JP2001228101A - ゴム混和物の非破壊検査方法 - Google Patents
ゴム混和物の非破壊検査方法Info
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- JP2001228101A JP2001228101A JP2000046830A JP2000046830A JP2001228101A JP 2001228101 A JP2001228101 A JP 2001228101A JP 2000046830 A JP2000046830 A JP 2000046830A JP 2000046830 A JP2000046830 A JP 2000046830A JP 2001228101 A JP2001228101 A JP 2001228101A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴムと添加剤を含むゴム混和物において、元
の状態を変形させずに、内部の気泡状態と添加剤の分散
状態を検査する非破壊検査方法を提供する。 【解決手段】 ゴムと添加剤を含むゴム混和物のX線透
過画像により、ゴム混和物内部の気泡状態とゴムと異な
るX線透過率を持つ添加剤の分散状態とを検査する非破
壊検査方法、また、ゴムと添加剤を含むゴム混和物のX
線CTによる断層画像により、ゴム混和物内部の気泡状
態とゴムと異なるX線透過率を持つ添加剤の分散状態と
を3次元的に検査する非破壊検査方法。
の状態を変形させずに、内部の気泡状態と添加剤の分散
状態を検査する非破壊検査方法を提供する。 【解決手段】 ゴムと添加剤を含むゴム混和物のX線透
過画像により、ゴム混和物内部の気泡状態とゴムと異な
るX線透過率を持つ添加剤の分散状態とを検査する非破
壊検査方法、また、ゴムと添加剤を含むゴム混和物のX
線CTによる断層画像により、ゴム混和物内部の気泡状
態とゴムと異なるX線透過率を持つ添加剤の分散状態と
を3次元的に検査する非破壊検査方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムと添加剤を含
むゴム混和物において、内部の気泡状態と添加剤の分散
状態を検査するゴム混和物の非破壊検査方法に関する。
むゴム混和物において、内部の気泡状態と添加剤の分散
状態を検査するゴム混和物の非破壊検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム混和物の特性は、ゴムと添加剤の組
成比だけでなく、添加剤の分散状態や製造工程中に発生
する気泡の状態により影響される。このような分散状態
などを検査するには、ゴム混和物を切断し、切断面の光
学顕微鏡観察、走査電子顕微鏡(SEM)観察、SEM
−EDXによる元素マツピング、電子線ブロ―ブマイク
ロアナリシス(EPMA)による元素マツピング、透過
電子顕微鏡(TEM)による観察などの方法がある。ま
た、ゴム混和物を水槽中に沈め、超音波探傷機による非
破壊検査により、内部の気泡を観察する方法もある。
成比だけでなく、添加剤の分散状態や製造工程中に発生
する気泡の状態により影響される。このような分散状態
などを検査するには、ゴム混和物を切断し、切断面の光
学顕微鏡観察、走査電子顕微鏡(SEM)観察、SEM
−EDXによる元素マツピング、電子線ブロ―ブマイク
ロアナリシス(EPMA)による元素マツピング、透過
電子顕微鏡(TEM)による観察などの方法がある。ま
た、ゴム混和物を水槽中に沈め、超音波探傷機による非
破壊検査により、内部の気泡を観察する方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、超音波以外の
方法は、ゴム混和物を切断破壊する際に力が加わつて、
内部の気泡などが簡単に変形しやすい。これをさけるた
め、ゴム混和物を凍結したのち、切断する方法もある
が、液体窒素などへの浸漬によりゴム混和物をガラス移
転点以下に冷却する必要があり、この場合、冷媒の取り
扱いに注意を要し、また熱収縮による変形やそれに伴う
クラツクの発生などがみられ、さらにオイル成分の搾り
出しなどにより、元と異なる状態になることもある。
方法は、ゴム混和物を切断破壊する際に力が加わつて、
内部の気泡などが簡単に変形しやすい。これをさけるた
め、ゴム混和物を凍結したのち、切断する方法もある
が、液体窒素などへの浸漬によりゴム混和物をガラス移
転点以下に冷却する必要があり、この場合、冷媒の取り
扱いに注意を要し、また熱収縮による変形やそれに伴う
クラツクの発生などがみられ、さらにオイル成分の搾り
出しなどにより、元と異なる状態になることもある。
【0004】また、超音波による方法は、このような問
題がなく、非破壊検査として望ましいものであるが、ゴ
ム混和物を水没させる必要があるため、水圧による変形
や、水溶性成分の流出につながり、やはり元と異なつた
状態を観察する結果となり、その解釈には注意が必要で
ある。しかも、解像度の上でも、製造工程時に巻き込ま
れる細かな気泡の分布状態を確認することは難しい。
題がなく、非破壊検査として望ましいものであるが、ゴ
