JP2001235146A - 燃焼制御装置 - Google Patents

燃焼制御装置

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JP2001235146A JP2000044519A JP2000044519A JP2001235146A JP 2001235146 A JP2001235146 A JP 2001235146A JP 2000044519 A JP2000044519 A JP 2000044519A JP 2000044519 A JP2000044519 A JP 2000044519A JP 2001235146 A JP2001235146 A JP 2001235146A
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宏 東海林
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哲也 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な構成で信頼性の高い空燃比制御を行う
ことのできる燃焼制御装置を提供する。 【解決手段】 ガス流路51、空気流路52及びウイン
ドボックス53とを連通する連通路54と、ガス流路5
1内のガス圧と空気流路52内の空気圧を所定の圧力比
にする絞り54a,54bを連通路54に備えた燃焼装
置50に使用される燃焼制御装置10であって、連通路
54に設けられ連通路54のガス流又は空気流を測定す
る流れセンサ11と、流れセンサ11の出力に基づき、
ガス流路51内のガス圧と空気流路52内の空気圧の圧
力比を一定に保つ空燃比制御部12と、絞りの圧力比を
制御する絞り制御部13とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス流量と空気流
量との比(以下、「空燃比」とする)を制御しながら、
ガスと空気をバーナに供給する燃焼制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼制御を行うに当たって、空燃比を一
定に制御することは、燃焼安全性の確保、排気損失の低
減、並びに炉内雰囲気の安定上極めて有用である。空燃
比制御を行うに際して、従来では、例えば特開昭58-
224225号公報に記載された燃焼制御装置が使用さ
れることがある。
【0003】この燃焼制御装置は、差圧検出器、空燃比
制御回路、及び送風機回転数制御回路等を備えている。
差圧検出器は、空気側流路とガス側流路とに設けられた
絞りの上流側の圧力差を検出するようになっており、空
燃比制御回路は、差圧に比例した電気信号を利用して差
圧をゼロにすべく、送風機回転数制御回路に制御信号を
送るようになっている。又、送風機回転数制御回路は、
空燃比制御回路の制御信号に基づき、送風機の回転数を
制御するようになっている。
【0004】上述した差圧検出器は、ダイアフラムによ
って2つの圧力室が画成され、一方の圧力室に空気側絞
り上流圧力を導入し、他方の圧力室にガス側絞り上流圧
力を導入する構造を有している。ダイアフラムは、スプ
リングによって一方向に付勢され、その偏差は、圧力差
がゼロのときに作動トランスの出力信号がゼロとなるよ
うに調整されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、構造の
複雑な差圧検出器を用いて空燃比制御を行うと、コスト
高となる。又、高圧の加わるダイヤフラムの偏差を常に
正しく調整したり、ダイヤフラムの破損の有無を確認す
るなど定期的なメンテナンスを必要とする。更には、ダ
イヤフラム型の差圧検出器は、1Pa以下の微差圧を検
出することができず、応答性に優れた空燃比制御を行う
ことが不可能であるばかりか、ガスのリークチェックを
行うこともできない。
【0006】一方、特開平10-332143号公報に
記載された燃焼制御装置は、前述のような差圧検出器を
備えると共に、ガス流路にガス用流速センサを備え、空
気流路に空気用流速センサを備えている。そして、この
構成によって、空気及びガスの実流量に基づく燃焼制御
を行い、差圧検出器の故障に伴って誤った燃焼制御が行
われるのを防止している。
【0007】しかし、このような構成をとると、本来構
造が複雑である差圧検出器の他に、更にガス用流速セン
サ、空気用流速センサを備えなければならず、更にコス
ト高となる。又、空気流路の空気中には粉塵等が多く含
まれているので、粉塵等の詰まりによって空気用流速セ
ンサが正常に機能しなくなる恐れがある。本発明の目的
は、単純な構成で信頼性の高い空燃比制御を行う燃焼制
御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る燃焼制御装置は、ガス流路、空気流
路及びウインドボックスとを連通する連通路と、前記ガ
ス流路内のガス圧と前記空気流路内の空気圧を所定の圧
力比にする絞りを前記連通路に備えた燃焼装置に使用さ
れる燃焼制御装置であって、前記連通路に設けられ前記
連通路のガス流又は空気流を測定する流れセンサと、前
記流れセンサの出力に基づき、前記ガス流路内のガス圧
と前記空気流路内の空気圧の圧力比を一定に保つ空燃比
制御手段と、前記絞りの圧力比を制御する絞り制御手段
とを備えたことを特徴としている。
【0009】ガス流路と空気流路との間に形成された連
通路に流れセンサを備えたので、ガス流路内のガス圧と
空気流路内の空気圧が一定の圧力比に保たれているか否
かを流れセンサによって確実に確認することができる。
従って、精度の高い空燃比制御を行うことが可能とな
る。又、従来の燃焼制御装置のように、複雑な構造の差
圧検出器を用いる必要がないので、製造コスト上優れる
と共に、ダイアフラム等で画成された差圧検出器の各圧
力室の気密性を確保する必要もなく、メンテナンスも少
なくてすむ。更に、流れセンサを空気流路内に備えてい
ないので、流れセンサが粉塵等から悪影響を受けること
もない。
【0010】又、連通路に設けられた絞りを絞り制御手
段によって制御することで、連通路内のガス流及び空気
流をなくすガス流路内のガス圧と空気流路内の空気圧の
圧力比を自由に変更することができる。その結果、ガス
種やブロアの能力、燃焼炉の容量が異なる様々なタイプ
の燃焼機器に適用可能な汎用性の高い燃焼制御装置を提
供することができる。
【0011】又、本発明の請求項2に記載された燃焼制
御装置は、請求項1に記載の燃焼制御装置において、燃
焼装置のプレパージ時に流れセンサの測定値に基づき燃
焼装置の異常検知を行う異常検出手段を更に備えたこと
