JP2001223729A - バスエミュレーション装置 - Google Patents

バスエミュレーション装置

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JP2001223729A JP2000038262A JP2000038262A JP2001223729A JP 2001223729 A JP2001223729 A JP 2001223729A JP 2000038262 A JP2000038262 A JP 2000038262A JP 2000038262 A JP2000038262 A JP 2000038262A JP 2001223729 A JP2001223729 A JP 2001223729A
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    • G06F13/4004Coupling between buses
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パラレルバスと置換え可能なバスエミュレーシ
ョン装置を提供する。 【解決手段】バスエミュレーション装置90は、ハブ回
路80と、シリアルインタフェース回路10〜70と、
シリアル転送路10S〜70Sとを有し、LSIまたは
プリント回路板に搭載される。シリアルインタフェース
回路10〜70は、周辺回路19〜79からのパラレル
データをシリアルデータに変換してシリアル転送路10
S〜70Sに供給するパラレル/シリアル変換回路と、
ハブ回路80からのシリアルデータをパラレルデータに
変換して周辺回路19〜79に供給するシリアル/パラ
レル変換回路とを有する。ハブ回路80は、シリアルイ
ンタフェース回路10〜70からのシリアルデータを、
シリアルインタフェース回路10〜70のうちで前記パ
ラレルデータの転送先の周辺回路に接続されたシリアル
インタフェース回路に対して供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハブ回路を介して
周辺回路間のデータ転送を行うバスエミュレーション装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−284636号公報、特開
平11−168493号公報、特開平11−88397
号公報、特開昭62−220047号公報、特開平7−
297853号公報には、ハブまたはハブを有するネッ
トワークに関する記載がある。
【0003】例えば、特開平11−284636号公報
には、HUB装置およびUSB通信方法の発明が開示さ
れている。この公報には、デバイス間のデータ経路を直
接接続する接続機能をHUB装置に付加することが開示
されている。
【0004】また、特開平11−88397号公報に
は、スイッチングハブの発明が開示されている。この公
報には、複数の高速ネットワークインタフェース部と複
数の低速スイッチング部との間にシリアル/パラレル変
換部を設け、高速ネットワークインタフェース部の間で
はシリアルデータで転送を行い、低速スイッチング部の
間ではパラレルデータで転送を行い、データ転送速度を
切り換えることが開示されている。
【0005】また、特開平7−297853号公報に
は、拡張可能なラウンドロビンローカルエリアハブネッ
トワークにおいて、リモートステーションをポーリング
することが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のパーソナルコン
ピュータ(PC)やディジタル家電機器の筐体内では、
パラレル配線のバスによるマルチドロップの接続形態が
一般的である。このような、従来の接続形態では、配線
経路のインピーダンス平坦化や終端が困難なため、1信
号線あたりのデータ転送速度を上げるのが難しい。その
ため、配線本数が増加し、配線面積の増大、電磁波の不
要輻射(EMC)の増大、配線長の制限等の問題があ
る。
【0007】さらに、従来の大規模集積回路(LSI)
またはプリント回路板におけるバス配線およびバスアー
キテクチャでは、周辺回路間でオーディオもしくはビデ
オ等のディジタル信号を転送している場合に、同時に他
の信号を他の周辺回路間で転送することが困難である。
このため、従来のパラレルバス配線、バスドライバ、バ
スレシーバ等の機能を満たし、さらに前述のような既存
バスの問題を解消するバスエミュレーション装置が望ま
れる。
【0008】なお、IEEE(Institute of Electrica
l and Electronics Engineers )1394やUSB(Un
iversal Serial Bus)、イーサネット(Ethernet)のよ
うなシリアルネットワーク規格は、基本的に時分割多重
接続(TDMA:Time-Division Multiple Access )方
式なので、通常のバスと同様に同時複数転送が困難であ
る。電話やATM(Asynchronous Transfer Mode switc
hing system )を用いた広域ネットワークは、ハブ&ス
ポーク形トポロジーを有するが、対象とする物理エリ
ア、装置規模、タイミング要求等が大きく異なり、バス
の置換えとは概念が本質的に異なる。
【0009】本発明の第1の目的は、LSIまたはプリ
ント回路板に搭載されるバスエミュレーション装置であ
って、パラレルバスと置換え可能なバスエミュレーショ
ン装置を提供することにある。本発明の第2の目的は、
周辺回路間でのデータ転送中に、他の周辺回路間でデー
タ転送を可能とするバスエミュレーション装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバスエミュ
レーション装置は、ハブ回路と、複数のシリアルインタ
フェース回路と、前記複数のシリアルインタフェース回
路と前記ハブ回路との間を各々接続するシリアル転送路
とを有し、大規模集積回路またはプリント回路板に搭載
されるバスエミュレーション装置であって、前記シリア
ルインタフェース回路は、当該シリアルインタフェース
回路に接続された周辺回路からのパラレルデータをシリ
アルデータに変換して前記シリアル転送路に供給するパ
ラレル/シリアル変換回路と、前記ハブ回路から前記シ
リアル転送路を介して供給されるシリアルデータをパラ
レルデータに変換して前記周辺回路に供給するシリアル
/パラレル変換回路とを有し、前記ハブ回路は、前記シ
リアルインタフェース回路から前記シリアル転送路を介
して供給されるシリアルデータを、前記複数のシリアル
インタフェース回路のうちで前記パラレルデータの転送
先の周辺回路に接続されたシリアルインタフェース回路
に対して、前記シリアル転送路を介して供給する。
【0011】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、好適には、前記ハブ回路は、前記複数のシリアルイ
ンタフェース回路を、データ転送が行われる複数のグル
ープに予め分割し、前記複数のグルーブの各々の中でパ
ラレルデータの転送が行われるように、前記シリアルイ
ンタフェース回路間のシリアルデータの中継を行う。
【0012】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、好適には、前記シリアルインタフェース回路から前
記シリアル転送路を介して前記ハブ回路に供給されるシ
リアルデータは、転送先を示すアドレス情報を有し、前
記ハブ回路は、前記アドレス情報に基づき、前記転送先
の周辺回路に接続された前記シリアルインタフェース回
路に対して前記シリアルデータを供給する。
【0013】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、より好適には、前記ハブ回路は、前記シリアルイン
タフェース回路から前記シリアル転送路を介して供給さ
れるシリアルデータを保持するバッファと、当該シリア
ルデータに含まれるアドレス情報を抽出する抽出回路
と、同一転送先に対する複数の転送要求がある場合に転
送の優先順位を決定する制御回路と、前記抽出回路で抽
出されたアドレス情報と前記制御回路で決定された優先
順位とに基づき、前記シリアルデータの転送経路を選択
する選択回路とを有する。
【0014】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、例えば、前記ハブ回路は、前記シリアルインタフェ
ース回路からのシリアルデータの転送終了および/また
は前記シリアルインタフェース回路からの割込みを検出
する検出回路をさらに有し、前記制御回路は、前記検出
回路の検出結果に基づいて前記優先順位を決定する構成
としてもよい。
【0015】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、例えば、前記ハブ回路は、異なるクロック周波数の
複数のクロック信号を生成するクロック信号生成回路を
さらに有し、前記バッファは、転送元または転送先の周
辺回路の転送速度に応じたクロック信号が前記クロック
信号生成回路から供給され、供給されたクロック信号に
応じた転送速度で前記シリアルデータの入出力を行う構
成としてもよい。
【0016】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、好適には、前記ハブ回路は、前記シリアルインタフ
ェース回路間の前記シリアルデータの転送を制御するD
MAコントローラを、前記複数のシリアルインタフェー
ス回路の各々に対応して有する。
【0017】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、好適には、前記ハブ回路は、前記シリアル転送路を
介して前記シリアルインタフェース回路にクロック信号
を供給し、前記シリアルインタフェース回路は、前記ハ
ブ回路から供給された前記クロック信号を、当該クロッ
ク信号に基づいて動作する周辺回路であって当該シリア
ルインタフェース回路に接続された周辺回路に対して供
給する。
【0018】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、例えば、前記シリアルインタフェース回路は、前記
ハブ回路の前記バッファ中のデータ数を計数するカウン
タを有し、前記カウンタのカウント値が前記バッファに
空きがないことを示す場合は、前記ハブ回路に対する前
記シリアルデータの送出を停止し、前記カウンタのカウ
ント値が前記バッファに空きがあることを示す場合に、
前記ハブ回路に対する前記シリアルデータの送出を行う
構成としてもよい。
【0019】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、より好適には、前記シリアルインタフェース回路
は、前記周辺回路から供給された今回のパラレルデータ
が前回のパラレルデータと同一または略同一である場合
に、前記同一または略同一であることを示すフラグを生
成し、生成した当該フラグを前記ハブ回路に供給し、前
記ハブ回路は、前記前回のパラレルデータに対応する前
回のシリアルデータを保持するキャッシュメモリを有
し、前記キャッシュメモリに保持されたシリアルデータ
と前記フラグとに基づき、前記今回のパラレルデータに
対応する今回のシリアルデータを生成する。本発明に係
るバスエミュレーション装置では、例えば、前記シリア
ルインタフェース回路は、前回のパラレルデータと今回
のパラレルデータとの差が±1であることを検出して当
該差を示す前記フラグを生成し、前記ハブ回路は、前記
キャッシュメモリに保持された前回のシリアルデータに
対し、前記フラグに基づいて±1の演算を行って前記今
回のシリアルデータを生成する構成としてもよい。
【0020】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、より好適には、前記ハブ回路は、前記シリアルイン
