JP3115829B2 - 流量センサ診断装置 - Google Patents

流量センサ診断装置

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JP3115829B2
JP3115829B2 JP08174509A JP17450996A JP3115829B2 JP 3115829 B2 JP3115829 B2 JP 3115829B2 JP 08174509 A JP08174509 A JP 08174509A JP 17450996 A JP17450996 A JP 17450996A JP 3115829 B2 JP3115829 B2 JP 3115829B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱要求に応答して
バーナに供給される燃焼用流体の流量を検出する流量セ
ンサが正常であるのか否かを診断する流量センサ診断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼制御装置は、熱要求を発行する温度
調節器からの指示に従って、バーナに供給する燃料の供
給量を制御するとともに、バーナに供給する空気の供給
量を制御する処理を行う。
【0003】この燃焼用流体(燃料及び空気)の供給量
制御にあたって、燃焼制御装置は、不完全燃焼を防止す
べく、エアーリッチな状態(空気供給量が過多となる状
態)になるようにとバーナに供給する燃焼用流体の供給
量を制御する必要がある。
【0004】従来技術では、このような空燃比制御を実
現するために、燃料の供給量を制御する燃料弁と、空気
の供給量を制御する空気弁とを直接機械的に連結させた
り、圧力を使って構造的に連結させる構成を採ってい
た。
【0005】すなわち、従来技術では、燃料弁と空気弁
とを機械的あるいは構造的に連結する構成を採ること
で、温度調節器からの指示に従って、燃料の供給量を増
減させる必要があるときには、それに応じてエアーリッ
チな状態が実現できるようにと、空気の供給量を増減さ
せるという構成を採っていたのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術に従っていると、高精度の空燃比制御を実
行できないという問題点があった。
【0007】すなわち、従来技術のように、燃料弁と空
気弁とを機械的あるいは構造的に連結する構成を採るこ
とで、空燃比制御を実行するという構成を採っている
と、弁開度特性が線形とならないことから、特定の弁開
度の所では好ましい空燃比制御を実行できるものの、別
の弁開度の所では所望の空燃比制御を実行できないとい
う問題点があった。
【0008】過度にエアリッチで燃焼すると、窒素酸化
物が発生し環境保護の観点から望ましくない。そこで、
窒素酸化物の発生量を低減すべく、エアリッチであっ
て、なおかつ、なるべく空気量(酸素量)の少ない状態
で燃焼させることが必要になってきた。そのため、従来
の機械的構造的な方式では達成できない高精度の空燃比
制御が要請されている。
【0009】この問題点を解決するためには、燃料弁と
空気弁とを独立して制御する必要があり、それを実現す
るためには、燃料弁からバーナに供給される燃料の供給
量を検出する流量センサを備える必要があるとともに、
空気弁からバーナに供給される空気の供給量を検出する
流量センサを備える必要がある。
【0010】しかるに、この燃焼用流体の流量測定に用
いられる流量センサに対しては、燃焼制御系で使用され
ることから、劣悪な環境で使用されるのにもかかわら
ず、非常に高い信頼性が要求されることになる。
【0011】これから、このような流量センサを燃焼制
御系に実装する場合には、その流量センサが正常である
のか否かを燃焼中に診断できるようにする構成の構築が
必要となる。特に、このような流量センサとして、高精
度測定が可能であるものの繊細な構造を持つ半導体タイ
プのものを使用するときには、その構成の構築は不可欠
なものとなる。
【0012】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、熱要求に応答してバーナに供給される燃焼用
流体の流量を検出する流量センサが正常であるのか否か
を燃焼中に診断できるようにする流量センサ診断装置の
提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1ないし図3に本発明
の原理構成を図示する。図中、1は本発明を具備する燃
焼制御装置、2は温度調節器であって、制御対象の温度
値とそれに対する設定温度値とから、燃焼制御装置1に
対して熱要求(熱増加要求/熱減少要求/現状維持要
求)を発行するもの、3はバーナ、4は流体弁であっ
て、バーナ3に供給される燃焼用流体の流量を調整する
もの、5は流量センサであって、バーナ3に供給される
燃焼用流体の流量を検出するもの、6は開度センサであ
って、流体弁4の弁開度を検出したり、流体弁4の弁開
度が指定のものであるのか否かを検出するものである。
【0014】なお、これらの図では、流量センサ5が、
流体弁4の上流側に配設されているが下流側に配設され
ることもある。図1に原理構成を図示する燃焼制御装置
1は、弁調整手段10と、判断手段11と、入手手段1
2と、判定手段13と、生成手段14とを備える。
【0015】この弁調整手段10は、温度調節器2の発
行する熱要求に応答して流体弁4を制御することで、バ
ーナ3に供給する燃焼用流体の流量を制御する。判断手
段11は、熱要求に応答して燃焼用流体の流量が規定の
ものから単調に変化するときに、その単調変化の開始点
からの時間経過を判断する。入手手段12は、流量セン
サ5の検出する流量を入手する。判定手段13は、基準
値を使って流量センサ5の正常異常を判定する。生成手
段14は、判定手段13の用いる基準値を生成する。
【0016】このように構成される図1に原理構成を図
示する燃焼制御装置1では、判断手段11は、例えば、
燃焼開始を時間経過の開始点として、その開始点から規
定時間が経過したのか否かを判断し、これを受けて、入
手手段12は、判断手段11が規定時間の経過を判断す
るときに、流量センサ5の検出する流量を入手し、これ
を受けて、判定手段13は、入手手段12の入手した流
量を基準値と比較することで、流量センサ5の正常異常
を判定する。
【0017】そして、生成手段14は、例えば、最初の
装置立ち上げ時や着火時毎に、判定処理で用いる燃焼状
態と同一又は類似の燃焼状態時に検出される流量センサ
5の検出値から、判定手段13の用いる基準値を生成す
る。
【0018】このように、図1に原理構成を図示する燃
焼制御装置1では、燃焼開始のような規定の燃焼状態か
ら所定時間の間は、弁調整手段10が流体弁4の弁開度
を規定のものから単調に増加させたり減少させたりする
ことで、バーナ3に供給される燃焼用流体の流量が規定
のものから単調変化していくので、その特性を使い、流
