JP2001228670A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001228670A
JP2001228670A JP2000035356A JP2000035356A JP2001228670A JP 2001228670 A JP2001228670 A JP 2001228670A JP 2000035356 A JP2000035356 A JP 2000035356A JP 2000035356 A JP2000035356 A JP 2000035356A JP 2001228670 A JP2001228670 A JP 2001228670A
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JP2000035356A
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English (en)
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Motonori Hanada
元紀 花田
Masashi Shinohara
賢史 篠原
Toshiya Sato
敏哉 佐藤
Mitsugi Sugiyama
貢 杉山
Yasufumi Nakazato
保史 中里
Nobuo Iwata
信夫 岩田
Hideo Nakagawa
日出男 中川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は位置ずれ補正処理を安価にかつ画像形
成効率を向上させるタイミングで行う画像形成装置を提
供する。 【解決手段】画像形成装置は、定着オン時間を計時する
オン時間計時タイマーをリセットし、定着オンかチェッ
クして定着オンのときには、オン時間計時タイマーをス
タートさせて、オン時間計時タイマーが定着オンの時点
から補正タイミング設定時間を計時するのを待って、位
置補正モードを実行する。この位置補正モードでは通常
の画像形成処理を休止した状態で行う。位置補正モード
処理を実行して位置ずれ補正量が予め設定した基準補正
量よりも小さいと、次の定着オンから位置ずれ検出・補
正を行うまでの設定時間である補正タイミング設定時間
を予め設定された所定時間だけ長くのばし、位置補正モ
ード処理での位置ずれ補正量が基準補正量よりも大きい
と、補正タイミング設定時間をのばすことなく、上記同
様の処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、詳細には、異なる色のトナー画像を転写紙に形成す
る画像形成手段を転写ベルトに沿って複数並置して異な
る色のトナー画像を重ね合わせてカラー画像を形成する
際に、位置ずれ(色ずれ)を適切にかつ安価に補正する
電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の書込ユニットと作
像カートリッジを複数並置して画像を重ね合わせてフカ
ラー画像を形成する、いわゆるタンデム型と称される画
像形成装置としては、例えば、フルカラー複写機等があ
る。このようなフルカラー複写機は、シアン、マゼン
タ、イエロー及びブラックの各色の画像を形成する画像
形成ステーションを備え、各色の画像形成ステーション
は、書込ユニットと作像カートリッジを備えて、各色の
画像データにより変調されたレーザを書込ユニットから
作像カートリッジの感光体に照射して潜像を形成し、各
色の作像カートリッジは、この潜像の形成された感光体
に各色のトナーを供給して、各色のトナー画像を現像す
る。各色の作像カートリッジは、転写ベルト上を搬送さ
れてくる転写紙に感光体上のトナー画像を順次転写し
て、転写紙に各色のトナー画像を重ね合わせてカラー画
像を形成する。
【0003】このように複数の画像形成ステーションを
備えた画像形成装置においては、1ドラム方式といわれ
る感光体を1つのみ備えてカラー画像を形成する画像形
成装置に比較して、各画像形成ステーションで同じ転写
紙の同一面上に順次異なるトナー画像を重ね合わせて、
カラー画像を形成しているため、各画像形成ステーショ
ンにおける転写紙への転写画像位置がずれると、各画像
形成ステーションで形成する画像間隔がずれたり、重な
ったりし、また、カラー画像の場合には、色味の違いや
色ずれとなり、画像品質が悪化する。
【0004】この色ずれとしては、書込光学系内部の組
み付け誤差や画像形成装置本体への各ユニットの取付誤
差及び感光体の画像形成装置本体への取付誤差等で各色
での走査線に傾きが生じて発生する傾きの色ずれと、走
査線の位置が基準位置に対して平行にずれて4色の像が
縦または横方向に全体にずれて発生する平行の色ずれ
と、がある。これらの色ずれのうち、傾きの色ずれは、
書込装置の反射ミラーの位置を微調整することにより補
正を行い、平行の色ずれは、書込のスタートタイミング
を主走査方向あるいは副走査方向で調整することにより
補正を行うことができる。また、主走査方向の画像の長
さは、書込画素の周波数を変えることにより、すなわ
ち、倍率誤差を調整することにより、調整することがで
きる。
【0005】そして、このような色ずれは、画像形成装
置の初期的に調整を行っても、作像カートリッジの交
換、画像形成装置のメンテナンス、画像形成装置の運搬
等によって発生するだけでなく、複数枚の画像形成後の
機構の温度膨張によっても、経時的に誤差が変動して、
発生する。
【0006】そこで、従来、このような複数の画像形成
ステーションを備えた画像形成装置においては、例え
ば、複数の画像形成ステーションを順次転写紙を搬送す
る搬送ベルトの幅方向両端部に、各色の画像の位置ずれ
を検知するためのトナーマークを形成し、当該両端部の
トナーマークを搬送ベルトの最下流側に設けられた発光
素子と受光素子及び当該トナーマークの形状に合った透
過窓の形成されたスリット部材からなる検出手段により
検出して、当該搬送ベルトの両端のトナーマークの検出
結果に基づいて位置ずれを検出し、その検出結果によっ
て、各画像形成ステーションによる画像の位置ずれを補
正している。
【0007】上記トナーマークは、搬送ベルト上に、光
書込の走査方向(主走査方向)に平行なラインと、主走
査方向に対して特定の角度(例えば、45度)を有した
ラインと、で形成されており、検出手段は、上記受光素
子と搬送ベルトとの間に当該トナーマークの形状にあっ
た透過窓の形成されたスリット部材が配設されている。
したがって、検出手段の受光素子は、透明な搬送ベルト
を透過した発光素子からの光をそのまま受光し、トナー
マークが透過窓の位置と一致すると、トナーマークによ
って遮光された光を受光する。検出手段は、受光素子の
受光する光量の差によってトナーマークが通過したタイ
ミングを検知し、主走査方向に平行に形成されたトナー
マークのラインの検出のピーク時間の差分によって、副
走査方向の位置ずれを、主走査方向に対して特定の角度
を有したラインの検出のピーク時間の差分によって主走
査方向の位置ずれを、それぞれ検出する。
【0008】画像形成装置は、この検出手段の検出結果
に基づいて、位置ずれを算出して、上記調整処理を行
う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置にあっては、位置ずれを検出手