タフェース回路から前記シリアル転送路を介して供給さ
れた今回のシリアルデータが前回のシリアルデータと同
一または略同一である場合に、前記同一または略同一で
あることを示すフラグを生成し、転送先の周辺回路に接
続された前記シリアルインタフェース回路は、前記ハブ
回路からの前回のシリアルデータに対応する前回のパラ
レルデータを保持するキャッシュメモリを有し、前記キ
ャッシュメモリに保持されたパラレルデータと前記ハブ
回路からの前記フラグとに基づいて今回のパラレルデー
タを生成する。本発明に係るバスエミュレーション装置
では、例えば、前記ハブ回路は、前回のシリアルデータ
と今回のシリアルデータとの差が±1であることを検出
して当該差を示す前記フラグを生成し、前記転送先の周
辺回路に接続された前記シリアルインタフェース回路
は、前記キャッシュメモリに保持された前回のパラレル
データに対し、前記フラグに基づいて±1の演算を行っ
て前記今回のパラレルデータを生成する構成としてもよ
い。
【0021】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、より好適には、転送元の周辺回路に接続された前記
シリアルインタフェース回路は、前記周辺回路から供給
された今回のパラレルデータが前回のパラレルデータと
同一または略同一である場合に、前記同一または略同一
であることを示すフラグを生成し、生成した当該フラグ
を前記ハブ回路に供給し、前記転送先の周辺回路に接続
された前記シリアルインタフェース回路は、前記ハブ回
路からの前回のシリアルデータに対応する前回のパラレ
ルデータを保持するキャッシュメモリを有し、前記キャ
ッシュメモリに保持されたパラレルデータと前記ハブ回
路からの前記フラグとに基づいて今回のパラレルデータ
を生成する。本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、例えば、前記転送元の周辺回路に接続された前記シ
リアルインタフェース回路は、前回のパラレルデータと
今回のパラレルデータとの差が±1であることを検出し
て当該差を示す前記フラグを生成し、前記転送先の周辺
回路に接続された前記シリアルインタフェース回路は、
前記キャッシュメモリに保持された前回のパラレルデー
タに対し、前記フラグに基づいて±1の演算を行って前
記今回のパラレルデータを生成する。
【0022】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、より好適には、転送頻度が多い周辺回路に対するア
ドレス情報のデータ長は、転送頻度が少ない周辺回路に
対するアドレス情報のデータ長よりも短い。
【0023】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、好適には、前記ハブ回路は、複数の転送速度でシリ
アルデータを前記シリアルインタフェース回路に供給し
て転送速度のテストを行い、前記シリアルインタフェー
ス回路は、前記転送速度のテスト時において、前記シリ
アル/パラレル変換回路で生成されたパラレルデータを
前記パラレル/シリアル変換回路でシリアルデータに変
換して前記ハブ回路に返送する。本発明に係るバスエミ
ュレーション装置では、好適には、前記ハブ回路は、デ
ータ転送の空き時間に、前記複数のシリアルインタフェ
ース回路との間の接続テストまたは自己テストを行う。
本発明に係るバスエミュレーション装置では、好適に
は、前記ハブ回路は、前記バッファの稼働状況を、転送
制御および/またはエラーリカバリーを行う上位のコン
トローラまたは上位のシステムに通知する機能を有す
る。
【0024】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、好適には、前記ハブ回路は、デバッグ時において、
前記複数のシリアルインタフェース回路のうちで特定の
シリアルインタフェース回路からのシリアルデータを、
当該シリアルデータ内のアドレス情報が示す転送先の周
辺回路とは異なる周辺回路に接続されたシリアルインタ
フェース回路に対して供給する。
【0025】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、好適には、前記パラレル/シリアル変換回路は、前
記周辺回路からのパラレルデータを、暗号化されたシリ
アルデータに変換して前記ハブ回路に供給し、前記シリ
アル/パラレル変換回路は、前記ハブ回路からの暗号化
されたシリアルデータを、復号化されたパラレルデータ
に変換する。
【0026】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、より好適には、前記パラレル/シリアル変換回路
は、前記周辺回路からのパラレルデータを暗号化する第
1のリニアフィードバック・シフトレジスタを有し、前
記シリアル/パラレル変換回路は、前記ハブ回路からの
暗号化されたシリアルデータを復号化する第2のリニア
フィードバック・シフトレジスタを有し、前記第1およ
び第2のリニアフィードバック・シフトレジスタは、互
いに逆演算を行う。
【0027】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、例えば、前記第1のリニアフィードバック・シフト
レジスタの暗号化動作時の動作周波数は、暗号化された
シリアルデータをシフトして送出する送信動作時の動作
周波数よりも高い構成としてもよい。本発明に係るバス
エミュレーション装置では、例えば、前記第2のリニア
フィードバック・シフトレジスタの復号化動作時の動作
周波数は、前記ハブ回路からの暗号化されたシリアルデ
ータをシフトして受け取る受信動作時の動作周波数より
も高い構成としてもよい。
【0028】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、例えば、前記シリアルインタフェース回路は、識別
情報または暗号キーの情報を保持するレジスタをさらに
有し、当該レジスタに対してバックアップ用電力が電源
障害時に供給される構成としてもよい。
【0029】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、好適には、前記シリアル転送路の信号線は、終端抵
抗によって終端されており、前記終端抵抗は、並列接続
された複数のトランジスタを有し、前記複数のトランジ
スタは選択的にオン状態に設定されて終端抵抗値が設定
される。
【0030】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、好適には、前記ハブ回路および前記シリアルインタ
フェース回路は、前記シリアル転送路にシリアルデータ
を送出するドライバと、前記シリアル転送路からのシリ
アルデータを受け取るレシーバとをさらに有し、前記シ
リアル転送路の信号線をシールドする配線と前記ドライ
バおよびレシーバの駆動電圧の供給線とが接続されてい
る。
【0031】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、より好適には、前記レシーバは、シリアルデータを
出力する差動増幅回路を有し、前記差動増幅回路の一方
の入力端子には、前記シリアル転送路の信号線が接続さ
れており、前記差動増幅回路の他方の入力端子には、前
記駆動電圧を分圧して得られた電圧が入力しきい値とし
て供給される。
【0032】本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、好適には、前記シリアル転送路の信号線は、直列接
続されたコンデンサおよび終端抵抗素子を介して接地さ
れている。本発明に係るバスエミュレーション装置で
は、例えば、前記シリアル転送路の信号線をシールドす
る配線と前記終端抵抗素子の接地端子とが接続されてい
る構成としてもよい。
【0033】上記した本発明に係るバスエミュレーショ
ン装置は、ハブ回路と、複数のシリアルインタフェース
回路と、前記複数のシリアルインタフェース回路と前記
ハブ回路との間を各々接続するシリアル転送路とを有す
る。このバスエミュレーション装置は、大規模集積回路
(LSI)またはプリント回路板に搭載される。
【0034】シリアルインタフェース回路は、周辺回路
からのパラレルデータをシリアルデータに変換してシリ
アル転送路に供給するパラレル/シリアル変換回路と、
ハブ回路からのシリアルデータをパラレルデータに変換
して前記周辺回路に供給するシリアル/パラレル変換回
路とを有する。ハブ回路は、シリアルインタフェース回
路から供給されるシリアルデータを、前記パラレルデー
タの転送先の周辺回路に接続されたシリアルインタフェ
ース回路に対して供給する。このようにして、従来のバ
スと同様の機能を、本発明のバスエミュレーション装置
に持たせることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。
【0036】図1は、本発明に係るバスエミュレーショ
ン装置を示す概略的な構成図である。このバスエミュレ
ーション装置90は、ハブ回路80と、複数のシリアル
インタフェース回路10〜70と、前記複数のシリアル
インタフェース回路10〜70とハブ回路80との間を
各々接続するシリアル転送路10S〜70Sとを有す
る。バスエミュレーション装置90は、大規模集積回路
(LSI)および/またはプリント回路板に搭載され
る。
【0037】シリアルインタフェース回路10〜70に
は、パラレル転送路19P〜79Pを介して周辺回路1
9〜79が接続されている。また、ハブ回路80には、
不図示の外部装置からのシリアル転送路80Sが接続さ
れている。周辺回路19〜79の何れかは、オーディオ
および/またはビデオのディジタル信号を処理する信号
処理回路を有する。周辺回路19〜79は、例えば、中
央処理装置(CPU)、ハードディスク装置(HD
D)、メモリ、ディジタル・シグナル・プロセッサ(D
SP)、フロントエンド・プロセッサ(FEP)等によ
り構成される。
【0038】図2は、図1のバスエミュレーション装置
90において、周辺回路、シリアルインタフェース回路
およびハブ回路の間の接続関係を示す概略的な構成図で
ある。なお、周辺回路19〜79、シリアルインタフェ
ース回路10〜70およびハブ回路80の間の各接続関
係は同様の構成を有しており、ここでは、周辺回路1
9、シリアルインタフェース回路10およびハブ回路8
0の間の接続関係を例示して説明する。
【0039】シリアルインタフェース回路10は、パラ
レルデータをシリアルデータに変換するパラレル/シリ
アル変換回路(P/S変換回路)11と、シリアルデー
タをパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換
回路(S/P変換回路)18とを有する。シリアルデー
タおよびクロック信号の各信号線は、ハブ回路80の接
続ポート(不図示)に対して1対1に接続されている。
なお、伝送距離が長く高レートのデータ転送を行う場合
は、終端(termination )を行って信号波形の乱れを防
ぐことが望ましい。
【0040】周辺回路19は、アドレス情報を示す信
号、パラレルデータを示す信号、リード/ライトの制御
信号等を、P/S変換回路11に供給する。P/S変換
回路11は、周辺回路19からの信号に基づき、パラレ
ルデータをシリアルデータに変換し、当該シリアルデー
タを送信用のクロック信号と共にハブ回路80に送る。
S/P変換回路18は、シリアルデータと受信用のクロ
ック信号とがハブ回路80から供給される。S/P変換
回路18は、シリアルデータをパラレルデータに変換
し、当該パラレルデータを応答信号ACK等と共に周辺
回路19に送る。
【0041】このように、P/S変換回路11は、周辺
回路19からパラレルにデータを受け取り、受け取った
