JP2001230743A - データ送出装置及び送出スタンバイ方法 - Google Patents

データ送出装置及び送出スタンバイ方法

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JP2001230743A JP2000038546A JP2000038546A JP2001230743A JP 2001230743 A JP2001230743 A JP 2001230743A JP 2000038546 A JP2000038546 A JP 2000038546A JP 2000038546 A JP2000038546 A JP 2000038546A JP 2001230743 A JP2001230743 A JP 2001230743A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CATVの支局側で、親局から配信されたプ
レイリストに基づく送出スタンバイを、局員の作業を経
ることなく行う。 【解決手段】素材の送出予定を示すプレイリストを作成
する親局1と、そのプレイリストに基づいて素材を送出
する支局2−1〜2−nとを、ネットワーク3で結び、
親局1に、作成したプレイリストに、送出スタンバイを
指示する属性を付与する属性付与手段11と、作成した
プレイリスト及びそのプレイリストに付与された属性の
情報を、ネットワーク3を介して支局2−1〜2−nに
転送する転送手段11とを備え、支局2−1〜2−n
に、時刻を設定する時刻設定手段31と、この設定され
た時刻に、親局1から転送されたプレイリストにこの属
性が付与されているか否かをこの属性の情報から判断
し、この属性が付与されているプレイリストに基づいて
送出スタンバイを行う送出スタンバイ手段31とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば或る地域の
CATV(ケーブルテレビジョン)の放送局で作成した
素材を他の地域のCATVの放送局に配信してその放送
局から送出させるCATVシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、比較的狭い範囲の地域(例えば1
つの市区町村内)をサービスエリアとするCATVの放
送局が全国に設立されている。
【0003】各地域のCATVの放送局からは、それぞ
れ独自に作成した素材(番組等)が送出されることもあ
る。しかし、或る地域のCATVの放送局が、作成した
素材を自局から送出するだけでなく、作成した素材とそ
の送出予定を示すプレイリストとを他の地域のCATV
の放送局に配信して、その放送局からそのプレイリスト
に従って素材を送出させること(すなわち、前者と後者
とがそれぞれ親局と支局との関係に立つこと)も少なく
ない。今
【0004】このように互いに異なる地域のCATVの
放送局が親局と支局との関係に立つ場合、親局から配信
された素材を支局から送出するためには、支局側で、親
局から配信されたプレイリストに基づき、送出トリガー
(例えば一定の時刻)の到来によって直ちにそのプレイ
リストに載っている素材の送出が開始されるように、送
出スタンバイを行う必要がある。
【0005】従来、この支局側での送出スタンバイを行
う方法としては、支局の局員が、親局から配信されたプ
レイリストを毎日確認し、当日送出予定の素材があれ
ば、送出スタンバイのための操作を端末装置等で行うと
いう方法が採られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした送出
スタンバイの方法では、支局の局員の作業の負担が大き
かった。
【0007】また、こうした送出スタンバイの方法で
は、送出スタンバイを行う役割の局員に人為ミスがあっ
た場合(プレイリストから当日送出予定の素材を見落と
したために送出スタンバイのための操作を行わなかった
場合や、送出スタンバイのための操作を行うのを忘れた
場合や、送出スタンバイのための操作を送出トリガーの
あった後に遅れて行った場合)、当日送出予定の素材が
支局から送出されなくなってしまう。
【0008】また、こうした送出スタンバイの方法で
は、送出スタンバイを行うための局員が支局内にいるこ
とが必要なので、例えば独自に素材を作成することなく
親局から配信された素材だけを送出する支局でも、無人
化することができなかった。
【0009】他方、こうしたCATVサービスとは別
に、今日、公共の場所(例えば駅・空港の施設内や街頭
のビルディングの壁面)に設置された大画面のディスプ
レイを用いて素材を送出するサービスも普及している。
このサービスにおいて、素材とその送出予定を示すプレ
イリストとは、ディスプレイの設置場所からは通常遠く
離れた編集室で作成されて、ディスプレイの設置場所に
配信される。
【0010】こうした公共の場所のディスプレイを用い
た送出サービスにおいても、素材を送出するためには、
やはりディスプレイの設置場所の側で、そのプレイリス
トに基づき、送出トリガーの到来によって直ちにそのプ
レイリストに載っている素材の送出が開始されるよう
に、送出スタンバイを行う必要がある。
【0011】従来、このディスプレイの設置場所の側で
の送出スタンバイを行う方法としても、ディスプレイの
設置場所に係員が毎日出向いて、プレイリストを確認
し、当日送出予定の素材があれば、送出スタンバイのた
めの操作を行うという方法が採られていた。
【0012】したがって、やはり、係員の作業の負担が
大きく、人為ミスがあった場合には当日送出予定の素材
が送出されなくなり、またディスプレイの設置場所を常
時無人化することができなかった。
【0013】本発明は、上述の点に鑑み、CATVサー
ビスにおいて、支局側で、親局から配信されたプレイリ
ストに基づく送出スタンバイを局員の作業を経ずに行え
るようにすることや、公共の場所のディスプレイを用い
た送出サービスにおいて、ディスプレイの設置場所の側
で、編集室から配信されたプレイリストに基づく送出ス
タンバイを係員の作業を経ずに行えるようにすることを
課題としてなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、データの送出予定を示すプレイリスト
を作成するプレイリスト作成部と、そのプレイリストに
基づいてデータを送出するデータ送出部とが、ネットワ
ークで結ばれており、プレイリスト作成部は、プレイリ
ストに、送出スタンバイを指示する属性を付与する属性
付与手段と、作成したプレイリスト及びそのプレイリス
トに付与されたこの属性の情報を、ネットワークを介し
てデータ送出部に転送する転送手段とを備え、データ送
出部は、送出スタンバイを行う時刻を設定する時刻設定
手段と、この時刻設定手段で設定された時刻に、プレイ
リスト作成部から転送されたプレイリストにこの属性が
付与されているか否かをこの属性の情報から判断し、こ
の属性が付与されているプレイリストに基づいて送出ス
タンバイを行う送出スタンバイ手段とを備えたデータ送
出装置を提案する。
【0015】このデータ送出装置では、プレイリスト作
成部において、プレイリストに、送出スタンバイを指示
する属性が属性付与手段により付与される。そして、プ
レイリスト作成部において、転送手段により、作成した
プレイリストと、そのプレイリストに付与されたこの属
性の情報とが、ネットワークを介してデータ送出部に転
送される。
【0016】そして、データ送出部において、時刻設定
手段により設定された時刻に、送出スタンバイ手段によ
り、プレイリスト作成部から転送されたプレイリストに
この属性が付与されているか否かがこの属性の情報から
判断され、属性が付与されているプレイリストに基づい
て送出スタンバイが行われる。
【0017】このように、このデータ送出装置によれ
ば、データ送出部側で、プレイリスト作成部から転送さ
れたプレイリストに基づく送出スタンバイが、人の作業
を経ることなく、時刻設定手段により設定された時刻に
自動的に行われる。
【0018】したがって、例えばCATVサービスにこ
のデータ送出装置を適用すれば(すなわち、親局にプレ
イリスト作成部を設け、支局にデータ送出部を設けて両
者をネットワークで結べば)、支局側で、親局から配信
されたプレイリストに基づく送出スタンバイを、従来の
ような局員の作業を経ることなく自動的に行えるように
なる。
【0019】また、例えば公共の場所のディスプレイを
用いた送出サービスにこのデータ送出装置を適用すれば
(すなわち、編集室にこのプレイリスト作成部を設け、
ディスプレイの設置場所にデータ送出部を設けて両者を
ネットワークで結べば)、ディスプレイの設置場所の側
で、編集室から配信されたプレイリストに基づく送出ス
タンバイを、従来のような係員の作業を経ることなく自
動的に行えるようになる。
【0020】なお、このデータ送出装置において、送出
スタンバイ手段を、毎日、時刻設定手段で設定された時
刻から24時間以内に放送開始予定のプレイリストがプ
レイリスト作成部から転送されているか否かを判断する
とともに、プレイリスト作成部から転送されたプレイリ
ストにこの属性が付与されているか否かをこの属性の情
報から判断し、24時間以内に放送開始予定であり且つ
属性が付与されているプレイリストに基づいて送出スタ
ンバイを行うものとして構成することが好適である。
【0021】それにより、一度時刻設定手段で時刻を設
定することにより、プレイリスト作成部から転送された
プレイリストに基づく送出スタンバイが、人の作業を経
ることなく毎日一定の時刻に自動的に行われるようにな
る。
【0022】また、このデータ送出装置において、プレ
イリスト作成部に、プレイリストに加えられるデータに
ついての送出トリガーを設定する送出トリガー設定手段
をさらに備え、転送手段を、この送出トリガー設定手段
で設定された送出トリガーの情報をプレイリストととも
に転送するものとして構成し、データ送出部に、送出ス
タンバイ手段で送出スタンバイが行われているデータに
ついて、この送出トリガーの情報から送出トリガーの到
来を判断して、そのデータの送出を開始する送出開始手
段をさらに備えることが好適である。
【0023】それにより、データ送出部側で送出トリガ
ーを設定する操作を行うことなく、プレイリスト作成部
側で設定した送出トリガーの到来によって、送出スタン
バイが行われているデータがデータ送出部から送出され
るようになる。
【0024】また、このデータ送出装置において、プレ
イリスト作成部に、データが記録される記録再生手段
と、作成したプレイリストのうちデータ送出部に転送す
るプレイリストを選択する選択手段と、プレイリストの
転送開始を指示する指示手段とをさらに備え、転送手段
を、この指示手段からの指示に基づき、この選択手段で
選択されたプレイリストに従って記録再生手段からデー
タを再生させ、このプレイリスト及びデータをネットワ
ークを介してデータ送出部に転送するものとして構成
し、データ送出部に、プレイリスト作成部から転送され
たデータを記録する記録再生手段をさらに備えることが
好適である。
【0025】それにより、プレイリストだけでなく、そ
のプレイリストに載っているデータもネットワークを介
してプレイリスト作成部からデータ送出部に転送されて
その記録再生手段に記録されるので、データ送出部側
で、プレイリスト及びデータの配信を受けることと、プ
