JP2001226334A - 不飽和四級アンモニウム塩の安定化法 - Google Patents

不飽和四級アンモニウム塩の安定化法

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JP2001226334A JP2000033551A JP2000033551A JP2001226334A JP 2001226334 A JP2001226334 A JP 2001226334A JP 2000033551 A JP2000033551 A JP 2000033551A JP 2000033551 A JP2000033551 A JP 2000033551A JP 2001226334 A JP2001226334 A JP 2001226334A
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高潮 佐藤
Tetsuro Nakahama
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 不飽和四級アンモニウム塩の重合性を損なう
ことなく製造、運搬、貯蔵時の着色、重合等の変質を防
止し、安定性を向上させる方法の提供。 【解決手段】 一般式1の不飽和四級アンモニウム塩に
対して、アルキレンホスホン酸系金属封鎖剤と重合防止
剤とを添加する。 (Rは水素またはメチル基、Aは酸素またはNH、B
はC2〜4のアルキレン基、RとRは独立してC1
〜4のアルキル基、RはC1〜18のアルキル基また
はベンジル基、Xは塩素、臭素、メチル硫酸、エチル
硫酸またはトルエンスルホン酸イオンを示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不飽和四級アンモ
ニウム塩の安定性改良法に関し、不飽和四級アンモニウ
ム塩の重合性を損なうことなく、製造、運搬、貯蔵時の
変質を防止し、安定性を飛躍的に向上させる方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】不飽和四級アンモニウム塩は、単独重合
あるいは他のモノマーとの共重合等により陽イオン性、
導電性、水溶性、接着性などの機能を有するポリマーに
容易になりうるため、繊維改質剤、水処理剤、紙用薬
剤、接着剤、化粧品などの用途がある四級アンモニウム
塩ポリマーの原料モノマーとして工業的に広範に使用さ
れている。
【0003】不飽和四級アンモニウム塩は重合性に富
み、製造、運搬、保管時に外温、光、衝撃、鉄イオンな
どの微量の金属イオンにより増粘やポプコン重合を起こ
すことがあり、不飽和四級アンモニウム塩の製造や保存
時の安定性を如何に向上させるかが大きな課題になって
いる。
【0004】従来、不飽和四級アンモニウム塩の重合を
防止するため、ハイドロキノン(以下、HQと略す)、
ハイドロキノンモノメチルエーテル(以下、MEHQと
略す)、t−ブチルカテコールなどの重合防止剤を添加
することが行われてきた。しかし、不飽和四級アンモニ
ウム塩に対して、このような重合防止剤では必ずしも満
足できる保存安定性が得られておらず、種々の安定化法
が提案されている。例えば、特開昭57−109748
号公報では、第二銅塩を添加することによる不飽和四級
アンモニウム塩の安定化法を提案している。また、特開
昭57−109747号公報及び特開昭57−1097
49号公報では、ニトロソ化合物またはキノン系化合物
と、エチレンジアミン四酢酸(以下、EDTAと略す
る)やニトリロ三酢酸などのアミノポリカルボン酸、オ
キシカルボン酸またはポリカルボン酸等のキレート剤と
を併用する方法を提案している。更に特開平10−67
720号公報及び特開平10−67721号公報では、
重合防止剤と金属封鎖剤の併用において、特開昭57−
109747号公報及び特開昭57−109749号公
報に記載の無いジエチレントリアミン五酢酸(以下、D
TPAと略す)、N−(ヒドロキシエチル)−エチレン
ジアミン三酢酸およびこれらのNa塩などのアミノポリ
カルボン酸型の金属封鎖剤の使用を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
57−109748号公報に記載されている方法では、
銅イオンがラジカル重合に対し極めて大きな重合防止効
果を有するため、モノマー本来の重合反応性を損ない易
く、また第二銅イオンが青色を呈するため着色を嫌う用
途へは使用できない。
【0006】特開昭57−109747号公報、特開昭
57−109749号公報、特開平10−67720号
公報、特開平10−67721号公報に記載の方法で
は、オキシカルボン酸やポリカルボン酸は鉄イオン等の
重合や着色の原因となりうる金属イオンに対する金属封
鎖力が弱く、不飽和四級アンモニウム塩の変色や重合に
対する防止効果が小さい。また、不飽和四級アンモニウ
ム塩は通常酸性を呈しているが、アミノポリカルボン酸
は酸性領域での金属封鎖力が極度に弱いために不飽和四
級アンモニウム塩中に含まれている重合や着色の原因と
なる金属イオンの封鎖剤としては不十分である。このた
