JP2001230910A - 原稿読取方法 - Google Patents

原稿読取方法

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JP2001230910A
JP2001230910A JP2000040891A JP2000040891A JP2001230910A JP 2001230910 A JP2001230910 A JP 2001230910A JP 2000040891 A JP2000040891 A JP 2000040891A JP 2000040891 A JP2000040891 A JP 2000040891A JP 2001230910 A JP2001230910 A JP 2001230910A
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Toshihiko Sugimura
俊彦 杉村
Yoshihiko Kunoki
佳彦 久軒
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最終回の走査処理後に処理すべき読取データ量
を削減し、光源の光量が安定する前に1回目の走査処理
を開始することにより、原稿画像の読取作業に要する時
間を短時間化する。 【解決手段】時刻T1で読取処理の開始が指示された
後、光源ランプ3の光量が適正光量Kaに達する前に走
査速度v1による1回目の光学系の走査処理を行い、時
刻T1から所定時間taが経過して光源ランプ3が適正
光量Kaに達した後に走査速度v2(v2<v1)によ
る2回目の光学系の走査処理を行う。1回目の走査処理
時における奇数番目の読取ラインの読取データを各読取
タイミングにおける光量と適正光量Kaとの比、及び、
走査速度v1と走査速度v2との比に基づいて補正した
後、2回目の走査処理時における偶数番目の読取ライン
の読取データと合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原稿の画像を読
み取るスキャナ等の原稿読取装置において実行され、1
枚の原稿毎に光学系を複数回ずつ走査するようにした原
稿読取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿の画像を読み取るスキャナ等の原稿
読取装置で実行される原稿読取方法として、1枚の原稿
毎に光学系を複数回ずつ走査させるようにしたものがあ
り、例えば、1回目の光学系の走査処理時に原稿の下地
の濃度を検出し、検出した下地濃度に応じて2回目の光
学系の走査処理時における光源の光量を調整するように
している。
【0003】また、特開平3−265369号公報に開
示された画像入力方法では、サンプリング時間を変えて
原稿を複数回スキャンし、得られた複数の読取データに
基づいて原稿の画像データを得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
原稿読取方法では、複数回の光学系の走査処理における
最終回の走査処理、又は、全ての走査処理において原稿
全面の画像を読み取るようにしていたため、最終回の走
査処理後に原稿全面の画像についての読取データに対す
る処理が行われることになり、光学系の走査処理の開始
から原稿の画像データを得るまでに長時間を必要とする
問題があった。
【0005】また、従来の原稿読取方法では、光学系に
おける光源の光量が安定した後に光学系の走査処理を開
始するようにしていたため、1枚の原稿毎に複数回の光
学系の走査処理を行う場合には、光源に対して駆動電圧
が印加された後に光源の光量が安定するまで1回目の光
学系の走査が開始されず、原稿の画像の読取処理に長時
間を必要とし、結果的に光学系の走査処理の開始から原
稿の画像データを得るまでに長時間を必要とする問題が
あった。特に、画像読取装置が長時間にわたって使用さ
れておらず、光源の温度が低い状態では、光源の光量が
安定するまでに比較的長時間を必要とし、その後に複数
回の光学系の走査処理が行われることになって、原稿の
読取作業が著しく長時間化する。
【0006】この発明の目的は、複数回の光学系の走査
処理のそれぞれにおいて原稿画像における互いに異なる
複数の読取ラインを読み取ることにより、最終回の走査
処理後に処理すべき読取データ量を削減し、また、光源
の光量が安定する前に1回目の走査処理を開始すること
により、原稿画像の読取作業に要する時間を短時間化
し、光学系の走査処理の開始から画像データを得るまで
の時間を短縮できる原稿読取方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0008】(1) 1枚の原稿に対して複数回の光学系の
