JP7251257B2 - シート積載装置、後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

シート積載装置、後処理装置及び画像形成システム Download PDF

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本発明は、シート積載装置、後処理装置及び画像形成システムに関する。
近年、画像形成システムはプロダクトプリンティング市場へ参入し、高品質・高生産性が益々求められている。画像形成システムを停止させることなく高生産性を達成するために、フィニッシャーやスタッカーへの用紙収容枚数(積載枚数)アップの需要がある。フィニッシャーに備えられたシフトトレイは、用紙の仕分け作業のために用紙幅方向へ移動できるとともに、上面検知のために積載された用紙の高さに合わせて昇降できる。リミットレス排紙のために、すなわち昇降する複数のシフトトレイへ連続して用紙を積載するために、シフトトレイ上の用紙の有無を検知する必要があり、センサ及びフィラーからなる上面検知手段がシフトトレイに対して設けられている。
また、昇降するシフトトレイの上面側からフィラーをシフトトレイに接触させたときのフィラーの角度によってシフトトレイの上面位置を検出する検出手段が知られている。
しかし、これまでのような、昇降するシフトトレイの上面側からフィラーをシフトトレイに接触させることでシフトトレイの上面位置を検出する検出手段は、ユーザーが印刷された用紙を抜き取った場合に、シフトトレイが上面位置に上昇して、上昇が完了したことを検知することはできるが、シフトトレイ上の用紙の有無は検出できなかった。よって、リミットレス排紙においては、用紙が複数のトレイに跨って排出され、複数の印刷物が混じってしまう恐れがあった。
特許文献1のシート後処理装置では、プルーフトレイにZ折り紙を積載するためにエンドフェンスが傾斜可能に構成され、紙有無検知手段によってトレイ上の紙無しが検知されると、エンドフェンスがホームポジションに戻ることが開示されている。
しかし、スタックされたシートの紙面高さを検知するフィラーとは別に、紙有無検知手段がプルーフトレイに設置されており、コスト増大と制御の複雑化を招いている。
そこで本発明は、センサなどの追加のシート有無検知手段を設けることなく、積載手段上のシートの有無を検知できるシート積載装置を実現することを目的とする。
この課題は、それぞれに独立して昇降動作を行う複数の積載手段と、前記積載手段又は前記積載手段に積載されたシートの上面位置を検知する第1検知手段と、前記積載手段又は前記積載手段に積載されたシートの前記第1検知手段が検知した上面位置とは異なる上面位置を検知する第2検知手段と、を備え、前記積載手段は、前記積載手段上にシートが無いときに前記第1検知手段が進入する進入部を有し、前記第1検知手段は、先端側フィラーと、当該先端側フィラーに設置された遮蔽板と、当該遮蔽板により遮蔽されるセンサとを有し、前記第2検知手段は、後端側フィラーと、当該後端側フィラーに設置された遮蔽板と、当該遮蔽板により遮蔽されるセンサとを有し、前記第1検知手段及び前記第2検知手段は、前記複数の積載手段に対して個々に備えられており、前記第1検知手段の検知状態と、前記第2検知手段の検知状態との組み合わせによって、前記積載手段上のシートの有無を検知することを特徴とするシート積載装置によって解決される。
センサなどの追加のシート有無検知手段を設けることなく、積載手段上のシートの有無を検知できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムを示す概略構成図である。 後処理装置200と画像形成装置300からなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 シフトトレイを備えた既存のシート積載装置の部分斜視図である。 シフトトレイ301の昇降動作を示す部分側面図である。 検知手段を示す斜視図である。 検知手段とシフトトレイを示す図である。 検知手段とシフトトレイを示す図である。 複数のシフトトレイを備えた既存のシート積載装置を示す概略側面図である。 図8に示すシート積載装置における課題を説明する図である。 本発明の実施形態に係るシート積載装置の部分斜視図である。 既存のシフトトレイ301(図11(a))と本発明の実施形態に係るシフトトレイ201(図11(b))を示す平面図である。 既存の先端側フィラー303(右)と本発明の実施形態に係る先端側フィラー203(左)を示す概略斜視図である。 フィラーの角度を揃えたときの既存の遮蔽板94と本発明の実施形態に係る遮蔽板95を示す概略図である。 先端側フィラー203の角度位置と用紙の有無の関係を示す部分斜視図である。 先端側フィラー203の角度位置と用紙の有無の関係を示す部分斜視図である。 先端側フィラー203の角度位置と用紙の有無の関係を示す部分斜視図である。 先端側フィラー203の角度位置と用紙の有無の関係を示す部分斜視図である。 フィラー及びセンサの組み合わせによる検知状態を示す図である。 シート積載装置に設けられたリミットレス排紙モードのための操作パネルを示す図である。 シート積載装置に設けられたリミットレス排紙モードのための操作パネルを示す図である。 リミットレス排紙モードのフローチャートである。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムを示す概略構成図である。図1に示すように、画像形成システム600は、用紙処理装置である後処理装置200と、この後処理装置200に画像形成後のシート状媒体であるシートとしての用紙Pを供給する画像形成装置300とを備える。画像形成装置300は、例えば、複写機又はプリンタなどが挙げられる。
