JP2001235187A - セントラルヒーティングシステムの故障診断装置及び故障診断方法 - Google Patents

セントラルヒーティングシステムの故障診断装置及び故障診断方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のメーカ若しくは複数の機種を接続して構
成されるGCHシステムの構成とそれぞれのメーカ名や
機種名を自動的に取得する。 【解決手段】故障診断対象であるGCHシステムの熱源
機に通信手段を介して故障診断装置を接続し、通信によ
って熱源機の機種名やメーカ名を特定し、更に、熱源機
に、GCHシステム内のインテリジェント通信を利用し
て、GCH端末の機種名やメーカ名を取得させ、その情
報を報告させることを特徴とする。より好ましい態様で
は、故障診断装置が通信手段によって、熱源機の制御部
であるマイクロコンピュータにパスワードを送信し、そ
れが一致した時の応答により機種名やメーカ名を判別す
る。或いは、故障診断装置からの問い合わせに応答し
て、熱源機のマイクロコンピュータにメーカ名や機種名
を返信させる。そして、GCH端末の機種名やメーカ名
は、本来GCHシステム内に備えられている通信網と通
信プロトコルを利用して、熱源機にその都度取得させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスセントラルヒ
ーティング(GCH)システムの故障修理を支援する故
障診断装置に関し、特に、GCHを構成する熱源機とそ
れに接続されているGCH端末のメーカ名や機種名を自
動的に判別することができ、複数のガス機器メーカ若し
くは複数のガス機器に対して、汎用的に故障診断をする
ことができる故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガスセントラルヒーティング(G
CH)システムが広くに普及している。GCHシステム
は、比較的大きい能力を有する熱源機が、風呂、台所、
洗面所などへの給湯に加えて、床暖房、エアコン、乾燥
機などのGCH端末装置への給湯を行う。それに伴い、
熱源機は、風呂、台所、洗面所と給湯管を介して接続さ
れると共に、GCH端末装置にも循環路である給湯管を
介して接続される。そして、熱源機は、通常の給湯器と
同様に風呂用リモコンや台所用リモコンと通信回線を通
じて接続され、それらリモコンからの運転要求に応答し
て自動湯張りや追い焚きなどの所定の燃焼運転を行う。
更に、熱源機は、GCH端末装置のリモコンや制御パネ
ルとも通信回線を通じて接続され、それらのリモコンや
制御パネルからの運転要求に応答して、対応する燃焼運
転を行う。
【0003】GCHシステムは、熱源機と複数のGCH
端末とで構成され、熱源機と複数のGCH端末とが異な
るメーカの異なるガス器具で構成されるのが一般的であ
る。例えば、GCH端末であるエアコンは、熱源機から
の循環湯を利用して暖房を行い、電気を利用して冷房を
行う。また、GCH端末である床暖房は、熱源機からの
循環湯を床下の床暖房パイプに循環させて暖房を行う。
従って、単一のメーカが機能の異なるGCH端末を全て
製造販売していることは少なく、異なるメーカの熱源機
とGCH端末とが接続されてシステムが構成される場合
が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかるGCHシステム
の故障診断は、従来の給湯器に比較すると多くの困難を
伴う。例えば、所定の不具合が発生した場合、故障が熱
源機側にあるのか或いは端末側にあるのかを判断するこ
とは困難である。特に、GCHシステムの場合、熱源機
と端末とを結ぶ配管に熱動弁が設けられるのが一般的で
ある。この熱動弁はスイッチに対する応答性が極めて遅
いことで知られている。従って、各GCH端末の運転を
トライして、その時の熱源機の動作や端末の動作を確認
することによる不具合確認作業には、多くの工数を要す
る。
【0005】ガス機器単体である給湯器の故障診断装置
として、例えば、特開平7−305843号公報には、
汎用ノートパソコンで構成された外部検査装置が開示さ
れている。この外部検査装置は、給湯器にケーブルを介
して接続され、外部検査装置から所定の検査用指令情報
を与え、それに応答して動作した給湯器内の動作状態や
センサ出力を収集する。それにより、検査作業を単純化
することができる。
【0006】更に、複数種類のガス機器の故障診断を容
易にする装置として、例えば、特開平10−18518
9号公報には、複数種類の故障診断プログラムを故障診
断装置に格納し、ガス機器に通信手段を介して接続し
て、故障対象のガス機器に対応する故障診断プログラム
を実行することにより、多数のガス機器に対する製品知
識がない場合でも同様の故障診断を可能にすることが記
載されている。
【0007】しかし、かかる故障診断装置をGCHシス
テムに応用するためには、GCHシステム全体の構成、
熱源機や端末のメーカ名や機種名を特定することが必要
である。一般に、顧客からシステム構成図などの情報が
タイムリーに供給されることはまれであり、修理作業員
