JP2001233070A - パラレルハイブリッド車両駆動装置 - Google Patents

パラレルハイブリッド車両駆動装置

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JP2001233070A
JP2001233070A JP2000043404A JP2000043404A JP2001233070A JP 2001233070 A JP2001233070 A JP 2001233070A JP 2000043404 A JP2000043404 A JP 2000043404A JP 2000043404 A JP2000043404 A JP 2000043404A JP 2001233070 A JP2001233070 A JP 2001233070A
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gear mechanism
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Yasuo Sumi
泰夫 住
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JATCO Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/72Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion with a secondary drive, e.g. regulating motor, in order to vary speed continuously
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】オイルポンプ周りの構成を容易化し、設計自由
度を高め、作動油吸入抵抗の問題や、作動油吐出圧の問
題を解決する。 【解決手段】差動装置3として機能する本来の遊星歯車
機構21と並列にオイルポンプ駆動用遊星歯車機構22
を設け、そのリングギヤR2 をオイルポンプ13に連結
し、サンギヤS1 ,S2 同士、ピニオンキャリヤC
1 ,CR2 同士は直結する。変速装置4につながる部
分に、逆回転を規制するワンウエイクラッチOWCを介
装し、エンジン1と変速装置4との間に直結クラッチ3
6を介装する。モータ/発電機2を逆回転させることに
より、アイドリングストップしているエンジン1を回転
始動し、エンジン1の回転数を抑えながらモータ/発電
機2に正方向のトルクを発生させて車両を発進し、両者
の回転数が同等になったら直結クラッチ36を締結して
モータ/発電機2の駆動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンと、発電
機を兼ねる電動機とを有し、これらの出力トルクを遊星
歯車機構を介して変速装置に伝達することにより、エン
ジン及び電動機の何れか一方又は双方で走行駆動力を得
るようにしたパラレルハイブリッド車両駆動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種のパラレルハイブリッド車両駆動
装置では、一般にエンジンの後方にモータジェネレータ
があり、その後方に変速装置があるといったようにレイ
アウトされている。従来のパラレルハイブリッド車両駆
動装置としては、例えば特開平10−304513号公
報(以下、第1従来例とも記す)、特開平9−2897
06号公報(以下、第2従来例とも記す)、特開平9−
158962号公報(以下、第3従来例とも記す)など
があり、エンジン停止時であってもオイルポンプを駆動
できる駆動装置が記載されている。このうち、第1従来
例に記載されるものは、車両を駆動するためのモータと
は個別のモータでオイルポンプを駆動し、変速装置内の
クラッチやブレーキ、或いは差動装置としてエンジン及
び電気的駆動源(以下、モータジェネレータとも記す)
と変速装置との間に介装された遊星歯車機構を締結、解
放するクラッチへの作動流体圧を創成するように構成さ
れている。また、第2従来例に記載されるものは、エン
ジンとモータジェネレータとの間、具体的にはダンパ装
置の後方にオイルポンプを設け、幾つかのクラッチを締
結、解放することにより、モータジェネレータでもエン
ジンでもオイルポンプを駆動して作動流体圧を創成する
ように構成されている。ちなみに、この従来例では、モ
ータジェネレータを二つの方向に回転、つまり正回転さ
せたり、逆回転させたりするため、オイルポンプも正回
転したり、逆回転したりする。また、前記第3従来例で
は、エンジンの後方、つまりエンジンとモータジェネレ
ータとの間にはエンジン駆動のオイルポンプを、モータ
ジェネレータの後方、つまりモータジェネレータと変速
装置との間にはモータジェネレータ駆動のオイルポンプ
を設け、それぞれ独立して作動流体圧を創成可能として
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のパラレルハイブリッド車両駆動装置のうち、前記第
1従来例は、車両駆動用モータとは個別のモータでオイ
ルポンプを駆動するため、例えば通常の変速装置に必要
な作動流体圧を得るためには、数kWのモータが必要と
なり、また作動流体圧を制御するために可変要領のもの
である必要があるなど、装置が大がかりで、しかも配置
或いは取付けの位置まで限定され、設計自由度が低いと
いう問題がある。また、せっかくエンジンが高回転で回
転していても、その回転駆動力をオイルポンプの駆動、
つまり作動流体圧の創成に生かせないという問題もあ
る。
【0004】また、前記第2従来例及び第3従来例で
は、変速装置のクラッチやブレーキを作動する作動流体
のオイルパン或いは流体溜まりは一般に変速装置側にあ
るので、例えばモータジェネレータケースに作動流体路
を形成する場合、オイルポンプまでの作動流体路が長
く、どうしても吸入抵抗が大きくなり、燃費が低下する
恐れがあると共に、低温時の作動流体粘度増大で作動流
体そのものを吸入できない恐れもある。そこで、オイル
パンの直下にオイルパンを設けようとすると、モータ/
発電機の呼び径が比較的大径であるため、油の攪拌を防
止するように、比較的大径のモータ/発電機の外周に配
置しなければならず、オイルパンが地上に対してかなり
近接することになり、地上と干渉し易くなるという問題
がある。また、例えば第2従来例のような場合、乾燥室
であるダンパ室とモータジェネレータ室との間にオイル
ポンプの油室を形成しなければならないので、シール箇
所が多く、信頼性が低下するという問題もある。また、
例えば第2従来例では、オイルポンプが正逆転するた