を特徴としている。流れセンサを空燃比制御にのみ使用
するのでなく、燃焼装置のプレパージ時に例えばブロア
やダンパの故障等、燃焼装置の異常検知にも使用する。
従って、従来の燃焼制御装置に較べて格段に信頼性の高
い燃焼制御装置を提供する。
【0012】又、本発明の請求項3に記載された燃焼制
御装置は、ガス流路と空気流路とを連通する連通路と、
空気流路の空気流量を調節するブロア又はダンパを備え
た燃焼装置に使用され、その構成は、前記連通路に設け
られ、前記連通路のガス流又は空気流を測定する第1の
流れセンサと、ガス流路に設けられ、ガス流路のガス流
を測定する第2の流れセンサと、前記第1の流れセンサ
によって測定されたガス流及び空気流がほぼなくなるよ
うに前記ブロア又はダンパの作動量を制御する制御装置
と、前記第1の流れセンサによって測定されたガス流及
び空気流がほぼなくなった場合、前記第2の流れセンサ
の測定値と前記ブロア又はダンパの作動値とから前記ブ
ロア又はダンパの異常を検出する異常検出手段とを備え
たことを特徴としている。
【0013】燃焼装置のブロア及びダンパが正常に作動
していれば、第1の流れセンサによって測定されたガス
流及び空気流がほぼなくなった場合、第2の流れセンサ
の測定値とブロア又はダンパの作動値とは対応関係にあ
る。従って、これらの対応関係をみることから燃焼装置
の空気流路に流れセンサを設けることなくブロア又はダ
ンパの異常を検出することができる。即ち、空気側ダン
パが故障して空気流量が十分でない場合であってもガス
圧と空気圧が均圧と判断される恐れがあるが、このよう
な場合であっても第2の流れセンサの測定値から空気側
ダンパの故障を検出することができる。その結果、空気
流路に流れセンサを設けた従来の燃焼制御装置のように
粉塵等の影響による流れセンサの検出不良が生じること
なく、信頼性の高い燃焼制御が可能となる。
【0014】又、本発明の請求項4に記載された燃焼制
御装置は、請求項3に記載の燃焼制御装置において、前
記第1の流れセンサによって測定されたガス流及び空気
流、及び前記ブロア又はダンパの作動値から前記第1の
流れセンサの異常を検出する異常検出手段を備えたこと
を特徴としている。第1の流れセンサの測定値とブロア
又はダンパの作動値とは対応関係にある。従って、これ
らの対応関係をみることから第1の流れセンサの異常を
検出することができ、信頼性の高い燃焼制御が可能とな
る。
【0015】又、本発明の請求項5に記載された燃焼制
御装置は、ガス流路と空気流路との間を連通し且つ第1
の遮断弁を備えた連通路と、前記ガス流路の前記連通路
より上流側に設けられた第2の遮断弁と、前記ガス流路
の前記連通路より下流側に設けられた第3の遮断弁とを
備えた燃焼装置に使用され、その構成は、前記連通路
の、第1の遮断弁と空気流路との間に備えられ、前記連
通路のガス流又は空気流を測定する流れセンサと、前記
第1の遮断弁、第2の遮断弁、及び第3の遮断弁を個別
に開閉する弁開閉制御手段と、前記弁開閉制御手段の開
閉信号と前記流れセンサの測定値に基づきガス漏れ検知
を行うリークチェック手段と、前記第1の遮断弁、第2
の遮断弁、及び第3の遮断弁が開放された際に、前記流
れセンサによってガス流及び空気流を検出しなくなるよ
うに前記ガス流路又は前記空気流路の少なくともいずれ
か一方の流路の流量を制御する空燃比制御手段とを備え
たことを特徴としている。
【0016】流れセンサによって空燃比制御を行うだけ
でなく、弁開閉制御手段の開閉信号と流れセンサの測定
値に基づきガス漏れ検知をも行う。従って、従来の燃焼
制御装置のように、ダイアフラム型の差圧検出器を使用
する必要がなく、簡単な構成で安全性と信頼性に優れた
燃焼制御を行うことができる。又、本発明の請求項6に
記載された燃焼制御装置は、ガス流路と空気流路との間
を連通する連通路とガス流路をバイパスするバイパス路
とが三方弁によって択一的に形成され、前記ガス流路の
前記バイパス路より上流側に設けられた第1の遮断弁
と、前記ガス流路の前記バイパス路より下流側に設けら
れた第2の遮断弁とを備えた燃焼装置に使用され、その
構成は、前記三方弁の切り替えによって前記連通路が形
成された際に前記連通路のガス流又は空気流を測定する
と共に、前記三方弁の切り替えによって前記バイパス路
が形成された際にガス流を測定する流れセンサと、前記
三方弁、前記第1の遮断弁及び前記第2の遮断弁を個別
に開閉する弁開閉制御手段と、前記弁開閉制御手段の開
閉信号と前記流れセンサの測定値に基づきガス漏れ検知
を行うリークチェック手段と、前記三方弁の切り替えに
よって連通路が形成され、前記第1の遮断弁及び前記第
2の遮断弁が開放されたとき、前記流れセンサの出力値
に基づき、前記連通路のガス流及び空気流がほぼなくな
るように前記ガス流路又は前記空気流路の少なくともい
ずれか一方の流路の流量を制御する空燃比制御手段とを
備えたことを特徴としている。
【0017】上述の請求項5に記載された燃焼制御装置
と同様に、流れセンサによって空燃比制御を行うだけで
なく、弁開閉制御手段の開閉信号と流れセンサの測定値
に基づきガス漏れ検知をも行う。従って、従来の燃焼制
御装置のように、ダイアフラム型の差圧検出器を使用す
る必要がなく、簡単な構成で安全性と信頼性に優れた燃
焼制御を行うことができる。
【0018】又、本発明の請求項7に記載された燃焼制
御装置は、請求項1又は請求項2、請求項5、請求項6
のいずれか1つの燃焼制御装置に使用される流れセンサ
は、微小流量センサからなることを特徴としている。連
通路内のガス流量及び空気流量はその構造上、ガス流路
や空気流路における流量に較べて小さい。微小流量セン
サを用いることでこの連通路内のガス又は空気の微小流
量を確実に検出することができ、空燃比制御やガス漏れ
検出をより確実に行うことができる。
【0019】又、本発明の請求項8に記載された燃焼制
御装置は、請求項3又は請求項4のいずれか1つに記載
の燃焼制御装置に使用される第1の流れセンサが微小流
量センサからなることを特徴としている。上述の請求項
7に記載された燃焼制御装置と同様に、第1の流れセン
サに微小流量センサを用いることでこの連通路内のガス
又は空気の微小流量を確実に検出することができ、空燃
比制御やガス漏れ検出をより確実に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1の実施形態に係る燃焼制御装置について説明する。本
発明の第1の実施形態に係る燃焼制御装置10は、図1
に示すように、流れセンサ11、空燃比制御部12、絞
り制御部13、弁開閉制御部14、燃焼制御部15及び
異常検知部16を備え、所望の空燃比を保ちながら燃焼
