JP2001228050A - 点欠陥検出装置及びその方法 - Google Patents
点欠陥検出装置及びその方法Info
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Abstract
はなく、自動的にかつ正確に検出することができ、その
処理時間も短くすることのできる点欠陥検出装置及びそ
の方法を提供する。 【解決手段】 処理装置6は、画像撮り込み装置5によ
り撮り込まれた画像データに含まれる、画像撮り込み装
置5のノイズを除去するノイズ除去機能と、ノイズ除去
機能によりノイズ除去された画像データに対して、輝点
欠陥強調用の空間フィルタ及び黒点欠陥強調用の空間フ
ィルタを使用して畳み込み演算処理を行い、光変調装置
1の点欠陥部を強調する点欠陥強調機能と、点欠陥強調
機能により光変調装置1の点欠陥部が強調された画像デ
ータに基づいて、光変調装置1上の点欠陥を検出し、点
欠陥情報を出力する点欠陥検出機能とを含む。
Description
陥を検出する点欠陥検出装置及びその方法に関するもの
である。
輝点や黒点などの点欠陥を検出する主な方法としては、
検査対象の液晶パネルを液晶プロジェクタにセットし、
暗室内において実際に投影し、その投影されたものを検
査員の目視検査により検出していた。その検査方法とし
ては、液晶プロジェクタにセットした液晶パネルにパタ
ーンジェネレータを接続し、そのパターンジェネレータ
から、全白、全黒、中間調、横線、斜線、白黒、黒白等
の各種検査パターンを切り替えて出力して、プロジェク
タによりその検査パターンを投影し、その投影された検
査パターンにより、黒点、輝点、中間調輝点などの欠
陥、また、隣接する画素間のショートによる欠陥を検出
するものであった。
出するものとして、特開平6−207909号公報に記
載された表面欠陥検査装置があった。これは、CCDカ
メラなどの固体撮像素子により撮像された画像に欠陥部
を強調する何らかの空間フィルタ演算を施してから欠陥
部抽出のための二値化を行い、膨張・収縮や孤立点除去
といった処理によってノイズ除去や欠陥部の整形を施す
とともに、画像の光学的な輝度むらをシェーディング処
理により改善することによって欠陥領域の判定を行うも
のである。
点欠陥の検出では、検査員の目視検査で点欠陥の検出を
行うため、検査員による検査レベルのばらつきが生じる
という問題点があり、また、特開平6−207909号
公報に記載されたもので液晶パネルの点欠陥を検出する
場合、特開平6−207909号公報に記載されたもの
は、ラプラシアン演算を行うため、固体撮像素子の各素
子の素子特性のばらつきなどによるCCDノイズの発生
や横線の検査パターンを表示させた時などのモアレ縞の
発生などによる背景ノイズと検査対象の液晶パネル上の
点欠陥とを分離することが困難であるという問題点があ
った。また、特開平3−227550号公報に記載され
たようなCCDノイズの除去のために3×3のメディア
ン処理を施すものもあるが、そのメディアン処理では処
理対象となるマトリックス内の輝度値を一旦大きさで並
び替えてから中央値を取り出すという作業を行うため、
処理時間がかかるという問題点があった。
になされたものであり、光変調装置上の点欠陥を検査員
の目視検査ではなく、自動的にかつ正確に検出すること
ができ、その処理時間も短くすることのできる点欠陥検
出装置及びその方法を提供することを目的とする。
装置は、光変調装置と、光変調装置に表示された画像パ
ターンを撮り込む画像撮り込み装置と、画像撮り込み装
置により撮り込まれた画像データを演算する処理装置
と、を備えた点欠陥検出装置において、処理装置は、画
像撮り込み装置により撮り込まれた画像データに含まれ
る、画像撮り込み装置のノイズを除去するノイズ除去機
能と、ノイズ除去機能によりノイズ除去された画像デー
タに対して、輝点欠陥強調用の空間フィルタ及び黒点欠
陥強調用の空間フィルタを使用して畳み込み演算処理を
行い、光変調装置の点欠陥部を強調する点欠陥強調機能
と、点欠陥強調機能により光変調装置の点欠陥部が強調
された画像データに基づいて、光変調装置上の点欠陥を
検出し、点欠陥情報を出力する点欠陥検出機能とを含む
ものである。
変調装置と、光変調装置に出力する信号を生成するパタ
ーン生成装置と、表示されたパターンを撮り込む画像撮
り込み装置と、画像撮り込み装置により撮り込まれた画
像データを演算する処理装置と、を備えた点欠陥検出装
置において、処理装置は、画像撮り込み装置により撮り
込まれた画像データに含まれる、画像撮り込み装置のノ
イズを除去するノイズ除去機能と、ノイズ除去機能によ
りノイズ除去された画像データに対して、輝点欠陥強調
用の空間フィルタ及び黒点欠陥強調用の空間フィルタを
使用して畳み込み演算処理を行い、光変調装置の点欠陥
部を強調する点欠陥強調機能と、点欠陥強調機能により
光変調装置の点欠陥部が強調された画像データに基づい
て、光変調装置上の点欠陥を検出し、点欠陥情報を出力
する点欠陥検出機能とを含むものである。
変調装置と、光変調装置に出力する信号を生成するパタ
