JP2001231301A - 耕耘機の耕耘体と作業機取付用軸装置 - Google Patents

耕耘機の耕耘体と作業機取付用軸装置

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JP2001231301A
JP2001231301A JP2000043064A JP2000043064A JP2001231301A JP 2001231301 A JP2001231301 A JP 2001231301A JP 2000043064 A JP2000043064 A JP 2000043064A JP 2000043064 A JP2000043064 A JP 2000043064A JP 2001231301 A JP2001231301 A JP 2001231301A
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tilling
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Shigeki Sano
茂樹 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機を連結する場合に、回転方向に所定角
度だけずらすこにとより、複数個の耕耘刃の同時打ち現
象の発生をなくすと共にポケット部の発生をなくして、
耕耘作業時の作業効率を向上させ、又、耕耘体の連結・
離脱作業を容易にすることが可能な耕耘機の耕耘体と作
業機取付用軸装置を提供することにある。 【解決手段】 作業機本体の外周に複数個の耕耘刃を備
える作業機を複数個連結してなる耕耘機の耕耘体におい
て、連結される作業機を回転方向に相対的に所定角度ず
らすことにより耕耘刃の同時打ちをなくすと共にポケッ
ト部の発生をなくすようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、耕耘機の耕耘体と
作業機取付用軸装置に係り、特に、耕耘刃の同時打ちを
なくすと共にポケット部の発生をなくすことより耕耘時
の抵抗を軽減させて作業効率の向上を図ると共に、耕耘
体の着脱作業及び耕耘体を構成する複数個の作業機の連
結作業を容易にすることができるように工夫したものに
関する。
【0002】
【従来の技術】耕耘機は、例えば、ティーラー型耕耘機
においては、図27に示すような構成になっている。ま
ず、耕耘機本体301があり、この耕耘機本体301の
前部又は後部にはエンジン303が搭載されている。こ
のエンジン303の回転は、プーリ・ベルト、シャフト
ドライブ機構等から構成された回転伝達機構305を介
して、上記耕耘機本体201の後部に取り付けられた図
示しない耕耘軸に伝達される。上記耕耘軸の左右両側に
は、耕耘体307、307がそれぞれ着脱可能に取り付
けられている。
【0003】上記耕耘体307は、複数個(この場合に
は2個)の作業機309を連結した構成になっている。
上記作業機309は、作業機本体309aと、この作業
機本体309aの外周に取り付けられた複数個の耕耘刃
309bとから構成されている。そして、エンジン30
3が回転することにより、耕耘軸を介して上記左右の耕
耘体307、307が回転し、それによって、所望の耕
耘を行う構成になっている。
【0004】又、耕耘機本体301には、操作ハンドル
311が取り付けられている。この操作ハンドル311
は、左右一対の操作棒313、313を備えている。こ
れら一対の操作棒313、313には、作業者が左右の
手で把持するための把持部315、315がそれぞれ設
けられている。又、上記操作棒313、313には図示
しないクラッチレバーやスロットルレバーが取り付けら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。上記したように、耕耘軸の
左右両側には耕耘体307、307が取り付けられてい
て、各耕耘体307はそれぞれ2個ずつの作業機30
9、309を連結した構成になっている。上記各耕耘体
307を構成する2個の各作業機309は同様の構成を
なしており、よって、作業機本体309aに対する各耕
耘刃309bの配置も同じとなっている。そして、各耕
耘体307においては、そのような作業機309、30
9を回転方向に特にずらすことなく連結している。その
ため、耕耘作業時において、左右の耕耘体307、30
7を個々にみた場合、複数個の耕耘刃309bが同時に
地中に食い込むという現象が生じてしまう(具体的には
一方の作業機309の耕耘刃309bと他方の作業機3
09の耕耘刃309bとの同時打ち)。
【0006】その様子を図28に示す。図28は図27
において右側の耕耘体307のみを抽出して示す図であ
るが、図28中左側の作業機309の耕耘刃309bと
右側の作業機309の耕耘刃309bの配置が同じであ
るために、連結した状態で左側の作業機309の耕耘刃
309bと右側の作業機309の耕耘刃309bの同時
打ち現象が生じている。このような同時打ち現象が生じ
た場合には、それによって、耕耘作業時の抵抗が増大し
て、エンジン303のトルクが一時的に過大なものとな
ってしまい、耕耘刃309bによる耕耘時のショックが
大きくなる等して、耕耘作業の作業効率が低下してしま
うという問題があった。尚、左右の耕耘体307、30
7を対比した場合には左右のバランスを確保する意味に