量センサ5がその変化に追従して検出値を規定のものへ
と変化させていくのか否かを見ることによって、流量セ
ンサ5が正常であるのか否かを検出する構成を採るもの
である。
【0019】この構成を採るときにあって、弁調整手段
10が、流体弁4を温度調節器2から切り離し、バーナ
3に供給される燃焼用流体の流量が単調変化するように
と流体弁4を制御する構成を採って、その制御モードの
ときに、判断手段11/入手手段12/判定手段13を
動作させて流量センサ5の判定動作に入るようにする
と、流量センサ5が正常であるのか否かを一層正確に検
出できるようになる。
【0020】図2に原理構成を図示する燃焼制御装置1
は、弁調整手段20と、入手手段21と、算出手段22
と、判定手段23と、生成手段24とを備える。この弁
調整手段20は、温度調節器2の発行する熱要求に応答
して流体弁4を制御することで、バーナ3に供給する燃
焼用流体の流量を制御する。入手手段21は、流量セン
サ5の検出する流量を入手するとともに、その入手時の
時間経過を入手する。算出手段22は、入手手段21の
入手した流量の単位時間当たりの変化量を算出する。判
定手段23は、基準値を使って流量センサ5の正常異常
を判定する。生成手段24は、判定手段23の用いる基
準値を生成する。
【0021】このように構成される図2に原理構成を図
示する燃焼制御装置1では、入手手段21は、弁調整手
段20による制御処理に従って、燃焼用流体の流量が単
調に変化しているときに、流量センサ5の検出する流量
を少なくとも2つ入手するとともに、その入手時の時間
経過を入手し、これを受けて、算出手段22は、入手手
段21の入手した流量及び時間経過から、その単調変化
している燃焼用流体の流量の単位時間当たりの変化量を
算出し、これを受けて、判定手段23は、算出手段22
の算出した流量変化量を基準値と比較することで、流量
センサ5の正常異常を判定する。
【0022】そして、生成手段24は、例えば、最初の
装置立ち上げ時や着火時毎に、判定処理で用いる燃焼状
態と同一又は類似の燃焼状態時に検出される流量センサ
5の検出値と、そのときの時間経過とから、判定手段2
3の用いる基準値を生成する。
【0023】このように、図2に原理構成を図示する燃
焼制御装置1では、弁調整手段20が流体弁4の弁開度
を単調に増加させたり減少させたりすることで、バーナ
3に供給される燃焼用流体の流量が単調変化していくと
きに、流量センサ5がその変化に追従して検出値を変化
させていくのか否かを変化率を使って見ることによっ
て、流量センサ5が正常であるのか否かを検出する構成
を採るものである。
【0024】この構成を採るときにあって、弁調整手段
20が、流体弁4を温度調節器2から切り離し、バーナ
3に供給される燃焼用流体の流量が単調変化するように
と流体弁4を制御する構成を採って、その制御モードの
ときに、入手手段21/算出手段22/判定手段23を
動作させて流量センサ5の判定動作に入るようにする
と、流量センサ5が正常であるのか否かを一層正確に検
出できるようになる。
【0025】図3に原理構成を図示する燃焼制御装置1
は、弁調整手段30と、管理手段31と、入手手段32
と、特定手段33と、判定手段34と、生成手段35と
を備える。
【0026】この弁調整手段30は、温度調節器2の発
行する熱要求に応答して流体弁4を制御することで、バ
ーナ3に供給する燃焼用流体の流量を制御する。管理手
段31は、開度センサ6が流体弁4の弁開度を検出する
構成を採るときには、流体弁4の弁開度と、それに対応
付けられる燃焼用流体の流量との正常状態時における対
応関係を管理し、開度センサ6が流体弁4の弁開度が指
定のものであるのか否かを検出する構成を採るときに
は、開度センサ6の検出する指定の弁開度に対応付けら
れる正常状態時における燃焼用流体の流量を管理する。
【0027】入手手段32は、開度センサ6が流体弁4
の弁開度を検出する構成を採るときには、開度センサ6
の検出する弁開度と、流量センサ5の検出する流量とを
同時に入手し、開度センサ6が流体弁4の弁開度が指定
のものであるのか否かを検出する構成を採るときには、
開度センサ6が指定の弁開度を検出するときに、流量セ
ンサ5の検出する流量を入手する。
【0028】特定手段33は、開度センサ6が流体弁4
の弁開度を検出する構成を採るときには、管理手段31
の管理データを使って、入手手段32の入手した弁開度
の指す流量を特定し、開度センサ6が流体弁4の弁開度
が指定のものであるのか否かを検出する構成を採るとき
には、管理手段31の管理データを使って、検出動作し
た開度センサ6の指す流量を特定する。
【0029】判定手段34は、流量センサ5の正常異常
を判定する。生成手段35は、管理手段31の管理デー
タを生成する。このように構成される図3に原理構成を
図示する燃焼制御装置1では、開度センサ6が流体弁4
の弁開度を検出する構成を採るときには、入手手段32
は、開度センサ6の検出する弁開度と、流量センサ5の
検出する流量とを同時に入手し、これを受けて、特定手
段33は、管理手段31の管理データを使って、入手手
段32の入手した弁開度の指す流量を特定し、これを受
けて、判定手段34は、特定手段33の特定した流量
と、入手手段32の入手した流量とを比較することで、
流量センサ5の正常異常を判定する。
【0030】そして、生成手段35は、例えば、最初の
装置立ち上げ時や着火時毎に、開度センサ6の検出する
弁開度と、その検出時における流量センサ5の検出する
流量とを入手して、それらから管理手段31の管理デー
タを生成する。
【0031】一方、このように構成される図3に原理構
成を図示する燃焼制御装置1では、開度センサ6が流体
弁4の弁開度が指定のものであるのか否かを検出する構
成を採るときには、開度センサ6が流体弁4の弁開度が
指定のものであることを検出すると、入手手段32は、
流量センサ5の検出する流量を入手するとともに、特定
手段33は、管理手段31の管理データを使って、検出
動作した開度センサ6の指す流量を特定して、これを受
けて、判定手段34は、特定手段33の特定した流量
と、入手手段32の入手した流量とを比較することで、
流量センサ5の正常異常を判定する。
【0032】そして、生成手段35は、例えば、最初の
装置立ち上げ時や着火時毎に、開度センサ6が検出動作
を行うときの流量センサ5の検出する流量を入手するこ
とで、管理手段31の管理データを生成する。
【0033】このように、図3に原理構成を図示する燃
焼制御装置1では、バーナ3に供給される燃焼用流体の
流量が流体弁4の弁開度により一義的に決定されるとい
う特性を使い、流量センサ5の検出する流量と、開度セ
ンサ6の検出する弁開度との対応関係が正規のものであ
るのか否かを見ることによって、流量センサ5が正常で
あるのか否かを検出する構成を採るものである。
【0034】この構成を採るときにあって、弁調整手段