本実施形態の画像形成装置300は、特に図示しないが、画像処理回路、感光体、光書き込み装置、現像装置、転写装置及び定着装置を備える電子写真方式の画像形成装置である。
画像処理回路は、画像形成装置300が複写機である場合、スキャナ部で読み取った画像データを印字可能な画像データに変換し、変換した画像データを光書き込み装置に出力する。また、パーソナルコンピュータなどの外部装置から入力される画像データでも同様に、印字可能な画像データに変換し、変換した画像データを光書き込み装置に出力する。
光書き込み装置は、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行い、感光体の表面に静電潜像を形成する。現像装置は、光書き込みにより感光体の表面に形成された静電潜像をトナー現像する。転写装置は、現像装置によって顕像化された感光体の表面上のトナー像を用紙Pに転写する。定着装置は、用紙P上に転写されたトナー像を用紙Pに定着する。
トナー像が定着された用紙Pは、画像形成装置300から後処理装置200に送り出され、後処理装置200によって所望の後処理が行われる。本実施形態の画像形成装置300は前述のように電子写真方式のものであるが、インクジェット方式や熱転写方式など、公知の画像形成装置の全てについて画像形成装置300として後処理装置200と組み合わせることができる。
図1に示すように、後処理装置200は、画像形成装置300の側部に取り付けられており、画像形成装置300から排出された用紙Pは後処理装置200に導かれる。
本実施形態の後処理装置200は、用紙Pに対して、孔あけ処理(パンチユニット100)、端部綴じ処理(端部綴じステイプラS1)、中綴じ処理(中綴じステイプラS2)、中折り処理(折りローラ対14)、仕分け処理などの各処理を行うことができる。
後処理装置200の入口部Aは、画像形成装置300から排出された用紙Pが最初に搬入されてくる部分であり、通過する用紙Pの一枚毎に後処理を施す単枚後処理手段(本実施形態では穿孔手段としてのパンチユニット100)を有する。
入口部Aの上方には、用紙Pをシフトトレイ201へ導く第1排出搬送路Bが形成されており、入口部Aの側方(図1中の左側)には、用紙Pをシフトトレイ202へ導く第2排出搬送路Cが形成されている。また、後処理装置200の入口部Aの下方には、整合及びステイプル綴じなどを行う綴じ処理トレイ部Fへ用紙Pを導く綴じ処理搬送路Dが形成されている。
入口部Aは、第1排出搬送路B、第2排出搬送路C及び綴じ処理搬送路Dに対して搬送方向上流側の搬送路であって、画像形成装置300から後処理装置200に受け渡された全ての用紙Pの共通の搬送路を構成する。入口部Aには、画像形成装置300から受け入れた用紙Pの通過を検出する入口センサが配置されており、その下流側に入口ローラ対1、パンチユニット100、及び分岐前搬送ローラ対2が順次配置されている。また、入口部Aの分岐前搬送ローラ対2の下流側には、2つの分岐爪(第1分岐爪15及び第2分岐爪16)が配置されている。
第1分岐爪15及び第2分岐爪16は、バネなどの付勢部材によってそれぞれ図1の状態に保持されている。すなわち、第1分岐爪15はその先端が下向きとなるように付勢され、第2分岐爪16はその先端が上向きとなるように付勢されている。第1分岐爪15及び第2分岐爪16は、それぞれソレノイドに接続されている。
各ソレノイドをONにすることによって、第1分岐爪15及び第2分岐爪16の先端が図1の状態から変位し、各分岐爪が配置された位置を通過する用紙Pの搬送経路を切り替えることができる。
後処理装置200では、第1分岐爪15及び第2分岐爪16の各ソレノイドのON/OFFの組み合せを変えることによって、入口部Aを通過した用紙Pの搬送経路を、第1排出搬送路B、第2排出搬送路C、又は綴じ処理搬送路Dへと振り分ける。
後処理装置200における入口部A、第1排出搬送路B、及び第2排出搬送路Cを通過する用紙Pの搬送経路の最下流部には、シフトトレイ201、202などによって構成されるシフトトレイ排紙部がある。また、積載手段としてのシフトトレイ排紙部は、用紙Pの搬送方向に対して直交する方向(用紙幅方向)にシフトトレイ201、202を往復移動させるトレイシフト手段と、シフトトレイ201、202を上下方向に昇降させるトレイ昇降手段とを備える。