ーン生成装置と、光変調装置がセットされ、光変調装置
の表示に基づいた画像を投影する画像投影装置と、投影
されたパターンを撮り込む画像撮り込み装置と、画像撮
り込み装置により撮り込まれた画像データを演算する処
理装置と、を備えた点欠陥検出装置において、処理装置
は、画像撮り込み装置により撮り込まれた画像データに
含まれる、画像撮り込み装置のノイズを除去するノイズ
除去機能と、ノイズ除去機能によりノイズ除去された画
像データに対して、輝点欠陥強調用の空間フィルタ及び
黒点欠陥強調用の空間フィルタを使用して畳み込み演算
処理を行い、光変調装置の点欠陥部を強調する点欠陥強
調機能と、点欠陥強調機能により光変調装置の点欠陥部
が強調された画像データに基づいて、光変調装置上の点
欠陥を検出し、点欠陥情報を出力する点欠陥検出機能と
を含むものである。
変調装置と、光変調装置に光を照射する光源と、光変調
装置にパターンを表示させるパターン生成装置と、光源
からの光が光変調装置によって変調され、光変調装置か
ら出射する光を撮り込む画像撮り込み装置と、画像撮り
込み装置により撮り込まれた画像データを演算する処理
装置と、を備えた点欠陥検出装置において、処理装置
は、画像撮り込み装置により撮り込まれた画像データに
含まれる、画像撮り込み装置のノイズを除去するノイズ
除去機能と、ノイズ除去機能によりノイズ除去された画
像データに対して、輝点欠陥強調用の空間フィルタ及び
黒点欠陥強調用の空間フィルタを使用して畳み込み演算
処理を行い、光変調装置の点欠陥部を強調する点欠陥強
調機能と、点欠陥強調機能により光変調装置の点欠陥部
が強調された画像データに基づいて、光変調装置上の点
欠陥を検出し、点欠陥情報を出力する点欠陥検出機能と
を含むものである。
撮り込み装置は、光変調装置の表示に基づいた画像を、
光を減衰させる減衰手段を介して撮り込むものである。
また、本発明に係る点欠陥検出装置の輝点欠陥強調用の
空間フィルタは、画像データ内の着目する画素の値を、
その周囲の画素の値との差が+方向に強調されるように
重み付けするマトリックス状のフィルタである。また、
本発明に係る点欠陥検出装置の黒点欠陥強調用の空間フ
ィルタは、画像データ内の着目する画素の値を、その周
囲の画素の値との差が−方向に強調されるように重み付
けするマトリックス状のフィルタである。
装置は、さらに、画像撮り込み装置により撮り込まれた
画像データから、画像撮り込み装置のノイズ及び光変調
装置の点欠陥部を除去し、さらに膨張させた膨張背景画
像を生成し、その生成した膨張背景画像を、画像撮り込
み装置により撮り込まれた画像データに合成する膨張背
景画像生成機能を含むものである。また、本発明に係る
点欠陥検出装置の処理装置は、さらに、画像撮り込み装
置により撮り込まれた画像データから、光変調装置の表
示領域のみのマスク画像を生成し、その生成したマスク
画像を、点欠陥強調機能により光変調装置の点欠陥部が
強調された画像に合成するマスク機能を含むものであ
る。
装置は、さらに、画像撮り込み装置により撮り込まれた
画像データの輝度むらを補正する機能を含むものであ
る。また、本発明に係る点欠陥検出装置の輝度むらを補
正する機能は、光学的に場所による透過率を変化させた
グラディエントフィルタを使用して補正を行うものであ
る。また、本発明に係る点欠陥検出装置の輝度むらを補
正する機能は、空間フィルタを使用した演算処理により
補正を行うものである。
ズ除去機能は、空間フィルタを使用した演算処理により
画像撮り込み装置のノイズの除去を行うものである。ま
た、本発明に係る点欠陥検出装置は、点欠陥検出機能か
ら出力された点欠陥情報を表示する表示装置を備えるも
のである。また、本発明に係る点欠陥検出装置の画像取
り込み装置は、光変調装置の100%付近の輝点は飽和
させる条件で画像を取り込むものである。また、本発明
に係る点欠陥検出装置の光変調装置は、液晶パネルであ
る。
変調装置の点欠陥検出方法において、光変調装置によっ
て変調された光に基づく画像パターンを撮り込む工程
と、撮り込まれた画像データから光変調装置の点欠陥部
以外のノイズを除去する工程と、ノイズが除去された画
像データに対し、輝点欠陥強調用の空間フィルタ及び黒
点欠陥強調用の空間フィルタを使用して畳み込み演算処
理を行い、点欠陥部を強調する工程と、点欠陥部が強調
された画像データに基づいて、点欠陥情報を検出する工
程と、からなる。
変調装置の点欠陥検出方法において、光変調装置にパタ
ーンを表示させる工程と、光変調装置によって変調され
た光に基づく画像パターンを撮り込む工程と、撮り込ま
れた画像データから点欠陥部以外のノイズを除去する工
程と、ノイズが除去された画像データに対し、輝点欠陥
強調用の空間フィルタ及び黒点欠陥強調用の空間フィル
タを使用して畳み込み演算処理を行い、点欠陥部を強調
する工程と、点欠陥部が強調された画像データに基づい
て、点欠陥情報を検出する工程と、からなる。
変調装置の点欠陥検出方法において、光変調装置にパタ
ーンを表示させる工程と、光変調装置によって変調され
