JP2001225356A - 複合射出成形方法 - Google Patents

複合射出成形方法

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JP2001225356A JP2000367378A JP2000367378A JP2001225356A JP 2001225356 A JP2001225356 A JP 2001225356A JP 2000367378 A JP2000367378 A JP 2000367378A JP 2000367378 A JP2000367378 A JP 2000367378A JP 2001225356 A JP2001225356 A JP 2001225356A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】一つの射出成形用金型で効率よく、かつ、低コ
ストで射出成形可能とした複合射出成形方法を提供す
る。 【解決手段】 固定側10には、第一ゲート11を介し枠1b
に連通する第一樹脂用の第一スプルと、第二ゲート21を
介し1bの枠内1eに連通する第二樹脂用の第二スプルとを
設けると共に、型開き方向及び型開き方向と直交する方
向への進退が可能な第一スライド駒2と、型開き方向の
み進退が可能な第二スライド駒3とを配設する。可動側2
0には第二ゲート21が突出し可能なゲート駒23に形成し
てあり、前記第一スライド駒2の前進時には第二ゲート2
1を封じ、第二スライド駒3の前進時には第二ゲート21に
連通する構成とし、第一スプルから第一樹脂を注入して
本体のベースと該ベースより一段低い枠1bを一次射出
し、第二スプルから第二樹脂を注入して前記本体ペース
より一段低い枠の枠内1eを充填する二次射出までの一連
の動作を、型閉じ状態のまま行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種の合成樹脂
を順次射出して、成形品本体のベースと該ベースより一
段低い枠と該枠内、又は本体のベースと押切リ孔に異
種、異色の樹脂を一体成形する複合射出成形方法に係わ
り、固定側若しくは可動側の何れの金型も交換せず、型
閉じ状態のままでキヤビティ形状を変更しつつ、順次射
出成形が可能な複合射出成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の合成樹脂を一体に射出成形する場
合は、(イ)第一樹脂の本体のベースとなるキヤビティ
を形成する固定側と可動側を、第二樹脂を射出する枠内
にキヤビティを形成する固定側あるいは可動側の何れ
か、(ロ)又は第一樹脂の本体のベースとなるキヤビテ
ィを形成する固定側と可動側を、第二樹脂の−段低い
枠、又は浮出しマーク・文字となるキヤビティを形成す
る固定側あるいは可動側の何れか、第三樹脂の枠内にキ
ヤビティを形成する固定側あるいは可動側の何れか、
(ハ)更に又、第一樹脂の押切り孔を有する本体のベー
スとなるキヤビティを形成する固定側と可動側を、第二
樹脂を射出する押切り孔内のキヤビィを形成する固定側
あるいは可動側の何れかを用意し、第一樹脂と第二樹脂
あるいは第三樹脂の射出時において、それぞれの金型を
交換することにより対応している。又固定側あるいは可
動側の何れの金型も交換しないが、本体のベースのみ射
出成形した後、(1)本体のベースにマーク・文字を印
刷したシールを貼り付けたもの、(2)本体のベースに
マーク・文字をホットスタンプするもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来技術のよう
に、1)固定側あるいは可動側の何れか一方の金型を複
数用意する場合は、金型の製造コストが高騰すると共
に、金型の交換も煩雑となる。 また、金型の交換時間
が長く掛かるために成形条件設定が困難となる。そし
て、金型の交換を迅速にするためには、複数の金型を取
り付け可能に金型取り付け盤を回転式とした射出成形機
を用意する必要があり、その結果、設備が高騰するとい
う問題点がある。 2)シールを貼りつける場合は、別途シールを用意する
必要と、作業効率と貼りつけ精度の向上の為の治具が必
要になるという問題点がある。 3)ホットスタンプの場合は、設備が必要であり、共に
コストの高騰を余儀なくされる問題点がある。 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、一つの
射出成形用金型で効率よく、且つ、低コストで射出成形
が可能な複合射出成形方法の提供を目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記、従来技術の課題を
解決するための手投として、請求項1の発明に係る複合
射出成形方法は、固定側10と可動側20とからなる射出成
形用金型により、成形品本体のベース1aと該ベース1aの
一部に異種異色の樹脂を一体成形する複合射出成形方法
であって、前記固定側10には、第一ゲート11を介して上
記ベース1aと、該ベースより一段低い枠1bに連通する第
一樹脂用の第一スプル12と、第二ゲート21を介して前記
一段低い枠1bの枠内1eに連通する第二樹脂用の第二スプ
ル13とを設けると共に、前記ベース1aの該べ一スより一
段低い枠1bを形成し、型開き方向及び型開き方向と直交
する方向への進退が可能な第一スライド駒2と、上記ベ
ース1aより一段低い枠1bを閉塞して枠内1eにキヤビティ
を形成し、型開き方向のみ進退が可能な第二スライド駒
3とを配設してなり、前記可動側20には、前記ベースよ
り一段低い枠1bの開口部1dを貫通して枠内1eに連通する
第二ゲート21が、前記第二スプル13に連通するサブマリ
ン状に形成する配置で、エジェクタプレート24により突
出し可能なゲート駒23に形成してあり、前記第一スライ
ド駒2の前進時には第二ゲート21を封じ、第二スライド
駒3の前進時には第二ゲート21に連通する構成とし、第
一スプル12から第一樹脂を注入して本体のベースと該ベ
ースより一段低い枠1bを一次射出し、第二スプル13から
第二樹脂を注入して前記ベースより一段低い枠の枠内1e
を充填する二次射出までの一連の動作を、型閉じ状態の
まま行うことを特徴としている。
【0005】請求項2の発明に係る複合射出成形方法
は、固定側10と可動側20とからなる射出成形用金型によ
り、成形品本体のベース1hと該ベース1hの一部に異種
異色の樹脂を一体成形する複合射出成形方法であって、
前記固定側10には、第一ゲート11を介して押切り孔1j
を有するベース1hに連通する第一樹脂用の第一スプル
12と、第二ゲート21を介して前記押切り孔1jに連通す
る第二樹脂用の第二スプル13とを設けると共に、押切り