め、作動流体の吐出方向を規制する大きなチェック弁が
必要となり、その分だけ、機構が複雑になるという問題
もある。また、第3従来例では、オイルポンプを二つ設
けているため、装置が複雑で、コスト高になるという問
題もある。
【0005】本発明は、上記従来例の未解決の課題に着
目してなされたものであり、構成が容易で、設計自由度
が高く、エンジンの回転駆動力でオイルポンプを駆動す
ることも可能であり、吸入抵抗などの問題もないパラレ
ルハイブリッド車両駆動装置を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に係る発明は、エンジンと、
発電機及び電動機の両機能を備えた電気的回転駆動源
と、下部に湯だまりを有する変速装置と、前記エンジン
に連結される第1要素及び前記電気的回転駆動源に連結
される第2要素及び前記変速装置に連結される第3要素
を備えた遊星歯車機構と、前記変速装置への作動流体圧
を創成するポンプとを備えたパラレルハイブリッド車両
駆動装置において、前記遊星歯車機構の第2要素及び前
記電気的回転駆動源の双方に連結される第4要素及び前
記遊星歯車機構の第3要素に連結される第5要素及び前
記ポンプに連結される第6要素を備えた第2遊星歯車機
構を備え、その第2遊星歯車機構及び前記ポンプを、前
記電気的回転駆動源と変速装置との間に配設したことを
特徴とするものである。
【0007】また、本発明のうち請求項2に係るパラレ
ルハイブリッド車両駆動装置は、前記請求項1の発明に
おいて、前記第2遊星歯車機構が作動する領域で、前記
ポンプの回転数がエンジンの回転数より大きくなるよう
に、前記遊星歯車機構の歯数比及び第2遊星歯車機構の
歯数比を設定したことを特徴とするものである。また、
本発明のうち請求項3に係るパラレルハイブリッド車両
駆動装置は、前記請求項1又は2の発明において、前記
遊星歯車機構及び第2遊星歯車機構のうちの2つの要素
を締結又は解放するクラッチと、締結することにより前
記電気的回転駆動源でエンジンを始動可能とする締結要
素とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明のうち請求項4に係るパラレ
ルハイブリッド車両駆動装置は、前記請求項3の発明に
おいて、前記クラッチは、車両発進時に、前記電気的回
転駆動源の回転数とエンジンの回転数とが一致又はほぼ
一致した時点で締結することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパラレルハイブリ
ッド車両駆動装置の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1は、本発明の一実施形態を示す概略構成図であ
り、エンジン1及び発電機及び電動機として作用する電
気的回転駆動源としての3相誘導モータ/発電機で構成
される交流式のモータ/発電機2の出力側が夫々差動装
置3の入力側に連結され、この差動装置3の出力側がト
ルクコンバータ等の発進装置を搭載していない変速装置
4の入力側に接続され、変速装置4の出力側が図示しな
い終減速装置等を介して駆動輪5に連結されている。ち
なみに、この実施形態では、前記差動装置3と変速装置
4との間に、オイルポンプ13が配設されており、この
オイルポンプ13で創成される流体圧が、後述するコン
トロールバルブを介して変速装置4の制御並びに差動装
置3の直結クラッチの締結解放に用いられる。
【0010】ここで、エンジン1はエンジン用コントロ
ーラECによって制御され、モータ/発電機2は、例え
ば図2に示すステータ2Sとロータ2Rとを有し、充電
可能なバッテリやコンデンサで構成される蓄電装置6に
接続されたモータ/発電機駆動回路7によって駆動制御
される。モータ/発電機駆動回路7は、蓄電装置6に接
続されたチョッパ7aと、このチョッパ7aとモータ/
発電機2との間に接続された例えば6つのサイリスタを
有し直流を3相交流に変換するインバータ7bとで構成
され、チョッパ7aに後述するモータ/発電機用コント
ローラ12からのデューティ制御信号DSが入力される
ことにより、このデューティ制御信号DSに応じたデュ
ーティ比のチョッパ信号をインバータ7bに出力する。
このインバータ7bは、図示しないモータ/発電機2の
ロータの回転位置を検出する位置センサの回転位置検出
信号に基づいて、モータ/発電機2の正回転時には電動
機として作用させ、逆回転時には発電機として作用させ
るように、その回転に同期した周波数で駆動する3相交
流を形成するように、例えば前記各サイリスタのゲート
制御信号を形成する。ちなみに、モータ/発電機2はエ
ンジン1同様、車両を駆動するためにも用いられるの
で、車両を駆動する側への回転方向を正回転とし、その
逆方向への回転方向を逆回転と定義する。
【0011】また、差動装置3は、図2に示すように、
二つの遊星歯車機構21,22を備えて構成されてい
る。また、この差動装置3を収納するケース14のう
ち、前記二つの遊星歯車機構21,22を収納する遊星
歯車機構室14mの車両前方、即ちエンジン1側端部に
はモータ/発電機2のステータ2S及びロータ2Rを収
納するモータ/発電機室14fが形成されており、前記
遊星歯車機構室14mの車両後方、即ち変速装置4側端
部にはオイルポンプ13のロータ13Rを収納するオイ
ルポンプ室14rが形成されている。
【0012】前記二つの遊星歯車機構21,22のう
ち、車両後方、即ち前記オイルポンプ13側に配設され
ている遊星歯車機構21は、エンジン1とモータ/発電
機との間で本来の差動機構をなすものであり、車両前
方、即ち前記モータ/発電機2側に配設されている遊星
歯車機構22は、主に前記オイルポンプ13を駆動する
ものであることから、後者の遊星歯車機構22について
はオイルポンプ駆動用遊星歯車機構22とも記す。そし
て、何れもサンギヤS1 ,S2 と、その外周側に等角間
隔で噛合する複数のピニオンP1 ,P2 と、各ピニオン
1 ,P2 を連結するピニオンキャリアCR1 ,CR2
と、ピニオンP1 ,P2 の外側に噛合するリングギヤR
1 ,R2 とを備え、前記遊星歯車機構21のリングギヤ
1 が第1要素としてエンジン1に連結され、同じく遊
星歯車機構21のサンギヤS1 が第2要素としてモータ
/発電機2のロータ2Rに連結され(実質的にはオイル
ポンプ駆動用遊星歯車機構22のサンギヤS2 を介して
いる)、同じく遊星歯車機構21のピニオンキャリヤC
1 が第3要素として変速装置4の入力側に連結され、
前記オイルポンプ駆動用遊星歯車機構22のサンギヤS
2 は第4要素として前記遊星歯車機構21のサンギヤS
1 とモータ/発電機2のロータ2Rとの双方に連結され
