JP2001231471A - 炊き込み御飯類の加工方法 - Google Patents

炊き込み御飯類の加工方法

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JP2001231471A
JP2001231471A JP2000045912A JP2000045912A JP2001231471A JP 2001231471 A JP2001231471 A JP 2001231471A JP 2000045912 A JP2000045912 A JP 2000045912A JP 2000045912 A JP2000045912 A JP 2000045912A JP 2001231471 A JP2001231471 A JP 2001231471A
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Japan
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rice
soup
vegetables
bag
cooked
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JP2000045912A
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Masaki Ando
雅喜 安藤
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ITSUMIYA KK
Original Assignee
ITSUMIYA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】食味や食感にすぐれ、少人数分のパックへの小
分けが不要であり、しかもレトルト用パッケージ不使用
なのでコスト的に問題のない、スーパーマーケットやコ
ンビニエンスストアで提供する主食用、携帯食用或は非
常食用に有用な炊き込み御飯類の提供。 【解決手段】真空パック用の2重袋が開封可能な外袋、
および多数の小孔を形成された内袋で構成され、この内
袋内に水洗した米穀類と、野菜や肉類、あるいはその他
の材料からなる具と、調理スープ類とを収納して外袋内
に真空パックするとともに、この真空パックした炊き込
み御飯素材を蒸気加熱し、調理スープの膨張力を内袋の
小孔から外袋に流出させて吸収するようにしたことを特
徴とする炊き込み御飯類の加工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばスーパー
マーケットやコンビニエンスストアで提供する主食用と
して、あるいは携帯食用、非常食用等に有用な炊き込み
御飯類の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の炊き込み御飯類として
は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで提供
する主食用に、あるいは携帯食、非常食用にレトルトパ
ックの炊き込み御飯類があり、熱湯加熱するだけで手軽
に食せるため、主に若者や、あるいはキャンプや非常時
等に利用されている。このレトルトパックの炊き込み御
飯類は、精米された米を加熱調理して炊きあげた後に袋
内へ詰め込み真空パックしている。そして、高温で加熱
殺菌処理されていて、常温で保存可能である。
【0003】このように有用なレトルトパックの炊き込
み御飯類であるが、食する際には、食味そして食感の点
からも、12〜15分程度の熱湯加熱を行った後に食し
ている。また、袋内の米飯類は保形されていないため、
椀等の容器にあけて食している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スーパーマ
ーケットやコンビニエンスストアで提供する主食用とし
て、あるいは携帯食用、非常食用等に炊き込み御飯類を
提供する場合、上記レトルトパックでは食味や食感が優
れないことはもちろん、少人数分への小分け作業が面倒
であり、しかもレトルト用の高価なパッケージを使用し
なければならないためにコスト的にも問題があった。
【0005】そこで、上記スーパーマーケットやコンビ
ニエンスストア等において、蒸気加熱によって簡便に処
理するだけで食することができる上、高価なパッケージ
を使用しないで済む加工方法を研究し、本発明を完成す
るに至ったものである。
【0006】ちなみに、特開昭52−51044号公報
および特開平11−32709号公報等には、不可食性
フィルム製内袋内に、主体の加工米と、具と、スープま
たは水と、カルシウム類、ビタミン類、繊維質類、糖
類、その他の公知の栄養成分のいずれかまたは複数以上
