JP2001227197A - 戸建て住宅用滑り型免震装置 - Google Patents
戸建て住宅用滑り型免震装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンパクトかつ低コストでありながら、いず
れの方向の変位に対しても常に優れた復元性能を発揮さ
せることができるようにする。 【解決手段】 土台基礎B側に固定した摩擦材2と上部
構造体A側に固定した摩擦5とにより構成される滑り機
構6の外周部で、土台基礎B側に固定の円環状のばね止
め部材7と摩擦材5を固定支持するフォルダ4の外周面
との間に、渦巻型の発条ばね8をその内端部分8aがフ
ォルダ4の外周面に巻付け固定され、かつ、その外端部
分8bが円環状のばね止め部材7の内周面に止め付けら
れるように介在させることにより、両摩擦材2,5に変
位初期位置への復元力を付与する復元力機構9が構成さ
れている。
れの方向の変位に対しても常に優れた復元性能を発揮さ
せることができるようにする。 【解決手段】 土台基礎B側に固定した摩擦材2と上部
構造体A側に固定した摩擦5とにより構成される滑り機
構6の外周部で、土台基礎B側に固定の円環状のばね止
め部材7と摩擦材5を固定支持するフォルダ4の外周面
との間に、渦巻型の発条ばね8をその内端部分8aがフ
ォルダ4の外周面に巻付け固定され、かつ、その外端部
分8bが円環状のばね止め部材7の内周面に止め付けら
れるように介在させることにより、両摩擦材2,5に変
位初期位置への復元力を付与する復元力機構9が構成さ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建物あるいは
鉄骨造りの戸建て住宅の免震に適用される滑り型免震装
置に関し、詳しくは、上部構造体側及び基礎等の下部構
造体側それぞれに上下対向状態に設けられた摩擦材同士
を互いに面接触させることにより、地震の発生等に伴い
上,下部両構造体間に一定以上の水平変位力が作用した
とき、両摩擦材同士の水平方向への相対的な滑り作用に
よって上部構造体への変位伝達を遮断もしくは抑制する
ように構成されている戸建て住宅用滑り型免震装置に関
するものである。
鉄骨造りの戸建て住宅の免震に適用される滑り型免震装
置に関し、詳しくは、上部構造体側及び基礎等の下部構
造体側それぞれに上下対向状態に設けられた摩擦材同士
を互いに面接触させることにより、地震の発生等に伴い
上,下部両構造体間に一定以上の水平変位力が作用した
とき、両摩擦材同士の水平方向への相対的な滑り作用に
よって上部構造体への変位伝達を遮断もしくは抑制する
ように構成されている戸建て住宅用滑り型免震装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の戸建て住宅用滑り型免震装置
は、従来より一般的に採用されている積層ゴム等の弾性
体を利用した免震装置に比べて、免震装置の高さを低く
しコンパクトな設計が可能で戸建て住宅用の免震装置と
して好適である。
は、従来より一般的に採用されている積層ゴム等の弾性
体を利用した免震装置に比べて、免震装置の高さを低く
しコンパクトな設計が可能で戸建て住宅用の免震装置と
して好適である。
【0003】ところで、滑り型免震装置では、摩擦材同
士を互いに面接触させてなる滑り機構の他に上部構造体
を水平方向への相対変位位置から変位初期位置に復元さ
せるための復元力機構を兼備させる必要がある。その復
元力機構として、従来では、ゴム弾性体や重力振り子あ
るいは通常の金属コイルスプリングの弾性反発力を利用
したものが知られている。
士を互いに面接触させてなる滑り機構の他に上部構造体
を水平方向への相対変位位置から変位初期位置に復元さ
せるための復元力機構を兼備させる必要がある。その復
元力機構として、従来では、ゴム弾性体や重力振り子あ
るいは通常の金属コイルスプリングの弾性反発力を利用
したものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴム弾
性体や重力振り子を使用する復元力機構の場合は、戸建
て住宅自体の規模や総重量等に対応して滑り型免震装置
そのものの大きさや形態が異なり、それに応じて復元力
機構も個別に設計し製作加工しなければならないため
に、免震装置全体の製作コストが非常に高いものとな
る。また、金属コイルスプリングを使用する復元力機構