ム混和物を水没させる必要があるため、水圧による変形
や、水溶性成分の流出につながり、やはり元と異なつた
状態を観察する結果となり、その解釈には注意が必要で
ある。しかも、解像度の上でも、製造工程時に巻き込ま
れる細かな気泡の分布状態を確認することは難しい。
【0005】このように、従来の方法では、ゴム混和物
の空気中での添加剤の分散状態や、気泡の状態を正確に
検査することは容易ではなく、とくに内部に存在する細
かな気泡の分布状態を検査することは、検査時に外部か
ら加える圧力により元の状態が変わつてしまうことか
ら、極めて難しかつた。
の空気中での添加剤の分散状態や、気泡の状態を正確に
検査することは容易ではなく、とくに内部に存在する細
かな気泡の分布状態を検査することは、検査時に外部か
ら加える圧力により元の状態が変わつてしまうことか
ら、極めて難しかつた。
【0006】本発明は、このような事情に照らし、ゴム
と添加剤を含むゴム混和物に関し、元の状態をなんらを
変形させることなく、内部の気泡状態と添加剤の分散状
態を検査する非破壊検査方法を提供することを目的とし
ている。
と添加剤を含むゴム混和物に関し、元の状態をなんらを
変形させることなく、内部の気泡状態と添加剤の分散状
態を検査する非破壊検査方法を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に対して、鋭意検討した結果、ゴムと添加剤を含むゴ
ム混和物にX線を照射して撮影することにより、その透
過画像からゴム混和物中の気泡状態とゴムと異なるX線
透過率を持つ添加剤の分散状態をバルクとして確認で
き、これに基づきさらにX線CTによる断層撮影を行う
ことにより、その断層画像からゴム混和物内部の気泡や
上記添加剤の3次元的な位置も確認でき、これによりゴ
ム混和物の元の状態をなんら変形させることのない非破
壊検査として、ゴム混和物内部の気泡状態と上記添加剤
の分散状態とをほぼ正確に検査できるものであることを
知り、本発明を完成するに至つた。
的に対して、鋭意検討した結果、ゴムと添加剤を含むゴ
ム混和物にX線を照射して撮影することにより、その透
過画像からゴム混和物中の気泡状態とゴムと異なるX線
透過率を持つ添加剤の分散状態をバルクとして確認で
き、これに基づきさらにX線CTによる断層撮影を行う
ことにより、その断層画像からゴム混和物内部の気泡や
上記添加剤の3次元的な位置も確認でき、これによりゴ
ム混和物の元の状態をなんら変形させることのない非破
壊検査として、ゴム混和物内部の気泡状態と上記添加剤
の分散状態とをほぼ正確に検査できるものであることを
知り、本発明を完成するに至つた。
【0008】すなわち、本発明は、ゴムと添加剤を含む
ゴム混和物のX線透過画像により、ゴム混和物内部の気
泡状態と、ゴムと異なるX線透過率を持つ添加剤の分散
状態とを検査することを特徴とするゴム混和物の非破壊
検査方法に係るものである。また、本発明は、ゴムと添
加剤を含むゴム混和物のX線CTによる断層画像によ
り、ゴム混和物内部の気泡状態と、ゴムと異なるX線透
過率を持つ添加剤の分散状態とを3次元的に検査するこ
とを特徴とするゴム混和物の非破壊検査方法に係るもの
である。さらに、本発明は、上記の非破壊検査方法にお
いて、上記のゴムと異なるX線透過率を持つ添加剤が、
金属、金属酸化物または金属塩である上記構成のゴム混
和物の非破壊検査方法に係るものである。
ゴム混和物のX線透過画像により、ゴム混和物内部の気
泡状態と、ゴムと異なるX線透過率を持つ添加剤の分散
状態とを検査することを特徴とするゴム混和物の非破壊
検査方法に係るものである。また、本発明は、ゴムと添
加剤を含むゴム混和物のX線CTによる断層画像によ
り、ゴム混和物内部の気泡状態と、ゴムと異なるX線透
過率を持つ添加剤の分散状態とを3次元的に検査するこ
とを特徴とするゴム混和物の非破壊検査方法に係るもの
である。さらに、本発明は、上記の非破壊検査方法にお
いて、上記のゴムと異なるX線透過率を持つ添加剤が、
金属、金属酸化物または金属塩である上記構成のゴム混
和物の非破壊検査方法に係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明におけるゴム混和物は、天
然ゴムや、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、
ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、
イソプレンゴムなどの合成ゴムを主剤成分とし、これに
増量剤、充填剤、加硫剤(架橋剤)、着色剤(顔料)、
安定剤、紫外線吸収剤、老化防止剤、難燃剤、表面性改
良剤、補強剤、粘着付与剤などの用途目的に応じた各種
の添加剤を混和してなるものである。加硫剤(架橋剤)
を混和したものでは、加硫(架橋)処理を施した後のも
のであつてもよいし、施す前のものであつてもよい。ま
た、このようなゴム混和物は、通常は、シ―ト、テ―プ
などの形状を含む所定の形状に成形された定型物である
が、場合により、上記形状に成形する前の非定型物であ
つてもよい。