を収容する第1工程、内袋に内部蒸気が外へ抜け可能な
微小口部を形成した後に、前記内袋の外から蒸気または
高周波加熱して加工米を炊く第2工程、炊き上げられた
主体の加工米と具と栄養成分からなる食物が収容された
内袋を開封可能な外袋内に真空パックする第3工程とを
備えた米飯食品の製造方法が示されている。
【0007】しかしながら、上記各先行技術においては
いずれもα化処理を穴開きのフィルムを用いて行なうも
のであって、基本的には1分程度の熱湯加熱をして食す
るものであるので、従来のレトルトパックの炊き込み御
飯類と何ら変わるところがない。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の炊き込み御飯
類の加工方法は、真空パック用の2重袋が開封可能な外
袋、および多数の小孔を形成された内袋で構成され、こ
の内袋内に水洗した米穀類と、野菜や肉類、あるいはそ
の他の材料からなる具と、調理スープ類とを収納して外
袋内に真空パックするとともに、この真空パックした炊
き込み御飯素材を蒸気加熱し、調理スープの膨張力を内
袋の小孔から外袋に流出させて吸収するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0009】この発明の炊き込み御飯類の加工方法は、
上記水洗した米穀類が、うるち米からなることをも特徴
とするものである。
【0010】この発明における多数の小孔を形成された
内袋は、パンチング等によって所定の間隔で多数の小孔
が形成されており、内部に収納する米穀類や野菜や肉
類、あるいはその他の材料からなる具は通さず、調理ス
ープ類から発生する蒸気の流通は速やかに行なうことが
できるサイズや面積にすることが必要である。もちろ
ん、外袋は通気性のない樹脂部材、その他の公知の部材
で成形されており、この外袋および内袋の開口端は熱シ
ール等によって閉じられる。
【0011】上記において米穀類は、通常の食用の米殻
類のうち、もち米以外の、特にうるち米が使用可能であ
る。このうるち米は、通常もち米のような粘り気がほと
んどないので、蒸気加熱によって食することができる程
度に加工することは非常に難しいのであるが、この発明
によって始めてうるち米の加工が可能となったのであ
る。
【0012】具は、緑黄野菜や根菜類等の野菜や山菜
類、肉類、あるいは栗やくるみ等の果実その他の材料か
らなり、予め所定の食味となるよう調理されていること
が望ましい。
【0013】また調理スープ類は、提供する炊き込み御
飯類に応じて調整され、山菜類を主体とした炊き込み御
飯類、山の果実等を主体とした炊き込み御飯類、その他
に対応したものになる。もちろん、この調理スープには
任意の栄養成分を加えることもでき、また食味や食感等
のために種々の香辛料や調味料等を加えることも可能で
ある。
【0014】この発明の炊き込み御飯類の加工方法によ
れば、食味や食感に優れ、少人数分のパックへの小分け
作業が不要であり、しかもレトルト用の高価なパッケー
ジを使用しないのでコスト的にも問題のない、スーパー
マーケットやコンビニエンスストアで提供する主食用と
して、あるいは携帯食用、非常食用等に好適な炊き込み
御飯類を提供することができるようになった。
【0015】また、上記スーパーマーケットやコンビニ
エンスストア等において、蒸気加熱によって簡便に処理
するだけで食することができる炊き込み御飯類を提供す
ることができるようになった。
【0016】
【発明の実施の形態】いか、この発明の炊き込み御飯類
の加工方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1はこの発明の炊き込み御飯類の加工方法の1実
施例を示すフローチャート、図2は真空パック用の2重
袋を示す斜視図、図3はその開封状態の斜視図である。
【0017】先ず、この発明の炊き込み御飯類の加工方
法においては、図2および図3に示すように、開封可能
で通気性のない樹脂フィルム製外袋2内に、炊き込み御
飯類4が収容されている樹脂フィルム製内袋3を真空パ
ックした2重袋1が使用されている。そして外袋2内に
は調理スープが充填されている。なお、上記内袋3には
パンチング等によって所定の間隔で多数の小孔5が形成
されているので、内部に収納した米穀類や野菜や肉類等
の具は、上記多数の小孔5から浸透してきた調理スープ
に浸漬され、互いに十分なじむようになっている。
【0018】上記において米穀類は、通常の食用の米殻
類のうち、もち米以外の、特にうるち米が使用可能であ
る。このうるち米は、通常もち米のような粘り気がほと
んどないので、蒸気加熱によって食することができる程
度に加工することは非常に難しいのであるが、この発明
によって始めてうるち米の加工が可能となったのであ
る。
【0019】具は、緑黄野菜や根菜類等の野菜や山菜
