JP2001235184A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001235184A
JP2001235184A JP2000043851A JP2000043851A JP2001235184A JP 2001235184 A JP2001235184 A JP 2001235184A JP 2000043851 A JP2000043851 A JP 2000043851A JP 2000043851 A JP2000043851 A JP 2000043851A JP 2001235184 A JP2001235184 A JP 2001235184A
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JP
Japan
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unit
compressor
air conditioner
indoor
air
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JP2000043851A
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English (en)
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Toru Suzuki
徹 鈴木
Takayuki Matsumoto
隆幸 松本
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加湿ユニットを使用した場合の空気調和機の運
転時に生じる騒音を低減することにある。 【解決手段】 室外機(41)と、室内機と、室外機
(41)及び室内機に形成される冷媒回路(1)と、加
湿ユニット(42)とを備え、冷媒回路(1)中の圧縮
機(11)の回転数を制御し、冷媒の流れを制御するこ
とによって室内温度(DI)を調節するとともに、加湿
ユニット(42)によって室内空気に水分を供給し室内
湿度を調節する空気調和機において、空気調和機が運転
されることによって発生する音が一定値以上にならない
ように、加湿ユニット(42)の運転を制限する騒音防
止手段(4)を備えた空気調和機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機、特
に、加湿ユニットを備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】室内機と室外機とから構成されるセパレ
ート型の空気調和機は、比較的簡単な工事で冷風・温風
が得られ、1台ごとの単独運転が可能なので広く普及し
ている。このセパレート型の空気調和機は、圧縮機、四
方切替弁、室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器、アキ
ュムレータから構成される冷媒回路を備えている。室内
熱交換器は、室内機中に配置され、冷媒と室内空気とで
熱交換することによって冷房または暖房する。室外熱交
換器は、室外機に配置され、冷媒と室外空気とで熱交換
することで、冷媒を蒸発または凝固させる。この場合、
圧縮機が冷媒を高温高圧に圧縮し、四方切替弁が冷媒の
流れる方向を切り換え、膨張弁が冷媒を膨張させること
によって、冷媒を圧縮/凝縮し、冷房/暖房を行う。
【0003】このような空気調和機による空調運転で
は、室内空気中の水分が除去されて、室内の湿度が不足
する場合がある。特に冬期に暖房運転した場合は室内の
湿度不足しがちになる。このために、室内の空気に水分
を供給するような加湿ユニットを備えた空気調和機があ
る。この加湿ユニットは、室外空気から水分を吸収し
て、これから水分を取り出し、この水分をファンによる
空気流に混合して室内機側に送るように構成できる。こ
のような室内ユニットは、吸湿エレメントと、吸湿側フ
ァンと、ヒータユニットと、加湿側ファンとを備えてい
る。吸湿側ファンは、室外空気を加湿ユニット本体へ吸
引して吸湿エレメントと接触させる。吸湿エレメント
は、室外空気と接触して水分を吸収する。ヒータは、こ
の吸湿エレメントが吸収した水分を加熱して、水分を取
り出す。加湿側ファンは、取り出された水分とともに、
ヒータで暖められた空気を室内機に供給する。室内機
は、この水分を多く含んだ空気を、暖房運転時の温風と
ともに室内に供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、目標温度と室内
