JPH1194244A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JPH1194244A
JPH1194244A JP27204297A JP27204297A JPH1194244A JP H1194244 A JPH1194244 A JP H1194244A JP 27204297 A JP27204297 A JP 27204297A JP 27204297 A JP27204297 A JP 27204297A JP H1194244 A JPH1194244 A JP H1194244A
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JP
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flow rate
gas
valve
sensor
flow
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JP27204297A
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Masato Kondo
正登 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最適の空燃比を、温度や気圧の影響を受けず
に、高精度で実現することができる燃焼装置を提供す
る。 【解決手段】 ガス配管系6に、流量制御弁10ととも
にホットワイヤ式の流量センサ20Aが設けられてい
る。制御部50は、この流量センサ20Aでのガスの検
出流量が、要求燃焼熱量に対応する目標ガス流量と一致
するように、流量制御弁10を制御する。また、ファン
4による空気流量が、同じくホットワイヤ式の流量セン
サ20Bで検出される。制御部50は、この検出流量が
目標空気流量と一致するように、ファン4を回転制御す
る。この目標空気流量は、上記要求燃焼熱量または目標
ガス流量に応じて決定され、これにより、最適の空燃比
を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼制御を高精度
に行うことができる燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な給湯装置(燃焼装置)では、缶
内に熱交換器とガスバーナを収容し、ガスバーナにガス
配管系を介してガスを供給する一方、ファン駆動により
ガスバーナに燃焼用の空気を供給している。熱交換器に
は給湯配管系が通っており、上記ガスバーナでの燃焼熱
により熱交換器を加熱し、給湯配管系を通る水を加熱す
ることにより、湯を供給している。
【0003】従来では、このガス供給を比例弁によって
制御している。この比例弁は、元圧の変化に影響される
ことなく、供給電流値に比例したガス圧を供給するもの
である。詳述すると、給湯配管系を通る水の量,入水温
度,出湯温度,設定温度等に基づいて演算された要求燃
焼熱量に応じて、比例弁への供給電流値が決定され、こ
の電流値に比例した圧のガスが供給される。しかし、こ
の制御方法は、ガス圧制御であり、燃焼熱量と1対1の
対応関係にある質量流量の制御ではない。そのため、気
圧やガス温度の影響により、制御の精度が変動する欠点
がある。また、従来では、上記供給ガス量に見合った空
気量を供給して最適空燃比が得られるように、ファンの
回転数が制御される。すなわち、ファンには回転センサ
が設置されており、この回転センサで検出される回転数
が、目標回転数に一致するように、ファン制御が行われ
る。この目標回転数は、供給ガス量に対して最適空燃比
になるような目標空気量に対応するものである。しか
し、この回転センサで検出される回転数と、供給空気の
質量流量との関係は、気圧やガス温度の影響を受けて変
動するため、最適の空燃比が高精度に得られない欠点が
ある。
【0004】他方、実願平5−14707号に開示され
た給湯装置では、上記ガス配管系にホットワイヤ式の流
量センサを設け、この流量センサでの検出信号に基づき
ガス種判別を行い、要求燃焼熱量とガス種に基づいて目
標ガス流量を演算し、流量センサでの検出流量がこの目
標流量に一致するように、比例弁を制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報のホットワイ
ヤ式の流量センサは、質量流量を検出でき、燃焼制御を
高精度に行える利点があるが、この利点を最大限に生か
すよう、さらなる工夫が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、バー
ナにガスを供給するガス配管系に設けられた流量センサ
および流量制御弁と、この流量センサで検出されるガス
流量が要求燃焼熱量に対応する目標ガス流量と一致する
ように、上記流量制御弁を制御する制御部とを備えた燃
焼装置において、上記流量センサとして、発熱体と温度
