JP2001227277A - 曲線掘削装置 - Google Patents

曲線掘削装置

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JP2001227277A JP2000036087A JP2000036087A JP2001227277A JP 2001227277 A JP2001227277 A JP 2001227277A JP 2000036087 A JP2000036087 A JP 2000036087A JP 2000036087 A JP2000036087 A JP 2000036087A JP 2001227277 A JP2001227277 A JP 2001227277A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、曲線掘削を行う際に、極力小径の
掘削を可能にすることを第1の目的とし、また、パーカ
ッションを伴う掘削を可能にすることを第2の目的とす
る。 【解決手段】 一定曲率に曲げられ、長さ方向に順次連
結される複数の曲がり外管11と、この曲がり外管内に
挿入され、長さ方向に順次連結される直線状の内管13
とから構成され、前記内管どうしの連結部が、これらの
内管を、その軸線を通る面内において屈曲可能に、か
つ、軸線周りの相対回動を拘束した状態で連結されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、トンネ
ル構築において、トンネル内壁近傍の地盤を改良する際
に好適に用いられる曲線掘削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、トンネルを構築する場合には、
図9に太めの2点鎖線で示すように、トンネル構築予定
領域Aの掘削に先立って、このトンネル構築予定領域A
の内壁近傍の地盤(以下、地盤改良領域と称す)Bを改
良することが行われている。これは、トンネル構築予定
領域Aを掘削する際に、地下水の湧水や周辺地盤の沈下
等と防止するためにとられる処置である。
【0003】そして、この地盤改良領域Bを改良する方
法として従来では、図9に示すように、前記トンネル構
築予定領域Aの上端部に、パイロット坑Cを掘削した後
に、、図10に示すように、直線状の外管1と、この内
部に挿入されるとともに、前記外管1の先端部から前方
へ突出して位置させられる掘削ビット2を備えた内管3
とを備えた掘削装置を用い、図11に示すように、前記
パイロット坑Cから前記地盤改良領域Bへ向けて、改良
剤注入用の注入口Dを掘削し、この注入口Dに適宜手段
を用いて改良剤を注入するとともに、この改良剤を前記
地盤改良領域Bの地盤中に浸透させることにより、前記
地盤改良領域Bの地盤を改良するようにしている。
【0004】ところで、このような従来の地盤改良方法
によると、注入口Dを掘削する掘削装置が直線状に形成
されていることから、前記地盤改良領域Bに均一に改良
剤を注入するには、図11に示すように、前記注入口D
を、一つの鉛直方向の断面内において、角度を変えて多
数形成する必要がある。しかしながら、このような方法
によると、一つの鉛直面内について多数の注入口Dを掘
削する必要があることから、作業工程が長期化するとい
った問題点や、改良剤が均一に注入されないといった問
題点がある。
【0005】そこで、このような問題点を解消するため
の一方法として、図12に一点鎖線で示すように、前記
注入口Dを、トンネル構築予定領域Aの内壁面に沿うよ
うに湾曲させて形成することが提案されている。このよ
うな注入口Dを形成することにより、注入口Dとトンネ
ル構築予定領域Aの内壁面とが略平行となることから、
この内壁面に対して均一な厚さに地盤改良領域Bを形成
することができる。
【0006】一方、このような湾曲した注入口Dを掘削
するために従来では、図13に示すように、一定の曲率
を有する外管5内に、この外管と同一曲率を有する内管
6を挿入し、この内管6の先端部に回転駆動機構7を介
して掘削ビット8を取り付けた掘削装置を用いている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13に示
す掘削装置を用いて湾曲した注入口Dを掘削する場合、
外管5及び内管6が、ともに同一曲率で湾曲させられて
いることにより、外管5に対して内管6を相対回転させ
ることができない。この結果、内管6の先端に装着され
ている掘削ビット8を回転させるためには、前述したよ
うに、前記内管6の先端部に回転駆動機構7を設け、こ
の回転駆動機構7によって前記掘削ビット8を回転させ