レイリストに基づく送出スタンバイと、送出トリガーの
内容が例えば一定の時刻である場合のデータの送出と
が、全て人の作業を経ることなく自動的に行われるよう
になる。
【0026】したがって、例えばデータ送出部が独自に
データを作成せずに配信されたデータだけを送出する場
合には、システムの導入時に時刻設定手段で時刻を設定
しておくことにより、それ以降データ送出部を無人化す
ることもできる。
【0027】また、このデータ送出装置において、プレ
イリスト作成部の記録再生手段及びデータ送出部の記録
再生手段を、それぞれノンリニアアクセス可能な記録媒
体を用いたものとすることが好適である。
【0028】それにより、プレイリスト作成部では、プ
レイリストに載っているデータを迅速に記録再生手段か
ら再生して転送できるようになる。また、データ送出部
でも、迅速にプレイリストに載っている順にデータを記
録再生手段から再生して送出できるようになる。
【0029】次に本出願人は、データの送出予定を示す
プレイリストを作成するプレイリスト作成部と、そのプ
レイリストに基づいてデータを送出するデータ送出部と
をネットワークで結び、データ送出部に、送出スタンバ
イを行う時刻を設定する時刻設定手段と、この時刻設定
手段で設定された時刻に、送出スタンバイを指示する属
性がプレイリストに付与されているか否かを判断し、こ
の属性が付与されているプレイリストに基づいて送出ス
タンバイを行う送出スタンバイ手段とを備えたデータ送
出装置における送出スタンバイ方法において、プレイリ
スト作成部で、プレイリストにこの属性を付与する第1
ステップと、プレイリスト作成部で、作成したプレイリ
ストと、第1ステップでそのプレイリストに付与した属
性の情報とを、ネットワークを介してデータ送出部の送
出スタンバイ手段に転送する第2ステップと、データ送
出部において、時刻設定手段で送出スタンバイを行う時
刻を設定する第3ステップとを有するものを提案する。
【0030】この送出スタンバイ方法では、プレイリス
ト作成部において、プレイリストに、送出スタンバイを
指示する属性を付与し、作成したプレイリストと、その
プレイリストに付与したこの属性の情報とを、ネットワ
ークを介してデータ送出部の送出スタンバイ手段に転送
する。他方、データ送出部において、時刻設定手段で、
送出スタンバイを行う時刻を設定する。
【0031】これにより、データ送出部において、送出
スタンバイ手段により、時刻設定手段で設定された時刻
に、プレイリスト作成部から転送されたプレイリストに
この属性が付与されているか否かこの属性の情報から判
断され、属性が付与されているプレイリストに基づいて
送出スタンバイが行われる。
【0032】このように、この送出スタンバイ方法によ
れば、データ送出部側で、プレイリスト作成部から転送
されたプレイリストに基づく送出スタンバイが、人の作
業を経ることなく、時刻設定手段により設定された時刻
に自動的に行われる。
【0033】したがって、例えばCATVサービスにこ
の送出スタンバイ方法を適用すれば(すなわち、親局を
プレイリスト作成部とし、支局をデータ送出部として両
者をネットワークで結び、親局,支局でそれぞれ第1及
び第2ステップ,第3ステップの処理を行えば)、支局
側で、親局から配信されたプレイリストに基づく送出ス
タンバイを、従来のような局員の作業を経ることなく自
動的に行えるようになる。
【0034】また、例えば公共の場所のディスプレイを
用いた送出サービスにこの送出スタンバイ方法を適用す
れば(すなわち、編集室をプレイリスト作成部とし、デ
ィスプレイの設置場所をデータ送出部として両者をネッ
トワークで結び、編集室,ディスプレイの設置場所でそ
れぞれ第1及び第2ステップ,第3ステップの処理を行
えば)、ディスプレイの設置場所の側で、編集室から配
信されたプレイリストに基づく送出スタンバイを、従来
のような係員の作業を経ることなく自動的に行えるよう
になる。
【0035】なお、この送出スタンバイ方法において、
送出スタンバイ手段としては、毎日、時刻設定手段で設
定された時刻から24時間以内に放送開始予定のプレイ
リストが存在するか否かを判断するとともに、この属性
がプレイリストに付与されているか否かを判断し、24
時間以内に放送開始予定であり且つこの属性が付与され
ているプレイリストに基づいて送出スタンバイを行うも
のを用いることが好適である。
【0036】それにより、一度時刻設定手段で時刻を設
定することにより、プレイリスト作成部から転送された
プレイリストに基づく送出スタンバイが、人の作業を経
ることなく毎日一定の時刻に自動的に行われるようにな
る。
【0037】また、この送出スタンバイ方法において、
プレイリスト作成部で、プレイリストに加えられるデー
タについての送出トリガーを設定するステップをさらに
有し、第2ステップで、この送出トリガーの情報をプレ
イリストとともに転送し、データ送出部で、第4ステッ
プで送出スタンバイを行っているデータについて、この
送出トリガーの情報から送出トリガーの到来を判断し
て、そのデータの送出を開始するステップさらに有する
ことが好適である。
【0038】それにより、データ送出部側で送出トリガ
ーを設定する操作を行うことなく、プレイリスト作成部
側で設定した送出トリガーの到来によって、送出スタン
バイが行われているデータがデータ送出部から送出され
るようになる。
【0039】また、この送出スタンバイ方法において、
プレイリスト作成部で、作成したデータを記録するステ
ップと、プレイリスト作成部で、作成したプレイリスト
のうちデータ送出部に転送するプレイリストを選択する
ステップと、プレイリスト作成部で、選択したプレイリ
ストに従って、記録したデータを再生し、このプレイリ
スト及びデータをネットワークを介してデータ送出部に
転送するステップと、データ送出部で、プレイリスト作
成部から転送されたデータを記録するステップとをさら
に有することが好適である。
【0040】それにより、プレイリストだけでなく、そ
のプレイリストに載っているデータもネットワークを介
してプレイリスト作成部からデータ送出部に転送されて
データ送出部で記録されるので、データ送出部側で、プ
レイリスト及びデータの配信を受けることと、プレイリ
ストに基づく送出スタンバイと、送出トリガーの内容が
例えば一定の時刻である場合のデータの送出とが、全て
人の作業を経ることなく自動的に行われるようになる。
【0041】したがって、例えばデータ送出部が独自に
データを作成せずに配信されたデータだけを送出する場
合には、システムの導入時に送出スタンバイを行う時刻
を設定しておくことにより、それ以降データ送出部を無
人化することもできる。
【0042】また、この送出スタンバイ方法において、
プレイリスト作成部及びデータ送出部で、それぞれノン
リニアアクセス可能な記録媒体を用いた記録再生手段に
データを記録することが好適である。
【0043】それにより、プレイリスト作成部では、プ
レイリストに載っているデータを迅速に記録再生手段か
ら再生して転送できるようになる。また、データ送出部
でも、迅速にプレイリストに載っている順にデータを記
録再生手段から再生して送出できるようになる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下では、CATVサービスに本
発明を適用した例について説明する。図1は、本発明を
CATVサービスに適用したシステム(ネットワークC
ATVシステム)の全体構成例を示す。
【0045】このネットワークCATVシステムでは、
素材を作成するCATV局(親局)1と、親局1で作成
された素材を送出する複数のCATV局(支局)2(2
−1〜2−n)とが、ATM(非同期転送モード)通信
方式の広域ネットワーク3で結ばれている。親局1と各
支局2とは、日本国内あるいは海外の互いに遠く離れた
地域に設立されている。
【0046】親局1には、パーソナルコンピュータ11
と、ビデオサーバ12と、VTR13と、5台のモニタ
ー14(14−1〜14−5)と、ヘッドエンド15と
が設けられている。パーソナルコンピュータ11とビデ
オサーバ12とヘッドエンド15とは、親局1内でイー
サネット16につながれている。このイーサネット16
は、ルーター17を介して広域ネットワーク3につなが
れている。
【0047】パーソナルコンピュータ11には、ビデオ
サーバ12を制御して後述のような素材及びプレイリス
トの作成,プレイリストへの属性の付与,送出トリガー
の設定,プレイリストや素材の転送,送出スタンバイ及
び送出開始を行うためのアプリケーションソフトウェア
がインストールされている。
【0048】ビデオサーバ12の構成は例えば図2に示
す通りであり、制御部21と、1つの入力スロット22
と、4つの出力スロット23(23−1〜23−4)
と、ハードディスク装置24と、イーサネット16(図
1)への接続用のインターフェース25とが、バス26
で結ばれている。
【0049】制御部21には、パーソナルコンピュータ
11(図1)から制御信号が与えられる。制御部21
は、この制御信号に基づき、ビデオサーバ12全体を制
御するとともにVTR13(図1)の動作を制御する。
【0050】入力スロット22は、例えばMPEG2の
ような符号化方式でAVデータ(映像及び/または音声
データ)をエンコード(圧縮)するエンコーダ27を含
んでいる。各出力スロット23−1〜23−4は、エン
コーダ22aと同じ符号化方式で映像データをデコード
(伸長)するデコーダ28−1〜28−4をそれぞれ含
んでいる。各スロット22,23は、互いに独立して動
作して映像データの入力,出力を行うとともに、それぞ
れに割り当てられたタイムスロット内に、バス26を介
してハードディスク装置24との間で映像データを転送
する。
【0051】なお、ビデオサーバ12は、入力スロット
と出力スロットとを合計で5つ搭載可能になっており、
したがって、入力スロット22を外して代わりに出力ス
ロットを搭載することや、一部の出力スロット23を外
して代わりに入力スロットを搭載することができる。
【0052】ハードディスク装置24は、RAID(Re
dundant Arrays of Inexpensive Disks )技術を用いて
構成されている。例えばRAID−3では、AVデータ
が一定の長さのブロックデータに分割して複数台のハー
ドディスクドライブに記録され るとともに、それらの
ブロックデータのパリティデータが生成されて別の1台
の ハードディスクドライブに書き込まれる。そして、
再生時には、これらのハード ディスクドライブからブ
ロックデータ及びパリティデータが再生され、いずれか
1台のハードディスクドライブからブロックデータが
再生されない場合にはその ブロックデータがパリティ
データを用いて復元されて、それらのブロックデータ
が元のAVデータに一本化される。
【0053】図1のVTR13には、素材を作成する元
になるAVデータ(例えば取材現場でテレビジョンカメ
ラで撮影したAVデータ)が収録されている。VTR1
3から再生されたAVデータは、ビデオサーバ12の入
力スロット22に入力されるとともに、モニター14−
1に表示される。
【0054】ビデオサーバ12の出力スロット23−1
から出力された素材は、モニター14−2にのみ表示さ
れ、ヘッドエンド15には送られない。他方、ビデオサ
ーバ12の出力スロット23−2〜23−4から出力さ
