JP2001225656A - 四輪駆動車の駆動力配分制御装置 - Google Patents

四輪駆動車の駆動力配分制御装置

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JP2001225656A
JP2001225656A JP2000040448A JP2000040448A JP2001225656A JP 2001225656 A JP2001225656 A JP 2001225656A JP 2000040448 A JP2000040448 A JP 2000040448A JP 2000040448 A JP2000040448 A JP 2000040448A JP 2001225656 A JP2001225656 A JP 2001225656A
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limiter
acceleration performance
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な加速性能の確保とねじれ振動の防止と
の両立をうまく達成した四輪駆動車の駆動力配分制御装
置を提供すること。 【解決手段】 エンジントルクを前輪5,6と後輪7,
8に配分する四輪駆動系にトルク配分クラッチ9を設
け、該トルク配分クラッチ9に対するトルク配分コント
ローラ10からの制御指令により後輪7,8または前輪
5,6へ伝達される伝達トルクを制御する四輪駆動車の
駆動力配分制御装置において、良好な加速性能が得られ
る4WDトルクを演算する4WDトルク演算部110
と、4WDトルク演算部110により算出された4WD
トルクTに対し、必要に応じて駆動系のねじれ振動を抑
えたトルクレベルに制限し、制限されたトルクをリヤ伝
達トルクTEとするリミッタトルク計算部109及びリ
ヤ伝達トルク計算部111を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジントルクを
前輪と後輪に配分する駆動系に設けられたトルク配分ア
クチュエータにより前輪と後輪に伝達されるトルク配分
比が制御される四輪駆動車の駆動力配分制御装置の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、四輪駆動車の駆動力配分制御装置
としては、例えば、特開平11−278080号公報に
記載のものが知られている。
【0003】この公報の段落番号0037には、四輪駆
動車の前後のトルク配分は前後輪の輪荷重と同率にする
ことで最大の車両加速度(発進性)が得られることが記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の四輪駆動車の駆動力配分制御装置にあっては、例え
ば、通常、前輪駆動で走行し、必要に応じて後輪にトル
ク配分する四輪駆動車において、発進時はエンジントル
クを計算して重量配分と同率で後輪伝達トルクを発生さ
せる場合、高い車両加速度は得られるものの、駆動系に
大きなトルクがかかる構成になっているため、駆動系に
ねじれが発生して、振動が発生するという問題があっ
た。
【0005】特に、最近は燃費を向上の点で望ましい車
両軽量化の観点から、後輪へのプロペラシャフトを細く
する傾向にあり、重量配分と同率で後輪伝達トルクを発
生させると、伝達トルクによるシャフトのねじれ角が大
きくなり、ねじれ振動が大きな問題となる。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、良好な
加速性能の確保とねじれ振動の防止との両立をうまく達
成した四輪駆動車の駆動力配分制御装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明では、エンジントルクを前輪と後輪
に配分する四輪駆動系にトルク配分アクチュエータを設
け、該トルク配分アクチュエータに対するトルク配分コ
ントローラからの制御指令により後輪または前輪へ伝達
される伝達トルクを制御する四輪駆動車の駆動力配分制