センサとを備えた質量流量を検出可能な流量センサが用
いられ、ファン駆動によりバーナへ供給される空気の流
量検出にも、発熱体と温度センサとを備えた質量流量を
検出可能な他の流量センサが用いられており、上記制御
部は、当該他の流量センサで検出される空気流量が、上
記要求燃焼熱量,目標ガス流量,検出ガス流量に対応し
た目標空気流量と一致するように、上記ファンの回転を
制御することを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、バーナにガスを供給す
るガス配管系に設けられた流量センサおよび流量制御弁
と、この流量センサで検出されるガス流量が要求燃焼熱
量に対応する目標ガス流量と一致するように、上記流量
制御弁を制御する制御部とを備えた燃焼装置において、
上記流量センサとして、発熱体と温度センサとを備えた
質量流量を検出可能な流量センサが用いられ、上記流量
制御弁は、弁体と、この弁体を移動させるモータとを備
え、上記制御部は、上記流量制御弁の弁体の位置と上記
流量センサでの検出ガス流量との関係に基づいて、流量
制御弁より上流側のガスの元圧を検出することを特徴と
する。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載の燃焼
装置において、上記ガス配管系には開閉弁が設けられて
おり、上記制御部は上記ガスの元圧が閾値より低い時
に、この開閉弁を閉じることを特徴とする。請求項4の
発明は、請求項2または3に記載の燃焼装置において、
上記流量制御弁の弁体の移動量と、この流量制御弁を流
れるガス流量とが、ほぼリニアな関係を有していること
を特徴とする。請求項5の発明は、請求項4に記載の燃
焼装置において、上記流量制御弁の弁体が弁座に対して
直線的に移動するように構成され、上記弁体と弁座との
間の流通断面積が弁体のリフト量とほぼリニアな関係と
なるように、弁体の径が先端に向かって小さくなるとと
もに、その周面と弁体の軸線とのなす角が先端に向かっ
て大きくなっていることを特徴とする。請求項6の発明
は、請求項1〜5のいずれかに記載の燃焼装置におい
て、上記流量制御弁の弁ケースの継手部に上記ガス流量
検出のための流量センサが組み込まれていることを特徴
とする。請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに
記載の燃焼装置において、上記制御部は、上記ガス流量
検出のための流量センサからの検出信号に基づいてガス
種類を判別することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1に示すように、給湯
装置(燃焼装置)は、缶1の下部にバーナ2を収納し、
上部に熱交換器3を収納することにより、構成されてい
る。上記バーナ2の近傍には点火機構(図示しない)が
配置されている。バーナ2へガスを供給する手段は、ガ
ス配管系6と、このガス配管系6に設けられた電磁開閉
弁7(開閉弁)と流量制御弁10と流量センサ20Aと
を有している。
【0010】上記熱交換器3は、多数の薄肉のフィンプ
レート3aを有しており、このフィンプレート3aに、
給湯配管系30の受熱管31が貫通している。この受熱
管31の入口端には、給水管32が接続され、出口端に
は給湯管33が接続されている。給湯管33の末端には
開閉栓34が設けられている。給水管33にはフローセ
ンサ35と、入水温度センサ36が設けられ、給湯管3
3には出湯温度センサ37が設けられている。
【0011】上記缶1の底部には、燃焼空気を供給する
ためのファン4が設けられている。ファン4の吐出口近
傍には流量センサ20Bが設置されている。さらに給湯
装置は、制御部50とを有している。この制御部50
は、電磁開閉弁7,流量制御弁10、ファン4、点火機
構等を制御するものである。この制御部50は、上記フ
ローセンサ35,温度センサ36,37,流量センサ2
0A,20Bからの検出信号を受けて、上記制御を行
う。
【0012】図2に示すように、流量制御弁10は、弁
ケース11と弁体12とステッピングモータ13とギア
機構14(変換機構)を、基本構成要素として備えてい
る。弁ケース11は、管形状をなす上流側継手部11a
と下流側継手部11bとを有しており、それぞれがガス
管に接続されることにより、ガス配管系6に組み込まれ
ている。
【0013】上記弁ケース11には弁座15が形成され
ており、この弁座15に対して上記弁体12が直線的に
移動するようになっている。弁体12はシャフト16を
介して上記ギア機構14に連なっている。ステッピング
モータ13の出力軸13aもギア機構14に連なってい
る。ステッピングモータ13の回転は、ギア機構14を
介してシャフト16の軸方向への直線移動ないしはこの
直線移動を含む螺旋運動に転換され、これにより弁体1
2のリフト量が制御され、ひいては弁体12と弁座15
との間の流通断面積が制御される。
【0014】上記弁体12の形状について詳述する。こ
