JP2001226021A - 用紙積載装置 - Google Patents

用紙積載装置

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JP2001226021A JP2000033432A JP2000033432A JP2001226021A JP 2001226021 A JP2001226021 A JP 2001226021A JP 2000033432 A JP2000033432 A JP 2000033432A JP 2000033432 A JP2000033432 A JP 2000033432A JP 2001226021 A JP2001226021 A JP 2001226021A
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淳一 飯田
Hiromoto Saito
広元 齊藤
Nobuyasu Suzuki
伸宜 鈴木
Kenji Yamada
健次 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量排紙構成において、通常の満杯検知位置
を超えて大量積載ができるようにし、且つ、用紙が取り
除かれたときは次の動作に迅速に移れるようにし、作業
性の低下を抑制する。 【解決手段】 通常の満杯排紙モードでは、排紙トレイ
2の下側が満杯検知センサーSN9で検知された状態で
排紙トレイ2を下限位置検知センサーSN7で検知され
る位置に退避させ、排紙トレイ1を排紙口E2の受取位
置にセットするが、大量積載モードが設定された場合に
は、下側トレイ位置検知センサーSN10がオンし、満
杯検知センサーSN9がオフするまで排紙を続ける。こ
の場合、用紙が排紙トレイ2から取り除かれたときは排
紙トレイ2を上昇させ、満杯検知位置に達したときは、
例えば排紙トレイ2への排出が可能であることを用紙出
力元へ通知するとともに、用紙出力の禁止状態を解除す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等の画像形成装置、又は画像形成装置に併設される用紙
後処理装置等の用紙積載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−26579号公報には、用紙
積載装置としての用紙後処理装置が開示されている。こ
の用紙後処理装置は1つの排紙トレイを装置側面に有し
ており、画像形成装置から受け取った画像形成済みの用
紙(シート、転写紙、記録紙の概念を含む。以下、同
じ)を装置内のトレイに一旦スタックして整合した後綴
じ処理をし、上記排紙トレイに排出したり、あるいは綴
じ処理をせずに直接上記排紙トレイに1枚ずつ排出する
機能を有している。上記排紙トレイを昇降可能にして大
量排紙できるようにしたものも知られている。しかしな
がら、1つの排紙トレイに全ての用紙群又は用紙束群が
区別なく積載されるため、例えば複数の使用者がある場
合にはその区別がつかなくなるという問題があった。
【0003】近年においては、画像形成装置の使用形態
が、コピー機能のみならずネットワークプリンタ、ファ
クシミリ等と拡張・複合化されており、それに伴って画
像形成装置や用紙後処理装置等における排出用紙の仕分
け機能はますます重要視されるようになってきた。
【0004】大量排紙構造の排紙トレイに加えて、別の
排紙口とこの排紙口に対応したプルーフトレイ(排紙ト
レイ)を設けることとすれば上記問題を幾分解消するこ
とができる。しかしながらこの場合でも、各排紙口と排
紙トレイが一対一で対応するため、仕分けモード、綴じ
モード等が制限され、プルーフトレイへの出力(以下、
適宜に排出ともいう)時には綴じ処理等の高付加価値の
恩恵を享受できないという問題が残る。特開平9−48
559号公報には、一つの排紙口を有する用紙後処理装
置の側面に複数の排紙トレイが固定されたトレイユニッ
トを昇降可能に設け、トレイユニットの移動量を制御し
て指定された排紙トレイを排紙口の受取位置に任意に位
置付ける(以下、セットともいう)技術が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−48559
号公報に記載された用紙積載装置では、1つの排紙口に
複数の排紙トレイを任意に対応させることができるの
で、排出された用紙の仕分け機能を高めることができ
る。しかしながら、各排紙トレイが1つのユニットとし
て固定されているために大量排紙ができないという問題
があった。この問題を解消すべく、本出願人は、特願平
10−221688号にて、各排紙トレイを独立に駆動
してそれぞれを1つの排紙口の受取位置に任意にセット
することができる用紙積載装置を提案した。これは、例
えば上下2つの排紙トレイを有する構成において、下側
の排紙トレイが指定された場合には、上側の排紙トレイ
を排紙口の上方に退避させ、上側の排紙トレイが指定さ
れた場合には下側の排紙トレイを排紙口の下方における
下限位置まで退避させる制御を行うものである。これに
より、下側の排紙トレイを大量排紙トレイとすることが
できる。
【0006】さらに、排紙口と下限位置との間に下側の
排紙トレイの満杯を検知する満杯検知手段を設け、満杯
状態になった下側の排紙トレイを下限位置まで下降させ
た状態で、下側の排紙トレイに積載された用紙を取り除
くことなく上側の排紙トレイを排紙口の受取位置にセッ
トすることができるようになっている。このような構成
によれば、下側の排紙トレイが満杯になったときに下側
の排紙トレイを下限位置まで下降させて上側の排紙トレ
イを排紙口の受取位置にセットすることにより、下側の
排紙トレイの用紙を取り除くことなく連続排出が可能と
なる。
【0007】しかしながら、下側の排紙トレイに対する
満杯検知手段と下限位置との間の距離は、上側の排紙ト
レイを排紙口にセットするための距離であり、この距離
は下側の排紙トレイの大量排紙には直接的には何ら寄与