御装置において、良好な加速性能が得られる高加速性能
伝達トルクを演算する高加速性能伝達トルク演算手段
と、前記高加速性能伝達トルク算出手段により算出され
た高加速性能伝達トルクに対し、必要に応じて駆動系の
ねじれ振動を抑えた伝達トルクレベルに制限し、制限さ
れた伝達トルクを目標伝達トルクとする伝達トルク制限
手段と、を前記トルク配分コントローラに設けたことを
特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
四輪駆動車の駆動力配分制御装置において、前記伝達ト
ルク制限手段を、低車速域では制限がなく中高車速域で
は高加速性能伝達トルクを制限する手段としたことを特
徴とする。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
四輪駆動車の駆動力配分制御装置において、前記伝達ト
ルク制限手段を、中高車速域では車速が高車速であるほ
ど高加速性能伝達トルクをきつく制限する手段としたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明では、エンジントルク
を前輪と後輪に配分する四輪駆動系にトルク配分アクチ
ュエータを設け、該トルク配分アクチュエータに対する
トルク配分コントローラからの制御指令により後輪また
は前輪へ伝達される伝達トルクを制御する四輪駆動車の
駆動力配分制御装置において、車速を計算する車速計算
手段と、アクセル開度を計算するアクセル開度計算手段
と、旋回半径を計算する旋回半径計算手段と、旋回半径
計算値が設定値より大きい場合、低車速域ではアクセル
開度に対応した値をリミッタトルクとし、中高車速域で
はアクセル開度対応リミッタトルクと車速対応リミッタ
トルクのうちセレクトローにより決められた値をリミッ
タトルクとし、旋回半径計算値が設定値以下の場合、旋
回半径が小さいほど小さく制限した値をリミッタトルク
とするリミッタトルク計算手段と、アクセル開度に応じ
て高加速性能伝達トルクを演算する高加速性能伝達トル
ク演算手段と、前記リミッタトルクと前記高加速性能伝
達トルクのうちセレクトローにより決められた値を目標
伝達トルクとする目標伝達トルク決定手段と、を前記ト
ルク配分コントローラに設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の作用および効果】請求項1記載の発明にあって
は、トルク配分コントローラの高加速性能伝達トルク演
算手段において、良好な加速性能が得られる高加速性能
伝達トルクが演算され、トルク配分コントローラの伝達
トルク制限手段において、高加速性能伝達トルク算出手
段により算出された高加速性能伝達トルクに対し、必要
に応じて駆動系のねじれ振動を抑えた伝達トルクレベル
に制限され、制限された伝達トルクが目標伝達トルクと
され、この目標伝達トルクを得る制御指令が、トルク配
分コントローラからトルク配分アクチュエータに対し出
力される。よって、駆動系のねじれ振動が問題とならな
い走行状態では、高加速性能伝達トルクが制限を受ける
ことなくそのまま目標伝達トルクとされることで、良好
な加速性能が確保されるし、また、駆動系のねじれ振動
が問題となる走行状態では、高加速性能伝達トルクに代
え制限された伝達トルクが目標伝達トルクとされること
で、高トルク伝達によるシャフトのねじれが抑えられ、
ねじれ振動が防止される。すなわち、高加速性能伝達ト
ルクを必要に応じて駆動系のねじれ振動を抑えた伝達ト
ルクレベルに制限するトルク配分制御とすることで、良
好な加速性能の確保とねじれ振動の防止との両立をうま
く達成することができる。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、伝達トル
ク制限手段において、低車速域では高加速性能伝達トル
クが制限されることなく、中高車速域では高加速性能伝
達トルクが制限される。よって、ねじり振動が発生する
中高車速域でのみ伝達トルクが制限されるため、発進時
等の低車速域では大トルクを伝達して良好な加速性能が
得られ、走行中の中高車速域ではねじれ振動が防止され