制御を行うことを特徴としている。
【0021】燃焼制御装置10の使用される燃焼装置5
0は、ガス流路51、空気流路52、空気流路52の下
流に連結されたウインドボックス53、これらの流路及
びウインドボックス53を連通する連通路54、及び燃
焼炉55を備えている。ガス流路51には、第1の遮断
弁51a、第2の遮断弁51b、ガス流量制御用ダンパ
51d、及び固定絞り51sが設けられている。一方、
空気流路52には、空気供給用ブロア52b、空気流量
制御用ダンパ52d、固定絞り52sが設けられてい
る。又、燃焼炉内のウインドボックス開口部にはバーナ
55bが設けられている。
【0022】連通路54は、ガス流量制御用ダンパ51
dの下流近傍と空気流量制御用ダンパ52dの下流近傍
とを連通し、この一部が分岐して更にウインドボックス
53と連通するように形成されている。連通路54の分
岐部からガス流路側には第1の可変絞り54aが設けら
れ、同様に連通路54の分岐部からウインドボックス側
には第2の可変絞り54bが設けられている。
【0023】ガス流量制御用ダンパ51dの開度、空気
流量制御用ダンパ52dの開度、及びブロア52bの回
転数は、図示しない公知の角度検知手段や回転数検知手
段によって検知可能になっており、且つ燃焼制御部15
や空燃比制御部16の制御信号によってその回転数や開
度を制御できるようになっている。又、燃焼炉内のバー
ナ55bも燃焼制御部によって制御されるようになって
いる。
【0024】第1の遮断弁51a、第2の遮断弁51b
は、弁開閉制御部14によって開閉制御され、第1の可
変絞り54a、第2の可変絞り54bも絞り制御部13
によって制御されその断面積比を自在に変更できるよう
になっている。尚、ガス流路側のガス圧Pgと空気流路
側の空気圧Paとの関係は、第1の可変絞り54aの断
面積S1、第2の可変絞り54bの断面積S2との断面
積比によって決定されるようになっており、具体的に
は、以下の関係式(1)が成立する。
【0025】 Pg/Pa=1+(S2/S1)2 ・・・(1) 流れセンサ11は微小流量センサからなり、連通路54
の分岐部から空気流路側に設けられている。流れセンサ
11は、例えば特開平4-230808号公報に記載さ
れるような、微細加工ダイアフラム構造を有している。
次に、流れセンサ11の具体的構成について説明する。
【0026】流れセンサ11は、図2に示すようにシリ
コン基板の背面側中央部に異方性エッチングによって凹
部11rを形成することで、シリコン基板に薄肉状のダ
イアフラム11dを形成し、このダイアフラム上にヒー
タエレメント11h、測温抵抗エレメント11a,11
b、周囲温度測温抵抗エレメント11tを配設した構造
を有している。尚、ヒータエレメント11hはダイアフ
ラム11dの表面中央に配設され、測温抵抗エレメント
11a,11bはヒータエレメント11hの両側に配設
され、周囲温度測温抵抗エレメント11tはシリコン基
板の基板部分に配設されている。又、ダイアフラム11
dには、ヒータエレメント11hと測温抵抗エレメント
11a,11bとの間にスリット11sが形成され、こ
れらのエレメント間の熱的絶縁を確保している。
【0027】流れセンサ11によるガス又は空気の流れ
測定は、ヒータエレメント11hからその下流側の測温
抵抗エレメント11a,11bへの熱的移動を検出する
ことで行われる。流れセンサ11はその構成上、極めて
速い応答速度で且つ高精度に気体の流れを検出できる
上、気体の微小流れまでも確実に検出できる特徴を有し
ている。
【0028】次に、流れセンサ11によるガス又は空気
の流れ検出の方法を図3に基づいて具体的に説明する。
ヒータエレメント11hと周囲温度測温抵抗エレメント
11tとは、固定抵抗R1、固定抵抗R2とでヒータブ
リッジ回路が形成されている。一方、測温抵抗エレメン
ト11a,11b、固定抵抗R3、固定抵抗R4とでセ
ンサブリッジ回路が構成されている。ヒータエレメント
11hを周囲温度に対して一定温度上昇するように加熱
し、流体の流速に応じた温度上昇に伴う測温抵抗エレメ
ント11a,11bの抵抗変化を電圧として取り出す。
これを作動アンプで増幅することで、流体の流れに応じ
た電圧値を出力するようになっている。
【0029】流れセンサ11は以上の構成を有している
ので、出力された電圧値の正負で気体の流れ方向をも検
出することができる。即ち、連通路内におけるガス流路
51から空気流路52へのガス流れと空気流路52から
ガス流路51への空気流れを区別して検出することがで
きる。次に、上述の構成を有する燃焼制御装置10によ
る空燃比制御ルーチンを、図4及び図5のフローチャー
トに基づいて説明する。
【0030】尚、本空燃比制御ルーチンにおいては、プ
レパージが正しく行われているか否かを併せて判断でき
ることを特徴としている。空燃比制御ルーチンを開始す
るに当たって、弁開閉制御部14によって遮断弁51
a、遮断弁51bを閉塞し(ステップS101)、燃焼
制御部15によってプレパージ実行中か否かを判断する
(ステップS102)。プレパージ実行中でない場合
は、後述するステップS109にジャンプする。
【0031】プレパージ実行中の場合は、流れセンサ1
1により連通路54の気体流れを流量として検出し(ス
テップS103)、連通路54の気体流れが一定流量の
範囲内か否かを判断する(ステップS104)。連通路
54の気体流れが一定流量の範囲内でない場合は、プレ
パージが適切に行われておらず、ブロア故障などの燃焼
装置50の異常であると判断し(ステップS105)、
燃焼装置50の異常警報を行う(ステップS106)。
尚、この判断に当たって、連通路54を流れる気体の向
きも考慮し、ガス流路側から空気流路側への気体の流れ
を流れセンサ11で検知したときは、ブロア52bが故
障していると共に、プレパージ中にガス流れが生じてお
り、ガス漏れ状態と判断して即刻警報を行うようにして
も良い。
【0032】連通路の気体の流れが一定流量の範囲内で
ある場合は、プレパージが適切に行われていると判断し
(ステップS107)、プレパージが終了するのを待つ
(ステップS108)。プレパージが終了したならば、
図5に示すように、遮断弁51a、遮断弁51bを開放
し(ステップS109)、実際の空燃比制御を開始す
る。まず、流れセンサ11によって流れを流量として検
出し(ステップS110)、流れセンサ11の出力がゼ
ロ、即ち連通路54における空気流れ及びガス流れがな
いか否かを判断する(ステップS111)。流れセンサ
11の出力がゼロでない、即ち連通路54における空気
流れ又はガス流れがあると判断した場合は、流れセンサ