温度との差が大きい場合に空調運転を行うと、室外機の
圧縮機を最高回転数で動作させるため、室外機内の圧縮
機が大きな音を生じる。さらにこの場合に加湿ユニット
を併用すると、圧縮機の音とともに、大きな出力で運転
される吸湿側ファンの音が重畳される。このような場
合、圧縮機の音と吸湿側ファンの音とが重なりあって大
きな騒音となり、近隣の居住者や、室内に滞在する利用
者自身にも不快な思いをさせるおそれがある。
【0005】本発明の目的は、加湿ユニットを使用した
場合の空気調和機の運転時に生じる騒音を低減すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係る空気調和機
は室外機と、室内機と、室外機及び室内機に形成される
冷媒回路と、加湿ユニットとを備え、冷媒回路中の圧縮
機の回転数を制御し、冷媒の流れを制御することによっ
て室内温度を調節するとともに、加湿ユニットによって
室内空気に水分を供給し、室内湿度を調節する空気調和
機において、空気調和機の運転によって生じる騒音を低
減する騒音防止手段を備えている。騒音防止手段は、暖
房運転と加湿ユニットの運転とが同時に行われたとき、
空気調和機の運転による騒音が一定値以上にならないよ
うに、加湿ユニット及び圧縮機のいずれか一方または両
方の運転を制限する。
【0007】このような空気調和機では、騒音が一定値
以上にならないように、加湿ユニットの運転のみを制限
または停止させるか、圧縮機の運転のみを制限または停
止させるか、加湿ユニット及び圧縮機の両方の運転を制
限または停止することによって、空気調和機の運転によ
る騒音を低減することができる。発明2に係る空気調和
機は、発明1の空気調和機において、騒音防止手段は、
加湿ユニットの運転のみを制限または停止する。このよ
うな空気調和機では、圧縮機の運転を制限しないため、
暖房運転を制限することなく室温を目標温度に速やかに
近づけることができる。
【0008】発明3に係る空気調和機は、発明2の空気
調和機において、加湿ユニットは、吸湿エレメントと、
吸湿側ファンと、ヒータユニットと、加湿側ファンとを
備え、騒音防止手段は吸湿側ファンの運転を制限または
停止する。吸湿側ファンは、室外空気を加湿ユニット本
体へ吸引して吸湿エレメントと接触させる。吸湿エレメ
ントは、室外空気と接触して水分を吸収する。ヒータ
は、この吸湿エレメントが吸収した水分を加熱して、水
分を取り出す。加湿側ファンは、取り出された水分とと
もに、ヒータで暖められた空気を通じて室内機に供給す
る。室内機は、この水分を多く含んだ空気を、暖房運転
時の温風とともに室内に供給する。この場合、室外空気
を効率よく吸引するために、吸湿側ファンは大きな能力
を必要とする。そのため、加湿ユニットの運転による騒
音で最も大きいものは吸湿側ファンによるものである。
したがって、この吸湿側ファンの運転を制限または停止
することによって、加湿ユニットによる騒音を効果的に
低減することができる。
【0009】発明4に係る空気調和機は、発明1から4
のいずれかに記載の空気調和機において、騒音防止手段
は、圧縮機の回転数が予め定めた設定値以上になったと
き、圧縮機及び加湿ユニットのいずれか一方または両方
の運転を制限または停止する。このような空気調和機で
は、暖房運転とともに加湿ユニットが用いられた場合
に、空気調和機の運転による騒音が一定値以上になると
きの圧縮機の回転数を予め測定し、設定する。加湿ユニ
ットとともに暖房運転を行っている場合に、圧縮機の回
転数がこの設定値を越えないように、圧縮機及び加湿ユ
ニットのいずれか一方または両方の運転を制限または停
止する。このような空気調和機では、圧縮機の回転数を
監視することによって騒音を防止できるので、騒音を測
定するセンサを別途設ける必要がない。
【0010】
【実施の形態】〔第1実施形態〕 〔全体構成〕本発明の一実施形態が採用される空気調和
機の概略構成を示すブロック図を図1に示す。
【0011】この空気調和機は、圧縮機、四方切替弁、
室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器、アキュムレータ
等が環状に接続して構成される冷媒回路1と、冷媒回路
1を駆動するための駆動回路2と、駆動回路2を介して
冷媒回路1の圧縮機の運転を制御する制御手段3と、駆
動手段2から電力を供給され、制御手段3によって制御
される加湿ユニット4と、空調運転による騒音が一定以
上にならないように、制御手段3を介して加湿ユニット
4の運転を制限する騒音防止手段5とを備えている。
【0012】冷媒回路1の構成を図2に示す。この冷媒