綴じ処理搬送路Dには、搬送方向上流側から、綴じ処理搬送路第1ローラ対7、用紙ガイド爪、プレスタックセンサ、綴じ処理搬送路第2ローラ対9及び綴じ処理搬送路第3ローラ対10などが配置されている。
また、図1に示すように、綴じ処理搬送路第3ローラ対10よりも下流側の綴じ処理搬送路Dはカーブ状になっている。このカーブの入口にカーブ入口用紙検知センサが配置されており、配置された位置における用紙Pの通過の有無を検知する。さらに、このカーブの出口には、綴じ処理搬送路Dを通過した用紙Pを綴じ処理トレイ部Fへと受け渡す、綴じ処理受け渡しローラ対11が配置されている。
後処理装置200では、綴じ処理トレイ部Fで綴じ処理が行われている間、次の用紙Pを綴じ処理トレイ部Fに受け入れることはできない。ここで、綴じ処理トレイ部Fでの綴じ処理が行われている間に、新たな用紙Pを綴じ処理トレイ部Fに供給しないように、画像形成装置300から後処理装置200への用紙Pの受け渡しを停止すると、画像形成システム600全体の生産性が低下する。
そのため後処理装置200は、画像形成システム600全体の生産性を維持しつつ、綴じ処理に掛かる時間を稼ぐため、用紙Pを一時的に滞留させ、その後に用紙Pを複数枚同時に綴じ処理トレイ部Fへ搬送させて実質的な時間を稼ぐというプレスタック処理を行う。
入口部A及び綴じ処理搬送路Dを経て綴じ処理トレイ部Fへ導かれた用紙Pは、綴じ処理トレイ部Fで整合及びステイプルなどの後処理が施される。さらに用紙Pは、用紙束分岐ガイド部材13によって、シフトトレイ202へ向かう搬送路、又は中綴じ積載トレイ部Zの用紙積載トレイ401に向かう搬送路へと振り分けられる。
シフトトレイ202に向かう搬送路に振り分けられると、第2排出搬送路C内における第2排出用紙検知センサの上流側近傍に案内され、第2排出搬送路Cを通過する用紙Pと同様に第2排紙ローラ対6によってシフトトレイ202に排出される。
一方、用紙積載トレイ401に向かう搬送路に振り分けられると、用紙Pに対して中折り処理などを施す中綴じ・中折り処理部Gに受け渡され、中綴じ・中折り処理部Gで中折り処理などの後処理が施される。中折り処理などの後処理が施された用紙Pは、中折り後搬送路Hを通過し、用紙積載トレイ401に搬送される。
なお、本発明は、画像形成装置300と後処理装置200とからなる画像形成システム600に限らない。用紙Pに画像を形成する画像形成手段と、用紙Pに対して折り処理を行う用紙処理手段とを備えた画像形成システムの用紙処理手段に対して本発明を適用することもできる。
また、後処理装置200に替えて、シート積載装置であっても本発明を適用できる。シート積載装置は、後処理装置200からシートに対して所定の処理を行う用紙処理手段(孔あけ処理、端部綴じ処理、折り処理など)を取り除いたものであり、排出されたシートをシフトトレイ201、202上に仕分けして積載する装置である。
図2は、後処理装置200と画像形成装置300からなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。
後処理装置200はCPU101、I/Oインターフェイス102等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路を備え、CPU101には、画像形成装置300のCPUあるいは操作パネル105の各スイッチ等、及び図示しない各センサからの信号が通信インターフェイス103を介して入力され、CPU101は入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。更に、CPU101は、ドライバ、モータドライバを介してソレノイド及びモータを駆動制御し、インターフェイスから装置内のセンサ情報を取得する。また、制御対象やセンサに応じてI/0インターフェイス102を介してモータドライバによってモータの駆動制御を行い、センサからセンサ情報を取得する。なお、前記制御は、具備されたROMに格納されたプログラムコードをCPU101が読み込んで具備されたRAMに展開し、当該RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行される。
図3~8は、既存のシート積載装置(排紙トレイ部)について説明する図である。
図3は、シフトトレイを備えた既存のシート積載装置の部分斜視図である。シート積載装置は、排紙ローラ307、シフトトレイ301、紙面の搬送方向後端側を検知する後端側フィラー305及び後端側センサ、紙面の搬送方向先端側を検知する先端側フィラー303及びセンサS1,S2,S3(図4参照)などを有する。
シフトトレイ301は、上面検知のための昇降動作と、搬送方向と直交する用紙幅方向への仕分け動作を行う。
図4は、シフトトレイ301の昇降動作を示す部分側面図である。
ユーザーがシフトトレイ301に積載された用紙を取り出すと(図4(a))、シフトトレイ301はホームポジションに移動する(図4(b))。ホームポジションは待機位置(上面位置)である。
