JP2008170325A - シミ欠陥検出方法およびシミ欠陥検出装置 - Google Patents

シミ欠陥検出方法およびシミ欠陥検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シミ欠陥を高精度に検出することができるシミ欠陥検出方法およびシミ欠陥検出装置を提供すること。
【解決手段】シミ欠陥強調フィルタを用いてシミ欠陥候補を検出し、シミ欠陥輝度フィルタを用いてシミ欠陥候補の輝度情報(コントラスト)を算出し、算出したシミ欠陥候補の位置情報および輝度情報に基づいてシミ欠陥を判定することで、シミ欠陥の検出精度が向上できる。そして、シミ欠陥検出処理工程(ステップS4)では、対象画素と輝度比較画素との輝度差の最小値を対象画素のシミ欠陥強調値とし、シミ欠陥評価処理工程(ステップS5)では、対象画素と輝度比較画素との輝度比の最大値を対象画素のシミ欠陥輝度値とすることで、シミ欠陥検出精度の向上を促進できるとともに、検査員の目視によるシミ欠陥検出と同様の検出結果を得ることができ、検査対象の表示品質を確保することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶パネル等の表示デバイスやその応用製品であるプロジェクタ等の製造における検査工程等の各種製品の検査工程において、シミ欠陥を精度よく自動的に検出するシミ欠陥検出方法およびシミ欠陥検出装置に関する。
TFTパネル等のLCDパネル検査においてシミやムラと呼ばれる面系欠陥は、形状が不定でありコントラストも低いため、検査装置で自動検出することは困難であった。このため、検査は未だ検査員の目視で行われているのが現状であり、製造コスト削減のために検査の自動化が急務になっている。
なお、シミやムラ欠陥とは、表示画面のある領域が他の領域と輝度の差がある状態であり、ある程度の範囲で、周りに比べて明るい部分や暗い部分がある状態であり、表示画面内にシミ状の輝度変化がある欠陥をいう。なお、通常、欠陥面積が比較的狭い場合をシミ欠陥、比較的大きい場合をムラ欠陥と呼ぶことが多い。但し、厳密な定義はないため、本発明では、シミ欠陥やムラ欠陥などの面系欠陥を総称してシミ欠陥と称する。
従来、シミ欠陥の検出および評価を自動化する方法として、表示画面を撮像した画像に対して画像処理を行って画像内の輝度変化を検出し、欠陥候補として抽出された領域内における輝度の最大値(または最小値)と画像内の輝度平均値とを用いてシミ欠陥を評価する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−140655号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の方法では、シミ欠陥候補の最大輝度値(または最小値)と、画像全体の輝度平均値との比較によってシミ欠陥を検出しているため、シミ欠陥候補周辺の輝度変化を適切に評価した欠陥検出が困難となり、シミ欠陥の検出精度を上げられないという問題点がある。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、シミ欠陥を高精度に検出することができるシミ欠陥検出方法およびシミ欠陥検出装置を提供することを目的とする。
本発明のシミ欠陥検出方法は、撮像した画像の各画素に対してシミ欠陥強調フィルタをかけてシミ欠陥を強調するシミ欠陥強調処理工程と、前記シミ欠陥強調処理工程で得られた各画素のシミ欠陥強調値に基づいてシミ欠陥候補の画素を抽出して位置情報を取得する位置情報取得工程と、前記撮像した画像の各画素に対してシミ欠陥輝度フィルタをかけてシミ欠陥候補の輝度情報を取得するシミ欠陥評価工程と、前記位置情報取得工程およびシミ欠陥評価工程で取得したシミ欠陥候補の位置情報および輝度情報に基づいてシミ欠陥を判定するシミ欠陥判定工程とを有し、前記シミ欠陥強調処理工程は、前記画像において選択された対象画素から所定距離離れてかつ対象画素の周囲に配置された各輝度比較画素から任意に選択した輝度比較画素の輝度値と、前記対象画素の輝度値と、の差に基づいて算出した輝度差の値の絶対値が最小のものを対象画素のシミ欠陥強調値とするシミ欠陥強調フィルタを用いてシミ欠陥候補を強調し、前記シミ欠陥評価工程は、前記画像において選択された対象画素から所定距離離れてかつ対象画素の周囲に配置された各輝度比較画素から任意に選択した輝度比較画素の輝度値と、前記対象画素の輝度値と、の比に基づいて算出した輝度比の値の絶対値が最大のものを対象画素のシミ欠陥輝度値とするシミ欠陥輝度フィルタを用いてシミ欠陥候補の輝度情報を算出することを特徴とする。
本発明では、シミ欠陥強調処理工程において、対象画素から所定距離離れて、かつ、対象画像の周囲に配置された輝度比較画素の輝度値に基づいてシミ欠陥候補を強調するシミ欠陥強調フィルタを用いて処理しているので、例えば、画像全体の輝度平均値との比較でシミ欠陥を検出する場合に比べて、面状に広がるシミを確実に検出することができる。さらに、シミ欠陥評価工程において、シミ欠陥強調フィルタと同様の形態のシミ欠陥輝度フィルタを用いてシミ欠陥候補の輝度情報を算出し、この輝度情報と、位置情報取得工程で算出したシミ欠陥候補の位置情報とに基づいて、シミ欠陥判定工程にてシミ欠陥を判定することで、シミ欠陥の検出精度をさらに向上させることができる。そして、シミ欠陥強調処理工程では、対象画素と輝度比較画素との輝度差の最小値を対象画素のシミ欠陥強調値とし、シミ欠陥評価工程では、対象画素と輝度比較画素との輝度比(コントラスト)の最大値を対象画素のシミ欠陥輝度値とすることで、シミ欠陥検出精度の向上を促進できるとともに、検査員の目視によるシミ欠陥検出と同様の検出結果を得ることができ、検査対象である表示デバイス等の表示品質を確保することができる。
本発明のシミ欠陥検出方法においては、前記シミ欠陥強調処理工程で用いる前記シミ欠陥強調フィルタは、前記各輝度比較画素を、前記対象画素を挟んで対称位置に配置された2つの輝度比較画素毎のセットに分け、各セットの2つの輝度比較画素の平均輝度値と前記対象画素の輝度値との差から前記輝度差の値を求め、各セットの輝度差の値のうち、その絶対値が最小のものを対象画素のシミ欠陥強調値とすることが好ましい。