走査処理を行う原稿読取方法であって、複数回の光学系
の走査処理のそれぞれにおいて原稿画像における光学系
の走査方向に直交する方向の互いに異なる複数の読取ラ
インを読み取り、各走査処理時の読取データを合成して
1枚の原稿の画像データを作成する画像処理を実行する
ことを特徴とする。
【0009】この構成においては、1枚の原稿に対して
実行される複数回の光学系の走査処理のそれぞれにおい
て、原稿画像における光学系の走査方向に直交する方向
の互いに異なる複数の読取ラインが読み取られ、各走査
処理時の読取データを合成して1枚の原稿の画像データ
が作成される。ここに、互いに異なる複数の読取ライン
とは、例えば、1枚の原稿についてN回の光学系の走査
処理を行う場合、n(n=1,2,・・・,N)回目の
光学系の走査処理時に読み取られる第n+i×N(i=
0,1,2,・・・)番目の読取ラインをいう。したが
って、1枚の原稿に対してn回の光学系の走査作業が行
われる場合、1回の走査処理時の読取ライン数は原稿画
像の全読取ライン数の1/nになり、各走査処理後に処
理すべき読取ライン数が減少する。
【0010】(2) 前記複数回の光学系の走査処理が、原
稿画像における奇数番目の読取ライン及び偶数番目の読
取ラインのそれぞれを読み取る2回の走査処理であるこ
とを特徴とする。
【0011】この構成においては、1枚の原稿に対して
実行される2回の光学系の走査処理のうち、1回目の走
査処理時に原稿画像における奇数番目又は偶数番目の読
取ラインが読み取られ、2回目の走査処理時に原稿画像
における偶数番目又は奇数番目の読取ラインが読み取ら
れる。したがって、各回の走査処理時の読取ライン数は
原稿画像の全ライン数の1/2になり、各走査処理後に
処理すべき読取ライン数が半減する。
【0012】(3) 前記画像処理は、各走査処理時の光学
系の光源光量に基づいて各走査処理時における読取デー
タを補正する処理を含むことを特徴とする。
【0013】この構成においては、複数回の走査処理時
のそれぞれにおいて1枚の原稿から読み取られた読取デ
ータが各走査処理時の光学系の光源光量に基づいて補正
された後に合成されて1枚の原稿の画像データが作成さ
れる。したがって、各走査処理時における光源光量が一
定でない場合にも、1枚の原稿の全面について均一な濃
度レベルの画像データが作成される。
【0014】(4) 前記画像処理は、各走査処理時の光学
系の走査速度に基づいて各走査処理時における読取デー
タを補正する処理を含むことを特徴とする。
【0015】この構成においては、複数回の走査処理時
のそれぞれにおいて1枚の原稿から読み取られた読取デ
ータが各走査処理時の光学系の走査速度に基づいて補正
された後に合成されて1枚の原稿の画像データが作成さ
れる。したがって、各走査処理時における走査速度が一
定でない場合にも、1枚の原稿の全面について均一な濃
度レベルの画像データが作成される。
【0016】(5) 前記複数回の光学系の走査処理のうち
少なくとも1回目の走査処理を光学系の光源光量が安定
する前に開始することを特徴とする。
【0017】この構成においては、1枚の原稿に対する
複数回の光学系の走査処理のうち、少なくとも1回目の
走査処理が光源光量が安定していない状態で開始され
る。したがって、複数回の走査処理からなる原稿画像の
読取作業が早期に完了する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
る原稿読取方法が適用される原稿読取装置の構成を示す
図である。原稿読取装置1は、原稿台2、光源ランプ
3、反射ミラー4a〜4c、光学レンズ5及び光電変換
素子(以下、CCDという。)6を備えている。原稿台
2は、透明硬質ガラス体によって構成されており、上面
に原稿Dが載置される。光源ランプ3は、ミラー4aと
ともに一定速度で原稿台2の下面に平行に往復移動し、
原稿台3に載置された原稿Dの画像の全面を露光走査す
る。ミラー4b及び4cは、光源ランプ3及びミラー4
aの1/2の速度で原稿台2の下面に平行に往復移動
し、原稿Dの画像面における光源ランプ3の光の反射光
を光路長を一定にして光学レンズ5に配光する。光学レ
ンズ5は、原稿Dの画像面における反射光をCCD6の
受光面に結像させる。CCD6は受光面における受光量
に応じた受光信号を出力する。
【0019】原稿読取装置1は、原稿台2に載置された
1枚の原稿Dに対して、光源ランプ3及び反射ミラー4
a〜4cからなる光学系を複数回往復移動させ、光学系
の各往復移動時に原稿Dの画像面における光学系の走査
方向に直交する方向の互いに異なる複数の読取ラインを
読み取る。例えば、1枚の原稿Dに対してN回の光学系
の走査処理を行う場合において、n(n=1,2,・・
・,N)回目の走査処理時に、第n×iN(i=0,
