JP2008050805A - 網材を備えた開口部装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】採光面積を大きく確保し、明るく快適な室内空間とするとともに、外観上も優れ、さらには着脱容易である網材を備える開口部装置を提供する。
【解決手段】建物開口部の4辺に沿って具備された枠体11と、該枠体の内側に配置される障子20とを備える開口部装置10であって、枠体は、該枠体の内周に沿って設けられる溝16、17の内側に4辺の端部が配設される網材30と、網材の端部の少なくとも一部に一体に設けられ、溝に係合離脱可能に具備される網材係合部材40と、網材係合部材が配置されていない網材の端部を溝との間に挟持して、該溝に係合離脱可能に具備される網材挟持部材50とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は住宅や公共施設等の建物開口部に好適に用いられる網材を備えた開口部装置に関する。
近年、建物の洋風化がこれまで以上に進み、いわゆるモダンなデザインである洋風建物が増加している。このような洋風建物では建物の形そのものだけではなく、建物を構成する各要素の随所にも洋風なデザインが採用される場合が多い。
このような洋風なデザインの建物の中で、特にシンプルモダン住宅と呼ばれるシンプルで開放的な印象を与える建物が好まれる傾向にある。そして、そのための建物及び該建物を構成する各要素の設計が重要となっている。かかる建物の要素設計において窓は重要な要素の1つである。建物の窓は室内外の換気及び採光の手段としての機能に留まらず、建物の印象を決める重要な役割を有している。
建物開口部に設けられる網戸を有する開口部装置も例外ではない。開口部装置の網戸は、網戸の室内側又は室外側に配置された障子が開放されたときに、ハエ・蚊等の不快な害虫が室内に侵入することを防ぐことを目的とした網状の面材を有する戸体である。網戸にはこの目的に加えて、例えば該網戸が建物開口部に配置されたときの室内空間において視覚的な快適性を損なわないことや清掃のための着脱の容易性等の機能を備えることが求められている。
従来の開口部装置の網戸は網状の面材である網材が、該網材の4辺に配置される枠状体である框によって固定されることにより、所定の張りを維持して取り付けられていた。そしてこのように構成された網戸が、網戸として開口部装置に配設される。具体的には次のようなものである。
図11は、従来の開口部装置の一態様である開口部装置110が建物開口部に取り付けられた場面における室内視正面図である。図11ではLで示した縁の外側は建物の内壁を表している。開口部装置110では、建物開口部に沿って取り付けられた枠体と、該枠体の内側に配置された障子と、該障子の室内側に設けられた網戸とを備えている。障子は網戸の室外側に配置されているので、図11では見えない。障子は、例えば網戸の下方に設けられ、室内側に延在する不図示の開閉装置を操作して開閉させることができる。本態様における障子はいわゆる突出し窓である。
網戸は網材130と、該網材130の4辺に取り付けられた横框132、133、縦框134、135とを備えている。そして室内側から横框132、133、縦框134、135が正面視で見えるように構成されている。このような網戸を有する開口部装置110の構成を開示する文献は特にないが、当業者により通常に採用されているものであり、実際の網戸はかかる構成を有して建物に取り付けられている。
また、他の方法で開口部装置に網材を固定する方法として、枠体の4周に溝を形成し、網材とは別体に用意された網押し棒を網材の端部とともに枠体の上記溝に押し込むというものがあった。これは例えば通常は人がその開閉をしないような屋根裏における換気口等に用いられることがあり、これについても特に文献によらずとも当業者によって採用されているものである。
しかし、図11からわかるように開口部装置110に備えられる従来の網戸では、横框132、133、縦框134、135が室内側正面視で視認されてしまう。これにより網材130の面積が小さくなるので採光面積も小さくなる問題があった。
さらに、横框132、133、縦框134、135が網材130を厚く縁取って見えるので開口部自体が小さく見えてしまうという問題もあった。
一方、上記のように網押し棒により網材を直接枠体に固定する方法では、框を必要とすることはないが、網材を所定の張りを持って外観上きれいに枠体に取り付けるためには特別に技能を要し、これを会得した者でないと外観上の観点からその需要に耐え得る網戸とすることはできないという問題があった。特に住宅において窓に用いられる網戸はいわゆる換気口と異なり人目に付くため、取り外して清掃等を行うことがあり、清掃の度に特別な技能者に網材の取り付けを依頼することは実用上問題があった。