るというように、容易に加速性とねじり振動の防止との
両立を図ることができる。
【0013】請求項3記載の発明にあっては、伝達トル
ク制限手段において、中高車速域では車速が高車速であ
るほど高加速性能伝達トルクがきつく制限される。よっ
て、発進してから徐々に加速してゆく走行時において、
発進開始から低車速域までの発進の瞬間は大トルクを伝
達して高い加速性能が得られ、低車速域を超えた領域で
はねじれ振動防止より加速性能が重視され、高車速走行
になるほど加速性能よりねじれ振動防止が重視される走
行となり、加速性能要求とねじり振動防止要求とをうま
く両立させることができる。
【0014】請求項4記載の発明にあっては、旋回半径
計算手段において、旋回半径が計算され、リミッタトル
ク計算手段において、旋回半径計算値が設定値より大き
い場合、低車速域ではアクセル開度に対応した値がリミ
ッタトルクとされ、中高車速域ではアクセル開度対応リ
ミッタトルクと車速対応リミッタトルクのうちセレクト
ローにより決められた値がリミッタトルクとされる。ま
た、リミッタトルク計算手段において、旋回半径計算値
が設定値以下の場合、旋回半径が小さいほど小さく制限
した値がリミッタトルクとされる。一方、高加速性能伝
達トルク演算手段において、アクセル開度に応じて高加
速性能伝達トルクが演算される。そして、目標伝達トル
ク決定手段において、リミッタトルク計算手段からのリ
ミッタトルクと、高加速性能伝達トルク演算手段からの
高加速性能伝達トルクのうちセレクトローにより決めら
れた値が目標伝達トルクとされ、この目標伝達トルクを
得る制御指令が、トルク配分コントローラからトルク配
分アクチュエータに対し出力される。よって、請求項1
乃至請求項3記載の発明の作用効果を得ることができる
のに加え、旋回半径計算値が設定値より大きい直進時や
大半径旋回時には、トルクリミッタを大きくすることで
強力なトラクションが得られ、また、小半径旋回時に
は、トルクリミッタを小さくすることでタイトコーナブ
レーキが防止されるというように、旋回半径に応じタイ
トコーナブレーキの防止とトラクション性能の向上を両
立させた最適な前後トルク配分制御とすることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)実施の形態1は
請求項1〜4に記載の発明に対応する四輪駆動車の駆動
力配分制御装置である。
【0016】まず、構成を説明する。図1は実施の形態
1における四輪駆動車の駆動力配分制御装置を示す全体
システム図で、1はエンジン、2は自動変速機、3はフ
ロントディファレンシャル、4はリヤディファレンシャ
ル、5は右前輪、6は左前輪、7は右後輪、8は左後
輪、9はトルク配分クラッチ(トルク配分アクチュエー
タ)、10はトルク配分コントローラ、11は右前輪速
センサ、12は左前輪速センサ、13は右後輪速セン
サ、14は左後輪速センサ、15はアクセル開度セン
サ、16はエンジン回転センサ、17はATコントロー
ラである。
【0017】この実施の形態1の発明が適用される四輪
駆動車は、左右の前輪5,6へはエンジン駆動力が直接
伝達され、左右の後輪7,8へはトルク配分クラッチ9
を介してエンジン駆動力が伝達される前輪駆動ベースの
四輪駆動車である。即ち、トルク配分クラッチ9が解放
状態であれば、前輪:後輪=100:0のトルク配分比
となり、トルク配分クラッチ9がエンジントルクの1/
2トルク以上にて締結されていれば、前輪:後輪=5
0:50の等トルク配分比となり、トルク配分コントロ
ーラ10からのトルク配分クラッチ9に対する制御指令
により、前輪5,6と後輪7,8に伝達されるトルク配
分比が、前輪:後輪=100〜50:0〜50の範囲に
てトルク配分クラッチ9の締結トルクに応じて可変に制
御される。
【0018】前記トルク配分コントローラ10は、各車
輪速センサ11,12,13,14からの車輪速信号
と、アクセル開度センサ15からのアクセル開度信号
と、エンジン回転センサ16からのエンジン回転信号
と、ATコントローラ17からのギア位置信号等を入力