れた素材は、それぞれモニター14−3〜14−5に表
示されるとともに、ヘッドエンド15に送られる。ヘッ
ドエンド15からは、伝送路(ケーブル)を介して親局
1のサービスエリア内のCATV端末(図示略)に素材
が送出される。
【0055】また、外部の素材の供給元(図示略)から
広域ネットワーク3を介して親局1に供給された素材
が、ルーター17及びイーサネット16を介してヘッド
エンド15に直接送られて、ヘッドエンド15から送出
されるようになっている。
【0056】他方、各支局2には、代表的に支局2−1
について示しているように、パーソナルコンピュータ3
1と、ビデオサーバ32と、4台のモニター33−1〜
33−5と、ヘッドエンド34とが設けられている。パ
ーソナルコンピュータ31とビデオサーバ32とヘッド
エンド34とは、支局2内でイーサネット35につなが
れている。このイーサネット35は、ルーター36を介
して広域ネットワーク3につながれている。
【0057】パーソナルコンピュータ31には、親局1
のパーソナルコンピュータ11と同じアプリケーション
ソフトウェアがインストールされている。
【0058】ビデオサーバ32は、親局1のビデオサー
バ12と同一機種のビデオサーバであり、ビデオサーバ
12と同じく、1つの入力スロットと4つ出力スロット
が搭載されている。
【0059】ビデオサーバ32の各出力スロットから出
力された素材は、それぞれモニター33−1〜33−4
に表示されるとともに、ヘッドエンド34に送られる。
ヘッドエンド34からは、伝送路(ケーブル)を介して
当該支局2のサービスエリア内のCATV端末に素材が
送出される。
【0060】また、親局1以外の外部の素材の供給元
(図示略)から広域ネットワーク3を介して支局2に供
給された素材が、ルーター36及びイーサネット35を
介してヘッドエンド34に直接送られて、ヘッドエンド
34から送出されるようになっている。
【0061】次に、このネットワークCATVシステム
における、親局1での素材及びプレイリストの作成の様
子や、親局1でのプレイリストへの属性の付与の様子
や、親局1での送出トリガーの設定の様子や、親局1か
ら各支局2への素材及びプレイリストの転送の様子を説
明する。なお、以下では、AVデータをエンコードして
作成される素材を「クリップ」と呼ぶことにする。
【0062】図3は、親局1のパーソナルコンピュータ
11のディスプレイに表示されるメインメニュー画面を
示す。このメインメニュー画面には、新たにクリップ
(素材)を作成することを選択させるアイコン(「EN
CODE」と表示されたアイコン)I1が存在する。こ
のアイコンI1をクリックすると、図4に示すようなク
リップ作成用の画面が表示される。
【0063】この図4の画面で、上端のアイコンI11
をクリックすると、図5に示すような画面が表示され
る。この画面の上側には、作成対象のクリップの識別用
のIDを入力するための枠W11や、このクリップのタ
イトルを入力するための枠W12や、このクリップの内
容を説明する語句を入力するための枠W13が存在す
る。
【0064】また、この画面の下側には、VTR13を
動作させてAVデータを再生させるための複数のアイコ
ンI23が存在する。
【0065】また、この図5の画面の中央には、再生さ
れたAVデータの編集点(IN点及びOUT点)をタイ
ムコード値で指定するための複数のアイコンI22や、
アイコンI22で指定したIN点からOUT点までの時
間長が表示される枠W14が存在する。
【0066】また、この図5の画面の右端には、枠W1
1〜W13に入力した内容やアイコンI22で指定した
編集点(すなわち作成対象のクリップの情報)をエンコ
ードリストに登録するためのアイコンI24が存在す
る。
【0067】作成対象のクリップの情報をエンコードリ
ストに登録した後、図5の画面の上端のアイコンI21
をクリックして図4の画面に戻り、この図4の画面の上
端のアイコンI12をクリックすると、この画面の枠W
1に、それまでにエンコードリストに登録した作成対象
のクリップが一覧表示される。
【0068】また、この図4の画面の右端には、ビデオ
サーバ12のハードディスク装置24の残容量が表示さ
れる枠W2や、エンコードのビットレート(圧縮率)を
プルダウン方式で設定するためのアイコンI15や、ビ
デオサーバ12に入力される映像信号の種別(コンポジ
ット信号かコンポーネント信号か)をプルダウン方式で
設定するためのアイコンI16や、NTSC方式の映像
信号が入力される場合に実時間に対するタイムコード値
の遅れをドロップフレームによって補正するか否かを選
択するためのアイコンI17や、画面の左側に一覧表示
されている作成対象のクリップの一部または全部を消去
するための複数のアイコンI18や、ビデオサーバ12
のどの入力スロットでAVデータを入力してエンコード
するかをプルダウン方式で選択する(図2の構成では、
1つの入力スロット22のみが選択可能である)ための
アイコンI19や、画面の左側に一覧表示されている作
成対象のクリップについてクリップの作成を開始するた
めのアイコンI20や、クリップの作成を中止するため
のアイコンI21が存在する。
【0069】この図4の画面を表示させて操作を行うこ
とにより、枠W1に一覧表示されている作成対象の各ク
リップについて、IN点からOUT点までのAVデータ
が、VTR13から再生され、モニター14−1に表示
されるとともにビデオサーバ12の入力スロット22に
入力してエンコーダ22aでエンコードされる(すなわ
ちクリップが作成される)。そして、そのクリップが入
力スロット22からバス26を介してハードディスク装
置24に転送されて、ハードディスク装置24に記憶さ
れる。
【0070】なお、図4の画面で上端のアイコンI13
をクリックすると、事前に作成対象のクリップの情報を
登録しておいてその後でクリップを作成するのではな
く、図6に示すような、VTR13を動作させて編集点
を捜しながらその場でクリップを作成するための画面が
表示される。
【0071】この図6の画面の左上側には、VTR13
を動作させてAVデータを再生させるための複数のアイ
コンI32が存在する。また、この画面の左下側には、
作成するクリップの識別用のIDを入力するための枠W
31や、このクリップのタイトルを入力するための枠W
32や、このクリップの内容を説明する語句を入力する
ための枠W33や、クリップの時間長が表示される枠W
34や、ビデオサーバ12のハードディスク装置24の
残容量が表示される枠W35や、ビデオサーバ12のエ
ンコーダ22aでのビットレートをプルダウン方式で設
定するためのアイコンI33が存在する。
【0072】また、この図6の画面の右上側には、ビデ
オサーバ12に入力される映像信号の種別をプルダウン
方式で設定するためのアイコンI34や、エンコードの
進行時間が目安として表示される枠W35が存在する。
【0073】また、この図6の画面の右下側には、ビデ
オサーバ12のどの入力スロットでAVデータを入力し
てエンコードするかをプルダウン方式で選択するための
アイコンI35や、クリップの作成を開始するためのア
イコンI36や、クリップの作成を中止するためのアイ
コンI37や、一定の時刻に自動的にクリップの作成を
開始させたいときにその時刻を入力するための枠W36
や、枠W36に入力した時刻に自動的にクリップの作成
を開始させるためのアイコンI38や、上位のコンピュ
ータからパーソナルコンピュータ11にクリップの作成
開始を指示する信号(GPI信号)が送られたことに基
づいてクリップの作成を開始させるためのアイコンI3
9が存在する。
【0074】この図6の画面を表示させて操作を行うこ
とにより、VTR13を動作させて編集点を捜しなが
ら、その場でAVデータがビデオサーバ12の入力スロ
ット22に入力してエンコーダ22aでエンコードされ
る(すなわちクリップが作成される)。そして、そのク
リップが入力スロット22からバス26を介してハード
ディスク装置24に転送されて、ハードディスク装置2
4に記憶される。
【0075】図6の画面の上端のアイコンI31や図4
の画面の上端のアイコンI14をクリックすると、図3
のメインメニュー画面に戻る。このメインメニュー画面
には、作成済みのクリップを管理することを選択させる
アイコン(「CLIP MANAGEMENT」と表示
されたアイコン)I2も存在しており、このアイコンI
2をクリックすると、図7に示すようなクリップ管理用
の画面が表示される。
【0076】この図7の画面には、作成済みのクリップ
が一覧表示されるとともにそのうちの任意の1または複
数のクリップをマウスによって選択可能な枠W41が存
在する。
【0077】また、この図7の画面の右端には、枠W4
1で選択したクリップをビデオサーバ12のどの出力ス
ロットから出力させてモニターで確認するかをプルダウ
ン方式で選択する(図2の構成では、出力スロット23
−1〜23−4のうち、出力した素材がヘッドエンド1
5に送られない出力スロット23−1のみが選択可能で
ある)ためのアイコンI44や、そのクリップをビデオ
サーバ12から再生・出力させるためのアイコンI45
や、そのクリップの最初の一定秒(例えば一定秒)分だ
けをビデオサーバ12から再生・出力させるためのアイ
コンI46や、クリップの再生・出力を中止するための
アイコンI47や、枠W41で選択したクリップについ
て後述のトリミング情報を作成するためのアイコンI4
8や、枠W41で選択したクリップを削除するためのア
イコンI49や、枠W41で選択したクリップのタイト
ルを変更するためのアイコンI50や、枠W41に表示
されたクリップをIDの若い順やタイトルの頭文字順等
に並べ替えるためのアイコンI51や、ビデオサーバ1
2のハードディスク装置24の残容量が表示される枠W
42や、ビットレートをプルダウン方式で設定するため
のアイコンI52が存在する。
【0078】アイコンI45やI46をクリックする
と、枠W41で選択したクリップが、ビデオサーバ12
のハードディスク装置24から再生されてバス26を介
して出力スロット23−1に転送される。そして、その
クリップが、デコーダ28−1でデコードされ、出力ス
ロット23−1から出力されてモニター14−2に表示
される。したがって、作成済みのクリップの内容をモニ
ター14−2で確認することができる。確認の結果、そ
のクリップが不要になった場合には、アイコンI47に
よってそのクリップを削除することができる。
【0079】また、この図7の画面の上端には、作成済
みのクリップについて編集後のIN点やOUT点を定義
する編集情報(すなわち作成済みのクリップから一部を
切り出す編集を行ってその切り出した部分を送出させる
ための情報)であるトリム情報を作成するためのアイコ
ンI42が存在する。このアイコンI42または前述の
画面の右端のアイコンI48をクリックすると、図8に
示すようなトリム情報作成用の画面が表示される。
【0080】この図8の画面の左上側には、トリム情報
の作成対象のクリップのIDが表示される枠W51や、
図7の画面のアイコンI42をクリックしてこの図8の
画面を表示させた場合(すなわちまだトリム情報の作成
対象のクリップが選択されていない場合)にクリップを
選択するために作成済みのクリップを一覧表示するウィ
ンドウを開かせるアイコンI62や、トリム情報の作成