の場合は、滑り機構がどの方向に滑り変位したときでも
所定の変位初期位置への復元機能を確実に発揮させ得る
ようにするために複数のコイルスプリングを用い、それ
ら複数のコイルスプリングを適正に配置する必要がある
といったように、設置場所の確保及び復元性能の信頼性
の面で問題があった。
性体や重力振り子を使用する復元力機構の場合は、戸建
て住宅自体の規模や総重量等に対応して滑り型免震装置
そのものの大きさや形態が異なり、それに応じて復元力
機構も個別に設計し製作加工しなければならないため
に、免震装置全体の製作コストが非常に高いものとな
る。また、金属コイルスプリングを使用する復元力機構
の場合は、滑り機構がどの方向に滑り変位したときでも
所定の変位初期位置への復元機能を確実に発揮させ得る
ようにするために複数のコイルスプリングを用い、それ
ら複数のコイルスプリングを適正に配置する必要がある
といったように、設置場所の確保及び復元性能の信頼性
の面で問題があった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、コンパクトかつ低コストでありながら、いずれの方
向の変位に対しても常に優れた復元性能を発揮させるこ
とができる戸建て住宅用滑り型免震装置を提供すること
を目的としている。
で、コンパクトかつ低コストでありながら、いずれの方
向の変位に対しても常に優れた復元性能を発揮させるこ
とができる戸建て住宅用滑り型免震装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る戸建て住宅用滑り型免震装置は、上部
構造体側及び下部構造体側それぞれに上下対向状態に設
けられた摩擦材同士を互いに面接触させることにより、
上,下部両構造体間に一定以上の水平変位力が作用した
とき、相対的に水平方向に変位可能な滑り機構が構成さ
れている戸建て住宅用滑り型免震装置であって、上記滑
り機構の周囲で、該滑り機構における上部構造体側の摩
擦材と下部構造体との間もしくは下部構造体側の摩擦材
と上部構造体との間には、両摩擦材に変位初期位置への
復元力を付与するような弾性反発力を発生する発条ばね
を備えた復元力機構が介在されていることを特徴とする
ものである。
に、本発明に係る戸建て住宅用滑り型免震装置は、上部
構造体側及び下部構造体側それぞれに上下対向状態に設
けられた摩擦材同士を互いに面接触させることにより、
上,下部両構造体間に一定以上の水平変位力が作用した
とき、相対的に水平方向に変位可能な滑り機構が構成さ
れている戸建て住宅用滑り型免震装置であって、上記滑
り機構の周囲で、該滑り機構における上部構造体側の摩
擦材と下部構造体との間もしくは下部構造体側の摩擦材
と上部構造体との間には、両摩擦材に変位初期位置への
復元力を付与するような弾性反発力を発生する発条ばね
を備えた復元力機構が介在されていることを特徴とする
ものである。
【0007】上記構成の本発明によれば、積層ゴム等の
弾性体を利用した免震装置に比べて高さの低いコンパク
ト設計が可能な滑り型免震装置である上に、その復元力
機構として、構成が単純でかつ嵩の低い発条ばねを利用
することにより、積層ゴム等の弾性体を使用する場合と
同じ弾性力を発揮させるにあたっても、装置全体の低コ
スト化及びコンパクト化が図れる。その上、通常のコイ
ルスプリングを使用する場合に比べて、設置所要スペー
スを小さくしながら、いずれの方向の滑り変位に対して
も弾性歪み変位を等しくして所定の変位初期位置への復
元機能を常に確実に安定よく発揮させることが可能であ
る。
弾性体を利用した免震装置に比べて高さの低いコンパク
ト設計が可能な滑り型免震装置である上に、その復元力
機構として、構成が単純でかつ嵩の低い発条ばねを利用
することにより、積層ゴム等の弾性体を使用する場合と
同じ弾性力を発揮させるにあたっても、装置全体の低コ
スト化及びコンパクト化が図れる。その上、通常のコイ
ルスプリングを使用する場合に比べて、設置所要スペー
スを小さくしながら、いずれの方向の滑り変位に対して
も弾性歪み変位を等しくして所定の変位初期位置への復
元機能を常に確実に安定よく発揮させることが可能であ
る。
【0008】上記構成の戸建て住宅用滑り型免震装置に
おいて、上記復元力機構における発条ばねとして、請求
項2に記載のように、渦巻型で、その一端部分が上部構
造体側の摩擦材もしくは下部構造体側の摩擦材の外周に
巻付け固定され、かつ、他端部分が下部構造体側もしく