し、決められた制御則にしたがった演算処理を行い、そ
の演算処理結果による制御指令をトルク配分クラッチ9
に出力する。
【0019】図2は実施の形態1の駆動力配分制御装置
に採用されたトルク配分コントローラ10でのトルク配
分制御演算処理を示す制御ブロック図である。
【0020】4輪車輪速計算部100では、各車輪速セ
ンサ11,12,13,14からの車輪速信号に基づい
て前輪右車輪速度VwFRと前輪左車輪速度VwFLと後輪
右車輪速度VwRRと後輪左車輪速度VwRLが計算され
る。尚、この計算部100は、アンチスキッドブレーキ
システム(ABS)が搭載された車両では、ABSコン
トローラでの計算結果を流用することで省略しても良
い。
【0021】推定車体速計算部101(車速計算手段)
では、各車輪速度VwFR,VwFL,VwRR,VwRLに基
づいてフィルタ処理を施した推定車体速VFF(以下、車
速VFFという)が計算される。
【0022】ゲイン計算部102では、計算された車速
VFFとゲインマップによりゲインKhが計算される。
【0023】前後回転数差計算部103では、左右前輪
車輪速度VwFR,VwFLの平均値と左右後輪車輪速度V
wRR,VwRLの平均値との差により前後回転数差△Vw
が計算される。
【0024】前後回転数差トルク計算部104では、前
輪左右輪速差△VwFによりゲインKDFが計算され、
Kh×KDFをトータルゲインとして前後回転数差△V
wに応じた前後回転数差トルクT△Vが計算される。
【0025】アクセル開度計算部105(アクセル開度
計算手段)では、アクセル開度センサ15からのセンサ
信号に基づいてアクセル開度ACCが計算される。
【0026】後輪右輪速度計算部106では、トルク配
分クラッチ9を介してトルク伝達される右後輪7(非駆
動輪)の後輪右輪速度VwRRが右後輪速センサ13から
のセンサ信号に基づいて計算される。
【0027】後輪左輪速度計算部107では、トルク配
分クラッチ9を介してトルク伝達される左後輪8(非駆
動輪)の後輪左輪速度VwRLが左後輪速センサ14から
のセンサ信号に基づいて計算される。
【0028】旋回半径計算部108(旋回半径計算手
段)では、左右後輪7,8の車輪間隔であるトレッドt
と後輪右輪速度VwRRと後輪左輪速度VwRLにより旋回
半径Rが計算される。
【0029】リミッタトルク計算部109(リミッタト
ルク計算手段)では、旋回半径Rとアクセル開度ACC
と車速VFFに基づいてリミッタトルクTRLIMが計算
される。
【0030】4WDトルク演算部110(高加速性能伝
達トルク算出手段)では、アクセル開度ACCに応じて
4WDトルクTが演算される。
【0031】リヤ伝達トルク計算部111(目標伝達ト
ルク決定手段)では、4WDトルクTとリミッタトルク
TRLIMとのセレクトローによりリヤ伝達トルクTE
が計算される。
【0032】目標トルク選択部112では、前記前後回
転数差トルク計算部104により計算された前後回転数
差トルクT△Vと、前記リヤ伝達トルク計算部111に
より計算されたリヤ伝達トルクTEとのセレクトハイに
より目標トルクTOUTが選択される。尚、目標トルク
TOUTを電流変換してトルク配分クラッチ9内のソレ
ノイド電流が制御される。
【0033】次に、作用を説明する。
【0034】[リヤ伝達トルク計算]図3はトルク配分
コントローラ10において行われるリヤ伝達トルクの計
算処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステッ
プについて説明する。
【0035】ステップ30では、旋回半径Rが旋回半径
しきい値#CRCLRDTを超えているかどうかが判断
され、R≦#CRCLRDTの小半径旋回時にはステッ
プ31へ進み、R>#CRCLRDTの大半径旋回ある
いは直進時にはステップ32以降に進む。ここで、旋回
半径しきい値#CRCLRDTとしては、例えば、40
mの値が設定される。
【0036】ステップ31では、旋回半径Rと図4に示
すテーブル1、あるいは、旋回半径Rと図5に示すテー
ブル2を用いてリミッタトルクTRLIMが算出され