が家庭内外の器具をチェックして把握するしか方法がな
い。この作業は、住宅の内外の複数箇所での確認作業で
あり、多くの工数を要する。また、異なるメーカ毎に型
番の形態や形式が様々であり、必ずしも現場で故障診断
プログラムに適応する機種名、メーカ名を取得できると
は限らない。
【0008】そこで、本発明の目的は、GCHシステム
に対して、システム構成及び各端末や熱源機のメーカや
機種名を簡単に知ることができる故障診断装置を提供す
ることにある。
【0009】更に、本発明の目的は、GCHシステムに
対して容易に故障診断を行うことができる故障診断装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の一つの側面は、故障診断対象であるGC
Hシステムの熱源機に通信手段を介して故障診断装置を
接続し、通信によって熱源機の機種名やメーカ名を特定
し、更に、熱源機に、GCHシステム内のインテリジェ
ント通信を利用して、GCH端末の機種名やメーカ名を
取得させ、その情報を報告させることを特徴とする。よ
り好ましい態様では、故障診断装置が通信手段によっ
て、熱源機の制御部であるマイクロコンピュータにパス
ワードを送信し、それが一致した時に生成される応答に
より機種名やメーカ名を判別する。或いは、故障診断装
置からの問い合わせに応答して、熱源機のマイクロコン
ピュータにメーカ名や機種名を返信させる。そして、G
CH端末の機種名やメーカ名は、本来GCHシステム内
に備えられている通信網と通信プロトコルを利用して、
熱源機にその都度取得させる。
【0011】上記の発明によれば、故障診断装置を熱源
機に通信手段を介して接続するだけで、熱源機やGCH
端末のメーカ名や機種名を特定することができ、故障診
断作業を軽減することができる。GCHシステム構成が
自動的に判別された後は、故障診断装置に備えられた機
種毎の或いはメーカ毎の故障診断プログラムを利用する
ことで、種々の故障診断運転をさせ、故障診断モニタを
行うことができる。
【0012】上記の目的を達成するために、本発明の別
の側面は、熱源機と、該熱源機と給湯管及びシステム内
通信手段を介して接続される端末装置とを有するセント
ラルヒーティングシステムの故障診断装置において、前
記熱源機に診断用通信手段を介して通信可能な状態にし
た後で、前記熱源機のメーカ名または機種名を前記熱源
機内の制御装置から取得し、更に、前記熱源機内の制御
装置に前記システム内通信手段を介して前記端末装置の
メーカ名または機種名を取得させ、当該端末装置のメー
カ名または機種名を前記制御装置から取得し、前記セン
トラルヒーティングシステムの構成とそれぞれのメーカ
名または機種名の情報を取得することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
なお、本発明は、種々の組み合わせを有するGCHシス
テム機器の故障診断装置に関するが、以下の実施の形態
例では、風呂、床暖房、バス乾燥機、2台のエアコンが
熱源機に接続されている例で説明する。
【0014】図1は、GCHシステムと故障診断装置の
例を示す図である。GCHシステムは、ガスなどの燃料
を燃焼して給湯または湯の循環を行う熱源機1と、それ
に接続された複数のGCH端末装置、例えば床暖房6
0,バス乾燥機64,エアコン68,エアコン72及び
風呂50を有する。熱源機1は、風呂や台所、洗面所に
給湯するための給湯路11とその熱交換機10と、それ
以外のGCH端末装置に循環湯を供給する給湯路14と
その熱交換機13とを有する。熱交換機それぞれには、
ガスなどの燃料を燃焼する燃焼バーナ12,15が設け
られる。
【0015】第1の給湯路11には、図示しない給水管
と給湯栓がつながれ、給湯栓が開かれると、給水管から
給湯路11内に給水が行われ、それに応答してバーナー
12が燃焼し、給湯栓に給湯が行われる。給湯栓は、台
所、洗面所、風呂などに設けられる。更に、第1の給湯
路11は、開閉弁16及び追い焚き循環路53を介し
て、風呂50に給湯する。更に、追い焚き循環路53
は、追い焚き用熱交換機19につながれ、第2の給湯路
14内をバイパスする湯からの熱交換により浴槽内の湯
が温められる。
【0016】また、第2の給湯路14は、往きヘッダ8
0と戻りヘッダ81に接続されるそれぞれの循環路を介
して、床暖房60、バス乾燥機64、エアコン68,7
2にそれぞれ接続され、それぞれの端末装置からの要求
に応答して、それら循環路に湯を循環させる。端末装置
への湯の循環は、それぞれの循環路内に設けた熱動弁か
らなる開閉弁62,66,70,74を介して行われ
る。これらの熱動弁は、熱源機1内の制御用マイクロコ
ンピュータ21からの駆動により、開閉される。
【0017】GCH端末装置には、それぞれ制御用のマ
イクロコンピュータ61,65,69,73が設けら
れ、熱源機1内の通信用マイクロコンピュータ22と通
信回線を介して接続される。床暖房60の場合は、マイ
クロコンピュータ61は床暖房リモコンであり、バス乾
燥機64の場合は、マイクロコンピュータ65は制御装
置であり、エアコン68,72の場合も、マイクロコン