11の出力がゼロになるようにガス流路側ダンパ51d
の開度を制御する(ステップS112)。
【0033】流れセンサ11の出力がゼロであれば、連
通路54における空気流れ及びガス流れがない状態と判
断する。即ち、ガス流路側のガス圧Pgと空気流路側の
空気圧Paとの関係が、第1の可変絞り54aの断面積
S1、第2の可変絞り54bの断面積S2の場合、上述
の式(1)で表す、Pg/Pa=1+(S2/S1) 2
の空燃比の関係にあると判断する。
【0034】従って、ガス種やブロアの能力、燃焼炉の
容量に応じて理想的な燃焼状態になる空燃比を予め第1
の可変絞り54aと第2の可変絞り54bとで設定して
おき、流れセンサ11の出力を利用して正確な空燃比制
御を行うことができる。更に、理想的な燃焼状態になる
空燃比を変更する必要があるか否かを判断し(ステップ
S113)、変更の必要がある場合は、絞り制御部13
によって第1の可変絞り54aと第2の可変絞り54b
の断面積比を変更し(ステップS114)、空燃比を変
更する必要がない場合は燃焼シーケンスが終了するまで
流れセンサ11の出力とガス流路側ダンパ51dの開度
調整とで、一定の空燃比を維持するように制御する(ス
テップS115)。燃焼シーケンスが終了したならば、
弁開閉制御部14によって遮断弁51a、遮断弁51b
を閉塞すると共に空燃比制御ルーチンを終了する(ステ
ップS116)。
【0035】尚、上述の実施形態と異なり、連通路に設
けられた絞りは一方のみ可変絞りであっても良い。又、
流れセンサの出力がゼロとなるように、空気流路側ダン
パの開度を制御しても良く、若しくはガス流路側ダンパ
と空気流路側ダンパの双方の開度を制御しても良い。次
に本発明の第2の実施形態に係る燃焼制御装置について
説明する。
【0036】尚、第1の実施形態に係る燃焼制御装置と
同等の構成については、対応する符号を付して詳細な説
明を省略する。本発明の第2の実施形態に係る燃焼制御
装置20は、図6に示すように、第1の流れセンサ2
1、第2の流れセンサ22、空燃比制御部23、弁開閉
制御部24、燃焼制御部25、ブロア/ダンパ異常検出
部26、及びセンサ異常検出部27を備え、所望の空燃
比を保ちながら燃焼制御を行うことを特徴とする。
【0037】燃焼制御装置20が使用される燃焼装置6
0は、ガス流路61、空気流路62、空気流路62の下
流に連結されたウインドボックス63、ガス流路61と
空気流路62を連通する連通路64、及び燃焼炉65を
備えている。ガス流路61には、第1の遮断弁61a、
第2の遮断弁61b、ガス流量制御用ダンパ61d、及
び固定絞り61sが設けられている。一方、空気流路6
2には、空気供給用ブロア62b、空気流量制御用ダン
パ62d、固定絞り62sが設けられている。
【0038】連通路64は、ガス流量制御用ダンパ61
dの下流近傍と空気流量制御用ダンパ62dの下流近傍
とを連通するように形成されている。連通路64には、
第1の実施形態に係る燃焼装置50のようにウインドボ
ックス63に至る分岐路が形成されておらず、且つ可変
絞りも設けられていない。従って、連通路内のガス流れ
及び空気流れがゼロとなるガス流路内のガス圧と空気流
路内の空気圧との関係は、ガス流路の固定絞り61sと
空気流路の固定絞り62sとの関係で決定される。具体
的には、ガス流路内のガス圧と空気流路内の空気圧が均
圧になった場合のみ連通路内の空気流れ及びガス流れが
ゼロとなるように、固定絞り61s,62sの断面積比
が設定されている。
【0039】第1の流れセンサ21は第1の実施形態と
同様の微小流量センサからなり、連通路64に設けられ
ている。第2の流れセンサ22も第1の実施形態と同様
の微小流量センサからなり、ガス流路61の、連通路下
流側に設けられている。次に、上述の構成を有する燃焼
制御装置20による空燃比制御ルーチンを、図7及び図
8のフローチャートに基づいて説明する。
【0040】尚、本空燃比制御ルーチンにおいては、空
気流路62に流れセンサを設けることなく、空気流路6
2の空気流量を正確に推定して空気流路62の流量制御
ダンパ62dの故障を検出したり、連通路64に設けら
れた第1の流れセンサ21の故障を併せて検出すること
を特徴としている。空燃比制御ルーチンを開始するに当
たって、弁開閉制御部24によって遮断弁61a、遮断
弁61bを開放し(ステップS201)、第1の流れセ
ンサ21によって連通路内のガス又は空気の流量を検出
すると共に、第2の流れセンサ22によってガス流路内
のガス流量を検出する(ステップS202)。続いて、
空気流路62の流量調整ダンパ62dの開度を検出する
(ステップS203)。続いて、第1の流れセンサ21
の出力がゼロか否かを判断し(ステップS204)、第
1の流れセンサ21の出力がゼロでない場合、即ち連通
路内にてガス又は空気の流れがある場合は、図8に示す
ように、ガス流路61のダンパ開度を変更する(ステッ
プS205)。そして、ガス流路61のダンパ開度の変
更により第1の流れセンサ21の出力が変化したか否か
を判断する(ステップS206)。第1の流れセンサ2
1の出力が変化しない場合は、第1の流れセンサ21が
故障していると判断し(ステップS207)、異常警報
を行い空燃比制御ルーチンを中止する(ステップS20
8)。
【0041】ステップS206で第1の流れセンサ21
の出力が変化したと判断した場合は、第1の流れセンサ
21の出力がゼロになるまで上述の空気流路62のダン
パ開度変更ルーチンを繰り返す。ステップS204で第
1の流れセンサ21の出力がゼロと判断したときは、ス
テップS202で検出した第2の流れセンサ22の出力
とステップS203で検出した空気流路62のダンパ開
度が一定の対応関係にあるか否かを判断する(ステップ
S209)。第1の流れセンサ21の出力がゼロの場
合、連通路内には空気流れ及びガス流れがなく、ガス流
路61のガス圧と空気流路62の空気圧が均圧となる。
このような状態では、ガス流路61のガス流量と空気流
路62の空気流量とが一定の対応関係になる。そこで、
ガス流路61のガス流量に基づき空気流路62の空気流
量、即ち、空気流路側ダンパ62dの開度を正確に推定
することができる。ステップS209で第2の流れセン
サ22の出力と空気流路62のダンパ開度が一定の対応
関係にないと判断した場合は、空気流路側のダンパ62
dに何らかの異常があると判断して異常警報を発報する
(ステップS210)。
【0042】即ち、空気側ダンパ62dが故障して空気
流量が十分でない場合であってもガス圧と空気圧が均圧
と判断される恐れがあるが、このような異常状態を確実
に検出することができる。第2の流れセンサ22の出力