段で検出して、検出した位置ずれを調整する検知・補正
動作の時間を設ける必要があり、画像形成効率を低下さ
せるおそれがある。
【0010】すなわち、従来の画像形成装置にあって
は、通常の画像形成シーケンスと、トナーマークを形成
して当該形成したトナーマークを読み取ってその読取結
果に基づいて補正動作を行うトナーマーク補正シーケン
スと、を互いに独立したタイミングで実行する検知・補
正方法を採用しており、このような検知・補正方法で
は、各画像形成ステーションがトナーマークを形成する
時間、検出手段がトナーマークを読み取って位置ずれ量
を演算する時間及び演算した位置ずれ量を補正する時間
まで、通常の画像形成を休止する必要があり、画像形成
の生産効率が低下するという問題があった。
【0011】そこで、従来、電源投入時からの動作時間
を積算計時し、計時した積算時間に応じて補正手段によ
る補正処理開始間隔を徐々に延長することで、環境温度
に伴うレジストずれに起因する補正手段の補正による画
像形成中断時間を最小にしながら、効率的に色ずれのな
い高品位から画像を形成することを目的とした画像形成
装置が提案されている(特開平5−188697号公報
参照)。
【0012】ところが、今日、環境問題やエネルギー資
源の枯渇の問題等の観点から省エネルギーが要望されて
おり、プリンタ等の画像形成装置においても、省電力化
が図られている。そして、画像形成装置における消費電
力の多くが、定着部での熱エネルギーであり、そのた
め、今日の画像形成装置においては、一定の待機時間が
経過すると、定着部の定着ローラのヒーターへの通電を
停止するようになっている。このような画像形成装置に
おいては、電源投入時からの積算時間と環境温度とが対
応せず、適切なタイミングで位置ずれの検出と位置調整
を行っているとはいえず、改良の必要があった。
【0013】また、従来、装置内部の温度を検出し、検
出した温度の変化に応じて、位置ずれ補正開始タイミン
グを決定する画像形成装置が提案されている(特許第2
625130号公報参照)。
【0014】ところが、この従来の画像形成装置にあっ
ては、装置内部の温度を検出するための特別な温度セン
サを必要とし、構造が複雑になるとともに、コストが高
くなるという問題があった。
【0015】そこで、請求項1記載の発明は、転写紙を
搬送する搬送ベルトに沿って、当該転写紙に各色のトナ
ー画像を転写してカラー画像を形成する画像形成手段が
複数配設され、当該各画像形成手段でカラー画像の転写
された転写紙を定着手段の加熱ヒーターで加熱される定
着ローラと加圧ローラで加熱・加圧して定着させるとと
もに、所定タイミングに、複数の画像形成手段により所
定のトナーマークを搬送ベルトに形成して、当該トナー
マークを位置ずれ検出手段により検出し、当該位置ずれ
検出手段の検出結果に基づいて各画像形成手段によるカ
ラー画像形成時の位置ずれを補正する位置ずれ補正処理
を行うに際して、定着手段の加熱ヒーターの動作時間に
基づいて位置ずれ補正処理を行うタイミングを決定する
ことにより、装置内温度と密接に関係している位置ずれ
を、当該装置内温度に最も関与している定着手段の動作
時間に基づいて予測して、位置ずれ量が大きくなる前の
タイミングで位置ずれ補正処理を行い、安価にかつ適切
な位置ずれ補正を行って、画像形成効率を向上させつ
つ、画像品質を向上させることのできる画像形成装置を
提供することを目的としている。
【0016】請求項2記載の発明は、定着手段の加熱ヒ
ーターの動作時間及び休止時間に基づいて位置ずれ補正
処理を行うタイミングを決定することにより、一旦加熱
ヒーターがオンされた後にオフされて、再度オンされる
と、オフの時間(休止時間)によって装置内温度の変化
量が決定されて、位置ずれ量の変化も異なり、例えば、
休止時間が短いほど装置内温度の変化も少なく、位置ず
れ量も小さくなることを適切に予測して、不要な位置ず
れ補正を省き、安価にかつより一層適切な位置ずれ補正
を行って、画像形成効率をより一層向上させつつ、画像
品質を向上させることのできる画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
【0017】請求項3記載の発明は、定着手段の加熱ヒ
ーターの動作時間が長くなるほど、位置ずれ補正処理を
行うタイミングの間隔を長くすることにより、装置内温
度が加熱ヒーターのオンの時点から急激に上昇して、そ
の後、徐々に安定するのに伴って、位置ずれ量も加熱ヒ
ーターのオンの時点から急激に大きくなって、その後、
徐々に安定することを利用して、不要な位置ずれ補正を
省き、安価にかつ適切な位置ずれ補正を行って、画像形
成効率をより一層向上させつつ、画像品質を向上させる
ことのできる画像形成装置を提供することを目的として
いる。
【0018】請求項4記載の発明は、位置ずれ補正処理
を行うタイミングの間隔の長さに所定の上限を設定する
ことにより、温度以外の位置ずれ要因による画像の位置
ずれを適切に補正し、画像形成効率を向上させつつ、画
像品質をより一層向上させることのできる画像形成装置
を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像形成装置は、回転駆動される感光体上に、書込光で静
電潜像を形成し、当該静電潜像の形成され感光体上に所
定色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に形成さ
れたトナー像を搬送ベルト上を搬送される転写紙上に転
写してトナー画像を形成する画像形成手段が、複数前記
搬送ベルトに沿って配設され、前記各画像形成手段でそ
れぞれ異なる色のトナー画像を前記転写紙上に順次転写
してカラー画像を形成し、当該カラー画像の転写された
前記転写紙を定着手段の加熱ヒーターで加熱される定着
ローラと加圧ローラで加熱・加圧して定着させるととも
に、所定タイミングで、前記各画像形成手段により所定
のトナーマークを前記搬送ベルト上に形成して、位置ず
れ検出手段により当該トナーマークを検出し、当該位置
ずれ検出手段の検出結果に基づいて前記各画像形成手段
による前記カラー画像形成時の位置ずれを補正する位置
ずれ補正処理を行う画像形成装置において、前記定着手
段の前記加熱ヒーターの動作時間に基づいて前記位置ず
れ補正処理を行うタイミングを決定することにより、上
記目的を達成している。
【0020】上記構成によれば、転写紙を搬送する搬送
ベルトに沿って、当該転写紙に各色のトナー画像を転写
してカラー画像を形成する画像形成手段が複数配設さ
れ、当該各画像形成手段でカラー画像の転写された転写
紙を定着手段の加熱ヒーターで加熱される定着ローラと
加圧ローラで加熱・加圧して定着させるとともに、所定
タイミングに、複数の画像形成手段により所定のトナー
マークを搬送ベルトに形成して、当該トナーマークを位
置ずれ検出手段により検出し、当該位置ずれ検出手段の
検出結果に基づいて各画像形成手段によるカラー画像形
成時の位置ずれを補正する位置ずれ補正処理を行うに際
して、定着手段の加熱ヒーターの動作時間に基づいて位
置ずれ補正処理を行うタイミングを決定するので、装置
内温度と密接に関係している位置ずれを、当該装置内温
度に最も関与している定着手段の動作時間に基づいて予
測して、位置ずれ量が大きくなる前のタイミングで位置