回路1は、圧縮機11と、圧縮機11の吐出側に接続さ
れた四方切替弁12と、四方切替弁12に接続された室
外熱交換器13と、室外熱交換器13に接続された電動
膨張弁でなる膨張弁14と、膨張弁14に接続された室
内熱交換器15と、圧縮機11の吸引側に接続され、圧
縮機11に液状の冷媒が混入するのを防止するアキュム
レータ16とを備えている。圧縮機11,四方切替弁1
2、アキュムレータ16、室外熱交換器13、膨張弁1
4とが室外機に設けられており、室内熱交換器15は室
内機に設けられている。
【0013】冷媒回路1を駆動する駆動回路2を図3に
示す。駆動回路2は、主に、A/Dコンバータ22とイ
ンバータ23とを備えている。A/Dコンバータ22
は、商用の交流電源21から供給される電圧をDC電圧
に変換する。インバータ23は、制御手段3からの信号
にしたがってDC電圧をAC電圧に変換する。このイン
バータ23からの出力電圧によって、圧縮機11のモー
タ24が駆動され、冷媒の流れを形成する。
【0014】制御手段3及び騒音防止手段5は、図4に
示すようなマイクロプロセッサでなる制御部31で構成
されている。制御部31には、冷媒回路1、駆動回路2
が接続されている。また制御部31には、室内機及び室
外機に設けられているファンを駆動するためのファンモ
ータ32が接続されている。さらに、リモコンから送信
されてくる指示を受信するための受信部33が制御部3
1に接続されている。制御部31には、受信部33で受
信した指示に基づいて目標温度を設定する目標温度設定
部34が接続されている。この目標温度設定部34は、
制御部31に接続されるメモリの所定領域として設定で
きる。また制御部31には、室内温度を検出する温度セ
ンサでなる室内温度検出部35と、室内の湿度を検出す
る湿度センサでなる室内湿度検出部36とが接続されて
いる。
【0015】このような空気調和機において、冷房運転
時には、図2において四方切替弁12を実線の位置と
し、膨張弁14を所定の開度に絞り、圧縮機11を起動
する。圧縮機11から吐出される高圧冷媒は、室外熱交
換器13で凝縮した後、膨張弁14で減圧される。減圧
された低圧冷媒は、室内熱交換器15で蒸発した後、四
方切替弁12、アキュムレータ16を介して圧縮機11
に戻る。室内熱交換器15で冷媒が蒸発する際に、室内
空気は冷媒に熱を奪われ、この熱を奪われた室内空気が
冷気として働く。
【0016】暖房運転時には、四方切替弁12を点線の
位置とし、膨張弁14を所定の開度に絞り、圧縮機11
を起動する。圧縮機11から吐出される高圧冷媒は、室
内熱交換器15で凝縮した後、膨張弁14によって減圧
される。減圧された低圧冷媒は、室外熱交換器13で蒸
発した後、四方切替弁12、アキュムレータ13を介し
て圧縮機11の吐出側に戻る。室内熱交換器15で冷媒
が凝縮する際に、室内空気に熱を放出するため、この熱
を吸収した室内空気が暖気として働く。
【0017】〔加湿ユニット〕次に、本実施形態におけ
る空気調和機の加湿ユニットを図5に示す。加湿ユニッ
ト42は、同図に示すように、室外機41の上部に一体
に装着されている。加湿ユニット42は、吸湿側ファン
43と、吸湿エレメント44と、ヒータユニット45
と、加湿側ファン46とを備えている。吸湿側ファン4
3は、加湿ユニット42の内部の一端に配置され、室外
空気を吸引する。吸湿エレメント44は、吸湿側ファン
43が吸引した室外空気と接触して水分を吸収する。ヒ
ータユニット45は、吸湿エレメント44を加熱して水
分を取り出す。加湿側ファン46は、加湿ユニット42
内部に、吸湿側ファン43と逆の一端に配置され、ヒー
タユニット45で取り出された水分を温められた空気と
ともに、配管47に排出する。配管47は、室内機に接
続されており、加湿側ファン43から排出される湿った
暖気を室内機に供給する。室内機は、この湿った暖気
を、暖房運転の暖気とともに室内に供給する。配管4
8,49は、冷媒回路1の一部を構成するもので、室内
機に冷媒を供給する。前述したように、この冷媒によっ
て室内が暖房または冷房される。
【0018】このような加湿ユニット42は、暖房運転
時に室内を一定の湿度に保つために、利用者が湿度を設
定した場合に運転される。加湿ユニット42の運転は制
御手段3によって制御される。制御手段3は、吸湿側フ
ァン43を駆動して室外空気を吸引し、吸湿エレメント
44に接触させ水分を吸収させる。次に、ヒータユニッ
ト45で吸湿エレメント44を加熱することによって、
水分を取り出す。また加湿側ファン46を駆動して、取
り出された水分を暖気とともに室内機に供給する。室内
