JP2001239470A - 上下分離タイプのステープルシート後処理装置 - Google Patents
上下分離タイプのステープルシート後処理装置Info
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Abstract
ができる上下分離タイプのステープルシート後処理装置 【解決手段】ステープルシート8を収納したマガジン1
2に対してドライバ上下に移動可能に設けたマガジンユ
ニット4と、クリンチャホルダ37とクリンチャホルダ
37を上下動させる駆動機構を備えたクリンチャユニッ
ト5と駆動機構の駆動源7を備えたクリンチャユニット
5とを上下に対向配置した上下分離タイプのステープル
シート後処理装置において、上記マガジンユニット4と
クリンチャユニット5との間に被綴り材6を挿入し、駆
動源7によりクリンチャユニット5のクリンチャホルダ
37をマガジンユニット4に近接移動させてステープル
を被綴り材6に貫通させかつ折り曲げるようにした。
Description
クリンチャユニットとを分離した上下分離タイプのステ
ープルシート後処理装置に関する。
真直のステープル針をシート状に連結してなるステープ
ルシートを門形に折り曲げ成形した後に打ち出すもので
あるが、その中には、ステープル針を成形し、打ち出す
成形・打出部と、打ち出されたステープルを折り曲げる
クリンチャ部とを一端で回動可能に連結したタイプのも
のと、成形・打出部とクリンチャ部とを上下に分離して
両者の間を開放したタイプのものが知られている。上下
分離タイプのステープルシート後処理装置は、被綴じ材
を成形・打出部とクリンチャ部との間を通過させること
ができるので、一方から送り、反対側から取り出すとい
うことが可能であり、綴じ作業を迅速に行なうことがで
きる。また、中綴じができるというメリットもある。
ーミングプレートと打ち出し用のドライバとを駆動する
駆動源が必要であり、またクリンチャ部では可動クリン
チャを駆動する駆動源が必要であるから、従来の分離型
のステープルシート後処理装置は実開平6ー63342
号に示されるように、成形・打出部とクリンチャ部のそ
れぞれに駆動用のモータが装着されていた。
うに成形・打出部とクリンチャ部のそれぞれに駆動用の
モータを装着すると、上下のケーブルを繋いで信号のや
り取りをするので配線が複雑になるほか、成形・打出部
とクリンチャ部を動かさなければならな線ので、構造も
複雑になる。このため、コストが高くなるとともに、故
障が発生しやすいという問題があった。
源によって綴り作動を行なうことができる上下分離タイ
プのステープルシート後処理装置を提供することをその
課題とする。
め、本発明に係る上下分離タイプのステープルシート後
処理装置は、真直のステープル針をシート状に連結して
なるステープルシートを収納したマガジンに対してドラ
イバを上下に移動可能に設けたマガジンユニットと、ク
リンチャホルダとクリンチャホルダを上下動させる駆動
機構及び駆動機構の駆動源を備えたクリンチャユニット
とを上下に対向配置した上下分離タイプのステープルシ
ート後処理装置において、上記マガジンユニットとクリ
ンチャユニットとの間に被綴り材を挿入し、駆動源によ
りクリンチャユニットのクリンチャホルダをマガジンユ
ニットに近接移動させてステープルを被綴り材に貫通さ
せかつ折り曲げるようにしたことを特徴とする。
シート後処理装置を示す。このステープルシート後処理
装置1は、平行なベースフレーム2、3にマガジンユニ
ット4とクリンチャユニット5とを上下に対向配置し、
マガジンユニット4とクリンチャユニット5との間に被
綴り材6を挿入し、駆動源7によりクリンチャユニット
5をマガジンユニット4に近接移動させてステープルを
被綴り材6に貫通させかつ折り曲げるようにしたもので
ある。
3に示されるように、真直のステープル針をシート状に
連結してなるステープルシート8の収納部9を備えたマ
ガジン本体12aに対してフォーミングプレート10、
ドライバプレート11を上下に移動可能に設けたマガジ