ずれ補正処理を行うことができ、安価にかつ適切な位置
ずれ補正を行って、画像形成効率を向上させることがで
きるとともに、画像品質を向上させることができる。
【0021】この場合、例えば、請求項2記載するよう
に、前記画像形成装置は、前記定着手段の前記加熱ヒー
ターの動作時間及び休止時間に基づいて前記位置ずれ補
正処理を行うタイミングを決定するものであってもよ
い。
【0022】上記構成によれば、定着手段の加熱ヒータ
ーの動作時間及び休止時間に基づいて位置ずれ補正処理
を行うタイミングを決定するので、一旦加熱ヒーターが
オンされた後にオフされて、再度オンされると、オフの
時間(休止時間)によって装置内温度の変化量が決定さ
れて、位置ずれ量の変化も異なり、例えば、休止時間が
短いほど装置内温度の変化も少なく、位置ずれ量も小さ
くなることを適切に予測して、不要な位置ずれ補正を省
くことができ、安価にかつより一層適切な位置ずれ補正
を行って、画像形成効率をより一層向上させることがで
きるとともに、画像品質を向上させることができる。
【0023】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記画像形成装置は、前記定着手段の前記加熱ヒー
ターの動作時間が長くなるほど、前記位置ずれ補正処理
を行うタイミングの間隔を長くするものであってもよ
い。
【0024】上記構成によれば、定着手段の加熱ヒータ
ーの動作時間が長くなるほど、位置ずれ補正処理を行う
タイミングの間隔を長くするので、装置内温度が加熱ヒ
ーターのオンの時点から急激に上昇して、その後、徐々
に安定するのに伴って、位置ずれ量も加熱ヒーターのオ
ンの時点から急激に大きくなって、その後、徐々に安定
することを利用して、不要な位置ずれ補正を省くことが
でき、安価にかつ適切な位置ずれ補正を行って、画像形
成効率をより一層向上させることができるとともに、画
像品質を向上させることができる。
【0025】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記画像形成装置は、前記位置ずれ補正処理を行う
タイミングの間隔の長さに所定の上限を設定するもので
あってもよい。
【0026】上記構成によれば、位置ずれ補正処理を行
うタイミングの間隔の長さに所定の上限を設定している
ので、温度以外の位置ずれ要因による画像の位置ずれを
適切に補正することができ、画像形成効率を向上させる
ことができるとともに、画像品質をより一層向上させる
ことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0028】図1〜図7は、本発明の画像形成装置の第
1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、定着
オンの時間に基づいて、位置ずれ補正を行う補正タイミ
ングを設定するもので、請求項1に対応するものであ
る。
【0029】図1は、本発明の画像形成装置の第1の実
施の形態を適用した画像形成装置1の概略構成正面図で
ある。図1において、画像形成装置1は、本体筐体2内
に、給紙部10、搬送ベルト機構部20、搬送ベルト機
構部20に沿って配設されたイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色の画像
形成部30Y、30M、30C、30K、定着部40及
び色ずれ検出部50(図2及び図3参照)等を備えてお
り、これらの他に、図示しないが、画像形成装置1の各
部を制御する制御部やモータ及びモータにより駆動され
る各部に駆動源を伝達する駆動機構部等を備えている。
【0030】給紙部10は、転写紙である用紙11が複
数枚装填される給紙カセット12、給紙コロ13及びレ
ジストローラ対14等を備えている。給紙部10は、給
紙カセット12内の用紙11を給紙コロ13と図示しな
い分離部材により1枚ずつ分離してレジストローラ対1
4に送り出し、レジストローラ対14は、給紙クラッチ
等を備えて、給紙コロ13と分離部材により給紙カセッ
ト12から送られてきた用紙11のタイミング調整を行
って、用紙11を所定のタイミングで搬送ベルト機構部
20に送り出す。
【0031】搬送ベルト機構部20は、搬送ベルト2
1、駆動ローラ22、従動ローラ23及びテンションロ
ーラ24等を備えており、搬送ベルト21は、駆動ロー
ラ22と従動ローラ23に張り渡されている。駆動ロー
ラ22が制御部の制御下で図外のモータ等の駆動機構に
より回転駆動されることにより、図1中時計方向に回転
駆動され、搬送ベルト21は、給紙部10から送り出さ
れてきた用紙11を、各色の画像形成部30Y、30
M、30C、30Kに順次搬送して、搬送される用紙1
1に各色の画像形成部30Y、30M、30C、30K
で、それぞれイエロートナー画像、マゼンタトナー画
像、シアントナー画像及びブラックトナー画像が順次用
紙11に形成される。なお、図示しないが、搬送ベルト
機構部20は、搬送ベルト21の電荷を除電する除電部
や搬送ベルト21に残留するトナー等を除去して、搬送
ベルト21をクリーニングするクリーニング部等を備え
ている。
【0032】この搬送ベルト21には、位置ずれ補正タ
イミングで、画像形成部30Y、30M、30C、30
Kにより、それぞれ図2及び図3に示すトナーマーク5
4が形成され、トナーマーク54は後述する位置ずれの
検出に利用される。そして、搬送ベルト21は、透明な
シートで形成されている。
【0033】各色の画像形成部(画像形成手段)30
Y、30M、30C、30Kは、それぞれ感光体31Y
〜31Kの周囲に、帯電部32Y〜32K、書込ユニッ
ト33Y〜33K、現像部34Y〜34K、転写部、ク
リーニング部35Y〜35K及び図示しない除電部等が
配設されている。
【0034】各画像形成部30Y〜30Kは、図外の駆
動機構により図1中時計方向に回転駆動される感光体3
1Y〜31Kを、帯電部32Y〜32Kで一様に帯電さ
せて、書込ユニット33Y〜33Kにより、画像データ
で変調されたレーザ(書込光)が感光体31Y〜31K
に照射されて静電潜像が形成されると、当該静電潜像の
形成された感光体31Y〜31Kに、現像部34Y〜3
4Kで、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)及びブラック(K)の各色のトナーを付着さ
せて、各色のトナー像を形成する。そして、画像形成部
30Y〜30Kは、搬送ベルト21と感光体31Y〜3
1Kとの間に上記用紙11が搬送されると、搬送ベルト
21の背面に配設された転写部が、転写電位を付与し
て、感光体31Y〜31K上のイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のト
ナー画像を順次用紙11に転写させる。トナー画像の転
写の完了した感光体31Y〜31Kは、クリーニング部
35Y〜35Kで残留トナーがクリーニングされ、除電
部で除電された後、再度、帯電部32Y〜32Kで帯電
されて、次の画像形成動作を行う。
【0035】上述のようにしてイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のト
ナー画像が転写されてカラー画像の形成された用紙11