また、前記シミ欠陥評価工程で用いる前記シミ欠陥輝度フィルタは、
前記各輝度比較画素を、前記対象画素を挟んで対称位置に配置された2つの輝度比較画素毎のセットに分け、各セットの2つの輝度比較画素の平均輝度値と前記対象画素の輝度値との比から前記輝度比の値を求め、各セットの輝度比の値のうち、その絶対値が最大のものを対象画素のシミ欠陥輝度値とすることが好ましい。
以上のシミ欠陥強調フィルタおよびシミ欠陥輝度フィルタでは、各輝度比較画素を対象画素を挟んで対称位置に配置された2つの輝度比較画素毎のセットに分け、各セットの2つの輝度比較画素の平均輝度値と、対象画素の輝度値とによって輝度差または輝度比を求めている。これにより、輝度差から決定されるシミ欠陥強調値および輝度比から決定されるシミ欠陥輝度値を、組み合わせて所定の閾値と比較すれば、シミ欠陥を高精度に検出することができる。
さらに、対象画素を挟んで点対称の位置に配置された2つの輝度比較画素の輝度値における平均値を求めているので、背景のシェーディングの影響を軽減でき、シミ欠陥をより高精度に検出することができる。すなわち、背景のシェーディングの影響によって、対象画素を挟んで点対称の位置に配置された2つの輝度比較画素の一方は輝度値が高くなり、他方は小さくなることが多い。従って、これらの2つの輝度比較画素の平均輝度値を求めることでシェーディングの影響を平滑化でき、シミ欠陥をより高精度に検出することができる。
本発明のシミ欠陥検出方法においては、前記シミ欠陥強調処理工程および前記シミ欠陥評価工程の前に、検査対象を撮像して撮像画像を取得する検査画像取得工程と、前記撮像画像から予め作成しておいた背景画像との差をとって差分画像を生成する背景除去処理工程と、前記差分画像から検査エリアの抽出を行う領域抽出工程とを実行し、前記領域抽出工程で抽出した検査エリアごとの画像に対し、前記シミ欠陥強調処理工程は、前記シミ欠陥強調フィルタを適用し、前記シミ欠陥評価工程は、前記シミ欠陥輝度フィルタを適用することが好ましい。
ここで、背景画像とは、検査対象に生じる欠陥以外のシミ等の影響を除去するために用意されるものであり、例えば、20枚程度の良品サンプル画像を平均化したものなどが利用される。
本発明では、背景除去処理工程、領域抽出工程により、検査対象以外の影響、例えば、撮像するために用いられる照明やレンズ等の検査対象以外のものによって生じるシミムラ等の影響を無くすことができ、シミ欠陥を効果的に検出できる。
本発明のシミ欠陥検出方法において、前記シミ欠陥強調処理工程の前に、前記所定領域ごとの画像を縮小して縮小画像を作成する縮小画像作成工程を実施し、前記シミ欠陥強調処理工程は、縮小画像作成工程で作成された各縮小画像に対して前記シミ欠陥強調フィルタを適用することが好ましい。
また、前記シミ欠陥評価工程の前に、前記所定領域ごとの画像を縮小して縮小画像を作成する縮小画像作成工程を実施し、前記シミ欠陥評価工程は、縮小画像作成工程で作成された各縮小画像に対して前記シミ欠陥輝度フィルタを適用することが好ましい。
本発明では、縮小画像作成工程で作成した縮小画像に対してシミ欠陥強調フィルタやシミ欠陥輝度フィルタを適用することで、各フィルタに対する相対的なシミ欠陥サイズを変更することができ、シミ欠陥のサイズに応じた複数種類のフィルタを用意しなくても、各種サイズのシミ欠陥を検出できる。
本発明のシミ欠陥検出装置は、撮像した画像の各画素に対してシミ欠陥強調フィルタをかけてシミ欠陥候補を強調するシミ欠陥強調処理手段と、前記シミ欠陥強調処理手段で得られた各画素のシミ欠陥強調値に基づいてシミ欠陥候補の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記撮像した画像の各画素に対してシミ欠陥輝度フィルタをかけてシミ欠陥候補の輝度情報を取得するシミ欠陥評価手段と、前記位置情報取得手段およびシミ欠陥評価手段で取得したシミ欠陥候補の位置情報および輝度情報に基づいてシミ欠陥を判定するシミ欠陥判定手段とを有し、前記シミ欠陥強調処理手段は、前記画像において選択された対象画素から所定距離離れてかつ対象画素の周囲に配置された各輝度比較画素から任意に選択した輝度比較画素の輝度値と、前記対象画素の輝度値と、の差に基づいて算出した輝度差の値の絶対値が最小のものを対象画素のシミ欠陥強調値とするシミ欠陥強調フィルタを用いてシミ欠陥候補を強調し、前記シミ欠陥評価手段は、前記画像において選択された対象画素から所定距離離れてかつ対象画素の周囲に配置された各輝度比較画素から任意に選択した輝度比較画素の輝度値と、前記対象画素の輝度値と、の比に基づいて算出した輝度比の値の絶対値が最大のものを対象画素のシミ欠陥輝度値とするシミ欠陥輝度フィルタを用いてシミ欠陥候補の輝度情報を算出することを特徴とする。
本発明では、シミ欠陥強調処理手段によって、対象画素から所定距離離れて、かつ、対象画像の周囲に配置された輝度比較画素の輝度値に基づいてシミ欠陥候補を強調するシミ欠陥強調フィルタを用いることで、例えば、画像全体の輝度平均値との比較でシミ欠陥を検出する場合に比べて、面状に広がるシミを確実に検出することができる。さらに、シミ欠陥評価手段によって、シミ欠陥強調フィルタと同様の形態のシミ欠陥輝度フィルタを用いてシミ欠陥候補の輝度情報を算出し、この輝度情報と、位置情報取得手段で算出したシミ欠陥候補の位置情報とに基づいて、シミ欠陥判定手段によってシミ欠陥を判定することで、シミ欠陥の検出精度をさらに向上させることができる。そして、シミ欠陥強調処理手段は、対象画素と輝度比較画素との輝度差の最小値を対象画素のシミ欠陥強調値とし、シミ欠陥評価手段は、対象画素と輝度比較画素との輝度比(コントラスト)の最大値を対象画素のシミ欠陥輝度値とすることで、シミ欠陥検出精度の向上を促進できるとともに、検査員の目視によるシミ欠陥検出と同様の検出結果を得ることができ、検査対象である表示デバイス等の表示品質を確保することができる。
本発明のシミ欠陥検出装置においては、検査対象を撮像して撮像画像を取得する検査画像取得手段と、前記撮像画像から予め作成しておいた背景画像との差をとって差分画像を生成する背景除去処理手段と、前記差分画像から検査エリアの抽出を行う領域抽出手段とを備え、前記領域抽出手段で抽出した検査エリアごとの画像に対し、前記シミ欠陥強調処理手段は、前記シミ欠陥強調フィルタを適用し、前記シミ欠陥評価手段は、前記シミ欠陥輝度フィルタを適用することが好ましい。