孔1jを形成し、型開き方向及び型開き方向と直交する
方向への進退が可能な第一スライド駒2Aと、押切り孔
1jを閉塞して押切り孔1j内に、該ベースより一段低
い枠1iのキヤビティを形成し、型開き方向のみ進退が
可能な第二スライド駒3Aとを配設してなり、前記可動
側20には、押切り孔1jに貫通して上記キヤビティ内に
連通する第二ゲート21が、前記第二スプル13に連通する
サブマリン状に形成する配置で、エジェクタプレート24
により突出し可能なゲート駒23に形成してあり、前記第
一スライド駒2Aの前進時には第二ゲート21を封じ、第
二スライド駒3Aの前進時には第二ゲート21に連通する
構成とし、第一スプル12から第一樹脂を注入して押切り
孔1jを有する本体のベースを一次射出し、第二スプル
13から第二樹脂を注入して押切り孔1j内の該ベースよ
り一段低い枠1iを充填する二次射出までの一連の動作
を、型閉じ状態のまま行なうことを特徴としている。
【0006】請求項3の発明に係る複合射出成形方法
は、固定側10と可動側20とからなる射出成形用金型によ
り、成形品本体のベースと該ベースの一部に異種異色の
樹脂を一体成形する複合射出成形方法であって、前記固
定側10には、第一ゲート11を介して本体のベース1tに
連通する第一樹脂用の第一スプル12と、第二ゲート91を
介してベースより一段低い枠1mに連通する第二樹脂用
の第二スプル13と、第三ゲート93を介して一段低い枠の
枠内1qに連通する第三樹脂用の第三スプル14とを設け
ると共に、本体のベースより一段低い枠1mを押切り、
型開き方向及び型開き方向と直交する方向への進退が可
能な第一スライド駒70と、上記ベースより一段低い枠1m
のキヤビティを形成し、型開き方向及び前記第一スライ
ド駒70とは対称の型開き方向と直交する方向への進退が
可能な第二スライド駒78と、本体のベースより一段低い
枠1mを閉塞して該枠内1qにキヤビティを形成し、型
開き方向のみ進退が可能な第三スライド駒86とを配設し
てなり、前記可動側20には、前記ベースより一段低い枠
1mに連通する第二ゲート91が、前記第二スプル13に連
通するサブマリン状に形成する配置で、エジェクタープ
レートにより突出し可能なゲート駒90に形成し、前記枠
内1qに連通する第三ゲート93が、前記第三スプル14に
連通するサブマリン状に形成する配置で、エジェクタプ
レートにより突き出し可能なゲート駒92に形成してあ
り、前記第一スライド駒70の前進時に第二ゲート91及び
第三ゲート93を封じ、第二スライド駒78の前進時に第二
ゲート91に連通すると共に第三ゲート93を封じ、第三ス
ライド駒86の前進時に第三ゲート93に連通する構成と
し、第一スプル12から第一樹脂を注入して本体のベース
1tを一次射出し、第二スプル13から第二樹脂を注入して
前記一段低い枠1mを二次射出し、第三スプル14から第三
樹脂を注入して一段低い枠の枠内1qを充填する三次射出
までの一連の動作を、型閉じ状態のまま行なうことを特
徴としている。
【0007】請求項4に記載の複合射出成形方法は、請
求項1又は2又は3に記載の複合射出成形方法において、
本体のベースより一段低い枠1b、1mを構成する第一
又は第二スライド駒2,78の表面にマーク・文字を形成し
たことを特徴としている。
【0008】請求項5に記載の複合射出成形方法は、請
求項1又は2又は3に記載の複合射出成形方法において、
二次又は三次射出は、透明樹脂又は本体のベースとは異
色樹脂としたことを特徴としている。
【0009】請求項6に記載の複合射出成形方法は、請
求項4又は5に記載の複合射出成形方法において、本体の
ベースより一段低い枠1b、1mを閉塞する第二又は第
三スライド駒3、86に、第一又は第二スライド駒2,78と
同一のマーク・文字2c、2nを形成し、一次又は二次
射出により形成した浮出したマーク・文字を嵌め、又は
マーク・文字を圧接した状態で二次又は三次射出するこ
とを特徴としている。
【0010】請求項7に記載の複合射出成形方法は、請
求項1又は3又は4又は5又は6に記載の複合射出成形方法
において、二次又は三次射出は、本体のベースとは非相
溶性の樹脂で行い、該ベースより一段低い枠1b、1mに
形成した負角の空間aに連通され一体化することを特徴
としている。
【0011】請求項8に記載の複合射出成形方法は、請
求項4又は5に記載の複合射出成形方法において、浮出し
マーク・文字1c、1nの表面高さを本体のベース1
a、1tより若干低く形成すると共に、二次又は三次射
出の透明樹脂にて前記マーク・文字1c、1nの表面を
覆う形態としたことを特徴としている。請求項9に記載
の複合射出成形方法は、請求項4又は5に記載の複合射出
成形方法において、浮出しマーク・文字1c、1nの表
面高さは本体のべ一ス1a、1tと略同一に形成し、第二
又は第三スライド駒3、86により上記浮出しマーク・文
字1c、1nの表面を圧接した状態で二次又は三次射出
することを特徴としている。
【0012】請求項10に記載の複合射出成形方法は、請
求項1又は2又は3又は4に記載の複合射出成形方法におい
て、第二又は第三スライド駒3、86を前進させた状態で
第一スプル12から第一樹脂を注入し、本体のべース1
a、1h、1tと一段低い枠1b、1i、1m及び枠内1
e、1qとを一次射出により成形することを特徴として
いる。
【0013】請求項11に記載の複合射出成形方法は、固
定側10と可動側20とからなる射出成形用金型により、成
形品本体のベース1aと該ベース1aの一部に異種異色の樹
脂を一体成形する複合射出成形方法であって、前記固定
側10には、第一ゲート11を介して上記ベース1aと、該ベ
ースより一段低い枠1bに連通する第一樹脂用の第一スプ
ル12と、第二ゲート91を介して前記一段低い枠1bの枠内
1eに連通する第二樹脂用の第二スプル13とを設けると共
に、前記ベース1aより一段低い枠1bを形成し、型開き方
向及び型開き方向と直交する方向への進退が可能な第一
スライド駒70と、上記ベース1aより一段低い枠1bを閉塞
して枠内1eにキヤビティを形成し、型開き方向及び型開
き方向と直交する方向への進退が可能な第二スライド駒
78とを対向させて配設してなり、前記可動側20には、前
記ベースより一段低い枠1bの開口部1dを貫通して上記一
段低い枠の枠内1eに連通する第二ゲート91が、前記第二
スプル13に連通するサブマリン状に形成する配置で、エ
ジェクタプレート24により突出し可能なゲート駒90に形
成してあり、前記第一スライド駒70の前進時には第二ゲ
ート91を封じ、第二スライド駒78の前進時には第二ゲー
ト91に連通する構成とし、第一スプル12から第一樹脂を
注入して本体のベースと該ベースより一段低い枠1bを一