は、静電的に搬送ベルト21に吸着された状態で、搬送
ベルト21によりさらに搬送されて、搬送ベルト21か
ら分離されて、定着部40に搬送される。
【0036】上記書込ユニット33Y〜33Kは、レー
ザ発光部から画像データにより変調されたレーザビーム
を回転駆動されるポリゴンミラー37Y〜37Kに照射
して、ポリゴンミラー37Y〜37Kで主走査方向に偏
向し、fθレンズ38Y〜38Kでレーザビームを光路
を折り曲げ、かつ、光径を絞って、感光体31Y〜31
Kに照射する。すなわち、書込ユニット33Y〜33K
は、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られて
きた色分解画像信号をその強度レベルを元にして図示し
ない画像処理部で色変換処理を行い、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各
色の画像データに変換して、この画像データに基づい
て、各書込ユニット33Y〜33Kがそのレーザ発光部
で出射するレーザ光を変調する。そして、書込ユニット
33Y〜33Kは、ポリゴンミラー37Y〜37Kが回
転することで、感光体31Y〜31Kの軸方向である主
走査方向に潜像を書き込み、感光体31Y〜31Kが回
転することで、感光体31Y〜31Kの軸に対して直交
する方向である副走査方向に潜像を書き込む。
【0037】定着部(定着手段)40は、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック
(K)の各色のトナー画像が転写されて、搬送ベルト2
1により搬送されてきた用紙11を加熱ヒーターで加熱
される定着ローラと加圧ローラで加熱・加圧することに
より、各色のトナーを用紙11に定着させ、排紙ローラ
対により排紙トレイ3上に排出する。
【0038】色ずれ検出部(位置ずれ検出手段)50
は、図2及び図3に示すように、駆動ローラ22から従
動ローラ23への搬送ベルト21の返送側に配設されて
おり、搬送ベルト21の幅方向両端部に配設された2個
の発光素子51a、51bと、搬送ベルト21を挟んで
発光素子51a、51bに対向する位置に配設された2
個の受光素子52a、52b(受光素子52bは、図示
略。)と、受光素子52a、52bと搬送ベルト21と
の間に配設されたスリット板53a、53b(スリット
板53bは、図示略。)と、を備えている。発光素子5
1a、51bとしては、例えば、発光ダイオード等が使
用されており、受光素子52a、52bとしては、フォ
トダイオード等が使用されている。
【0039】スリット板53a、53bには、搬送ベル
ト21に形成されるトナーマーク54の形状に対応した
形状のスリット(透過窓)55が形成されている。すな
わち、搬送ベルト21の幅方向両端部には、図2及び図
3に示すように、各画像形成部30Y〜30Kにより主
走査方向に平行なトナーマーク54fと、主走査方向に
対して特定の角度、例えば、45度の角度を有したトナ
ーマーク54sと、が形成され、スリット板53a、5
3bには、図3に示すように、これらのトナーマーク5
4fとトナーマーク54sの形状に一致する形状のスリ
ット55f、55sがそれぞれ形成されている。すなわ
ち、スリット55fは、主走査方向に平行に形成され
て、搬送ベルト21の透明部分を通過した発光素子51
a、51bからの光を通過させて受光素子52a、52
bに照射させ、スリット55sは、主走査方向に対して
特定の角度、例えば、45度の角度を有した状態で形成
されて、搬送ベルトの透明部分を通過した発光素子51
a、51bからの光を通過させて受光素子52a、52
bに照射させる。
【0040】色ずれ検出部50は、発光素子51a、5
1bから搬送ベルト21方向に光を出射し、透明な搬送
ベルト21を通過するとともに、スリット板53a、5
3bのスリット55f、55sを通過した光を受光素子
52a、52bで受光する。そして、この搬送ベルト2
1にトナーマーク54f、54sが形成されており、ト
ナーマーク54f、54sの位置ずれが発生していない
状態のときには、発光素子51a、51bからの光はト
ナーマーク54f、54sで遮光されるとともに、スリ
ット板53a、53bで遮光された光が、受光素子52
a、52bに入射される。
【0041】したがって、色ずれ検出部50は、受光素
子52a、52bの受光する発光素子51a、51bか
らの光の光量の差によってトナーマーク54f、54s
が通過したタイミングを検知し、副走査方向のレジスト
ずれと主走査方向のレジストずれを検知する。すなわ
ち、受光素子52a、52bの検知する検知信号は、図
4にトナーマーク54f、54sと対応させて示すよう
な波形となり、主走査方向に平行なトナーマーク54f
による光量の低下のピーク時間の差分Δtfによって副
走査方向のレジストずれを、主走査方向に対して特定の
角度を有したトナーマーク54sによる光量の低下のピ
ーク時間の差分Δtsによって主走査方向のレジストず
れをそれぞれ検知することができる。また、搬送ベルト
21の両端部に形成されたトナーマーク54f、54s
の検出時間差からスキュー(傾き)及び倍率のずれ量を
検出することができる。
【0042】画像形成装置1は、制御部により、この色
ずれ検出部50の検出結果に基づいて、色ずれの有無、
色ずれの方向及びずれ量等を検出して、画像形成部30
Y、30M、30C、30Kによる書き込みのスタート
タイミング(レーザ発光部の点灯タイミング)を調整し
たり、画像形成部30Y、30M、30C、30Kの書
込ユニット33Y〜33Kの光学素子の傾き角度を調整
したり、書込画素の周波数を変えて倍率誤差を調整する
ことにより、色ずれ(位置ずれ)の補正を行う。
【0043】次に、本実施の形態の作用を説明する。画
像形成装置1は、各色の色ずれ(位置ずれ)の検出及び
色ずれ補正を、通常の画像形成タイミングとは独立した
タイミングで、かつ、定着ローラの定着ヒータへの電源
のオン(定着オン)時間に基づいて行って、画像形成の
生産効率を向上させるところにその特徴がある。
【0044】すなわち、画像形成装置1は、各色の画像
形成部30Y、30M、30C、30Kで用紙11に順
次各色の画像を形成して、カラー画像を用紙11に形成
しているため、各色の画像位置が主走査方向、副走査方
向、倍率及び傾きについて一致していないと、色ずれ等
が発生して、画像品質が低下する。
【0045】ところが、上記画像の位置ずれ(色ずれ)
を検出して補正を行うには、各画像形成部30Y〜30
Kがトナーマーク54h、54sを形成する時間、形成
したトナーマーク54h、54sを搬送ベルト21に転
写して色ずれ検出部50に到達するまでの時間、色ずれ
検出部50がトナーマーク54h、54sを読み取って
位置ずれ量を算出する時間、算出した位置ずれ量に基づ
いて上記各部の調整による補正を行う時間等の検出・補
正時間が必要となり、この検出・補正時間の間、通常の
画像形成を休止する必要がある。したがって、画像形成
の生産効率が低下することとなる。
【0046】一方、画像形成装置1の装置内温度は、定
着部40の定着ローラの定着ヒータへの電源をオン(以
下、定着オンという。)した時点からの経過時間に対し
て、図5に実線示すように、上昇する。また、位置ずれ
量は、この装置内温度に対して、図5に一点鎖線で示す
