JP2001234958A - 電動ブレーキ装置用モータ及び電動ブレーキ装置のロック解除方法 - Google Patents
電動ブレーキ装置用モータ及び電動ブレーキ装置のロック解除方法Info
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- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パーキングブレーキを手動で容易に解除する
ことができる電動ブレーキ装置用モータを提供する。 【解決手段】 モータ41の回転軸45の端部には、そ
の先端面から六角形の非円形凹部45aが設けられてい
る。モータハウジング42の底部の底面42bには、回
転軸45に設けた非円形凹部45aを露出させる貫通孔
42cが設けられている。また、モータハウジング42
の底部には、該モータハウジング42の底部を覆うキャ
ップ46が溶接にて固着されている。そのキャップ46
の底部46aにはネジ孔46bが設けられ、ネジ孔46
bにはプラグ48が螺合されている。
ことができる電動ブレーキ装置用モータを提供する。 【解決手段】 モータ41の回転軸45の端部には、そ
の先端面から六角形の非円形凹部45aが設けられてい
る。モータハウジング42の底部の底面42bには、回
転軸45に設けた非円形凹部45aを露出させる貫通孔
42cが設けられている。また、モータハウジング42
の底部には、該モータハウジング42の底部を覆うキャ
ップ46が溶接にて固着されている。そのキャップ46
の底部46aにはネジ孔46bが設けられ、ネジ孔46
bにはプラグ48が螺合されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動ブレーキ装置
に係り、詳しくは電動パーキングブレーキ装置のロック
状態を容易に解除することに好適な電動ブレーキ装置用
モータに関するものである。
に係り、詳しくは電動パーキングブレーキ装置のロック
状態を容易に解除することに好適な電動ブレーキ装置用
モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用パーキングブレーキ装置に
は、電動モータを駆動源としたアクチュエータで作動す
るものが提案されている。つまり、この種のパーキング
ブレーキ装置は、車両の駐車(または停車)時に電動モ
ータにて直接ブレーキパッドを押しパーキングブレーキ
を起こさせるようになっている。
は、電動モータを駆動源としたアクチュエータで作動す
るものが提案されている。つまり、この種のパーキング
ブレーキ装置は、車両の駐車(または停車)時に電動モ
ータにて直接ブレーキパッドを押しパーキングブレーキ
を起こさせるようになっている。
【0003】図23は、この種の電動パーキングブレー
キ装置の一例を示す説明図である。図23において、電
動パーキングブレーキ装置10の駆動源としたモータ1
1のモータハウジング12内には、電機子13が収容さ
れ、その電機子13の回転軸14は軸受15,16にて
回転可能に支持されている。モータハウジング12の内
壁には、電機子13を囲むように界磁極17が配置され
ている。
キ装置の一例を示す説明図である。図23において、電
動パーキングブレーキ装置10の駆動源としたモータ1
1のモータハウジング12内には、電機子13が収容さ
れ、その電機子13の回転軸14は軸受15,16にて
回転可能に支持されている。モータハウジング12の内
壁には、電機子13を囲むように界磁極17が配置され
ている。
【0004】一端の回転軸14上には、コンミテータ1
8が設けられている。コンミテータ18は、複数のセグ
メント19を備えている。そのセグメント19と対応し
て、モータハウジング12の内壁には、電源供給用ブラ
シ20が該セグメント19と摺接するように配設されて
いる。
8が設けられている。コンミテータ18は、複数のセグ
メント19を備えている。そのセグメント19と対応し
て、モータハウジング12の内壁には、電源供給用ブラ
シ20が該セグメント19と摺接するように配設されて
いる。
【0005】また、図23に示すように、回転軸14の
先端には、回転軸14と一体回転するウォーム21が設
けられている。そのウォーム21は、ウォームハウジン
グ22に支軸23aにより回転可能に設けたウォームホ
イール23と噛合されている。
先端には、回転軸14と一体回転するウォーム21が設
けられている。そのウォーム21は、ウォームハウジン
グ22に支軸23aにより回転可能に設けたウォームホ
イール23と噛合されている。
【0006】さらに、図23に示すように、ウォームホ
イール23の支軸23aには、ウォーム軸24が一体回
転するように連結されている。ウォーム軸24は、その
外周に配置された複数個のローラネジ25を介してスラ
イダ26のナット部27と駆動連結されている。
イール23の支軸23aには、ウォーム軸24が一体回
転するように連結されている。ウォーム軸24は、その
外周に配置された複数個のローラネジ25を介してスラ
イダ26のナット部27と駆動連結されている。
【0007】スライダ26は、ブレーキケース28に設
けたキー28aにより回転不能かつ往動可能に保持さ
れ、その先端26aにはブレーキバッド29が固着され
ている。該ブレーキバッド29と相対向して、ブレーキ
バッド30が他方のバッド固定部材31に設けられてい
る。両ブレーキバッド29,30間には車両の車軸に固
定されたディスク32が配置されている。
けたキー28aにより回転不能かつ往動可能に保持さ
れ、その先端26aにはブレーキバッド29が固着され
ている。該ブレーキバッド29と相対向して、ブレーキ
バッド30が他方のバッド固定部材31に設けられてい
る。両ブレーキバッド29,30間には車両の車軸に固
定されたディスク32が配置されている。
【0008】そして、車両の駐車(または停車)時にお
いて、パーキングブレーキレバー(図示せず)をロック
操作すると、モータ11が回転(例えば正回転)され、
その回転は、ウォーム21,ウォームホイール23、ウ
ォーム軸24及びローラネジ25を介してスライダ26
の直線移動に変換されるようになる。つまり、スライダ
26は、ディスク32に向かって移動されるようにな
る。そして、ディスク32がブレーキバッド29,30
により圧接されることによってパーキングブレーキはか
けられる。その後、モータ11の回転が停止されその状
態が保持される。
いて、パーキングブレーキレバー(図示せず)をロック
操作すると、モータ11が回転(例えば正回転)され、
その回転は、ウォーム21,ウォームホイール23、ウ
ォーム軸24及びローラネジ25を介してスライダ26
の直線移動に変換されるようになる。つまり、スライダ
26は、ディスク32に向かって移動されるようにな
る。そして、ディスク32がブレーキバッド29,30
により圧接されることによってパーキングブレーキはか
けられる。その後、モータ11の回転が停止されその状
態が保持される。
【0009】反対に、車両の駐車(または停車)状態か
ら解放する際、パーキングブレーキレバーをロック解除
操作すると、モータ11が逆回転される。このとき、ス
ライダ26は、ブレーキバッド29,30がディスク3
2と離間するように移動される。そして、ディスク32
がブレーキバッド29,30による圧接が解除されるこ
とによってパーキングブレーキが解除される。その後、
モータ11は初期位置に戻されると、その回転が停止さ
れる。
ら解放する際、パーキングブレーキレバーをロック解除
操作すると、モータ11が逆回転される。このとき、ス
ライダ26は、ブレーキバッド29,30がディスク3
2と離間するように移動される。そして、ディスク32
がブレーキバッド29,30による圧接が解除されるこ
とによってパーキングブレーキが解除される。その後、
