JP2019070300A - 収納式網戸 - Google Patents

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【課題】ネットを巻取軸に巻き取って収納状態に保持可能にした網戸において、ネットの張設操作を有効に利用して、ネットの周辺における臭気環境や防虫環境を改善する効能剤を効果的に発散させることを可能にし、その効能剤の補填を簡単に行えるようにする。【解決手段】巻取りボックス2内にネット6の巻取軸7を回転自在に保持させ、ネットの展張時には、可動框9の操作によって巻取りボックスにおける導出入口を通してネットを張設するようにした収納式網戸において、巻取りボックス内に、展張状態にあるネットの周辺における臭気環境又は防虫環境を改善する効能剤を収容してなる容器であって、効能剤の放気及び充填用の開口を有する容器10を配設する。【選択図】図1

Description

本発明は、網戸自体が本来有している臭気、或いは、網戸の使用によってそれに付着した各種の臭気や、外界から室内に流入する臭気をも消去して、ネットの周辺の臭気環境を改善できるようにし、また、必要に応じて該ネットによる防虫環境をも改善できるようにした収納式網戸に関するものである。
巻取りボックス内の巻取軸にネットを巻き取るようにした収納式網戸は、従来から極めて一般的に知られている。このような網戸におけるネットとしては、ポリエステルやグラスファイバー等が多用されているが、特にグラスファイバーのように特殊な臭いを持つものもあったり、他の臭いがない各種素材のネットでも、長期にわたって室内外の空気に晒すことから生活臭や環境臭を持つようになったりすることが少なくない。更に、収納式網戸では、防虫用のネットが、それに蚊や蠅、その他の臭いを持つ虫類を付着させたまま巻取りボックスに収納されることもあり、それらが汚染や悪臭の原因になる可能性もある。
このような生活空間の消臭を行うこと自体は、既に数多くの提案がなされており、例えば、カーテンやスクリーン等に活性炭の粉末を内包させることは、後述する特許文献1において開示され、また、外部からの遮光のために窓枠上に設置するロールスクリーンを、消臭剤が添加された合成樹脂シートにより構成することは、特許文献2において開示されている。しかしながら、これらのシート自体に消臭剤等を保持させたものでは、シートの耐久性に比して消臭剤の効果が維持される期間が非常に短く、それらを長期にわたって効果的に使用することができない、という問題がある。
これに対し、例えば、特許文献3に開示されている網戸においては、防虫ネットを備えた網戸の枠体に多数の貫通穴を設け、これらの貫通穴に、虫忌避、芳香、防臭または消臭の効果のある気体を発生する気体発生体を収容し、この貫通穴の両側に通気窓を着脱可能に設けている。この特許文献3の網戸は、その気体発生体を枠体の貫通穴に逐次補填することにより、網戸を長期にわたって有効に使用できる点では優れているが、その網戸の不使用時の保管等についての配慮がなされていない。しかも、各網戸毎の多数の貫通穴に気体発生体を逐次補填する作業は容易なことではなく、単純な作業で消耗品の補填を行えることが望まれる。
登録実用新案第3087670号公報 特開2002−295143号公報 登録実用新案第3176163号公報
本発明の技術的課題は、防虫用等のネットを巻取りボックス内の巻取軸に巻き取って収納状態に保持可能にした網戸において、該ネットの張設操作を有効に利用し、ネットの周辺における臭気環境や防虫環境を改善する効能剤を効果的に発散させることを可能にし、しかもその効能剤の補填を簡単に行えるようにした収納式網戸を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、巻取りボックス内にネットの巻取軸を回転自在に保持させ、該ネットの展張時には、展張機構の操作によって上記巻取りボックスにおける導出入口を通して該ネットを張設するようにした収納式網戸において、上記巻取りボックス内に、展張状態にある上記ネットの周辺における臭気環境又は防虫環境を改善する効能剤を収容してなる容器であって、該効能剤の放気及び充填用の開口を有してなる該容器を配設していることを特徴とする収納式網戸が提供される。
