JP2001231288A - Dcブラシレスモータ装置 - Google Patents

Dcブラシレスモータ装置

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JP2001231288A
JP2001231288A JP2000037434A JP2000037434A JP2001231288A JP 2001231288 A JP2001231288 A JP 2001231288A JP 2000037434 A JP2000037434 A JP 2000037434A JP 2000037434 A JP2000037434 A JP 2000037434A JP 2001231288 A JP2001231288 A JP 2001231288A
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brushless motor
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Yuichi Izawa
雄一 伊澤
Takashi Ogawa
高志 小川
Hideaki Kato
秀明 加藤
Tetsuo Nomoto
哲男 野本
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ回路の駆動を安定化させてモータ
の振動・騒音を抑制し得るようにしたDCブラシレスモ
ータ装置を提供する。 【解決手段】 DCブラシレスモータ装置は回転子3R
の回転位置を検出した位置検出信号Su・Sv・Swに
よりインバータ回路2のパルス幅変調電圧を制御してモ
ータ3を駆動する。位置検出信号Su・Sv・Swによ
り得られる回転子3Rの回転数が所定時間にわたり所定
範囲内のときは安定状態と判別して現在の制御状態のま
ま保持する。同判別によりパルス幅変調電圧の制御周期
を現在の制御周期よりも大きくする。所定時間の経過後
に同様の判別を行う。安定状態にもかかわらず定常同様
の制御を行うことが無くなり、インバータ回路の駆動を
安定化させてモータの振動・騒音を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DCブラシレス
モータの回転子の位置検出を行って得られる位置検出信
号によりインバータ回路の駆動を制御するようにしたD
Cブラシレスモータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】こうしたDCブラシレスモータ装置の構
成として、例えば、図5のような構成が特開平8−18
2378号公報により開示されている。図5において、
電源部1は直流電源であって、後記のパルス変調電圧を
得るためのインバータ回路2の母線電圧Vccを得てい
る部分であり、例えば、交流電源を整流平滑して直流電
源を得ている。
【0003】インバータ回路2は、ドライブ回路4から
の駆動信号よって、トランジスタTrU〜TrZ、例え
ば、電力用トランジスタ、IGBT素子などを制御する
ことにより、複数相、例えば、U相・V相・W相による
3相のパルス幅変調電圧を発生して、DCブラシレスモ
ータ3の各固定子巻線3U・3V・3Wに与えることに
より回転磁界を作り、回転子3Rを回転している。な
お、図示していないが、回転子3Rには、複数の「着磁
極」、例えば、2対のN極・S極による磁極を設けてあ
る。
【0004】なお、この発明において、「着磁極」と
は、回転子として形成した後に着磁して磁極を形成した
ものと、回転子に永久磁石を、埋め込み、または、装着
して磁極を形成したものとの両方をいうものである。
【0005】ドライブ回路4によるトランジスタTrU
〜TrZの駆動は、図6の[トランジスタ駆動波形]よ
うになっており、細かいパルス波形の部分がチョッピン
ク部分であり、U相の端子Rと、V相の端子Sと、W相
の端子Tに出力される電圧を抵抗Rau・Rbuの分圧
回路、抵抗Rav・Rbvの分圧回路、抵抗Raw・R
bwの分圧回路で分圧して、コンパレータCPu・コン
パレータCPv・コンパレータCPwの各正端子、すな
わち、各+端子に入力している各電圧の波形は、図6の
[端子電圧の分圧波形]のU相・V相・W相のような波
形をもつU相分圧電圧Ua・V相分圧電圧Va・W相分
圧電圧Waになっている。
【0006】母線電圧Vccを抵抗Rd・Rcによる分
圧回路で分圧して、抵抗コンパレータCPu・コンパレ
ータCPv・コンパレータCPwの各負端子、すなわ
ち、−端子に入力している仮想中性点電圧E0の電圧の
波形は、図7の[電源電圧の分圧波形(仮想中性点電
圧)]E0のようになっている。なお、この仮想中性点
電圧E0を図7の仮想中性点電圧E0の上方または下方
にずらせて、交点Pを前方または後方にずらせた位置検