モータ11は初期位置に戻されると、その回転が停止さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パーキング
ブレーキレバーがロック操作されたままで、モータ11
に故障が発生すると、パーキングブレーキレバーをロッ
ク解除操作し車両を駐車(または停車)状態から解放し
ようとしても、モータ11が不作動であるため、パーキ
ングブレーキが解除されなくなるおそれがあった。
ブレーキレバーがロック操作されたままで、モータ11
に故障が発生すると、パーキングブレーキレバーをロッ
ク解除操作し車両を駐車(または停車)状態から解放し
ようとしても、モータ11が不作動であるため、パーキ
ングブレーキが解除されなくなるおそれがあった。
【0011】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、パーキングブレーキを
手動で容易に解除することができる電動ブレーキ装置用
モータ及び電動ブレーキ装置のロック解除方法を提供す
ることにある。
れたものであって、その目的は、パーキングブレーキを
手動で容易に解除することができる電動ブレーキ装置用
モータ及び電動ブレーキ装置のロック解除方法を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、車両を停止させるブレ
ーキ装置のブレーキパッドを作動させるモータであっ
て、そのモータの回転軸の端部には該回転軸を回転させ
るための係合手段を設け、そのモータのモータハウジン
グには前記係合手段を露出するための第1の貫通孔を設
けたことを要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明は、車両を停止させるブレ
ーキ装置のブレーキパッドを作動させるモータであっ
て、そのモータの回転軸の端部には該回転軸を回転させ
るための係合手段を設け、そのモータのモータハウジン
グには前記係合手段を露出するための第1の貫通孔を設
けたことを要旨とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記モータハウ
ジングには、同モータハウジングの底部を覆うキャップ
が固着され、該キャップには前記係合手段を露出するた
めの第2の貫通孔が設けられるとともに、該貫通孔は着
脱可能な栓部材にて密閉されることを要旨とする。
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記モータハウ
ジングには、同モータハウジングの底部を覆うキャップ
が固着され、該キャップには前記係合手段を露出するた
めの第2の貫通孔が設けられるとともに、該貫通孔は着
脱可能な栓部材にて密閉されることを要旨とする。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記栓部
材には、前記係合手段に係合するための冶具を一体に設
けたことを要旨とする。
に記載の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記栓部
材には、前記係合手段に係合するための冶具を一体に設
けたことを要旨とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記モータハウ
ジングには、前記第1の貫通孔を密閉する有底状の可撓
性キャップが着脱可能に取着されることを要旨とする。
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記モータハウ
ジングには、前記第1の貫通孔を密閉する有底状の可撓
性キャップが着脱可能に取着されることを要旨とする。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記モータハウ
ジングの前記可撓性キャップが取着される部位に、全周
にわたってのびる凸部又は凹部が形成されることを要旨
とする。
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記モータハウ
ジングの前記可撓性キャップが取着される部位に、全周
にわたってのびる凸部又は凹部が形成されることを要旨
とする。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
に記載の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記可撓
性キャップには、その開口を全周にわたり縛る結束部材
が取着されることを要旨とする。
に記載の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記可撓
性キャップには、その開口を全周にわたり縛る結束部材
が取着されることを要旨とする。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記結束部材
は、前記凸部又は凹部で縛ることを要旨とする。請求項
8に記載の発明は、請求項4乃至7のいずれか1に記載
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記可撓性キャ
ップは把持部を備えることを要旨とする。
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記結束部材
は、前記凸部又は凹部で縛ることを要旨とする。請求項
8に記載の発明は、請求項4乃至7のいずれか1に記載
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記可撓性キャ
ップは把持部を備えることを要旨とする。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記モータハウ
ジングには、前記第1の貫通孔を密閉する有底筒状のね
じ込みキャップが着脱可能に取着されることを要旨とす
る。
の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記モータハウ
ジングには、前記第1の貫通孔を密閉する有底筒状のね
じ込みキャップが着脱可能に取着されることを要旨とす
る。
【0020】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至
9のいずれか1に記載の電動ブレーキ装置用モータにお
いて、車両に取り付けられるとき、前記モータハウジン
グの貫通孔は上向きとなるようにしたことを要旨とす
る。
9のいずれか1に記載の電動ブレーキ装置用モータにお
いて、車両に取り付けられるとき、前記モータハウジン
グの貫通孔は上向きとなるようにしたことを要旨とす
る。
【0021】請求項11に記載の発明は、車両を停止さ
せるブレーキ装置のブレーキパッドを作動させるモータ
であって、そのモータの回転軸の端部には該回転軸を回
転させるための係合手段を設け、そのモータのモータハ
ウジングは、前記係合手段を密閉するとともに、該係合
手段を露出する場合には所定の外力にて破壊することが
可能な板厚で形成される薄肉部を備えることを要旨とす
る。
せるブレーキ装置のブレーキパッドを作動させるモータ
であって、そのモータの回転軸の端部には該回転軸を回
転させるための係合手段を設け、そのモータのモータハ
ウジングは、前記係合手段を密閉するとともに、該係合
手段を露出する場合には所定の外力にて破壊することが
可能な板厚で形成される薄肉部を備えることを要旨とす
る。
【0022】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記薄肉部
は、人力で破壊できるほどの板厚で形成されることを要
旨とする。
記載の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前記薄肉部
は、人力で破壊できるほどの板厚で形成されることを要
旨とする。
【0023】請求項13に記載の発明は、請求項11又