データを時間軸上でシリアルデータに変換してシリアル
転送路10Sを通してハブ回路80に送る。ハブ回路8
0では、シリアルデータの送信元のP/S変換回路11
(または周辺回路19)を示す情報やデータ転送先のア
ドレス、R(リード、読出し)/W(ライト、書込み)
等の制御情報に基づき、データをシリアル転送路経由で
適切なS/P変換回路へ転送する。
【0042】S/P変換回路は、ハブ回路80からシリ
アル転送路10S経由で送られてきたシリアルデータを
パラレルデータに変換し、当該パラレルデータを最終的
なデータ転送先である周辺回路へ送る。例えば、S/P
変換回路18は、ハブ回路80からシリアル転送路10
S経由で送られてきたシリアルデータをパラレルデータ
に変換し、当該パラレルデータをデータ転送先である周
辺回路19へ送る。
【0043】ある周辺回路から他の周辺回路へデータを
書き込む場合は、書込み(W)を示す信号と書込み先
(転送先)のアドレス情報(Address )を示す信号と書
込みデータ(Write Data)とを、ハブ回路80を介して
送る。一方、ある周辺回路が他の周辺回路からデータを
読み出す場合は、読出し(R)を示す信号と読出し先
(読出し対象)のアドレス情報(Address )を示す信号
とを、ハブ回路80経由で読出し対象の周辺回路へ送
る。そして、当該他の周辺回路から読み出されたデータ
は、P/S変換回路、ハブ回路80およびS/P変換回
路を経由して、読出しを要求した周辺回路に送られる。
このようにして、図1のバスエミュレーション装置90
は、パラレルインタフェースを有する周辺回路19〜7
9間を相互に接続し、データ転送の中継を行う。
【0044】図3は、周辺回路と双方向バスドライバと
の接続関係を示す参考図であり、本発明のバスエミュレ
ーション装置に対比される構成を示す説明図である。図
3では、周辺回路119は、双方向バスドライバ119
Wを介してパラレルバスの信号線B1,B2,…に接続
されている。同様にして、周辺回路129,139は、
双方向バスドライバ129W,139Wを介して信号線
B1,B2,…に接続されている。なお、周辺回路11
9〜139、双方向バスドライバ119W〜139Wお
よび信号線B1,B2,…の各接続関係は同様の構成を
有しており、ここでは、周辺回路119、双方向バスド
ライバ119Wおよび信号線B1,B2,…の接続関係
を例示して説明する。
【0045】双方向バスドライバ119Wは、バスドラ
イバD1t,D2t,…と、バスレシーバD1r,D2
r,…とを有する。バスドライバD1t,D2t,…の
出力端子は、対応するバスレシーバD1r,D2rの入
力端子と、対応する信号線B1,B2,…とに接続され
ている。バスドライバD1t,D2t,…の出力信号
は、対応する信号線B1,B2,…に出力される。バス
レシーバD1r,D2r,…は、対応する信号線B1,
B2,…からの信号が入力される。
【0046】バスドライバD1tは、3ステートドライ
バにより構成され、その入力端子には周辺回路119か
らデータ信号P1Q1が供給され、制御端子には周辺回
路119から制御信号P1C1が供給される。バスレシ
ーバD1rは、ドライバにより構成され、その出力信号
P1R1を周辺回路119に供給する。
【0047】バスドライバD2tは、3ステートドライ
バにより構成され、その入力端子には周辺回路119か
らデータ信号P1Q2が供給され、制御端子には周辺回
路119から制御信号P1C2が供給される。バスレシ
ーバD2rは、ドライバにより構成され、その出力信号
P1R2を周辺回路119に供給する。
【0048】図3では、テータ転送時では、双方バスド
ライバ119W〜139W,…のうち何れか1つの双方
向バスドライバ内の各3ステートドライバがオン状態と
なり、他の双方向バスドライバを介して周辺回路119
〜139,…の何れかにデータが転送されるようになっ
ている。
【0049】図4は、双方向バスドライバを例示する回
路図であり、図3の双方向バスドライバに代えて図4
(A)または図4(B)に示す双方向バスドライバを用
いることによっても、周辺回路の間を接続可能である。
なお、図4(A)および図4(B)の双方向バスドライ
バは、等価な回路である。
【0050】図4(A)の双方向バスドライバは、バス
ドライバE1tと、バスレシーバD1rと、プルアップ
抵抗Ruとを有する。バスドライバE1tは、オープン
ドレインドライバであり、出力端子がバスレシーバD1
rの入力端子、プルアップ抵抗Ruおよび信号線B1に
接続されている。図4(A)の双方向バスドライバを信
号線B1に対して並列に接続することで、信号Dがロー
レベルである場合に信号線B1をハイレベルに保持して
信号Rをハイレベルにすることができ、信号Dがハイレ
ベルである場合に信号線B1をローレベルに保持して信
号Rをローレベルにすることができる。
【0051】図4(B)の双方向バスドライバは、バス
ドライバF1tと、バスレシーバD1rと、プルアップ
抵抗Ruとを有する。バスドライバF1tは、3ステー
トドライバであり、出力端子がバスレシーバD1rの入
力端子、プルアップ抵抗Ruおよび信号線B1に接続さ
れている。図4(B)の双方向バスドライバを信号線B
1に対して並列に接続することで、信号Dがローレベル
である場合に信号線B1をハイレベルに保持して信号R
をハイレベルにすることができ、信号Dがハイレベルで
ある場合に信号線B1をローレベルに保持して信号Rを
ローレベルにすることができる。
【0052】なお、3ステートドライバやオープンドレ
インドライバを用いたワイヤードオア接続では、複数の
ドライバが同一信号線に接続される。このため、効果的
な終端や、信号経路の特性インピーダンスの平坦化が困
難であり、信号波形に乱れが生じ易い。したがって、1
対1接続の場合に比べ、1本の信号線当たりのデータ転
送速度を高くすることが困難であり、転送速度を維持し
て長距離転送を行うことが困難である。また、信号を送
出していない3ステートドライバやオープンドレインド
ライバは、容量負荷が大きいので、接続数の増加に伴っ
て転送速度が低下する、という側面がある。
【0053】図5は、図1に示すバスエミュレーション
装置90の一実施の形態を示す概略的な構成図である。
図5の構成図において、シリアルインタフェース回路と
ハブ回路との間のクロック信号の送受は省略して描いて
ある。以下に、前記図3、図4に示したような既存の3
ステートドライバ(トライステートドライバ)やオープ
ンドレインドライバとバス配線の機能を、本発明の回路
構成でそのままエミュレーションする手法を示す。な
お、図5中の信号P1C1,P1Q1,P1R1,P1
C2,P1Q2,P1R2は、図3における双方向バス
ドライバに接続された制御信号または送受信信号と同じ
ものである。このバスエミュレーション装置901 は、
シリアルインタフェース回路101〜301 ,…と、シ
リアル転送路10S1 〜30S1 ,…と、ハブ回路80
1 とを有する。
【0054】なお、シリアルインタフェース回路101
〜301 ,…は、対応する図1中のシリアルインタフェ
ース回路10〜30,…の一例である。同様に、シリア
ル転送路10S1 〜30S1 ,…は、対応する図1中の
シリアル転送路10S〜30S,…の一例である。ま
た、ハブ回路801 は、図1中のハブ回路80の一例で
ある。
【0055】シリアルインタフェース回路101 〜30
1 ,…は、対応する周辺回路191〜391 ,…からの
信号をパラレルデータからシリアルデータに変換してハ
ブ回路801 に転送する。
【0056】ハブ回路801 は、シリアルインタフェー
ス回路101 〜301 ,…からのシリアルデータに基づ
き、周辺回路に供給する信号を選定するセレクト演算を
行う。ハブ回路801 は、P1R1=P1C1×P1Q
1+P2C1×P2Q2+P3C1×P3Q3+…に示
される演算を行う。また、P1R2=P1C2×P1Q
2+P2C2×P2Q2+P3C2×P3Q3+…に示
される演算を行い、P1R3,…についても、同様の演
算を行う。そして、ハブ回路801 は、P1R1,P1
R2,…をシリアルデータとして各シリアル転送路10
1 〜30S1 ,…に供給する。
【0057】シリアル転送路10S1 〜30S1 ,…に
接続されたシリアルインタフェース回路101 〜3
1 ,…では、ハブ回路801 からのシリアルデータを
パラレルデータに変換して周辺回路191 〜391 ,…
に供給する。前記転送先の周辺回路は、当該信号P1R
1,P1R2,…を受け取る。例えば、転送先のアドレ
ス情報を示す信号を転送先の周辺回路に送信すること
で、転送先の周辺回路に対してデータ転送を知らせるこ
とができる。上記したように、図3のような既存のバス
での1回の転送を、本発明の回路構成ではP/S変換、
シリアル転送、ハブ回路での信号選択演算、シリアル転
送、S/P変換という処理手順でエミュレーションがで
きる。既存バスの一部で用いられる、オープンドレイン
ドライバを用いたワイヤードオア演算も、図4(A),
(B)に示す回路が等価な動作を行うことから、同様に
して本発明の回路構成でエミュレーションを行うことが
できる。
【0058】ハブ回路801 は、前記セレクト演算に際
し、周辺回路191 〜391 ,…を、データ転送を行う
周辺回路同士でグループ分けしてもよい。例えば、ハブ
回路801 に対してシリアルデータを転送したシリアル
インタフェース回路に基づき、転送先の周辺回路を絞り
込み、絞り込まれた周辺回路に対応するセレクト演算を
行う。このグループ分けにより、複数の分離されたバス
が同時に存在するようなエミュレーションを行うことが
でき、複数のグループ間でのデータ転送を同時に行うこ
とが可能である。また、セレクト演算の演算回数を減ら
して演算時間を短縮することが可能である。以上に説明
したように、図3に示す信号線(バス)および当該バス
に接続された双方向バスドライバを、ハブ回路801
よびシリアルインタフェース回路101 〜301 ,…に
より構成することが可能である。上記のハブ回路中の論
理演算をダイナミックに変更することで、グループ分け
もダイナミックに変更することができ、それぞれのグル
ープ間では同時並行でデータ転送が可能である。
【0059】図6は、図1のバスエミュレーション装置
90のハブ回路の一例を示す概略的な構成図である。以
降では、前述のバスドライバ、バスレシーバ、バス配線
のレベルではなく、アドレスを用いた転送という機能レ
ベルで既存バスのエミュレーションを行う手法について
述べる。このハブ回路802 は、アドレス抽出回路18
1A,182A,…,18NAと、バッファレジスタ1
81B,182B,…,18NBと、転送先選択回路1
81C,182C,…,18NCと、入力選択回路18
1D,182D,…,18NDとを有する。
【0060】例えば、バッファレジスタ181Bの入力
端子は、シリアル転送路10Sを介してシリアルインタ
フェース回路10に接続される。同様に、バッファレジ
スタ182B〜18NB(但し、N=7)は、対応する
シリアル転送路20S〜70Sを介してシリアルインタ
フェース回路20〜70に接続される。例えば、入力選
択回路181Dの出力端子は、シリアル転送路10Sを
介してシリアルインタフェース回路10に接続される。
同様に、入力選択回路182D〜18ND(但し、N=
7)の出力端子は、対応するシリアル転送路20S〜7
0Sを介してシリアルインタフェース回路20〜70に
接続される。なお、バッファレジスタ181B,182
B,…,18NBは、FIFO(First-In First-Out)
により構成してもよい。
【0061】バッファレジスタ181B〜18NB、ア
ドレス抽出回路181A〜18NA、転送先選択回路1
81C〜18NC、および、入力選択回路181D〜1
8NDの接続関係は、同様の構成となっている。そこ
で、バッファレジスタ181B、アドレス抽出回路18