おいて、左右の耕耘体307、307の耕耘刃309b
の配列が揃っていることが望ましいわけであるが、片側
の耕耘体307のみをみた場合には、上記したような複
数個の耕耘刃309bの同時打ち現象が発生することは
好ましいことではない。
【0007】又、上記同時打ち現象の問題と別にいわゆ
る「ポケット部」の発生の問題があった。ここでいうポ
ケット部とは、二個以上の作業機309、309を連結
した場合において、隣接配置されることになる耕耘刃3
09b、309b相互間に耕耘された土が逃げることが
できないような空間を形成してしまうことを意味する。
これを図28を参照して説明する。図28における左側
の作業機309において仮装線で示すような耕耘刃30
9bが設けられていたとする。この場合、図中右側の作
業機309の耕耘刃309bとの間にポケット部(図2
8中符号Pで示すと共に斜線を施す)が形成されてしま
う。つまり、仮装線で示す耕耘刃309bと隣接する耕
耘刃309bが同じ方向に湾曲していて、且つ、仮装線
で示す耕耘刃309bの先端が隣接する耕耘刃309b
の中間位置当たりまで延長されていて、結果として両者
間に閉じられた空間が形成されてしまうことになる。こ
のようなポケット部Pが形成されてしまった場合には、
耕耘時に耕耘された土の逃げが阻害されてその部分に耕
耘された土が溜まってしまうことになり、それが大きな
抵抗となって作業効率を低下させてしまうことになる。
【0008】さらに別の問題として作業機309、30
9同士を連結する作業が煩雑であるという問題があっ
た。すなわち、図29及び図30に示すように、従来、
複数個の作業機309、309を連結する場合には、各
作業機309にフランジ部309cを設けておき、対向
するフランジ部309c、309cを介して、図示しな
いボルト・ナット締結具によって連結するようにしてい
た。この種のフランジ部309cを介しての連結作業及
び離脱作業は決して容易なことではなく、作業に多くの
労力と長い時間を要してしまうという問題があった。
【0009】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、作業機を連結する場合
に、回転方向に所定角度だけずらすこにとより、複数個
の耕耘刃の同時打ち現象の発生をなくすと共にポケット
部の発生をなくして、耕耘作業時の作業効率を向上さ
せ、又、耕耘体の連結・離脱作業を容易にすることが可
能な耕耘機の耕耘体と作業機取付用軸装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による耕耘機の耕耘体は、作業機本
体の外周に複数個の耕耘刃を備える作業機を複数個連結
してなる耕耘機の耕耘体において、連結される作業機を
回転方向に所定角度ずらすことにより耕耘刃の同時打ち
をなくすと共にポケット部の発生をなくすようにしたこ
とを特徴とするものである。又、請求項2による耕耘機
の耕耘体は、請求項1記載の耕耘機の耕耘体において、
上記作業機本体の中心位置に設けられた多角形状の取付
孔に多角形状の軸を連結してなる作業機取付用軸装置を
通すことにより作業機同士を連結し、その際、上記作業
機取付用軸装置の各軸を回転方向に予め所定角度ずらし
て連結しておくことにより作業機を回転方向に所定角度
ずらすようにしたことを特徴とするものである。又、請
求項3による耕耘機の耕耘体は、請求項1記載の耕耘機
の耕耘体において、上記作業機本体の中心位置に設けら
れた多角形状の取付孔に多角形状の軸を連結してなる作
業機取付用軸装置を通すことにより作業機同士を連結
し、その際、隣接する作業機の取付孔を回転方向に予め
所定角度ずらして設けることにより作業機を回転方向に
所定角度ずらすようにしたことを特徴とするものであ
る。又、請求項4による耕耘機の耕耘体は、請求項1記
載の耕耘機の耕耘体において、上記作業機本体の端にそ
れぞれ連結部を設け、その連結部の位置を回転方向に所
定角度ずらしておくことにより作業機を回転方向に所定
角度ずらすようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項5による作業機取付用軸装置は、外形が多角
形をなし少なくとも連結側端部が中空状である第1連結
軸と、外形が多角形をなし少なくとも連結側端部が中空
状である第2連結軸と、上記第1連結軸と第2連結軸と
の間に介在する軸部材と、を具備し、上記第1連結軸及
び第2連結軸の端部を上記軸部材の端部に対してそれぞ
れ回転可能に被冠し、上記第1連結軸と第2連結軸を必
要に応じて回転方向に所定角度ずらした状態とし、その
状態で溶接・固定することにより第1連結軸と第2連結
軸を軸部材を介して回転方向にずらすことなく又は所定
角度ずらした状態で連結するようにしたことを特徴とす
るものである。又、請求項6による作業機取付用軸装置
は、外形が多角形をなし連結側端部に嵌合凹部を備えた
第1連結軸と、外形が多角形をなし連結側端部に挿入部
を備えた第2連結軸と、を具備し、上記第1連結軸の嵌
合凹部に第2連結軸の挿入部を挿入し、上記第1連結軸
と第2連結軸を必要に応じて回転方向に所定角度ずらし
た状態とし、その状態で溶接・固定することにより第1
連結軸と第2連結軸を回転方向にずらすことなく又は所
定角度ずらした状態で連結するようにしたことを特徴と
するものである。又、請求項7による作業機取付用軸装
置は、請求項5記載の作業機取付用軸装置において、第
1連結軸の先端部及び第2連結軸の先端部に貫通孔を穿