は12に記載の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前
記薄肉部は環状に形成され、その環状の内側部分に一体
に設けられたつまみ部を操作することにより前記薄肉部
に沿って破くようにしたことを要旨とする。
は12に記載の電動ブレーキ装置用モータにおいて、前
記薄肉部は環状に形成され、その環状の内側部分に一体
に設けられたつまみ部を操作することにより前記薄肉部
に沿って破くようにしたことを要旨とする。
【0024】請求項14に記載の発明は、請求項1乃至
13のいずれか1に記載の電動ブレーキ装置用モータに
よる電動ブレーキ装置のロック状態を解除する方法であ
って、前記モータの不作動時に、前記係合手段に冶具を
係合させながら前記回転軸を回転させることによって前
記ブレーキパッドを移動させるようにしたことを要旨と
する。
13のいずれか1に記載の電動ブレーキ装置用モータに
よる電動ブレーキ装置のロック状態を解除する方法であ
って、前記モータの不作動時に、前記係合手段に冶具を
係合させながら前記回転軸を回転させることによって前
記ブレーキパッドを移動させるようにしたことを要旨と
する。
【0025】(作用)請求項1〜10,14に記載の発
明によれば、モータ不作動時においてモータの回転軸の
端部に設けたモータハウジングから露出した係合手段に
冶具等を係合させながら回転軸を回転させることによっ
て電動ブレーキ装置のロック状態つまりパーキングブレ
ーキを手動で容易に解除することができる。
明によれば、モータ不作動時においてモータの回転軸の
端部に設けたモータハウジングから露出した係合手段に
冶具等を係合させながら回転軸を回転させることによっ
て電動ブレーキ装置のロック状態つまりパーキングブレ
ーキを手動で容易に解除することができる。
【0026】請求項2〜10に記載の発明によれば、上
記作用に加えて、モータハウジングが密閉されることか
ら、被水又は冠水しやすいブレーキ付近にある電動ブレ
ーキ装置用モータ内への水の浸入を確実に防止すること
ができる。
記作用に加えて、モータハウジングが密閉されることか
ら、被水又は冠水しやすいブレーキ付近にある電動ブレ
ーキ装置用モータ内への水の浸入を確実に防止すること
ができる。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、上記作用
に加えて、回転軸を回転させる冶具を特別に備える必要
がなくなることから、緊急時においても電動パーキング
ブレーキ装置のパーキングブレーキを容易かつ迅速に解
除することができる。
に加えて、回転軸を回転させる冶具を特別に備える必要
がなくなることから、緊急時においても電動パーキング
ブレーキ装置のパーキングブレーキを容易かつ迅速に解
除することができる。
【0028】請求項10に記載の発明によれば、上記作
用に加えて、車両進行中において水がモータまで跳ね上
げられても、その水のモータへの浸入が防止される。ま
た、モータが不作動時において、係合手段に冶具を係合
させながら回転軸を手動で回転させる作業が上から行う
ことができる。その結果、電動ブレーキ装置用モータの
防水性能を更に向上することができるとともに、電動パ
ーキングブレーキ装置のパーキングブレーキを手動で解
除する作業の作業性を向上することができる。
用に加えて、車両進行中において水がモータまで跳ね上
げられても、その水のモータへの浸入が防止される。ま
た、モータが不作動時において、係合手段に冶具を係合
させながら回転軸を手動で回転させる作業が上から行う
ことができる。その結果、電動ブレーキ装置用モータの
防水性能を更に向上することができるとともに、電動パ
ーキングブレーキ装置のパーキングブレーキを手動で解
除する作業の作業性を向上することができる。
【0029】請求項11〜13に記載の発明によれば、
モータハウジングは密閉されることから、被水又は冠水
しやすいブレーキ付近にある電動ブレーキ装置用モータ
内への水の浸入を確実に防止することができる。しか
も、モータ不作動時において、モータハウジングの薄肉
部を破壊することにより、モータの回転軸の端部に設け
た係合手段を露出させ、その係合手段に冶具等を係合さ
せながら回転軸を回転させることによって電動ブレーキ
装置のロック状態つまりパーキングブレーキを手動で容
易に解除することができる。
モータハウジングは密閉されることから、被水又は冠水
しやすいブレーキ付近にある電動ブレーキ装置用モータ
内への水の浸入を確実に防止することができる。しか
も、モータ不作動時において、モータハウジングの薄肉
部を破壊することにより、モータの回転軸の端部に設け
た係合手段を露出させ、その係合手段に冶具等を係合さ
せながら回転軸を回転させることによって電動ブレーキ
装置のロック状態つまりパーキングブレーキを手動で容
易に解除することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両の電動ブレー
キ装置用モータに具体化した一の実施形態を図面に従っ
て説明する。なお、本実施形態では、電動ブレーキ装置
の構成は従来と同じであり、電動ブレーキ装置用モータ
の構造に特徴があるため、電動ブレーキ装置用モータの
みについて詳しく説明する。
キ装置用モータに具体化した一の実施形態を図面に従っ
て説明する。なお、本実施形態では、電動ブレーキ装置
の構成は従来と同じであり、電動ブレーキ装置用モータ
の構造に特徴があるため、電動ブレーキ装置用モータの
みについて詳しく説明する。
【0031】本実施形態の電動パーキングブレーキ装置
10の駆動源とした電動ブレーキ装置用モータとしての
モータ41は、図1に示すように、モータハウジング4
2と、該モータハウジング42に収容される電機子43
とを備えている。
10の駆動源とした電動ブレーキ装置用モータとしての
モータ41は、図1に示すように、モータハウジング4
2と、該モータハウジング42に収容される電機子43
とを備えている。
【0032】前記モータハウジング42は、図1に示す
ように、有底筒状に形成され、その底部には軸受支持部
42aが設けられている。軸受支持部42aには、軸受
44が配置されている。そして、前記電機子43は、そ
の回転軸45が前記軸受44により回転可能に支持され
るようになっている。回転軸45の端部には、その先端
面から係合手段としての非円形凹部45aが設けられて
いる。本実施形態では、非円形凹部45aは、図2に示
すように、六角形に形成されている。
ように、有底筒状に形成され、その底部には軸受支持部
42aが設けられている。軸受支持部42aには、軸受
44が配置されている。そして、前記電機子43は、そ
の回転軸45が前記軸受44により回転可能に支持され
るようになっている。回転軸45の端部には、その先端
面から係合手段としての非円形凹部45aが設けられて
いる。本実施形態では、非円形凹部45aは、図2に示
すように、六角形に形成されている。
【0033】また、前記モータハウジング42の底部の
底面42bには、図1に示すように、同モータハウジン
グ42を貫通する第1の貫通孔としての貫通孔42cが
設けられている。その貫通孔42cは、前記回転軸45
の中心軸線と一致する中心軸線を持つとともに、その直
径が前記回転軸45の直径とほぼ同じとなるように形成
されている。従って、前記回転軸45に形成した非円形
凹部45aは該貫通孔42cを介してモータハウジング
42から露出している。
底面42bには、図1に示すように、同モータハウジン
グ42を貫通する第1の貫通孔としての貫通孔42cが
設けられている。その貫通孔42cは、前記回転軸45
の中心軸線と一致する中心軸線を持つとともに、その直
径が前記回転軸45の直径とほぼ同じとなるように形成
されている。従って、前記回転軸45に形成した非円形
凹部45aは該貫通孔42cを介してモータハウジング
42から露出している。