シフトトレイ301は、後端側フィラー305又は先端側フィラー303が検知する位置をホームポジションとしていて、通紙中は、常にシフトトレイ301上の用紙が後端側フィラー305の検知する位置に来るように昇降動作を行う。すなわち、排紙によってシフトトレイ301上に積載される用紙が増えるとき、シフトトレイ301は、後端側フィラー305がシフトトレイ301上の用紙を検知するように下降していき、積載された用紙が取り出されたとき、シフトトレイ301は図4(b)に示す位置まで上昇する。
図5は、検知手段を示す斜視図である。
検知手段は、先端側フィラー303、フィラー後方に設置された、センサS3用の遮蔽板94、フィラー後方に設置された、センサS1,S2用の遮蔽板96、センサS1,S2,S3などを有する。1つの先端側フィラー303と3つのセンサS1,S2,S3にて上面検知と満杯検知を行う。
図6は、検知手段とシフトトレイを示す図である。図6(a)は、先端側フィラー303の上面検知時の状態を示す部分側面図、図6(b)は、上面検知時の検知手段を示す斜視図である。
先端側フィラー303は、平紙排出モードとステイプル束排出モードに合わせて、印刷が開始される前の待機位置(上面位置)を検知している機能と、シフトトレイが用紙で満杯になった満杯状態を検知する機能を有する。
具体的には、センサS1がステイプル束排出モード時の待機位置を検知し、センサS2が平紙排出モードの待機位置を検知する。シフトトレイ301が上昇し、先端側フィラー303がシフトトレイ301と接して角度が変わると、図6(b)に示すように、遮蔽板96がセンサS1又はS2を遮蔽することで上面検知を行う。
図7は、検知手段とシフトトレイを示す図である。図7(a)は、満杯検知時の状態を示す部分側面図、図7(b)は、満杯検知時の検知手段を示す斜視図である。
図7(a)に示すように、Z折り紙やカールした用紙Pがシフトトレイ301に積載すると、用紙積載面が盛り上がり、先端側フィラー303の角度も高くなる。図7(b)に示すように、先端側フィラー303の角度がセンサS3の位置に到達すると、遮蔽板94がセンサS3を遮蔽することで満杯状態を検知する。
なお、先端側フィラー303のフィラー角度が最も低い状態で、ステイプル束排出モード時の待機位置を検知するセンサS1が遮蔽状態になっていて、先端側フィラー303がシフトトレイやシフトトレイに積載された用紙に接触しても、接触していなくてもステイプル束排出モード時の待機位置を検知するセンサS1の検知状態は変わらない。
図8は、複数のシフトトレイを備えた既存のシート積載装置を示す概略側面図である。
複数のシフトトレイ301,302は個々に独立して、上面検知のための昇降動作と、用紙幅方向への仕分け動作とを行うことができる。
図3に示す装置と同様に、シート積載装置は、シフトトレイ301,302にそれぞれ対応して、排紙ローラ307、紙面の搬送方向後端側を検知する後端側フィラー305及び後端側センサ、紙面の搬送方向先端側を検知する先端側フィラー303及びセンサS1,S2,S3などが設けられている。
図9は、図8に示すシート積載装置における課題を説明する図である。
シート積載装置はシフトトレイ301,302のための用紙有無検知手段を有しないので、それ自体でトレイ上に用紙があるかどうかを検出できない。具体的には、既存のシート積載装置では、シフトトレイ上の紙面が常に後端側フィラー305の検知位置に来るようにシフトトレイの昇降動作を行うため、今検知しているものが紙面なのかシフトトレイなのかを判断できない。そのため、シフトトレイ301上に印刷物P1がある状態で次の印刷が開始されると、図示のように、先ずシフトトレイ301上に次の印刷物P2が積載され、印刷量が多くてシフトトレイ301が満杯になると、次に印刷物P2は他のシフトトレイ302上に積載される。よって、用紙がシフトトレイ上にあるか無いかを判断できないために、排紙が複数のシフトトレイに跨る場合に印刷物P1とP2が混じってしまったり、仕分け印刷を色々な条件で行うと他の印刷物と混じってしまったりする。
したがって、シフトトレイの積載容量を超える大量印刷を行う場合には、用紙有無検知手段によってシフトトレイ上に用紙が無いことを確認してから印刷を行うことで、印刷物が混ざることを回避する必要がある。
図10~図15は、本発明の実施形態に係る用紙有無検知手段を備えたシート積載装置について説明する図である。
まず、図10は本発明の実施形態に係るシート積載装置の部分斜視図である。
シート積載装置は、それぞれに独立して昇降動作と仕分け動作を行う複数(本実施形態では2つ)の積載手段としてのシフトトレイ201,202を有する(図1参照)。
図10において、シフトトレイ201はその用紙幅方向中央部に、用紙Pが無いときに先端側フィラー203が接触する進入部としての切欠部91を有する。切欠部91は、用紙積載面92よりも深い位置を有しているため、用紙Pがシフトトレイ201上に無いときには先端側フィラー203は自重により切欠部91上に載って用紙無しを検知し、用紙Pがシフトトレイ201上に積載されているときは先端側フィラー203は用紙P上に載って用紙有りを検知する。
次に、シフトトレイの形状について説明する。
