JP2001227671A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁弁閉弁時におけるシャフト7の先端部に
固定したバルブ8のバルブシート部16への当接音を低
減する。 【解決手段】 流体制御用電磁弁1のシートバルブ3内
における、制御流体通路10を形成する第1制御流体室
11と電磁駆動部を収容する第2制御流体室12とをダ
イヤフラム9にて気密的に区画して、ダイヤフラム9の
中央部のシャフト7との当接部およびその当接部の近傍
を周辺部よりも肉厚を大きくして弾性変形し難くした。
また、電磁弁閉弁時には、ダイヤフラム室75およびス
プリング室76内のエアが抜けないとダイヤフラムが変
位することはできないので、第2制御流体室12と外部
とを連通する連通路73の途中に空気オリフィス72を
設けることで、ダイヤフラム9の閉弁速度を低減してバ
ルブシート部16に当接する際のバルブ8の衝突音を低
減できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エア等の流体制御
に使用される電磁弁の構造に関するもので、特に車両の
燃料タンクより蒸発した蒸発燃料が大気中に放出される
のを防止する蒸発燃料蒸散防止装置を構成するキャニス
タの大気開放配管を必要に応じて閉塞するための電磁弁
に係わる。
【0002】
【従来の技術】流体制御用の電磁弁としては、次のよう
な構造のものがある。先ず、特開平7−233882号
公報においては、制御流体通路とコイル等の電磁駆動部
との間を、第1の可動体の軸方向の一端とコイル保持部
材との間に配設した膜厚一定のダイヤフラムで区画する
ようにした電磁弁(第1従来例)が提案されている。次
に、特開平8−312827号公報においては、ムービ
ングコアの軸受部であるコイル保持部材(ブッシュ)の
みで支持する構造の電磁弁(第2従来例)が提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1従来例
の電磁弁においては、膜厚一定のダイヤフラムで制御流
体通路とコイル等の電磁駆動部との間を区画しているた
め、制御流体中に含まれる水分等の異物の電磁駆動部へ
の侵入を防止できるものであるが、第1の可動体自体の
動作の際、その動作方向に対して傾く恐れがあるため、
弁漏れを発生し易いという問題が生じる。
【0004】また、第2従来例の電磁弁においては、ム
ービングコアの軸受部であるコイル保持部材のみで支持
する構造であるため、シャフトが傾き易い。シャフトが
傾くとその先端部に配置されているバルブがシートに対
して傾いて当たるため、弁漏れを発生し易いという問題
が生じる。さらに、ムービングコアの動作の際、ムービ
ングコアに設けられたシートゴムがヨークの底部に当接
して当接音を発生するという問題が生じる。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、制御流体中に含まれる
水分等の異物の電磁駆動部への侵入を防止することがで
き、電磁弁閉弁時におけるバルブの区画壁への当接音を
低減することのできる電磁弁を提供することにある。ま
た、構成部品点数を増加することなく、逆に構成部品を
有効に利用するという簡便な方法で、シャフトの軸方向
の傾斜を抑制することのできる電磁弁を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、シートバルブの内部空間を、前記制御流体通路
と前記収容室とに気密的に区画するゴム系弾性体製の薄
膜シール部材を設けることで、制御流体通路と電磁駆動
部とを確実に区画することができる。これにより、制御
流体中に含まれる異物の電磁駆動部側への侵入を確実に
防止することができる。
【0007】また、電磁弁閉弁時に、電磁駆動部にシャ
フトを吸引しようとすると、電磁駆動部を収容する収容
室内の制御流体が排出されなければ薄膜シール部材が変
位することはできない。このため、収容室の内部と外部
とを連通する連通路、およびこの連通路の通路断面積を
絞るオリフィスを設けることで、徐々に制御流体が移動
可能となる。これにより、薄膜シール部材およびシャフ
トがゆっくりと動き、薄膜シール部材が制御流体通路と
収容室との圧力バランスを調整しつつバルブを区画壁に
緩やかに着座させることができる。したがって、バルブ
が区画壁に当接する際の衝突音を低減することができ
る。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、シートバ
ルブの内部空間を、制御流体通路と前記収容室とに気密
的に区画するゴム系弾性体製の薄膜シール部材において
その周辺よりも弾性変形し難い部位を設けることで、薄