出信号Su1〜Sw2を得るようにした構成を用いる場
合もある。
【0007】そして、コンパレータCPuはU相位置検
出コンパレータ、コンパレータCPvはV相位置検出コ
ンパレータ、コンパレータCPwはW相位置検出コンパ
レータになっており、各コンパレータCPu・CPv・
CPwで検出して得られる位置検出信号Su・Sv・S
wを、マイクロコンピュータを主体にした制御処理部
分、すなわち、マイコン5に与え、マイコン5が所定の
制御によりドライブ回路4を制御することによって、イ
ンバータ回路2の各トランジスタTrU〜TrZを駆動
している。
【0008】回転子3Rが回転すると、固定子巻線3U
・3V・3Wのうちのパルス幅変調電圧を通電していな
い相の固定子巻線に誘起電圧が現れるので、図7のよう
に、各スパイク電圧に続いて「立上り誘起電圧」と「立
ち下り誘起電圧」とが現れる。
【0009】そして、各コンパレータCPu・CPv・
CPwでは、これらの電圧の比較により、「立上り誘起
電圧」・「立ち下り誘起電圧」の部分における上記の仮
想中性点電圧E0との交点P、すなわち、ゼロクロス点
を検出することにより、この検出信号を位置検出信号S
u・Sv・Swとして出力している。
【0010】例えば、コンパレータCPuでの比較検出
状態を例にとると、図7の[U相位置検出コンパレータ
正負端子入力電圧(重ね書き)]のようになっており、
ゼロクロス点Pを検出して、図7の[U相位置検出コン
パレータ出力電圧]のように、「U相立ち上り位置検出
ポイント」と「U相立ち上り位置検出ポイント」とを位
置検出信号として出力する。なお、他の相のコンパレー
タCPv・CPwでの比較検出状態は、図8の[U相位
置検出コンパレータ正負入力電圧(重ね書き)]の波形
を120°分の位相ずつ、ずらせた波形状態になってい
る。
【0011】つまり、図6の[R・S・T端子電圧の分
圧波形]において、回転子3Rが1回転する間に、回転
子3Rの1対の磁極に対して、位置検出信号がSu1→
Sw2→Sv1→Su2→Sw1→Sv2のように、回
転子3Rの速度変化に応じた時間間隔で循環しながら検
出されて、マイコン5に与えられている。
【0012】マイコン5は、各位置検出信号Su1〜S
w2が得られる間隔の時間にもとづいて、回転子3Rの
単位時間当たりの回転数(この発明において、回転数と
いう)、例えば、rpmまたはrps(以下、これらを
総称してrpmという)を算定するとともに、その回転
数rpmが目的の回転数、例えば、回転数rmになるよ
うに、インバータ回路2から各固定子巻線3U〜Wに与
える各相電圧のチョッピングパルスの周波数(以下、チ
ョッピング周波数という)fmまたはチョッピングパル
スのデューティ比(以下、デューティ比という)duを
変化させる制御を行っている。なお、上記の回転数rp
mは、一般に、平均回転速度とも言われているものであ
る。
【0013】なお、回転数rpmは、例えば、回転子3
Rの1回転当たりの位置検出信号Su1〜Sw2の発生
数が12個であるとすれば、その12個の位置検出信号
のうちの先順のものが得れた時点から次順のものが得れ
た時点までの時間をマイコン5の内部の時計回路(図示
せず)によって計時した時間値で、単位時間値、例え
ば、1分または1秒を除算することによって求めるか、
または、位置検出信号のうちの1つが得られた時点から
所定の複数個、例えば、10個の位置検出信号が得られ
た時点までの時間値で単位時間を除算し、さらに、その
個数で除算することによって、平均値による回転数rp
mを求めることができる。
【0014】この制御は、具体的には、図8のように、
例えば、目標とする回転数rm1に対して、±αの許容
値をもたせた制御を行うものとすれば、各相電圧のチョ
ッピング周波数はfmまたはデューティ比duを変化さ
せながら位置検出信号位置検出信号Su1〜Sw2にも
とづく制御を行って、位置検出信号Su1〜Sw2にも
とづいて得られた回転数回rpmが許容上限値rm1+
αに達したときには、チョッピング周波数fmまたはデ
ューティ比duを変化させて各相の出力電圧Ua〜Wa
(ここでのUa〜Waは、上記の分圧を行う前のトラン
ジスタTrU〜TrZの出力電圧をいい、以下において
も同様である。)を下げる。
【0015】そして、許容下限値rm1−αに達したと
きには、各相の出力電圧を上げるという動作を行うほ
か、出力電圧Ua〜Waを変化させる動作に、検出した
回転数rpmと目標回転数rm1の差値にもとづくPI
制御などによっている。また、この制御を行うための制
御周期T1は、図示のように、比較的小さい周期、例え
ば、10m秒〜1秒にして、出力電圧Ua〜Waを頻繁
に変化させるように制御している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなDCブラ
シレスモータ装置において、回転子3Rで駆動する負
荷、すなわち、DCブラシレスモータ装置による駆動対
象を、空調装置や冷蔵庫などの圧縮機にした場合には、
負荷の変動が激しいので、チョッピング周波数fmまた
はデューティ比duを頻繁に変更して、出力電圧の調整
する必要がある。こうした出力電圧の変更調整に伴っ
て、モータ自体や圧縮機の振動・騒音を増大させるなど
の不都合がある。このため、こうした不都合を無くした
装置の提供が望まれているという課題がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は上記ような複
数の着磁極を有する回転子と、通電時に上記の回転子に
回転磁界を与えるように配置された複数相の固定子巻線
とを設けたDCブラシレスモータにおける所定の上記の
固定子巻に、インバータ回路で発生したパルス幅変調電
圧の通電を行って回転磁界を形成するとともに、上記の
回転子の回転によって上記の通電を行っていない相の上
記の固定子巻線に生じる誘起電圧と、所定の電圧とを上
記の複数相の各相ごとに比較検出して得られる位置検出
信号にもとづいて上記の通電を行う時点を制御するよう
にしたDCブラシレスモータ装置において、
【0018】上記の位置検出信号にもとづいて得られる
上記の回転子の回転数の変化が所定時間にわたって所定
の範囲内にあるときは、上記の回転子により駆動してい
る負荷が安定した安定状態として判別する負荷状態判別
手段と、
【0019】上記の安定状態として判別されたときは上
記のパルス幅変調電圧の制御状態を上記の判別を行った
時点における制御状態のままで保持する制御保持手段と
を設ける第1の構成と、
【0020】上記の第1の構成の制御保持手段に代え
て、上記の安定状態として判別されたときは上記のパル
ス幅変調電圧の制御周期を上記の判別を行った時点にお
ける制御周期よりも大きい制御周期による制御に変更す
る制御周期変更手段を設ける第2の構成とにより上記の
課題を解決したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、上
記の従来技術の構成に、この発明を適用した実施例を図
1〜図4により説明する。図1〜図4において、図5〜
図8と同一符号で示す部分は、図5〜図8により説明し
た同一符号の部分と同一の機能をもつ部分である。ま
た、図1〜図4において、同一符号で示す部分は、図1
〜図4のいずれかにおいて説明する同一符号の部分と同
一の機能をもつ部分である。
【0022】
【実施例】〔第1実施例〕以下、図1〜図3により第1
実施例を説明する。この第1実施例の構成は、概括的に
は、上記の第1の構成を構成しているものであり、図1
のように、マイコン5に設けた処理用メモリ5Aとデー
タ用メモリ5Bに、図2の制御処理フローのプログラム
と、制御処理の基準に用いるデータとを予め記憶してお
くとともに、マイコン5に設けた時計回路5Cから所要
の計時データを得ることによって、以下のような制御処
理を行うほか、処理して得られたデータをデータ用メモ
リ5Bに以後の基準に用いるデータとして記憶するもの
である。なお、制御処理が定型的な制御処理で済む部分
は、ディスクリートな回路構成に変更して構成し得るこ
とは言うまでもない。
【0023】以下、図2の制御処理フローによる制御処
理動作を説明する。なお、図2の制御処理フローは、装
置全体の制御処理を行うためのメイン制御処理フローか
ら、所定の時間、例えば、定常の制御周期T1ごとに、
この制御処理フローの開始に移行してくるようにし、ま
た、この制御処理フローの終了とは、その終了時点にお
いて次に行う動作を行わせるためのメイン制御処理フロ
ーの所定のステップ箇所に移行するように構成したもの
である。なお、周期T1は、例えば、10m秒〜1秒に
設定してある。
【0024】また、この制御処理では、図3のように、
目標回転数rm1に対して上限を+α、下限を−αとし
た第1の許容範囲rm1±αと、この許容範囲rm1±
αよりも許容範囲を広くした上限を+β、下限を−βと
した第2の許容範囲rm1±βとを処理用データとして
データ用メモリ5Bに記憶してある。
【0025】〔制御処理フローの説明〕 ◆ステップS1では、後記のステップS4で記憶した安
定状態を示す「フラグ」があるか否かの判別を行い、
「フラグ」があるとはステップS7に移行し、そうでな
いときは次のステップS2に移行する。
【0026】◆ステップS2では、位置検出信号Su1
〜Sw1にもとづく回転数rpmを算定して、第1の許
容範囲rm1±αの範囲内にあるか否かの判別を行い、
範囲内にあるときは次のステップs3に移行し、そうで
ないときはステップS5に移行する。
【0027】◆ステップS3では、過去にこのステップ
に移行してきて、時計回路のタイマーに計時開始を行わ
せる状態に設定してあるか否かの判別と、設定したタイ