(実質的には両者間に介装されており、サンギヤS1
2 同士は直結状態にある)、同じくオイルポンプ駆動
用遊星歯車機構22のピニオンキャリヤCR2 は第5要
素として前記遊星歯車機構21のピニオンキャリヤCR
1 に連結され(実質的にはピニオンキャリヤCR1 ,C
2 同士は直結状態にある)、同じくオイルポンプ駆動
用遊星歯車機構22のリングギヤR2 は第6要素として
前記オイルポンプ13に連結されている。なお、この実
施形態の二つの遊星歯車機構21,22の歯数比(サン
ギヤ/リングギヤ)は同等としてある。
【0013】また、前記遊星歯車機構21のリングギヤ
1 、即ちエンジン1の出力側と変速装置4の入力側と
の間には、両者の連結状態を制御する直結クラッチ36
が介装されている。また、前記オイルポンプ駆動用遊星
歯車機構22のピニオンキャリヤCR2 、即ち変速装置
4の入力側とケース14との間には、当該ピニオンキャ
リヤCR2 、前記遊星歯車機構21のピニオンキャリヤ
CR1 、及び変速装置4の回転方向を正回転にのみ規制
し、逆回転では締結して、当該逆回転を許容しない締結
手段としてのワンウエイクラッチOWCが介装されてい
る。
【0014】前記直結クラッチ36は、例えば湿式多板
クラッチで構成され、そのシリンダ部にライン圧の給排
を行う電磁弁(図示せず)の電磁ソレノイド36aに供
給される制御信号CSが低レベルであるときに前記遊星
歯車機構21のリングギヤR 1 、即ちエンジン1と変速
装置4とを切り離した非締結状態に、制御信号CSが高
レベルであるときに両者間を連結した締結状態に夫々制
御される。
【0015】さらに、変速装置4は、変速装置用コント
ローラTCによって車速とスロットル開度とをもとに予
め設定された変速制御マップを参照して決定された例え
ば第1速〜第4速の変速比に制御される。また、エンジ
ン1及びモータ/発電機2には、その出力軸の回転数を
検出するエンジン回転数センサ8及びモータ/発電機回
転数センサ9が設けられていると共に、図示しないセレ
クトレバーで選択されたレンジに応じたレンジ信号を出
力するインヒビタースイッチ10及びアクセルペダルの
踏込みに応じたスロットル開度を検出するスロットル開
度センサ11が設けられ、これら回転数センサ8及び9
の回転数検出値NE 及びNMGとインヒビタースイッチ1
0のレンジ信号RS及びスロットル開度センサ11のス
ロットル開度検出値THとがモータ/発電機2及び直結
クラッチ36を制御するモータ/発電機用コントローラ
12に供給される。
【0016】このモータ/発電機用コントローラ12
は、少なくとも入力側インタフェース回路12a、演算
処理装置12b、記憶装置12c及び出力側インタフェ
ース回路12dを有するマイクロコンピュータ12eで
構成されている。入力側インタフェース回路12aに
は、エンジン回転数センサ8のエンジン回転数検出値N
E 、モータ/発電機回転数センサ9のモータ/発電機回
転数検出値NMG、インヒビタースイッチ10のレンジ信
号RS及びスロットル開度センサ11のスロットル開度
検出値THが入力されている。
【0017】演算処理装置12bは、例えばキースイッ
チ(図示せず)がオン状態となって所定の電源が投入さ
れることにより作動状態となり、先ず初期化を行って、
モータ/発電機2への駆動デューティ制御信号MS及び
発電デューティ制御信号GSをオフ状態とすると共に、
直結クラッチ36へのクラッチ制御信号CSもオフ状態
とし、その後少なくとも発進時にエンジン回転数検出値
E 、モータ/発電機回転数検出値NMG、レンジ信号R
S及びスロットル開度検出値THに基づいて後述する図
3の演算処理を実行して、モータ/発電機2及び直結ク
ラッチ36を制御する。ちなみに、この実施形態では、
車両の停車時にエンジン1の回転を停止する、所謂アイ
ドリングストップを行うように構成されている。
【0018】記憶装置12cは、演算処理装置12bの
演算処理に必要な処理プログラムを予め記憶していると
共に、演算処理装置12bの演算過程で必要な各種デー
タを記憶する。出力側インタフェース回路12dは、演
算処理装置12bの演算結果である駆動デューティ制御
信号MS及び発電デューティ制御信号GSとクラッチ制
御信号CSとをモータ/発電機駆動回路7及び電磁ソレ
ノイド36aに供給する。ちなみに、前記モータ/発電
機2では、逆起電圧を利用することにより、車両に制動
力を付与することも可能である。このモータ/発電機2
の制動トルク増加制御は、モータ/発電機2が発電機と
して作用しているときにはモータ/発電機駆動回路7の
チョッパ7aに供給するデューティ制御信号DSのデュ
ーティ比を大きくして発生する逆起電圧を増加させるこ
とにより制動トルクを増加させ、逆にモータ/発電機2
が電動機として作用しているときには、デューティ制御
信号DSのデューティ比を小さくして駆動トルクを減少
させることにより制動トルクを増加させる。また、モー
タ/発電機2の制動トルク減少制御は、上記とは逆に、
モータ/発電機2が発電機として作用しているときに
は、デューティ制御信号DSのデューティ比を小さくし
て発生する逆起電力を減少させることにより制動トルク
を減少させ、モータ/発電機2が電動機として作用して
いるときには、デューティ制御信号DSのデューティ比
を大きくして駆動トルクを増加させることにより制動ト
ルクを減少させる。
【0019】次に、上記第1の実施形態の動作をマイク
ロコンピュータ12eにおける演算処理装置12bで実
行する制御処理の一例を示す図3のフローチャートを伴
って説明する。演算処理装置では、前述した初期化処理
を終了した後に図3の発進制御処理を実行する。
【0020】この発進制御処理は、先ず、ステップS1
でインヒビタースイッチ10のレンジ信号RSを読込
み、次いでステップS2に移行して、レンジ信号RSが
ドライブレンジDであるか否かを判定し、ドライブレン
ジD以外のパーキングレンジPやニュートラルレンジN
等であるときには、前記ステップS1に戻り、ドライブ
レンジDが選択されたときには、ステップS3に移行す
る。
【0021】このステップS3では、スロットル開度セ
ンサ11のスロットル開度検出値THを読込み、次いで
ステップS6に移行して、スロットル開度検出値THが
“0”を越えているか否かを判定する。この判定はアク
セルペダルを踏込んでいるか否かを判定するものであ
り、TH=0であるときにはアクセルペダルを踏込んで
おらず、発進状態ではないものと判断して前記ステップ
S3に戻り、TH>0であるときにはアクセルペダルが
踏込まれており、発進状態であるものと判断してステッ
プS5に移行する。
【0022】前記ステップS5では、同ステップ内で行
われる個別の演算処理に従って、後段に詳述するように
