JP2001229485A - 視覚障害者誘導のための音響式交通信号機付加装置配置方法 - Google Patents

視覚障害者誘導のための音響式交通信号機付加装置配置方法

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JP2001229485A
JP2001229485A JP2000077254A JP2000077254A JP2001229485A JP 2001229485 A JP2001229485 A JP 2001229485A JP 2000077254 A JP2000077254 A JP 2000077254A JP 2000077254 A JP2000077254 A JP 2000077254A JP 2001229485 A JP2001229485 A JP 2001229485A
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JP
Japan
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sound
road
crossing
traffic signal
guiding
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JP2000077254A
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English (en)
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Yoji Ishihama
洋司 石濱
Yoshie Ichikawa
祥江 市川
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BIICHI ROCK KK
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BIICHI ROCK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より普及している、視覚障害者の道路横
断を誘導するための音響式交通信号機付加装置は、横断
可能な方向とこれに割り当てられた音との組合せを記憶
する必要があり、記憶違い、錯誤があると非常に危険で
あった。また、道路の反対側の音も聞かせることで横断
を誘導しようとするので、音が非常に大きく、近隣住民
の生活環境に害を及ぼし普及の妨げとなっている。。 【解決手段】 交通信号機設置箇所ごとに、歩行者の横
断方向と平行に複数の音響装置を配置し、これらを歩行
者の横断が可能である時に一方から他方へ順次鳴らすこ
とで、横断が可能である方向を知らせる方法とした。ま
た、この方法とリブ式区画線の設置を組み合わせて、視
覚障害者の道路横断を誘導する方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、視覚障害者の道
路横断を誘導することを目的として交通信号機に取り付
ける音響式付加装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、視覚障害者の道路横断を誘導
する目的で交通信号機に取り付ける音響式付加装置に
は、鳴き声式(カッコウ等)とメロディー式(とおりゃ
んせ等)などがあり、東西と南北の方向ごとに、それぞ
れ異なった鳴き声やメロディーなどを割り当てて、道路
の両側から音を発し、横断が可能である方向を知らせて
いる。例えば、東西方向の横断が可能な時にはカッコー
と鳴らし、南北方向の横断が可能な時にはピヨピヨと鳴
らしている。なお、横断が可能である方向と音との組合
せは、各都道府県ごとに一定の規則が定められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法によると、横断が可能である方向と音との組合せの記
憶違いをした場合、非常に危険である。
【0004】一般的に、この組合せを記憶していなくと
も、道路の反対側からの音が聞こえれば、その方向に向
かって進めば良く、横断が可能である方向が判断できる
ものと錯誤しがちであるが、実際は、交差点内にある4
箇所の信号機設置箇所から同時に音が発せられるため、
音が方向を示すことはなく、音を聞くだけで横断可能な
方向を判別することはできないのである。
【0005】そのため、この組合せを記憶しやくするよ
う、各都道府県ごとに一定の規則を定めているのである
が、視覚障害者が東西方向、南北方向を判断すること自
体が簡単にできることではないし、交差点の交差の仕方
を東西方向と南北方向のみで区別するのは現実的でない
ので、視覚障害者にとって利用しやすい装置とは言えな
い。
【0006】また、道路の反対側の信号機からの音も聞
かせることにより、横断可能な方向を判断しやすくし、
かつ、横断の誘導をしようとしているため、車の騒音や
風の音にも遮られないだけの大きな音を発している。こ
のため、近隣住民の生活環境への配慮から夜間において
は機能を停止している装置が多い。しかし、視覚障害者
は他の通行人の動き、車の走行音及び停車している車の
のアイドリング音からも横断のタイミング、方向を判断
する事が可能であり、最も危険なのはそのような判断の
根拠が乏しくなる夜間の人通り及び車の通行量が少ない
時間帯であるので、本当に必要な時に機能していないの
が現状である。
【0007】加えて、音が大きく近隣住民に迷惑を及ぼ
すことは、普及の大きな妨げにもなっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、交通信
号機設置箇所ごとに、歩行者の横断方向と平行に複数の
音響装置を配置し、これらを歩行者の横断が可能である
時に一方から他方へ順次鳴らすことで、横断が可能であ
る方向を知らせる方法とした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を実施する基本的な形態
は、歩行者用信号機が設置されている歩道もしくは車道
路肩の上部もしくは地中に、歩行者の横断方向と平行
に、複数の音響装置を配置して、歩行者用信号機が青の
時に、制御装置を介して、車道に遠い側から近い側へ順
に鳴らすことで、視覚障害者に対して横断可能な方向を
知らせる仕組みである。
【0010】ここで、音響装置が2個の場合、音を連続
して鳴らすと横断可能な方向が認識しづらくなるので、
車道に遠い側に続いて近い側を鳴らした後に一定の間隔
をおくことで、横断可能な方向を認識しやすくする。こ
れとは別に、二つの音響装置をステレオ方式で制御し