と空気流路側ダンパ62dの開度が一定の対応関係にあ
ると判断した場合は、燃焼シーケンスの終了まで上述の
ステップS202からステップS210までのルーチン
を繰り返し(ステップS211)、燃焼シーケンスが終
了したら遮断弁61a、遮断弁61bを閉塞すると共
に、空燃比制御ルーチンを終了する(ステップS21
2)。
【0043】以上、説明したように、本空燃比制御ルー
チンでは、燃焼装置60の空気流路62に流れセンサを
設けることなくブロア62b又はダンパ62dの異常を
検出することができる。その結果、空気流路に流れセン
サを設けた従来の燃焼制御装置のように粉塵等の影響に
よる流れセンサの検出不良が生じることなく、信頼性の
高い燃焼制御が可能となる。
【0044】次に本発明の第3の実施形態に係る燃焼制
御装置について説明する。尚、第1及び第2の実施形態
に係る燃焼制御装置と同等の構成については、対応する
符号を付して詳細な説明を省略する。本発明の第3の実
施形態に係る燃焼制御装置30は、図9に示すように、
流れセンサ31、空燃比制御部32、弁開閉制御部3
3、リークチェック部34及び燃焼制御部35を備え、
所望の空燃比を保ちながら安全性の高い燃焼制御を行う
ことを特徴としている。
【0045】燃焼制御装置30が使用される燃焼装置7
0は、ガス流路71、空気流路72、空気流路の下流に
連結されたウインドボックス73、ガス流路71と空気
流路72を連通する連通路74、及び燃焼炉75を備え
ている。ガス流路71には、第1の遮断弁71a、第2
の遮断弁71b、ガス流量制御用ダンパ71d、及び固
定絞り71sが設けられている。一方、空気流路72に
は、空気供給用ブロア72b、空気流量制御用ダンパ7
2d、固定絞り72sが設けられている。
【0046】連通路74は、ガス流量制御用ダンパ71
dの下流近傍と空気流量制御用ダンパ72dの下流近傍
とを連通するように形成されている。又、連通路74に
は、第3の遮断弁74cが設けられている。尚、連通路
74には、第2の実施形態と同様にウインドボックス7
3に至る分岐路が形成されておらず、且つ可変絞りも設
けられていない。又、第2の実施形態と同様に、ガス流
路内のガス圧と空気流路内の空気圧が均圧になった場合
のみ連通路内のガス流れと空気流れがゼロとなるよう
に、ガス流路の固定絞り71sと空気流路の固定絞り7
2sの断面積比が設定されている。
【0047】流れセンサ31は第1及び第2の実施形態
と同様の微小流量センサからなり、連通路74の、第3
の遮断弁74cと空気流路72と間に設けられている。
次に、上述の構成を有する燃焼制御装置30による空燃
比制御ルーチンを、図10及び図11のフローチャート
に基づいて説明する。尚、本空燃比制御ルーチンにおい
ては、第1の流れセンサ31を使用して空燃比制御を行
うだけでなく遮断弁71a,71b,74cのリークチ
ェックも行い、安全性が確認された場合、プレパージを
省略することを特徴としている。
【0048】まず最初に、遮断弁71a、遮断弁71b
を閉塞し、遮断弁74cを開放する(ステップS30
1)。続いて、流れセンサ31の出力がゼロか否かを判
断し(ステップS302)、流れセンサ31の出力がゼ
ロ、即ち連通路内のガス流れ及び空気流れがないと判断
したときは、流れセンサ31の出力値の正負によって連
通路74においてガス流路71から空気流路72への気
体の流れがあるか否かを判断する(ステップS30
3)。連通路74において気体の流れが空気流路72か
らガス流路71にあると判断したときは、空気流路72
から連通路74、遮断弁71bを通って空気が流れてお
り、遮断弁71bが故障と判断し異常警報を行う(ステ
ップS304)。
【0049】一方、ステップS303で連通路74にお
いてガス流路71から空気流路72に気体が流れている
と判断したときは(ステップS303)、遮断弁71a
から連通路74、空気流路72を通ってガスが流れてお
り、遮断弁71aが故障してガスリークが生じていると
判断し、リークチェック部34が異常警報を行う(ステ
ップS305)。
【0050】流れセンサ31の出力がゼロ、即ち連通路
内のガス流れ及び空気流れがないと判断したときは(ス
テップS302)、遮断弁71a、遮断弁71bは正常
であると判断し、遮断弁71aを開放し、遮断弁71
b、遮断弁74cを閉塞する(ステップS306)。次
いで、流れセンサ31の出力がゼロか否かを判断し(ス
テップS307)、出力がゼロでない場合は、ガス流路
71から遮断弁74c、流れセンサ31を通って空気流
路72にガスが流れており、遮断弁74cが故障と判断
し、異常警報を行う(ステップS308)。出力がゼロ
の場合は、遮断弁74cは正常であるので、3つの遮断
弁は全て正常であり、遮断弁閉塞時にガス漏れは生じな
いと判断する(ステップS309)。
【0051】次いで、プレパージ開始前か否かを判断し
(ステップS310)、プレパージ開始前であればプレ
パージを省略する(ステップS311)。燃焼シーケン
スにおいては、燃焼開始直前にプレパージを行い、燃焼
炉内のガスを炉外に排出することが一般的に行われてい
る。しかし、ガス流路71の遮断弁71a,71bが正
常であれば燃焼開始前に燃焼炉内にガスがたまることは
ないので、このようなプレパージ動作を行う必要はな
い。上述の判断ルーチンで安全性が確認できれば、プレ
パージ動作を省略してブロア駆動に関する消費電力の低
減、プレパージ動作に伴う騒音の低減を図ると共に、プ
レパージ動作によって燃焼装置の余熱を奪うのを回避
し、熱損失を最低限に抑えることができる。
【0052】次に、燃焼制御部35が燃焼制御を開始し
たか否かを判断し(ステップS312)、燃焼制御開始
に伴って遮断弁71a、遮断弁71b、遮断弁74cを
開放する(ステップS313)。そして、流れセンサ3
1により流れを測定し(ステップS314)、流れセン
サ31の出力がゼロか否かを判断する(ステップS31
5)。流れセンサ31の出力がゼロでない場合は、ガス
流路側ダンパの開度を変更し(ステップS316)、流
れセンサ31の出力がゼロ、即ちガス流路71のガス圧
と空気流路72の空気圧とが均圧となるまでこのルーチ
ンを繰り返す。
【0053】流れセンサ31の出力がゼロの場合は、燃
焼シーケンスが終了したか否かを判断し(ステップS3
17)、終了していない場合は、ステップS314から
ステップS316までを繰り返す。燃焼シーケンスが終
了した場合は、遮断弁71a、遮断弁71b、遮断弁7
4cを閉塞すると共に、空燃比制御ルーチンを終了する
(ステップS318)。
【0054】前述した通り、本空燃比制御ルーチンによ
ると、所望の空燃比を保ちながら燃焼制御を行うと共