るようにする必要があるが、この回転駆動機構7を外管
5の内部に位置させることにより、この外管5の内径が
大きくなってしまう。また、回転駆動機構7を先端部に
設けることによって、作動油等の動力を前記回転駆動機
構7まで供給する必要があることから、そのための動力
供給手段を外管5内に挿入する必要があり、この点から
も外管5の大径化が避けられない。さらに、掘削ビット
8の回転を確保するためには、外管5と内管6との相対
回動、あるいは、外管5と回転駆動機構7との相対回動
を拘束する必要があり、そのための回転防止機構を外管
5内に設ける必要があり、一層外管5の大径化が助長さ
れる。したがって、このような従来の技術においては、
注入口Dの最小径が制限されてしまうといった不具合が
ある。
【0008】一方、改良する地盤の地質によっては、掘
削ビット8の回転のみでは掘削が困難で、この掘削ビッ
ト8に軸方向のパーカッションを与えて、地盤に衝撃力
を与える必要が生じる。このために、前記回転駆動機構
7に加えて、パーカッション機構を内管6の先端部に併
設しようとすると、このパーカッション機構が、ある程
度の直線的なストロークを必要とし、かつ、このストロ
ークが、前記外管5とその内径とによって規制されるこ
とから、パーカッション機構の能力が制限されてしま
う。さらに、前記パーカッション機構を内管6の基端部
に設けることにより、寸法の制約を解除してその大型化
を図ることも考えられるが、内管6の先端部には回転駆
動機構7が設けられており、この回転駆動機構7が、パ
ーカッション機構によって与えられる衝撃力によって損
傷を受けることが想定されるため、有効な解決手段とは
なり得ていない。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、曲線掘削を行う際に、極力小径の掘
削を可能にする曲線掘削装置を提供することを第1の目
的とし、また、パーカッションを伴う掘削を可能にする
曲線掘削装置を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の曲線掘削装置は、前述した目的を達成するために、一
定曲率に曲げられ、長さ方向に順次連結される複数の曲
がり外管と、この曲がり外管内に挿入され、長さ方向に
順次連結される直線状の内管と、最先端の内管の先端に
設けられた掘削ビットと、前記曲がり外管の外周面を把
持し、この曲がり外管を前方に推進させる外管用推進装
置と、前記内管の基端部を保持するとともに、この内管
を回転及び推進させる内管用回転推進装置とから構成さ
れ、前記内管どうしの連結部が、これらの内管を、その
軸線を通る面内において屈曲可能に、かつ、軸線周りの
相対回動を拘束した状態で連結するようになされている
ことを特徴とする。本発明の請求項2に記載の曲線掘削
装置は、請求項1に記載の前記内管どうしの連結部が、
一方の内管の端部内周面に形成された第1のスプライン
と、他方の内管の端部外周面に形成され、前記第1のス
プラインに噛合される第2のスプラインとによって構成
され、前記第2のスプラインの周面及び両側面が、その
長さ方向の中間部を頂点として両端部に行くにしたがい
漸次狭まるようにテーパー状に形成されていることを特
徴とする。本発明の請求項3に記載の曲線掘削装置は、
請求項1または請求項2に記載の前記一方の内管の端部
に、他方の内管の端面が摺動自在に当接させられる球面
受け座が設けられていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1ないし図8に基づき説明する。なお、以下の説
明中、図9および図12と共通する部分については同一
符号を用いて説明を簡略化する。図1中、符号10は、
本実施形態に係わる掘削装置を示し、この掘削装置10
は、一定曲率に曲げられた曲がり外管11と、この曲が
り外管11に挿入され、先端部に掘削ビット12が設け
られた直線状の内管13と、前記曲がり外管11の外周
面を把持し、この曲がり外管11を前方に推進させる外
管用推進装置14と、前記内管13の基端部を保持する
とともに、この内管13を回転及び推進させる内管用回
転推進装置15とから構成され、これらの外管用推進装
置14と内管用回転推進装置15とが、前記外管11と
内管13とを、前記掘削ビット12が前記外管11の先
端から常時突出するような位置関係に保持するようにな
されているとともに、前記外管11及び内管13が長さ
方向に順次連結されるようになされ、かつ、前記内管1
3どうしの連結部が、これらの内管13を、その軸線を
通る面内において屈曲可能に、かつ、軸線周りの相対回
動を拘束した状態で連結するようになされた基本構成と
なっている。