本発明では、背景除去処理手段、領域抽出手段により、検査対象以外の影響、例えば、撮像するために用いられる照明やレンズ等の検査対象以外のものによって生じるシミムラ等の影響を無くすことができ、シミ欠陥を効果的に検出できる。
〔欠陥検出装置の構成〕
図1は、欠陥検出装置1の構成を示す図である。
欠陥検出装置1は、検査対象である画像表示デバイスとしての液晶パネル10の表示外観検査を行い液晶パネル10の表示欠陥を検出する装置である。この欠陥検出装置1は、図1に示すように、光学系2と、スクリーン3と、撮像装置としてのCCDカメラ4と、パネル制御装置5と、制御装置6とを備える。
ここで、検査対象となる液晶パネル10は、透過型の液晶パネルであり、例えば、TFT基板と対向基板との間に液晶分子が密閉封入された構成を有し、光学系2からの光束を透過させる画像表示部11と、この画像表示部11の外周を囲んで設けられ光束を透過させない外周フレーム部12とを有して構成されている。そして、液晶パネル10は、例えば、欠陥検出装置1内のパネル設置部(図示略)に設置した状態でパネル制御装置5と電気的に接続し、パネル制御装置5によりTFT基板と対向基板との間に所定の電圧値(0Vも含む)の電圧が印加されることで液晶分子の配設状態を変化させ、入射光束を透過若しくは遮断することにより所定の光学像を形成する。なお、本実施形態では、液晶パネル10は、電圧を印加しない(電圧値が0V)状態において、入射光束を遮断して黒表示を実施するノーマリーブラックモードで構成されている。また、液晶パネル10としては、電圧を印加しない状態において、入射光束を全て透過して白表示を実施するノーマリーホワイトモードで構成しても構わない。
光学系2は、光源から射出された光束を液晶パネル10に照射し、液晶パネル10を介した光束をスクリーン3に向けて拡大投射する光学系である。この光学系2は、図1に示すように、光源装置21と、光源装置21から射出された光束を集光して液晶パネル10に照射する集光レンズ22と、液晶パネル10にて形成された光学像をスクリーン3に向けて拡大投射する投射レンズ23とを備える。
これらのうち、光源装置21は、具体的な図示は省略するが、放電発光を実施する光源ランプと、光源ランプから射出された光束を反射するリフレクタとを備える。そして、光源ランプから放射された光束は、リフレクタにて集光レンズ22に向けて射出される。
なお、光源装置21としては、放電発光型の光源装置に限らず、LED(Light Emitting Diode)素子、レーザダイオード、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子等の各種固体発光素子を採用してもよい。
スクリーン3は、投射レンズ23により拡大投射された光学像(表示画像)を反射して投影する反射型スクリーンとして構成されている。なお、スクリーン3としては、反射型スクリーンに限らず、入射した光学像を透過して投影する透過型スクリーンとして構成してもよい。
このスクリーン3に表示される表示画像には、液晶パネル10の画像表示部11を透過した光束投影された検査対象部P1と、液晶パネル10の外周フレーム部12で遮蔽されて光束が投影されていない検査非対象部P2とが含まれている。
CCDカメラ4は、制御装置6による制御の下、スクリーン3の投射面を撮像し、撮像した画像に応じた信号を制御装置6に出力する。このCCDカメラ4は、具体的な図示は省略するが、エリアセンサであるCCDと、光束を集光してCCDに照射する集光レンズと、制御装置6による制御の下、CCDによる入射光束の受光時間を変更可能とするシャッター等を備える。
なお、CCDカメラ4のCCDは、液晶パネル10の解像度以上の解像度を有しているものが好ましい。
パネル制御装置5は、制御装置6による制御の下、液晶パネル10に所定の電圧値の電圧を印加し、液晶パネル10に所定の光学像を形成させるパターンジェネレータ等で構成されている。
図2は、制御装置6の概略構成を示すブロック図である。
制御装置6は、例えば、所定のプログラムを読み込んで実行するCPU(Central Processing Unit)等を備えたコンピュータで構成され、欠陥検出装置1全体を制御する。この制御装置6は、図2に示すように、制御部61と、メモリ62とを備える。
制御部61は、メモリ62に記憶された制御プログラムにしたがって所定の処理(欠陥検出処理)を実行する部分であり、画像表示制御部611と、画像データ取得部612と、背景除去処理部613と、領域抽出処理部614と、シミ欠陥検出部615と、シミ欠陥評価処理部616と、シミ欠陥判定処理部617等を備えて構成されている。
画像表示制御部611は、メモリ62に記憶された液晶パネル10に印加する電圧値に関する電圧値情報を読み出し、電圧値情報に基づく検査用電圧値で液晶パネル10を駆動させるための所定の制御信号をパネル制御装置5に出力する。そして、パネル制御装置5は、画像表示制御部611から出力された制御信号にしたがって、検査用電圧値で液晶パネル10を駆動し、液晶パネル10に検査画像を形成させる。
なお、検査用電圧値としては、例えば、液晶パネル10が50%の透過率で光束を透過して検査画像(中間の階調値であるグレー画像)を形成するように駆動させる電圧値に設定されている。
画像データ取得部612は、液晶パネル10にて検査画像が形成されている際に、CCDカメラ4に所定の制御信号を出力してCCDカメラ4にスクリーン3の投射面(検査画像を含む)を撮像させる。また、画像データ取得部612は、CCDカメラ4から出力される電気信号を入力してコンピュータにて読取可能な信号(デジタル信号)に変換し、画素毎に画素値(輝度値)に関する情報を含んだ撮像画像データ(入力画像)を取得する。そして、画像データ取得部612は、取得した撮像画像データをメモリ62に記憶させる。以上の画像データ取得部612によって本発明の検査画像取得手段が構成される。
取得した撮像画像データは、液晶パネル10の画像表示部11に対応する検査対象部P1と、液晶パネル10の外周フレーム部12に対応する検査非対象部P2とが含まれた画像データとして記憶されている。