に、安全性を確保しながらプレパージ動作を省略するこ
とができる。従って、消費電力や騒音の低減を図ると共
に、熱損失を最低限に抑えることができる。次に本発明
の第4の実施形態に係る燃焼制御装置について説明す
る。
【0055】尚、第1乃至第3の実施形態に係る燃焼制
御装置と同等の構成については、対応する符号を付して
詳細な説明を省略する。本発明の第4の実施形態に係る
燃焼制御装置40は、図12に示すように、流れセンサ
41、空燃比制御部42、弁開閉制御部43、リークチ
ェック部44、及び燃焼制御部45を備え、所望の空燃
比を保ちながら燃焼制御を行うことを特徴としている。
【0056】燃焼制御装置40の使用される燃焼装置8
0は、ガス流路81、空気流路82、空気流路82の下
流に連結されたウインドボックス83、ガス流路81と
空気流路82を連通する連通路84、ガス流路のバイパ
ス路85、及び燃焼炉86を備えている。ガス流路81
には、第1の遮断弁81a、第2の遮断弁81b、ガス
流量制御用ダンパ81d、及び固定絞り81e、固定絞
り81fが設けられている。一方、空気流路82には、
空気供給用ブロア82b、空気流量制御用ダンパ82
d、固定絞り82sが設けられている。
【0057】連通路84とバイパス路85とは一部が共
通して形成され、三方弁84cの切り替えによって連通
路84とバイパス路85とが択一的に形成されるように
なっている。尚、ガス流路の絞り81e、絞り81fと
空気流路の絞り82sは、ガス流路のガス圧と空気流路
の空気圧とが均圧の場合に連通路84においてガス流れ
及び空気流れが生じないように断面積が設定されてい
る。
【0058】流れセンサ41は、連通路84とバイパス
路85との共通部分、即ち三方弁のCとガス流路81と
を連通する管路に設けられている。尚、流れセンサ41
には、第1乃至第3の実施形態と同様に微小流量センサ
が使用されている。次に、上述の構成を有する燃焼制御
装置40による空燃比制御ルーチンを、図13及び図1
5のフローチャートに基づいて説明する。
【0059】尚、本空燃比制御ルーチンにおいては、流
れセンサ41を使用して空燃比制御を行うだけでなく遮
断弁81a,81b及び三方弁84cのリークチェック
も行い、安全性が確認された場合、プレパージを省略す
ることを特徴としている。図13に示すように、まず最
初に、遮断弁81a、遮断弁81bを閉塞し、三方弁8
4cのCとNCで流路を形成する(ステップS40
1)。続いて、流れセンサ41の出力がゼロか否かを判
断し(ステップS402)、流れセンサ41の出力がゼ
ロでない場合、即ち連通路内のガス流れ及び空気流れが
あると判断したときは、流れセンサ41の出力値の正負
から連通路84においてガス流路81から空気流路82
への気体の流れがあるか否かを判断する(ステップS4
03)。連通路84において気体の流れが空気流路82
からガス流路81にあると判断したときは、空気流路8
2から連通路84、三方弁84cを通ってガス流路81
に空気が流れており、遮断弁81bが故障と判断し異常
警報を行う(ステップS404)。
【0060】一方、連通路84において気体の流れがガ
ス流路81から空気流路82にあると判断したときは
(ステップS403)、遮断弁81aから連通路84、
空気流路82を通ってガスが流れており、遮断弁81a
が故障と判断し異常警報を行う(ステップS405)。
流れセンサ41の出力がゼロ、即ち連通路内のガス流及
び空気流がない場合は遮断弁81a、遮断弁81bは正
常であると判断し、遮断弁81aを開放し、遮断弁81
bを閉塞し、三方弁84cのCとNOで流路を形成する
(ステップS406)。
【0061】次いで、流れセンサ41の出力がゼロか否
かを判断し(ステップS407)、出力がゼロでない場
合は、ガス流路81から流れセンサ41、三方弁84c
のCとNCを通って空気流路82にガスが流れており、
三方弁84cのCとNC間が故障と判断し、異常警報を
行う(ステップS408)。出力がゼロの場合は、三方
弁84cのCとNC間は正常であるので、2つの遮断弁
81a,81b及び三方弁84cは全て正常であり、遮
断弁閉塞時にガス漏れは生じないと判断する(ステップ
S409)。
【0062】次いで、図14に示すように、プレパージ
開始前か否かを判断し(ステップS410)、プレパー
ジ開始前であればプレパージを省略する(ステップS4
11)。燃焼シーケンスにおいて、上述の判断ルーチン
で安全性が確認できればプレパージ動作を省略すること
ができる。これによって、第3の実施形態と同様にブロ
ア駆動に関する消費電力の低減やプレパージ動作に伴う
騒音の低減を図ると共に、プレパージ動作によって燃焼
装置の余熱を奪うのを回避し、熱損失を最低限に抑える
ことができる。
【0063】次に、燃焼制御を開始したか否かを判断し
(ステップS412)、燃焼制御開始に伴って遮断弁8
1a、遮断弁81bを開放し、三方弁84cをCとNC
で流路を形成する(ステップS413)。そして、図1
5に示すように、流れセンサ41により流れを測定し
(ステップS414)、流れセンサ41の出力がゼロか
否かを判断する(ステップS415)。流れセンサ41
の出力がゼロでない場合は、ガス流路側ダンパ81dの
開度を変更し(ステップS416)、流れセンサ41の
出力がゼロ、即ちガス流路81のガス圧と空気流路82
の空気圧とが均圧となるまでこのルーチンを繰り返す。
【0064】流れセンサ41の出力がゼロの場合は、燃
焼シーケンスが終了したか否かを判断し(ステップS4
17)、終了していない場合は、ステップS414から
ステップS416までを繰り返す。燃焼シーケンスが終
了した場合は、遮断弁81a、遮断弁81bを閉塞し、
三方弁84cのCとNOで流路を形成し(ステップS4
18)、空燃比制御ルーチンを終了する(ステップS4
19)。
【0065】尚、上述した第1乃至第4の実施形態に係
る空燃比制御ルーチンは、燃焼制御ルーチンの中で又は
これと並行して適時行われるようになっている。以上説
明した本発明に係る燃焼制御装置を使用すれば、燃焼装
置の構造を簡略化できると共にセンサ等の調整を容易に
行うことができ、製造上のコスト低減を図れると共にメ
ンテナンス工数の低減も達成することができる。
【0066】尚、上述の実施形態では、流れセンサの出
力がゼロとなるようにガス流路側ダンパの開度を調整し
たが、この代わりに空気流路側ダンパの開度を制御して
も良く、若しくはガス流路側ダンパと空気流路側ダンパ
の双方の開度を制御しても良い。更に、第2乃至第4の
実施形態のように、ガス流路のガス圧と空気流路の空気
圧とが均圧の場合に連通路内のガス流れ及び空気流れが