ピュータ69,73は制御装置である。また、風呂用リ
モコン51もマイクロコンピュータで構成され、熱源機
1の通信用マイクロコンピュータ22と通信可能になっ
ている。
【0018】熱源機1に設けられた制御用マイクロコン
ピュータ21は、リモコン51,61やGCH端末の制
御装置65,69,73からの運転指令に応答して、熱
源機内部のセンサの出力をモニタし、熱源機内部のアク
チュエータを駆動する。アクチュエータは、例えば、燃
焼バーナのガス電磁弁、着火用イグナイター(図示せ
ず)、循環ポンプ17,18、風呂給湯栓16、各端末
への循環路を開く熱動弁62,66,70,74等であ
り、センサは、給湯路11,14の入水温度、出湯温度
センサ(図示せず)、燃焼ファンの回転数センサ(図示
せず)などである。
【0019】制御用マイクロコンピュータ21には、熱
源機の各種パラメータや設定値などが記録される不揮発
性メモリ54が接続される。更に、不揮発性メモリ54
には、熱源機1のパスワードも記憶される。また、制御
用マイクロコンピュータ21は、通信用マイクロコンピ
ュータ22を介して、各端末からの指令信号、モニタ信
号、リモコンからの指令信号等を受信し、運転状態やエ
ラーを示す信号などを送信する。制御用マイクロコンピ
ュータと通信用マイクロコンピュータとは一体のマイク
ロコンピュータで実現されてもよい。
【0020】台所や洗面所の給湯栓が開かれたり、風呂
リモコンから運転指令が出されたりすると、制御用マイ
クロコンピュータ21により、燃焼バーナ12の燃焼運
転が開始され、通常の給湯器と同様の燃焼制御が行われ
る。また、GCH端末装置から運転指令が出されると、
その運転指令が通信用マイクロコンピュータ22に送信
される。各端末のマイクロコンピュータと通信用マイク
ロコンピュータ22との通信は、予めメーカ間で取り決
められた共通のプロトコルにより行われるインテリジェ
ント通信である。通信用マイクロコンピュータ22は、
運転指令を受信すると、制御用マイクロコンピュータ2
1に運転指令を伝える。それに応答して、制御用マイク
ロコンピュータ21は、運転指令を発行した端末の熱動
弁を開くよう制御すると共に、対応する燃焼制御を行
う。
【0021】本実施の形態例は、ノートパソコンなどの
携帯情報端末で構成される故障診断装置2がプロトコル
変換装置3を介して、熱源機1内の制御用マイクロコン
ピュータ21に接続される。そのために、熱源機1に
は、通信用のケーブル26を接続するためのコネクタ2
3が設けられる。このコネクタ23は、従来の一般的な
熱源機には設けられていないハードウエアである。
【0022】本実施の形態例の故障診断装置2は、汎用
のノートパソコンなどの携帯情報端末である。従って、
例えば、ウインドウズ95やウインドウズNT(いずれ
もマイクロソフト社の商標)などの標準OSにより動作
するので、その通信プロトコルも標準プロトコルであ
る。それに対して、故障診断の対象となる熱源機1内の
制御用マイクロコンピュータ21は、各メーカ毎に異な
る仕様で構成され、対応可能な通信プロトコルも、標準
プロトコルとは異なる独自仕様の場合が多い。このマイ
クロコンピュータ21による通信機能は、通常メーカで
の出荷試験時の動作試験用に開発されたものであり、従
って、メーカ毎に通信プロトコルやパスワードが異なる
のである。
【0023】そこで、本実施の形態例では、故障診断装
置2と給湯器1との間に、プロトコル変換装置3を介在
させ、そこで、標準プロトコルによる電文と給湯器固有
のプロトコルによる電文との間でプロトコル変換を行わ
せている。プロトコル変換装置3は、コネクタ31,3
2と、マイクロコンピュータなどで構成されるプロトコ
ル変換手段30とを有する。プロトコル変換手段30
は、CPU、RAM、プログラム変換プログラムを内蔵
するROM、及び入出力バッファBUFなどを有し、メモ
リRAM内の通信制御用メモリ領域は、所定のレジスタ
からなる通信制御用メモリ領域に、プロトコル変換に必
要な給湯器側の通信プロトコルのパラメータが記録され
る。
【0024】熱源機1の制御用マイクロコンピュータ2
1は、制御プログラムを内蔵する。この制御プログラム
は、例えば、各リモコンや端末から要求された運転に対
応する燃焼シーケンスを制御するための燃焼制御シーケ
ンスプログラムと、故障診断装置2との通信を行うため
の通信制御プログラムとを有する。この通信制御プログ
ラムを有することにより、故障診断装置2との間で通信
を行うことができ、自動故障診断を可能にする。
【0025】熱源機1内の制御用マイクロコンピュータ
21は、リモコン、GCH端末装置のマイクロコンピュ
ータ、及び故障診断装置2から、給湯や運転等の所定の
指令信号を受信した時に、例えば、その制御プログラム
の実行を示すフラグを内蔵RAM内に記録する。そし
て、内蔵される燃焼制御シーケンスプログラムは、その
フラグを参照して指令信号に対応する制御プログラムの
実行を行う。また、燃焼制御シーケンスプログラムは、
内蔵RAM内に記録されたセンサ出力データからセンサ
の状態を検出して、燃焼制御に必要なアクチュエータの