膜シール部材の一部を可撓し難くして、薄膜シール部材
およびシャフトをゆっくりと動かす。したがって、バル
ブが区画壁に当接する際の衝突音を低減することができ
る。
【0009】請求項3および請求項4に記載の発明によ
れば、その周辺よりも弾性変形し難い部位とは、その周
辺よりも硬い部位であるか、あるいはその周辺よりも肉
厚の大きい部位である。そして、請求項5に記載の発明
によれば、薄膜シール部材の中央部でシャフトと当接す
る当接部およびその近傍を肉厚の大きい部位とすること
で、薄膜シール部材の中央部に設けられた当接部でシャ
フトを支持することが可能となる。これにより、電磁弁
動作時において第1制御流体室と第2制御流体室との圧
力バランスを良好に保ちつつ薄膜シール部材の変形を防
止することができる。
【0010】請求項6に記載の発明によれば、区画壁の
一端面に、電磁弁閉弁時にバルブが緩やかに着座するバ
ルブシート部を一体的に設け、請求項1または請求項2
に記載の発明の構成を採用することで、構成部品点数を
増加することなく、逆に構成部品を有効に利用するとい
う簡便な方法で、バルブがバルブシート部に当接する際
の衝突音を低減することができる。
【0011】請求項7に記載の発明によれば、区画壁の
内周に一体的に設けた内周突起部を、シャフトを軸方向
に摺動可能に位置決めするためのシャフト軸受部として
使用することで、構成部品点数を増加することなく、逆
に構成部品を有効に利用するという簡便な方法で、シャ
フトの軸方向の傾斜を抑制できるので、弁漏れを抑制で
きる効果がある。
【0012】請求項8に記載の発明によれば、区画壁の
内周に一体的に設けた内周突起部の他端面は、電磁弁開
弁時にシャフトの外周突起部が当接するストッパ部とし
て使用することで、構成部品点数を増加することなく、
逆に構成部品を有効に利用するという簡便な方法で、電
磁弁開弁時にシャフトが軸方向の一方側に過剰に移動す
ることを規制することができる。
【0013】請求項9に記載の発明によれば、シャフト
の外周に一体的に設けた外周突起部は、シャフト軸受部
の内周形状に対応した形状の断面を有している。これに
より、シャフトをシートバルブに組み付ける際に、シャ
フトを軸受部の内周を挿通した後に、シャフトを回転さ
せることで、外周突起部が軸受部に引っ掛かるので、シ
ャフトの抜け防止を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】〔実施例の構成〕発明の実施の形
態を実施例に基づき図面を参照して説明する。ここで、
図1(a)は流体制御用電磁弁を示した図で、図1
(b)はシャフトとシャフト軸受部を示した図で、図2
は蒸発燃料蒸散防止装置の概略構成を示した図である。
【0015】本実施例の流体制御用電磁弁1は、自動車
等の車両の燃料タンク101内で蒸発気化(揮発)した
蒸発燃料(エバポガス)をキャニスタ102を経てエン
ジンの吸気管103内に負圧を利用して導入(パージ)
することで、蒸発燃料が大気中へ放出されることを防止
する蒸発燃料蒸散防止装置に使用されている。ここで、
蒸発燃料蒸散防止装置について図2に基づいて簡単に説
明する。
【0016】本実施例の蒸発燃料蒸散防止装置は、燃料
タンク101とキャニスタ102とが配管104を介し
て連通し、キャニスタ102と吸気管103とが配管1
05を介して連通している。その配管104には、圧力
変化を検出する圧力センサ106が接続されている。こ
のキャニスタ102内には、蒸発燃料を吸着する例えば
活性炭等の吸着体(図示せず)が収納されている。
【0017】そして、キャニスタ102の大気開放孔
(図示せず)には、大気に開放された大気開放配管10
9が接続されている。その大気開放配管109の途中に
は、必要に応じて大気開放孔を閉塞するための流体制御
用電磁弁1が配設されている。また、キャニスタ102
は、配管105を介してパージバルブ107の一端にも
連通している。そして、パージバルブ107の他端は吸
気管103に連通している。
【0018】そして、この蒸発燃料蒸散防止装置で燃料
タンク101と、この燃料タンク101に連通する配管
104、105から発生する蒸発燃料のリークチェック
は次に示す順序により行われる。キャニスタ102の大
気開放配管109を流体制御用電磁弁1で閉塞する。そ
して、パージバルブ107を開放することにより、吸気
管103から負圧を配管104、105側へ導入した後
に、パージバルブ107を閉じることで蒸発燃料を完全
に遮蔽する。そして、一定時間が経過した後に、圧力セ
ンサ106によって圧力上昇したか否かを測定すること
で、蒸発燃料のリークチェックが行われる。
【0019】次に、本実施例の流体制御用電磁弁1の構