ような関係を有している。この装置内温度は、定着オン
から急激に上昇して、徐々にある一定の温度まで上昇
し、定着ヒータへの電源のオフ(以下、定着オフとい
う。)から急激に環境温度へと下降する。位置ずれ量
は、この定着オン(定着ON)による装置内温度の上昇
に伴って同様の上昇波形をたどって急激に大きくなっ
て、徐々に安定し、定着オフ(定着OFF)による装置
内温度の下降に伴って小さくなる。
【0047】そして、装置内温度は、図6に示すよう
に、定着ローラの温度の変化に追随する状態で変化す
る。すなわち、ある環境温度1または環境温度2から定
着オンにより、図6に実線で示すように、定着ローラ温
度が上昇すると、この定着ローラ温度の上昇に伴って、
図6に一点鎖線で示すように、室内温度が定着ローラの
温度に追随する状態で上昇する。
【0048】したがって、定着ローラへの通電、具体的
には、定着ローラに内蔵されている定着ヒータへの通電
時間を監視することにより、画像形成装置1の装置内温
度を予測することができ、この装置内温度に基づいて位
置ずれ検出・補正タイミングを設定することができる。
【0049】そこで、本実施の形態の画像形成装置1
は、図7に示すように、制御部が、まず、定着オン時間
を計時するオン時間計時タイマーをリセットし(ステッ
プS101)、定着オンかどうかチェックする(ステッ
プS102)。
【0050】ステップS102で、定着オンでないと
き、すなわち、定着オフ状態であると、制御部は、オン
時間計時タイマーにより定着オン時間の計時中であった
かどうか、すなわち、定着オンから定着オフにされた状
態であるかチェックし(ステップS103)、定着オン
時間の計時中であった場合には、定着オン時間の計時を
ストップして(ステップS104)、オン時間計時タイ
マーを予め設定された基準の補正タイミング設定時間に
リセットする(ステップS105)。その後、制御部
は、後述する位置ずれ検出・補正タイミングの設定時間
をリセットし(ステップS106)、ステップS102
に戻って、定着オンか否かのチェックを行う(ステップ
S102)。
【0051】上記ステップS103で、定着オン時間の
計時中でないときには、制御部は、そのままステップS
102に戻って、定着オンか否かのチェックを行う(ス
テップS102)。
【0052】上記ステップS102で、定着オンのとき
には、制御部は、オン時間計時タイマーをスタートさせ
(ステップS107)、位置ずれ検出・補正タイミング
として設定した補正タイミング設定時間が経過、すなわ
ち、オン時間計時タイマーが定着オンの時点から補正タ
イミング設定時間を計時するのを待って(ステップS1
08)、位置補正モードを実行する(ステップS10
9)。この位置補正モードでは、各画像形成部30Y〜
30Kによるトナーマーク54h、54sの形成処理、
形成したトナーマーク54h、54sを搬送ベルト21
に転写して色ずれ検出部50に搬送して、色ずれ検出部
50でトナーマーク54h、54sを読み取ってずれ量
を算出する位置ずれ量検出処理、検出した位置ずれ量に
基づいて上記各部の調整による位置ずれの補正を行う補
正処理を、通常の画像形成処理を休止した状態で行う。
【0053】位置補正モード処理を実行すると、制御部
は、当該位置補正モード処理での位置ずれ補正量が予め
設定した基準補正量よりも大きいかチェックし(ステッ
プS110)、位置ずれ補正量が小さいときには、次の
定着オンから位置ずれ検出・補正を行うまでの設定時間
としての補正タイミング設定時間を予め設定された所定
時間だけ長くのばして、ステップS102に戻る(ステ
ップS111)。この補正タイミング設定時間をのばす
方法は、例えば、今までの補正タイミング設定時間に特
定の時間、例えば、5分〜30分程度を加算する方法、
今までの補正タイミング設定時間に特定の係数、例え
ば、1.1〜2等を乗算する方法等を採用することがで
き、後者の方が好適である。
【0054】そして、上記ステップS110で、位置補
正モード処理での位置ずれ補正量が予め設定した基準補
正量よりも大きいと、制御部は、補正タイミング設定時
間をのばすことなく、ステップS102に戻って、上記
同様の処理を行う。
【0055】このように、本実施の形態の画像形成装置
1は、定着部40の加熱ヒーターの動作時間(定着オン
時間)に基づいて位置ずれ補正処理を行うタイミングを
決定している。
【0056】したがって、装置内温度と密接に関係して
いる位置ずれを、当該装置内温度に最も関与している定
着部40の動作時間に基づいて予測して、位置ずれ量が
大きくなる前のタイミングで位置ずれ補正処理を行うこ
とができ、安価にかつ適切な位置ずれ補正を行って、画
像形成効率を向上させることができるとともに、画像品
質を向上させることができる。
【0057】また、本実施の形態の画像形成装置1は、
位置ずれ補正量が小さいときには、次の定着オンから位
置ずれ検出・補正を行うまでの設定時間としての補正タ
イミング設定時間を予め設定された所定時間だけ長くの
ばし、位置ずれ補正量が予め設定した基準補正量よりも
大きいと、補正タイミング設定時間の延長を行わない。
【0058】したがって、適切な位置補正を行うことが
できるとともに、より一層画像形成効率を向上させるこ
とができる。
【0059】図8及び図9は、本発明の画像形成装置の
第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、定
着オンと定着オフの時間に基づいて、位置ずれ補正を行
う補正タイミングを設定するもので、請求項2に対応す
るものである。
【0060】本実施の形態は、上記第1の実施の形態の
画像形成装置と同様の画像形成装置に適用したものであ
り、本実施の形態の説明においては、必要に応じて、上
記第1の実施の形態の説明で用いた符号をそのまま用い
て説明する。
【0061】本実施の形態の画像形成装置1は、定着オ
ンと定着オフの時間に基づいて、位置ずれ補正を行う補
正タイミングを設定する。
【0062】すなわち、定着ローラの定着ヒータへの電
源のオン(定着オン)による画像形成装置1の装置内温
度の変化と位置ずれ量の変化は、図8に示すように、指
数関数による変化であり、定着オンによる変化は、(1
−exp(−kt))に比例し、定着オフによる変化
は、exp(−kt)に比例する。ここで、kは、機械
固有、すなわち、画像形成装置1に固有の定数であり、
tは、定着オンあるいは定着オフからの経過時間であ
る。
【0063】したがって、図8に実線で示すように、定
着オンによる装置内温度が急激に上昇する期間は、図8
に一点鎖線で示すように、位置ずれ量も大きく、装置内
温度の変化量が少ない期間は、位置ずれ量も小さい。そ
して、一旦定着オンとなってから定着オフとなり、次
に、定着オンとなったときには、定着オフとなってから
定着オンになるまでの定着オフ経過時間は、実質的に
は、t=−ln(1−exp(−ktoff )/kの時
間だけ経過していることとなり、1−exp(−kt)
=exp(−ktoff )であることから、図8に実線
で示すように、定着オフしてから次に定着オンしたとき
の装置内温度は、その変化量が小さくなる。その結果、
図8に一点鎖線で示すように、装置内温度の変化量が小
さいことから、位置ずれ量の変化も小さくなる。すなわ
ち、図8に実線で示すように、定着オフ経過時間toff