然ゴムや、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、
ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、
イソプレンゴムなどの合成ゴムを主剤成分とし、これに
増量剤、充填剤、加硫剤(架橋剤)、着色剤(顔料)、
安定剤、紫外線吸収剤、老化防止剤、難燃剤、表面性改
良剤、補強剤、粘着付与剤などの用途目的に応じた各種
の添加剤を混和してなるものである。加硫剤(架橋剤)
を混和したものでは、加硫(架橋)処理を施した後のも
のであつてもよいし、施す前のものであつてもよい。ま
た、このようなゴム混和物は、通常は、シ―ト、テ―プ
などの形状を含む所定の形状に成形された定型物である
が、場合により、上記形状に成形する前の非定型物であ
つてもよい。
【0010】本発明においては、このようゴム混和物を
検査対象として、まず、これにX線を照射して撮影する
ことにより、X線透過画像を得る。図1は、後記の実施
例1における充填剤として炭酸カルシウム粉を均一に含
ませたゴム混和物について、そのX線透過画像(倍率:
50倍)を示したもので、白色部分がX線を通しやすい
気泡の分布状態を示す部分であり、また黒色部分がX線
を通しにくい上記充填剤(炭酸カルシウム粉)の分散状
態を示す部分である。
検査対象として、まず、これにX線を照射して撮影する
ことにより、X線透過画像を得る。図1は、後記の実施
例1における充填剤として炭酸カルシウム粉を均一に含
ませたゴム混和物について、そのX線透過画像(倍率:
50倍)を示したもので、白色部分がX線を通しやすい
気泡の分布状態を示す部分であり、また黒色部分がX線
を通しにくい上記充填剤(炭酸カルシウム粉)の分散状
態を示す部分である。
【0011】このX線透過画像は、X線照射方向の厚み
の積算値として撮影されるもので、したがつて、この画
像からは、上記照射方向の厚み全体として、つまりバル
クとして、ゴム混和物内部に気泡が存在するかどうか、
また上記充填剤(炭酸カルシウム粉)が存在するかどう
かの情報を得ることができる。しかしながら、これらの
気泡および上記充填剤の存在を示す部分において、それ
ぞれが単一のものであるのか複数のものであるのかの判
定は行えず、ゴム混和物内部の気泡および上記充填剤の
3次元的な位置の同定を行うことはできない。
の積算値として撮影されるもので、したがつて、この画
像からは、上記照射方向の厚み全体として、つまりバル
クとして、ゴム混和物内部に気泡が存在するかどうか、
また上記充填剤(炭酸カルシウム粉)が存在するかどう
かの情報を得ることができる。しかしながら、これらの
気泡および上記充填剤の存在を示す部分において、それ
ぞれが単一のものであるのか複数のものであるのかの判
定は行えず、ゴム混和物内部の気泡および上記充填剤の
3次元的な位置の同定を行うことはできない。
【0012】本発明においては、この同定を可能とする
ため、つぎに、X線CTによる断層撮影を行うことによ
り、断層画像を得る。図2は、上記の実施例1における
充填剤として炭酸カルシウム粉を均一に含ませたゴム混
和物について、その断層画像(倍率:50倍)を示した
ものである。また、図3は、この断層画像を3次元的に
積層再構成して任意の断面を観察したもの、つまり、X
線CT装置のX線照射方向と鉛直方向(Z軸方向)の解
像度間隔でゴム混和物をZ軸方向に移動させ、そのデ―
タを積層再構成させて立体的な画像を作成し、任意断面
をコンピユ―タ上で再現させたものである。これらの画
像において、白色部分がX線を通しにくい上記充填剤
(炭酸カルシウム粉)の分散状態を示す部分であり、ま
た黒色部分がX線を通しやすい気泡の分布状態を示す部
分である。
ため、つぎに、X線CTによる断層撮影を行うことによ
り、断層画像を得る。図2は、上記の実施例1における
充填剤として炭酸カルシウム粉を均一に含ませたゴム混
和物について、その断層画像(倍率:50倍)を示した
ものである。また、図3は、この断層画像を3次元的に
積層再構成して任意の断面を観察したもの、つまり、X
線CT装置のX線照射方向と鉛直方向(Z軸方向)の解
像度間隔でゴム混和物をZ軸方向に移動させ、そのデ―
タを積層再構成させて立体的な画像を作成し、任意断面
をコンピユ―タ上で再現させたものである。これらの画
像において、白色部分がX線を通しにくい上記充填剤
(炭酸カルシウム粉)の分散状態を示す部分であり、ま
た黒色部分がX線を通しやすい気泡の分布状態を示す部
分である。
【0013】このようにX線CTによる断層撮影を行う
と、ゴム混和物内部における気泡と上記充填剤の存在す
る位置を3次元的に確定でき、これによりゴム混和物の
元の状態をなんら変形させることのない非破壊検査とし
て、ゴム混和物内部の気泡状態と上記添加剤の分散状態
とをほぼ正確に検査することができる。これに対し、図
10は、上記実施例1の充填剤として炭酸カルシウム粉
を均一に含ませたゴム混和物について、液体窒素で凍結
させた状態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡写真
を示したものであるが、この場合、内部の気泡状態およ