機では、この湿った暖気を、暖房運転の暖気とともに室
内に供給する。この際、制御手段3は、吸湿側ファン4
3及び加湿側ファン46の回転数を調節することによっ
て、室内湿度検出部36で検出される湿度を設定湿度に
近づける。
【0019】〔運転制御〕このような空気調和機におけ
る運転制御を図6に基づいて説明する。ステップS1で
は、リモコンからの運転指示の信号を受信したか否かを
判別する。ここでは、リモコンからの指示信号を受信部
33によって受信した場合には、指示信号に含まれる目
標温度または予め設定されている標準的な目標温度を目
標温度設定部34に格納し、ステップS2へ移行する。
ステップS2では、指示信号がドライ運転を指示するも
のであるか否かを判別する。指示信号がドライ運転を指
示するものであると判断した場合には、ステップS3へ
移行する。ステップS3では、室温によって冷房運転、
暖房運転、再熱ドライモードのいずれかで運転され、図
1の制御手段3によって室温が制御される。
【0020】ステップS2において、指示信号がドライ
運転を指示するものでないと判断した場合には、ステッ
プS4へ移行する。ステップS4では、指示信号が冷房
運転を指示するものであるか否かを判別する。指示信号
が冷房運転を指示するものであると判断した場合には、
ステップS5へ移行する。ステップS5では、通常の冷
房運転を実行し、図1の制御手段3によって室温が制御
される。
【0021】ステップS4において、指示信号が冷房運
転を指示するものでないと判断した場合には、ステップ
S6へ移行する。ステップS6では、指示信号が暖房運
転を指示するものであるか否かを判別する。指示信号が
暖房運転を指示するものであると判断した場合には、ス
テップS7へ移行する。ステップS7では、通常の暖房
運転を実行し、図1の制御手段3によって室温が制御さ
れる。ステップS8では、他の処理を実行し、ステップ
S1に移行する。
【0022】ステップS7における暖房運転の制御を、
図7示す。ステップS11では、目標温度設定部34に
格納されている目標温度DSと室内温度DIとの差を算
出し、ステップS12に移行する。ステップS12で
は、DS−DIに基づいて、駆動手段2に指令する圧縮
機11の回転数を算出し、ステップS13に移行する。
【0023】ステップS13では、ステップS12で算
出された回転数と予め設定されている判定値とを比較す
る。圧縮機11の回転数が判定値を超過している場合
は、ステップS14に移行する。この判定値は、暖房運
転とともに加湿ユニットが用いられた場合に、空気調和
機の運転による騒音が一定値以上になるときの圧縮機の
回転数を予め測定し、設定する。
【0024】ステップS14では、加湿ユニット42の
吸湿側ファン43の回転数を一定の回転数に低下させ、
ステップS15に移行する。ステップS15では、ステ
ップS12で算出された回転数を駆動手段2に指令し、
圧縮機11の回転数を制御する。この場合、上記一定の
回転数とは、空気調和機の騒音を充分低減できるような
吸湿ファン43の回転数を予め測定し、設定しておく。
【0025】ステップS13において圧縮機11の回転
数が判定値以下である場合は、ステップS15に移行す
る。この場合は、加湿ユニット42の運転を制限するこ
となく、ステップS12で算出された回転数を駆動手段
2に指令し、圧縮機11の回転数を制御する。このよう
な空気調和機では、圧縮機11の回転数が判定値を越え
る場合に、圧縮機11の回転数は制限せず、加湿ユニッ
トの運転のみを制限する。また、ステップS12で算出
される回転数が判定値以下に下がったときは、再び加湿
ユニットの運転を制限せずに運転を行う。
【0026】したがって、このような空気調和機によれ
ば、騒音が一定値以上にならないように空調運転を行う
ことができる。また、加湿ユニットの運転のみを制限す
るので、暖房能力を低下させることなく、室温調節を速
やかに行うことができる。また加湿ユニット42の運転
による騒音で最も大きいものは吸湿側ファン43による
ものであり、この吸湿側ファン43の運転を制限するの
で、騒音を効果的に低減することができる。
【0027】また、このような空気調和機では、圧縮機
の回転数を監視することによって騒音を防止できるの
で、騒音を測定するセンサを別途設ける必要がない。 〔第2実施形態〕第1実施形態では、圧縮機11の回転
数が設定値以上になったとき、加湿ユニット42の運転
を制限するが、圧縮機11の運転を制限してもよい。本
実施形態では、圧縮機11の回転を制限することによっ
て騒音を防止する。
【0028】本実施形態の暖房運転の運転制御を図8に
示す。同図は、図7の暖房運転に相当するものである。