が短いほど、定着オンしてからの装置内温度の変化が
少なく、装置内温度が安定するまでの時間が短くなる。
また、図8に一点鎖線で示すように、定着オンしてから
所定の位置ずれ量δに達するまでの時間ton1、ton2
は、定着オフから定着オンまでの定着オフ経過時間tof
f によって異なり、図8に定着オンしてから所定の位
置ずれ量δに達するまでの時間ton1、ton2で示すよ
うに、定着オフ経過時間toff が短いほど、短くな
る。
【0064】そこで、本実施の形態の画像形成装置1
は、図9に示すように、制御部が、まず、定着オン時間
を計時するオン時間計時タイマー及び定着オフ経過時間
を計時するオフ時間計時タイマーをリセットし(ステッ
プS201)、定着オンかどうかチェックする(ステッ
プS202)。
【0065】ステップS202で、定着オンでないと
き、すなわち、定着オフ状態であると、制御部は、オン
時間計時タイマーにより定着オン時間の計時中(ton計
測中)であったかどうか、すなわち、定着オンから定着
オフにされた状態であるかチェックし(ステップS20
3)、定着オン時間の計時中であった場合には、定着オ
ン時間の計時をストップ(ton計測ストップ)するとと
もに、後述する位置ずれ検出・補正タイミングの設定時
間を基準の補正タイミング設定時間にリセットする(ス
テップS204)。その後、制御部は、オフ時間計時タ
イマーにより定着休止時間である定着オフ経過時間tof
f の計時を開始し(ステップS205)、ステップS
202に戻って、定着オンか否かのチェックを行う(ス
テップS202)。
【0066】上記ステップS203で、定着オン時間の
計時中でないときには、制御部は、オフ時間計時タイマ
ーにより定着休止時間である定着オフ経過時間toff
の計時を行い(ステップS205)、ステップS102
に戻って、定着オンか否かのチェックを行う(ステップ
S202)。
【0067】上記ステップS202で、定着オンのとき
には、制御部は、定着オフ経過時間toff の計測中
(計時中)かどうか、すなわち、一旦定着オンした後、
定着オフしている状態かどうかをチェックし(ステップ
S206)、定着オフ経過時間toff の計測中である
と、当該定着オフ経過時間toff を、上記式t=−l
n(1−exp(−ktoff )/kで算出した時間
を、位置ずれ検出・補正タイミングの設定時間である補
正タイミング設定時間を計時するオン時間計時タイマー
にセットして、位置ずれ検出・補正タイミング(補正モ
ード実行タイミング)を設定し、オフ時間計時タイマー
による定着オフ経過時間toff の計時をストップする
(ステップS207)。
【0068】そして、制御部は、オン時間計時タイマー
による定着オン時間の計時を開始して(ステップS20
8)、上記位置ずれ検出・補正タイミングの設定時間で
ある補正タイミング設定時間をオン時間計時タイマーが
計時するのを待って(ステップS209)、上記同様の
位置補正モードを実行する(ステップS210)。
【0069】上記ステップS206で、定着オフ経過時
間toff の計測中でないときには、制御部は、そのま
まオン時間計時タイマーによる定着オン時間の計時を開
始して(ステップS208)、位置ずれ検出・補正タイ
ミングの設定時間である補正タイミング設定時間をオン
時間計時タイマーが計時するのを待って(ステップS2
09)、上記同様の位置補正モードを実行する(ステッ
プS210)。
【0070】位置補正モード処理を実行すると、制御部
は、当該位置補正モード処理での位置ずれ補正量が予め
設定した基準補正量よりも大きいかチェックし(ステッ
プS211)、位置ずれ補正量が小さいときには、次の
定着オンから位置ずれ検出・補正を行うまでの設定時間
としての補正タイミング設定時間を、上記第1の実施の
形態と同様の方法で予め設定された所定時間だけ長くの
ばして、ステップS202に戻る(ステップS21
2)。
【0071】そして、上記ステップS211で、位置補
正モード処理での位置ずれ補正量が予め設定した基準補
正量よりも大きいと、制御部は、補正タイミング設定時
間をのばすことなく、ステップS202に戻って、上記
同様の処理を行う。
【0072】このように、本実施の形態の画像形成装置
1は、定着部40の加熱ヒーターの動作時間(オン時
間)及び休止時間(オフ時間)に基づいて位置ずれ補正
処理を行うタイミングを決定している。
【0073】したがって、一旦加熱ヒーターがオンされ
た後にオフされて、再度オンされると、オフの時間(休
止時間)によって装置内温度の変化量が決定されて、位
置ずれ量の変化も異なり、例えば、休止時間が短いほど
装置内温度の変化も少なく、位置ずれ量も小さくなるこ
とを適切に予測して、不要な位置ずれ補正を省くことが
でき、安価にかつより一層適切な位置ずれ補正を行っ
て、画像形成効率をより一層向上させることができると
ともに、画像品質を向上させることができる。
【0074】また、上記第1の実施の形態の画像形成装
置1と同様に、位置ずれ補正量が小さいときには、次の
定着オンから位置ずれ検出・補正を行うまでの設定時間
としての補正タイミング設定時間を予め設定された所定
時間だけ長くのばし、位置ずれ補正量が予め設定した基
準補正量よりも大きいと、補正タイミング設定時間の延
長を行わない。
【0075】したがって、適切な位置補正を行うことが
できるとともに、より一層画像形成効率を向上させるこ
とができる。
【0076】図10は、本発明の画像形成装置の第3の
実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、定着オン
と定着オフの時間に基づいて、位置ずれ補正を行う補正
タイミングを設定して、補正タイミングの間隔を長く延
長するとともに、補正タイミングの延長時間に制限を設
けたもので、請求項3及び請求項4に対応するものであ
る。
【0077】本実施の形態は、上記第1の実施の形態の
画像形成装置と同様の画像形成装置に適用したものであ
り、本実施の形態の説明においては、必要に応じて、上
記第1の実施の形態の説明で用いた符号をそのまま用い
て説明する。
【0078】本実施の形態の画像形成装置1は、定着オ
ンと定着オフの時間に基づいて、位置ずれ補正を行う補
正タイミングを設定するとともに、補正量が小さいと、
位置ずれ検出・補正タイミングの設定時間である補正タ
イミング設定時間を長くするが、この補正タイミング設
定時間の延長時間に制限を設けている。
【0079】すなわち、画像形成装置1の画像形成動作
中の画像の位置ずれの主な要因は、温度であるが、温度
以外にも振動等で装置を構成する部材の変位が発生する
と、画像の位置ずれが発生することがある。
【0080】したがって、装置内温度のみによって補正
タイミング設定時間を長時間延長して位置ずれ検出・補
正を長時間行わないと、装置内温度が安定している場合
であっても、上記温度以外の位置ずれ要因による画像の
位置ずれを補正することなく、画像形成を行って、画像
品質を劣化させるおそれがある。
【0081】そこで、本実施の形態の画像形成装置1
は、図10に示すように、定着オンと定着オフの時間に
基づいて、位置ずれ補正を行う補正タイミングを設定す
るとともに、補正量が小さいと、位置ずれ検出・補正タ
イミングの設定時間である補正タイミング設定時間を長