【0034】さらに、前記モータハウジング42の底部
の外側面には、該モータハウジング42の底部を覆うキ
ャップ46が溶接にて固着されている。前記キャップ4
6は、有底筒状に形成され、その底部46aに前記貫通
孔42cの中心軸線と一致する中心軸線を持つ第2の貫
通孔としてのネジ孔46bが設けられている。また、前
記底部46aには、その外側面から前記ネジ孔46bの
外周縁に沿って溝部46cが設けられている。
の外側面には、該モータハウジング42の底部を覆うキ
ャップ46が溶接にて固着されている。前記キャップ4
6は、有底筒状に形成され、その底部46aに前記貫通
孔42cの中心軸線と一致する中心軸線を持つ第2の貫
通孔としてのネジ孔46bが設けられている。また、前
記底部46aには、その外側面から前記ネジ孔46bの
外周縁に沿って溝部46cが設けられている。
【0035】そして、その溝部46cには、Oリング4
7が嵌入されている。また、前記ネジ孔46bには、着
脱可能な栓部材としてのプラグ48が螺合されている。
本実施形態では、前記プラグ48は、その頭部48aが
六角形に形成されている。なお、本実施形態では、図1
に示すように、モータ41は、そのモータハウジング4
2の貫通孔42c及びキャップ46のネジ孔46bが上
向きとなるように、車両に取り付けられている。
7が嵌入されている。また、前記ネジ孔46bには、着
脱可能な栓部材としてのプラグ48が螺合されている。
本実施形態では、前記プラグ48は、その頭部48aが
六角形に形成されている。なお、本実施形態では、図1
に示すように、モータ41は、そのモータハウジング4
2の貫通孔42c及びキャップ46のネジ孔46bが上
向きとなるように、車両に取り付けられている。
【0036】そして、モータ41が不作動時において、
手動や工具でプラグ48をキャップ46から外してか
ら、冶具としてのレンチ(図示せず)等を、ネジ孔46
b及び貫通孔42cを通し前記非円形凹部45aに係合
させる。この係合させた状態でレンチを回してモータ4
1の回転軸45を回転(又は逆回転)させることによっ
て、電動パーキングブレーキ装置10のパーキングブレ
ーキを手動で解除するようになっている。
手動や工具でプラグ48をキャップ46から外してか
ら、冶具としてのレンチ(図示せず)等を、ネジ孔46
b及び貫通孔42cを通し前記非円形凹部45aに係合
させる。この係合させた状態でレンチを回してモータ4
1の回転軸45を回転(又は逆回転)させることによっ
て、電動パーキングブレーキ装置10のパーキングブレ
ーキを手動で解除するようになっている。
【0037】本実施形態のモータ41によれば、以下の
ような特徴を得ることができる。 (1)本実施形態では、モータ41の回転軸45の端部
には、その先端面に六角形の非円形凹部45aが設けら
れている。また、モータハウジング42の底部の底面4
2bには、その回転軸45に設けた非円形凹部45aを
露出させる貫通孔42cを設けた。
ような特徴を得ることができる。 (1)本実施形態では、モータ41の回転軸45の端部
には、その先端面に六角形の非円形凹部45aが設けら
れている。また、モータハウジング42の底部の底面4
2bには、その回転軸45に設けた非円形凹部45aを
露出させる貫通孔42cを設けた。
【0038】従って、モータ41が不作動時において、
キャップ46に螺着したプラグ48を外し、そのキャッ
プ46のネジ孔46bからレンチ等の治具を通して前記
非円形凹部45aに係合させることができる。その結
果、この係合状態からレンチ等の治具を回せば回転軸4
5は回転しモータ41により駆動される電動パーキング
ブレーキ装置10のパーキングブレーキを手動で容易に
解除することができる。
キャップ46に螺着したプラグ48を外し、そのキャッ
プ46のネジ孔46bからレンチ等の治具を通して前記
非円形凹部45aに係合させることができる。その結
果、この係合状態からレンチ等の治具を回せば回転軸4
5は回転しモータ41により駆動される電動パーキング
ブレーキ装置10のパーキングブレーキを手動で容易に
解除することができる。
【0039】(2)本実施形態では、モータハウジング
42の底部には、該モータハウジング42の底部を覆う
キャップ46を溶接にて固着した。また、そのキャップ
46の底部46aには前記貫通孔42cの中心軸線と一
致する中心軸線を持つネジ孔46bを設け、ネジ孔46
bにプラグ48を螺合している。
42の底部には、該モータハウジング42の底部を覆う
キャップ46を溶接にて固着した。また、そのキャップ
46の底部46aには前記貫通孔42cの中心軸線と一
致する中心軸線を持つネジ孔46bを設け、ネジ孔46
bにプラグ48を螺合している。
【0040】従って、モータハウジング42の底部がキ
ャップ46及びプラグ48により密閉されることから、
被水又は冠水しやすいブレーキ付近にあるモータ41に
対して水の浸入を確実に防止することができる。しか
も、プラグ48を外せば、レンチ等の治具を容易にネジ
孔46bから回転軸45の非円形凹部45aに係合させ
ることができる。
ャップ46及びプラグ48により密閉されることから、
被水又は冠水しやすいブレーキ付近にあるモータ41に
対して水の浸入を確実に防止することができる。しか
も、プラグ48を外せば、レンチ等の治具を容易にネジ
孔46bから回転軸45の非円形凹部45aに係合させ
ることができる。
【0041】(3)本実施形態では、モータ41は、そ
のモータハウジング42の貫通孔42c及びキャップ4
6のネジ孔46bが上向きとなるように、車両に取り付
けた。
のモータハウジング42の貫通孔42c及びキャップ4
6のネジ孔46bが上向きとなるように、車両に取り付
けた。
【0042】従って、車両進行中において水がモータ4
1まで跳ね上げられても、その水のモータ41への浸入
が防止される。また、モータ41が不作動時において、
非円形凹部45aにレンチ等の冶具を係合させて回転軸
45を手動で回転させる作業が上から行うことができ
る。その結果、モータ41の防水性能を更に向上するこ
とができるとともに、電動パーキングブレーキ装置10
のパーキングブレーキを手動で解除する作業の作業性を
向上することができる。
1まで跳ね上げられても、その水のモータ41への浸入
が防止される。また、モータ41が不作動時において、
非円形凹部45aにレンチ等の冶具を係合させて回転軸
45を手動で回転させる作業が上から行うことができ
る。その結果、モータ41の防水性能を更に向上するこ
とができるとともに、電動パーキングブレーキ装置10
のパーキングブレーキを手動で解除する作業の作業性を
向上することができる。
【0043】(4)本実施形態では、モータハウジング
42の底部の底面42bに貫通孔42cを設けるととも
に、モータハウジング42の底部をキャップ46、Oリ
ング47及びプラグ48にて密閉させるだけで、現行の
電動パーキングブレーキ装置10に対してモータ41が
不作動時におけるパーキングブレーキを手動で容易に解
除する目的が達成できる。従って、現状の生産工程を大
幅に変更する必要がなく本発明を容易に実施することが
できる。
42の底部の底面42bに貫通孔42cを設けるととも
に、モータハウジング42の底部をキャップ46、Oリ
ング47及びプラグ48にて密閉させるだけで、現行の
電動パーキングブレーキ装置10に対してモータ41が
不作動時におけるパーキングブレーキを手動で容易に解
除する目的が達成できる。従って、現状の生産工程を大
幅に変更する必要がなく本発明を容易に実施することが
できる。
【0044】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。因みに、同一の構成については同一の符号を付
して説明を省略する。 ○図3に示すように、上記実施形態のモータハウジング
42に形成した第1の貫通孔としての貫通孔42dをネ
ジ孔にする。また、その貫通孔42dの外周縁に沿って