しない。作業の種類によっては、下側の排紙トレイに満
杯検知位置を超えて連続排出することが用紙の取り出し
を必要としないため有利となる場合もあるが、上記構成
において満杯検知手段を通過するまで下側の排紙トレイ
を下降させると、その状態で電源のオフ・オンがなされ
た場合、下側の排紙トレイの位置確認ができず、上側の
排紙トレイに切り替えるための判断に時間がかかり、ま
た、排紙トレイのイニシャル動作にも時間がかかること
になる。
【0008】この問題を解消すべく、本出願人は、特願
平11−281733にて、満杯検知手段により検知さ
れて用紙積載量が満杯になったときに下側排紙トレイへ
の用紙の出力を停止するモードに加え、満杯検知位置を
超えても下側排紙トレイへの排出を続け、下側排紙トレ
イの用紙を取り除くまで上側排紙トレイを下降させない
ような大量積載モードを有する方式を提案し、一時的に
下側排紙トレイへ満杯状態よりもさらに大量に排出こと
ができるようにした。これは、満杯検知手段と下限位置
検知手段との間に、下側排紙トレイの位置を確認するた
めの下側排紙トレイ位置検知手段を設けたことを特徴と
している。
【0009】下限位置検知手段近傍の無駄なスペースを
無くすべく、下限位置検知手段が検知するまで用紙を積
載することも考えられるが、このようにすると、下側排
紙トレイが満杯検知位置と下限位置の中間に位置してい
るときに電源がオフ/オンされた場合、下側排紙トレイ
が満杯検知位置より上にいるか下にいるかがわからなく
なってしまう。この場合、下側排紙トレイを下降させて
下限位置検知手段でチェックする等の制御も考えられる
が、大量積載状態で下側排紙トレイをその位置確認のた
めだけに上下移動させることは省エネルギー及び時間の
観点から大きな無駄となる。そこで、下側排紙トレイが
満杯検知位置よりも下降した場合には、下側排紙トレイ
位置検知手段がオンし且つ満杯検知手段がオフになるま
で用紙を排出し、下側排紙トレイの位置がわかる状態で
の大量積載を行うようにしたものである。
【0010】ところで、大量積載モードで下側排紙トレ
イが満杯検知位置より下にいて用紙の出力が停止してい
るときは、下側排紙トレイ上の用紙をオペレータが取り
除くことが予想される。この場合、下側排紙トレイを用
紙が取り除かれたままの状態にしておくと、次の動作ま
での時間がかかって作業性の低下を来すことになる。ま
た、下側排紙トレイが下限位置まで下降して上側排紙ト
レイに排出先が切替られた場合、オペレータが下側排紙
トレイ上に用紙を上積みする可能性がある。例えば、上
側排紙トレイ上の用紙を取り除いてそれを下側排紙トレ
イ上に積み重ねる等の場合である。この場合、上側排紙
トレイを排紙口にセットできなくなり、排出先の切替制
御が実行されれば上側排紙トレイの破損等の事故につな
がる。
【0011】そこで、本発明は、大量積載モードで下側
排紙トレイから用紙が取り除かれた場合でもその後の作
業性の低下を来すことを防止できる用紙積載装置の提供
を、その目的とする。また、本発明は、下側排紙トレイ
上に不用意に用紙が積まれても上側排紙トレイの破損等
の事故を防止できる用紙積載装置の提供をその目的とす
る。
【0012】上記目的を達成するために、請求項1記載
の発明では、用紙を排出する排紙口と、該排紙口の受取
位置に位置付け可能な複数の排紙トレイを有する用紙積
載装置において、上記複数の排紙トレイのうち少なくと
も2つ以上の排紙トレイがそれぞれ独立して上下移動可
能に設けられているとともに、上記排紙口を上下方向に
通過移動可能な上側排紙トレイと、上記排紙口の下方の
みに位置する下側排紙トレイとに分けられ、該下側排紙
トレイに対しては、該下側排紙トレイを上記排紙口の受
取位置に位置付けるための排出位置検知手段と、上記下
側排紙トレイの下限位置を検知するための下限位置検知
手段と、該下限位置検知手段と上記排出位置検知手段の
間に設けられ上記下側排紙トレイの満杯を検知するため
の満杯検知手段と、該満杯検知手段と上記下限位置検知
手段の間に設けられ上記下側排紙トレイの位置を確認す
るための下側排紙トレイ位置検知手段が設けられ、上記
下側排紙トレイに用紙を排出する際は、上記満杯検知手
段により検知されて用紙積載量が満杯になったときに用
紙の出力を停止するモードと、上記下側排紙トレイ位置
検知手段が検知状態になり且つ上記満杯検知手段が非検
知状態になるまで用紙を排出する大量積載モードを有
し、上記大量積載モード時、上記下側排紙トレイ位置検
知手段が検知状態になり且つ上記満杯検知手段が非検知
状態になって用紙の出力及び排出先切替を禁止している
状態で常時上記排出位置検知手段の検知・非検知をチェ
ックし、該排出位置検知手段が非検知状態になった場合
には、上記下側排紙トレイを該排出位置検知手段が検知
状態になるまで上昇させ、該下側排紙トレイの位置が上
記満杯検知手段が検知状態になる位置に達したときは該
下側排紙トレイへの排出が可能であることを用紙出力元
へ通知するとともに、用紙出力の禁止状態を解除する、
という構成を採っている。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
構成において、上記下側排紙トレイが上記満杯検知手段
で検知される位置より上方に移動したときは、上記上側
排紙トレイへの排出先の切替が可能であることを用紙出
力元へ通知する、という構成を採っている。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
構成において、上記下側排紙トレイが上記満杯検知手段
で検知される位置より上方に移動したときは、上記上側
排紙トレイへの排出先の切替が可能であること及び上記
下側排紙トレイへの排出が可能であることを用紙出力元
へ通知するとともに、用紙の出力及び排出先切替の禁止
状態を解除する、という構成を採っている。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
構成において、上記下限位置検知手段と排出位置検知手