ステップS21では、目標温度設定部34に格納されて
いる目標温度DSと室内温度DIとの差を算出し、ステ
ップS22に移行する。ステップS22では、DS−D
Iに基づいて、駆動手段2に指令する圧縮機11の回転
数を算出し、ステップS23に移行する。
【0029】ステップS23では、ステップS22で算
出された回転数と予め設定されている判定値とを比較す
る。圧縮機11の回転数が判定値を超過している場合
は、ステップS24に移行する。この判定値は、第1実
施形態の場合と同様に、暖房運転とともに加湿ユニット
が用いられた場合に、空気調和機の運転による騒音が一
定値以上になるときの圧縮機の回転数を予め測定し、設
定する。
【0030】ステップS24では、ステップS22で算
出された回転数を判定値以下に制限して、制限した回転
数を駆動手段2に指令し、圧縮機11の回転数を制御す
る。この場合、制限後の回転数は、判定値と同じか、判
定値より小さい値を選択すればよい。ステップS23に
おいて、ステップS22で算出された回転数が判定値以
下である場合は、ステップS25に移行する。この場合
は、ステップS22で算出された回転数を駆動手段2に
指令し、圧縮機11の回転数を制御する。
【0031】このような空気調和機では、圧縮機11の
回転数が判定値を越えないように、圧縮機11の運転の
みを制限する。また、ステップS22で算出される回転
数が判定値以下に下がったときは、再び圧縮機11の運
転を制限せずに運転を行う。したがって、このような空
気調和機によっても、騒音が一定値以上にならないよう
に空調運転を行うことができる。
【0032】また、騒音の最も大きい圧縮機11の運転
を制限するので、確実に騒音を低減することができる。
また、加湿ユニット42の運転を制限しないので、加湿
を優先させたいときに有効である。また、このような空
気調和機では、第1実施形態と同様に、圧縮機の回転数
を監視することによって騒音を防止できるので、騒音を
測定するセンサを別途設ける必要がない。
【0033】〔他の実施形態〕 (a)上記実施形態では、加湿ユニット43または圧縮
機11のいずれかの運転を制限することによって騒音を
防止したが、加湿ユニット43及び圧縮機11の両方の
運転を制限することによって騒音を防止してもよい。こ
の場合は、加湿ユニット43及び圧縮機11の運転の制
限を2つに分担させることができ、室内の加湿及び暖房
のバランスを保つことができる。 (c)上記実施形態では、加湿ユニット43または圧縮
機11のいずれかの運転を制限することによって騒音を
防止したが、加湿ユニット43または圧縮機11のいず
れかの運転を停止させてもよい。この場合は、運転を停
止させるため、確実な騒音防止が期待できる。
【0034】
【発明の効果】このような空気調和機では、加湿ユニッ
ト使用時に圧縮機の回転数が一定値以上にならないよう
に、加湿ユニットの運転を制限することによって、空気
調和機の運転時に生じる騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が採用される空気調和機
の概略構成を示すブロック図。
【図2】その冷媒回路の構成図。
【図3】その駆動回路の構成図。
【図4】その制御ブロック図。
【図5】加湿ユニットの一部切り欠き斜視図。
【図6】運転制御のフローチャート。
【図7】運転制御のフローチャート。
【図8】第2実施形態における運転制御のフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 冷媒回路 4 騒音防止手段 11 圧縮機 41 室外機 42 加湿ユニット 43 吸湿側ファン 44 吸湿エレメント 45 ヒータユニット 46 加湿側ファン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月20日(2000.4.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】暖房運転時には、四方切替弁12を点線の
位置とし、膨張弁14を所定の開度に絞り、圧縮機11
を起動する。圧縮機11から吐出される高圧冷媒は、室
内熱交換器15で凝縮した後、膨張弁14によって減圧
される。減圧された低圧冷媒は、室外熱交換器13で蒸
発した後、四方切替弁12、アキュムレータ16を介し
て圧縮機11の吐出側に戻る。室内熱交換器15で冷媒
が凝縮する際に、室内空気に熱を放出するため、この熱
を吸収した室内空気が暖気として働く。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】〔加湿ユニット〕次に、本実施形態におけ
