JP2001227506A - ダイヤフラムアクチュエータおよび二次空気制御装置 - Google Patents

ダイヤフラムアクチュエータおよび二次空気制御装置

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JP2001227506A JP2000038197A JP2000038197A JP2001227506A JP 2001227506 A JP2001227506 A JP 2001227506A JP 2000038197 A JP2000038197 A JP 2000038197A JP 2000038197 A JP2000038197 A JP 2000038197A JP 2001227506 A JP2001227506 A JP 2001227506A
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芳夫 齋藤
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節雄 大槻
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Kokoku Intech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】両面を第1および第2圧力室に臨ませるダイヤ
フラムの中央部にロッドの一端が連結されるダイヤフラ
ムアクチュエータにおいて、ロッドおよびダイヤフラム
の連結に要する部品点数を低減する。 【解決手段】ロッド17の一端17aがダイヤフラム1
6に直接連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面を第1および
第2圧力室に臨ませるダイヤフラムの中央部にロッドの
一端が連結されるダイヤフラムアクチュエータの改良、
ならびにエンジンの排気通路に外気を導入可能な二次空
気供給通路に介設される二次空気制御装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるダイヤフラムアクチュエー
タおよび二次空気制御装置が、たとえば特開昭53─1
48619号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ダイヤフラムアクチュエータでは、ダイヤフラムの中央
部を両側から挟む一対のリテーナを相互に結合し、ロッ
ドの一端が一方のリテーナに連結される構造となってお
り、ロッドの一端をダイヤフラムの中央部に連結するに
あたり、部品点数が比較的多くなる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ロッドおよびダイヤフラムの連結に要する部
品点数を低減したダイヤフラムアクチュエータを提供す
ることを第1の目的とする。
【0005】また上記特開昭53─148619号公報
で開示された二次空気制御装置は、上述のダイヤフラム
アクチュエータと、該ダイヤフラムアクチュエータに連
結される開閉弁と、エンジンの排気通路に外気を導入可
能な二次空気供給通路の途中に設けられて排気通路側へ
の空気の流通だけを許容するリード弁とで構成されてお
り、ダイヤフラムアクチュエータにおいてロッドおよび
ダイヤフラムの連結に要する部品点数が比較的多くな
り、二次空気制御装置の組立工数が大となってしまう。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、部品点数および組立工数の低減を可能とした
二次空気制御装置を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明は、第1および第2圧力
室に両面を臨ませたダイヤフラムの中央部にロッドの一
端が連結されるダイヤフラムアクチュエータにおいて、
前記ロッドの一端が前記ダイヤフラムに直接連結される
ことを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、ロッドおよびダ
イヤフラムの連結に、ロッドおよびダイヤフラム以外の
他部品が不要であり、ダイヤフラムアクチュエータの部
品点数を低減することができる。
【0009】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、合成ゴム、天然ゴムまたは
エラストマーにより型成形されるダイヤフラムの中央部
に、金属製の前記ロッドの一端がモールド結合されるこ