ン12と、マガジン12を着脱可能に保持するマガジン
ホルダ13と、マガジンホルダ13をベースフレーム2
に固定するベースプレート14とから構成されている。
なお、図1には主にマガジン12が示されている。
多段に積層収納する収納部9と、収納部9から導出され
た端部のステープルシート8を前方にガイドするシート
ガイド15とが設けられているとともに、シートガイド
15のさらに前方位置にはフォーミングプレート10と
ドライバプレート11が配置されている。フォーミング
プレート10はドライバプレート11に一体的に保持さ
れ、ドライバプレートの下端は直角に折り曲げられてい
る。ドライバプレート11の折り曲げ部11aとマガジ
ン12の前下部に設けられたカセットサブフレーム16
の折り曲げ部16aとの間にはドライバ復帰用バネ17
が配置され、これにより、フォーミングプレート10と
ドライバプレート11はマガジン本体12aに対し常時
相対的に上下動可能に取り付けられている。12bはフ
ェースプレート、12cはステープルシートと他の部材
とを隔離するセパレータである。なお、フォーミングプ
レート10とドライバプレート11は、実公平7ー24
211号公報の第6図等に示されたものと同じく、それ
ぞれ真直状のステープル針を門形に成形し、成形された
ステープルを打ち出すものである。
側板13bを起立形成し、側板13bの前端部には位置
決め片18が屈曲形成され、側板13bの前部と後端部
には軸受孔19、20が、後端部には後方に開口する係
合溝21が形成されている。上記前部の軸受孔19には
ステープルシート送り用リンク22の軸部24が回動可
能に取り付けられている。この送り用リンク22は左右
1対のL形送り用リンク22aの前端を連結片22bで
連結し、後端に送り爪ホルダ22cを回動可能に連結す
るとともに、送り爪ホルダ22cに送り爪23を固定し
て成るものである。なお、送り爪ホルダ22は図1に示
されるようにバネ26により常時前方に付勢されてい
る。
3を内部に収容可能な開口部27が形成され、開口部2
7の前方には、1対のL形係合片28が形成され、その
両側に起立形成された取付部29には押え枠30が回動
自在に取り付けられ、開口部27の後端下部には軸受部
31が形成されている。また、開口部27の両側にはそ
れぞれスライド片32がバネ33を介してベースプレー
ト14に対して前後にスライド可能に配置されている。
スライド片32の後端部の起立部には係合軸34が取り
付けられている。
開口部27内にマガジンホルダ13を収容させた状態で
ベースプレート14の支軸25をマガジンホルダ13の
後端部の軸受孔20に軸受けさせるとともに、スライド
片32の後端部の係合軸34をマガジンホルダ13の係
合溝21に係合させる。このとき、送り用リンク22の
前部連結片22bはベースプレート14の係合片28に
係合する。そして、マガジン12をマガジンホルダ13
の位置決め片18に係合させて装着し、ベースプレート
14の押え枠30を回動させてマガジン12の前端のド
ライバプレートの折り曲げ部11aに係合させる。これ
により、マガジン12及びマガジンホルダ13はベース
プレート14に対して前部がやや上方に傾くとともに、
支軸25を中心に下方に揺動可能となる。なお、揺動す
る際、図6に示されるように、ドライバプレート11と
フォーミングプレート10はベースプレート14の押え
枠30に押えられて固定され、マガジン12及びマガジ
ンホルダ13のみが揺動する。揺動端まで揺動した後に
はドライバ復帰用バネ17によりマガジン12及びマガ
ジンホルダ13は支軸25を中心に上方に回動して元の
位置に復帰移動する。
ミングプレート10が固定されているのに対しマガジン
12及びマガジンホルダ13が下方に揺動するというこ
とは、換言すれば、固定されたマガジン12及びマガジ
ンホルダ13に対してドライバプレート11とフォーミ
ングプレート10とが上方に駆動されるということであ
るから、マガジン12内のステープルシート8の先頭の