30が、流体弁4を温度調節器2から切り離して制御す
る構成を採って、その制御モードのときに、入手手段3
2/特定手段33/判定手段34を動作させて流量セン
サ5の判定動作に入るようにすると、流量センサ5が正
常であるのか否かを一層正確に検出できるようになる。
【0035】このようにして、本発明によれば、バーナ
3に供給される燃焼用流体の流量を検出する流量センサ
5が正常であるのか否かを燃焼中に診断できるようにな
るのである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図4に、本発明の適用される燃焼制
御系の一実施例を図示する。図中、図1ないし図3で説
明したものと同じものについては同一の記号で示してあ
る。
【0037】4aはガス用比例弁であって、バーナ3に
供給されるガスの供給量を調整するもの、4bは空気用
比例弁であって、バーナ3に供給される空気の供給量を
調整するものである。
【0038】5aはガス用流速センサであって、バーナ
3に供給されるガスの流速を検出することで、バーナ3
に供給されるガスの流量(流速×流路の断面積で求ま
る)を検出するもの、5bは空気用流速センサであっ
て、バーナ3に供給される空気の流速を検出すること
で、バーナ3に供給される空気(流速×流路の断面積で
求まる)の流量を検出するものである。
【0039】6aはポテンショやマイクロスイッチによ
り構成されるガス弁用開度センサであって、ポテンショ
で構成されるときには、ガス用比例弁4aの弁開度を検
出し、マイクロスイッチ(複数のこともある)で構成さ
れるときには、ガス用比例弁4aの弁開度が指定のもの
にあるのか否かを検出する。なお、マイクロスイッチと
して、ガス用比例弁4aの持つ全開用リミットスイッチ
を併用することも可能である。
【0040】6bはポテンショやマイクロスイッチによ
り構成される空気弁用開度センサであって、ポテンショ
で構成されるときには、空気用比例弁4bの弁開度を検
出し、マイクロスイッチ(複数のこともある)で構成さ
れるときには、空気用比例弁4bの弁開度が指定のもの
にあるのか否かを検出する。なお、マイクロスイッチと
して、空気用比例弁4bの持つ全開用リミットスイッチ
を併用することも可能である。
【0041】7αはデュアル構成のメイン遮断弁であっ
て、燃焼用ガスをバーナ3に供給するガスメイン流路
(この流路にガス用比例弁4aが設けられる)に設けら
れて、そのガスメイン流路を遮断するもの、7βはデュ
アル構成のパイロット遮断弁であって、着火用ガスをバ
ーナ3のパイロットバーナに供給するガスパイロット流
路に設けられて、そのガスパイロット流路を遮断するも
のである。
【0042】8αはメイン圧力調整弁であって、ガスメ
イン流路を流れるガスの圧力が所定のものになるように
調整するもの、8βはパイロット圧力調整弁であって、
ガスパイロット流路を流れるガスの圧力が所定のものに
なるように調整するものである。
【0043】9-1は火炎検出センサであって、バーナ3
が燃焼しているのか否かを検出するもの、9-2はイグナ
イタであって、バーナ3の着火動作を行うものである。
この図4に示す燃焼制御系では、高精度の空燃比制御を
実現するために、ガス用比例弁4aと空気用比例弁4b
とを独立に制御する構成を採っており、それを実現する
ために、ガス用比例弁4aにより調整されたガス流量を
流速を介して測定するガス用流速センサ5aと、空気用
比例弁4bにより調整された空気流量を流速を介して測
定する空気用流速センサ5bとを備える構成を採ってい
る。
【0044】このガス用流速センサ5a/空気用流速セ
ンサ5bとしては、様々なタイプのものを用いることが
可能であるが、本出願人が特願平3-106528 号公報で開
示した半導体ダイアフラム構成の流速センサを用いる
と、高精度かつ高速応答でもって流量を検出できること
になる。
【0045】すなわち、本出願人が特願平3-106528 号
公報で開示した半導体ダイアフラム構成の流速センサ
は、図5に示すように、シリコン基板100の背面側中
央部に異方性エッチングを使って表面側に連通しない開
口101を形成することで、シリコン基板100に薄肉
状のダイアフラム102を形成し、このダイアフラム1
02の表面中央に薄膜のヒータエレメント103を配設
するとともに、そのヒータエレメント103の両側に薄
膜の測温抵抗エレメント104,105を配設し、更に、
シリコン基板100の基板部分に周囲温度を測定する周
囲温度測温抵抗エレメント106を配設する構成を採っ
ている。ここで、図中に示すSはダイアフラム102を
貫通するスリットであって、ヒータエレメント103及
び測温抵抗エレメント104,105を熱的に絶縁すべく
設けられている。また、ダイアフラム102の材質は窒
化シリコンである。
【0046】そして、図6に示すように、ヒータエレメ
ント103と周囲温度測温抵抗エレメント106と固定
抵抗R1,R2とで構成されるホイストンブリッジ回路を
使って、ヒータエレメント103が周囲温度に対して一
定の温度上昇を示すようにとヒータエレメント103を
加熱するとともに、図7に示すように、測温抵抗エレメ
ント104,105と固定抵抗R3,R4とで構成されるホ
イストンブリッジ回路と、そのホイストンブリッジ回路
の電圧バランスのくずれを検出する差動アンプとを使っ
て、この流速センサ上を流れる流体(ガスや空気)によ
り引き起こされるヒータエレメント103の熱移動を検
出することで、その流体の流速を検出する構成を採るも
のである。
【0047】この本出願人の開示した流速センサは、熱
絶縁された非常に薄いダイアフラム102の上に形成さ
れていることから、極めて速い応答速度でもって流体の
流速を検出できるとともに、極めて低消費電力で動作す
るので危険なガスの流速も検出できるという特徴があ
る。
【0048】この本出願人の開示した流速センサを用い
ることで、図4に示す燃焼制御系では、燃焼制御装置1
は、ガス用流速センサ5aを使ってガス用比例弁4aを
空気用比例弁4bとは機械的・構造的に切り離した形で
制御することが可能になり、また、空気用流速センサ5
bを使って空気用比例弁4bをガス用比例弁4aとは機
械的・構造的に切り離した形で制御することが可能にな
ることで、高精度の空燃比制御を実現することが可能に
なる。
【0049】これから、燃焼制御装置1は、イグナイタ
9-2の点火処理を実行する点火モジュール40や、プレ
パージ等の点火シーケンスの制御処理を実行するプログ
ラマモジュール41という従来の燃焼制御装置の持つモ
ジュールに加えて、ガス用流速センサ5a/空気用流速
センサ5bの検出値を使って空燃比制御を実行しつつ、
温度調節器2からの熱要求に応答してガス用比例弁4a
/空気用比例弁4bを制御するという空燃比制御モジュ
ール42と、例えば空燃比制御モジュール42の中に用
意されて、新たに備えるガス用流速センサ5aや空気用
流速センサ5bが正常であるのか否かを燃焼中にチェッ