孔し、該貫通孔に溶接を施すことにより、第1連結軸と
軸部材を溶着すると共に第2連結軸と軸部材を溶着する
ようにしたことを特徴とするものである。又、請求項8
による作業機取付用軸装置は、請求項6記載の作業機取
付用軸装置において、第1連結軸の先端部に貫通孔を穿
孔し、該貫通孔に溶接を施すことにより、第1連結軸と
第2連結軸の挿入部を溶着するようにしたことを特徴と
するものである。又、請求項9による作業機取付用軸装
置は、請求項5又は請求項7記載の作業機取付用軸装置
において、上記軸部材は中央部に鍔部を備えていて、上
記第1連結軸及び上記第2連結軸の先端をこの鍔部の両
側に当てるまで被冠するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0011】すなわち、本願発明による耕耘機の耕耘体
は、連結される作業機を回転方向に所定角度ずらすこと
により、耕耘刃の同時打ちとポケット部の発生をなくす
ようにしたものであり、それによって、耕耘刃の同時打
ちやポケット部の発生による不具合を解消するものであ
る。又、連結される作業機を回転方向に所定角度ずらす
構成としては様々な構成が考えられるが、まず、作業機
本体の中心位置に設けられた多角形状の貫通孔に多角形
状の軸を連結してなる作業機取付用軸装置を通すことに
より作業機同士を連結するようにし、その際、作業機取
付用軸装置の各軸を回転方向に予めずらしておくことに
より作業機を回転方向にずらすことが考えられる。つま
り、作業機取付用軸装置の各軸を予め回転方向に所定角
度ずらしておくことにより、そのまま作業機本体側の貫
通孔内に挿入すれば作業機が自動的にずれることにな
る。又、それとは逆に、作業機本体の多角形状の貫通孔
側を回転方向に予め所定角度ずらすことにより作業機を
回転方向にずらすようにしてもよい。又、作業機本体の
端にそれぞれ連結部を設け、その連結部の位置を回転方
向に所定角度ずらすことにより作業機を回転方向に所定
角度ずらすことも考えられる。又、本願発明による作業
機取付用軸装置の場合には、上記請求項2によるずらし
時に用いる軸装置をクレームしたものである。まず、外
形が多角形をなし少なくとも連結側端部が中空状である
第1連結軸と、外形が多角形をなし少なくとも連結側端
部が中空状である第2連結軸を軸部材を介して連結し、
上記第1連結軸及び第2連結軸の端部は軸部材の端部に
対してそれぞれ回転可能に被冠され、上記第1連結軸と
第2連結軸を回転方向にずらすことなく又は所定角度だ
け回転方向にずらした状態とし、その状態で溶接・固定
することにより第1連結軸と第2連結軸を軸部材を介し
て必要に応じて回転方向に所定角度だけずらした状態で
連結するようにしたものである。又、その際、上記第1
連結軸の貫通孔を介して第1連結軸と軸部材とを溶接す
ると共に上記第2連結軸の貫通孔を介して第2連結軸と
軸部材とを溶接するようにしたものであり、それによっ
て、第1連結軸と第2連結軸を突き合わせて溶接するだ
けでなく貫通孔部位においても溶接することにより、連
結強度を高くすることができる。又、別の作業機取付用
軸装置として軸部材を省略したものがある。すなわち、
外形が多角形をなし連結側端部に嵌合凹部を備えた第1
連結軸と、外形が多角形をなし連結側端部に挿入部を備
えた第2連結軸と、を具備し、上記第1連結軸の嵌合凹
部に第2連結軸の挿入部を挿入し、上記第1連結軸と第
2連結軸を必要に応じて回転方向に所定角度ずらした状
態とし、その状態で溶接・固定することにより第1連結
軸と第2連結軸を回転方向にずらすことなく又は所定角
度ずらした状態で連結するようにしたものである。又、
この場合にも第1連結軸に貫通孔を設けて溶接すれば、
突合部以外においても溶着することができ、連結強度を
高めることができる。又、軸部材を使用するものにおい
て、軸部材に鍔部を設けることにより、該鍔部に当接す
るまで第1連結軸と第2連結軸を軸部材に被冠させれば
よく作業が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図11を参照して
本発明の第1の実施の形態を説明する。まず、本実施の
形態において、複数個(この実施の形態の場合には2
個)の作業機を連結するための作業機取付用軸装置の構
成から説明する。図1に示すように、まず、第1連結軸
1と第2連結軸3があり、これら第1連結軸1と第2連
結軸3とを連結するための軸部材5がある。上記第1連
結軸1は、外周面1aの外面形状が六角形であって、且
つ、内周面1bの内面形状が円形をなしている。同様
に、第2連結軸3も、外周面3aの外面形状が六角形で
あって、内周面3bの内面形状が円形をなしている。
又、第1連結軸1及び第2連結軸3は共に中空状をなし
ている。尚、第2連結軸3を側方からみた状態を図3に
示す。第1連結軸1についても同様の構成になってい
る。
【0013】上記軸部材5は、図2にも示すように、略
中空円筒状をなしていて、外周面5a及び内周面5bは
共に円形をなしている。又、軸方向の中間位置には鍔部
5cを備えている。又、この軸部材5の外周面5aの外
径は、上記第1連結軸1及び第2連結軸3の内周面1
b、3bの内径に対して、若干小さな値となっている。
そして、第1連結軸の内周面1b内に軸部材5の一方の
外周面5aが挿入され、第2連結軸3の内周面3b内に
軸部材5の他方の外周面5aが挿入されることになる。