ステープル針はフォーミングプレート10によって脚先
が上向きの門形に成形されてドライバプレート11の上
方に送られる。再びドライバプレート11とフォーミン
グプレート10とが駆動されると、成形されたステープ
ルはドライバプレート11によって上方に打ち出される
とともに、次位のステープル針が成形される。このよう
に両プレートがマガジン12に対して相対的に移動する
度に成形と打ち出しが行なわれる。
ると、送り用リンク22も下方に移動するが、送り用リ
ンク22の前端連結片22bは係合片28に係合して固
定状態になっているから、送り用リンク22は屈曲部の
軸部24を中心に回動し、そのため送り爪23は、図6
に示されるように、ステープルシート8の後方に移動す
る。その後、マガジンホルダ13が図1のように上方に
復帰回動すると、今度は送り用リンク22は上記軸部2
4を中心に反対側に回動するから、送り爪23は前方に
移動する。このとき送り爪23はステープルシート8に
係合しているから、ステープルシート8も前方に送り出
される。通常はステープル針1本分が送り出される。
ユニット5は筺体35の両側のガイドレール36に沿っ
て上下動可能に配置されたクリンチャホルダ37と、ク
リンチャホルダ37に上下動可能に配置されたクリンチ
ャ38と、クリンチャホルダ37を筺体35に対して上
下方向に駆動する駆動機構とから構成されている。
すように、下部の紙受け片37aと両側片37bとを門
形に形成し、紙受け片37aにクリンチャ溝39を開口
し、両側片37bにガイド孔40を形成するとともに、
両側片37bの端部を軸40で連結したものである。
8aの二股部41を合成樹脂製のクリンチャ受け部材4
2の受け溝43に挿入したもので、クリンチャ本体38
aの先端はクリンチャホルダ37の紙受け片37aのク
リンチャ溝39に出没自在に、またクリンチャ本体38
aの両側突片44はクリンチャホルダ37の両側片37
bのガイド孔40に上下動自在に装着されている。クリ
ンチャ受け部材42の端部には係合穴が形成され、係合
穴には圧縮バネ45と押出しピン46が挿入され、押出
しピン46の一端はクリンチャホルダ37の紙受け片3
7aの裏面に係合している。また、クリンチャ受け部材
42の受け溝43の開口部と反対側の端部には内側に突
出する係合片47が形成されている。
る2枚の同形のカムレバー48の間にクリンチャ38を
駆動するクリンチャレバー49を配し(図7(b) 参
照)、カムレバー48の一端の軸受孔50に、筺体35
に上下方向に形成された長孔62(図4参照)に配置さ
れた軸51を軸受けし、上記軸受孔50の近傍の孔52
とクリンチャレバー49の端部の孔53には連結棒54
を貫通させてカムレバー48とクリンチャレバー49と
を連結し、カムレバー48の端部の係合長孔55にはク
リンチャホルダ37の軸40を係合させ、上記カムレバ
ー48の中央の長孔56には、筺体35に配置した駆動
歯車57に設けたクランクアーム58のローラ59に係
合したものである。駆動歯車57は中間歯車60を介し
てモータ(駆動源7)に連結されている。クリンチャレ
バー49は「へ」字形に形成され、その内側縁の中間部
には山形の凸部61が形成されている。
ムレバー48の回転軸であるが、長孔62に沿って上下
動可能になっているとともに、リンク63とバネ64を
介して筺体35の上部に連結されている。
間歯車60を介して駆動歯車57に伝達されるので、ク
ランクアーム58が回転する。これに伴い、カムレバー
48とクリンチャレバー49は軸50を中心に上下に揺
動するから、クリンチャホルダ37も上下方向に移動す
る。また、クランクアーム58が回転するとき、そのロ
ーラ59はカムレバー48の長孔56の内側縁に沿って
移動するが、クランクアーム58のローラ59が図6に
示すようにクリンチャレバー49の凸部61に係合する
と、図7(b) のようにクリンチャレバー49は連結棒5
4を軸にして押し下げられ、クリンチャ38の係合片4
7を押し下げる。これによりクリンチャ38はクリンチ