してエンジンの回転始動制御を行う。具体的には、前記
モータ/発電機2を所定の回転数(必要なのは回転数と
トルク)で逆回転させ、その状態でエンジン1を回転始
動すると共に、オイルポンプ13を駆動する(エンジン
1が回転始動された後は、オイルポンプ13はエンジン
1によっても駆動される)。
【0023】次にステップS6に移行して、同ステップ
内で行われる個別の演算処理に従って、前記モータ/発
電機2を正回転化する制御を行う。ちなみに、このモー
タ/発電機2の正回転化の制御中は、前記エンジン1の
回転数があまり高くならないように抑制する制御が前記
エンジンコントローラECによって行われるように構成
されている。
【0024】次にステップS7に移行して、前記エンジ
ン回転数センサ8のエンジン回転数検出値NE を読込
み、次いでステップS8に移行して、モータ/発電機回
転数センサ9のモータ/発電機回転数検出値NMGを読込
み、次いでステップS9に移行して、エンジン回転数検
出値NE がモータ/発電機回転数検出値NMG以上である
か否かを判定し、当該エンジン回転数検出値NE がモー
タ/発電機回転数検出値NMG以上である場合には前記ス
テップS7に戻り、そうでない場合にはモータ/発電機
2の回転数がエンジン回転数と同等以上になったものと
判断してステップS10に移行する。
【0025】このステップS10では、同ステップ内で
行われる個別の演算処理に従って、高レベルのクラッチ
締結制御信号CSを直結クラッチ36の電磁ソレノイド
36aに出力して、直結クラッチ36を締結状態とす
る。次にステップS11に移行して、同ステップ内で行
われる個別の演算処理に従って、モータ/発電機2の駆
動トルクを徐々に減少させるトルク減少制御処理を行
う。このトルク減少制御処理は、現在のデューティ制御
信号DSのデューティ比から所定デューティ比減少量を
減算した値を新たなデューティ制御信号DSとしてモー
タ/発電機駆動回路7のチョッパ7aに出力する。
【0026】次にステップS12に移行して、同ステッ
プ内で行われる個別の演算処理に従って、前記モータ/
発電機2への駆動デューティ制御信号MSのデューティ
比が“0”となったか否かを判定し、デューティ比が
“0”に達していないときにはステップS13に移行し
て、所定時間が経過するまで待機し、所定時間が経過し
たときに前記ステップS11に戻り(タイマ処理)、前
記モータ/発電機2への駆動デューティ制御信号MSの
デューティ比が“0”となったときにはそのまま発進制
御処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
【0027】従って、今、車両が平坦で且つ傾斜のない
路上で停止しており、エンジン1がアイドリングストッ
プ状態にあって、且つセレクトレバーで例えばニュート
ラルレンジNが選択されているものとする。この停止状
態では、キースイッチをオン状態としたときの初期化処
理によって、駆動デューティ制御信号MS、発電デュー
ティ制御信号GS及びクラッチ制御信号CSが何れもオ
フ状態に制御されていることにより、モータ/発電機2
は非制御状態で全く回転されていない。
【0028】このとき、モータ/発電機用コントローラ
12の演算処理装置12bで図3の発進制御処理が実行
されているが、セレクトレバーでニュートラルレンジN
が選択されていることにより、ステップS2でドライブ
レンジDが選択されるまで待機状態となっている。その
後、例えばブレーキペダルを踏込んで制動状態としなが
らセレクトレバーによってドライブレンジDを選択する
と、このときの車速検出値VSP及びスロットル開度検出
値THが共に“0”であるので変速機用コントローラT
Cによって変速装置4が第1速の変速比に制御される。
【0029】次にブレーキペダルを解放し、これに代え
てアクセルペダルを踏込むと、スロットル開度検出値T
Hが正値となるので、図3の演算処理のステップS4か
らステップS5に移行してエンジンの回転始動制御が行
われ、これによりアイドリングストップしていたエンジ
ン1が回転始動する。そして、図3の演算処理のステッ
プS6でモータ/発電機2の正回転化制御が行われる
と、後述のように車両が発進する。その後もモータ/発
電機2を正方向に回転させ続けると、その回転数NMG
正方向に増大するため、ステップS7で読込むエンジン
回転数NE とステップS8で読込むモータ/発電機回転
数NMGとが同等以上になったら、ステップS9からステ
ップS10に移行して高レベルのクラッチ制御信号CS
が直結クラッチ36の電磁ソレノイド36aに出力され
ることにより、この直結クラッチ36が非締結状態から
締結状態となり、エンジン1と変速装置4とが直結され
る。
【0030】次いで、ステップS11に移行して、モー
タ/発電機2の駆動トルクを減少させるモータ/発電機
トルク減少制御処理が実行され、デューティ制御信号D
Sのデューティ比が所定減少量ずつ減少されることによ
り、モータ/発電機2の駆動トルクTM が徐々に低下
し、駆動デューティ制御信号MSのデューティ比が
“0”%となって、モータ/発電機2の駆動が停止さ
れ、以後はエンジン1からの駆動トルクのみによって車
両が加速を継続する。
【0031】なお、車両を減速状態として停止させる場
合には、上記発進時とは逆にエンジン回転数検出値NE
がアイドリング回転数NIDL 以下となったときに、クラ
ッチ制御信号CSを高レベルから低レベルに転換させ
て、直結クラッチ36を非締結状態とすることにより、
エンジンストールを防止するが、車両が完全に停車した
ら、再びエンジン1のアイドリングをストップする。
【0032】次に、前記図3の演算処理のうち、特にス
テップS5、ステップS6、ステップS10で行われる
処理の作用について説明する。図4は、前記図3の演算
処理のステップS5で行われるエンジン回転始動制御時
の共線図である。周知のように、このような共線図で
は、各要素間の距離が遊星歯車機構の歯数比(サンギヤ
/リングギヤ)に相当しており、例えば前記オイルポン
プ13で所定の作動流体圧を創成するための回転数が決
まると、ピニオンキャリヤCR1 ,CR2 を固定したと
きのモータ/発電機2の回転数も一意に決まる。この実
施形態では、モータ/発電機2を、このオイルポンプ1
3の回転数に応じた回転数(実質的には、後述するよう
にエンジン1の回転始動に必要な回転数も満足しなけれ
ばならない)で逆回転させると、二つの遊星歯車機構2
1,22のサンギヤS1 ,S2 も逆回転し、その回転ト
ルクはピニオンP1 ,P2 を連結するピニオンキャリヤ
CR1 ,CR2 も逆転しようとするが、その回転は前記
ワンウエイクラッチOWCによって規制されるので実質