マーによる時間経過が所定時間t、例えば、定常の周期
T1の10倍の100m〜10秒間になっているか否か
の判別とを行い、タイマーが設定していないときはタイ
マーを設定した後に「終了」、すなわち、制御処理フロ
ーの所定のステップ箇所に移行する。
【0028】また、設定したタイマーの経過時間が、所
定時間t以上になっているときは、次のステップS4に
移行し、そうでないときは、そのまま、「終了」、すな
わち、制御処理フローの所定のステップ箇所に移行す
る。なお、この所定時間tは、出力電圧に対する出力電
圧調整、すなわち、チョッピング周波数fmまたはデュ
ータィ比duの変更が少ない安定状態になっているか否
かを判別するための判別時間になっている。
【0029】◆ステップS4では、安定状態を示すフラ
グをデータ用メモリ5Bに記憶するとともに、図4の
「安定状態」のように、現在の出力電圧Ua〜Waを得
ている制御状態、すなわち、チョッピング周波数fmま
たはデューティ比duを変更しないように保持し続ける
状態にした後に、「終了」、すなわち、制御処理フロー
の所定のステップ箇所に移行する。
【0030】◆ステップS5では、目標回転数rm1に
なるような出力電圧調整、すなわち、チョッピング周波
数fm、または、デューティ比duによる制御に変更し
た後に、次のステップS6に移行する。
【0031】◆ステップS6では、タイマーの計時をリ
セットとするとともに、計時動作を停止した後に、「終
了」、すなわち、制御処理フローの所定のステップ箇所
に移行する。
【0032】◆ステップS7では、位置検出信号Su1
〜Sw1にもとづく回転数rpmを算定して、第2の許
容範囲rm1±βの範囲内にあるか否かの判別を行い、
範囲内にあるときは「終了」、すなわち、制御処理フロ
ーの所定のステップ箇所に移行し、そうでないときは次
のステップS8に移行する。
【0033】◆ステップS8では、データ用メモリ5B
に記憶されている安定状態を示す「フラグ」を消去し
て、目標回転数rm1になるようなチョッピング周波数
fm、または、デューティ比duによる制御値を変更し
た後に、「終了」、すなわち、制御処理フロの所定のス
テップ箇所に移行する。
【0034】したがって、上記のステップS1〜S8の
制御処理構成によれば、図4のように、回転数rpmが
第1の許容範囲rm1±αに所定時間t以上とどまって
いた場合には安定状態として判別された後は、第2の許
容範囲rm1±β、だだしβ>αになるまで、各相に与
えている出力電圧Ua〜Waを変更しないように動作す
ることになる。
【0035】つまり、安定状態と判別された後は、急激
な負荷変化などが起きない限りは、回転数rpmが目標
回転数rm1と殆ど差がない状態になるので、この状態
では、出力電圧Ua〜Waを変化させない状態にしてる
ので、モータの振動・騒音などを、極力、抑える状態に
することができる。
【0036】〔第2実施例〕以下、図1・図2・図4に
より第2実施例を説明する。この第2実施例の構成は、
概括的には、上記の第2の構成を構成しているものであ
る。第2実施例の構成が上記の第1実施例の構成と異な
る箇所は、図2の制御処理フローにおけるステップS4
での安定状態を示す「フラグ」を記憶した状態における
制御処理を次のように変更したものである。
【0037】つまり、第1実施例での出力電圧Ua〜W
aを変更しないように保持する制御動作に代えて、図4
の「安定状態」のように、出力電圧の制御周期を、判別
した時点における制御周期T1よりも大きい制御周期T
2、例えば、周期T1の10倍程度に相当する100m
秒〜10秒の周期による制御状態に変更するようにした
ものである。つまり、例えば、制御周期T1を50m秒
にしているときは、例えば、その10倍の0.5秒の制
御周期T2に変更するようにしている。
【0038】つまり、安定状態と判別された後は、急激
な負荷変化などが起きない限りは、制御周期が長くな
り、出力電圧Ua〜Waを変化させる回数が少ない状態
にしているので、モータの振動・騒音などを、極力、抑
える状態にすることができる。
【0039】〔変形実施〕この発明はつぎのように変形
して実施することを含むものである。 (1)第1実施例・第2実施例における上記の制御処理
動作を行うための制御処理部分を、マイコン5とは別個
の制御部、例えば、別個のマイコンにして構成する。
【0040】(2)第1実施例・第2実施例における上
記の制御処理動作を行うための制御処理フローを、マイ
コン5の制御処理フロー、すなわち、メイン制御処理フ
ローとは独立した制御処理フローにして構成する。 (3)第1実施例・第2実施例または上記(1)の構成
における制御処理動作を行うための制御処理部分をゲー
ト回路・論理回路などの組み合わせによるデイスクリー