1A、転送先選択回路181C、および、入力選択回路
181D〜18NDの間の接続関係を主に説明する。
【0062】バッファレジスタ181Bは、シリアルイ
ンタフェース回路10からシリアル転送路10Sを介し
てシリアルデータが供給され、当該シリアルデータを保
持する。アドレス抽出回路181Aは、ハブ回路802
に入力された前記シリアルデータから、転送先のアドレ
ス情報を抽出する。具体的には、バッファレジスタ18
1Bに保持されたシリアルデータからアドレス情報を抽
出する。
【0063】転送先選択回路181Cは、アドレス抽出
回路181Aが抽出したアドレス情報に基づき、バッフ
ァレジスタ181Bに保持されているシリアルデータの
転送経路を選択する。入力選択回路181D〜18ND
のうち前記アドレス情報に対応する入力選択回路は、転
送先選択回路181Cからシリアルデータが入力され、
入力されたシリアルデータをシリアル転送路を介してシ
リアルインタフェース回路に供給する。当該シリアルイ
ンタフェース回路には、前記アドレス情報に対応する転
送先の周辺回路が接続されている。
【0064】ハブ回路802 は、異なる転送経路(パ
ス)を用いてデータ転送を同時に並行して行うことがで
きる。なお、ハブ回路802 では、同一転送先に対する
複数の転送要求が生じる可能性がある。このような場合
に対処するため、優先順位を予め定めておくか、または
優先順位を決める制御回路を設けて、優先順位に基づい
てデータ転送を行うことが望ましい。
【0065】図7は、図1のバスエミュレーション装置
90のハブ回路の一例を示す概略的な構成図である。こ
のハブ回路803 は、図6のハブ回路802 に対して、
さらに制御回路280Pと、信号生成回路280と、検
出回路281E〜28NEとを設けた構成である。な
お、図6のハブ回路802 と同一構成部分には同一符号
を付しており、同一構成部分の説明を適宜省略する。
【0066】ハブ回路803 は、信号生成回路280
と、制御回路280Pと、検出回路281E〜28NE
と、アドレス抽出回路181A〜18NAと、バッファ
レジスタ181B〜18NBと、転送先選択回路281
C〜28NCと、入力選択回路281D〜28NDとを
有する。
【0067】例えば、入力選択回路281Dの出力端子
は、シリアル転送路10Sを介してシリアルインタフェ
ース回路10に接続される。同様に、入力選択回路28
2D〜28ND(但し、N=7)の出力端子は、対応す
るシリアル転送路20S〜70Sを介してシリアルイン
タフェース回路20〜70に接続される。
【0068】バッファレジスタ181B〜18NB、ア
ドレス抽出回路181A〜18NA、検出回路281E
〜28NE、転送先選択回路281C〜28NC、およ
び、入力選択回路281D〜28NDの接続関係は、同
様の構成となっている。そこで、バッファレジスタ18
1B、アドレス抽出回路181A、検出回路281E、
転送先選択回路281C、および、入力選択回路281
D〜28NDの間の接続関係を主に説明する。
【0069】バッファレジスタ181Bは、シリアルイ
ンタフェース回路10からシリアル転送路10Sを介し
てシリアルデータが供給され、当該シリアルデータを保
持する。アドレス抽出回路181Aは、ハブ回路803
に入力された前記シリアルデータから、転送先のアドレ
ス情報を抽出する。例えば、バッファレジスタ181B
に保持されたシリアルデータからアドレス情報を抽出す
る。
【0070】検出回路281Eは、ハブ回路803 に入
力された前記シリアルデータから、バースト転送の終了
および/または割込みを示す情報を検出する。具体的に
は、バッファレジスタ181Bに保持されたシリアルデ
ータから、バースト転送終了および/または割込みを検
出し、検出信号を信号生成回路280に出力する。この
検出回路281Eは、バースト転送終了を示すマーカー
データの検出に基づき、または、当該転送経路でのデー
タ転送が一定期間行われないことの検出に基づき、検出
信号を信号生成回路280に出力する。
【0071】信号生成回路280は、検出回路281E
からの検出信号に基づき、バースト転送終了フラグまた
は割込み信号を生成して制御回路280Pに供給する。
制御回路280Pは、例えばハブ回路803 の全体の制
御を司り、信号生成回路280からのバースト転送終了
フラグまたは割込み信号に基づき、優先順位を示す優先
順位制御信号を入力選択回路281D〜28NDに供給
し、入力選択回路281D〜28NDが転送先選択回路
を選択する順位を制御する。
【0072】この制御回路280Pは、ラウンドロビン
等の優先順位の決定アルゴリズムを、バースト転送終了
フラグまたは割込み信号に基づいて一時的に変更し、変
更された優先順位を示す優先順位制御信号を入力選択回
路281D〜28NDに供給する。一例として、バース
ト転送が異常終了した場合に、バースト転送を再度実行
するときに、当該転送経路を最優先するような優先順位
制御信号を生成する。制御回路280Pは、ハブ回路8
3 内に設けてもよく、ハブ回路803 の外部に設けて
もよい。
【0073】転送先選択回路281Cは、アドレス抽出
回路181Aが抽出したアドレス情報に基づき、バッフ
ァレジスタ181Bに保持されているシリアルデータの
転送経路を選択する。入力選択回路281D〜28ND
のうち前記アドレス情報に対応する入力選択回路は、優
先順位制御信号に従って転送先選択回路281Cを選択
し、選択した転送先選択回路281Cからシリアルデー
タが入力され、入力されたシリアルデータをシリアル転
送路を介してシリアルインタフェース回路に供給する。
【0074】ハブ回路803 は、異なる転送経路(パ
ス)を用いてデータ転送を同時に並行して行うことがで
きる。また、同一転送先に対する複数の転送要求が生じ
た場合に、優先順位に従ってデータ転送を行うことがで
きる。また、周辺回路に対して優先順位を付与してデー
タ転送を行うことが可能である。
【0075】図6のハブ回路802 および/または図7
のハブ回路803 において、複数の周波数のクロック信
号を生成するクロック信号生成回路を設け、前記複数の
クロック信号により、バッファレジスタ181B〜18
NBのシリアル転送速度を可変としてもよい。複数のク
ロック信号の選択は、一例として制御回路280Pで行
い、クロック信号生成回路は、一例として複数の発振回
路で構成する。バッファレジスタ181B〜18NBの
シリアル転送速度を可変とすることで、各シリアル転送
路および各周辺回路の特性に応じてシリアル転送速度を
設定することが可能であり、周辺回路が受信するデータ
の信頼性を向上可能である。
【0076】図6のハブ回路802 および/または図7
のハブ回路803 において、データ転送の起動、終了、
転送先のアドレス生成等を行うDMAコントローラを設
けてもよい。例えば、ハブ回路802 内またはハブ回路
803 内に、当該ハブ回路に接続される各シリアルイン
タフェース回路(または各周辺回路)に対応するDMA
コントローラ(Direct Memory Access controller )を
設け、転送元アドレス(ソースアドレス)、転送先アド
レス(デスティネーションアドレス)、読出し制御信
号、書込み制御信号、ワードカウンタ等を制御する構成
としてもよい。当該DMAコントローラは、少なくとも
2系統のデータ転送インタフェースを有し、前記2系統
のうちの一方がデータ送信側周辺回路に対応し、前記2
系統のうちの他方がデータ受信側周辺回路に対応する。
ハブ回路内にDMAコントローラを設けることで、デー
タ転送速度を向上可能である。
【0077】図6のハブ回路802 および/または図7
のハブ回路803 において、クロック信号を生成する発
振回路または外部装置からのクロック信号を送出する回
路を設けてもよい。そして、ハブ回路からシリアルイン
タフェース回路に送出されたシリアルデータ転送用のク
ロック信号を、周辺回路が受け取り、周辺回路は、受け
取ったクロック信号を当該周辺回路内のクロック信号と
して使用する構成としてもよい。
【0078】このようにしてクロック信号を共通にして
使用することで、ハブ回路と周辺回路との間で正確な同
期を図ることができると共に、クロック信号を受け取る
周辺回路ではクロック信号用の発振回路を不要とするこ
とができる。なお、定常的なクロック信号がハブ回路か
ら周辺回路に供給される場合は、そのまま当該周辺回路
で使用する構成としてもよい。間欠的なクロック信号が
ハブ回路から周辺回路に供給される場合は、そのまま当
該周辺回路で使用してもよく、または周辺回路は、間欠
的なクロック信号に基づいてクロック再生回路でクロッ
ク信号を再生して使用する構成としてもよい。
【0079】図8は、図1のバスエミュレーション装置
90のシリアルインタフェース回路の一例を示す概略的
な構成図である。このシリアルインタフェース回路10
1 は、P/S変換回路111と、転送制御回路112
と、応答フラグ検出回路114と、S/P変換回路11
8とを有する。例えば、シリアルインタフェース回路1
1 は、パラレル転送路19Pを介して周辺回路19に
接続され、シリアル転送路10Sを介してハブ回路80
に接続される。
【0080】P/S変換回路111は、周辺回路19か
らの書込み制御信号WEと書込みデータとに基づき、パ
ラレルデータからなる書込みデータを生成してハブ回路
80に供給する。S/P変換回路118は、ハブ回路8
0からの信号に基づき、パラレルデータからなる読出し
データ、読出しデータの存在を示す信号(Data-Exis
t)、応答フラグ(応答信号)ACK等を周辺回路19
に供給する。
【0081】応答フラグ検出回路114は、ハブ回路8
0からS/P変換回路118に供給されたデータの中か
ら応答信号ACKを検出し、フラグ検出信号を転送制御
回路112に供給する。転送制御回路112は、シリア
ルインタフェース回路101 の送信制御および受信制御
を行う回路であり、カウンタ113を有する。転送制御
回路112は、カウンタ113のカウント値に基づき、
P/S変換回路111の送信制御およびS/P変換回路
118の受信制御を行う。
【0082】カウンタ113は、ハブ回路80内のバッ
ファ(バッファレジスタ)中のデータ数を計数する。こ
のカウンタ113は、データ送信毎にカウント値を1だ
け増加させ、バッファが満杯になる値でカウンタ113
はキャリー信号を生成する。このキャリー信号は、バッ
ファフル信号(Buffer-Full )としてデータ送出側の周
辺回路へ送られ、当該周辺回路でのデータ送信はバッフ
ァの空きができるまで一時中断される。カウンタ113
は、バッファの容量が1つ空いたことを示す応答信号A
CKをフラグ検出回路114が検出すると、カウント値
を1だけ減少させ、キャリー信号の出力を停止する。こ
のようにして、ハブ回路80内のバッファとシリアルイ
ンタフェース回路101 との間のハンドシェーキング方
式のデータ転送が可能となる。
【0083】キャッシュ機構 図9は、図1のバスエミュレーション装置90内のシリ
アルインタフェース回路において、周辺回路からの信号
が入力される部分からP/S変換回路に到るまでの部分
的な構成を例示する概略的な部分構成図である。
【0084】このシリアルインタフェース回路10
2 は、書込制御回路212と、キャッシュメモリ213
と、比較回路214と、選択回路215と、P/S変換
回路211とを有する。シリアルインタフェース回路1
2 は、キャッシュ機構によりデータ転送の効率化を図
っている。
【0085】シリアルインタフェース回路102 を用い
たバスエミュレーション装置では、一例として、アドレ
ス情報および/または転送データをシリアルインタフェ
ース回路102 とハブ回路80の双方でそれぞれに設け
たキャッシュメモリにオーバーライトコピーしておく。
そして、転送開始前にキャッシュメモリ内に転送に使う
のと同じアドレス情報またはデータが有るか否かを調