図11は、既存のシフトトレイ301(図11(a))と本発明の実施形態に係るシフトトレイ201(図11(b))を示す平面図である。
図示のように、本発明の実施形態に係るシフトトレイ201では、切欠部91は、既存の切欠部93よりも用紙搬送方向にmだけ長く、それにより用紙がシフトトレイ201上に無いときには、先端側フィラー203は用紙積載面92ではなく切欠部91上に載る。
切欠部91は、シフトトレイ201が昇降する際に先端側フィラー203が確実に切欠部91に入るように搬送方向に切り欠かれているだけでなく、シフトトレイ201の用紙幅方向における全ての仕分け位置においても先端側フィラー203が切欠部91に入るように用紙幅方向に切り欠かれている。
切欠深さは、先端側フィラー203の接触時のばらつきを考慮して、確実に検知できる先端側フィラー203の角度を基に設定されている。
また切欠部91に代えて、シフトトレイ201上に進入部としての穴が形成され、用紙Pがシフトトレイ201上に無いときには先端側フィラー203は自重により当該穴に入り込むことで用紙無しを検知してもよい。当該穴はシフトトレイ201を貫通していても、貫通していなくてもよい。
次に、本発明の実施形態に係る用紙有無検知手段について説明する。
図12は、既存の先端側フィラー303(右)と本発明の実施形態に係る先端側フィラー203(左)を示す概略斜視図である。図13は、フィラーの角度を揃えたときの既存の遮蔽板94と本発明の実施形態に係る遮蔽板95を示す概略図である。具体的には図13(a)は、本発明の実施形態に係る遮蔽板95を示し、図13(b)は、既存の遮蔽板94と本実施形態の遮蔽板95が覆う領域全体を示し、図13(c)は、既存の遮蔽板94を示している。
第1検知手段は、積載手段としてのシフトトレイ201又はシフトトレイ201に積載されたシートとしての用紙Pの搬送方向先端側の上面位置を検知する。第1検知手段は、先端側フィラー203と、当該先端側フィラー203に設置された遮蔽板95,96と、当該遮蔽板95,96により遮蔽されるセンサS1,S2,S3(図14、図15参照)とを有する。
第2検知手段は、シフトトレイ201又はシフトトレイ201に積載された用紙Pの第1検知手段が検知した上面位置とは異なる上面位置(搬送方向後端側の上面位置)を検知する。第2検知手段は、後端側フィラー205と、当該後端側フィラー205に設置された遮蔽板97と、当該遮蔽板97により遮蔽される後端側センサSbとを有する(図15、図17参照)。
第1検知手段及び第2検知手段は、複数のシフトトレイ201,202に対して個々に備えられている。複数のシフトトレイに検知手段がそれぞれ設けられることで、1つのシフトトレイの積載容量を超えた場合に、用紙無しを検知しているトレイへ排出を切り替えることで、他の印刷物と混じらず排紙することができる。
図12に示すように、先端側フィラー203自体の形状は既存の先端側フィラー303と同じであるが、フィラー後方に設置された、センサS3用の遮蔽板95の形状が異なっている。一方、フィラー後方に設置された、センサS1,S2用の遮蔽板96の形状は同一である。図13に示すように、既存の遮蔽板94の形状と本実施形態の遮蔽板95の形状は、センサ検知のON/OFFが逆転するように設定されている。すなわち、破線部分が変更部を示しており、大まかに言えば、本実施形態の遮蔽板95は、既存の遮蔽板94が覆っていた部分には存在せず破線部分に存在し(図13(a))、既存の遮蔽板94は、本実施形態の遮蔽板95が覆う部分には存在せず破線部分に存在する(図13(c))。
図14~図17は、先端側フィラー203の角度位置と用紙の有無の関係を示す部分斜視図である。
図14及び図15に示すように、シフトトレイ201上に用紙Pが無いとき先端側フィラー203は用紙積載面92よりも下側位置にある切欠部91まで回転できる。後述するが、この位置では、ステイプルセンサとして機能するセンサS1はON、シフトセンサとして機能するセンサS2はOFF、満杯センサとして機能するセンサS3はOFF、後端側センサSbはONとなり、これらセンサのON/OFFの組み合わせにより用紙無しが検知される。すなわち、第1検知手段の検知状態と、第2検知手段の検知状態との組み合わせによって、シフトトレイ上のシートの有無を検知する。
なお、図14、図16においては、先端側フィラー203は直線形状に形成され、その先端部分が切欠部91に入り込むが、図15、図17においては、先端側フィラー203はL字形状に形成され、その屈折部分が切欠部91に入り込む。
一方で、図16、図17に示すように、シフトトレイ201上に用紙Pが有るとき先端側フィラー203は用紙積載面92上の用紙P上に位置する。この位置では、例えば、ステイプルセンサとして機能するセンサS1はON、シフトセンサとして機能するセンサS2はOFF、満杯センサとして機能するセンサS3はON、後端側センサSbはONとなり、これらセンサのON/OFFの組み合わせにより用紙有りが検知される。すなわち、第1検知手段の検知状態と、第2検知手段の検知状態との組み合わせによって、シフトトレイ上の用紙Pの有無を検知する。