段の両方が同時に検知状態となった場合には用紙出力元
へ異常を通知する、という構成を採っている。
【0016】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
構成において、異常を通知することに加え、用紙の出力
及び排出先切替を禁止する、という構成を採っている。
【0017】
【実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1乃至図
9に基づいて説明する。ここで、図1は、用紙積載装置
としてのフィニッシャ(用紙後処理装置)200の全体
概要図、図2は上側排紙トレイが排紙口E2の受取位置
にセットされている場合の排紙トレイの昇降機構の概要
正面図、図3は下側排紙トレイが排紙口E2の受取位置
にセットされている場合の排紙トレイの昇降機構の概要
正面図、図4は排紙トレイの昇降機構の概要側面図、図
5は下側排紙トレイの駆動機構の斜視図、図6は排出位
置検知手段の構成及び動作図、図7は下側排紙トレイと
満杯検知手段等との関係を示す斜視図、図8は上側排紙
トレイが排紙口E2を通過する場合の動作を示す図、図
9は制御ブロック図である。
【0018】図1に示すように、用紙出力元としての複
写機G(以下、画像形成装置という)とフィニッシャ2
00との用紙受け渡し部位Jの近傍には、入口センサー
SN1、入口ローラ対4が設けられており、入口ローラ
対4により取り込まれた用紙は、その処理モードに応じ
て、排紙口E1から装置上面に形成されたプルーフトレ
イPに排出され(クリアモード)、あるいは排紙口E2
から上側排紙トレイとしての排紙トレイ1又は下側排紙
トレイで且つ大量排紙トレイとしての排紙トレイ2に排
出され(ノンステープルモード)、あるいは綴じ処理を
経て排紙口E2から排紙トレイ1又は排紙トレイ2に排
出される(ステープルモード)。
【0019】プルーフトレイPへの搬送ルートは、入口
ローラ対4の下流側に設けられた分岐爪21によって切
替られ、用紙は搬送ローラ対5aによって搬送され、排
紙ローラ対7によって排出される。分岐爪21はソレノ
イド21a(図9参照)によって駆動され、ソレノイド
21aがオフすると、図1に実線で示すように、用紙は
プルーフトレイPへ向けて搬送される。符号SN2は、
排紙ローラ対7の近傍に設けられた排紙センサーを示
す。ソレノイド21aがオンして分岐爪21が二点鎖線
で示す位置になると、用紙は略水平に案内される。分岐
爪21の下流には分岐爪20が設けられており、略水平
に案内された用紙はこの分岐爪20によって、綴じ処理
をしないノンステープルルートB又は綴じ処理を行うス
テープルルートAへ選択的に送られる。分岐爪20はソ
レノイド20a(図9参照)によって駆動され、ソレノ
イド20aがオンして二点鎖線で示す位置になると、用
紙は略垂直方向のステープルルートAへ案内される。図
1ではソレノイド20aがオフしてノンステープルルー
トBへ搬送する状態を示している。
【0020】ノンステープルルートBでは用紙は搬送ロ
ーラ対5bで搬送され、排紙ローラ対8によって排紙ト
レイ1又は排紙トレイ2に排出される。符号SN4はノ
ンステープルルートB及びステープルルートAにおける
排紙センサーを示す。ステープルルートAでは用紙は搬
送ローラ対5cで搬送され、ステープルユニット12へ
送られて綴じ処理をされる。綴じ処理された用紙(束)
は排紙ローラ対8により排紙トレイ1又は排紙トレイ2
に排出される。符号SN3はステープルルートAにおけ
る排紙センサーを示す。排紙ローラ対8は、駆動ローラ
8aと、従動ローラ8bを有し、従動ローラ8bは用紙
排出方向上流側を支持されて上下方向に回動自在に設け
られた支持部材70の自由端部に回転自在に支持されて
いる。従動ローラ8bは自重又は付勢力により駆動ロー
ラ8aに当接し、用紙は両ローラ間に挟持されて排出さ
れる。綴じ処理された用紙束が排出されるときは、支持
部材70が上方に回動され、所定のタイミングで戻され
るようになっている。このタイミングは排紙センサーA
N4の検知信号に基づいてなされる。
【0021】装置本体の排紙口E2側には上より順に、
排紙口E2の受取位置に排紙トレイ2をセットする場合
等に排紙トレイ1の上限位置を検知するための退避位置
検知センサーSN5、排紙口E2の受取位置に排紙トレ
イ1をセットする場合にその位置を検知するとともに排
紙トレイ2の上面又は排紙トレイ2上の用紙の上面を検
知するための排出位置検知手段としての紙面検知センサ
ーSN6、排紙トレイ2の満杯位置を検知するための満
杯検知手段としての満杯検知センサーSN9、満杯検知
センサーSN9の下方における排紙トレイ2の位置を確
認するための下側排紙トレイ位置検知手段としての下側
排紙トレイ位置検知センサーSN10、排紙トレイ2の
下限位置を検知するための下限位置検知手段としての下
限位置検知センサーSN7が設けられている。
【0022】排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置にセ
ットする場合、排紙トレイ2は下限位置に退避させられ
る。なお、各センサーはその機能に応じて用紙排出方向
における前後位置に差があるが、図1では分かりやすい
ように全てのセンサーを直線上に配置して上下方向の位
置の違いだけを表示している。これらのセンサーの検知
信号は制御手段100のCPU(後述)へ入力される。
排紙トレイ1又は排紙トレイ2は別々の駆動源によって
個別に駆動され、制御手段100によって排紙口E2に
対する位置付け等を制御されるようになっている。これ
についても後述する。
【0023】次に、ステープルモードが選択された場合
の動作を説明する。ステープルルートAへ導かれた用紙
は、搬送ローラ対5c、排紙ローラ対6により図示しな
いステープルトレイへ積載される。この場合、用紙毎に
叩きコロ9で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、