成を図1ないし図8に基づいて説明する。ここで、図3
および図4は流体制御用電磁弁1の開弁時の作動状態を
示した図で、図5および図6は流体制御用電磁弁1の閉
弁時の作動状態を示した図で、図7はシートバルブの下
端面を示した図である。
【0020】流体制御用電磁弁1は、常開型の電磁式開
閉弁であって、ハウジング2に組み付けられて、シート
バルブ3と、このシートバルブ3の第2制御流体室12
内に収容されたコイル4等の電磁駆動部と、このコイル
4等の電磁駆動部により軸方向に駆動されるシャフト7
と、このシャフト7により駆動されるバルブ8と、シー
トバルブ3とシャフト7との間に設けられたダイヤフラ
ム9と、内部をエア等の制御流体(以下空気と言う)が
流れる制御流体通路10と、ダイヤフラム9によって気
密的に区画される第1、第2制御流体室11、12とか
ら構成されている。
【0021】ハウジング2は、電気絶縁性の樹脂材料に
より一体成形されて、円管状の大気開放配管23および
部分円管状の大気開放配管24を有している。この大気
開放配管23の内部には、第2制御流体通路22が形成
されている。この第2制御流体通路22の図示上端側で
開口する開口端は、大気に開放している。このハウジン
グ2の一部には、コイル4等の電磁駆動部と外部(電
源)とを接続するための2つの外部接続端子(ターミナ
ル)25がインサート成形されたコネクタ部26が一体
成形されている。そして、ハウジング2の図示下端側で
開口する開口端には、シートバルブ3のフランジ部が嵌
め込まれている。なお、ハウジング2の図示下端側で開
口する開口端とシートバルブ3のフランジ部とは熱溶着
等により気密的に固着されている。
【0022】シートバルブ3は、電気絶縁性の樹脂材料
により一体成形されている。そして、シートバルブ3の
フランジ部よりも図示上端側のシートバルブ3の内部に
は、第2制御流体通路22と連通する第1制御流体室1
1、およびコイル4等の電磁駆動部を内蔵する第2制御
流体室(本発明の収容室に相当する)12が形成されて
いる。なお、第1制御流体通路21、第2制御流体通路
22および第1制御流体室11は、制御流体通路10を
構成している。そして、シートバルブ3には、内部を第
1制御流体室11と第1制御流体通路21とに区画する
ための区画壁13が一体成形されている。この区画壁1
3の中央部には、図7に示したように、制御流体通路1
0の途中で開口した所定の形状の弁孔14、およびこの
弁孔14の一部に設けられた複数個(本例では3個)の
シャフト軸受部15が形成されている。
【0023】弁孔14は、図7および図8(a)、
(b)に示したように、区画壁13の内周とシャフト7
の外周と複数個のシャフト軸受部15とで囲まれた複数
個(本例では3個)の略扇状貫通孔(連通孔)で、内径
は例えば4.2mmである。複数個のシャフト軸受部1
5は、図7および図8(a)、(b)に示したように、
区画壁13の内周面より等間隔(例えば120°間隔)
でシャフト7の中心部に向かって突出した複数個の内周
突起部(支持片:厚みが例えば1.5mmで、幅が例え
ば1.5mm)であり、他端面(図示上端面)が電磁弁
開弁時にシャフト7の外周に一体的に設けた中央突起部
(本発明の外周突起部に相当する)62が当接するスト
ッパ部を構成する。
【0024】また、弁孔14およびシャフト軸受部15
の周囲の区画壁13の一端面(図示下端面)からは、バ
ルブ8が当接(着座)するための円環状のバルブシート
部(環状突条部)16が突出している。このバルブシー
ト部16は、区画壁13からの突出量が例えば2mm
で、厚みが例えば1.5mmである。そして、バルブシ
ート部16の先端は、外径が徐々に大きくなるようにテ
ーパ状に形成されている。なお、このバルブシート部1
6をゴム系弾性体(クッションゴム)を被せても良い。
そして、シートバルブ3の区画壁13よりも上流側に
は、第1制御流体室11の一部を形成する略円形状断面
を有する流体穴17が形成されている。そして、その流
体穴17の近傍には、ダイヤフラム9の外周縁を固定す
るための円環状の係止壁19が形成されている。
【0025】シートバルブ3の図示下端側には、円管状
の大気開放配管30が一体成形されている。この大気開
放配管30の内部には、第1制御流体通路21が形成さ
れている。この第1制御流体通路21の図示下端側で開
口した開口端は、キャニスタ102の大気開放配管10
9に接続している。なお、大気開放配管30の外周に
は、大気開放配管109の内周と大気開放配管30の外
周との間を気密化するためのOリング等のシール部材3
3が嵌め込まれる円環状のリング溝34が形成されてい
る。そして、シートバルブ3の図示上端側で開口した開