的にピニオンキャリヤCR1 ,CR2 は回転せず、例え
ばオイルポンプ駆動用遊星歯車機構22のリングギヤR
2 を介してオイルポンプ13を前記所定回転数で正方向
に回転駆動する。一方、これと同時に前記遊星歯車機構
21のリングギヤR1 、つまりエンジン1も正方向に回
転されるので、例えばそれが前述のようなエンジン1の
回転始動に必要な回転数に到達した時点(エンジン1の
回転数は、エンジン1のフリクションに抗して次第に増
大する)で、例えば燃料を噴射し、且つ点火プラグに電
流を印加すると、エンジン1のシリンダ内で爆発が起こ
り、それによりエンジン1が回転始動する。
【0033】図5は、例えば前述のようにエンジン1が
回転始動し、その発生トルクが遊星歯車機構21のリン
グギヤR1 に係っている状態で、前記図3の演算処理の
ステップS6でモータ/発電機2の正回転化していると
きの共線図であるが、エンジン1の回転トルクは、前記
遊星歯車機構21のリングギヤR1 からピニオンキャリ
ヤCR1 ,オイルポンプ駆動用遊星歯車機構22のピニ
オンキャリヤCR2 を経てそのリングギヤR2 にも伝達
されるので、オイルポンプ13を所定の回転数で回転さ
せ続けることができる。従って、この状態でモータ/発
電機2の回転方向が正方向になるように正方向のトル
ク、つまり駆動トルクを発生させてやると、その駆動ト
ルクとエンジン1の駆動トルクの歯数比に応じた合算値
(厳密にはそれからオイルポンプ13を駆動するトルク
を減じたトルク)がピニオンキャリヤCR1 ,CR2
正回転させ、それが変速装置4から駆動輪5に伝達され
て車両を発進させることができる。
【0034】その後もモータ/発電機2に正方向のトル
ク、つまり駆動トルクを発生させ続けると、その回転方
向は正方向に転じて増大する。そこで、例えばモータ/
発電機2の回転数NMGがエンジン1の回転数NE と同等
又はそれ以上になったときに、前記直結クラッチ36を
締結すると、図6に示すように、エンジン1の駆動トル
クがピニオンキャリヤCR1 ,CR2 を介して変速装置
4から駆動輪に伝達されると共に、その一部でオイルポ
ンプ13を駆動することができるので、例えばその後は
モータ/発電機2に駆動トルクを発生させる必要もなく
なる。このように、本実施形態では、モータ/発電機2
を逆回転させることで、アイドリングストップされたエ
ンジン1を回転始動させることができ、その後はエンジ
ン1の駆動トルクとモータ/発電機2の駆動トルクで車
両を発進させ、走行中はエンジン1の駆動トルクで車両
を走行させることができる。つまり、エンジン1の特性
として最も安定しない極低速トルク、即ち発進時に、モ
ータ/発電機2を使って車両を発進させることができる
ので、燃費を向上することができるという最大メリット
に加えて、アイドリングストップでも燃費を向上するこ
とが可能となる。
【0035】更に、本実施形態では、変速装置4の入力
側には、エンジン1の出力トルクとモータ/発電機2の
出力トルクの和が入力されるが、差動装置である遊星歯
車機構の歯数比(サンギヤ歯数/リングギヤ歯数)をα
とすると、リングギヤRのトルクを1.0としたとき、
サンギヤSのトルクはαとなり、ピニオンキャリアCR
のトルクは1.0+αとなる。したがって、モータ/発
電機2のトルクをエンジン1のトルクのα倍まで作用さ
せることができ、例えばα=0.5とすると、変速装置
4の入力軸にはエンジントルクの1.5倍のトルクが作
用し、トルクコンバータと同等程度の性能を発揮するこ
とができる。
【0036】また、本実施形態では、直結クラッチ36
が非締結状態から締結状態に移行したときに、モータ/
発電機2の駆動トルクを徐々に減少させるトルク減少制
御を行うようにしているので、急激なトルク減少による
ショックの発生を確実に防止することができると共に、
発進からそれまでの間は、モータ/発電機2の駆動トル
クがエンジン1の駆動トルクに加えられて車両の加速に
寄与することから車両の加速性能を向上させることがで
きる。
【0037】図7は、前記図3の演算処理に従って、車
両の停車状態からスロットル開度を全開として発進した
場合の車速、トルク、回転数、モータ/発電機のパワ
ー、燃料流量、車体加速度のタイミングチャートであ
る。エンジンは、モータ/発電機を逆回転させた直後か
ら回転し始め、その後、モータ/発電機と直結されるま
で、ほぼ一定の回転数に維持されるので、その間の燃料
流量は少なく、燃費の向上が図られることが分かる。ま
た、モータ/発電機のトルクはエンジンを回転始動させ
た後は正方向に発生されるので、それが逆回転している
間はパワーも負値となるが、駆動トルクとしては、エン
ジンの駆動トルクに加算されているので、車両は十分な
加速度で加速する。なお、図では、エンジンと変速装置
の直結後もモータ/発電機から正値のトルクがでている
が、これは遊星歯車機構を考えるとき、遊星歯車機構か
らでてゆくトルクは正値とするためであり、つまりエン
ジンの駆動トルクが遊星歯車を介してモータ/発電機に
伝達されているというだけで、実際にモータ/発電機に
正方向のトルク、つまり駆動トルクを発生させるような
制御がなされているわけではない。
【0038】次に、前記オイルポンプ13とオイルパン
4a、並びに両者間の流体路14について図8を用いて
説明する。まず、油だまりであるオイルパン4aは変速
装置4のケースに複数のボルトによって取付けられてい
る。図中に示す4bが前記オイルポンプ13からの流体
圧を調圧して変速装置4及び差動装置3に供給するコン
トロールバルブである。オイルポンプ13は、前記オイ
ルパン4a内の作動油を変速装置4のケース4c、オイ
ルポンプハウジング13a遠いるポンプカバー13bと
に形成された流体路14から吸入する。また、オイルポ
ンプ13からの圧油は、オイルポンプハウジング13
a、オイルポンプカバー13b、ケース4cを介してコ
ントロールバルブ4bに供給される。ここで、オイルポ
ンプ13は、従来既存の自動変速装置同様、変速装置4
の直前に配置されているので、例えば変速装置4のオイ
ルパン4aからオイルポンプ13への流体路14は、例
えば図8に示すように短いので、例えばオイルポンプ1
3への作動流体の吸入抵抗などが問題になることはな
い。また、前記コントロールバルブ4bが差動装置3と
変速装置4との間にあることから、オイルポンプ13か
らコントロールバルブ4bへの流体路(図示せず)も短
くてよく、ここでも流動抵抗などが問題になることはな
い。また、オイルポンプ駆動用遊星歯車機構22のトル
ク伝達能力は、オイルポンプ13を駆動するトルクを伝
達するのに必要な能力があればよいので、歯幅等は小さ
なものでよく、寸法の増大につながるようなことはな
い。また、乾燥室と流体室とを交互に配置する等の必要