1,2,・・・)番目の読取ラインを読み取る。即ち、
1枚の原稿Dに対して3回の光学系の走査処理を行う場
合は、1回目の走査処理時に1,4,7,・・・番目の
読取ラインを読み取り、2回目の走査処理時に2,5,
8,・・・番目の読取ラインを読み取り、3回目の走査
処理時に3,6,9,・・・番目の読取ラインを読み取
る。
【0020】図2は、上記原稿読取方法が適用される原
稿読取装置の制御部の構成を示すブロック図である。上
記の原稿読取装置1の制御部10は、入力回路11、光
量補正回路12、速度補正回路13、メモリ14、合成
回路15、画像処理回路16及び出力回路17を備えて
いる。入力回路11は、A/D変換回路を含み、CCD
6から出力された1ライン分の受光信号を2値化して読
取データに変換する。光量補正回路12は、各読取デー
タの読取時における光源ランプ3の光量に基づいて各読
取データを補正する。速度補正回路13は、各読取デー
タの読取時における光学系の走査速度に基づいて各読取
データを補正する。メモリ14は、先に入力された読取
データを後に入力される読取データとの合成処理時まで
格納しておく。合成回路15は、複数回の走査処理のそ
れぞれにおける読取データであって光量補正回路12及
び速度補正回路13において必要な補正を受けた読取デ
ータを合成し、1枚の原稿についての画像データを作成
する。画像処理回路16は、合成された画像データに対
して、γ補正やシェーディング補正等の所定の画像処理
を施す。出力回路17は、画像処理後の画像データを画
像形成装置等の外部の装置に出力する。
【0021】図3は、上記原稿読取方法による原稿画像
の読取状態の一例を説明する図である。この例では、原
稿読取装置1は、1枚の原稿毎に2回の光学系の走査処
理を行うものとする。このため、光学系の走査方向に直
交する方向における原稿Dの画像の複数の読取ラインの
うち、奇数番目の読取ラインを1回目の光学系の走査処
理時に読み取り、偶数番目の読取ラインを2回目の光学
系の走査処理時に読み取る。なお、原稿Dの画像におけ
る読取ラインの分割数は、原稿読取装置1から出力する
画像データに要求される解像度に応じて決定される。
【0022】図4は、上記原稿読取装置における原稿読
取作業時の光学系の光源光量と走査処理との関係を示す
図である。原稿読取装置1は、時刻T1で原稿の読取作
業の開始が指示されると、光源ランプ3に駆動電圧を印
加する。駆動電圧が印加された電源ランプ3は、所定時
間tsが経過した後に適正光量Kaに達する。原稿読取
装置1は、所定時間taが経過する前、即ち、光源ラン
プ3が適正光量Kaに達する前に原稿画像の奇数番目の
読取ラインを読み取る1回目の光学系の走査を実行し、
所定時間taが経過して光源ランプ3が適正光量Kaに
達した後に原稿画像の偶数番目の読取ラインを読み取る
2回目の光学系の走査を実行する。
【0023】このように、1枚の原稿に対して2回の光
学系の走査処理を行う際に、1回目の光学系の走査処理
を光源ランプ3が適正光量Kaに達する前に実行するこ
とにより、2回の走査処理を読取作業の開始の指示タイ
ミングT1から早期に完了することができる。また、2
回の光学系の走査処理のそれぞれにおいて互いに異なる
複数の読取ラインを読み取ることにより、2回目の光学
系の走査処理後における読取データの処理を早期に完了
することができる。
【0024】但し、1枚の原稿画像における奇数番目の
読取ラインの読取処理と偶数番目の読取ラインの読取処
理とを光源ランプ3の光量が互いに異なる状態で実行す
るため、1回目の光学系の走査処理時に読み取った奇数
番目の読取ラインの読取データと2回目の光学系の走査
処理時に読み取った偶数番目の読取ラインの読取データ
とをそのままの状態で合成すると、読取ライン毎に濃淡
が繰り返し変化する画像データが作成されてしまう。
【0025】そこで、原稿読取装置1は、光量補正回路
12において、1回目の光学系の走査処理時に読み取っ
た奇数番目の読取ラインの読取データを、光源ランプ3
が適正光量Kaに達していない状態で読み取られた奇数
番目の読取ラインの読取データを光源ランプ3が適正光
量Kaである場合の読取データに補正した後に、2回目
の光学系の走査処理時に読み取った偶数番目の読取ライ
ンの読取データと合成する。光量補正回路12は、例え
ば、1回目の光学系の走査処理時における読取データd
1nをその読取タイミングにおける光源ランプ3の光量
Knと適正光量Kaとを用いて、 D1n=d1n×Ka/Kn により、補正データD1nに補正する。
【0026】これによって、1回目の光学系の走査処理
時に読み取った奇数番目の読取ラインの読取データのそ
れぞれが、光源ランプ3の光量を適正光量Kaとした場
合の読取データに補正され、光源ランプ3の光量につい