ャホルダ37に対して相対的に移動し、クリンチャ38
はクリンチャホルダ37のクリンチャ溝39に沿って下
動する。
装置1の作動態様について説明すると、被綴り材6を図
1のようにマガジンユニット4とクリンチャユニット5
との間に挿入し、モータを作動させると、図6のように
クリンチャユニット5のクランクアーム58の回転に伴
ってクリンチャホルダ37がマガジンユニット4側に近
接移動するから、被綴り材6は紙受け片37aによって
マガジンユニット4に押し付けられる。マガジンユニッ
ト4のマガジンホルダ13とマガジン12は支軸25を
中心に揺動するが、ドライバプレート11とフォーミン
グプレート10は固定されたままであるから、マガジン
12内のステープルシート8の先端部のステープル針を
成形し、打ち出す。打ち出されたステープル8aの脚部
は図7(a) に示すようにクリンチャホルダ37上の被綴
り材6を貫通した後、クリンチャホルダ37のクリンチ
ャ溝39とクリンチャ38の下端面に沿って移動するよ
うに案内される。なお、ステープル8aの脚部が内すぼ
まりに案内されるようにクリンチャ溝39の内側には案
内傾斜面39aが設けられている。そして、図6のよう
にクリンチャユニット5のクランクアーム58のローラ
59がクリンチャレバー49の凸部61に係合すると、
クリンチャレバー49は連結棒54の軸40を中心に押
し下げられ、クリンチャ38の係合片47を押し下げ
る。これによりクリンチャ38は図7(b) のようにクリ
ンチャホルダ37のクリンチャ溝39に沿って下動する
から、折れ曲がったステープル51の脚部は被綴り材6
の面に強く押し付けられてクリンチが終了する。さらに
クランクアーム58が回転すると、クリンチャホルダ3
7は上動して初期位置に戻る。マガジン12及びマガジ
ンホルダ13も復帰用バネ17のバネ力により初期位置
に戻り、次の綴り作動が準備される。
3は支軸25を中心に揺動するが、予めベースプレート
14に対して前部がやや上方に傾いているので、揺動端
ではドライバプレート11やフォーミングプレート10
がクリンチャホルダ37の移動方向とほぼ平行となり、
ステープルの折り曲げを良好に行なうことができる。
は屈曲部の軸部24を中心に往復回動するから、送り爪
23によってステープルシート8が送り出される。
は、クリンチャホルダ37の出量が制限されるが、クラ
ンクアーム58の回転は変わらないので、バネ63に抗
して軸51が長孔62に沿って移動することにより紙厚
に対して調整される。
ランクアーム58が回転してクリンチャ38に対するク
リンチャレバー49による押圧力が解除されると、クリ
ンチャホルダ37の紙受け片37aの裏面に係合してい
る押出しピン46が圧縮バネ45によりクリンチャ38
とクリンチャレバー49を押し戻すとともに、クリンチ
ャホルダ37も初期位置に上動する。
テープルシート後処理装置1は、1個の駆動源のみによ
って綴り作動を行なうことができるものであるから、配
線は簡単で済み、成形・打出部とクリンチャ部の両方を
動かす必要がないので、構造も単純になる。このため、
コストも低く抑えることができるとともに、故障も発生
しにくくなる。
ト後処理装置の側面図
Claims (1)
- 【請求項1】 真直のステープル針をシート状に連結し
てなるステープルシートを収納したマガジンに対してド
ライバを上下に移動可能に設けたマガジンユニットと、
クリンチャホルダとクリンチャホルダを上下動させる駆
動機構及び駆動機構の駆動源を備えたクリンチャユニッ
トとを上下に対向配置した上下分離タイプのステープル
シート後処理装置において、 上記マガジンユニットとクリンチャユニットとの間に被
綴り材を挿入し、駆動源によりクリンチャユニットのク
リンチャホルダをマガジンユニットに近接移動させてス
テープルを被綴り材に貫通させかつ折り曲げるようにし
たことを特徴とする上下分離タイプのステープルシート
後処理装置。
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