がないので、シール箇所が少なくて構成も容易になる。
特に、オイルパン4aはケース4cに直接取付ければよ
いので、十分なシール性を確保することができる。即
ち、比較的小さなオイルポンプ駆動用遊星歯車機構22
を取付けるだけでよいので、構成が容易、設計自由度も
高い。また、前記ワンウエイクラッチOWCの直径が大
きいので、締結力が高く、軸線方向の寸法を詰めること
も可能である。
【0039】図9は、本発明のパラレルハイブリッド車
両駆動装置の第2実施形態を示すスケルトン図である。
即ち、この実施形態では、前記差動装置3の周辺の構成
が、前記第1実施形態の図2のものから、図9のものに
変更されている。この実施形態の差動装置3周辺の主要
構成は、前記第1実施形態と同様であるので、異なる細
かな点について説明する。この実施形態でも、二つの遊
星歯車機構21,22を備え、そのうちの車両後方、即
ちオイルポンプ13側の遊星歯車機構21が本来の差動
装置3としての機能を果たし、モータ/発電機2側の遊
星歯車機構22がオイルポンプ駆動用として機能する。
そして、前記遊星歯車機構21のリングギヤR1 が第1
要素としてエンジン1に連結され、同じく遊星歯車機構
21のサンギヤS1 が第2要素としてモータ/発電機2
のロータ2Rに連結され(実質的にはオイルポンプ駆動
用遊星歯車機構22のサンギヤS2 を介している)、同
じく遊星歯車機構21のピニオンキャリヤCR1 が第3
要素として変速装置4の入力側に連結され、前記オイル
ポンプ駆動用遊星歯車機構22のサンギヤS2 は第4要
素として前記遊星歯車機構21のサンギヤS1 とモータ
/発電機2のロータ2Rとの双方に連結され(実質的に
はサンギヤS1 ,S2 同士は直結状態にある)、同じく
オイルポンプ駆動用遊星歯車機構22のピニオンキャリ
ヤCR2 は第5要素として前記遊星歯車機構21のピニ
オンキャリヤCR1 に連結され(実質的にはピニオンキ
ャリヤCR1 ,CR2 同士は直結状態にある)、同じく
オイルポンプ駆動用遊星歯車機構22のリングギヤR2
は第6要素として前記オイルポンプ13に連結されてい
る。なお、この実施形態の二つの遊星歯車機構21,2
2の歯数比(サンギヤ/リングギヤ)は同等としてあ
る。
【0040】この実施形態では、前記遊星歯車機構21
のピニオンキャリヤCR1 と変速装置4とを連結する途
中にワンウエイクラッチOWCが介装されているが、機
能としては、前記第1実施形態と同様に、当該ピニオン
キャリヤCR1 、前記オイルポンプ駆動用遊星歯車機構
22のピニオンキャリヤCR2 、及び変速装置4の回転
方向を正回転にのみ規制し、逆回転では締結して、当該
逆回転を許容しない。なお、前記第1実施形態と同様
に、前記遊星歯車機構21のリングギヤR1 、即ちエン
ジン1の出力側と変速装置4の入力側との間には、両者
の連結状態を制御する直結クラッチ36が介装されてい
る。
【0041】その他の構成や制御の内容、或いはその制
御による作用は、前記第1実施形態と同様であるので、
詳細な説明は省略する。図10は、本発明のパラレルハ
イブリッド車両駆動装置の第3実施形態を示すスケルト
ン図である。即ち、この実施形態では、前記差動装置3
の周辺の構成が、前記第1実施形態の図2のものから、
図10のものに変更されている。この実施形態の差動装
置3周辺の主要構成は、前記第1実施形態と同様である
ので、異なる細かな点について説明する。この実施形態
でも、二つの遊星歯車機構21,22を備え、そのうち
の車両後方、即ちオイルポンプ13側の遊星歯車機構2
1が本来の差動装置3としての機能を果たし、モータ/
発電機2側の遊星歯車機構22がオイルポンプ駆動用と
して機能する。しかしながら、これらの遊星歯車機構2
1,22は、軸線方向に長いロングサンギヤSを共有す
る。前述のように二つの遊星歯車機構21,22のサン
ギヤは直結状態で使用できるので、それが軸線方向に長
い一体ものであっても何ら問題はない。そして、前記遊
星歯車機構21のリングギヤR1 が第1要素としてエン
ジン1に連結され、同じく遊星歯車機構21のロングサ
ンギヤSが第2要素としてモータ/発電機2のロータ2
Rに連結され、同じく遊星歯車機構21のピニオンキャ
リヤCR1 が第3要素として変速装置4の入力側に連結
され、前記オイルポンプ駆動用遊星歯車機構22のロン
グサンギヤSは第4要素として前記遊星歯車機構21と
共有され、同時にモータ/発電機2のロータ2Rに連結
され、同じくオイルポンプ駆動用遊星歯車機構22のピ
ニオンキャリヤCR2 は第5要素として前記遊星歯車機
構21のピニオンキャリヤCR1 に連結され(実質的に
はピニオンキャリヤCR1 ,CR2 同士は直結状態にあ
る)、同じくオイルポンプ駆動用遊星歯車機構22のリ
ングギヤR 2 は第6要素として前記オイルポンプ13に
連結されている。なお、この実施形態の二つの遊星歯車
機構21,22の歯数比(サンギヤ/リングギヤ)は同
等としてある。
【0042】なお、この実施形態では、前記第1実施形
態と同様に、前記遊星歯車機構21のリングギヤR1
即ちエンジン1の出力側と変速装置4の入力側との間に
は、両者の連結状態を制御する直結クラッチ36が介装
されている。また、前記オイルポンプ駆動用遊星歯車機
構22のピニオンキャリヤCR2 、即ち変速装置4の入
力側とケース14との間には、当該ピニオンキャリヤC
2 、前記遊星歯車機構21のピニオンキャリヤC
1 、及び変速装置4の回転方向を正回転にのみ規制
し、逆回転では締結して、当該逆回転を許容しない締結
手段としてのワンウエイクラッチOWCが介装されてい
る。
【0043】その他の構成や制御の内容、或いはその制
御による作用は、前記第1実施形態と同様であるので、
詳細な説明は省略する。図11は、本発明のパラレルハ
イブリッド車両駆動装置の第4実施形態を示すスケルト
ン図である。即ち、この実施形態では、前記差動装置3
の周辺の構成が、前記第1実施形態の図2のものから、
図11のものに変更されている。この実施形態の差動装
置3周辺の主要構成は、前記第1実施形態と同様である
ので、異なる細かな点について説明する。この実施形態
でも、二つの遊星歯車機構21,22を備え、そのうち
の車両後方、即ちオイルポンプ13側の遊星歯車機構2
1が本来の差動装置3としての機能を果たし、モータ/
発電機2側の遊星歯車機構22がオイルポンプ駆動用と
して機能する。しかしながら、これらの遊星歯車機構2
1,22は、軸線方向に長いロングピニオンPを共有
し、これにより、軸線方向に短い遊星歯車機構21のサ
ンギヤSも共有する。前述のように二つの遊星歯車機構
21,22のサンギヤ及びピニオンは直結状態で使用で
きるので、それが軸線方向に長い一体ものであっても何