本発明に係る上記収納式網戸の好ましい実施形態においては、上記効能剤を収容してなる容器を、巻取りボックス内に保持させた巻取軸内に配設し、該巻取軸は、その外側から上記容器内に上記効能剤を補填可能に形成し、巻取軸自体に上記容器内の効能剤を巻取軸外に放出させる通孔を離散的に形成したものとして構成され、又は、上記効能剤を収容してなる容器を巻取りボックス内に保持させた巻取軸内に、該巻取軸自体を巻取りボックスから取り外すことなく出し入れ可能にして配設し、該巻取軸自体に上記容器内の効能剤を巻取軸外に放出させる通孔を離散的に形成してものとして構成される。
上記構成を有する収納式網戸においては、巻取りボックス内に保持させたネットの巻取軸内に、上記効能剤を収容してなる容器を配設しているので、ネットを巻取軸に巻き取った収納時には、該効能剤が巻取りボックス内の閉鎖空間においてネットに囲まれた状態にあり、この場合、巻取りボックスは密閉されているわけではないので、効能剤成分の若干の漏出を避けることはできないが、効能剤の過度の消耗をセーブできると同時に、ネット表面に適度の効能剤の成分を付着保持させることができる。
一方、ネットの展張に際しては、巻取りボックスの導出入口を通しての該ネットの引き出しに伴い、該ネットに随伴して上記効能剤成分が導出され、この展張状態にあるネットの近辺においては、上記効能剤成分の効果として、臭気環境又は防虫環境の改善が顕著にあらわれる。即ち、網戸自体が有している臭気や、網戸に付着した各種の臭気、外界から室内に流入する臭気等を消去するために、上記効能剤として消臭剤や防臭剤、脱臭剤、或いは芳香剤の類を用いている場合には、それらの成分により、ネットの近辺の臭気環境が改善され、また、防虫環境を改善するために上記効能剤として昆虫類の忌避剤を用いている場合には、その成分により昆虫類をネット近辺から逃避させることができる。
上記ネットの展張時における効能剤成分の効果は、いずれの効能剤の場合も長時間にわたって維持されるとは限らないが、効能剤によっては或る程度の時間にわたって効果が期待でき、また、収納式網戸の巻取りボックスにおけるネットの導出入口は、可動框によってネットを導出している場合、巻取りボックスの全長にわたって一定の間隔で開放しているものであり、そのため、巻取軸内の容器から効能剤が僅かながらでも常に放出することになり、それによって効能剤の効果の持続が期待できる。
上記巻取軸内の容器に収容している効能剤が消耗し、或いは、それが無くなったときには、巻取りボックス内の巻取軸に設けられている充填口を通して効能剤を容器内に補填すれば、それまでと同様に使用できる。また、該容器を巻取軸内から取り出せる場合には、それを一旦外に取り出してから効能剤を補填し、或いは、その取り出しを行うことなく、巻取軸に設けている充填口を通して効能剤を補填することもできる。
なお、巻取軸内の効能剤の容器が巻取軸内から取り出せる場合には、取り出した該容器効能剤を補填することもできるが、それまで容器に収容されていた効能剤とは異なる他の効能剤を収容した容器と交換することもできる。
更に、本発明に係る上記収納式網戸の他の好ましい実施形態においては、上記巻取りボックスに、その周壁の一部を貫通させて、上記効能剤を収容してなる容器を該巻取りボックスの外側から係脱自在に取り付け、該容器は、それが巻取りボックス内において上記巻取軸に巻いたネットに接触しない位置にあるように形成し、且つ、巻取りボックス内のみに開口して該容器内の効能剤を該巻取りボックス内に放出させる通孔を形成したものとして構成することができる。
上記構成を有する収納式網戸においては、巻取りボックス内に回転自在に保持させたネットの巻取軸外に、上記ネットの周辺における臭気環境又は防虫環境を改善する効能剤を収容してなる容器を配設し、しかも、巻取りボックスの外側から係脱できるようにしているので、巻取りボックスの外側から効能剤の容器を出し入れして、効能剤を容易に補填、交換することが可能になる。
また、本発明に係る上記収納式網戸の他の好ましい実施形態においては、上記巻取りボックスが、上記ネットの導出入口を除いて開口部分を閉じられており、該ネットの導出入口は、該ネットの収納状態においては該ネットの導出端に取り付けている可動框により閉鎖されるように形成される。
更に、本発明に係る上記収納式網戸の他の好ましい実施形態においては、上記ネットの周辺における臭気環境又は防虫環境を改善する効能剤として、液状又は固形状で気化又は昇華する消臭剤、防臭剤、脱臭剤、芳香剤、又は忌避剤を用いることができる。