び上記充填剤の分散状態の情報を得ることができても、
表面にクラツクが発生しているように、元と異なつた状
態を観察した結果であり、正確なものとはいえない。
と、ゴム混和物内部における気泡と上記充填剤の存在す
る位置を3次元的に確定でき、これによりゴム混和物の
元の状態をなんら変形させることのない非破壊検査とし
て、ゴム混和物内部の気泡状態と上記添加剤の分散状態
とをほぼ正確に検査することができる。これに対し、図
10は、上記実施例1の充填剤として炭酸カルシウム粉
を均一に含ませたゴム混和物について、液体窒素で凍結
させた状態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡写真
を示したものであるが、この場合、内部の気泡状態およ
び上記充填剤の分散状態の情報を得ることができても、
表面にクラツクが発生しているように、元と異なつた状
態を観察した結果であり、正確なものとはいえない。
【0014】本発明において、X線を通しにくい添加剤
には、上記した充填剤としての炭酸カルシウム粉のほか
に、ゴムと異なるX線透過率を持つ添加剤がすべて含ま
れ、これら添加剤の分散状態についても、上記同様に正
確に検査することができる。このような添加剤として
は、ゴムに配合される前記種々の添加剤のうち、各種の
金属や、亜鉛華、チタン白、三酸化アンチモン、タル
ク、ステアリン酸亜鉛などの金属酸化物や金属塩などよ
り構成されるものが挙げられる。
には、上記した充填剤としての炭酸カルシウム粉のほか
に、ゴムと異なるX線透過率を持つ添加剤がすべて含ま
れ、これら添加剤の分散状態についても、上記同様に正
確に検査することができる。このような添加剤として
は、ゴムに配合される前記種々の添加剤のうち、各種の
金属や、亜鉛華、チタン白、三酸化アンチモン、タル
ク、ステアリン酸亜鉛などの金属酸化物や金属塩などよ
り構成されるものが挙げられる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重
量部を意味するものとする。
体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重
量部を意味するものとする。
【0016】実施例1 天然ゴム:SMR(スタンダ―ドマレ―シアラバ―)1
00部に、充填剤としての炭酸カルシウム粉(平均粒子
径10μm)20部を加え、ラボプラストミルにより、
120℃で均一に混和し、これを円柱状に成形して、定
型のゴム混和物を得た。このゴム混和物について、X線
を照射して撮影したX線透過画像、X線CTによる断層
撮影を行つた断層画像、この断層画像から3次元的に積
層再構成して任意の断面を観察した立体画像は、図1〜
図3に示すとおりであり、これらの図から、ゴム混和物
内部の気泡状態と充填剤(炭酸カルシウム粉)の分散状
態を、既述のとおり、検査することができた。
00部に、充填剤としての炭酸カルシウム粉(平均粒子
径10μm)20部を加え、ラボプラストミルにより、
120℃で均一に混和し、これを円柱状に成形して、定
型のゴム混和物を得た。このゴム混和物について、X線
を照射して撮影したX線透過画像、X線CTによる断層
撮影を行つた断層画像、この断層画像から3次元的に積
層再構成して任意の断面を観察した立体画像は、図1〜
図3に示すとおりであり、これらの図から、ゴム混和物
内部の気泡状態と充填剤(炭酸カルシウム粉)の分散状
態を、既述のとおり、検査することができた。
【0017】実施例2 天然ゴム(実施例1と同じもの)100部に、粘着付与
剤(日本ゼオン社製の「クイントンS100」)95部
を加え、実施例1と同様にして、均一に混和し、これを
円柱状に成形して、定型のゴム混和物を得た。このゴム
混和物について、X線CTによる断層撮影を行つた結
果、図4に示されるとおりであつた。この断層画像か
ら、ゴム混和物内部に存在する気泡状態(黒色部分)を
検査できた。コントラスト値は353.57であつた。
剤(日本ゼオン社製の「クイントンS100」)95部
を加え、実施例1と同様にして、均一に混和し、これを
円柱状に成形して、定型のゴム混和物を得た。このゴム
混和物について、X線CTによる断層撮影を行つた結
果、図4に示されるとおりであつた。この断層画像か
ら、ゴム混和物内部に存在する気泡状態(黒色部分)を
検査できた。コントラスト値は353.57であつた。
【0018】実施例3 天然ゴムと粘着付与剤のほかに、ステアリン酸亜鉛2部
をさらに混和した以外は、実施例2と同様にして、ゴム
混和物を得た。このゴム混和物について、X線CTによ
る断層撮影を行つた結果は、図5に示されるとおりであ
つた。この断層画像から、ゴム混和物内部に存在する気
泡状態(黒色部分)とステアリン酸亜鉛の分散状態(白
色部分)を検査できた。気泡とゴム部分との間のコント
ラスト値は472.09と大きくないていた。
をさらに混和した以外は、実施例2と同様にして、ゴム
混和物を得た。このゴム混和物について、X線CTによ
る断層撮影を行つた結果は、図5に示されるとおりであ
つた。この断層画像から、ゴム混和物内部に存在する気
