JP2021001953A - 現像ローラ - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、長期にわたって高品質な画像が得られる現像ローラを提供することを目的とする。
図1に示すように、本発明の現像ローラ10は、円筒状基材11と、円筒状基材11の外周に設けられた弾性層17と、円筒状基材11の長手方向Yの両端に固定される一対の軸部材14とを備える。なお、図1は、現像ローラ10の一端のみ示しているが、他端についても同様である。
円筒状基材11は、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼、真鍮等の金属で構成されることが好ましい。このような円筒状基材11は「芯金」と言い換えることができる。円筒状基材11は、導電性を有するものであることが好ましい。また、軸部材14からの熱を、円筒状基材11の長手方向Yへ逃がすことを考慮すると、熱伝導が良いアルミニウムがより好ましい。
円筒状基材11は、1つの材質で構成されていてよく、2以上の材質から構成されていてもよい。また、円筒状基材11は、積層構造でもよく、表面にメッキ処理を施されていてもよい。
弾性層17は、ゴム組成物を円筒状基材11の外周面に加熱硬化して形成される。弾性層17を形成するためのゴム組成物は、ゴムと、導電性付与剤と、所望により各種添加剤とを含有するのが好ましい。
シリコーンゴム組成物としては、例えば、付加硬化型ミラブル導電性シリコーンゴム組成物、及び付加硬化型液状導電性シリコーンゴム組成物等が挙げられる。
付加硬化型ミラブル導電性シリコーンゴム組成物は、例えば、(A)下記平均組成式(1)で示されるオルガノポリシロキサン、(B)充填材、(C)導電性付与剤を含有するものであってよい。
R1 nSiO(4−n)/2 …(1)
式(1)中、nは1.95以上2.05以下の正数を示す。また、R1は、同一又は異なっていてよい、置換又は非置換の一価の炭化水素基を示す。炭化水素基の炭素原子数は、好ましくは1以上12以下であり、より好ましくは1以上8以下である。
付加硬化型液状導電性シリコーンゴム組成物は、例えば、(D)分子中に2つ以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンと、(E)分子中にケイ素原子と結合する水素原子を2つ以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、(F)充填材と、(G)導電性付与剤と、(H)付加反応触媒と、を含有していてよい。
R4 aSiO(4−a)/2 …(2)
式(2)中、aは1.5以上2.8以下の正数を示し、好ましくは1.8以上2.5以下、より好ましくは1.95以上2.05以下である。また、R4は、同一又は異なっていてよい、置換又は非置換の一価の炭化水素基を示す。ただし、一分子中のR4のうち少なくとも2つはアルケニル基である。炭化水素基の炭素原子数は、好ましくは1以上12以下であり、より好ましくは1以上8以下である。
R5 bHcSiO(4−b−c)/2 …(3)
式(3)中、bは0.7以上2.1以下の正数を示し、cは0.001以上1.0以下の正数を示し、b−cは0.8以上3.0以下である。また、R5は、同一又は異なっていてよい、置換又は非置換の一価の炭化水素基を示す。炭化水素基の炭素原子数は、1以上10以下であることが好ましい。なお、R5としては、上記R1として例示した基と同じ基が例示できる。
軸部材14は、円筒状基材11の内空に挿入される円筒部15及び円筒部15より外径が大きいフランジ部16を有する導電樹脂部材12と、導電樹脂部材12の中心軸Aに沿って配置され、導電樹脂部材12と一体成型された金属軸体13とを備える。
導電樹脂部材12と金属軸体13とは、モールド成型により一体成型されてもよい。この場合、金型内に金属軸体13を配置して、熱可塑性樹脂組成物を流し込んで作製することができる。
また、導電樹脂部材12と金属軸体13とは、熱融着により一体成型されてもよい。
熱カシメ機を用い、200℃で5分加熱することにより、作製することができる。
導電樹脂部材12の樹脂材料としては、例えば、ポリアセタール(ポリオキシメチレン、POM)、ポリアミド樹脂(例えば、ポリアミド6、ポリアミド6・6、ポリアミド12、ポリアミド4・6、ポリアミド6・10、ポリアミド6・12、ポリアミド11、ポリアミドMXD6(メタキシレンジアミンとアジピン酸とから得られるポリアミド)等)、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアリレート、液晶ポリマー、ポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、ポリスチレン、ポリエチレンなどが挙げられる。その他、メラミン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂等を用いることもできる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
