JP2001238458A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JP2001238458A
JP2001238458A JP2000047978A JP2000047978A JP2001238458A JP 2001238458 A JP2001238458 A JP 2001238458A JP 2000047978 A JP2000047978 A JP 2000047978A JP 2000047978 A JP2000047978 A JP 2000047978A JP 2001238458 A JP2001238458 A JP 2001238458A
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Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
Akira Nakajima
亮 中嶋
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮遊インダクタンスの低減化を図り、逆変換
器のスイッチング素子へのサージ電圧を抑制することが
可能な電力変換装置を提供する。 【解決手段】 順変換器、順変換器で変換された直流を
平滑化する平滑コンデンサ、及び平滑化された直流を交
流に逆変換する逆変換器を有する電力変換装置におい
て、平滑コンデンサ3の各電極端子3P、3Nを複数個
交互に配置するとともに、正極端子3P、負極端子3N
をそれぞれ、正極導体5、負極導体6で接続する。正極
端子3Pと負極端子3Nが近接配置になるため、電流方
向が逆向きになる正極導体5と負極導体6の重なり面積
が多くなり、磁束相殺効果により浮遊インダクタンスが
低減化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速スイッチング
半導体素子を使用した電力変換装置に係り、特に直流電
源平滑回路におけるサージ電圧の抑制に関する配線構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバータやインバータに使用される電
力用半導体素子は、近年、高速スイッチング化への発展
が目覚しい。高速スイッチング素子としては、例えば電
流駆動型ではGCTなどが、電圧駆動型では絶縁ゲート
型であるIGBT、IEGT(Injection E
nhanced Gate Transistor)が
ある。これら高速スイッチング素子は、現在、電圧3k
〜6kV、遮断電流3k〜4kAが開発され実用化され
はじめている。また、ターンオフ時のdV/dt耐量も
向上してきている。
【0003】反面、高速でスイッチング動作を行うの
で、素子周辺の電気用品及び配線用品のインダクタンス
によるスイッチングサージが問題になり、またそれらを
回避する低インダクタンス実装構造が益々難しくなって
いるのが現状である。
【0004】図6は、一般的な高速スイッチング素子を
適用した電力変換装置の主回路を示した図で、交流電源
7の電圧を整流器1で直流電圧に変換し、リアクトル2
と平滑コンデンサ3で平滑化された直流電圧とし、更
に、フリーホイールダイオードを有する複数のIGBT
4からなるインバータ回路で所望の交流電力に変換して
負荷に供給する。
【0005】このように構成された電力変換装置では、
主回路の浮遊インダクタンスに蓄積されたエネルギーに
よって、各IGBT4のスイッチオフ時にサージ電圧
(スパイク電圧)が発生してIGBT4にストレスを与
えるのでこのサージ電圧を抑制するためには、平滑コン
デンサ3と各IGBT4との間の配線5、6の浮遊イン
ダクタンスを極力小さくする必要がある。すなわち、I
GBT4がターンオフする際に、主回路電流の急激な変
化により、主回路浮遊インダクタンスに高い電圧が誘起
され、ターンオフ過程のサージ電圧が発生する。尚、サ
ージ電圧を抑制するためにスナバー回路を設けている
が、図では省略する。
【0006】また、電力変換装置の容量が大きくなれば
なるほど大きな平滑コンデンサ3の数が必要となり、平
滑コンデンサ3は複数個並列接続されて構成される。こ
の場合に各コンデンサに流れる電流に不平衡が生じると
平滑コンデンサ3の寿命に大きく影響するため、この電
流の不平衡を低減するのも重要である。
【0007】上述の配線5、6の浮遊インダクタンスを
減らすために、従来、下記に示す種々の方法が用いられ