て、車道に遠い側から近い側へ音を動的に移動させるこ
とでも、横断可能な方向を認識しやすくすることができ
る。
【0011】また、音の鳴らし方についてであるが、個
々の音響装置から発する音の音色、音程を変えることで
音の移動を認識しやすくすることができる。
【0012】なお、歩行者用信号機は、青から赤へ変わ
る前に青を点滅状態にして、横断する者に対し信号が変
わることを知らせている。本発明による装置を鳴らす場
合も、青の点滅状態の時には、音が鳴り移る間隔を短く
して、視覚障害者に対し信号が変わることを知らせるよ
う制御することで、より安全に誘導が行える。
【0013】次に、音響装置の具体的な配置方法である
が、以下、添付図面に実施例を示して説明する。図1
は、本発明の実施例1であり、音響装置1を、歩行者用
信号機2の上部と、歩道端に建てた支柱3の上部に配置
している。ここで、支柱3は、2つの音響装置を結ぶ線
が横断方向と平行になるように建てる。
【0014】図2は、本発明の実施例2であり、音響装
置1を、歩行者用信号機2の上部に取り付けた張り出し
部材7に複数個配置している。この時、張り出し部材7
は横断方向と平行になるよう取り付ける。また、音響装
置1の個数及び張り出し部材7の長さは、歩道部の幅、
近隣構造物の状況を勘案し、音の移動によって横断可能
な方向が判断できるよう適切に決める。
【0015】図3は、本発明による装置の実施例3であ
り、音響装置1を、歩行者用信号機2の下部に取り付け
た受け部材8に複数個配置している。実施例3は実施例
2の簡易型であり、歩道の幅が狭い箇所、歩道の無い場
合の車道路肩など空間的な制限があり、かつ、人通りが
少なく視覚障害者が装置に近づきやすい箇所に設置する
例である。
【0016】音響装置1を配置する位置について、図
1、図2においては歩行者用信号機2の上部、図3にお
いては下部として実施例を示しているが、歩行者用信号
機2の高さは様々であるので、それぞれ上部または下部
と限定するものではない。また、途中に埋設しても良
い。
【0017】図4は、実施例1とリブ式区画線を利用し
た、視覚障害者の道路横断を誘導するための総合的な構
成例である。リブ式区画線とは、車のはみ出し禁止線な
どに使われている凸部を有する路面標示用区画線であ
る。本発明による装置は、道路の片側の装置の音だけで
横断可能な方向を知らせることができるため、比較的小
さな音で有効であり、反対側の音は聞こえる必要がな
い。そのため、視覚障害者は道路横断の際、正確な進行
方向を把握しづらい。この点につき、従来の方法の場
合、反対側の音も聞かせることにより進行方向の誘導を
計っているが、実際には交差点内の4箇所の音が聞こえ
てしまうため実効性は低い。
【0018】実施例4は、この問題を解決するための構
成例であり、歩道を歩行してきた視覚障害者は、誘導リ
ブ式区画線9、9aによって歩道上を誘導され、歩道端
標示リブ式区画線9b、9c上にて待機する。歩行者用
信号機2が青になると、本発明による装置(実施例1)
により横断可能な方向を知らされ、横断歩道上に設置さ
れた横断誘導リブ式区画線9d、9eの誘導に従って横
断歩道10、10a上を正確に横断することができる。
【0019】なお、9、9a、9d、9eは、1本の線
で構成され、視覚障害者を誘導する働きをし、9b、9
cは、2本の線を一体として構成され、視覚障害者に注
意、警告を示す働きをするものとする。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成であるの
で、次のような効果が生じる。第一に、視覚障害者に対
し、方角に関係なく直接的に横断可能な方向を知らせる
ことができるので、従来のように音と横断可能方向との
組合せを記憶する必要がなくなり、記憶違いによる危険
が解消される。
【0021】第二に、道路の片側の装置だけで横断可能
な方向を知らせることができるため、従来よりも小さな
音で有効となるので、夜間において装置を停止させる必
要性が減り、また、近隣住民への迷惑も軽減され普及し
やすくなる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1である。
【図2】本発明の実施例2である。
【図3】本発明の実施例3である。
【図4】本発明の実施例4である。
【符号の説明】
1 音響装置 2 歩行者用信号機 3 支柱 4 歩道 5 車道 6 歩車道境界石 7 張り出し部材 8 受け部材 9 誘導リブ式区画線 9a 誘導リブ式区画線 9b 歩道端標示リブ式区画線 9c 歩道端標示リブ式区画線 9d 横断誘導リブ式区画線 9e 横断誘導リブ式区画線 10 横断歩道線 10a 横断歩道線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交通信号機設置箇所ごとに、歩行者の横
    断方向と平行に複数の音響装置を配置し、これらを歩行
    者の横断が可能である時に一方から他方へ順次鳴らすこ
    とで、横断が可能である方向を知らせる視覚障害者誘導
    のための音響式交通信号機付加装置配置方法。
  2. 【請求項2】 音響装置を歩道部または車道路肩部に配
    置して行う、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法と、歩道及び横断歩
    道上に進行方向を示すリブ式区画線を設置することを併
    用して行う、視覚障害者の道路横断誘導方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の方法と、歩道及び横断歩
    道上に進行方向を示すリブ式区画線を設置することを併
    用して行う、視覚障害者の道路横断誘導方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004297223A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Fujitsu Ltd 撮影装置
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US9076328B2 (en) 2011-02-16 2015-07-07 Mamoru Kondo Acoustic guiding system

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JP4481951B2 (ja) * 2006-04-03 2010-06-16 富士通株式会社 撮影装置
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