とを特徴とし、かかる構成によれば、ダイヤフラムの成
形と同時にロッドがダイヤフラムに連結されるので、ダ
イヤフラムアクチュエータの組立工数を減少することが
でき、しかもロッドおよびダイヤフラムの連結部で第1
圧力室および第2圧力室間での気密漏れが生じることを
防止することができ、気密漏れの要因の1つを解消する
ことができる。
【0010】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の発明の構成に加えて、前記ロッドの一端が縦断面略T
字状に形成されることを特徴とし、かかる構成によれ
ば、ロッドの一端およびダイヤフラムの接合面積を比較
的大きくすることが可能であり、ロッドからダイヤフラ
ムに引張り荷重が作用したときにダイヤフラムの中央部
が局部的に撓むことを防止することが可能となるととも
に、ロッドの一端のダイヤフラムへのモールド結合強度
を増大することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の発明の構成に加えて、前記ロッドの一端に複数の貫通
孔が設けられることを特徴とし、かかる構成によれば、
ダイヤフラムの型成形時に各貫通孔に合成ゴム、天然ゴ
ムまたはエラストマーを流入させることで、ロッドの一
端のダイヤフラムへのモールド結合強度をより増大する
ことができる。
【0012】請求項5記載の発明は、上記請求項1〜4
のいずれかに記載の発明の構成に加えて、周縁部をケー
シングで挟持された前記ダイヤフラムの中央部に、第1
および第2圧力室の圧力差に応じてダイヤフラムが撓ん
だときにケーシングに接触する緩衝部が一体に形成され
ることを特徴とし、かかる構成によれば、ダイヤフラム
にその成形後に緩衝部材を接着するものに比べて、部品
点数を低減することができるとともに、緩衝部材の接着
作業が不要となって組立工数を少なくすることができ
る。
【0013】上記第2の目的を達成するために、請求項
6記載の発明は、エンジンの吸気通路に通じる負圧室に
一面を臨ませるダイヤフラムの中央部にロッドの一端が
連結されて成るとともに前記吸気通路の負圧が急激に高
くなるのに応じて前記負圧室の容積を減少する方向に前
記ダイヤフラムを撓ませるダイヤフラムアクチュエータ
と、エンジンの排気通路に外気を導入可能な二次空気供
給通路を遮断可能として前記ロッドの他端に固定される
弁体を有するとともに前記吸気通路の負圧が急激に高く
なるのに応じた前記ダイヤフラムアクチュエータの作動
に応じて閉弁作動する開閉弁とを備える二次空気制御装
置において、前記二次空気供給通路のうち前記排気通路
に通じる下流側通路部に下流端が接続される空気流通路
ならびに該空気流通路の上流端に通じる弁孔を中央部に
開口させた弁座を有するボディと、該ボディに結合され
る第1カバーとの間に前記ダイヤフラムの周縁部が挟持
され、前記二次空気供給通路のうち外気に連なる上流側
通路部に通じるとともに前記弁座を臨ませた弁室を前記
ボディとの間に形成する第2カバーが前記ボディに結合
され、前記ダイヤフラムの中央部に一端が直接連結され
て前記ボディに軸方向移動可能に支承されるとともに前
記弁孔を同軸に貫通して前記弁室内に突出する前記ロッ
ドの他端に前記弁体が固設され、前記弁座から離座する
方向のばね力を発揮する戻しばねが前記ボディおよび弁
体間に設けられることを特徴とする。
【0014】このような請求項6記載の発明の構成によ
れば、ダイヤフラムアクチェータのケーシングならびに
開閉弁の弁ハウジングの一部にボディを共用化するこ
と、ロッドの一端がダイヤフラムの中央部に直接連結さ
れることにより、部品点数を少なくして二次空気制御装
置を構成して組立工数を削減することが可能となる。
【0015】さらに請求項7記載の発明は、上記請求項
6記載の発明の構成に加えて、前記排気通路側への空気
の流通だけを許容して前記空気流通路の下流端ならびに
前記二次空気供給通路の下流側通路部間に介装されるリ
ード弁を支持する弁支持板が、前記ボディならびに該ボ
ディに結合される第3カバー間に挟持されることを特徴
とし、かかる構成によれば、二次空気制御装置全体をコ
ンパクトに構成して、二次空気制御装置のコンパクトな
配置が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0017】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1はエンジンおよび二次空気制御装置の接続
関係を示す図、図2は二次空気制御装置の縦断面図、図