くするが、この補正タイミング設定時間の延長時間に制
限を設けている。なお、図10の説明においては、上記
第2の実施の形態の図9の処理と同様の処理ステップに
は、同一のステップナンバーを付して、その詳細な説明
を省略する。
【0082】すなわち、画像形成装置1は、図10に示
すように、制御部が、まず、オン時間計時タイマー及び
定着オフ経過時間を計時するオフ時間計時タイマーをリ
セットし(ステップS201)、定着オンかどうかチェ
ックする(ステップS202)。
【0083】ステップS202で、定着オンでないと、
制御部は、オン時間計時タイマーにより定着オン時間の
計時中(ton計測中)であったかどうかチェックして
(ステップS203)、定着オン時間の計時中であった
場合には、定着オン時間の計時をストップ(ton計測ス
トップ)するとともに、位置ずれ検出・補正タイミング
の設定時間をリセットし(ステップS204)、オフ時
間計時タイマーにより定着休止時間である定着オフ経過
時間toff の計時を開始して(ステップS205)、
ステップS202に戻って、定着オンか否かのチェック
を行う(ステップS202)。
【0084】ステップS203で、定着オン時間の計時
中でないときには、制御部は、オフ時間計時タイマーに
より定着休止時間である定着オフ経過時間toff の計
時を行い(ステップS205)、ステップS102に戻
って、定着オンか否かのチェックを行う(ステップS2
02)。
【0085】ステップS202で、定着オンのときに
は、制御部は、定着オフ経過時間toff の計測中(計
時中)かどうかをチェックして(ステップS206)、
定着オフ経過時間toff の計測中であると、当該定着
オフ経過時間toff を、上記式t=−ln(1−ex
p(−ktoff )/kで算出した時間を、補正タイミ
ング設定時間を計時するオン時間計時タイマーにセット
して、位置ずれ検出・補正タイミング(補正モード実行
タイミング)を設定し、オフ時間計時タイマーによる定
着オフ経過時間toff の計時をストップする(ステッ
プS207)。
【0086】そして、制御部は、オン時間計時タイマー
による定着オン時間の計時を開始して(ステップS20
8)、補正タイミング設定時間をオン時間計時タイマー
が計時するのを待って(ステップS209)、上記同様
の位置補正モードを実行する(ステップS210)。
【0087】ステップS206で、定着オフ経過時間t
off の計測中でないときには、制御部は、そのままオ
ン時間計時タイマーによる定着オン時間の計時を開始し
て(ステップS208)、補正タイミング設定時間をオ
ン時間計時タイマーが計時するのを待って(ステップS
209)、上記同様の位置補正モードを実行する(ステ
ップS210)。
【0088】位置補正モード処理を実行すると、制御部
は、当該位置補正モード処理での位置ずれ補正量が予め
設定した基準補正量よりも大きいかチェックし(ステッ
プS211)、位置ずれ補正量が小さいときには、次の
定着オンから位置ずれ検出・補正を行うまでの設定時間
としての補正タイミング設定時間が予め設定された上限
時間であるかチェックする(ステップS301)。この
上限時間は、例えば、1時間から3時間程度に設定する
と、高品質の画像形成を行うことができるが、画像形成
枚数が少ない場合には、上限時間をさらに長くする等、
画像形成装置1の使用状況によって適宜変更してもよ
い。
【0089】ステップS301で、補正タイミング設定
時間が上限時間に到達していないときには、制御部は、
補正タイミング設定時間を、上記第1の実施の形態と同
様の方法で予め設定された所定時間だけ長くのばして、
ステップS202に戻る(ステップS212)。
【0090】そして、ステップS301で、補正タイミ
ング設定時間が上限時間に到達していると、制御部は、
補正タイミング設定時間をのばすことなく、ステップS
202に戻って、上記同様の処理を行い、また、ステッ
プS211で、位置補正モード処理での位置ずれ補正量
が予め設定した基準補正量よりも大きいと、制御部は、
補正タイミング設定時間をのばすことなく、ステップS
202に戻って、上記同様の処理を行う。
【0091】このように、本実施の形態の画像形成装置
1は、定着部40の加熱ヒーターの動作時間(オン時
間)が長くなるほど、すなわち、位置ずれの補正量が小
さいほど、位置ずれ補正処理を行うタイミングの間隔を
長くしている。
【0092】したがって、装置内温度が加熱ヒーターの
オンの時点から急激に上昇して、その後、徐々に安定す
るのに伴って、位置ずれ量も加熱ヒーターのオンの時点
から急激に大きくなって、その後、徐々に安定すること
を利用して、不要な位置ずれ補正を省くことができ、安
価にかつ適切な位置ずれ補正を行って、画像形成効率を
より一層向上させることができるとともに、画像品質を
向上させることができる。
【0093】また、本実施の形態の画像形成装置1は、
位置ずれ補正処理を行うタイミングの間隔の長さに所定
の上限(上限時間)を設定している。
【0094】したがって、温度以外の位置ずれ要因によ
る画像の位置ずれを適切に補正することができ、画像形
成効率を向上させることができるとともに、画像品質を
より一層向上させることができる。
【0095】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0096】例えば、上記各実施の形態においては、搬
送ベルト21のトナーマーク54の形成されている側に
面する位置に発光素51a、51bを配設し、搬送ベル
ト21のトナーマーク54の形成されていない側に面に
する位置に受光素子52a、52bを配設しているが、
発光素子51a、51bと受光素子52a、52bの配
設位置は、上記実施の形態の場合に限るものではなく、
搬送ベルト21のトナーマーク54の形成されている側
に面する位置に受光素子52a、52bを配設し、搬送
ベルト21のトナーマーク54の形成されていない側に
面にする位置に発光素子51a、51bを配設してもよ
い。
【0097】また、上記各実施の形態においては、色ず
れ検出部50に発光素子51a、51bと受光素子52
a、52bを対向する位置に配設した透過型を採用して
いるが、透過型に限るものではなく、反射型の光センサ
を用いても、同様に適用することができる。
【0098】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置によ
れば、転写紙を搬送する搬送ベルトに沿って、当該転写
紙に各色のトナー画像を転写してカラー画像を形成する
画像形成手段が複数配設され、当該各画像形成手段でカ
ラー画像の転写された転写紙を定着手段の加熱ヒーター
で加熱される定着ローラと加圧ローラで加熱・加圧して
定着させるとともに、所定タイミングに、複数の画像形
成手段により所定のトナーマークを搬送ベルトに形成し
て、当該トナーマークを位置ずれ検出手段により検出
し、当該位置ずれ検出手段の検出結果に基づいて各画像
形成手段によるカラー画像形成時の位置ずれを補正する
位置ずれ補正処理を行うに際して、定着手段の加熱ヒー
ターの動作時間に基づいて位置ずれ補正処理を行うタイ
ミングを決定するので、装置内温度と密接に関係してい
る位置ずれを、当該装置内温度に最も関与している定着
手段の動作時間に基づいて予測して、位置ずれ量が大き