背景除去処理部613は、図4にも示すように、画像データ取得部612にて取得されてメモリ62に記憶された撮像画像データ(図4(A))から、予め作成しておいた背景画像データ(図4(B))の差分をとって差分画像(図4(C))を生成する(シェーディング補正)。すなわち、背景除去処理部613は、シェーディング補正を実施することで、光源装置21から射出された光束の照明ムラや光学系2を構成する各レンズ22,23による画像の周辺光量の低下等に起因するシェーディング(表示欠陥成分以外の成分)を除去した差分画像データを生成する。そして、背景除去処理部613は、生成した差分画像データをメモリ62に記憶させる。以上の背景除去処理部613によって本発明の背景除去処理手段が構成される。
領域抽出処理部614は、図5にも示すように、背景除去処理部613で生成した差分画像データ(図5(A))の四隅の座標をパターンマッチング処理(画像データの四隅付近の数十画素×数十画素の4つの小領域に対して、それぞれ予め用意した4つの隅基準画像とパターンマッチング処理を行い、四隅の座標を特定する)により検出し、この四隅の座標の位置関係が長方形になるようにアフィン変換することで検査エリを抽出する。これによって、スクリーン3上の周囲の検査非対象部P2が除去され、かつ正確な長方形とされた検査対象部P1の画像だけが抽出された検査対象画像(図5(B))が取得される。そして、領域抽出処理部614は、生成した検査対象画像データをメモリ62に記憶させる。
シミ欠陥検出処理部615は、図2に示すように、縮小処理部615Aと、シミ欠陥強調処理部615Bと、二値化処理部615Cと、欠陥候補位置情報取得部615Dとを備える。このシミ欠陥検出処理部615は、領域抽出処理部614で生成した検査対象画像データの各画素に対して後述するシミ欠陥強調フィルタF1をかけてシミ欠陥候補を強調するとともに、得られた各画素のシミ欠陥強調値に基づいてシミ欠陥候補の位置情報を取得することで、シミ欠陥候補を検出する処理を実施する。
縮小処理部615Aは、検査対象画像データから縮小画像を作成する縮小画像作成工程を実施する。例えば、検査対象画像データは、撮像画像において比較的大きなシミ欠陥を検出するために、図7、図8に示すように、検査対象画像データを1/2サイズに縮小する処理を行う。後述するように、シミ欠陥強調処理部615Bで使用するシミ欠陥強調フィルタF1は、それぞれ強調可能なシミの大きさがある程度決められている。このため、同一のシミ欠陥強調フィルタを利用していても、画像自体を縮小してシミ欠陥の大きさも小さくすることで、画像を縮小しない場合に比べて、相対的に大きなシミ欠陥を検出することができる。なお、小さなシミ欠陥を検出する場合には、縮小処理部615Aによる縮小画像作成工程を実施しなくてもよい。
シミ欠陥強調処理部615Bは、検査対象画像データ(縮小画像)に対してシミ欠陥強調フィルタF1を適用してシミ欠陥を強調して検出するシミ欠陥強調処理工程を実施する。シミ欠陥強調フィルタF1は、図9に示すように、画像において選択された対象画素から所定距離だけ離れてかつ対象画素の周囲に配置された各輝度比較画素から任意に選択した輝度比較画素の輝度値と、対象画素の輝度値との差に基づいて算出した輝度差の値の絶対値が最小のものを対象画素のシミ欠陥強調値とするように設定されたフィルタである。以上のシミ欠陥強調処理部615Bによって本発明のシミ欠陥強調処理手段が構成される。
二値化処理部615Cは、シシミ欠陥強調処理手段64で得られた各画素のシミ欠陥強調値を所定の閾値と比較し、閾値を上回る画素の値を1(白)とし、閾値を下回る画素の値を0(黒)とする二値化処理工程を実施する。なお、シミ欠陥には、他の画素部分に対して輝度値が高い白シミ欠陥と、輝度値が低い黒シミ欠陥とがある。このため、閾値としては、白シミ欠陥閾値と、黒シミ欠陥閾値とが設定され、白シミ欠陥閾値と比較して上回る場合に白シミ欠陥候補が抽出され、黒シミ欠陥閾値と比較して下回る場合に黒シミ欠陥候補が抽出される。
欠陥候補位置情報取得部615Dは、二値化処理部615Cで二値化処理された結果を用い、シミ欠陥候補とされた一群の画素の座標値を取得するとともに、これらの座標値に基づいてシミ欠陥候補の面積およびサイズ(X方向およびY方向の幅寸法)を算出する。ここで、前述の縮小処理部615Aによる縮小画像に対してシミ欠陥強調処理工程および二値化処理工程を実施した場合には、画像の大きさが縮小されているため、欠陥候補位置情報取得部615Dにて算出したシミ欠陥候補の面積およびサイズを、元の画像に対応したものに換算する換算処理が実施される。すなわち、検査対象画像データを1/2サイズに縮小した場合には、シミ欠陥候補の面積を4倍にし、シミ欠陥候補のサイズを2倍に拡大する。以上の欠陥候補位置情報取得部615Dによって本発明の位置情報取得手段が構成される。
シミ欠陥評価処理部616は、図2に示すように、縮小処理部616Aと、輝度取得処理部616Bとを備える。このシミ欠陥評価処理部616は、領域抽出処理部614で生成した検査対象画像データの各画素に対して後述するシミ欠陥輝度フィルタF2をかけてシミ欠陥候補の輝度情報を取得する処理を実施する。以上のシミ欠陥評価処理部616によって本発明のシミ欠陥評価手段が構成される。
縮小処理部616Aは、前記シミ欠陥検出処理部615の縮小処理部615Aと同様に、検査対象画像データから縮小画像を作成する縮小画像作成工程を実施する。
輝度取得処理部616Bは、検査対象画像データ(縮小画像)に対してシミ欠陥輝度フィルタF2を適用してシミ欠陥のコントラストを算出するシミ欠陥評価工程を実施する。シミ欠陥輝度フィルタF2は、図14に示すように、画像において選択された対象画素から所定距離だけ離れてかつ対象画素の周囲に配置された各輝度比較画素から任意に選択した輝度比較画素の輝度値と、対象画素の輝度値との比に基づいて算出した輝度比の値の絶対値が最大のものを対象画素のシミ欠陥輝度値とするように設定されたフィルタである。
シミ欠陥判定処理部617は、シミ欠陥検出処理部615で算出したシミ欠陥候補の面積およびサイズ、シミ欠陥評価処理部616で算出したシミ欠陥候補の輝度情報に基づいて、シミ欠陥を判定する。すなわち、シミ欠陥判定処理部617は、シミ欠陥のランクを評価し、今回の検査対象がどの欠陥ランクに該当するかを分類する処理を実施する。