ている。 (1)磁束の変化を打ち消す配線とする。 (2)導体の表面を広くし、表皮効果による電流集中を
避ける。 (3)配線長を最短にする。 (4)並列接続とし電流を分散させる。
【0008】図7(a)、(b)は従来の平滑コンデン
サ3における電極端子3P、3Nへの接続方法の一例を
示す平面図及び側面図である。平滑コンデンサ3の電極
端子3P、3Nの配置において、正極端子3Pと負極端
子3Nとは離れている。平滑コンデンサ3とインバータ
装置間のインダクタンスを低減するために、この平滑コ
ンデンサ3とインバータ装置間の接続導体である正極導
体5、及び負極導体6は同図(a)に示すように幅広導
体とし、同図(b)に示すように正極導体5と負極導体
6および負極端子3Nと間に所定のギャップGを保ち、
最短配線で行っている。
【0009】図7(c)は、前述した同図(a)、
(b)のコンデンサ3に対して、コンデンサ3自身のイ
ンダクタンスを低減する目的で、複数の正極端子3P、
及び負極端子3Nを設けた例である。すなわち、この電
極は、複数個の正極端子3P、及び複数個の負極端子3
Nが各々群をなして配置されている。(なお、図7
(c)において、幅広導体5、6の図示を省略してい
る。)つまり、前者及び後者とも、前述した様なインダ
クタンス低減策(1)〜(4)を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の前者
は、せっかくインダクタンス削減手法をとっていても、
平滑コンデンサ3自身の正極端子3P、負極端子3Nが
それぞれ一個の電極端子であるため、平滑コンデンサ3
自身の内部インダクタンスが大きい。そして局部過熱の
状態にもなり得る。特に高速、高周波スイッチング動作
では、更に局部過熱することも懸念される。また、その
一個の電極端子に電流が集中し、幅広導体のインダクタ
ンス削減効果も薄くなる。
【0011】後者は、せっかく複数電極端子にし、平滑
コンデンサ3内部のインダクタンス低減、及び局部加熱
・放熱効果アップが図れても、異なる極性の電極端子間
が離れており、導体5、6間の重なり長さ(面積)が少
ないので磁束相殺作用の効果が少なく、浮遊インダクタ
ンスを低減する効果が少ない。
【0012】これらを解決する手段として、平滑コンデ
ンサ3を複数個並列にし、容量アップ及び個々のコンデ
ンサの電流を減らす方法がある。この方法は、装置の大
型化になりコストアップにもなり、個々のコンデンサ間
の電流アンバランスの面でも最良の手段とは言いがた
い。
【0013】本発明は、従来のこのような点に鑑み為さ
れたもので、浮遊インダクタンスの低減化を図り、逆変
換器のスイッチング素子へのサージ電圧を抑制すること
が可能な電力変換装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1項に記載の発明は、交流を直流に変換する順
変換器と、この順変換器で変換された直流を平滑化する
平滑コンデンサと、この平滑コンデンサで平滑化された
直流を交流に逆変換する逆変換器とを有する電力変換装
置において、平滑コンデンサは各極性の電極端子をそれ
ぞれ複数個有し、複数個の各異なる極性の電極端子を交
互に配置するとともに、複数個の同じ極性の電極端子を
導体で接続したものである。
【0015】請求項1項に記載の発明によれば、第1極
性の電極端子とこれと異なる第2極性の電極端子がそれ
ぞれ複数個に分散し、第1極性の電極端子と第2極性の
電極端子が近接配置されることになるため、電流方向が
互いに逆方向となる、第1極性の電極端子を接続する導
体と、第2極性の電極端子を接続する導体との重なり長
さ(面積)を多くすることができ、磁束相殺効果を向上
させることができるので、浮遊インダクタンスを低減さ
せることができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、導体が幅広導体
である請求項1に記載の電力変換装置である。
【0017】請求項2項に記載の発明によれば、導体が
幅広導体であることにより、電流の流れる経路が広がる
ことになり、更に浮遊インダクタンスを低減させること
ができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、導体間に絶縁板
を挿入した請求項1または請求項2に記載の電力変換装
置である。
【0019】請求項4に記載の発明は、導体に絶縁被覆
を施した請求項1または請求項2に記載の電力変換装置
である。
【0020】