次射出し、第二スプル13から第二樹脂を注入して前記ベ
ースより一段低い枠の枠内1eを充填する二次射出までの
一連の動作を、型閉じ状態のまま行うことを特徴として
いる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は第一実施例の成形品1であ
り、図2〜図19はその射出成形の原理図と実施態様図で
ある。図1中(1)は成形品1の平面図、(2)は成形品1
の右半分中央横拡大図、(3)は成形品1の右半分中央縦
拡大断面図である。図2は射出成形方法の工程の原理図
であり、その内(1)は第一スライド駒2を下降させて保
持後、第一樹脂による一次射出時の状態図、(2)は第
一スライド駒2を上昇させた時の状態図、(3)は第一ス
ライド駒2を後退させた時の状態図、(4)は第二スライ
ド駒3を下降させて保持後、第二樹脂による二次射出時
の状態図である。図3は第一スライド駒2を下降させて一
次射出を行う時の図7のA−A断面図、図4は第一スライド
駒2上昇時の図7のA−A断面図、図5は第一スライド駒2の
後退時の図7のD−D断面図、図6は第二スライド駒3を下
降させて保持後、二次射出時の図7のA−A断面図、図7は
図3のY矢視図、図8は図3のZ矢視図、図9は図7のB−B断
面図、図10は図8のC−C断面図、図11はレールと第二ス
ライド駒3の係合状態を示した図3のE−E断面図、図12は
図3のF−F断面図、図13は射出成形用金型の平面図、図1
4は射出成形用金型の要部断面図、図15はスライダ5の作
動に対する第一スライド駒2の動作状態図、図16中(1)
はゲート部の詳細図、(2)は図16中(1)のG−G拡大断
面図、(3)は図16中(1)のH−H拡大断面図である。図
17は図14のゲート駒23周辺の要部拡大断面図、図18は可
動側20における負角構造の説明図、図19は図18の要部拡
大図である。
【0015】本発明に係る請求項1に記載の複合射出成
形方法は、固定側10と可動側20からなる射出成形用金型
を用いて好適に実施される。固定側10は、可動側20との
間で成形品1となるキヤビティを形成する。キヤビティ
には、後述する本体のベース1aと該ベースより一段低い
枠1bと、この枠内1eにマーク・文字を突出させた浮出し
マーク・文字1cを形成するものである。図16、(1)
(2)(3)のように、固定側10には、第一ゲート11を介
して本体のベース1aと該ベースより一段低い枠1bと、同
枠内1eの浮出しマーク・文字1cに連通する第一樹脂を注
入するための第一スプル12と、第二ゲート21を介して前
記枠内1eの浮出しマーク・文字1c間に連通する第二樹脂
を注入するための第二スプル13とが設けられている。
又、該固定側10には、図3〜図10のように、第一スライ
ド駒2、スライダ5、6、スライド駒4、第二スライド駒3
が各々配置されている。第一スライド駒2は、上記の本
体のベースより一段低い枠1bと、該枠内1eに浮出しマー
ク・文字1cとなるマーク・文字2cを形成すると共に、上
端に図示左上がりの蟻溝2aと、その右側に突出する形態
で型開き方向に蟻溝ガイド2bを設け、型開き方向及び型
開き方向とは直交する方向への進退可能に配置されてい
る。スライダ5は前記蟻溝2aに係合し、その先端に上向
きL字状の突起を設けた蟻溝ガイド5 aを有し、型開き方
向とは直交する方向に移動する構成にされている。スラ
イド駒4は前記第一スライド駒2とスライダ5との間にあ
って、前記の蟻溝ガイド2bに係合する蟻溝4aを有し、前
記スライダ5の後退により蟻溝ガイド5aの先端が干渉す
る配置で、門形を呈している(図6、図10)。第二スラ
イド駒3は、前記第一スライド駒2と同一の範囲で上記枠
1bを閉塞して該枠内1eにキヤビティを形成すると共に、
やはり上端を図示左上がり状とし、かつ左上がり面に直
交する配置にコの字状にカム31を備えて形開き方向のみ
移動可能に配置されている。スライダ6は、該第二スラ
イド駒3のカム31に係合するレール61を備え、型開き方
向とは直交方向に移動する構成にされている。他方、可
動側20には、前記の本体のベース1aより一段低い枠1b内
の開口部1dに突出して、浮出しマーク・文字1c間に連通
する第二ゲート21が、前記第二スプル13に連通するサブ
マリン状を形成する配置で、エジェクタプレート24によ
り突き出し可能なゲート駒23の可動側20との分割側面22
に形成してあり、前記第一スライド駒2の下降(前進)
により、本体のベース1aより一段低い枠1bと該枠内に浮
出しマーク・文字1cを形成すると共に、上記ゲート駒23
の開口部1dに当接して第二ゲート21を封じ、前記第二ス
ライド駒3の下降(前進)により、本体のベース1aより
一段低い枠1bを閉塞して該枠内1eにキヤビティを形成す
ると共に、前記第二ゲート21に連通するように構成され
ている。上記ゲート駒23は、エジェクタプレート24の作
動とは所定時間遅れてタイミングを外すようにされてい
る。すなわち、ゲート駒23の鍔30が掛るエジェクタプレ
ート24を寸法Lだけ逃がし、離型時に成形品と第二ゲー
ト21とが自動分離する構成にしてある。図14は全体を示
し、図17は図14の要部拡大図である。すなわち、ゲート
駒23はロッド25の先端に取り付けられていて、エジェク
タプレート24の上昇と共に突出されるエジェクタピン29
とはL寸法(図17参照)だけ遅れて作動するように構成
されている。これは、鍔30が上記エジェクタプレート24
に没入するまで可動側プレート32に組み込まれたベース
28のボールプランジャ27がロッド25の下部に形成した溝
26に係合して作動を規制し、エジェクタプレート24がL
寸法上昇して上記鍔30に当接すると、ロッド25の作動と
共にゲート駒23が突出される。この時、第二ゲート21は
先のエジェクタピン29により突出された成形品1とは切
断され、二次加工を省略している。上記の射出成形用金
型は、スライダ5を前進させるとその先端がストッパ8の
下に潜り込んで、樹脂圧から第一スライド駒2をストツ
パ8で保持する(図3)。次に、スライダ5を後退させる
と蟻溝2aと蟻溝ガイド5aとの係合(図8〜10)により第
一スライド駒2は上昇される(図4)。第一スライド駒2
が固定側10の空間に到達した時点で、蟻溝ガイド5aのL
字状の先端がスライド駒4に干渉すると同時に第一スラ
イド駒2の上昇は止り、更にスライダ5の後退に伴い、ス
ライド駒4と共に横移動して本体のベース1aの範囲から
外れる(図5)。その後、スライダ6の前進によりレール
61とカム31との係合から第二スライド駒3が下降する。
更にスライダ6の前進により、その下端面が第二スライ
ド駒3の上端部を押さえて、樹脂圧から第二スライド駒3