溝部42eを設けるとともに、溝部42eにOリング4
7を嵌入させる。貫通孔42dにプラグ48を螺合させ
て実施してもよい。この場合、容易にパーキングブレー
キを解除することができるとともに、キャップ46を省
略できることから、モータ41の部品点数及び製造工数
を低減することができる。
もよい。因みに、同一の構成については同一の符号を付
して説明を省略する。 ○図3に示すように、上記実施形態のモータハウジング
42に形成した第1の貫通孔としての貫通孔42dをネ
ジ孔にする。また、その貫通孔42dの外周縁に沿って
溝部42eを設けるとともに、溝部42eにOリング4
7を嵌入させる。貫通孔42dにプラグ48を螺合させ
て実施してもよい。この場合、容易にパーキングブレー
キを解除することができるとともに、キャップ46を省
略できることから、モータ41の部品点数及び製造工数
を低減することができる。
【0045】○上記実施形態では、回転軸45は、その
先端面に六角形の非円形凹部45aを設けたが、非円形
凹部45aの横断面形状が六角形に限定されず、非円形
凹部45aの横断面形状を非円形のその他の形状例えば
多角形(三角形、四角形等)、楕円形等にて実施しても
よい。この場合、上記実施形態の特徴(1)〜(4)に
記載の効果と同様な効果を得ることができる。
先端面に六角形の非円形凹部45aを設けたが、非円形
凹部45aの横断面形状が六角形に限定されず、非円形
凹部45aの横断面形状を非円形のその他の形状例えば
多角形(三角形、四角形等)、楕円形等にて実施しても
よい。この場合、上記実施形態の特徴(1)〜(4)に
記載の効果と同様な効果を得ることができる。
【0046】○図4に示すように、回転軸45の端部を
貫通孔42cからモータハウジング42の外へ突出させ
て実施してもよい。また、図4及び図5に示すように、
係合手段を回転軸45の端部の外周面を切り欠いて2面
幅先端45bにして実施してもよい。これらの場合、上
記実施形態の特徴(1)〜(4)に記載の効果と同様な
効果を得ることができる。
貫通孔42cからモータハウジング42の外へ突出させ
て実施してもよい。また、図4及び図5に示すように、
係合手段を回転軸45の端部の外周面を切り欠いて2面
幅先端45bにして実施してもよい。これらの場合、上
記実施形態の特徴(1)〜(4)に記載の効果と同様な
効果を得ることができる。
【0047】○上記実施形態では、係合手段を非円形凹
部45aで具体化した。これを、図6に示すように、回
転軸45の端部にネジ孔45cを設け、そのネジ孔45
cに、図6及び図7に示すように、頭部に十字状の溝を
設けた係合手段としてのネジ49を螺合固着させて実施
してもよい。なお、ネジ49を締め付ける方向を、電動
パーキングブレーキ装置10のパーキングブレーキを解
除するとき回転軸45を回転させる方向と同じにしてい
る。つまり、例えばプラスドライバでネジ49を締め付
ける方向に回すと回転軸45は右回転しパーキングブレ
ーキが解除される。これによれば、上記実施形態の特徴
(1)〜(4)に記載の効果と同様な効果を得ることが
できる。
部45aで具体化した。これを、図6に示すように、回
転軸45の端部にネジ孔45cを設け、そのネジ孔45
cに、図6及び図7に示すように、頭部に十字状の溝を
設けた係合手段としてのネジ49を螺合固着させて実施
してもよい。なお、ネジ49を締め付ける方向を、電動
パーキングブレーキ装置10のパーキングブレーキを解
除するとき回転軸45を回転させる方向と同じにしてい
る。つまり、例えばプラスドライバでネジ49を締め付
ける方向に回すと回転軸45は右回転しパーキングブレ
ーキが解除される。これによれば、上記実施形態の特徴
(1)〜(4)に記載の効果と同様な効果を得ることが
できる。
【0048】○上記実施形態のプラグ48の頭部48a
は六角形に限定されず、手動や工具にて外れることがで
きれば、プラグ48の頭部48aをその他の多角形又は
円形に形成して実施してもよい。この場合、上記実施形
態の特徴(1)〜(4)に記載の効果と同様な効果を得
ることができる。
は六角形に限定されず、手動や工具にて外れることがで
きれば、プラグ48の頭部48aをその他の多角形又は
円形に形成して実施してもよい。この場合、上記実施形
態の特徴(1)〜(4)に記載の効果と同様な効果を得
ることができる。
【0049】○また、上記実施形態では、第2の貫通孔
としてのネジ孔46bとプラグ48を螺合させるように
した。これを、図8に示すように、キャップ46の底部
46aに設けた貫通孔46dを単なる貫通孔とし、その
貫通孔にプラグ48に代えて着脱可能な栓部材としての
グロメット50を係合させて実施してもよい。この場
合、上記実施形態の特徴(1)〜(4)に記載の効果と
同様な効果を得ることができる。
としてのネジ孔46bとプラグ48を螺合させるように
した。これを、図8に示すように、キャップ46の底部
46aに設けた貫通孔46dを単なる貫通孔とし、その
貫通孔にプラグ48に代えて着脱可能な栓部材としての
グロメット50を係合させて実施してもよい。この場
合、上記実施形態の特徴(1)〜(4)に記載の効果と
同様な効果を得ることができる。
【0050】○前記プラグ48に回転軸45を回す治具
を一体的に設けて実施してもよい。例えば図9に示すよ
うに、プラグ48の頭部48aの上面に前記非円形凹部
45aを挿入係合する冶具51を突設させる。また、プ
ラグ48の頭部48a側面に、プラグ48の旋回を容易
にするためのレバー52を一体に形成させる。これらの
場合、上記実施形態の特徴(1)〜(4)に記載の効果
に加えて、プラグ48を外す工具及び回転軸45を回転
させる冶具を特別に備える必要がなくなることから、緊
急時においても電動パーキングブレーキ装置10のパー
キングブレーキを容易かつ迅速に解除することができ
る。
を一体的に設けて実施してもよい。例えば図9に示すよ
うに、プラグ48の頭部48aの上面に前記非円形凹部
45aを挿入係合する冶具51を突設させる。また、プ
ラグ48の頭部48a側面に、プラグ48の旋回を容易
にするためのレバー52を一体に形成させる。これらの
場合、上記実施形態の特徴(1)〜(4)に記載の効果
に加えて、プラグ48を外す工具及び回転軸45を回転
させる冶具を特別に備える必要がなくなることから、緊
急時においても電動パーキングブレーキ装置10のパー
キングブレーキを容易かつ迅速に解除することができ
る。
【0051】○図10に示すように、上記したキャップ
46に替えて、樹脂やアルミなどで軸受支持部42aの
外周をモールドしたモールド部53を形成し、そのモー
ルド部53に軸受支持部42aの貫通孔42cに対応し
た位置に前記プラグ48が螺合するネジ孔53aを設け
てもよい。このようにすれば、ハウジング42の形状が
変わっても容易に容易に対応することができる。尚、回
転軸45端部の係合手段を、例えばプラスドライバ等の
工具にて該回転軸45を回転させるために該工具と連結
する十字状の連結溝45dとしてもよい。
46に替えて、樹脂やアルミなどで軸受支持部42aの
外周をモールドしたモールド部53を形成し、そのモー
ルド部53に軸受支持部42aの貫通孔42cに対応し
た位置に前記プラグ48が螺合するネジ孔53aを設け
てもよい。このようにすれば、ハウジング42の形状が
変わっても容易に容易に対応することができる。尚、回
転軸45端部の係合手段を、例えばプラスドライバ等の
工具にて該回転軸45を回転させるために該工具と連結
する十字状の連結溝45dとしてもよい。
【0052】○図11及び図12に示すように、軸受支
持部42aに、略円筒状に延出した延出部42fを形成
し、その延出部42fは工具を挿入するための貫通孔4
2gと外周面に周方向にのびる環状凸部42hを備えて
いる。そして、この延出部42fにゴム材等よりなる可
撓性キャップ54を環状凸部42hを覆うように被せ、