は上部構造体側に止め付けられた形態のものを使用する
場合は、滑り変位方向のいかんにかかわらず、発条ばね
の弾性歪み変位を等しく、かつ、大きくとることが可能
で、復元性能の信頼性を一段と高めることができる。
おいて、上記復元力機構における発条ばねとして、請求
項2に記載のように、渦巻型で、その一端部分が上部構
造体側の摩擦材もしくは下部構造体側の摩擦材の外周に
巻付け固定され、かつ、他端部分が下部構造体側もしく
は上部構造体側に止め付けられた形態のものを使用する
場合は、滑り変位方向のいかんにかかわらず、発条ばね
の弾性歪み変位を等しく、かつ、大きくとることが可能
で、復元性能の信頼性を一段と高めることができる。
【0009】また、上記構成の戸建て住宅用滑り型免震
装置における滑り機構として、請求項3に記載のよう
に、上部構造体側の摩擦材及び下部構造体側の摩擦材同
士の変位初期位置での面接触面積が水平方向への相対変
位位置での面接触面積よりも大きくなるような形態に構
成されたものを用いることによって、変位初期位置では
単位面積当りの面圧が低いことから摩擦係数が大きく、
かつ、相対変位位置では単位面積当りの面圧が増加する
ことから摩擦係数が小さくなるといった摩擦材が本来的
に有する面圧−摩擦係数特性(図8参照)を有効に活用
することが可能となり、これによって、通常時に上部構
造体に作用する風荷重等の日常的荷重に対しては高い滑
り抵抗を与えて不要な揺れ動きを抑制するトリガー機能
を発揮させつつ、地震の発生等に伴う大きな変位荷重に
対しては両摩擦材同士が滑り移動しやすくて所定の免震
性能を確実に発揮させることができると同時に、復元性
能の向上も図ることができ、地震などの変位荷重除去後
の残留変位を小さくすることができる。
装置における滑り機構として、請求項3に記載のよう
に、上部構造体側の摩擦材及び下部構造体側の摩擦材同
士の変位初期位置での面接触面積が水平方向への相対変
位位置での面接触面積よりも大きくなるような形態に構
成されたものを用いることによって、変位初期位置では
単位面積当りの面圧が低いことから摩擦係数が大きく、
かつ、相対変位位置では単位面積当りの面圧が増加する
ことから摩擦係数が小さくなるといった摩擦材が本来的
に有する面圧−摩擦係数特性(図8参照)を有効に活用
することが可能となり、これによって、通常時に上部構
造体に作用する風荷重等の日常的荷重に対しては高い滑
り抵抗を与えて不要な揺れ動きを抑制するトリガー機能
を発揮させつつ、地震の発生等に伴う大きな変位荷重に
対しては両摩擦材同士が滑り移動しやすくて所定の免震
性能を確実に発揮させることができると同時に、復元性
能の向上も図ることができ、地震などの変位荷重除去後
の残留変位を小さくすることができる。
【0010】なお、上記構成の戸建て住宅用滑り型免震
装置において、両摩擦材の滑り面は設置状態で水平面に
沿う平面形状のものが好ましいが、これ以外に、加工の
ばらつきや設置条件などに起因して水平面に対して上方
または下方に少し凹曲した曲線面あるいは円弧面などに
形成されたものであっても性能的には問題がない。
装置において、両摩擦材の滑り面は設置状態で水平面に
沿う平面形状のものが好ましいが、これ以外に、加工の
ばらつきや設置条件などに起因して水平面に対して上方
または下方に少し凹曲した曲線面あるいは円弧面などに
形成されたものであっても性能的には問題がない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態
による戸建て住宅用滑り型免震装置の全体構成を示す概
略図であり、同図において、Aは木造建物や鉄骨造りの
戸建て住宅用建物、Bは下部構造体となる土台基礎で、
これら上部構造体Aと土台基礎Bとの間に滑り型免震装
置Cを介在させて、通常時は上部構造体Aの荷重を支持
しその荷重を土台基礎B側に伝達するとともに、地震発
生等により土台基礎B側に一定以上の水平変位力が作用
した時は両者A,B間の水平方向の相対変位を許容して
土台基礎B側から上部構造体Aへの変位伝達を遮断もし
くは抑制するものである。
にもとづいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態
による戸建て住宅用滑り型免震装置の全体構成を示す概
略図であり、同図において、Aは木造建物や鉄骨造りの
戸建て住宅用建物、Bは下部構造体となる土台基礎で、