そこで本発明は、採光面積を大きく確保し、明るく快適な室内空間とするとともに、外観上も優れ、さらには着脱容易である網材を備える開口部装置を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、建物開口部の4辺に沿って具備された枠体(11)と、該枠体の内側に配置される障子(20)とを備える開口部装置(10)であって、枠体は、該枠体の内周に沿って設けられる溝(16、17)の内側に4辺の端部が配設される網材(30)と、網材の端部の少なくとも一部に一体に設けられ、溝に係合離脱可能に具備される網材係合部材(40)と、網材係合部材が配置されていない網材の端部を溝との間に挟持して、該溝に係合離脱可能に具備される網材挟持部材(50)とを備える開口部装置を提供することにより前記課題を解決する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開口部装置(10)の網材(30)は、網材係合部材(40)が配設される端部に、該端部が網材の網に比べて厚く形成される固定端部(31)を有し、網材係合部材が、長手方向に沿って固定端部を内在させることが可能な中空部(44)、及び該中空部の一部から網材係合部材の外部へと貫通し、固定端部は貫通することができない幅を有する間隙(45)を形成する係合片(42、43)を備え、固定端部を中空部に内在させるとともに固定端部から延在する網材を間隙を貫通するように配置させることにより、網材係合部材に網材の端部を一体に設けることを特徴とする。
本発明によれば、通常の網戸における框がなく、網材の端部が網材係合部材及び網材挟持部材を介して枠体の溝に直接的に係合又は挟持されるので、採光面積を大きく確保し、明るく快適な室内空間とすることができる。加えて、網材の回りにフレームに相当する部分が全く、又はほとんどないのですっきりとした印象を与えることができ、外観上にも優れた開口部装置を提供することができる。
さらには、従来のように別体である網押し棒等による網材の取り付けではなく、網材端部に一体に設けられた取付部材(網材係合部材)により網材の端部を枠体の溝に差し込むように係合するのみで取り付けができる。これにより、網材の着脱に特別な技能を必要とすることがなく、着脱容易である網材を備える開口部装置を提供することができる。着脱容易であることによって、利用者は手軽に網材の清掃等をすることができ、清潔で快適な居住空間を確保することが可能となる。
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は、本発明の1つの実施形態にかかる開口部装置10が使用される建物1の外観を示す正面図である。建物1は、1階及び2階からなり、各階に開口部を有している。1階には玄関5や窓3が、2階にも窓4が備えられている。2階にはさらに開口を備え、該開口に本発明の開口部装置10が配置されている。開口部装置10は、このような開閉可能な窓に好適に使用される。建物の種類は本実施形態のような住宅に限定されず、公共施設やオフィスなどの大型建物にでも適用できる。図1中に示した符号2は建物1の外壁2を示している。
図2は開口部装置10が建物1に取り付けられた姿勢における該開口部装置10の室内視正面図である。図2ではAで示した縁の外側は建物の内壁を表している。本実施形態において開口部装置10では、障子20(図3、図4参照)は突出し式である。該障子20は網材30の室外側に配置されている。使用者は障子20を開閉する際に、障子20に取り付けられ、室内側に延在する不図示の操作部を操作することにより障子20を開閉させることができる。そして開口部装置10の網材30により障子20が開放されたときにハエ・蚊等の不快な害虫が室内へ侵入することを防ぎ得るものである。
このように配置された開口部装置10では、網材30を通して見える部材、景色を除いては、室内側からは正面視で網材30のみが見え、枠状に形成されるいずれの枠体、框等も見えない。従って、建物開口部を広く有効活用することができ、採光面積を従来に比べて大きくとることができる。これにより、快適な室内空間を提供することが可能となる。
同時に、網材30が従来のように框等によって縁取られているように見えず、開口部を広く感じることができるので使用者にとってシンプルで開放感のある印象を与える開口部装置10とすることも可能である。
