JP2001227873A - 瓦焼成用棚板 - Google Patents

瓦焼成用棚板

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JP2001227873A
JP2001227873A JP2000039835A JP2000039835A JP2001227873A JP 2001227873 A JP2001227873 A JP 2001227873A JP 2000039835 A JP2000039835 A JP 2000039835A JP 2000039835 A JP2000039835 A JP 2000039835A JP 2001227873 A JP2001227873 A JP 2001227873A
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Application number
JP2000039835A
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Inventor
Tomonari Terajima
友成 寺島
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NGK Insulators Ltd
NGK Kilntech Corp
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
NGK Kilntech Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大型の平板型瓦素地に対しても、安定して支持
して自立させ、かつ焼成時の歪み変形防止効果に優れた
瓦焼成用棚板を提供する。 【解決手段】瓦素地を縦に並べて載置するための平板状
の瓦焼成用棚板2であって、その表裏両面それぞれに
は、炉内の高温ガスが流通可能な貫通孔31、31、・
・を有する2本の凹溝3a、3a、と3b、3bと、瓦
素地を支持するために前記凹溝3aおよび3bを挟んで
設けられた3本の支持平面部21a、22a、21aと
21b、22b、21bとを備え、そして、その支持平
面部のうち、中央の支持平面部22a、22bの高さを
両側の支持平面部21a、21bより0.1〜5mmだ
け低く形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘土瓦を焼成する
ときに、焼成炉内で瓦を整列させて載置するための焼成
用棚板の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘土瓦をトンネルキルンやシャッ
トルキルンで焼成する場合には、コージライト質耐火物
などで製作される平板状の焼成用棚板に載置された状態
で加熱される。この目的の焼成用棚板として、実公平4
−34397号公報記載のものが知られているが、それ
は図3に示すように、瓦素地(図示せず)の下面幅の8
0%以上の幅を持ち、両端部を架台支持部とした無機耐
火物からなる平板部材1の表裏両面の中央部分に深さ2
mm以上の凹溝11を平板部材の長手方向に設けるとと
もに、この凹溝の内部に、炉内の高温ガスが流通可能な
貫通孔12、12を透設した焼成用棚板であって、その
凹溝の両側の部分を、載置した瓦素地の下面を広い接触
面積で支持する支持平面部13、13とした構造が記載
されている。
【0003】この焼成用棚板に瓦素地を立てて載置し支
持させると、前記両側の支持平面部13、13によって
安定に支持できるとともに、前記貫通孔12、12と凹
溝を通じて炉内の高温ガスが流通して、比較的火の回り
の悪い瓦素地中央部分の焼成が助成され、歪みに少ない
均一焼成が可能となる利点があった。
【0004】ところが、載置される瓦素地の変形をさら
に効果的に抑制するためには、瓦素地下面の両側部分の
みならず、中央部分においても支持するのが好ましいの
で、前記両側の支持平面部13、13の間に、第3の支
持平面部を設ける試みがなされた。この場合、両側の支
持平面部13、13と第3の支持平面部のそれぞれにレ
ベルは同一になるよう予め設計するのであるが、この焼
成用棚板自体が無機質耐火物から形成されるので、その
品質上のバラツキとして中央部分に位置する第3の支持
平面部のレベルが僅かながら突出してしまうことが認め
られた。そのようなときには、特に大型の平板型瓦につ
いては、載置した瓦素地がほぼ中央部分で下から突き上
げられる状態となり、不安定となり、程度のひどいとき
は自立できず倒れる場合があるなどの問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、大型の平板型
瓦素地に対しても、安定して支持して自立させ、かつ焼
成時の歪み変形防止効果に優れた瓦焼成用棚板を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、瓦素地を
縦に並べて載置するための平板状瓦焼成用棚板であっ
て、その表裏両面には、炉内の高温ガスが流通可能な貫
通孔を有する2本の凹溝と、瓦素地を支持するために前
記凹溝を挟んで設けられた3本の支持平面部とを備える
とともに、その支持平面部のうち、中央の支持平面部の
高さを両側の支持平面部より低く形成したことを特徴と
する本発明の瓦焼成用棚板によって解決することができ
る。そして、本発明は、前記中央の支持平面部の高さを
両側の支持平面部より0.1〜5mmだけ低く形成した
形態の瓦焼成用棚板として具体化することができる。
【0007】本発明の瓦焼成用棚板は、その両面に3本
の支持平面部を備えており、中央の支持平面部を両側の
支持平面部よりわずかに低く形成してあるので、比較的
大型の平板型瓦素地を縦に並べて載置しても、中央の支
持平面部が平板型瓦素地を突き上げるようなことがな