メモリ62は、所定の制御プログラム、制御部61にて処理を実行するための情報、および制御部61にて処理されたデータ等の他に、シミ欠陥強調フィルタF1およびシミ欠陥輝度フィルタF2を記憶する。
〔欠陥検出装置の動作〕
次に、シミ欠陥検出装置の動作について説明する。
図3は、シミ欠陥検出装置の動作を説明するためのフローチャートである。図3に示す動作は制御装置6上で実行されるプログラムにより実現されている。
まず、欠陥検出装置1に検査対象の液晶パネル10をセットし、制御装置6によりパネル制御装置5を制御して液晶パネル10上に特定の明るさのパターンを表示させるとともに、制御装置6により光学系2を制御して液晶パネル10に光束を照射し、液晶パネル10にて形成された光学像をスクリーン3に投影する。そして、スクリーン3上に投影された画像をCCDカメラ4で撮影し、その撮影データの画像を制御装置6に出力し、制御装置6によりシミ欠陥検出処理を行い、液晶パネル10のシミ欠陥の検出結果を出力する。
ここで、制御装置6によるシミ欠陥検出の動作について図3のフローチャートに基づいて説明する。
まず、スクリーン3上に投影された画像をCCDカメラ4で撮影し、その撮像画像が制御装置6の画像データ取得部612に取り込まれ、検査画像取得工程が行われる(ステップS1)。このとき撮像画像データは、図示しないA/D変換器により、4096階調(12ビット)のデジタルデータとして、制御装置6に取り込まれる。
次に、背景除去処理部613は、取り込まれた画像データの中から、光源装置21から射出された光束の照明ムラや光学系2を構成する各レンズ22,23などによって生じる欠陥状の輝度変化を除去するための背景除去処理工程を行う(ステップS2)。
この背景除去処理工程は、図4(A)に示す入力画像(投影画像)から図4(B)に示す背景画像を減算して、図4(C)に示す背景差分画像を作成する。背景画像は、液晶パネル10を除いた光学系2の輝度変化の画像である。光源装置21やレンズ22,23による欠陥上の輝度変化は、入力画像および背景画像の両方に生じるため、入力画像から背景画像を減算すれば、背景差分画像においては、投影ランプや投射レンズなど液晶パネル10以外のものによって生じる欠陥上の輝度変化成分は除去される。
続いて、領域抽出処理部614は、被検査部の画面部分である検査対象部P1の画像だけを抽出する領域抽出処理工程を行う(ステップS3)。
領域抽出処理工程は、図5(A)に示す被検査部画像(背景差分画像)の四隅の座標をパターンマッチング処理(画像データの四隅付近の数十画素×数十画素の4つの小領域に対して、それぞれ予め用意した4つの隅基準画像とパターンマッチング処理を行い、四隅の座標を特定する)により検出し、この四隅の座標の位置関係が長方形になるようにアフィン変換することで表示エリアを抽出する。これによって、図5(B)に示すように、スクリーン3上の周囲の検査非対象部P2が除去され、かつ正確な長方形とされた検査対象部P1の画像だけが抽出された検査対象画像データが生成される。
シミ欠陥検出処理部615は、検査対象画像データの各画素に対してシミ欠陥強調フィルタF1をかけてシミ欠陥候補を強調するとともに、得られた各画素のシミ欠陥強調値に基づいてシミ欠陥候補の位置情報を取得するシミ欠陥検出処理工程を行う(ステップS4)。
このシミ欠陥検出処理工程は、図6に示すように、縮小処理工程(ステップS41)、シミ欠陥強調処理工程(ステップS42)、二値化処理工程(ステップS43)および欠陥候補位置情報取得工程(ステップS44)の各工程から構成される。
以下、図6に示すフローチャートに基づいてシミ欠陥検出処理工程を説明する。
まず、シミ欠陥検出処理部615の縮小処理部615Aは、領域抽出処理された検査対象画像データを縮小する縮小処理工程を行う(ステップS41)。
この縮小処理工程(縮小画像作成工程)は、図7に示すように、検査対象画像から所定サイズ、例えば縦横それぞれ1/2サイズ(面積が1/4)に縮小した画像を作成する。具体的には、図8に示すように、1/2サイズの縮小画像を作成する場合には、検査対象画像の4画素の輝度平均値を1画素とすることで1/2サイズの縮小画像を作成する。
次に、シミ欠陥強調処理部615Bは、作成された縮小画像に対してシミ欠陥を強調するシミ欠陥強調処理工程を行う(ステップS42)。
このシミ欠陥強調処理工程は、そのままでは微少なレベルの白シミ欠陥・黒シミ欠陥の検出が難しいために、画像の中のシミ欠陥のみを強調するものである。
シミ欠陥強調フィルタF1は、図9に示すように、設定した検出領域の中心画素を対象画素とし、この対象画素の周囲に略円状に配置され、かつ対象画素から所定長さ離れて配置された輝度比較画素を備えて構成されている。
そして、対象画素を挟んで対称位置に配置された2つの輝度比較画素を1セットとし、すべての輝度比較画素をセットに分ける。そして、対象画素の輝度値から各セットの輝度比較画素の平均輝度値を引いて輝度差の値を算出し、これらの輝度差の値の絶対値が最小のものを対象画素のシミ欠陥強調Fとして算出する。すなわち、対象画素の輝度値を「O」、輝度比較画素の各輝度値を「S0 〜S15」とした際に、以下の式(1)を用いて輝度差の値T0 〜T7 およびシミ欠陥強調値F0 を算出する。
ここで、例えば、輝度比較画素で囲まれたエリア内にシミ欠陥が存在しない場合、対象画素の輝度値と各輝度比較画素の輝度値は殆ど差が無い状態になる。従って、上記T0 〜T7 は、いずれも小さな値になる。
一方、図10に示すように、輝度比較画素で囲まれたエリア内に他の部分に比べて明るい白シミ欠陥が存在し、対象画素がその一部である場合、対象画素に比べて各輝度比較画素の輝度値は低くなる。従って、上記T0 〜T7 は、シミ欠陥が無い場合に比べて、大きな値になる。従って、輝度比較画素で囲まれたエリア内にシミ欠陥が存在する場合には、上記T0 〜T7 の値から絶対値が最小となるものを選択すれば、対象画素を含み、かつ、輝度比較画素で囲まれたエリア内に納まるシミ欠陥が存在するか否かを検出できるので、この絶対値の最小となる値を各対象画素のシミ欠陥強調値として記憶すればよい。