クするセンサチェックモジュール43とを持つ構成を採
っている。ここで、図中に示す44は、センサチェック
モジュール43が処理の実行にあたって参照する基準テ
ーブルである。
【0050】この空燃比制御モジュール42の実行する
空燃比制御について簡単に説明するならば、空燃比制御
モジュール42は、温度調節器2から熱増加の熱要求を
受け取ると、ガス用流速センサ5a/空気用流速センサ
5bの検出値を参照しながら、排気ガスの酸素濃度が理
想空燃比となる範囲(6%〜9%程度)に収まることを
実現しつつ、ガス用比例弁4a/空気用比例弁4bの弁
開度を大きくしていくことで、バーナ3に対して供給さ
れるガスや空気の流量を増加させる処理を行うことにな
る。そして、温度調節器2から熱減少の熱要求を受け取
ると、ガス用流速センサ5a/空気用流速センサ5bの
検出値を参照しながら、排気ガスの酸素濃度が理想空燃
比となる範囲に収まることを実現しつつ、ガス用比例弁
4a/空気用比例弁4bの弁開度を小さくしていくこと
で、バーナ3に対して供給されるガスや空気の流量を減
少させる処理を行うことになる。
【0051】なお、この空燃比制御処理を実現するため
には、排気ガスの酸素濃度等を測定する排気ガスセンサ
が必要となるが、一度、排気ガスセンサを使って、ガス
用比例弁4aの弁開度と、空気用比例弁4bの弁開度
と、ガス用流速センサ5aの検出するガス流量と、空気
用流速センサ5bの検出する空気流量との対応関係を入
手して、それを使ってこの空燃比制御のパラメータを設
定しておけば、後は、排気ガスセンサを備えてなくても
この空燃比制御の実行が可能であるので、図4に示す燃
焼制御系では排気ガスセンサを備えてはいない。
【0052】次に、本発明を実現すべく備えられるセン
サチェックモジュール43の実行する処理について説明
することで、本発明について詳細に説明する。ここで、
このセンサチェックモジュール43は、プログラムでも
ハードウェア回路でも実現可能であるが、以下では、プ
ログラムを使って実現した実施例に従って説明する。ま
た、このセンサチェックモジュール43は、以下では、
空燃比制御モジュール42とは独立した形で処理を行う
ことを想定しているが、この機能を空燃比制御モジュー
ル42の中に組み込んで、空燃比制御モジュール42
が、空燃比制御の実行中にこの処理を行う構成を採るこ
とも可能である。
【0053】図8に、センサチェックモジュール43の
実行する処理フローの一実施例を図示する。燃焼シーケ
ンスでは、安全のために、必ず低燃焼状態で着火動作を
行い、その後で必要な燃焼量まで増加させるようにして
いる。この処理フローは、このときの燃焼量の増加率が
毎回同じになることを利用している。
【0054】この処理フローに従う場合、センサチェッ
クモジュール43は、点火モジュール40の着火処理に
従って着火が確認されると、先ず最初に、ステップ1
で、空燃比制御モジュール42の制御処理により実行さ
れるガス用比例弁4a/空気用比例弁4bの弁開度の増
加動作の開始を待って、その増加動作の開始を確認する
と、ステップ2に進んで、タイマを起動する。
【0055】続いて、ステップ3で、起動したタイマを
監視することで、タイマ起動開始から予め設定されるT
時間が経過するのを待って、その経過を確認すると、ス
テップ4に進んで、ガス用流速センサ5aの検出するガ
ス流量と、空気用流速センサ5bの検出する空気流量と
を読み取る。
【0056】続いて、ステップ5で、ステップ4で読み
取ったガス流量が予め設定される基準値(この基準値
は、基準テーブル44に格納されている)と概略一致す
るのか否かを判断して、一致しないことを判断するとき
には、ガス用流速センサ5aに故障あるいは劣化が発生
(ガス用比例弁4aに故障が発生していることもある)
していると判断して、ステップ6に進んで、空燃比制御
モジュール42に対してその旨を通知するとともに、オ
ペレータに対してその旨を通知し、一方、一致している
ことを判断するときには、このステップ6の処理を省略
する。なお、概略一致するのか否かの判断は、基準値の
上下に所定の範囲をもたせて、その範囲に入れば概略一
致すると判断することなどにより行われる。
【0057】続いて、ステップ7に進んで、ステップ4
で読み取った空気流量が予め設定される基準値(この基
準値は、基準テーブル44に格納されている)と概略一
致するのか否かを判断して、一致しないことを判断する
ときには、空気用流速センサ5bに故障あるいは劣化が
発生(空気用比例弁4bに故障が発生していることもあ
る)していると判断して、ステップ8に進んで、空燃比
制御モジュール42に対してその旨を通知するととも
に、オペレータに対してその旨を通知してから処理を終
了し、一方、一致していることを判断するときには、こ
のステップ8の処理を省略して処理を終了する。
【0058】このようにして、センサチェックモジュー
ル43は、着火が確認されると、図9に示すように、ガ
ス用比例弁4aの弁開度の増加開始からT時間後のガス
用流速センサ5aの検出するガス流量が、予め設定され
る基準値と概略一致するのか否かを評価していくことで
ガス用流速センサ5aが正常であるのか否かを検出して
いくとともに、空気用比例弁4bの弁開度の増加開始か
らT時間後の空気用流速センサ5bの検出する空気流量
が、予め設定される基準値と概略一致するのか否かを評
価していくことで空気用流速センサ5bが正常であるの
か否かを検出していくのである。
【0059】このとき設定される基準値としては、装置
出荷時に、基準テーブル44に登録していく構成を採っ
てもよいが、最初の装置立ち上げの燃焼開始時に、ガス
用比例弁4aの弁開度の増加開始からT時間後のガス用
流速センサ5aの検出するガス流量を自動的に読み取っ
て、それを基準値(初期値)として設定して基準テーブ
ル44に登録していくとともに、空気用比例弁4bの弁
開度の増加開始からT時間後の空気用流速センサ5bの
検出する空気流量を自動的に読み取って、それを基準値
(初期値)として設定して基準テーブル44に登録して
いく構成を採ってもよい。
【0060】この実施例では、着火に続く燃焼状態で
は、ガス用比例弁4a/空気用比例弁4bの弁開度がゼ
ロ値に近い値から大きくなっていくということを使っ
て、ガス用流速センサ5a/空気用流速センサ5bの診
断を実行する構成を採ったが、図10に示すように、ガ
ス用比例弁4a/空気用比例弁4bの弁開度が100%
に近い値から温度調節器2からの熱減少要求に応答して
小さくなっていくときの燃焼状態を使って、ガス用流速
センサ5a/空気用流速センサ5bの診断を実行すると
いうような構成を採ってもよい。
【0061】なお、センサチェックモジュール43は、
常に機能させていくという構成を採ってもよいし、規定
の周期に到達するときに機能させていくというように、
何らかの契機で機能させていくという構成を採ってもよ
い。また、センサチェックモジュール43は、センサチ