を保持する(図6)。尚、両スライダ5,6は図示を省略
したシリンダーSにより作動される。従って、第一樹脂
であるPP樹脂による一次射出では、スライダ5の前進に
より第一スライド駒2にて形成される本体のベース1a
と、該ベース1aより一段低い枠1bと、同枠内1eの浮出し
マーク・文字1cのキヤビティに注入される(図3)。一
次射出後、スライダ5を後退させて第一スライド駒2を本
体のベース1aから横に外し(図5)、次にスライダ6の前
進により第二スライド駒3を下降させる(図6)。第二樹
脂であるABS樹脂又はアクリル樹脂等の異種による前記
枠内1eの浮出しマーク・文字1c間を充填する為の二次射
出は、スライダ6により保持した第二スライド駒3にて前
記枠1bを封じた枠内1eのキヤビティに注入される。二次
射出が完了した時点で型開きされて成形品が取出され、
型閉じ前又は型閉じと共に第一樹脂の一次射出に対応す
る姿勢に復帰する。図15はスライダ5の作動に伴う第一
スライド駒2の動作を示したものである。第一スライド
駒2のスライド駒4側の略中央下面には位置決めピン2dを
垂下設してあり、該位置決めピン2dは第一スライド駒2
のベース1aの一段低い枠1bを形成する突出部が、前記本
体のベース1aの範囲から横に外れた時点で、可動側20の
接合面を接触移動して固定側10に干渉しないだけの高さ
を保持すると共に、前記ベース1aの範囲に位置する時
は、可動側20の接合面に設けられた嵌合孔20aに嵌まり
込み、その位置を維持する。すなわち、第一スライド駒
2の上昇、横移動及び下降を、スライダ5の型開き方向と
は直交する前進と後退の作動によって、確実に、しかも
スムーズに成し得るものである。図15で説明すると、ス
ライダ5の後退により第一スライド駒2の上昇イ、と共に
位置決めピン2dも上昇イし、スライダ5の蟻溝ガイド5a
の先端がスライド駒4を移動させ、第一スライド駒と共
に位置決めピン2dを移動ロ、ハ、ニさせる、と同時に第
一スライド駒2の突出部を追従移動ロ、ハ、ニさせ、逆
にスライダ5の前進により第一スライド駒2を移動ニ、
ハ、ロ及び下降イさせるのである。
【0016】次に、上記構成の射出成形用金型により実
施される、請求項4に記載した発明に係る複合射出成形
方法を図2中の(1),(2),(3),(4)に示した実
施態様に基づいて説明する。但し、図1に示した成形品1
は、製品を特定するものではなく、形状説明を理解し易
くするために便宜的に示したものである。1)先ず、可
動側10の第一スライド駒2を、スライダ5の前進により本
体のベース1a位置に移動させると共に下降させて、該ベ
ース1aより一段低い枠1bと該枠内1eにマーク・文字2
cを配置してキャビティを形成すると共に、第一スライ
ド駒2により第二ゲート23を封じた状態で、本体のベー
ス1aと一段低い枠 1bと浮出しマーク・文字1cの第
一樹脂による一次射出を行う( 図2(1))。2)一次
射出後、スライダ5を後退させて第一スライド駒2を上昇
させる( 図2(2))。3)更に、スライダ5の後退によ
り第一スライド駒2を本体のベース1a位置から横に外す
( 図2(3))。4)第二スライド駒3をスライダ6の
前進により下降させ、第一樹脂により形成された一段低
い枠1bを閉塞して枠内1eの浮出しマーク・文字1c間に
キヤビティを形成し、浮出しマーク・文字1c間を第一樹
脂とは異色の第二樹脂により二次射出を行う( 図2
(4))。上記の実施例において、第一スライド駒2と第
二スライド駒3との作動順序を逆転して実施する事も可
能である。つまり、第二スライド駒3に本体のベースよ
り一段低い枠1bと、該枠内1eにマーク・文字2cを配置し
てキヤビティとして一次射出し、第一スライド駒2にて
該ベースより一段低い枠1bを閉塞して、枠内1eにキヤビ
ティを形成して二次射出する構成のみ相違するもので、
他の構成は前記と同一である。次に、請求項1に記載し
た発明に係る複合射出成形方法を説明する。図示は略し
たが上記の図面において、第一実施例の第一スライド駒
2にはマーク・文字のない単に枠のみ形成し、その枠内1
eに第二樹脂を二次射出すること、又請求項2に記載した
発明に係る複合射出成形方法は、同じく上記の図面にお
いて、第二実施例の第一スライド駒2により本体のベー
スの一部を押切り、該ベースに押切り孔1jを形成し、
その押切り孔1jに第二樹脂を二次射出することのみ相
違し、その他の構成は同一である。更に、前記と同様に
第一スライド駒2と第二スライド駒3との配置構成を逆に
すると共に、作動順序を逆転して実施することが出来る
事は言うまでもない。上記の複合射出におけるキヤビテ
ィ形状を形成する各スライド駒の一連の動作は、型開き
状態は勿論の事型閉じ状態のまま行われる。エネルギー
の有効利用から型締め力を解除してから行うのが好まし
いが、15〜40%の残留応力を零にする時間的コストを考
慮して、残留応力の残る場合でも作動に支障の無いよう
に調整されている。
【0017】図20は、上記請求項2の第二実施例の成形
品とゲート部の詳細図であり、成形品本体のべース1h
より一段低い枠1iに、図示を略したマーク・文字無
し、又はマーク・文字をプレス加工したステンレスモー
ルを嵌め込むものである。該ベース1hより一段低い枠1
iとその外側を枠状に形成する第一スライド駒2で本体
のべース1hの一部を押切り、第一樹脂にて本体のベー
スを一次射出し、次にこの押切り孔1jを閉塞して該押
切り孔1jにキヤビティを形成すると共に、第二樹脂に
て押切り孔1jを二次射出するもので、第一実施例に比
べてステンレスモールを使用することで高級感を増すこ
とができる。この成形方法は製品のグレードにより選択
されるもので、第一実施例に対して、第一スライド駒に
より本体のベースの一部を押切り、該ベースに押切り孔
1jを形成し、その押切り孔1jに第二樹脂を二次射出
することのみ相違し、その他の構成は同一であるので同
一の符号を付して説明を省略する。図21は図20のG2−G2
拡大断面図、 図22は 図20のH2−H2拡大断面図である。
図23は第2実施例であって、第一スライド駒2Aを下降さ
せて一次射出を行う時の図7のA−A断面図、図24は同実
施例の第一スライド駒2Aを後退させた時の図7のA−A断
面図、図25は同実施例の第二スライド駒3Aを下降させ
て二次射出を行う時の図7のA−A断面図である
【0018】上記の二種の樹脂を一次、二次射出するの
に対して、請求項3に記載した複合射出成形方法は、三
種の樹脂を一次、二次、三次射出するものである。図26
は上記第3実施例である射出成形方法の工程原理図であ
り、その内(1)は第一スライド駒70を前進させ下降さ
せて保持後、第一樹脂による一次射出の状態図、(2)