ら問題はない。特に、リングギヤR1 ,R2 は独立して
使うが、ピニオンを共有化すると、サンギヤは軸線方向
に長いものでなくてもよい。そして、前記遊星歯車機構
21のリングギヤR1 が第1要素としてエンジン1に連
結され、同じく遊星歯車機構21のサンギヤSが第2要
素としてモータ/発電機2のロータ2Rに連結され、同
じく遊星歯車機構21のロングピニオンPが第3要素と
して変速装置4の入力側に連結され、前記オイルポンプ
駆動用遊星歯車機構22のサンギヤSは第4要素として
前記遊星歯車機構21と共有され、同時にモータ/発電
機2のロータ2Rに連結され、同じくオイルポンプ駆動
用遊星歯車機構22のロングピニオンPは第5要素とし
て前記遊星歯車機構21と共有され、同じくオイルポン
プ駆動用遊星歯車機構22のリングギヤR2 は第6要素
として前記オイルポンプ13に連結されている。なお、
この実施形態の二つの遊星歯車機構21,22の歯数比
(サンギヤ/リングギヤ)は同等としてある。
【0044】なお、この実施形態では、前記第1実施形
態と同様に、前記遊星歯車機構21のリングギヤR1
即ちエンジン1の出力側と変速装置4の入力側との間に
は、両者の連結状態を制御する直結クラッチ36が介装
されている。また、前記オイルポンプ駆動用遊星歯車機
構22のピニオンキャリヤCR2 、即ち変速装置4の入
力側とケース14との間には、当該ピニオンキャリヤC
2 、前記遊星歯車機構21のピニオンキャリヤC
1 、及び変速装置4の回転方向を正回転にのみ規制
し、逆回転では締結して、当該逆回転を許容しない締結
手段としてのワンウエイクラッチOWCが介装されてい
る。
【0045】その他の構成や制御の内容、或いはその制
御による作用は、前記第1実施形態と同様であるので、
詳細な説明は省略する。図12は、本発明のパラレルハ
イブリッド車両駆動装置の第5実施形態を示すスケルト
ン図である。即ち、この実施形態では、前記差動装置3
の周辺の構成が、前記第1実施形態の図2のものから、
図12のものに変更されている。この実施形態の差動装
置3周辺の主要構成は、前記第1実施形態と同様である
ので、異なる細かな点について説明する。この実施形態
でも、二つの遊星歯車機構21,22を備え、そのうち
の車両後方、即ちオイルポンプ13側の遊星歯車機構2
1が本来の差動装置3としての機能を果たし、モータ/
発電機2側の遊星歯車機構22がオイルポンプ駆動用と
して機能する。そして、前記遊星歯車機構21のリング
ギヤR1 が第1要素としてエンジン1に連結され、同じ
く遊星歯車機構21のサンギヤS1 が第2要素としてモ
ータ/発電機2のロータ2Rに連結され(実質的にはオ
イルポンプ駆動用遊星歯車機構22のサンギヤS2 を介
している)、同じく遊星歯車機構21のピニオンキャリ
ヤCR1 が第3要素として変速装置4の入力側に連結さ
れ、前記オイルポンプ駆動用遊星歯車機構22のサンギ
ヤS2は第4要素として前記遊星歯車機構21のサンギ
ヤS1 とモータ/発電機2のロータ2Rとの双方に連結
され(実質的にはサンギヤS1 ,S2 同士は直結状態に
ある)、同じくオイルポンプ駆動用遊星歯車機構22の
ピニオンキャリヤCR2は第5要素として前記遊星歯車
機構21のピニオンキャリヤCR1 に連結され(実質的
にはピニオンキャリヤCR1 ,CR2 同士は直結状態に
ある)、同じくオイルポンプ駆動用遊星歯車機構22の
リングギヤR2 は第6要素として前記オイルポンプ13
に連結されている。
【0046】なお、この実施形態では、前記第1実施形
態と同様に、前記遊星歯車機構21のリングギヤR1
即ちエンジン1の出力側と変速装置4の入力側との間に
は、両者の連結状態を制御する直結クラッチ36が介装
されている。また、前記オイルポンプ駆動用遊星歯車機
構22のピニオンキャリヤCR2 、即ち変速装置4の入
力側とケース14との間には、当該ピニオンキャリヤC
2 、前記遊星歯車機構21のピニオンキャリヤC
1 、及び変速装置4の回転方向を正回転にのみ規制
し、逆回転では締結して、当該逆回転を許容しない締結
手段としてのワンウエイクラッチOWCが介装されてい
る。
【0047】この実施形態では、前記二つの遊星歯車機
構21,22の歯数比(サンギヤ/リングギヤ)が変え
てあり、前記遊星歯車機構21の歯数比α2 の0.4に
対してオイルポンプ駆動用遊星歯車機構22の歯数比α
1 を0.6と大きくしてある。従って、前記第1実施形
態の図3の演算処理に従って、モータ/発電機2の制御
や直結クラッチ36の制御を行えば、例えば図13に示
すように、エンジンで直接オイルポンプを駆動した場合
に比して、モータ/発電機2とエンジン1とを直結する
以前(以下、差動モードとも記す)は、オイルポンプ1
3の回転数を、歯数比の比、つまり0.6/0.4=
1.5倍まで高めることができ、モータ/発電機2とエ
ンジン1とを直結してから(以下、直結モードとも記
す)は、オイルポンプ13の回転数をエンジン1の回転
数に一致させることができるから、エンジンの回転数が
低い、差動モードで十分な作動流体圧、差動流体量を確
保することができ、エンジンの回転数が高い、直結モー
ドではオイルポンプの駆動損失を低減することが可能と
なり、燃費の向上を図ることができると共に、条件を満
足すればオイルポンプ13の小型化も可能となる。
【0048】その他の構成や制御の内容、或いはその制
御による作用は、前記第1実施形態と同様であるので、
詳細な説明は省略する。なお、前記各実施形態では、コ
ントローラにマイクロコンピュータを用いた場合につい
て説明したが、これに代えて各種の演算回路を使用する
ことも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る発明は、エンジン及び電気的回転駆動源と変
速装置との間に介装される差動装置としての遊星歯車機
構に対し、その第2要素及び電気的回転駆動源の双方に
連結される第4要素及び前記遊星歯車機構の第3要素に
連結される第5要素及び前記ポンプに連結される第6要
素を備えた第2遊星歯車機構を備え、その第2遊星歯車
機構及び前記ポンプを、前記電気的回転駆動源と変速装
置との間に配設したことにより、共通のオイルポンプを
エンジン及び電気的回転駆動源で個別に駆動することが
可能となり、しかもポンプを変速装置の油だまりに接近
させて作動流体路を短くすることができ、これにより吸
入抵抗を小さくすることができると共に、シール箇所も
少なくて構成が容易であり、その分だけ設計自由度を高
めることができる。更に、油だまりを電気的回転駆動源
外周に延長する必要がなくなるため、地上に対して十分
に距離をとって油だまりを配置することができ、地上と
干渉する恐れもない。