駆動を指令するデータを、内蔵RAM内の対応する領域
に書き込む。制御用マイクロコンピュータ21は、その
内蔵RAMに書き込まれた指令データを参照して、熱源
機内のアクチュエータに指令信号を与える。
【0026】従って、故障診断装置2は、通信手段を利
用して、上記の熱源機1内のマイクロコンピュータ21
が内蔵するRAMの情報を書き換えたりすることで、故
障診断に必要な所望の燃焼制御を指示することができ、
また、RAMの情報を読み出したりすることにより、そ
れに対応するセンサ出力や給湯器内の状態を監視するこ
とができる。そのために、故障診断装置2には、入力手
段としてキーボード28と、モニタ画面27とが設けら
れ、更に、通信ポート29が設けられる。
【0027】故障診断装置2の通信ポート29は、RS23
2Cケーブル27を介してプロトコル変換装置3に接続さ
れる。そして、プロトコル変換装置3は、別のケーブル
26を介して、熱源機1のコネクタ23に接続される。
【0028】故障診断装置2は、複数のメーカ若しくは
複数の機種からなるGCHシステムに対して汎用的に利
用できるように、その故障診断プログラムとして、汎用
的な部分と、複数種類の熱源機や端末装置毎に若しくは
複数のメーカ毎に設けられる個別的な部分とを有する。
【0029】近年の熱源機は汎用のマイクロコンピュー
タによる燃焼制御が一般的であり、上記した内蔵RAM
領域や制御プログラムは同様のものである。従って、メ
ーカ毎若しくは機種毎に異なるのは、熱源機内の部品の
種類、内蔵RAMのアドレス、内蔵RAM領域への入出
プログラム、アクチュエータ駆動のプログラム、センサ
データの入力プログラム等の細かい部分である。そのた
め、本実施の形態例の故障診断装置2は、それらの共通
化できない部分は、個別的な部分である情報ファイルに
よって対応する。一方、修理作業員に対して機種毎に共
通の表示画面と操作性を提供することができる様に、修
理作業員への表示と入力の制御を共通化した汎用アプリ
ケーションプログラムを有する。
【0030】図2は、故障診断装置内の構成を示す図で
ある。図1と同じ部分には同じ引用番号を与えている。
故障診断装置2は、ハードウエアとしては、前述のモニ
タ画面27と、キーボード28と、通信ポートであるコ
ネクタ端子29と、図示しないCPU、RAM、ファイ
ル装置を有する。そして、ファイル装置内のプログラム
やデータの構成が、図2に示される。
【0031】故障診断装置2内のソフトウエアの構成
は、メーカ毎若しくはガス機器の種類にかかわらず汎用
的に動作する汎用ミドルウエアアプリケーション40
と、メーカ毎に若しくは機種器毎に異なる情報ファイル
42と、メーカ読み出し順の情報を有するメーカ読み出
し順ファイル44とを有する。
【0032】汎用ミドルウエアアプリケーション40
は、図示しないOSと共に、キーボード28からの入力
を受信し、必要な表示をモニタ画面27に対して行う。
従って、汎用ミドルウエアアプリケーション40は、修
理作業員に共通の故障診断メニュー画面を提供するため
のデータも含まれる。また、コネクタ端子29に接続さ
れるケーブルを介して通信を行うための、通信制御プロ
グラムも含まれる。この通信制御プログラムは、汎用O
Sに従う標準通信プロトコルによって、電文フォーマッ
トを作成して外部と通信する。
【0033】更に、汎用ミドルウエアアプリケーション
40は、最初に故障診断装置を熱源機に接続した時に、
診断対象の熱源機とそれに接続されるGCH端末装置の
メーカ名や機種名の情報を取得するための初期設定プロ
グラムを有する。この初期設定プログラムを実行するこ
とにより、診断対象のGCHシステムを構成する熱源機
や端末装置のメーカ名や機種名を自動的に判別すること
ができる。この自動判別については、後で詳述する。
【0034】メーカ毎に若しくは機種毎に異なる情報フ
ァイル42は、例えば、図2に示される通り、メーカ毎
に異なるデータ・プログラムファイル42A,42B、
42Xで構成される。そして、例えば、メーカAのデー
タ・プログラムファイル42Aの場合は、メーカAの熱
源機の検査工程で利用されるパスワードAと、メーカA
の熱源機に固有の通信プロトコルのパラメータAと、メ
ーカAの熱源機に固有の診断用ファイル1,2等を有す
る。
【0035】また、メーカBのデータ・プログラムファ
イル42Bも、同様の情報を有する。そして、図示しな
いが、同様のデータ・プログラムファイルが複数設けら
れる。この情報ファイル42は、メーカ毎に限られず、
機種毎に異なる場合もある。メーカ側の仕様に合わせ
て、かかる情報ファイル42が構成される。
【0036】更に、情報ファイル42は、GCH端末装
置の故障診断プログラム42Xも有する。後述する通
り、GCHシステムの構成と熱源機及び端末装置のメー
カや機種が判明すると、それに対応する故障診断プログ
ラム42Xを利用して故障診断が行われる。
【0037】メーカ呼び出し順ファイル44は、初期設
定プログラムによって故障診断対象であるGCHシステ
ムの熱源機のメーカ名や機種名を特定する時の、呼び出
し順の情報を有する。そして、汎用ミドルウエアアプリ