具体的には、後端側フィラー205がシフトトレイ201の用紙積載面92又はシフトトレイ201上の用紙Pの上面位置を検知している場合に(図14~図17)、先端側フィラー203が切欠部91に進入しているとき(図14、図15)、シフトトレイ201上のシート無しを検知し、先端側フィラー203が切欠部91に進入していないとき(図16、図17)、シフトトレイ201上の用紙有りを検知する。
先端側フィラー203は、シフトトレイ上に用紙Pが無く切欠部91に進入する位置(図14、図15)と、積載された用紙Pに接する位置(図16、図17)とを検知可能な構成を有する。これにより、用紙有無検知だけではなく、用紙有りの場合のシフトトレイ201の上面高さを検出できる。
結局、これまで先端側フィラーは待機時の上面位置と満杯状態を検知していたが、センサS3用の遮蔽板95の形状を既存の遮蔽板と逆転させたことと、シフトトレイ201に切欠部91を設けたことによって、シート積載装置自体が、センサなどの追加の用紙有無検知手段を設けることなく同じフィラー構成のままで、用紙有無検知を行うことができる。そのため、リミットレス排紙において複数の印刷物が混じることが回避される。
次に、本発明の実施形態に係る用紙有無検知のための基本的な動作を説明する。
印刷を行うと、シフトトレイ201は、常に後端側センサSbが検知する位置を保持するように(つまり、後端側センサSbがONとなるように)、用紙積載量に応じて下降していく。印刷が終わり、ユーザーがシフトトレイ201から用紙Pを取り出すと、シフトトレイ201は後端側センサSbがその上面を検知する位置まで上昇し、停止する。
シフトトレイ201が停止した位置で、先端側フィラー203にて用紙有無検知を行う。
図14、図15に示すように、シフトトレイ201上に用紙Pが無いとき先端側フィラー203は用紙積載面92よりも下側位置にある切欠部91に入った状態でトレイに接する。このときの先端側フィラー203の角度はA[deg]である。図16、図17に示すように、用紙Pがある場合は、先端側フィラー203がトレイ上の用紙Pに接する。このときの先端側フィラー203の角度はB[deg]である。このとき、A>Bである。
図18は、フィラー及びセンサの組み合わせによる検知状態を示している。
上述したように、先端側フィラー203の角度と、フィラー後端側のセンサS1,S2,S3の検知状態と、後端側フィラー205及び後端側センサSbの検知状態との組み合わせによって、用紙有無検知を行うことができる。
例えば、用紙無し検知時は、センサS1がON(遮蔽状態)で、センサS2がOFF、センサS3はOFF、後端側センサSbはON(遮蔽状態)となる。また満杯検知時は、センサS1と、満杯センサとして機能するセンサS3がOFFとなり、他のセンサがON(遮蔽状態)となる。なお、図16、図17に示す状態が、先端側フィラー203の角度=0[deg]に相当し、すなわち図16、図17に示す状態が基準となり、図14、図15に示す状態が、先端側フィラー203の角度=-10[deg]に相当する。
従来は、先端側フィラー303が積載された用紙によって上方向に跳ね上がった位置で、遮蔽板94がセンサS3を遮蔽し(センサS3、ON状態)、満杯を検知していたが、本実施形態に係る先端側フィラー203に設けられた遮蔽板95の形状を逆転させたため、満杯を検知するのは遮蔽板95がない場合、すなわちセンサS3がOFFの場合である。加えて、シフトトレイ201上に用紙Pが無い場合、先端側フィラー203がトレイの切欠部91内部に入り込むが、その際も遮蔽板95は検知されない(センサS3、OFF状態)。
このように、先端側フィラー203の遮蔽板95の形状変更と、シフトトレイ201への切欠部91の追加、及びセンサの検知状態の組み合せで用紙有無を検知する制御によって、昇降するシフトトレイ201に対して用紙有無検知手段を追加して備えなくてもトレイ上の用紙有無検知を行うことができる。
既に備えられた用紙有無検知手段によりシフトトレイ201上の用紙有無検知を行えることにより、複数のシフトトレイのうちの1つのシフトトレイが満杯になると、他のシフトトレイに排紙先を切り替える設定をして、例えば5000枚などの大量排紙を行うことができる(リミットレス排紙)。また、他方のシフトトレイに排紙されている際に、排紙されていないシフトトレイ上の用紙を取り出すと、現在排紙されているシフトトレイが満杯になった後で、自動的にシフトトレイを切り替える設定をすることで、印刷物が混ざらずにシステムを止めずに連続印刷を行うことができる。
次に、本発明の実施形態に係るリミットレス排紙について説明する。
図19、図20は、シート積載装置に設けられたリミットレス排紙モードのための操作パネルを示す図である。
ユーザーは、操作パネル105から「機能別排紙」又は「排紙設定」を選択することができ、「排紙設定」を選択することで、複数のシフトトレイ201,202へ大量に排紙する又は交互に排紙するリミットレス排紙モードを設定することができる。一方で、「機能別排紙」ではリミットレス排紙はされない。