対象のクリップをビデオサーバ12のどの出力スロット
から出力させてモニターで確認するかをプルダウン方式
で選択するためのアイコンI63や、トリム情報の作成
対象のクリップをビデオサーバ12から再生・出力させ
るための複数のアイコンI64が存在する。
【0081】また、この図8の画面の左下側には、クリ
ップの再生速度を調整するためのアイコンI65や、現
在の再生状態が表示される枠W52や、現在のタイムコ
ード値が表示される枠W53が存在する。
【0082】また、この図8の画面の右側には、作成対
象のトリム情報の識別用のIDを入力するための枠W5
4や、このトリム情報のタイトルを入力するための枠W
55や、このトリム情報の内容を説明する語句を入力す
るための枠W56や、編集後の編集点(IN点及びOU
T点)をタイムコード値で指定するための複数のアイコ
ンI66や、アイコンI66で指定した編集後のIN点
からOUT点までの時間長が表示される枠W57や、も
とのIN点からOUT点までの範囲に対する編集後のI
N点からOUT点までの範囲が表示される枠W58が存
在する。
【0083】また、この図8の画面の右端には、枠W5
4〜W56に入力した内容やアイコンI6で指定した編
集後の編集点(すなわち作成したトリム情報)をパーソ
ナルコンピュータ11に記憶させるためのアイコンI6
7が存在する。
【0084】図7のアイコンI45やI46によってク
リップの内容をモニター14−2で確認した結果、クリ
ップを編集して送出する必要があった場合には、この図
8の画面を表示させて操作を行うことにより、トリム情
報が作成されてパーソナルコンピュータ11に記憶され
る。
【0085】図8の画面の上端のアイコンI61をクリ
ックすると図7の画面に戻り、図7の画面の上端のアイ
コンI43をクリックすると図3のメインメニュー画面
に戻る。このメインメニュー画面には、クリップの送出
予定を示すプレイリストを作成することを選択させるア
イコン(「PLAYLIST MANAGEMENT」
と表示されたアイコン)I3も存在しており、このアイ
コンI3をクリックすると、図9に示すようなプレイリ
スト作成用の画面が表示される。
【0086】この図9の画面の上端には、新たにプレイ
リストを作成することを選択させるアイコンI71が存
在しており、このアイコンI71をクリックすると、図
10に示すような画面が表示される。
【0087】この図10の画面の左上側には、プレイリ
ストに加えたいクリップのそのプレイリスト内での送出
順序(イベント番号)をキーボードで入力するための枠
W71や、クリップの送出開始予定時刻をキーボードで
入力するための枠W72や、そのクリップのID(図5
や図6のクリップ作成用画面で入力したID)をキーボ
ードで入力するための枠W73が存在する。
【0088】枠W72は、プレイリストに加えられるク
リップについての送出トリガーを設定するための枠とし
ての役割を兼ねている。この送出トリガーの内容として
は、一定の時刻と、支局2のパーソナルコンピュータ3
1の操作と、上位装置からパーソナルコンピュータ31
への送出指示の信号(GPI信号)との3通りが設定可
能である。
【0089】一定の時刻を送出トリガーとして設定した
い場合には、枠W72に、その時刻を送出開始予定時刻
として入力するとともに、その時刻の左側に「C」(ク
ロックの意味)の文字を入力する。
【0090】他方、パーソナルコンピュータ31の操作
を送出トリガーとして設定したい場合には、枠W72
に、送出開始予定時刻の左側に「K」(キーの意味)の
文字を入力する。
【0091】他方、GPI信号を送出トリガーとして設
定したい場合には、枠W72に、送出開始予定時刻だけ
を入力する。
【0092】図10の画面の枠W71〜W73の下側に
は、枠W73にIDを入力されたクリップの内容を説明
する語句(図5や図6のクリップ作成用画面で入力した
語句)が表示される枠W74や、そのクリップの時間長
(図5や図6のクリップ作成用画面で表示された時間
長)が表示される枠W75が存在する。
【0093】また、この図10の画面には、枠W71〜
W73への入力によってプレイリストに加えられたクリ
ップについて、送出開始予定時刻及び送出トリガーやI
Dやタイトル(図5や図6のクリップ作成用画面で入力
したタイトル)等がイベント番号順に一覧表示される
(すなわち作成されたプレイリストが表示される)枠W
76が存在する。
【0094】枠W73にIDを入力せずに“.”(ピリ
オド)を入力したイベント番号については、各支局2に
自由に使用させる時間枠(PGM)がプレイリストに加
えられ、枠W76中のタイトル欄にも「PGM」の文字
が表示される。
【0095】なお、枠W72での送出開始予定時刻の入
力及び送出トリガーの設定は、PGMを含まないクリッ
プのグループ毎に、そのグループ中の先頭の(イベント
番号が最も小さい)クリップに対して行えばよい。図1
0でも、枠W76中の送出開始予定時刻及び送出トリガ
ーの欄に、このようなグループ中の先頭のクリップにつ
いでだけ、送出開始予定時刻及び送出トリガーとして
「C10:00:00」(10時が送出トリガー)や
「12:00:00」(GPI信号が送出トリガー)や
「K13:00:00」(パーソナルコンピュータ31
の操作が送出トリガー)の文字が表示された状態が描か
れている。
【0096】また、この図10の画面には、作成したプ
レイリストを削除するためのアイコンI83や、枠W7
6に表示されたプレイリストに載っているクリップを親
局1や支局2のビデオサーバのどの出力スロットから出
力させてCATV端末に送出するかをプルダウン方式で
選択する(図2の構成では、親局1のビデオサーバ12
については出力スロット23−2〜23−4のうちのい
ずれかを選択可能であり、支局2のビデオサーバ32に
ついては4つの出力スロットのうちのいずれかを選択可
能である)ためのアイコンI84や、そのプレイリスト
の識別用のIDを入力するための枠W77や、そのプレ
イリストに載っているクリップの送出予定の日付を入力
するための枠W78が存在する。
【0097】また、この図10の画面には、作成したプ
レイリストに、自動送出スタンバイ(「Auto Ac
tivate」と呼んでいる)を指示する属性を付与す
るためのアイコンI85や、作成したプレイリストに、
そのプレイリストに載っているクリップを繰り返し送出
することを指示する属性を付与するためのアイコンI8
6が存在する。
【0098】また、この図10の画面の上端には、マウ
ス操作でプレイリストを作成することを選択させるアイ
コンI81が存在しており、このアイコンI81をクリ
ックすると、図11に示すような画面が表示される。
【0099】この図11の画面の左側には、作成済みの
クリップが一覧表示されるとともにそのうちの任意の1
または複数のクリップをマウスによって選択可能な枠W
81や、枠W81で選択したクリップをビデオサーバ1
2のどの出力スロットから出力させてモニターで確認す
るかをプルダウン方式で選択するためのアイコンI92
が存在する。
【0100】また、この図11の画面の中央上側には、
枠W81で選択したクリップをビデオサーバ12から再
生・出力させるためのアイコンI93や、そのクリップ
の最初の一定秒分だけをビデオサーバ12から再生・出
力させるためのアイコンI94や、クリップの再生・出
力を中止するためのアイコンI95や、枠W81に表示
されたクリップを並べ替えるためのアイコンI96や、
枠W81に表示されたクリップの中から特定のクリップ
を捜すためのアイコンI97が存在する。
【0101】アイコンI93やI94をクリックする
と、プレイリストに加えようとして枠W81で選択した
クリップが、ビデオサーバ12のハードディスク装置2
4から再生されてバス26を介して出力スロット23−
1に転送される。そして、そのクリップが、デコーダ2
8−1でデコードされ、出力スロット23−1から出力
されてモニター14−2に表示される。したがって、プ
レイリストに加えようとするクリップの内容をモニター
14−2で確認することができる。
【0102】また、この図11の画面の中央下側には、
枠W81で選択したクリップをイベント番号順にプレイ
リストに加えるためのアイコンI98や、各支局2に自
由に使用させる時間枠(PGM)をプレイリストに加え
るためのアイコンI99や、プレイリストに加えたクリ
ップやPGMを削除するためのアイコンI100や、ア
イコンI98〜I100による直前の処理を取り消すた
めのアイコンI101が存在する。
【0103】また、この図11の画面の右側には、アイ
コンI98やI99によってプレイリストに加えられた
クリップやPGMがイベント番号順に一覧表示される
(すなわち作成されたプレイリストが表示される)枠W
82や、枠W82に表示されるプレイリストに載ってい
るクリップを親局1や支局2のビデオサーバのどの出力
スロットから出力させてCATV端末に送出するかをプ
ルダウン方式で選択するためのアイコンI102や、そ
のプレイリストの識別用のIDを入力するための枠W8
3や、そのプレイリストに載っているクリップの送出予
定の日付を入力するための枠W84が存在する。
【0104】これらの図10や図11の画面を表示させ
て操作を行うことにより、プレイリストの作成や、プレ
イリストに加えるクリップの送出トリガーの設定や、プ
レイリストへの属性(自動送出スタンバイを指示する属
性や、そのプレイリストに載っているクリップを繰り返
し送出することを指示する属性)の付与が行われる。プ
レイリストの作成や送出トリガーの設定や属性の付与を
行った後、図10の上端の左から2番目の「Save」
と表示されたアイコンをクリックすると、作成したプレ
イリストや送出トリガーの情報や属性の情報がパーソナ
ルコンピュータ11に記憶される。
【0105】図11の画面の上端のアイコンI91をク
リックすると、図10の画面に戻る。また、図10の画
面の上端のアイコンI82をクリックすると、図9の画
面に戻る。図9の画面には、作成済みのプレイリストが
一覧表示されるとともにそのうちの任意の1または複数
のプレイリストをマウスによって選択可能な枠W61が
存在する。この枠W61中の右端の欄には、図10の画
面のアイコンI85やI86によってプレイリストに付
与された属性を示す記号(自動送出スタンバイを指示す
る属性を示す記号K1や、繰り返しを指示する属性を示
す記号K2)も表示される。
【0106】また、この図9の画面の右端には、枠W6
1で選択したプレイリストに載っている各クリップをビ
デオサーバ12のどの出力スロットから出力させてモニ
ターで確認するかをプルダウン方式で選択するためのア
イコンI74や、それらのクリップをビデオサーバ12
から再生・出力させるためのアイコンI75や、そのク
リップの最初の一定秒分だけをビデオサーバ12から再
生・出力させるためのアイコンI76や、枠W61で選
択したプレイリストを削除するためのアイコンI77
や、枠W61に表示されたプレイリストをIDの若い順
や送出日付の早い順等に並べ替えるためのアイコンI7
8が存在する。
【0107】アイコンI75やI76をクリックする
と、枠W61で選択したプレイリストに載っている各ク
リップが、ハードディスク装置24から再生されてバス
26を介して出力スロット23−1に転送される。そし
て、それらのクリップが、デコーダ28−1でデコード