更に略環状の結束部材としてのクリップ55にて該凸部
42hを超えた位置のキャップ55開口部を縛って固定
する構成としてもよい。このような可撓性キャップ54
は、軸受支持部42a外周面に密着するので、防水性能
を向上できる。しかも、凸部42hを設けた部分では迷
路構造になるので、防水性能の向上に貢献できる。ま
た、凸部42hを設けた部分やクリップ55を取り付け
た部分では、より可撓性キャップ54が軸受支持部42
a外周面に密着するので、防水性能を向上できる。
持部42aに、略円筒状に延出した延出部42fを形成
し、その延出部42fは工具を挿入するための貫通孔4
2gと外周面に周方向にのびる環状凸部42hを備えて
いる。そして、この延出部42fにゴム材等よりなる可
撓性キャップ54を環状凸部42hを覆うように被せ、
更に略環状の結束部材としてのクリップ55にて該凸部
42hを超えた位置のキャップ55開口部を縛って固定
する構成としてもよい。このような可撓性キャップ54
は、軸受支持部42a外周面に密着するので、防水性能
を向上できる。しかも、凸部42hを設けた部分では迷
路構造になるので、防水性能の向上に貢献できる。ま
た、凸部42hを設けた部分やクリップ55を取り付け
た部分では、より可撓性キャップ54が軸受支持部42
a外周面に密着するので、防水性能を向上できる。
【0053】○上記した環状凸部42hに代えて、図1
3に示すように、延出部42fの外周面に周方向にのび
る環状凹部42iを形成してもよい。このように凹部4
2iを設けてもその凹部42iを設けた部分では迷路構
造になるので、防水性能の向上に貢献できる。
3に示すように、延出部42fの外周面に周方向にのび
る環状凹部42iを形成してもよい。このように凹部4
2iを設けてもその凹部42iを設けた部分では迷路構
造になるので、防水性能の向上に貢献できる。
【0054】○図14に示すように、環状凹部42i内
にクリップ55を取り付けるようにしてもよい。このよ
うにしても、クリップ55を取り付けた部分において、
より可撓性キャップ54が軸受支持部42a外周面に密
着するので、防水性能を向上できる。
にクリップ55を取り付けるようにしてもよい。このよ
うにしても、クリップ55を取り付けた部分において、
より可撓性キャップ54が軸受支持部42a外周面に密
着するので、防水性能を向上できる。
【0055】○図15に示すように、可撓性キャップ5
4の底部外側面に該キャップ54を取り外し易くするた
めに把持する突状の把持部54aを設けるようにしても
よい。このようにすれば、把持部54aを引っ張ること
により、可撓性キャップ54を容易に取り外すことがで
きる。
4の底部外側面に該キャップ54を取り外し易くするた
めに把持する突状の把持部54aを設けるようにしても
よい。このようにすれば、把持部54aを引っ張ること
により、可撓性キャップ54を容易に取り外すことがで
きる。
【0056】○図16に示すように、延出部42fの外
周面にネジ42jを形成し、例えば金属材料よりなる略
有底円筒状のねじ込みキャップ56をねじ込む構成と
し、そのキャップ56の内部底面に円板状の弾性部材よ
りなるパッキン57を装着して防水構造としてもよい。
このようにしても、キャップ56を容易に取り外すこと
ができる。
周面にネジ42jを形成し、例えば金属材料よりなる略
有底円筒状のねじ込みキャップ56をねじ込む構成と
し、そのキャップ56の内部底面に円板状の弾性部材よ
りなるパッキン57を装着して防水構造としてもよい。
このようにしても、キャップ56を容易に取り外すこと
ができる。
【0057】○図17及び図18に示すように、軸受支
持部42aを有底円筒状に形成して閉鎖した構成とし、
回転軸45の端部が対向する軸受支持部42aの底部4
2k外側面に十字状の切欠き溝を設け、人力等の所定の
外力にて破壊することが可能な板厚とした十字状の薄肉
部42lを作り、ドライバ等の工具で該薄肉部42lに
沿って軸受支持部42aの底部42kを破くようにして
もよい。このようにすれば、モータ41の部品点数が増
加しない。
持部42aを有底円筒状に形成して閉鎖した構成とし、
回転軸45の端部が対向する軸受支持部42aの底部4
2k外側面に十字状の切欠き溝を設け、人力等の所定の
外力にて破壊することが可能な板厚とした十字状の薄肉
部42lを作り、ドライバ等の工具で該薄肉部42lに
沿って軸受支持部42aの底部42kを破くようにして
もよい。このようにすれば、モータ41の部品点数が増
加しない。
【0058】○上記した十字状の薄肉部42lに代え
て、図19及び図20に示すように、円環状の薄肉部4
2mとしてもよく、工具等で該薄肉部42mに沿って軸
受支持部42aの底部42kを破き、その内側部分42
nを取り除くようにしてもよい。このようにしても、モ
ータ41の部品点数が増加しない。
て、図19及び図20に示すように、円環状の薄肉部4
2mとしてもよく、工具等で該薄肉部42mに沿って軸
受支持部42aの底部42kを破き、その内側部分42
nを取り除くようにしてもよい。このようにしても、モ
ータ41の部品点数が増加しない。
【0059】○上記した円環状の薄肉部42mに代え
て、図21及び図22に示すように、滴環状の薄肉部4
2oとし、その内側部分42pの小径側端部につまみ部
58を一体に設け、該つまみ部58を引っ張ることによ
り、該薄肉部42oに沿って軸受支持部42aの底部4
2kを破き、その内側部分42pを取り除くようにして
もよい。このようにすれば、特別な工具を必要とするこ
となく、軸受支持部42aの底部42kを破くことがで
きる。
て、図21及び図22に示すように、滴環状の薄肉部4
2oとし、その内側部分42pの小径側端部につまみ部
58を一体に設け、該つまみ部58を引っ張ることによ
り、該薄肉部42oに沿って軸受支持部42aの底部4
2kを破き、その内側部分42pを取り除くようにして
もよい。このようにすれば、特別な工具を必要とするこ
となく、軸受支持部42aの底部42kを破くことがで
きる。
【0060】○また、上記実施形態と上記各別例との組
み合わせにて実施してもよい。この場合、上記実施形態
の特徴(1)〜(4)に記載の効果と同様な効果を得る
ことができる。
み合わせにて実施してもよい。この場合、上記実施形態
の特徴(1)〜(4)に記載の効果と同様な効果を得る
ことができる。
【0061】○上記実施形態では、貫通孔42cの中心
軸線を回転軸45の中心軸線と一致するようにしたが、
非円形凹部45aが貫通孔42cから露出すれば、貫通
孔42cの中心軸線を回転軸45の中心軸線と一致させ
なくてもよい。この場合、上記実施形態の特徴(1)〜
(4)に記載の効果と同様な効果を得ることができる。
軸線を回転軸45の中心軸線と一致するようにしたが、
非円形凹部45aが貫通孔42cから露出すれば、貫通
孔42cの中心軸線を回転軸45の中心軸線と一致させ
なくてもよい。この場合、上記実施形態の特徴(1)〜
(4)に記載の効果と同様な効果を得ることができる。
【0062】○また、上記実施形態では、ネジ孔46b
の中心軸線を貫通孔42cの中心軸線と一致するように
したが、非円形凹部45aがネジ孔46bから露出すれ
ば、ネジ孔46bの中心軸線を貫通孔42cの中心軸線
と一致しなくてもよい。この場合、上記実施形態の特徴
(1)〜(4)に記載の効果と同様な効果を得ることが
できる。
の中心軸線を貫通孔42cの中心軸線と一致するように
したが、非円形凹部45aがネジ孔46bから露出すれ
ば、ネジ孔46bの中心軸線を貫通孔42cの中心軸線
と一致しなくてもよい。この場合、上記実施形態の特徴
(1)〜(4)に記載の効果と同様な効果を得ることが
できる。
【0063】○上記実施形態では、ディスク型のブレー
キ装置用モータ41に具体化して実施したが、ドラム型
のブレーキ装置用モータに実施してもよい。この場合、
上記実施形態の特徴(1)〜(4)に記載の効果とほぼ
同様な効果を得ることができる。