なお、図9に示すシミ欠陥強調フィルタF1は、対象画素から上下、左右の輝度比較画素までの距離が3画素分であり、対象画素と他の輝度比較画素との間の距離もおおむね3画素分である。本実施形態のシミ欠陥強調フィルタF1は、輝度比較画素で囲まれた面積よりも一回り小さい面積のシミ欠陥の抽出に適している。すなわち、シミ欠陥強調フィルタF1は、各輝度比較画素で囲まれたエリア内の面積に比べて測定対象のシミの面積が大きいと、その輪郭部分のみが強調され、シミ部分全体を強調することができない。従って、対象画素と輝度比較画素間の距離によって検出可能なシミ欠陥のサイズが異なる。具体的には、距離3、距離6、距離12画素などの複数のフィルタを用いて、シミ欠陥強調処理を行い、合成することでシミ欠陥強調値F0 を算出することが望ましい。
次に、二値化処理部615Cは、前記シミ欠陥強調処理工程の結果に対して、二値化処理工程を行う(S43)。
この二値化処理工程は、シミ欠陥強調処理工程で得られた各画素のシミ欠陥強調値F0 を所定の閾値と比較し、閾値を上回る画素の値を1とし、閾値を下回る画素の値を0とするものであり、図11に示すように、シミ欠陥候補と欠陥でない部分とのの境界部分を明確にして、次の欠陥候補位置情報取得工程において、シミ欠陥候補の面積やサイズを算出しやすくするための処理である。
次に、欠陥候補位置情報取得部615Dは、二値化処理された画像におけるシミ欠陥候補の位置情報を取得する欠陥候補位置情報取得工程を行う(ステップS44)。
この欠陥候補位置情報取得工程は、図12に示すように、シミ欠陥候補の各画素の座標値を取得して記憶するとともに、これらの座標値の個数に基づいてシミ欠陥候補の面積およびサイズを算出する。シミ欠陥候補の面積およびサイズの算出に際しては、前記縮小処理工程で元の画像よりも1/2縮小された縮小画像に基づいていることを考慮して、面積を4倍にし、シミ欠陥候補のサイズを2倍に拡大して算出し、算出したシミ欠陥候補の座標値、面積およびサイズをメモリ62に記憶する。
以上によりシミ欠陥検出処理工程(ステップS4)が終了し、制御装置6は、図3に示すシミ欠陥評価処理工程(ステップS5)を実行する。
制御装置6のシミ欠陥評価処理部616は、領域抽出処理工程で生成した検査対象画像データの各画素に対してシミ欠陥輝度フィルタF2をかけてシミ欠陥候補の輝度情報を取得するシミ欠陥評価処理工程を行う(ステップS5)。
このシミ欠陥評価処理工程は、図13に示すように、縮小処理工程(ステップS51)および輝度取得処理工程(ステップS52)の各工程から構成される。
以下、図13に示すフローチャートに基づいてシミ欠陥評価処理工程を説明する。
まず、シミ欠陥評価処理部616の縮小処理部616Aは、領域抽出処理された検査対象画像データを縮小する縮小処理工程を行う(ステップS51)。
この縮小処理工程は、前記シミ欠陥評価処理工程の縮小処理工程(ステップS41)と同様の処理を行うもので、検査対象画像から所定サイズ、例えば縦横それぞれ1/2サイズ(面積が1/4)に縮小した画像を作成する。
次に、輝度取得処理部616Bは、作成された縮小画像の各画素に対してシミ欠陥輝度フィルタF2をかけてシミ欠陥候補の輝度情報を取得するシミ欠陥評価工程を行う(ステップS52)。
このシミ欠陥評価工程で用いるシミ欠陥輝度フィルタF2は、図14に示すように、設定した検出領域の中心画素を対象画素とし、この対象画素の周囲に略円状に配置され、かつ対象画素から所定長さ離れて配置された輝度比較画素を備えて構成されている。
そして、対象画素を挟んで対称位置に配置された2つの輝度比較画素を1セットとし、すべての輝度比較画素をセットに分ける。そして、対象画素の輝度値と各セットの輝度比較画素の平均輝度値との比をとって輝度比の値を算出し、これらの輝度比の値の絶対値が最大のものを対象画素の輝度情報(コントラスト)Cont として算出する。すなわち、対象画素の輝度値を「O」、輝度比較画素の各輝度値を「C0 〜C15」とした際に、以下の式(2)を用いて輝度比の値D0 〜D7 および輝度情報(コントラスト)Cont0を算出する。
以上のような、シミ欠陥輝度フィルタF2を適用する、つまり輝度比の最大値を各対象画素の輝度情報とすることで、検査対象画像データは、図15に示すように、シミ欠陥候補部分が周辺の画素から浮き上がった(コントラストが高くなった)処理後の画像データが得られる。
以上によりシミ欠陥評価処理工程(ステップS5)が終了し、制御装置6は、図3に示すシミ欠陥判定処理工程(ステップS6)を実行する。
制御装置6のシミ欠陥判定処理部617は、前記シミ欠陥検出処理工程(ステップS4)で算出したシミ欠陥候補の位置情報と、前記シミ欠陥評価処理工程(ステップS5)で算出したシミ欠陥候補の輝度情報とに基づき、シミ欠陥を判定するシミ欠陥判定工程を行う(ステップS6)。
このシミ欠陥判定工程は、シミ欠陥候補の位置情報のうち、図12に示すシミ欠陥候補の各画素の座標値に基づき、各座標値に対応した画素の輝度情報(コントラスト)の最大値を、当該シミ欠陥候補の代表コントラスト値とする。次に、図16のグラフに示すように、予め用意したシミ欠陥閾値曲線Aを用い、このグラフにシミ欠陥候補の面積の平方根をx値とし、代表コントラスト値をy値とした点K0 をプロットし、この点K0 がシミ欠陥閾値曲線Aよりも上側に位置すれば、シミ欠陥候補をシミ欠陥と判定し、点がシミ欠陥閾値曲線Aよりも下側に位置すれば、シミ欠陥候補をシミ欠陥ではないと判定する。
この実施の形態によれば、次のような効果がある。
(1)シミ欠陥強調処理部615Bは、対象画素から所定距離離れて、かつ、対象画像の周囲に配置された輝度比較画素の輝度値に基づいてシミ欠陥候補を強調するシミ欠陥強調フィルタF1を用いて処理しているので、面状に広がるシミを確実に検出することができる。さらに、シミ欠陥評価処理部616は、シミ欠陥強調フィルタF1と同様の形態のシミ欠陥輝度フィルタF2を用いてシミ欠陥候補の輝度情報(コントラスト)を算出し、この輝度情報と、シミ欠陥候補の位置情報とに基づいて、シミ欠陥判定処理部617がシミ欠陥を判定することで、シミ欠陥の検出精度をさらに向上させることができる。そして、シミ欠陥強調処理工程(ステップS42)では、対象画素と輝度比較画素との輝度差の最小値を対象画素のシミ欠陥強調値F0 とし、シミ欠陥評価処理工程(ステップS5)では、対象画素と輝度比較画素との輝度比(コントラスト)の最大値を対象画素のシミ欠陥輝度値Cont0とすることで、シミ欠陥検出精度の向上を促進できるとともに、検査員の目視によるシミ欠陥検出と同様の検出結果を得ることができ、液晶パネル10の表示品質を確保することができる。