これら上部構造体Aと土台基礎Bとの間に滑り型免震装
置Cを介在させて、通常時は上部構造体Aの荷重を支持
しその荷重を土台基礎B側に伝達するとともに、地震発
生等により土台基礎B側に一定以上の水平変位力が作用
した時は両者A,B間の水平方向の相対変位を許容して
土台基礎B側から上部構造体Aへの変位伝達を遮断もし
くは抑制するものである。
【0012】上記滑り型免震装置Cは、図2及び図3に
示すように、土台基礎B側に固定した矩形板状の基板1
の上面に摩擦材2が固着されている一方、上部構造体A
の下面に固定した矩形円板状の基板3の下面中央部に
は、フォルダ4を介して四弗化エチレン樹脂板などから
なる円板形状の摩擦材5が固定支持されており、これら
上下で対向する両摩擦材2,5の摩擦面2A,5A同士
を互いに接触させることで、地震発生等に伴い上部構造
体Aと土台基礎Bとの間に一定以上の水平変位力が作用
したとき、水平方向に相対的に滑り変位可能な滑り機構
6が構成されている。
示すように、土台基礎B側に固定した矩形板状の基板1
の上面に摩擦材2が固着されている一方、上部構造体A
の下面に固定した矩形円板状の基板3の下面中央部に
は、フォルダ4を介して四弗化エチレン樹脂板などから
なる円板形状の摩擦材5が固定支持されており、これら
上下で対向する両摩擦材2,5の摩擦面2A,5A同士
を互いに接触させることで、地震発生等に伴い上部構造
体Aと土台基礎Bとの間に一定以上の水平変位力が作用
したとき、水平方向に相対的に滑り変位可能な滑り機構
6が構成されている。
【0013】上記滑り機構6の外周囲の土台基礎B側の
基板1上には円環状のばね止め部材7が固定され、この
ばね止め部材7の内周面と上記摩擦材5を固定支持する
フォルダ4の外周面との間には、渦巻型の発条ばね8が
介在されている。この発条ばね8はその内端部分8aが
上記フォルダ4の外周面にほぼ(1/4)円程度巻付け
てフォルダ4に固定されているとともに、その外端部分
8bが円環状のばね止め部材7の内周面に止め付けられ
ており、この発条ばね8と円環状ばね止め部材7とによ
り、上記両摩擦材2,5に変位初期位置への復元力を付
与する復元力機構9が構成されている。
基板1上には円環状のばね止め部材7が固定され、この
ばね止め部材7の内周面と上記摩擦材5を固定支持する
フォルダ4の外周面との間には、渦巻型の発条ばね8が
介在されている。この発条ばね8はその内端部分8aが
上記フォルダ4の外周面にほぼ(1/4)円程度巻付け
てフォルダ4に固定されているとともに、その外端部分
8bが円環状のばね止め部材7の内周面に止め付けられ
ており、この発条ばね8と円環状ばね止め部材7とによ
り、上記両摩擦材2,5に変位初期位置への復元力を付
与する復元力機構9が構成されている。
【0014】上記のように構成された戸建て住宅用滑り
型免震装置Cによれば、通常時には、図2及び図3に示
すように、滑り機構6を構成するところの上部構造体A
側の摩擦材5の滑り面5Aと土台基礎B側の摩擦材2の
滑り面2Aとが基板1の中央部で面接触する変位初期位
置に保たれている。
型免震装置Cによれば、通常時には、図2及び図3に示
すように、滑り機構6を構成するところの上部構造体A
側の摩擦材5の滑り面5Aと土台基礎B側の摩擦材2の
滑り面2Aとが基板1の中央部で面接触する変位初期位
置に保たれている。
【0015】この状態で地震の発生等により土台基礎B
側に一定以上の水平変位力が作用したときは、滑り機構
6を構成する両摩擦材5,2の滑り面5A,2Aが、図
4及び図5に示すように、相対的に水平方向に滑り変位
し、その滑り変位によって土台基礎B側の水平変位力を
吸収して上部構造体Aへの変位伝達を遮断もしくは抑制
し所定の免震性能が発揮される。このとき、復元力機構
9を構成するところの発条ばね8は、図5に明示されて
いるように、両摩擦材5,2の相対変位方向に大きく弾
性歪み変位されることになり、地震等による水平変位力
が除去された後は、発条ばね8の弾性反発力によって両
摩擦材5,2が図2及び図3に示すような変位初期位置
に復元される。
側に一定以上の水平変位力が作用したときは、滑り機構
6を構成する両摩擦材5,2の滑り面5A,2Aが、図
4及び図5に示すように、相対的に水平方向に滑り変位
し、その滑り変位によって土台基礎B側の水平変位力を
吸収して上部構造体Aへの変位伝達を遮断もしくは抑制
し所定の免震性能が発揮される。このとき、復元力機構