泡状態(黒色部分)とステアリン酸亜鉛の分散状態(白
色部分)を検査できた。気泡とゴム部分との間のコント
ラスト値は472.09と大きくないていた。
【0019】実施例4 天然ゴムと粘着付与剤のほかに、亜鉛華5部をさらに混
和した以外は、実施例2と同様にして、ゴム混和物を得
た。このゴム混和物について、X線CTによる断層撮影
を行つた結果は、図6に示されるとおりであつた。この
断層画像から、ゴム混和物内部に存在する気泡状態(黒
色部分)と亜鉛華の分散状態(白色部分)を検査でき
た。気泡とゴム部分のコントラストが大きく、撮影倍率
を上げることで、10μm程度の亜鉛華(凝集物)の分
散状態を確認できた。
和した以外は、実施例2と同様にして、ゴム混和物を得
た。このゴム混和物について、X線CTによる断層撮影
を行つた結果は、図6に示されるとおりであつた。この
断層画像から、ゴム混和物内部に存在する気泡状態(黒
色部分)と亜鉛華の分散状態(白色部分)を検査でき
た。気泡とゴム部分のコントラストが大きく、撮影倍率
を上げることで、10μm程度の亜鉛華(凝集物)の分
散状態を確認できた。
【0020】実施例5 天然ゴムと粘着付与剤のほかに、タルク20部をさらに
混和した以外は、実施例2と同様にして、ゴム混和物を
得た。このゴム混和物について、X線CTによる断層撮
影を行つた結果は、図7に示されるとおりであつた。こ
の断層画像から、ゴム混和物内部に存在する気泡状態
(黒色部分)と約50μm程度のタルク(凝集物)の分
散状態(白色部分)を検査できた。
混和した以外は、実施例2と同様にして、ゴム混和物を
得た。このゴム混和物について、X線CTによる断層撮
影を行つた結果は、図7に示されるとおりであつた。こ
の断層画像から、ゴム混和物内部に存在する気泡状態
(黒色部分)と約50μm程度のタルク(凝集物)の分
散状態(白色部分)を検査できた。
【0021】実施例6 天然ゴムと粘着付与剤のほかに、チタン白20部をさら
に混和した以外は、実施例2と同様にして、ゴム混和物
を得た。このゴム混和物について、X線CTによる断層
撮影を行つた結果は、図8に示されるとおりであつた。
この断層画像から、ゴム混和物内部に存在する気泡状態
(黒色部分)と30〜150μmのチタン白(凝集物)
の分散状態(白色部分)を検査できた。
に混和した以外は、実施例2と同様にして、ゴム混和物
を得た。このゴム混和物について、X線CTによる断層
撮影を行つた結果は、図8に示されるとおりであつた。
この断層画像から、ゴム混和物内部に存在する気泡状態
(黒色部分)と30〜150μmのチタン白(凝集物)
の分散状態(白色部分)を検査できた。
【0022】実施例7 天然ゴムと粘着付与剤のほかに、三酸化アンチモン10
部をさらに混和した以外は、実施例2と同様にして、ゴ
ム混和物を得た。このゴム混和物について、X線CTに
よる断層撮影を行つた結果は、図9に示されるとおりで
あつた。この断層画像から、ゴム混和物内部に存在する
気泡状態(黒色部分)と、10〜20μmの三酸化アン
チモン(凝集物)の分散状態(白色部分)を検査でき
た。
部をさらに混和した以外は、実施例2と同様にして、ゴ
ム混和物を得た。このゴム混和物について、X線CTに
よる断層撮影を行つた結果は、図9に示されるとおりで
あつた。この断層画像から、ゴム混和物内部に存在する
気泡状態(黒色部分)と、10〜20μmの三酸化アン
チモン(凝集物)の分散状態(白色部分)を検査でき
た。
【0023】比較例1 実施例1のゴム混和物について、液体窒素で凍結した状
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図10に示されるとおりであり、気泡の分布状
態および炭酸カルシウム粉(凝集物)の分散状態を確認
できたが、表面にクラツクが認められ、元の状態と異な
つていた。
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図10に示されるとおりであり、気泡の分布状
態および炭酸カルシウム粉(凝集物)の分散状態を確認
できたが、表面にクラツクが認められ、元の状態と異な
つていた。
【0024】比較例2 実施例2のゴム混和物について、液体窒素で凍結した状
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図11に示されるとおりであり、気泡の分布状
態と粘着付与剤を確認できたが、破断面が乱れていた。
また、これとは別に、実施例2のゴム混和物について、
常温状態でカミソリにより破断し、その断面を低真空電
子顕微鏡観察した結果は、図12に示されるとおりであ
り、切断による変形が原因と考えられる断面の乱れが確
認された。
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図11に示されるとおりであり、気泡の分布状
態と粘着付与剤を確認できたが、破断面が乱れていた。
また、これとは別に、実施例2のゴム混和物について、
常温状態でカミソリにより破断し、その断面を低真空電
子顕微鏡観察した結果は、図12に示されるとおりであ
り、切断による変形が原因と考えられる断面の乱れが確