【0012】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、前記外管用推進装置14は、前記曲がり外管11の
基端部(後端部)を回転不可能に把持するように構成さ
れており、また、内管用回転推進装置15は、本実施形
態においては、前記内管13の基端部を相対回転を拘束
した状態で把持してこの内管13を回転させる回転駆動
機構と、この内管13に軸方向のパーカッションを与え
るパーカッション機構(何れも図示略)とを備えてい
る。そして、これらの外管用推進装置14と内管用回転
推進装置15は、パイロット抗Cに設置された基台16
上に走行可能に設置されており、また、外管用推進装置
14と内管用回転推進装置15とは、これらにそれぞれ
固定される曲がり外管11と内管13とが、この内管1
3の先端部に取り付けられている掘削ビット12を前記
曲がり外管11の先端部から所定長さ突出した状態に保
持するように、その相対的な位置関係が保持されるよう
になっている。
【0013】また、前記基台16には、前記外管用推進
装置14及び内管用回転推進装置15を、前述した位置
関係に保持しつつ前記曲がり外管11の軸方向に推進さ
せるための推進機構17が設けられている。
【0014】一方、前方に位置させられる内管13の後
端部には、図2に示すように、連結筒18が螺着される
とともに、溶接等によって一体に固定されており、この
連結筒18の後部内周面には、図3及び図4に詳述する
ように、直線状の歯によって形成された第1のスプライ
ン19が形成されている。
【0015】また、後方に位置させられる内管13の先
端部には、前記連結筒18内に挿入される連結ロッド2
0が螺着されており、この連結ロッド20の長さ方向の
略中間部には、前記第1のスプライン19に噛合される
第2のスプライン21が形成されている。そして、この
第2のスプライン21の各歯21aが、周面及び両側面
が、その長さ方向の中間部を頂点として両端部に行くに
したがい漸次狭まるようにテーパー状に形成されてい
る。
【0016】したがって、これらの第1のスプライン1
9と第2のスプライン21とにより、前記連結筒18と
連結ロッド20とが、その軸線周りの相対回動が拘束さ
れるとともに、前記軸線を通る面内において所定角度
(第2のスプライン21のテーパの角度)の範囲内で屈
曲可能に連結されるようになされている。
【0017】また、前記連結ロッド20の先端部には、
摺動部材22が取り付けられており、この摺動部材22
の先端面が球殻状に突出させられた第1の摺動面22a
となされ、かつ、後端面が、球殻状に窪まされた第2の
摺動面22bとなされている。
【0018】さらに、前記連結筒18の内部には、前記
第1のスプライン19の先端に当接させられて、前記連
結筒18の後方への移動が拘束され、かつ、前記摺動部
材22の第2の摺動面22bが摺動自在に当接させられ
る第1の球面受け座23が設けられているとともに、前
記連結筒18が取り付けられる内管13の後端部に当接
させられることにより、連結筒18の前方への移動が拘
束され、かつ、前記摺動部材22の第1の摺動面22a
が摺動自在に当接させられる第2の球面受け座24が設
けられており、これらの第1の球面受け座23と第2の
球面受け座24とによって、前記摺動部材22が挟み込
まれることにより、この摺動部材22が、両球面受け座
23・24の面方向への相対移動が許容された状態で前
記連結筒18の長さ方向への移動が拘束されている。
【0019】そして、前記連結筒18内に、その先端側
から、前記第1の球面受け座23、前記摺動部材22が
取り付けられた連結ロッド20、さらに、前記摺動部材
22の先端に第2の球面受け座24を当接させるように
順次挿入した後に、この連結筒18の先端部に内管13
の後端部を螺着して固定することにより、この内管13
の連結部が取り付けられる。さらに、継ぎ足される後方
の内管13は、前記連結筒18の後端部から突出させら
れている連結ロッド20の後端部に螺着されることによ
り、相互に連結されるようになっている。
【0020】また、相互に連結される内管13の端面間
には弾性材料からなるシール材25が介装され、掘削時
に内管13内を流れる水の漏れを防止するようになって
いる。
【0021】さらに、本実施形態においては、前記連結
筒18は、前記曲がり外管11を連結するカプラ26と
重畳する位置に位置させられるようになっている。
【0022】ついで、このように構成された掘削装置1
0による掘削操作について説明する。まず、パイロット
坑C内に基台16を設置した後に、この基台16上に外
管用推進装置14及び内管用回転推進装置15を設置す