め、重合防止剤と従来提案されてきた金属封鎖剤との組
み合わせでは、不飽和四級アンモニウム塩の重合や着色
に対する防止効果が不十分なものとなっていた。
【0007】このように、不飽和四級アンモニウム塩の
安定化法について種々の提案がなされているが、重合性
を損なわずに製造、運搬、長期にわたる貯蔵時の変質を
防止し、安定性を飛躍的に向上させる決定的方法が見出
されていないのが現状であり、本発明は不飽和四級アン
モニウム塩全てに対して持続的な安定性向上方法を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、下記一般式(1)で表さ
れる不飽和四級アンモニウム塩の安定化剤としてアルキ
レンホスホン酸系金属封鎖剤と重合防止剤を併用する
と、この不飽和四級アンモニウム塩の重合体を製造する
場合に重合禁止や着色などの悪影響を生じさせることな
く、不飽和四級アンモニウム塩の製造、運搬、保存時の
安定性が大幅に向上することを見出し、本発明に到達し
た。
【0009】
【化2】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、Aは酸素原子
またはNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基、R2
よびR3はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル
基、R4は炭素数1〜18のアルキル基またはベンジル
基、X-は塩素、臭素、メチル硫酸、エチル硫酸または
トルエンスルホン酸イオンを示す。)すなわち、本発明
は、上記一般式(1)で表される不飽和四級アンモニウ
ム塩に対して、アルキレンホスホン酸系金属封鎖剤と重
合防止剤とを添加することを特徴とする不飽和四級アン
モニウム塩の安定化方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で使用されるアルキレンホ
スホン酸系金属封鎖剤とは、その化学構造式中に-(CH2)
n-PO(OH)2で表わされるアルキレンホスホン酸基(但
し、式中、炭素原子に結合する水素原子の一部若しくは
全部は水酸基またはホスホン酸基で置換されていてもよ
く、nは1以上の整数を表わす)を有し、金属封鎖剤と
して機能する化合物をいう。その具体例としては、アミ
ノトリ(メチレンホスホン酸)、1−ヒドロキシエチリ
デン−1,1−ジホスホン酸(以下、HEDPと略
す)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン
酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン
酸)(以下、DTPMPと略す)及びこれらの塩(例え
ばNa、K塩)が挙げられるが、これらは二種以上を併
用することができる。
【0011】アルキレンホスホン酸系金属封鎖剤の使用
量は、一般式(1)で表される不飽和四級アンモニウム
塩に対して0.1〜1000ppm、好ましくは5〜1
00ppmである。
【0012】本発明で使用される重合防止剤としては、
不飽和化合物のラジカル重合反応を禁止するよう機能す
ることが知られている各種化合物が使用でき、その具体
例としてはフェノール系化合物、キノン系化合物、ニト
ロソ化合物、パラフェニレンジアミン、フェノチアジン
などが挙げられる。フェノール系化合物の例としては、
HQ、カテコール、t−ブチルカテコール、MEHQ、
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、キ
ノン系化合物の例としてはベンゾキノン、クロルベンゾ
キノン、クロルアニル、クロルアニル酸、ナフトキノ
ン、アントラキノンなどが挙げられる。ニトロソ化合物
の例としては、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミ
ンとその塩、N−ニトロソジフェニルアミン、N−ニト
ロソ−N−メチルアニリン、ニトロソベンゼン、ニトロ
ソトルエン、ニトロソフェノール、ニトロソレゾルシノ
ールモノメチルエーテル、ニトロソナフトール、N,N
−ジメチルニトロソアニリン、ニトロソR塩などが挙げ
られる。
【0013】一般式(1)で表される不飽和四級アンモ
ニウム塩に対する重合防止剤の使用量は、重合防止剤の
種類によっても異なるが、ニトロソ化合物では0.1〜
1000ppm、好ましくは1〜100ppmであり、
ニトロソ化合物以外の重合防止剤では1〜10000p
pm、好ましくは50〜3000ppmである。
【0014】従来提案されてきたアミノポリカルボン酸
等の金属封鎖剤は、元々金属封鎖力が弱いか、あるいは
強くても酸性領域で著しく弱いため、一般式(1)で表
される不飽和四級アンモニウム塩溶液中に含まれる重合
や着色の原因となる重金属イオンの封鎖が不十分であっ
た。これに対し、本発明で用いられるアルキレンホスホ
ン酸系金属封鎖剤は、一般式(1)で表される全ての不
飽和四級アンモニウム塩溶液に対して、長期にわたる金