3はロッドの斜視図である。
【0018】先ず図1において、車両に搭載されるエン
ジンEの吸気ポート1には該吸気ポート1とともに吸気
通路2を形成する吸気管3が接続され、吸気ポート1に
燃料を噴射する燃料噴射弁4がエンジンEに取付けら
れ、吸気通路2の吸気量を制御するスロットル弁5が吸
気管3に設けられる。また前記エンジンEの排気ポート
6には該排気ポート6とともに排気通路7を形成する排
気管8が接続される。
【0019】エアクリーナ9で浄化された外気を排気通
路7の排気脈動に応じて排気通路7に二次空気として供
給するために、エアクリーナ9と前記排気通路7におけ
る排気ポート6との間は二次空気供給通路10を介して
接続される。而してエジンの通常の運転時には排気ガス
中の未燃成分の酸化処理が前記二次空気によって促進さ
れる。しかるにスロットル弁5を急閉することで吸気通
路2の負圧が急激に高くなったときには、エンジンEに
供給される混合気の燃料濃度が高くなり、排気通路7に
排出される未燃成分が異常に増大し、前記二次空気供給
通路10から供給される二次空気によって未燃成分が爆
発的に燃焼して所謂アフターバーン現象が生じる可能性
がある。このため吸気通路2の負圧が急激に高くなった
ときには二次空気供給通路10からの二次空気の供給を
停止する必要がある。そこで、二次空気供給通路10に
は、排気脈動による二次空気の供給を可能とするととも
に吸気通路2の負圧が急激に高くなったときには二次空
気の供給を停止するための二次空気制御装置11が介設
される。
【0020】図2において、二次空気制御装置11は、
ダイヤフラムアクチュエータ12と、該ダイヤフラムア
クチュエータ12で閉弁駆動される開閉弁13と、前記
排気通路7側への空気の流通だけを許容するリード弁1
4とで構成される。
【0021】ダイヤフラムアクチュエータ12は、ケー
シング15と、該ケーシング15で周縁部を挟持された
ダイヤフラム16と、該ダイヤフラム16の中央部に一
端が連結される金属製のロッド17とを備え、ダイヤフ
ラム16は合成ゴム、天然ゴムまたはエラストマーによ
り型成形される。
【0022】ケーシング15は、合成樹脂製のボディ1
8と、前記ダイヤフラム16の周縁部を相互間に気密に
挟持して該ボディ18に締結される金属製の第1カバー
19とから成るものであり、第1カバー19およびダイ
ヤフラム16間には該ダイヤフラム16の一面を臨ませ
る負圧室としての第1圧力室20が形成され、ボディ1
8およびダイヤフラム16間には第2圧力室21が形成
される。第1カバー19の中央部には、先端に絞り孔2
2を有する接続管部23が一体に形成されており、前記
絞り孔22を介して第1圧力室20内に通じる負圧導入
管路24の一端が接続管部23に接続され、該負圧導入
管路24の他端は、図1で示すように、スロットル弁5
よりも下流側で吸気通路2に通じるようにして吸気管3
に接続される。これにより第1圧力室20には吸気通路
2内の負圧が作用することになる。
【0023】ロッド17は、ボディ18により軸方向移
動可能に支承されており、該ロッド17の一端17aは
第2圧力室21側で前記ダイヤフラム16の中央部に直
接連結される。
【0024】図3を併せて参照して、前記ロッド17の
一端17aは、たとえば円板部を一体に固着することに
より縦断面略T字状に形成されており、合成ゴム、天然
ゴムまたはエラストマーにより型成形されるダイヤフラ
ム16の中央部に、ロッド17の一端17aがモールド
結合される。しかもロッド17の一端17aにおける前
記円板部には複数の貫通孔25,25…が設けられる。
【0025】またダイヤフラム16の中央部には、第1
および第2圧力室20,21の圧力差に応じてダイヤフ
ラム16がボディ18側に撓んだときにボディ18に接
触する緩衝部26が、ロッド17を同軸に囲繞する円形
にしてボディ18側に突出するようにして一体に形成さ
れる。
【0026】このようなダイヤフラムアクチュエータ1
2では、吸気通路2の負圧が急激に高くなったときに
は、ダイヤフラム16が第1圧力室20の容積を減少す
る方向に前記ダイヤフラム16が撓み、ロッド17が図
2の上方に作動することになる。
【0027】開閉弁13は、弁ハウジング27と、前記
ロッド17の他端に固着される弁体28と、弁ハウジン
グ27および弁体28間に設けられる戻しばね29とを
備える。
【0028】弁ハウジング27は、前記ボディ18と、
該ボディ18に気密に締結される金属製の第2カバー3
0とで構成されるものであり、ボディ18には、空気流