(2)シミ欠陥強調フィルタF1およびシミ欠陥輝度フィルタF2では、各輝度比較画素を対象画素を挟んで対称位置に配置された2つの輝度比較画素毎のセットに分け、各セットの2つの輝度比較画素の平均輝度値と、対象画素の輝度値とによって輝度差または輝度比を求めている。これにより、輝度差から決定されるシミ欠陥強調値F0 および輝度比から決定されるシミ欠陥輝度値Cont0を、組み合わせてシミ欠陥閾値曲線Aと比較すすることで、シミ欠陥を高精度に検出することができる。
さらに、対象画素を挟んで点対称の位置に配置された2つの輝度比較画素の輝度値における平均値を求めているので、背景のシェーディングの影響を軽減でき、シミ欠陥をより高精度に検出することができる。
(3)さらに、シミ欠陥強調処理工程(ステップS42)および輝度取得処理工程(ステップS52)の前に、検査対象画像を縮小して縮小画像を作成する縮小画像作成工程(ステップS41,S51)を実施し、作成された縮小画像に対してシミ欠陥強調フィルタF1およびシミ欠陥輝度フィルタF2を適用する。これにより、各フィルタに対する相対的なシミ欠陥サイズを変更することができ、シミ欠陥のサイズに応じた複数種類のフィルタを用意しなくても、各種サイズのシミ欠陥を検出できる。
(4)また、シミ欠陥検出処理工程(ステップS4)およびシミ欠陥評価処理工程(ステップS5)の前に、背景除去処理工程(ステップS2)や、領域抽出処理工程(ステップS3)を実施することで、検査対象以外の影響、例えば、撮像するために用いられる照明やレンズ等の検査対象以外のものによって生じるシミムラ等の影響を無くすことができ、シミ欠陥を効果的に検出できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限らない。
例えば、前記実施形態では、シミ欠陥強調フィルタF1およびシミ欠陥輝度フィルタF2として、各輝度比較画素を対象画素を挟んで対称位置に配置された2つの輝度比較画素毎のセットに分け、各セットの2つの輝度比較画素の平均輝度値と、対象画素の輝度値とによって輝度差または輝度比を求めたが、1つずつの輝度比較画素の輝度値と、対象画素の輝度値とで輝度差または輝度比を求めてもよく、また3つ以上の輝度比較画素の平均輝度値と、対象画素の輝度値とで輝度差または輝度比を求めてもよい。
また、前記実施形態では、シミ欠陥強調処理工程(ステップS42)および輝度取得処理工程(ステップS52)の前に、検査対象画像を縮小して縮小画像を作成する縮小画像作成工程(ステップS41,S51)を実施していたが、縮小画像作成工程は、検出するシミのサイズによっては実施しなくてもよい。
さらに、シミ欠陥検出処理工程(ステップS4)およびシミ欠陥評価処理工程(ステップS5)の前に、背景除去処理工程(ステップS2)および領域抽出処理工程(ステップS3)を実施していたが、これらは撮像画像の状態によっては実施しなくてもよい。
また、シミ欠陥の検出対象としては、前記のようなTFT素子を用いた液晶パネル10(液晶ライトバルブ)に限られるものではなく、その他のダイオード素子を用いた液晶パネルやプラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、DMD(ダイレクト・ミラー・デバイス)などの表示体部品、ならびにそれらを使用した表示装置・製品の検査に利用することができるものであり、これらに使用した場合でも本発明の範囲から除外されるものでないことはいうまでもない。
さらに、本発明は、各種表示装置の検査に限らず、例えば、印刷物、家電製品のケースや車のボディなどにシミ状の傷がある場合、これらを撮像してシミ状の欠陥がある画像が得られればそのシミを検出できるので、各種製品の表面塗装や印刷物などのシミ検査に応用することもできる。
要するに、本発明は、周囲と輝度差があるシミであれば検出できるため、輝度シミ欠陥や色シミ欠陥の検出に利用できる。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態によるシミ欠陥検出装置の構成を示す図。 前記シミ欠陥検出装置の制御装置の構成を示すブロック図。 前記シミ欠陥検出装置の動作を説明するためのフローチャート。 前記シミ欠陥検出装置の背景除去処理を説明する図。 前記シミ欠陥検出装置の領域抽出処理を説明する図。 前記シミ欠陥検出装置のシミ欠陥検出処理を示すフローチャート。 前記シミ欠陥検出処理における縮小画像作成処理を説明する図。 前記縮小画像作成処理を説明する図。 前記シミ欠陥検出処理で用いるシミ欠陥強調フィルタの例を示す図。 前記シミ欠陥強調フィルタの適用状態を説明する図。 前記シミ欠陥検出処理における二値化処理を説明する図。 前記シミ欠陥検出処理で算出されるシミ欠陥候補の位置情報を示す図。 前記シミ欠陥検出装置のシミ欠陥評価処理を示すフローチャート。 前記シミ欠陥評価処理で用いるシミ欠陥輝度フィルタの例を示す図。 前記シミ欠陥輝度フィルタの適用状態を説明する図。 前記シミ欠陥検出装置のシミ欠陥判定処理を説明する図。
符号の説明
1…欠陥検出装置、4…CCDカメラ、6…制御装置、10…液晶パネル、61…制御部、612…検査画像取得手段、613…背景除去処理手段、614…領域抽出手段、615…シミ欠陥検出処理手段、615A…縮小処理手段、615B…シミ欠陥強調処理手段、615D…位置情報取得手段、616…シミ欠陥評価手段、616A…縮小処理手段、617…シミ欠陥判定手段、F1…シミ欠陥強調フィルタ、F2…シミ欠陥輝度フィルタ、S1…検査画像取得工程、S2…背景除去処理工程、S3…領域抽出処理工程、S4…シミ欠陥検出処理工程、S41…縮小処理工程、S42…シミ欠陥強調処理工程、S44…欠陥候補位置情報取得工程、S5…シミ欠陥評価処理工程、S51…縮小処理工程、S52…輝度取得処理工程、S6…シミ欠陥判定処理工程。

Claims (8)