さらに詳しく開口部装置10について説明する。図3は、開口部装置10の垂直方向横断面図、図4は水平方向横断面図である。図3では紙面左が室外側、紙面右が室内側、図4では紙面上が室外側、紙面下が室内側である。図3、図4からわかるように、開口部装置10は、横枠12、13及び縦枠14、15が組み合わされて枠状に形成された枠体11と、障子20と、網材30と、該網材30の端部に配置される網材係合部材40、40及び網材挟持部材50、50とを備えている。
枠体11は、建物開口部の4辺に沿って配置される横枠12、13、縦枠14、15が組み合わされて形成されている。また、枠体11の内周面に沿って該面の一部には、障子20が配置される位置よりも室内側に、溝16、16、17、17が刻設されている。溝16、16、17、17には後述するように網材30の端部とともに網材係合部材40、40又は網材挟持部材50、50が係合される。
障子20は、枠体11の内側に配置され、ガラスパネル21と、該ガラスパネル21の4辺に取り付けられた横框22、23及び縦框24、25とを備えている。ここで本実施形態における横框22、23及び縦框24、25は、室外側の端面が障子20の外側に大きく延在し、枠体11を室外側正面視から隠蔽している。これにより室外視では枠体11が見えず、ガラスパネル21の周りには横框22、23及び縦框24、25しか見えないので、シンプルですっきりとした印象を与えることのできる開口部装置10となる。
上記枠体11と障子20とは、図4に表れているようにその一辺同士を蝶番60で連結されており、これにより障子20は、蝶番60の軸を中心として図4にFで示した矢印の方向に回動可能である。使用者はこの回動を利用して不図示の操作部により障子20を開閉して換気等をおこなうことができる。
網材30は、上述したようにその端部が網材係合部材40、40及び網材挟持部材50、50を介して枠体11の溝16、16、17、17に取り付けられている。網材30、網材係合部材40、40、及び網材挟持部材50、50の構成等については後で詳しく説明する。
開口部装置10において、特に網材30、網材係合部材40、40及び網材挟持部材50、50の構成により、図3にCで示した破線、図4にEで示した破線より内側には枠状体を形成する部材がなく、室内(紙面右側)視では網材30しか配置されていない。これにより図2を示して上述したように採光、居住性、開放感等に優れた開口部装置を提供することができる。
次に、網材30、網材係合部材40、40及び網材挟持部材50、50について説明する。図5は、網材30、網材係合部材40、40、及び網材挟持部材50、50の分解図である。図5(a)は正面図、図5(b)は垂直方向横断面図、図5(c)は水平方向横断面図である。
網材30は、上下端部に網材30の網に比べて厚い横断面を有する固定端部31を備える網状の面材である。網材30において、網の部分は通常の網戸に用いられる網を用いることができる。また固定端部31の大きさは後述するように、横断面において網材係合部材40の中空部44(図6参照)に内包されることが可能であるとともに、間隙45(図6参照)を通り抜けることができないものとされる。当該固定端部31はその端部が上述のように網の厚さより若干厚く形成されていれば良く、当該端部が形成される態様は特に限定されるものではない。固定端部を形成する例として、いわゆるファスナーの端部を利用することができる。すなわち、この例によれば、網の端部に沿ってファスナーを取り付ける。このときファスナーの厚く形成された端部が外側を向くように取り付ける。これによって固定端部を設けることが可能となる。固定端部31が設けられていない端部は通常の端部である。
網材係合部材40、40は図5(b)に示したような断面を有する棒状の部材で、その長さはこれが取り付けられる網材30の1辺より若干短くされている。図6に網材係合部材40の断面を拡大して示した。網材係合部材40は断面において、底板41と、該底板41の一方の面から所定の間隔を有して平行に立設される2つの係合片42、43とを備えている。係合片42は、略直線状に立設し、外側の側面の一部がさらに外側に膨らむように形成されている。一方、係合片43も外側の側面の一部がさらに外側に膨らむように形成されているとともに先端部が係合片42の方向へ延在するように曲げられている。この係合片42、43の断面形状により、該係合片42と係合片43との間に中空部44が形成される。また中空部44の一部からは外部へ貫通する開口である間隙45が設けられている。これにより、後述するように網材30の固定端部31が中空部44内に固定される。