【発明の実態の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0021】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態として、図6に示すようなIGBTを用いた2レベル
のインバータ装置の平滑コンデンサの電極端子の接続構
成について説明する。
【0022】図1(a)は、第1の実施形態における平
滑コンデンサの電極端子とこれを接続する導体の配置を
示す平面図である。図示のように、正極端子3P、負極
端子3Nを各々2個ずつ設け、しかも正極端子3P、負
極端子3Nを交互に配置している。即ち、1個の正極端
子3Pに近接して1個の負極端子3Nを設けて第1の群
を形成し、更にもう1個の正極端子3Pに近接してもう
1個の負極端子3Nを設けて第2の群を形成するように
配置している。そして、各正極端子3Pは幅広の正極導
体5により接続し、各負極端子3Pは幅広の負極導体6
により接続する。
【0023】図1(b)は、同図(a)に示すものの変
形例で、更に電極端子数を増やした例である。すなわ
ち、同図(a)における第1の群、及び第2の群におけ
るそれぞれの正極端子3P及び負極端子3Nをそれぞれ
図示横方向に複数個並ぶように電極端子数を増やしたも
のである。この場合も図示縦方向については正極端子3
Pと負極端子3Nとを交互に配置していることになる。
そして、この場合も各正極端子3Pは幅広の正極導体5
により接続し、各負極端子3Pは幅広の負極導体6によ
り接続する。
【0024】図1(c)は、同図(b)に示すものの変
形例で、各電極端子が2個以上の複数個で、平滑コンデ
ンサ3の平面の縦横に、交互に、正極端子3P及び負極
端子3Nを配置している。従って、この図1(c)の場
合は、幅広導体(幅広ブスバー)5、6を、縦方向に伸
ばして引き出した場合でも、横方向に伸ばして引き出し
た場合でも、正極端子3Pを接続する正極導体(正極ブ
スバー)5と、負極端子3Nを接続する負極導体(負極
ブスバー)6との(電流が流れる部分の)重なり長さ
(面積)を多くすることができ、いずれの場合にも磁束
相殺効果を向上させることができる。
【0025】このように配置した電極端子3P、3Nへ
の主回路接続は、幅広導体(幅広ブスバー)5、6で行
い、図1及び図2に示すように、各正極端子3Pを接続
する正極導体(正極ブスバー)5と、各負極端子3Nを
接続する負極導体(負極ブスバー)6との間に電気的に
絶縁する絶縁板8を挿入し、正極端子3Pと、負極電極
3Nとの間の電気的な絶縁を保っている。そして、重な
り合っている幅広導体5、6に、それぞれ対応する電極
端子3P、3Nを中心とした丸穴をあけ空間を保ってい
る。例えば、各正極端子3Pを接続する正極導体5と、
異なる極性の負極端子3Nとは、正極導体5にあけた丸
穴の直径である空間ギャップGで絶縁が保たれている。
【0026】尚、この電気的な絶縁は、前述のように絶
縁板8を挿入する方法の他に、幅広導体5、6自身に粉
体塗装または熱収縮チューブ等の絶縁被覆を施しても同
様の機能は得られる。
【0027】このように構成した2レベルのインバータ
装置のコンデンサ電極端子配置における、磁束の相殺作
用は下記のようになる。
【0028】正極端子・負極端子が複数個に分散し近接
配置になるため、電流方向が逆向きになる正極導体5と
負極導体6の重なり面積が多くなり、磁束相殺効果が向
上する。
【0029】なお、本実施形態において、正極端子P、
負極端子Nの一方、例えば負極端子Nを平滑コンデンサ
3のケースと同電位にしておくこともできる。
【0030】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、平滑コンデンサ3とインバータ間の配線インダクタ
ンスを最小にでき、且つ電流は幅広導体5、6内をイン
ダクタンスが最小になる様に分布して流れることになり
低インダクタンス化が可能になる。これによりターンオ
フ電圧を小さく抑えることが可能になり、スナバー回路
を小さくでき、装置の小型化、低損失化、組立て配線作
業工数削減により低価格化が実現できる。
【0031】また、導体5、6を幅広導体(幅広ブスバ
ー)とすることにより、主回路ブスの表面が広くなり、
放熱効果も向上する。
【0032】(第2の実施形態)図3(a)は、本発明
の第2の実施形態における平滑コンデンサの電極端子と
これを接続する導体の配置を示す平面図であり、正極端
子9P、中性電極端子9C、負極端子9Nをそれぞれ複