ェックを実行するときに、空燃比制御モジュール42に
対して、温度調節器2からの熱要求を無視するように指
示するとともに、流量が単調変化するようにと自分で熱
要求を発行する構成を採って、その応答動作時に診断処
理を実行するという構成を採ってもよい。この構成を採
ると、ガス流量/空気流量の単調変化を滑らかにできる
ので、ガス用流速センサ5a/空気用流速センサ5bの
診断を一層正確に行えるようになる。
【0062】図11及び図12に、センサチェックモジ
ュール43の実行する処理フローの他の実施例を図示す
る。この処理フローに従う場合、センサチェックモジュ
ール43は、点火モジュール40の着火処理に従って着
火が確認されると、図11の処理フローに示すように、
先ず最初に、ステップ1で、空燃比制御モジュール42
の制御処理により実行されるガス用比例弁4a/空気用
比例弁4bの弁開度の増加動作の開始を待って、その増
加動作の開始を確認すると、ステップ2に進んで、予め
設定されるt時間間隔でもって、ガス用流速センサ5a
の検出するガス流量と、空気用流速センサ5bの検出す
る空気流量とを読み取る。
【0063】続いて、ステップ3で、ポテンショで構成
されるガス弁用開度センサ6aの検出する弁開度に従っ
て、ガス用比例弁4aの弁開度が予め設定される規定値
まで到達したのか否かを判断して、到達しないことを判
断するときには、ステップ2に戻り、到達したことを判
断するときには、ステップ4に進んで、ステップ2で読
み込んだガス流量を時間間隔tで割算していくことでガ
ス流量の時間に対する変化量(複数求まるときには、平
均値等を算出してもよい)を求めて、それを基準値とし
て基準テーブル44に登録していくとともに、ステップ
2で読み込んだ空気流量を時間間隔tで割算していくこ
とで空気流量の時間に対する変化量(複数求まるときに
は、平均値等を算出してもよい)を求めて、それを基準
値として基準テーブル44に登録して処理を終了する。
【0064】このようにして、ガス流量の変化量と、空
気流量の変化量とを基準テーブル44に登録した後で、
温度調節器2からの熱増加要求に従ってガス流量/空気
流量の増加する燃焼状態に入ることを検出すると、セン
サチェックモジュール43は、図12の処理フローに示
すように、先ず最初に、ステップ1で、予め設定される
t’時間間隔(上述のt時間間隔でもよい)でもって、
ガス用流速センサ5aの検出するガス流量と、空気用流
速センサ5bの検出する空気流量とを読み取る。なお、
この処理フローに入るための条件となる燃焼状態として
は、基準テーブル44に登録される基準値の作成に用い
た燃焼開始時と類似する燃焼状態(温度調節器2の発行
する熱要求により推定できる)であることが好ましい
が、それに限られるものではない。
【0065】続いて、ステップ2で、ポテンショで構成
されるガス弁用開度センサ6aの検出する弁開度に従っ
て、ガス用比例弁4aの弁開度の増加が鈍化したのか否
かを判断して、鈍化しないことを判断するときには、ス
テップ1に戻り、鈍化したことを判断するときには、ス
テップ3に進んで、ステップ1で読み込んだガス流量を
時間間隔t’で割算していくことでガス流量の時間に対
する変化量(複数求まるときには、平均値等を算出して
もよい)を求めるとともに、ステップ1で読み込んだ空
気流量を時間間隔t’で割算していくことで空気流量の
時間に対する変化量(複数求まるときには、平均値等を
算出してもよい)を求める。
【0066】続いて、ステップ4で、ステップ3で算出
したガス流量の変化量が、基準テーブル44に登録され
ている基準値(図11の処理フローに従って生成したも
の)と概略一致するのか否かを判断して、一致しないこ
とを判断するときには、ガス用流速センサ5aに故障が
発生(ガス用比例弁4aに故障が発生していることもあ
る)していると判断して、ステップ5に進んで、空燃比
制御モジュール42に対してその旨を通知するととも
に、オペレータに対してその旨を通知し、一方、一致し
ていることを判断するときには、このステップ5の処理
を省略する。
【0067】続いて、ステップ6に進んで、ステップ3
で算出した空気流量の変化量が、基準テーブル44に登
録されている基準値(図11の処理フローに従って生成
したもの)と概略一致するのか否かを判断して、一致し
ないことを判断するときには、空気用流速センサ5bに
故障が発生(空気用比例弁4bに故障が発生しているこ
ともある)していると判断して、ステップ7に進んで、
空燃比制御モジュール42に対してその旨を通知すると
ともに、オペレータに対してその旨を通知してから処理
を終了し、一方、一致していることを判断するときに
は、このステップ7の処理を省略して処理を終了する。
【0068】このようにして、センサチェックモジュー
ル43は、図8の処理フローでは、燃焼開始時という規
定の燃焼状態での、ガス用流速センサ5a/空気用流速
センサ5bの検出するガス流量/空気流量を使って、ガ
ス用流速センサ5a/空気用流速センサ5bの診断を実
行するという構成を採ったが、この図11及び図12の
処理フローでは、ガス用流速センサ5a/空気用流速セ
ンサ5bの検出するガス流量/空気流量の変化量を使う
ことで、流量変化の単調開始点の流量が規定のものとな
らないようなときにも、ガス用流速センサ5a/空気用
流速センサ5bの診断を実行できるようにする構成を採
るのである。
【0069】この実施例では、図11の処理フローを実
行することで、着火時に、その都度基準値を検出して基
準テーブル44に登録していく構成を採ったが、最初の
装置立ち上げ時にだけ実行して、それにより求まる基準
値を基準テーブル44に保持していくようにしてもよ
い。このようにすると、ガス用流速センサ5a/空気用
流速センサ5bの劣化を測定できるようになるととも
に、図8の処理フローのように、燃焼開始時にもガス用
流速センサ5a/空気用流速センサ5bの診断を実行で
きることになる。また、基準値の登録を着火時に行うの
ではなくて、温度調節器2が熱増加要求を発行している
ときに実行して、それにより求まる基準値を基準テーブ
ル44に基準値を登録していくようにしてもよいし、装
置出荷時に、予め想定した基準値を基準テーブル44に
登録していくことも可能である。
【0070】また、この実施例では、ガス流量/空気流
量が増加している場合の変化量を使ったが、減少してい
る場合の基準値を基準テーブル44に登録しておけば、
ガス流量/空気流量が減少している場合に、ガス用流速
センサ5a/空気用流速センサ5bの診断を実行できる
ようになる。
【0071】なお、センサチェックモジュール43は、
常に機能させていくという構成を採ってもよいし、規定
の周期に到達するときに機能させていくというように、
何らかの契機で機能させていくという構成を採ってもよ
い。また、センサチェックモジュール43は、センサチ
ェックを実行するときに、空燃比制御モジュール42に
対して、温度調節器2からの熱要求を無視するように指