べ、もしあればアドレス情報やデータそのものではな
く、当該キャッシュメモリへのポインタ値を送る。通常
のアドレス情報やデータの転送とポインタ値の転送とを
区別するため、シリアルデータの先頭部にフラグビット
を設ける。
【0086】例えば、書込制御回路212には、周辺回
路から転送データおよび書込制御信号WEが供給される
と共に、比較回路214の出力信号が供給される。書込
制御回路212は、書込制御信号WEおよび比較回路2
14の出力信号に基づき、周辺回路からの転送データを
キャッシュメモリ213に書き込む。キャッシュメモリ
213は、書込制御回路212が書き込んだ転送データ
を一時的に保持して比較回路214に供給する。比較回
路214は、周辺回路からの転送データとキャッシュメ
モリ213からの転送データ(キャッシュデータ)とを
比較し、比較結果を示す信号を選択回路215に出力す
る。
【0087】比較回路214での比較の結果、周辺回路
からの転送データとキャッシュデータとが一致する場
合、すなわちキャッシュにヒットした場合、比較回路2
14は一致箇所を示すポインタ値を選択回路215に出
力する。選択回路215は、当該ポインタ値をP/S変
換回路211に出力すると共に、シリアルデータの先頭
部にポインタ値の送出を示すフラグをセットする。P/
S変換回路211は、ポインタ値とフラグとを出力する
ことで、データを圧縮して転送することができる。そし
て、ハブ回路80では、フラグおよびポインタ値に基づ
いてハブ回路内のキャッシュメモリから同一データを抽
出し、抽出したデータをハブ回路内のバッファレジスタ
に複写することで、データ転送速度を向上可能である。
【0088】比較回路214での比較の結果、周辺回路
からの転送データとキャッシュデータとが一致しない場
合、すなわちキャッシュにヒットしない場合、比較回路
214は不一致を示す不一致信号を選択回路215に出
力する。選択回路215は、不一致信号に基づいて周辺
回路からの転送データをP/S変換回路211に出力す
る。また、書込制御回路212は、不一致信号に基づい
て周辺回路からの転送データをキャッシュメモリ213
にオーバーライトする。
【0089】図9のシリアルインタフェース回路102
において、比較回路214は、周辺回路からの転送デー
タとキャッシュデータとを比較する場合に、キャッシュ
データに対して1だけ加算および/または減算した演算
データを生成し、生成した演算データについても比較も
行う。周辺回路からの転送データと演算データとが一致
した場合は、±1の演算を示すフラグをP/S変換回路
211のシリアルデータの先頭部にセットする。例え
ば、アドレス情報や単調なデータの場合は、前回の転送
データとは±1だけ異なることがあり、このような場合
にデータ転送の効率化を図ることができる。
【0090】なお、シリアル転送時に、最初に送受信側
の双方で1フレームの長さを固定して決めた場合に、1
フレーム分のデータをシリアル転送していく途中で残り
の送信ビット列が前回と同じになったとき、フレーム終
了信号を送って1フレームの送信を終了する。そして、
受信側では、足りない残りのビット列を、前回受信のデ
ータから取り出す構成としてもよい。このように、1フ
レームのシリアル転送途中で後続データが前回のデータ
と同じである場合、1フレームの送信を途中で中断し、
受信側は前回分から残りビットを持ってくることで、デ
ータ転送の効率化を図ることができる。
【0091】また、P/S変換回路211は、頻繁に使
用されるポートのアドレス情報や高転送速度が必要なポ
ートのアドレス情報をパラレル/シリアル変換する場合
に、他のアドレス情報に比べて短いパターンを割り付け
ることで、短いデータ長のアドレスシリアルデータを生
成する構成としてもよい。アドレス情報のシリアルデー
タ長を短くすることで、データ転送の効率化を図ること
ができる。
【0092】図10は、図1のバスエミュレーション装
置90内のシリアルインタフェース回路において、ハブ
回路80からの信号が入力される部分からパラレルデー
タを復元するまでの部分的な構成を例示する概略的な部
分構成図である。このシリアルインタフェース回路10
3 は、書込制御回路217と、キャッシュメモリ219
と、選択回路216と、S/P変換回路218とを有す
る。シリアルインタフェース回路103 は、キャッシュ
機構によりデータ転送の効率化を図っている。
【0093】シリアルインタフェース回路103 を用い
たバスエミュレーション装置では、アドレス情報および
/または転送データをシリアルインタフェース回路10
3 ,102 の双方でそれぞれのキャッシュメモリにオー
バーライトコピーしておく。シリアルインタフェース回
路102 ,103 の間は、ハブ回路80を介して転送経
路が形成されている。S/P変換回路218には、ハブ
回路80からのシリアルデータが供給され、供給された
データをパラレルデータに変換して選択回路216およ
び書込制御回路217に供給する。
【0094】書込制御回路217は、S/P変換回路2
18からのパラレルデータ、S/P変換回路218にデ
ータが存在することを示す存在信号(Data-Exist)、前
記フラグおよびポインタ値が供給される。書込制御回路
217は、存在信号、前記フラグおよびポインタ値に基
づき、S/P変換回路218の出力データをキャッシュ
メモリ219に書き込む。キャッシュメモリ219は、
書込制御回路217が書き込んだ転送データを一時的に
保持して選択回路216に供給する。
【0095】選択回路216は、前記フラグがポインタ
値の存在を示す場合、すなわちキャッシュにヒットした
場合に、当該ポインタ値に基づき、キャッシュメモリ2
19に保持された転送データ(キャッシュデータ)から
ポインタ値に対応する箇所を抽出して復元データを生成
し、当該復元データをパラレルデータとして周辺回路に
送る。
【0096】一方、選択回路216は、前記フラグがポ
インタ値の不在を示す場合、すなわちキャッシュにヒッ
トしなかった場合に、S/P変換回路218からのパラ
レルデータを選択して周辺回路に送る。また、書込制御
回路217は、S/P変換回路218からのパラレルデ
ータをキャッシュメモリ219にオーバーライトする。
【0097】シリアルインタフェース回路103 におい
て、フラグが±1の演算を示す場合は、書込制御回路2
17は、キャッシュデータに対して±1の演算を施し、
前記演算データと同じデータが選択回路216で選択さ
れて周辺回路に供給される。
【0098】なお、ハブ回路は、転送元のシリアルイン
タフェース回路からシリアル転送路を介して供給された
今回のシリアルデータが前回のシリアルデータと同一ま
たは略同一である場合に、前記同一または略同一である
ことを示すフラグを生成する。そして、転送先の周辺回
路に接続されたシリアルインタフェース回路103 は、
前記ハブ回路からの前回のシリアルデータに対応する前
回のパラレルデータを保持するキャッシュメモリ219
に保持されたパラレルデータと前記フラグとに基づいて
今回のパラレルデータを生成する構成としてもよい。
【0099】テスト バスエミュレーション装置90において、シリアルイン
タフェース回路内にS/P変換回路の出力信号をP/S
変換回路の入力信号にする切替回路を設け、ハブ回路と
シリアルインタフェース回路との間でループを形成し、
データ転送のテストを行うことができる。この場合、1
つのシリアル転送路(単方向信号伝送経路×2)でルー
プを形成し、シリアル転送路上に複数の転送速度でデー
タを送出して受信し、データエラーを検出する。テスト
結果に基づき、最適な転送速度および/または転送用ク
ロック周波数を検出して使用する。
【0100】具体的には、以下のようにして転送テスト
を行う。シリアルインタフェース回路とハブ回路との間
で通信する場合に、データの種別をあらわすフラグを付
加し、その種別の中に転送テストの開始または終了を示
すフラグ形式を用意する。システムのイニシャルリセッ
ト後などにハブ回路内、または外部のシステム制御を行
う回路がハブ回路を経由してシリアルインタフェース回
路に転送テスト開始のフラグを送信する。転送テストの
フラグを受信したシリアルインタフェース回路は、S/
P変換回路で生成したパラレルデータをP/S変換回路
でシリアルデータに変換して送信するテストモードとな
る。
【0101】このテストモードでは、ハブ回路から送出
されたシリアルデータがUターンしてハブ回路に戻って
くるテスト機構が構成される。そこでハブ回路から複数
の転送レートでシリアルデータを送信し、返送されたシ
リアルデータを受信し、送受信した両シリアルデータ間
にデータエラーがあるか否かを検出する。また、シリア
ルインタフェース回路やハブ回路の入出力部(I/O
部)に、遅延やスルーレイト、しきい電圧Vth、終端
抵抗値、送受信クロック周波数などの調整機構が付いて
いる場合に、前述のテスト機構を用いて適切な条件を検
出し、それらの調節を行う。なお、ハブ回路80は、デ
ータ転送の空き時間に、前記複数のシリアルインタフェ
ース回路10〜70とハブ回路80との接続テストや自
己テストを行う構成としてもよい。
【0102】ハブ回路80に、デバッグやテストのため
のデータ転送状態を監視するモニタ回路を設けてもよ
い。このモニタ回路は、シリアルインタフェース回路と
の間でデータを送受している各ポートの稼動状況を監視
(スヌープ)する機能を持ち、ハブ回路内の制御回路、
または外部のシステム制御回路の指示に従って監視して
報告する。例えば、バッファレジスタの稼働状況を監視
して報告し、または、検出回路281E〜28NEの出
力信号もしくは信号生成回路280の出力信号を監視
し、転送制御やエラーリカバリー等を行う制御回路およ
び/またはコントロールシステムに報告する。
【0103】ハブ回路80に、仮想ポートエミュレーシ
ョン機能を設けてもよい。例えば、デバッグ時におい
て、特定の接続ポートが他の接続ポートまたは実在しな
い仮想の接続ポートに成りすましてデータ転送を行う仮
想ポートエミュレーション機能を、ハブ回路内に設け
る。具体的には各接続ポートのポートアドレス切替え機
構を設ける(各ポートのポートアドレスを決めるための
レジスタを設け、初期設定で切替えできるようにす
る)。ハブ回路80は、デバッグ時において、前記複数
のシリアルインタフェース回路10〜70のうちで特定
のシリアルインタフェース回路からのシリアルデータ
を、当該シリアルデータ内のアドレス情報が示す転送先
の周辺回路とは異なる周辺回路に接続されたシリアルイ
ンタフェース回路に対して供給する構成としてもよい。
【0104】図11は、図1のバスエミュレーション装
置90内のハブ回路およびシリアルインタフェース回路
の一例であって、転送経路の終端用の複数のトランジス
タを有するシリアルインタフェース回路を例示する概略
的な構成図である。ハブ回路804 は、異なる複数の周
波数のクロック信号CLK1〜CLKNを生成する発振
回路C1〜CNと、セレクタSLとを有し、不図示の制
御回路からの選択制御信号によりセレクタSLはクロッ
ク信号CLK1〜CLKNから特定のクロック信号を選
択してバスドライバ80Dに供給する。
【0105】シリアルインタフェース回路104 は、ハ
ブ回路804 内のバスドライバ80Dから送信されたク
ロック信号を受けるバスレシーバ10Rを有する。バス
レシーバ10Rの入力側には、並列接続された複数のト
ランジスタが接続されている。なお、バスレシーバ10
Rは、クロック信号に代えてシリアルデータを受信する
バスレシーバとしてもよい。
【0106】nチャネル型電界効果トランジスタ(Pch
Tr)のソースが接地されてアース電位GNDとなっ
ており、ドレインはバスレシーバ10Rの入力端に接続
されており、ゲートにはシリアルインタフェース回路1
4 内の不図示の制御回路から終端抵抗値の制御信号が
供給されている。pチャネル型電界効果トランジスタ
