能となる。更に、特別な容器等に芳香剤を収容
することなく、一般に広く利用されているロールカーテ
ン10に芳香効果をもたせたから、室内のデザイン性を
損ねる虞を一掃することができる。
【0022】なお、前記芳香剤は、スクリーン11の表
面11Aに塗布した場合を説明したが、本発明は、これ
に限定されるものでなく、スクリーン11の両面に塗布
したものであってもよい。これにより、芳香成分の放出
量を多くして芳香効果を広く付与することが可能とな
る。
【0023】また、前記実施例では、遮光装置がロール
カーテン10に適用された場合を図示、説明したが、本
発明は、これに限定されるものでなく、例えば、遮光面
が複数枚の長片状の樹脂片からなるブラインドに適用す
ることもできる。この際、各遮光面の少なくとも一方の
面に芳香剤を塗布することにより、ロールカーテン10
と同様に芳香効果を確保することができ、且つ、各遮光
面が相互に重なり合って所定位置に退避した状態におい
て芳香成分の放出を抑制することができる。また、前記
ブラインドは、退避した各遮光面を収束した状態で収容
可能なケースを備えるとよく、これにより、前記ケース
14と同様の効果を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、遮光面
の面内に芳香剤を塗布したから、遮光面が表出したとき
に芳香成分を放散する一方、遮光面が巻き取り若しくは
退避したときに当該放散を抑制することができ、これに
より、芳香剤による芳香効果を長期に亘って継続させる
ことが可能となる。
【0025】また、遮光面を収容可能なケースを設けた
場合には、遮光面が巻き上げられたときの無用な芳香を
効果的に防止することができる。
【0026】更に、芳香剤にテルペンを用いた構成で
は、テルペンがもたらす人への精神的作用を遮光装置を
取り付けた室内空間にいる者に広く与えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るロールカーテンの使用状態を示
す概略斜視図。
【図2】図1の縦断面図。
【図3】スクリーンを巻き上げた状態を示す図2と同様
の縦断面図。
【符号の説明】
10 ロールカーテン(遮光装置) 11 スクリーン(遮光面) 14 ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 正勝 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 (72)発明者 古川 紀輝 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 Fターム(参考) 2E182 AA01 AB03 AB12 AC15 CC01 CC04 EE06 4C002 AA03 BB04 CC10 EE01 HH06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に重なり合った状態で所定位置に退
    避可能に設けられた複数の遮光面を有する遮光装置にお
    いて、 前記遮光面の少なくとも一方の面に所定の芳香剤が塗布
    されていることを特徴とする遮光装置。
  2. 【請求項2】 所定位置に巻き取り可能に設けられた一
    枚の遮光面からなる遮光装置において、 前記遮光面の少なくとも一方の面に所定の芳香剤が塗布
    されていることを特徴とする遮光装置。
  3. 【請求項3】 前記遮光面が退避若しくは巻き取られた
    ときに、当該遮光面を収容可能なケースを備えているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の遮光装置。
  4. 【請求項4】 前記芳香剤は、森林樹木が放散する匂い
    の主体となるテルペンであることを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の遮光装置。
JP2000057953A 2000-02-29 2000-02-29 遮光装置 Pending JP2001238789A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005137741A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Kawashima Textile Manuf Ltd 遮蔽装置
JP2006036442A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Mitsubishi Electric Corp エレベータのかご
JP2009240506A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Udm Inc 外付けカーテン開閉装置
JP2010017524A (ja) * 2008-06-10 2010-01-28 Yoko Izumida ベッドサイドにおける視認性遮蔽機能を有する蓄尿袋吊設保持器具
JP2019070300A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 セイキ住工株式会社 収納式網戸

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