JP2001221227A - 円筒体およびその製造方法 - Google Patents

円筒体およびその製造方法

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JP2001221227A
JP2001221227A JP2000029484A JP2000029484A JP2001221227A JP 2001221227 A JP2001221227 A JP 2001221227A JP 2000029484 A JP2000029484 A JP 2000029484A JP 2000029484 A JP2000029484 A JP 2000029484A JP 2001221227 A JP2001221227 A JP 2001221227A
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Shigeto Tanaka
成人 田中
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】現像スリーブのフランジ結合によるパイプの端
部の膨らみが少なく、フランジ振れ精度が良好で、しか
も結合強度が少なくとも現状以上の円筒体を製造し、従
来の画質よりも更に高画質の画像を提供する。 【解決手段】円筒部材4の端部内側にフランジ部材2の
結合部が嵌入された円筒体であって、円筒部材4の端部
内側及び/又はフランジ部材の外周部にローレット部
3,5を形成し、円筒部材4を加熱した後にフランジ部
材2を円筒部材に嵌入させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機、プ
リンター、ファクシミリ、印刷機等の画像形成装置に用
いられる電子写真感光ドラムや現像スリーブ等の円筒体
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず初めに一般的な電子写真用現像スリ
ーブの作り方について説明する。
【0003】一般に、電子写真法や静電記録法等によっ
て形成される潜像担持体上の潜像を担持するために、潜
像が形成された感光ドラムへと現像剤を担持し搬送する
現像スリーブは、一成分、二成分現像剤、磁性、非磁性
現像剤、更には絶縁性、誘電性現像剤を問わず、これら
現像剤を担持して潜像を忠実に顕像化するためには表面
粗さ、真直度および振れに極めて高い精度が要求され
る。
【0004】一般に係る円筒部材の材料には、純度9
9.5%以上のAlや、0.05〜0.20%のCuを
含むCu−Al合金や、0.05〜0.20%のCuと
1.0〜1.5%のMnを含むCu−Mn−Al合金、
あるいは0.20〜0.60%のSiと0.45〜0.
90%のMgを含むSi−Mg−Al合金等が用いら
れ、これらの材料を押出し、引抜き工程を経て、ある程
度の寸法精度にする。しかし、このようなアルミ引抜円
筒のままでは曲がりが大きく残っているため通常はこの
後、ロール矯正を行ない、所定の長さに切断し、その
後、フランジを圧入、接着、焼嵌め等の方法でパイプに
嵌入し、切削加工或いはセンターレス研削等の加工工程
等を経て所望の寸法精度(真直度、振れ、表面粗さ)に
まで仕上げる。その後、例えば現像スリーブの場合、こ
うしてできた基体円筒に現像スリーブとしての機能を持
たせるために円筒表面にサンドブラスト加工等を行な
い、表面に凹凸を形成させて、現像剤(トナー)の搬送
性を高めたりする。更にその後、トナーの帯電付与性を
向上させる目的で、熱硬化性樹脂に導電性カーボンを分
散した塗料をスプレー塗布により凹凸を形成した表面に
塗布し、約150℃〜170℃の恒温槽で20〜30分
間乾燥させて塗膜を硬化させて仕上げる。
【0005】従来、電子写真装置や静電記録装置などに
おける現像スリーブの基体の製作方法は主にアルミニウ
ムの押出し品のパイプを、所定の長さに切断し内側の端
部にインロー加工を施して、その部分に現像スリーブを
回転、支持するための、切削加工等で精度良く作製した
アルミフランジを接着、圧入または焼き嵌め方式等で嵌
合していた。
【0006】圧入とは、パイプの内径よりも少し大きめ
の外径のフランジを機械的力によってパイプに押し込む
方法である。
【0007】一方、加熱嵌め(焼き嵌め)とは、パイプ
の嵌合部分を加熱し、嵌合させるフランジの外径よりも
内径を拡径させた後、フランジを嵌合させて、その後パ
イプを常温に戻しパイプの内径を収縮させてフランジを
結合させる方法である。その詳細は、例えば特開平8−
184977号公報に記載されている。
【0008】いずれの結合方法にしても、フランジを結
合した部分は、その締め代分(パイプの内径に対するフ
ランジの外径の超過量)だけパイプの膨らみを生じてい
るのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の結合方法では、現像スリーブに嵌合した後、
現像時に必要な結合強度を得るために、圧入の締め代を
少なくとも5μm以上にする必要があり、パイプの端部
に少なくとも5μm以上の膨らみがあった。
【0010】このような5μm以上の現像スリーブの円