の弁体12は、断面円形であり、その径が、先端に向か
って小さくなっており、その周面と弁体12の軸線との
なす角が先端に向かって大きくなっている。換言すれ
ば、弁体12の軸方向をX軸とし、径をY軸とした時、
弁体12の径は、X座標(先端側をゼロ座標とする)の
5乗根で表わされる。これにより、弁体12と弁座15
との間の流通断面積は、弁体12のリフト量(ストロー
ク量)とほぼリニアな関係になる。流通制御弁15によ
り制御されるガス流量は、この流通断面積とほぼリニア
な関係にあるから、このガス流量は、弁体12のリフト
量とほぼリニアな関係にあり、ひいては、制御部50か
らステッピングモータ13への制御値とほぼリニアな関
係となる。換言すれば、ステッピングモータ13への供
給パルス数とほぼリニアにガス流量を調節することがで
きる。
【0015】上記弁ケース11の上流側継手11aには
バイパス通路11xが形成されている。この継手11a
には、このバイパス通路11xの入口と出口の間に位置
して、流通抑制板11yが配置されていて、バイパス通
路11xへのガス流通を保証している。バイパス通路1
1xには、上記流量センサ20Aが配置されている。こ
の流量センサ20Aにより、バイパス通路11xのガス
流量を検出し、ひいては、流量制御弁10を通過するガ
スの流量を検出するようになっている。
【0016】上記流量センサ20Aは、ホットワイヤ式
と称されているものであり、図3(a)に示すように、
シリコンチップ21と、その中央にプリント印刷された
発熱体22と、その両側に離れてプリント印刷された温
度センサ23,24とを有している。これら発熱体2
2,温度センサ23,24は、矢印で示すガスの流れ方
向に並んでいる。温度センサ23,24は、ブリッジ回
路に組み込まれている。
【0017】上記流量センサ20Aの出力値VOUTは、
次式で表される。 Vout=A(Is)1/4+B ・・・(1) ここで、A,Bは気体の物性例えばCp:熱伝導率によ
る定数であり、Isは流量である。ガスが流れていない
時(流量Is=0の時)には、発熱体22を中心とした
温度分布となり、温度センサ23,24の抵抗値は等し
い(検出温度は等しい)。そのため、上記出力値Vou
tは回路によって決まる定数Bと一致する。ガスが流れ
ると温度分布がくずれ、温度センサ23,24の抵抗値
が異なってくる(検出温度が異なる)。したがって、上
記出力Voutは、この温度センサ23,24の抵抗差
に相当する値、すなわち、上記式(1)に示すように、
流量Isに対応する値を示すことになる。また、図3
(b)に示されるように、発熱体22から奪われる熱量
から流速を求めてもよい。図3(b)は、チップ抵抗1
/2Wタイプに300mWかけて発熱させた例である。
なお、ファン4からの空気流量を検出する流量センサ2
0Bも同じ構成をなしている。
【0018】次に、上記構成の給湯装置の作用について
説明する。給湯栓34を開くと、給水管32,受熱管3
1,給湯管33の順に水が流れる。給水管32に設けら
れたフローセンサ35がこれを検出し、この検出信号に
応答して制御部50が、電磁開閉弁7を開くとともに点
火動作を行うことにより、バーナ2での燃焼が開始され
る。その結果、フィンプレート3aが加熱され、ひいて
は受熱管31を通る水が加熱され、湯となって給湯栓3
4から吐出される。
【0019】上記制御部50は、次のようにして、流量
制御弁10およびファン4を制御する。まず、フローセ
ンサ35で検出された通水量と、入水温度センサ36で
検出された入水温度と、設定温度に基づいて、出湯温度
を設定温度にするために必要とする推定必要燃焼熱量す
なわちフィードフォワード成分を演算する。また、出湯
温度センサ37で検出された出湯温度と設定温度の偏差
に基づくPID演算により、フィードバック成分を演算
する。そして、これらフィードフォワード成分とフィー
ドバック成分を加算して、要求燃焼熱量を演算する。
【0020】上記制御部50は、この要求燃焼熱量とガ
ス種により、供給すべきガスの目標流量を演算し、上記
流量センサ20Aによる検出流量と、この目標流量との
差に基づきPI演算を行い、上記流量制御弁10のステ
ッピングモータ13の制御を行う。これにより、検出流
量が目標流量と一致し、ひいてはバーナ2で要求燃焼熱
量を得るための燃焼を実行でき、出湯温度を設定温度に
一致させることができる。
【0021】上記燃焼制御において、流量センサ20A
は、ホットワイヤ式であり、質量流量を検出することが
できるので、気圧やガス温度(環境温度)に影響され
ず、ひいては、このガスの質量流量に基づいて、必要燃
焼熱量を高精度で実現することができる。また、上記ガ
ス流量は、弁体12のリフト量とほぼリニアな関係を有
しているので、ガス流量の大小にかかわらず、同程度の
高精度な流量制御を実行することができ、ひいては、燃
焼熱量の大小にかかわらず、高精度な燃焼制御を実行す
ることができる。