て2回目の光学系の走査処理時に読み取った偶数番目の
読取ラインの読取データと同一の条件で読み取った読取
データにされる。
【0027】なお、光量補正回路12は、1回目の光学
系の走査処理時に、検出センサを介して各読取ラインに
ついての読取タイミングのそれぞれにおける光源ランプ
3の光量Knを測定するが、光源ランプ3の光量の時間
的変化から、各読取タイミングにおける光源ランプ3の
光量Kaを算出するようにしてもよい。
【0028】図5は、上記原稿読取装置における原稿読
取作業時の光学系の走査速度の変化を示す図である。原
稿読取装置1は、1枚の原稿について実行する2回の光
学系の走査処理において、1回目の光学系の走査処理時
の走査速度v1を2回目の光学系の走査処理時の走査速
度v2によりも速くしている。このように、1枚の原稿
画像における奇数番目の読取ラインの読取処理と偶数番
目の読取ラインの読取処理とを光学系の走査速度が互い
に異なる状態で実行した場合、1回目の光学系の走査処
理時に読み取った奇数番目の読取ラインの読取データと
2回目の光学系の走査処理時に読み取った偶数番目の読
取ラインの読取データとをそのままの状態で合成する
と、読取ライン毎に濃淡が繰り返し変化する画像データ
が作成されてしまう。
【0029】そこで、原稿読取装置1は、速度補正回路
13において、1回目の光学系の走査処理時に走査速度
v1で読み取った奇数番目の読取ラインの読取データ
を、走査速度v2で読み取った場合の読取データに補正
した後に、2回目の光学系の走査処理時に読み取った偶
数番目の読取ラインの読取データと合成する。速度補正
回路12は、例えば、1回目の光学系の走査処理時にお
ける読取データd1nを1回目の走査速度v1と2回目
の走査速度v2とを用いて、 D1′n=d1n×v2/v1 により、補正データD1′nに補正する。
【0030】これによって、1回目の光学系の走査処理
時に読み取った奇数番目の読取ラインの読取データのそ
れぞれが、走査速度v2で光学系を走査した場合の読取
データに補正され、光学系の走査速度について2回目の
光学系の走査処理時に読み取った偶数番目の読取ライン
の読取データと同一の条件で読み取った読取データにさ
れる。
【0031】以上のように、この実施形態に係る原稿読
取装置1は、光源ランプ3の光量及び光学系の走査速度
が互いに異なる状態で実行する2回の光学系の走査処理
のそれぞれにおいて読み取った読取データを合成する前
に、1回目の光学系の走査処理時における読取データを
光源ランプ3の光量及び光学系の走査速度について補正
する。これによって、2回の光学系の走査処理のそれぞ
れにおいて読み取った読取データを、光源ランプ3の光
量及び光学系の走査速度について同一の条件で読み取っ
た読取データとして合成することができ、1枚の原稿に
ついての画像データを全面について均一な濃度レベルで
作成することができる。
【0032】また、この実施形態に係る原稿読取装置1
では、2回目の光学系の走査処理を光源ランプ3が適正
光量Kaに達した後に実行するようにしているため、2
回目の光学系の走査処理時における読取データについて
光量補正回路12における補正処理を実行する必要がな
い。このため、2回目の光学系の走査処理後における読
取データの処理をさらに早期に完了することができる。
【0033】さらに、2回目の光学系の走査処理が終了
するまでに、1回目の光学系の走査処理時における読取
データの補正処理を完了するようにすれば、合成処理の
実行前に2回目の光学系の走査処理時における読取デー
タを格納しておく必要がなく、メモリ14の容量を削減
してコストダウンを実現することができる。
【0034】なお、2回目の光学系の走査処理時の走査
速度v2を基準として1回目の光学系の走査処理時の走
査速度v1を速くした場合、これに応じて1回目の光学
系の走査処理時におけるCCD6の受光信号の読取タイ
ミングも2回目の光学系の走査処理時におけるCCD6
の受光信号の読取タイミングに比較して速くする必要が
ある。したがって、1回目の光学系の走査処理時におけ
る読取タイミングが走査速度に対して適正でない場合に
は、その読取データが光学系の走査方向について変形を
生じるため、2回目の光学系の走査処理時における読取
データとの合成に先だって補間処理を行う。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以下の効果を奏することが
できる。
【0036】(1) 1枚の原稿に対して実行する複数回の
光学系の走査処理のそれぞれにおいて、原稿画像におけ
る光学系の走査方向に直交する方向の互いに異なる複数
の読取ラインを読み取り、各走査処理時の読取データを
合成して1枚の原稿の画像データを作成することによ
り、1枚の原稿に対してn回の光学系の走査処理を行う