認された。
【0025】比較例3 実施例3のゴム混和物について、液体窒素で凍結した状
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図13に示されるとおりであり、ステアリン酸
亜鉛(数μmの凝集物)の分散状態と粘着付与剤を確認
できた。
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図13に示されるとおりであり、ステアリン酸
亜鉛(数μmの凝集物)の分散状態と粘着付与剤を確認
できた。
【0026】比較例4 実施例4のゴム混和物について、液体窒素で凍結した状
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図14に示されるとおりであり、気泡の分布状
態および亜鉛華(数μmの凝集物)の分散状態を観察で
きたが、破断面の乱れが認められ、元の状態と異なつて
いた。
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図14に示されるとおりであり、気泡の分布状
態および亜鉛華(数μmの凝集物)の分散状態を観察で
きたが、破断面の乱れが認められ、元の状態と異なつて
いた。
【0027】比較例5 実施例5のゴム混和物について、液体窒素で凍結した状
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図15に示されるとおりであり、高倍率で確認
した部分で熱による変形があり、またチヤ―ジアツプが
発生した。
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図15に示されるとおりであり、高倍率で確認
した部分で熱による変形があり、またチヤ―ジアツプが
発生した。
【0028】比較例6 実施例6のゴム混和物について、液体窒素で凍結した状
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図16に示されるとおりであり、チタン白(3
0〜150μmの凝集物)の分散状態を確認できた。
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図16に示されるとおりであり、チタン白(3
0〜150μmの凝集物)の分散状態を確認できた。
【0029】比較例7 実施例7のゴム混和物について、液体窒素で凍結した状
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図17に示されるとおりであり、三酸化アンチ
モン(10〜20μmの凝集物)の分散状態を確認でき
たが、チヤ―ジアツプにより良好な観察画像は得られな
かつた。
態で破断し、その断面の低真空電子顕微鏡観察を行つた
結果は、図17に示されるとおりであり、三酸化アンチ
モン(10〜20μmの凝集物)の分散状態を確認でき
たが、チヤ―ジアツプにより良好な観察画像は得られな
かつた。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明では、ゴムと添加
剤を含むゴム混和物にX線を照射して撮影することで、
その透過画像からゴム混和物中の気泡状態とゴムと異な
るX線透過率を持つ添加剤の分散状態をバルクとして確
認でき、これに基づいてさらにX線CTによる断層撮影
を行うことで、その断層画像からゴム混和物内部の気泡
や上記添加剤の三次元的な位置も容易に確認でき、これ
によりゴム混和物の元の状態をなんら変形させることの
ない非破壊検査として、ゴム混和物内部の気泡状態と上
記添加剤の分散状態とをほぼ正確に検査することができ
る。
剤を含むゴム混和物にX線を照射して撮影することで、
その透過画像からゴム混和物中の気泡状態とゴムと異な
るX線透過率を持つ添加剤の分散状態をバルクとして確
認でき、これに基づいてさらにX線CTによる断層撮影
を行うことで、その断層画像からゴム混和物内部の気泡
や上記添加剤の三次元的な位置も容易に確認でき、これ
によりゴム混和物の元の状態をなんら変形させることの
ない非破壊検査として、ゴム混和物内部の気泡状態と上
記添加剤の分散状態とをほぼ正確に検査することができ
る。
【図1】実施例1のゴムと炭酸カルシウム粉を含むゴム
混和物のX線透過画像(倍率:50倍)を示す特性図で
ある。
混和物のX線透過画像(倍率:50倍)を示す特性図で
ある。
【図2】実施例1のゴムと炭酸カルシウム粉を含むゴム
混和物のX線CTによる断層画像(倍率:50倍)を示
す特性図である。
混和物のX線CTによる断層画像(倍率:50倍)を示
す特性図である。
【図3】上記の断層画像を3次元的に積層再構成して任
意の断面を観察した立体画像(倍率:50倍)を示す特
性図である。
意の断面を観察した立体画像(倍率:50倍)を示す特
性図である。
【図4】実施例2のゴムと粘着付与剤を含むゴム混和物
のX線CTによる断層画像(倍率:50倍)を示す特性
図である。
のX線CTによる断層画像(倍率:50倍)を示す特性
図である。
【図5】実施例3のゴムと粘着付与剤とステアリン酸亜