筒部の膨らみは、一般的な画像装置に使用するには充分
であるが、例えば、高精度で更なる高画質を必要とする
多色画像形成装置の部品としては、まだ改良の余地があ
る数値である。
【0011】なぜなら、特に現像スリーブに当接して配
設され、現像スリーブに現像剤を供給せしめる現像剤搬
送ローラーを用いた多色現像器では、現像スリーブの端
部に膨らみがあると、現像スリーブから感光ドラムにト
ナーを転写する際にスリーブとドラムの距離が一定でな
くなるために、潜像画像を形成した感光ドラムへのトナ
ーの転写量が一定でなくなり、これが画像ムラとなって
現れてしまうのである。そのために、従来の結合方法の
スリーブ精度よりも更に高画質で安定した画像を得るこ
とが望ましいのである。
【0012】ここで多色画像形成装置、および現像カー
トリッジの構成について説明する。 (1)「多色画像形成装置の全体説明」 画像形成装置は、図20に示すように、略中央部に像坦
持体100を有しており、この例では、像坦持体100
として、表面に感光層を有し、画像形成動作に応じて回
転可能な感光体ドラムを用いている。
【0013】この像担持体100の上方には、光学ユニ
ット107が設けられており、光学ユニット107によ
り、コントローラ(図示せず)から送られるビデオ信号
に基づいて像坦持体100上への像露光が行われ、その
結果、像担持体100上には、単色画像を形成する場合
にはその画像全体に対応した潜像が形成され、又多色画
像の場合には各色毎の潜像が順次形成される。
【0014】そして、この潜像は、単色画像の場合に
は、像担持体100の周囲に配置された各色の現像カー
トリッジD、即ちイエロー現像カートリッジDy、マゼ
ンタ現像カートリッジDm、シアン現像カートリッジD
c及びブラック現像カートリッジDbのいずれかにより
現像され、像坦持体100上にいずれかの色のトナー像
が形成される。
【0015】又、多色画像の場合には、像坦持体100
上に形成される都度、上記各色の現像カートリッジDに
より順々に現像され、像坦持体100上に各色のトナー
像が順次形成される。
【0016】一方、像担持体100の現像カートリッジ
Dと反対側には転写ドラム103が配置されており、転
写ドラム103は、給紙部101から供給される用紙1
02の先端を、転写ドラム103の外周に備えたグリッ
パ103fにより把持し、転写ドラム103の回転によ
りその外周上に保持して像担持体100と対向する画像
転写部まで搬送する。
【0017】そして、像坦持体100上に形成された上
記トナー像は、画像転写部において、転写ドラム103
の外周上に保持された用紙102上に、単色の場合には
単独で、又多色の場合には順次重ね合わせて転写され、
単色または4色のトナー像からなる多色画像が得られ
る。
【0018】単色又は4色のトナー像が転写された用紙
102は、その後、転写ドラム103から分離して定着
ユニット104に搬送され、そこでトナー像の溶融、特
に多色の場合には各色のトナーの混色が行われ、用紙1
02上に永久像として定着された後、排紙部105を経
て排紙トレー106上に排出される。
【0019】以上のような装置において、上記各色の現
像カートリッジDは、現像カートリッジ切り替え機構の
保持部材(ロータリーユニット)108に保持され、現
像カートリッジ選択のための回転移動が行われる。
【0020】ロータリーユニット108は、4つ葉クロ
ーバー状の形状をしており、周方向に沿って4箇所に略
半円状の切り欠き部からなる収納穴が設けられており、
各現像カートリッジDは収納穴内にスラスト方向に収納
して保持される。
【0021】又、ロータリーユニット108は、非回転
の中心軸(加圧制御軸)110を中心として回転し、現
像カートリッジD方向にスライド自在に収納された加圧
部材111が設けられており、この加圧動作によって、
現像カートリッジDの像坦持体100に対しての現像位
置規制を行うことができる。
【0022】(2)「現像カートリッジの構成」 各現像カートリッジDは、図21に示すように、現像剤
収納容器たる現像器29と、現像器29を覆うシェル3
0とから構成されている。
【0023】シェル30は、その内部で現像器29を回
転可能(自動可能)に収納する円筒状の部材であり、現
像器29の回転支軸114が貫通している。
【0024】現像器29は大きく分けて現像剤収納部た
るトナー収納部35とその隣の現像部36とからなり、
トナー収納部35には、トナーtを攪拌して現像部36
に搬送する攪拌部材34が設けられ、現像部36には、
現像スリーブ31、これにトナーを供給して又その上の
未現像のトナーを剥ぎ取る現像剤搬送ローラーたるトナ
ー搬送ローラー33、及び現像スリーブ31上に担持さ
れたトナーの層厚を制御し又電荷を付与する現像ブレー
ド32が設けられている。
【0025】更に、図21に示すように、トナー収納部
35のトナー残量検出の際、光透過方式を用いるが、こ
の検出のための光透過窓37a及び37bをトナー収納
部35の光路λ上に対向して設け、更にシェル30にも
同光路に透過穴132a及び132bを設けるシェル3
0の両側には脚部(図示せず)が設けられており、この
脚部が図20のロータリーユニット108の収納穴内に