(Nch Tr)のソースには電源電圧VDDが供給され、
ドレインはバスレシーバ10Rの入力端に接続されてお
り、ゲートにはシリアルインタフェース回路104 内の
制御回路から終端抵抗値の制御信号が供給されている。
終端抵抗値の制御信号により複数のトランジスタを選択
的にオン状態に設定し、バスレシーバ10Rの終端抵抗
値を設定可能である。
【0107】なお、シリアルインタフェース回路104
のバスドライバから送出されたシリアルデータを受ける
ハブ回路804 内のバスレシーバについても、図11の
ように、バスレシーバの入力側に複数のトランジスタを
並列接続して選択的にオン状態に設定して終端抵抗値を
設定することが可能である。
【0108】図12は、図1のバスエミュレーション装
置90におけるシリアルインタフェース回路とハブ回路
との接続形態を例示する概略的な構成図である。シリア
ルインタフェース回路105 は、P/S変換回路511
と、S/P変換回路518と、バスドライバ511C,
511Dと、バスレシーバ518C,518Dとを有す
る。シリアルインタフェース回路105 とハブ回路80
5 は、シリアル転送路10S5 を介して接続されてい
る。
【0109】バスドライバ511Cは、P/S変換回路
511からのクロック信号をハブ回路805 内のバスレ
シーバ581Cに送る。バスドライバ511Dは、P/
S変換回路511からのシリアルデータをハブ回路80
5 内のバスレシーバ581Dに送る。バスレシーバ51
8Cは、ハブ回路805 内のバスドライバ588Cから
のクロック信号を受け取る。バスレシーバ518Dは、
ハブ回路805 内のバスドライバ588Dからのシリア
ルデータを受け取る。
【0110】主電源配線(Main Power line )は、シリ
アルインタフェース回路105 とハブ回路805 とに対
して電源電圧を供給する。バスドライバ駆動用およびバ
スレシーバ駆動用の電源電圧を供給する電源配線(I/O
Power line)は、バスドライバ511C,511D,5
88C,588Dおよびバスレシーバ518C,518
D,581C,581Dの電源端子に接続されている。
【0111】シリアル転送路10S5 において、駆動用
電源配線(I/O Power line)は、接地用の配線と共に、
シリアル転送路10S5 の信号線のシールドとして使用
されている。また、この共通の電源配線からの同一の電
源電圧をバスドライバ511C,511D,588C,
588Dに使用することで、異なる電源電圧のICチッ
プ間でのシリアルデータの送受における消費電力の削減
が可能であり、信号の低振幅化による消費電力の削減が
可能である。
【0112】バスレシーバ518C,518D,581
C,581Dは、差動増幅回路からなり、非反転入力端
子には信号線が接続されており、反転入力端子には駆動
用電源配線(I/O Power line)の電源電圧を分圧して生
成した電圧が供給されており、差動増幅回路はシリアル
転送路10S5 からのシリアルデータを受け取って出力
する。
【0113】前記駆動用電源配線からのドライブ用電源
電圧を、シリアルインタフェース回路105 側では抵抗
R11,R12で分圧し、ハブ回路805 側では抵抗R
81,R82で分圧し、分圧で生成した電圧(Referenc
e Voltage )をシリアルデータの入力閾値として使用す
ることで、共通の電源電圧を用いたデータ送受が可能で
ある。なお、ドライブ用電源電圧をスイッチドキャパシ
タ演算で分圧し、シリアルデータの信号入力時に入力閾
値として使用することも可能である。
【0114】図13は、図1のバスエミュレーション装
置90におけるシリアル転送路を例示する概略的な構成
図である。シリアルインタフェース回路109 内のバス
ドライバ911Dは、シリアルデータをシリアル転送路
10S9 を介してハブ回路809 内のバスレシーバ98
1Dに送る。このシリアル転送路10S9 では、直列接
続されたコンデンサC93および終端抵抗素子R93を
受信端またはその近傍に接続して終端し、さらにはシリ
アルデータが通過する信号線を接地電位GNDの配線に
よってシールドしている。コンデンサC93および終端
抵抗素子R93により、信号線がハイレベルの時に、終
端抵抗から接地線に電流が流れることを防止することが
でき、データ転送時の消費電力を低減可能である。
【0115】なお、入出力セル(I/Oセル)として、
差動入力を行う入力回路と、複数のシングル入力および
1つの基準電圧入力を行う回路とを、切り替える回路を
入出力部に設けてもよい。また、シングル出力と、差動
出力またはマルチドライブ出力とを切り替える回路を入
出力部に設け、スルーレート(slew rate )の調整およ
び入出力ピンの有効活用を図ってもよい。
【0116】図14は、図1のバスエミュレーション装
置90におけるシリアルインタフェース回路とハブ回路
との接続形態を例示する概略的な構成図である。シリア
ルインタフェース回路106 は、P/S変換回路611
と、S/P変換回路618と、バスドライバ611C,
611Dと、バスレシーバ618C,618Dと、レジ
スタ619とを有する。シリアルインタフェース回路1
6 とハブ回路806 は、シリアル転送路10Sを介し
て接続されている。
【0117】バスドライバ611Cは、P/S変換回路
611からのクロック信号をハブ回路806 内のバスレ
シーバ681Cに送る。バスドライバ611Dは、P/
S変換回路611からのシリアルデータをハブ回路80
6 内のバスレシーバ681Dに送る。バスレシーバ61
8Cは、ハブ回路806 内のバスドライバ688Cから
のクロック信号を受け取る。バスレシーバ618Dは、
ハブ回路806 内のバスドライバ688Dからのシリア
ルデータを受け取る。
【0118】主電源配線(Main Power line )は、シリ
アルインタフェース回路106 とハブ回路806 とに対
して電源電圧を供給すると共に、バスドライバ駆動用お
よびバスレシーバ駆動用の電源電圧を供給する。この主
電源配線は、バスドライバ611C,611D,688
C,688Dおよびバスレシーバ618C,618D,
681C,681Dの電源端子に接続されている。
【0119】ハブ回路806 は、I/O用電源電圧また
は入力基準電源電圧を主電源配線を介してシリアルイン
タフェース回路106 に供給する。但し、ハブ回路80
6 の交流電源がダウンした場合等の電源障害が発生した
場合は、主電源配線からの電源電圧に代えてバックアッ
プ用の電源電圧(バックアップ用電力)が、不図示のバ
ッテリから供給される。バッテリと主電源配線との間に
は、ダイオードD61,D62が接続されており、電流
の逆流を防止している。
【0120】バックアップ用の電源電圧により、周辺チ
ップ(シリアルインタフェース回路内のICチップ)内
のレジスタ619でICチップの識別信号および/また
は暗号キーを保持し、この識別信号および/または暗号
キーを通信用の暗号化またはデコードに用いる。なお、
レジスタ619に代えてRAM(Random Access Memor
y)を用いてもよい。
【0121】暗号化と復号化 P/S変換回路内およびS/P変換回路内のシフトレジ
スタに排他的論理和(EXOR)やセレクタなどを付加
してP/S変換回路が転送データの暗号化を行い、S/
P変換回路が転送データの復号化を行う構成としてもよ
い。図15は、図1のバスエミュレーション装置90に
おけるシリアルインタフェース回路内のP/S変換回路
の一例を示す回路図である。
【0122】このP/S変換回路111 は、セレクタ7
10〜718と、D型フリップフロップ(DFF)72
0〜728と、反転回路729と、論理積回路731,
741と、排他的論理和回路(EXNOR)740と、
フリップフロップ(FF)730とを有する。パラレル
データD0〜D8、開始信号XLD、出力許可信号OU
TEN、および、クロック信号CKは、一例として、P
/S変換回路111 に接続された周辺回路から供給さ
れ、またはP/S変換回路111 を有するシリアルイン
タフェース回路内の制御回路から供給される。
【0123】セレクタ710〜718は、暗号化の開始
信号XLDが入力端子Sに供給され、開始信号XLDが
ローレベルの時は入力端子Aに供給される信号を選択し
て出力端子Xに出力し、開始信号XLDがハイレベルの
時は入力端子Bに供給される信号を選択して出力端子X
に出力する。セレクタ710〜718の入力端子Aに
は、対応するパラレルデータD0〜D8が供給される。
セレクタ711〜718の入力端子Bには、対応するD
FF720〜727の出力端子Qから出力信号が供給さ
れる。
【0124】DFF720〜728の入力端子Dには、
対応するセレクタ710〜718の出力端子Xから出力
信号が供給される。DFF720〜728のクロック入
力端子には、クロック信号CKが供給される。排他的論
理和回路740は、DFF724,728の出力信号が
供給され、供給された信号の排他的論理和の否定値をセ
レクタ710の入力端子Bに供給する。
【0125】FF730は、出力許可信号OUTENが
入力端子Dに供給され、出力端子Qから出力信号を論理
積回路731に供給する。FF730は、クロック信号
CKがハイレベルの時に、出力許可信号OUTENをラ
ッチし、ラッチした値を出力端子Qから論理積回路73
1に供給する。反転回路729は、クロック信号CKを
反転し、反転された信号をFF730の入力端子Gおよ
び論理積回路731に供給する。論理積回路731は、
反転回路729の出力信号とFF730の出力信号との
論理積を演算し、演算結果を転送用クロック信号SCK
として出力する。
【0126】論理積回路741は、DFF728の出力
信号と出力許可信号OUTENとが供給され、出力許可
信号OUTENがハイレベルの時にDFF728の出力
信号を出力信号SOとして出力する。出力信号SOは、
暗号化されたシリアルデータである。P/S変換回路1
1 では、開始信号XLDがハイレベルの時に、DFF
720〜728に保持されているデータを、クロック信
号CKにより循環させて暗号化している。開始信号XL
Dがハイレベルになってから出力許可信号OUTENが
ハイレベルになるまでのクロック信号CKのパルス数
(またはクロック周期)が暗号キーに対応し、例えばパ
ルス数を10とする。
【0127】図16は、図1のバスエミュレーション装
置90におけるシリアルインタフェース回路内のS/P
変換回路の一例を示す回路図である。このS/P変換回
路181 は、セレクタ810〜818と、DFF820
〜828,830〜838と、排他的論理和回路840
と、論理和回路819とを有する。なお、図16中の信
号OUTEN、クロック信号DECCK、ロード信号D
ECLDは、一例として、S/P変換回路181 を有す
るシリアルインタフェース回路内の制御回路から供給す
る。
【0128】セレクタ810〜818は、信号OUTE
Nが入力端子Sに供給され、信号OUTENがハイレベ
ルの時は入力端子Bに供給された信号を選択して出力端
子Xに出力し、信号OUTENがローレベルの時は入力
端子Aに供給された信号を選択して出力端子Xに出力す
る。セレクタ810の入力端子Bには、シリアルデータ
SOが供給される。セレクタ811〜818の入力端子
Bには、対応するDFF820〜827の出力端子Qか
ら出力信号が供給される。セレクタ810〜817の入
力端子Aには、対応するDFF821〜828の出力端
子Qから出力信号が供給される。
【0129】論理和回路819は、転送用クロック信号
SCKとデコード用クロック信号DECCKとの論理和
を演算し、演算結果をDFF820〜828のクロック
入力端子に供給する。排他的論理和回路840は、DF
F820の出力信号とDFF825の出力信号との排他
的論理和の否定値を、セレクタ818の入力端子Aに供
給する。
【0130】DFF830〜838の入力端子Dには、