属封鎖作用が維持される。
【0015】本発明の安定化方法が適用される一般式
(1)で表される不飽和四級アンモニウム塩としては、
ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートまたは
ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドと、
ハロゲン化アルキル、ジアルキル硫酸あるいはアルキル
トルエンスルフォネートとの四級化反応生成物が挙げら
れる。
【0016】ここでいうジアルキルアミノアルキル(メ
タ)アクリレートまたはジアルキルアミノアルキル(メ
タ)アクリルアミドとしては、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチ
ルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジプロピルア
ミノプロピル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノブチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノブチル(メタ)
アクリレート、ジプロピルアミノブチル(メタ)アクリ
レート、ジブチルアミノブチル(メタ)アクリレート、
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアマイド、ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリルアマイド、ジプロピ
ルアミノエチル(メタ)アクリルアマイド、ジブチルア
ミノエチル(メタ)アクリルアマイド、ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリルアマイド、ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアマイド、ジプロピルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアマイド、ジブチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリルアマイド、ジメチルアミノブチル
(メタ)アクリルアマイド、ジエチルアミノブチル(メ
タ)アクリルアマイド、ジプロピルアミノブチル(メ
タ)アクリルアマイドおよびジブチルアミノブチル(メ
タ)アクリルアマイドが挙げられる。
【0017】また、ハロゲン化アルキルとしては、メチ
ルクロライド、エチルクロライド、プロピルクロライ
ド、ブチルクロライド、ベンジルクロライド、エピクロ
ルヒドリン、メチルブロマイド、エチルブロマイド、プ
ロピルブロマイド、ブチルブロマイド、アミルブロマイ
ド、ヘキシルブロマイド、ヘプチルブロマイド、オクチ
ルブロマイド、ノニルブロマイド、デシルブロマイド、
ウンデシルブロマイド、ドデシルブロマイド、トリデシ
ルブロマイド、テトラデシルブロマイド、ペンタデシル
ブロマイド、ヘキサデシルブロマイド、オクタデシルブ
ロマイド、ベンジルブロマイドが挙げられ、ジアルキル
硫酸としては、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸挙げられ、
アルキルトルエンスルフォネートとしては、パラトルエ
ンスルホン酸メチル、パラトルエンスルホン酸エチル、
パラトルエンスルホン酸プロピル、パラトルエンスルホ
ン酸ブチル、パラトルエンスルホン酸アミル、パラトル
エンスルホン酸ヘキシル、パラトルエンスルホン酸ヘプ
チル、パラトルエンスルホン酸オクチル、パラトルエン
スルホン酸ノニル、パラトルエンスルホン酸デシル、パ
ラトルエンスルホン酸ウンデシル、パラトルエンスルホ
ン酸ドデシル、パラトルエンスルホン酸トリデシル、パ
ラトルエンスルホン酸テトラデシル、パラトルエンスル
ホン酸ペンタデシル、パラトルエンスルホン酸ヘキサデ
シル、パラトルエンスルホン酸オクタデシルが挙げられ
る。
【0018】一般式(1)で表される不飽和四級アンモ
ニウム塩の保存安定性に対する本発明の効果は、不飽和
四級アンモニウム塩が固体、溶液、スラリー、エマルジ
ョン状など何れの形態であっても発揮されるが、アルキ
レンホスホン酸系金属封鎖剤が水溶性なので水と共存さ
せる場合に最も大きく発揮される。
【0019】本発明で使用されるアルキレンホスホン酸
系金属封鎖剤と重合防止剤とを一般式(1)で表される
不飽和四級アンモニウム塩へ添加する方法は、使用した
アルキレンホスホン酸系金属封鎖剤と重合防止剤が溶解
し均一に分散される限りにおいて特に限定されない。し
かし、本発明の効果が最も確実に発揮されるという観点
からは、不飽和三級アミンと、アルキルハライド、アル
キル硫酸またはアルキルトルエンスルフォネートとを四
級化反応させて不飽和四級アンモニウム塩を合成する時
から使用するのが最も好ましい。不飽和三級アミンとア
ルキルハライド、アルキル硫酸またはアルキルトルエン
スルフォネートとの四級化反応は、公知の方法に従って
行うことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の安定化方法を実施例により更
に具体的に説明する。なお、以下における「%」は、特
記のない限り「質量%」を意味する。
【0021】実施例1〜2 メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムク
ロライド(以下、MOETACと略す)の70%水溶液
にHEDPを50ppm、MEHQを500ppmにな
るように添加し溶解した。このモノマー水溶液をガラス
製密封サンプル瓶に容量の70%になるように入れて9
0℃の油浴に浸し、重合するまでの時間とテスト開始5
日後の液の色調を調べた。また、HEDPに代え、DT
PMPを50ppm添加したものについても同様に試験
した。試験結果を表1に記した。 比較例1〜4 MEHQだけを50ppm添加したもの、DTPA−5
Naを50ppm、MEHQを500ppm添加したも
の、EDTA−2Naを50ppm、MEHQを500
ppm添加したもの、蓚酸を50ppm、MEHQを5
00ppm添加したものについてもそれぞれ実施例1と
全く同様にして試験した。試験結果を表1に記した。
【0022】
【表1】 実施例3〜5および比較例5〜7 MOETAC、メタクリロイルオキシエチルトリメチル
アンモニウム−p−トルエンスルフォネート(以下、M
OETAPと略す)、メタクリロイルオキシエチルジメ
チルベンジルアンモニウムクロライド(以下、MOEB
ACと略す)およびメタクリロイルアミノプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライド(以下、MAPTACと
略す)の70%水溶液をそれぞれ調製し、これを二分割
した。二分割した一方に、それぞれHEDP塩を50p
pm、MEHQを500ppmになるように添加し溶解
した。また比較テストとして、もう一方の不飽和四級ア
ンモニウム塩水溶液には、それぞれEDTA−2Na塩
を100ppm、MEHQを500ppmになるように
添加し溶解した。このようにして安定剤を添加したモノ
マー水溶液を、実施例1と同様にして、ガラス製密封サ
ンプル瓶に容量の70%になるように入れて90℃の油
浴に浸し、重合するまでの時間とテスト開始5日後の液
の色調を調べ、表2に示す結果を得た。
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、不飽和四級アンモニウ
ム塩の重合性を損なうことなく、その製造、運搬、貯蔵
時における着色、重合等の変質を防止し、不飽和四級ア
ンモニウム塩の安定性を飛躍的に向上させる効果があ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中濱 哲朗 福島県いわき市常磐関船町宮下2番地の2 日東理研工業株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AA03 AB46 AB99 AD41 BA50 BA51 BA53 BA94 BC34 BT12 BU32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される不飽和四
    級アンモニウム塩に対して、アルキレンホスホン酸系金
    属封鎖剤と重合防止剤とを添加することを特徴とする不
    飽和四級アンモニウム塩の安定化方法。 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、Aは酸素原子
    またはNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基、R2
    よびR3はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル
    基、R4は炭素数1〜18のアルキル基またはベンジル
    基、X-は塩素、臭素、メチル硫酸、エチル硫酸または
    トルエンスルホン酸イオンを示す。)
  2. 【請求項2】 アルキレンホスホン酸系金属封鎖剤
    が、アミノトリ(メチレンホスホン酸)、1−ヒドロキ
    シエチリデン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミ
    ンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミ
    ンペンタ(メチレンホスホン酸)及びこれらの塩から選
    ばれた一種以上であることを特徴とする請求項1記載の
    不飽和四級アンモニウム塩の安定化法。
  3. 【請求項3】 重合防止剤が、フェノール系化合物、
    キノン系化合物、ニトロソ化合物、パラフェニレンジア
    ミンおよびフェノチアジンからなる群より選ばれた一種
    以上であることを特徴とする請求項1または2記載の不
    飽和四級アンモニウム塩の安定化法。
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