キ装置用モータ41に具体化して実施したが、ドラム型
のブレーキ装置用モータに実施してもよい。この場合、
上記実施形態の特徴(1)〜(4)に記載の効果とほぼ
同様な効果を得ることができる。
【0064】次に、上記実施形態及び別例から把握でき
る請求項に記載した発明以外の技術的思想について、そ
れらの効果と共に以下に記載する。 (1)請求項1に記載の電動ブレーキ装置用モータにお
いて、前記係合手段は、前記回転軸(45)の端部の端
面に設けた非円形凹部(45a)であることを特徴とす
る電動ブレーキ装置用モータ。
る請求項に記載した発明以外の技術的思想について、そ
れらの効果と共に以下に記載する。 (1)請求項1に記載の電動ブレーキ装置用モータにお
いて、前記係合手段は、前記回転軸(45)の端部の端
面に設けた非円形凹部(45a)であることを特徴とす
る電動ブレーキ装置用モータ。
【0065】従って、この(1)に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の電動ブレーキ装置用モータの効果
に加えて、モータ不作動時においてモータの回転軸の端
部に設けた非円形凹部に冶具を係合させながら回転軸を
回転させることによって電動ブレーキ装置のロック状態
つまりパーキングブレーキを手動で容易に解除すること
ができる。
ば、請求項1に記載の電動ブレーキ装置用モータの効果
に加えて、モータ不作動時においてモータの回転軸の端
部に設けた非円形凹部に冶具を係合させながら回転軸を
回転させることによって電動ブレーキ装置のロック状態
つまりパーキングブレーキを手動で容易に解除すること
ができる。
【0066】(2)請求項2に記載の電動ブレーキ装置
用モータにおいて、前記栓部材(48,50)には、該
栓部材(48,50)を着脱させるためのレバー(5
2)を一体に設けたことを特徴とする電動ブレーキ装置
用モータ。
用モータにおいて、前記栓部材(48,50)には、該
栓部材(48,50)を着脱させるためのレバー(5
2)を一体に設けたことを特徴とする電動ブレーキ装置
用モータ。
【0067】従って、請求項2に記載の電動ブレーキ装
置用モータの効果に加えて、栓部材を着脱させるための
工具を特別に備える必要がなくなることから、緊急時に
おいても電動パーキングブレーキ装置のパーキングブレ
ーキを容易かつ迅速に解除することができる。
置用モータの効果に加えて、栓部材を着脱させるための
工具を特別に備える必要がなくなることから、緊急時に
おいても電動パーキングブレーキ装置のパーキングブレ
ーキを容易かつ迅速に解除することができる。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜14に
記載の発明によれば、電動ブレーキ装置のパーキングブ
レーキを手動で容易に解除することができる。
記載の発明によれば、電動ブレーキ装置のパーキングブ
レーキを手動で容易に解除することができる。
【0069】請求項2〜13に記載の発明によれば、上
記効果に加えて、被水又は冠水しやすいブレーキ付近に
ある電動ブレーキ装置用モータ内への水の浸入を確実に
防止することができる。
記効果に加えて、被水又は冠水しやすいブレーキ付近に
ある電動ブレーキ装置用モータ内への水の浸入を確実に
防止することができる。
【0070】請求項3に記載の発明によれば、上記発明
の効果に加えて、緊急時においても電動パーキングブレ
ーキ装置のパーキングブレーキを容易かつ迅速に解除す
ることができる。
の効果に加えて、緊急時においても電動パーキングブレ
ーキ装置のパーキングブレーキを容易かつ迅速に解除す
ることができる。
【0071】請求項10に記載の発明によれば、上記効
果に加えて、電動ブレーキ装置用モータの防水性能を更
に向上することができるとともに、電動パーキングブレ
ーキ装置のパーキングブレーキを解除する作業の作業性
を向上することができる。
果に加えて、電動ブレーキ装置用モータの防水性能を更
に向上することができるとともに、電動パーキングブレ
ーキ装置のパーキングブレーキを解除する作業の作業性
を向上することができる。
【図1】本実施形態の電動ブレーキ装置用モータの要部
断面図。
断面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図4】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図5】図4におけるB−B線断面図。
【図6】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図7】図6におけるC−C線断面図。
【図8】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図9】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図10】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図11】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図12】別例の電動ブレーキ装置用モータの平面図。
【図13】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図14】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図15】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図16】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図17】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図18】別例の電動ブレーキ装置用モータの平面図。
【図19】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図20】別例の電動ブレーキ装置用モータの平面図。
【図21】別例の電動ブレーキ装置用モータの要部断面
図。
図。
【図22】別例の電動ブレーキ装置用モータの平面図。
【図23】電動パーキングブレーキ装置の一例を示す説
明図。
明図。
10…電動ブレーキ装置、29,30…ブレーキパッ
ド、41…電動ブレーキ装置用モータとしてのモータ、
42…モータハウジング、42c,42d,42g…第
1の貫通孔としての貫通孔、42h…凸部としての環状
凸部、42i…凹部としての環状凹部、42l,42
m,42o…薄肉部、45…回転軸、45a…係合手段
としての非円形凹部、45b…係合手段としての2面幅
先端、45d…係合手段としての連結溝、46…キャッ
プ、46b…第2の貫通孔としてのネジ孔、46d…第
2の貫通孔としての貫通孔、48…栓部材としてのプラ
グ、49…係合手段としてのネジ、50…栓部材として
のグロメット、51…冶具、54…可撓性キャップ、5
4a…把持部、55…結束部材としてのクリップ、56
…ねじ込みキャップ、58…つまみ部。
ド、41…電動ブレーキ装置用モータとしてのモータ、
42…モータハウジング、42c,42d,42g…第
1の貫通孔としての貫通孔、42h…凸部としての環状
凸部、42i…凹部としての環状凹部、42l,42
m,42o…薄肉部、45…回転軸、45a…係合手段
としての非円形凹部、45b…係合手段としての2面幅
先端、45d…係合手段としての連結溝、46…キャッ
プ、46b…第2の貫通孔としてのネジ孔、46d…第
2の貫通孔としての貫通孔、48…栓部材としてのプラ
グ、49…係合手段としてのネジ、50…栓部材として
のグロメット、51…冶具、54…可撓性キャップ、5
4a…把持部、55…結束部材としてのクリップ、56
…ねじ込みキャップ、58…つまみ部。
Claims (14)