口端には、ハウジング2の閉塞壁27の一端面と他方の
開口端の環状の他端面との間を気密化するためのパッキ
ン等のシール部材35が嵌め込まれる円環状のリング溝
36が形成されている。
【0026】電磁駆動部は、シートバルブ3の第2制御
流体室12内に配設されて、コイル4を巻装する円筒状
のコイルボビン5、このコイルボビン5よりも内周側に
配設された磁性材料製のステータコア(固定鉄心)6、
このステータコア6と共に磁気回路を形成する磁性材料
製のヨーク51と磁性材料製のプレートマグネチック5
2と磁性材料製のムービングコア(シャフト)53、お
よびこのムービングコア53を電磁弁開弁方向に付勢す
るコイル状のリータンスプリング54等から構成されて
いる。
【0027】コイル4は、通電されると起磁力を発生す
るもので、コイルボビン5の外周に複数回巻装されてい
る。このコイル4の両端部は、2つの外部接続端子25
を介して電源に電気的に接続されている。コイルボビン
5は、電気絶縁製の樹脂材料により一体成形されてい
る。ステータコア6の凸部は、ヨーク51の貫通孔内に
圧入されて固定されている。ヨーク51は、略L字形状
の断面を有し、ハウジング2の閉塞壁27の一端面とシ
ートバルブ3の係止壁19の他端面との間に挟み込まれ
てシートバルブ3内で固定されている。
【0028】プレートマグネチック52は、軸方向に設
けられた円筒状の側壁部、および外周面がシートバルブ
3の側壁部の内周面に径方向位置が位置決めされた状態
で嵌め合わされる円環状の底壁部等を有している。ムー
ビングコア53は、磁性材料により製造されており、プ
レートマグネチック52の側壁部の内周に摺動自在に支
持され、コイル4の起磁力によってステータコア6の凹
状部内に吸着される凸状部を有している。リータンスプ
リング54は、シャフト7、バルブ8、ダイヤフラム9
およびムービングコア53等の軸方向可動部材を電磁弁
開弁方向(図示下方)に付勢する開弁方向付勢手段であ
る。このリータンスプリング54の一端部は、ムービン
グコア53の凸状部に保持され、リータンスプリング5
4の他端部は、ステータコア6の凹状部に保持されてい
る。
【0029】シャフト7は、本発明のシャフトに相当す
るもので、樹脂材料により一体成形されており、先端部
がバルブシート部16より電磁駆動部から遠ざかる側
(図示下方)に突出した状態で、弁孔14内において軸
方向に移動可能に設けられて、ムービングコア53と一
体的に動作する軸方向可動部材を構成する。このシャフ
ト7の先端部(一端部)は、外径が例えば4mmで、シ
ートバルブ3の区画壁13の弁孔14の一部に形成され
た複数個のシャフト軸受部15の先端面に摺動自在に支
持されると共に、径方向に位置決め支持されている。
【0030】そして、シャフト7の先端部の外周には、
図8(a)、(b)に示したように、弁孔14の内周形
状およびシャフト軸受部15の外形形状に対応した形状
の先端突起部(外径が例えば7mmで)61が一体成形
されている。また、シャフト7の中央部の外周には、電
磁弁開弁時に、区画壁13の他端面に形成されるストッ
パ部47に当接(着座)する中央突起部(外径が例えば
7mmで)62が一体成形されている。なお、本実施例
では、先端突起部61と中央突起部62とは、外形形状
が同一形状とされている。さらに、シャフト7の後端部
(他端部)は、プレートマグネチック52の側壁部によ
ってシートバルブ3内の径方向位置が位置決めされるム
ービングコア53の内周に挿入した後に熱かしめを行う
ことにより固着されている。
【0031】バルブ8は、シートバルブ3の第1制御流
体通路21内においてシャフト7と一体的に軸方向に移
動可能に配設された略円環板形状のゴム系弾性体(ガソ
リンに対する耐性が強いHNBR)である。このバルブ
8は、電磁弁閉弁時に、シートバルブ3の区画壁13の
一端面に形成された円環状のバルブシート部16に当接
することで、制御流体通路10の途中に設けられた弁孔
14を閉塞する。そして、バルブ8は、先端突起部61
の一端面に、凸状の押圧部を持つ円環状のワッシャ63
によって先端突起部61の一端面に押さえ付けられるよ
うにしてシャフト7の先端部に圧入により固定されてい
る。なお、バルブ8の外周縁部とワッシャ63の外周縁
部との間には、仮にバルブ8が傾いても確実にバルブシ
ート部16にシートさせるために所定の隙間が形成され
ている。
【0032】ダイヤフラム9は、本発明の薄膜シール部
材に相当するもので、ムービングコア53の図示下端面
とシャフト7の中央突起部62の図示上端面との間に挟
み込まれた状態でシャフト7の外周に固定されたゴム系
弾性体(NBR)である。そして、ダイヤフラム9は、