類、肉類、あるいは栗やくるみ等の果実その他の材料か
らなり、予め所定の食味となるよう調理されていること
が望ましい。
【0020】また調理スープ類は、提供する炊き込み御
飯類に応じて調整され、山菜類を主体とした炊き込み御
飯類、山の果実等を主体とした炊き込み御飯類、その他
に対応したものになる。もちろん、この調理スープには
任意の栄養成分を加えることもでき、また食味や食感等
のために種々の香辛料や調味料等を加えることも可能で
ある。
【0021】このように、内袋3内には米穀類や米穀類
や野菜や肉類等の具を、外袋2(内袋3)内には調理ス
ープを収納した2重袋1を15分〜20分その他の所定
時間、蒸気加熱すると、米穀類や愚類に調理スープが浸
透するとともに、調理スープ等から発生した蒸気は内袋
3内から外袋2内へ多数の小孔5を介して放出され、内
袋3を破裂させることがない。
【0022】次に、この発明の炊き込み御飯類の加工方
法のプロセスを、図1のフローチャートで説明する。 ・米穀類や具、調理スープの準備 a)米穀類を水洗し、所定の時間水漬けした後、水切り
しておく。
【0023】b)緑黄野菜や根菜類等の野菜や山菜類、
肉類、あるいは栗やくるみ等の果実その他の材料からな
る具を、調味料や香辛料等で所定の食味を持たせた調理
スープとともに調理し、具と汁(調理スープ)とを互い
に分離しておく。 ・袋詰め a)上記米穀類と、調理スープから分離した具とを内袋
内に収納し、さらに内袋に入れたまま外袋内に収納す
る。
【0024】b)調理スープは予め外袋内に収納してお
いてもよいし、米穀類と具とを収納して外袋内にはめ込
んだ内袋を経由して充填してもよい。もちろん、上記調
理スープに栄養成分や調味料、香辛料等を添加すること
は自由である。
【0025】c)このようにしてそれぞれ米穀類や具、
調理スープを充填した内袋および外袋は、その開口端を
脱気しながら熱シール6(図2参照)することによって
閉じられて、真空パックされる。 ・炊き上げ a)上記真空パックされた炊き込み御飯の材料は、95
〜100℃で15〜25分間、蒸気加熱によって加工さ
れる。上記の加熱時間は、使用した米穀類や具の調理に
必要な時間に応じて適宜決定することが望ましい。
【0026】b)その後2重袋を開封して食すればよ
い。
【0027】
【発明の効果】この発明の炊き込み御飯類の加工方法に
よれば、食味や食感に優れ、少人数分のパックへの小分
け作業が不要であり、しかもレトルト用の高価なパッケ
ージを使用しないのでコスト的にも問題のない、スーパ
ーマーケットやコンビニエンスストアで提供する主食用
として、あるいは携帯食用、非常食用等に好適な炊き込
み御飯類を提供することができるようになった。
【0028】また、上記スーパーマーケットやコンビニ
エンスストア等において、蒸気加熱によって簡便に処理
するだけで食することができる炊き込み御飯類を提供す
ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の炊き込み御飯類の加工方法の1実施
例を示すフローチャートである。
【図2】真空パック用の2重袋を示す斜視図である。
【図3】その開封状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 2重袋 2 外袋 3 内袋 4 炊き込み御飯類 5 小孔 6 熱シール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空パック用の2重袋が開封可能な外
    袋、および多数の小孔を形成された内袋で構成され、こ
    の内袋内に水洗した米穀類と、野菜や肉類、あるいはそ
    の他の材料からなる具と、調理スープ類とを収納して外
    袋内に真空パックするとともに、この真空パックした炊
    き込み御飯素材を蒸気加熱し、調理スープの膨張力を内
    袋の小孔から外袋に流出させて吸収するようにしたこと
    を特徴とする炊き込み御飯類の加工方法。
  2. 【請求項2】 水洗した米穀類が、うるち米からなる請
    求項1記載の炊き込み御飯類の加工方法。
JP2000045912A 2000-02-23 2000-02-23 炊き込み御飯類の加工方法 Pending JP2001231471A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103640757A (zh) * 2013-11-18 2014-03-19 无锡莱吉特信息科技有限公司 一种紫菜清洗用盛放装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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