設けられた段部108aに当接することにより、収納穴
内においてシェル30がロータリーユニット108に対
し非回転に保持される。
【0026】この脚部側と反対側のシェル30の面に
は、現像カートリッジDを現像位置に移動したときに、
シェル30内の現像器29の現像スリーブ31を像担持
体100と対向させるために、開口部30bが設けられ
ている。
【0027】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は前述のごとき問題点を解消し、現
像スリーブのフランジ結合によるパイプの端部の膨らみ
が少なく、フランジ振れ精度が良好で、しかも結合強度
が少なくとも現状以上の円筒体を製造し、従来の画質よ
りも更に高画質の画像を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる円筒体は、円筒
部材の端部内側にフランジ部材の結合部が嵌入された円
筒体であって、前記円筒部材の端部内側及び/又は前記
フランジ部材の外周部にローレット部を形成し、前記円
筒部材を加熱した後に前記フランジ部材を前記円筒部材
に嵌入させたことを特徴としている。
【0029】また、この発明に係わる円筒体において、
前記円筒部材の端部内側に形成された第1のローレット
と、前記フランジ部材の外周部に形成された第2のロー
レットとは、互いに直交する方向に設定されていること
を特徴としている。
【0030】また、この発明に係わる円筒体において、
前記円筒部材の端部内側には、互いに直交する第1のロ
ーレットが形成され、前記フランジ部材の外周部には、
前記第1のローレットに嵌合するとともに互いに直交す
る第2のローレットが形成されていることを特徴として
いる。
【0031】また、この発明に係わる円筒体において、
前記円筒体は、画像形成装置に用いられる現像スリーブ
であることを特徴としている。
【0032】また、この発明に係わる円筒体において、
前記円筒部材は、画像形成装置に用いられる感光ドラム
であることを特徴としている。
【0033】また、本発明に係わる円筒体の製造方法
は、円筒部材の端部内側にフランジ部材の結合部が嵌入
された円筒体を製造するための円筒体の製造方法であっ
て、前記円筒部材の端部内側及び/又は前記フランジ部
材の外周部にローレット部を形成し、前記円筒部材を加
熱した後に前記フランジ部材を前記円筒部材に嵌入させ
ることを特徴としている。
【0034】また、この発明に係わる円筒体の製造方法
において、前記円筒部材の端部内側に形成する第1のロ
ーレットと、前記フランジ部材の外周部に形成する第2
のローレットとは、互いに直交する方向に設定すること
を特徴としている。
【0035】また、この発明に係わる円筒体の製造方法
において、前記円筒部材の端部内側には、互いに直交す
る第1のローレットを形成し、前記フランジ部材の外周
部には、前記第1のローレットに嵌合するとともに互い
に直交する第2のローレットを形成することを特徴とし
ている。
【0036】また、この発明に係わる円筒体の製造方法
において、前記円筒体は、画像形成装置に用いられる現
像スリーブであることを特徴としている。
【0037】また、この発明に係わる円筒体の製造方法
において、前記円筒部材は、画像形成装置に用いられる
感光ドラムであることを特徴としている。
【0038】また、本発明に係わる円筒体の製造方法
は、円筒部材の端部内側にフランジ部材の結合部が嵌合
された円筒体を製造するための円筒体の製造方法であっ
て、前記円筒部材の端部内側と前記フランジ部材の結合
部をしまりばめの関係となる大きさに加工する加工工程
と、該円筒部材の端部を所定の温度に加熱して拡径さ
せ、該円筒部材の端部内側と前記フランジ部材の結合部
とをすきまばめの関係とする拡径工程と、前記円筒部材
の端部の冷却中に、該円筒部材の端部内側に前記フラン
ジ部材の結合部を嵌入させる嵌入工程とを具備し、前記
円筒部材の端部内周部及び/又は前記フランジの外周部
にローレット加工を施したものを結合させることを特徴
としている。
【0039】また、この発明に係わる円筒体の製造方法
において、前記円筒部材の端部内側に形成する第1のロ
ーレットと、前記フランジ部材の外周部に形成する第2
のローレットとは、互いに直交する方向に設定すること
を特徴としている。
【0040】また、この発明に係わる円筒体の製造方法
において、前記円筒部材の端部内側には、互いに直交す
る第1のローレットを形成し、前記フランジ部材の外周
部には、前記第1のローレットに嵌合するとともに互い
に直交する第2のローレットを形成することを特徴とし
ている。
【0041】また、この発明に係わる円筒体の製造方法
において、前記円筒体は、画像形成装置に用いられる現
像スリーブであることを特徴としている。
【0042】また、この発明に係わる円筒体の製造方法
において、前記円筒部材は、画像形成装置に用いられる
感光ドラムであることを特徴としている。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明するのであるが、その前に本発明の概要につ
いて説明する。
【0044】本発明は、円筒部材の端部内側にフランジ