以上に詳述した本発明の収納式網戸によれば、防虫用等のネットを巻取りボックス内の巻取軸に巻き取って収納状態に保持可能にした網戸において、該ネットの張設操作を有効に利用して、ネットの周辺における臭気環境や防虫環境を改善する効能剤を効果的に発散させることを可能にし、しかもその効能剤の補填を極めて簡単に行うことができる。
本発明に係る収納式網戸の第1実施例を、その要部を断面によって示す正面図である。 上記第1実施例の収納式網戸の平断面図である。 上記第1実施例において用いているところの、効能剤の容器を内部に配設した巻取軸の斜視図である。 上記効能剤の容器の分解斜視図である。 本発明に係る収納式網戸の第2実施例の正面図である。 上記第2実施例の収納式網戸の平断面図である。 上記第2実施例において用いているところの効能剤の容器を、巻取りボックスの外側から見た状態の分解斜視図である。 上記第2実施例の効能剤の容器を、巻取りボックスの内側から見た状態の分解斜視図である。
図1〜図4は、本発明に係る収納式網戸の第1実施例の構成を示している。この収納式網戸は、基本的には、建物開口部における遮光、断熱、目隠し、防虫等のための網戸として適用可能なもので、網戸枠1の一対の側枠のうちの一方を構成する巻取りボックス2内に、図1〜図3に示すような防虫用等のネット6の巻取軸7を回転自在に保持させ、該巻取軸7に内蔵したコイルスプリング8の回転付勢力により該巻取軸自体を回転させて、該巻取軸7の表面に一端を取り付けたネット6を巻取り可能とし、該ネットの展張機構を構成するところの、該ネットの導出端に取り付けている可動框9の横引き操作によって、該ネットを上記巻取りボックス2における導出入口2aを通して網戸枠1内に張設できるように構成している。
上記収納式網戸について更に具体的に説明すると、建物開口部に設置する上記網戸枠1は、上記一方の側枠を構成する巻取りボックス2と、それに対向する位置にあってネットが展張状態にあるときに上記可動框9が掛け留めされる受け枠3と、それらの上端間を連結するように配設される上枠4と、上記巻取りボックス2と受け枠3との下端間に配置される下枠5とによって構成されている。
また、上記巻取りボックス2は、上述したように、その内部に上記ネット6を巻取る巻取軸7の上下端を回転可能に支持させ、上記ネット6の導出端に取り付けている可動框9の上下端及びネット6の上下端部を、それぞれ上記上枠4及び下枠5にガイドさせることにより、それらを開閉方向に摺動自在に保持させ、該ネット6を網戸枠1内において開閉自在としている。更に、上記巻取りボックス2自体は、その内部機構のメンテナンス等のために、前面に蝶番により開閉する開閉扉2bを設けている。
上記網戸枠1内で展張状態にある上記ネット6の周辺における臭気環境又は防虫環境を改善するため、上記巻取りボックス2内には、上記ネット6の周辺に散布して、そこにある不快な臭気を分解させ、或いはその臭気を人に感じ難いものとしたり、望ましくは快い匂いとして感じさせるようにするところの、消臭剤、防臭剤、脱臭剤、芳香剤等の薬剤類や、上記ネット6の周辺から昆虫類を逃避させることにより防虫環境を改善する忌避剤等を配設可能に形成している。上記効能剤としては、その成分が気化する液状のもの、又はその成分が昇華する粉粒状或いは固形状のものが、以下に述べるような容器10を用いて巻取軸7内に配設するのに好適である。なお、図4においては、容器10の形状に適合するように固化させた固形の効能剤11を示している。
上記効能剤をその発散に適した巻取軸7内に配設するため、図示の第1実施例においては、図3及び図4に示しているように、それらの効能剤を収容する容器10を、有底筒状の容体10aと、上面に効能剤の放気及び充填のための開口10cを設けた蓋体10bとにより構成し、それを巻取軸7内の下部空間に収容するように構成している。巻取軸7自体は、効能剤を該巻取軸外に放出させる通孔7aを離散的に形成したものとして構成する必要がある。上記容器10に設ける効能剤の放気及び充填のための開口10cは、図示の如く単一のもので兼用することもできるが、個別のものとして設けてもよい。また、巻取軸7における該容器10の上端に近い直上の壁面に位置させて、上記効能剤を容器10内に補填するための補填口7bを開口させ、容器10内の効能剤が無くなったときの補填を可能にしている。