る。
【0023】ついで、前端部から掘削ビット12が所定
長さ突出させられた状態で内管13が挿入された曲がり
外管11の基端部を外管用推進装置14に固定し、さら
に、この曲がり外管11の基端部から後方に突出させら
れている前記内管13の基端部を内管用回転推進装置1
5に固定する。
【0024】これより、内管用回転推進装置15によっ
て内管13を回転させつつ推進機構17を起動すること
により、外管用推進装置14及び内管用回転推進装置1
5を地盤Bへ向けて移動させて、前記掘削ビット12を
回転させつつ地盤Bに押しつけるとともに、前記内管1
3の内部にその基端部から掘削水を供給して、この掘削
水を内管13の先端から地盤Bへ向けて噴射する。これ
によって、前記掘削ビット12によって地盤Bが掘削さ
れるとともに、掘削土が掘削水と混ぜ合わされてスライ
ム化させられるとともに、このスライムが曲がり外管1
1を経て基端部へ向けて搬送されて、この基端部から外
部へ排出される。そして、地盤Bの地質に対応し、必要
に応じてパーカッション機構を起動して、前記内管13
を介して掘削ビット12にパーカッションを与えつつ掘
削を行う。このような掘削により、地盤B中に、前記曲
がり外管11の曲率に沿った注入口Dが、図12に示す
ように形成される。
【0025】そして、前述したような掘削作業に際し
て、直線状の内管13が、その連結部において、第1の
スプライン19と第2のスプライン21とが噛合させら
れていることにより、前記内管13に回転が確実に与え
られる。また、第2のスプライン21が、その周面及び
両側面がテーパー状に形成されていることにより、内管
13どうしが、図8にαで示すように、その連結部にお
いて折れ曲がることから、これらの内管13が曲がり外
管11の内面にほぼ沿うように位置させられた状態で回
転させられる。したがって、内管13と曲がり外管11
との抵抗が小さく抑えられ円滑な掘削が行われる。さら
に、内管13にパーカッションを与える際にも、連結ロ
ッド20が摺動部材22及び第2の球面受け座24によ
って前方の内管13に当接させられていることから、そ
の衝撃力が前方へ確実に伝達される。
【0026】ここで、内管13に対して、その基端部に
おいて回転を与えるものであるから、回転のための機構
を曲がり外管11内に設置する必要がなく、この結果、
曲がり外管11内に設置される部材の外径を小さくし
て、曲がり外管11の外径を小さくすることができる。
したがって、掘削する注入口Dの内径を小さくすること
ができる。しかも、内管13の先端部分に駆動機構が存
在していないことにより、内管13に外部からパーカッ
ションを与えることが可能となり、これによって、曲が
り外管11の大径化を伴うことなく固い地層の掘削を可
能にする。
【0027】そして、前記曲がり外管11の長さ分の掘
進を行った後に、曲がり外管11及び内管13の把持を
解放した後に、外管用推進装置14および内管用回転推
進装置15を後退させるとともに、曲がり外管11及び
内管13の基端部に、他の曲がり外管11及び内管13
を継ぎ足し、これらの曲がり外管11及び内管13を再
度把持して前述した作業を繰り返すことにより、図12
に示すように、所定長さの注入口Dをトンネル構築予定
領域Aの内壁面に沿って形成することができる。
【0028】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。たとえば、内管13の連結部
を曲がり外管の11のカプラ26と重畳させて位置させ
た例について説明したが、これらをずらして位置させる
ことも可能である。このような構成とすることにより、
前記連結部を、曲がり外管11の大径部に位置させるこ
とができ、これによって、連結部の径方向の寸法を大き
くすることができ、この連結部の強度を高めて掘削能力
を高めることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の掘削装置
によれば、直線状の内管を曲がり外管内に挿入し、前記
内管の連結部を、その軸線を通る面内において屈曲可能
に、かつ、軸線周りの相対回動を拘束した状態で連結し
たことにより、連結された内管を、曲がり外管の内面に
ほぼ沿わせることができ、この結果、内管を円滑に回転
させることができるとともに、曲線掘削を円滑にかつ確
実に行うことができる。そして、内管に対して、その基
端部において回転を与えるものであるから、掘削ビット
を回転させるための機構を曲がり外管内に設置する必要
がなく、これによって曲がり外管内に設置される部材の
外径を小さくして、曲がり外管の外径を小さくすること
ができ、掘削坑の内径を小さくすることができる。ま