部材の結合部が嵌合された円筒体に関し、この円筒部材
を加熱し、円筒部材の端部内周部及び/又はフランジの
外周部に相互に直角方向になるようにローレット加工を
施したものを、嵌入させるものである。
【0045】本発明に係わる画像形成装置の現像スリー
ブは、フランジの結合部外周とパイプの端部内周にロー
レット加工を施し、加熱装置にてパイプの径をフランジ
が接触しない大きさにまで拡げてフランジを挿入し、そ
のままの状態でパイプを冷却収縮させ、フランジ部のロ
ーレット部とパイプのローレット部が噛み合わさり、結
合される。パイプの冷却収縮時にもフランジの位置をロ
ボットハンドでしっかりと固定して結合するため、ロー
レット同士が重なって刃の噛み合いが生じても、フラン
ジがパイプに対して真っ直ぐ入るため、画像ムラの原因
であるフランジ振れが少ない。また、パイプの冷却収縮
時に、ローレットの山同士の潰し合いが起き、尚且つ、
ローレットの各部(空間領域)に潰れた材料が入り込む
ため、パイプ表面の結合部の膨らみが大幅に低減され、
真円度、円筒度が良くなる。更に、結合後のフランジ振
れ精度も優れており、尚且つ、フランジ側とパイプ側の
ローレットの溝が噛み合わさっているためフランジ結合
強度が高い。
【0046】また、ローレット加工の替わりにパイプと
フランジに嵌め合いの凹凸形状をつけた場合にも、パイ
プを加熱し拡径し、フランジを所定の位置に挿入後、パ
イプを冷却し、パイプとフランジの凹凸形状を位置精度
良く嵌め合わせており、結果的にフランジの結合精度を
向上させることができる。しかもパイプとフランジの締
め代を必要充分な結合強度となるように調整することに
よって、結合後のフランジの外径の膨らみを極力抑制で
き、工業的価値が非常に高い。
【0047】以下、本発明の好適な実施形態について、
添付図面を参照して説明する。
【0048】(第1の実施形態)以下、第1の実施形態
について説明する。
【0049】図1(a)は本発明の第1の実施形態の現
像スリーブの非駆動側フランジの側面図である。
【0050】図1(b)は本発明の第1の実施形態の現
像スリーブの非駆動側フランジの下面図である。
【0051】図2(a)は本発明の第1の実施形態の現
像スリーブパイプの側断面図である。
【0052】図2(b)は本発明の第1の実施形態の現
像スリーブパイプの外観斜視図である。
【0053】図3は第1の実施形態のローレット部の結
合前の拡大図である。
【0054】図4は第1の実施形態のローレット部の結
合後の拡大図である。
【0055】この第1の実施形態は、図1及び図2に示
すように、フランジ2の外周面にその中心軸と平行なロ
ーレット3を形成し、現像スリーブパイプ4のフランジ
2が嵌合する部分にインロー加工を施し、その内面に現
像スリーブパイプ4の中心軸と直交する加工溝5を形成
したものである。このフランジ2を現像スリーブパイプ
4に加熱嵌め結合させると、結合前の図3に示すように
尖っていたローレット3の先端部が、結合後には図4に
示すようにつぶれるとともに現像スリーブパイプ4に食
い込み、結合強度が得られる。
【0056】次に具体例について説明する。
【0057】[第1の実施例] (1)駆動側フランジ(嵌合部外径φ18.020m
m、嵌合長10mm、軸部外径12.1mm、全長30
mm)を、外径φ20mm、内径φ18.000mmの
インロー加工したアルミニウムパイプ(材質:A606
3)に圧入した。
【0058】(2)パイプローレット加工 このアルミニウムパイプ4の駆動側フランジを圧入した
反対側(非駆動側)の端部の内周嵌合部に深さ0.5m
mで幅ピッチ1mmの加工溝5を図2(a)、(b)に
示すように7本形成した。このパイプの加工後の内径を
測定したところφ18.500mm、であった。
【0059】(3)センターレス研削 このパイプを図17、図18のように、センターレス研
削機にかけ、パイプ部分4とフランジ部分2を同時に
0.1mm研削した。このとき、パイプの両端を基準と
してパイプの振れは10μm、フランジの振れは5μm
であった。
【0060】センターレス研削についての詳細は、特開
平5−228810号公報、特開平5−253819号
公報および特開平6−210559号公報に記載されて
いる。
【0061】(4)コート この素管に、カーボンブラック粉末1重量部とグラファ
イト粉末9重量部を5重量部のフェノール樹脂に分散さ
せた塗料をメタノールで希釈し、エアスプレーコート
(図15参照)でスリーブ素管にカーボン層を8μmコ
ートした後、150℃で30分乾燥した。
【0062】(5)非駆動側フランジローレット加工 図1に示すように、フランジ2の嵌合部の軸方向にロー
レット加工3を施した。
【0063】このときのフランジ2の寸法は以下のよう
になっている。
【0064】全長:25.0±0.1mm 嵌合部長さ:5.0±0.1mm、 嵌合部最大外径:φ18.510mm 嵌合部軸方向ローレット溝深さ:0.5mm ローレット溝ピッチ:1mm 軸部長さ:20.0±0.1mm 軸部外径:φ12.1±0.01mm 軸部内径:φ5.0±0.1mm 嵌合部内径:φ9.5±0.1mm φ12mm線状アルミニウム材質;A5056 以上の寸法で非駆動側ローレットフランジを作製した。