ケーション40は、初期設定プログラムを実行して、メ
ーカ呼び出し順ファイル44に設定されたメーカ順に、
情報ファイル42内の対応するデータ・プログラムファ
イルを参照する。そして、対応するパスワードを接続し
た熱源機に送信して、熱源機1からの応答に従って熱源
機の機種またはメーカを特定する。従って、メーカ呼び
出し順ファイル44には、通常、故障診断対象の熱源機
の割合等に応じて呼び出し順の情報が設定される。
【0038】図3、図4、図5は、故障診断装置による
故障診断のフローチャート図である。故障診断の大きな
流れは、最初に、故障診断装置2は、GCHシステムの
熱源機のメーカ名や機種名を取得し、熱源機のマイクロ
コンピュータとの通信を確率する。そして、次に、故障
診断装置2は、熱源機に対してGCH端末装置のメーカ
名や機種名を取得させ、その情報を取得する。その結
果、故障診断装置2は、GCHシステム構成とそれぞれ
のメーカ名や機種名を特定することができる。その後、
故障診断装置2は、特定した機種名に対応する故障診断
プログラムを利用して、各種の故障診断を実行する。以
下、フローチャート図に沿って故障診断の流れを説明す
る。
【0039】最初に、故障診断装置2は、RS232Cケーブ
ル27によりプロトコル変換装置3に接続され、更に、
プロトコル変換装置3は、別の通信ケーブル26により
給湯器1のコネクタ端子23に接続される。そして、故
障診断装置2の電源がオンされる。
【0040】電源オンに伴い(S1)、故障診断装置2
内の汎用ミドルウエア・アプリケーションが起動する
(S2)。この起動に伴い、汎用ミドルウエア・アプリ
ケーション40は、初期設定プログラムを実行し、修理
作業員に対して、自動的にメーカ若しくは機種の判別を
行うか、修理作業員がマニュアルで判別コードを入力す
るかを、モニタ画面から問い合わせる。そして、機種自
動判別開始ボタンが押されると(S3)、初期設定プロ
グラムは、メーカ呼び出し順ファイル44を参照する。
【0041】今仮に、メーカ呼び出し順ファイル44内
に、メーカA、メーカBの順番の情報が記録されてい
て、故障診断対象の熱源機がメーカBのものであったと
する。
【0042】汎用ミドルウエア・アプリケーション40
の初期設定プログラムは、メーカAの判別を開始する
(S4)。その為に、初期設定プログラムは、情報ファ
イル42のうち、メーカAのデータ・プログラムファイ
ル42Aを参照し、通信プロトコルのパラメータAを、
故障診断装置2の標準通信プロトコルに従って、通信ポ
ート29からプロトコル変換回路3に送信する(S
5)。ここで、通信プロトコルのパラメータとは、例え
ば、ボーレート(300bps,600bps,1200bps...9600b
ps)、データビット長(1バイトを7ビットで構成する
か、8ビットで構成するか)、パリティ(偶数パリティ
か奇数パリティか、パリティなしか)、ストップビット
(通信電文の後のビット数)等が含まれる。これらのパ
ラメータに従う通信プロトコルであれば、メーカAの熱
源機と通信を行うことができる。
【0043】このプロトコルのパラメータAは、プロト
コル変換装置3内のプロトコル変換手段30が内蔵する
通信制御用メモリに記録される(S6)。そして、プロ
トコル変換手段30は、かかるパラメータAの記録が終
了すると、通信可能状態であるとの返信を故障診断装置
2に返信する(S7)。
【0044】次に、上記の返信に応答して、汎用ミドル
ウエア・アプリケーション40の初期設定プログラム
は、メーカAのデータ・プログラムファイル42Aを参
照し、パスワードAを、故障診断装置2の汎用通信プロ
トコルに従って、通信ポート29からプロトコル変換装
置3に送信する(S8)。プロトコル変換手段30は、
前述の内蔵メモリに記録したパラメータAに従って、給
湯器1に対応する通信プロトコルによる電文フォーマッ
トに変換して(S9)、そのメーカAのパスワードAを
熱源機1のマイクロコンピュータ21に送信する(S1
0)。
【0045】熱源機1側のマイクロコンピュータ21
は、受信したパスワードAが、正しいか否かの認証を行
う(S12)。この例では、熱源機1はメーカBのもの
であり、通信プロトコルがメーカAと異なっている場合
は、マイクロコンピュータ21は、送信された電文を認
識することができず、それに対して返信しないか、或い
は認識できないとの返信(NAK)を行う(S13)。
或いは、通信プロトコルがメーカAと同じである場合
は、送信された電文を認識するが、パスワードの認証で
否定されるので、認証不可の返信が行われる(図示せ
ず)。
【0046】返信なしの場合は、プロトコル変換手段3
0も故障診断装置2に何らの通信も行わないので、故障
診断装置の初期設定プログラムは、所定時間内に返信が
ないことから、認証が失敗したことを知ることができ
る。或いは、認識不可との返信や認証不可との返信があ
る場合は、プロトコル変換手段30は、その返信電文を
標準プロトコルに変換して、故障診断装置2に送信する
(S15)。その結果、初期設定プログラムは、メーカ
Aの判別が行われなかったことを認識することができる
(S16)。