対応するDFF820〜828の出力信号が供給され、
クロック入力端子にはデコード用クロック信号DECC
Kが供給され、出力端子Qからの出力信号DEC0〜D
EC8をパラレルデータとして出力する。
【0131】DFF820〜828は、信号OUTEN
がハイレベルの時に、シリアルデータSOをクロック信
号SCKに基づいてラッチする。次に、信号OUTEN
がローレベルとなり、DFF820〜828に保持され
ているデータを、クロック信号DECCKにより循環さ
せて復号化する。このデコード用クロック信号DECC
Kのパルス数は、暗号キーに対応しており、図15のP
/S変換回路111 での暗号化時に用いたパルス数10
を用いる。この場合、クロック信号DECCK中のパル
ス数が10になると、ロード信号DECLDがパルス状
にハイレベルになり、DFF820〜828に保持され
ているデータはDFF830〜838にコピーされ、パ
ラレルデータDEC0〜DEC8が生成される。図17
は、図15のP/S変換回路111 および図16のS/
P変換回路181 の動作を示す概略的なタイムチャート
である。
【0132】以上のようにして、P/S変換回路111
内およびS/P変換回路181 内のシフトレジスタに、
排他的論理和回路やセレクタ等を付加してリニアフィー
ドバックシフトレジスタ(LFSR)を構成し、LFS
Rを用いて暗号化および復号化を行うことができる。S
/P変換回路181 内のLFSRとP/S変換回路11
1 内のLFSRは、互いに逆演算を行う。
【0133】P/S変換回路111 では、P/S変換用
にロードしたデータD0〜D8に対し、P/S変換前に
シフトレジスタ720〜728をLFSR構成にしてN
クロック回(例えばN=10)だけLFSRを動作させ
てデータを暗号化し、その後にP/S変換してシリアル
データSOを送信する。S/P変換回路181 では、シ
リアルデータをすべて受け取った後、S/P変換用のシ
フトレジスタ820〜828をP/S変換側とは逆演算
を行うLFSRに切り替え、前記Nクロック回だけLF
SRを動作させて復号化してデータを復元する。なお、
LFSR構成を複数設けて切り替えたり、前記Nを切り
替えたりすることで、暗号強度を向上可能である。
【0134】P/S変換、S/P変換およびデータ転送
の動作周波数は、シリアル転送路の特性等によって低く
設定されることがあるが、上記LFSR動作はシフトレ
ジスタ(シフタ)およびフィードバック用ゲートが動作
してデータを巡回すれば良いので高速動作が可能であ
る。そこで、複数のクロック信号を用いる構成とし、L
FSR構成時では、シリアルデータの送信動作時および
/またはシリアルデータの受信動作時よりも高い周波数
のクロック信号でLFSRを動作させることで、暗号化
および復号化の演算速度を向上可能である。
【0135】図1、図2、図5、図6等に示すような構
成とすることで、複数のデータ転送要求がある場合に、
同時に並行して処理可能である。また、転送帯域幅の確
保が容易であり、転送要求から転送終了までの待ち時間
を短縮可能であり、待ち時間の予測が容易になる。
【0136】図1、図2、図5、図11、図12、図1
3等に示すような構成とすることで、従来のバス配線に
比べて信号本数や信号振幅を小さくすることができ、電
磁妨害(EMI:Electromagnetic interference)を低
減可能である。また、周辺回路間の距離が長い場合に、
特性インピーダンスを一定として終端することで、デー
タ転送速度を向上可能である。
【0137】図1、図2、図5等に示すような構成とす
ることで、従来のバス配線に比べて、配線面積を減らす
ことが可能である。また、シリアルインタフェース回路
を周辺回路に組み込むことで、ICチップやコネクタの
ピン数を削減可能である。また、テストや転送エラー発
生時における問題発生部を、トポロジー的に容易に切り
離し可能である。
【0138】図1、図2、図5、図12、図13等に示
すような構成とすることで、転送速度を落とさずに、周
辺回路の接続数を増加させることが可能である。図8、
図9、図10等に示すような構成とすることで、シリア
ル転送の効率を向上可能である。
【0139】図14、図15、図16、図17等に示す
ような構成とすることで、著作権等を有するデータのデ
ータ転送のセキュリティ性を向上可能である。図1、図
2、図8、図9、図10等に示すような構成とすること
で、消費電力を削減可能である。図1、図2、図11等
に示すような構成とすることで、部品点数やICチップ
数を削減可能である。
【0140】図1、図2、図5、図11等に示すような
構成とすることで、高速転送を要求する周辺回路と、高
速転送を要求しない周辺回路とに対し、シリアル転送路
の実装形態を最適化することが可能である。例えば、シ
リアルデータ転送速度、シリアル転送路の本数、差動入
力の有無、終端の有無、配線形状の選択等について、最
適化を図ることが可能である。
【0141】なお、上記実施の形態は本発明の例示であ
り、本発明は上記実施の形態に限定されない。
【0142】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、LSIまたはプリント回路板に搭載されるバスエミ
ュレーション装置であって、パラレルバスと置換え可能
なバスエミュレーション装置を提供することができる。
また、本発明によれば、周辺回路間でのデータ転送中
に、他の周辺回路間でデータ転送を可能とするバスエミ
ュレーション装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバスエミュレーション装置を示す
概略的な構成図である。
【図2】図1のバスエミュレーション装置90におい
て、周辺回路、シリアルインタフェース回路およびハブ
回路の間の接続関係を示す概略的な構成図である。
【図3】周辺回路と双方向バスドライバとの接続関係を
示す参考図であり、本発明のバスエミュレーション装置
に対比される構成を示す説明図である。
【図4】双方向バスドライバを例示する回路図である。
【図5】図1に示すバスエミュレーション装置の一実施
の形態を示す概略的な構成図である。
【図6】図1のバスエミュレーション装置内のハブ回路
の一例を示す概略的な構成図である。
【図7】図1のバスエミュレーション装置内のハブ回路
の一例を示す概略的な構成図である。
【図8】図1のバスエミュレーション装置内のシリアル
インタフェース回路の一例を示す概略的な構成図であ
る。
【図9】図1のバスエミュレーション装置内のシリアル
インタフェース回路において、周辺回路からの信号が入
力される部分からP/S変換回路に到るまでの部分的な
構成を例示する概略的な部分構成図である。
【図10】図1のバスエミュレーション装置内のシリア
ルインタフェース回路において、ハブ回路からの信号が
入力される部分からパラレルデータを復元するまでの部
分的な構成を例示する概略的な部分構成図である。
【図11】図1のバスエミュレーション装置内のハブ回
路およびシリアルインタフェース回路の一例を示す概略
的な構成図である。
【図12】図1のバスエミュレーション装置におけるシ
リアルインタフェース回路とハブ回路との接続形態を例
示する概略的な構成図である。
【図13】図1のバスエミュレーション装置におけるシ
リアル転送路を例示する概略的な構成図である。
【図14】図1のバスエミュレーション装置におけるシ
リアルインタフェース回路とハブ回路との接続形態を例
示する概略的な構成図である。
【図15】図1のバスエミュレーション装置におけるシ
リアルインタフェース回路内のP/S変換回路の一例を
示す回路図である。
【図16】図1のバスエミュレーション装置におけるシ
リアルインタフェース回路内のS/P変換回路の一例を
示す回路図である。
【図17】図15のP/S変換回路および図16のS/
P変換回路の動作を示す概略的なタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
10〜70…シリアルインタフェース回路、10R,6
18C,618D,681C,681D,981D…バ
スレシーバ、10S〜80S…シリアル転送路、11,
111,211,511,611…P/S変換回路(パ
ラレル/シリアル変換回路)、18,118,218,
518,618…S/P変換回路(シリアル/パラレル
変換回路)、19〜79,119〜139…周辺回路、
19P〜79P…パラレル転送路、80…ハブ回路(H
UB)、80D,511C,511D,588C,58
8D,611C,611D,688C,688D,91
1D…バスドライバ、90…バスエミュレーション装
置、112…転送制御回路、113…カウンタ、114
…フラグ検出回路、119W〜139W…双方向バスド
ライバ、181A〜18NA…アドレス抽出回路(抽出
回路)、181B〜18NB…バッファレジスタ、18
1C〜18NC,281C〜28NC…転送先選択回路
(選択回路)、181D〜18ND,281D〜28N
D…入力選択回路(選択回路)、212,217…書込
制御回路、213,219…キャッシュメモリ、214
…比較回路、215,216,710〜718,810
〜818,SL…セレクタ、280…信号生成回路、2
80P…制御回路、281E〜28NE…検出回路、5
18C,518D,581C,581D…バスレシーバ
(差動増幅回路)、619…レジスタ、720〜72
8,820〜828,830〜838…D型フリップフ
ロップ(DFF)、B1,B2…信号線、C1〜CN…
発振回路、C93…コンデンサ、D0〜D8,DEC0
〜DEC8…パラレルデータ、D61,D62…ダイオ
ード、GND…接地電位、Pch Tr,NchTr…トラ
ンジスタ(終端抵抗)、R11,R12,R81,R8
2…抵抗(分圧抵抗)、R93…終端抵抗素子、Ru…
プルアップ抵抗、SO…シリアルデータ。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブ回路と、複数のシリアルインタフェー
    ス回路と、前記複数のシリアルインタフェース回路と前
    記ハブ回路との間を各々接続するシリアル転送路とを有
    し、大規模集積回路またはプリント回路板に搭載される
    バスエミュレーション装置であって、 前記シリアルインタフェース回路は、 当該シリアルインタフェース回路に接続された周辺回路
    からのパラレルデータをシリアルデータに変換して前記
    シリアル転送路に供給するパラレル/シリアル変換回路
    と、 前記ハブ回路から前記シリアル転送路を介して供給され
    るシリアルデータをパラレルデータに変換して前記周辺
    回路に供給するシリアル/パラレル変換回路とを有し、 前記ハブ回路は、前記シリアルインタフェース回路から
    前記シリアル転送路を介して供給されるシリアルデータ
    を、前記複数のシリアルインタフェース回路のうちで前
    記パラレルデータの転送先の周辺回路に接続されたシリ
    アルインタフェース回路に対して、前記シリアル転送路
    を介して供給するバスエミュレーション装置。
  2. 【請求項2】前記ハブ回路は、前記複数のシリアルイン
    タフェース回路を、データ転送が行われる複数のグルー
    プに予め分割し、前記複数のグルーブの各々の中でパラ
    レルデータの転送が行われるように、前記シリアルイン
    タフェース回路間のシリアルデータの中継を行う請求項
    1記載のバスエミュレーション装置。
  3. 【請求項3】前記シリアルインタフェース回路から前記
    シリアル転送路を介して前記ハブ回路に供給されるシリ
    アルデータは、転送先を示すアドレス情報を有し、 前記ハブ回路は、前記アドレス情報に基づき、前記転送
    先の周辺回路に接続された前記シリアルインタフェース
    回路に対して前記シリアルデータを供給する請求項1記