は第一スライド駒70を後退させると共に、第二スライド
駒78を前進させ下降させて保持後、第二樹脂よる二次射
出の状態図、(3)は第二スライド駒78を後退させると
共に、第三スライド駒86を下降させて保持後、第三樹
脂による三次射出の状態図である。図27〜図33は実施態
様を示し、第一スライド駒70とスライダ76及びスライド
駒74、第二スライド駒78とスライダ84及びスライド駒8
2、第三スライド駒86とスライダ6が各々配置されてい
る。第一スライド駒70は、本体のべース1tより一段低
い枠1mを押切る形態で、スライダ76の型開き方向とは
直交する方向の移動により、第一スライダ駒70のカム72
とスライダ76のレール77との係合から、第一スライド駒
70の蟻溝ガイド71がスライド駒74の蟻溝75を型開き方向
に進退が可能に構成され、第二スライド駒78は本体のべ
ース1tより一段低い枠1mを形成し、スライダ84の型開
き方向とは直交する方向の移動により、第二スライド駒
78のカム80とスライダ84のレール85との係合から第二ス
ライド駒78の蟻溝ガイド79がスライド駒82の蟻溝83を
型開き方向に進退が可能に構成され、第三スライド駒8
6は前記ベースより一段低い枠1mを閉塞して該枠内1
qにキヤビティを形成し、スライダ6の型開き方向とは
直交する方向の移動により、カム87とレール61との係
合から型開き方向のみ進退が可能に構成されている。第
一スライド駒〜第三スライド駒の作動は前記と同一であ
る。図27は射出成形用金型の一部底面図を示し、一次、
二次、三次射出の各スプル12、13、14を型横中心線上に
配置し、該スプルに干渉しない配置で横中心線を挟む形
態のスライダ76、84に係合し、やはり各ゲートに干渉し
ない形態のカム72、80を備えた第一、第二スライド駒7
0,78を対向させて配設している。図28は上記金型の要部
断面を示し、第一スライド駒70を前進させて本体のべー
ス1tの一段低い枠1mを押切り、前記ベース1tを第一
樹脂にて一次射出する状態である。図29も同じく第一ス
ライド駒70を後退させると共に、第二スライド駒78を前
進させ前記ベース1tの一段低い枠1mを第二樹脂にて二
次射出する状態である。図30も同じく第二スライド駒78
を後退させると共に、第三スライド駒86を下降させ前
記ベース1tの一段低い枠1mを閉塞して枠内1qを第三
樹脂にて三次射出する状態を示す。上記第二スライド駒
78を前記の第一スライド駒70と対称配置に設けた事のみ
相違し、他の構成は同一であるから詳細な説明を省略す
る。図31(1)(2)、32(1)(2)、33(1)(2)は、上記、一次、
二次及び三次射出時の各ゲート構造を示した。図31は、
一次射出時であって、(1)のように一段低い枠1mに連
通する第二ゲート91は第一スライド駒70にて封じられ、
(2)のように開口部1pに貫通する第三ゲート93はやは
り第一スライド駒70にて封じられる。図32は、二次射出
時であって、(1)のように第二ゲート91は第二スライド
駒78にて一段低い枠1mに連通され、(2)のように第三
ゲート93は第二スライド駒78にて封じられる。図33は、
三次射出時であって、(1)のように第二ゲート91は上記
二次射出によって封じられ、(2)のように第三ゲート91
は第三スライド駒86によって開口部1pが開口され、枠
内1qに連通される。
【0019】請求項5に記載した複合射出成形方法は、
本体のベース1a、1tより一段低い枠1b、1mの枠内1
e、1qを充填する二次射出、又は三次射出を、透明樹
脂又は前記ベース1a、1tとは異色の樹脂としたもので
ある。透明樹脂としたスカッフプレートの場合は、一段
低い枠1b、1mの第二ゲート21、又は第3ゲート93用
開口部1d又は1pからのランプ点灯により、夜間の使
用時に足元を照らす事が可能となる。又、異色樹脂とし
た場合は、浮出しマーク・文字1c、1nの周囲を充填
することによりマーク・文字を認識し易くするものであ
る。
【0020】請求項6に記載した複合射出成形方法は、
本体のベースより一段低い枠1b、1mを閉塞する第二ス
ライド駒3、又は第三スライド駒86に、前記第一スライ
ド駒2又は第二スライド駒78と同一のマーク・文字2
c、2nを形成し、一次射出、又は二次射出により形成
した浮出しマーク・文字を嵌めて、又は、マーク・文字
を圧接した状態で、二次射出、又は三次射出にて枠内1
e、1qを充填した表面に突出したもの、又は凹ませた
状態に浮出しマーク・文字を形成するもので、本体のベ
ース1a、1tとは異色、又は異種の樹脂にて形成さ
れ、やはりマーク・文字を認識し易くするものである。
【0021】請求項7に記載した複合射出成形方法は、
本体のベースより一段低い枠の枠内1e、1qを充填す
る二次射出、又は三次射出を、本体のべースとは非相溶
性の異種樹脂とされ、一次射出時、又は二次射出時に一
段低い枠内1b、1mに達して貫通孔1gを形成し、二
次射出、又は三次射出前に所要寸法だけ後退して負角の
空間aを形成し、二次射出、又は三次射出の第二、又は
第三樹脂を該負角の空間aに注入して一体化するもので
ある。負角(アンダーカット)の空間aの形成は、図1
8,19において、可動側20に配置したスライドバー34を
図示省略のシリンダーで左側に移動させる事により、下
端をスライドバー34の傾斜溝35に係合された先細り状の
ピン33が上昇し、その先端が第一スライド駒2、又は第
二スライド駒70に当接して貫通孔1gを形成し、右側に
移動させる事により前記ピン33が下降して一段低い枠1
b、1mに負角の空間aを形成するように構成され、この
ピン33は一次射出、又は二次射出時に上昇させ、二次射
出、または三次射出時には下降させる。
【0022】請求項8に記載した複合射出成形方法は、
浮出しマーク・文字1c、1nの表面高さを本体のベー
ス1a、1tより若干低くすると共に、二次射出、又は三
次射出の透明樹脂を上記浮出しマーク・文字1c、1n
の表面を覆う形態にされているものである。上記浮出し
マーク・文字1c、1nの表面高さを本体のベース1a、
1tより若干低くするとしたが、これは二次又は三次射
出の透明樹脂にて該浮出しマーク・文字1c、1nの表
面を覆う形態の前提条件であって、本体のベース1a又は
1tより若干高くても第一、又は第二スライド駒にて一
段低い枠1b、1mを閉塞し、浮出しマーク・文字1c、1
nの表面を覆う形態に第二樹脂、又は第三樹脂を射出す
ることで同様になされる。
【0023】請求項9に記載した複合射出成形方法は、
浮出しマーク・文字1c、1nの表面高さを本体のベース
1a、1tと略同一とすると共に、第二スライド駒3、7
8又は第三スライド駒86で上記浮出しマーク・文字1c、
1nの表面を圧接した状態にて二次射出、三次射出を透