なくなるように空気流路の絞りとガス流路の絞りの断面
積比が設定されていなくても良い。即ち、空気流路の絞
りとガス流路の絞りの断面積比は、ガスと空気の圧力比
が所定の比率の場合に連通路内のガス流れ及び空気流れ
がなくなるように設定されていても良い。
【0067】又、第1乃至第4の実施形態において流れ
センサとして微小流量センサを用いたが、必ずしもこれ
に限定されることはなく、通常の熱線式流量計等の流量
計を使用しても良い。上述した空燃比制御ルーチンは、
本発明の燃焼制御装置が行う燃焼制御ルーチンの一形態
を示したものであるに過ぎず、本発明の目的を逸脱しな
い範囲で空燃比制御ルーチンの様々な組み合わせが考え
られることは言うまでもない。
【0068】又、本発明の燃焼制御装置は、給湯器やボ
イラ等の様々な燃焼装置に使用できることは言うまでも
ない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る燃焼
制御装置は、ガス流路と空気流路との間に形成された連
通路に流れセンサを備えたので、ガス流路内の圧力と空
気流路内の圧力が一定の比率であるか否かを流れセンサ
によって確実に確認することができる。従って、精度の
高い空燃比制御を行うことが可能となる。又、従来の燃
焼制御装置のように、複雑な構造の差圧検出器を用いる
必要がないので、製造コスト的に優れると共に、ダイア
フラム等で画成された差圧検出器の各圧力室の気密性を
確保する必要もなく、メンテナンスコスト的にも優れ
る。更に、流れセンサを空気流路内に備えていないの
で、流れセンサが粉塵等から悪影響を受けることもな
い。
【0070】又、連通路に設けられた絞りを絞り制御部
によって制御することで、連通路内のガス流及び空気流
をなくすガス流路内の圧力と空気流路内の圧力比を自由
に変更することができる。その結果、ガス種やブロアの
能力、燃焼炉の容量が異なる様々なタイプの燃焼機器に
適用可能な汎用性の高い燃焼制御装置を提供することが
できる。
【0071】又、本発明の請求項2に係る燃焼制御装置
は、流れセンサを空燃比制御にのみ使用するのでなく、
プレパージ時に例えばブロアやダンパの故障等、燃焼装
置の異常検知をも使用するようにしたので、従来の燃焼
制御装置に較べて格段に信頼性の高い燃焼制御装置を提
供することができる。又、本発明の請求項3に係る燃焼
制御装置は、燃焼装置のブロア及びダンパが正常に作動
していれば、第1の流れセンサによって測定されたガス
流及び空気流がほぼなくなった場合、第2の流れセンサ
の測定値とブロア又はダンパの作動値とは対応関係にあ
ることを利用している。従って、これらの対応関係をみ
ることから燃焼装置の空気流路に流れセンサを設けるこ
となくブロア又はダンパの異常を検出することができ
る。その結果、空気流路に流れセンサを設けた従来の燃
焼制御装置のように粉塵等の影響による流れセンサの検
出不良が生じることなく、信頼性の高い燃焼制御が可能
となる。
【0072】又、本発明の請求項4に係る燃焼制御装置
は、第1の流れセンサの測定値とブロア又はダンパの作
動値とは対応関係にあることを利用している。従って、
これらの対応関係をみることから第1の流れセンサの異
常を検出することができ、信頼性の高い燃焼制御が可能
となる。又、本発明の請求項5に係る燃焼制御装置は、
流れセンサによって空燃比制御を行うだけでなく、弁開
閉制御部の開閉信号と流れセンサの測定値に基づきガス
漏れ検知をも行う。従って、従来の燃焼制御装置のダイ
アフラム型の差圧検出器では達成不可能であったガス漏
れ検知を空燃比制御と共に行うことが可能となる。その
為、簡単な構成で安全性と信頼性に優れた燃焼制御を行
うことができる。
【0073】又、本発明の請求項6に係る燃焼制御装置
は、上述の請求項5に記載された燃焼制御装置と同様
に、流れセンサによって空燃比制御を行うだけでなく、
弁開閉制御部の開閉信号と流れセンサの測定値に基づき
ガス漏れ検知をも行う。従って、上述と同様にダイアフ
ラム型の差圧検出器では達成不可能であったガス漏れ検
知を空燃比制御と共に行うことが可能となる。
【0074】又、本発明の請求項7に係る燃焼制御装置
は、流れセンサに微小流量センサを用いることでこの連
通路内のガス又は空気の微小流量を確実に検出すること
ができ、空燃比制御やガス漏れ検出をより確実に行うこ
とができる。又、本発明の請求項8に記載された燃焼制
御装置は、上述の請求項7に記載された燃焼制御装置と
同様に、第1の流れセンサに微小流量センサを用いるこ
とでこの連通路内のガス又は空気の微小流量を確実に検
出することができ、空燃比制御やガス漏れ検出をより確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る燃焼制御装置の
構成を示す概略図である。
【図2】図1の燃焼制御装置に使用される流れセンサ
(微小流量センサ)の構造を示す図である。
【図3】図2の流れセンサの出力信号検出回路を示す図
である。
【図4】図1の燃焼制御装置の空燃比制御ルーチンの一
部を示すフローチャートである。
【図5】図4に続くフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る燃焼制御装置の
構成を示す概略図である。
【図7】図6の燃焼制御装置の空燃比制御ルーチンの一
部を示すフローチャートである。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る燃焼制御装置の
構成を示す概略図である。
【図10】図9の燃焼制御装置の空燃比制御ルーチンの
一部を示すフローチャートである。
【図11】図10に続くフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施形態に係る燃焼制御装置
の構成を示す概略図である。
【図13】図12の燃焼制御装置の空燃比制御ルーチン
の一部を示すフローチャートである。
【図14】図13に続くフローチャートである。
【図15】図14に続くフローチャートである。
【符号の説明】