ジョガーフェンス11にて横方向(用紙搬送方向と直交
する用紙幅方向)の整合が行われる。ジョブの切れ目、
すなわち、用紙束の最終紙から次の用紙束の先頭紙の間
で制御手段100からのステープル信号によりステープ
ラSが駆動され、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行わ
れた用紙束は、ただちに放出爪10を有する放出ベルト
10aにより排紙ローラ対8へ送られ、排紙口E2の受
取位置にセットされている排紙トレイ1又は排紙トレイ
2に排出される。
【0024】叩きコロ9は支点9aを中心に叩きソレノ
イド9b(図9参照)によって振り子運動を与えられ、
ステープルトレイへ送り込まれた用紙に間欠的に作用し
て用紙を後端フェンス46に突き当てる。このとき、排
紙ローラ対6にはブラシローラ6aがあるため(図1参
照)、これによって用紙後端の逆流が防止される。な
お、叩きコロ9は反時計回りに回転する。符号SN8は
放出爪10のホームポジション検知センサーを示す。排
紙センサーSN3は、用紙後端を検知して即叩きソレノ
イド9bにオン命令を出して叩きコロ9が作動しても、
叩きコロ9により図示しないステープルトレイに排出さ
れた用紙の後端が後端フェンス46に突き当てられ、整
合されるような位置に配置されている。
【0025】次に、排紙トレイ1、2の支持部材(昇降
機構)等を説明する。図4に示すように、排紙トレイ1
は、側板39a、39b間に固定されたベース40に取
り付けられている。側板39a、39bには図示しない
短軸を介して回転自在なガイドコロ44が取り付けられ
ており、ガイドコロ44は断面コ字形のガイドレール3
0a,30bの内側に係合されて移動可能に設けられて
いる。ガイドコロ44は、側板39a、39bとベース
40との組付けによって位置決めされているので、ガイ
ドレール30a,30bからの外れが防止されている。
排紙トレイ1を上下移動させる駆動源としての上下モー
タ50(図9参照)によって駆動される駆動軸33a
と、従動軸33bにはタイミングプーリ36を介してタ
イミングベルト37がテンションをもって掛けられてい
る。このタイミングベルト37の一部に側板39a、3
9bの一部が固定されており、かかる構成によって排紙
トレイ1を含むユニットが上下移動可能に吊り下げられ
ている。
【0026】排紙トレイ2は、排紙トレイ1と同様に、
側板42a、42b間に固定されたベース43に取り付
けられている。側板42a、42bには図示しない短軸
を介して回転自在なガイドコロ44が取り付けられてお
り、ガイドコロ44は断面コ字形のガイドレール30
a,30bの内側に係合されて移動可能に設けられてい
る。この場合にもガイドコロ44は、側板42a、42
bとベース43との組付けによって位置決めされている
ので、ガイドレール30a,30bからの外れが防止さ
れている。排紙トレイ2を上下移動させる駆動源として
の上下モータ51(図5及び図9参照)によって駆動さ
れる駆動軸41aと、従動軸41bにはタイミングプー
リ34を介してタイミングベルト35がテンションをも
って掛けられている。このタイミングベルト35の一部
に側板42a、42bの一部が固定されており、かかる
構成によって排紙トレイ2を含むユニットが上下移動可
能に吊り下げられている。上述のように、ガイドレール
30a,30bは、排紙トレイ1と排紙トレイ2で共用
されている。
【0027】排紙トレイ2の駆動構成を図5に基づいて
具体的に説明する。上下モータ51で発生した動力はウ
ォームギヤ58を介して駆動軸41aに固定されたギヤ
列の最終ギヤ59に伝達される。ウォームギヤ58を介
しているため、排紙トレイ2を一定の位置に保持するこ
とができる。排紙トレイ1の駆動構成も同様である。な
お、図5においては従動ローラ8b等は省略している。
【0028】紙面検知センサーSN6は、排出された用
紙の用紙幅方向中央付近に設けられており、且つ、用紙
後端が接触する面、すなわち後端フェンスとしての側板
32上において検知可能に設けられている。具体的に説
明すると、紙面検知センサーSN6はマイクロスイッチ
であり、図6に示すように、装置本体の固定部材60に
固定された固定部62と、この固定部62に一端側を軸
支された可動片64と、可動片64を常時側板32の外
方に突出するように付勢するバネ65等から構成されて
いる。可動片64の一部が側板32から用紙排出方向に
突出しており、排紙トレイ2の積載面後端、排紙トレイ
1のエンドフェンス1a又は各トレイに積載された用紙
の上面後端によりオン・オフされるようになっている。
図示しないが退避位置検知センサーSN5も同じ構成で
ある。
【0029】図7に示すように、排紙トレイ2の側板4
2bには、タイミングベルト35に固定するための固定
用片42cと、上下方向に延びる遮蔽板42dが一体に
形成されており、遮蔽板42dによって満杯検知センサ
ーSN9、下側排紙トレイ位置検知センサーSN10、
下限位置検知センサーSN7がオン・オフされるように
なっている。これらのセンサーはフォトインタラプタで
あり、遮蔽板42cにより遮られたときにオンするよう
になっている。遮蔽板42dは満杯検知センサーSN9
と下側排紙トレイ位置検知センサーSN10を同時にオ
ンさせる上下方向の長さを有している。
【0030】図1に示すように、本実施例では、排紙口
E2からの用紙の排出時に側板32に用紙が引っ掛から
ないようにする等の理由から、排紙ローラ対8の駆動ロ
ーラ8aを側板32より突出させているが、後述する排
紙トレイ1の退避移動(上方移動)においては排紙トレ
イ1と駆動ローラ8aとが干渉することになる。これを
回避するために、図2及び図3に示すように、ガイドレ
ール30a,30bには屈曲部31が設けられている。
排紙トレイ2が排紙口E2の受取位置にセットされる場
合の排紙トレイ1の上方への退避移動時には、図8に示
すように、排紙トレイ1はガイドコロ44の変位によっ
て揺動し、これによって排紙ローラ対8との干渉が回避