た、内管の先端部分に駆動機構が存在していないことに
より、内管に外部からパーカッションを与えることが可
能となり、これによって、曲がり外管の大径化を伴うこ
となく固い地層の掘削を可能にする。さらに、直線状の
内管を用いることにより、内管の曲げ加工を不要にし
て、部品コストを軽減することができるといった効果も
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の基本構成を示す正面図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態を示すもので、内管の一部
を破断した正面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すもので、連結筒の断
面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すもので、連結筒の縦
断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示すもので、連結ロッド
の側面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すもので、連結ロッド
の縦断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示すもので、連結ロッド
に形成された第12のスプライン歯部分の拡大図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態の動作を説明するための側
面図である。
【図9】一般的なトンネルの構築方法を説明するための
概略図である。
【図10】図9に示すトンネル構築方法において注入口
掘削に用いられる従来掘削装置を示す要部の断面図であ
る。
【図11】図9に示すトンネル構築方法にける従来の注
入口の掘削方法を示す断面図である。
【図12】図4に示すトンネル構築方法にける注入口の
掘削方法の他の例を示す断面図である。
【図13】図7に示す注入口の掘削に用いられる従来の
掘削装置を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 外管 2 掘削ビット 3 内管 5 外管 6 内管 7 回転駆動機構 8 掘削ビット 10 掘削装置 11 曲がり外管 12 掘削ビット 13 内管 14 外管用推進装置 15 内管用回転推進装置 16 基台 17 推進機構 18 連結筒 19 第1のスプライン 20 連結ロッド 21 第2のスプライン 21a 歯 22 摺動部材 22a 第1の摺動面 22b 第2の摺動面 23 第1の球面受け座 24 第2の球面受け座 25 シール材 26 カプラ A トンネル構築予定領域 B 地盤改良領域 C パイロット坑 D 注入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定曲率に曲げられ、長さ方向に順次連
    結される複数の曲がり外管と、この曲がり外管内に挿入
    され、長さ方向に順次連結される直線状の内管と、最先
    端の内管の先端に設けられた掘削ビットと、前記曲がり
    外管の外周面を把持し、この曲がり外管を前方に推進さ
    せる外管用推進装置と、前記内管の基端部を保持すると
    ともに、この内管を回転及び推進させる内管用回転推進
    装置とから構成され、前記内管どうしの連結部が、これ
    らの内管を、その軸線を通る面内において屈曲可能に、
    かつ、軸線周りの相対回動を拘束した状態で連結するよ
    うになされていることを特徴とする曲線掘削装置。
  2. 【請求項2】 前記内管どうしの連結部が、一方の内管
    の端部内周面に形成された第1のスプラインと、他方の
    内管の端部外周面に形成され、前記第1のスプラインに
    噛合される第2のスプラインとによって構成され、前記
    第2のスプラインの周面及び両側面が、その長さ方向の
    中間部を頂点として両端部に行くにしたがい漸次狭まる
    ようにテーパー状に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の曲線掘削装置。
  3. 【請求項3】 前記一方の内管の端部に、他方の内管の
    端面が摺動自在に当接させられる球面受け座が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の曲線掘削装置。
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