た光に基づく画像パターンを投影する工程と、投影され
た画像パターンを撮り込む工程と、撮り込まれた画像デ
ータから点欠陥部以外のノイズを除去する工程と、ノイ
ズが除去された画像データに対し、輝点欠陥強調用の空
間フィルタ及び黒点欠陥強調用の空間フィルタを使用し
て畳み込み演算処理を行い、点欠陥部を強調する工程
と、点欠陥部が強調された画像データに基づいて、点欠
陥情報を検出する工程と、からなる。
変調装置の点欠陥検出方法において、光変調装置に光を
照射する工程と、光変調装置にパターンを表示させる工
程と、光変調装置によって変調された光を撮り込む工程
と、撮り込まれた光に基づく画像データから点欠陥部以
外のノイズを除去する工程と、ノイズが除去された画像
データに対し、輝点欠陥強調用の空間フィルタ及び黒点
欠陥強調用の空間フィルタを使用して畳み込み演算処理
を行い、点欠陥部を強調する工程と、点欠陥部が強調さ
れた画像データに基づいて、点欠陥情報を検出する工程
と、からなる。
変調装置によって変調された光を撮り込む際、光を減衰
させる減衰手段を介して撮り込むものである。また、本
発明に係る点欠陥検出方法は、輝点欠陥強調用の空間フ
ィルタは、画像データ内の着目する画素の値を、その周
囲の画素の値との差が+方向に強調されるように重み付
けするマトリックス状のフィルタである。また、本発明
に係る点欠陥検出方法は、黒点欠陥強調用の空間フィル
タは、画像データ内の着目する画素の値を、その周囲の
画素の値との差が−方向に強調されるように重み付けす
るマトリックス状のフィルタである。
り込まれた画像データから、光変調装置の点欠陥部を含
むノイズを除去し、さらに膨張させた膨張背景画像を生
成し、その生成した膨張背景画像を、撮り込まれた画像
データに合成する工程からなる。また、本発明に係る点
欠陥検出方法は、撮り込まれた画像データから、光変調
装置の表示領域のみのマスク画像を生成し、その生成し
たマスク画像を、点欠陥部が強調された画像に合成する
工程からなる。
り込まれた画像データの輝度むらを補正する工程からな
る。また、本発明に係る点欠陥検出方法は、輝度むらを
補正する工程は、光学的に場所による透過率を変化させ
たグラディエントフィルタを使用して補正を行うもので
ある。また、本発明に係る点欠陥検出方法は、輝度むら
を補正する工程は、空間フィルタを使用した演算処理に
より補正を行うものである。
り込まれた画像データから光変調装置の点欠陥部以外の
ノイズを除去する際、空間フィルタを使用した演算処理
によりノイズの除去処理を行うものである。また、本発
明に係る点欠陥検出方法は、光変調装置によって変調さ
れた光を取り込む際、光変調装置の100%付近の輝点
は飽和させる条件で画像を取り込むものである。また、
本発明に係る点欠陥検出方法において、光変調装置は液
晶パネルである。
る点欠陥検出装置の構成を示す図である。図において、
1は検査対象の光変調装置である液晶パネル、2は画像
投影装置であるプロジェクタであり、液晶パネル1を外
部からセットできるようになっている。3は液晶パネル
1に各種パターンを出力するパターン生成装置であるパ
ターンジェネレータ、4はスクリーン、5はスクリーン
に投影された画像を撮影する画像撮り込み装置であるC
CDカメラであり、液晶パネル1の解像度以上の解像度
を有するCCDを搭載している。6はパターンジェネレ
ータ3及びCCDカメラ5を制御し、液晶パネル1の点
欠陥を検出するコンピュータ装置、7はコンピュータ装
置6に接続された表示装置である。
ついて説明する。図2はこの実施の形態の点欠陥検出動
作を示す説明するための説明図であり、図2に示す動作
はコンピュータ装置6上で実行されるプログラムにより
実現されているものである。図3〜図10は点欠陥検出
処理途中の処理画像の一例を示す図である。まず、プロ
ジェクタ2に検査対象の液晶パネル1をセットし、コン
ピュータ装置6によりパターンジェネレータ3を制御し
液晶パネル1上に特定のパターンを表示させ、それをプ
ロジェクタ2によりスクリーン4に投影する。そして、
スクリーン4上に投影された画像をCCDカメラ5で撮
影し、その撮影データの画像をコンピュータ装置6に出
力し、コンピュータ装置6により点欠陥検出処理を行い
液晶パネル1の点欠陥の検出結果を表示装置7などに表
示するなどして出力する。
検出の動作について説明する。まず、CCDカメラ5に
も素子特性のばらつきなどにより隣接する素子よりも著
しく明るい又は暗い画素が存在している。そして、この
ようなCCDカメラ5でスクリーン4上に投影された画
像を撮影した撮影データの画像としては、図3に示すよ
うに、CCDカメラ5の素子特性のばらつきなどによる
CCDノイズ(図3のa部)と液晶パネル1の輝点の点
欠陥による欠陥部(図3のb部)の両方が混在した画像
となっている(図2のS100)。なお、ここでは、投
影された画像の光学的な輝度むらを、プロジェクタ2に
光学的に場所による透過率を変化させたグラディエント
フィルタを用いるか、コンピュータ装置6側でシェーデ
ィング処理を施すなどして改善しているものとして説明