制御流体通路10を、電磁駆動部側とは異なる第1制御
流体室11と電磁駆動部とシャフト7を収容する第2制
御流体室12とに気密的に区画するものである。このダ
イヤフラム9は、電磁弁閉弁時に、第1制御流体室11
と第2制御流体室12との圧力バランスを調整しつつ、
バルブ8をバルブシート部16に緩やかに着座させるも
のである。
【0033】そして、ダイヤフラム9の外周縁は、シー
トバルブ3の係止壁19に嵌め合わされてヨーク51お
よびプレートマグネチック52と係止壁19との間に挟
み込まれた状態でコイルボビン5により係止壁19に押
さえ込まれて固定されている。また、ダイヤフラム9の
中央部には、ムービングコア53の一端面に当接し、シ
ャフト7の後端部の外周に当接する円環状の当接部64
が設けられている。この当接部64の近傍は、その当接
部64の周辺の周辺部65よりも硬くなるように肉厚が
大きく形成されている。この当接部64内には、シャフ
ト7の後端部が圧入されて固定されている。
【0034】ここで、ハウジング2の閉塞端(図示上方
側)を形成する閉塞壁27には、シートバルブ3内に形
成される第2制御流体室12内の空気を抜いたり、入れ
たりするための通路幅が例えば4mmの空気孔70が形
成されている。その空気孔70の開口端は、第2制御流
体室12内への水分等の異物の流入を阻止するための撥
水フィルター71で覆われている。この撥水フィルター
71は、空気が通過可能である。
【0035】また、コイルボビン5には、第2制御流体
室12内の空気を徐々に抜いたり、入れたりするための
通路幅が例えば0.8mmの空気オリフィス(本発明の
絞り部に相当する)72が形成されている。そして、コ
イル4およびコイルボビン5の外周とシートバルブ3の
側壁部の内周との間には、空気オリフィス72に連通す
る通路幅が例えば3mmの連通路73が形成されてい
る。さらに、ステータコア6およびヨーク51とハウジ
ング2の閉塞壁27との間には、空気オリフィス72お
よび連通路73に連通する通路幅が例えば3mmの連通
路74が形成されている。
【0036】また、第2制御流体室12は、ダイヤフラ
ム9、ムービングコア53およびプレートマグネチック
52で囲まれたダイヤフラム室75と、コイルボビン5
の内周、ステータコア6の凹状部、ムービングコア53
の凸状部、およびプレートマグネチック52で囲まれた
スプリング室76とから構成されている。なお、ムービ
ングコア53の外周とプレートマグネチック52の側壁
部の内周との間には、ムービングコア53が軸方向に摺
動可能とする隙間(絞り部を構成する)77が形成され
ている。
【0037】〔実施例の作用〕次に、実施例の流体制御
用電磁弁1の作用を図1ないし図6に基づいて簡単に説
明する。
【0038】燃料タンク101に連通する配管104、
105から発生する蒸発燃料のリークチェックを開始す
る目的で、2つの外部接続端子25を介して電磁駆動部
のコイル4に電力を供給すると(通電すると)、図3お
よび図4の電磁弁開弁状態から、リターンスプリング5
4の付勢力に抗して、ムービングコア53の凸状部がス
テータコア6の凹状部に吸引されて、図5および図6の
電磁弁閉弁状態となる。
【0039】それによって、ムービングコア53の内周
に固定されたシャフト7と、このシャフト7の先端突起
部61の一端面に固定されたバルブ8とが図示上方へ移
動する。そして、バルブ8が、シートバルブ3の区画壁
13の一端面に形成されたバルブシート部16の先端に
当接することで、制御流体通路10の途中に設けられた
弁孔14が閉塞される。
【0040】このようにムービングコア53およびダイ
ヤフラム9が図示上方に吸引される際には、ダイヤフラ
ム室75およびスプリング室76内の空気が排出されな
いと、ムービングコア53、シャフト7、バルブ8およ
びダイヤフラム9が一体的に動作できない。したがっ
て、ムービングコア53およびダイヤフラム9がやや図
示上方に移動すると、第2制御流体室12の内容積がや
や狭くなるが、空気オリフィス72よりも隙間77の方
が通路幅が狭い。
【0041】このため、先ずスプリング室76内の空気
は、空気オリフィス72→連通路73→連通路74→空
気孔70を通って撥水フィルター71から第2制御流体
通路22内に排出される。このとき、連通路73、連通
路74および空気孔70は、十分な通路幅が有るが、空
気オリフィス72では通路幅が絞られているため、スプ
リング室76内の空気は、ゆっくりと抜ける。このた
め、スプリング室76内の圧力低下速度は非常に遅い。
【0042】また、ダイヤフラム室75内の空気は、ム
ービングコア53の外周とプレートマグネチック52の
側壁部の内周との隙間77を通ってスプリング室76内