    載のバスエミュレーション装置。
  4. 【請求項4】前記ハブ回路は、 前記シリアルインタフェース回路から前記シリアル転送
    路を介して供給されるシリアルデータを保持するバッフ
    ァと、 当該シリアルデータに含まれるアドレス情報を抽出する
    抽出回路と、 同一転送先に対する複数の転送要求がある場合に転送の
    優先順位を決定する制御回路と、 前記抽出回路で抽出されたアドレス情報と前記制御回路
    で決定された優先順位とに基づき、前記シリアルデータ
    の転送経路を選択する選択回路とを有する請求項3記載
    のバスエミュレーション装置。
  5. 【請求項5】前記ハブ回路は、前記シリアルインタフェ
    ース回路からのシリアルデータの転送終了および/また
    は前記シリアルインタフェース回路からの割込みを検出
    する検出回路をさらに有し、 前記制御回路は、前記検出回路の検出結果に基づいて前
    記優先順位を決定する請求項4記載のバスエミュレーシ
    ョン装置。
  6. 【請求項6】前記ハブ回路は、異なるクロック周波数の
    複数のクロック信号を生成するクロック信号生成回路を
    さらに有し、 前記バッファは、転送元または転送先の周辺回路の転送
    速度に応じたクロック信号が前記クロック信号生成回路
    から供給され、供給されたクロック信号に応じた転送速
    度で前記シリアルデータの入出力を行う請求項4記載の
    バスエミュレーション装置。
  7. 【請求項7】前記ハブ回路は、前記シリアルインタフェ
    ース回路間の前記シリアルデータの転送を制御するDM
    Aコントローラを、前記複数のシリアルインタフェース
    回路の各々に対応して有する請求項1記載のバスエミュ
    レーション装置。
  8. 【請求項8】前記ハブ回路は、前記シリアル転送路を介
    して前記シリアルインタフェース回路にクロック信号を
    供給し、 前記シリアルインタフェース回路は、前記ハブ回路から
    供給された前記クロック信号を、当該クロック信号に基
    づいて動作する周辺回路であって当該シリアルインタフ
    ェース回路に接続された周辺回路に対して供給する請求
    項1記載のバスエミュレーション装置。
  9. 【請求項9】前記シリアルインタフェース回路は、前記
    ハブ回路の前記バッファ中のデータ数を計数するカウン
    タを有し、 前記カウンタのカウント値が前記バッファに空きがない
    ことを示す場合は、前記ハブ回路に対する前記シリアル
    データの送出を停止し、 前記カウンタのカウント値が前記バッファに空きがある
    ことを示す場合に、前記ハブ回路に対する前記シリアル
    データの送出を行う請求項4記載のバスエミュレーショ
    ン装置。
  10. 【請求項10】前記シリアルインタフェース回路は、前
    記周辺回路から供給された今回のパラレルデータが前回
    のパラレルデータと同一または略同一である場合に、前
    記同一または略同一であることを示すフラグを生成し、
    生成した当該フラグを前記ハブ回路に供給し、 前記ハブ回路は、前記前回のパラレルデータに対応する
    前回のシリアルデータを保持するキャッシュメモリを有
    し、前記キャッシュメモリに保持されたシリアルデータ
    と前記フラグとに基づき、前記今回のパラレルデータに
    対応する今回のシリアルデータを生成する請求項4記載
    のバスエミュレーション装置。
  11. 【請求項11】前記シリアルインタフェース回路は、前
    回のパラレルデータと今回のパラレルデータとの差が±
    1であることを検出して当該差を示す前記フラグを生成
    し、 前記ハブ回路は、前記キャッシュメモリに保持された前
    回のシリアルデータに対し、前記フラグに基づいて±1
    の演算を行って前記今回のシリアルデータを生成する請
    求項10記載のバスエミュレーション装置。
  12. 【請求項12】前記ハブ回路は、前記シリアルインタフ
    ェース回路から前記シリアル転送路を介して供給された
    今回のシリアルデータが前回のシリアルデータと同一ま
    たは略同一である場合に、前記同一または略同一である
    ことを示すフラグを生成し、 転送先の周辺回路に接続された前記シリアルインタフェ
    ース回路は、前記ハブ回路からの前回のシリアルデータ
    に対応する前回のパラレルデータを保持するキャッシュ
    メモリを有し、前記キャッシュメモリに保持されたパラ
    レルデータと前記ハブ回路からの前記フラグとに基づい
    て今回のパラレルデータを生成する請求項4記載のバス
    エミュレーション装置。
  13. 【請求項13】前記ハブ回路は、前回のシリアルデータ
    と今回のシリアルデータとの差が±1であることを検出
    して当該差を示す前記フラグを生成し、 前記転送先の周辺回路に接続された前記シリアルインタ
    フェース回路は、前記キャッシュメモリに保持された前
    回のパラレルデータに対し、前記フラグに基づいて±1
    の演算を行って前記今回のパラレルデータを生成する請
    求項12記載のバスエミュレーション装置。
  14. 【請求項14】転送元の周辺回路に接続された前記シリ
    アルインタフェース回路は、前記周辺回路から供給され
    た今回のパラレルデータが前回のパラレルデータと同一
    または略同一である場合に、前記同一または略同一であ
    ることを示すフラグを生成し、生成した当該フラグを前
    記ハブ回路に供給し、 前記転送先の周辺回路に接続された前記シリアルインタ
    フェース回路は、前記ハブ回路からの前回のシリアルデ
    ータに対応する前回のパラレルデータを保持するキャッ
    シュメモリを有し、前記キャッシュメモリに保持された
    パラレルデータと前記ハブ回路からの前記フラグとに基
    づいて今回のパラレルデータを生成する請求項4記載の
    バスエミュレーション装置。
  15. 【請求項15】前記転送元の周辺回路に接続された前記
    シリアルインタフェース回路は、前回のパラレルデータ
    と今回のパラレルデータとの差が±1であることを検出
    して当該差を示す前記フラグを生成し、 前記転送先の周辺回路に接続された前記シリアルインタ
    フェース回路は、前記キャッシュメモリに保持された前
    回のパラレルデータに対し、前記フラグに基づいて±1
    の演算を行って前記今回のパラレルデータを生成する請
    求項14記載のバスエミュレーション装置。
  16. 【請求項16】転送頻度が多い周辺回路に対するアドレ
    ス情報のデータ長は、転送頻度が少ない周辺回路に対す
    るアドレス情報のデータ長よりも短い請求項3記載のバ
    スエミュレーション装置。
  17. 【請求項17】前記ハブ回路は、複数の転送速度でシリ
    アルデータを前記シリアルインタフェース回路に供給し
    て転送速度のテストを行い、 前記シリアルインタフェース回路は、前記転送速度のテ
    スト時において、前記シリアル/パラレル変換回路で生
    成されたパラレルデータを前記パラレル/シリアル変換
    回路でシリアルデータに変換して前記ハブ回路に返送す
    る請求項1記載のバスエミュレーション装置。
  18. 【請求項18】前記ハブ回路は、データ転送の空き時間
    に、前記複数のシリアルインタフェース回路との間の接
    続テストまたは自己テストを行う請求項1記載のバスエ
    ミュレーション装置。
  19. 【請求項19】前記ハブ回路は、前記バッファの稼働状
    況を監視する請求項4記載のバスエミュレーション装
    置。
  20. 【請求項20】前記ハブ回路は、デバッグ時において、
    前記複数のシリアルインタフェース回路のうちで特定の
    シリアルインタフェース回路からのシリアルデータを、
    当該シリアルデータ内のアドレス情報が示す転送先の周
    辺回路とは異なる周辺回路に接続されたシリアルインタ
    フェース回路に対して供給する請求項1記載のバスエミ
    ュレーション装置。
  21. 【請求項21】前記パラレル/シリアル変換回路は、前
    記周辺回路からのパラレルデータを、暗号化されたシリ
    アルデータに変換して前記ハブ回路に供給し、 前記シリアル/パラレル変換回路は、前記ハブ回路から
    の暗号化されたシリアルデータを、復号化されたパラレ
    ルデータに変換する請求項1記載のバスエミュレーショ
    ン装置。
  22. 【請求項22】前記パラレル/シリアル変換回路は、前
    記周辺回路からのパラレルデータを暗号化する第1のリ
    ニアフィードバック・シフトレジスタを有し、 前記シリアル/パラレル変換回路は、前記ハブ回路から
    の暗号化されたシリアルデータを復号化する第2のリニ
    アフィードバック・シフトレジスタを有し、 前記第1および第2のリニアフィードバック・シフトレ
    ジスタは、互いに逆演算を行う請求項21記載のバスエ
    ミュレーション装置。
  23. 【請求項23】前記第1のリニアフィードバック・シフ
    トレジスタの暗号化動作時の動作周波数は、暗号化され
    たシリアルデータをシフトして送出する送信動作時の動
    作周波数よりも高い請求項22記載のバスエミュレーシ
    ョン装置。
  24. 【請求項24】前記第2のリニアフィードバック・シフ
    トレジスタの復号化動作時の動作周波数は、前記ハブ回
    路からの暗号化されたシリアルデータをシフトして受け
    取る受信動作時の動作周波数よりも高い請求項22記載
    のバスエミュレーション装置。
  25. 【請求項25】前記シリアルインタフェース回路は、識
    別情報または暗号キーの情報を保持するレジスタをさら
    に有し、当該レジスタに対してバックアップ用電力を電
    源障害時に供給する請求項21記載のバスエミュレーシ
    ョン装置。
  26. 【請求項26】前記シリアル転送路の信号線は、終端抵
    抗によって終端されており、 前記終端抵抗は、並列接続された複数のトランジスタを
    有し、前記複数のトランジスタは選択的にオン状態に設
    定されて終端抵抗値が設定される請求項1記載のバスエ
    ミュレーション装置。
  27. 【請求項27】前記ハブ回路および前記シリアルインタ
    フェース回路は、 前記シリアル転送路にシリアルデータを送出するドライ
    バと、 前記シリアル転送路からのシリアルデータを受け取るレ
    シーバとをさらに有し、 前記シリアル転送路の信号線をシールドする配線と前記
    ドライバおよびレシーバの駆動電圧の供給線とが接続さ
    れている請求項1記載のバスエミュレーション装置。
  28. 【請求項28】前記レシーバは、シリアルデータを出力
    する差動増幅回路を有し、 前記差動増幅回路の一方の入力端子には、前記シリアル
    転送路の信号線が接続されており、 前記差動増幅回路の他方の入力端子には、前記駆動電圧
    を分圧して得られた電圧が入力しきい値として供給され
    る請求項27記載のバスエミュレーション装置。
  29. 【請求項29】前記シリアル転送路の信号線は、直列接
    続されたコンデンサおよび終端抵抗素子を介して接地さ
    れている請求項1記載のバスエミュレーション装置。
  30. 【請求項30】前記シリアル転送路の信号線をシールド
    する配線と前記終端抵抗素子の接地端子とが接続されて
    いる請求項29記載のバスエミュレーション装置。
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