数個設け、正極端子9P、中性電極端子9Cを交互に各
々2個ずつ、そして負極端子9N、正極端子9Pを交互
に各々2個ずつ設けているもので、3レベルのインバー
タ装置に適用する平滑コンデンサ9の構成を示すもので
ある。即ち、同図に示すように、1個の正極端子3Pと
中性電極端子9Cを交互に設けて第1の群を形成し、更
に負極端子3Nと中性電極端子9Cを交互に設けて第2
の群を形成するように配置している。そして各正極端子
3Pは幅広の正極導体(正極ブスバー)10Pにより接
続し、各中性極端子3Cは幅広の中性極導体(中性極ブ
スバー)10Cにより接続し、各負極端子3Pは幅広の
負極導体(負極ブスバー)10Nにより接続する。
【0033】図3(b)は、同図(a)に示すものの変
形例で、各電極端子9P、9C、9Nが2個以上の複数
個で、平滑コンデンサ9の平面の縦横に、交互に正極端
子9P、中性極端子9C、及び負極端子9Nを順次設け
て、第1の群、及び第2の群をそれぞれ形成するように
配置している。
【0034】このように配置した電極端子9P、9C、
9Nへの主回路接続は、幅広導体(幅広ブスバー)10
P、10C、10Nで行い、幅広導体(幅広ブスバー)
10P、10C、10N間に電気的に絶縁する絶縁板1
1を挿入し、各電極端子9P、9C、9N間の電気的な
絶縁を保っている。
【0035】尚、重なり合っている幅広導体10P、1
0C、10Nと電極端子9P、9C、9N間の電気的な
絶縁は、前述の第1の実施形態の場合と同様に、幅広導
体10P、10C、10Nに、それぞれ対応する電極端
子9P、9C、9Nを中心とした丸穴をあけ空間を保っ
ている。例えば、各正極端子3Pを接続する正極導体1
0Pと、異なる極性の中性極端子9C及び負極端子9N
とは、正極導体10Pにあけた丸穴の直径である空間ギ
ャップGで絶縁が保たれている。
【0036】また、電気的な絶縁は、前述のように絶縁
板11を挿入する方法の他に、幅広導体10P、10
C、10N自身に粉体塗装または熱収縮チューブ等の絶
縁被覆を施しても同様の機能は得られる。
【0037】このように構成した3レベルのインバータ
装置のコンデンサ電極端子の接続構成における磁束の相
殺作用は下記のようになる。
【0038】図4に3レベルの主回路の1相分を表す。
プラス出力の通電モードを同図に、矢印Aで示す。直流
電源である正極導体(正極ブスバー)10PからIGB
T14→IGBT15→出力ブス10Uの順番で電流I
Lが流れる。
【0039】この通電モードでのサージ電圧の発生原理
は、図4及び図5を用いて次のように説明できる。
【0040】今、IGBT14とIGBT15がオン状
態で負荷電流ILが流れている時、図5の時刻t1でI
GBT14のゲート電圧Vgeを負バイアスすると、I
GBT14はオフとされて電圧が上昇し、IGBT14
を流れていた電流Icは減少する。この時の電流減少率
(−dI/dt)と配線インダクタンスにより半導体ス
イッチング素子であるIGBT14にはサージ電圧が発
生する。
【0041】図5の時刻t1で発生するサージ電圧Vs
1は、以下の式(1)で示される。
【0042】
【数1】 Vs1=Vo+Ls・dI/dt+Vfr (1) また、時刻t2で発生するサージ電圧Vs2は次の式
(2)で示される。
【0043】
【数2】 Vs2=Vo+(√Lc/√C)*Ic (2) ただし、
【0044】
【数3】Ls=L1+L2+L3+L4+L5 Lc=L0+L2+L3+L6 である。
【0045】ここで、Vo=直流電圧、Ls=一括スナ
バループ13のインダクタンス、Lc=電源コンデンサ
から一括スナバループ13のインダクタンス、C=スナ
バコンデンサ容量、Vfr=スナバダイオードの過渡オ
ン電圧である。
【0046】つまり、IGBT14へのサージ電圧は、
ターンオフ過程のサージ電圧Vs1とターンオフ後のサ
ージ電圧Vs2があり、この第2の実施形態は、L0と
L6を減らすことにより、後者のVs2を減らす方法で
ある。
【0047】L0、L6は平滑コンデンサ9とインバー
タ間のインダクタンスで、本実施形態においては、最短
・最小ループ面積・幅広導体・近接配置で行っている。
【0048】即ち、コンデンサ9の電極端子9P、9
C、9Nとインバータ間の配線インダクタンスは、本実
施形態により極小化が可能となり、3レベル動作の通電
モードによるIGBTに加わるサージ電圧を抑制するこ
とができる。
【0049】また、直流一括スナバー回路13のコンデ
ンサの最小化・配線・構造部材の最小化及びその回路の
組立て配線工数の削減にも寄与する。