される。排紙トレイ1におけるガイドコロ44間の距離
L1は、屈曲部31の長さLよりも大きく設定されてい
る。排紙トレイ1の揺動によってタイミングベルト37
とのテンションが変化するが、この不具合を回避するた
めに、図2及び図3に示すように、下方のタイミングプ
ーリ36は、図示しない装置側板に一端が固定されたバ
ネ66の他端が係止された可動ブラケット68に回転自
在に支持されており、変位可能となっている。
【0031】制御手段100は、図9に示すように、C
PU102、I/Oインターフェース104等を有する
マイクロコンピュータであり、図示しない装置本体のコ
ントロールパネルの各スイッチ(SW)、及び紙面検知
センサーSN6等の各センサーからの信号がI/Oイン
ターフェース104を介してCPU102へ入力され
る。CPU102は、入力された信号に基づいて、排紙
トレイ1用の上下モータ50、排紙トレイ2用の上下モ
ータ51、ソレノイド20a、ソレノイド21a、叩き
ソレノイド9b、搬送ローラ対5a,5b,5cを駆動
する搬送モータ52、排紙ローラ対7、排紙ローラ対8
を駆動する排紙モータ53、ステープラSを駆動するス
テープルモータ54、放出ベルト10aを駆動する放出
モータ55、ステープラSを移動させるステープル移動
モータ56、ジョガーフェンス11を駆動するジョガー
モータ57等を駆動する。搬送ローラ対5cを駆動する
搬送モータ52のパルス信号はCPU102に入力され
てカウントされ、このカウントに応じて叩きソレノイド
9bが制御される。
【0032】図示しない画像形成装置Gの操作部や画像
形成装置Gに接続れたコンピュータなどから、処理モー
ド及び排紙トレイの設定(指定)がなされる。この場
合、排紙先がプルーフトレイPであるにも拘らず、ステ
ープルモードが選択された場合には排紙先が優先され、
モード設定は解除される。
【0033】次に、制御手段100による排紙トレイ
1,2の制御動作を説明する。まず、排紙トレイ1,2
のイニシャル動作について説明する。排紙トレイ1のホ
ームポジション(電源投入時の位置)は、図10に示す
ように、そのエンドフェンス1aの上端が退避位置検知
センサーSN5に検知された位置、排紙トレイ2は側板
42bの遮蔽板42dの下端により満杯検知センサーS
N9がオンした位置である。図示しないがエンドフェン
ス1aの中央部には上下方向の深さを有する切欠凹部が
形成されており、排紙口E2の受取位置にセットされた
場合にその用紙幅方向の端部が排紙ローラ対8の駆動ロ
ーラ8aとオーバーラップし、駆動ローラ8aとエンド
フェンス1aとの間の隙間から用紙が装置内方に戻らな
いようになっている。このため、実際には切欠凹部の下
端が退避位置検知センサーSN5によって検知された位
置が排紙トレイ1の退避位置(上限位置)である。
【0034】このイニシャル動作を、図11のフローチ
ャートに基づいて説明する。なお、以降のフローチャー
トにおいては、排紙トレイ1をトレイ1と、排紙トレイ
2をトレイ2と略記する。電源がオンされると(S
1)、制御手段100は退避位置検知センサーSN5を
チェックし(S2)、オン(検知状態)であれば排紙ト
レイ1は動作させずに下側排紙トレイ位置検知センサー
SN10をチェックする(S6)。退避位置検知センサ
ーSN5がオフの場合には上下モータ50を駆動して排
紙トレイ1を上昇させる(S3)。続いて退避位置検知
センサーSN5をチェックし(S4)、オンしたときは
排紙トレイ1を停止させる(S5)。
【0035】次に、下側排紙トレイ位置検知センサーS
N10をチェックし(S6)、オフ(非検知状態)の場
合には排紙トレイ2が上方にいると判断して上下モータ
51を駆動して排紙トレイ2を下降させる(S7)。そ
の後、満杯検知センサーSN9をチェックし(S8)、
遮蔽板42dでオンしたときは排紙トレイ2を停止させ
る(S9)。S6において下側排紙トレイ位置検知セン
サーSN10がオンの場合には、排紙トレイ2を上昇さ
せ(S10)、満杯検知センサーSN9がオン(S1
1)からオフ(S12)になるのをチェックする。満杯
検知センサーSN9がオンからオフになっら排紙トレイ
2を停止させるとともに下降させる(S13)。続いて
満杯検知センサーSN9をチェックし(S14)、オン
になったら排紙トレイ2を停止させる(S15)。すな
わち、排紙トレイ2の下端が満杯検知センサーSN9に
より検知された位置で排紙トレイ2を停止させる。な
お、排紙トレイ1、2は同時に移動を開始してもよい。
【0036】排紙トレイ2のホームポジションは満杯検
知センサーSN9の位置であるので、排紙先として排紙
トレイ2が指定された場合にはこの満杯検知位置から排
紙口E2へ移動する。従って、ホームポジションを下限
位置検知センサーSN7の位置とする場合に比べて移動
距離が短く、移動時間を短くすることができ、画像形成
装置の高速化に対応することができる。
【0037】図12は、排紙先として排紙トレイ2が指
定され、且つ、ある程度排紙がなされた状態を示してい
る。この時点で排紙先として排紙トレイ1が指定された
場合には、図13に示すように、排紙トレイ2は下限位
置検知センサーSN7により検知される下限位置まで退
避させられ、排紙トレイ1が排紙口E2お受取位置にセ
ットされる。
【0038】排紙先として排紙トレイ2が指定された場
合において、図14に示すように、大量排紙が進み、紙
面検知センサーSN6と満杯検知センサーSN9が共に
オンした場合、すなわち、紙面検知センサーSN6が排
紙トレイ2上の用紙の上面を検知し、且つ、満杯検知セ
ンサーSN9が排紙トレイ2の下端を検知した場合が排
紙トレイ2の満杯となる。排紙トレイ2の満杯状態にお
いて、排紙先を排紙トレイ1に切替る場合には、排紙ト
レイ2を退避させる必要があるが、排紙トレイ2の移動
距離を最も短くするには、排紙トレイ1の積載可能量の
高さ分(寸法H1)、退避させれば支障は生じない。か
かる観点から、満杯検知センサーSN9から下限位置検