【0014】又、図1に示すように、第1連結軸1の先
端部には複数個の貫通孔7が穿孔されている。同様に、
第2連結軸3の先端部にも複数個の貫通孔9が穿孔され
ている。これら貫通孔7、9には、第1連結軸1及び第
2連結軸3を連結した後に溶接が施されることになり、
それによって、第1連結軸1と軸部材5とを溶着・固定
すると共に、第2連結軸3と軸部材5とを溶着・固定し
て、連結強度を高めようとするものである。上記貫通孔
7、9をどのような配置で何個設けるかは任意である
が、回転方向及び軸方向にずらして設けることが望まし
い。
【0015】次に、上記第1連結軸1と第2連結軸3と
を連結する手順を説明する。尚、この種の作業機取付用
軸装置がその威力を発揮するのは、作業機同士を回転方
向に所定角度だけずらして連結する場合であるが、場合
によってはずらす必要がない場合もあり、そのような場
合においてもその機能(作業機の着脱が簡単)を充分に
発揮するので、ここではまず回転方向にずらさない場合
から説明してみる。まず、図4に示すように、第1連結
軸1の内周面1b内に軸部材5の一方の外周面5aを挿
入し、且つ、第2軸部材3の内周面3bに軸部材5の他
方の外周面5aを挿入する。その状態で、図5に示すよ
うに、連結部に溶接を施して連結する。図5中溶接部を
符号11で示す。尚、図5の場合には第1連結軸1と第
2連結軸3とを回転方向にずらすことなく連結する場合
を示すものである(外周形状の六角形を一致させた状態
で連結させる)。
【0016】又、図5に示すように、第1連結軸1と第
2連結軸3とを連結させた後、貫通孔7、9に対して溶
接を施す。図5中溶接部を符号13、15で示す。これ
によって、第1連結軸1と軸部材5とが溶接・固定さ
れ、第2連結軸3と軸部材5とが溶接・固定されること
になる。つまり、溶接部11以外の箇所においても溶接
・固定されることになり、それによって、連結強度が大
幅に向上することになる。又、この実施の形態の場合に
は、貫通孔7、9が軸方向及び周方向に点在していて集
中していないのでより効果的である。
【0017】さて、図4及び図5では、第1連結軸1と
第2連結軸3とを回転方向にずらすことなく連結した例
を示したが、次に、図6乃至図11を参照して、第1連
結軸1と第2連結軸3とを回転方向に所定角度(この場
合には30度)だけずらして連結する場合を示す。すな
わち、第1回転軸1の内周面1a内に軸部材5の一方の
外周面5aを挿入し、第2回転軸3の内周面3a内に軸
部材5の他方の外周面5aを挿入する。その状態で、第
1回転軸1側を30度だけ回転させる。その状態を示す
のが図6である。
【0018】次に、図7に示すように、第1連結軸1と
第2連結軸3との連結部に溶接を施す。図8中溶接部を
符号21で示す。又、貫通孔7、9に溶接を施す。図8
中溶接部を符号23、25で示す。これによって、第1
連結軸1と第2連結軸3とを回転方向に30度だけずら
した状態で連結したことになる。そして、図8に示すよ
うに、第1連結軸1に作業機17を取り付けると共に、
第2回転軸3に作業機19を取り付ける。それによっ
て、作業機17、19を回転方向に30度だけずらした
状態で連結することができる。尚、上記作業機17は横
断面形状が六角形をなす作業機本体17aと、この作業
機本体17aの外周面に設けられた複数個の耕耘刃17
bとから構成されている。又、上記作業機本体17aの
軸心位置には、横断面形状が六角形をなしていて第1連
結軸1が差し込まれる取付孔17cが設けられている。
上記作業機19も同様の構成をなしており、横断面形状
が六角形をなす作業機本体19aと、この作業機本体1
9aの外周面に設けられた複数個の耕耘刃19bとから
構成されている。又、上記作業機本体19aの軸心位置
には、横断面形状が六角形をなして第1連結軸1が差し
込まれる取付孔19cが設けられている。
【0019】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、本実施の形態による作業
機取付用軸装置を使用した場合には、作業機17、19
の取付作業が簡単なものとなり、作業の効率を大幅に向
上させることができる。これは、作業機17、19を回
転方向にずらす場合もずらさない場合も同様であり、単
に、作業機取付用軸装置の第1回転軸1と第2回転軸3
に作業機17、19の取付孔17c、19cを通すだけ
で良く、後は図示しないピンを差し込んで抜け止めをす
ればよいからである。又、作業機17、19を回転方向
に所定角度だけずらした状態で取り付ける場合において
も、予め作業機取付用軸装置において、第1連結軸1と
第2連結軸3とが予め所定の角度だけ回転方向にずれた
状態で連結されているので、作業機17、19をそのま
ま取り付ける、すなわち、各取付孔17c、19c内に
第1連結軸1、第2連結軸3を差し込むだけで自動的に
所定角度だけずれた状態で取り付けることができ、極め
て簡単である。又、作業機17、19を回転方向に30
度だけずらした状態で連結することにより、耕耘刃17
b、19bの同時打ち現象の発生を防止することができ
る。これを詳しく説明すると、まず、作業機17をIX
−IX方向からみると、図9に示すような状態となる。
一方、作業機19をX−X方向からみると図10に示す
ような状態となる。そして、これらを合わせてみると図
11に示すような状態となり、全ての耕耘刃17b、1
9bが異なる位置に位置することになり、それによっ