る空気調和機の加湿ユニット4を図5に示す。加湿ユニ
ット4は、同図に示すように、室外機41の上部に一体
に装着されている。加湿ユニット4は、吸湿側ファン4
3と、吸湿エレメント44と、ヒータユニット45と、
加湿側ファン46とを備えている。吸湿側ファン43
は、加湿ユニット4の内部の一端に配置され、室外空気
を吸引する。吸湿エレメント44は、吸湿側ファン43
が吸引した室外空気と接触して水分を吸収する。ヒータ
ユニット45は、吸湿エレメント44を加熱して水分を
取り出す。加湿側ファン46は、加湿ユニット4内部
に、吸湿側ファン43と逆の一端に配置され、ヒータユ
ニット45で取り出された水分を温められた空気ととも
に、配管47に排出する。配管47は、室内機に接続さ
れており、加湿側ファン43から排出される湿った暖気
を室内機に供給する。室内機は、この湿った暖気を、暖
房運転の暖気とともに室内に供給する。配管48,49
は、冷媒回路1の一部を構成するもので、室内機に冷媒
を供給する。前述したように、この冷媒によって室内が
暖房または冷房される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】このような加湿ユニット4は、暖房運転時
に室内を一定の湿度に保つために、利用者が湿度を設定
した場合に運転される。加湿ユニット4の運転は制御手
段3によって制御される。制御手段3は、吸湿側ファン
43を駆動して室外空気を吸引し、吸湿エレメント44
に接触させ水分を吸収させる。次に、ヒータユニット4
5で吸湿エレメント44を加熱することによって、水分
を取り出す。また加湿側ファン46を駆動して、取り出
された水分を暖気とともに室内機に供給する。室内機で
は、この湿った暖気を、暖房運転の暖気とともに室内に
供給する。この際、制御手段3は、吸湿側ファン43及
び加湿側ファン46の回転数を調節することによって、
室内湿度検出部36で検出される湿度を設定湿度に近づ
ける。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】ステップS13では、ステップS12で算
出された回転数と予め設定されている判定値とを比較す
る。圧縮機11の回転数が判定値を超過している場合
は、ステップS14に移行する。この判定値は、暖房運
転とともに加湿ユニット4が用いられた場合に、空気調
和機の運転による騒音が一定値以上になるときの圧縮機
の回転数を予め測定し、設定する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】ステップS14では、加湿ユニット4の吸
湿側ファン43の回転数を一定の回転数に低下させ、ス
テップS15に移行する。ステップS15では、ステッ
プS12で算出された回転数を駆動手段2に指令し、圧
縮機11の回転数を制御する。この場合、上記一定の回
転数とは、空気調和機の騒音を充分低減できるような吸
湿ファン43の回転数を予め測定し、設定しておく。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】ステップS13において圧縮機11の回転
数が判定値以下である場合は、ステップS15に移行す
る。この場合は、加湿ユニット4の運転を制限すること
なく、ステップS12で算出された回転数を駆動手段2
に指令し、圧縮機11の回転数を制御する。このような
空気調和機では、圧縮機11の回転数が判定値を越える
場合に、圧縮機11の回転数は制限せず、加湿ユニット
4の運転のみを制限する。また、ステップS12で算出
される回転数が判定値以下に下がったときは、再び加湿
ユニット4の運転を制限せずに運転を行う。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】したがって、このような空気調和機によれ
ば、騒音が一定値以上にならないように空調運転を行う
ことができる。また、加湿ユニット4の運転のみを制限
するので、暖房能力を低下させることなく、室温調節を
速やかに行うことができる。また加湿ユニット4の運転
による騒音で最も大きいものは吸湿側ファン43による
ものであり、この吸湿側ファン43の運転を制限するの
で、騒音を効果的に低減することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、このような空気調和機では、圧縮機
の回転数を監視することによって騒音を防止できるの
で、騒音を測定するセンサを別途設ける必要がない。 〔第2実施形態〕第1実施形態では、圧縮機11の回転
数が設定値以上になったとき、加湿ユニット4の運転を