通路31と、空気流通路31を第2圧力室21に連通せ
しめる連通孔32と、空気流通路31の上流端に通じて
前記ロッド17と同軸に配置される弁孔33と、前記空
気流通路31とは反対側で前記弁孔33を中央部に開口
させた弁座34と、前記弁孔33に一部を同軸に挿入せ
しめた支持筒部35とが設けられ、弁孔33を同軸に貫
通するロッド17が前記支持筒部35内に軸方向摺動可
能に嵌合される。
【0029】前記ボディ18および第2カバー30間に
は、前記二次空気供給通路10のうちエアクリーナ9に
連なる上流側通路部10aに通じる弁室36が形成さ
れ、前記弁座34は該弁室36に臨むようにしてボディ
18に形成され、弁座34に着座することを可能として
弁室36に収納される弁体28がロッド17の他端に固
設される。
【0030】また戻しばね29は、前記支持筒部35を
囲繞するコイル状のものであり、弁体28を弁座34か
ら離座せしめる方向、すなわちダイヤフラムアクチュエ
ータ12のダイヤフラム16を第2圧力室21側に撓ま
せる方向のばね力を発揮してボディ18および弁体28
間に設けられる。
【0031】リード弁14は、弁孔40を中央部に有し
て円板状に形成される弁支持板37に、前記弁孔40の
開閉を可能として支持されるものであり、弁支持板37
は、前記弁孔40を空気流通路31の下流端に連通させ
るようにして、前記ボディ18ならびに該ボディ18に
締結される金属製の第3カバー38間に気密に挟持され
る。また第3カバーおよび弁支持板37間には前記リー
ド弁14を収納するとともに前記二次空気供給通路10
のうち吸気通路2側の下流側通路部10bに通じる弁室
39が形成される。すなわちリード弁14は、二次空気
供給通路10のうち前記排気通路7に通じる下流側通路
部10bとボディ18が備える空気流通路31の下流端
との間に介装されるようにしてボディ18に取付けられ
る。
【0032】次にこの実施例の作用について説明する
と、ダイヤフラムアクチュエータ12では、ロッド17
の一端17aがダイヤフラム16に直接連結されるの
で、ロッド17およびダイヤフラム16の連結にロッド
17およびダイヤフラム16以外の他部品が不要であ
り、ダイヤフラムアクチュエータ12の部品点数を低減
することができる。
【0033】また合成ゴム、天然ゴムまたはエラストマ
ーにより型成形されるダイヤフラム16の中央部に金属
製のロッド17の一端17aがモールド結合されるの
で、ダイヤフラム16の成形と同時にロッド17がダイ
ヤフラム16に連結されることになる。したがってダイ
ヤフラムアクチュエータ12の組立工数を減少すること
ができるとともに、ロッド17およびダイヤフラム16
の連結部で第1圧力室20および第2圧力室21間での
気密漏れが生じることを防止することができ、気密漏れ
の要因の1つを解消することができる。
【0034】しかもロッド17の一端17aが縦断面略
T字状に形成されているので、ロッド17の一端17a
およびダイヤフラム16の接合面積を比較的大きくする
ことが可能であり、ロッド17からダイヤフラム16に
引張り荷重が作用したときにダイヤフラム16の中央部
が局部的に撓むことを防止することが可能となるととも
に、ロッド17の一端17aのダイヤフラム16へのモ
ールド結合強度を増大することができる。
【0035】さらにロッド17の一端17aに複数の貫
通孔25,25…が設けられているので、ダイヤフラム
16の型成形時に各貫通孔25,25…に合成ゴム、天
然ゴムまたはエラストマーを流入させることでロッド1
7の一端17aのダイヤフラム16へのモールド結合強
度をより増大することが可能となる。
【0036】また第1および第2圧力室21の圧力差に
応じてダイヤフラム16が撓んだときにケーシング15
に接触する緩衝部26がダイヤフラム16の中央部に一
体に形成されているので、ダイヤフラム16にその成形
後に緩衝部材を接着するものに比べると、部品点数を低
減することができるとともに緩衝部材の接着作業が不要
となって組立工数を少なくすることができる。
【0037】さらに上記ダイヤフラムアクチュエータ1
2、開閉弁13およびリード弁14で構成される二次空
気制御装置11では、ダイヤフラムアクチュエータ12
のケーシング15ならびに開閉弁13の弁ハウジング2
7の一部にボディ18を共用化するとともにリード弁1
4がボディ18に支持されており、ロッド17の一端1
7aがダイヤフラム16の中央部に直接連結されること
と併せて、部品点数を少なくして二次空気制御装置11
を構成し、組立工数を削減することが可能となるととも