て、耕耘刃17bと19bの同時打ち現象の発生を防止
することができる。同時打ち現象の発生を防止すること
により、耕耘時における抵抗を軽減させることができ、
それによって、作業効率を向上させることができるもの
である。又、ポケット部の発生についてもこれを防止す
ることができる。この実施の形態で示す構成の場合に
は、特にポケット部の発生を意識することなく防止でき
るが、例えば、回転方向にずらさずに連結することによ
りポケット部が形成されてしまう場合には、それをも防
止できるように任意角度だけ回転方向にずらして連結す
ることになる。
【0020】次に、図12乃至図15を参照して本発明
の第2の実施の形態を説明する。前記第1の実施の形態
の場合には、各作業機の作業機本体の形状が六角形の場
合を例に挙げて説明したが、この第2の実施の形態の場
合には、各作業機の作業機本体の形状が略三角形をなす
場合を例に挙げて示すものである。
【0021】まず、この第2の実施の形態においては、
作業機31と作業機33を周方向に所定角度(この場合
には30度)だけずらした状態で連結するものとする。
したがって、作業機取付用軸装置の第1連結軸1と第2
連結軸3は予め30度だけ回転方向にずれた状態で連結
されている。上記作業機31は、作業機本体31aと、
この作業機本体31aの外周に着脱可能に取り付けられ
た複数個の耕耘刃31bとから構成されている。同様
に、作業機33も、作業機本体33aと、この作業機本
体33aの外周に着脱可能に取り付けられた複数個の耕
耘刃33bとから構成されている。
【0022】上記構成をなす作業機31と作業機33
を、前記第1の実施の形態で示した耕耘体取付用軸装置
の外周に取り付けると、図12に示すような状態とな
る。すなわち、作業機31の取付孔31c内に第1連結
軸1を挿入し、作業機33の取付孔33c内に第2連結
軸3を挿入し、それぞれ図示しないピンによりその抜け
を防止するものである。それによって、作業機31と作
業機33とが周方向に所定角度(この実施の形態の場合
には30度)だけずれた状態で連結されることになる。
図12において、作業機33をXIII−XIII方向
からみると、図13に示すような状態となり、一方、作
業機31をXIV−XIV方向からみると、図14に示
すような状態となり、これらを重ねると図15に示すよ
うな状態となる。尚、図15においては、作業機31を
破線で示している。よって、前記第1の実施の形態の場
合と同様の効果を奏することができる。
【0023】次に、図16乃至図18を参照して本発明
の第3の実施の形態を説明する。この第3の実施の場合
には、第1連結軸1と第2連結軸3を異径とした場合を
例に挙げて説明するものである。又、第1連結軸1と第
2連結軸3を異径としたことにより、軸部材5の外周面
5a、5aについても、第1連結軸1側と第2連結軸3
側とで異径としている。尚、その他の構成は前記第1及
び第2の実施の形態の場合と同じであり、又、同一部分
には同一符号を付して示しその説明は省略する。したが
って、前記各実施の形態の場合と同様の効果を奏するこ
とができる。
【0024】次に、図19及び図20を参照して本発明
の第4の実施の形態を説明する。この場合には、左右に
4個ずつの作業機を連結して各耕耘体を構成した場合の
構成を示すものである。まず、耕耘機の構成を簡単に説
明すると、耕耘機本体61があり、この耕耘機本体61
にはエンジン63が搭載されている。又、図示しない耕
耘軸があり、上記エンジン63からの回転は回転伝達機
構65を介してこの耕耘軸に伝達される。上記耕耘機本
体には操作部67が設けられていて、この操作部67の
一対の操作棒69、69には、図示しないクラッチレバ
ーやスロットルレバーが取り付けられている。
【0025】又、既に述べた耕耘軸の左右にはそれぞれ
耕耘体71、71が取り付けられている。例えば、図1
9中右側の耕耘体71をみてみると、内側から作業機7
3、75、77、79が順次連結されていて、その際、
回転方向に所定角度だけずれた状態で連結されており、
それによって、前述した耕耘刃の同時打ち現象の発生、
ポケット部の発生をなくすようにしている。以下順次説
明していく。
【0026】まず、各作業機自体の構成から説明する。
作業機73は横断面形状が六角形をなす作業機本体73
aと、この作業機本体73aの外周面に取り付けられた
複数個の耕耘刃73bとから構成されている。その他の
作業機75、77、79も同様の構成をなしていて、図
中a符号及びb符号を付して示すものとする。そして、
作業機75は作業機73に対して回転方向に30度だけ
ずれた状態で連結されている。この連結には前記第1の
実施の形態で示した作業機取付用軸装置が使用される。
次に、作業機77は作業機75に対して回転方向に15
度だけずれた状態で連結されている。この連結には、図
20に示す作業機取付用軸装置が使用される。図20に
示す作業機取付用軸装置は、第1回転軸1と第2回転軸
3とが回転方向に15度だけずれた状態で連結されてい
る。そして、作業機79は作業機77に対して回転方向
に30度だけずれた状態で連結されている。この連結に
は、前記第1の実施の形態で示した作業機取付用軸装置
が使用される。尚、反対側の耕耘体71についても同様
の構成になっている。
【0027】上記構成によると、耕耘体71において、
各作業機73、75、77、79はそれぞれ回転方向に
任意の所定角度だけずれた状態で連結されていて、耕耘