10 燃焼制御装置 11 流れセンサ 12 空燃比制御部 13 絞り制御部 16 異常検出部 20 燃焼制御装置 21 第1の流れセンサ 22 第2の流れセンサ 23 空燃比制御部 26 異常検出部 27 異常検出部 30 燃焼制御装置 31 流れセンサ 32 空燃比制御部 34 リークチェック部 40 燃焼制御装置 41 流れセンサ 42 空燃比制御部 43 弁開閉制御部 44 リークチェック部 50 燃焼装置 51 ガス流路 52 空気流路 53 ウインドボックス 54 連通路 61 ガス流路 62 空気流路 62b ブロア 62d ダンパ 64 連通路 71 ガス流路 71a 第2の遮断弁 71b 第3の遮断弁 72 空気流路 74c 第1の遮断弁 74 連通路 80 燃焼装置 81 ガス流路 81a 第1の遮断弁 81b 第2の遮断弁 82 空気流路 84 連通路 84c 三方弁 85 バイパス路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東海林 宏 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 株式会 社山武内 (72)発明者 山田 哲也 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 株式会 社山武内 (72)発明者 百瀬 修 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 株式会 社山武内 (72)発明者 松田 順一 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 株式会 社山武内 Fターム(参考) 3K003 AA01 AB02 AB06 AC02 BA01 BB01 BC01 CA03 CA05 CB03 CB05 CC01 XB01 XC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路、空気流路及びウインドボック
    スとを連通する連通路と、前記ガス流路内のガス圧と前
    記空気流路内の空気圧を所定の圧力比にする絞りを前記
    連通路に備えた燃焼装置に使用される燃焼制御装置であ
    って、 前記連通路に設けられ前記連通路のガス流又は空気流を
    測定する流れセンサと、前記流れセンサの出力に基づ
    き、前記ガス流路内のガス圧と前記空気流路内の空気圧
    の圧力比を一定に保つ空燃比制御手段と、前記絞りの圧
    力比を制御する絞り制御手段とを備えたことを特徴とす
    る燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】 前記燃焼制御装置は、燃焼装置のプレパ
    ージ時に前記流れセンサの測定値に基づき、燃焼装置の
    異常検知を行う異常検出手段を更に備えたことを特徴と
    する、請求項1に記載の燃焼制御装置。
  3. 【請求項3】 ガス流路と空気流路とを連通する連通路
    と、空気流路の空気流量を調節するブロア又はダンパを
    備えた燃焼装置に使用される燃焼制御装置であって、 前記連通路に設けられ、前記連通路のガス流又は空気流
    を測定する第1の流れセンサと、ガス流路に設けられ、
    ガス流路のガス流を測定する第2の流れセンサと、前記
    第1の流れセンサによって測定されたガス流及び空気流
    がほぼなくなるように前記ブロア又はダンパの作動量を
    制御する空燃比制御手段と、前記第1の流れセンサによ
    って測定されたガス流及び空気流がほぼなくなった場
    合、前記第2の流れセンサの測定値と前記ブロア又はダ
    ンパの作動値とから前記ブロア又はダンパの異常を検出
    する異常検出手段とを備えたことを特徴とする燃焼制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の流れセンサによって測定され
    たガス流及び空気流、及び前記ブロア又はダンパの作動
    値から前記第1の流れセンサの異常を検出する異常検出
    手段を備えたことを特徴とする、請求項3に記載の燃焼
    制御装置。
  5. 【請求項5】 ガス流路と空気流路との間を連通し且つ
    第1の遮断弁を備えた連通路と、前記ガス流路の前記連
    通路より上流側に設けられた第2の遮断弁と、前記ガス
    流路の前記連通路より下流側に設けられた第3の遮断弁
    とを備えた燃焼装置に使用される燃焼制御装置であっ
    て、 前記連通路の、第1の遮断弁と空気流路との間に備えら
    れ、前記連通路のガス流又は空気流を測定する流れセン
    サと、前記第1の遮断弁、第2の遮断弁、及び第3の遮
    断弁を個別に開閉する弁開閉制御手段と、前記弁開閉制
    御手段の開閉信号と前記流れセンサの測定値に基づきガ
    ス漏れ検知を行うリークチェック手段と、前記第1の遮
    断弁、第2の遮断弁、及び第3の遮断弁が開放された際
    に、前記流れセンサによってガス流及び空気流を検出し
    なくなるように前記ガス流路又は前記空気流路の少なく
    ともいずれか一方の流路の流量を制御する空燃比制御手
    段とを備えたことを特徴とする燃焼制御装置。
  6. 【請求項6】 ガス流路と空気流路との間を連通する連
    通路とガス流路をバイパスするバイパス路とが三方弁に
    よって択一的に形成され、前記ガス流路の前記バイパス
    路より上流側に設けられた第1の遮断弁と、前記ガス流
    路の前記バイパス路より下流側に設けられた第2の遮断
    弁とを備えた燃焼装置に使用される燃焼制御装置であっ
    て、 前記三方弁の切り替えによって前記連通路が形成された
    際に前記連通路のガス流又は空気流を測定すると共に、
    前記三方弁の切り替えによって前記バイパス路が形成さ
    れた際にガス流を測定する流れセンサと、前記三方弁、
    前記第1の遮断弁及び前記第2の遮断弁を個別に開閉す
    る弁開閉制御手段と、前記弁開閉制御手段の開閉信号と
    前記流れセンサの測定値に基づきガス漏れ検知を行うリ
    ークチェック手段と、前記三方弁の切り替えによって連
    通路が形成され、前記第1の遮断弁及び前記第2の遮断
    弁が開放されたとき、前記流れセンサの出力値に基づ
    き、前記連通路のガス流及び空気流がほぼなくなるよう
    に前記ガス流路又は前記空気流路の少なくともいずれか
    一方の流路の流量を制御する空燃比制御手段とを備えた
    ことを特徴とする燃焼制御装置。
  7. 【請求項7】 前記流れセンサは、微小流量センサから
    なることを特徴とする、請求項1又は請求項2、請求項
    5、請求項6のいずれか1つに記載の燃焼制御装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の流れセンサは、微小流量セン
    サからなることを特徴とする、請求項3又は請求項4の
    いずれか1つに記載の燃焼制御装置。
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