に、二次空気制御装置11全体をコンパクトに構成し
て、二次空気制御装置11のコンパクトな配置が可能と
なる。
【0038】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、ロッドおよびダイヤフラムの連結に、ロッドおよび
ダイヤフラム以外の他部品が不要であり、ダイヤフラム
アクチュエータの部品点数を低減することができる。
【0040】また請求項2記載の発明によれば、ダイヤ
フラムアクチュエータの組立工数を減少することがで
き、しかもロッドおよびダイヤフラムの連結部で第1圧
力室および第2圧力室間での気密漏れが生じることを防
止することができ、気密漏れの要因の1つを解消するこ
とができる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、ロッドの一
端およびダイヤフラムの接合面積を比較的大きくするこ
とが可能であり、ロッドからダイヤフラムに引張り荷重
が作用したときにダイヤフラムの中央部が局部的に撓む
ことを防止することが可能となるとともに、ロッドの一
端のダイヤフラムへのモールド結合強度を増大すること
ができる。
【0042】請求項4記載の発明によれば、ロッドの一
端のダイヤフラムへのモールド結合強度をより増大する
ことができる。
【0043】請求項5記載の発明によれば、ダイヤフラ
ムにその成形後に緩衝部材を接着するものに比べて部品
点数を低減することができるとともに、緩衝部材の接着
作業が不要となって組立工数を少なくすることができ
る。
【0044】請求項6記載の発明によれば、部品点数を
少なくして二次空気制御装置を構成して組立工数を削減
することが可能となる。
【0045】さらに請求項7記載の発明によれば、二次
空気制御装置全体をコンパクトに構成して二次空気制御
装置のコンパクトな配置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンおよび二次空気制御装置の接続関係を
示す図である。
【図2】二次空気制御装置の縦断面図である。
【図3】ロッドの斜視図である。
【符号の説明】
2・・・吸気通路 7・・・排気通路 10・・・二次空気供給通路 10a・・・上流側通路部 10b・・・下流側通路部 11・・・二次空気制御装置 12・・・ダイヤフラムアクチュエータ 13・・・開閉弁 14・・・リード弁 15・・・ケーシング 16・・・ダイヤフラム 17・・・ロッド 17a・・・ロッドの一端 18・・・ボディ 19・・・第1カバー 20・・・負圧室としての第1圧力室 21・・・第2圧力室 25・・・貫通孔 26・・・緩衝部 28・・・弁体 29・・・戻しばね 30・・・第2カバー 31・・・空気流通路 33・・・弁孔 34・・・弁座 36・・・弁室 37・・・弁支持板 38・・・第3カバー E・・・エンジン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月19日(2001.3.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】リード弁14は、弁孔40を中央部に有し
て円板状に形成される弁支持板37に、前記弁孔40の
開閉を可能として支持されるものであり、弁支持板37
は、前記弁孔40を空気流通路31の下流端に連通させ
るようにして、前記ボディ18ならびに該ボディ18に
締結される金属製の第3カバー38間に気密に挟持され
る。また第3カバー38および弁支持板37間には前記
リード弁14を収納するとともに前記二次空気供給通路
10のうち排気通路側の下流側通路部10bに通じる
弁室39が形成される。すなわちリード弁14は、二次
空気供給通路10のうち前記排気通路7に通じる下流側
通路部10bとボディ18が備える空気流通路31の下
流端との間に介装されるようにしてボディ18に取付け
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大槻 節雄 宮城県角田市角田字流197─1 株式会社 ケーヒン角田開発センター内 Fターム(参考) 3G091 AA02 AA17 AA23 BA29 BA39 CA22 DB10 EA06 HB07 3H081 AA15 BB04 CC23 DD16 DD37 EE27 HH07 3J045 AA14 BA02 CA10 CA20 DA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2圧力室(20,21)に