知センサーSN7までの距離H3は、H3≧H1の条件
を満たせばよい。これにより、満杯状態の排紙トレイ2
を退避させて排紙トレイ1を排紙口E2の受取位置セッ
トした場合、図15に示すように、排紙トレイ1と排紙
トレイ2との間に無駄な空間が存在しない。
【0039】本実施形態におけるフィニッシャ200
は、満杯検知センサーSN9により検知されて排紙トレ
イ2の用紙積載量が満杯になったとき(厳密には紙面検
知センサーSN6と満杯検知センサーSN9が同時にオ
ンになったとき)に用紙の出力を停止するモード(満杯
排紙モード)と、下側排紙トレイ位置検知センサーSN
10がオンし、且つ、満杯検知センサーSN9がオフに
なるまで用紙の排出を続ける大量積載モードを有してい
る。画像形成装置又はフィニッシャ200の図示しない
操作パネルには、満杯排紙モードを設定するキーと、大
量積載モードを設定するキーが設けられており、オペレ
ータはいずれかのモードを任意に選択できるようになっ
ている。
【0040】大量積載モードが選択された場合の動作
を、図16,図17及び図18のフローチャートに基づ
いて説明する。この大量積載モードは排紙トレイ1及び
2に満杯状態に積載し、且つそれ以上に積載するモード
で、制御手段100は、まず排紙トレイ1を排紙口E2
の受取位置にセットするために排紙トレイ2を下限位置
に退避させるべく下降させる(S1)。次に、下限位置
検知センサーSN7をチェックし(S2)、オンしたら
排紙トレイ2を停止させる(S3)。次に、排紙トレイ
1を下降させ(S4)、紙面検知センサーSN6をチェ
ックし(S5)、エンドフェンス1aの下端でオンした
らさらに紙面検知センサーSN6がエンドフェンス1a
の上端でオフするのをチェックする(S6)。紙面検知
センサーSN6のオフにより排紙トレイ1が紙面検知セ
ンサーSN6の検知位置、すなわち排紙口E2の受取位
置にセットされたことになり、ここで排紙トレイ1を停
止させる(S7)。
【0041】排紙トレイ1が排紙口E2の受取位置にセ
ットされた状態で、用紙出力元の画像形成装置による用
紙出力がスタートし(S8)、その後、排紙トレイ1の
満杯が判断される(S9)。排紙トレイ1の満杯は、紙
面検知センサーSN6が用紙の上面を検知することによ
りなされ、満杯となったら用紙の出力が停止される(S
10)。この排紙トレイ1の満杯は、排紙トレイ1のエ
ンドフェンス1aに一体に満杯検知手段を設けてこれに
より検知する構成としてもよい。制御手段100は満杯
になった排紙トレイ1を上昇させ(S11)、退避位置
検知センサーSN5をチェックし(S12)、退避位置
検知センサーSN5が用紙の上面を検知したら排紙トレ
イ1を停止させる(S13)。次に、排紙トレイ2を排
紙口E2の受取位置にセットするために上昇させ(S1
4)、紙面検知センサーSN6をチェックし(S1
5)、オンしたら排紙トレイ2を紙面検知センサーSN
6がオフするまで下降させて停止させる(S16)。
【0042】排紙トレイ2が排紙口E2の受取位置にセ
ットされた状態で、画像形成装置による用紙出力がスタ
ートする(S17)。その後、紙面検知センサーSN6
をチェックし(S18)、オンしたら排紙トレイ2を紙
面検知センサーSN6がオフするまで下降させて停止さ
せる(S19)。この制御が繰り返され、排紙トレイ2
の大量排紙が進行する。次に、満杯検知センサーSN9
をチェックし(S20)、オンしたら用紙の出力を停止
せずに、下側排紙トレイ位置検知センサーSN10のオ
ン及び満杯検知センサーSN9のオフをチェックする
(S21)。図19に示すように、下側排紙トレイ位置
検知センサーSN10がオンとなり、満杯検知センサー
SN9がオフとなったら、図17に示すように、画像形
成装置へ用紙出力停止を通知する(S22)。この状態
では、図20に示すように、排紙トレイ1への用紙積載
が可能な状態でも排紙トレイ1への切替はできないこと
になる。
【0043】図17に示すように、画像形成装置への用
紙出力停止通知によりただちに出力が停止されるのでは
なく、紙面検知センサーSN6が用紙上面によりオンす
るまで用紙を出力して停止する(S23)。図18に示
すように、紙面検知センサーSN6がオンすると(S2
4)、排紙トレイ2は大量積載モードにおける満杯状態
となり、制御手段100は画像形成装置へ排紙トレイ1
への排出先切替禁止を通知する(S25)。下側排紙ト
レイ位置検知センサーSN10がオンになり且つ満杯検
知センサーSN9がオフになって用紙の出力及び排出先
切替を禁止している状態で、制御手段100は常時紙面
検知センサーSN6をチェックする。
【0044】排紙トレイ2から用紙が取り除かれると、
紙面検知センサーSN6がオフとなるため、紙面検知セ
ンサーSN6がオンとなるまで排紙トレイ2を上昇させ
る(S26)。次に満杯検知センサーSN9をチェック
し(S27)、排紙トレイ2が満杯検知センサーSN9
がオンになる位置に達したときは、排紙トレイ2への排
出が可能であることを用紙出力元である画像形成装置へ
通知するとともに、用紙出力の禁止状態を解除する(S
28)。排紙トレイ2がさらに上昇し、満杯検知センサ
ーSN9がオフになったときは(S29)、排紙トレイ
1への排出先の切替が可能であることを画像形成装置へ
通知する(S30)。この場合、排紙トレイへ1の排出
先の切替が可能であること及び排紙トレイ2への排出が
可能であることを画像形成装置へ通知するとともに、用
紙の出力及び排出先切替の禁止状態を解除するようにし
てもよい。
【0045】大量積載モードにおいて、排紙トレイ2が
下限位置まで下降して排紙トレイ1に排出先が切替られ
た場合、切替制御がなされる前にオペレータが排紙トレ
イ2上に用紙を上積みすると、図21に示すように、排
紙トレイ1の下降ができず、制御が実行された場合には
排紙トレイ1の破損等の事故を招くことになる。これを
防止する制御を図22のフローチャートに基づいて説明
する。制御手段100は紙面検知センサーSN6をチェ