く、安定して支持することができるうえ、焼成時のたわ
み変形に対しては、この中央の支持平面部も瓦素地を下
から支持するよう寄与するので、有害な変形を阻止する
ことができる利点が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の瓦焼成用棚板に係
る実施形態について、図1〜2を参照しながら説明す
る。本発明の瓦焼成用棚板は、図1平面図(A)側面図
(B)において、瓦素地を縦に並べて載置するための平
板状の瓦焼成用棚板2であって、アルミナ系、アルミナ
・シリカ系の無機耐火物からなる平板部材からなり、表
裏は上下対称の同一形状に形成され、上下をひっくり返
しては交互の瓦素地を載置可能とした形状とされてい
る。
【0009】そしてその特徴とする点は、先ず、その表
裏両面それぞれには、炉内の高温ガスが流通可能な貫通
孔31、31、・・を有する2本の凹溝3a、3a、と
3b、3bと、瓦素地を支持するために前記凹溝3aお
よび3bを挟んで設けられた3本の支持平面部21a、
22a、21aと21b、22b、21bとを備えたと
ころにある。
【0010】そして、その支持平面部のうち、中央の支
持平面部22a、22bの高さを両側の支持平面部21
a、21bより低く形成した点を重要な特徴とするもの
であり、そして、本発明では、前記中央の支持平面部の
高さを両側の支持平面部より0.1〜5mmだけ低く形
成するのがよく、さらにはそのうちでも0.3〜1mm
だけ低く形成した形態の瓦焼成用棚板2として具体化す
るのが特に好ましいものである。
【0011】次に、本発明の瓦焼成用棚板2の機能を説
明すると、瓦焼成用棚板2の面上に瓦素地4、5、6が
載置された状態を示す図2に例示される通り、平板型瓦
素地4の事例では、左側の支点41a、41bが瓦焼成
用棚板2の左側の支持平面部21a上に、また、右側の
支点41c、41dが瓦焼成用棚板2の右側の支持平面
部21a上に位置し、中央の支点42が、中央の支持平
面部22a上に位置することになる。
【0012】この場合、本発明では、中央の支持平面部
22aの高さは、両側の支持平面部21a、21aより
若干低く形成してあるので、中央の支点42が中央の支
持平面部22aによって突き上げられることがない。従
って、瓦素地4は、左右の各支点41a、41b、41
c、41dによって支持され、安定に自立することがで
きる。また、瓦素地は、焼成時に収縮変形ないし軟化変
形し易いものであるが、その際に、この中央の支持平面
部22aが下から支持することにより、これらの歪み変
形を効果的に防止することができるのである。
【0013】また、波型瓦素地5の場合は、瓦焼成用棚
板2と接触する部分として、通常直線上に並んでいない
左側支点51a、中央部支点52、右側支点51cがそ
れぞれ支持平面部21a、22a、21aに位置して、
この3箇所の支点で波形瓦素地5が支持されることにな
る。従って、本発明の瓦焼成用棚板2に場合には、中央
部支点52が低くなるので、全体が若干傾くものの、支
持平面部の高さの差が、0.1〜5mm、あるいは0.
3〜1mmの範囲に過ぎないので、現実には何ら支障は
生じないものである。これらの事情は、各支点が設けら
れていない波型瓦素地6の場合も同様であって、左側支
持面61a、中央部支持面62、右側支持面61cがそ
れぞれ支持平面部21a、22a、21aに位置してい
て、中央の支持平面部22aが低い点は瓦素地6を自立
させるに際して何ら支障がない。
【0014】以上の通り、本発明では、支持平面部の高
さの差を、0.1〜5mmの範囲に設定するのは、差が
少な過ぎると、僅かな製作上の変動や、瓦素地の形状の
変動を吸収できずに、本発明本来の効果が期待できなく
なるからであり、また差が大き過ぎると、先に説明した
歪み変形防止効果が減少し、また瓦素地を3点支持する
場合には、傾きが大きくなるなどの不都合が生じるから
である。
【0015】
【発明の効果】本発明の瓦焼成用棚板は、以上に説明し
たように構成されているので、大型の平板型瓦素地に対
しても、瓦焼成用棚板上に安定して支持して自立させ、
焼成するすることが可能となり、かつ焼成時の歪み変形
も確実に防止することができるという優れた効果があ
る。よって本発明は従来の問題点を解消した瓦焼成用棚
板として、その工業的価値は極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の瓦焼成用棚板を説明するための平面図
(A)側面図(B)。
【図2】瓦焼成用棚板と瓦素地の関係を説明するための
平面図。
【図3】従来の瓦焼成用棚板の斜視図。
【符号の説明】
1 平板部材、11 凹溝、12 貫通孔、13 支持
平面部、2 瓦焼成用棚板、21a、21b、22a、
22b 支持平面部、3a、3b 凹溝、31貫通孔、
4 瓦素地、41a、41b、41c、41d 支点、
42 支点、5瓦素地、6 瓦素地。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】瓦素地を縦に並べて載置するための平板状
    瓦焼成用棚板であって、その表裏両面には、炉内の高温
    ガスが流通可能な貫通孔を有する2本の凹溝と、瓦素地
    を支持するために前記凹溝を挟んで設けられた3本の支
    持平面部とを備えるとともに、その支持平面部のうち、
    中央の支持平面部の高さを両側の支持平面部より低く形
    成したことを特徴とする瓦焼成用棚板。
  2. 【請求項2】中央の支持平面部の高さを両側の支持平面
    部より0.1〜5mmだけ低く形成した請求項1に記載
    の瓦焼成用棚板。
JP2000039835A 2000-02-17 2000-02-17 瓦焼成用棚板 Pending JP2001227873A (ja)

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