鉛を含むゴム混和物のX線CTによる断層画像(倍率:
50倍)を示す特性図である。
鉛を含むゴム混和物のX線CTによる断層画像(倍率:
50倍)を示す特性図である。
【図6】実施例4のゴムと粘着付与剤と亜鉛華を含むゴ
ム混和物のX線CTによる断層画像(倍率:50倍)を
示す特性図である。
ム混和物のX線CTによる断層画像(倍率:50倍)を
示す特性図である。
【図7】実施例5のゴムと粘着付与剤とタルクを含むゴ
ム混和物のX線CTによる断層画像(倍率:50倍)を
示す特性図である。
ム混和物のX線CTによる断層画像(倍率:50倍)を
示す特性図である。
【図8】実施例6のゴムと粘着付与剤とチタン白を含む
ゴム混和物のX線CTによる断層画像(倍率:50倍)
を示す特性図である。
ゴム混和物のX線CTによる断層画像(倍率:50倍)
を示す特性図である。
【図9】実施例7のゴムと粘着付与剤と三酸化アンチモ
ンを含むゴム混和物のX線CTによる断層画像(倍率:
50倍)を示す特性図である。
ンを含むゴム混和物のX線CTによる断層画像(倍率:
50倍)を示す特性図である。
【図10】実施例1のゴムと炭酸カルシウム粉とを含む
ゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断した断面の
低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図で
ある。
ゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断した断面の
低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図で
ある。
【図11】実施例2のゴムと粘着付与剤を含むゴム混和
物を液体窒素で凍結した状態で破断した断面の低真空電
子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図である。
物を液体窒素で凍結した状態で破断した断面の低真空電
子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図である。
【図12】実施例2のゴムと粘着付与剤を含むゴム混和
物を常温状態でカミソリにより破断した断面の低真空電
子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図である。
物を常温状態でカミソリにより破断した断面の低真空電
子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図である。
【図13】実施例3のゴムと粘着付与剤とステアリン酸
亜鉛を含むゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断
した断面の低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示
す特性図である。
亜鉛を含むゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断
した断面の低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示
す特性図である。
【図14】実施例4のゴムと粘着付与剤と亜鉛華を含む
ゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断した断面の
低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図で
ある。
ゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断した断面の
低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図で
ある。
【図15】実施例5のゴムと粘着付与剤とタルクを含む
ゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断した断面の
低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図で
ある。
ゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断した断面の
低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図で
ある。
【図16】実施例6のゴムと粘着付与剤とチタン白を含
むゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断した断面
の低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図
である。
むゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断した断面
の低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示す特性図
である。