に抜けていく。このとき、隙間77は通路幅が絞られて
いるため、ダイヤフラム室75内の空気は、非常にゆっ
くりと抜ける。このため、ダイヤフラム室75内の圧力
低下速度はスプリング室76内の圧力低下速度よりも非
常に遅い。
【0043】それによって、ダイヤフラム室75および
スプリング室76よりなる第2制御流体室12内の圧力
が第1制御流体室11内の圧力よりも低下することによ
って、ダイヤフラム9がゆっくりと図示上方へ移動す
る。しかも、ダイヤフラム9の中央部の当接部64およ
びその当接部64の近傍が、その周辺よりも肉厚が大き
く、弾性変形(可撓)し難いので、ダイヤフラム9が非
常にゆっくりと図示上方へ移動する。これにより、ダイ
ヤフラム9の動きにしたがって動作するシャフト7の先
端部に固定されたバルブ8がバルブシート部16に当接
した際には、バルブ8がバルブシート部16に非常にゆ
っくりと当接することになるので、バルブ8の衝突音が
抑えられる。
【0044】また、上記のリークチェックが終了した後
に、電磁駆動部のコイル4への電力の供給が停止すると
(通電停止すると)、ムービングコア53に作用する起
磁力が消滅するため、リータンスプリング54の付勢力
によってムービングコア53が押し戻される。それによ
って、ムービングコア53と共にシャフト7およびバル
ブ8とが図示下方へ移動する。そして、バルブ8が、バ
ルブシート部16から離間することで、弁孔14が開放
される。これにより、エンジンの運転時に、パージバル
ブ107が開弁すると、エンジンの吸気管負圧によっ
て、大気は、第2制御流体通路22→第1制御流体室1
1(流体穴17)→弁孔14→第1制御流体通路21→
大気開放配管109を通ってキャニスタ102内に流入
し、キャニスタ102内の蒸発燃料を配管105を介し
て吸気管103内に送り込む。
【0045】このようにムービングコア53およびダイ
ヤフラム9が図示下方に離間される際には、ダイヤフラ
ム室75およびスプリング室76内に空気が吸い込まれ
ないと、ムービングコア53、シャフト7、バルブ8お
よびダイヤフラム9が一体的に動作できない。したがっ
て、第2制御流体通路12→撥水フィルター71→空気
孔70→連通路74→連通路73→空気オリフィス72
を通ってスプリング室76内に吸い込まれる。また、ス
プリング室76から隙間77を通ってダイヤフラム室7
5内に空気が吸い込まれる。
【0046】この場合にも、空気オリフィス72および
隙間77により通路幅が絞られている関係で、ダイヤフ
ラム室75内およびスプリング室76内の圧力上昇速度
は非常に遅い。そして、ダイヤフラム室75およびスプ
リング室76よりなる第2制御流体室12内の圧力が第
1制御流体室11内の圧力に接近することによって、ダ
イヤフラム9がゆっくりと図示下方へ移動する。しか
も、ダイヤフラム9の中央部の肉厚が大きく、弾性変形
(可撓)し難いので、ダイヤフラム9が非常にゆっくり
と図示下方へ移動する。これにより、ダイヤフラム9と
一体的に動作するシャフト7の中央突起部62が、複数
個のシャフト軸受部15に当接する際に、中央突起部6
2が複数個のシャフト軸受部15に非常にゆっくりと当
接することになるので、シャフト7の衝突音が抑えられ
る。
【0047】ここで、燃料タンク101のフィラーネッ
クに締め付けられたフィラーキャップを取り外して、燃
料タンク101内に燃料を給油する際には、燃料タンク
101内に空気が入り込む。このため、燃料タンク10
1内に入り込んだ空気は、配管104を経てキャニスタ
102内に流入する。そして、キャニスタ102内に流
入した空気は、大気開放配管109→第1制御流体通路
21→弁孔14→第1制御流体室11(流体穴17)→
第2制御流体通路22を通って大気へ戻される。
【0048】〔実施例の効果〕以上のように、本実施例
の流体制御用電磁弁1は、電磁弁閉弁時において、第1
制御流体室11と第2制御流体室12との圧力バランス
を調整しつつバルブ8をバルブシート部16に緩やかに
当接させることができる。これにより、バルブ8の衝突
音を低減することができる。同じように、電磁弁開弁時
において、第1制御流体室11と第2制御流体室12と
の圧力バランスを調整しつつシャフト7の中央突起部6
2を複数個のシャフト軸受部15に緩やかに当接させる
ことができる。これにより、シャフト7の衝突音を低減
することができる。
【0049】そして、ダイヤフラムの中央部でムービン
グコア53との当接部64近傍をその周辺部65よりも
肉厚することで弾性変形し難くし、且つムービングコア
53を支持可能な構造とすることで、電磁弁動作時にお
いて第1制御流体室11と第2制御流体室12との圧力
バランスを良好に保ちつつダイヤフラム9の変形を防止