する。
晶パネル1の点欠陥の検出を行うと、液晶パネル1の点
欠陥による欠陥部の情報だけではなく、CCDカメラ5
の素子特性のばらつきなどによるCCDノイズの情報も
液晶パネル1の点欠陥として検出してしまうことにな
る。そこで、図3に示すように、CCDカメラ5のCC
DノイズはCCD素子1画素分として現れ、液晶パネル
1の点欠陥は、CCDカメラ5の解像度を液晶パネル1
の解像度以上にしているので、CCD素子の数画素分と
して現れるため、これを利用してCCDカメラ5で撮影
した画像に対して空間フィルタを使用しCCDノイズの
除去を行っている(図2のS101)。
て、2×2Open(収縮+膨張)フィルタを使用して
CCDノイズの除去処理を行っている。2×2Open
フィルタは、収縮と膨張を実行するフィルタで、暗い背
景に明るいオブジェクトのある画像では小さな点を消す
作用がある。この2×2Open(収縮+膨張)フィル
タにより図3に示す画像を処理した結果は、図4に示す
ように、CCDカメラ5の素子特性のばらつきなどによ
るCCDノイズが除去され、液晶パネル1の点欠陥のみ
の情報を持つ画像となる。この2×2Openフィルタ
による処理は、メディアン処理よりも高速に処理できる
ため、処理時間を短縮させることができる。
する点欠陥強調演算の際に画像のエッジ部分の演算が正
確にできないため、CCDノイズや点欠陥の欠陥部など
のない膨張させた背景画像を生成し、図4に示す画像に
合成する処理を行う(図2のS102〜S104)。ま
ず、図3に示す画像に、11×11のOpenフィルタ
を作用させ、図5に示すような背景画像を生成し(図2
のS102)、さらに、図5に示す画像に11×11の
膨張処理を2回実施することにより、図6に示すような
元画像よりも大きな膨張背景画像を生成する(図2のS
103)。
除去された画像と図6に示すような膨張背景画像をma
ximum演算により2枚の画像の明るい方の画像を残
すように合成し、図7に示すような画像を生成する(図
2のS104)。この膨張背景画像を生成し、CCDノ
イズが除去された画像と合成することにより、投影され
た画像の周囲に継ぎ目無く膨張画像を付加することがで
きる。
合成された画像では、微少なレベルの輝点欠陥などの検
出が難しいため、空間フィルタを使用して欠陥強調演算
を行う(図2のS105)。この実施の形態では、空間
フィルタとして輝点欠陥の強調には7×7Tophat
フィルタ、黒点欠陥の強調には7×7Wellフィルタ
を使用して、点欠陥の強調処理を行っている。
ellフィルタは共に、周囲に対して孤立しているかを
検出するため、着目する画素の値を、その周囲の画素の
値との差がより強調されるように重み付けをして畳み込
み演算するためのフィルタであり、例えば図11に示す
ような空間フィルタである。図11において、図11の
(a)は7×7Tophatフィルタ、図11の(b)
は7×7Wellフィルタの一例を示している。
について説明する。図7に示すような輝点欠陥を有する
画像を、図11の(a)に示すような、7×7Toph
atフィルタにより強調処理した結果は、図8に示すよ
うに輝度の小さい輝点欠陥が強調され点欠陥が検出しや
すい画像となっている。また、図7に示す画像は背景画
像が膨張されて合成されているため、強調処理において
実際の投影範囲の画像のエッジ部が強調されることがな
くエッジ部周辺の欠陥も正確に強調されている。
理後の画像は、背景画像が膨張されて合成された画像を
処理した結果のため、実際の投影範囲の画像以外の余分
な画像が存在する。したがって、図3に示す画像を小さ
なマトリックスのOpen処理などで、微少な欠陥部を
消し(図2のS106)、その画像を二値化するなどし
て(図2のS107)、図9に示すような実際の投影範
囲のみのマスク画像を生成する(図2のS108)。
をAND演算し(図2のS109)、図10に示すよう
な結果画像を生成する(図2のS110)。そして、図
10に示すような結果画像をあるしきい値で二値化する
などして点欠陥の検出を行う(図2のS111)。これ
らの処理により、投影範囲のエッジ部の点欠陥の強調も
正確に処理され、点欠陥を容易に検出する事ができるよ
うになっている。
欠陥の場合は、7×7Wellフィルタにより点欠陥の
強調処理を行い、図13に示すような画像とし、さら
に、強調処理後の画像から実際の投影範囲のみのデータ
を取り出すことにより、図14に示すように投影範囲の
エッジ部の点欠陥の強調も正確に処理され、点欠陥を容
易に検出する事ができるようになっている。なお、点欠
陥が黒点欠陥の場合は、7×7Wellフィルタによる
処理において投影画像部のエッジは外側に形成されるた
め、輝点欠陥のように背景画像を膨張させて合成する必
要はなく、図12に示す画像を7×7Wellフィルタ
により処理した図13に示す画像と図9に示すマスク画
像をAND演算することにより図14に示す結果画像を
得ることができる。
タにより、CCDノイズを除去し、Openフィルタを
使用して背景画像の膨張背景画像を生成し、その画像を