【0047】そこで、初期設定プログラムは、図4に示
される通り、再度メーカ呼び出し順ファイル44を参照
し、次に判別を行うべきメーカ名を取得する(S2
4)。ここでの例では、メーカBが次の順番であるとす
る。
【0048】メーカBの判別処理も、メーカAの場合と
同じである。まず、初期設定プログラムは、メーカBの
データ・プログラムファイル42Bを参照し、メーカB
の通信プロトコルのパラメータBを取得し、標準通信プ
ロトコルに従って、パラメータBをプロトコル変換手段
30に送信する(S25)。プロトコル変換手段30
は、そのパラメータBを内蔵する通信制御メモリに記録
し(S26)、返信する(S27)。その返信に応答し
て、初期設定プログラムは、メーカBのパスワードB
を、標準通信プロトコルに従って、プロトコル変換手段
30に送信する。
【0049】プロトコル変換手段30は、パラメータB
に従ってプロトコル変換し(S29)、そのパスワード
Bを熱源機1のマイクロコンピュータ21に送信する
(S30)。マイクロコンピュータ21は、パラメータ
Bに従う通信プロトコルの電文を認識することができ
る。そして、パスワードBが正しいか否かの認証が行わ
れる。この例では、認証が成功し(S32)、マイクロ
コンピュータ21は、認証成功を意味する機種名情報を
返信する(S33)。
【0050】プロトコル変換手段30は、その機種名情
報を含む電文を、標準プロトコルに変換して(S3
4)、同様に機種名情報を、故障診断装置2に送信する
(S35)。初期設定プログラムは、この返信によっ
て、メーカBであることを判別すると共に、その機種名
の情報も取得することができる。
【0051】以上で初期設定プログラムによるメーカ判
別処理が終了する。その結果、故障診断装置2と熱源機
1内のマイクロコンピュータ21との間で、通信可能状
態になる。
【0052】次に、故障診断装置2の初期設定プログラ
ムは、GCH端末装置のメーカ名や機種名の取得手順に
入る。ここの例では、メーカBの熱源機1に対して、G
CH端末装置のメーカ名や機種名の取得命令を発行する
(S37)。この命令は、メーカBの通信プロトコルを
利用して、熱源機1の制御用マイクロコンピュータ21
に送信される(S38)。
【0053】図5に示される通り、熱源機1内の通信用
マイクロコンピュータ22と、各端末装置のマイクロコ
ンピュータ61,5,69,73とは、通信回線を介し
て接続され、複数のメーカの間で標準化されているイン
テリジェント通信プロトコルにより通信可能な状態にあ
る。このインテリジェント通信により、GCH端末装置
にマイクロコンピュータは、熱源機1に対して運転命令
を発行することができ、熱源機1の状態を端末装置に表
示することができる。
【0054】そこで、熱源機1は、故障診断装置2から
の端末装置の機種名取得命令に応答して、接続されてい
るGCH端末装置に対して、個別にメーカ名や機種名の
問い合わせを行う(S40)。この問い合わせは、GC
Hシステム内のインテリジェント通信プロトコルによっ
て行われ、各端末装置に個別に問い合わせが行われ、各
端末装置から個別にメーカ名や機種名が、熱源機のマイ
クロコンピュータ22に返信される。すでに存在するイ
ンテリジェント通信プロトコルに、かかるメーカ名や機
種名取得命令コードを追加することで、このような機能
追加を容易に行うことができる。各端末装置は、図示し
ない不揮発性メモリなどにメーカ名や機種名のデータを
記録し、保存している。
【0055】図5に示される端末A,B,C,Dは、図
1に示された床暖房60、バス乾燥機64,エアコン6
8,72に対応する。これらのメーカ名や機種名が熱源
機のマイクロコンピュータ22,21に供給されると、
それらの情報が、その都度制御用マイクロコンピュータ
21から故障診断装置2に返信される(S42)。その
結果、故障診断装置2は、GCHシステムの全体構成と
それぞれのメーカ名や機種名を取得することになり、か
かる構成図を表示画面27に表示する。
【0056】図6は、GCHシステム構成の表示例であ
る。図1に示された例の場合は、熱源機、床暖房、バス
乾燥機、エアコン2台が、図6に示されるように表示さ
れ、それぞれの機器のメーカ名(X、Y、Z社)と機種
名(a1,b1,b2,c1,c2,c3)とが表示さ
れる。この表示は、故障診断装置2内の汎用ミドルウエ
アアプリケーション40によって行われる。そして、例
えば、図6に示される様に、「故障診断対象の機器をク
リックしてください。」というメッセージが表示され、
修理作業員は、顧客から連絡のあった不具合に対応する
機器の故障診断のために、その機器をクリックする。
【0057】この選択操作に応答して、汎用ミドルウエ
アアプリケーション40は、対応する故障診断ファイル
を参照して、それぞれの故障診断手順を実行する。例え
ば、熱源機1の故障診断を行う場合は、判別したメーカ
Bに対応する情報ファイル42B内の診断用ファイルに
従って、所定の故障診断処理を行う。
【0058】かかる診断処理は、種々考えられる。例え
ば、故障診断装置2から、燃焼開始などの診断動作命令