【図17】実施例7のゴムと粘着付与剤と三酸化アンチ
モンを含むゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断
した断面の低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示
す特性図である。
モンを含むゴム混和物を液体窒素で凍結した状態で破断
した断面の低真空電子顕微鏡写真(倍率:57倍)を示
す特性図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴムと添加剤を含むゴム混和物のX線透
過画像により、ゴム混和物内部の気泡状態と、ゴムと異
なるX線透過率を持つ添加剤の分散状態とを検査するこ
とを特徴とするゴム混和物の非破壊検査方法。 - 【請求項2】 ゴムと添加剤を含むゴム混和物のX線C
Tによる断層画像により、ゴム混和物内部の気泡状態
と、ゴムと異なるX線透過率を持つ添加剤の分散状態と
を検査することを特徴とするゴム混和物の非破壊検査方
法。 - 【請求項3】 ゴムと異なるX線透過率を持つ添加剤
は、金属、金属酸化物または金属塩である請求項1また
は2に記載のゴム混和物の非破壊検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000046830A JP2001228101A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | ゴム混和物の非破壊検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000046830A JP2001228101A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | ゴム混和物の非破壊検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001228101A true JP2001228101A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18569175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000046830A Pending JP2001228101A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | ゴム混和物の非破壊検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001228101A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006200938A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Bridgestone Corp | ゴム材料の形態表示装置及びゴム材料の形態表示方法 |
JP2011000758A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Polyplastics Co | 配向状態予測方法及び変形挙動解析方法 |
WO2017073493A1 (ja) * | 2015-10-27 | 2017-05-04 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤおよび架橋ゴム組成物 |
-
2000
- 2000-02-18 JP JP2000046830A patent/JP2001228101A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006200938A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Bridgestone Corp | ゴム材料の形態表示装置及びゴム材料の形態表示方法 |
JP4694847B2 (ja) * | 2005-01-18 | 2011-06-08 | 株式会社ブリヂストン | ゴム材料の形態表示方法 |
JP2011000758A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Polyplastics Co | 配向状態予測方法及び変形挙動解析方法 |
WO2017073493A1 (ja) * | 2015-10-27 | 2017-05-04 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤおよび架橋ゴム組成物 |
US10654316B2 (en) | 2015-10-27 | 2020-05-19 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire and crosslinked rubber composition |
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