元の投影画像に合成し、7×7Tophatフィルタ及
び7×7Wellフィルタにより液晶パネルの点欠陥部
を強調するようにしたので、点欠陥の検出に関する計算
処理を短くすることができ、投影画像のエッジ部の点欠
陥も正確に検出することが可能となる。また、7×7T
ophatフィルタや7×7Wellフィルタでは、周
囲に対して孤立しているものが強調されているので、液
晶パネルの点欠陥のような周囲に対して孤立しているも
のは強調され、モアレ縞のように周囲に対して孤立して
いないものは強調されない。従って、モアレ縞が発生し
ている画像においても、液晶パネルの点欠陥部のみ強調
され、その結果画像を二値化などすることにより液晶パ
ネルの点欠陥を正確に検出することが可能となる。
ネル1を透過型の液晶パネルとして説明したが、反射型
の液晶パネルでもよく、また、DMD(デジタルミラー
デバイス)などの検査にも適用することができる。
空間フィルタとして、7×7Tophatフィルタ及び
7×7Wellフィルタを使用したが、図14に示すよ
うな5×5Tophatフィルタ及び5×5Wellフ
ィルタなどの他のTophatフィルタ及びWellフ
ィルタを空間フィルタとして使用してもよい。図14に
おいて、図14の(a)は5×5Tophatフィル
タ、図14の(b)は5×5Wellフィルタの一例を
示している。なお、Tophatフィルタ及びWell
フィルタによる重み付けは、図11及び図14に示すも
のに限定されるものではなく、他の重み付けを有するT
ophatフィルタ及びWellフィルタを使用しても
よい。
うに、プロジェクタ2により画像を投影し、その投影さ
れた画像をCCDカメラ5で撮影するようになっている
が、図16に示すように、検査対象の液晶パネル1を透
過した光を直接CCDカメラ5で取り込むようにしても
よい。図16において、1は検査対象の液晶パネル、3
は液晶パネル1に各種パターンを出力するパターンジェ
ネレータ、5は液晶パネルを透過した光を取り込むCC
Dカメラであり、液晶パネル1の解像度以上の解像度を
有するCCDを搭載している。6はパターンジェネレー
タ3及びCCDカメラ5を制御し、液晶パネル1の点欠
陥を検出するコンピュータ装置、7はコンピュータ装置
6に接続された表示装置、8は液晶パネル1に光を照射
する光源、9は液晶パネル1を透過する光を減衰させる
高速シャッターや減光フィルタなどの減衰手段である。
説明する。まず、検査対象の液晶パネル1に光源から光
を照射し、コンピュータ装置6によりパターンジェネレ
ータ3を制御し液晶パネル1上に特定のパターンを表示
させ、その液晶パネル1を透過した光を減衰手段9を介
してCCDカメラ5で撮影し、その撮影データの画像を
コンピュータ装置6に出力し、コンピュータ装置6によ
り点欠陥検出処理を行い液晶パネル1の点欠陥の検出結
果を表示装置7などに表示するなどして出力する。コン
ピュータ装置6による点欠陥検出の動作については、上
記の図1に示す点欠陥検出装置と同様であり、コンピュ
ータ装置6により各種空間フィルタを使用して、CCD
カメラ5で撮影した画像を処理し、点欠陥の検出を行
う。
6に示すように、コンピュータ装置6を使用して点欠陥
の検出処理を行っているが、これに限らず、上記のよう
な点欠陥検出処理の動作を行うものであれば、CPUボ
ードや専用LSIなどを使用してもよい。この図1に示
す点欠陥検出装置の場合、プロジェクタ2内に、パター
ンジェネレータ3とCCDカメラ5を内蔵させ、さらに
CPUボードや専用LSIなどを組み込み、点欠陥検出
処理を行わせることにより、1筐体で点欠陥検出装置を
構成すれば、設置場所をとらず、簡単に液晶パネルの点
欠陥の検出を行うことが可能となる。
合、1筐体内にパターンジェネレータ3、CCDカメラ
5、光源8及び減衰手段9を内蔵させ、さらにCPUボ
ードや専用LSIなどを組み込み、点欠陥検出処理を行
わせることにより、1筐体で点欠陥検出装置を構成する
ことができ、設置場所をとらず、また、その筐体を完全
密封の状態にすれば、暗室内で作業する必要もなく、作
業員のストレスを軽減でき、簡単に液晶パネルの点欠陥
の検出を行うことが可能となる。
像の光学的な輝度むらを改善しているものとして説明し
ているが、ここで、この光学的な輝度むらを改善するシ
ェーディング処理について説明する。まず、CCDカメ
ラ5で撮影した画像から、液晶パネルの点欠陥やCCD
ノイズを除去した輝度むらの情報のみの画像を生成す
る。そして、元画像から輝度むらの情報のみの画像を減
算または除算することにより、輝度むらのない画像を生
成する。ここでは、輝度むらの情報のみの画像を、11
×11のOpenフィルタを作用させた後、11×11
の膨張処理を施すことにより生成させている。
での画像の取り込みは、CCDカメラ5のカメラ絞りや
シャッター速度などの調整により、通常の取り込みを行
い100%輝点でもCCDカメラ5のCCDが飽和しな
いようにしているが、微弱な輝点欠陥をより検出できる
ように、CCDカメラ5のカメラ絞りやシャッター速度