を送信し(S48)、熱源機1内のマイクロコンピュー
タ21の燃焼開始に必要な内臓RAMの所定フラグをO
N状態にする。それに伴い、マイクロコンピュータ21
内の燃焼制御シーケンスプログラムは、その指令フラグ
に従って、燃焼開始制御シーケンスを実行する。そし
て、そのときのセンサ出力や状態についてのデータ等
が、マイクロコンピュータ21の内蔵RAMの所定の領
域から読み出され、故障診断装置2に返信される(S5
0)。それにより、故障診断装置2は、故障の原因とな
る不具合を診断することができる。
【0059】これらの診断動作命令の送信と、センサ出
力や状態についてのデータの返信は、全て、プロトコル
変換手段30により、内蔵RAMに記録したパラメータ
Bに従ってプロトコル変換される。
【0060】診断用ファイルは、例えば、特定の診断動
作命令を実行させながら故障部品の特定を行ったり、特
定の部品を個別に動作させて故障部品の特定を行ったり
するメーカ毎の若しくは機種毎の診断プログラムを有す
る。また、同じメーカAにおいても、異なる機種に対し
ては異なる診断プログラムを有する診断ファイルが利用
される。診断ファイルは、メーカ間または機種間に対し
て、同じ様な診断シーケンスを修理作業員に提供するこ
とができるように構成されることが好ましい。
【0061】また、GCH端末装置に対する故障診断
は、例えば、故障診断装置2が端末装置のリモコンや操
作パネルをエミュレートして行われる。その結果、修理
作業員は、熱源機の状態をモニタしながら、各端末装置
からの運転指令を熱源機に与えることができる。それに
より、熱源機側の故障か端末機側の故障か等の判定を容
易に行うことができる。または、実際に運転させること
は熱動弁の駆動を伴うので、故障発生時の動作の履歴を
熱源機や端末装置内のメモリから読み出すことで、より
短時間での故障診断を行うこともできる。
【0062】本実施の形態例では、故障診断装置2が、
故障診断を行うことができるメーカのパスワードをあら
かじめ情報ファイル内に記録しておき、初期設定プログ
ラムに従って、順番にメーカのパスワードを送信し、認
証が成功するまでそのパスワードの送信を継続する。そ
して、その送信順をメーカ呼び出し順ファイル44内に
最適順になるように設定する。従って、修理作業員は、
自動判別機能を利用することで、自動的に故障診断対象
のガス機器を判別して、ガス機器との間の通信状態を確
立し、故障診断モードにすることができる。
【0063】本実施の形態例では、メーカのパスワード
とメーカ毎のプロトコルとの組み合わせが、複数のメー
カにおいて一義的に決められている。従って、プロトコ
ルのパラメータとパスワードにより、ガス機器のメーカ
を特定することが可能になる。
【0064】上記の実施の形態例では、故障診断装置が
メーカに対応したパスワードを送信し、それが一致する
場合にガス機器から機種情報を返信してもらう。そし
て、その機種情報に対応する診断ファイルを利用して故
障診断を実行する。それに限定されず、例えば、故障診
断装置がガス機器の機種に対応するパスワードを送信
し、それが一致する場合にガス機器から認証完了を意味
する返信をしてもらっても良い。その場合は、その返信
に応答して、機種に対応する故障診断ファイルを利用し
て故障診断を実行することができる。また、メーカの呼
び出し順を単に乱数表を利用してランダムに行っても良
い。或いは、修理作業員による設定に従う順番で行って
も良い。
【0065】本発明は、ガスセントラルヒーティングに
限定されず、電気や石油を利用したセントラルヒーティ
ングにも適用できる。
【0066】以上、本発明の保護範囲は、上記の実施の
形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0067】
【発明の効果】以上、本発明によれば、複数のメーカ若
しくは複数の機種の熱源機や端末装置が接続されるセン
トラルヒーティングシステムの構成とそれぞれのメーカ
名や機種名を自動的に取得することができ、システムの
故障診断工数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】GCHシステムと故障診断装置の例を示す図で
ある。
【図2】故障診断装置内の構成を示す図である。
【図3】故障診断装置による故障診断のフローチャート
図である。
【図4】故障診断装置による故障診断のフローチャート
図である。
【図5】故障診断装置による故障診断のフローチャート
図である。
【図6】GCHシステム構成の表示例である。
【符号の説明】
1 熱源機 2 故障診断装置 3 プロトコル変換装置 40 汎用ミドルウエア・アプリケーション(プログ