場合に1回の走査処理時の読取ライン数を原稿画像の全
読取ライン数の1/nにすることができ、各走査処理後
に処理すべき読取ライン数を減少させて読取作業時間を
短縮することができる。
【0037】(2) 1枚の原稿に対して実行する2回の光
学系の走査処理のうち、1回目の走査処理時に原稿画像
における奇数番目又は偶数番目の読取ラインを読み取
り、2回目の走査処理時に原稿画像における偶数番目又
は奇数番目の読取ラインを読み取ることにより、各回の
走査処理時の読取ライン数を原稿画像の全ライン数の1
/2にすることができ、各走査処理後に処理すべき読取
ライン数を半減させて読取作業時間を短縮することがで
きる。
【0038】(3) 複数回の走査処理時のそれぞれにおい
て1枚の原稿から読み取った読取データを各走査処理時
の光学系の光源光量に基づいて補正した後に合成して1
枚の原稿の画像データを作成することにより、各走査処
理時における光源光量が一定でない場合にも、1枚の原
稿の全面について均一な濃度レベルの画像データを作成
することができる。
【0039】(4) 複数回の走査処理時のそれぞれにおい
て1枚の原稿から読み取った読取データを各走査処理時
の光学系の走査速度に基づいて補正した後に合成して1
枚の原稿の画像データを作成することにより、各走査処
理時における走査速度が一定でない場合にも、1枚の原
稿の全面について均一な濃度レベルの画像データを作成
することができる。
【0040】(5) 1枚の原稿に対する複数回の光学系の
走査処理のうち、少なくとも1回目の走査処理を光源光
量が安定していない状態で開始することにより、複数回
の走査処理からなる原稿画像の読取作業を早期に完了さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る原稿読取方法が適用
される原稿読取装置の構成を示す図である。
【図2】上記原稿読取方法が適用される原稿読取装置の
制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】上記原稿読取方法による原稿画像の読取状態の
一例を説明する図である。
【図4】上記原稿読取装置における原稿読取作業時の光
学系の光源光量と走査処理との関係を示す図である。
【図5】上記原稿読取装置における原稿読取作業時の光
学系の走査速度の変化を示す図である。
【符号の説明】
1−原稿読取装置 2−原稿台 3−光源ランプ 6−CCD 10−制御部 11−入力回路 12−光量補正回路 13−速度補正回路 14−メモリ 15−合成回路 16−画像処理回路 17−出力回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5C072 AA01 BA03 CA02 CA14 LA02 MA01 MB01 MB03 MB04 MB08 WA01 5C077 LL18 LL19 MM03 MM14 PP19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚の原稿に対して複数回の光学系の走査
    処理を行う原稿読取方法であって、 複数回の光学系の走査処理のそれぞれにおいて原稿画像
    における光学系の走査方向に直交する方向の互いに異な
    る複数の読取ラインを読み取り、各走査処理時の読取デ
    ータを合成して1枚の原稿画像の読取データを作成する
    画像処理を実行することを特徴とする原稿読取方法。
  2. 【請求項2】前記複数回の光学系の走査処理が、原稿画
    像における奇数番目の読取ライン及び偶数番目の読取ラ
    インのそれぞれを読み取る2回の走査処理であることを
    特徴とする請求項1に記載の原稿読取方法。
  3. 【請求項3】前記画像処理は、各走査処理時の光学系の
    光源光量に基づいて各走査処理時における読取データを
    補正する処理を含むことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の原稿読取方法。
  4. 【請求項4】前記画像処理は、各走査処理時の光学系の
    走査速度に基づいて各走査処理時における読取データを
    補正する処理を含むことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の原稿読取方法。
  5. 【請求項5】前記複数回の光学系の走査処理のうち少な
    くとも1回目の走査処理を光学系の光源光量が安定する
    前に開始することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の原稿読取方法。
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