【0050】また、本発明のうち請求項2に係るパラレ
ルハイブリッド車両駆動装置によれば、前記第2遊星歯
車機構が作動する領域で、ポンプの回転数がエンジンの
回転数より大きくなるように、遊星歯車機構の歯数比及
び第2遊星歯車機構の歯数比を設定したことにより、ポ
ンプ側の回転数がエンジン回転数よりも高くなり、ポン
プの吐出量が不足しがちな低車速領域でも十分な作動流
体圧、作動流体量を得ることができ、その結果、ポンプ
を小型化することも可能である。
【0051】また、本発明のうち請求項3に係るパラレ
ルハイブリッド車両駆動装置によれば、遊星歯車機構及
び第2遊星歯車機構のうちの5つの要素を締結又は解放
するクラッチと、締結することにより電気的回転駆動源
でエンジンを始動可能とする締結要素とを備えたことに
より、例えば停車中はエンジンを停止しておいて燃費の
向上を図り、車両発進時には、電気的回転駆動源でポン
プを駆動しながらエンジンを始動することが可能とな
る。
【0052】また、本発明のうち請求項4に係るパラレ
ルハイブリッド車両駆動装置によれば、車両発進時に、
電気的回転駆動源の回転数とエンジンの回転数とが一致
又はほぼ一致した時点で前記クラッチを締結することに
より、エンジン回転数とポンプ側の回転数とが、車速と
共に一致して上昇するため、電気的回転駆動源がそれ以
上回転して車速が上昇し、ポンプからの作動流体が不足
するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパラレルハイブリッド車両駆動装置の
一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1のパラレルハイブリッド車両駆動装置に用
いられる差動装置の第1実施形態を示す模式図である。
【図3】図1のパラレルハイブリッド車両駆動装置のモ
ータ/発電機コントローラで行われる発進時の演算処理
の一例を示すフローチャートである。
【図4】図3の演算処理によるエンジン回転始動時の遊
星歯車機構の共線図である。
【図5】図3の演算処理による車両発進時の遊星歯車機
構の共線図である。
【図6】図3の演算処理による車両走行時の遊星歯車機
構の共線図である。
【図7】図3の演算処理による急発進時のシミュレーシ
ョン結果を示すタイムチャートである。
【図8】図1のパラレルハイブリッド車両駆動装置のオ
イルポンプと差動流体路、オイルパンの構成の一例を示
す説明図である。
【図9】図1のパラレルハイブリッド車両駆動装置に用
いられる差動装置の第2実施形態を示す模式図である。
【図10】図1のパラレルハイブリッド車両駆動装置に
用いられる差動装置の第3実施形態を示す模式図であ
る。
【図11】図1のパラレルハイブリッド車両駆動装置に
用いられる差動装置の第4実施形態を示す模式図であ
る。
【図12】図1のパラレルハイブリッド車両駆動装置に
用いられる差動装置の第5実施形態を示す模式図であ
る。
【図13】図12の差動装置に組み込まれたオイルポン
プの車両発進時における回転状態の説明図である。
【符号の説明】
1はエンジン 2はモータ/発電機 3は差動装置 4は変速装置 5は駆動輪 6は蓄電装置 7はモータ/発電機駆動回路 8はエンジン回転数センサ 9はモータ/発電機回転数センサ 10はインヒビタースイッチ 11はスロットル開度センサ 12はモータ/発電機用コントローラ 13はオイルポンプ 21は遊星歯車機構 22はオイルポンプ駆動用遊星歯車機構 36は直結クラッチ OWCはワンウエイクラッチ S1 ,S2 はサンギヤ P1 ,P2 はピニオン R1 ,R2 はリングギヤ CR1 ,CR2 はピニオンキャリヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D039 AA01 AA02 AA03 AA04 AA11 AB27 AC03 AC06 AC21 AC33 AD06 AD11 AD53 3J028 EA16 EB23 EB24 EB62 EB63 EB66 FA46 FB02 FB03 FB13 FB14 FC13 FC24 FC62 FD21 GA01 HC03 HC04 HC06 HC15 HC18 5H115 PG04 PI16 PU25 PV09 QE01 QN03 SE04 SE05 SE08 TB01 TE02 TE03 5H590 AA10 CA07 CB02 CD03 CE05 FB03 HA27 JB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、発電機及び電動機の両機能
    を備えた電気的回転駆動源と、下部に油だまりを有する
    変速装置と、前記エンジンに連結される第1要素及び前
    記電気的回転駆動源に連結される第2要素及び前記変速
    装置に連結される第3要素を備えた遊星歯車機構と、前
    記変速装置への作動流体圧を創成するポンプとを備えた
    パラレルハイブリッド車両駆動装置において、前記遊星
    歯車機構の第2要素及び前記電気的回転駆動源の双方に
    連結される第4要素及び前記遊星歯車機構の第3要素に
    連結される第5要素及び前記ポンプに連結される第6要
    素を備えた第2遊星歯車機構を備え、その第2遊星歯車
    機構及び前記ポンプを、前記電気的回転駆動源と変速装
    置との間に配設したことを特徴とするパラレルハイブリ
    ッド車両駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第2遊星歯車機構が作動する領域
    で、前記ポンプの回転数がエンジンの回転数より大きく
    なるように、前記遊星歯車機構の歯数比及び第2遊星歯
    車機構の歯数比を設定したことを特徴とする請求項1に
    記載のパラレルハイブリッド車両駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記遊星歯車機構及び第2遊星歯車機構
    のうちの2つの要素を締結又は解放するクラッチと、締
    結することにより前記電気的回転駆動源でエンジンを始
    動可能とする締結要素とを備えたことを特徴とする請求
    項1又は2に記載のパラレルハイブリッド車両駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 前記クラッチは、車両発進時に、前記電
    気的回転駆動源の回転数とエンジンの回転数とが一致又
    はほぼ一致した時点で締結することを特徴とする請求項
    3に記載のパラレルハイブリッド車両駆動装置。
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