網材挟持部材50、50は図5(c)に示したような断面を有する棒状の部材で、その長さはこれが取り付けられる網材30の1辺より若干短くされている。図7に網材挟持部材50の断面を拡大して示した。網材挟持部材50は断面において、底板51と、該底板51の一方の面から所定の間隔を有して平行に立設される2つの係合片52、53とを備えている。係合片52、53は、略直線状に立設し、外側の側面の一部がさらに外側に膨らむように形成されている。
次に、網材30、網材係合部材40、40、及び網材挟持部材50、50の開口部装置10への配置について説明する。図8は、図3に矢印Bで示した部位に注目して拡大した図である。図3及び図8を参照しつつ網材30及び網材係合部材40の配置について説明する。
網材係合部材40は、溝16に嵌め込まれて係合されるが、これは、係合片42、43が溝16の内側に入り込むことによる。当該係合は、図8からわかるように、溝16の入口部分に、該入口部分を狭くするように設けられた片と、網材係合部材40の係合片42、43における上記外側に膨らむように形成された部分とが、引っ掛かることによって行われる。従って、取り付け後は安定してその姿勢が維持される。一方、網材係合部材40が溝16に嵌め込まれた上記姿勢において底板41は溝16のフタとなるように配置される。そして、底板41の係合片42、43が設けられた面の反対側の面と、枠体11の内周面とが略面一となる。従って、ここに凹凸ができないので網材30の周りに框等が無く、上記のように採光部が大きく取れる等の効果を有する開口部装置とすることができる。
このとき、網材30は、上記のように網材係合部材40が溝16に嵌め込まれた姿勢において、固定端部31が中空部44内に内在するように配置される。固定端部31の一部から延在する網は、間隙45を通って網材係合部材40の外に出て、係合片42に沿って溝16と、網材係合部材40との間から開口部内側に延在する。このとき、固定端部31は、間隙45を通り抜けることができないので、網材30は強固に枠体11に固定される。さらに網材30は、網材係合部材40と枠体11との間に挟まれる部分も有するので、これによっても確実に固定される。
図9は、図4に矢印Dで示した部位に注目して拡大した図である。図4及び図9を参照しつつ網材30及び網材挟持部材50の配置について説明する。
網材挟持部材50は、溝17に嵌め込まれて係合されるが、これは、係合片52、53が溝17の内側に入り込むことによる。当該係合は、図9からわかるように、溝17の入口部分に、該入口部分を狭くするように設けられた片と、網材挟持部材50の係合片52、53における上記外側に膨らむように形成された部分とが、引っ掛かることによって行われる。従って、取り付け後は安定してその姿勢が維持される。一方、網材挟持部材50が溝17に嵌め込まれた上記姿勢において底板51は溝17のフタとなるように配置される。そして、底板51の係合片52、53が設けられた面の反対側の面と、枠体11の内周面とが略面一となる。従って、網材30の周りに框等が無く、ここに凹凸ができないので上記のように採光部が大きく取れる等の効果を有する開口部装置とすることができる。
このとき、網材30は、上記のように網材挟持部材50が溝17に嵌め込まれた姿勢において、網材挟持部材50と枠体11との間に挟まれているので、これにより網材30は枠体11に固定される。
以上のような構成により、網材30は枠体11に取り付けられ、採光部が大きく取れる等の上記効果を有する開口部装置を提供することができる。本実施形態では、網材の上下端部を固定端部としたが、網材の4つの端部の全てを固定端部としても良い。このとき本実施形態における網材係合部材の断面形状を網材挟持部材にも適用しても良い。また、逆に網材の4つの端部のうちいずれか1つの端部のみを固定端部としても良い。さらには、網材の端部を1つの単位するように限定されることもなく、網材の4周の端部のうちの少なくとも一部が固定端部とされてもよい。
次に、網材30の開口部装置10への取り付け手順について説明する。図10は当該取り付けの手順の一例を(a)〜(d)で順を追って説明するための図である。始めに図10(a)に示したように、上側の網材係合部材40の端部から中空部44には固定端部31を、間隙45には網を入れて矢印Gで示したように、網材係合部材40を網材30の端部においてスライドさせる。これにより網材係合部材40と、網材30とが係合して一体となる。次に、図10(b)の左側に示した姿勢から網材係合部材40を紙面において時計回りに180度回転させ、図10(b)の右側に示した姿勢とする。これにより、網材30の面材は係合片42に適切に巻きつくとともに係合片42、43が溝16に入ることのできる向きとなる。