上記図3及び図4に示しているような容器10を用い、効能剤として上述した各種のものを選択的に利用可能であることから、それらを季節等に応じ、或いは必要に応じて、適宜交換して使用可能にするためには、効能剤を収容した容器10を交換可能にすることが望まれる。そのような交換を可能にするには、巻取りボックス2内の巻取軸7内の下部に配設した容器10を、該巻取軸7自体を巻取りボックス2から取り外すことなく出し入れ可能にすることが必要であり、即ち、巻取軸自体に、該容器10を出し入れするための開閉自在の開口部を巻取軸7における容器10の配設位置の近傍に設けておけばよい。
上記構成を有する収納式網戸においては、ネット6の展張に際して、可動框9を図1の矢印方向に操作し、巻取りボックス2の導出入口2aを通して該ネット6を引き出すと、該ネットに随伴して巻取りボックス2内に充満していた上記効能剤の成分が導出され、そのため、展張状態にあるネット6の近辺においては、導出された効能剤成分により臭気環境又は防虫環境の改善が顕著にあらわれる。即ち、網戸自体が有している臭気や、網戸に付着した各種の臭気、外界から室内に流入する臭気等を消去するために、上記効能剤として消臭剤や防臭剤、脱臭剤、或いは芳香剤の類を用いている場合には、それらの成分により、ネットの近辺の臭気環境が改善され、また、防虫環境を改善するために上記効能剤として昆虫類の忌避剤を用いている場合には、その成分により昆虫類をネット近辺から逃避させることができる。
上記ネット6の展張時における効能剤成分の効果は、いずれの効能剤の場合も長時間にわたって維持されるとは限らないが、効能剤によっては或る程度の時間にわたって効果が期待でき、また、収納式網戸の巻取りボックス2におけるネットの導出入口2aは、可動框9によってネット6を導出している場合、巻取りボックスのほぼ全長にわたって一定の間隔で開放しているので、巻取軸7内の容器10から効能剤が僅かながらでも常に放出することになり、それによって効能剤の効果の持続が期待できる。
上記巻取りボックス2は、その内部に配設する効能剤が、気化性又は昇華性を有するものであり、ネット6の収納時には、可動框9によって巻取りボックス2のネット6の導出入口2aまで完全に密閉されているわけではなく、効能剤成分の若干の漏出を避けることはできないので、長期にわたって効能剤の漏出をセーブすることが要求される場合には、巻取軸7に設けた前記補填口7bを通して上記容器10の蓋体10bの開口10cに栓をすることを考慮すればよい。
次に、図5〜図8を参照し、本発明に係る収納式網戸の第2実施例について説明する。この第2実施例の収納式網戸の概要は、上記第1実施例の巻取りボックス2に、その周壁の一部を貫通させて、上記効能剤を収容してなる容器20を該巻取りボックス2の外側から係脱自在に取り付け、そして、巻取りボックス2内のみに開口する通孔23を通して該容器20内の効能剤を巻取りボックス2内に放出させるように構成したものである。
そのため、この第2実施例における効能剤の容器20とその取付構造に関連する事項を除く網戸自体の基本的構成及び作用は、実質的に、図1及び図2を参照して先に説明した第1実施例の収納式網戸と変わるところがないので、図5及び図6中における第1実施例と同一または相当部分には、該第1実施例の場合と同一の符号を付し、それらの説明を省略する。なお、図5では巻取軸7の図示を省略しているが、この巻取軸7には、第1実施例のように容器10を収容する空間等を設けていない。
上記第2実施例における効能剤の容器20とその取付構造について更に具体的に説明すると、この第2実施例における効能剤の容器20は、上記巻取りボックス2の周壁を構成する本体周壁、またはそれに蝶番により取り付けた開閉扉12の一部に、それを貫通する容器装着孔12aを穿設し、第1実施例の場合と同様な効能剤を収容する容器20を、巻取りボックス2の外側からの該容器装着孔12aへの押入により係脱自在に取り付けるようにしている。この場合に、該容器20は、巻取りボックス2内において上記巻取軸7に巻いたネット6に接触しない位置にあるように形成する必要があり、そのためには、図6に示しているような平面視が方形に近い巻取りボックス2の場合、該巻取りボックスの隅部に取り付けることが望まれる。
上記効能剤の容器20自体は、図7及び図8に示すような、内部に固形の効能剤11を保有する空間を持つ容体蓋21と、それとの間に上記効能剤11を保持する保持材22とにより構成され、上記容体蓋21と保持材22とを連結するため、該保持材側端から容体蓋側に突出する複数対の係止片22aの先端の対向する係止鉤22bを、それぞれ、容体蓋21側端に設けた係止凹部21cに弾性的に係脱可能としている。