【0065】このフランジ100個の嵌合部を基準とし
た軸部の同軸度を測定したところ最大5μm、最小1μ
m、平均2.8μmであった。
【0066】(6)加熱嵌め 室温に冷却されたパイプ4の中にマグネットローラを入
れ、パイプ4とフランジ2をセットし、図19に示すよ
うな高周波加熱嵌め装置を用いてパイプ4の端部の表面
温度を180℃に1秒間加熱し、その間にフランジ4を
嵌入し、すばやく空気冷却してフランジを結合した(図
9参照)。このフランジ2を結合した現像スリーブは、
寸法精度でパイプ両端基準でフランジ軸部の振れ6μm
と非常に良好であった。このようにして現像スリーブを
完成させた。このときの非駆動側フランジ嵌合部分の円
筒度および真円度を測定したところ、円筒度(膨らみ)
3.7μm、真円度最大2.5μmであった。
【0067】(7)画出しテスト このようにして製造された現像スリーブを、図20に示
したような電子写真の多色現像画像形成装置に取付けて
画像出しテストを行なったところ、従来の画像よりも非
常に優れた鮮明画像が得られた。さらに、5万枚の耐久
テストにおいても何ら問題がなかった。そして5万枚耐
久テストの終了後、このスリーブの非駆動側フランジの
回転強度および引き抜き強度をトルクゲージを用いて測
定したところ、30kgfcm以上で全く問題がなかっ
た。
【0068】[第2の実施例]第1の実施例と同じ条件
で、非駆動側のフランジ加熱ばめ部およびパイプインロ
ー部のローレット加工の溝の深さを0.3mmにして、
他は同じ寸法で加熱嵌め結合を行なったところ、結合後
のフランジの振れ精度は4μmと良好であり、しかも回
転強度および引き抜き強度も22kgfcmと良好であ
った。また、画像出しテストでも、やはり第1の実施例
と同様の非常に良好な結果を得た。このときの非駆動側
フランジ嵌合部分の円筒度および真円度を測定したとこ
ろ、円筒度(膨らみ)3.5μm、真円度最大2.3μ
mであった。
【0069】[第3の実施例]第1の実施例と同じ条件
で、非駆動側のフランジ部だけに深さ0.5mm、ピッ
チ1mmのローレット加工を施し、パイプ部には溝を切
らずに、他の条件は第1の実施例と同様に加熱嵌め結合
を行なったところ、結合後のフランジの振れ精度は8μ
mと良好であり、しかも回転強度および引き抜き強度も
30kgfcm以上と良好であった。画像出しテストで
も、やはり第1の実施例と同様に非常に良好な結果を得
た。このときの非駆動側フランジ嵌合部分の円筒度およ
び真円度を測定したところ、円筒度(膨らみ)2.9μ
m、真円度最大1.6μmであった。
【0070】[第4の実施例]第1の実施例と同じ条件
で、非駆動側のフランジ嵌合部外周にはローレット加工
をせずに、パイプ側端部インロー部のみローレット加工
の溝を深さ0.5mmに施して、他は第1の実施例と同
じにして加熱嵌め結合を行なったところ、フランジの振
れ精度は10μmと良好であり、しかも回転強度および
引き抜き強度も30kgfcm以上と良好であった。ま
た、画像出しテストでも、やはり第1の実施例と同様に
非常に良好な結果を得た。このときの非駆動側フランジ
嵌合部分の円筒度および真円度を測定したところ、円筒
度(膨らみ)3.8μm、真円度最大2.5μmであっ
た。
【0071】(第2の実施形態)以下、第2の実施形態
について説明する。
【0072】この第2の実施形態は、フランジの外周面
に螺旋状のローレットを形成し、円筒パイプのフランジ
が嵌合する部分にも螺旋状のローレットを形成したもの
である。このフランジを円筒パイプに加熱嵌め結合させ
ると、フランジのローレットが円筒パイプのローレット
に嵌合し、結合強度が得られる。
【0073】[実施例]φ30mm、長さ330mm、
肉厚0.8mm、内径28.6mm、パイプ振れ精度3
0μmのA6063アルミ合金パイプに、切削シリンダ
ーにより、両端部内径に螺旋状の深さ0.5mm、ピッ
チ1mmのローレット加工を施し、カゼインのアンモニ
ア水溶液(ガゼイン11.2g、28%アンモニア水1
g、水222ml)を浸漬コーティング法で塗工し、乾
燥して、塗工量1.0g/cm2の下引層を形成した。
【0074】次に、アルミニウムクロライドフタロシア
ニン1重量部、ブチラール樹脂(商品名;エスレックB
M−2;積水化学(株)製)1重量部とイソプロピルア
ルコール30重量部をボールミル分散機で4時間分散し
た。この分散液を、先に形成した下引層の上に浸漬コー
ティング法で塗工し、乾燥して電荷発生層を形成した。
このときの膜厚は0.3μmであった。
【0075】また、1重量部のヒドラゾン化合物、ポリ
スルフォン樹脂(商品名;P1700;ユニオンカーバ
イト社製)1重量部とモノクロルべンゼン6重量部を混
合し、攪拌機で攪拌溶解した。この液を電荷発生層の上
に浸漬コーティング法で塗工し、乾燥して膜厚2μmの
電荷輸送層を形成して、感光ドラムを作製した。
【0076】これにローレット溝加工を施した嵌合部外
径28.61mmのギヤ付きアルミフランジを第1の実
施形態の第1の実施例と同様の加熱嵌めで両側を結合
し、同様の画像形成装置に取り付けて画像出しテストを
行なった。その結果、フランジ振れ精度は10μmと良