9を構成するところの発条ばね8は、図5に明示されて
いるように、両摩擦材5,2の相対変位方向に大きく弾
性歪み変位されることになり、地震等による水平変位力
が除去された後は、発条ばね8の弾性反発力によって両
摩擦材5,2が図2及び図3に示すような変位初期位置
に復元される。
【0016】このように滑り型免震装置Cの復元力機構
9として、構成が単純でかつ嵩の低い発条ばね8を利用
することにより、免震装置として積層ゴム等を利用する
ものに比べて、同じ弾性復元力を発揮させるにあたって
も、装置全体を低コストで、かつ、コンパクトに構成す
ることが可能である。その上、通常のコイルスプリング
を使用する場合に比べて、設置所要スペースを小さくし
ながらも、いずれの方向の滑り変位に対しても弾性歪み
変位を等しくして所定の変位初期位置への復元機能を常
に確実に安定よく発揮させることが可能である。
9として、構成が単純でかつ嵩の低い発条ばね8を利用
することにより、免震装置として積層ゴム等を利用する
ものに比べて、同じ弾性復元力を発揮させるにあたって
も、装置全体を低コストで、かつ、コンパクトに構成す
ることが可能である。その上、通常のコイルスプリング
を使用する場合に比べて、設置所要スペースを小さくし
ながらも、いずれの方向の滑り変位に対しても弾性歪み
変位を等しくして所定の変位初期位置への復元機能を常
に確実に安定よく発揮させることが可能である。
【0017】なお、上記第1の実施形態では、復元力機
構9として、渦巻型の単一発条ばね8を使用したが、こ
れに代えて、図6に示すように、滑り機構6の外周部に
径の異なる複数個(図面上では3個で示すが、2個でも
4個以上でもよい)の円形リング10を同心状に配置
し、これら異径のリング10同士をその内外周面間にお
いてそれぞれ湾曲板ばね11により連結支持させてなる
構成の復元力機構9であっても、上記第1の実施形態の
場合とほぼ同等な復元性能を発揮させることが可能であ
る。
構9として、渦巻型の単一発条ばね8を使用したが、こ
れに代えて、図6に示すように、滑り機構6の外周部に
径の異なる複数個(図面上では3個で示すが、2個でも
4個以上でもよい)の円形リング10を同心状に配置
し、これら異径のリング10同士をその内外周面間にお
いてそれぞれ湾曲板ばね11により連結支持させてなる
構成の復元力機構9であっても、上記第1の実施形態の
場合とほぼ同等な復元性能を発揮させることが可能であ
る。
【0018】また、上記第1の実施形態に示した滑り型
免震装置Cにおける滑り機構6として、図7に示すよう
に、下部構造体B側の摩擦材2の滑り面2Aのうち、上
部構造体A側の円板形状摩擦材5の滑り面5Aの面積S
fに等しい面積Spを有する中央部分の滑り面2aを平
坦な面に形成するとともに、この平坦な滑り面2aの外
周部にある周辺滑り面2bをその全域に多数のディンプ
ル2cを有する面に形成し、これによって、両摩擦材
5,2の滑り面5A,2A同士の接触面積を、変位初期
位置ではSf=Spの関係にあり、水平方向への相対変
位位置ではSf>Spの関係になるような形態に構成し
てもよい。
免震装置Cにおける滑り機構6として、図7に示すよう
に、下部構造体B側の摩擦材2の滑り面2Aのうち、上
部構造体A側の円板形状摩擦材5の滑り面5Aの面積S
fに等しい面積Spを有する中央部分の滑り面2aを平
坦な面に形成するとともに、この平坦な滑り面2aの外
周部にある周辺滑り面2bをその全域に多数のディンプ
ル2cを有する面に形成し、これによって、両摩擦材
5,2の滑り面5A,2A同士の接触面積を、変位初期
位置ではSf=Spの関係にあり、水平方向への相対変
位位置ではSf>Spの関係になるような形態に構成し
てもよい。
【0019】上記図7に示すような形態に構成された滑
り機構6と既述のような渦巻型発条ばね8を備えた復元
力機構9を兼備した滑り型免震装置Cによれば、通常時
の変位初期位置では、両摩擦材5,2の滑り面5A,2
Aの接触面積がSf=Spの関係にあるために単位面積
当たりの面圧が低く、その結果、図8に示す面圧−摩擦
係数の特性図からも明らかなように、摩擦係数が大きく
て滑り機構6が滑り変位しにくい状態にある。したがっ
て、通常時に上部構造体Aに作用する風荷重等の日常的
荷重に対しては高い滑り抵抗を与えて不要な揺れ動きを
抑制するトリガー機能を発揮させることができる。
り機構6と既述のような渦巻型発条ばね8を備えた復元