トな回路構成によって構成する。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、イン
バータ回路の駆動を制御するための回転を位置検出信号
にもとづいて回転子で駆動している負荷の安定状態を検
出するだけの構成で、インバータ回路の駆動制御を安定
化させているので、モータの振動・騒音などを、極力、
抑えることを可能にした装置を簡便安価な構成で提供出
来るなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図4はこの発明の実施例を、また、図5
〜図8は従来技術を示し、各図の内容は次のとおりであ
る。
【図1】全体ブロック構成図
【図2】要部制御処理フロー図
【図3】要部制御処理状態図
【図4】要部制御処理状態図
【図5】全体ブロック構成図
【図6】要部動作波形図
【図7】要部動作波形図
【図8】要部動作波形図
【符号の説明】
1 電源部 2 インバータ回路 3 DCブラシレスモータ 3R 回転子 3U〜3W 固定子巻線 4 ドライブ回路 5 マイコン CPu〜CPw コンパレータ E0 仮想中性点電圧 P 交点・ゼロクロス点 R U相端子 Rau〜Rd 抵抗 rm1 目標回転数 α 第1の許容範囲 β 第2の許容範囲 S V相端子 Su〜Sw 位置検出信号 Su1〜Sw2 位置検出信号 T W相端子 T1 制御周期 T2 制御周期 TrU〜TrZ トランジスタ t 判別時間 U U相 Ua〜Wa 相分圧電圧(正端子入力電圧) V V相 Vcc 母線電圧 W W相
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 秀明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 野本 哲男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L092 AA10 DA14 EA11 FA05 5H560 BB04 BB07 BB12 DA13 DA19 DC13 EB01 GG04 SS01 TT07 UA06 XA12 XB09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の着磁極を有する回転子と、通電時
    に前記回転子に回転磁界を与えるように配置された複数
    相の固定子巻線とを設けたDCブラシレスモータにおけ
    る所定の前記固定子巻に、インバータ回路で発生したパ
    ルス幅変調電圧の通電を行って回転磁界を形成するとと
    もに、前記回転子の回転によって前記通電を行っていな
    い相の前記固定子巻線に生じる誘起電圧と、所定の電圧
    とを前記複数相の各相ごとに比較検出して得られる位置
    検出信号にもとづいて前記通電を行う時点を制御するよ
    うにしたDCブラシレスモータ装置であって、 前記位置検出信号にもとづいて得られる前記回転子の回
    転数の変化が所定時間にわたって所定の範囲内にあると
    きは、前記回転子により駆動している負荷が安定した安
    定状態として判別する負荷状態判別手段と、 前記安定状態として判別されたときは前記パルス幅変調
    電圧の制御状態を前記判別を行った時点における制御状
    態のままで保持する制御保持手段とを具備することを特
    徴とするDCブラシレスモータ装置。
  2. 【請求項2】 複数の着磁極を有する回転子と、通電時
    に前記回転子に回転磁界を与えるように配置された複数
    相の固定子巻線とを設けたDCブラシレスモータにおけ
    る所定の前記固定子巻に、インバータ回路で発生したパ
    ルス幅変調電圧の通電を行って回転磁界を形成するとと
    もに、前記回転子の回転によって前記通電を行っていな
    い相の前記固定子巻線に生じる誘起電圧と、所定の電圧
    とを前記複数相の各相ごとに比較検出して得られる位置
    検出信号にもとづいて前記通電を行う時点を制御するよ
    うにしたDCブラシレスモータ装置であって、 前記位置検出信号にもとづいて得られる前記回転子の回
    転数の変化が所定時間にわたって所定の範囲内にあると
    きは、前記回転子により駆動している負荷が安定した安
    定状態として判別する負荷状態判別手段と、 前記安定状態として判別されたときは前記パルス幅変調
    電圧の制御周期を前記判別を行った時点における制御周
    期よりも大きい制御周期による制御に変更する制御周期
    変更手段とを具備することを特徴とするDCブラシレス
    モータ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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