明樹脂あるいは一次射出とは異種、異色の樹脂とするも
のである。上記浮出しマーク・文字1c、1nの表面高
さを本体のベース1a、1tと略同一としたが、第二スラ
イド駒3、78又は第三スライド駒86で浮出しマーク・文
字1c、1nの表面を圧接する形態の前提条件であって、
浮出しマーク・文字1c、1nの表面に二次、又は三次射
出の樹脂が進入しないようにするもので、実施例の場
合、圧接により0.5ミリ位を圧縮するのが最適である。
例えば第二スライド駒3、78又は第三スライド駒86に浮
出しマーク・文字1c、1nと同一のマーク・文字2c、2
n(第三スライド駒は図示省略)を、本体のべース1a、
1tの高さより深く形成すると共に、浮出しマーク・文
字1c、1nの表面高さを前記ベース1a、1tより高くした
場合は、浮出しマーク・文字1c、1nが本体のべ一ス1
a、1tより浮き出る。逆に第二スライド駒、又は第三
スライド駒のマーク・文字2c、2nを突出して形成する
と共に浮出しマーク・文字1c、1nの表面高さを本体の
ベース1a、1tと同一、又は低くした場合は本体のベー
ス1a、1tより凹む。又、第二又は第三スライド駒にマ
ーク・文字を形成せずフラットな状態で浮出しマーク・
文字1c、1nの表面を圧接した場合は本体のべース1a、
1tと同一の高さになる。
【0024】請求項10に記載した複合射出成形方法は、
第一、又は第二スライド駒2、70、78による成形品本体
のベース1a、1tより一段低い枠1b、1m、又は本体
のべース1a、1tに押切り孔1jを形成することなく、
先ず、第二スライド駒3、78、又は第三スライド駒86を
前進させて、前記本体のベース1a、1h、1tの一段低
い枠1b、1i、1mと該枠内1e、1qに、第一樹脂
を第一ゲート11又は第二ゲート91から一次射出し、同
一樹脂にて一体成形するものである。この場合のみの射
出成形では複雑、且つコストの高い射出成形用金型を用
いる必要はないが、上述したようにグレードにより一
色、又は二色選択される成形品を、一つの金型でしかも
型閉じ状態で対応が可能である。この複合射出成形方法
による成形品は、例えば、車輌の昇降ステップに取り付
けられるスカッフプレートあるいは、RV車のリヤードア
側に取り付けるナンバーフレーム等の可飾に採用され
る。また上記、車輌に拘わらず、射出成形品の可飾に採
用されることは言うまでもない。図34(1)に示すよう
に、浮出しマーク・文字の内のアルフアベット文字例え
ばA、B、D、O・・・等は、第二スライド駒3,78又は
第三スライド駒86にてマーク・文字の表面を圧接して第
二又は第三樹脂を射出する場合、前記する構成ではマー
ク・文字の一部に切り込みによる樹脂流路を形成しなく
ては、囲まれた部分に注入されず、この切り込みが見栄
えを悪くし、不具合となる。そこで、図34(2)に示すよ
うに、一次射出にて浮出しマーク・文字1c(1n)に
て囲まれた文字等の内部と外部とに跨る開口部40を、一
段低い枠1b(1m)に形成して双方を連通させ、図34(3)
に示す二次射出にて枠内1e(1q)の樹脂が開口部40
を経て、上記の囲まれた内部に注入される。図35(1)、
(2)は、その実施例を示し、開口部40を形成するピン41
の下端がスライドバー34の傾斜溝35に係合されて、前述
した負角の空間aの形成と同様の作動によりピン41の上
昇にて開口部40を形成し、下降にて枠内1e(1q)と
マーク・文字の囲まれた内部とを連通し注入される。図
36(1)、(2)は、上記スライドバー34に代わる他の実施例
であり、開口部40を形成するブロック42をスプリング43
等の弾性体で保持し、二次射出の樹脂圧にて所要寸法下
降させて、枠内1e(1q)とマーク・文字内部とを連
通させるものである。
【0025】請求項11の発明の説明に係る図37は、二
種の樹脂を射出成形する他の実施態様を示したもので、
第一スライド駒70と、第二スライド駒78を対向させて配
設したものである。この射出成形方法によれば型嵩が薄
くなり、軽量化されるから射出成形機の小型機への利用
が図れるものである。上記第一、第二スライド駒は、前
記三種の樹脂を射出成形する第一スライド駒70、第二ス
ライド駒78の作動と同一であるから説明は省略する。
【0026】
【発明の効果】上記構成の本発明によれば、以下の効果
を奏するものである。 (1)異なる二種類、又は三種類の射出成形は、金型を
交換をすることなく、しかも型閉じ状態のままスライド
駒の作動により行う事が出来る。従って、従来、固定側
か可動側のどちらか一方を二型、又は三型必要とした金
型を一型にする事ができるため、設備コストを大幅に低
減できる。 (2)金型交換の時間が不要となると共に、型閉じ状態
のままでキヤビティ形状を変更できるため成形サイクル
が短縮される。従って、金型温度の変化が少なくなり、
かつ成形条件も維持し易くなる。また、このために成形
効率が向上してトータルコストが低減できる。 (3)成形品は、異種樹脂の一体化により、マーク・文
字を印刷したシールの貼付や、ホットスタンプをするこ
とがなくなるから、シールや貼付治具及びホットスタン
プの設備や作業の工程が省け、成形品が安価に提供でき
ると共に、剥離が発生しない。 (4)第一スライド駒と第二スライド駒とを対向配置した
ため、射出成形機の型嵩が薄くなり、軽量化される。従
って、射出成形機の小型機への利用を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は成形品の平面図、(2)は成形品の右半分中
央横拡大断面図、(3)は成形品の右半分中央縦拡大断面
図である。
【図2】射出成形方法の工程の原理図であり、その内
(1)は第一スライド駒を下降させて、一次射出を行う
時の状態図、(2)は第一スライド駒を上昇させた時の
状態図、(3)は第一スライド駒の後退時、(4)は第二
スライド駒を下降させて保持後、二次射出する時の状態
図である。
【図3】第一スライド駒を下降させて保持後、一次射出
を行う時の図7のA−A断面図である。
【図4】第一スライド駒の上昇時における図7のA−A断
面図である。
【図5】第一スライド駒の後退時における図7のD−D断
面図である。
【図6】第二スライド駒を下降させて保持後、二次射出
時における図7のA−A断面図である。
【図7】図3のY矢視図である。
【図8】図3のZ矢視図である。
【図9】図7のB−B断面図である。
【図10】図8のC−C断面図である。
【図11】レールと第二スライド駒の係合状態を示した、
図3のE−E断面図である。
【図12】図3のF−F断面図である。
【図13】射出成形用金型の平面図である。
【図14】射出成形用金型の要部断面図である。
【図15】スライダの作動に対する第一スライド駒の動作