力機構9を兼備した滑り型免震装置Cによれば、通常時
の変位初期位置では、両摩擦材5,2の滑り面5A,2
Aの接触面積がSf=Spの関係にあるために単位面積
当たりの面圧が低く、その結果、図8に示す面圧−摩擦
係数の特性図からも明らかなように、摩擦係数が大きく
て滑り機構6が滑り変位しにくい状態にある。したがっ
て、通常時に上部構造体Aに作用する風荷重等の日常的
荷重に対しては高い滑り抵抗を与えて不要な揺れ動きを
抑制するトリガー機能を発揮させることができる。
【0020】それでいて、滑り機構6が相対的に水平方
向に滑り移動した変位位置では、両摩擦材5,2の滑り
面5A,2Aの接触面積がSf>Spの関係になり、こ
のような接触面積の減少に伴い単位面積当たりの面圧が
急激に増加し、その結果、図8の特性図からも明らかな
ように、摩擦係数が小さくなって、上部構造体Aと土台
基礎Bとが相対的に滑り変位しやい状態となる。したが
って、地震の発生等による土台基礎B側の水平変位が滑
り機構6の滑り変位によって吸収され、上部構造体A側
への変位伝達を遮断もしくは抑制し所定の免震性能を確
実十分に発揮させることができると同時に、復元力機構
9の発条ばね8による弾性歪み変位を大きくとって復元
性能の向上も図ることができ、地震などの変位荷重除去
後の残留変位を小さくすることができる。
向に滑り移動した変位位置では、両摩擦材5,2の滑り
面5A,2Aの接触面積がSf>Spの関係になり、こ
のような接触面積の減少に伴い単位面積当たりの面圧が
急激に増加し、その結果、図8の特性図からも明らかな
ように、摩擦係数が小さくなって、上部構造体Aと土台
基礎Bとが相対的に滑り変位しやい状態となる。したが
って、地震の発生等による土台基礎B側の水平変位が滑
り機構6の滑り変位によって吸収され、上部構造体A側
への変位伝達を遮断もしくは抑制し所定の免震性能を確
実十分に発揮させることができると同時に、復元力機構
9の発条ばね8による弾性歪み変位を大きくとって復元
性能の向上も図ることができ、地震などの変位荷重除去
後の残留変位を小さくすることができる。
【0021】なお、上記各実施形態では、両摩擦材5,
2の滑り面5A,2Aが常に同一水平面で接触する平面
摩擦型の滑り型免震装置について説明したが、上記滑り
面5A,2Aの接触面が加工のばらつきや設置条件など
によって水平面に対して上方または下方に少し凹曲し
た、例えば、サイクロイド曲線面、放物曲線面または円
弧面などに形成された場合でも上記した性能を十分に発
揮させることが可能であり、また、両摩擦材5,2の上
下関係を上記各実施形態とは逆にしてもよい。
2の滑り面5A,2Aが常に同一水平面で接触する平面
摩擦型の滑り型免震装置について説明したが、上記滑り
面5A,2Aの接触面が加工のばらつきや設置条件など
によって水平面に対して上方または下方に少し凹曲し
た、例えば、サイクロイド曲線面、放物曲線面または円
弧面などに形成された場合でも上記した性能を十分に発
揮させることが可能であり、また、両摩擦材5,2の上
下関係を上記各実施形態とは逆にしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、もとも
と積層ゴム等の弾性体を利用した免震装置に比べて高さ
の低いコンパクト設計が可能な滑り型免震装置であるこ
とと、この滑り型免震装置において必要な復元力機構と
して、構成が単純で、かつ、嵩の低い発条ばねを利用す
ることにより、積層ゴム等を使用する場合と同じ弾性復
元力であっても、装置全体の製作コストの低減と著しい
コンパクト化を図ることができる。しかも、通常のコイ
ルスプリングを使用する場合に比べて、設置所要スペー
スを小さくしながら、いずれの方向の滑り変位に対して
も弾性歪み変位を等しくして所定の変位初期位置への復
元機能を常に確実に安定よく発揮させることができ、免
震性能及び復元性能の両面で長期使用に対する信頼性の
向上を達成することができるという効果を奏する。
と積層ゴム等の弾性体を利用した免震装置に比べて高さ
の低いコンパクト設計が可能な滑り型免震装置であるこ
とと、この滑り型免震装置において必要な復元力機構と
して、構成が単純で、かつ、嵩の低い発条ばねを利用す
ることにより、積層ゴム等を使用する場合と同じ弾性復
元力であっても、装置全体の製作コストの低減と著しい
コンパクト化を図ることができる。しかも、通常のコイ