ックし(S1)、オンの場合には画像形成装置へ排紙ト
レイ1への出力切替(排出先切替)禁止を通知する(S
2)。排紙トレイ2から用紙が取り除かれて紙面検知セ
ンサーSN6がオフになったときは、紙面検知センサー
SN6がオンするまで排紙トレイ2を上昇させる(S
3)。
【0046】次に満杯検知センサーSN9をチェックし
(S4)、オンになったら画像形成装置へ排紙トレイ2
への排出可能を通知するとともに出力禁止を解除する
(S5)。画像形成装置から排紙トレイ1への出力が指
示されたら(S6)、排紙トレイ2を下限位置に退避さ
せるべく下降させる(S7)。下限位置検知センサーS
N7をチェックし(S8)、オンしたら排紙トレイ2を
停止させる(S9)。次に、紙面検知センサーSN6を
チェックする(S10)。ここで、オペレータが例えば
排紙トレイ1上の用紙を取り除いてそれを排紙トレイ2
に上積みした場合に紙面検知センサーSN6がオンした
ら、図21に示すように排紙トレイ1は下降できない。
この場合には画像形成装置へフィニッシャ200の異常
を通知する(S11)。画像形成装置はこの異常通知を
受けて排紙トレイ1の切替を停止する。異常を通知する
ことに加え、同時に用紙の出力及び排出先切替を禁止す
るようにしてもよい。
【0047】S10において、排紙トレイ2上に用紙の
上積みがなされず紙面検知センサーSN6がオフの場合
には、排紙トレイ1が下降され(S12)、紙面検知セ
ンサーSN6をチェックし(S13)、エンドフェンス
1aの下端でオンしたらさらに紙面検知センサーSN6
がエンドフェンス1aの上端でオフするのをチェックす
る(S14)。紙面検知センサーSN6のオフにより排
紙トレイ1が紙面検知センサーSN6の検知位置、すな
わち排紙口E2の受取位置にセットされたことになり、
ここで排紙トレイ1を停止させる(S15)。排紙トレ
イ1が排紙口E2の受取位置にセットされた状態で、用
紙出力元の画像形成装置による用紙出力がスタートする
(S16)。本実施形態における異常通知制御は、通常
の満杯排紙モードでも同様に有効である。
【0048】上記実施形態では画像形成装置に併設され
た用紙積載装置を説明したが、上述の用紙積載機能を画
像形成装置自体が一体に有している構成においても同様
に実施することができる。その場合には、用紙出力元は
画像形成装置の制御手段となる。なお、併設タイプにお
いて、用紙積載装置の制御手段100及び操作パネルを
画像形成装置の制御手段及び操作パネルが兼ねる構成と
してもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、通常の満
杯検知を超えて大量積載ができるモードを有するので、
用紙を抜き取る面倒さを要することなく大量排紙がで
き、排紙トレイの限られた移動スペースを有効に活用す
ることができる。また、排出位置検知手段が非検知状態
になった場合には、下側排紙トレイを排出位置検知手段
が検知状態になるまで上昇させ、下側排紙トレイの位置
が満杯検知手段が検知状態になる位置に達したときは下
側排紙トレイへの排出が可能であることを用紙出力元へ
通知するとともに、用紙出力の禁止状態を解除すること
としたので、制御動作中の停滞時間を少なくすることが
でき、作業性の低下を抑制することができる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、下側排紙ト
レイが満杯検知手段で検知される位置より上方に移動し
たときは、上側排紙トレイへの排出先の切替が可能であ
ることを用紙出力元へ通知することとしたので、用紙の
排出先の判断等に係るタイムラグが少なく、作業性の低
下を抑制することができる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、上側排紙ト
レイへの排出先の切替が可能であること及び下側排紙ト
レイへの排出が可能であることを用紙出力元へ通知する
とともに、用紙の出力及び排出先切替の禁止状態を解除
することとしたので、制御動作における判断を迅速に行
えるとともに、制御ステップ間の動作がスムーズに移行
し、作業性の低下を抑制することができる。
【0052】請求項4記載の発明によれば、下限位置検
知手段と排出位置検知手段の両方が同時に検知状態とな
った場合には用紙出力元へ異常を通知することとしたの
で、排紙トレイの破損等の事故を防止することができ
る。
【0053】請求項5記載の発明によれば、異常を通知
することに加え、用紙の出力及び排出先切替を禁止する
こととしたので、異常の場合の対応が迅速にでき、排紙
トレイの破損等の事故を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る用紙積載装置の概要
正面図である。
【図2】上側排紙トレイが排紙口の受取位置にセットさ
れている状態の排紙トレイの昇降機構の概要正面図であ
る。
【図3】下側排紙トレイが排紙口の受取位置にセットさ
れている状態の排紙トレイの昇降機構の概要正面図であ
る。
【図4】排紙トレイの昇降機構の概要側面図である。
【図5】下側排紙トレイの駆動機構を示す斜視図であ
る。
【図6】排出位置検知手段の構成及び動作を示す図であ
る。
【図7】下側排紙トレイと各検知手段との関係を示す斜
視図である。
【図8】上側排紙トレイの排紙口通過動作を示す概要正
面図である。
【図9】制御ブロック図である。
【図10】上側排紙トレイと下側排紙トレイのホームポ
ジションを示す概要正面図である。
【図11】排紙トレイのイニシャル動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】下側排紙トレイに排出している状態を示す概
要正面図である。
【図13】下側排紙トレイを下限位置に退避させ、上側
排紙トレイに排出している状態を示す概要正面図であ
る。
【図14】下側排紙トレイが満杯になった状態を示す概
要正面図である。
【図15】満杯になった下側排紙トレイを下限位置に退
避させ、上側排紙トレイを排紙口の受取位置にセットし