状態図である。
【図16】(1)はゲート部の詳細図、(2)は図16(1)
のG−G拡大断面図、(3)は図16(1)のH−H拡大断面図
である。
【図17】図14のゲート駒周辺の要部拡大断面図である。
【図18】可動側における負角構造の説明図である。
【図19】図18の要部拡大図である。
【図20】第2実施例の成形品とゲート部の詳細図であ
る。
【図21】図20のG2−G2拡大断面図である。
【図22】図20のH2−H2拡大断面図である。
【図23】第2実施例の一次射出時における図7のA−A断
面図である。
【図24】第2実施例の第一スライド駒の後退時における
図7のA−A断面図である。
【図25】第2実施例の第二スライド駒を前進させて保持
後、二次射出時における図7のA−A断面図である
【図26】第3実施例である複合射出成形方法の工程原理
図であり、(1)は第一スライド駒を前進させて一次射
出を行う時の状態図、(2)は第一スライド駒の後退
後、第二スライド駒を前進させて二次射出を行う時の状
態図、(3)は第二スライド駒の後退後、第三スライド
駒を前進させて三次射出を行う時の状態図である。
【図27】第3実施例である射出成形金型の一部底面図で
ある。
【図28】第一スライド駒を前進させて保持後、一次射出
を行う時の図27のA―A断面図である。
【図29】第一スライド駒の後退後、第二スライド駒を前
進させて保持後、二次射出を行う時の図27のA―A断面
図である。
【図30】第二スライド駒の後退後、第三スライド駒を前
進させて保持後、三次射出を行う時の図27のA―A断面
図である。
【図31】(1)は一次射出時の第二ゲートを示し、第一ス
ライド駒にて閉塞された状態図、(2)は第三ゲートの押
切り孔も同様に閉塞された状態図である。
【図32】(1) は二次射出時の第二ゲートを示し、第二ス
ライド駒にて開口された状態図、(2)は第三ゲートが閉
塞された状態図である。
【図33】(1) は三次射出時の第二ゲートを示し、二次射
出にて閉塞された状態図、(2)は第三ゲートが第三スラ
イド駒にて開口された状態図である。
【図34】他の実施例を示し、マーク・文字の囲まれた内
部を充填する場合で、(1)はマーク・文字の説明図、
(2)は一次射出時の説明図、(3)は二次射出時の説明図
である。
【図35】(1)は図34の実施例における型構造の説明
図、(2)は図35(1)のJ−J断面図である。
【図36】(1)は図34の実施例における他の型構造の説
明図、(2)は図36 (1)のK−K断面図である。
【図37】二種の樹脂を射出成形する際の他の実施例図で
ある。
【符号の説明】
10 固定側 20 可動側 1 成形品 1a 、1h、1t べース(成形品本体の) 1b、1i、1m 一段低い枠 1c、1n 浮出しマーク・文字 1e、1q 枠内 1d、1p 開口部 1g 貫通孔 1j 押切り孔 11 第一ゲート 21、91 第二ゲート 93 第三ゲート 12 第一スプル(第一樹脂用) 13 第二スプル(第二樹脂用) 14 第三スプル((第三樹脂用) 2、2A、70 第一スライド駒(型開き方向及び型開
き方向と直交する方向への進退が可能) 3、3A、78 第二スライド駒(型開き方向のみ、型
開き方向及び型開き方向と直交する方向への進退が可
能) 86 第三スライド駒(型開き方向及び型開
き方向と直交する方向への進退が可能) 2a、4a、75、83 蟻溝 2b、5a、71、79 蟻溝ガイド 2c マーク・文字 2d 位置決めピン 20a 嵌合孔 22 分割側面 23、90、92 ゲート駒 24 エジェクタプレート 25 ロッド 26 溝 27 ボールプランジャ 28 ベース 29 エジェクタピン 30 鍔 31、72、80、87 カム 32 可動側プレート 33 先細り状のピン 34 スライドバー 35 傾斜溝 40 開口部 41 ピン 42 ブロック 43 スプリング 4、74、82 スライド駒 5、6、76、84 スライダ 61、77、85 レール 8 ストッパ a 負角の空間 S シリンダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AF16 AG03 CA11 CB01 CB22 CB28 CK02 CK06 CK42 CK52 4F206 AF01 AG03 JA07 JB22 JB28 JF01 JL02 JM04 JN12 JN15 JQ81

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側と可動側とからなる射出成形用金
    型により、成形品本体のベースと該ベースの一部に異種
    異色の樹脂を一体成形する複合射出成形方法であって、
    前記固定側には、第一ゲートを介して上記ベースと、該
    ベースより一段低い枠に連通する第一樹脂用の第一スプ
    ルと、第二ゲートを介して前記一段低い枠の枠内に連通
    する第二樹脂用の第二スプルとを設けると共に、前記ベ
    ースの該べ一スより一段低い枠を形成し、型開き方向及
    び型開き方向と直交する方向への進退が可能な第一スラ
    イド駒と、上記ベースより一段低い枠を閉塞して枠内に
    キヤビティを形成し、型開き方向のみ進退が可能な第二
    スライド駒とを配設してなり、前記可動側には、前記ベ
    ースより一段低い枠の開口部を貫通して枠内に連通する
    第二ゲートが、前記第二スプルに連通するサブマリン状
    に形成する配置で、エジェクタプレートにより突出し可
    能なゲート駒に形成してあり、前記第一スライド駒の前
    進時には第二ゲートを封じ、第二スライド駒の前進時に
    は第二ゲートに連通する構成とし、第一スプルから第一
    樹脂を注入して本体のベースと該ベースより一段低い枠
    を一次射出し、第二スプルから第二樹脂を注入して前記
    ベースより一段低い枠の枠内を充填する二次射出までの
    一連の動作を、型閉じ状態のまま行うことを特徴とする
    複合射出成形方法。
  2. 【請求項2】 固定側と可動側とからなる射出成形用金
    型により、成形品本体のベースと該ベースの一部に異種
    異色の樹脂を一体成形する複合射出成形方法であって、 前記固定側には、第一ゲートを介して押切り孔を有する
    ベースに連通する第一樹脂用の第一スプルと、第二ゲー
    トを介して前記押切り孔に連通する第二樹脂用の第二ス
    プルとを設けると共に、 押切り孔を形成し、型開き方向及び型開き方向と直交す
    る方向への進退が可能な第一スライド駒と、押切り孔を
    閉塞して押切り孔内に、該ベースより一段低い枠のキヤ
    ビティを形成し、型開き方向のみ進退が可能な第二スラ