【0050】つまり、3レベルのモードにおいて磁束相
殺効果を高めるのには、正極端子9Pと中性極端子9
C、負極端子9Nを近接配置し、重なり合う面積を多く
することがポイントで本実施形態はそれを満たしたもの
となる。
【0051】尚、マイナスレベルの出力モードについて
は、プラス出力モードの電流方向が反転しただけで、ブ
スバーに対する通電方向の関係は同じであるので、説明
は割愛する。
【0052】また、本実施形態において、正極端子9
P、中性極端子9C、及び負極端子9Nのうちの一つ、
例えば中性極端子9Cを平滑コンデンサ9のケースと同
電位にしておくこともできる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
平滑コンデンサと逆変換器間の配線インダクタンスを低
減させることができる。これにより逆変換器のスイッチ
ング素子のターンオフ電圧を小さく抑えることが可能に
なり、スナバー回路を小さくでき、装置の小型化、低損
失化、組立て配線作業工数削減により低価格化が実現で
きる。
【0054】従って、逆変換器のスイッチング素子への
サージ電圧を抑制することができ、経済的で信頼性の高
い電力変換装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態及びその変形例にお
ける平滑コンデンサの電極端子とこれを接続する導体の
配置を示す平面図。
【図2】 本発明の第1の実施形態及びその変形例にお
ける平滑コンデンサの電極端子とこれを接続する導体の
配置を示す側面図。
【図3】 本発明の第2の実施形態及びその変形例にお
ける平滑コンデンサの電極端子とこれを接続する導体の
配置を示す平面図。
【図4】 本発明の第2の実施形態におけるサージ電圧
の発生原理を説明するための1相分の主回路図。
【図5】 本発明の第2の実施形態におけるサージ電圧
の発生原理を説明するための各信号の波形図。
【図6】 2レベルインバータ装置の主回路構成図。
【図7】 従来例の構成を示す図で、(a)はその平滑
コンデンサの電極端子とこれを接続する導体の配置の例
を示す平面図、(b)はその側面図、(c)は平滑コン
デンサの電極端子の配置の他の例を示す平面図。
【符号の説明】
1…順変換器 2…リアクトル 3、9…平滑コンデンサ 3P、9P…正極端子 3N、9N…負極端子 9C…中性極端子 4、14、15…IGBT 5、10P…正極導体(正極ブスバー) 6、10N…負極導体(負極ブスバー) 7…交流電源 8、11…絶縁板 10C…中性極導体(中性極ブスバー) 13…直流一括スナバ回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 7/12 H02M 7/12 J 7/5387 7/5387 Z Fターム(参考) 5H006 CA01 CB01 CC03 FA01 HA84 5H007 AA06 CA01 CB05 CC04 CC06 CC14 FA01 FA13 FA20 HA03 5H740 AA04 BA11 BB05 BB08 BC01 BC02 MM03 PP01 PP02 PP03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流を直流に変換する順変換器と、この順
    変換器で変換された直流を平滑化する平滑コンデンサ
    と、この平滑コンデンサで平滑化された直流を交流に逆
    変換する逆変換器とを有する電力変換装置において、前
    記平滑コンデンサは各極性の電極端子をそれぞれ複数個
    有し、前記複数個の各異なる極性の電極端子を交互に配
    置するとともに、複数個の同じ極性の電極端子を導体で
    接続したことを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】前記導体は幅広導体であることを特徴とす
    る請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 【請求項3】前記導体間に絶縁板を挿入したことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 【請求項4】前記導体に絶縁被覆を施したことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
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