され、出力スロット23−1から出力されてモニター1
4−2に表示される。したがって、作成済みのプレイリ
ストに載っている各クリップの内容をモニター14−2
で確認することができる。確認の結果、そのプレイリス
トが不要になった場合には、アイコンI77によってそ
のプレイリストを削除することができる。
【0108】また、この図9の画面で、枠W61でプレ
イリストを選択した状態で上端のアイコンI72をクリ
ックすると、再び図10の画面が表示されて、そのプレ
イリストに載っているクリップが枠W76に一覧表示さ
れる。さらに、この状態で図10の画面のアイコンI8
1をクリックすると、再び図11の画面が表示されて、
図9の画面のW61で選択したプレイリストに載ってい
るクリップが枠W82に表示される。
【0109】この状態で、図10の画面の枠W71〜W
73,W77,W78への入力やアイコンI85,I8
6での属性の付与をし直したり、図11の画面のアイコ
ンI98〜I100でクリップやPGMを追加または削
除することにより、図9の画面の枠W61で選択したプ
レイリストについて、プレイリストの変更や、送出トリ
ガーの変更や、属性の変更が行われる。プレイリストや
送出トリガーや属性の変更を行った後、図10の上端の
左から2番目の「Save」と表示されたアイコンをク
リックすると、変更後のプレイリストや送出トリガーの
情報や属性の情報がパーソナルコンピュータ11に記憶
し直される。
【0110】図9の画面のアイコンI75やI76によ
ってプレイリストに載っている各クリップの内容をモニ
ター14−2で確認した結果プレイリストを変更する必
要があった場合や、設定した送出トリガーを変更したい
場合や、プレイリストに付与した属性を変更したい場合
には、このように再び図10や図11の画面を表示させ
てプレイリストや送出トリガーや属性の変更を行うこと
ができる。
【0111】図9の画面の上端のアイコンI73をクリ
ックすると、図3のメインメニュー画面に戻る。このメ
インメニュー画面には、プレイリストを広域ネットワー
ク3を介して親局1から支局2−1〜2−nのうちの任
意の支局に転送することを選択させるアイコン(「NE
TWORK DISTRIBUTION」と表示された
アイコン)I4も存在しており、このアイコンI4をク
リックすると、図12に示すようなプレイリスト転送用
の画面が表示される。
【0112】この図12の画面の上端には、支局2−1
〜2−nをプレイリストの転送先の支局として設定する
ためのアイコンI111が存在しており、このアイコン
I111をクリックすると、図13に示すような転送先
設定用の画面が表示される。
【0113】この図13の画面には、プレイリストの転
送先にしたい支局(図1の支局2−1〜2−n)につい
て、プレイリストを転送する順番と、支局の存在する地
域の地名と、当該支局のパーソナルコンピュータ31の
IP(インターネットプロトコル)アドレスとの情報を
キーボードにより入力するとともに、これらの情報を入
力済みの支局のうちの任意の1または複数の支局をマウ
スによって選択可能な枠W101が存在する。
【0114】また、この図13の画面の右端には、枠W
101で選択した支局を新たに転送先として追加するた
めのアイコンI121や、枠W101で選択した支局に
ついて入力情報を変更するためのアイコンI122や、
枠W101で選択した支局を転送先から削除するための
アイコンI123や、枠W101で選択した支局にプレ
イリストを転送する順番を繰り上げるためのアイコンI
124や、枠W101で選択した支局にプレイリストを
転送する順番を繰り下げるためのアイコンI125や、
枠W101及びアイコンI121〜I125による設定
内容を登録して図12の画面に戻るためのアイコンI1
26や、アイコンI121〜I125による設定内容を
登録しないまま図12の画面に戻るためのアイコンI1
27や、枠W101で選択した支局が正常に広域ネット
ワーク3で親局1と結ばれているかをチェックするため
ののアイコンI128が存在する。
【0115】この図13の画面を表示させて操作を行う
ことにより、各支局2−1〜2−nが、それぞれプレイ
リストの転送先として設定される。
【0116】図12の画面の右上側には、プレイリスト
の転送先の支局(図13の画面でプレイリストの転送先
として設定した支局)をプルダウン方式で選択するため
のアイコンI112が存在する。
【0117】また、図12の画面の左側には、作成済み
のプレイリスト及びそのプレイリストに付与された属性
が一覧表示されるとともにそのうちの任意の1または複
数のプレイリストをマウスによって選択可能な枠W91
が存在する。
【0118】また、この図12の画面の中央には、枠W
91で選択したプレイリストを、アイコンI112で選
択した支局への転送リストに加える(すなわち枠W91
で選択した支局への転送リストを作成する)ためのアイ
コンI113や、転送リストに加えたプレイリストを削
除するためのアイコンI114や、アイコンI112で
現在選択している支局についての転送リストを削除する
ためのアイコンI115や、プレイリスト転送先になっ
ている全ての支局についての転送リストを削除するため
のアイコンI116が存在する。
【0119】また、この図12の画面の右側には、アイ
コンI112によって転送リストに加えられたプレイリ
ストが表示される(すなわち作成した転送リストが表示
される)枠W92が存在する。
【0120】この図12の画面を表示させて操作を行う
ことにより、支局2−1〜2−nのうちの任意の1また
は複数の支局について、それぞれ転送リストが作成され
る(すなわち転送するプレイリストが選択される)。
【0121】また、この図12の画面の右下側には、プ
レイリストの転送を開始するためのアイコンI117
や、転送を中止するためのアイコンI118が存在す
る。
【0122】転送リストを作成した後このアイコンI1
17をクリックすると、支局2−1〜2−nのうち転送
リストが作成されている支局の各々について、図13の
画面で設定された順番で、選択されたプレイリスト(転
送リストに載っているプレイリスト)と、それらのプレ
イリストに載っているクリップについてのトリム情報
と、そのプレイリストに付与された属性の情報と、その
プレイリストに載っているクリップについての送出トリ
ガーの情報とが、親局1のパーソナルコンピュータ11
からイーサネット16,ルーター17,広域ネットワー
ク3,当該支局のルーター36,イーサネット35を介
して当該支局のパーソナルコンピュータ31に転送され
る。
【0123】またそれととともに、選択されたプレイリ
ストに従って、親局1のビデオサーバ12のハードディ
スク装置24からクリップが再生される。そして、それ
らのクリップが、バス26,インターフェース25,イ
ーサネット16,ルーター17,広域ネットワーク3,
当該支局のルーター36,イーサネット35を介して当
該支局のビデオサーバ32に転送される。
【0124】そして、それらのプレイリスト,トリム情
報,属性の情報及び送出トリガーの情報が当該支局のパ
ーソナルコンピュータ31に記憶されるとともに、それ
らのクリップが当該支局のビデオサーバ32に記憶され
る。
【0125】この転送の際の親局1と支局2との間の通
信は、FTP(ファイル転送プロトコル)を使って行わ
れる。図14は、この転送の際の親局1と支局2との間
の通信手順の概要を示しており、最初に、親局1のパー
ソナルコンピュータ11から、転送リストが作成されて
いる支局のうち図13の画面で設定した順番が1番であ
る支局のパーソナルコンピュータ31に接続要求を送る
(ステップS1)。
【0126】当該支局のパーソナルコンピュータ31
は、このステップS1の接続要求に対する応答を親局1
のパーソナルコンピュータ11に返送する(ステップS
2)。これにより、親局1と当該支局との間で接続が確
立される。
【0127】このステップS2の応答があると、親局1
のパーソナルコンピュータ11は、当該支局のパーソナ
ルコンピュータ31に送信元を通知し(ステップS
3)、当該支局についてのプレイリスト及びトリム情報
をそのパーソナルコンピュータ31に送信する(ステッ
プS4)。そして、送信を終えると、そのパーソナルコ
ンピュータ31に送信の終了を通知する(ステップS
5)。
【0128】続いて、親局1のパーソナルコンピュータ
11は、当該支局についてのクリップの送信をビデオサ
ーバ12に命令する(ステップS6)。
【0129】ビデオサーバ12は、このステップS6の
命令に基づいて、当該支局のビデオサーバ32に送信元
を通知し(ステップS7)、そのビデオサーバ32にク
リップを送信する(ステップS8)。そして、送信を終
えると、そのビデオサーバ32に送信の終了を通知する
(ステップS9)。そのビデオサーバ32は、このステ
ップS9の通知に対する応答を、当該支局のパーソナル
コンピュータ31に送る(ステップS10)。
【0130】当該支局のパーソナルコンピュータ31
は、ステップS10の応答があると、ステップS5及び
S9の送信終了の通知に対する応答を、親局1のパーソ
ナルコンピュータ11に送る(ステップS11)。
【0131】親局1のパーソナルコンピュータ11は、
このステップS11の応答があると、当該支局のパーソ
ナルコンピュータ31との接続を切断する(ステップS
12)。そして、転送リストが作成されている支局のう
ち図13の画面で設定した順番が2番以降である支局の
各々について、ステップS1〜S12の手順を繰り返
す。
【0132】なお、このようにプレイリストとともにク
リップを転送するのではなく、クリップだけを転送する
こともできるようになっている。前述の図7の画面の上
端のアイコンI41をクリックすると、図15に示すよ
うに、このクリップだけの転送用の画面が表示される。
【0133】この図15の画面の上端には、支局2−1
〜2−nをクリップだけの転送先の支局としても設定す
るためのアイコンI131が存在している。このアイコ
ンI131をクリックすると、図13に示したのと同様
な転送先設定用の画面(図示略)が表示される。
【0134】この図15の画面の右上側には、クリップ
だけの転送先の支局(支局2−1〜2−nのうちクリッ
プだけの転送先としても設定した支局)をプルダウン方
式で選択するためのアイコンI132が存在する。
【0135】また、この図15の画面の左側には、作成
済みのクリップが一覧表示されるとともにそのうちの任
意の1または複数のクリップをマウスによって選択可能
な枠W111や、枠W111に表示されたクリップを並
べ替えるためのアイコンI133が存在する。
【0136】また、この図15の画面の中央には、枠W
111で選択したクリップを、アイコンI132で選択
した支局へのクリップ転送リストに加える(すなわち枠
W111で選択した支局へのクリップ転送リストを作成
する)ためのアイコンI134や、クリップ転送リスト
に加えたクリップを削除するためのアイコンI135
や、枠W111で現在選択している支局についてのクリ
ップ転送リストを削除するためのアイコンI136や、
クリップだけの転送先になっている全ての支局について
のクリップ転送リストを削除するためのアイコンI13
7が存在する。
【0137】また、この図15の画面の右側には、アイ
コンI132によってクリップ転送リストに加えられた