    イド駒とを配設してなり、 前記可動側には、押切り孔に貫通して上記キヤビティ内
    に連通する第二ゲートが、前記第二スプルに連通するサ
    ブマリン状に形成する配置で、エジェクタプレートによ
    り突出し可能なゲート駒に形成してあり、 前記第一スライド駒の前進時には第二ゲートを封じ、第
    二スライド駒の前進時には第二ゲートに連通する構成と
    し、 第一スプルから第一樹脂を注入して押切り孔を有する本
    体のベースを一次射出し、第二スプルから第二樹脂を注
    入して押切り孔内の該ベースより一段低い枠を充填する
    二次射出までの一連の動作を、型閉じ状態のまま行なう
    ことを特徴とする複合射出成形方法。
  3. 【請求項3】 固定側と可動側とからなる射出成形用金
    型により、成形品本体のベースと該ベースの一部に異種
    異色の樹脂を一体成形する複合射出成形方法であって、 前記固定側には、第一ゲートを介して本体のベースに連
    通する第一樹脂用の第一スプルと、第二ゲートを介して
    ベースより一段低い枠に連通する第二樹脂用の第二スプ
    ルと、第三ゲートを介して一段低い枠の枠内に連通する
    第三樹脂用の第三スプルとを設けると共に、 本体のベースより一段低い枠を押切り、型開き方向及び
    型開き方向と直交する方向への進退が可能な第一スライ
    ド駒と、上記ベースより一段低い枠のキヤビティを形成
    し、型開き方向及び前記第一スライド駒とは対称の型開
    き方向と直交する方向への進退が可能な第二スライド駒
    と、本体のベースより一段低い枠を閉塞して該枠内にキ
    ヤビティを形成し、型開き方向のみ進退が可能な第三ス
    ライド駒とを配設してなり、 前記可動側には、前記ベースより一段低い枠に連通する
    第二ゲートが、前記第二スプルに連通するサブマリン状
    に形成する配置で、エジェクタープレートにより突出し
    可能なゲート駒に形成し、 前記枠内に連通する第三ゲートが、前記第三スプルに連
    通するサブマリン状に形成する配置で、エジェクタプレ
    ートにより突き出し可能なゲート駒に形成してあり、 前記第一スライド駒の前進時に第二ゲート及び第三ゲー
    トを封じ、第二スライド駒の前進時に第二ゲートに連通
    すると共に第三ゲートを封じ、第三スライド駒の前進時
    に第三ゲートに連通する構成とし、第一スプルから第一
    樹脂を注入して本体のベースを一次射出し、第二スプル
    から第二樹脂を注入して前記一段低い枠二次射出し、第
    三スプルから第三樹脂を注入して一段低い枠の枠内を充
    填する三次射出までの一連の動作を、型閉じ状態のまま
    行なうことを特徴とする複合射出成形方法。
  4. 【請求項4】 本体のベースより一段低い枠を構成する
    第一又は第二スライド駒の表面にマーク・文字を形成し
    たことを特徴とする、請求項1又は2又は3に記載の複
    合射出成形方法。
  5. 【請求項5】 二次又は三次射出は、透明樹脂又は本体
    のベースとは異色樹脂としたことを特徴とする、請求項
    1又は2又は3に記載の複合射出成形方法。
  6. 【請求項6】 本体のベースより一段低い枠を閉塞する
    第二又は第三スライド駒に、第一又は第二スライド駒と
    同一のマーク・文字を形成し、一次又は二次射出により
    形成した浮出したマーク・文字を嵌め、又はマーク・文
    字を圧接した状態で二次又は三次射出することを特徴と
    する、請求項4又は5に記載の複合射出成形方法。
  7. 【請求項7】 二次又は三次射出は、本体のベースとは
    非相溶性の樹脂で行い、該ベースより一段低い枠に形成
    した負角の空間に連通され一体化することを特徴とす
    る、請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の複合射
    出成形方法。
  8. 【請求項8】 浮出しマーク・文字の表面高さを本体の
    ベースより若干低く形成すると共に、二次又は三次射出
    の透明樹脂にて前記マーク・文字の表面を覆う形態とし
    たことを特徴とする、請求項4又は5に記載の複合射出成
    形方法。
  9. 【請求項9】 浮出しマーク・文字の表面高さは本体の
    べ一スと略同一に形成し、第二又は第三スライド駒によ
    り上記浮出しマーク・文字の表面を圧接した状態で二次
    又は三次射出することを特徴とする、請求項4又は5に記
    載の複合射出成形方法。
  10. 【請求項10】 第二又は第三スライド駒を前進させた状
    態で第一スプルから第一樹脂を注入し、本体のベースと
    押切り孔内、又は本体のべースと一段低い及び枠内とを
    一次射出により成形することを特徴とする、請求項1又
    は2又は3又は4に記載の複合射出成形方法。
  11. 【請求項11】 固定側と可動側とからなる射出成形用金
    型により、成形品本体のベースと該ベースの一部に異種
    異色の樹脂を一体成形する複合射出成形方法であって、
    前記固定側には、第一ゲートを介して上記ベースと、該
    ベースより一段低い枠に連通する第一樹脂用の第一スプ
    ルと、第二ゲートを介して前記一段低い枠の枠内に連通
    する第二樹脂用の第二スプルとを設けると共に、前記ベ
    ースより一段低い枠を形成し、型開き方向及び型開き方
    向と直交する方向への進退が可能な第一スライド駒と、
    上記ベースより一段低い枠を閉塞して枠内にキヤビティ
    を形成し、型開き方向及び型開き方向と直交する方向へ
    の進退が可能な第二スライド駒とを対向させて配設して
    なり、前記可動側には、前記ベースより一段低い枠の開
    口部を貫通して上記一段低い枠の枠内に連通する第二ゲ
    ートが、前記第二スプルに連通するサブマリン状に形成
    する配置で、エジェクタプレートにより突出し可能なゲ
    ート駒に形成してあり、前記第一スライド駒の前進時に
    は第二ゲートを封じ、第二スライド駒の前進時には第二
    ゲートに連通する構成とし、第一スプルから第一樹脂を
    注入して本体のベースと該ベースより一段低い枠を一次
    射出し、第二スプルから第二樹脂を注入して前記ベース
    より一段低い枠の枠内を充填する二次射出までの一連の
    動作を、型閉じ状態のまま行うことを特徴とする複合射
    出成形方法。
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