- 【請求項1】 車両を停止させるブレーキ装置(10)
のブレーキパッド(29,30)を作動させるモータ
(41)であって、 そのモータ(41)の回転軸(45)の端部には該回転
軸(45)を回転させるための係合手段(45a,45
b,45d,49)を設け、そのモータ(41)のモー
タハウジング(42)には前記係合手段(45a,45
b,45d,49)を露出するための第1の貫通孔(4
2c,42d,42g)を設けたことを特徴とする電動
ブレーキ装置用モータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電動ブレーキ装置用モ
ータにおいて、 前記モータハウジング(42)には、同モータハウジン
グ(42)の底部を覆うキャップ(46)が固着され、
該キャップ(46)には前記係合手段(45a,45
b,49)を露出するための第2の貫通孔(46b,4
6d)が設けられるとともに、該貫通孔(46b,46
d)は着脱可能な栓部材(48,50)にて密閉される
ことを特徴とする電動ブレーキ装置用モータ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電動ブレーキ装
置用モータにおいて、 前記栓部材(48,50)には、前記係合手段(45
a,45b,49)に係合するための冶具(51)を一
体に設けたことを特徴とする電動ブレーキ装置用モー
タ。 - 【請求項4】 請求項1に記載の電動ブレーキ装置用モ
ータにおいて、 前記モータハウジング(42)には、前記第1の貫通孔
(42g)を密閉する有底状の可撓性キャップ(54)
が着脱可能に取着されることを特徴とする電動ブレーキ
装置用モータ。 - 【請求項5】 請求項4に記載の電動ブレーキ装置用モ
ータにおいて、 前記モータハウジング(42)の前記可撓性キャップ
(54)が取着される部位に、全周にわたってのびる凸
部(42h)又は凹部(42i)が形成されることを特
徴とする電動ブレーキ装置用モータ。 - 【請求項6】 請求項4又は5に記載の電動ブレーキ装
置用モータにおいて、 前記可撓性キャップ(54)には、その開口を全周にわ
たり縛る結束部材(55)が取着されることを特徴とす
る電動ブレーキ装置用モータ。 - 【請求項7】 請求項6に記載の電動ブレーキ装置用モ
ータにおいて、 前記結束部材(55)は、前記凸部(42h)又は凹部
(42i)で縛ることを特徴とする電動ブレーキ装置用
モータ。 - 【請求項8】 請求項4乃至7のいずれか1に記載の電
動ブレーキ装置用モータにおいて、 前記可撓性キャップ(54)は把持部(54a)を備え
ることを特徴とする電動ブレーキ装置用モータ。 - 【請求項9】 請求項1に記載の電動ブレーキ装置用モ
ータにおいて、 前記モータハウジング(42)には、前記第1の貫通孔
(42g)を密閉する有底筒状のねじ込みキャップ(5
6)が着脱可能に取着されることを特徴とする電動ブレ
ーキ装置用モータ。 - 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1に記載の
電動ブレーキ装置用モータにおいて、 車両に取り付けられるとき、前記モータハウジング(4
2)の貫通孔(42c,42d,42g)は上向きとな
るようにしたことを特徴とする電動ブレーキ装置用モー
タ。 - 【請求項11】 車両を停止させるブレーキ装置(1
0)のブレーキパッド(29,30)を作動させるモー
タ(41)であって、 そのモータ(41)の回転軸(45)の端部には該回転
軸(45)を回転させるための係合手段(45a,45
b,45d,49)を設け、そのモータ(41)のモー
タハウジング(42)は、前記係合手段(45a,45
b,45d,49)を密閉するとともに、該係合手段
(45a,45b,45d,49)を露出する場合には
所定の外力にて破壊することが可能な板厚で形成される
薄肉部(42l,42m,42o)を備えることを特徴
とする電動ブレーキ装置用モータ。 - 【請求項12】 請求項11に記載の電動ブレーキ装置
用モータにおいて、 前記薄肉部(42l,42m,42o)は、人力で破壊
できるほどの板厚で形成されることを特徴とする電動ブ
レーキ装置用モータ。 - 【請求項13】 請求項11又は12に記載の電動ブレ
ーキ装置用モータにおいて、 前記薄肉部(42o)は環状に形成され、その環状の内
側部分(42p)に一体に設けられたつまみ部(58)
を操作することにより前記薄肉部(42o)に沿って破
くようにしたことを特徴とする電動ブレーキ装置用モー
タ。 - 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれか1に記載
の電動ブレーキ装置用モータによる電動ブレーキ装置の
ロック状態を解除する方法であって、 前記モータ(42)の不作動時に、前記係合手段(45
a,45b,45d,49)に冶具(51)を係合させ
ながら前記回転軸(45)を回転させることによって前
記ブレーキパッド(29,30)を移動させるようにし
た電動ブレーキ装置のロック解除方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000127371A JP2001234958A (ja) | 1999-12-13 | 2000-04-27 | 電動ブレーキ装置用モータ及び電動ブレーキ装置のロック解除方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35368499 | 1999-12-13 | ||
JP11-353684 | 1999-12-13 | ||
JP2000127371A JP2001234958A (ja) | 1999-12-13 | 2000-04-27 | 電動ブレーキ装置用モータ及び電動ブレーキ装置のロック解除方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001234958A true JP2001234958A (ja) | 2001-08-31 |
Family
ID=26579895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000127371A Pending JP2001234958A (ja) | 1999-12-13 | 2000-04-27 | 電動ブレーキ装置用モータ及び電動ブレーキ装置のロック解除方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001234958A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2019066046A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | 株式会社アドヴィックス | 車両用ブレーキ |
CN110388394A (zh) * | 2018-04-23 | 2019-10-29 | 丰田自动车株式会社 | 盘式制动器 |
-
2000
- 2000-04-27 JP JP2000127371A patent/JP2001234958A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102005014710B4 (de) * | 2004-03-31 | 2017-02-09 | Hitachi, Ltd. | Elektrobremse |
JP2010500512A (ja) * | 2006-08-09 | 2010-01-07 | コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 自動車のパーキングブレーキを解除する方法 |
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