た状態を示す概要正面図である。
【図16】下側トレイ位置検知手段がオンし且つ満杯検
知手段がオフした状態で用紙が取り除かれたときに画像
形成装置へ下側トレイへの排出可能を通知するとともに
出力禁止を解除するフローチャートの一部である。
【図17】同フローチャートの一部である。
【図18】同フローチャートの一部である。
【図19】下側トレイ位置検知手段がオンし且つ満杯検
知手段がオフした状態の概要正面図である。
【図20】下側トレイ位置検知手段がオンし且つ満杯検
知手段がオフした状態の概要正面図で、上側排紙トレイ
が積載可能状態にある図である。
【図21】大量積載モード時に下側排紙トレイが下限位
置に退避しても上側排紙トレイを排紙口の受取位置にセ
ットできない状態を示す概要正面図である。
【図22】図21に示した状態で、異常を通知するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 上側排紙トレイ 2 下側排紙トレイ SN6 排出位置検知手段としての紙面検知センサー SN7 下限位置検知手段としての下限位置検知センサ
ー SN9 満杯検知手段としての満杯検知センサー SN10 下側トレイ位置検知手段としての下側トレイ
位置検知センサー E2 排紙口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 淳一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 齊藤 広元 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 伸宜 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 山田 健次 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H072 AA28 FB01 FB09 3F048 AA02 AA05 BA04 BB03 BB04 CB11 DA09 EB40 3F054 AA01 AC02 AC05 BD02 BF08 BF22 CA11 CA12 CA40 DA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙を排出する排紙口と、該排紙口の受取
    位置に位置付け可能な複数の排紙トレイを有する用紙積
    載装置において、 上記複数の排紙トレイのうち少なくとも2つ以上の排紙
    トレイがそれぞれ独立して上下移動可能に設けられてい
    るとともに、上記排紙口を上下方向に通過移動可能な上
    側排紙トレイと、上記排紙口の下方のみに位置する下側
    排紙トレイとに分けられ、該下側排紙トレイに対して
    は、該下側排紙トレイを上記排紙口の受取位置に位置付
    けるための排出位置検知手段と、上記下側排紙トレイの
    下限位置を検知するための下限位置検知手段と、該下限
    位置検知手段と上記排出位置検知手段の間に設けられ上
    記下側排紙トレイの満杯を検知するための満杯検知手段
    と、該満杯検知手段と上記下限位置検知手段の間に設け
    られ上記下側排紙トレイの位置を確認するための下側排
    紙トレイ位置検知手段が設けられ、 上記下側排紙トレイに用紙を排出する際は、上記満杯検
    知手段により検知されて用紙積載量が満杯になったとき
    に用紙の出力を停止するモードと、上記下側排紙トレイ
    位置検知手段が検知状態になり且つ上記満杯検知手段が
    非検知状態になるまで用紙を排出する大量積載モードを
    有し、 上記大量積載モード時、上記下側排紙トレイ位置検知手
    段が検知状態になり且つ上記満杯検知手段が非検知状態
    になって用紙の出力及び排出先切替を禁止している状態
    で常時上記排出位置検知手段の検知・非検知をチェック
    し、該排出位置検知手段が非検知状態になった場合に
    は、上記下側排紙トレイを該排出位置検知手段が検知状
    態になるまで上昇させ、該下側排紙トレイの位置が上記
    満杯検知手段が検知状態になる位置に達したときは該下
    側排紙トレイへの排出が可能であることを用紙出力元へ
    通知するとともに、用紙出力の禁止状態を解除すること
    を特徴とする用紙積載装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の用紙積載装置において、 上記下側排紙トレイが上記満杯検知手段で検知される位
    置より上方に移動したときは、上記上側排紙トレイへの
    排出先の切替が可能であることを用紙出力元へ通知する
    ことを特徴とする用紙積載装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の用紙積載装置において、 上記下側排紙トレイが上記満杯検知手段で検知される位
    置より上方に移動したときは、上記上側排紙トレイへの
    排出先の切替が可能であること及び上記下側排紙トレイ
    への排出が可能であることを用紙出力元へ通知するとと
    もに、用紙の出力及び排出先切替の禁止状態を解除する
    ことを特徴とする用紙積載装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の用紙積載装置において、 上記下限位置検知手段と排出位置検知手段の両方が同時
    に検知状態となった場合には用紙出力元へ異常を通知す
    ることを特徴とする用紙積載装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の用紙積載装置において、 異常を通知することに加え、用紙の出力及び排出先切替
    を禁止することを特徴とする用紙積載装置。
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