刃73b、75b、77b、79bの同時打ちを防止す
ると共に、ポケット部の発生をなくすようにしているの
で、耕耘時における大きな抵抗の発生をなくして耕耘効
率を高めることができる。又、耕耘時の抵抗が大幅に軽
減されているために、図示するように、耕耘体71、7
1のスパンを大きくしても問題はなく、且つ、大きなエ
ンジンを必要とすることもない。そして、トラクタに匹
敵するような仕事量を提供することができる。
【0028】次に、図21を参照して本発明の第5の実
施の形態を説明する。この実施の形態の場合には、前記
各実施の形態で示したような作業機取付用軸装置を使用
して作業機を連結するのではなく、作業機本体の外周部
に設けられた連結部を介して連結するようにしたもので
ある。図21に示すように、一方の作業機1の作業機本
体1aには差込ピン81が設けられている。又、他方の
作業機3の作業機本体3aには回転方向に所定角度だけ
ずれた位置に差込部83が設けられている。上記差込ピ
ン81を差込部83に差し込んでピン85を上記差込ピ
ン81の図示しない孔に通すことにより連結するもので
ある。このような連結構造であっても、作業機同士を回
転方向に任意角度だけずらした状態で連結することがで
きるものである。尚、この場合図中仮装線で示すよう
に、差込ピン81と差込部83との間にゴムパッキン8
4を介在させてもよく、それによって、ガタをなくして
その健全性の維持を図ることができる。つまり、ガタが
あるとそのガタの範囲内で差込ピン81と差込部83と
が繰り返し衝突し、それによって、健全性が損なわれる
可能性があるものである。
【0029】次に、図22を参照して本発明の第6の実
施の形態を説明する。この場合には、前記第5の実施の
形態において、作業機1の作業機本体1aと作業機3の
作業機本体3aとの間にゴムパッキン91を介在させた
ものである。このようなゴムパッキン91を介在させる
ことにより、作業機連結時の衝撃、連結した後の耕耘時
の衝撃を緩和することができる。
【0030】次に、図23及び図24を参照して本発明
の第7の実施の形態を説明する。前記第1乃至第6の実
施の形態においては、作業機取付用軸装置を使用してそ
の第1連結軸1と第2連結軸3を回転方向に所定角度だ
けずらしておくことにより、作業機同士を回転方向に所
定角度だけずらして連結する場合を例に挙げて説明し
た。この実施の形態の場合には、作業機側の取付孔を予
め所定角度だけ回転方向にずらした状態で設けておき、
それによって、作業機同士を所定角度だけ回転方向にず
らした状態で連結することを可能にしたものである。
【0031】まず、図23に示すのは、作業機本体1a
であり、取付孔1cが回転方向に30度だけずれた状態
で取り付けられている。したがって、作業機取付用軸装
置側においては、第1連結軸1と第2連結軸を回転方向
にずらしておく必要はなく、つまり、図4及び図5に示
した状態の作業機取付用軸装置を使用すればよい。尚、
図24は図23に示した作業機本体1cに耕耘刃1bを
取り付けた状態を示している。
【0032】次に、図25及び図26を参照して本発明
の第8の実施の形態を説明する。前記各実施の形態で示
した作業機取付用軸装置は、第1連結軸と第2連結軸と
を軸部材を介して連結するものであったが、この実施の
形態ではその軸部材をなくして、作業機取付用軸装置を
第1連結軸と第2連結軸のみから構成したものである。
まず、図25に示すように、第1連結軸91があり、こ
の第1連結軸91は中実状であって、その外周面91a
は六角形をなしている。又、先端部には横断面形状が円
形の嵌合穴91bが形成されている。一方、第2連結軸
93があり、この第2連結軸93は中実状であって、そ
の外周面93aは六角形をなしている。又、先端部には
横断面形状が円形の挿入部93bが形成されている。
【0033】そして、図26に示すように、第1連結軸
91の嵌合穴91b内に第2連結軸93の挿入部93b
を差し込んで、回転方向に所定角度(この場合には30
度)だけ回転させ、その状態で溶接する。図26中溶接
部を符号95で示す。このような構成でも同様の機能を
備えた作業機取付用軸装置を提供できる。尚、この場合
にも、第1連結軸91側の先端部に貫通孔を設けて溶接
するようにしてもよい。
【0034】尚、本発明は前記第1乃至第8の実施の形
態に限定されるものではない。まず、作業機を何度回転
方向にずらすかについては任意に設定すればよく、要は
耕耘刃の同時打ち現象及びポケット部の発生をなくせれ
ばよい。又、作業機の作業機本体の形状、取付孔の形
状、耕耘体取付用軸装置の各軸の形状は六角形に限定さ
れるものではなく、様々な形状が想定される。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による耕耘機
の耕耘体と作業機取付用軸装置によると、まず、作業機
取付用軸装置を使用することにより作業機の着脱作業が
簡単なものとなり、作業の効率を大幅に向上させること
ができる。これは、作業機を回転方向にずらす場合もず
らさない場合も同様であり、単に、作業機取付用軸装置
の各軸に作業機の取付孔を通すだけでよいからである。
又、作業機を回転方向に所定角度だけずらした状態で取
り付ける場合においても、予め作業機取付用軸装置にお
いて、各軸が予め所定の角度だけ回転方向にずれた状態
で連結されているので、作業機をそのまま取り付ける、
すなわち、各取付孔内に各軸を差し込むだけで自動的に