【0022】なお、本実施形態では、上記流量センサ2
0Aによりガス種も判別している。すなわち、給湯装置
を現場に設置して最初の給湯燃焼を実行する際に、架空
のガス種を設定しておき、上記と同様に給湯燃焼制御を
行う。そして、出湯温度が設定温度に一致して安定した
時に、要求燃焼熱量と流量センサ20Aでの検出流量と
の比により、ガス種を判別する。ガス種判別後には、こ
の選択されたガス種と要求燃焼熱量により、上記目標ガ
ス流量を決定するのである。具体的には、入水温度セン
サ36で検出される温度T1N,出湯温度センサ37で検
出される温度TOUT,フローセンサ35で検出される流
量Qから次式が成立する。 Y=(TOUT−TIN)Q×60 なお、TOUT,TIN=°C,Q=cc/minである。
上記の式で、Y(cal/hすなわち1時間当たりのカ
ロリー)が求まる。この時のガス流量がXm3Nである
場合、Y/XZを求めることにより、ガス種を特定する
(Zは0.8等、熱効率を表す値)。具体的には、出湯
温度40°C,入水温度15°C,流量16リットル/
minとすると、 Y=(40−15)×16000×60=24000K
cal/h したがって、 Y/Z=24000Kcal/h÷0.8=30000Kcal
=125.7MJ この時のガス量が2.73m3Nとすると、 Y/XZ=125.7/2.73=46.0MJ/m3N このようにして46.0MJ/m3Nのガスが流れている
ことが分かる。これを図4に示す記憶データを参照する
ことにより、ガス種が「13A」であることが判別す
る。なお、このガス種判別は、定期的に行ってもよい
し、長期不使用の後に行ってもよい。
【0023】上記制御部50は、流量制御弁10のみな
らず、ファン4の回転制御を同時に実行している。詳述
すると、上記要求燃焼熱量とガス種に基づき、または目
標ガス流量とガス種に基づき、または検出ガス流量とガ
ス種に基づき、最適空燃比が得られるように、目標空気
流量(目標風量)を演算する。そして、流量センサ20
Bで検出された空気流量(検出風量)が、この目標風量
に一致するように、ファン4の回転数をフィードバック
制御する。
【0024】上記のように、要求燃焼熱量に基づいて、
目標ガス流量と目標風量が演算され、それぞれに検出ガ
ス流量と検出風量が一致するように、流量制御弁10と
ファン4とが制御される。したがって、空気供給量をガ
ス供給量に対して最適比率(ガス種によって異なるが、
例えばガス供給量の1.5倍またはその近傍)にするこ
とができ、最適空燃比で燃焼を行うことができる。しか
も、検出風量は検出ガス量と同じく質量流量であるた
め、供給空気量と供給ガス量の比を気圧や温度に影響さ
れずに高精度で最適比率にすることができ、良好な燃焼
を確保することができる。
【0025】上記制御部50は、ガス元圧(流量制御弁
10の上流側の圧力)の低下に対して、安全を確保する
ことができる。詳述すると、上記制御の最中に、出湯温
度が設定温度に一致して安定した状態にある時、流量制
御弁10の弁体10のリフト量(位置)を、ステッピン
グモータ13への制御値(供給パルス数)または、ギア
機構14に設けたポテンショメータ(図2において符号
60で示す)で検出し、これと目標ガス流量との比を演
算し、この比から元圧を演算する。この演算された元圧
が閾値を下回った時には、電磁開閉弁7を閉じて、ガス
供給を遮断する。この際、警報を発してもよい。なお、
閾値はガス種によって異なる。
【0026】本発明は上記実施形態に制約されず、種々
の実施形態を採用可能である。例えば、上記流量制御弁
は、ステッピングモータではなく通常のモータを用いて
もよい。弁体を軸方向に直線移動させる代わりに、回動
させてもよい。この場合、弁ケースのポートと弁体の通
孔との重なり部が開度(流通断面積)を決定する。弁体
の回動量と開度との関係をリニアにしてもよい。ホット
ワイヤ式の流量センサとして、発熱体と温度センサを1
つずつ備えたものであってもよい。この場合、発熱体が
抵抗としてブリッジ回路に組み込まれ、温度センサが温
度補償に用いられる。ファンは熱交換器の下流側に配置
されていてもよい。この場合、ファンの吸気作用により
バーナに燃焼用空気が供給される。空気のための流量セ
ンサは、ファン出口でなく排気通路に設けてもよく、空
気の給,排気流路のいずれかの場所にあればよい。ま
た、直接流量を測定するのではなく、図1の想像線で示
すように、バイパス流路80を設けて間接的に流量を測
定してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ファンにより供給される燃焼用空気の流量を流
量センサで検出し、この検出流量に基づきファンを回転
制御すること、および、検出される空気流量が検出ガス
流量と同じく質量流量であることにより、温度や気圧の
影響を受けずに、最適な空燃比を高精度で得ることがで
きる。請求項2の発明によれば、弁体位置と検出ガス流
量とにより、ガスの元圧を監視することができる。請求