制限するが、圧縮機11の運転を制限してもよい。本実
施形態では、圧縮機11の回転を制限することによって
騒音を防止する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】ステップS23では、ステップS22で算
出された回転数と予め設定されている判定値とを比較す
る。圧縮機11の回転数が判定値を超過している場合
は、ステップS24に移行する。この判定値は、第1実
施形態の場合と同様に、暖房運転とともに加湿ユニット
4が用いられた場合に、空気調和機の運転による騒音が
定値以上になるときの圧縮機の回転数を予め測定し、設
定する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また、騒音の最も大きい圧縮機11の運転
を制限するので、確実に騒音を低減することができる。
また、加湿ユニット4の運転を制限しないので、加湿を
優先させたいときに有効である。また、このような空気
調和機では、第1実施形態と同様に、圧縮機の回転数を
監視することによって騒音を防止できるので、騒音を測
定するセンサを別途設ける必要がない。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】〔他の実施形態〕 (a)上記実施形態では、加湿ユニット4または圧縮機
11のいずれかの運転を制限することによって騒音を防
止したが、加湿ユニット4及び圧縮機11の両方の運転
を制限することによって騒音を防止してもよい。この場
合は、加湿ユニット4及び圧縮機11の運転の制限を2
つに分担させることができ、室内の加湿及び暖房のバラ
ンスを保つことができる。 (b)上記実施形態では、加湿ユニット4または圧縮機
11のいずれかの運転を制限することによって騒音を防
止したが、加湿ユニット4または圧縮機11のいずれか
の運転を停止させてもよい。この場合は、運転を停止さ
せるため、確実な騒音防止が期待できる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 冷媒回路 4 加湿ユニット 5 騒音防止手段 11 圧縮機 41 室外機 43 吸湿側ファン 44 吸湿エレメント 45 ヒータユニット 46 加湿側ファン
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外機(41)と、室内機と、室外機(4
    1)及び室内機に形成される冷媒回路(1)と、加湿ユ
    ニット(42)とを備え、冷媒回路(1)中の圧縮機
    (11)の回転数を制御し、冷媒の流れを制御すること
    によって室内温度(DI)を調節するとともに、加湿ユ
    ニット(42)によって室内空気に水分を供給し、室内
    湿度を調節する空気調和機において、 前記空気調和機が運転されることによって発生する音が
    一定値以上にならないように、前記加湿ユニット(4
    2)及び前記圧縮機(11)のいずれか一方または両方
    の運転を制限する騒音防止手段(4)を備えた空気調和
    機。
  2. 【請求項2】前記騒音防止手段(4)は、前記加湿ユニ
    ット(42)の運転のみを制限または停止する請求項1
    に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】前記加湿ユニット(42)は、吸湿エレメ
    ント(44)と、吸湿側ファン(43)と、ヒータユニ
    ット(45)と、加湿側ファン(46)とを備え、 前記騒音防止手段(4)は、前記吸湿側ファン(43)
    の運転を制限または停止する、請求項2に記載の空気調
    和機。
  4. 【請求項4】前記騒音防止手段(4)は、前記圧縮機
    (11)の回転数が予め定めた設定値以上になったと
    き、圧縮機(11)及び加湿ユニット(42)のいずれ
    か一方または両方の運転を制限または停止する、請求項
    1から3のいずれに記載の空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104089365A (zh) * 2014-06-16 2014-10-08 广东美的暖通设备有限公司 静音模式选择装置、空调和静音模式选择方法
CN112413689A (zh) * 2020-12-08 2021-02-26 珠海格力电器股份有限公司 制冷集成灶的控制方法、装置、处理器及制冷集成灶系统

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