することができる。
【0050】また、ムービングコア53とシャフト7の
中央突起部62との間にダイヤフラム9を配設すること
で、第1制御流体通路21と第2制御流体通路22とを
気密的に区画することができる。したがって、制御流体
通路10と第2制御流体通路22とを気密的に区画する
ことができるので、制御流体通路10とコイル4等の電
磁駆動部側とを確実に区画できる。この結果、空気中に
含まれる水分等の異物の電磁駆動部側、およびプレート
マグネチック52とムービングコア53との間の隙間7
7への侵入を確実に防止することができる。これによ
り、コイル4等の導電材料の漏水による短絡や錆を防止
することができ、且つプレートマグネチック52とムー
ビングコア53との間の摺動不良を防止することができ
る。
【0051】さらに、制御流体通路10の弁孔14に複
数個のシャフト軸受部15を設け、且つこれらのシャフ
ト軸受部15の電磁駆動部側の面(他端面)を電磁弁開
弁時のシャフト7のストッパ部とすることで、構成部品
点数を増加することなく、逆に構成部品を有効に利用す
るという簡便な方法で、シャフト7等のシャフト7の軸
方向の傾斜を抑制することができる。これにより、バル
ブ8が傾いてバルブシート部16に着座することはな
く、弁孔14を確実に閉塞することができるので、弁漏
れを抑制することができる。
【0052】そして、複数個のシャフト軸受部15、お
よびシャフト7の外周に形成された先端突起部61およ
び中央突起部62を、図1(b)、図7および図8
(a)、(b)に示した形状となるように形成してお
く。そして、シャフト7をシートバルブ3に組み付ける
際に、図8(a)に示したように、シャフト7を複数個
のシャフト軸受部15間に形成される弁孔14中を挿通
した後に、図8(b)に示したように、シャフト7を回
転させることで、シャフト7をシートバルブ3に簡単に
組み付けることができる。
【0053】それによって、複数個のシャフト軸受部1
5をシートバルブ3と一体成形することができると共
に、先端突起部61および中央突起部62が複数個のシ
ャフト軸受部15の存在によって軸方向の一方側または
他方側に動く際に引っ掛かるので、シャフト7の抜け防
止を図ることができる。
【0054】〔変形例〕本実施例では、本発明の流体制
御用電磁弁1を、自動車等の車両の蒸発燃料蒸散防止装
置に使用しているが、これに限定する必要はなく、車両
に搭載される補機類、空調装置等に使用しても良い。制
御流体としては、エア(空気)だけでなく、気相冷媒等
の気体や、水や液相冷媒等の液体、あるいは気液二相状
態の流体を使用することができる。
【0055】本実施例では、電磁弁開弁時に、樹脂材料
製のシャフト7の中央突起部62が複数個のシャフト軸
受部15に直接当接するように構成したが、電磁弁開弁
時に、シャフト7の中央突起部62に環状のクッション
ゴムを取り付けて、クッションゴムが複数個のシャフト
軸受部15に当接するように構成しても良い。
【0056】また、弁孔14の内周形状および複数個の
シャフト軸受部15の外形形状は、本発明に限定する必
要はなく、複数の三角形状、複数の四角形状等の多角形
状、複数の楕円形状、長円形状や円形状など自由に変更
することができる。そして、複数個のシャフト軸受部1
5を付け根から先端に向かって徐々に細くなるように、
つまり先端から付け根に向かって徐々に太くなるように
形成して補強しても良い。また、複数個のシャフト軸受
部15に補強用リブを設けて補強しても良い。さらに、
シャフト7の中央突起部62の外径を、弁孔14の内径
よりも大きくして、電磁弁開弁時に、中央突起部62が
区画壁13の他端面に当接するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は流体制御用電磁弁を示した断面図で、
図1(b)はシャフトとシャフト軸受部を示した断面図
である(実施例)。
【図2】蒸発燃料蒸散防止装置の概略構成を示した概略
図である(実施例)。
【図3】流体制御用電磁弁の開弁時の作動状態を示した
断面図である(実施例)。
【図4】図3の主要部を拡大した断面図である(実施
例)。
【図5】流体制御用電磁弁の閉弁時の作動状態を示した
断面図である(実施例)。
【図6】図5の主要部を拡大した断面図である(実施
例)。
【図7】シートバルブの下端面を示した平面図である
(実施例)。
【図8】(a)、(b)はシャフトとシャフト軸受部を
示した説明図である(実施例)。
【符号の説明】