る。ここで、テーブル1,2の使い分けは、アクセル開
度ACCがアクセル開度しきい値#TRLIMTVO
(例えば、1/8開度)未満の低アクセル開度域では、
テーブル1を用いてリミッタトルクTRLIMが算出さ
れ、アクセル開度ACCがアクセル開度しきい値#TR
LIMTVO以上の中高アクセル開度域では、テーブル
2を用いてリミッタトルクTRLIMが算出される。こ
こで、テーブル1,2のリミッタトルク特性は、図4及
び図5から明らかなように、旋回半径RがR1LIMM
IN以下の小半径旋回時には、タイトコーナブレーキを
防止するためにリミッタトルクTRLIMを小さくし、
旋回半径RがR1LIMMAX以上の大半径旋回時や直
進時には、強力なトラクションを得るためにリミッタト
ルクTRLIMを大きくしている。また、テーブル1,
2の小半径旋回域特性を比べると、加速要求のない低ア
クセル開度域に比べ加速要求のある中高アクセル開度域
においてリミッタトルクTRLIMを大きくしている。
【0037】ステップ32では、アクセル開度ACCと
図6に示すテーブル3を用いてアクセル感応のリミッタ
トルクTRLIMが算出される。ここで、テーブル3の
リミッタトルク特性は、図6から明らかなように、TV
O1(例えば、1/16開度)まではリミッタトルクT
RLIMが一定で、TVO1〜TVO5まではアクセル
開度ACCが大きいほどリミッタトルクTRLIMも大
きなり、TVO5を超えるとリミッタトルクTRLIM
が一定の特性としている。つまリヤクセル踏み込み操作
に追従してリミッタトルクTRLIMを大きくし、実質
的にトルク制限を小さく抑えることで加速性能が確保さ
れる特性としている。
【0038】ステップ33では、車速VFFが20km/
h以上かどうかが判断され、車速VFFが20km/h未
満の低車速域では、ステップ32でのアクセル感応のリ
ミッタトルクTRLIMが最終的なリミッタトルクTR
LIMとされ、車速VFFが20km/h以上の中高車速
域では、ステップ34以降へ進む。
【0039】ステップ34では、車速VFFと図7に示す
テーブル4を用いて車速感応リミッタトルクTRLIM
MXHが算出される。ここで、テーブル4のリミッタト
ルク特性は、図7から明らかなように、高車速であるほ
ど制限を強めて車速感応リミッタトルクTRLIMMX
Hが小さくなる特性としている。つまり、高車速である
ほどトルク制限をきつくすることでねじり振動を防止す
る特性としている。
【0040】ステップ35では、大半径旋回時のリミッ
タトルクTRLIMが、アクセル感応のリミッタトルク
TRLIMと、車速感応リミッタトルクTRLIMMX
Hとのセレクトローにより決定される。
【0041】以上のステップ30〜ステップ35の処理
は、リミッタトルク計算部109にて行われる。
【0042】次のステップ36では、4WDトルク演算
部110での割り込み処理によリヤクセル開度ACCに
応じて4WDトルクTが演算される。ここで、4WDト
ルク特性は、ステップ36の枠内に示すように、アクセ
ル開度ACCの大きさに比例した特性で与えられ、これ
によって、アクセル踏み込み操作に対し高い加速性を得
るようにしている。
【0043】ステップ37では、リヤ伝達トルク計算部
111において、4WDトルクTとリミッタトルクTR
LIMとのセレクトローによりリヤ伝達トルクTEが計
算される。
【0044】[トルク制限作用]発進や走行時、トルク
配分コントローラ10の4WDトルク演算部110にお
いて、良好な加速性能が得られる4WDトルクTが演算
され、トルク配分コントローラ10のリミッタトルク計
算部109やリヤ伝達トルク計算部111において、4
WDトルクTが必要に応じて駆動系のねじれ振動を抑え
た伝達トルクレベルに制限され、制限された伝達トルク
がリヤ伝達トルクTEとされ、目標トルク選択部112
にてセレクトハイによりリヤ伝達トルクTEが目標トル
クTOUTとして選択された場合、この目標トルクTO
UTを得る制御指令が、トルク配分コントローラ10か
らトルク配分クラッチ9に対し出力される。
【0045】よって、駆動系のねじれ振動が問題となら
ない走行状態では、4WDトルクTが制限を受けること