くなる前のタイミングで位置ずれ補正処理を行うことが
でき、安価にかつ適切な位置ずれ補正を行って、画像形
成効率を向上させることができるとともに、画像品質を
向上させることができる。
【0099】請求項2記載の発明の画像形成装置によれ
ば、定着手段の加熱ヒーターの動作時間及び休止時間に
基づいて位置ずれ補正処理を行うタイミングを決定する
ので、一旦加熱ヒーターがオンされた後にオフされて、
再度オンされると、オフの時間(休止時間)によって装
置内温度の変化量が決定されて、位置ずれ量の変化も異
なり、例えば、休止時間が短いほど装置内温度の変化も
少なく、位置ずれ量も小さくなることを適切に予測し
て、不要な位置ずれ補正を省くことができ、安価にかつ
より一層適切な位置ずれ補正を行って、画像形成効率を
より一層向上させることができるとともに、画像品質を
向上させることができる。
【0100】請求項3記載の発明の画像形成装置によれ
ば、定着手段の加熱ヒーターの動作時間が長くなるほ
ど、位置ずれ補正処理を行うタイミングの間隔を長くす
るので、装置内温度が加熱ヒーターのオンの時点から急
激に上昇して、その後、徐々に安定するのに伴って、位
置ずれ量も加熱ヒーターのオンの時点から急激に大きく
なって、その後、徐々に安定することを利用して、不要
な位置ずれ補正を省くことができ、安価にかつ適切な位
置ずれ補正を行って、画像形成効率をより一層向上させ
ることができるとともに、画像品質を向上させることが
できる。
【0101】請求項4記載の発明の画像形成装置によれ
ば、位置ずれ補正処理を行うタイミングの間隔の長さに
所定の上限を設定しているので、温度以外の位置ずれ要
因による画像の位置ずれを適切に補正することができ、
画像形成効率を向上させることができるとともに、画像
品質をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1の実施の形態を適
用した画像形成装置の概略構成正面図。
【図2】図1の画像形成装置の色ずれ検出部及び搬送ベ
ルトの要部斜視図。
【図3】図2の色ずれ検出部の要部拡大斜視図。
【図4】図2及び図3の色ずれ検出部によるトナーマー
クの検出波形図。
【図5】図1の画像形成装置の定着部の定着ヒータへの
電源のオン/オフによる画像形成装置内温度と位置ずれ
量との関係を示す図。
【図6】図1の画像形成装置の定着部の定着ヒータへの
電源のオンによる定着ローラ温度と画像形成装置内温度
との関係を示す図。
【図7】図1の画像形成装置による位置ずれ検出・補正
タイミング制御処理を示すフローチャート。
【図8】本発明の画像形成装置の第2の実施の形態を適
用した画像形成装置の定着部の定着ヒータへの電源のオ
ン/オフとオフ時間の長さによる画像形成装置内温度と
位置ずれ量との関係を示す図。
【図9】本発明の画像形成装置の第2の実施の形態を適
用した画像形成装置による検出・補正タイミング制御処
理を示すフローチャート。
【図10】本発明の画像形成装置の第3の実施の形態を
適用した画像形成装置による検出・補正タイミング制御
処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 本体筐体 10 給紙部 11 用紙 12 給紙カセット 13 給紙コロ 14 レジストローラ対 20 搬送ベルト機構部 21 搬送ベルト 22 駆動ローラ 23 従動ローラ 24 テンションローラ 30Y、30M、30C、30K 画像形成部 31Y〜31K 感光体 32Y〜32K 帯電部 33Y〜33K 書込ユニット 34Y〜34K 現像部 35Y〜35K 転写部 36Y〜36K クリーニング部 37Y〜37K ポリゴンミラー 38Y〜38K fθレンズ 40 定着部 50 色ずれ検出部 51a、51b 発光素子 52a、52b 受光素子 53a、53b スリット板 54、54f、54s トナーマーク 55、55f、55s スリット
フロントページの続き (72)発明者 杉山 貢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中里 保史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岩田 信夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中川 日出男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C362 BA52 CA23 CB80 2H027 DA32 DA34 DA38 DA50 EB04 EC03 EC06 EC20 ED06 ED16 ED25 EE02 EE07 EF09 2H030 AA01 AA06 AB02 AD04 AD05 AD12 AD17 BB16 BB44 BB56 3F049 AA10 EA24 LA01 LB03 9A001 HH34 JJ35 KK42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される感光体上に、書込光で静電
    潜像を形成し、当該静電潜像の形成され感光体上に所定
    色のトナーを供給して現像し、当該感光体上に形成され
    たトナー像を搬送ベルト上を搬送される転写紙上に転写
    してトナー画像を形成する画像形成手段が、複数前記搬
    送ベルトに沿って配設され、前記各画像形成手段でそれ
    ぞれ異なる色のトナー画像を前記転写紙上に順次転写し
    てカラー画像を形成し、当該カラー画像の転写された前
    記転写紙を定着手段の加熱ヒーターで加熱される定着ロ
    ーラと加圧ローラで加熱・加圧して定着させるととも
    に、所定タイミングで、前記各画像形成手段により所定
    のトナーマークを前記搬送ベルト上に形成して、位置ず
    れ検出手段により当該トナーマークを検出し、当該位置
    ずれ検出手段の検出結果に基づいて前記各画像形成手段
    による前記カラー画像形成時の位置ずれを補正する位置
    ずれ補正処理を行う画像形成装置において、前記定着手
    段の前記加熱ヒーターの動作時間に基づいて前記位置ず
    れ補正処理を行うタイミングを決定することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記画像形成装置は、前記定着手段の前記
    加熱ヒーターの動作時間及び休止時間に基づいて前記位
    置ずれ補正処理を行うタイミングを決定することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記画像形成装置は、前記定着手段の前記
    加熱ヒーターの動作時間が長くなるほど、前記位置ずれ
    補正処理を行うタイミングの間隔を長くすることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記画像形成装置は、前記位置ずれ補正処
    理を行うタイミングの間隔の長さに所定の上限を設定し
    ていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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