本実施形態に係るシート積載装置では、このリミットレス排紙モードにおいて、排紙すべきシフトトレイ201,202を設定する際、設定先のシフトトレイ201,202上で用紙有りが検知された場合、用紙無しが検知されるまで排紙を停止する(積み重ね排紙禁止)。これにより、シフトトレイ201,202上に用紙Pがある状態で印刷物を排出してしまい、印刷物が混じることを防止できる。
一方で、「排紙設定」を選択後のリミットレス排紙モードにおいて、ユーザーは、積み重ね排紙を許可するか、禁止するか設定できる。これにより、ユーザーの使用方法次第では、複数種類の印刷物が混じっても問題ない場合は、積み重ね排紙を許可することで用紙有無検知をOFF設定にして、シフトトレイ上の用紙有り時の印刷保留を止めることができる。印刷保留を止めることで、画像形成システムの非稼動時間を低減し、生産性を高めることができる。
さらにユーザーは、トレイ切り替え設定において、「出力優先」又は「順序優先」を選択できる。
「出力優先」の場合、シフトトレイへの排紙順序は問わず、今行っている印刷を続行し、出力(排紙)することを優先する。
「順序優先」の場合、今行っている印刷の続行よりも、シフトトレイへの排紙順序を優先する。
図21は、リミットレス排紙モードのフローチャートである。
印刷開始時に、操作パネル105(図2)からリミットレス排紙設定が選択されない場合(S1,YES)、印刷が開始され(S2)、印刷が終了した場合(S3,YES)、そのまま印刷終了となる(S4)。一方、印刷が終了する前に(S3,NO)、用紙Pが取り出された場合(S5)、シフトトレイ201がホームポジションまで上昇し(S6)、印刷が再開され(S2)、その後印刷終了となる(S4)。
操作パネル105からリミットレス排紙設定が選択され(S1,NO)、積み重ね排紙を許可する設定がされなかった(禁止する設定がされた)場合(S7,NO)、印刷が開始される(S8)。この場合、積み重ね排紙を避けるために、シフトトレイ上の用紙Pが取り出されるまで印刷は開始されず、用紙Pの無いシフトトレイを確認後、印刷を開始し、そのシフトトレイに排紙することになる。
まず、シフトトレイ201,202で満杯検知されているか判断し(S9)、いずれかのシフトトレイ201,202が満杯でない場合、満杯でないシフトトレイ201,202において用紙Pの有無を確認する(S10)。いずれかのシフトトレイ201,202において用紙Pが無い場合、印刷を開始し、用紙Pの無いシフトトレイに排紙する(S11)。その後、印刷終了であれば(S12,YES)、印刷終了となるが(S4)、印刷終了でなければ(S12,NO)、ステップ9に戻り印刷終了(S4)となるまで印刷を続行する。
一方で、ステップ9において全てのシフトトレイ201,202で満杯検知されている場合、操作パネル105に「用紙を取り出してください」と表示する(S16)。次いで、用紙Pが取り出されたら(S17)、シフトトレイが上昇してホームポジションに移行し、ステップ10の用紙有無確認とそれ以下のステップを行う。
ステップ7で積み重ね排紙を許可する設定がされた場合(S7,YES)、操作パネル105のトレイ切り替え設定により順序優先か出力優先かが選択され(S19)、印刷が開始する(S20)。
順序優先の場合に、ユーザーは例えば2つのシフトトレイ201とシフトトレイ202のうちシフトトレイ201を優先トレイと選択した場合、シフトトレイ201が満杯になったらシフトトレイ202に排紙するが、シフトトレイ202への排紙中にシフトトレイ201の用紙Pが取り出されたら、順序を優先して優先トレイであるシフトトレイ201に切り替えて排紙する。
対して出力優先の場合、例えば2つのシフトトレイ201とシフトトレイ202のうちシフトトレイ201が満杯になったらシフトトレイ202に排紙するが、シフトトレイ202への排紙中にシフトトレイ201の用紙Pが取り出されても、シフトトレイ201に切り替えて排紙せず、出力を優先してシフトトレイ202へ排紙し続ける。
まず、シフトトレイ201,202で満杯検知されているか判断し(S21)、いずれかのシフトトレイ201,202が満杯でない場合、印刷を開始し、満杯でないシフトトレイ201,202に排出する(S22)。この場合、満杯でないシフトトレイ201,202には他の印刷物が積載されている可能性があるが、積み重ね排紙が許可されているため、満杯でないトレイに排紙される。
次いで、トレイ切り替え設定が出力優先でなく順序優先の場合(S23,NO)、印刷終了であれば(S24,YES)、今排紙されている優先トレイにて印刷終了となるが(S25)、印刷終了の前に(S24,NO)、シフトトレイ(優先トレイ)が満杯になった場合(S26,YES)、ステップ21に戻り、満杯でないシフトトレイ201,202に排出する(S22)。なお、ステップ21で全てのシフトトレイ201,202で満杯検知された場合、操作パネル105に「用紙を取り出してください」と表示する(S130)。次いで、用紙Pが取り出されたら(S31)、シフトトレイが上昇してホームポジションに移行し、ステップ22に戻り、満杯でないシフトトレイ201,202に排出され(S22)、それ以下のステップを行う。