なくそのままリヤ伝達トルクTEとされることで、良好
な加速性能が確保されるし、また、駆動系のねじれ振動
が問題となる走行状態では、4WDトルクに代え、制限
されたリミッタトルクTRLIMがリヤ伝達トルクTE
とされることで、高トルク伝達によるシャフトのねじれ
が抑えられ、ねじれ振動が防止される。
【0046】[車速によるトルク制限作用]トルク配分
コントローラ10のリミッタトルク計算部109におい
て、車速VFFが20km/h未満の低車速域ではアクセ
ル感応のリミッタトルクTRLIMを超えない限り4W
DトルクTが制限されることなく、車速VFFが20km
/h以上の中高車速域では4WDトルクTが主に車速感
応リミッタトルクTRLIMMXHにより制限される。
【0047】よって、ねじり振動が発生する中高車速域
でのみ4WDトルクTが制限されるため、発進時等の低
車速域では大トルクを伝達して良好な加速性能が得ら
れ、走行中の中高車速域ではねじれ振動が防止されると
いうように、容易に加速性とねじり振動の防止との両立
を図ることができる。
【0048】また、トルク配分コントローラ10のリミ
ッタトルク計算部109において、車速VFFが20km
/h以上の中高車速域では車速VFFが高車速であるほど
4WDトルクTがきつく制限される。
【0049】よって、発進してから徐々に加速してゆく
走行時において、図8に示すように、時間t1までの発
進開始から低車速域までの発進の瞬間は、4WDトルク
Tを制限することなく大トルクを伝達して高い加速性能
が得られ、時間t1から時間t2までの低車速域を超え
た領域では、4WDトルクTを少し制限するだけでねじ
れ振動防止より加速性能が重視され、時間t2を超えた
高車速走行域では、4WDトルクTを大きく制限して加
速性能よりねじれ振動防止が重視される走行となり、発
進領域での加速性能要求と加速領域でのねじり振動防止
要求とをうまく両立させることができる。
【0050】[旋回半径によるトルク制限作用]トルク
配分コントローラ10のリミッタトルク計算部109に
おいて、旋回半径計算部108からの旋回半径Rが旋回
半径しきい値#CRCLRDTより大きいと判断された
場合、低車速域では、図3のフローチャートで、ステッ
プ30→ステップ32→ステップ33→ステップ36→
ステップ37へと進む流れとなり、アクセル開度感応の
リミッタトルクTRLIMがリミッタトルクTRLIM
とされ、このリミッタトルクTRLIMと4WDトルク
Tのうちセレクトローによりリヤ伝達トルクTEが決定
され、中高車速域では、図3のフローチャートで、ステ
ップ30→ステップ32→ステップ33→ステップ34
→ステップ35→ステップ36→ステップ37へと進む
流れとなり、アクセル開度感応のリミッタトルクTRL
IMと車速感応リミッタトルクTRLIMMXHのうち
セレクトローにより決められた値がリミッタトルクTR
LIMとされ、このリミッタトルクTRLIMと4WD
トルクTのうちセレクトローによりリヤ伝達トルクTE
が決定される。
【0051】また、トルク配分コントローラ10のリミ
ッタトルク計算部109において、旋回半径計算部10
8からの旋回半径Rが旋回半径しきい値#CRCLRD
T以下と判断された場合、図3のフローチャートで、ス
テップ30→ステップ31→ステップ36→ステップ3
7へと進む流れとなり、テーブル1,2に基づき旋回半
径Rが小さいほど小さく制限した値がリミッタトルクT
RLIMとされ、このリミッタトルクTRLIMと4W
DトルクTのうちセレクトローによりリヤ伝達トルクT
Eが決定される。
【0052】よって、上記作用効果に加え、旋回半径R
が旋回半径しきい値#CRCLRDTより大きい直進時
や大半径旋回時には、トルク制限を抑えた、つまり、ト
ルクリミッタを大きくすることで強力なトラクションが
得られ、また、旋回半径Rが旋回半径しきい値#CRC
LRDT以下の小半径旋回時には、トルク制限を強め
た、つまり、トルクリミッタを小さくすることでタイト
コーナブレーキが防止されるというように、旋回半径R
を制御情報に加えることで、タイトコーナブレーキの防