ラム) 42 情報ファイル 44 メーカ呼び出し順ファイル 60 床暖房(GCH端末装置) 64 バス乾燥機(GCH端末装置) 68,73 エアコン(GCH端末装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅輪 泰久 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 石本 雅 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 森田 哲 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 前田 和茂 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 松原 秀樹 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 鬼塚 宏 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 吉村 正博 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 3L054 BE10 3L073 CC10 CC15 DE07 DF05 DF07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱源機と、該熱源機と給湯管及びシステム
    内通信手段を介して接続される端末装置とを有するセン
    トラルヒーティングシステムの故障診断装置において、 前記熱源機に診断用通信手段を介して通信可能な状態に
    した後で、前記熱源機のメーカ名または機種名を前記熱
    源機内の制御装置から取得し、更に、前記熱源機内の制
    御装置に前記システム内通信手段を介して前記端末装置
    のメーカ名または機種名を取得させ、当該端末装置のメ
    ーカ名または機種名を前記制御装置から取得し、前記セ
    ントラルヒーティングシステムの構成とそれぞれのメー
    カ名または機種名の情報を取得することを特徴とする故
    障診断装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記複数の機種毎またはメーカ毎に設けられ、それらの
    パスワードをそれぞれ有する情報ファイルと、 前記複数の機種またはメーカに共通に設けられ、前記パ
    スワードの送信及び返信される情報の受信を行う汎用プ
    ログラムとを有し、 前記熱源機のメーカ名または機種名の取得を、前記パス
    ワードを前記熱源機内の制御装置に順番に送信し、それ
    に対する応答により行うことを特徴とする故障診断装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 更に、前記順番に関する情報を有する呼び出し順番ファ
    イルを有し、 前記汎用プログラムは、前記呼び出し順番ファイル内の
    呼び出し順番に従って、前記パスワードの送信を行うこ
    とを特徴とする故障診断装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記複数の機種毎またはメーカ毎に設けられ、それらの
    故障診断ファイルをそれぞれ有する情報ファイルと、 前記セントラルヒーティングシステムの構成とそれぞれ
    のメーカ名または機種名の情報を表示する表示手段とを
    有し、 当該表示された熱源機または端末装置への指令に応答し
    て、前記故障診断ファイルを対応付けて故障診断を行う
    ことを特徴とする故障診断装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載された故障診断装置におい
    て、 更に、前記診断用通信手段の途中に設けられ、前記故障
    診断装置からの第1の通信プロトコルに従う電文と、前
    記熱源機に対応する第2の通信プロトコルに従う電文と
    の間でプロトコル変換を行うプロトコル変換装置を有す
    ることを特徴とする故障診断装置システム。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記故障診断装置は、前記制御装置と通信をする前に、
    当該制御装置に対応する前記第2の通信プロトコルにつ
    いてのパラメータ情報を前記プロトコル変換装置に送信
    し、 前記プロトコル変換装置は、前記パラメータ情報に従っ
    て、前記プロトコル変換を行うことを特徴とする故障診
    断システム。
  7. 【請求項7】熱源機と、該熱源機と給湯管及びシステム
    内通信手段を介して接続される端末装置とを有するセン
    トラルヒーティングシステムの故障診断方法において、 前記熱源機に診断用通信手段を介して通信可能な状態に
    した後で、前記熱源機のメーカ名または機種名を前記熱
    源機内の制御装置から取得する工程と、 前記熱源機内の制御装置に前記システム内通信手段を介
    して前記端末装置のメーカ名または機種名を取得させ、
    当該端末装置のメーカ名または機種名を前記制御装置か
    ら取得する工程と、 前記セントラルヒーティングシステムの構成とそれぞれ
    のメーカ名または機種名の情報を表示する工程とを有す
    ることを特徴とする故障診断方法。
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