    両面を臨ませたダイヤフラム(16)の中央部にロッド
    (17)の一端(17a)が連結されるダイヤフラムア
    クチュエータにおいて、前記ロッド(17)の一端(1
    7a)が前記ダイヤフラム(16)に直接連結されるこ
    とを特徴とするダイヤフラムアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 合成ゴム、天然ゴムまたはエラストマー
    により型成形されるダイヤフラム(16)の中央部に、
    金属製の前記ロッド(17)の一端(17a)がモール
    ド結合されることを特徴とする請求項1記載のダイヤフ
    ラムアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記ロッド(17)の一端(17a)が
    縦断面略T字状に形成されることを特徴とする請求項2
    記載のダイヤフラムアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記ロッド(17)の一端(17a)に
    複数の貫通孔(25)が設けられることを特徴とする請
    求項3記載のダイヤフラムアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 周縁部をケーシング(15)で挟持され
    た前記ダイヤフラム(16)の中央部に、第1および第
    2圧力室(20,21)の圧力差に応じてダイヤフラム
    (16)が撓んだときにケーシング(15)に接触する
    緩衝部(26)が一体に形成されることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載のダイヤフラムアクチュエ
    ータ。
  6. 【請求項6】 エンジン(E)の吸気通路(2)に通じ
    る負圧室(20)に一面を臨ませるダイヤフラム(1
    6)の中央部にロッド(17)の一端(17a)が連結
    されて成るとともに前記吸気通路(2)の負圧が急激に
    高くなるのに応じて前記負圧室(20)の容積を減少す
    る方向に前記ダイヤフラム(16)を撓ませるダイヤフ
    ラムアクチュエータ(12)と、エンジン(E)の排気
    通路(7)に外気を導入可能な二次空気供給通路(1
    0)を遮断可能として前記ロッド(17)の他端に固定
    される弁体(28)を有するとともに前記吸気通路
    (2)の負圧が急激に高くなるのに応じた前記ダイヤフ
    ラムアクチュエータ(12)の作動に応じて閉弁作動す
    る開閉弁(13)とを備える二次空気制御装置におい
    て、前記二次空気供給通路(10)のうち前記排気通路
    (7)に通じる下流側通路部(10b)に下流端が接続
    される空気流通路(31)ならびに該空気流通路(3
    1)の上流端に通じる弁孔(33)を中央部に開口させ
    た弁座(34)を有するボディ(18)と、該ボディ
    (18)に結合される第1カバー(19)との間に前記
    ダイヤフラム(16)の周縁部が挟持され、前記二次空
    気供給通路(10)のうち外気に連なる上流側通路部
    (10a)に通じるとともに前記弁座(34)を臨ませ
    た弁室(36)を前記ボディ(18)との間に形成する
    第2カバー(30)が前記ボディ(18)に結合され、
    前記ダイヤフラム(16)の中央部に一端(17a)が
    直接連結されて前記ボディ(18)に軸方向移動可能に
    支承されるとともに前記弁孔(33)を同軸に貫通して
    前記弁室(36)内に突出する前記ロッド(17)の他
    端に前記弁体(28)が固設され、前記弁座(34)か
    ら離座する方向のばね力を発揮する戻しばね(29)が
    前記ボディ(18)および弁体(28)間に設けられる
    ことを特徴とする二次空気制御装置。
  7. 【請求項7】 前記排気通路(7)側への空気の流通だ
    けを許容して前記空気流通路(31)の下流端ならびに
    前記二次空気供給通路(10)の下流側通路部(10
    b)間に介装されるリード弁(14)を支持する弁支持
    板(37)が、前記ボディ(18)ならびに該ボディ
    (18)に結合される第3カバー(38)間に挟持され
    ることを特徴とする請求項6記載の二次空気制御装置。
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