止とトラクション性能の確保との両立を図ることができ
る。
【0053】次に、効果を説明する。
【0054】(1) 良好な加速性能が得られる4WDトル
クを演算する4WDトルク演算部110と、4WDトル
ク演算部110により算出された4WDトルクTに対
し、必要に応じて駆動系のねじれ振動を抑えたトルクレ
ベルに制限し、制限されたトルクをリヤ伝達トルクTE
とするリミッタトルク計算部109及びリヤ伝達トルク
計算部111を設けたため、良好な加速性能の確保とね
じれ振動の防止との両立をうまく達成することができ
る。
【0055】(2) リミッタトルク計算部109を、車速
VFFが20km/h未満の低車速域ではアクセル感応の
リミッタトルクTRLIMを超えない限り4WDトルク
Tを制限することなく、車速VFFが20km/h以上の
中高車速域では4WDトルクTを主に車速感応リミッタ
トルクTRLIMMXHにより制限する手段としたた
め、車速域に応じてトルク制限の強さが変えられ、容易
に加速性とねじり振動の防止との両立を図ることができ
る。
【0056】(3) リミッタトルク計算部109を、車速
VFFが20km/h以上の中高車速域では車速VFFが高
車速であるほど4WDトルクTをきつく制限する手段と
したため、発進時の加速性能要求と加速走行時のねじり
振動防止要求とをうまく両立させることができる。
【0057】(4) 車速VFFを計算する推定車体速計算部
101と、アクセル開度ACCを計算するアクセル開度
計算部105と、旋回半径Rを計算する旋回半径計算部
108と、旋回半径Rが旋回半径しきい値#CRCLR
DTより大きい直進時や大半径旋回時と、旋回半径Rが
旋回半径しきい値#CRCLRDT以下の小半径旋回時
とで異なる手法でリミッタトルクTRLIMを計算する
リミッタトルク計算部109と、アクセル開度ACCに
応じて4WDトルクTを演算する4WDトルク演算部1
10と、リミッタトルクTRLIMと4WDトルクTの
うちセレクトローにより決められた値をリヤ伝達トルク
TEとするリヤ伝達トルク計算部111とをトルク配分
コントローラ10に設けたため、旋回半径Rに応じタイ
トコーナブレーキ防止とトラクション性能向上を両立さ
せた最適な前後トルク配分制御とすることができる。
【0058】(その他の実施の形態)
【0059】実施の形態1では、前輪駆動ベースの四輪
駆動車への適用例を示したが、後輪駆動ベースの四輪駆
動車にも適用することができる。
【0060】実施の形態1では、高加速性能伝達トルク
演算手段としてアクセル開度に応じた4WDトルクを演
算する手段を示したが、エンジンからトランスミッショ
ンを経過して駆動系に伝達されるエンジントルクを推定
し、前後輪の重量配分と同率で後輪伝達トルクを発生さ
せるような手段としても良い。
【0061】実施の形態1では、高加速性能伝達トルク
をアクセル開度や車速や旋回半径により制限する例を示
したが、前後輪の重量配分と同率で後輪伝達トルクを発
生させる場合、アクセル開度に代え、推定演算された後
輪伝達トルクに応じて高加速性能伝達トルクを制限する
例としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における四輪駆動車の駆動力配分
制御装置を示す全体システム図である。
【図2】実施の形態1の駆動力配分制御装置に採用され
たトルク配分コントローラでのトルク配分制御演算処理
を示す制御ブロック図である。
【図3】実施の形態1における駆動力配分制御装置のト
ルク配分コントローラにて行われるリヤ伝達トルクの計
算処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】実施の形態1のリミッタトルク計算部で用いら
れる旋回半径に応じたリミッタトルク特性(テーブル
1)を示す図である。
【図5】実施の形態1のリミッタトルク計算部で用いら
れる旋回半径に応じたリミッタトルク特性(テーブル
2)を示す図である。
【図6】実施の形態1のリミッタトルク計算部で用いら
れるアクセル開度に応じたリミッタトルク特性(テーブ
ル3)を示す図である。