示するとともに、流量が単調変化するようにと自分で熱
要求を発行する構成を採って、その応答動作時に診断処
理を実行するという構成を採ってもよい。
【0072】以上に説明した実施例では、ガス用流速セ
ンサ5a/空気用流速センサ5bの診断を実行するとき
に、ガス流量/空気流量が単調に変化していることを条
件にした。次に、このような条件が課されないでも、ガ
ス用流速センサ5a/空気用流速センサ5bの診断を実
行できるようにする実施例について説明する。
【0073】この実施例を実現する場合、ガス弁用開度
センサ6a/空気弁用開度センサ6bがポテンショで構
成されるときには、基準テーブル44には、ガス弁用開
度センサ6aにより検出されるガス用比例弁4aの弁開
度と、その弁開度のときにガス用流速センサ5aにより
検出されるガス流量との対応関係(正常時のもの)が登
録される必要があるとともに、空気弁用開度センサ6b
により検出される空気用比例弁4bの弁開度と、その弁
開度のときに空気用流速センサ5bにより検出される空
気流量との対応関係(正常時のもの)が登録される必要
がある。
【0074】図13に、基準テーブル44に登録される
この対応関係データの一実施例を図示する。この対応関
係データは、例えば、最初の装置立ち上げ時に、ガス用
比例弁4a/空気用比例弁4bの弁開度を0%から10
0%へと変化させていって、そのときに、ガス弁用開度
センサ6a/空気弁用開度センサ6bの検出する弁開度
と、ガス用流速センサ5a/空気用流速センサ5bの検
出する流量とを同時に読み取っていくことで自動生成で
きるものである。
【0075】この実施例では、この対応関係データが、
連続的な曲線データとして示されているが、離散的なデ
ータで構成されていてもよいし、離散的なデータを補間
したもので構成されていてもよい。
【0076】図14に、この対応関係データを使ってガ
ス用流速センサ5a/空気用流速センサ5bの診断を実
行するセンサチェックモジュール43の実行する処理フ
ローの一実施例を図示する。
【0077】この処理フローに従う場合、センサチェッ
クモジュール43は、点火モジュール40の着火処理に
従って着火が確認されると、先ず最初に、ステップ1
で、空燃比制御モジュール42の制御処理により実行さ
れるガス用比例弁4a/空気用比例弁4bの弁開度の増
加動作の開始を待って、その増加動作の開始を確認する
と、ステップ2に進んで、ポテンショで構成されるガス
弁用開度センサ6aの検出する弁開度に従って、ガス用
比例弁4aの弁開度が予め設定される規定値まで到達し
たのか否かを判断して、到達したことを判断するときに
は、処理を終了し、到達していないことを判断するとき
には、ステップ3に進んで、規定のサンプリング周期に
到達するのを待つ。
【0078】ステップ3でサンプリング周期に到達する
ことを判断すると、ステップ4に進んで、ガス用流速セ
ンサ5aの検出するガス流量と、空気用流速センサ5b
の検出する空気流量と、ガス弁用開度センサ6aの検出
するガス用比例弁4aの弁開度と、空気弁用開度センサ
6bの検出する空気用比例弁4bの弁開度とを読み取
る。
【0079】続いて、ステップ5で、基準テーブル44
に登録される上述の対応関係データを検索することで、
ステップ4で読み取ったガス用比例弁4aの弁開度の指
すガス流量と、ステップ4で読み取った空気用比例弁4
bの弁開度の指す空気流量とを検索する。なお、基準テ
ーブル44に登録される対応関係データが離散的なデー
タである場合には、それを補間してガス流量や空気流量
を検索する構成を採ったり、ステップ4でその離散デー
タの弁開度になるのを待って読取処理を実行するという
構成を採ることになる。
【0080】続いて、ステップ6で、ステップ5で検索
したガス流量が、ステップ4で読み取ったガス用流速セ
ンサ5aの検出するガス流量と概略一致するのか否かを
判断して、一致しないことを判断するときには、ガス用
流速センサ5aに故障あるいは劣化が発生(ガス用比例
弁4aに故障が発生していることもある)していると判
断して、ステップ7に進んで、空燃比制御モジュール4
2に対してその旨を通知するとともに、オペレータに対
してその旨を通知し、一方、一致していることを判断す
るときには、このステップ7の処理を省略する。
【0081】続いて、ステップ8に進んで、ステップ5
で検索した空気流量が、ステップ4で読み取った空気用
流速センサ5bの検出する空気流量と概略一致するのか
否かを判断して、一致しないことを判断するときには、
空気用流速センサ5bに故障あるいは劣化が発生(空気
用比例弁4bに故障が発生していることもある)してい
ると判断して、ステップ9に進んで、空燃比制御モジュ
ール42に対してその旨を通知するとともに、オペレー
タに対してその旨を通知してからステップ2に戻り、一
方、一致していることを判断するときには、このステッ
プ7の処理を省略してステップ2に戻る。なお、このと
き、ステップ2に戻らずに、そのまま処理を終了しても
よい。
【0082】このようにして、センサチェックモジュー
ル43は、基準テーブル44に登録される弁開度と流量
との正常状態時の対応関係データを使って、ガス弁用開
度センサ6aの検出するガス用比例弁4aの弁開度と、
そのときにガス用流速センサ5aの検出するガス流量と
の対応関係が正規のものからずれているのか否かを評価
していくことで、ガス用流速センサ5aが正常であるの
か否かを検出していくとともに、空気弁用開度センサ6
bの検出する空気用比例弁4bの弁開度と、そのときに
空気用流速センサ5bの検出する空気流量との対応関係
が正規のものからずれているのか否かを評価していくこ
とで、空気用流速センサ5bが正常であるのか否かを検
出していくのである。
【0083】この図14に示す処理フローでは、ステッ
プ4で読み取った弁開度を検索キーにして基準テーブル
44を検索することで、その弁開度の指す流量を検索し
て、その検索流量とステップ4で読み取った流量とを対
比することでガス用流速センサ5a/空気用流速センサ
5bの故障を判定する構成を採ったが、ステップ4で読
み取った流量を検索キーにして基準テーブル44を検索
することで、その流量の指す弁開度を検索して、その検
索弁開度とステップ4で読み取った弁開度とを対比する
ことでガス用流速センサ5a/空気用流速センサ5bの
故障を判定する構成を採ってもよい。
【0084】また、この図14に示す処理フローでは、
燃焼開始時に、ガス用流速センサ5a/空気用流速セン
サ5bの診断を実行する構成を採ったが、対応関係デー
タが弁開度と流量との対応関係を示していることから分
かるように、ガス流量/空気流量が単調に変化していな
くても、ガス用流速センサ5a/空気用流速センサ5b
の診断が実行可能となるという特徴がある。
【0085】なお、センサチェックモジュール43は、
常に機能させていくという構成を採ってもよいし、規定
の周期に到達するときに機能させていくというように、