などの調整により、100%付近の輝点は飽和させるよ
うにして、微弱な輝点欠陥をより正確に検出できるよう
にしてもよい。この場合、100%付近の輝点欠陥は、
通常の取り込みで検出し、微弱な輝点欠陥の検出は、1
00%付近の輝点を飽和させるようにCCDカメラを調
整する取り込みで検出するようにしてもよい。
での画像を取り込んでいるが、液晶パネルの表示に基づ
いた表示画像を取り込むことのできるものであれば、他
の装置などで取り込むようにしてもよい。
のノイズ除去機能により、画像撮り込み装置により撮り
込まれた画像データに含まれる、画像撮り込み装置のノ
イズを除去し、処理装置の点欠陥強調機能により、ノイ
ズ除去により除去された画像データに対して、輝点欠陥
強調用の空間フィルタ及び黒点欠陥強調用の空間フィル
タを使用して畳み込み演算処理を行い、光変調装置の点
欠陥部を強調し、処理装置の点欠陥検出機能により、点
欠陥強調機能により光変調装置の点欠陥部が強調された
画像データに基づいて、光変調装置上の点欠陥を検出
し、点欠陥情報を出力するようにしたので、点欠陥の検
出に関する計算処理を短くすることができるという効果
を有する。
より、画像撮り込み装置から撮り込まれた画像データか
ら、画像撮り込み装置のノイズ及び光変調装置の点欠陥
部を除去し、さらに膨張させた膨張背景画像を生成し、
画像撮り込み装置から撮り込まれた画像データに合成す
るようにしたので、光変調装置の表示部のエッジ部の点
欠陥も正確に検出することができる、また、マスク機能
により、画像撮り込み装置から撮り込まれた画像データ
から、光変調装置の表示領域のみのマスク画像を生成
し、点欠陥強調機能により光変調装置の点欠陥部が強調
された画像に合成するようにしたので、光変調装置の表
示領域外のデータが無くなり、正確に点欠陥を検出する
ことができるという効果を有する。
構成を示す図である。
めの説明図である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
図である。
llフィルタの一例を示す図である。
図である。
図である。
図である。
の他の例を示す図である。
Claims (31)
- 【請求項1】 光変調装置と、 前記光変調装置に表示された画像パターンを撮り込む画
像撮り込み装置と、 前記画像撮り込み装置により撮り込まれた画像データを
演算する処理装置と、を備えた点欠陥検出装置におい
て、 前記処理装置は、 前記画像撮り込み装置により撮り込まれた画像データに
含まれる、前記画像撮り込み装置のノイズを除去するノ
イズ除去機能と、 前記ノイズ除去機能によりノイズ除去された画像データ
に対して、輝点欠陥強調用の空間フィルタ及び黒点欠陥
強調用の空間フィルタを使用して畳み込み演算処理を行
い、前記光変調装置の点欠陥部を強調する点欠陥強調機
能と、 前記点欠陥強調機能により光変調装置の点欠陥部が強調
された画像データに基づいて、前記光変調装置上の点欠
陥を検出し、点欠陥情報を出力する点欠陥検出機能とを
含むことを特徴とする点欠陥検出装置。 - 【請求項2】 光変調装置と、 前記光変調装置に出力する信号を生成するパターン生成
装置と、 表示されたパターンを撮り込む画像撮り込み装置と、 前記画像撮り込み装置により撮り込まれた画像データを
演算する処理装置と、を備えた点欠陥検出装置におい
て、 前記処理装置は、 前記画像撮り込み装置により撮り込まれた画像データに
含まれる、前記画像撮り込み装置のノイズを除去するノ
イズ除去機能と、 前記ノイズ除去機能によりノイズ除去された画像データ
に対して、輝点欠陥強調用の空間フィルタ及び黒点欠陥
強調用の空間フィルタを使用して畳み込み演算処理を行
い、前記光変調装置の点欠陥部を強調する点欠陥強調機
能と、 前記点欠陥強調機能により光変調装置の点欠陥部が強調
された画像データに基づいて、前記光変調装置上の点欠
陥を検出し、点欠陥情報を出力する点欠陥検出機能とを
含むことを特徴とする点欠陥検出装置。 - 【請求項3】 光変調装置と、 前記光変調装置に出力する信号を生成するパターン生成
装置と、 前記光変調装置がセットされ、前記光変調装置の表示に
基づいた画像を投影する画像投影装置と、 投影されたパターンを撮り込む画像撮り込み装置と、 前記画像撮り込み装置により撮り込まれた画像データを
演算する処理装置と、を備えた点欠陥検出装置におい
て、 前記処理装置は、 前記画像撮り込み装置により撮り込まれた画像データに
含まれる、前記画像撮り込み装置のノイズを除去するノ
イズ除去機能と、 前記ノイズ除去機能によりノイズ除去された画像データ
に対して、輝点欠陥強調用の空間フィルタ及び黒点欠陥
強調用の空間フィルタを使用して畳み込み演算処理を行
い、前記光変調装置の点欠陥部を強調する点欠陥強調機
能と、 前記点欠陥強調機能により光変調装置の点欠陥部が強調
された画像データに基づいて、前記光変調装置上の点欠
陥を検出し、点欠陥情報を出力する点欠陥検出機能とを
含むことを特徴とする点欠陥検出装置。 - 【請求項4】 光変調装置と、 前記光変調装置に光を照射する光源と、 前記光変調装置にパターンを表示させるパターン生成装