クリップが表示される(すなわち作成したクリップ転送
リストが表示される)枠W112が存在する。
【0138】この図15の画面を表示させて操作を行う
ことにより、クリップだけの転送先としても設定した支
局のうちの任意の1または複数の支局について、それぞ
れクリップ転送リストが作成される(すなわち転送する
クリップが選択される)。
【0139】また、この図15の画面の右下側には、ク
リップの転送を開始するためのアイコンI138や、ク
リップの転送を中止するためのアイコンI139が存在
する。
【0140】クリップ転送リストを作成した後このアイ
コンI138をクリックすると、クリップだけの転送先
としても設定した支局のうちクリップ転送リストが作成
された支局の各々について、選択されたクリップが、親
局1のビデオサーバ12のハードディスク装置24から
再生され、バス26,インターフェース25,イーサネ
ット16,ルーター17,広域ネットワーク3,当該支
局のルーター36,イーサネット35を介して当該支局
のビデオサーバ32に転送されて、ビデオサーバ32に
記憶される。
【0141】次に、このネットワークCATVシステム
における、各支局2での送出スタンバイの様子や、各支
局2での素材の送出の開始の様子を説明する。
【0142】各支局2のパーソナルコンピュータ31に
は親局1のパーソナルコンピュータ11と同じアプリケ
ーションソフトウェアがインストールされているので、
パーソナルコンピュータ31には図3に示したのと同じ
メインメニュー画面が表示される。このメインメニュー
画面には、送出スタンバイや送出の開始を行うことを選
択させるアイコン(「CHANNEL STATUS」
と表示されたアイコン)I5も存在しており、このアイ
コンI5をクリックすると、図16に示すような画面が
表示される。
【0143】図16の画面の上端には、クリップの送出
を開始するためのアイコンI142や、クリップの送出
を停止するためのアイコンI143が存在する。
【0144】また、この図16の画面の上端には、親局
1から転送されたプレイリストを一覧表示するウィンド
ウを開かせるアイコンI144や、このウィンドウから
マウスで選択されたプレイリストについて、図9の画面
で枠W61でプレイリストを選択した状態でアイコンI
72をクリックしたときと同様なプレイリスト変更用の
画面を表示させるためのアイコンI46が存在する。親
局1から転送されたプレイリストの中に、送出の直前に
変更や削除が必要になったプレイリストが含まれている
場合には、この画面が表示させて操作を行うことによ
り、支局2側でそのプレイリストの変更や削除を行うこ
とができる。
【0145】また、この図16の画面の上端には、ビデ
オサーバ32の各出力スロットの現在の使用状況を表示
するウィンドウを開かせるアイコンI145や、送出ス
タンバイを行っているプレイリストに載っているクリッ
プをビデオサーバ32のどの出力スロットから出力させ
るかをプルダウン方式で選択するためのアイコンI14
7が存在する。ビデオサーバ32の各出力スロットの現
在の使用状況からみて、親局1側で図10の画面のアイ
コンI83や図11の画面のアイコンI102によって
選択された出力スロットを使用することが不可能である
場合には、このアイコンI147により、支局2側で出
力スロットを選択し直すことができる。
【0146】また、この図16の画面には、送出スタン
バイを行っているプレイリストに載っているクリップの
送出トリガーやIDやタイトル等がイベント番号順に一
覧表示される枠W121や、それらのクリップの送出が
完了するまでの残り時間が表示される枠W122や、そ
れらのクリップの送出予定日が表示される枠W123
や、そのプレイリストのIDが表示される枠W124が
存在する。
【0147】他方、メインメニュー画面には、「UTI
LITY」と表示されたアイコンI6も存在しており、
このアイコンI6をクリックすると、図示は省略する
が、「Auto Activate Set」と表示さ
れたアイコンの存在するユーティリティ画面が表示され
る。この「Auto Activate Set」と表
示されたアイコンをクリックすると、図17に示すよう
な送出スタンバイを行う時刻の設定用の画面が表示され
る。
【0148】この図17の画面には、送出スタンバイを
自動的に行う時刻を入力するための枠W131や、枠W
131に入力した時刻を確定して登録してユーティリテ
ィ画面に戻るためのアイコンI151や、枠W131に
入力した時刻を登録しないままユーティリティ画面に戻
るためのアイコンI152が存在する。
【0149】この図17の画面を表示させて操作を行う
ことにより、各支局2において、送出スタンバイを自動
的に行う時刻が設定される。なお、この時刻としては、
1日の放送が終了する深夜の時刻か、1日の放送が開始
される早朝の時刻を設定することが望ましい。
【0150】送出スタンバイを自動的に行う時刻が設定
されると、パーソナルコンピュータ31は、図18に示
すような処理を、毎日この設定された時刻に開始する。
この処理では、最初に、この設定された時刻に、親局1
から転送された各プレイリスト(支局2側で削除したプ
レイリストを除く)について、クリップの送出開始予定
日時(親局1側で図10や図11の画面の枠W74やW
84で入力した日付及び図10の枠W72で入力した時
刻であるが、支局2側でプレイリストの変更としてこの
日付や時刻を変更することも可能である)を確認する
(ステップS21)。
【0151】そして、それらのプレイリスト中に、クリ
ップの送出開始予定日時が翌日の同じ時刻まで(すなわ
ち24時間以内)になっているプレイリストが存在する
か否かを判断する(ステップS22)。
【0152】存在しなければ、処理を終了する。他方、
存在していれば、それらのプレイリスト中に、送出スタ
ンバイを指示する属性(親局1側で図10の画面のアイ
コンI86によって付与される属性)が付与されたプレ
イリストが存在しているか否かを、親局1から転送され
た属性の情報から(ただし、支局2側でプレイリストの
変更としてこの属性を付与し直した場合には、その付与
し直した属性の情報から)判断する(ステップS2
3)。
【0153】存在しなければ、処理を終了する。他方、
存在していれば、それらのプレイリスト中の送出開始時
刻が最も早いプレイリストに基づき、送出トリガーの到
来によって直ちにそのプレイリストに載っているクリッ
プの送出が開始されるように、送出スタンバイを行う
(ステップS24)。
【0154】続いて、送出スタンバイを行っているクリ
ップについての送出トリガー(親局1側で図10の画面
の枠W72で設定される送出トリガー)を、親局1から
転送された送出トリガーの情報から(ただし、支局2側
でプレイリストの変更としてこの送出トリガーを設定し
直した場合には、その設定し直した送出トリガーの情報
から)確認する(ステップS25)。そして、その送出
トリガーが到来したか否かを判断する(ステップS2
6)。
【0155】ここで、送出トリガーの内容が一定の時刻
である場合(親局1側で、図10の画面の枠W72に送
出開始予定時刻の左側に「C」の文字を入力した場合)
には、この送出開始予定時刻が到来すると、送出トリガ
ーが到来したと判断される。
【0156】他方、送出トリガーの内容が上位装置から
の送信指示の信号(GPI信号)である場合(親局1側
で、図10の画面の枠W72に送出開始予定時刻だけを
入力した場合)には、このGPI信号を受信すると、送
出トリガーが到来したと判断される。
【0157】他方、送出トリガーの内容がパーソナルコ
ンピュータ31の操作である場合(親局1側で、図10
の画面の枠W72に送出開始予定時刻の左側に「C」の
文字を入力した場合)には、パーソナルコンピュータ3
1に図12の画面を表示させてアイコンI142をクリ
ックすると、送出トリガーが到来したと判断される。
【0158】このようにして送出トリガーが到来したと
判断すると、送出スタンバイを行っているクリップの送
出を開始させる(ステップS27)。すなわち、ビデオ
サーバ32内のハードディスク装置から、イベント番号
順にクリップを再生させ、ビデオサーバ32内の出力ス
ロット(親局1側で選択された出力スロットであるが、
前述のように支局2側で出力スロットを選択し直すこと
も可能である)にそれらのクリップを転送させる。そし
て、その出力スロットでそれらのクリップをデコードし
て出力させる。これにより、ヘンドエンド34からそれ
らのクリップが送出される。
【0159】なお、図10に示したようにPGMがプレ
イリストに加えられているためにクリップのグループ毎
に送出トリガーが設定されている場合には、ステップS
25〜S27の処理もそれらのグループ毎に行う。
【0160】また、親局1から転送された属性の情報か
ら(ただし、支局2側でプレイリストの変更としてこの
属性を付与し直した場合には、その付与し直した属性の
情報から)、繰り返し送出することを指示する属性がプ
レイリストに付与されていると判断した場合には、この
ステップS27で、クリップをイベント番号順に繰り返
しビデオサーバ32から再生・出力させる。
【0161】また、送出スタンバイを行っているクリッ
プについてのトリム情報が親局1から転送されている場
合には、このステップS27で、ビデオサーバ32に記
録されているクリップを、そのトリム情報に基づいて編
集して(トリム情報で定義された編集後のIN点からO
UT点までの部分を切り出して)ビデオサーバ32から
再生させる。
【0162】このようにしてクリップの送出が完了する
と、送出開始予定日時が24時間以内であり且つ送出ス
タンバイを指示する属性が付与されているプレイリスト
であって、まだ送出スタンバイ及びクリップの送出を行
っていないプレイリストが残っているか否かを判断する
(ステップS28)。
【0163】残っていれば、ステップS24に戻り、残
りのプレイリストについても送出スタンバイ及びクリッ
プの送出を行う。そして、全てのプレイリストについて
送出スタンバイ及びクリップの送出が完了すると、処理
を終了する。
【0164】なお、このように図17の画面で設定した
時刻に自動的に送出スタンバイを行わせるのではなく、
手動操作で送出スタンバイを行うこともできるようにな
っている。前述の図16の画面の上端のアイコンI14
1をクリックすると、図19に示すように、手動操作で
送出スタンバイを行うための画面が表示される。
【0165】この図19の画面には、送出開始のイベン
ト番号を入力するための枠W141や、手動操作で送出
スタンバイを行って図16の画面に戻るためのアイコン
I161や、手動操作での送出スタンバイを行わないま
ま図16の画面に戻るためのアイコンI162が存在す
る。
【0166】この図19の画面を表示させて操作を行う
ことにより、各支局2において、手動で送出スタンバイ
を行うこともできる。
【0167】送出スタンバイが行われる状態で図16の
画面を表示させると、送出スタンバイを行っているプレ
イリストに載っているクリップが枠W121に一覧表示
されるとともに、それらのクリップの送出が完了するま
での残り時間,それらのクリップの送出予定日,そのプ
レイリストのIDがそれぞれ枠W122,W123,W
124に表示される。
【0168】送出トリガーの内容が一定の時刻である場
合には、枠W121中の送出トリガーの欄には、Cの文