【図7】実施の形態1のリミッタトルク計算部で用いら
れる車速に応じた車速感応リミッタトルク特性(テーブ
ル4)を示す図である。
【図8】実施形態1の装置を搭載した車両で、発進から
徐々に車速を上げてゆく場合の車速特性及び目標トルク
特性を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 フロントディファレンシャル 4 リヤディファレンシャル 5 右前輪 6 左前輪 7 右後輪 8 左後輪 9 トルク配分クラッチ(トルク配分アクチュエータ) 10 トルク配分コントローラ 11 右前輪速センサ 12 左前輪速センサ 13 右後輪速センサ 14 左後輪速センサ 15 アクセル開度センサ 16 エンジン回転センサ 17 ATコントローラ 101 推定車体速計算部 105 アクセル開度計算部 108 旋回半径計算部 109 リミッタトルク計算部 110 4WDトルク演算部 111 リヤ伝達トルク計算部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジントルクを前輪と後輪に配分する
    四輪駆動系にトルク配分アクチュエータを設け、該トル
    ク配分アクチュエータに対するトルク配分コントローラ
    からの制御指令により後輪または前輪へ伝達される伝達
    トルクを制御する四輪駆動車の駆動力配分制御装置にお
    いて、 良好な加速性能が得られる高加速性能伝達トルクを演算
    する高加速性能伝達トルク演算手段と、 前記高加速性能伝達トルク算出手段により算出された高
    加速性能伝達トルクに対し、必要に応じて駆動系のねじ
    れ振動を抑えた伝達トルクレベルに制限し、制限された
    伝達トルクを目標伝達トルクとする伝達トルク制限手段
    と、 を前記トルク配分コントローラに設けたことを特徴とす
    る四輪駆動車の駆動力配分制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の四輪駆動車の駆動力配分
    制御装置において、 前記伝達トルク制限手段を、低車速域では制限がなく中
    高車速域では高加速性能伝達トルクを制限する手段とし
    たことを特徴とする四輪駆動車の駆動力配分制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の四輪駆動車の駆動力配分
    制御装置において、 前記伝達トルク制限手段を、中高車速域では車速が高車
    速であるほど高加速性能伝達トルクをきつく制限する手
    段としたことを特徴とする四輪駆動車の駆動力配分制御
    装置。
  4. 【請求項4】 エンジントルクを前輪と後輪に配分する
    四輪駆動系にトルク配分アクチュエータを設け、該トル
    ク配分アクチュエータに対するトルク配分コントローラ
    からの制御指令により後輪または前輪へ伝達される伝達
    トルクを制御する四輪駆動車の駆動力配分制御装置にお
    いて、 車速を計算する車速計算手段と、 アクセル開度を計算するアクセル開度計算手段と、 旋回半径を計算する旋回半径計算手段と、 旋回半径計算値が設定値より大きい場合、低車速域では
    アクセル開度に対応した値をリミッタトルクとし、中高
    車速域ではアクセル開度対応リミッタトルクと車速対応
    リミッタトルクのうちセレクトローにより決められた値
    をリミッタトルクとし、旋回半径計算値が設定値以下の
    場合、旋回半径が小さいほど小さく制限した値をリミッ
    タトルクとするリミッタトルク計算手段と、 アクセル開度に応じて高加速性能伝達トルクを演算する
    高加速性能伝達トルク演算手段と、 前記リミッタトルクと前記高加速性能伝達トルクのうち
    セレクトローにより決められた値を目標伝達トルクとす
    る目標伝達トルク決定手段と、 を前記トルク配分コントローラに設けたことを特徴とす
    る四輪駆動車の駆動力配分制御装置。
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