また、容器20自体を巻取りボックス2の容器装着孔12aへの押入により係止可能にするため、容体蓋21の上下端に巻取りボックス2の容器装着孔12aの孔縁に弾性的に係脱自在の係着部21aを設け、該容体蓋21の上下端に穿設した係脱孔21bを通して細い棒材で該係着部を押圧することによりその係止を離脱させ、容器20を巻取りボックス2から取り外し可能に形成している。なお、上記容体蓋21は上下対称形に形成しているため、上下の向きを無視して使用することができる。
更に、上記容器20には、巻取りボックス2内にのみ開口する通孔23を形成し、該容器内の効能剤11を巻取りボックス2内に放出させるように構成している。この通孔23は、図8に示しているところの、保持材22の表面や、容体蓋21と該保持材22との間の接触部の適宜位置の隙間として、或いは、容体蓋21における係着部21aの周囲や、該容体蓋21における保持材22の係止片22aの係止鉤22bが係止する係止凹部21c内などに、必要に応じて設けることができる。なお、巻取りボックス2自体は、本来、蝶番により開閉する開閉扉2bの周囲やネット6の導出入口2a等に隙間があって、効能剤成分の若干の漏出を避けることはできないものであるが、その漏出によって周囲環境をより改善したい場合には、容体蓋21の外表面にも適度の通気孔を設けることもできる。
上記構成を有する収納式網戸においては、巻取りボックス内に回転自在に保持させたネットの巻取軸外に、上記ネットの周辺における臭気環境又は防虫環境を改善する効能剤を収容してなる容器20を配設し、しかも、それを巻取りボックス2の外側から係脱できるようにしているので、巻取りボックス2の外側から効能剤の容器20を出し入れして、該効能剤を容易に補填、交換することが可能になる。
2 巻取りボックス
2a 導出入口
6 ネット
7 巻取軸
10 容器
10c 開口
11 効能剤

Claims (6)

  1. 巻取りボックス内にネットの巻取軸を回転自在に保持させ、該ネットの展張時には、展張機構の操作によって上記巻取りボックスにおける導出入口を通して該ネットを張設するようにした収納式網戸において、
    上記巻取りボックス内に、展張状態にある上記ネットの周辺における臭気環境又は防虫環境を改善する効能剤を収容してなる容器であって、該効能剤の放気及び充填用の開口を有してなる該容器を配設している、
    ことを特徴とする収納式網戸。
  2. 上記効能剤を収容してなる容器を、巻取りボックス内に保持させた巻取軸内に配設し、該巻取軸は、その外側から上記容器内に上記効能剤を補填可能に形成し、巻取軸自体に上記容器内の効能剤を巻取軸外に放出させる通孔を離散的に形成している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の収納式網戸。
  3. 上記効能剤を収容してなる容器を巻取りボックス内に保持させた巻取軸内に、該巻取軸自体を巻取りボックスから取り外すことなく出し入れ可能にして配設し、該巻取軸自体に上記容器内の効能剤を巻取軸外に放出させる通孔を離散的に形成している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の収納式網戸。
  4. 上記巻取りボックスに、その周壁の一部を貫通させて、上記効能剤を収容してなる容器を該巻取りボックスの外側から係脱自在に取り付け、該容器は、それが巻取りボックス内において上記巻取軸に巻いたネットに接触しない位置にあるように形成し、且つ、巻取りボックス内のみに開口して該容器内の効能剤を該巻取りボックス内に放出させる通孔を形成している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の収納式網戸。
  5. 上記巻取りボックスが、上記ネットの導出入口を除いて開口部分を閉じられており、該ネットの導出入口は、該ネットの収納状態においては該ネットの導出端に取り付けている可動框により閉鎖されるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の収納式網戸。
  6. ネットの近辺における臭気環境又は防虫環境を改善する効能剤が、液状又は固形状で気化又は昇華する消臭剤、防臭剤、脱臭剤、芳香剤、又は忌避剤である、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の収納式網戸。
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