  1. 撮像した画像の各画素に対してシミ欠陥強調フィルタをかけてシミ欠陥を強調するシミ欠陥強調処理工程と、
    前記シミ欠陥強調処理工程で得られた各画素のシミ欠陥強調値に基づいてシミ欠陥候補の画素を抽出して位置情報を取得する位置情報取得工程と、
    前記撮像した画像の各画素に対してシミ欠陥輝度フィルタをかけてシミ欠陥候補の輝度情報を取得するシミ欠陥評価工程と、
    前記位置情報取得工程およびシミ欠陥評価工程で取得したシミ欠陥候補の位置情報および輝度情報に基づいてシミ欠陥を判定するシミ欠陥判定工程とを有し、
    前記シミ欠陥強調処理工程は、
    前記画像において選択された対象画素から所定距離離れてかつ対象画素の周囲に配置された各輝度比較画素から任意に選択した輝度比較画素の輝度値と、前記対象画素の輝度値と、の差に基づいて算出した輝度差の値の絶対値が最小のものを対象画素のシミ欠陥強調値とするシミ欠陥強調フィルタを用いてシミ欠陥候補を強調し、
    前記シミ欠陥評価工程は、
    前記画像において選択された対象画素から所定距離離れてかつ対象画素の周囲に配置された各輝度比較画素から任意に選択した輝度比較画素の輝度値と、前記対象画素の輝度値と、の比に基づいて算出した輝度比の値の絶対値が最大のものを対象画素のシミ欠陥輝度値とするシミ欠陥輝度フィルタを用いてシミ欠陥候補の輝度情報を算出することを特徴とするシミ欠陥検出方法。
  2. 請求項1に記載のシミ欠陥検出方法において、
    前記シミ欠陥強調処理工程で用いる前記シミ欠陥強調フィルタは、
    前記各輝度比較画素を、前記対象画素を挟んで対称位置に配置された2つの輝度比較画素毎のセットに分け、各セットの2つの輝度比較画素の平均輝度値と前記対象画素の輝度値との差から前記輝度差の値を求め、各セットの輝度差の値のうち、その絶対値が最小のものを対象画素のシミ欠陥強調値とすることを特徴とするシミ欠陥検出方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシミ欠陥検出方法において、
    前記シミ欠陥評価工程で用いる前記シミ欠陥輝度フィルタは、
    前記各輝度比較画素を、前記対象画素を挟んで対称位置に配置された2つの輝度比較画素毎のセットに分け、各セットの2つの輝度比較画素の平均輝度値と前記対象画素の輝度値との比から前記輝度比の値を求め、各セットの輝度比の値のうち、その絶対値が最大のものを対象画素のシミ欠陥輝度値とすることを特徴とするシミ欠陥検出方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のシミ欠陥検出方法において、
    前記シミ欠陥強調処理工程および前記シミ欠陥評価工程の前に、
    検査対象を撮像して撮像画像を取得する検査画像取得工程と、
    前記撮像画像から予め作成しておいた背景画像との差をとって差分画像を生成する背景除去処理工程と、
    前記差分画像から検査エリアの抽出を行う領域抽出工程とを実行し、
    前記領域抽出工程で抽出した検査エリアごとの画像に対し、前記シミ欠陥強調処理工程は、前記シミ欠陥強調フィルタを適用し、前記シミ欠陥評価工程は、前記シミ欠陥輝度フィルタを適用することを特徴とするシミ欠陥検出方法。
  5. 請求項4に記載のシミ欠陥検出方法において、
    前記シミ欠陥強調処理工程の前に、前記所定領域ごとの画像を縮小して縮小画像を作成する縮小画像作成工程を実施し、
    前記シミ欠陥強調処理工程は、縮小画像作成工程で作成された各縮小画像に対して前記シミ欠陥強調フィルタを適用することを特徴とするシミ欠陥検出方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載のシミ欠陥検出方法において、
    前記シミ欠陥評価工程の前に、前記所定領域ごとの画像を縮小して縮小画像を作成する縮小画像作成工程を実施し、
    前記シミ欠陥評価工程は、縮小画像作成工程で作成された各縮小画像に対して前記シミ欠陥輝度フィルタを適用することを特徴とするシミ欠陥検出方法。
  7. 撮像した画像の各画素に対してシミ欠陥強調フィルタをかけてシミ欠陥候補を強調するシミ欠陥強調処理手段と、
    前記シミ欠陥強調処理手段で得られた各画素のシミ欠陥強調値に基づいてシミ欠陥候補の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記撮像した画像の各画素に対してシミ欠陥輝度フィルタをかけてシミ欠陥候補の輝度情報を取得するシミ欠陥評価手段と、
    前記位置情報取得手段およびシミ欠陥評価手段で取得したシミ欠陥候補の位置情報および輝度情報に基づいてシミ欠陥を判定するシミ欠陥判定手段とを有し、
    前記シミ欠陥強調処理手段は、
    前記画像において選択された対象画素から所定距離離れてかつ対象画素の周囲に配置された各輝度比較画素から任意に選択した輝度比較画素の輝度値と、前記対象画素の輝度値と、の差に基づいて算出した輝度差の値の絶対値が最小のものを対象画素のシミ欠陥強調値とするシミ欠陥強調フィルタを用いてシミ欠陥候補を強調し、
    前記シミ欠陥評価手段は、
    前記画像において選択された対象画素から所定距離離れてかつ対象画素の周囲に配置された各輝度比較画素から任意に選択した輝度比較画素の輝度値と、前記対象画素の輝度値と、の比に基づいて算出した輝度比の値の絶対値が最大のものを対象画素のシミ欠陥輝度値とするシミ欠陥輝度フィルタを用いてシミ欠陥候補の輝度情報を算出することを特徴とするシミ欠陥検出装置。
  8. 請求項7に記載のシミ欠陥検出装置において、
    検査対象を撮像して撮像画像を取得する検査画像取得手段と、
    前記撮像画像から予め作成しておいた背景画像との差をとって差分画像を生成する背景除去処理手段と、
    前記差分画像から検査エリアの抽出を行う領域抽出手段とを備え、
    前記領域抽出手段で抽出した検査エリアごとの画像に対し、前記シミ欠陥強調処理手段は、前記シミ欠陥強調フィルタを適用し、前記シミ欠陥評価手段は、前記シミ欠陥輝度フィルタを適用することを特徴とするシミ欠陥検出装置。
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