1 流体制御用電磁弁 2 ハウジング 3 シートバルブ 4 コイル 7 シャフト 8 バルブ 9 ダイヤフラム(薄膜シール部材) 10 制御流体通路 11 第1制御流体室 12 第2制御流体室 13 区画壁 14 弁孔 15 シャフト軸受部(内周突起部) 16 バルブシート部 21 第1制御流体通路 22 第2制御流体通路 53 ムービングコア(シャフト) 62 中央突起部(外周突起部) 64 当接部 65 周辺部 70 空気孔 71 撥水フィルター 72 空気オリフィス(絞り部) 73 連通路 74 連通路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)通電されると起磁力を発生する電磁
    駆動部と、 (b)内部を制御流体が流れる制御流体通路、および前
    記電磁駆動部を収容する収容室を有するシートバルブ
    と、 (c)前記制御流体通路の途中に設けられて、前記制御
    流体通路を第1制御流体通路と第2制御流体通路とに区
    画する区画壁と、 (d)この区画壁の両端面を連通する弁孔と、 (e)前記電磁駆動部近傍から軸方向に延長されて先端
    部が前記弁孔を貫通するように設けられて、前記電磁駆
    動部に駆動されるシャフトと、 (f)このシャフトの先端部に固定されて、前記区画壁
    に着座して前記弁孔を閉塞するバルブと、 (g)前記シートバルブの内部空間を、前記制御流体通
    路と前記収容室とに気密的に区画するゴム系弾性体製の
    薄膜シール部材と、 (h)前記収容室の内部と外部とを連通する連通路と、 (i)この連通路の通路断面積を絞るオリフィスとを備
    えた電磁弁。
  2. 【請求項2】(a)通電されると起磁力を発生する電磁
    駆動部と、 (b)内部を制御流体が流れる制御流体通路、および前
    記電磁駆動部を収容する収容室を有するシートバルブ
    と、 (c)前記制御流体通路の途中に設けられて、前記制御
    流体通路を第1制御流体通路と第2制御流体通路とに区
    画する区画壁と、 (d)この区画壁の両端面を連通する弁孔と、 (e)前記電磁駆動部近傍から軸方向に延長されて先端
    部が前記弁孔を貫通するように設けられて、前記電磁駆
    動部に駆動されるシャフトと、 (f)このシャフトの先端部に固定されて、前記区画壁
    に着座して前記弁孔を閉塞するバルブと、 (g)前記シートバルブの内部空間を、前記制御流体通
    路と前記収容室とに気密的に区画すると共に、その周辺
    よりも弾性変形し難い部位を有するゴム系弾性体製の薄
    膜シール部材とを備えた電磁弁。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の電磁弁において、 前記その周辺よりも弾性変形し難い部位とは、その周辺
    よりも硬い部位であることを特徴とする電磁弁。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の電磁弁において、 前記その周辺よりも弾性変形し難い部位とは、その周辺
    よりも肉厚の大きい部位であることを特徴とする電磁
    弁。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の電磁弁において、 前記肉厚の大きい部位は、前記薄膜シール部材の中央部
    に設けられて、前記シャフトと当接する当接部およびそ
    の近傍であることを特徴とする電磁弁。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の電磁弁において、 前記区画壁の一端面には、電磁弁閉弁時に前記バルブが
    着座するバルブシート部が一体的に設けられていること
    を特徴とする電磁弁。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
    の電磁弁において、 前記区画壁の内周に一体的に設けられた内周突起部は、
    前記シャフトを軸方向に摺動可能に位置決めするための
    シャフト軸受部を構成していることを特徴とする電磁
    弁。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれかに記載
    の電磁弁において、 前記内周突起部の他端面は、前記電磁弁開弁時に前記シ
    ャフトの外周に一体的に設けた外周突起部が当接するス
    トッパ部を構成していることを特徴とする電磁弁。
  9. 【請求項9】請求項7に記載の電磁弁において、 前記シャフトの外周に一体的に設けた外周突起部は、前
    記シャフト軸受部の内周形状に対応した形状の断面を有
    していることを特徴とする電磁弁。
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