何らかの契機で機能させていくという構成を採ってもよ
い。また、センサチェックモジュール43は、センサチ
ェックを実行するときに、空燃比制御モジュール42に
対して、温度調節器2からの熱要求を無視するように指
示するとともに、例えば流量が単調変化するようにと自
分で熱要求を発行する構成を採って、その応答動作時に
診断処理を実行するという構成を採ってもよい。
【0086】図14に示す処理フローでは、ガス弁用開
度センサ6a/空気弁用開度センサ6bがポテンショで
構成されることを想定したが、次に、これらがマイクロ
スイッチで構成される場合の実施例について説明する。
【0087】この実施例を実現する場合、基準テーブル
44には、マイクスイッチのIDと、そのマイクロスイ
ッチが検出動作するときにガス用流速センサ5aにより
検出されるガス流量との対応関係(正常時のもの)が登
録される必要があるとともに、マイクスイッチのID
と、そのマイクロスイッチが検出動作するときに空気用
流速センサ5bにより検出される空気流量との対応関係
(正常時のもの)が登録される必要がある。なお、ガス
弁用開度センサ6aとして1つのマイクロスイッチしか
用意されないときには、基準テーブル44には、そのマ
イクロスイッチが検出動作するときにガス用流速センサ
5aにより検出されるガス流量(正常時のもの)が登録
されるとともに、空気弁用開度センサ6bとして1つの
マイクロスイッチしか用意されないときには、基準テー
ブル44には、そのマイクロスイッチが検出動作すると
きに空気用流速センサ5bにより検出される空気流量
(正常時のもの)が登録されることになる。
【0088】図15に、基準テーブル44に登録される
この対応関係データの一実施例を図示する。図15
(a)がマイクロスイッチが1つの場合の対応関係デー
タの例であり、図15(b)がマイクロスイッチが3つ
の場合の対応関係データの例である。
【0089】この対応関係データは、例えば、最初の装
置立ち上げ時に、ガス用比例弁4a/空気用比例弁4b
の弁開度を0%から100%へと変化させていくこと
で、ガス弁用開度センサ6a/空気弁用開度センサ6b
として用意されるマイクロスイッチが検出動作する環境
を作り出して、そのマイクロスイッチが検出動作すると
きのガス用流速センサ5a/空気用流速センサ5bの検
出する流量を読み取っていくことで自動生成できるもの
である。
【0090】図16に、この対応関係データを使ってガ
ス用流速センサ5a/空気用流速センサ5bの診断を実
行するセンサチェックモジュール43の実行する処理フ
ローの一実施例を図示する。
【0091】この処理フローに従う場合、センサチェッ
クモジュール43は、点火モジュール40の着火処理に
従って着火が確認されると、先ず最初に、ステップ1
で、空燃比制御モジュール42の制御処理により実行さ
れるガス用比例弁4a/空気用比例弁4bの弁開度の増
加動作の開始を待って、その増加動作の開始を確認する
と、ステップ2に進んで、マイクロスイッチで構成され
るガス弁用開度センサ6a(空気弁用開度センサ6b)
の全てのマイクロスイッチが検出動作したのか否かを判
断して、動作したことを判断するときには、処理を終了
し、動作していないことを判断するときには、ステップ
3に進んで、マイクロスイッチの動作するのを待つ。
【0092】ステップ3でマイクロスイッチが動作した
ことを判断すると、ステップ4に進んで、ガス用流速セ
ンサ5a(空気用流速センサ5b)の検出するガス流量
(空気流量)を読み取る。続いて、ステップ5で、基準
テーブル44に登録される上述の対応関係データを検索
することで、ステップ3で検出動作したマイクロスイッ
チの指すガス流量(空気流量)を検索する。
【0093】続いて、ステップ6で、ステップ5で検索
したガス流量(空気流量)が、ステップ4で読み取った
ガス用流速センサ5a(空気用流速センサ5b)の検出
するガス流量(空気流量)と概略一致するのか否かを判
断して、一致しないことを判断するときには、ガス用流
速センサ5a(空気用流速センサ5b)に故障あるいは
劣化が発生していると判断して、ステップ7に進んで、
空燃比制御モジュール42に対してその旨を通知すると
ともに、オペレータに対してその旨を通知してからステ
ップ2に戻り、一方、一致していることを判断するとき
には、このステップ7の処理を省略してステップ2に戻
る。なお、このとき、ステップ2に戻らずに、そのまま
処理を終了してもよい。
【0094】このようにして、センサチェックモジュー
ル43は、基準テーブル44に登録されるマイクロスイ
ッチIDと流量との正常状態時の対応関係データを使っ
て、マイクロスイッチで構成されるガス弁用開度センサ
6aが検出動作するときのガス用流速センサ5aにより
検出されるガス流量が正規のものからずれているのか否
かを評価していくことで、ガス用流速センサ5aが正常
であるのか否かを検出していくとともに、マイクロスイ
ッチで構成される空気弁用開度センサ6bが検出動作す
るときの空気用流速センサ5bにより検出される空気流
量が正規のものからずれているのか否かを評価していく
ことで、空気用流速センサ5bが正常であるのか否かを
検出していくのである。
【0095】この図16に示す処理フローでは、燃焼開
始時に、ガス用流速センサ5a/空気用流速センサ5b
の診断を実行する構成を採ったが、対応関係データがマ
イクロスイッチIDと流量との対応関係を示しているこ
とから分かるように、ガス流量/空気流量が単調に変化
していなくても、ガス用流速センサ5a/空気用流速セ
ンサ5bの診断が実行可能となるという特徴がある。
【0096】なお、センサチェックモジュール43は、
常に機能させていくという構成を採ってもよいし、規定
の周期に到達するときに機能させていくというように、
何らかの契機で機能させていくという構成を採ってもよ
い。また、センサチェックモジュール43は、センサチ
ェックを実行するときに、空燃比制御モジュール42に
対して、温度調節器2からの熱要求を無視するように指
示するとともに、例えば流量が単調変化するようにと自
分で熱要求を発行する構成を採って、その応答動作時に
診断処理を実行するという構成を採ってもよい。
【0097】図示実施例に従って本発明を説明したが、
本発明はこれに限られるものではない。例えば、実施例
では、流量センサとして本出願人の開示した半導体構成
の流速センサを用いる構成を開示したが、本発明はこれ
に限られるものではなく、どのような流量センサを用い
るときにもそのまま適用できる。また、実施例では、燃
料としてガスを用いる構成を開示したが、本発明はこれ
に限られるものではなく、灯油等の液体燃料を用いると
きにもそのまま適用できる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バーナに供給される燃焼用流体の流量を検出する流量セ
ンサが正常であるのか否かを燃焼中に診断できるように
なるのである。
【0099】これから、燃料弁と空気弁とを独立して制