置と、 前記光源からの光が前記光変調装置によって変調され、
前記光変調装置から出射する光を撮り込む画像撮り込み
装置と、 前記画像撮り込み装置により撮り込まれた画像データを
演算する処理装置と、を備えた点欠陥検出装置におい
て、 前記処理装置は、 前記画像撮り込み装置により撮り込まれた画像データに
含まれる、前記画像撮り込み装置のノイズを除去するノ
イズ除去機能と、 前記ノイズ除去機能によりノイズ除去された画像データ
に対して、輝点欠陥強調用の空間フィルタ及び黒点欠陥
強調用の空間フィルタを使用して畳み込み演算処理を行
い、前記光変調装置の点欠陥部を強調する点欠陥強調機
能と、 前記点欠陥強調機能により光変調装置の点欠陥部が強調
された画像データに基づいて、前記光変調装置上の点欠
陥を検出し、点欠陥情報を出力する点欠陥検出機能とを
含むことを特徴とする点欠陥検出装置。 - 【請求項5】 前記画像撮り込み装置は、前記光変調装
置の表示に基づいた画像を、光を減衰させる減衰手段を
介して撮り込むことを特徴とする請求項4記載の点欠陥
検出装置。 - 【請求項6】 前記輝点欠陥強調用の空間フィルタは、
画像データ内の着目する画素の値を、その周囲の画素の
値との差が+方向に強調されるように重み付けするマト
リックス状のフィルタであることを特徴とする請求項1
から請求項5のいずれかに記載の点欠陥検出装置。 - 【請求項7】 前記黒点欠陥強調用の空間フィルタは、
画像データ内の着目する画素の値を、その周囲の画素の
値との差が−方向に強調されるように重み付けするマト
リックス状のフィルタであることを特徴とする請求項1
から請求項6のいずれかに記載の点欠陥検出装置。 - 【請求項8】 前記処理装置は、 さらに、前記画像撮り込み装置により撮り込まれた画像
データから、前記画像撮り込み装置のノイズ及び光変調
装置の点欠陥部を除去し、さらに膨張させた膨張背景画
像を生成し、その生成した膨張背景画像を、前記画像撮
り込み装置により撮り込まれた画像データに合成する膨
張背景画像生成機能を含むことを特徴とする請求項1か
ら請求項7のいずれかに記載の点欠陥検出装置。 - 【請求項9】 前記処理装置は、 さらに、前記画像撮り込み装置により撮り込まれた画像
データから、前記光変調装置の表示領域のみのマスク画
像を生成し、その生成したマスク画像を、前記点欠陥強
調機能により光変調装置の点欠陥部が強調された画像に
合成するマスク機能を含むことを特徴とする請求項1か
ら請求項8のいずれかに記載の点欠陥検出装置。 - 【請求項10】 前記処理装置は、 さらに、前記画像撮り込み装置により撮り込まれた画像
データの輝度むらを補正する機能を含むことを特徴とす
る請求項1から請求項9のいずれかに記載の点欠陥検出
装置。 - 【請求項11】 前記輝度むらを補正する機能は、光学
的に場所による透過率を変化させたグラディエントフィ
ルタを使用して補正を行うことを特徴とする請求項10
記載の点欠陥検出装置。 - 【請求項12】 前記輝度むらを補正する機能は、空間
フィルタを使用した演算処理により補正を行うことを特
徴とする請求項10記載の点欠陥検出装置。 - 【請求項13】 前記ノイズ除去機能は、空間フィルタ
を使用した演算処理により前記画像撮り込み装置のノイ
ズの除去を行うことを特徴とする請求項1から請求項1
2のいずれかに記載の点欠陥検出装置。 - 【請求項14】 前記点欠陥検出機能から出力された点
欠陥情報を表示する表示装置を備えることを特徴とする
請求項1から請求項13のいずれかに記載の点欠陥検出
装置。 - 【請求項15】 前記画像取り込み装置は、前記光変調
装置の100%付近の輝点は飽和させる条件で画像を取
り込むことを特徴とする請求項1から請求項14のいず
れかに記載の点欠陥検出装置。 - 【請求項16】 前記光変調装置は、液晶パネルである
ことを特徴とする請求項1から請求項15のいずれかに
記載の点欠陥検出装置。 - 【請求項17】 光変調装置の点欠陥検出方法におい
て、 前記光変調装置によって変調された光に基づく画像パタ
ーンを撮り込む工程と、 撮り込まれた画像データから前記光変調装置の点欠陥部
以外のノイズを除去する工程と、 ノイズが除去された画像データに対し、輝点欠陥強調用
の空間フィルタ及び黒点欠陥強調用の空間フィルタを使
用して畳み込み演算処理を行い、点欠陥部を強調する工
程と、 点欠陥部が強調された画像データに基づいて、点欠陥情
報を検出する工程と、からなる点欠陥検出方法。 - 【請求項18】 光変調装置の点欠陥検出方法におい
て、 前記光変調装置にパターンを表示させる工程と、 前記光変調装置によって変調された光に基づく画像パタ
ーンを撮り込む工程と、 撮り込まれた画像データから点欠陥部以外のノイズを除
去する工程と、 ノイズが除去された画像データに対し、輝点欠陥強調用
の空間フィルタ及び黒点欠陥強調用の空間フィルタを使
用して畳み込み演算処理を行い、点欠陥部を強調する工
程と、 点欠陥部が強調された画像データに基づいて、点欠陥情