さらに、導電樹脂部材12は、耐熱性の観点から、ガラス強化されたポリブチレンテレフタレートが好ましい。ガラス強化されたポリブチレンテレフタレートを用いることにより、弾性層17を形成する前に、円筒状基材11と軸部材14とを溶融接着することが可能である。
図2に示すように、別の実施形態における導電樹脂部材22は、導電樹脂部材22の円筒部15の外周面に円錐形の凸部22aが複数設けられている。この場合、円筒部15と接する円筒状基材21の内壁に凹部21aが設けられていることが好ましい。円筒状基材21の凹部21aと導電樹脂基材22の凸部22aとが勘合することによって、回転による、導電樹脂部材22と円筒状基材21とのズレを防止することができる。
また、図3に示すように、さらに別の実施形態における導電樹脂部材32は、導電樹脂部材32の円筒部15の外周面に、円筒状基材31の長手方向Yに沿ってリブ状の凸部32aが複数設けられている。この場合、円筒部15と接する円筒状基材31の内壁に、リブ状の凸部32aと勘合する凹部31aが設けられていることが好ましい。
金属軸体13は、例えば、硫黄快削鋼(SUM)、アルミニウム、ステンレス鋼等が挙げられる。また、これらに、ニッケル、亜鉛めっき等を施したものも用いることができる。
金属軸体13は、円筒状記載11に、圧入、溶融接着、又は超音波接着で挿入して固定することができる。
金属軸体13の摺動部13aの算術平均粗さRaは、0.8以上6.3以下であることが好ましい。表面粗さを上記範囲とすることにより、相手部材(不図示)との摺動熱を小さくすることができる。摺動熱は、軸部材14から現像ローラ10の表面へ伝わり、現像剤を溶かす原因となっていた。しかし、この摺動熱を小さくすることにより、現像剤の損傷を防止することができ、高品質な画像を提供することができる。
なお、金属軸体13の摺動部13aの算術平均粗さRaは、JIS B 0601―1994に準じ、先端半径2μmの測定プローブを備えた表面粗さ計(商品名「590A」、株式会社東京精密製)で、測定長2.4mm、カットオフ波長0.8mm、カットオフ種別ガウシアンにより、少なくとも3点における表面粗さの平均値とする。
被覆層18は、弾性層17の外周であって、現像ローラ10の最表面に設けられるものである。被覆層18は、弾性層17、又は、所望により形成されたプライマー層の外周面に、被覆層用樹脂組成物を塗工し、次いで、塗工された被覆層用樹脂組成物を加熱硬化させて形成される。被覆層18はウレタン樹脂からなることが好ましい。ウレタン樹脂は、ポリオール成分とポリイソシアネート成分との重合体であることが好ましい。
伸び率(%)=(L2/L1)×100 …(i)
被覆層18の外周面には、現像剤の担持性能の改善等を目的として表面処理が施されていてもよい。
11、21、31 円筒状基材
13a 摺動部
21a、31a 凹部
12、22、32、42、52 導電樹脂部材
22a、32a 凸部
13 金属軸体
14 軸部材
15 円筒部
16 フランジ部
17 弾性層
18 被覆層
Claims (8)
- 円筒状基材と、該円筒状基材の外周に設けられた弾性層と、前記円筒状基材の長手方向の両端に固定される一対の軸部材とを備える現像ローラであって、
前記軸部材が、前記円筒状基材の内空に挿入される円筒部及び該円筒部より外径が大きいフランジ部を有する導電樹脂部材と、該導電樹脂部材の中心軸に沿って配置され、前記導電樹脂部材と一体成型された金属軸体とを備えた現像ローラ。 - 前記導電樹脂部材と前記金属軸体とが、モールド成型により一体成型される請求項1記載の現像ローラ。
- 前記導電樹脂部材と前記金属軸体とが、熱融着により一体成型される請求項1記載の現像ローラ。
- 前記導電樹脂部材が120℃以上の耐熱性を有する請求項1から3いずれか1項記載の現像ローラ。
- 前記円筒状基材が、アルミニウムからなる請求項1から4いずれか1項記載の現像ローラ。
- 前記円筒状基材の内壁に凹部が設けられ、前記導電樹脂部材の前記円筒部の外周面に、前記凹部と勘合する凸部が設けられている請求項1から5いずれか1項記載の現像ローラ。
- 前記導電樹脂部材の前記円筒部の外周に、ローレット加工が施されている請求項1から6いずれか1項記載の現像ローラ。
- 前記円筒状基材の厚さが、0.5mm以上2.0mm以下である請求項1から7いずれか1項記載の現像ローラ。
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