御することが可能になって、理想の空燃比制御を実現で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の原理構成図である。
【図4】本発明の適用される燃焼制御系の一実施例であ
る。
【図5】本出願人が開示した流速センサの説明図であ
る。
【図6】本出願人が開示した流速センサの説明図であ
る。
【図7】本出願人が開示した流速センサの説明図であ
る。
【図8】センサチェックモジュールの実行する処理フロ
ーの一実施例である。
【図9】センサチェックモジュールの処理説明図であ
る。
【図10】センサチェックモジュールの処理説明図であ
る。
【図11】センサチェックモジュールの実行する処理フ
ローの他の実施例である。
【図12】センサチェックモジュールの実行する処理フ
ローの他の実施例である。
【図13】基準テーブルに登録される対応関係データの
一実施例である。
【図14】センサチェックモジュールの実行する処理フ
ローの一実施例である。
【図15】基準テーブルに登録される対応関係データの
一実施例である。
【図16】センサチェックモジュールの実行する処理フ
ローの一実施例である。
【符号の説明】
1 燃焼制御装置 2 温度調節器 3 バーナ 4 流体弁 5 流量センサ 6 開度センサ 10 弁調整手段 11 判断手段 12 入手手段 13 判定手段 14 生成手段 20 弁調整手段 21 入手手段 22 算出手段 23 判定手段 24 生成手段 30 弁調整手段 31 管理手段 32 入手手段 33 特定手段 34 判定手段 35 生成手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 113 F23N 5/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱要求に応答してバーナに供給される燃
    焼用流体の流量を検出する流量センサが正常であるのか
    否かを診断する流量センサ診断装置であって、 熱要求に応答して燃焼用流体の流量が規定のものから単
    調に変化するときに、該単調変化の開始点から規定時間
    が経過したのか否かを判断する判断手段と、 上記判断手段が規定時間の経過を判断するときに、上記
    流量センサの検出する流量を入手する入手手段と、 上記入手手段の入手する流量を基準値と比較すること
    で、上記流量センサの正常異常を判定する判定手段とを
    備えることを、 特徴とする流量センサ診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の流量センサ診断装置にお
    いて、 判断手段は、燃焼開始を時間経過の開始点として、該開
    始点から規定時間が経過したのか否かを判断していくこ
    とを、 特徴とする流量センサ診断装置。
  3. 【請求項3】 熱要求に応答してバーナに供給される燃
    焼用流体の流量を検出する流量センサが正常であるのか
    否かを診断する流量センサ診断装置であって、 熱要求に応答して燃焼用流体の流量が単調に変化すると
    きに、上記流量センサの検出する流量を少なくとも2つ
    入手するとともに、その入手時の時間経過を入手する入
    手手段と、 上記入手手段の入手する流量及び時間経過から、該流量
    の単位時間当たりの変化量を算出する算出手段と、 上記算出手段の算出する流量変化量を基準値と比較する
    ことで、上記流量センサの正常異常を判定する判定手段
    とを備えることを、 特徴とする流量センサ診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載の流量センサ診断
    装置において、 流量センサの判定処理に先立って、該判定処理で用いる
    燃焼状態と同一又は類似の燃焼状態時に検出される流量
    センサの検出値から、判定手段の用いる基準値を生成す
    る生成手段を備えることを、 特徴とする流量センサ診断装置。
  5. 【請求項5】 熱要求に応答してバーナに供給される燃
    焼用流体の流量を検出する流量センサが正常であるのか
    否かを診断する流量センサ診断装置であって、 燃焼用流体の流量調整用に用意される流体弁の弁開度を
    検出する開度センサの検出値を入力する構成を採り、 かつ、上記流体弁の弁開度と、該弁開度に対応付けられ
    る燃焼用流体の流量との正常状態時における対応関係を
    管理する管理手段と、 上記開度センサの検出する弁開度と、上記流量センサの
    検出する流量とを同時に入手する入手手段と、 上記管理手段の管理データを使って、上記入手手段の入
    手する弁開度の指す流量、あるいは、上記入手手段の入
    手する流量の指す弁開度を特定する特定手段と、 上記特定手段の特定する特定値と、該特定値に対応付け
    られる上記入手手段の入手値とを比較することで、上記
    流量センサの正常異常を判定する判定手段とを備えるこ
    とを、 特徴とする流量センサ診断装置。
  6. 【請求項6】 熱要求に応答してバーナに供給される燃
    焼用流体の流量を検出する流量センサが正常であるのか
    否かを診断する流量センサ診断装置であって、 燃焼用流体の流量調整用に用意される流体弁の弁開度が
    指定のものであるのか否かを検出する1つ又は複数の開
    度センサの検出値を入力する構成を採り、 かつ、上記開度センサの検出する指定の弁開度に対応付
    けられる正常状態時における燃焼用流体の流量を管理す
    る管理手段と、 上記開度センサが指定の弁開度を検出するときに、上記
    流量センサの検出する流量を入手する入手手段と、 上記開度センサが指定の弁開度を検出するときに、上記
    管理手段の管理データを使って、該開度センサの指す流
    量を特定する特定手段と、 上記特定手段の特定する流量と、上記入手手段の入手す
    る流量とを比較することで、上記流量センサの正常異常
    を判定する判定手段とを備えることを、 特徴とする流量センサ診断装置。
  7. 【請求項7】 請求項5及び6記載の流量センサ診断装
    置において、 流量センサの判定処理に先立って、開度センサの検出値
    と流量センサの検出値とから、管理手段の管理データを
    生成する生成手段を備えることを、 特徴とする流量センサ診断装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7記載の流量センサ診断
    装置において、 熱要求から切り離して燃焼用流体の流量を制御する構成
    を採って、その制御モードのときに流量センサの正常異
    常の判定動作に入ることを、 特徴とする流量センサ診断装置。
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