報を検出する工程と、からなる点欠陥検出方法。 - 【請求項19】 光変調装置の点欠陥検出方法におい
て、 前記光変調装置にパターンを表示させる工程と、 前記光変調装置によって変調された光に基づく画像パタ
ーンを投影する工程と、 投影された画像パターンを撮り込む工程と、 撮り込まれた画像データから点欠陥部以外のノイズを除
去する工程と、 ノイズが除去された画像データに対し、輝点欠陥強調用
の空間フィルタ及び黒点欠陥強調用の空間フィルタを使
用して畳み込み演算処理を行い、点欠陥部を強調する工
程と、 点欠陥部が強調された画像データに基づいて、点欠陥情
報を検出する工程と、からなる点欠陥検出方法。 - 【請求項20】 光変調装置の点欠陥検出方法におい
て、 前記光変調装置に光を照射する工程と、 前記光変調装置にパターンを表示させる工程と、 前記光変調装置によって変調された光を撮り込む工程
と、 撮り込まれた光に基づく画像データから点欠陥部以外の
ノイズを除去する工程と、 ノイズが除去された画像データに対し、輝点欠陥強調用
の空間フィルタ及び黒点欠陥強調用の空間フィルタを使
用して畳み込み演算処理を行い、点欠陥部を強調する工
程と、 点欠陥部が強調された画像データに基づいて、点欠陥情
報を検出する工程と、からなる点欠陥検出方法。 - 【請求項21】 前記光変調装置によって変調された光
を撮り込む際、光を減衰させる減衰手段を介して撮り込
むことを特徴とする請求項20記載の点欠陥検出方法。 - 【請求項22】 前記輝点欠陥強調用の空間フィルタ
は、画像データ内の着目する画素の値を、その周囲の画
素の値との差が+方向に強調されるように重み付けする
マトリックス状のフィルタであることを特徴とする請求
項17から請求項21のいずれかに記載の点欠陥検出方
法。 - 【請求項23】 前記黒点欠陥強調用の空間フィルタ
は、画像データ内の着目する画素の値を、その周囲の画
素の値との差が−方向に強調されるように重み付けする
マトリックス状のフィルタであることを特徴とする請求
項17から請求項22のいずれかに記載の点欠陥検出方
法。 - 【請求項24】 撮り込まれた画像データから、光変調
装置の点欠陥部を含むノイズを除去し、さらに膨張させ
た膨張背景画像を生成し、その生成した膨張背景画像
を、撮り込まれた画像データに合成する工程からなるこ
とを特徴とする請求項17から請求項23のいずれか記
載の点欠陥検出方法。 - 【請求項25】 撮り込まれた画像データから、前記光
変調装置の表示領域のみのマスク画像を生成し、その生
成したマスク画像を、点欠陥部が強調された画像に合成
する工程からなることを特徴とする請求項17から請求
項24のいずれかに記載の点欠陥検出方法。 - 【請求項26】 撮り込まれた画像データの輝度むらを
補正する工程からなることを特徴とする請求項17から
請求項25のいずれか記載の点欠陥検出方法。 - 【請求項27】 前記輝度むらを補正する工程は、光学
的に場所による透過率を変化させたグラディエントフィ
ルタを使用して補正を行うことを特徴とする請求項26
記載の点欠陥検出方法。 - 【請求項28】 前記輝度むらを補正する工程は、空間
フィルタを使用した演算処理により補正を行うことを特
徴とする請求項26記載の点欠陥検出方法。 - 【請求項29】 撮り込まれた画像データから前記光変
調装置の点欠陥部以外のノイズを除去する際、空間フィ
ルタを使用した演算処理によりノイズの除去処理を行う
ことを特徴とする請求項17から請求項28のいずれか
に記載の点欠陥検出方法。 - 【請求項30】 前記光変調装置によって変調された光
を取り込む際、前記光変調装置の100%付近の輝点は
飽和させる条件で画像を取り込むことを特徴とする請求
項17から請求項29のいずれかに記載の点欠陥検出方
法。 - 【請求項31】 前記光変調装置は液晶パネルであるこ
とを特徴とする請求項17から請求項30のいずれかに
記載の点欠陥検出方法。
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JP2006208259A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Aisin Seiki Co Ltd | 欠陥検査方法および欠陥検査装置 |
JP2006527418A (ja) * | 2003-06-12 | 2006-11-30 | マイクロニック レーザー システムズ アクチボラゲット | パターンの高精度印刷方法 |
JP2008170378A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Seiko Epson Corp | シンチレーション評価方法およびシンチレーション評価装置 |
JP2019219273A (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | 株式会社日本マイクロニクス | 画像生成装置および画像生成方法 |
-
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