一方で、ステップ26において、シフトトレイが満杯になる前に(S26,NO)、優先トレイの用紙Pが取り出された場合(S27,YES)、排紙順序を優先トレイへ切り替えて(S28)、ステップ21に戻り、満杯でない優先トレイに排出する(S22)。ステップ27で優先トレイの用紙Pが取り出されない場合(S27,YES)、ステップ22に戻り、満杯でないシフトトレイ201,202に排出する(S22)。
ステップ23で、トレイ切り替え設定が出力優先の場合(S23,YES)、印刷終了であれば(S29,YES)、印刷終了となるが(S25)、印刷終了の前に(S24,NO)、シフトトレイが満杯になった場合(S26,YES)、ステップ21に戻り、満杯でないシフトトレイ201,202に排出する(S22)。
以上のように、本発明の実施形態に係るシート積載装置では、昇降方式の複数のシフトトレイと、各シフトトレイ又は用紙に接する先端側フィラー及び後端側フィラーと、フィラー後端のセンサとを備え、各シフトトレイは先端側フィラーのための進入部を有する。先端側フィラー及び後端側フィラーの検知状態と、センサの検知状態との組み合わせによって、シフトトレイ上の用紙の有無を検知することができる。具体的には、トレイ上に用紙が無い状態では、後端側フィラーが上面を検知した際に、先端側フィラーがシフトトレイの進入部に進入し、この先端側フィラーの角度をセンサで検知することで、用紙無し状態を検知できる。一方、シフトトレイに通紙されトレイ上に用紙が有る状態では、用紙により先端側フィラーが進入部から出る(他のトレイ面と同一面まで上がる)ことで、用紙有り状態を検知することができる。
91 切欠部(進入部)
201,202 シフトトレイ(積載手段)
203 先端側フィラー(第1検知手段)
205 後端側フィラー(第2検知手段)
P 用紙(シート)
特開2006-240753号公報

Claims (9)

  1. それぞれに独立して昇降動作を行う複数の積載手段と、
    前記積載手段又は前記積載手段に積載されたシートの上面位置を検知する第1検知手段と、
    前記積載手段又は前記積載手段に積載されたシートの前記第1検知手段が検知した上面位置とは異なる上面位置を検知する第2検知手段と、を備え、
    前記積載手段は、前記積載手段上にシートが無いときに前記第1検知手段が進入する進入部を有し、
    前記第1検知手段は、先端側フィラーと、当該先端側フィラーに設置された遮蔽板と、当該遮蔽板により遮蔽されるセンサとを有し、
    前記第2検知手段は、後端側フィラーと、当該後端側フィラーに設置された遮蔽板と、当該遮蔽板により遮蔽されるセンサとを有し、
    前記第1検知手段及び前記第2検知手段は、前記複数の積載手段に対して個々に備えられており、
    前記第1検知手段の検知状態と、前記第2検知手段の検知状態との組み合わせによって、前記積載手段上のシートの有無を検知することを特徴とするシート積載装置。
  2. 前記第2検知手段が前記上面位置を検知している場合に、前記第1検知手段が前記進入部に進入しているとき、前記積載手段上のシート無しを検知し、前記第1検知手段が前記進入部に進入していないとき、前記積載手段上のシート有りを検知する、ことを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
  3. 前記第1検知手段は、前記積載手段上にシートが無く前記進入部に進入する位置と、積載されたシートに接する位置とを検知可能な構成を有する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート積載装置。
  4. 前記進入部は、シート積載面よりも深い位置を有する切欠部である、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のシート積載装置。
  5. 前記複数の前記積載手段へ大量に排紙する又は交互に排紙するリミットレス排紙モードにおいて、排紙すべき前記積載手段を切り替える際、設定先の前記積載手段上でシート有りが検知された場合、シート無しが検知されるまで排紙を停止する、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のシート積載装置。
  6. 前記リミットレス排紙モードにおいて、ユーザーが積み重ね排紙の許可又は禁止を設定可能である、ことを特徴とする請求項に記載のシート積載装置。
  7. 画像形成されたシートに対して後処理を施す用紙処理手段と、請求項1乃至のいずれか一項に記載のシート積載装置とを備えることを特徴とする後処理装置。
  8. シート上に画像を形成する画像形成装置と、請求項1乃至のいずれか一項に記載のシート積載装置とを備えることを特徴とする画像形成システム。
  9. シート上に画像を形成する画像形成装置と、請求項に記載の後処理装置とを備えることを特徴とする画像形成システム。
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