字と送出開始予定時刻とが表示される。図16は、6時
が送出トリガーであることにより「C00:06:0
0」の文字がこの欄に表示された状態を描いている。
【0169】他方、送出トリガーの内容がGPI信号で
ある場合には「K」の文字だけがこの欄に表示され、送
出トリガーの内容がパーソナルコンピュータ31の操作
である場合にはこの欄は空欄になる。
【0170】また、枠W121に一覧表示されたクリッ
プのうち、現在送出スタンバイされているクリップ(図
の図16の状態ではイベント番号002のクリップ)
は、他のクリップとは異なる色で表示される。
【0171】以上に説明したように、このネットワーク
CATVシステムでは、一度パーソナルコンピュータ3
1に図17の画面を表示させて送出スタンバイを行う時
刻を設定しておくことにより、支局2側で、親局1から
転送されたプレイリストに基づく送出スタンバイが、従
来のような局員の作業を経ることなく毎日一定の時刻に
自動的に行われるようになっている。
【0172】したがって、支局2の局員の作業の負担が
軽減されるとともに、人為ミスによりそのプレイリスト
に載っている素材が支局2から送出されなくなる事態が
防止される。
【0173】また、支局2側で送出トリガーを設定する
操作を行うことなく、親局1側で設定した送出トリガー
の到来によって、送出スタンバイが行われているクリッ
プが支局2から送出される。したがって、この点でも支
局2の局員の作業の負担が軽減される。
【0174】また、プレイリストだけでなく、そのプレ
イリストに載っているクリップも広域ネットワーク3を
介して親局1から支局2に転送されるので、支局2側
で、プレイリスト及びクリップの配信を受けることと、
プレイリストに基づく送出スタンバイと、送出トリガー
の内容が一定の時刻や上位装置からの送信指示の信号
(GPI信号)である場合のクリップの送出とが、全て
局員の作業を経ることなく自動的に行われるようになっ
ている。
【0175】したがって、支局2が独自に素材を作成せ
ずに親局1から配信されたクリップだけを送出する場合
には、システムの導入時にシステムの導入時に送出スタ
ンバイを行う時刻を設定した以降は支局2を無人化する
こともできる。
【0176】また、このように支局2で独自に素材を作
成しない場合には、素材を作成する元になるAVデータ
を支局2のビデオサーバ32に入力させる必要がないの
で、ビデオサーバ32に入力スロットを搭載する必要が
なくなる。したがって、ビデオサーバ32に出力スロッ
トを5つ搭載することができるので、支局2の送出能力
を高めることができる。
【0177】また、クリップについてのトリム情報が親
局1から支局2に転送された場合には、支局2で、転送
されたクリップがこのトリム情報に基づいて自動的に編
集されて(一部が切り出されて)送出されるようになっ
ている。
【0178】また、親局1のパーソナルコンピュータ1
1の一度の操作により、広域ネットワーク3を介して各
支局2にプレイリスト及びクリップが転送されるので、
短時間且つ簡単な作業によって親局1から各支局2に素
材を配信できるようになっている。
【0179】また、親局1では、ノンリニアアクセス可
能な記録媒体であるハードディスクを用いたビデオサー
バ12にクリップを記録しているので、プレイリストに
載っているクリップを迅速にビデオサーバ12から再生
・出力して各支局2に転送できるようになっている。
【0180】また、各支局2でも、親局1から転送され
たクリップをやはりハードディスクを用いたビデオサー
バ32に記録しているので、迅速にプレイリストに載っ
ている順にクリップをビデオサーバ32から再生・出力
して送出できるようになっている。
【0181】また、AVデータを圧縮して作成した素材
であるクリップが広域ネットワーク3を介して親局1か
ら各支局2に転送されるので、転送時間が短縮されると
ともに広域ネットワーク3の負荷が軽減されるようにな
っている。
【0182】なお、以上の例ではCATVサービスに本
発明を適用しているが、別の例として、公共の場所に設
置された大画面のディスプレイを用いて素材を送出する
サービスにも本発明を適用してよい。
【0183】図20は、公共の場所の大画面ディスプレ
イを用いた送出サービスに本発明を適用したシステム
(大画面ディスプレイをビルボード(広告掲示板)とし
て用いるという意味で、ネットワークビルボードシステ
ムと呼ぶ)の全体構成例を示しており、図1と共通する
部分には同一の符号を付している。
【0184】このネットワークビルボードシステムで
は、センターサイト41と複数のリモートサイト42
(42−1〜42−n)とが、例えばNTTのISDN
サービスであるINS1500を利用することにより、
広域ネットワーク43で結ばれている。各リモートサイ
ト42はそれぞれ日本国内あるいは海外の駅・空港の施
設内等の大画面ディスプレイの設置場所に設けられてお
り、センターサイト41はそれらとは遠く離れた編集室
内に設けられている。
【0185】各リモートサイト42では、ビデオサーバ
32の各出力スロットから出力された素材が、モニター
33−1〜33−5に表示されるとともに、映像処理用
のプロセッサ51に供給され、このプロセッサ51によ
り例えば大画面ディスプレイ装置52に画面分割して表
示される。
【0186】図1の親局1と違って、センターサイト4
1からは素材は送出されないので、ビデオサーバ12に
搭載する出力スロットは、作成したクリップを出力して
モニター14−2で確認するための1つの出力スロット
だけでよい。
【0187】また、図1の支局2と違ってリモートサイ
ト42では素材が作成されることはないので、ビデオサ
ーバ32には入力スロットを搭載する必要がない。
【0188】このネットワークビルボードシステムで
も、センターサイト41のパーソナルコンピュータ11
に図3〜図15に示したのと同様な処理を行わせ、リモ
ートサイト42のパーソナルコンピュータ31に図16
〜図18に示したのと同様な処理を行わせることによ
り、ディスプレイの設置場所の側で、プレイリスト及び
クリップの配信を受けることと、プレイリストに基づく
送出スタンバイと、送出トリガーの内容が例えば一定の
時刻である場合のクリップの送出とが、全て人の作業を
経ることなく自動的に行われるようになる。
【0189】したがって、ディスプレイの設置場所に出
向く係員の作業の負担が軽減されるとともに、そのプレ
イリストに載っているクリップが人為ミスによって送出
されなくなる事態が防止されるようになる。また、シス
テムの導入時に送出スタンバイを行う時刻を設定した以
降はディスプレイの設置場所を常時無人化することもで
きるようになる。
【0190】また、以上の例では、親局1やセンターサ
イト41において、1台のVTR13に収録されたAV
データだけをビデオサーバ12に入力させてクリップを
作成している。しかし、別の例として、ビデオサーバ1
2に入力スロット22を2つ以上搭載することにより、
2台以上のVTRに収録されたAVデータをビデオサー
バ12に入力させてクリップを作成してもよい。また、
VTRに収録されたAVデータ以外に、ネットワークを
介して親局に送られるAVデータをビデオサーバ12に
入力させてクリップを作成してもよい。
【0191】また、本発明を適用するネットワークCA
TVシステムやネットワークビルボードシステムにおい
て親局1,支局2やセンターサイト41,リモートサイ
ト42で用いるビデオサーバは、図2に示したのとは異
なる構成のもの(例えば、合計で4以下または6以上の
入出力スロットを搭載可能なものや、光ディスク装置や
半導体メモリを用いてクリップの記録・再生を行うも
の)であってもよい。また、ビデオサーバ以外の適宜の
記録再生装置を用いてクリップを記録・再生するように
してもよい。
【0192】また、以上の例では、1つの親局1(ある
いは1つのセンターサイト41)と複数の支局2(ある
いは複数のリモートサイト42)とを広域ネットワーク
3(あるいは広域ネットワーク43)で結んでいるが、
1つの親局1(あるいは1つのセンターサイト41)と
1つの支局2(あるいは1つのリモートサイト42)と
を広域ネットワーク3(あるいは広域ネットワーク4
3)で結んだり、複数の親局1(あるいは複数のセンタ
ーサイト41)と1または複数の支局2(あるいは1ま
たは複数のリモートサイト42)とを広域ネットワーク
3(あるいは広域ネットワーク43)で結んだりしても
よい。
【0193】また、本発明は、CATVサービスや公共
の場所の大画面ディスプレイを用いた送出サービスだけ
でなく、例えば講師の講義内容をVTRに収録し、その
収録内容を元にして編集室で作成した素材を大学の講義
室や公会堂等で大画面ディスプレイ装置を用いて送出す
る場合のように、データ(素材等)の送出予定を示すプ
レイリストを作成する場所とそのプレイリストに基づい
てデータを送出する場所とが離れているあらゆる場合に
適用してよい。
【0194】また、本発明は、以上の例に限らず、本発
明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとり
うることはもちろんである。
【0195】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、データ
送出部側で、プレイリスト作成部から転送されたプレイ
リストに基づく送出スタンバイが、人の作業を経ること
なく一定の時刻に自動的に行われる。
【0196】これにより、データ送出部での作業の負担
が軽減されるという効果や、人為ミスによりプレイリス
トに載っているデータがデータ送出部から送出されなく
なる事態が防止されるという効果が得られる。
【0197】したがって、例えばCATVサービスに本
発明を適用すれば、支局側で、親局から配信されたプレ
イリストに基づく送出スタンバイを、従来のような局員
の作業を経ることなく自動的に行えるようになるので、
支局の局員の作業の負担が軽減されるとともに、そのプ
レイリストに載っている素材が人為ミスによって支局か
ら送出されなくなる事態が防止されるようになる。
【0198】あるいはまた、例えば公共の場所のディス
プレイを用いた送出サービスにこのデータ送出装置を適
用すれば、ディスプレイの設置場所の側で、編集室から
配信されたプレイリストに基づく送出スタンバイを、従
来のようなディスプレイの設置場所に出向く係員の作業
を経ることなく自動的に行えるようになるので、その係
員の作業の負担が軽減されるとともに、そのプレイリス
トに載っている素材が人為ミスによって送出されなくな
る事態が防止されるようになる。
【0199】また、本発明によれば、一度時刻を設定す
ることにより、データ送出部側で、プレイリスト作成部
から転送されたプレイリストに基づく送出スタンバイ
が、人の作業を経ることなく毎日一定の時刻に自動的に
行われる。
【0200】これにより、データ送出部での作業の負担
が一層軽減されるとともに、プレイリストに載っている
データが送出されなくなる事態が一層よく防止されると
いう効果が得られる。
【0201】また、本発明によれば、データ送出部側で
送出トリガーを設定する操作を行うことなく、プレイリ
スト作成部側で設定した送出トリガーの到来によって、
送出スタンバイが行われているデータがデータ送出部か
ら送出される。したがって、この点でもデータ送出部で