所定角度だけずれた状態で取り付けられることができ、
極めて簡単である。又、作業機を回転方向にずらした状
態で連結することにより、耕耘刃の同時打ち現象の発生
を防止することができると共に、ポケット部の発生につ
いてもこれを防止することができる。それによって、耕
耘時の抵抗を軽減させて耕耘効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、作業機
取付用軸装置の分解正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、作業機
取付用軸装置の軸部材の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1の
III−III矢視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す図で、第1連
結軸と第2連結軸とを軸部材を介して嵌合させた状態を
示す正面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す図で、第1連
結軸と第2連結軸とを軸部材を介して嵌合させて溶接し
た状態を示す正面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示す図で、第1連
結軸と第2連結軸とを軸部材を介して回転方向に所定角
度だけずらした状態で嵌合させた状態を示す正面図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態を示す図で、第1連
結軸と第2連結軸とを軸部材を介して回転方向に所定角
度だけずらした状態で嵌合させて溶接した状態を示す正
面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図7に
示す作業機取付用軸装置に作業機を取り付けた状態を示
す側面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図8の
IX−IX矢視図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図8
のX−X矢視図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態を示す図で、二つ
の作業機を側方からみて重ねた状態を示す側面図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施の形態を示す図で、作業
機取付用軸装置を使用して二つの作業機を回転方向に所
定角度だけずらした状態で連結した状態を示す正面図で
ある。
【図13】本発明の第2の実施の形態を示す図で、図1
2のXIII−XIII矢視図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態を示す図で、図1
2のXIV−XIV矢視図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態を示す図で、二つ
の作業機を重ねた状態を側方からみて示す側面図であ
る。
【図16】本発明の第3の実施の形態を示す図で、作業
機取付用軸装置の分解正面図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態を示す図で、作業
機取付用軸装置の軸部材の構成を示す斜視図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態を示す図で、作業
機取付用軸装置の側面図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態を示す図で、耕耘
機全体を示す斜視図である。
【図20】本発明の第4の実施の形態を示す図で、作業
機取付用軸装置の正面図である。
【図21】本発目の第5の実施の形態を示す図で、作業
機同士の連結部の構成を示す一部正面図である。
【図22】本発目の第6の実施の形態を示す図で、作業
機同士の連結部の構成を示す一部正面図である。
【図23】本発明の第7の実施の形態を示す図で、作業
機本体の構成を示す斜視図である。
【図24】本発明の第7の実施の形態を示す図で、作業
機の構成を示す側面図である。
【図25】本発明の第8の実施の形態を示す図で、作業
機取付用軸装置の分解正面図である。
【図26】本発明の第8の実施の形態を示す図で、第1
連結軸と第2連結軸を連結した状態を示す作業機取付用
軸装置の正面図である。
【図27】従来例を示す図で、耕耘機の全体の構成を示
す斜視図である。
【図28】従来例を示す図で、作業機を連結した状態を
示す正面図である。
【図29】従来例を示す図で、作業機本体の正面図であ
る。
【図30】従来例を示す図で、図29のXXX−XXX
矢視図である。
【符号の説明】
1 第1連結軸 3 第2連結軸 5 軸部材 7 貫通孔 9 貫通孔 11 溶接部 13 溶接部 15 溶接部 17 作業機 17a 作業機本体 17b 耕耘刃 19 作業機 19a 作業機本体 19b 耕耘刃

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機本体の外周に複数個の耕耘刃を備
    える作業機を複数個連結してなる耕耘機の耕耘体におい
    て、 連結される作業機を回転方向に所定角度ずらすことによ