項3の発明によれば、ガス元圧が閾値を下回った時にガ
ス供給を遮断することにより、安全を確保することがで
きる。請求項4の発明によれば、弁体の移動量とガス流
量との関係がほぼリニアであるので、ガス流量の多寡に
よらず、高精度でガス流量の制御を行うことができる。
請求項5の発明によれば、弁体の形状を工夫することに
より、弁体の移動量とガス流量とのほぼリニアな関係を
容易に得ることができる。請求項6の発明によれば、流
量センサが流量制御弁に組み込まれているので、構成の
簡略化,小型化を図ることができる。請求項7の発明に
よれば、流量センサをガス種の判別に用いることがで
き、ガス種に応じて請求項1〜7の作用効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる給湯装置の全体構
成を示す概略図である。
【図2】同給湯装置に組み込まれたガス流量制御弁の構
成を示す概略図である。
【図3】(a)はガス流量検出に用いられるホットワイ
ヤ式流量センサの平面図であり、(b)は他の態様をな
す流量センサの回路図である。
【図4】ガス種を判別するためのデータを表す図であ
る。
【符号の説明】
2 バーナ 4 ファン 6 ガス配管系 7 開閉弁 10 流量制御弁 11 弁ケース 11a 継手部 12 弁体 13 モータ 14 ギア機構 15 弁座 20A,20B 流量センサ 22 発熱体 23,24 温度センサ 50 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナにガスを供給するガス配管系に設
    けられた流量センサおよび流量制御弁と、この流量セン
    サで検出されるガス流量が要求燃焼熱量に対応する目標
    ガス流量と一致するように、上記流量制御弁を制御する
    制御部とを備えた燃焼装置において、 上記流量センサとして、発熱体と温度センサとを備えた
    質量流量を検出可能な流量センサが用いられ、ファン駆
    動によりバーナへ供給される空気の流量検出にも、発熱
    体と温度センサとを備えた質量流量を検出可能な他の流
    量センサが用いられており、 上記制御部は、当該他の流量センサで検出される空気流
    量が、上記要求燃焼熱量,目標ガス流量,検出ガス流量
    のいずれかに対応した目標空気流量と一致するように、
    上記ファンの回転を制御することを特徴とする燃焼装
    置。
  2. 【請求項2】 バーナにガスを供給するガス配管系に設
    けられた流量センサおよび流量制御弁と、この流量セン
    サで検出されるガス流量が要求燃焼熱量に対応する目標
    ガス流量と一致するように、上記流量制御弁を制御する
    制御部とを備えた燃焼装置において、 上記流量センサとして、発熱体と温度センサとを備えた
    質量流量を検出可能な流量センサが用いられ、 上記流量制御弁は、弁体と、この弁体を移動させるモー
    タとを備え、 上記制御部は、上記流量制御弁の弁体の位置と上記流量
    センサでの検出ガス流量との関係に基づいて、流量制御
    弁より上流側のガスの元圧を検出することを特徴とする
    燃焼装置。
  3. 【請求項3】上記ガス配管系には開閉弁が設けられてお
    り、上記制御部は上記ガスの元圧が閾値より低い時に、
    この開閉弁を閉じることを特徴とする請求項2に記載の
    燃焼装置。
  4. 【請求項4】 上記流量制御弁の弁体の移動量と、この
    流量制御弁を流れるガス流量とが、ほぼリニアな関係を
    有していることを特徴とする請求項2または3に記載の
    燃焼装置。
  5. 【請求項5】 上記流量制御弁の弁体が弁座に対して直
    線的に移動するように構成され、 上記弁体と弁座との間の流通断面積が弁体のリフト量と
    ほぼリニアな関係となるように、弁体の径が先端に向か
    って小さくなるとともに、その周面と弁体の軸線とのな
    す角が先端に向かって大きくなっていることを特徴とす
    る請求項4に記載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】 上記流量制御弁の弁ケースの継手部に上
    記ガス流量検出のための流量センサが組み込まれている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の燃焼
    装置。
  7. 【請求項7】 上記制御部は、上記ガス流量検出のため
    の流量センサからの検出信号に基づいてガス種類を判別
    することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    燃焼装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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