の作業の負担を軽減することができるという効果が得ら
れる。
【0202】また、本発明によれば、プレイリストだけ
でなく、そのプレイリストに載っているデータもネット
ワークを介してプレイリスト作成部からデータ送出部に
転送されてデータ送出部で記録されるので、データ送出
部側で、プレイリスト及びデータの配信を受けること
と、プレイリストに基づく送出スタンバイと、送出トリ
ガーの内容が例えば一定の時刻である場合のデータの送
出とが、全て人の作業を経ることなく自動的に行われ
る。
【0203】したがって、例えばデータ送出部が独自に
データを作成せずに配信されたデータだけを送出する場
合には、一度時刻を設定した以降はデータ送出部を無人
化することができるという効果も得られる。
【0204】また、本発明によれば、プレイリスト作成
部では、プレイリストに載っているデータを迅速に記録
再生手段から再生して転送でき、データ送出部では、迅
速にプレイリストに載っている順にデータを記録再生手
段から再生して送出できるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネットワークCATVシステ
ムの全体構成例を示す図である。
【図2】図1のビデオサーバ12の構成例を示す図であ
る。
【図3】図1のパーソナルコンピュータ11に表示され
るメインメニュー画面を示す図である。
【図4】クリップ作成用の画面を示す図である。
【図5】クリップ作成用の画面を示す図である。
【図6】クリップ作成用の画面を示す図である。
【図7】クリップ管理用の画面を示す図である。
【図8】クリップ管理用の画面を示す図である。
【図9】プレイリスト作成用の画面を示す図である。
【図10】プレイリスト作成用の画面を示す図である。
【図11】プレイリスト作成用の画面を示す図である。
【図12】プレイリスト転送用の画面を示す図である。
【図13】転送先設定用の画面を示す図である。
【図14】図1の親局1と支局2との間での通信手順の
概要を示す図である。
【図15】クリップ転送用の画面を示す図である。
【図16】送出スタンバイや送出の開始を行うための画
面を示す図である。
【図17】送出スタンバイを自動的に行う時刻の設定用
の画面を示す図である。
【図18】図2のパーソナルコンピュータ31が送出ス
タンバイ及び送出開始のために実行する処理を示すフロ
ーチャートである。
【図19】手動操作で送出スタンバイを行うための画面
を示す図である。
【図20】本発明を適用したネットワークビルボードシ
ステムの全体構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 CATVの親局、 2−1〜2−n CATVの支
局、 3,43 広域ネットワーク、 11,31 パ
ーソナルコンピュータ、 12,32 ビデオサーバ、
13 VTR、 14−1〜14−5,33−1〜3
3−5 モニター、 15,34 ヘッドエンド、 1
6,35 イーサネット、 17,36ルーター、 2
1 ビデオサーバ内の制御部、 22 ビデオサーバ内
の入力スロット、 23−1〜23−4 ビデオサーバ
内の出力スロット、 24 ビデオサーバ内のハードデ
ィスク装置、 25 ビデオサーバ内のインターフェー
ス、 26 ビデオサーバ内のバス、 27 エンコー
ダ、 28−1〜28−4 デコーダ、 41 センタ
ーサイト、 42−1〜42−n リモートサイト、
51 映像処理用のプロセッサ、 52 大画面ディス
プレイ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/28 H04N 5/76 Z H04M 11/08 7/10 H04N 5/76 H04L 11/00 310Z 7/10 G11B 27/02 B Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの送出予定を示すプレイリストを
    作成するプレイリスト作成部と、前記プレイリストに基
    づいてデータを送出するデータ送出部とが、ネットワー
    クで結ばれており、 前記プレイリスト作成部は、 プレイリストに、送出スタンバイを指示する属性を付与
    する属性付与手段と、 作成したプレイリストと、該プレイリストに付与された
    前記属性の情報とを、ネットワークを介して前記データ
    送出部に転送する転送手段とを備え、 前記データ送出部は、 送出スタンバイを行う時刻を設定する時刻設定手段と、 前記時刻設定手段で設定された時刻に、前記プレイリス
    ト作成部から転送されたプレイリストに前記属性が付与
    されているか否かを前記属性の情報から判断し、前記属
    性が付与されているプレイリストに基づいて送出スタン
    バイを行う送出スタンバイ手段とを備えたことを特徴と
    するデータ送出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ送出装置におい
    て、 前記送出スタンバイ手段は、毎日、前記時刻設定手段で
    設定された時刻から24時間以内に放送開始予定のプレ
    イリストが前記プレイリスト作成部から転送されている
    か否かを判断するとともに、前記プレイリスト作成部か
    ら転送されたプレイリストに前記属性が付与されている
    か否かを前記属性の情報から判断し、24時間以内に放
    送開始予定であり且つ前記属性が付与されているプレイ
    リストに基づいて送出スタンバイを行うことを特徴とす
    るデータ送出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のデータ送出装
    置において、 前記プレイリスト作成部は、 プレイリストに加えられるデータについての送出トリガ
    ーを設定する送出トリガー設定手段をさらに備え、 前記転送手段は、前記送出トリガー設定手段で設定され
    た送出トリガーの情報をプレイリストとともに転送し、 前記データ送出部は、 前記送出スタンバイ手段で送出スタンバイが行われてい
    るデータについて、前記送出トリガーの情報から送出ト
    リガーの到来を判断して、該データの送出を開始する送
    出開始手段をさらに備えたことを特徴とするデータ送出
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のデー
    タ送出装置において、 前記プレイリスト作成部は、 データが記録される記録再生手段と、 作成したプレイリストのうち前記データ送出部に転送す
    るプレイリストを選択する選択手段と、 プレイリストの転送開始を指示する指示手段とをさらに
    備え、 前記転送手段は、前記指示手段からの指示に基づき、前
    記選択手段で選択されたプレイリストに従って前記デー
    タを前記記録再生手段から再生させ、該プレイリスト及
    び該データをネットワークを介して前記データ送出部に
    転送し、 前記データ送出部は、 前記プレイリスト作成部から転送されたデータを記録す
    る記録再生手段をさらに備えたことを特徴とするデータ
    送出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデータ送出装置におい
    て、 前記プレイリスト作成部の記録再生手段及び前記データ
    送出部の記録再生手段は、それぞれノンリニアアクセス
    可能な記録媒体を用いたものであることを特徴とするデ
    ータ送出装置。
  6. 【請求項6】 データの送出予定を示すプレイリストを
    作成するプレイリスト作成部と、前記プレイリストに基
    づいてデータを送出するデータ送出部とをネットワーク
    で結び、 前記データ送出部に、 送出スタンバイを行う時刻を設定する時刻設定手段と、 前記時刻設定手段で設定された時刻に、送出スタンバイ
    を指示する属性がプレイリストに付与されているか否か
    を判断し、前記属性が付与されているプレイリストに基
    づいて送出スタンバイを行う送出スタンバイ手段とを備
    えたデータ送出装置における送出スタンバイ方法におい
    て、 前記プレイリスト作成部において、プレイリストに前記
    属性を付与する第1ステップと、 前記プレイリスト作成部において、作成したプレイリス
    トと、前記第1ステップで該プレイリストに付与した前
    記属性の情報とを、ネットワークを介して前記データ送
    出部の前記送出スタンバイ手段に転送する第2ステップ
    と、 前記データ送出部において、前記時刻設定手段で送出ス
    タンバイを行う時刻を設定する第3ステップとを有する
    ことを特徴とする送出スタンバイ方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の送出スタンバイ方法に
    おいて、 前記送出スタンバイ手段は、毎日、前記時刻設定手段で
    設定された時刻から24時間以内に放送開始予定のプレ
    イリストが存在するか否かを判断するとともに、前記属
    性がプレイリストに付与されているか否かを判断し、2
    4時間以内に放送開始予定であり且つ前記属性が付与さ
    れているプレイリストに基づいて送出スタンバイを行う
    ものであることを特徴とする送出スタンバイ方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の送出スタンバ
    イ方法において、 前記プレイリスト作成部において、プレイリストに加え
    られるデータについての送出トリガーを設定するステッ
    プをさらに有し、 前記第2ステップで、前記送出トリガーの情報をプレイ
    リストとともに転送し、 前記データ送出部において、前記第4ステップで送出ス
    タンバイを行っているデータについて、前記送出トリガ
    ーの情報から送出トリガーの到来を判断して、該データ
    の送出を開始するステップをさらに有することを特徴と
    する送出スタンバイ方法。
  9. 【請求項9】 請求項6乃至8のいずれかに記載の送出
    スタンバイ方法において、 前記プレイリスト作成部において、データを記録するス
    テップと、 前記プレイリスト作成部において、作成したプレイリス
    トのうち前記データ送出部に転送するプレイリストを選
    択するステップと、 前記プレイリスト作成部において、前記選択したプレイ
    リストに従って、前記記録したデータを再生し、該プレ
    イリスト及び該データを前記ネットワークを介して前記
    データ送出部に転送するステップと、 前記データ送出部において、前記プレイリスト作成部か
    ら転送されたデータを記録するステップとをさらに有す
    ることを特徴とする送出スタンバイ方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の送出スタンバイ方法
    において、 前記プレイリスト作成部及び前記データ送出部は、それ
    ぞれノンリニアアクセス可能な記録媒体を用いた記録再
    生手段にデータを記録することを特徴とする送出スタン
    バイ方法。
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