好で更に画像評価でもムラがなく非常に良好な結果が得
られた。また、耐久性も良く、フランジ結合強度も30
kgfcm以上で充分であった。一般に感光ドラムのフ
ランジ振れ精度は現像スリーブよりも許容範囲が広く、
30μm以下であれば、良好な画像が得られる。
【0077】このときの両側のフランジ嵌合部分の円筒
度および真円度を測定したところ、円筒度(膨らみ)
3.0μm、真円度最大2.5μmであった。
【0078】(第3の実施形態)以下、第3の実施形態
について説明する。
【0079】図5は本発明の第3の実施形態の第1の実
施例の非駆動側フランジの側面図である。
【0080】図6は本発明の第3の実施形態の第1の実
施例の非駆動側フランジの下面図である。
【0081】図7は本発明の第3の実施形態の第1の実
施例の現像スリーブパイプの上面図である。
【0082】図8は本発明の第3の実施形態の第1の実
施例の現像スリーブパイプの側面図である。
【0083】図10は本発明の第3の実施形態の第2の
実施例の非駆動側フランジの側面図である。
【0084】図11は本発明の第3の実施形態の第2の
実施例の非駆動側フランジの下面図である。
【0085】図12は本発明の第3の実施形態の第2の
実施例の現像スリーブパイプの上面図である。
【0086】図13は本発明の第3の実施形態の第2の
実施例の現像スリーブパイプの断面図である。
【0087】この第3の実施形態は、図5乃至図13に
示すように、フランジ40の外周面にその中心軸と平行
な方向及び垂直な方向に凸部38,39を形成し、現像
スリーブパイプ45のフランジ40が嵌合する部分にイ
ンロー加工を施し、その内面にフランジ40の凸部3
8,39に嵌合する凹部42,43を形成したものであ
る。このフランジ40を現像スリーブパイプ45に加熱
嵌め結合させると、フランジ40の凸部38,39が現
像スリーブパイプ45の凹部42,43に嵌合し、結合
強度が得られる。
【0088】[第1の実施例] (1)第1の実施形態の第1の実施例と同様に駆動側フ
ランジを圧入した。
【0089】(2)パイプローレット加工 このパイプ45のフランジを圧入した反対側(非駆動
側)のインロー部の端部内周嵌合部分の端部から2mm
の位置に、円周方向に深さ0.06mmで幅0.5mm
の加工溝を1本形成した。そしてパイプ45のインロー
部に深さ0.06mmで幅0.5mmのローレット加工
溝を軸方向に中心から対称の位置に2本形成した。この
パイプのインロー加工部の最大内径を測定したところφ
18.500mm、であった(図7及び図8)。
【0090】(3)センターレス研削 第1の実施形態の第1の実施例と同様にセンターレス研
削を行なった。
【0091】(4)カーボンコート 第1の実施形態の第1の実施例と同様にカーボンコート
を行なった。
【0092】(5)非駆動側フランジブローチ山加工
(凸部38,39の加工) フランジの寸法は以下のようなものである。
【0093】全長:25.0±0.1mm 嵌合部長さ:5.0±0.1mm、嵌合部最大外径:φ
18.500mm 嵌合部円周方向ブローチ山の凸部高さ:0.06mm、
凸部の形状:角型ブローチ山の幅:0.5mm、山の位
置:鍔下から2mm 嵌合部軸方向ブローチ山の凸部高さ:0.06mm、凸
部の形状:角型ブローチ山の幅:0.5mm、山の位
置:嵌合部中心に対称の位置2本 軸部41の長さ:20.0±0.1mm 軸部41の外径:φ12.1±0.01mm 軸部41の内径:φ5.0±0.1mm 嵌合部内径:φ9.5±0.1mm φ12mm線状アルミニウム材質:A5056 以上の寸法で非駆動側フランジを作製した(図5及び図
6参照)。
【0094】このフランジ100個の嵌合部基準の軸部
の同軸度を測定したところ最大5μm、最小1μm、平
均2.8μmであった。
【0095】(6)加熱嵌め 室温に冷却されたパイプ45の中にマグネットローラを
入れ、パイプ45とフランジ40のかみ合わせの位置を
合わせてセットし、高周波加熱嵌め装置(図19参照)
を用いてパイプの端部の表面温度を180℃に1秒間加
熱し、その間にフランジ40を嵌入し、すばやく空気冷
却してフランジを結合した。パイプ45とフランジ40
の噛み合わせ位置は互いのローレットの嵌合にて結合位
置精度が非常に良好になり、一方、膨らみも2μmと良
好であった。このフランジを結合したスリーブの寸法精
度は、パイプ両端基準でフランジ軸部の振れ3μmと第
1の実施形態よりも更に良好であった。このようにして
現像スリーブを完成させた。このときの非駆動側フラン
ジ嵌合部分の円筒度および真円度を測定したところ、円
筒度1.4μm、真円度最大1.1μmであった。
【0096】(7)画出しテスト このようにしてできた現像スリーブを、図20に示すよ
うな電子写真の多色現像画像形成装置に取付けて画像出
しテストを行なったところ、従来の画像よりも非常に優
れた鮮明画像が得られた。さらに、5万枚の耐久テスト
においても何ら問題がなかった。そして5万枚耐久終了
後、このスリーブの非駆動側フランジの回転強度および
引き抜き強度をトルクゲージを用いて測定したところ、
30kgfcm以上で全く問題がなかった。
【0097】[第2の実施例]第1の実施例と同じ条件