    り耕耘刃の同時打ちをなくすと共にポケット部の発生を
    なくすようにしたことを特徴とする耕耘機の耕耘体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の耕耘機の耕耘体におい
    て、 上記作業機本体の中心位置に設けられた多角形状の取付
    孔に多角形状の軸を連結してなる作業機取付用軸装置を
    通すことにより作業機同士を連結し、 その際、上記作業機取付用軸装置の各軸を回転方向に予
    め所定角度ずらして連結しておくことにより作業機を回
    転方向に所定角度ずらすようにしたことを特徴とする耕
    耘機の耕耘体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の耕耘機の耕耘体におい
    て、 上記作業機本体の中心位置に設けられた多角形状の取付
    孔に多角形状の軸を連結してなる作業機取付用軸装置を
    通すことにより作業機同士を連結し、 その際、隣接する作業機の取付孔を回転方向に予め所定
    角度ずらして設けることにより作業機を回転方向に所定
    角度ずらすようにしたことを特徴とする耕耘機の耕耘
    体。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の耕耘機の耕耘体におい
    て、 上記作業機本体の端にそれぞれ連結部を設け、その連結
    部の位置を回転方向に所定角度ずらしておくことにより
    作業機を回転方向に所定角度ずらすようにしたことを特
    徴とする耕耘機の耕耘体。
  5. 【請求項5】 外形が多角形をなし少なくとも連結側端
    部が中空状である第1連結軸と、 外形が多角形をなし少なくとも連結側端部が中空状であ
    る第2連結軸と、 上記第1連結軸と第2連結軸との間に介在する軸部材
    と、を具備し、 上記第1連結軸及び第2連結軸の端部を上記軸部材の端
    部に対してそれぞれ回転可能に被冠し、 上記第1連結軸と第2連結軸を必要に応じて回転方向に
    所定角度ずらした状態とし、 その状態で溶接・固定することにより第1連結軸と第2
    連結軸を軸部材を介して回転方向にずらすことなく又は
    所定角度ずらした状態で連結するようにしたことを特徴
    とする作業機取付用軸装置。
  6. 【請求項6】 外形が多角形をなし連結側端部に嵌合凹
    部を備えた第1連結軸と、 外形が多角形をなし連結側端部に挿入部を備えた第2連
    結軸と、を具備し、 上記第1連結軸の嵌合凹部に第2連結軸の挿入部を挿入
    し、 上記第1連結軸と第2連結軸を必要に応じて回転方向に
    所定角度ずらした状態とし、 その状態で溶接・固定することにより第1連結軸と第2
    連結軸を回転方向にずらすことなく又は所定角度ずらし
    た状態で連結するようにしたことを特徴とする作業機取
    付用軸装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の作業機取付用軸装置にお
    いて、 第1連結軸の先端部及び第2連結軸の先端部に貫通孔を
    穿孔し、該貫通孔に溶接を施すことにより、第1連結軸
    と軸部材を溶着すると共に第2連結軸と軸部材を溶着す
    るようにしたことを特徴とする作業機取付用軸装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の作業機取付用軸装置にお
    いて、 第1連結軸の先端部に貫通孔を穿孔し、該貫通孔に溶接
    を施すことにより、第1連結軸と第2連結軸の挿入部を
    溶着するようにしたことを特徴とする作業機取付用軸装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項5又は請求項7記載の作業機取付
    用軸装置において、 上記軸部材は中央部に鍔部を備えていて、上記第1連結
    軸及び上記第2連結軸の先端をこの鍔部の両側に当たる
    まで被冠するようにしたことを特徴とする作業機取付用
    軸装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU190906U1 (ru) * 2019-03-29 2019-07-16 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Брянский государственный аграрный университет" Рабочий орган почвообрабатывающей фрезы с вертикальной осью вращения

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU190906U1 (ru) * 2019-03-29 2019-07-16 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Брянский государственный аграрный университет" Рабочий орган почвообрабатывающей фрезы с вертикальной осью вращения

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