ルスプリングを使用する場合に比べて、設置所要スペー
スを小さくしながら、いずれの方向の滑り変位に対して
も弾性歪み変位を等しくして所定の変位初期位置への復
元機能を常に確実に安定よく発揮させることができ、免
震性能及び復元性能の両面で長期使用に対する信頼性の
向上を達成することができるという効果を奏する。
【0023】特に、復元力機構として、請求項2に記載
のような渦巻型発条ばねを使用し、その一端部分を上部
構造体側の摩擦材もしくは下部構造体側の摩擦材の外周
に巻付け固定し、かつ、他端部分を下部構造体側もしく
は上部構造体側に止め付けた形態のものを使用すること
により、滑り変位方向のいかんにかかわらず、発条ばね
の弾性歪み変位を等しく、かつ、大きくとって復元性能
の信頼性を一段と高めることができる。
のような渦巻型発条ばねを使用し、その一端部分を上部
構造体側の摩擦材もしくは下部構造体側の摩擦材の外周
に巻付け固定し、かつ、他端部分を下部構造体側もしく
は上部構造体側に止め付けた形態のものを使用すること
により、滑り変位方向のいかんにかかわらず、発条ばね
の弾性歪み変位を等しく、かつ、大きくとって復元性能
の信頼性を一段と高めることができる。
【0024】また、滑り機構として、請求項3に記載の
ように、上部構造体側の摩擦材及び下部構造体側の摩擦
材同士の変位初期位置での面接触面積が水平方向への相
対変位位置での面接触面積よりも大きくなるような形態
に構成されたものを用いることによって、通常時には上
部構造体に作用する風荷重等の日常的荷重に対して高い
滑り抵抗を与えて不要な揺れ動きを抑制するトリガー機
能を発揮させつつ、地震の発生等に伴う大きな変位荷重
の作用時には両摩擦材同士の円滑な滑り移動により所定
の免震性能を確実に発揮させることができると同時に、
復元性能の向上も図ることができ、地震などの変位荷重
除去後の残留変位を小さくすることができる。
ように、上部構造体側の摩擦材及び下部構造体側の摩擦
材同士の変位初期位置での面接触面積が水平方向への相
対変位位置での面接触面積よりも大きくなるような形態
に構成されたものを用いることによって、通常時には上
部構造体に作用する風荷重等の日常的荷重に対して高い
滑り抵抗を与えて不要な揺れ動きを抑制するトリガー機
能を発揮させつつ、地震の発生等に伴う大きな変位荷重
の作用時には両摩擦材同士の円滑な滑り移動により所定
の免震性能を確実に発揮させることができると同時に、
復元性能の向上も図ることができ、地震などの変位荷重
除去後の残留変位を小さくすることができる。
【図1】本発明の第1の実施形態による戸建て住宅用滑
り型免震装置の全体構成を示す概略図である。
り型免震装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】同上滑り型免震装置が変位初期位置にある状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】同上滑り型免震装置が相対変位位置にある状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態による戸建て住宅用滑
り型免震装置の全体構成を示す概略平面図である。
り型免震装置の全体構成を示す概略平面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態による戸建て住宅用滑
り型免震装置の要部の平面図である。
り型免震装置の要部の平面図である。
【図8】摩擦材の有する面圧−摩擦係数特性の説明図で
ある。
ある。
2,5 摩擦材 2A,5A 滑り面 6 滑り機構 8 発条ばね 9 復元力機構 A 上部構造体 B 土台基礎(下部構造体) C 滑り型免震装置
Claims (3)
- 【請求項1】 上部構造体側及び下部構造体側それぞれ
に上下対向状態に設けられた摩擦材同士を互いに面接触
させることにより、上,下部両構造体間に一定以上の水
平変位力が作用したとき、相対的に水平方向に変位可能
な滑り機構が構成されている戸建て住宅用滑り型免震装
置であって、 上記滑り機構の周囲で、該滑り機構における上部構造体
側の摩擦材と下部構造体との間もしくは下部構造体側の
摩擦材と上部構造体との間には、両摩擦材に変位初期位
置への復元力を付与するような弾性反発力を発生する発
条ばねを備えた復元力機構が介在されていることを特徴
とする戸建て住宅用滑り型免震装置。 - 【請求項2】 上記復元力機構における発条ばねは渦巻