で、非駆動側フランジのブローチ山加工の形状とパイプ
端部内側の溝の形状を三角形状にして(図10乃至図1
3参照)、第1の実施例と同じ締め代で実験を行なった
ところ、結果は第1の実施例と同様の良好な結果を得
た。
【0098】[第1の比較例]第1の実施形態の第1の
実施例と同じ条件で、非駆動側のフランジおよびパイプ
インロー部に凹凸部を施さずに、締め代を20μmとっ
て加熱嵌め結合を行なった。その結果、フランジ結合強
度は30kgfcm以上と良好であり、パイプ両端基準
でのフランジ振れも10μmであったが、画像出しをし
たところスリーブ端部の膨らみによるトナー付着量の違
いが生じ、そのため第1の実施形態の第1乃至第3の実
施例の場合よりも画質がやや劣っていた。このときの非
駆動側フランジ嵌合部分の円筒度および真円度を測定し
たところ、円筒度(膨らみ)25μm、真円度最大18
μmであった。
【0099】[第2の比較例]第1の実施形態の第1の
実施例と同じ条件で、非駆勤側のフランジおよびパイプ
インロー部にローレット加工を施さずに、締め代をほぼ
0μmで加熱嵌め結合を行なった。その結果、パイプ両
端基準でのフランジ振れは10μmであり、画像出しを
したところ、第1の実施形態の第1乃至第3の実施例の
場合と同様、非常に良い画像であった。このときの非駆
動側フランジ嵌合部分の円筒度および真円度を測定した
ところ、円筒度(膨らみ)1.5μm、真円度最大1.
1μmであった。しかし、フランジ結合強度は10kg
fcm以下であり、画出し耐久500枚でフランジが外
れてしまった。
【0100】なお、上記の実施形態では、本発明を画像
形成装置の現像スリーブと感光ドラムに適用した場合に
ついて説明したが、本発明は、その他の円筒部材とフラ
ンジ部材の結合に広く適用可能である。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
円筒部材端部の膨らみが少なく、結合フランジ振れも少
なく、従来よりも高精細な画質を得ることが出来る。
【0102】また、フランジ結合強度も優れているた
め、耐久性も充分にあるスリーブ及び感光ドラムを供給
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の現像スリーブの非駆
動側フランジを示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の現像スリーブパイプ
を示す図である。
【図3】第1の実施形態のローレット部の結合前の拡大
図である。
【図4】第1の実施形態のローレット部の結合後の拡大
図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の第1の実施例の非駆
動側フランジの側面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の第1の実施例の非駆
動側フランジの下面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の第1の実施例の現像
スリーブパイプの上面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態の第1の実施例の現像
スリーブパイプの側面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態のフランジを現像スリ
ーブパイプに加熱ばめ結合した図である。
【図10】本発明の第3の実施形態の第2の実施例の非
駆動側フランジの側面図である。
【図11】本発明の第3の実施形態の第2の実施例の非
駆動側フランジの下面図である。
【図12】本発明の第3の実施形態の第2の実施例の現
像スリーブパイプの上面図である。
【図13】本発明の第3の実施形態の第2の実施例の現
像スリーブパイプの断面図である。
【図14】現像スリーブの精度を示す図である。
【図15】現像スリーブにカーボンをスプレーコートす
る様子を示す図である。
【図16】現像スリーブの完成図である。
【図17】現像スリーブパイプのセンターレス加工の上
面図である。
【図18】現像スリーブパイプのセンターレス加工の側
面図である。
【図19】加熱嵌め装置の構成を示す図である。
【図20】従来の多色画像形成装置の断面図である。
【図21】従来のカートリッジの断面図である。
【符号の説明】
1 軸部 2 フランジ 3 ローレット 4 パイプ 5 ローレット 38 凸部 39 凸部 40 フランジ 41 軸部 42 凹部 43 凹部 100 像坦持体 101 給紙部 102 用紙 103 転写ドラム 104 定着ユニット 105 排紙部 106 排紙トレー 107 光学ユニット 108 ロータリーユニット 108a 段部 D 現像カートリッジ Dy イエロー現像カートリッジ Dm マゼンタ現像カートリッジ Dc シアン現像カートリッジ Db ブラック現像カートリッジ 110 中心軸(加圧制御軸) 111 加圧部材 114 回転支軸

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部材の端部内側にフランジ部材の結