その後、図10(c)に示したように、図10(b)の右側に示した姿勢を維持したまま、網材係合部材40を横枠12の溝16に差し込むように取り付ける。このとき係合片42、43は、溝16の狭く形成された入口部分において弾性変形をすることにより該入口部分を通過し、溝16の奥で戻ることにより係合する。これにより、図8に示した配置とすることができる。
次に、下側の網材係合部材40についても上記図10(a)〜図10(c)の説明と同様の手順で横枠13への取り付けを行う。このとき、上側はすでに横枠12に固定されており、下側の網材係合部材40を横枠13に差し込むのみなので、操作が非常に容易である。さらに、当該差し込みによって網材30が適切な張りを有するように予め設定されているので、網材30の取り付けにより該網材30に緩み等の不具合を生じることなく取り付けることが可能である。
最後に図10(d)に示したように、2つの網材挟持部材50、50のそれぞれを網材30の端部とともに対応する溝17、17に係合させる。このとき係合片52、53は溝17の狭く形成された入口部分において弾性変形により該入口部分を通過し、溝17の奥で戻ることにより係合する。これにより、図9に示した配置とすることができる。
一方、網材30を取り外すときには上記手順を遡るように行えば良い。上記の説明のように、網材係合部材40、及び網材挟持部材50は、所定の弾性変形が可能であるように構成されている。従って、安定して取り付けられてはいるが、一定以上の力を負荷することにより、容易に取り外すことができる。このように、本発明の開口部装置10において網材30の取り付け及び取り外しは非常に容易であり、特別な技能を必要としないので手軽に網材のみを清掃等をすることができる。また、網材30を取り付けたときに該網材30が適切に張り等を有するように構成されているので、取り付け直しにおいても網材の外観上の不具合を生じることがない。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う開口部装置もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明の開口部装置が使用される1つの実施形態にかかる建物の外観を示す正面図である。 建物に配置された場面における開口部装置の室内視正面図である。 開口部装置の垂直方向横断面図である。 開口部装置の水平方向横断面図である。 網材、網材係合部材、及び網材挟持部材の分解図である。 網材係合部材の横断面図である。 網材挟持部材の横断面図である。 図3に矢印Bで示した部位に注目して拡大した図である。 図4に矢印Dで示した部位に注目して拡大した図である。 網材の取り付け手順の一例を順を追って示した図である。 従来の網戸が備えられた開口部装置が建物に備えられた場面における室内側正面視を示す図である。
符号の説明
1 建物
2 外壁
3 窓
4 窓
5 玄関ドア
6 室内側壁
10 開口部装置
11 枠体
12 横枠
13 横枠
14 縦枠
15 縦枠
20 障子
21 ガラスパネル
22 横框
23 横框
24 縦框
25 縦框
30 網材
31 固定端部
40 網材係合部材
41 底板
42 係合片
43 係合片
50 網材挟持部材
51 底板
52 係合片
53 係合片
60 蝶番

Claims (2)

  1. 建物開口部の4辺に沿って具備された枠体と、該枠体の内側に配置される障子とを備える開口部装置であって、
    前記枠体は、
    該枠体の内周に沿って設けられる溝の内側に4辺の端部が配設される網材と、
    前記網材の端部の少なくとも一部に一体に設けられ、前記溝に係合離脱可能に具備される網材係合部材と、
    前記網材係合部材が配置されていない前記網材の端部を前記溝との間に挟持して、該溝に係合離脱可能に具備される網材挟持部材と、を備える開口部装置。
  2. 前記網材は、前記網材係合部材が配設される端部に、該端部が前記網材の網に比べて厚く形成される固定端部を有し、
    前記網材係合部材が、長手方向に沿って前記固定端部を内在させることが可能な中空部、及び該中空部の一部から前記網材係合部材の外部へと貫通し、前記固定端部は貫通することができない幅を有する間隙を形成する係合片を備え、
    前記固定端部を前記中空部に内在させるとともに前記固定端部から延在する前記網材を前記間隙を貫通するように配置させることにより、前記網材係合部材に前記網材の端部を一体に設けることを特徴とする請求項1に記載の開口部装置。
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