型で、その一端部分が上部構造体側の摩擦材もしくは下
部構造体側の摩擦材の外周に巻付け固定され、かつ、他
端部分が下部構造体側もしくは上部構造体側に止め付け
られた形態のものである請求項1に記載の戸建て住宅用
免震装置。 - 【請求項3】 上記滑り機構は、上部構造体側の摩擦材
及び下部構造体側の摩擦材同士の変位初期位置での面接
触面積が水平方向への相対変位位置での面接触面積より
も大きくなるような形態に構成されている請求項1また
は2に記載の戸建て住宅用滑り型免震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000042367A JP2001227197A (ja) | 2000-02-21 | 2000-02-21 | 戸建て住宅用滑り型免震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000042367A JP2001227197A (ja) | 2000-02-21 | 2000-02-21 | 戸建て住宅用滑り型免震装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001227197A true JP2001227197A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18565449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000042367A Withdrawn JP2001227197A (ja) | 2000-02-21 | 2000-02-21 | 戸建て住宅用滑り型免震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001227197A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005257001A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | すべり型免震装置のすべり板 |
JP2006125140A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Kazunao Kameyama | 免振装置 |
JP2006299681A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Isao Tsukioka | 免震構造の構造体 |
JP2010006605A (ja) * | 2008-05-26 | 2010-01-14 | Daifuku Co Ltd | 荷支持用免震装置 |
JP2011127384A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Shohei Suzuki | 免震装置 |
JP5180400B1 (ja) * | 2012-08-31 | 2013-04-10 | 泰朗 横山 | 免震支持装置 |
JP5309269B1 (ja) * | 2013-04-12 | 2013-10-09 | 株式会社美和テック | 構造物用免震及び制震装置と構造物用免震及び制震方法。 |
JP2022007016A (ja) * | 2020-06-25 | 2022-01-13 | 清水建設株式会社 | 硬化装置およびこれを備えた免震構造物 |
-
2000
- 2000-02-21 JP JP2000042367A patent/JP2001227197A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4513095B2 (ja) * | 2004-11-01 | 2010-07-28 | 和直 亀山 | 免振装置 |
JP2006299681A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Isao Tsukioka | 免震構造の構造体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061122 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20080131 |