    合部が嵌入された円筒体であって、 前記円筒部材の端部内側及び/又は前記フランジ部材の
    外周部にローレット部を形成し、前記円筒部材を加熱し
    た後に前記フランジ部材を前記円筒部材に嵌入させたこ
    とを特徴とする円筒体。
  2. 【請求項2】 前記円筒部材の端部内側に形成された第
    1のローレットと、前記フランジ部材の外周部に形成さ
    れた第2のローレットとは、互いに直交する方向に設定
    されていることを特徴とする請求項1に記載の円筒体。
  3. 【請求項3】 前記円筒部材の端部内側には、互いに直
    交する第1のローレットが形成され、前記フランジ部材
    の外周部には、前記第1のローレットに嵌合するととも
    に互いに直交する第2のローレットが形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の円筒体。
  4. 【請求項4】 前記円筒体は、画像形成装置に用いられ
    る現像スリーブであることを特徴とする請求項1に記載
    の円筒体。
  5. 【請求項5】 前記円筒部材は、画像形成装置に用いら
    れる感光ドラムであることを特徴とする請求項1に記載
    の円筒体。
  6. 【請求項6】 円筒部材の端部内側にフランジ部材の結
    合部が嵌入された円筒体を製造するための円筒体の製造
    方法であって、 前記円筒部材の端部内側及び/又は前記フランジ部材の
    外周部にローレット部を形成し、前記円筒部材を加熱し
    た後に前記フランジ部材を前記円筒部材に嵌入させるこ
    とを特徴とする円筒体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記円筒部材の端部内側に形成する第1
    のローレットと、前記フランジ部材の外周部に形成する
    第2のローレットとは、互いに直交する方向に設定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の円筒体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記円筒部材の端部内側には、互いに直
    交する第1のローレットを形成し、前記フランジ部材の
    外周部には、前記第1のローレットに嵌合するとともに
    互いに直交する第2のローレットを形成することを特徴
    とする請求項6に記載の円筒体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記円筒体は、画像形成装置に用いられ
    る現像スリーブであることを特徴とする請求項6に記載
    の円筒体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記円筒部材は、画像形成装置に用い
    られる感光ドラムであることを特徴とする請求項6に記
    載の円筒体の製造方法。
  11. 【請求項11】 円筒部材の端部内側にフランジ部材の
    結合部が嵌合された円筒体を製造するための円筒体の製
    造方法であって、 前記円筒部材の端部内側と前記フランジ部材の結合部を
    しまりばめの関係となる大きさに加工する加工工程と、 該円筒部材の端部を所定の温度に加熱して拡径させ、該
    円筒部材の端部内側と前記フランジ部材の結合部とをす
    きまばめの関係とする拡径工程と、 前記円筒部材の端部の冷却中に、該円筒部材の端部内側
    に前記フランジ部材の結合部を嵌入させる嵌入工程とを
    具備し、 前記円筒部材の端部内周部及び/又は前記フランジの外
    周部にローレット加工を施したものを結合させることを
    特徴とする円筒体の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記円筒部材の端部内側に形成する第
    1のローレットと、前記フランジ部材の外周部に形成す
    る第2のローレットとは、互いに直交する方向に設定す
    ることを特徴とする請求項11に記載の円筒体の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記円筒部材の端部内側には、互いに
    直交する第1のローレットを形成し、前記フランジ部材
    の外周部には、前記第1のローレットに嵌合するととも
    に互いに直交する第2のローレットを形成することを特
    徴とする請求項11に記載の円筒体の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記円筒体は、画像形成装置に用いら
    れる現像スリーブであることを特徴とする請求項11に
    記載の円筒体の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記円筒部材は、画像形成装置に用い
    られる感光ドラムであることを特徴とする請求項11に
    記載の円筒体の製造方法。
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